JP4632172B2 - 入浴介助装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば高齢者や身体障害者などの入浴時に介助を必要とする者の入浴を助ける入浴介助装置に関する。
浴槽に取り付けられ、例えば高齢者や身体障害者など入浴時に介助を必要とする者の入浴を助ける入浴介助装置は従来から知られている(例えば、特許文献1参照)。かかる特許文献1に記載の入浴介助装置は、椅子本体と椅子本体に水平旋回可能に取り付けられた座面部とからなり、前記座面部は被介助者が座面部に乗り降りする移乗位置から、前記座面部が浴槽内に昇降する昇降位置へ水平旋回可能な構成となっている。また、移乗位置にあるときは、前記座面部は、被介助者が前記座面に乗り降りしやすいように、前記座面部の前側底面が浴槽の側壁上面にせり出した状態となっている。
特開平11−347092号公報(図1)
このような構造を有する入浴介助装置によると、座面部は昇降位置から水平旋回した移乗位置にあるときに、移乗位置においては浴槽からせり出す構成になっているので、通常座面の裏と浴槽上面の隙間は小さく設定されている。すると、座面部の上昇を操作しているときなどに、最上位置まで上がっていないのに見た目では最上位置にあるので、最上位置まで上がったと判断し、上昇を停止して、そのまま座面部を旋回させてしまった時など、座面部が浴槽と干渉し、傷をつけたり、無理に旋回させよとして機器を破損してしまう恐れがある。
また、最上位置まで上げなくとも、ある程度まで上げれば、座面部を回転させた時に浴槽と干渉しないよう、座面部と浴槽の側壁上面との隙間を大きくとったとしても、上昇させる毎に隙間の量は不確実になり、最上位置で手挟みしない隙間に設定している場合など、隙間が少なくなり手を挟んでしまうといった問題もある。
本発明の目的は、着座部を最上位置でない位置で回転させて、着座部が浴槽と干渉し、機器の破損や浴槽を傷めることの無いように、回転等の移乗動作が安全かつ確実に可能になる入浴介助装置を提供することにある。
また、本発明の請求項1に記載の入浴介助装置は、長辺の一端が洗い場側に配設された略長方形の浴槽の、一短辺のリム上に載置されるベース部と、該ベース部両端から延設され、前記略長方形の浴槽の長辺のリム上に載置されるアーム部と、を備えたコ字形状のフレームと、前記アーム部の両端の間に、前記ベース部と略平行に配置されるとともに、前記洗い場側に回転可能な着座部と、前記着座部を入浴者の移乗を行う最上位置と浴槽底部側の最下位置との間の昇降区間内で昇降させる昇降装置と、前記昇降区間内で前記着座部の昇降・停止を操作する操作手段を備えた入浴介助装置において、前記昇降区間内で前記着座部の昇降・停止を制御する制御部を設け、さらに、前記昇降区間内において、前記浴槽上端付近に設けられた所定区間を前記着座部の停止を禁止する停止禁止区間とし、前記制御部は、前記着座部の昇降中において、前記着座部が前記停止禁止区間外にあるときに前記操作手段によって着座部を停止させる操作がなされると前記着座部を停止させる一方で、前記着座部の昇降中において、前記着座部が前記停止禁止区間内にあるときに前記操作手段によって前記着座部を停止させる操作がなされても、前記着座部の停止を禁止し、前記操作手段が操作される前の昇降動作を強制的に継続させることで前記停止禁止区間を通過させるように強制昇降制御を行うことを特徴としている。
制御部は、着座部の上昇中に操作手段によって着座部を停止させようとした時には、着座部が浴槽上端付近に設けられた所定区間である停止禁止区間内にあるとき、着座部を最上位置まで上昇させるような制御になっている。したがって、最上位置まで上がっていないのに見た目で最上位置まで上がったと判断して、上昇を停止してしまった場合には、着座部を確実に最上位置に保持することができる。これによって、着座部が少し下がった状態で回転またはスライドさせて、着座部と浴槽の側壁上面などとの間の隙間がなくなり、浴槽に傷をつけたり、無理に回転またはスライドさせて機器を破損してしまうといった恐れを無くすことができ、回転やスライドの動作を確実かつ安全に行うことができる。
