JP3743280B2 - 記録媒体再生装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は光ディスク再生装置に関し、特に、光ディスクに記録された音楽をリミックスするための特殊再生機能を有するCDプレーヤ等の光ディスク再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、音楽が記録されたCD(コンパクトディスク)を使用して、音楽のテンポやキーを変えたり、同一フレーズを繰り返し再生したり、気に入ったフレーズをミックスしたり、さらにミキサのクロスフェーダを使って音楽をつないだりすることにより自分用のオリジナル演奏を行ったりする、DJ(ディスクジョッキー)等が用いる記録媒体再生装置が存在する。
【0003】
DJは、記録媒体再生装置を操作してオリジナル演奏を行う場合、多くの曲を用いたり、音楽が途切れないようにするために2つのプレーヤーを用いて連続再生を行っている。このとき、次に再生する曲のビート数が異なってしまうと、音楽的にも時空間的にも不自然さを生じてしまう。
【0004】
よって、DJは再生する曲のビート数を予め把握し、自然な流れで次の再生に移れるように曲を再生する曲順を決めている。曲のビート数を把握するためには、BPM(ビート・パー・ミニッツ)、つまり、1分間当たりの拍数を抽出する必要がある。
【0005】
さらに、2つの曲のビートタイミングを合わせることで、より自然に次の曲に移れるようになるため、DJは曲を聴きながら、ビートタイミングを前の曲に合わせて次の曲を再生している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような操作は非常に手間がかかるだけでなく、音楽的にも曲に合わせて拍数を抽出したり、ビートタイミングを合わせたりと多大な注意力と忍耐力が必要であり、また、DJの才能が大きく影響している。そのため、一般ユーザーがDJのように異なる曲のビートタイミングを合わせ自然に連続演奏させる操作を行うことは困難であった。
【0007】
また、このような異なる曲のビートタイミングを合わせて連続演奏させるような機能を持つ従来の記録媒体再生装置においては、次の曲の再生するテンポ(再生速度)を可変して前の曲のテンポに合わせるために、連続演奏しようとする2つの曲のBPM値を検出している。従来のBPM値は、再生した曲のバスドラム等のビート音を抽出してビートパルスを生成し、このビートパルスの周期から1分間当たりのビートパルス数を換算してBPM値としている。
【0008】
しかし、演奏される曲によってはバスドラム等の刻むビート音が検出されない部分もある。この場合、曲の途中でビートパルスが生成されないことから、同じ曲の中でも算出されるBPM値が異なり、正確なBPM値を認識できず、また、ビートパルスの周期は微小に変動するためBPM値が変動し不安定であるという問題点があった。
【0009】
本発明は、上記の点に鑑みなされたもので、記録媒体に曲のビート音が検出されない部分があっても、正確で安定したBPM値の検出を行うことのできる記録媒体再生装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、記録媒体を再生する開始点及び終了点を設定する開始終了点設定手段と、
前記記録媒体の開始点から終了点までの区間で再生される曲のビート音を検出するビート検出手段と、
前記ビート検出手段で検出された前記ビート音のビート数と前記開始点から終了点までの再生時間とから単位時間当たりのビート数を算出するビート算出手段と、
前記ビート算出手段で算出された前記単位時間当たりのビート数を表示するビート表示手段とを有する。
【0011】
このように、設定されたポイントの開始点から終了点までの区間のビート数及び再生時間から単位時間当たりのビート数を検出するため、記録媒体に曲のビート音が検出されない部分があっても、この部分が含まれないように開始点と終了点を設定するため、正確で安定した単位時間当たりのビート数を求めることができる。
【0012】
請求項2に記載の発明は、請求項1記載の記録媒体再生装置において、
前記記録媒体を再生する開始点及び終了点の少なくとも一方を修正する修正手段を有する。
【0013】
これにより、正確なビート数を検出できるような再生の開始点及び終了点を修正するため、開始点と終了点の間にビート音が検出されない部分があった場合に、この部分が開始点と終了点の間に含まれないように修正をでき、正確で安定した単位時間当たりのビート数を求めることができる。
