JPH09147534A - 再生装置 - Google Patents

再生装置

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JPH09147534A
JPH09147534A JP32946395A JP32946395A JPH09147534A JP H09147534 A JPH09147534 A JP H09147534A JP 32946395 A JP32946395 A JP 32946395A JP 32946395 A JP32946395 A JP 32946395A JP H09147534 A JPH09147534 A JP H09147534A
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JP32946395A
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Kazuhiko Sedo
一彦 瀬藤
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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  • Indexing, Searching, Synchronizing, And The Amount Of Synchronization Travel Of Record Carriers (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 再生させたい目的部分がある場合に、簡単な
操作でしかも迅速に再生位置を検索できるようにする。 【解決手段】 ステップ送り操作手段の操作に応じて、
音声情報の読出位置を、再生音声にして所定時間分(例
えば30秒)だけ前方(FF(早送り)方向)又は後方
(REW(早戻し)方向)となる位置にアクセス移動さ
せ、アクセス移動終了後に再生動作を再開させるように
制御を行なう。又は所定時間分のアクセス移動と所定時
間の再生動作を実行させる動作を繰り返し連続して実行
させ、例えば再生操作や一時停止操作などに応じて当該
繰り返し動作を終了させ、その操作に応じた動作状態に
移行するようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、音声情報が記録さ
れた記録媒体に対する再生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、コンパクトディスク(光ディス
ク;CD)やミニディスク(光磁気ディスク;MD)な
どのディスク状記録媒体や、デジタルオーディオテープ
(DAT)などの磁気テープによる記録媒体を用いた音
声再生システムが広く普及している。これらの記録媒体
は、音楽等の再生専用として提供(販売)されたり、も
しくはバージンディスク、バージンテープとして販売さ
れ、ユーザーが自分で録音を行なうことができるように
されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、これらコン
パクトディスクやミニディスクなどの再生システムにお
いて、演奏時間が長い曲の途中部分を聞きたい場合や、
会議等を録音しておいて或る部分を探して再生させたい
ような場合に、非常に不便を感じるという問題があっ
た。
【0004】ディスクやテープの記録媒体では、通常ト
ラック単位で音声データが記録されており、例えば1曲
が1トラックとされている。そして、ディスク内の所望
の曲を聞きたい場合などは、トラックアクセス動作によ
り瞬時にそのトラックの頭だし再生が行なわれる。しか
しながら、トラックの途中の或る部分をアクセスさせる
ことはできない。このような場合にユーザーは、早送り
再生(キュー再生)や早戻し再生(レビュー再生)をし
ながら音声を確認して、聞きたい箇所を探したり、もし
くは、早送り(又は早戻し)と再生を小さいインターバ
ルで繰り返して探していくという、甚だ面倒な操作を行
なわなければならない。
【0005】また早送り再生(キュー再生)や早戻し再
生(レビュー再生)の場合は、操作キーを押し続けると
いう操作がユーザーに要求されることが多く、目的の位
置に達するまでずっと操作キーから手が離せないという
煩わしさもあった。これらのことから、操作が面倒にな
るとともに、実際にはなかなか聞きたい箇所を発見でき
ず、不便なものとなっていた。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような問題
点に鑑みてなされやもので、テープやディスクを用いた
再生動作を行なう再生装置において、再生させたい目的
部分がある場合に、簡単な操作でしかも迅速に再生位置
を検索できるようにすることを目的とする。
【0007】このため再生装置において、ステップ送り
操作手段の操作に応じて、再生手段による記録媒体に対
する音声情報の読出位置を、再生音声にして所定時間分
だけ前方(FF(早送り)方向)又は後方(REW(早
戻し)方向)となる位置にアクセス移動させ、アクセス
移動終了後に再生動作を再開させるように制御を行なう
制御手段を設ける。
【0008】また再生装置において、ステップ送り操作
手段の操作に応じて、再生手段による記録媒体に対する
音声情報の読出位置を再生音声にして第1の所定時間分
だけ前方又は後方となる位置にアクセス移動させる動作
と、このアクセス移動終了後に第2の所定時間だけ再生
動作を実行させる動作を繰り返し連続して実行させると
ともに、他の特定の操作、例えば再生操作や一時停止操
作などに応じて当該繰り返し動作を終了させ、その操作
に応じた動作状態に移行するよう制御を行なう制御手段
を設ける。
【0009】つまり本発明は、いわゆるトラック頭出し
操作や、早送り/巻戻操作とは別に、所定時間分だけF
F方向もしくはREW方向に再生位置を移動させるよう
にし、ユーザーが所定時間間隔で再生音声を確認し、所
望の再生位置を探していけるようにする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の各種実施の形態に
ついて、次の順序で説明する。なお、本発明はディスク
やテープなどの各種記録媒体に対応する再生装置として
実現できるが、各例はCDプレーヤに適用した例で説明
する。そして各例はそのままミニディスク再生装置でも
適用できるものであるが、ミニディスク再生装置につい
てはCDプレーヤにおける適用の場合と事情が異なる点
