JP2970576B2 - ディスク選曲装置 - Google Patents
ディスク選曲装置Info
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディスクチェンジ
ャー機構を具備したディスク選曲装置に関し、特に所望
の曲を素早く選曲できる装置に関する。
ャー機構を具備したディスク選曲装置に関し、特に所望
の曲を素早く選曲できる装置に関する。
【０００２】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来よ
り、ディスクチェンジャーにおいて、複数のディスクに
記録された曲の内容を短時間で検索して所望の曲を再生
できる装置が望まれており、インデックス情報を手で打
ち込んだり、通常のディスクにインデックス情報を書き
込んでおくフォーマットが提案されている。
り、ディスクチェンジャーにおいて、複数のディスクに
記録された曲の内容を短時間で検索して所望の曲を再生
できる装置が望まれており、インデックス情報を手で打
ち込んだり、通常のディスクにインデックス情報を書き
込んでおくフォーマットが提案されている。
【０００３】この方法は、前者の方法の場合には手間が
かかるものであり、後者の方法の場合にはいわゆるメニ
ュー画面で提供され、メロデー等の音はうろ覚えである
が、曲名或いは歌詞までは覚えていないというような場
合には、検索が難しいというものであった。また、装置
の提供にあたっても回路規模の小型化が望まれているも
のであった。
かかるものであり、後者の方法の場合にはいわゆるメニ
ュー画面で提供され、メロデー等の音はうろ覚えである
が、曲名或いは歌詞までは覚えていないというような場
合には、検索が難しいというものであった。また、装置
の提供にあたっても回路規模の小型化が望まれているも
のであった。
【０００４】そこで、本願発明は前記の問題点を解決し
て、メロデー等の音情報のみにより素早く選曲できると
共に、より回路規模の小型化を図った装置を提供しよう
というものである。
て、メロデー等の音情報のみにより素早く選曲できると
共に、より回路規模の小型化を図った装置を提供しよう
というものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、次の１）〜３）に記載の手段より成る。
すなわち、 １）複数のディスクを収納したディスク収納部と、前記
複数のディスクの中から一枚のディスクを引き出して所
定の演奏位置に装着するための引き出し手段と、この装
着されたデイスクを再生のために回転させる回転駆動手
段と、この回転駆動されたディスクから信号を再生する
読み出し手段と、このヘッド手段により再生された変調
信号を復調するための復調手段とを少なくとも具備し
て、前記収納された複数のディスクから所望のディスク
を選択して再生するディスクチェンジャー機構を有した
ディスク選曲装置において、前記復調手段から出力され
たリニア復調信号から所定の情報を間引く音情報圧縮手
段と、この圧縮信号と前記リニア復調信号とが供給され
るように設けられた記憶手段と、前記音情報圧縮手段か
ら供給される圧縮信号と前記リニア復調信号とを前記記
憶手段に選択可能に供給させるための制御手段とを設
け、この制御手段により前記複数のディスクに記録され
た曲内の選択可能に指定される一部を前記選択的に切り
換えられた信号形態に応じて前記記憶手段に記憶させる
ようにしたことを特徴とするディスク選曲装置。
決するために、次の１）〜３）に記載の手段より成る。
すなわち、 １）複数のディスクを収納したディスク収納部と、前記
複数のディスクの中から一枚のディスクを引き出して所
定の演奏位置に装着するための引き出し手段と、この装
着されたデイスクを再生のために回転させる回転駆動手
段と、この回転駆動されたディスクから信号を再生する
読み出し手段と、このヘッド手段により再生された変調
信号を復調するための復調手段とを少なくとも具備し
て、前記収納された複数のディスクから所望のディスク
を選択して再生するディスクチェンジャー機構を有した
ディスク選曲装置において、前記復調手段から出力され
たリニア復調信号から所定の情報を間引く音情報圧縮手
段と、この圧縮信号と前記リニア復調信号とが供給され
るように設けられた記憶手段と、前記音情報圧縮手段か
ら供給される圧縮信号と前記リニア復調信号とを前記記
憶手段に選択可能に供給させるための制御手段とを設
け、この制御手段により前記複数のディスクに記録され