【0014】
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2記載の記録媒体再生装置において、前記記録媒体を再生する速度を可変調整したとき、前記ビート表示手段に表示する前記単位時間当たりのビート数を可変調整の割合に応じて補正するビート補正手段を有する。
【0015】
このように、再生される曲の速度を可変調整する場合、曲の速度の可変から遅れることなく可変調整の割合に応じて単位時間当たりのビート数を補正して表示することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の光ディスク再生装置の一実施例のブロック構成図を示す。同図中、CD再生部10は、光ディスクであるCD(コンパクトディスク)を通常の再生速度の2倍の速度で回転駆動し、CD再生部10のピックアップより再生された2倍速の再生信号はRFアンプを通じてCD再生部10内のCD再生用DSP(ディジタル・シグナル・プロセッサ)に供給され、ここで、EFM(エイト・ツー・フォーティーン・モジュレーション)復調、CIRC(クロスインターリーブ・リードソロモン・コード)のデコード等の信号処理が行われる。
【0017】
また、再生信号からサブコードが分離され、サブコードのデコード処理が行われる。サブコードデータはメインマイクロコンピュータ(以降、「メインマイコン」と略す。)12からのカウンタ信号にしたがってメインマイコン12内のRAMに格納される。また、CD再生用DSPで信号処理されたオーディオデータはデータメンテナンス用のDSP14に供給される。
【0018】
DSP14にはオーディオデータを格納するためのDRAM(ダイナミックRAM)16が接続されており、DSP14はメモリコントローラの役割を持っている。DRAM16は送られてくるオーディオデータを例えば約10秒間格納することができ、ディフェクト等により音飛びが生じた場合の保護のためのアンチショック機能、また所望の曲を瞬時に音出しするためのクイックスタート機能、所定の2点間を繰り返し再生するためのシームレスループ機能、スクラッチ処理を行う機能、曲のテンポの可変する機能、再生速度を徐々に減速して曲を止めるブレーキ機能等を実現するために用いられる。
【0019】
DSP14は2倍速で読み出されたオーディオデータをメインマイコン12からのカウンタ信号に従ってDRAM16に書き込むと同時に、メインマイコン12からのカウンタ信号に従ってオーディオデータを1倍速で読み出してCD音エフェクト用のDSP18に供給する。
【0020】
DSP18には作業用メモリとしてのDRAM20が接続されており、DSP18はキー(音程)の調整、出力レベルの調整、曲中のボーカル音量のみを下げるボイス機能等の各種エフェクト処理を実行する。DSP18の出力するオーディオデータはデジタルフィルタを通じてD/Aコンバータ22に供給されると共に、サンプラーエフェクト用のDSP26に供給される。
【0021】
DSP26にはデータを格納するためのDRAM(ダイナミックRAM)28が接続されており、DSP26はメモリコントローラの役割を持っている。DRAM28はオーディオデータを例えば約10秒間格納することができる。DSP26はサンプラー処理を行う。ユーザが指定するサンプリング開始点からサンプリング終了点までの期間のオーディオデータをDRAM28に記憶し、ユーザが指定する再生タイミングで記憶されたオーディオデータを読み出してD/Aコンバータ30に供給すると共にDSP18に供給する。DSP18では自装置の出力オーディオデータにDSP26からのオーディオデータを混合してD/Aコンバータ22に供給する。
【0022】
また、メインマイコン12には処理のためのプログラムやデータが記憶されたEPROM(イレーザブル・プログラマブルROM)32と、曲(またはトラック)毎にテンポ値、ループポイント等の各種設定値が記憶されるEEPROM(エレクトリック・イレーザブル・プログラマブルROM)34が接続されている。クロックジェネレータ36はクロック信号を生成してCD再生部10及びメインマイコン12に供給している。
【0023】
