JPH1031495A - カラオケ装置 - Google Patents

カラオケ装置

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JPH1031495A
JPH1031495A JP8186144A JP18614496A JPH1031495A JP H1031495 A JPH1031495 A JP H1031495A JP 8186144 A JP8186144 A JP 8186144A JP 18614496 A JP18614496 A JP 18614496A JP H1031495 A JPH1031495 A JP H1031495A
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JP
Japan
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karaoke
music
unit
point
song
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JP8186144A
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English (en)
Inventor
Tomohiro Nakamura
知弘 中村
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Nippon Columbia Co Ltd
Original Assignee
Nippon Columbia Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH1031495A publication Critical patent/JPH1031495A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】楽曲の進行に対して歌い手の歌が時間的にずれ
たときに、そのずれを自動的に検知し、両者のタイミン
グを合わせることができるカラオケ装置を提供する。 【解決手段】制御部2は、比較部10を用いて、マイク
7からの音声信号の無音ポイントとMIDIデータ記録
保持部3から取り出された基準ガイドメロディ信号の無
音ポイントとを検知する。そのずれが所定時間以上であ
れば、リズム音痴と判定する。歌の方が早い場合には、
その時間差分カラオケ楽曲を進めて楽曲の進行を歌に合
わせる。歌の方が遅い場合には、カラオケ楽曲を一時停
止し、ユーザの指示で再開する、または、歌がカラオケ
楽曲に追いついた時点でカラオケ楽曲を再生開始する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、歌唱力の低い歌い
手が、カラオケ楽曲に対し遅く、または、速く歌ったた
め歌を歌うタイミングがずれたとき、カラオケ楽曲を歌
いやすい位置まで早送りもしくは戻してから再生させ、
カラオケ楽曲に正確に合わせて歌い直すことができるカ
ラオケ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】現在のカラオケ装置は、ディスプレイ画
面にその歌の歌詞がテロップ表示され、歌いやすいよう
に歌のリズムに合わせて、歌詞テロップの色が変わる方
式を取っている。このようなカラオケ装置は、用意され
た伴奏を決められたテンポで楽曲が終了するまで演奏し
続けるのみである。
【0003】歌い手がカラオケ楽曲の伴奏に合わせて容
易に歌唱できるカラオケ装置に関する先行技術として、
特開平5−323983号公報に記載の技術がある。こ
の先行技術では、歌い手が歌うメロディと同一であるガ
イドトーン、リズムあるいはオブリガードなどの各パー
トの音量を初心者に対しては大音量で出力するように制
御する。このガイドトーンを歌い手が聞きながら正確に
歌を歌うようにするというものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、一般に音痴と
いわれる人々の中には、リズムをとることが不得手な人
(以下リズム音痴という)がいる。リズム音痴はカラオ
ケの進行に合わせて歌を歌うことが苦手であるため、ガ
イドトーンを聞いても歌がずれて上手く歌うことができ
ない。このように、リズム音痴によって、従来のカラオ
ケ装置では正確に歌うことが難しいという欠点があっ
た。
【0005】また、ガイドトーンを必要としないくらい
歌唱力がある人もたまには失敗をすることがある。この
とき、曲の最初まではいかないが少し前までカラオケ伴
奏を遡及して歌を歌いたいという要請があった。
【0006】また、例えば曲の1番と2番との間にある
長い間奏をとばして歌を歌いたいという要請もあった。
これらの要請を満足するカラオケ装置は存在しなかっ
た。
【0007】したがって、本発明は、楽曲の進行に対し
て歌い手の歌が時間的にずれたときに、そのずれを自動
的に検知し、両者のタイミングを合わせることができる
カラオケ装置を提供することを目的とする。また、ずれ
が検知されたとき、歌い手にその旨告知することができ
るカラオケ装置を提供することを目的とする。さらに、
楽曲の進行を歌い手等の指示により、所望の位置に遡及
させたり早送りさせたりすることができるカラオケ装置
を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によるカラオケ装
