JPH08201542A - 拍数検出装置 - Google Patents

拍数検出装置

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JPH08201542A
JPH08201542A JP7007652A JP765295A JPH08201542A JP H08201542 A JPH08201542 A JP H08201542A JP 7007652 A JP7007652 A JP 7007652A JP 765295 A JP765295 A JP 765295A JP H08201542 A JPH08201542 A JP H08201542A
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Yoichi Yamada
洋一 山田
Tomohiko Kimura
友彦 木村
Takeaki Funada
健明 船田
Hajime Ishita
源 井下
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】 入力オーディオ信号の所定の周波数成分のレ
ベルが所定のレベルより大となった時点から第2計時手
段による時間計時を開始し、その時点から所定の時間T
1が経過後において入力オーディオ信号の所定の周波数
成分のレベルが所定のレベルより大と再度なった時点に
て第2計時手段による時間計時を終了し、第2計時手段
の時間計時終了時の計時時間T2を単位拍として所定の
単位時間当たりの拍数BPMに換算する。 【効果】 編集者の特別な操作がなくても自動的に曲の
拍数を算出することができるので、再生中の第1の曲か
ら次に再生すべき第2の曲への繋ぎ編集を行なう編集者
には、第2の曲を第1の曲の拍数に合わせるようにプレ
ーヤのディスク回転数を変化させて微調整することが容
易となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、曲の単位時間当たりの
拍数を検出する拍数検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ディスコにおいて演奏される音楽は踊り
に適したいわゆるダンスミュージックといわれるもので
あるが、このようなダンスミュージックであってもダン
スミュージック毎にテンポが変わることは踊り辛く好ま
しくない。一方、テンポを変えないという理由のため
に、同じ曲をを延々と再生し続けることは、ダンスに対
する興味を損なうことになる。そこで、ディスコでダン
スミュージックを編集する編集者(ディスクジョッキ
ー;DJ)は、編集用のミキサーを介して、現在再生中
の曲(第1の曲)に間断無く連続させて次の曲(第2の
曲)に繋げるように、複数台(例えば、2台)のディス
クプレーヤを用意している。一方のプレーヤにより第1
の曲の再生中に他方のプレーヤにて次の曲(第2の曲)
の頭出しを行なうと共に、再生速度を合わせるために他
方のプレーヤのディスクの回転速度を制御しておき、第
1の曲の再生が終了した時点で他方のプレーヤにより第
2の曲の再生を開始することが行なわれる。
【0003】第1の曲と第2の曲との再生速度を合わせ
たとしても双方の曲のリズムが揃わないと、第1の曲と
第2の曲との繋ぎ目が分かってしまう。よって、DJは
第1の曲及び第2の曲各々の単位時間当たりの拍数(B
PM:Beat Per Minute)を検出し、拍数を合わせるよ
うにプレーヤのディスク回転数を変化させて微調整す
る。
【0004】BPMの従来の検出方法としては、DJが
BPMを知りたい曲を聞きながら、その曲の拍に合わせ
て入力スイッチを押すようにされたBPM測定器を用い
る方法が採られていた。BPM測定器では、測定開始
後、最初にスイッチが押された時点に同期して時間計測
稼働する内部タイマが設けられており、そのタイマによ
って設定された時間(例えば、10秒)内にスイッチが
押された数を計数し、その計数した数を60秒に換算し
たものを表示器等によって知らせることが行なわれてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うにBPM測定器を用いると、DJはBPM測定のため
に曲のリズムに合わせてスイッチの押圧を繰り返さなけ
ればならない。従って、繋ぎ編集を行なうDJには、次
曲の再生速度の調整作業や繋ぎポイントの設定作業など
と相俟って繁雑な作業が要求されることになっていた。
【0006】そこで、本発明の目的は、編集者等のユー
ザの特別な操作がなくても自動的に曲の拍数を算出する
ことができる拍数検出装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の拍数検出装置