また、メインマイコン12はカウンタ信号に従って内蔵するRAMからサブコードを読み出してコントローラユニット40のマイクロコンピュータ(以下、「マイコン」という。)42に供給する。マイコン42はサブコードをタイムコードに変換してディスプレイ44上に表示する。コントローラユニット40にはユーザが操作する各種の操作キー等が設けられた操作部46が設けられ、マイコン42に接続されている。
【0024】
図2及び図3はDSP14,18,26の機能ブロック図を示す。図2において、DSP14の比較接続機能50は2倍速で読み出されたオーディオデータをメインマイコン12からのカウンタ信号と比較して接続する。メモリライト機能51は接続されたオーディオデータをDRAM16に書き込む。メモリリード機能52はアンチショック、クイックスタート、シームレスループ機能、スクラッチ、テンポ可変、ブレーキの各機能53に基づいてDRAM16からオーディオデータを読み出す。上記機能53のテンポ可変はテンポと共にキーも変化するが、テンポ機能54ではキーを固定してテンポの調整を行う。フェードイン/フェードアウト機能55はフェードイン/フェードアウト時のオーディオデータのレベル調整を行う。
【0025】
図3において、DSP18のデエンファシス機能60はCD録音時のエンファシスを元に戻すデエンファシス処理を行う。キー調整機能61は、テンポを固定してキーを可変調整する。BPM機能62は曲の1分間当たりのビート数を計測する。ボイス機能63は曲中のボーカル音量のみを下げる。出力レベル調整機能64は出力レベルの調整を行う。出力レベル調整機能64の出力するオーディオデータは混合機能65を通して出力されると共に、スイッチ66のオン時にDSP26のサンプラー機能67に供給される。
【0026】
サンプラー機能67はDRAM28にオーディオデータを書き込み、また、スイッチ70のオン時に、DRAM28からオーディオデータを読み出す。テンポ機能68ではサンプラー機能67から供給されるオーディオデータのキーを固定してテンポの調整を行う。キー調整機能69は、テンポを固定してキーを可変調整し、その後、キー調整機能69の出力するオーディオデータはスイッチ70を通して出力されると共に、DSP18のスイッチ71(スイッチ70と連動してオンする)を通して混合機能65に供給され、出力レベル調整機能64からのオーディオデータと混合されて出力される。
【0027】
なお、図1に示す光ディスク再生装置は2台1組とされ、各光ディスク再生装置のメインマイコン12は相互に制御情報を送受することにより連動して動作する。図4は2台1組の光ディスク再生装置のコントローラユニット40の平面図を示す。なお、各光ディスク再生装置のコントローラユニット40は同一構成であるため、図4においては一方にのみ符号を付す。
【0028】
図4中、ディスプレイ44の表示部80には、トラック番号やタイムコードを初めとする各種情報が表示され、表示部81には、BPM値が表示される。また、操作部46のプリセットキー82、ジョグダイヤル83,スキップキー84,サーチキー85,プレイ/ポーズキー86,バンクキー87,メモリキー88,リコールキー89,エンターキー90,TAPキー91,BPMキー92,テンポSYNCキー93,ビートSYNCキー94,ループキー95,Aキー96,Bキー97,サンプルキー98,INキー99,OUTキー100,テンポキー101,テンポボリューム102,スクラッチキー103,ブレーキキー104、テンキー105、マイナスキー106、プラスキー107等が設けられている。
【0029】
図5は、ディスプレイの表示部の詳細を示す図である。同図中、ディスプレイ44の表示部80にはテンポコントロールに関わるテンポ表示110と、キーコントロールに関わるキー表示111とが設けられている。これらの各表示は%単位で行われる。テンポコントロールは、テンポボリューム102を上下に摺動させて再生する曲のテンポ即ち再生速度を可変調整する。通常の再生速度を1とすると、このテンポボリューム102を摺動させた位置に応じて、テンポ即ち再生速度の可変幅を最大±32%の範囲で変化できる。このテンポ調整を行うと、テンポに応じて再生される曲のキーも変化する。
【0030】
キーコントロールは、テンポを固定して再生される曲のキーを可変調整する。マイナスキー106またはプラスキー107を押すと、押された回数に応じて所定%単位で調整する方法と、半音単位で調整する方法とがある。
【0031】