置は、カラオケ楽曲とマイクからの音声信号とを合成し
て出力するカラオケ装置において、カラオケ楽曲および
基準ガイドメロディ信号を記録保持する記録保持部と、
該記録保持部から読み出されたカラオケ楽曲および基準
ガイドメロディ信号を再生する楽曲再生部と、該楽曲再
生部の操作指示を入力する操作入力部と、前記楽曲再生
部、前記記録保持部および前記操作入力部が接続された
制御部とを備え、該制御部は、前記マイクからの音声信
号の無音ポイントと前記基準ガイドメロディ信号の無音
ポイントとを検知し、前記マイクからの音声信号の無音
ポイントより先に前記基準ガイドメロディ信号の対応す
る無音ポイントを検知したとき、前記楽曲再生部の再生
を停止させ、前記操作入力部からの入力指示に応じてカ
ラオケ楽曲の再生を再開させることを特徴とする。
【0009】このように、音声信号の無音ポイントとガ
イドメロディの無音ポイントとを検知することにより、
楽曲の進行に対する歌の進行のずれの存在をおよびその
度合いを判定することができる。音声信号の無音ポイン
トより先に基準ガイドメロディ信号の対応する無音ポイ
ントが検出された場合には、楽曲に対して歌が遅れてい
ることが判る。その場合に、楽曲の再生を一時停止させ
て、ユーザ(歌い手や聴衆)の指示により再生を再開す
る。例えば、歌が楽曲に追いついた時点で再生を再開す
る。これによって、楽曲の進行を歌の進行に合わせるこ
とができる。
【0010】また、前記制御部は、前記マイクからの音
声信号の無音ポイントより先に前記基準ガイドメロディ
信号の対応する無音ポイントを検知したとき前記楽曲再
生部の再生を停止させ、前記マイクからの音声信号の無
音ポイントを検知したとき前記カラオケ楽曲の再生を再
開させるようにしてもよい。これにより、ユーザの指示
によらず、自動的に楽曲の進行を歌の進行に合わせるこ
とができる。
【0011】また、以上のカラオケ装置において、前記
制御部に接続され、カラオケ楽曲の背景映像を出力する
背景映像再生部と備え、該背景映像は、歌い手に歌唱の
遅れを指摘する情報が記録されている背景映像を含める
ようにすることもできる。歌い手は、この背景映像をみ
ることにより、自身の歌が遅れていることを認識し、歌
を速めることが喚起される。
【0012】前記制御部は、前記基準ガイドメロディ信
号の無音ポイントより先に前記マイクからの音声信号の
対応する無音ポイントを検知したとき、前記マイクから
の音声信号の無音ポイントを検知した時点から前記基準
ガイドメロディ信号の対応する無音ポイントを検知した
時点までの時間分カラオケ楽曲を進めて再生を再開させ
ることができる。基準ガイドメロディ信号の無音ポイン
トより先にマイクからの音声信号の対応する無音ポイン
トを検知された場合には、楽曲に対して歌が進んでいる
ことが判る。この際、カラオケ楽曲をその進行方向に前
記時間分だけジャンプさせた後、通常の再生を再開す
る。あるいは、カラオケ楽曲が歌に追いつくまでカラオ
ケ楽曲を進行方向に通常再生速度より高速に再生した
後、通常の再生速度に戻す。これにより、楽曲に進行を
自動的に歌に合わせることができる。
【0013】この場合も、背景映像に、歌い手に歌唱の
進みを指摘する情報が記録されている背景映像を含める
ことが好ましい。
【0014】なお、以上のカラオケ装置において、前記
記録保持部には、カラオケ楽曲とともにカラオケ楽曲の
停止ポイントを記録保持するようにし、制御部は、カラ
オケ楽曲の無音ポイントを検知する代わりに停止ポイン
トとを検知するようにしてもよい。
【0015】本発明によるカラオケ装置は、別の見地に
よれば、カラオケ楽曲とマイクからの音声信号とを合成
して出力するカラオケ装置において、カラオケ楽曲およ
びカラオケ楽曲の複数の停止ポイントを記録保持する記
録保持部と、該記録保持部から読み出されたカラオケ楽
曲およびカラオケ楽曲の停止ポイントを再生する楽曲再
生部と、該楽曲再生部の操作指示を入力する操作入力部
と、前記楽曲再生部、前記記録保持部および前記操作入
力部が接続された制御部とを備え、該制御部は、前記操
作入力部からの入力指示に応じて、前記カラオケ楽曲に
挿入された停止ポイントのうち現在の再生位置から最も
近い停止ポイント位置近傍まで遡及して再生を再開する
ことを特徴とする。 これは、歌い手が歌を間違ったよ
うな場合、歌い手自らまたは聴衆の入力指示に基づいて
楽曲を遡及させるものであり、これにより、適当な位置
から歌い直しが行える。
【0016】あるいは、前記制御部は、前記操作入力部
からの入力指示に応じて、前記カラオケ楽曲に挿入され
た停止ポイントのうち現在の再生位置から最も近い停止
ポイント位置近傍まで早送りして再生を再開することも
できる。これにより、長い間奏の終了を待つことなく、
これを飛ばして歌うことが可能になる。
【0017】また、前記停止ポイントへの遡及からさら
にひとつ前の停止ポイント位置まで遡及して再生を再開
するようにしてもよい。これにより、再生再開の最初の
部分をイントロダクション部として認識しつつ歌い直す
ことができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明によるカラオケ装置
の一実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説
明する。
【0019】まず、図1に本発明のカラオケ装置の全体
構成図を示す。
【0020】楽曲選択入力部1は、カラオケ楽曲の選択
