JPH06314483A - ディスク再生装置 - Google Patents
ディスク再生装置Info
- Publication number
- JPH06314483A JPH06314483A JP5104288A JP10428893A JPH06314483A JP H06314483 A JPH06314483 A JP H06314483A JP 5104288 A JP5104288 A JP 5104288A JP 10428893 A JP10428893 A JP 10428893A JP H06314483 A JPH06314483 A JP H06314483A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- signal
- musical instrument
- data
- midi
- electronic musical
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- Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
- Optical Recording Or Reproduction (AREA)
- Electrophonic Musical Instruments (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 オーディオ信号と電子楽器制御信号による各
再生音の同期を確実にとることのできるCD+MIDI
ディスク専用のディスク再生装置の提供を目的とする。 【構成】 CD+MIDIディスク11上のメインデー
タおよびサブコードデータの先頭部分にオーディオ信号
およびMIDI信号に先立って同期調整用の信号を記録
し、再生時、信号処理後の各データの同期信号の位相を
位相比較器21で比較して、その位相差信号をMIDI
デコーダ17にフィードバックする。MIDIデコーダ
17内にはサブコードデータを一時的に記憶して電子楽
器18にMIDI信号を送出する最適なタイミングを生
成するためのディジタルメモリ20が内蔵されており、
その遅延時間は、位相比較器21の出力に応じて、各同
期信号の位相差が零になるよう増減調整される。
再生音の同期を確実にとることのできるCD+MIDI
ディスク専用のディスク再生装置の提供を目的とする。 【構成】 CD+MIDIディスク11上のメインデー
タおよびサブコードデータの先頭部分にオーディオ信号
およびMIDI信号に先立って同期調整用の信号を記録
し、再生時、信号処理後の各データの同期信号の位相を
位相比較器21で比較して、その位相差信号をMIDI
デコーダ17にフィードバックする。MIDIデコーダ
17内にはサブコードデータを一時的に記憶して電子楽
器18にMIDI信号を送出する最適なタイミングを生
成するためのディジタルメモリ20が内蔵されており、
その遅延時間は、位相比較器21の出力に応じて、各同
期信号の位相差が零になるよう増減調整される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、CDプレーヤ再生用の
オーディオ信号とともに電子楽器制御用のMIDI信号
を記録したCD+MIDIディスクの再生を行うディス
ク再生装置に関する。
オーディオ信号とともに電子楽器制御用のMIDI信号
を記録したCD+MIDIディスクの再生を行うディス
ク再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、CDプレーヤ再生用のオーデ
ィオ信号および電子楽器制御用のMIDI信号を一枚の
ディスクに記録し、再生時にはCD再生音と電子楽器再
生音とを同時に出力するようにしたディスク再生システ
ムが知られている。
ィオ信号および電子楽器制御用のMIDI信号を一枚の
ディスクに記録し、再生時にはCD再生音と電子楽器再
生音とを同時に出力するようにしたディスク再生システ
ムが知られている。
【0003】図4にこのようなディスク再生システムの
構成を示す。同図において、1がCD+MIDIディス
クであり、CDプレーヤ再生用のオーディオ信号をメイ
ンデータとして記録し、且つ、電子楽器制御のためのM
IDI信号をサブコードデータとして記録してなる。レ
ーザーピックアップ2を通じてCD+MIDIディスク
1から読み出されたオーディオ信号は、信号処理回路
(プロセッサー)3にて必要な信号処理が行われた後、
ディジタルフィルター4、D/Aコンバータ5を通じて
スピーカ部6に送られ、CD再生音となって出力され
る。また、レーザーピックアップ2を通じてCD+MI
DIディスク1から読み出されたMIDI信号は、信号
処理回路(プロセッサー)3にて必要な信号処理が行わ