は、入力オーディオ信号の所定の周波数成分を抽出する
抽出手段と、その抽出手段によって抽出された所定の周
波数成分のオーディオ信号が所定のレベルより大である
ことを検出したとき検出信号を発生するレベル検出手段
と、検出信号に応じて所定の時間を計時する第1計時手
段と、第1計時手段の計時中にレベル検出手段による検
出信号の発生を禁止させる手段と、検出信号に応答して
時間の計時を開始し計時開始後にレベル検出手段から新
たに発生された検出信号に応答して時間の計時を終了す
る第2計時手段と、第2計時手段の時間計時終了時の計
時時間を単位拍として所定の単位時間当たりの拍数に換
算する換算手段とを備えたことを特徴としている。
【0008】
【作用】本発明によれば、入力オーディオ信号の所定の
周波数成分のレベルが所定のレベルより大となった時点
から第2計時手段が時間計時を開始し、その時点から所
定の時間T1が経過後において入力オーディオ信号の所
定の周波数成分のレベルが所定のレベルより大と再度な
った時点にて第2計時手段は時間計時を終了し、第2計
時手段の時間計時終了時の計時時間T2を単位拍として
所定の単位時間(60秒)当たりの拍数BPMが換算さ
れる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ詳
細に説明する。図1は本発明の一実施例であるBPM測
定装置を示している。このBPM測定装置においては、
アナログオーディオ信号がA/D変換器1を介して3つ
のBPM検出部101〜103に供給される。BPM検
出部101は低域検出用であり、BPM検出部102は
中域検出用であり、BPM検出部103は高域検出用で
ある。
【0010】BPM検出部101においては、先ず、入
力される信号を受け入れるBPF(バンドパスフィル
タ)2が設けられ、BPF2は入力信号の低域成分(例
えば、20〜200Hz)を抽出する。BPF2の出力
には切換スイッチ11が接続されている。切換スイッチ
11は2つの固定接点を有し、BPF2の出力信号が後
述するウインドウタイマ6の出力信号に応じて2つの固
定接点のいずれか一方に選択的に中継供給される。2つ
の固定接点の一方の接点にはピークデータホールド回路
3が接続されている。ピークデータホールド回路3は供
給される信号の最大値を検出する。ピークデータホール
ド回路3にはスライスレベル生成回路4が接続されてい
る。スライスレベル生成回路4はピークデータホールド
回路3によって検出された最大値の例えば、75%の値
を示す信号をスライスレベル信号として出力する。2つ
の固定接点の他方の接点には信号スライスパルス変換器
5が接続されている。信号スライスパルス変換器5はス
イッチ11を介して供給されたBPF2の出力レベルを
スライスレベル生成回路4で生成されたスライスレベル
と比較し、BPF2の出力レベルがスライスレベルを越
えたときに高レベル出力を発生すると共にリセット信号
を発生する。このリセット信号はウインドウタイマ6に
供給される。ウインドウタイマ6はリセット信号に応答
して所定の時間T1を計時する。この所定の時間T1
は、拍のタイミングを採る音以外の音を無視するための
時間であり、例えば、64分音符を無視する場合を考え
るとBPMの最大値を160(ただし、ディスコで演奏
される曲の場合)までとすれば、60000msec÷
160は1拍の長さとなるので、
【0011】
【数1】(60000msec÷160)×15/16
=351.5msec と設定される。ウインドウタイマ6は所定の時間T1を
計時し終わるまでは切換スイッチ11を一方の固定接
点、すなわちピークデータホールド回路3側に切り換え
させておき、所定の時間T1の計時後は切換スイッチ1
1を他方の固定接点、すなわち信号スライスパルス変換
器5側に切り換えさせる。
【0012】信号スライスパルス変換器5の出力信号は
BPM換算器7に供給される。BPM換算器7は信号ス
ライスパルス変換器5の出力レベルが高レベルとなった
時点から計時を開始し、信号スライスパルス変換器5の
出力レベルが次に高レベルとなる時点までの計時時間T
2を得て、その計時時間T2からBPM値を換算する。
BPM換算器7の出力には連続安定区間検出器8が接続
されている。連続安定区間検出器8は動作の詳細につい
ては後述するが、BPM換算器7から出力されたBPM
値が連続しているか否かを判別すると共にBPM値の平
均値BPMAVEを算出する。この連続安定区間検出器8
の出力信号がBPM検出部101の出力信号となり、集
計表示回路9に供給される。また、信号スライスパルス
変換器5の出力信号はLEDやレベルメータからなるビ
ートメータ表示器10に供給され、信号スライスパルス
変換器5の出力レベル変動に応答してビートメータ表示
器10が点灯或いはレベル表示するようになっている。