入力を行うために設けられている。楽曲選択入力部1
は、リモートコントローラ、または、カラオケ装置本体
の、曲番号を示す文字や数字を入力するためのキーボタ
ンである。楽曲選択入力部1からの入力により、制御部
2を介して、カラオケ楽曲のMIDIデータとカラオケ
楽曲の歌詞データが記録されたMIDIデータ記録保持
部3から、希望する楽曲のMIDIデータと歌詞データ
を選択出力する。
【0021】このMIDIデータ記録保持部3は、カラ
オケ楽曲のMIDIデータと歌詞データを大量に保持す
ることができ、例えば、光ディスク、磁気ディスク、光
磁気ディスク、または電話回線等でアクセスできるホス
トコンピュータ等である。MIDIデータ記録保持部3
は、メモリ部4に接続されており、楽曲選択入力部1か
らの入力に応じて、カラオケ楽曲のMIDIデータが出
力され、MIDIデータはメモリ部4に一時記憶され
る。
【0022】メモリ部4から出力されるデータのうちM
IDIデータは、MIDI音源部5に入力され、MID
Iデータに基づき、アナログオーディオ信号であって楽
器の演奏が記録されているカラオケ楽曲と、同じくアナ
ログオーディオ信号であって歌い手が歌うメロディと同
一である基準ガイドメロディ信号とに変換される。MI
DIデータ記録保持部3、メモリ部4、MIDI音源部
5を合わせて楽曲再生部14とする。
【0023】MIDI音源部5から出力されるカラオケ
楽曲と基準ガイドメロディ信号とは、音量や音質の調整
を行うオーディオ信号操作部6に入力される。オーディ
オ信号操作部6にはマイク7も接続されており、歌い手
の歌声である音声信号がマイク7を通じて入力される。
そして、カラオケ楽曲と音声信号が合成される。
【0024】オーディオ信号操作入力部8は、出力ボリ
ューム、トーンコントロール、マイクのセレクタ、マイ
クの入力レベルのボリューム等を備えており、歌い手は
必要に応じてオーディオ信号操作入力部8から指示を入
力し、カラオケ楽曲またはマイク7からの音声信号を、
制御部2を介してオーディオ信号操作部6の制御により
操作する。カラオケ楽曲と音声信号が合成し終えた出力
は、スピーカやヘッドホン等から成る音声モニター部9
から出力され、人間の耳に到達する。また、前述の基準
ガイドメロディ信号が音声モニター部9から出力される
か否かもオーディオ信号操作入力部8で歌い手により選
択される。
【0025】上記した楽曲選択入力部1、MIDIデー
タ記録保持部3、メモリ部4、MIDI音源部5、オー
ディオ信号操作部6およびオーディオ信号操作入力部8
は、制御部2に接続されている。制御部2は、上述した
ような一連の動作に関するシステム制御を行う。
【0026】制御部2には比較部10も接続されてい
る。制御部2は、比較部10を制御して歌い手の音声信
号をマイク7から、また、基準ガイドメロディ信号のみ
をMIDI音源部5からそれぞれ取り出し、比較部10
に入力する。
【0027】比較部10は、ガイドメロディの無音部と
音声信号の無音部と検出する。両無音部から求められる
無音ポイントの時間差(以下、リズム時間差という)が
どれくらいあるかが計測される。ガイドメロディの無音
ポイントを検出する代わりに、カラオケ楽曲に予め設定
しておいた停止ポイントと音声信号の無音ポイントとを
比較してリズム時間差を求めてもよい。リズム時間差が
大きい人はリズム音痴であり、リズム時間差の小さい人
ほど歌唱力のある歌い手といえる。
【0028】基準ガイドメロディの無音ポイントおよび
音声信号の無音ポイントは、比較部10の出力に基づい
て、制御部2が検出する。
【0029】次に、制御部2がどのようにガイドメロデ
ィの無音ポイントと音声信号の無音ポイントを決定する
かを説明する。ガイドメロディやマイクから無音状態を
検出し、その時点から所定時間連続して無音状態が続い
た時点を無音ポイントと設定する。これにより瞬時の無
音はキャンセルされ精度の高い無音ポイント検出ができ
る。この無音ポイントは、通常の、歌詞の文節と文節の
間の無音期間のちょうど中心に位置となるように「所定
時間」をプログラムする。カラオケ楽曲の停止ポイント
を設定する場合も、歌詞の文節と文節の間の無音期間の
ちょうど中心に位置するようにすれば検出精度が高くな
る。
【0030】基準ガイドメロディの無音ポイントと音声
信号の無音ポイントとの時間差、または、カラオケ楽曲
の停止ポイントと音声信号の無音ポイントとの時間差で
あるリズム時間差が所定の時間内ならば、カラオケ楽曲
の進行に対し歌が上手く歌われているとして、カラオケ
楽曲の停止や早送り、遡及等の特別の動作は行わない。
【0031】このように、比較部10および制御部2の
処理により、リズム音痴とリズム音痴以外の歌い手を識
別できる。
【0032】比較部10の具体的構成としては、例え
ば、音声信号およびガイドメロディの電圧がある一定の
電圧以下となったときに検出信号を出力するようなコン
パレータにより構成することができる。但し、同様の比
較動作を行えるものであれば、任意の比較手段を用いる
ことができる。比較部10により音声信号とガイドメロ
ディの一方の無音状態が検出されてから他方の無音状態
が検出されるまでの期間は、プログラムで計時すること
により、リズム時間差が求められる。プログラム計時の
基準となる基準クロックは、タイマー部11により発生
し制御部に入力される。タイマー部11の代わりに、制
御部2に内蔵されたクロック発信器を用いることも可能
である。
【0033】比較部10からの出力は制御部2に送ら