た曲内の選択可能に指定される一部を前記選択的に切り
換えられた信号形態に応じて前記記憶手段に記憶させる
ようにしたことを特徴とするディスク選曲装置。
【０００６】２）請求項１記載のディスク選曲装置にお
いて、前記圧縮手段の前段側にリニア復調信号の時間軸
を圧縮する時間軸圧縮手段と、この時間軸圧縮信号又は
前記リニア復調信号から帯域を制限するフィルタ手段と
の少なくとも一つを設け、この設けられた手段のＯＮ及
びＯＦＦ動作を前記制御手段に行わせるようにしたこと
を特徴とするディスク選曲装置。
いて、前記圧縮手段の前段側にリニア復調信号の時間軸
を圧縮する時間軸圧縮手段と、この時間軸圧縮信号又は
前記リニア復調信号から帯域を制限するフィルタ手段と
の少なくとも一つを設け、この設けられた手段のＯＮ及
びＯＦＦ動作を前記制御手段に行わせるようにしたこと
を特徴とするディスク選曲装置。
【０００７】３）請求項１又は２記載のディスク選曲装
置において、前記曲内の一部は、次の（１）乃至（６）
に示す少なくとも一により設定できるようにしたことを
特徴とするディスク選曲装置。 （１）曲の始まりから所定時間経過までの箇所 （２）曲の始まりから所定時間経過した時点から所定時
間経過までの箇所 （３）操作者が指定する所望箇所 （４）予め設定された各曲内の複数箇所 （５）前回に記憶した箇所と異なる箇所 （６）各曲毎の前記（１）乃至（４）の選択箇所
置において、前記曲内の一部は、次の（１）乃至（６）
に示す少なくとも一により設定できるようにしたことを
特徴とするディスク選曲装置。 （１）曲の始まりから所定時間経過までの箇所 （２）曲の始まりから所定時間経過した時点から所定時
間経過までの箇所 （３）操作者が指定する所望箇所 （４）予め設定された各曲内の複数箇所 （５）前回に記憶した箇所と異なる箇所 （６）各曲毎の前記（１）乃至（４）の選択箇所
【０００８】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施の形態につき、好ましい実施例により説明する。図
１は、本発明の実施例に係るディスク選曲装置の概略ブ
ロック図である。同図において、１はメカチェンジャー
部で、複数のコンパクトディスク（以下単にＣＤと称
す）Ｄ１，Ｄ２，Ｄ３，…を収容し、図示しない所定の
一枚のＣＤを引き出す機構部や、引き出されたＣＤを再
生するための回転駆動部や、信号を抽出するための光ピ
ックアップ（ヘッド手段）等を具備したＣＤ再生機構部
１ａ等より成る周知の構成部である。
実施の形態につき、好ましい実施例により説明する。図
１は、本発明の実施例に係るディスク選曲装置の概略ブ
ロック図である。同図において、１はメカチェンジャー
部で、複数のコンパクトディスク（以下単にＣＤと称
す）Ｄ１，Ｄ２，Ｄ３，…を収容し、図示しない所定の
一枚のＣＤを引き出す機構部や、引き出されたＣＤを再
生するための回転駆動部や、信号を抽出するための光ピ
ックアップ（ヘッド手段）等を具備したＣＤ再生機構部
１ａ等より成る周知の構成部である。
【０００９】２はＣＤ再生部１ａによってＣＤから再生
されたＥＦＭ変調信号を復調し、リニアＰＣＭ信号とし
て出力するための音楽データ再生部で、この出力側には
スイッチＳＷ１，ＳＷ２と、時間圧縮部３及びマイコン
制御部５とがそれぞれ接続されている。前記時間圧縮部
３はリニアＰＣＭ信号を時間軸圧縮してピッチを上げる
ための回路で、このＯＮ・０ＦＦ動作がマイコン制御部
５によって制御されるようになっている。また、この出
力側にはローパスフィルタ（ＬＰＦ）４が設けられ、音
声周波数を制限して後段のメモリ容量を軽減するために
設けられたもので、同様にマイコン制御部５によってそ
のＯＮ・０ＦＦ動作が制御される。
されたＥＦＭ変調信号を復調し、リニアＰＣＭ信号とし
て出力するための音楽データ再生部で、この出力側には
スイッチＳＷ１，ＳＷ２と、時間圧縮部３及びマイコン
制御部５とがそれぞれ接続されている。前記時間圧縮部
３はリニアＰＣＭ信号を時間軸圧縮してピッチを上げる
ための回路で、このＯＮ・０ＦＦ動作がマイコン制御部
５によって制御されるようになっている。また、この出
力側にはローパスフィルタ（ＬＰＦ）４が設けられ、音
声周波数を制限して後段のメモリ容量を軽減するために
設けられたもので、同様にマイコン制御部５によってそ
のＯＮ・０ＦＦ動作が制御される。
【００１０】６は音声信号圧縮部で、同様に再生時に曲
の内容が分かる程度に信号情報を間引いて圧縮を行ため
の回路で、前記と同様にメモリ容量を考慮して設けられ
た回路である。ＳＷ１はこの回路から出力される圧縮信