また、着座部の下降中に操作手段によって着座部を停止させようとした時には、着座部が浴槽上端付近に設けられた所定区間である停止禁止区間内にあるとき、着座部を所定位置まで下降させるような制御になっている。したがって、操作者が着座部を見た目で下がっていると判断できない位置で下降を停止してしまった場合などには、着座部を所定位置まで下げてしまうことができる。これによって、物理的に回転またはスライドできない位置にしてしまうので、少し下がった状態で、無理に回転させて機器を破損することや、浴槽に傷をつける恐れを無くすことができる。また、目視で下がっていると分かる程度の位置まで下がるので、無理に回転させるようなこともない。
また、上昇中に止めたら所定位置まで下降してしまったり、下降中に止めたら最上位置まで上がってきたりなどが、操作中に起こった場合、使用者は装置が故障したと勘違いしてしまう可能性がある。しかし、停止しても、上昇の延長で最上位置まで上昇、下降の延長で所定位置まで下降すれば、昇降動作の延長なので、使用者にとっては、勝手に動いたと思わせることが無く、不快感を与えることがない。
また、本発明の請求項2に記載の入浴介助装置は、所定位置を検出する位置検出手段をさらに設けたことを特徴としている。
所定位置を検出する位置検出手段を備えているので、例えば昇降装置の動作量から着座部の位置を予想するよりも、実際に着座部が所定位置以上にあるか、以下にあるかといったことを確実に検知できるので、強制的に昇降するかしないかを確実に判断することができるため、無理に回転して機器を破損したり、使用者に怪我をさせるといったことを防ぐことができる。
また、本発明の請求項3に記載の入浴介助装置は、さらに最上位置を検出する最上位置検出手段を設けたことを特徴としている。
最上位置を検出する最上位置検出手段を備えているので、例えば昇降装置の動作量から着座部の位置を予想するよりも、実際に着座部が最上位置にあるかどうかを確実に検知できるので、強制的に上昇するかしないかを確実に判断することができるため、無理に回転し機器を破損したり、使用者にけがをさせるといったことを防ぐことができる。
また、本発明の請求項4に記載の入浴介助装置は、さらに、制御部は最上位置検出手段によって着座部が最上位置にあることを検出した時には昇降装置を停止させることを特徴としている。
制御部は最上位置検出手段によって着座部が最上位置にあることを検出した時には昇降装置を停止させるので、最上位置に着座部がきた時には確実に上昇を停止することができる。したがって、使用者が最上位置まで上昇しているのに気付かずに操作手段によって上昇指示を押しつづけ、モーター等の昇降装置をいためることを防止できる。
また、本発明の請求項5に記載の入浴介助装置は、さらに、着座部と浴槽などの間での、手の挟み込みや人体の挟み込みを検出する人体挟み込み検出手段を備え、制御部は着座部の昇降中に人体挟み込み検出手段によって着座部と浴槽などの間で、手の挟み込みや人体の挟み込みを検出した時には昇降装置を操作手段による操作より優先して停止させることを特徴としている。
着座部と浴槽などの間で、手挟みや人体の挟み込みを検出する人体挟み込み検出手段を備え、制御部は着座部の制御中に人体挟み込み検出手段によって着座部と浴槽などの間で、手挟みや人体の挟み込みを検出した時には昇降装置を操作手段の操作より優先して停止させるので、使用者のけがを防ぐことができ、入浴介助装置の制御を安全な制御にすることが可能になる。
本発明によると、着座部を最上位置でない位置で回転させて、着座部が浴槽と干渉し、機器の破損や浴槽を傷めることの無いように、回転等の移乗動作が安全かつ確実に可能になる入浴介助装置を提供することができる。