れ、このデータに基づいてリズム音痴であるか否かが判
定され、制御部2は判定結果を背景映像再生部12に送
る。背景映像再生部12は、この判定結果を基に背景映
像を選択し、選択した背景映像を背景映像モニター部1
3に出力する。
【0034】背景映像は、例えば、「速く歌いすぎで
す。」などのメッセージを記録した背景映像、あるい
は、山や川の風景などである背景に「速く歌いすぎで
す。」、「遅く歌いすぎです。」などのメッセージを記
録した文字情報を合成して作製される背景情報としても
よい。
【0035】また、制御部2には、操作入力部としてカ
ラオケ楽曲の一時停止を再開する「再生開始キー」、カ
ラオケ楽曲の早送りを行う「早送りキー」またはカラオ
ケ楽曲の遡及を行う「戻りキー」を備えた楽曲操作入力
部15が接続されている。歌い手、または、聴衆は、前
記背景映像モニター部13からのメッセージに応じて、
または、所望により、この楽曲操作入力部15から入力
を行う。
【0036】図2に、本実施の形態における制御部2の
処理のフローチャートを示す。
【0037】まず、歌い手等の指示に応じて選択された
カラオケ楽曲の再生を開始する(21)。ついで、ガイ
ドメロディの再生を開始する(22)。これに合わせて
歌い手が歌い始める。比較部10(図1)の出力に基づ
いて、歌い手の音声信号に無音部があるか否かが判定さ
れる(23)。音声信号に無音部が検知されると、カウ
ンタT1をインクリメントする(30)。カウンタT1
は、プログラムにより制御される変数であり、音声信号
とガイドメロディのうち音声信号の無音部を先に検知し
た時点から単位時間ごとに値を増分していくことにより
時間を計測するためのものである。カウンタT1のイン
クリメント(カウントアップ)によりその値が予め定め
た時間T0より大きくなったら(31)、リズム時間差
が所定値より大きいと判断して、後述する時間差修正処
理1を実行する(33)。この場合は、音声信号の無音
部が検知された後、対応するガイドメロディの無音部が
所定時間以上遅れて発生した場合、すなわち、歌い手の
歌が早すぎる場合に相当する。ステップ31でカウンタ
T1がT0以下である間に、ガイドメロディに無音部が
検知されない場合(32でNo)は、ステップ30に戻
り、カウンタT1を再度インクリメントする。カウンタ
T1がT0に達しない間に(すなわち予め定めた短時間
の間に)、ガイドメロディに無音部が検知されたら(3
2でYes)、リズム時間差が許容誤差範囲内と判断し
て、カウンタT1を0にリセットし(34)、ステップ
35へ進む。
【0038】ステップ23において、音声信号に無音部
が検知されない場合、ガイドメロディの無音部発生の有
無を調べる(24)。ガイドメロディに無音部が検知さ
れた場合、カウンタT2をインクリメントする(2
5)。カウンタT2はカウンタT1と同様のカウンタで
あるが、ガイドメロディの無音部を先に検知した時点か
らの時間を計測するためのものである。カウンタT2の
値が予め定めた時間T0より大きくなったら(26)、
リズム時間差が所定値より大きいと判断して、後述する
時間差修正処理2を実行する(28)。この場合は、ガ
イドメロディの無音部が検知された後、対応する音声信
号無音部が所定時間以上遅れて発生することから、歌い
手の歌が遅すぎる場合に相当する。T2がT0以下であ
る間に音声信号無音部が検知されない場合にはステップ
25に戻り、カウンタT2を再度インクリメントする
(25)。カウンタT2がT0以下である間に音声信号
無音部が検知されたら(27でYes)、リズム時間差
が許容誤差範囲内と判断して、カウンタT2を0にリセ
ットし(29)、ステップ35へ進む。
【0039】ステップ35では、ユーザにより楽曲操作
入力部15の「戻りキー」が押されたか否かを確認する
(35)。押されていれば、楽曲の再生を停止し、ガイ
ドメロディのその時点から前(過去方向)の停止ポイン
トまたは無音部を検知し、その少し前の位置から再生を
再開する(38)。
【0040】戻りキーが押されていないと判断された場
合、楽曲操作入力部15の「早送りキー」が押されてい
るか否かを確認する(36)。早送りキーが押されてい
る場合には、楽曲の再生を停止し、ガイドメロディのそ
の時点より後(進行方向)の停止ポイントまたは無音部
を検知し、その少し前から再生を再開する(37)。
【0041】このようにして、ガイドメロディの再生が
終了するまで(39でYes)、ステップ23に戻り、
それ以降の処理を繰り返す。
【0042】なお、図2のステップ24、32ではガイ
ドメロディの無音部を検知したが、無音部を検知する代
わりに、前述したようにガイドメロディ内に予め設定し
た停止ポイントを検知するようにしてもよい。
【0043】図3は、図2のステップ33の時間差修正
処理1(歌が早すぎる場合)の具体的処理例を示す。同
図(a)(b)は、それぞれ別の処理例である。(a)
では、背景映像モニター部に「歌が早い」旨の表示を行
う(331)。この際、どの程度ずれているかを歌い手
が認識できるように、背景映像に重ねて、リズム時間差
自体を数値で表示するようにしてもよい。以下の表示に
おいても同様である。次に、カウントT1の時間分、カ
ラオケ楽曲を送り方向にジャンプして再生する(33
2)。これにより、自動的に楽曲を歌い手に合わせるこ
とができる。
【0044】図3(b)では、(a)と同様に背景映像
モニター部に「歌が早い」旨の表示を行った後(33
4)、T1時間後に、カラオケ楽曲が音声に追いつくよ