図6は、BPM機能62の一実施例のブロック図を示す。同図中、低域フィルタ120はデエンファシス機能60から供給されるオーディオデータのうち、バスドラム等の低周波数成分のみを通過させる。図7(A)に実線で示す如き波形の低周波数成分はレベル比較部121で図7(A)に一点鎖線で示す検出レベルと比較される。パルス出力部122は上記比較結果に従って、低周波数成分が検出レベルを超えたとき値1(ハイレベル)で、低周波数成分が検出レベル未満のとき値0(ローレベル)の図7(B)に示す如きビートパルスを生成してメインマイコン12に供給する。図7(A)は図示しやすい方法として、低周波数成分を半波整流した図を用いたが、DSPで行う場合はPCMデータの立ち上がりの回数をビート数として検出を行う。
【0032】
本発明においては、メインマイコン12では、図7(A)に示すループポイントAからループポイントBの間でループ再生を行う。ユーザーはループ再生音を聞き、B点からA点への接続時、ビート音周期が同じであることを聴感で確認する。ビート音周期が違う場合は、聴感上、リズムが狂ってB点からA点へ接続するため、この場合はA点又はB点の修正を行い、リズムを合わせる。そして、図7(B)に示すループポイントAからループポイントBの間でのビートパルスによりビート数を計測する(ここではビート数4)と共に、ループポイントAからループポイントBの間の時間tを計測する。メインマイコン12は、計測されたループポイントA−B間のビート数及び時間t(分)から以下に示す式でBPM値を算出する。
【0033】
BPM値=ビート数/t
メインマイコン12は、ループ再生で設定されたループポイントAからループポイントBまでの間隔からビート数及び時間を非常に正確に計測できるため、より正確なBPM値を算出することが可能となる。算出されたBPM値は、表示部81で表示される。以下に、BPM値の検出処理について詳細に説明する。
【0034】
図8は、BPM値検出処理の一実施例のフローチャートを示す。図8において、まず、ステップS1でプリセットキー82及びジョグダイアル83を操作してループモードA―Bを選択し、エンターキー90を押してループモードA−Bを設定する。次に、ステップS2でAキー96及びBキー97を押してループポイントA,Bを設定する。ステップS2の処理については図9のフローチャートで説明する。ループポイントA−B設定後に、ステップS3でループキー95を押してループ再生を行う。ステップS3の処理については図10のフローチャートで説明する。次に、ステップS4でAキー96及びBキー97をダブルクリックしてループポイントを修正するか否かを判別する。このとき、ループポイントA−B間でビート数が聴感上正確でないためにループポイントが修正される場合には、ステップS5に進み、ループポイントの修正処理を行う。ループポイント修正処理の後、ステップS3へ進み、修正されたループポイントの区間でループ再生を行う。ステップS5の処理については、図11のフローチャートで説明する。
【0035】
ループポイントが修正されない場合には、ステップS6に進み、BPM値検出キー(BPMキー)92及びエンターキー90が同時にオンされたか否かを判別する。BPMキー92及びエンターキー90が同時にオンされたとき、BPM値の検出が開始され、ステップS7以降の処理に進む。BPMキー92及びエンターキー90がオンされていないときは、再びステップS6の判別を行う。ステップS7では、ループ再生中の曲のビート音を検出する。次に、ステップS8で、メインマイコン12により検出されたビート音のループポイントAからループポイントBまでの間のビート数Bが算出される。また、ステップS9で、メインマイコン12によりループポイントAからループポイントBまでの間の再生時間t(分)が算出される。次に、ステップS10で、メインマイコン12は算出されたビート数Bと再生時間t(分)よりBPM値=B/tを算出する。ステップS11では、算出されたBPM値が表示部81で表示される。
【0036】
図9は、ループポイントA−B設定処理の一実施例のフローチャートを示す。まず、ループモードが設定された状態において、ステップS14でAキー96が押されてオンになったか否かを判別し、Aキー96が押されてオンになるとステップS16に進み、現在の再生位置または一時停止位置をループ開始点であるA点として設定記憶する。次に、ステップS18に進み、再生中かまたは一時停止中かを判別する。再生中であればステップS22に進み、一時停止中であればステップS20に進み、ジョグダイアル等の操作によりフレームが進んだことを確認してからステップS22に進む。次に、ステップS22でBキー97が押されてオンになったか否かを判別し、Bキー97が押されてオンになるとステップS24に進み、現在の再生位置をループ終了点であるB点として設定記憶する。