以下、本発明の一実施形態にかかる入浴介助装置について説明する。本発明の一実施形態にかかる入浴介助装置1は、図1及び図2に示すように、上面視でコの字型を有したフレーム10と、フレーム10に取り付けられ浴槽内を昇降可能な背凭れ付きのシート50(図1参照)を備え、当該シート50は着座台500と着座部600を有して着座部600のみがシート上限位置において座面昇降上限位置と座面移乗位置との間を回転と同時にスライドして移動するようになっている。なお、ここでいう座面昇降上限位置とは、入浴介助装置1を浴槽に取り付けた状態(以下、「装置取り付け状態」とする)でシート50の着座部600が浴槽内を昇降する際に着座部600が上限に達した位置を言い(図1参照)、座面移乗位置とは、着座部600が浴槽のリム側に完全に移動して着座部600に被介助者が乗り降りする位置を言う(図2参照)。
フレーム10は、例えばステンレスなどでできており、昇降装置300(図3参照)を備えたベース部100と、当該ベース部100の両端から略垂直に延在したアーム部200とからなる。そして、ベース部100が、浴槽の長手方向片端部のリム上に載置され、アーム部200は浴槽の両側方のリム上に載置されるようになっている。また、フレーム10には、図1に示すように、そのベース部100と各アーム部200に強度と成型のし易さを兼ね備えた樹脂でできたカバー101,201が被せられている。
図3は、フレーム10のカバー101,201を取り去った状態を示した平面図である。図3から明らかなように、ベース部100にはDCモータ310、ウオーム歯車と平歯車とを組み合わせた減速ギア320、ワイヤ繰り出し巻き取りドラム330が備わっている。なお、減速ギア320とワイヤ繰り出し巻き取りドラム330は支持ブラケット350でベース部100にしっかりと固定されている。また、ベース部100にはDCモータ310を駆動するバッテリ370及びDCモータ310の駆動を制御する制御ボックス360が備わると共に、ブラケットとバネとの組み合わせからなりワイヤ繰り出し巻き取りドラム330に巻き取られるワイヤWの巻き取り方向を規制するワイヤ巻き乱れ防止部380が備わっている。また、ベース部100には対向する各アーム部間の間隔を調整可能とする図示しないアーム部間間隔調整機構が備わり、入浴介助装置1の取り付けられる浴槽の横幅に応じて入浴介助装置1のアーム部間の間隔を調整するようになっている。
また、一方(図中右側)のワイヤ巻き乱れ防止部近傍には、ワイヤ繰り出し巻き取りドラム330の上側から繰り出されたワイヤWを後述するプーリに案内するガイドプーリ390が備わっている。
ワイヤ繰り出し巻き取りドラム330には、ステンレス製の撚り線で周囲が樹脂で覆われたワイヤであってシート50を吊持するための可撓性部材をなす4本のワイヤWが各アーム部200に向かって2本ずつ巻回されている。また、ベース部100の両端部には繰り出したり巻き取られたりするワイヤWの延在方向をアーム部200の延在方向に変えるベースプーリ110が備わっている。
一方、各アーム部200のベース側である基端部近傍及び先端部近傍には4本のワイヤWを各アーム部2本ずつその延在方向を変える第1のワイヤ繰り出し巻き取りプーリ210(以下、「第1プーリ210」とする)がワイヤWごとに設けられている。第1プーリ210は、例えばポリアセタール(POM)などの強度と自己潤滑性、成型性に優れた樹脂でできており、装置取り付け状態においてその回転中心軸線が鉛直方向を向いており、この第1プーリ210によって4本のワイヤWはそれぞれアーム延在方向から対向するアーム部200に向かって延在するようになっている。
また、第1プーリ210の近傍であって入浴介助装置1を浴槽に取り付けた状態で見てアーム部200の第1プーリ下方には、各第1プーリ210に対応して第2のワイヤ繰り出し巻き取りプーリ220(以下、「第2プーリ220」とする)が備わっている。この第2プーリ220は、例えばポリアセタールなどの強度と自己潤滑性、成型性に優れた樹脂でできており、装置取り付け状態においてその回転中心軸線が水平方向を向いており、第1プーリ210から対向するアーム部200に向かって延在したワイヤWの向きを着座部600の下降方向に変えるようになっている。また、各アーム部200の長手方向略中央部であって各アーム部下面にはアーム部200を浴槽の側方リムに位置決め固定するストッパ230が下方に向かって延在している。