う、カラオケ楽曲を高速再生する(335)。追いつい
た後は(336でYes)、通常の再生速度に戻す(3
37)。(a)の場合には、一挙に楽曲を歌に合わせる
ことができる。一方、(b)の場合は、両者が一致する
までに時間を要するが、カラオケ楽曲の時間軸上の連続
性が保たれるので違和感がなくなる。
【0045】図4は、図2のステップ28の時間差修正
処理2(歌が遅すぎる場合)の具体的処理例を示す。同
図(a)(b)は、それぞれ別の処理例である。(a)
では、背景映像モニター部に「歌が遅い」旨の表示をす
る(281)。続いて、楽曲データの再生を一時停止す
る(282)。この際、時間T2に応じた前方の時点ま
で楽曲データの再生点を戻してもよい。その位置は、例
えば現時点よりT2時間前の時点の近傍の無音部(また
は停止ポイント)である。その後、歌い手等が楽曲操作
入力部15の再生開始キーを操作して、再生開始の入力
指示を行った時点で(283でYes)、楽曲の再生を
再開する(284)。楽曲の戻った位置は、表示される
歌詞テロップの現在位置に反映されることが望ましい。
これにより、歌い手は、一時停止した時点から楽曲に合
わせて再度歌い直すことができる。
【0046】図4(b)では、(a)と同様、まず、背
景映像モニター部に「歌が遅い」旨表示する(28
5)。続いて、T2時間に応じたガイドメロディの現時
点より前方の無音部(例えば現時点よりT2時間前の時
点の直後の無音部)まで戻り、楽曲データの再生を一時
停止する(286)。なお、このT2時間前の時点の直
後に現れるガイドメロディの無音部(または停止ポイン
ト)は当該時間T2を確認した無音部(または停止ポイ
ント)そのものの場合もあり得る。その場合には楽曲は
戻らず、現在時点で一時停止する。その後、音声信号に
無音部を検知した時点で(287)、楽曲の再生を再開
する(288)。これは、歌い手が楽曲に追いつくまで
自動的に楽曲の再生を一時停止し、歌い手が追いついた
時点で自動的に再生を再開するものである。この場合
は、図4(a)のように楽曲の再生再開のタイミングを
歌い手が意識する必要がない。
【0047】以下、本実施の形態において用いるMID
I(Musical Instrument Digital Interface)データの構
成について説明する。但し、MIDIデータは、楽曲デ
ータの一例にすぎず、本発明はMIDIデータの使用に
限定されるものではない。MIDIデータについては公
知であり、ここでは、本実施の形態の理解に足る程度に
説明し、それ以上の詳細な説明は省略する。
【0048】なお、MIDIに関する文献としては、ト
ラ技コンピュータ、DEC.1994、112〜117
頁、同MAR.1995、90〜94頁、キーボードマ
ガジン平成4年12月号「SMF HANDBOOK」
3〜16頁等が挙げられる。
【0049】図5は、スタンダードMIDIファイル
(SMF)と呼ばれるMIDIデータのシーケンス・デ
ータフォーマットの構造を示す。同図(a)に示すよう
に、このファイルは、その全体に関する情報部分(ヘッ
ダー情報)およびトラックごとの情報部分(トラックデ
ータ)などのブロックで構成される。このブロックはチ
ャンクと呼ばれる。SMFは、1つのヘッダーチャンク
51と、少なくとも1つのトラックチャンク52からな
る。トラックチャンク52の個数はフォーマットにより
異なる。フォーマット0は、ヘッダーチャンク51とト
ラックチャンク52が1つずつで構成されるものであ
る。フォーマット1は、1つのヘッダーチャンク51と
複数のトラックチャンク52から構成され、曲の構成を
トラックごと(同時刻で縦割り)に扱う場合に適してい
る。フォーマット2は、1つのヘッダーチャンク51と
複数のトラックチャンク52から構成され、曲の構成を
トラックごと(同時刻で横割り)に扱う場合に適してい
る。各チャンクは、そのチャンクの種類を示す4バイト
のチャンクタイプ54と、4バイトのデータ長55と、
可変長のデータ55からなる。
【0050】本実施の形態における楽曲データとして
は、例えば、トラックチャンク1にトランペットのメロ
ディ、トラックチャンク2にベースのメロディ、トラッ
クチャンク3に歌手が歌う歌と同じガイドメロディ、と
いうようにそれぞれ音源装置に演奏させるイベント群が
記述される。
【0051】図5(b)に示すよう、にヘッダーチャン
ク51は、このチャンクがヘッダーチャンクであること
を示す”MThd”というアスキー文字4文字からなる
チャンクタイプ54を有する。図の例は、トラック数1
のフォーマット0の場合を示している。ヘッダーチャン
ク51の最後にある「時間単位」は、後述するデルタタ
イムの単位を示すものであり、4分音符の長さを示す場
合と、タイムコードに基づいた1秒の分数で示す場合が
ある。ここでは、4分音符の長さを示す例を示す。例え
ば、テンポが120(1分間に4分音符が120個)の
場合、4分音符の長さは500msであり、これをμs
で示した500000が時間単位となる。
【0052】図5(c)に示すように、トラックチャン
ク52は、このチャンクがトラックチャンクであること
を示す”MTrk”というチャンクタイプ54を有す
る。トラックチャンク52のデータ56は、デルタタイ
ム561とイベント562の組を複数組連ねたものであ
る。デルタタイム561とは、あるイベントが実行され
てからこれに続くイベントが実行されるまでの時間を表
す。イベント562には、MIDIイベント、syse
xイベント、メタイベントの3種類のイベントがある。