についてのみ言及することとする。 1.第1の実施形態例 2.第2の実施形態例 3.第3の実施形態例 4.第4の実施形態例 5.ミニディスク再生装置での採用における事情
【0011】1.第1の実施形態例 図1は本発明をコンパクトディスクプレーヤ(以下CD
プレーヤ)において適用した例のブロック図である。デ
ィスク(コンパクトディスク)90は、CDプレーヤに
装填されると、再生動作時においてスピンドルモータ1
によって一定線速度(CLV)で回転駆動される。そし
て光学ヘッド2によってディスク90にピット形態で記
録されているデータが読み出され、RFアンプ3に供給
される。RFアンプ3の出力はデコーダ5及びサーボシ
グナルプロセッサ4に供給される。
【0012】サーボシグナルプロセッサ4は、RFアン
プ3からのフォーカスエラー信号、トラッキングエラー
信号や、デコーダ5からのスピンドルエラー信号等か
ら、フォーカス、トラッキング、スレッド、スピンドル
の各種サーボドライブ信号を生成しサーボ動作を実行さ
せる。RFアンプで得られた再生RF信号はデコーダ5
に供給され、デコーダ5ではEFM復調,CIRCデコ
ード等を行なってディスク90から読み取られた情報を
16ビット量子化、44.1KHz サンプリングのデジタル音
声データ形態にデコードする。
【0013】デコーダ5から出力されるデジタル音声デ
ータはD/A変換器6でアナログ音声信号とされ、端子
7から所定の音声出力部位に供給される。例えば音量調
節回路、増幅回路を介してスピーカ又はヘッドホン出力
端子に供給され、音声出力されることになる。
【0014】再生時の各種動作はマイクロコンピュータ
によって形成されたシステムコントローラ10により制
御される。例えば再生開始、終了、トラックアクセス、
早送り再生、早戻し再生などの動作は、システムコント
ローラ10がサーボシグナルプロセッサ4や光学ヘッド
2の動作を制御することで実現される。
【0015】操作部8には、ユーザーが各種操作を行な
うための操作キーが設けられている。例えば図2に示す
ように、再生キー21、停止キー22、一時停止キー2
3、AMS(頭だし)アクセスキー24,25、早送り
キー26、早戻しキー27などが形成される。また後述
する所定時間間隔でのアクセスを実行させるためのキー
として、ステップFFキー28、ステップREWキー2
9が形成される。なお、この第1の実施形態例及び後述
する第3の実施形態例の場合は不要となるが、第2、第
4の実施形態例の場合、所定時間間隔でのアクセスを実
行させる際の時間間隔を設定するためのステップタイム
キー30が設けられる。なお、これら以外にも、特殊再
生などの動作モードを設定するためのキーが設けられ
る。
【0016】システムコントローラ10は操作部8から
の操作情報と、内部ROMに記憶された制御プログラム
に応じて各部の制御を行なうことになる。また表示部9
は例えば液晶ディスプレイなどによって形成されるもの
で、再生時にトラックナンバ、再生進行時間、動作状態
などをシステムコントローラ10の制御に基づいて表示
する。
【0017】このようなCDプレーヤにおける本例の動
作を説明する。今、ディスク90には、図3(b)のよ
うに楽曲等の音声トラックが記録されているとする。図
3(b)はディスク90において音声データが記録され
ている領域を半径方向に示したものである。つまり、デ
ィスク90の最内周側はリードインエリアとされ、TO
C情報が記録されており、また最外周側はリードアウト
エリアとされているが、図3(b)はリードインエリア
とリードアウトエリアの間の音声データの記録領域を示
し、例えば図示するようにトラック#1〜#5として5
曲の楽曲が記録されているとする。
【0018】CDプレーヤによるトラックアクセス動作
としては、上記したAMSキー24,25の操作に応じ
て、各トラック#1〜#5の先頭位置にアクセスするこ
とが行なわれる。例えばトラック#3の再生中にAMS
キー24の操作が行なわれると、システムコントローラ
10は光学ヘッド2をトラック#4の先頭位置にアクセ
スさせることになる。各トラック#1〜#5の先頭位置
のアドレスは、リードインエリアに記録されているTO
C情報に記されている。従って、システムコントローラ
10はTOC情報からアクセスすべきアドレスを知るこ
とができる。
【0019】なお、コンパクトディスクにおいては、ア
ドレスは分/秒/フレームという形態で記録されてお
り、またアドレスとなる分/秒/フレームには、絶対時
間(絶対アドレス)と、トラック内時間(トラック内ア
ドレス)の2種類が記録されている。TOC情報として
は、各トラックの先頭位置が絶対アドレスとして記録さ
れている。また、データ再生と同時に抽出されるサブコ
ードデータ(Qチャンネルデータ)として、絶対アドレ
スとトラック内アドレスが記録されている。絶対アドレ
スは、図3(a)に示すようにトラック#1の先頭位置
の分/秒/フレームが『00:00:00』とされ、そ
れがディスク最外周までカウントアップされていく数値
とされている。一方、トラック内アドレスは、図3
(c)に示すように、各トラックの先頭位置が『00:
00:00』とされ、トラックの終了位置までカウント
アップされていく数値とされている。
【0020】またAMSアクセス以外には、早送りキー
26又は早戻しキー27の操作に応じて、いわゆるキュ
ー再生やレビュー再生が行なわれ、ユーザーはこれによ
り所望の再生位置を探すことができる。
【0021】本例では、これらのAMSアクセス動作や
キュー/レビュー再生によるアクセスに加えて、ステッ
プFFキー28又はステップREWキー29の1回の操
作によりFF方向又はREW方向に所定時間だけ再生位
置を移動させるという動作(以下、ステップアクセスと
呼ぶ)を実行することができる。これにより、ユーザー
が求める再生位置へのアクセスを簡単な操作で、しかも
迅速に実行できるようにするものである。本例のステッ
プアクセス動作について図4、図5で説明する。
【0022】図4はステップアクセス動作に関するシス
テムコントローラ10の処理を示している。再生時など
においてステップFFキー28が押された場合、システ
ムコントローラ10は処理F101から処理F103に進み、現
在、つまりステップFFキー28が押された時点での再
生位置のアドレスを基準アドレスTNとして取り込む。
【0023】次に処理F104においてアクセス目的となる
アドレスを算出する。これは、基準アドレスTNに固定
のステップ幅aを加算することで得られる。ステップ幅