号と一方側から入来するリニアＰＣＭ信号とを選択する
ためのスイッチ回路で、７はそれらの選択されて入来す
る音声信号を記憶するためのメモリ回路であり、例え
ば、ＳＲＡＭ、不揮発性のフラッシュメモリ、或いは、
メモリカード等より構成される。
の内容が分かる程度に信号情報を間引いて圧縮を行ため
の回路で、前記と同様にメモリ容量を考慮して設けられ
た回路である。ＳＷ１はこの回路から出力される圧縮信
号と一方側から入来するリニアＰＣＭ信号とを選択する
ためのスイッチ回路で、７はそれらの選択されて入来す
る音声信号を記憶するためのメモリ回路であり、例え
ば、ＳＲＡＭ、不揮発性のフラッシュメモリ、或いは、
メモリカード等より構成される。
【００１１】８は音声信号復調部で、前記の時間圧縮部
３で時間軸圧縮された信号を伸張してリニアＰＣＭ信号
に復調するための回路である。ＳＷ２は音声データ再生
部から直接入来するリニアＰＣＭ信号と音声信号復調部
８とから入来する信号とを選択するためのスイッチで、
最終段に設けられる９はデジタル信号をアナログ信号に
変換するためのデジタル・アナログ変換回路である。
３で時間軸圧縮された信号を伸張してリニアＰＣＭ信号
に復調するための回路である。ＳＷ２は音声データ再生
部から直接入来するリニアＰＣＭ信号と音声信号復調部
８とから入来する信号とを選択するためのスイッチで、
最終段に設けられる９はデジタル信号をアナログ信号に
変換するためのデジタル・アナログ変換回路である。
【００１２】また、マイコン制御回路５は、前述の時間
圧縮部３及びＬＰＦ４のＯＮ，０ＦＦ動作の制御、ＳＷ
１，ＳＷ２の切り換え制御、メカチェンジャー部１の機
構系及びサーボ系等の制御、メモリ７の書き込み・読み
出しのアドレス制御、及び本発明の主要構成である後述
のプログラムを実行させるための図示しないＲＯＭ等を
格納したシステム制御部である。また、１０は再生動作
やＣＤの曲内容の音の目録作成等の入力指示を行うため
の操作パネルであり、１１はその操作に応じたモードの
表示等を行わせるための表示部である。本発明のディス
ク選曲装置は、概略以上のような構成より成るものであ
る。
圧縮部３及びＬＰＦ４のＯＮ，０ＦＦ動作の制御、ＳＷ
１，ＳＷ２の切り換え制御、メカチェンジャー部１の機
構系及びサーボ系等の制御、メモリ７の書き込み・読み
出しのアドレス制御、及び本発明の主要構成である後述
のプログラムを実行させるための図示しないＲＯＭ等を
格納したシステム制御部である。また、１０は再生動作
やＣＤの曲内容の音の目録作成等の入力指示を行うため
の操作パネルであり、１１はその操作に応じたモードの
表示等を行わせるための表示部である。本発明のディス
ク選曲装置は、概略以上のような構成より成るものであ
る。
【００１３】次に、図２を用いて本装置の動作説明と共
に、本願発明の実施例につき更なる詳述を行う。図２は
マイコン制御部５のＲＯＭに記憶されたプログラムによ
って実行されるフローチャートである（ステップＳ１
５）。
に、本願発明の実施例につき更なる詳述を行う。図２は
マイコン制御部５のＲＯＭに記憶されたプログラムによ
って実行されるフローチャートである（ステップＳ１
５）。
【００１４】まず、電源をＯＮにして操作パネル１０に
より、例えば、通常再生モードを選択すると、ステップ
Ｓ１においてその通常再生モードか音声目録モードかの
チェックがなされ、通常再生モードであると判断される
と、マイコン制御部５によりＳＷ２が端子ａ側に切り換
えられ、選択されたディスク内の曲がリニアＰＣＭ信号
として出力されることになる。
より、例えば、通常再生モードを選択すると、ステップ
Ｓ１においてその通常再生モードか音声目録モードかの
チェックがなされ、通常再生モードであると判断される
と、マイコン制御部５によりＳＷ２が端子ａ側に切り換
えられ、選択されたディスク内の曲がリニアＰＣＭ信号
として出力されることになる。
【００１５】また、一方、音声目録作成モードが選択さ
れた場合には、ステップ２において、そのモードである
ことが判断されてステップＳ３に移行する。ステップ３
は、メモリ回路７に曲のどの箇所を記憶させるかの選択
モードの実行ステップであり、この選択モードの要求は
表示部１１によってなされ、次の６つのモードが表示さ
れる。
れた場合には、ステップ２において、そのモードである
ことが判断されてステップＳ３に移行する。ステップ３
は、メモリ回路７に曲のどの箇所を記憶させるかの選択
モードの実行ステップであり、この選択モードの要求は