【0013】BPM検出部102,103もBPM検出
部101と同様に構成され、集計表示回路9にその出力
信号が供給される。ただし、BPM検出部102の入力
段のBPFは入力信号の中域成分(200〜2000H
z)を抽出し、BPM検出部103の入力段のBPFは
入力信号の高域成分(2000〜20000Hz)を抽
出する。集計表示回路9にはBPMを数値表示する拍数
表示器12が接続されている。
【0014】なお、BPF2、ピークデータホールド回
路3、スライスレベル生成回路4、信号スライスパルス
変換器5、ウインドウタイマ6及び切換スイッチ11か
らなる部分はDSP(ディジタル信号プロセッサ)によ
って実現される。すなわち、DSPはプログラムを実行
することによりそれらの構成を形成するのである。ま
た、BPM換算器7、連続安定区間検出器8及び集計表
示回路9はマイクロコンピュータの動作によって実現さ
れる。
【0015】かかる構成において、オーディオ信号はA
/D変換器1によってディジタル化された後、各BPM
検出部101〜103に供給される。BPM検出部10
1について動作を説明すると、先ず、ディジタル化オー
ディオ信号の低域成分がBPF2において抽出され、そ
の抽出された成分は切換スイッチ11を介して信号スラ
イスパルス変換器5に供給される。信号スライスパルス
変換器5においては、図2に示すように、BPF2から
の低域成分の信号レベルがスライスレベルより大である
か否かが判別される(ステップS51)。BPM検出部
102,103においては中域成分、高域成分の信号レ
ベルがスライスレベルと比較される。低域成分の信号レ
ベル≦スライスレベルならば、スライスレベルが所定値
だけ低減される(ステップS52)。一方、低域成分の
信号レベル>スライスレベルならば、出力が高レベルに
される(ステップS53)、更にリセット信号がウイン
ドウタイマ6に対して発生される(ステップS54)。
ステップS54の実行後、ウインドウタイマ6から所定
の時間T1の計時終了を示すタイムオーバ信号が供給さ
れたか否かが判別される(ステップS55)。後述のス
テップS64においてタイムオーバ信号がウインドウタ
イマ6から発生し、それが供給されたならば、出力が低
レベルにされる(ステップS56)。この動作がA/D
変換器1のサンプリング周期で繰り返される。出力は高
レベルとなった後、低レベルとなることによりパルスを
発したこととなる。この出力の初期値は低レベルであ
る。
【0016】なお、スライスレベルは上記したようにス
ライスレベル生成回路4から供給されるが、それは信号
スライスパルス変換器5内の図示しないメモリに記憶さ
れ、記憶されたスライスレベルがステップS51の比較
に用いられる。また、記憶されたスライスレベルはステ
ップS52において所定レベルだけ低減され、その新た
なスライスレベルによってメモリは更新される。
【0017】信号スライスパルス変換器5がリセット信
号を発生すると、ウインドウタイマ6は計時動作を開始
する。ウインドウタイマ6は、動作を開始すると、図3
に示すように、計時値を単位値だけ増加し(ステップS
61)、その計時値が所定の時間T1を越えたか否かを
判別する(ステップS62)。計時値が所定の時間T1
を越えない場合には切換スイッチ11をピークデータホ
ールド回路3側に切り換えさせ(ステップS63)、計
時値が所定の時間T1を越えた場合、すなわちタイムオ
ーバとなった場合には信号スライスパルス変換器5に対
してタイムオーバ信号を発生し(ステップS64)、ま
た切換スイッチ11を信号スライスパルス変換器5側に
切り換えさせる(ステップS65)。この動作は上記の
単位値を周期として行なわれる。
【0018】切換スイッチ11がピークデータホールド
回路3側に切り換えられると、ピークデータホールド回
路3にはBPF2からの低域成分の信号が切換スイッチ
11を介して供給される。ピークデータホールド回路3
は低域成分の信号を絶対値変換した後、その最大値を検
出して保持する。すなわち、図4に示すように、サンプ
ル毎にBPF2からの低域成分の信号の絶対値を検出し
(ステップS31)、その絶対値信号レベルが最大値M
AXより大であるか否かを判別する(ステップS3
2)。絶対値信号レベル>最大値MAXならば、最大値
MAXをその絶対値信号レベルとする(ステップS3
3)。この最大値MAXはデータ信号としてスライスレ
ベル生成回路4に供給される。
【0019】スライスレベル生成回路4は図5に示すよ
うに、ピークデータホールド回路3によって検出された
最大値MAXに0.75を乗算しその乗算結果をスライ
スレベルとし(ステップS41)、それをスライスレベ
ル信号として信号スライスパルス変換器5に出力する
(ステップS42)。MAXに乗算した係数である0.