aは、例えば30秒などの或る固定値に設定されてい
る。そしてCDシステムの場合のように絶対アドレスが
分/秒/フレームで表現されている場合は、基準アドレ
スTNがx分/y秒/zフレームであったとすると、ア
クセス目的となるアドレスはx分/y秒+a/zフレー
ムとなる。ただし、フレームについてはさほど正確にす
る必要はなく、例えば目的アドレスのフレームの値は
『0フレーム』に固定してもよい。これは、後述する各
種例でも同様である。
【0024】アクセス目的となるアドレスが算出された
ら、処理F107として、そのアクセス目的となるアドレス
への光学ヘッド2のアクセスを実行させ、処理F108とし
てアクセス終了後に再生を開始させる。
【0025】また、再生時などにおいてステップREW
キー29が押された場合、システムコントローラ10は
処理F102から処理F105に進み、現在、つまりステップR
EWキー29が押された時点での再生位置のアドレスを
基準アドレスTNとして取り込む。
【0026】次に処理F106においてアクセス目的となる
アドレスを算出する。これは、基準アドレスTNから固
定のステップ幅aを減算することで得られる。つまり、
基準アドレスTNがx分/y秒/zフレームであったと
すると、アクセス目的となるアドレスはx分/y秒−a
/zフレームとなる。なお、この場合もフレームについ
てはさほど正確に算出する必要はない。アクセス目的と
なるアドレスが算出されたら、処理F107として、そのア
クセス目的となるアドレスへの光学ヘッド2のアクセス
を実行させ、処理F108としてアクセス終了後に再生を開
始させる。
【0027】システムコントローラ10が図4の処理を
実行することで実現される動作を図5に模式的に示す。
なお、この例はステップ幅a=30秒と設定されている
と仮定する。図5(a)はディスク90の一部としてト
ラック#1〜#3の領域を示している。
【0028】今、図5(b)にPB1として示すように
再生が行なわれているとする。この再生中において、S
T1で示すタイミングでステップFFキー28が押され
たとすると、システムコントローラ10はその時点のア
ドレスTNから目的アドレスTN+aとして再生音声で
30秒後の地点のアドレスを算出し、光学ヘッド2のア
クセスACを実行させる。そして30秒後の地点へのア
クセスが終了したら、PB2として示すように再生動作
を再開させる。
【0029】また、再生PB2の途中で、ST2で示す
タイミングでステップFFキー28が押されたとする
と、システムコントローラ10はその時点のアドレスT
Nから目的アドレスTN+aとして再生音声で30秒後
の地点のアドレスを算出し、光学ヘッド2のアクセスA
Cを実行させる。そして30秒後の地点へのアクセスが
終了したら、PB3として示すように再生動作を再開さ
せる。
【0030】次に、図5(c)にPB4として示すよう
に再生が行なわれているとする。この再生中において、
ST3で示すタイミングでステップREWキー29が押
されたとすると、システムコントローラ10はその時点
のアドレスTNから目的アドレスTN−aとして再生音
声で30秒前の地点のアドレスを算出し、光学ヘッド2
のアクセスACを実行させる。そして30秒前の地点へ
のアクセスが終了したら、PB5として示すように再生
動作を再開させる。
【0031】また、再生PB5の途中で、ST4で示す
タイミングでステップREWキー29が押されたとする
と、システムコントローラ10はその時点のアドレスT
Nから目的アドレスTN−aとして再生音声で30秒前
の地点のアドレスを算出し、光学ヘッド2のアクセスA
Cを実行させ、アクセス終了後、PB6として示すよう
に再生動作を再開させる。
【0032】以上のように本例では、ステップFFキー
28又はステップREWキー29の操作に応じて例えば
30秒などの一定間隔だけ、再生位置の送り又は戻しが
実行される。従ってユーザーは、例えばトラックの途中
部分が聞きたいような場合には、その部分を探すために
例えば30秒間隔で再生位置を送っていくことができ、
目的位置の発見を容易な操作で迅速に行なうことができ
る。
【0033】例えばステップアクセスにより聞きたい部
分に近いと思われる位置を発見したら、少しだけ早送り
操作や早戻し操作を行なって、目的の再生箇所をみつけ
ればよく、実際上、早送り再生や早戻し再生の操作はわ
ずかで済む。もちろん聞きたい箇所を例えば秒単位で厳
密に探したいような場合を除けば、実用上、早送り再生
や早戻し再生が不要となり、ステップアクセスだけで聞
きたい箇所を再生させることができる場合が多い。特に
AMSアクセスが機能しない、トラックの途中部分への
アクセスについては、ステップアクセスは非常に便利な
ものとなり、再生演奏時間が例えば10分以上のような
長いトラックであっても、途中部分へのアクセスが容易
/迅速に行なえる。
【0034】なお、本例ではステップ幅aは固定であ
り、例えば30秒としたが、15秒や1分など他の値に
設定してもよいことはいうまでもない。
【0035】2.第2の実施形態例 次に第2の実施形態例を説明する。これは、ステップア
クセス動作は上記第1の実施形態例とほぼ同様である
が、ステップアクセスの際のステップ幅aをユーザーが
所望の値に可変設定できるようにしたものである。この
場合操作部8には、図2に示すステップタイムキー30
が設けられる。
【0036】本例におけるステップアクセスのためのシ
ステムコントローラ10の処理は図6に示される。再生
時などにおいてステップFFキー28が押された場合、
システムコントローラ10は処理F201から処理F203に進
む。ここでは、その時点で設定されているステップ幅モ
ードを判別し、処理F204において、そのときのステップ
幅モードに応じてステップ幅aの値を設定する。
【0037】例えばユーザーは、ステップアクセスを実
行させる前の任意の時点でステップタイムキー30を操
作してステップ幅モードを指示しておく。その際、シス
テムコントローラ10は例えばステップタイムキー30
の操作に対応してステップ幅モードを設定する。例えば
システムコントローラはステップ幅モードとしてステッ
プ幅aについて15秒、30秒、60秒などの複数の値
を用意しておく。そしてステップタイムキー30が操作
される毎に、ステップ幅モードを、15秒→30秒→6
0秒→・・・・・ →15秒などのように変化させていく。従
ってユーザーは任意の時点でステップタイムキー30を
操作することで、ステップアクセス時のアクセス幅を所
望の値に設定することができる。