以上の構成によって、ベース部100のワイヤ繰り出し巻き取りドラム330において一部巻き取られたワイヤWは、残りの部分がそれぞれワイヤ巻き乱れ防止部380やガイドプーリ390を介してベース部両端部に向かって延在すると共に、ベースプーリ110を介してアーム部200に沿って延在し、その先方部分が第1プーリ210を介してそれぞれのアーム部200の対向するアーム部側に延在した後、第2プーリ220を介してシート50の下降方向に向かう。そして、各ワイヤWの端部は着座台500に着脱可能に取り付けられ例えばステンレスでできた支持シャフト290に結合されている。
一方、図1に示すシート50は、上面視矩形の着座台500と例えば十分な強度を確保した樹脂でできており上面視略矩形の着座部600と、着座部600に金属パイプ680を介して取り付けられた背凭れ690を有し、上述したように座面昇降上限位置と座面移乗位置との間をスライドと同時に回転しながら移動するようになっている。
具体的には、着座台500は、例えばステンレスでできた略矩形の板体からなり、図4乃至図6に示すように、ポリアセタールなどの強度と成型性に優れた樹脂でできたラックギア510が着座台上面に取り付けられている。なお、ラックギア510は、座面昇降上限位置においてギア両端部が対向する各アーム部200の近傍に位置するように各アーム部200の長手方向に対して垂直をなす角度で着座台500に取り付けられている。また、着座台500には後述するピニオンギア610をスライド移動させるスライドガイド溝520がラックギア510と一定距離だけ離間して当該ラックギア510と平行に形成されている。
また、シート上限位置において各アーム部200に隣接する着座台500のアーム部側の側方(以下、単に「側方」とする)には、図7に示すように着座台吊り下げ用のステンレスでできた支持ブラケット590が取り付けられている。そして、支持ブラケット590には図示しない切り欠き等が形成され、この支持ブラケット590に支持シャフト290(図7参照)が着脱自在に取り付けられている。また、着座台500の上部には着座部600と着座台500との間への手等の挟み込みを防止する保護カバー580(図1参照)が着座部600の移動を妨げないように設けられている。
また、着座台500の保護カバー580の側方には図示しないヒンジ部が設けられ、当該ヒンジ部に樹脂でできたフラップ状の副座部570が起き上がり可能に備わっている。なお、副座部570の上面は、座面昇降上限位置において着座部600の下面と略面一となっており、着座部600と副座部570との間に隙間が生じないようにし、これによって、着座部600に着座した被介助者(以下、「着座者」とする)の手挟みを防止している。
また、副座部570は、図7に示すように、シート50を浴槽内に下降させた際にワイヤWによって上方に起き上がるようになっており、シート下降中にワイヤWの一部を覆って着座者の手挟みを防止する役目も果たしている。また、各副座部570には、着座台側に上面視で半円状の収容凹み部571(図8参照)が形成され、シート上限位置において着座部600を座面移乗位置に移動させた時にこの収容凹み部571が着座部600に備わった後述するピニオンギア610を収容するようになっている。
また、副座部570の上側に重なるように図示しないヒンジ部を介して着座部600の側方に翼板575が備わり、シート50を浴槽内に下降させた際にワイヤWと副座部570によって副座部570に重なりながら上方に起き上がるようになっており、シート下降中に、副座部570のピニオンギア610収容凹み部571が隠れるようになっている。これによって、凹み部571内に誤って指を挟み込んでしまうことを防止している。また、移乗位置への回転時には、着座部600と共に動くので、副座部570の上に手をついて回転させてしまい、着座部600で手を挟むといったことを防止している。
一方、着座部600は、例えばポリアセタールやABS(アクリルニトリル・ブタジエン・スチレン)などの強度と成型のし易さを兼ね備えた樹脂でできた略矩形の板体からなり、ステンレスなどの金属パイプ680を介して樹脂でできた略矩形の背凭れ690を備えている。そして、着座部600の下面には、上述したラックギア510と噛合するピニオンギア610が図示しないネジ等の締結具によって固定されている。