【0037】
図10は、ループ再生処理の一実施例のフローチャートを示す。まず、ステップS26でループキー95を押してオンすると、ステップS28に進み、再生中か否かを判別する。再生中であれば、ステップS30に進み、ループモードであるか否かを判別する。ループモードでなければこの処理を終了し、ループモードであればステップS32に進んでCDの再生位置をループ開始点であるA点に移動する。
【0038】
次に、ステップS34でループキー95が押されてオンとされたか否かを判別し、オフでなければステップS36に進む。ステップS36ではCDの再生位置がB点に到着したか否かを判別し、B点に到着するとステップS32に進んでCDの再生位置をA点に移動し、これを繰り返す。ステップS34でループキー95がオフと判別されると、この処理を終了する。なお、ループ再生音のレベルが非常に低い場合には出力レベル調整機能64で再生音のレベルを増大することができる。
【0039】
図11は、ループポイント修正処理の一実施例のフローチャートを示す。まず、ステップS40でAキー96またはBキー97をダブルクリックすると、ダブルクリックしたのがAキー96ならばループ開始点が修正され、Bキー97ならばループ終了点が修正される。次に、ステップS44に進んで、CDの再生位置を修正するべきA点またはB点まで移動する。
【0040】
次に、ステップS46で移動したA点またはB点で一時停止し、ステップS48でその位置のタイムアドレスを表示部80に表示する。次に、ステップS50でユーザがジョグダイヤル83を回転させることによるA点またはB点の修正を受け付ける。なお、ジョグダイヤル83を左回転させるとA点またはB点は遅れ(タイムアドレスの値は小さくなる)、右回転させるとA点またはB点は進む(タイムアドレスの値は大きくなる)。また、ジョグダイヤルの回転に伴い再生音が出力される。従って、タイムアドレス以外に再生音によっても修正位置を確認することができる。修正操作が終了して、ユーザがAキー96またはBキー97をクリックすると、これがステップS52で判別され、ステップS54に進んで修正されたA点またはB点が新たなA点またはB点として更新される。
【0041】
このように、ループの開始点及び終了点を設定し、この設定したループの開始点及び終了点間のループ再生を行い、ビート数が聴感上正確でないなどの場合はループの開始点及び終了点を修正し、修正されたループの開始点及び終了点をEEPROM34に記憶し、記憶した曲のループの開始点及び終了点の間をループ再生し、ループの開始点からループの終了点の間での時間とビート数を計測してマイコンでBPM値を算出するため、正確なBPM値を求めることができる。なお、ループの開始点とループの終了点の間を長く設定することにより、ループの開始点からループの終了点までの時間が従来のビートパルスの周期からBPM値を換算するのに比して大きくなり、より安定したBPM値を求めることが可能となる。
【0042】
次に、テンポボリュームを摺動させたとき、テンポボリュームの調整可変幅により、BPM値を補正して表示する方法について説明する。
【0043】
図12は、テンポ可変時のBPM表示処理の一実施例のフローチャートを示す。まず、ステップS60で現在再生中の曲から検出したBPM値が表示部81に表示されているか否かを判別する。表示されている場合にはステップS64に進む。ステップS64でユーザがテンポボリューム102を所望の位置に摺動させるとメインマイコン12はテンポボリューム102の摺動位置に応じて、現在再生中の曲のテンポを可変調整する。次に、ステップS66に進み、テンポボリューム102を摺動させる前の位置から摺動させた後の位置までの調整可変幅(%)を算出する。例えばテンポボリューム102を−8%の位置から−16%の位置まで可変調整した場合には、調整可変幅は−8%である。
【0044】
この後、ステップS68でテンポ可変前のBPM値を初期BPM値として、次式によりテンポコントロールによる新たなBPM値を算出する。
【0045】
新たなBPM値=初期BPM値+(初期BPM値×調整可変幅/100)
そして、ステップS70でこの新たなBPM値を表示部81に表示して、この処理を終了する。
【0046】