【0038】このようなモード設定操作により、現在実
行すべきステップアクセスでのステップ幅aを判別する
のが処理F203,F204 となる。処理F204で今回のステップ
アクセスに関するステップ幅aが確定されたら、処理F2
05で、現在、つまりステップFFキー28が押された時
点での再生位置のアドレスを基準アドレスTNとして取
り込む。
【0039】次に処理F206においてアクセス目的となる
アドレスを算出する。これは、基準アドレスTNに、処
理F204で設定されたステップ幅aを加算することで得ら
れる。アクセス目的となるアドレスが算出されたら、処
理F211として、そのアクセス目的となるアドレスへの光
学ヘッド2のアクセスを実行させ、処理F212としてアク
セス終了後に再生を開始させる。
【0040】また、再生時などにおいてステップREW
キー29が押された場合、システムコントローラ10は
処理F202から処理F207に進む。ここでは、その時点で設
定されているステップ幅モードを判別し、処理F208にお
いて、そのときのステップ幅モードに応じてステップ幅
aの値を設定する。
【0041】次に処理F209として、現在、つまりステッ
プREWキー29が押された時点での再生位置のアドレ
スを基準アドレスTNとして取り込み、処理F210におい
てアクセス目的となるアドレスを算出する。これは、基
準アドレスTNから処理F208で設定されたステップ幅a
を減算することで得られる。アクセス目的となるアドレ
スが算出されたら、処理F211として、そのアクセス目的
となるアドレスへの光学ヘッド2のアクセスを実行さ
せ、処理F212としてアクセス終了後に再生を開始させ
る。
【0042】システムコントローラ10が図6の処理を
実行することで実現される動作を図7に模式的に示す。
図7(a)に示すディスク90のトラック#1〜#3の
領域に対して、今、図7(b)にPB7として示すよう
に再生が行なわれているとする。この再生中において、
ST5で示すタイミングでステップFFキー28が押さ
れたとする。このときより以前においてユーザーはステ
ップタイムキー30でステップ幅モードをステップ幅a
=15秒のモードに設定していたとすると、システムコ
ントローラ10はその時点のアドレスTNから目的アド
レスTN+aとして再生音声で15秒後の地点のアドレ
スを算出し、光学ヘッド2のアクセスACを実行させ
る。そして15秒後の地点へのアクセスが終了したら、
PB8として示すように再生動作を再開させる。
【0043】また、再生PB8の途中で、ST6で示す
タイミングでステップFFキー28が押されたとする
と、システムコントローラ10はその時点のアドレスT
Nから目的アドレスTN+aとして再生音声で15秒後
の地点のアドレスを算出し、光学ヘッド2のアクセスA
Cを実行させる。そして15秒後の地点へのアクセスが
終了したら、PB9として示すように再生動作を再開さ
せる。
【0044】次に、図7(c)にPB10として示すよ
うに再生が行なわれているとする。このとき、ユーザー
はステップタイムキー30でステップ幅モードをステッ
プ幅a=60秒のモードに設定していたとする。ST7
で示すタイミングでステップFFキー28が押されたと
すると、システムコントローラ10はその時点のアドレ
スTNから目的アドレスTN+aとして再生音声で60
秒後の地点のアドレスを算出し、光学ヘッド2のアクセ
スACを実行させる。そして60秒後の地点へのアクセ
スが終了したら、PB11として示すように再生動作を
再開させる。
【0045】また、図7(d)の再生PB12の途中
で、ST8で示すタイミングでステップFFキー28が
押されたとする。この時点でステップ幅モードはステッ
プ幅a=15秒のモードとされているとする。するとシ
ステムコントローラ10はその時点のアドレスTNから
目的アドレスTN+aとして再生音声で15秒後の地点
のアドレスを算出し、光学ヘッド2のアクセスACを実
行させ、アクセス終了後、PB13として示すように再
生動作を再開させる。
【0046】再生PB13の途中でユーザーはステップ
タイムキー30を操作して、ステップ幅a=30秒のモ
ードに変更し、その後ST9で示すタイミングでステッ
プFFキー28を押したとする。するとシステムコント
ローラ10はその時点のアドレスTNから目的アドレス
TN+aとして再生音声で30秒後の地点のアドレスを
算出し、光学ヘッド2のアクセスACを実行させ、アク
セス終了後、PB14として示すように再生動作を再開
させる。
【0047】なお、ステップREWキー29の操作に対
応する動作については図示を省略するが、ステップFF
キー28と操作時と同様に、ステップ幅aがユーザーが
指定した時間に基づいて設定され、そのステップ幅でR
EW方向にアクセスが行なわれることになる。
【0048】以上のように本例では、上述の第1の実施
形態例と同様にステップFFキー28又はステップRE
Wキー29の操作に応じて一定間隔分の、再生位置の送
り又は戻しが実行されることで、目的位置の発見を容易
な操作で迅速に行うことができるが、さらに本例の場合
は、ステップ幅をユーザーがそのときのトラックの演奏
時間長や、操作上の好みなどに応じて任意に設定できる
ものであり、より各人に適したサーチ動作が実現できる
ことになる。
【0049】なお、ステップ幅aの設定操作について
は、図2のステップタイムキー30のような形態のほか
に、テンキーを設けて時間値を直接入力できるようにし
てもよく、またジョグダイヤルなどの操作子により時間
aを選択できるようにすることなども考えられる。
【0050】3.第3の実施形態例 次に第3の実施形態例を説明する。これは、ステップア
クセス動作として、1回の操作に応じて所定時間幅で連
続的にアクセス及び再生を行なっていくことで、目的位
置のサーチをより簡易/迅速に行なうことができるよう
にするものである。
【0051】本例におけるステップアクセスのためのシ
ステムコントローラ10の処理は図8に示される。再生
時などにおいてステップFFキー28が押された場合、
システムコントローラ10は処理F301から処理F303に進
み、現在、つまりステップFFキー28が押された時点
での再生位置のアドレスを基準アドレスTNとして取り
込む。
【0052】次に処理F304において変数C=0とリセッ
トした後、処理F305で変数Cをインクリメントし、処理
F306に進む。処理F306ではアクセス目的となるアドレス
を算出する。これは、基準アドレスTNに、変数Cと固
定のステップ幅aの乗算値を加算することで得られる。