表示部１１によってなされ、次の６つのモードが表示さ
れる。
【００１６】（１）曲の始まりから数秒（例えば４秒）
までの箇所。 （２）曲の始めより１分くらい経過した部分から数秒ま
での箇所（イントロが終わった当たりから数秒までの箇
所）。 （３）ユーザーが聞きながら自分で操作ボタンを押して
選択した箇所の数秒の箇所。 （４）曲の途中を飛び飛びに予め決めた数箇所。 （５）先に記憶した箇所とは異なる箇所（先に記憶した
箇所が一度メニュー再生されると、この次のメニユー作
成時には、その箇所と異なる場所を順次記憶するように
設定する）。 （６）（１）〜（４）までの箇所を曲毎に選択できるよ
うにする。
までの箇所。 （２）曲の始めより１分くらい経過した部分から数秒ま
での箇所（イントロが終わった当たりから数秒までの箇
所）。 （３）ユーザーが聞きながら自分で操作ボタンを押して
選択した箇所の数秒の箇所。 （４）曲の途中を飛び飛びに予め決めた数箇所。 （５）先に記憶した箇所とは異なる箇所（先に記憶した
箇所が一度メニュー再生されると、この次のメニユー作
成時には、その箇所と異なる場所を順次記憶するように
設定する）。 （６）（１）〜（４）までの箇所を曲毎に選択できるよ
うにする。
【００１７】上記のモード選択設定がなされると、今度
は次のステップＳ４では、それらの選択設定された箇所
をメモリ回路７にどのような信号形態で記録するかの選
択設定させるステップであり、次の４つの選択モードが
表示部１１に表示される。
は次のステップＳ４では、それらの選択設定された箇所
をメモリ回路７にどのような信号形態で記録するかの選
択設定させるステップであり、次の４つの選択モードが
表示部１１に表示される。
【００１８】（１）音質を重視して元のリニアＰＣＭの
まま記録。 （２）音声情報を圧縮して記録。 （３）周波数帯域を狭めた後、音声情報圧縮して記録。 （４）時間軸圧縮してピッチを上げた後、周波数帯域を
狭めて音声情報圧縮して記録。
まま記録。 （２）音声情報を圧縮して記録。 （３）周波数帯域を狭めた後、音声情報圧縮して記録。 （４）時間軸圧縮してピッチを上げた後、周波数帯域を
狭めて音声情報圧縮して記録。
【００１９】上記の各モードが設定されると、マイコン
制御部５によりその設定モードに応じて、時間圧縮部３
及びＬＰＦ４の作動制御、ＳＷ１，ＳＷ２の切り換え制
御、及びメカチェンジャー部１の制御が行われることに
なる。
制御部５によりその設定モードに応じて、時間圧縮部３
及びＬＰＦ４の作動制御、ＳＷ１，ＳＷ２の切り換え制
御、及びメカチェンジャー部１の制御が行われることに
なる。
【００２０】次に、ステップＳ５において、メカチェン
ジャー部１により目録を作成するために一枚目のディス
クが取り出されて一曲目の再生が行われ、上記の設定モ
ードに応じた箇所が選択設定された信号態様に応じてメ
モリ７に記憶される。このディスク内の曲の目録は、次
の曲から最終曲へと、更に次のデイスクから最後のディ
スク内の最終曲へと、順次、同様の動作が繰り返されて
メカチェンジャー部１内に収納されている全ディスクの
音の目録が作成されることになる（ステップＳ７，Ｓ
８）。
ジャー部１により目録を作成するために一枚目のディス
クが取り出されて一曲目の再生が行われ、上記の設定モ
ードに応じた箇所が選択設定された信号態様に応じてメ
モリ７に記憶される。このディスク内の曲の目録は、次
の曲から最終曲へと、更に次のデイスクから最後のディ
スク内の最終曲へと、順次、同様の動作が繰り返されて
メカチェンジャー部１内に収納されている全ディスクの
音の目録が作成されることになる（ステップＳ７，Ｓ
８）。
【００２１】例えば、前述のステップＳ３，Ｓ４におい
て、音の目録作成のための記録箇所として「（１）曲の
始まりから数秒（例えば４秒）までの箇所。」が選択設
定され、その信号のメモリ回路７への信号記憶形態とし
て「（１）音質を重視して元のリニアＰＣＭのまま記
録。」が選択設定されているとすれば、ＳＷ１が端子ａ
側に切り換えられると共に、ＳＷ２が端子ａ側に切り換
えられる。
て、音の目録作成のための記録箇所として「（１）曲の
始まりから数秒（例えば４秒）までの箇所。」が選択設
定され、その信号のメモリ回路７への信号記憶形態とし
て「（１）音質を重視して元のリニアＰＣＭのまま記
録。」が選択設定されているとすれば、ＳＷ１が端子ａ
側に切り換えられると共に、ＳＷ２が端子ａ側に切り換
えられる。
【００２２】これにより、メカチェンジャー部１ではマ
イコン制御部５の制御により、例えば、収納部の最上部