ピニオンギア610は例えばポリアセタールなどの摺動時に摺動抵抗が小さい樹脂でできた厚さが薄く大径の平歯車からなり、上述したラックギア510及びスライドガイド溝520と後述するスライダ530(図6参照)と協働して着座部600を着座台500に対してスライドと同時に回転しながら移動させる役目を果たしている。
ピニオンギア610は、図4乃至図6に示すように、その中央部分にスライダ係合孔612を有するとともに、一方の面(着座部に取り付けられた状態でその上面)に上面視で深さの浅い円形のスライダ係合凹み部611をスライダ係合孔612と同心状に備えている。また、スライダ係合凹み部611の周方向90°の角度をなして2カ所に回転ロック機構を収容するキー溝状のロック機構収容部613が半径方向に備わっている
スライダ530は、例えばポリアセタールなどの強度と成型のし易さを兼ね備えた樹脂でできており、その長手方向に沿った断面が工の字型を有している。そして、スライダ530は、ピニオンギア610と着座台500のスライドガイド溝520との間に取り付けられて着座部600を着座台500に対してスライドと同時に回転しながら移動させる役目を果たす。
スライダ530はピニオンギア610のスライダ係合凹み部611及びスライダ係合孔612と係合する上部スライダ530aと、上部スライダ530aとネジ等の締結具によって締結され着座台500の下面と摺動する下部スライダ530bを有している。
上部スライダ530aは、図6に示すように、ピニオンギア610のスライダ係合凹み部611と相対回転可能に係合する厚さの薄い円板状のスライダベース531と、スライダベース531と一体化して同心に備わりピニオンギア610のスライダ係合孔612と相対回転可能に係合するスライダシャフト532を有している。なお、スライダシャフト532は着座台500のスライドガイド溝520の溝幅より大きい外径の円柱体をその周方向両側から均等に切除された形状を有し、この部分でスライドガイド溝520と係合可能とするように形成されている。
また、下部スライダ530bは厚さの薄い円板状の板体からなり、その外径はスライドガイド溝520の溝幅より大きくなっている。
また、スライダベース531の周方向所定位置には後述するロック機構のレバーピン720を受け入れてピニオンギア610の回転を停止させるロックノッチ531a(図8参照)が中心角度90°を隔てて2箇所に形成されている。
ロック機構は、図4乃至図6に示すように、ピニオンギア610の上面周方向一部に設けられた溝状のロック機構収容部613と、例えば摺動抵抗の小さい金属の板体を折曲して形成され、ロック機構収容部613にネジ等の締結具で締結されるレバーピンガイド710と、レバーピンガイド内にスライド可能に収容され、先端部がスライダ530のスライダベース531に形成されたロックノッチ531aと係合するレバーピン720と、レバーピンガイド内のレバーピン基端部側に介装されレバーピン720の先端を常にスライダベース531に付勢する圧縮バネ(図示せず)と、レバーピン720の基端部に接続されたロック解除用ワイヤ(図示せず)を備えている。
ロック解除用ワイヤはピニオンギア610の外周から導出され、背凭れ690の裏に設けた操作レバー(図示せず)にロック解除用ワイヤの他端部が接続されている。そして、操作レバーを握ることでロック解除用ワイヤが引っ張られ、これによってレバーピン720を圧縮バネの付勢力に抗してピニオンギア610の外周方向に移動させてレバーピン720とスライダベース531のロックノッチ531aとの係合を解除し、スライダ530とピニオンギア610の相対回転を可能として着座部600を着座台500に対して移動可能とするようになっている。
また、昇降装置300には、上昇、下降を指示する操作スイッチ(図示せず)が備えられており、操作スイッチで、シート50の上昇中に停止させようとした時に、シート50が最上位置(図10参照)と所定位置(図12参照)の間にある場合には、強制的にシート50を最上位置(図10参照)まで上げる制御を備えている。これにより、シート50は最上位置で保持されるので、移乗位置までの回転移動を装置と干渉することなく、確実かつ安全に行うことができる。(図11参照)