最初は変数C=1であるため、アクセス目的となるアド
レスは、基準アドレスTN+ステップ幅aのアドレスと
なる。
【0053】アクセス目的となるアドレスが算出された
ら、処理F307として、そのアクセス目的となるアドレス
への光学ヘッド2のアクセスを実行させ、処理F308とし
てアクセス終了後に再生を開始させる。ただしこの再生
は所定時間S(例えばS=5秒)だけ実行し、S秒間の
再生が終了するまでに処理F309として、再生キー21な
どの他の操作が行なわれなかったら、処理F305に戻る。
そして変数Cをインクリメントし、処理F306で次のアク
セス目的となるアドレスを算出する。このとき変数C=
2となっているため、アクセス目的となるアドレスは、
基準アドレスTN+2・(ステップ幅a)のアドレスと
なる。
【0054】アクセス目的となるアドレスが算出された
ら、処理F307として、そのアクセス目的となるアドレス
への光学ヘッド2のアクセスを実行させ、処理F308とし
てS秒間だけの再生を実行させる。この処理F305〜F308
までの処理は、他の操作が行なわれるまで継続される。
従って、ステップ幅aの間隔でアクセスと5秒の再生が
繰りかえされる。なお、図8には示していないが、繰り
返されるFF方向へのステップアクセスにより再生位置
がリードアウトエリアに入ってしまうような場合は、処
理F305〜F308の繰り返しの処理を終了する。ただし、ト
ラック#1の先頭に戻って、ステップ幅aでのアクセス
と5秒の再生を継続させてもよい。
【0055】処理F309において他の操作が検出された場
合、処理F317として、その操作に応じた動作制御を実行
する。例えば再生操作であれば再生状態に移行させ、一
時停止操作であれば一時停止動作に移行させる。
【0056】再生時などにおいてステップREWキー2
9が押された場合、システムコントローラ10は処理F3
02から処理F310に進み、現在、つまりステップREWキ
ー29が押された時点での再生位置のアドレスを基準ア
ドレスTNとして取り込む。
【0057】次に処理F311において変数C=0とリセッ
トした後、処理F312で変数Cをインクリメントし、処理
F313に進む。処理F313ではアクセス目的となるアドレス
を算出する。これは、基準アドレスTNから、変数Cと
固定のステップ幅aの乗算値を減算することで得られ
る。最初は変数C=1であるため、アクセス目的となる
アドレスは、基準アドレスTN−ステップ幅aのアドレ
スとなる。
【0058】アクセス目的となるアドレスが算出された
ら、処理F314として、そのアクセス目的となるアドレス
への光学ヘッド2のアクセスを実行させ、処理F315とし
てアクセス終了後に再生を開始させる。ただしこの再生
は所定時間S(例えばS=5秒)だけ実行し、S秒間の
再生が終了するまでに処理F316として、再生キー21な
どの他の操作が行なわれなかったら、処理F312に戻る。
そして変数Cをインクリメントし、処理F313で次のアク
セス目的となるアドレスを算出する。このとき変数C=
2となっているため、アクセス目的となるアドレスは、
基準アドレスTN−2・(ステップ幅a)のアドレスと
なる。
【0059】アクセス目的となるアドレスが算出された
ら、処理F314として、そのアクセス目的となるアドレス
への光学ヘッド2のアクセスを実行させ、処理F315とし
てS秒間だけの再生を実行させる。この処理F312〜F315
までの処理は、他の操作が行なわれるまで継続される。
従って、ステップ幅aの間隔で再生位置が戻されるアク
セスと5秒の再生が繰りかえされる。なお、図8には示
していないが、REW方向へのステップアクセスが繰り
返されて再生位置がリードインエリアに入ってしまうよ
うな場合は、処理F312〜F315の繰り返しの処理を終了す
る。
【0060】処理F316において他の操作が検出された場
合、処理F317として、その操作に応じた動作制御を実行
する。例えば再生操作であれば再生状態に移行させ、一
時停止操作であれば一時停止動作に移行させる。
【0061】システムコントローラ10が図8の処理を
実行することで実現される動作を図10(b)、図11
(b)に模式的に示す。なお、この例はステップ幅a=
15秒と設定され、また図8の処理F308,F315 でのS秒
は5秒と設定されていると仮定する。また図10
(a)、図11(a)は図5(a)と同様にディスク9
0の一部としてトラック#1〜#3の領域を示してい
る。
【0062】今、図10(b)にPB15として示すよ
うに再生が行なわれているとする。この再生中におい
て、STC1で示すタイミングでステップFFキー28
が押されたとすると、システムコントローラ10はまず
その時点のアドレスTNから目的アドレスTN+Ca
(=TN+a)として再生音声で15秒後の地点のアド
レスを算出し、光学ヘッド2のアクセスACを実行させ
る。そして15秒後の地点へのアクセスが終了したら、
PB16として示すように5秒間の再生動作を実行させ
る。
【0063】5秒間の再生が終了したら、続いて、基準
アドレスTNから次の目的アドレスTN+Ca(=TN
+2a)を算出する。これはSTC1で示すタイミング
における再生アドレスTNより30秒後の位置となる。
そして再生音声でアドレスTNから30秒後(15秒×
2)の地点のアドレスを算出したら、光学ヘッド2のア
クセスACを実行させ、アクセス終了後、PB17とし
て示すように5秒間の再生動作を実行させる。以降も同
様に、基準アドレスTNから15秒間隔となる目的アド
レスTN+Caとして、アドレスTN+3a、アドレス
TN+4a、アドレスTN+5aに対してのアクセスA
C及び5秒間の再生(PB18,PB19,PB20)
を繰り返し実行していく。
【0064】再生PB20の途中で、図示するようにユ
ーザーが再生操作を行なったとすると、システムコント
ローラ10は動作を通常の再生動作に切り換え、以降ス
テップアクセスを繰り返すことなく、再生PB20をそ
のまま続行していくことになる。
【0065】次に、図11(b)にPB25として示す
ように再生が行なわれているとする。この再生中におい
て、STC3で示すタイミングでステップREWキー2
9が押されたとすると、システムコントローラ10はま
ずその時点のアドレスTNから目的アドレスTN−Ca
(=TN−a)として再生音声で15秒前の地点のアド
レスを算出し、光学ヘッド2のアクセスACを実行させ
る。そして15秒前の地点へのアクセスが終了したら、
PB26として示すように5秒間の再生動作を実行させ
る。