【0053】図6にMIDIイベントの構成を示す。M
IDIイベントはチャネルメッセージを含む。チャネル
メッセージは、楽器の演奏動作を定義するものである。
図6(a)に示すように、チャネルメッセージは、1バ
イトのステータスバイトと、2バイトのデータバイトか
らなる。そのバイトがステータスバイトかデータバイト
かは先頭のビット7が”1”か”0”かにより区別され
る。ステータスバイトのビット4〜7は図6(b)に示
すようにメッセージの種類を表し、ビット0〜3はMI
DIチャネルを表す。データバイトの内容は、メッセー
ジの種類により異なる。MIDIメッセージの最も基本
的な動作である鍵盤のキーを押す、離すという動作は、
それぞれ「ノートオン」、「ノートオフ」というメッセ
ージで表され、そのデータバイトには音の高さを示す
「ノートナンバー」およびキーをオンオフするときの速
さを示す「ベロシティ」が指定される。
【0054】例えば、8分音符の長さの「ド」の音を出
力する場合を考える。最初のデルタタイムは直ちにイベ
ントを行うために0が記述される。次に、「ド」の音を
出力するMIDIイベント(ノートオンイベント)が記
述される。続いて、次のイベントまでの時間、すなわち
「ド」の音の長さである8分音符の長さに相当するデル
タタイム2500000(前述したヘッダーチャンクの
時間単位が500000の場合)が記述され、ついで、
「ド」の音の出力を停止するイベント(ノードオフイベ
ント)が記述される。これにより、250msの時間だ
け「ド」の音が出力される。
【0055】sysexイベントは、システム・エクス
クルーシブメッセージというメッセージを含むイベント
であるが、本実施の形態には直接関係しないので、その
詳細説明は省略する。
【0056】図7に、メタイベントの構成を示す。メタ
イベントは、図6(b)で前述したMIDIメッセージ
で表される情報以外の情報を表すためのものである。そ
の構成は、図7(a)に示すように、メタイベントであ
ることを示す”FF”(16進数)に続けて、2バイト
の「イベントタイプ」、可変長の「データ長」、および
「データ」からなる。メタイベントの種類は図7(b)
に示すとおりである。本実施の形態における「停止ポイ
ント」は、このメタイベント(例えばイベントタイプ7
Fを利用して、楽曲中の任意の箇所に設定することがで
きる。すなわち、FF 7F 01 00(16進数)
というメタイベントに対して制御部2が「停止ポイント
なし」と検出し、FF 7F 01 01というメタイ
ベントに対して制御部2が「停止ポイントあり」と検出
するようにすれば、従来のMIDIデータに準拠して本
発明を実施できる。
【0057】ガイドメロディ部に相当するトラックチャ
ンクにおいて、無音部は、通常、あるノートオフイベン
トと次のノートオンイベントの間のデルタタイムに相当
する。その部分だけを抜き出して記述すれば、次のとお
りである。
【0058】ノートオフイベント デルタタイム1000000 ノートオンイベント この例では、ガイドメロディは1秒の間、無音状態とな
る。本実施の形態において無音部に停止ポイントを設定
する場合、以下に示すように、この無音部の開始時点か
ら終了時点までの期間の中心に相当する時点に、停止ポ
イントを示すメタイベントを挿入する。
【0059】ノートオフイベント デルタタイム500000 停止ポイントを示すメタイベント デルタタイム500000 ノートオンイベント このようにして、ガイドメロディの無音部に停止ポイン
トを設定することができる。
【0060】次にカラオケ楽曲の停止ポイントの決定方
法について述べる。
【0061】「チューリップ」を用いて具体的な例を説
明する。
【0062】 ここに”/”は停止ポイントの候補であり、文節と文節
との間であることを示す。前述した図2の処理のステッ
プ24、32においてガイドメロディの無音部を検出す
る代わりに停止ポイントを検出する場合、ガイドメロデ
ィに対応する音声信号の無音部と停止ポイントの間でタ
イミングが対比される関係上、停止ポイントはガイドメ
ロディの所定時間以上の無音部に対応して設定しておく
必要がある。停止ポイントを無音部の検出に使用せず、
単に一時停止のための位置情報としてのみ使用する場合
には、停止ポイントの任意の候補点に停止ポイントを設
定することができる。
【0063】戻りキーは、例えば、BC間を歌っている
最中に失敗したためにB点から歌い直す際に用いられ
る。戻りキーを押すとカラオケ装置は、A点、もしくは
B点より前のAB間の任意の点に戻って再生を行うか、
またはB点に戻ってポーズ状態となりポーズ解除の指示
にしたがって再生を再開する。これにより、A点あるい
はAB間の点から再生を行った場合、B点までのガイド
メロディ(および楽曲)をイントロダクション代わりに
してB点から正確に歌い出すことができる。また、B点
から再生を行う場合は歌い手のポーズ解除と同時に歌を
歌い出せば正確に歌い出すことができる。
【0064】また、長い間奏の再生中に早送りキーを押
すと、その間奏の後にある無音部であるD点より少し前
(例えば5秒前など)から再生を行うか、もしくはD点
でポーズ状態となり、ポーズ解除の指示と共に再生を再
開する。D点の少し前から再生を行った場合、D点まで
のガイドメロディをイントロダクション代わりにしてD
点から正確に歌い出すことができる。また、D点から再
生を行う場合は、歌い手のポーズ解除と同時に歌と歌い
出せば正確に歌い出すことができる。