75は経験値であり、これに限定されない。
【0020】入力オーディオ信号が例えば、図6(a)
に示すような信号波形であるとすると、BPF2を通過
した低域成分の信号波形は図6(b)に示すようにな
る。このBPF2の出力信号の絶対値がピークデータホ
ールド回路3においてとられると、図6(c)に示すよ
うなプラス成分の信号となる。このような信号から上記
した如く最大値MAXが検出され、スライスレベルが設
定される。よって、BPF2を通過した低域成分の信号
レベルがこのスライスレベルより大となると、信号スラ
イスパルス変換器5の出力が例えば、図6(d)に示す
ように時点t1において高レベルとなり、この時点t1
ら所定の時間T1が経過した時点t2において信号スラ
イスパルス変換器5の出力は低レベルとなる。
【0021】信号スライスパルス変換器5の出力信号が
BPM換算器7に供給されることにより、BPM換算器
7は、図7に示すように、先ず、信号スライスパルス変
換器5の出力が高レベルになったか否かを判別する(ス
テップS71)。高レベルになったと判別したときには
内部タイムカウンタ(図示せず)による計時を初期値
(例えば、0)から開始させ(ステップS72)、信号
スライスパルス変換器5の出力が高レベルになったか否
かを判別する(ステップS73)。このステップS73
の判別はステップS71において高レベルが判別された
後、信号スライスパルス変換器5の出力が一旦低レベル
に戻ってから再び高レベルになったときを検出するもの
である。ステップS73で高レベルと判別すると、上記
の内部タイムカウンタによる計時を停止させ(ステップ
S74)、その内部タイムカウンタの計時時間T2を読
み取る(ステップS75)。この計時時間T2は図6
(d)の信号スライスパルス変換器5の出力信号波形に
おいて示すと、時点t1から時点t3までの時間である。
計時時間T2の読み取り後、60000を計時時間T2
(msec)で割ることにより拍数BPMを算出し(ステッ
プS76)、そして拍数BPMをメモリ(図示せず)に
今回値BPMnとして記憶させる(ステップS77)。
メモリには今回値BPMnから15回前の算出値BPM
n-15までの16個の拍数が記憶される。
【0022】連続安定区間検出器8は図8に示すよう
に、メモリに記憶された今回値BPM nを読み出して
(ステップ81)、その今回値BPMnが100から1
50までの範囲の値であるか否かを判別する(ステップ
82)。100から150までという拍数範囲について
はディスコで演奏される音楽のテンポがその範囲に通常
入ることから定めている。100≦BPMn≦150で
あれば、メモリに記憶されたBPMn,BPMn-1,…
…,BPMn-15においてBPMAVE±5以内で4サンプ
ル以上の連続区間があるか否かを判別する(ステップ8
3)。BPMAVE±5以内で4サンプル以上の連続区間
があるならば、その連続数Cを検出して上記のメモリに
記憶し(ステップ84)、連続区間の拍数の平均値BP
AVEをメモリに記憶する(ステップ85)。
【0023】BPMAVE±5以内で4サンプル以上の連
続区間の検出としては、BPMn〜BPMn-mまでの各サ
ンプル値の平均値AVEmを算出し、サンプル値BPMn
〜BPMn-mの各々と平均値AVEmとの差が±5以内で
あるか否かを判別することにより行なう。ここで、mは
3〜15であり、nはn〜n−12である。サンプル値
BPMn〜BPMn-mの各々と平均値AVEmとの差が±
5以内であって連続数Cが大なる平均値AVEmがメモ
リに記憶される。
【0024】ステップS82においてBPMn<100
又はBPMn>150ならば、今回値BPMnが50から
75までの範囲の値であるか否かを判別する(ステップ
86)。50≦BPMn≦75であれば、今回のサンプ
ルは2分音符であるとみなして今回値BPMnを2倍に
してそれを今回値BPMnとする(ステップ87)。そ
して、今回値BPMnとメモリに記憶されたBPMn-1
……,BPMn-15においてBPMAVE±5以内で4サン
プル以上の連続区間があるか否かを判別する(ステップ
88)。BPMAVE±5以内で4サンプル以上の連続区
間があるならば、ステップ87で得た今回値BPMn
メモリの値を更新して(ステップ89)、ステップS8
4に進む。
【0025】ステップS86においてBPMn<50又
はBPMn>75である場合、又はステップ88におい
てBPMAVE±5以内で4サンプル以上の連続区間がな
いと判別した場合には、今回値BPMnが67から10
0までの範囲の値であるか否かを判別する(ステップ8