【0066】5秒間の再生が終了したら、続いて、基準
アドレスTNから次の目的アドレスTN−Ca(=TN
−2a)を算出する。これはSTC3で示すタイミング
における再生アドレスTNより30秒前の位置となる。
そして再生音声でアドレスTNから30秒前(15秒×
2)の地点のアドレスを算出したら、光学ヘッド2のア
クセスACを実行させ、アクセス終了後、PB27とし
て示すように5秒間の再生動作を実行させる。以降も同
様に、基準アドレスTNから15秒間隔となる目的アド
レスTN−Caとして、アドレスTN−3aに対しての
アクセスAC及び5秒間の再生PB28を実行する。
【0067】再生PB28の途中で、図示するようにユ
ーザーが再生操作を行なったとすると、システムコント
ローラ10は動作を通常の再生動作に切り換え、以降ス
テップアクセスを繰り返すことなく、再生PB28をそ
のまま続行していくことになる。
【0068】以上のように本例では、ステップFFキー
28又はステップREWキー29の操作に応じて例えば
15秒などの一定間隔単位で再生位置の送り又は戻しが
実行され、そのアクセス地点から5秒間の再生が行なわ
れるという動作が自動的に繰り返されていく。従ってユ
ーザーは、例えばトラックの途中部分が聞きたいような
場合には、その部分を探すためにステップFFキー28
又はステップREWキー29を押す。すると、例えば1
5秒間隔の位置の再生音声が出力されることになり、こ
れを聞きながら目的位置に達したか否かを判断する。そ
して目的位置としての音声が確認された時点で例えば再
生操作を行なえば、その地点からの再生動作が実行さ
れ、つまり以降、目的位置からの再生音声を聞くことが
できる。
【0069】つまりユーザーはステップFFキー28又
はステップREWキー29を1回操作したら、その後再
生される音声を聞いているだけで目的位置のサーチが行
なわれ、所望の時点で再生操作(もしくは一時停止操
作)を行なえば良いだけとなり、非常に簡単な操作で、
しかも迅速に聞きたい箇所を発見できる。
【0070】なお、本例ではステップ幅aは固定であ
り、例えば15秒としたが、30秒や1分など他の値に
設定してもよい。またステップアクセス中の再生時間は
5秒としたが、これも3秒など他の時間値に設定しても
よい。
【0071】4.第4の実施形態例 次に第4の実施形態例を説明する。これは、ステップア
クセス動作は上記第3の実施形態例とほぼ同様である
が、ステップアクセスの再のステップ幅aをユーザーが
所望の値に可変設定できるようにしたものである。この
場合操作部8には、図2に示すステップタイムキー30
が設けられる。
【0072】本例におけるステップアクセスのためのシ
ステムコントローラ10の処理は図9に示される。再生
時などにおいてステップFFキー28が押された場合、
システムコントローラ10は処理F401から処理F403に進
む。ここでは、その時点で設定されているステップ幅モ
ードを判別し、処理F404において、そのときのステップ
幅モードに応じてステップ幅aの値を設定する。
【0073】この処理は、第2の実施形態例で説明した
ものと同様である。つまりユーザーは、ステップアクセ
スを実行させるまえの任意の時点でステップタイムキー
30を操作して、ステップ幅aについて15秒、30
秒、60秒などのステップ幅モードを指示しておく。そ
の際、システムコントローラ10は例えばステップタイ
ムキー30の操作に対応してステップ幅モードを設定す
る。
【0074】このようなモード設定操作に応じて、現在
実行すべきステップアクセスでのステップ幅aを判別す
るのが処理F403,F404 となる。処理F404で今回のステッ
プアクセスに関するステップ幅aが確定されたら、処理
F405以降の処理にうつる。処理F405〜F411及び処理F421
については、図8の処理F303〜F309及び処理F317と同様
であるため説明は省略する。ただし、処理F408における
目的アドレス算出のためのステップ幅aの値は、処理F4
03,F404 で設定された値が用いられることになる。
【0075】また、再生時などにおいてステップREW
キー29が押された場合、システムコントローラ10は
処理F402から処理F412に進む。この場合も、その時点で
設定されているステップ幅モードを判別し、処理F413に
おいて、そのときのステップ幅モードに応じてステップ
幅aの値を設定する。
【0076】続いて処理F414以降に進むことになるが、
処理F414〜F421については、図8の処理F310〜F317と同
様であるため説明は省略する。ただし、処理F417におけ
る目的アドレス算出のためのステップ幅aの値は、処理
F412,F413 で設定された値が用いられることになる。
【0077】システムコントローラ10が図9の処理を
実行することで実現される動作を図10(b)(c)、
図11(b)(c)に模式的に示す。なお、この例は図
9の処理F410,F419 でのS秒は5秒と設定されていると
仮定する。
【0078】図10(b)の動作は上記第3の実施形態
例で説明したように、15秒間隔でのステップアクセス
及び5秒間の再生が連続的に行なわれていく。これは、
本例についていえば、ユーザーがステップ幅モードを1
5秒と設定していたときの動作に相当することになる。
ユーザーがステップ幅モードを30秒と設定した場合
は、図10(c)の動作が行なわれることになる。
【0079】例えば図10(c)にPB21として示す
ように再生が行なわれているときに、STC2で示すタ
イミングでステップFFキー28が押されたとすると、
システムコントローラ10はまずその時点のアドレスT
Nから目的アドレスTN+Ca(=TN+a)として再
生音声で30秒後の地点のアドレスを算出し、光学ヘッ
ド2のアクセスACを実行させる。そして30秒後の地
点へのアクセスが終了したら、PB22として示すよう
に5秒間の再生動作を実行させる。
【0080】5秒間の再生が終了したら、続いて、基準
アドレスTNから次の目的アドレスTN+Ca(=TN
+2a)を算出する。これはSTC1で示すタイミング
における再生アドレスTNより60秒後の位置となる。
そして再生音声でアドレスTNから60秒後(30秒×
2)の地点のアドレスを算出したら、光学ヘッド2のア
クセスACを実行させ、アクセス終了後、PB23とし
て示すように5秒間の再生動作を実行させる。
【0081】以降も同様に、基準アドレスTNから30
秒間隔となる目的アドレスTN+Caとして、アドレス
TN+3aに対してのアクセスAC及び5秒間の再生P