に収納されたディスクＤ１が引き出され、ＣＤ再生部１
ａに装着されて、選択設定された数秒の箇所が再生さ
れ、この再生されたＥＦＭ変調信号が音声データ再生部
２でリニアＰＣＭ信号に復調されて、ＳＷ１を介してメ
モリ回路７の所定アドレスに記録されることになる。こ
の動作は、この一枚目のディスク内の曲から最下段に収
納されているディスクの最終曲まで、順次繰り返されて
全ディスク内の曲の音の目録が作成されることになる。
また、目録作成中の曲の音は、ＳＷ２を介してＤ／Ａ変
換器９によりアナログ信号に変換された後、図示しない
スピーカよりモニターできるようになっている。
イコン制御部５の制御により、例えば、収納部の最上部
に収納されたディスクＤ１が引き出され、ＣＤ再生部１
ａに装着されて、選択設定された数秒の箇所が再生さ
れ、この再生されたＥＦＭ変調信号が音声データ再生部
２でリニアＰＣＭ信号に復調されて、ＳＷ１を介してメ
モリ回路７の所定アドレスに記録されることになる。こ
の動作は、この一枚目のディスク内の曲から最下段に収
納されているディスクの最終曲まで、順次繰り返されて
全ディスク内の曲の音の目録が作成されることになる。
また、目録作成中の曲の音は、ＳＷ２を介してＤ／Ａ変
換器９によりアナログ信号に変換された後、図示しない
スピーカよりモニターできるようになっている。
【００２３】また、別の選択モードとして、記録箇所と
して、「（２）曲の始めより１分くらい経過した部分か
ら数秒までの箇所。」が選択設定され、その信号のメモ
リ６への信号記憶形態として「（３）周波数帯域を狭め
た後、音声情報圧縮して記録。」が選択設定されると、
今度はＳＷ１が端子ｂに切り換えられると共に、ＳＷ２
は前記と同様に端子ａ側に切り換えられる。これと同時
に時間圧縮部３はＯＦＦ状態とされ、ＬＰＦがＯＮ状態
にされる。
して、「（２）曲の始めより１分くらい経過した部分か
ら数秒までの箇所。」が選択設定され、その信号のメモ
リ６への信号記憶形態として「（３）周波数帯域を狭め
た後、音声情報圧縮して記録。」が選択設定されると、
今度はＳＷ１が端子ｂに切り換えられると共に、ＳＷ２
は前記と同様に端子ａ側に切り換えられる。これと同時
に時間圧縮部３はＯＦＦ状態とされ、ＬＰＦがＯＮ状態
にされる。
【００２４】この結果、上述の動作と同様、最上段の一
枚目のディスクの一曲目の選択されたモードに応じた曲
内の箇所が再生され、その一方側が前記と同様にＳＷ２
を介して、モニター用として図示しないスピーカより再
生されると共に、その他方側が音の目録作成用として、
非動作状態の時間圧縮部３を経由してＬＰＦ４に供給さ
れ、ここで所定の帯域が制限されされる。更に、この帯
域制限された信号は次段の音楽信号圧縮部６において曲
の内容が分かる程度に情報圧縮され、ＳＷ１を介してメ
モリ回路７の所定アドレスに記憶される。この場には、
リニアＰＣＭ信号が帯域制限された後、更に情報圧縮が
なされることになり、メモリ回路７への記憶容量の軽減
が図れる。
枚目のディスクの一曲目の選択されたモードに応じた曲
内の箇所が再生され、その一方側が前記と同様にＳＷ２
を介して、モニター用として図示しないスピーカより再
生されると共に、その他方側が音の目録作成用として、
非動作状態の時間圧縮部３を経由してＬＰＦ４に供給さ
れ、ここで所定の帯域が制限されされる。更に、この帯
域制限された信号は次段の音楽信号圧縮部６において曲
の内容が分かる程度に情報圧縮され、ＳＷ１を介してメ
モリ回路７の所定アドレスに記憶される。この場には、
リニアＰＣＭ信号が帯域制限された後、更に情報圧縮が
なされることになり、メモリ回路７への記憶容量の軽減
が図れる。
【００２５】また更には、例えば、記録箇所として
「（５）先に記憶した箇所とは異なる箇所」が選択設定
され、その信号のメモリ回路７への信号記憶形態として
「（４）時間軸圧縮してピッチを上げた後、周波数帯域
を狭めて音声情報圧縮して記録。」選択設定されると、
マイコン制御部５において、このモードにより作成され
た目録の再生回数が検出され、この回数に対応した記録
箇所が設定される。このモードは、例えば、このモード
により作成された目録の箇所が一度再生されると、次の
目録を作成する時には、同じ箇所のデータを記憶しない
ように、目録再生回数に応じてその記憶箇所を数秒ずつ
ずらすように予め設定されているモードである。この場
合にも、ＳＷ１が端子ｂ側に切り換えられると共に、Ｓ
Ｗ２が端子ａ側に切り換えられる。また、同時に時間圧
縮部３及びＬＰＦ４がそれぞれＯＮ状態にされる。