れた後、MIDIデコーダ7に送られ、ここでエラー訂
正などが行われた後、電子楽器(MIDI楽器)8へ送
出され、スピーカ部9を通してMIDI再生音となって
出力される。
構成を示す。同図において、1がCD+MIDIディス
クであり、CDプレーヤ再生用のオーディオ信号をメイ
ンデータとして記録し、且つ、電子楽器制御のためのM
IDI信号をサブコードデータとして記録してなる。レ
ーザーピックアップ2を通じてCD+MIDIディスク
1から読み出されたオーディオ信号は、信号処理回路
(プロセッサー)3にて必要な信号処理が行われた後、
ディジタルフィルター4、D/Aコンバータ5を通じて
スピーカ部6に送られ、CD再生音となって出力され
る。また、レーザーピックアップ2を通じてCD+MI
DIディスク1から読み出されたMIDI信号は、信号
処理回路(プロセッサー)3にて必要な信号処理が行わ
れた後、MIDIデコーダ7に送られ、ここでエラー訂
正などが行われた後、電子楽器(MIDI楽器)8へ送
出され、スピーカ部9を通してMIDI再生音となって
出力される。
【0004】ところで、このようなCD+MIDIディ
スクの再生において、オーディオ信号およびMIDI信
号の音声出力に至るまでの各信号処理時間は両者異なる
ものとなっている。
スクの再生において、オーディオ信号およびMIDI信
号の音声出力に至るまでの各信号処理時間は両者異なる
ものとなっている。
【0005】例えば、メインデータ(オーディオ信号)
処理は、信号処理回路(プロセッサー)3内でのシンボ
ル遅延、C2エンコード、インターリーブ、C1エンコ
ード、奇数シンボル遅延、偶数シンボル遅延、C1デコ
ード、デインターリーブ、C2デコード、シンボル遅延
の各処理( 111フレーム)と、エラー訂正(αフレー
ム)とからなり、処理時間としておよそ16ms(平均値)
を要する。
処理は、信号処理回路(プロセッサー)3内でのシンボ
ル遅延、C2エンコード、インターリーブ、C1エンコ
ード、奇数シンボル遅延、偶数シンボル遅延、C1デコ
ード、デインターリーブ、C2デコード、シンボル遅延
の各処理( 111フレーム)と、エラー訂正(αフレー
ム)とからなり、処理時間としておよそ16ms(平均値)
を要する。
【0006】一方、サブコードデータ(MIDI信号)
処理は、信号処理回路(プロセッサー)3内でのQエン
コード、Pエンコード、インターリーブ、デインターリ
ーブ、Pデコード、Qデコードの各処理( 168フレー
ム)と、MIDIデコーダ7内でのエラー訂正(48フレ
ーム)、さらに電子楽器8内での信号処理とからなり、
処理時間としておよそ39.4ms(平均値)を要する。
処理は、信号処理回路(プロセッサー)3内でのQエン
コード、Pエンコード、インターリーブ、デインターリ
ーブ、Pデコード、Qデコードの各処理( 168フレー
ム)と、MIDIデコーダ7内でのエラー訂正(48フレ
ーム)、さらに電子楽器8内での信号処理とからなり、
処理時間としておよそ39.4ms(平均値)を要する。
【0007】したがって、CD再生音とMIDI再生音
との同期をとるためには、図5に示すように、MIDI
信号をオーディオ信号よりも23.4msだけ先行してCD+
MIDIディスク1に記録する必要がある。
との同期をとるためには、図5に示すように、MIDI
信号をオーディオ信号よりも23.4msだけ先行してCD+
MIDIディスク1に記録する必要がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この値
(23.4ms)はあくまで理論上求められる平均値であり、
実際には様々な条件によってかなりのばらつきがある。
したがって、オーディオ信号とMIDI信号による各再
生音のタイミングは微妙にずれたものとなり、非常に聞
き辛いものとなる恐れがあった。
(23.4ms)はあくまで理論上求められる平均値であり、
実際には様々な条件によってかなりのばらつきがある。
したがって、オーディオ信号とMIDI信号による各再
生音のタイミングは微妙にずれたものとなり、非常に聞
き辛いものとなる恐れがあった。
【0009】本発明はこのような課題を解決するための
もので、オーディオ再生音と電子楽器再生音の同期を確
実にとることのできるディスク再生装置の提供を目的と
している。
もので、オーディオ再生音と電子楽器再生音の同期を確
実にとることのできるディスク再生装置の提供を目的と
している。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明のディスク再生装
置は上記した目的を達成するために、オーディオ信号を
含む第1データとともに、電子楽器制御用の信号を含む
第2データを記録し、且つ、前記各データはそれぞれの