【0065】
【発明の効果】本発明によれば、カラオケ伴奏に対する
歌い手の歌のタイミングがずれたとき、自動的にそのず
れを検知して、楽曲の進行状態を制御することにより、
カラオケ伴奏を歌い手の歌に合わせることができ、リズ
ム音痴の人にも、歌いやすいカラオケ装置を提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるカラオケ装置の構成を示すブロッ
ク図。
【図2】図1に示したカラオケ装置の動作の流れを示す
フローチャート。
【図3】図2のフローチャートの一部の詳細処理を示す
フローチャート。
【図4】図2のフローチャートの他の一部の詳細処理を
示すフローチャート。
【図5】図1のカラオケ装置において用いる楽曲データ
の構成の説明図。
【図6】図5の一部の構成の説明図。
【図7】図5の他の一部の構成の説明図。
【符号の説明】
1…楽曲選択入力部、2…制御部、3…MIDIデータ
記録保持部、4…メモリ部、5…MIDI音源部、6…
オーディオ信号操作部、7…マイク、8…オーディオ信
号操作入力部、9…音声モニター部、10…比較部、1
1…タイマー部、12…背景映像再生部、13…背景映
像モニター部、14…楽曲再生部。

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カラオケ楽曲とマイクからの音声信号とを
    合成して出力するカラオケ装置において、 カラオケ楽曲および基準ガイドメロディ信号を記録保持
    する記録保持部と、 該記録保持部から読み出されたカラオケ楽曲および基準
    ガイドメロディ信号を再生する楽曲再生部と、 該楽曲再生部の操作指示を入力する操作入力部と、 前記楽曲再生部、前記記録保持部および前記操作入力部
    が接続された制御部とを備え、 該制御部は、 前記マイクからの音声信号の無音ポイントと前記基準ガ
    イドメロディ信号の無音ポイントとを検知し、 前記マイクからの音声信号の無音ポイントより先に前記
    基準ガイドメロディ信号の対応する無音ポイントを検知
    したとき、前記楽曲再生部の再生を停止させ、 前記操作入力部からの入力指示に応じてカラオケ楽曲の
    再生を再開させることを特徴とするカラオケ装置。
  2. 【請求項2】カラオケ楽曲とマイクからの音声信号とを
    合成して出力するカラオケ装置において、 カラオケ楽曲およびカラオケ楽曲の停止ポイントを記録
    保持する記録保持部と、 該記録保持部から読み出されたカラオケ楽曲およびカラ
    オケ楽曲の停止ポイントを再生する楽曲再生部と、 該楽曲再生部の操作指示を入力する操作入力部と、 前記楽曲再生部、前記記録保持部および前記操作入力部
    が接続された制御部とを備え、 該制御部は、 前記マイクからの音声信号の無音ポイントと前記カラオ
    ケ楽曲の停止ポイントとを検知し、 前記マイクからの音声信号の無音ポイントより先に前記
    カラオケ楽曲の対応する停止ポイントを検知したとき前
    記楽曲再生部の再生を停止させ、 前記操作入力部からの入力指示に応じてカラオケ楽曲の
    再生を再開させることを特徴とするカラオケ装置。
  3. 【請求項3】カラオケ楽曲とマイクからの音声信号とを
    合成して出力するカラオケ装置において、 カラオケ楽曲および基準ガイドメロディ信号を記録保持
    する記録保持部と、 該記録保持部から読み出されたカラオケ楽曲および基準
    ガイドメロディ信号を再生する楽曲再生部と、 前記楽曲再生部および前記記録保持部が接続された制御
    部とを備え、 該制御部は、 前記マイクからの音声信号の無音ポイントと前記基準ガ
    イドメロディ信号の無音ポイントとを検知し、 前記マイクからの音声信号の無音ポイントより先に前記
    基準ガイドメロディ信号の対応する無音ポイントを検知
    したとき前記楽曲再生部の再生を停止させ、 前記マイクからの音声信号の無音ポイントを検知したと
    き前記カラオケ楽曲の再生を再開させることを特徴とす
    るカラオケ装置。
  4. 【請求項4】カラオケ楽曲とマイクからの音声信号とを
    合成して出力するカラオケ装置において、 カラオケ楽曲およびカラオケ楽曲の停止ポイントを記録
    保持する記録保持部と、 該記録保持部から読み出されたカラオケ楽曲およびカラ
    オケ楽曲の停止ポイントを再生する楽曲再生部と、 前記楽曲再生部および前記記録保持部が接続された制御
    部とを備え、 該制御部は、 前記マイクからの音声信号の無音ポイントと前記カラオ
    ケ楽曲の停止ポイントとを検知し、 前記マイクからの音声信号の無音ポイントより先に前記
    カラオケ楽曲の対応する停止ポイントを検知したとき前
    記楽曲再生部の再生を停止させ、 前記マイクからの音声信号の無音ポイントを検知したと
    き前記カラオケ楽曲の再生を再開させることを特徴とす
    るカラオケ装置。
  5. 【請求項5】請求項1〜4のいずれかに記載のカラオケ
    装置において、 前記制御部に接続され、カラオケ楽曲の背景映像を出力
    する背景映像再生部と備え、該背景映像は、歌い手に歌
    唱の遅れを指摘する情報が記録されている背景映像を含
    むことを特徴とするカラオケ装置。
  6. 【請求項6】カラオケ楽曲とマイクからの音声信号とを
    合成して出力するカラオケ装置において、 カラオケ楽曲および基準ガイドメロディ信号を記録保持