また、操作スイッチでシート50の下降中に停止させようとした時には、シート50が最上位置と所定位置の間にある場合は、所定位置まで下げる制御を備えている。これにより、シート50は見た目で明らかに下がっている位置にあり(図12)、操作者は座面を回転させることはなく、無理に回転させて機器を破損するといったことを防止している。
ここで、所定位置とは使用者が目視でシート50が最上位置より下がっていると判断できる位置であればどこでもよく、好ましくは、シート50の上面の高さが、アーム200の上面の高さより下がっていることが好ましい。シートの上面の高さがアーム200の上面の高さよりも下がっていると、アームからシートにかけて段差ができるため、使用者はシートが下がっていることを容易に確認できる。所定位置としては最上位置におけるシート50とアーム200間に生じる隙間によっても決まるが、およそ最上位置から3mm〜50mm下がった位置に設定することが好ましい。また、本実施例ではアーム200がある場合で示したが、アームがない場合は浴槽壁面の上面の高さよりもシート50の上面の高さが下がっている位置に所定位置を設けると、使用者は目視でシート50が下がっていることを容易に確認できる。
これにより、操作者が着座部の上昇を操作しているときに、最上位置まで上がっていないのに見た目で最上位置なので最上位置まで上がったと判断し、上昇を止めてしまった場合、シート50が最上位置と所定位置の区間内にあれば、
シート50を確実に最上位置に保持することができる。したがって、少し下がった位置で回転させて、シート50とアーム200の間に隙間が無くなることで、シート50とアーム200が干渉し、無理に回転させて機器を破損するといった恐れが無くすことができ、回転などの座面移乗動作を確実かつ安全に行うことができる。
また、見た目で下がっていることが判断できない位置で下降を停止し、下がったと思っていなかったり、下げたことを忘れてしまったりした場合に、操作手段によってシート50を停止した時に、シート50が最上位置と所定位置の区間内であれば、シート50を所定位置まで下げてしまう。これによって、物理的に回転できなかったり、見た目で明らかに下がっている位置なので無理に回転させることは無く、機器の破損や浴槽に傷をつけることはない。
このときに、シート50が強制昇降制御の範囲にあることを認識する為に、
強制昇降制御の所定位置を検出する為のリミットスイッチ810(図10参照)をアーム200の適所に備えて、その位置を通過した時にはシート50の一部がスイッチを押して検知しているようにしている。さらには、最上位置でも検知できるよう、最上位置検出用のリミットスイッチ(図示せず)をアーム200の適所に備え、シート50が最上位置に到達した際には、シートの一部がスイッチを入れるようになっている。したがって、シート50が所定位置に到達した時にはリミットスイッチ810に当って作動させ、位置を検出できるようにした。所定位置および、最上位置を判断するに当っては、リミットスイッチに限らず、光学式のセンサー、磁気式のセンサーなど方式は問わない。
また、モータの回転数から最上位置および所定位置を予想するような仕組みにしても構わない。例えば、あらかじめ、モータにとっての最上位置を決めておき、その位置から1/25回転分繰り出した位置が所定位置と設定しておき、所定位置を判断するようにしても良い。
また、人体挟み込みを検知する安全バー820(図13、図14参照)をアーム200に備え、人体の一部の挟み込みにより安全バーが押し上げられると、アーム200の適所に設けられたリミットスイッチが入るようにした。
このとき、安全バー820が押し上げるリミットスイッチは、最上位置を検出するリミットスイッチであり、押し上げることで上昇を停止することができる。
したがって、人体挟み込みを検知した場合には、昇降中の操作に関わらず、優先して停止するようにした。
これにより、アーム200とシート50との間に人体の一部が挟まれても、