音声出力に至るまでの信号処理時間の差を考慮してオー
ディオ出力部および電子楽器の出力部より同時に音声と
なって出力されるようほぼ前記時間差分ずらして記録さ
れ、前記各データの先頭部分には前記オーディオ信号お
よび前記電子楽器制御信号に先立ち同期調整用の信号が
記録されてなるディスクを再生するディスク再生装置に
おいて、前記ディスクから前記第1データおよび第2デ
ータを読み出す読出手段と、この読出手段により読み出
された前記第1データに対する信号処理を行って前記オ
ーディオ出力部に出力する第1信号処理手段と、前記読
出手段により読み出された前記第2データに対する信号
処理を行う第2信号処理手段と、この第2信号処理手段
より出力された前記第2データを記憶し、設定遅延時間
の経過後、前記電子楽器に出力する記憶手段と、前記第
1信号処理手段から前記オーディオ出力部にオーディオ
信号に先立ち出力される同期信号と、前記記憶手段から
前記電子楽器を経てこの電子楽器の出力部に電子楽器制
御信号に先立ち出力される同期信号との位相を比較する
位相比較手段と、この位相比較手段の比較結果に基づ
き、各同期信号が同期するよう前記記憶手段の遅延時間
を調整する遅延時間調整手段とを具備することを特徴と
するものである。
置は上記した目的を達成するために、オーディオ信号を
含む第1データとともに、電子楽器制御用の信号を含む
第2データを記録し、且つ、前記各データはそれぞれの
音声出力に至るまでの信号処理時間の差を考慮してオー
ディオ出力部および電子楽器の出力部より同時に音声と
なって出力されるようほぼ前記時間差分ずらして記録さ
れ、前記各データの先頭部分には前記オーディオ信号お
よび前記電子楽器制御信号に先立ち同期調整用の信号が
記録されてなるディスクを再生するディスク再生装置に
おいて、前記ディスクから前記第1データおよび第2デ
ータを読み出す読出手段と、この読出手段により読み出
された前記第1データに対する信号処理を行って前記オ
ーディオ出力部に出力する第1信号処理手段と、前記読
出手段により読み出された前記第2データに対する信号
処理を行う第2信号処理手段と、この第2信号処理手段
より出力された前記第2データを記憶し、設定遅延時間
の経過後、前記電子楽器に出力する記憶手段と、前記第
1信号処理手段から前記オーディオ出力部にオーディオ
信号に先立ち出力される同期信号と、前記記憶手段から
前記電子楽器を経てこの電子楽器の出力部に電子楽器制
御信号に先立ち出力される同期信号との位相を比較する
位相比較手段と、この位相比較手段の比較結果に基づ
き、各同期信号が同期するよう前記記憶手段の遅延時間
を調整する遅延時間調整手段とを具備することを特徴と
するものである。
【0011】
【作用】すなわち本発明では、位相比較手段にて、第1
信号処理手段からオーディオ出力部にオーディオ信号に
先立ち出力される同期信号と、記憶手段から電子楽器を
経てこの電子楽器の出力部に電子楽器制御信号に先立ち
出力される同期信号との位相を比較し、位相差信号を遅
延時間調整手段に出力する。遅延時間調整手段は、入力
した位相差信号を基に、各同期信号が同期するよう記憶
手段の遅延時間を調整する。
信号処理手段からオーディオ出力部にオーディオ信号に
先立ち出力される同期信号と、記憶手段から電子楽器を
経てこの電子楽器の出力部に電子楽器制御信号に先立ち
出力される同期信号との位相を比較し、位相差信号を遅
延時間調整手段に出力する。遅延時間調整手段は、入力
した位相差信号を基に、各同期信号が同期するよう記憶
手段の遅延時間を調整する。
【0012】したがって、本発明によれば、メインデー
タおよびサブコードデータの各音声出力に至るまでの信
号処理時間の差のばらつきに左右されることなく、オー
ディオ信号と電子楽器制御信号による各再生音の同期を
確実にとることができ、快適な音楽再生音を楽しむこと
が可能になる。
タおよびサブコードデータの各音声出力に至るまでの信
号処理時間の差のばらつきに左右されることなく、オー
ディオ信号と電子楽器制御信号による各再生音の同期を
確実にとることができ、快適な音楽再生音を楽しむこと
が可能になる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて説明す
る。図1は本発明に係る一実施例のディスク再生システ
ムの構成を示すブロック図である。
る。図1は本発明に係る一実施例のディスク再生システ
ムの構成を示すブロック図である。
【0014】同図において、11がCD+MIDIディ
スクであり、プレーヤ再生用のオーディオ信号をメイン
データとして記録し、且つ、電子楽器制御のためのMI
DI信号をサブコードデータとして記録してなる。また
メインデータおよびサブコードデータの先頭部分には、
オーディオ信号およびMIDI信号に先立って同期調整