A)。67≦BPMn<100であれば、今回のサンプ
ルは符点4分音符であるとみなして今回値BPMn
1.5倍にしてそれを今回値BPMnとする(ステップ
8B)。そして、ステップS88と同様に今回値BPM
nとメモリに記憶されたBPMn-1,……,BPMn-15
おいてBPMAVE±5以内で4サンプル以上の連続区間
があるか否かを判別する(ステップ8C)。BPMAVE
±5以内で4サンプル以上の連続区間があるならば、ス
テップS89に進む。なお、4サンプル以上の連続安定
区間が得られない場合には連続数Cが0とされる(ステ
ップ8D)。
【0026】このようなBPM検出部101における動
作がBPM検出部102,103においても行なわれる
ので、低域成分、中域成分及び高域成分についての連続
数Cが定まることになる。よって、集計表示回路9は、
図9に示すように、先ず、BPM検出部101〜103
のいずれかに4サンプル以上の連続安定区間が存在した
か否かを判別する(ステップ91)。これはBPM検出
部101〜103毎に連続数Cから判別することができ
る。連続数Cが0ならば、今回は連続安定区間が存在し
ないので、表示器12に表示されている前回の数値をそ
のまま継続させて表示させる(ステップ92)。
【0027】一方、BPM検出部101〜103のいず
れかに4サンプル以上の連続安定区間が存在したなら
ば、各連続数Cのうちの最大値を検出する(ステップ9
3)。BPM検出部101の連続数をC1、BPM検出
部102の連続数をC2、そしてBPM検出部103の
連続数をC3とすると、そのC1〜C3の中から最大値が
検出される。その最大値が得られたBPM検出部の今回
の平均値BPMAVEをメモリから読み出す(ステップ9
4)。その後、表示方法がリアル表示かアベレージ表示
かを判別し(ステップ95)、リアル表示ならば、平均
値BPMAVEを表示器12に数値表示させ(ステップ9
6)、アベレージ表示ならば、今回平均値BPMAVE
含む過去16拍の表示値の平均値を算出してそれを表示
器12に数値表示させる(ステップ97)。リアル表示
とアベレージ表示との選択は図示しない操作部の操作に
応じて指定される。
【0028】図10は本発明による拍数検出装置を適用
したDJシステムを示している。このDJシステムにお
いては、2つのディスクプレーヤ21,22が備えられ
ている。ディスクプレーヤ21,22は例えば、CDプ
レーヤからなり、ディスク回転速度を調整器21a,2
2aによって変化させることができる。ディスクプレー
ヤ21,22から各々出力される再生信号であるオーデ
ィオ信号はミキサー装置23に供給される。ミキサー装
置23は、双方のディスクプレーヤ21,22からのオ
ーディオ信号を任意の混合比で混合するか又はいずれか
一方のオーディオ信号を選択的に出力することができる
混合器24と、ディスクプレーヤ21からのオーディオ
信号が示す曲の拍数を検出する拍数検出装置25と、デ
ィスクプレーヤ22からのオーディオ信号が示す曲の拍
数を検出する拍数検出装置26とを備えている。混合器
24から出力されたオーディオ信号はアンプ27で増幅
されてスピーカ28に供給される。
【0029】なお、上記した実施例においては、入力オ
ーディオ信号の低域成分、中域成分及び高域成分で個別
に平均値BPMAVEを算出してその3つのBPMAVEから
1つを選択して表示しているが、いずれか1つの帯域か
らだけ平均値BPMAVEを算出してそれを表示するよう
にしても良い。また、上記の実施例においては、ウイン
ドウタイマ6のリセットは図6(d)に示したように時
点t1で行なわれるが、次にリセットされる時点は計時
時間T2が得られた時点t3以降に信号スライスパルス
変換器5の出力レベルが低レベルから高レベルに反転し
た時点である。しかしながら、計時時間T2が得られた
時点t3において、ウインドウタイマ6をリセットさせ
て所定の時間T1の測定を開始させると共に次の計時時
間T2の計時を開始しても良い。
【0030】更に、上記した実施例においては、複数の
周波数帯域毎にBPMを算出しているが、所定の帯域だ
けのBPMを求めるものでも良い。
【0031】
【発明の効果】本発明の拍数検出装置においては、入力
オーディオ信号の所定の周波数成分のレベルが所定のレ
ベルより大となった時点から第2計時手段が時間計時を
開始し、その時点から所定の時間T1が経過後において
入力オーディオ信号の所定の周波数成分のレベルが所定
のレベルより大と再度なった時点にて第2計時手段は時
間計時を終了し、第2計時手段の時間計時終了時の計時
時間T2を単位拍として所定の単位時間当たりの拍数B