安全バー820によりすぐに昇降を停止することができるので、使用者がけがをする恐れがない。
また、上昇中に停止した場合には、上昇の延長で最上位置まで上がり、下降中に停止した場合には、下降の延長で所定位置まで下がるので、使用者には装置が勝手に動作したなどと思わせることもなく、不快感を与えることはない。
ただし、その強制的に昇降させる制御パターンは上記に限った物ではなく、
図15に示すフロー図の通り、制御パターンは何種類かあり、その中から組合わせても良い。例えば、シート50の下降中に、最上位置と所定位置の間で停止した場合には、最上位置まで上昇(図15、(2))と、シート50の上昇中に、最上位置と所定位置の間で停止した場合には、所定位置まで下降(図15、(3))を組合わせるなど、その組合わせは問わない。
続いて、上述した入浴介助装置1の実際の使用方法とその作用について説明する。なお、入浴介助装置1は着座部600に背凭れ690が備わった入浴介助装置であるが、その着座台500に対する着座部600の動作は背凭れ690の備わっていない入浴介助装置にも同様に適用可能である。また、図8においては、動作の理解を容易にするために着座部600を図示省略して示している。
最初に上述した構成を有する入浴介助装置1を、図1に示すように、浴槽リムの長手方向一方の端部に載置する。この際、フレーム10のベース部100に備わったアーム部間間隔調整機構を調整することで、入浴介助装置1の取り付けられる浴槽の横幅に応じて入浴介助装置1のアーム部200を浴槽側壁のリムに合致するように調整する。この各アーム部200の間隔調整は、フレーム下面に備わったストッパ230が浴槽壁面に当接するような間隔となるように行う。また、フレーム10のベース部100を浴槽の長手方向一端側のリムに合致するように載置する。
この状態においては、着座部600は座面昇降上限位置にあり、シート50はその着座部600を透過して示す図9から明らかなように、ピニオンギア610がラックギア510の長手方向中央部に位置した状態でラックギア510に噛合している。また、スライダ530はスライドガイド溝520の長手方向中央部に位置しており、この状態でレバーピン720の先端が圧縮バネの付勢力によってスライダベース531のロックノッチ531aに係合し、これによってピニオンギア610がスライダ530に対して相対回転せずにロックしている。すなわち、着座部600に固定されたピニオンギア610は着座台500に固定されたラックギア510にこの状態で噛合したままとなり、着座部600は着座台500に対して座面昇降上限位置で固定されている。なお、この座面昇降上限位置はいわゆる中立位置であり、入浴介助装置1を浴槽に載置した状態においてシート50を昇降させることができる位置である。
続いて、図示しない操作レバーを握ってワイヤWを引っ張ることで、着座部500の回転ロックを解除する。そして、着座者の上半身や背凭れ690を押えながら着座部600を着座台500の一方のアーム部側即ち座面移乗位置まで移動させる。
この移動の際には着座部600のピニオンギア610がラックギア510と噛合したままピニオンギア610とスライダベース531が相対回転しながら座面移乗位置までピニオンギア610が移動する。これとともにスライダ530はスライドガイド溝520を回転することなく座面移乗位置まで移動する。
その結果、ピニオンギア610に固定された着座部600はラックギア510が備わりかつスライドガイド溝520の形成された着座台500に対して座面移乗位置まで回転しながらスライドする。これによって着座部600は着座台500に対して完全に一側(図8中左側)に偏倚した位置で90°向きを変えて停止し、この状態で被介助者は浴槽のリムを跨ぐことなく着座部600に座ることができるようになる。
上述したように、入浴介助装置1は、ラックギア510とピニオンギア610との組み合わせで座面移乗機構を実現しているので、着座部600に着座した被介助者の荷重をピニオンギア全体で均一に受けることができるようになり、入浴介助装置1の移乗機構を薄くできる。これによって、シート50の高さを低くすることができ、被介助者が着座部600に着座しやすくなる。