B24を実行していくが、再生PB24の途中で、図示
するようにユーザーが再生操作を行なったとすると、シ
ステムコントローラ10は動作を通常の再生動作に切り
換え、以降ステップアクセスを繰り返すことなく、再生
PB24をそのまま続行していくことになる。
【0082】図11(b)の動作はステップREWキー
29の操作に応じた動作を示しているが、上記第3の実
施形態例で説明したように、15秒間隔でのREW方向
へのステップアクセス及び5秒間の再生が連続的に行な
われていく。これは、本例についていえば、ユーザーが
ステップ幅モードを15秒と設定していたときの動作に
相当することになる。ユーザーがステップ幅モードを3
0秒と設定した場合は、図11(c)の動作が行なわれ
ることになる。
【0083】図11(c)にPB29として示すように
再生が行なわれているとする。この再生中において、S
TC4で示すタイミングでステップREWキー29が押
されたとすると、システムコントローラ10はまずその
時点のアドレスTNから目的アドレスTN−Ca(=T
N−a)として再生音声で30秒前の地点のアドレスを
算出し、光学ヘッド2のアクセスACを実行させる。そ
して30秒前の地点へのアクセスが終了したら、PB3
0として示すように5秒間の再生動作を実行させる。
【0084】5秒間の再生が終了したら、続いて、基準
アドレスTNから次の目的アドレスTN−Ca(=TN
−2a)を算出する。これはSTC3で示すタイミング
における再生アドレスTNより60秒前の位置となる。
そして再生音声でアドレスTNから60秒前(30秒×
2)の地点のアドレスを算出したら、光学ヘッド2のア
クセスACを実行させ、アクセス終了後、PB31とし
て示すように5秒間の再生動作を実行させる。以降も同
様に、基準アドレスTNから30秒間隔となる目的アド
レスTN−Caとして、アドレスTN−3aに対しての
アクセスAC及び5秒間の再生PB32を実行する。
【0085】再生PB32の途中で、図示するようにユ
ーザーが再生操作を行なったとすると、システムコント
ローラ10は動作を通常の再生動作に切り換え、以降ス
テップアクセスを繰り返すことなく、再生PB32をそ
のまま続行していくことになる。
【0086】以上のように本例では、上述の第3の実施
形態例と同様にステップFFキー28又はステップRE
Wキー29の操作に応じて一定間隔単位での再生位置の
送り又は戻し、及び所定時間だけの再生が繰り返し実行
されることで、目的位置の発見を容易な操作で迅速に行
うことができるが、さらに本例の場合は、ステップ幅a
をユーザーがそのときのトラックの演奏時間長や、操作
上の好みなどに応じて任意に設定できるものであり、よ
り各人に適したサーチ動作が実現できることになる。
【0087】なお、本例ではステップ幅aを可変とした
が、ステップアクセス動作中の再生(本例における5秒
間の再生)についての時間も、例えば3秒など、7秒な
どのようにユーザーが可変設定できるようにしてもよ
い。
【0088】5.ミニディスク再生装置での適用におけ
る事情 ところで、以上のCDプレーヤとして説明してきた各例
は、ミニディスク再生装置でも全く同様に適用できる。
ただし、ミニディスクシステムの場合、アクセス目的の
アドレスを算出する場合に、特殊な演算を行なう必要が
生じる場合があるため、このことについて述べておく。
【0089】ミニディスクシステムでは、ユーザーが自
由に音楽等を録音できるものであり、また録音後にトラ
ックを消去したり、トラックナンバを入れ換えたり、さ
らにトラックを分割、連結するなどの各種編集を自由に
行なうことができることが知られている。これにより、
ミニディスクの再生時間軸、つまりトラックナンバ順で
みた場合のトラックデータは、ディスク上の位置として
は必ずしも内周側から並んでいるものとは限らない。ま
た、1つのトラックが、例えば前半パーツと後半パーツ
としてディスク上でで物理的に離れた位置に記録されて
いる場合もある。
【0090】特にステップアクセス動作について考えた
場合、1つのトラックが複数パーツで記録されていた場
合や、次のトラックが物理的に離れた位置に記録されて
いた場合などに特殊なアドレス演算を必要とすることに
なる。図12にミニディスク上での記録データの例を示
す。図12(a)のように、ディスク上にトラック#1
〜#5が記録されていたとする。特にトラック#2は、
パーツ#2−1とパーツ#2−2に別れて記録されてい
たとする。
【0091】この状態で再生時間軸と、ディスク上のア
ドレスの関係は図15(b)のようになる。なお、ミニ
ディスクの場合、トラックのアドレスはユーザーTOC
という管理情報で管理されており、それぞれのトラック
(パーツ)のスタートアドレスとエンドアドレスがユー
ザーTOCに記されている。また、ミニディスクの場合
は圧縮された音声データがディスクに記録されており、
アドレス進行量と再生時間進行量とはそのままでは一致
しない。
【0092】トラック#2の場合については、ユーザー
TOCにおいてパーツ#2−1のスタートアドレスS21
とエンドアドレスE21が記録され、またそれにリンクし
た状態でパーツ#2−2のスタートアドレスS22とエン
ドアドレスE22が記録されている。これによって、トラ
ック#2を再生する場合は、まずスタートアドレスS21
にアクセスしてパーツ#2−1を再生し、エンドアドレ
スE21に達したら、スタートアドレスS22にアクセスし
てパーツ#2−2を再生することで、時間軸上で問題な
く連続的に音声が再生されることになる。
【0093】今、トラック#2の再生中にステップアク
セス操作が行なわれた場合を考える。例えば図12
(c)はトラック#2としてのパーツ#2−1,#2−
2を再生時間軸方向に並べたものであるが、例えば図1
2(d)のようにの地点のデータの再生音声出力を行
なっているタイミングでステップFF操作が行なわれた
とする。
【0094】ステップ幅が15秒とされているとする
と、アクセス目的地点は時間軸方向に並べた図12
(c)において、で示す地点とならなければならない
が、図12(b)から分かるように、物理的に見るとパ
ーツ#2−1とパーツ#2−2は連続されていないた
め、の地点のアドレスTNに単純に15秒に相当する
アドレス量aを加算しても、で示す地点のアドレスは
得られない。
【0095】このため、次のような手法を取る。まず、
の地点からパーツ#2−1のエンドアドレスE21まで
のアドレス量を算出し、それを再生音声としての時間に
換算する。これが例えば7秒であったとする。すると、