「（５）先に記憶した箇所とは異なる箇所」が選択設定
され、その信号のメモリ回路７への信号記憶形態として
「（４）時間軸圧縮してピッチを上げた後、周波数帯域
を狭めて音声情報圧縮して記録。」選択設定されると、
マイコン制御部５において、このモードにより作成され
た目録の再生回数が検出され、この回数に対応した記録
箇所が設定される。このモードは、例えば、このモード
により作成された目録の箇所が一度再生されると、次の
目録を作成する時には、同じ箇所のデータを記憶しない
ように、目録再生回数に応じてその記憶箇所を数秒ずつ
ずらすように予め設定されているモードである。この場
合にも、ＳＷ１が端子ｂ側に切り換えられると共に、Ｓ
Ｗ２が端子ａ側に切り換えられる。また、同時に時間圧
縮部３及びＬＰＦ４がそれぞれＯＮ状態にされる。
【００２６】この結果、その一方の目録作成中のリニア
ＰＣＭ信号はＳＷ２を介してモニター出力されると共
に、他方の信号は時間圧縮部３に供給されて時間軸が縮
められてピッチが上げられ、次段のＬＰＦ４で所定の帯
域が制限された後、音楽信号圧縮部６において所定情報
が間引かれて音声圧縮される。そして、情報が削減され
た信号がＳＷ１を介してメモリ回路７の所定のアドレス
に記録される。従って、このモードの場合には、前記の
モードの場合に比べ、メモリ回路７の更なる記憶容量の
軽減が図れる。
ＰＣＭ信号はＳＷ２を介してモニター出力されると共
に、他方の信号は時間圧縮部３に供給されて時間軸が縮
められてピッチが上げられ、次段のＬＰＦ４で所定の帯
域が制限された後、音楽信号圧縮部６において所定情報
が間引かれて音声圧縮される。そして、情報が削減され
た信号がＳＷ１を介してメモリ回路７の所定のアドレス
に記録される。従って、このモードの場合には、前記の
モードの場合に比べ、メモリ回路７の更なる記憶容量の
軽減が図れる。
【００２７】そして、今度は、上記のようにして作成さ
れた音の目録から、音の目録を再生して所望の曲を探す
場合には、音の目録再生モードを選択することになる。
このモードが選択されると、マイコン制御部５はＳＷ２
を端子ｂ側に切り換える（ステップＳ９）。
れた音の目録から、音の目録を再生して所望の曲を探す
場合には、音の目録再生モードを選択することになる。
このモードが選択されると、マイコン制御部５はＳＷ２
を端子ｂ側に切り換える（ステップＳ９）。
【００２８】そして、マイコン制御部５はメモリ７の所
定のアドレスに記憶されている一曲目の目録情報から読
み出し、その情報を音声信号復調部８に供給する。音声
信号復調部８では、その読み出した信号の記憶形態が時
間軸圧縮信号である場合には時間軸を伸張して聞き取り
可能な信号形態にしてＳＷ２を介してその目録の曲情報
の再生を開始する（ステップＳ１０）。
定のアドレスに記憶されている一曲目の目録情報から読
み出し、その情報を音声信号復調部８に供給する。音声
信号復調部８では、その読み出した信号の記憶形態が時
間軸圧縮信号である場合には時間軸を伸張して聞き取り
可能な信号形態にしてＳＷ２を介してその目録の曲情報
の再生を開始する（ステップＳ１０）。
【００２９】音の目録再生途中で、その曲が探している
曲であったり、或いは、もう少し長時間再生して内容を
確認したいような場合には、例えば、その曲番の再生ボ
タンを操作することにより、チェンジャー機構の周知の
機構部が作動し、対応するＣＤを引き出して再生位置に
装着して再生動作を開始すると共に、ＳＷ２が端子ａ側
に切り換えられて、今度はこの再生音が図示しないスピ
ーカより再生されることになる（ステップＳ１１，Ｓ１
２）。
曲であったり、或いは、もう少し長時間再生して内容を
確認したいような場合には、例えば、その曲番の再生ボ
タンを操作することにより、チェンジャー機構の周知の
機構部が作動し、対応するＣＤを引き出して再生位置に
装着して再生動作を開始すると共に、ＳＷ２が端子ａ側
に切り換えられて、今度はこの再生音が図示しないスピ
ーカより再生されることになる（ステップＳ１１，Ｓ１
２）。
【００３０】この求める曲の目録情報のサーチは、求め
る曲が見つかるまで、或いは、停止操作がなされるまで
は、最後のディスクの最終曲の目録情報まで順次サーチ
をし続けるように制御されるようになっている（ステッ
プＳ１３，Ｓ１４）。
る曲が見つかるまで、或いは、停止操作がなされるまで
は、最後のディスクの最終曲の目録情報まで順次サーチ
をし続けるように制御されるようになっている（ステッ
プＳ１３，Ｓ１４）。
【００３１】以上のように、本実施例の装置によれば、