用の信号が記録されている。レーザーピックアップ12
を通じてCD+MIDIディスク11から読み出された
オーディオ信号は、信号処理回路(プロセッサー)13
にて必要な信号処理が行われた後、ディジタルフィルタ
ー14、D/Aコンバータ15を通じてスピーカ部16
に送られ、CD再生音となって出力される。また、レー
ザーピックアップ12を通じてCD+MIDIディスク
11から読み出されたサブコードデータは、信号処理回
路(プロセッサー)13にて必要な信号処理が行われた
後、MIDIデコーダ17に送られ、ここでエラー訂
正、遅延処理などが行われた後、電子楽器(MIDI楽
器)18へ送出され、スピーカ部19を通してMIDI
再生音となって出力される。
スクであり、プレーヤ再生用のオーディオ信号をメイン
データとして記録し、且つ、電子楽器制御のためのMI
DI信号をサブコードデータとして記録してなる。また
メインデータおよびサブコードデータの先頭部分には、
オーディオ信号およびMIDI信号に先立って同期調整
用の信号が記録されている。レーザーピックアップ12
を通じてCD+MIDIディスク11から読み出された
オーディオ信号は、信号処理回路(プロセッサー)13
にて必要な信号処理が行われた後、ディジタルフィルタ
ー14、D/Aコンバータ15を通じてスピーカ部16
に送られ、CD再生音となって出力される。また、レー
ザーピックアップ12を通じてCD+MIDIディスク
11から読み出されたサブコードデータは、信号処理回
路(プロセッサー)13にて必要な信号処理が行われた
後、MIDIデコーダ17に送られ、ここでエラー訂
正、遅延処理などが行われた後、電子楽器(MIDI楽
器)18へ送出され、スピーカ部19を通してMIDI
再生音となって出力される。
【0015】MIDIデコーダ17は、内部処理後のM
IDI信号を一時的に記憶するディジタルメモリ20を
内蔵している。このディジタルメモリ20は、電子楽器
18にMIDI信号を送出する最適なタイミングを生成
するための遅延回路として働く。このディジタルメモリ
20による遅延時間は、MIDIデコーダ17内の制御
用マイコン(図示せず)の制御の下、位相比較器21の
出力に応じて調整可能とされている。位相比較器21
は、信号処理回路13からディジタルフィルター14、
D/Aコンバータ15を通じて出力されたメインデータ
の同期信号と、MIDIデコーダ17から電子楽器18
を通して出力されたサブコードデータの同期信号との位
相を比較し、その位相差に応じた信号を制御用マイコン
に導入するものとなっている。そして制御用マイコン
は、入力した位相差信号に基づき各同期信号の位相差が
零になるようディジタルメモリ20の遅延時間を増減調
整するものとなっている。
IDI信号を一時的に記憶するディジタルメモリ20を
内蔵している。このディジタルメモリ20は、電子楽器
18にMIDI信号を送出する最適なタイミングを生成
するための遅延回路として働く。このディジタルメモリ
20による遅延時間は、MIDIデコーダ17内の制御
用マイコン(図示せず)の制御の下、位相比較器21の
出力に応じて調整可能とされている。位相比較器21
は、信号処理回路13からディジタルフィルター14、
D/Aコンバータ15を通じて出力されたメインデータ
の同期信号と、MIDIデコーダ17から電子楽器18
を通して出力されたサブコードデータの同期信号との位
相を比較し、その位相差に応じた信号を制御用マイコン
に導入するものとなっている。そして制御用マイコン
は、入力した位相差信号に基づき各同期信号の位相差が
零になるようディジタルメモリ20の遅延時間を増減調
整するものとなっている。
【0016】次に、オーディオ再生音とMIDI再生音
の同期をとる動作について説明する。 図2はメインデ
ータおよびサブコードデータの各同期信号の位相比較の
例を示す図、図3はMIDIデコーダ17の内部で行わ
れる処理を示すフローチャートである。
の同期をとる動作について説明する。 図2はメインデ
ータおよびサブコードデータの各同期信号の位相比較の
例を示す図、図3はMIDIデコーダ17の内部で行わ
れる処理を示すフローチャートである。
【0017】本実施例では、オーディオ信号およびMI
DI信号による音声再生が開始される前に、これらの信
号に先立ってメインデータおよびサブコードデータの先
頭部分に記録された同期信号を用いて次のような処理を
行う。
DI信号による音声再生が開始される前に、これらの信
号に先立ってメインデータおよびサブコードデータの先
頭部分に記録された同期信号を用いて次のような処理を
行う。
【0018】すなわち、位相比較器21は、信号処理回
路13からディジタルフィルター14、D/Aコンバー
タ15を通じて出力されたメインデータ中の同期信号