15秒間隔のステップアクセス動作の場合、エンドアド
レスE21から時間的に見て8秒の位置にアクセスすれば
よいことになる。そこで、時間的に連続するパーツ#2
−2のスタートアドレスS22を確認し、そのスタートア
ドレスS22に、8秒に相当するアドレス量を加算する。
すると、図12(b)におけるの地点の物理的なアド
レスが得られることになり、そのアドレスに対してアク
セスを実行すればよい。
【0096】このようにミニディスクシステムで適用す
る場合において、ステップアクセスの目的アドレスが物
理的に離れた他のパーツやトラックに達してしまうよう
な場合は、それぞれのトラックやパーツのスタートアド
レス/エンドアドレスを用いた目的アドレスの計算を行
なうことが必要になる。他の点では上述したCDプレー
ヤでの例と同様に実現できる。そして本発明をミニディ
スク再生装置で適用する場合も、トラック内の検索が容
易でしかも迅速に行なうことができるという効果が得ら
れる。
【0097】なお、本発明はさらにDAT(デジタルオ
ーディオテープ)再生装置、アナログテープ再生装置、
ビデオテープ再生装置、ビデオディスク再生装置などに
おいても適用できる。アドレスが記録されている記録媒
体を用いる再生装置では、そのアドレス形態に応じてア
クセス位置を算出していけばよく、またアドレスが存在
しない記録媒体を用いる再生装置では、例えばテープ走
行カウンタなどにより送り量を計測し、所定時間のアク
セスを実行するようにすればよい。
【0098】
【発明の効果】以上説明したように本発明の再生装置
は、ステップ送り操作手段の操作に応じて、再生手段に
よる記録媒体に対する音声情報の読出位置を、再生音声
にして所定時間分だけ前方(FF(早送り)方向)又は
後方(REW(早戻し)方向)となる位置にアクセス移
動させ、アクセス移動終了後に再生動作を再開させるよ
うに制御を行なう。または、ステップ送り操作手段の操
作に応じて、再生手段による記録媒体に対する音声情報
の読出位置を再生音声にして第1の所定時間分だけ前方
又は後方となる位置にアクセス移動させる動作と、この
アクセス移動終了後に第2の所定時間だけ再生動作を実
行させる動作を繰り返し連続して実行させるとともに、
他の特定の操作、例えば再生操作や一時停止操作などに
応じて当該繰り返し動作を終了させ、その操作に応じた
動作状態に移行するよう制御を行なうようにしている。
これにより、記録媒体中の或る位置を聞きたい場合、或
る位置で一時停止させておきたい場合など、特定の箇所
をサーチしたいような場合に、ユーザーは非常に簡単な
操作を行なうのみでよく、しかも迅速に目的位置をみつ
けることができるという効果がある。もちろんサーチの
ためにキーを押し続けるという面倒な操作は不要であ
る。
【0099】またステップ送りの際の時間幅や、連続し
てステップ送りを行なう場合のアクセス後の再生時間等
をユーザーが可変設定できるようにすることで、使用事
情に応じた好適な動作が実現される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用できるCDプレーヤのブロック図
である。
【図2】実施の形態におけるCDプレーヤの操作部の説
明図である。
【図3】CDシステムでの絶対アドレスとトラック内ア
ドレスの説明図である。
【図4】第1の実施態様例でのステップアクセス処理の
フローチャートである。
【図5】第1の実施態様例でのステップアクセス動作の
説明図である。
【図6】第2の実施態様例でのステップアクセス処理の
フローチャートである。
【図7】第2の実施態様例でのステップアクセス動作の
説明図である。
【図8】第3の実施態様例でのステップアクセス処理の
フローチャートである。
【図9】第4の実施態様例でのステップアクセス処理の
フローチャートである。
【図10】第3、第4の実施態様例でのステップアクセ
ス動作の説明図である。
【図11】第3、第4の実施態様例でのステップアクセ
ス動作の説明図である。
【図12】本発明をミニディスクシステムに適用する場
合のアドレス算出方式の説明図である。
【符号の説明】
2 光学ヘッド 4 サーボシグナルプロセッサ 5 デコーダ 8 操作部 9 表示部 10 システムコントローラ 21 再生キー 28 ステップFFキー 29 ステップREWキー 30 ステップタイムキー 90 ディスク

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体に記録されている音声情報を読
    み出し、再生出力することができる再生手段と、 再生位置の移動を指示するステップ送り操作手段と、 前記ステップ送り操作手段の操作に応じて、前記再生手
    段による記録媒体に対する音声情報の読出位置を、再生
    音声にして所定時間分だけ前方又は後方となる位置にア
    クセス移動させ、アクセス移動終了後に再生動作を再開
    させるように制御を行なう制御手段と、 を有することを特徴とする再生装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記ステップ送り操作
    手段の操作に応じて前記再生手段をアクセス移動させる
    際の前記所定時間を、可変設定することができるように
    構成されていることを特徴とする請求項1に記載の再生
    装置。
  3. 【請求項3】 記録媒体に記録されている音声情報を読
    み出し、再生出力することができる再生手段と、 再生位置の移動を指示するステップ送り操作手段と、 前記ステップ送り操作手段の操作に応じて、前記再生手
    段による記録媒体に対する音声情報の読出位置を再生音
    声にして第1の所定時間分だけ前方又は後方となる位置
    にアクセス移動させる動作と、このアクセス移動終了後
    に第2の所定時間だけ再生動作を実行させる動作とを、
    繰り返し連続して実行させるとともに、他の特定の操作
    に応じて当該繰り返し動作を終了させ、その操作に応じ
    た動作状態に移行するよう制御を行なう制御手段と、 を有することを特徴とする再生装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、前記第1の所定時間と
    前記第2の所定時間の一方又は両方を、可変設定するこ
    とができるように構成されていることを特徴とする請求
    項3に記載の再生装置。
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