画面表示によらず、音による目録の再生が可能となるた
め、曲の名前や歌詞を忘れ、メロディをうろ覚えである
ような場合に好適で、検索が容易に、かつ、素早くでき
る。また、音の目録作成にあたっても、使用者の要求に
応じて種々の作成態様が可能であり、しかも、メモリ７
に供給する信号形態も記録容量を考慮した形態となって
おり、回路規模の小型化が可能である。
画面表示によらず、音による目録の再生が可能となるた
め、曲の名前や歌詞を忘れ、メロディをうろ覚えである
ような場合に好適で、検索が容易に、かつ、素早くでき
る。また、音の目録作成にあたっても、使用者の要求に
応じて種々の作成態様が可能であり、しかも、メモリ７
に供給する信号形態も記録容量を考慮した形態となって
おり、回路規模の小型化が可能である。
【００３２】尚、上記実施例の形態として、前述の各構
成部を一体の装置として組み込んでも良く、また、本体
となるメカチェンジャー部１に、時間圧縮部３、ＬＰＦ
４及び音声信号圧縮部６を組み込み、これとは別体の外
部リモコンユニットに音楽信号復調部８及びメモリ７等
を組み入れ、互いにワイヤー、或いは、光通信により本
体との通信を行い、前記の実施例と同様の動作を行わせ
るようにしても良い。また、メモリ７をカード等の着脱
自在の構成にし、事前にチェンジャー部１にて記録し、
これを後で装着するようにしても良い。また、メモリ内
の記憶内容の再生に際しては、外部リモコンユニットの
操作部よりヘッドホン等を用いて聞ける構成にしても良
い。
成部を一体の装置として組み込んでも良く、また、本体
となるメカチェンジャー部１に、時間圧縮部３、ＬＰＦ
４及び音声信号圧縮部６を組み込み、これとは別体の外
部リモコンユニットに音楽信号復調部８及びメモリ７等
を組み入れ、互いにワイヤー、或いは、光通信により本
体との通信を行い、前記の実施例と同様の動作を行わせ
るようにしても良い。また、メモリ７をカード等の着脱
自在の構成にし、事前にチェンジャー部１にて記録し、
これを後で装着するようにしても良い。また、メモリ内
の記憶内容の再生に際しては、外部リモコンユニットの
操作部よりヘッドホン等を用いて聞ける構成にしても良
い。
【００３３】
【発明の効果】本願各請求項に記載の発明によれば、画
面表示によらず、音による目録の再生が可能となるた
め、曲の名前や歌詞を忘れ、メロディをうろ覚えである
ような場合に好適で、検索を容易に、かつ、素早くでき
る。また、目録作成にあたって曲内の記憶箇所を選択的
に選ぶことが可能であると共に、記憶させる信号形態を
選択でき、操作者のニーズにあった目録作成法が提供で
きる。また、更に、回路規模の小型化が可能である。特
に、請求項２記載の発明によれば、時間軸圧縮手段又は
フィルタ手段を設ける構成にしているので、記憶手段の
記憶容量を軽減でき、更なる回路規模の小型化が実現で
きる。
面表示によらず、音による目録の再生が可能となるた
め、曲の名前や歌詞を忘れ、メロディをうろ覚えである
ような場合に好適で、検索を容易に、かつ、素早くでき
る。また、目録作成にあたって曲内の記憶箇所を選択的
に選ぶことが可能であると共に、記憶させる信号形態を
選択でき、操作者のニーズにあった目録作成法が提供で
きる。また、更に、回路規模の小型化が可能である。特
に、請求項２記載の発明によれば、時間軸圧縮手段又は
フィルタ手段を設ける構成にしているので、記憶手段の
記憶容量を軽減でき、更なる回路規模の小型化が実現で
きる。
【図１】本願発明の実施例に係るディスク選曲装置の概
略ブロック図である。
略ブロック図である。
【図２】本願実施例に係るディスク選曲装置の動作を説
明するためのフローチャートである。
明するためのフローチャートである。
１ メカチェンジャー部 １ａ ＣＤ再生機構部 ２ 音楽データ再生部 ３ 時間圧縮部 ４ ローパスフィルタ（ＬＰＦ） ５ マイコン制御部 ６ 音声信号圧縮部 ７ メモリ回路で ８ 音声信号復調部 ９ デジタル・アナログ変換器 １０ 操作パネル １１ 表示部 Ｄ１，Ｄ２，Ｄ３ コンパクトディスク（ＣＤ）
Claims (3)
- 【請求項１】複数のディスクを収納したディスク収納部
と、前記複数のディスクの中から一枚のディスクを引き
出して所定の演奏位置に装着するための引き出し手段
と、この装着されたデイスクを再生のために回転させる
回転駆動手段と、この回転駆動されたディスクから信号
を再生する読み出し手段と、このヘッド手段により再生
された変調信号を復調するための復調手段とを少なくと
も具備して、前記収納された複数のディスクから所望の