と、MIDIデコーダ17(ディジタルメモリ20)か
ら電子楽器18を通して出力されたサブコードデータ中
の同期信号とを取り込み、各同期信号パルスの位相比較
を数秒間行う。
路13からディジタルフィルター14、D/Aコンバー
タ15を通じて出力されたメインデータ中の同期信号
と、MIDIデコーダ17(ディジタルメモリ20)か
ら電子楽器18を通して出力されたサブコードデータ中
の同期信号とを取り込み、各同期信号パルスの位相比較
を数秒間行う。
【0019】MIDIデコーダ17内の制御用マイコン
は、この位相比較器21からの位相差信号を入力して、
その位相差が零になるようにディジタルメモリ20の遅
延時間を調整する。つまり制御用マイコンは位相比較器
21から、図2に示すように、メインデータの同期信号
に対してサブコードデータの同期信号の位相が進んでい
ることを示す位相差信号を入力すると(ステップ30
3)、その位相差に応じた値だけディジタルメモリ20
の遅延時間を現在値より増やすよう制御を行い(ステッ
プ305)、また、メインデータの同期信号に対してサ
ブコードデータの同期信号の位相が遅れていることを示
す位相差信号を入力した場合は(ステップ304)、そ
の位相差に応じた値だけディジタルメモリ20の遅延時
間を現在値より減らすよう制御を行う(ステップ30
6)。この動作を所定時間繰り返すことによってメイン
データとサブコードデータとの音声出力タイミングの同
期をとる。 その後、オーディオ信号およびMIDI信
号による音声再生期間に入り、オーディオ信号はスピー
カ部16を通じてオーディオ音声となって出力されると
同時に、MIDI信号は電子楽器18に送出され、スピ
ーカ部19を通してMIDI音声となって出力される。
は、この位相比較器21からの位相差信号を入力して、
その位相差が零になるようにディジタルメモリ20の遅
延時間を調整する。つまり制御用マイコンは位相比較器
21から、図2に示すように、メインデータの同期信号
に対してサブコードデータの同期信号の位相が進んでい
ることを示す位相差信号を入力すると(ステップ30
3)、その位相差に応じた値だけディジタルメモリ20
の遅延時間を現在値より増やすよう制御を行い(ステッ
プ305)、また、メインデータの同期信号に対してサ
ブコードデータの同期信号の位相が遅れていることを示
す位相差信号を入力した場合は(ステップ304)、そ
の位相差に応じた値だけディジタルメモリ20の遅延時
間を現在値より減らすよう制御を行う(ステップ30
6)。この動作を所定時間繰り返すことによってメイン
データとサブコードデータとの音声出力タイミングの同
期をとる。 その後、オーディオ信号およびMIDI信
号による音声再生期間に入り、オーディオ信号はスピー
カ部16を通じてオーディオ音声となって出力されると
同時に、MIDI信号は電子楽器18に送出され、スピ
ーカ部19を通してMIDI音声となって出力される。
【0020】したがって、本実施例のディスク再生シス
テムによれば、メインデータおよびサブコードデータの
各音声出力に至るまでの信号処理時間の差のばらつきに
左右されることなく、オーディオ再生音とMIDI再生
音との同期をとることが可能となり、快適な音楽再生音
を楽しむことが可能になる。
テムによれば、メインデータおよびサブコードデータの
各音声出力に至るまでの信号処理時間の差のばらつきに
左右されることなく、オーディオ再生音とMIDI再生
音との同期をとることが可能となり、快適な音楽再生音
を楽しむことが可能になる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように本発明のディスク再
生装置によれば、メインデータおよびサブコードデータ
の各音声出力に至るまでの信号処理時間の差のばらつき
に左右されることなく、オーディオ再生音と電子楽器再
生音との同期をとることが可能となり、快適な音楽再生
音を楽しむことが可能になる。
生装置によれば、メインデータおよびサブコードデータ
の各音声出力に至るまでの信号処理時間の差のばらつき
に左右されることなく、オーディオ再生音と電子楽器再
生音との同期をとることが可能となり、快適な音楽再生
音を楽しむことが可能になる。
【図1】本発明に係る一実施例のディスク再生システム
の構成を示すブロック図である。
の構成を示すブロック図である。
【図2】位相比較器によるメインデータおよびサブコー
ドデータの各同期信号の位相比較の例を示す図である。
ドデータの各同期信号の位相比較の例を示す図である。
【図3】MIDIデコーダの内部で行われる処理を示す
フローチャートである。
フローチャートである。
【図4】従来のディスク再生システムの構成を示すブロ
ック図である。
ック図である。
【図5】CD+MIDIディスク上のオーディオ信号お