PMが換算される。よって、編集者の特別な操作がなく
ても自動的に曲の拍数を算出することができるので、再
生中の第1の曲から次に再生すべき第2の曲への繋ぎ編
集を行なう編集者には、第2の曲を第1の曲の拍数に合
わせるようにプレーヤのディスク回転数を変化させて微
調整することが容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す図である。
【図2】図1の装置中の信号スライスパルス変換器の動
作を示すフローチャートである。
【図3】図1の装置中のウインドウタイマの動作を示す
フローチャートである。
【図4】図1の装置中のピークデータホールド回路の動
作を示すフローチャートである。
【図5】図1の装置中のスライスレベル生成回路の動作
を示すフローチャートである。
【図6】図1の装置中の各部の信号波形を示す図であ
る。
【図7】図1の装置中のBPM換算器の動作を示すフロ
ーチャートである。
【図8】図1の装置中の連続安定区間検出器の動作を示
すフローチャートである。
【図9】図1の装置中の集計表示回路の動作を示すフロ
ーチャートである。
【図10】本発明による拍数検出装置を適用したDJシ
ステムを概略的に示す図である。
【主要部分の符号の説明】
2 BPF 5 信号スライスパルス変換器 6 ウインドウタイマ 7 BPM換算器 9 集計表示回路 101〜103 BPM検出部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井下 源 埼玉県所沢市花園4丁目2610番地パイオニ ア株式会社所沢工場内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力オーディオ信号の所定の周波数成分
    を抽出する抽出手段と、 前記抽出手段によって抽出された前記所定の周波数成分
    のオーディオ信号が所定のレベルより大であることを検
    出したとき検出信号を発生するレベル検出手段と、 前記検出信号に応じて所定の時間を計時する第1計時手
    段と、 前記第1計時手段の計時中に前記レベル検出手段による
    検出信号の発生を禁止させる手段と、 前記検出信号に応答して時間の計時を開始し計時開始後
    に前記レベル検出手段から新たに発生された前記検出信
    号に応答して時間の計時を終了する第2計時手段と、 前記第2計時手段の時間計時終了時の計時時間を単位拍
    として所定の単位時間当たりの拍数に換算する換算手段
    とを備えたことを特徴とする拍数検出装置。
  2. 【請求項2】 前記第1計時手段の計時中に前記抽出手
    段によって抽出された前記所定の周波数成分のオーディ
    オ信号のピークレベルを検出するピークホールド手段
    と、前記ピークレベルに所定の係数を乗算しその乗算結
    果の値を前記所定のレベルとする手段とを有することを
    特徴とする請求項1記載の拍数検出装置。
  3. 【請求項3】 前記レベル検出手段は、前記抽出手段に
    よって抽出された前記所定の周波数成分のオーディオ信
    号が前記所定のレベル以下であるときには前記所定のレ
    ベルを所定値だけ減衰させることを特徴とする請求項1
    記載の拍数検出装置。
  4. 【請求項4】 前記換算手段によって今回得られた拍数
    とそれ以前の所定の回数前までに得られた各拍数とを平
    均した平均値を出力する手段を有することを特徴とする
    請求項1記載の拍数検出装置。
  5. 【請求項5】 前記平均値は前記換算手段によって所定
    数以上連続して得られた各拍数がその平均値の許容値を
    含む範囲内に存在するときに前記各拍数から求められる
    ことを特徴とする請求項4記載の拍数検出装置。
  6. 【請求項6】 入力オーディオ信号の複数の互いに異な
    る周波数帯域毎に拍数を算出し、その各周波数帯域毎の
    拍数を比較しその比較結果に応じて1の拍数を選択する
    ことを特徴とする請求項1記載の拍数検出装置。
  7. 【請求項7】 前記所定の時間は拍数の最大値の時間長
    から所定分音符の連続時における最後の音符による時間
    を除いた時間であることを特徴とする請求項1記載の拍
    数検出装置。
  8. 【請求項8】 前記検出信号の発生に同期した表示を行
    なう表示器を有することを特徴とする請求項1記載の拍
    数検出装置。
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