    する記録保持部と、 該記録保持部から読み出されたカラオケ楽曲および基準
    ガイドメロディ信号を再生する楽曲再生部と、 前記楽曲再生部および前記記録保持部が接続された制御
    部とを備え、 該制御部は、 前記マイクからの音声信号の無音ポイントと前記基準ガ
    イドメロディ信号の無音ポイントとを検知し、 前記基準ガイドメロディ信号の無音ポイントより先に前
    記マイクからの音声信号の対応する無音ポイントを検知
    したとき、前記マイクからの音声信号の無音ポイントを
    検知した時点から前記基準ガイドメロディ信号の対応す
    る無音ポイントを検知した時点までの時間分カラオケ楽
    曲を進めて再生を再開させることを特徴とするカラオケ
    装置。
  7. 【請求項7】カラオケ楽曲とマイクからの音声信号とを
    合成して出力するカラオケ装置において、 カラオケ楽曲およびカラオケ楽曲の停止ポイントを記録
    保持する記録保持部と、 該記録保持部から読み出されたカラオケ楽曲およびカラ
    オケ楽曲の停止ポイントを再生する楽曲再生部と、 該楽曲再生部および前記記録保持部が接続された制御部
    とを備え、 該制御部は、 前記マイクからの音声信号の無音ポイントと前記カラオ
    ケ楽曲の停止ポイントとを検知し、 前記カラオケ楽曲の停止ポイントより先に前記マイクか
    らの音声信号の対応する無音ポイントを検知したとき、
    前記マイクの音声信号の無音ポイントを検知した時点か
    らカラオケ楽曲の停止ポイントを検知した時点までの時
    間分カラオケ楽曲を進めて再生させることを特徴とする
    カラオケ装置。
  8. 【請求項8】前記制御部は、前記カラオケ楽曲を進める
    際、カラオケ楽曲をその進行方向に前記時間分だけジャ
    ンプさせた後、通常の再生を再開することを特徴とする
    請求項6または7記載のカラオケ装置。
  9. 【請求項9】前記制御部は、前記カラオケ楽曲を進める
    際、カラオケ楽曲が歌に追いつくまでカラオケ楽曲を進
    行方向に通常再生速度より高速に再生した後、通常の再
    生速度に戻すことを特徴とする請求項6または7記載の
    カラオケ装置。
  10. 【請求項10】請求項6、7、8または9記載のカラオ
    ケ装置において、 前記制御部に接続され、カラオケ楽曲の背景映像を出力
    する背景映像再生部と備え、該背景映像は、歌い手に歌
    唱の進みを指摘する情報が記録されている背景映像を含
    むことを特徴とするカラオケ装置。
  11. 【請求項11】カラオケ楽曲とマイクからの音声信号と
    を合成して出力するカラオケ装置において、 カラオケ楽曲およびカラオケ楽曲の複数の停止ポイント
    を記録保持する記録保持部と、 該記録保持部から読み出されたカラオケ楽曲およびカラ
    オケ楽曲の停止ポイントを再生する楽曲再生部と、 該楽曲再生部の操作指示を入力する操作入力部と、 前記楽曲再生部、前記記録保持部および前記操作入力部
    が接続された制御部とを備え、 該制御部は、 前記操作入力部からの入力指示に応じて、前記カラオケ
    楽曲に挿入された停止ポイントのうち現在の再生位置か
    ら最も近い停止ポイント位置近傍まで遡及して再生を再
    開することを特徴とするカラオケ装置。
  12. 【請求項12】請求項11記載のカラオケ装置におい
    て、 前記停止ポイントへの遡及からさらにひとつ前の停止ポ
    イント位置まで遡及して再生を再開することを特徴とす
    るカラオケ装置。
  13. 【請求項13】カラオケ楽曲とマイクからの音声信号と
    を合成して出力するカラオケ装置において、 カラオケ楽曲およびカラオケ楽曲の複数の停止ポイント
    を記録保持する記録保持部と、 該記録保持部から読み出されたカラオケ楽曲およびカラ
    オケ楽曲の停止ポイントを再生する楽曲再生部と、 該楽曲再生部の操作指示を入力する操作入力部と、 前記楽曲再生部、前記記録保持部および前記操作入力部
    が接続された制御部とを備え、 該制御部は、 前記操作入力部からの入力指示に応じて、前記カラオケ
    楽曲に挿入された停止ポイントのうち現在の再生位置か
    ら最も近い停止ポイント位置近傍まで早送りして再生を
    再開することを特徴とするカラオケ装置。
  14. 【請求項14】請求項2、4、5、7、10、11、1
    2または13記載のカラオケ装置において、 前記カラオケ楽曲の停止ポイントは、曲の歌詞の文節と
    文節との間で感知されるように記録されている停止ポイ
    ントであることを特徴とするカラオケ装置。
  15. 【請求項15】楽曲データを再生して歌い手の歌に対す
    る伴奏を提供するカラオケ装置において、 楽曲データの進行に対する歌い手の歌の進行のずれを時
    間差として求める時間差算出手段と、 該算出された時間差が予め定めた時間より大きい場合
    に、歌い手の歌が速すぎるまたは遅すぎる旨を告知する
    告知手段と、 を備えることを特徴とするカラオケ装置。
  16. 【請求項16】前記告知手段は、歌が速すぎるまたは遅
    すぎる旨の表示とともに、前記時間差を数値として表示
    する表示手段を有することを特徴とする請求項15記載
    のカラオケ装置。
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