このように、再生する曲のテンポを可変調整し、その可変調整の割合に応じて単位時間当たりのビート数を変更し、変更したビート数からBPM値を算出し、曲のテンポの可変調整時から遅れることなく可変によって変化する新たなBPM値を表示することができる。
【0047】
なお、上記実施例では記録媒体としてCDを用いているが、CDの代わりにVD(ディジタル・バーサタイル・ディスク)やMD(ミニディスク)やフラッシュメモリ等の他の記録媒体を使用するものであってもよく、上記実施例に限定されない。
【0048】
なお、ステップS2、S14〜S24が請求項記載の開始終了点設定手段に対応し、ステップS7がビート検出手段に対応し、ステップS5、S40〜S54が修正手段に対応し、メインマイコン12及びBPM機能62、ステップS8〜S10がビート算出手段に対応し、ステップS11、表示部81がビート表示手段に対応し、ステップS60〜S70がビート補正手段に対応する。
【0049】
【発明の効果】
上述の如く、請求項1に記載の発明は、設定されたポイントの開始点から終了点までの区間のビート数及び再生時間から単位時間当たりのビート数を検出するため、記録媒体に曲のビート音が検出されない部分があっても、この部分が含まれないように開始点と終了点を設定するため、正確で安定した単位時間当たりのビート数を求めることができる。
【0050】
また、請求項2に記載の発明は、正確なビート数を検出できるような再生の開始点及び終了点を修正するため、開始点と終了点の間にビート音が検出されない部分があった場合に、この部分が開始点と終了点の間に含まれないように修正をでき、正確で安定した単位時間当たりのビート数を求めることができる。
【0051】
また、請求項3に記載の発明は、再生される曲の速度を可変調整する場合、曲の速度の可変から遅れることなく可変調整の割合に応じて単位時間当たりのビート数を補正して表示することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光ディスク再生装置の一実施例のブロック構成図である。
【図2】DSP14の機能ブロック図である。
【図3】DSP18,26の機能ブロック図である。
【図4】2台1組の本発明の光ディスク再生装置のコントローラユニット40の平面図である。
【図5】ディスプレイの表示部の詳細を示す図である。
【図6】BPM機能62の一実施例のブロック図を示す。
【図7】BPM機能62を説明するための信号波形図である。
【図8】BPM値検出処理の一実施例のフローチャートを示す。
【図9】ループポイント設定処理の一実施例のフローチャートである。
【図10】ループ再生処理の一実施例のフローチャートである。
【図11】ループポイント修正処理の一実施例のフローチャートである。
【図12】テンポ可変時のBPM表示処理の一実施例のフローチャートである。
【符号の説明】
10 CD再生部
12 メインマイコン
14 データメンテナンス用DSP14
16,20,28 DRAM
18 CD音エフェクト用DSP18
22,30 D/Aコンバータ
26 サンプラーエフェクト用DSP26
32 EPROM
34 EEPROM
36 クロックジェネレータ
40 コントローラユニット
42 マイコン
44 ディスプレイ
46 操作部

Claims (3)

  1. 記録媒体を再生する開始点及び終了点を設定する開始終了点設定手段と、
    前記記録媒体の開始点から終了点までの区間で再生される曲のビート音を検出するビート検出手段と、
    前記ビート検出手段で検出された前記ビート音のビート数と前記開始点から終了点までの再生時間とから単位時間当たりのビート数を算出するビート算出手段と、
    前記ビート算出手段で算出された前記単位時間当たりのビート数を表示するビート表示手段とを
    有することを特徴とする記録媒体再生装置。
  2. 請求項1記載の記録媒体再生装置において、
    前記記録媒体を再生する開始点及び終了点の少なくとも一方を修正する修正手段を
    有することを特徴とする記録媒体再生装置。
  3. 請求項1又は2記載の記録媒体再生装置において、
    前記記録媒体を再生する速度を可変調整したとき、前記ビート表示手段に表示する前記単位時間当たりのビート数を可変調整の割合に応じて補正するビート補正手段を
    有することを特徴とする記録媒体再生装置。
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