よびMIDI信号の記録開始位置を示す図である。
よびMIDI信号の記録開始位置を示す図である。
11…CD+MIDIディスク、12…レーザーピック
アップ、13…信号処理回路(プロセッサー)、14…
ディジタルフィルター、15…D/Aコンバータ、16
…スピーカ部、17…MIDIデコーダ、18…電子楽
器(MIDI楽器)、19…スピーカ部、20…ディジ
タルメモリ、21…位相比較器。
アップ、13…信号処理回路(プロセッサー)、14…
ディジタルフィルター、15…D/Aコンバータ、16
…スピーカ部、17…MIDIデコーダ、18…電子楽
器(MIDI楽器)、19…スピーカ部、20…ディジ
タルメモリ、21…位相比較器。
Claims (1)
- 【請求項1】 オーディオ信号を含む第1データととも
に、電子楽器制御用の信号を含む第2データを記録し、
且つ、前記各データはそれぞれの音声出力に至るまでの
信号処理時間の差を考慮してオーディオ出力部および電
子楽器の出力部より同時に音声となって出力されるよう
ほぼ前記時間差分ずらして記録され、前記各データの先
頭部分には前記オーディオ信号および前記電子楽器制御
信号に先立ち同期調整用の信号が記録されてなるディス
クを再生するディスク再生装置において、 前記ディスクから前記第1データおよび第2データを読
み出す読出手段と、 この読出手段により読み出された前記第1データに対す
る信号処理を行って前記オーディオ出力部に出力する第
1信号処理手段と、 前記読出手段により読み出された前記第2データに対す
る信号処理を行う第2信号処理手段と、 この第2信号処理手段より出力された前記第2データを
記憶し、設定遅延時間の経過後、前記電子楽器に出力す
る記憶手段と、 前記第1信号処理手段から前記オーディオ出力部にオー
ディオ信号に先立ち出力される同期信号と、前記記憶手
段から前記電子楽器を経てこの電子楽器の出力部に電子
楽器制御信号に先立ち出力される同期信号との位相を比
較する位相比較手段と、 この位相比較手段の比較結果に基づき、各同期信号が同
期するよう前記記憶手段の遅延時間を調整する遅延時間
調整手段とを具備することを特徴とするディスク再生装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5104288A JPH06314483A (ja) | 1993-04-30 | 1993-04-30 | ディスク再生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5104288A JPH06314483A (ja) | 1993-04-30 | 1993-04-30 | ディスク再生装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06314483A true JPH06314483A (ja) | 1994-11-08 |
Family
ID=14376747
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5104288A Withdrawn JPH06314483A (ja) | 1993-04-30 | 1993-04-30 | ディスク再生装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06314483A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003208166A (ja) * | 2002-01-16 | 2003-07-25 | Yamaha Corp | 楽音再生記録装置、記録装置及び記録方法 |
JP2003280662A (ja) * | 2002-03-25 | 2003-10-02 | Yamaha Corp | 楽曲再生装置 |
-
1993
- 1993-04-30 JP JP5104288A patent/JPH06314483A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003208166A (ja) * | 2002-01-16 | 2003-07-25 | Yamaha Corp | 楽音再生記録装置、記録装置及び記録方法 |
JP2003280662A (ja) * | 2002-03-25 | 2003-10-02 | Yamaha Corp | 楽曲再生装置 |
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Date | Code | Title | Description |
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