ディスクを選択して再生するディスクチェンジャー機構
を有したディスク選曲装置において、 前記復調手段から出力されたリニア復調信号から所定の
情報を間引く音情報圧縮手段と、この圧縮信号と前記リ
ニア復調信号とが供給されるように設けられた記憶手段
と、前記音情報圧縮手段から供給される圧縮信号と前記
リニア復調信号とを前記記憶手段に選択可能に供給させ
るための制御手段とを設け、この制御手段により前記複
数のディスクに記録された曲内の選択可能に指定される
一部を前記選択的に切り換えられた信号形態に応じて前
記記憶手段に記憶させるようにしたことを特徴とするデ
ィスク選曲装置。 - 【請求項２】請求項１記載のディスク選曲装置におい
て、前記圧縮手段の前段側にリニア復調信号の時間軸を
圧縮する時間軸圧縮手段と、この時間軸圧縮信号又は前
記リニア復調信号から帯域を制限するフィルタ手段との
少なくとも一つを設け、この設けられた手段のＯＮ及び
ＯＦＦ動作を前記制御手段に行わせるようにしたことを
特徴とするディスク選曲装置。 - 【請求項３】請求項１又は２記載のディスク選曲装置に
おいて、前記曲内の一部は、次の（１）乃至（６）に示
す少なくとも一により設定できるようにしたことを特徴
とするディスク選曲装置。 （１）曲の始まりから所定時間経過までの箇所 （２）曲の始まりから所定時間経過した時点から所定時
間経過までの箇所 （３）操作者が指定する所望箇所 （４）予め設定された各曲内の複数箇所 （５）前回に記憶した箇所と異なる箇所 （６）各曲毎の前記（１）乃至（４）の選択箇所
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9062536A JP2970576B2 (ja) | 1997-02-28 | 1997-02-28 | ディスク選曲装置 |
| CNB981005659A CN1147860C (zh) | 1997-02-28 | 1998-02-23 | 盘选曲装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9062536A JP2970576B2 (ja) | 1997-02-28 | 1997-02-28 | ディスク選曲装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10241342A JPH10241342A (ja) | 1998-09-11 |
| JP2970576B2 true JP2970576B2 (ja) | 1999-11-02 |
Family
ID=13203044
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9062536A Expired - Fee Related JP2970576B2 (ja) | 1997-02-28 | 1997-02-28 | ディスク選曲装置 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2970576B2 (ja) |
| CN (1) | CN1147860C (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007102953A (ja) * | 2005-10-06 | 2007-04-19 | Sanyo Electric Co Ltd | 音声再生装置 |
| JP4607210B2 (ja) * | 2008-06-23 | 2011-01-05 | 株式会社コナミデジタルエンタテインメント | 再生装置、再生方法、ならびに、プログラム |
-
1997
- 1997-02-28 JP JP9062536A patent/JP2970576B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1998
- 1998-02-23 CN CNB981005659A patent/CN1147860C/zh not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| CN1195858A (zh) | 1998-10-14 |
| JPH10241342A (ja) | 1998-09-11 |
| CN1147860C (zh) | 2004-04-28 |
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