この座面移乗位置において、被介助者を着座部600に着座させた後、着座部600に着座した被介助者(以下、「着座者」とする)を上述した着座部600の動きと逆の動きにより座面昇降上限位置まで移動させる。そして、着座者の上半身や背凭れ690を押えながら着座部600を着座台中央の位置、即ち座面昇降上限位置まで移動させる。
これによって、被介助者の着座した着座部600が移動中に急激な回転を伴うことがないので、着座者の姿勢を安定させながら移乗させることができるとともに、シート50の急激な回転等に伴う着座者の手挟み等を防止できる。
なお、座面昇降上限位置において着座部600の下面は副座部570の上面に対して略面一となるので、着座部600と副座部570との間に隙間が生じす、着座した被介助者の手挟みの心配を無くすことができる。
このときに、昇降装置には、上昇、下降を指示する操作スイッチ(図示せず)を備えられ、操作スイッチで、シート50の上昇中に停止させようとした時に、
シート50が最上位置(図10参照)と所定位置(図12参照)の間である場合には、強制的にシート50を最上位置(図10参照)まで上げる制御を備えており、シート50は最上位置で保持されるので、前回使用時に最上位置まで上げきっていなかったり、座面を少し下げていたことを忘れしまったりなど、何らかの原因でシート50が最上位置に無い状態ということが無く、移乗位置までの回転移動を装置と干渉することなく、ズムーズに行うことができる。(図11参照)
また、シート50の下降中に停止させようとした時には、シート50が最上位置と所定位置の間にある場合は、所定位置まで下げる制御が備えてあり、これにより、シート50は見た目で明らかに下がっている位置にあるので(図12)、操作者は座面を回転させることはなく、無理に回転させて機器を破損するといったことを防止している。
このようにして、着座部600を昇降位置まで移動させた後に着座部600を浴槽底部に向って下降させる。この下降に際しては図示しない操作レバーの昇降装置駆動スイッチの座面下降ボタンを押すことで、DCモータ310が所定方向に回転し、ワイヤ巻き取り繰り出しドラム330によって巻回されていたワイヤWが繰り出される。なお、ワイヤWは昇降装置駆動スイッチの操作量に応じて第1プーリ210及び第2プーリ220によって延在方向を変えながら繰り出され、ワイヤ先端及びこのワイヤ先端が接続された支持シャフト290が浴槽底部に向って下降する。これによって、支持シャフト290に取り付けられたシート50も着座者を載せながら下降して着座者を浴槽の湯に浸らせる。
なお、このシート下降の際に、着座台500に起き上がり可能に連結された副座部570はシート50を浴槽内に下降させる際にワイヤWに押されて上方に起き上がり、これによって座面下降中にワイヤWの一部を覆って着座者の手挟みを防止することができる。
このようにしてシート50が浴槽の底部に達するとワイヤ先端の移動も停止するので、繰り出されるワイヤWがワイヤ繰り出し部において撓む。このワイヤWの撓みによって図示しないリミットスイッチが作動してシート50が浴槽底部に達したことを検知する。これによって昇降装置300の駆動を停止して着座者がしばらく湯に浸る。
着座者が入浴を楽しんだ後、上述と逆の動作を行うことでシート50を上昇させて座面昇降上限位置を経由して座面移乗位置まで着座者を移動させる。具体的には、図示しない操作スイッチを操作することで昇降装置300のDCモータ310を座面上昇方向に駆動させ、ワイヤWを巻き取ってシート50を上昇させる。これによってシート50は浴槽内を上昇していく。なお、着座台500の副座部570が起き上がってワイヤWの一部を覆ったまま着座者とワイヤWとの間に介在しているので、シート50の上昇中に着座者がワイヤWに触れることがなく安心したままシート50を上昇させることができる。
シート50が完全に上昇すると着座台500の一部がアーム部200の適所に設けられたリミットスイッチに当たってこれを作動させて昇降装置300の座面上昇動作を停止させる。シート50が上限位置に達すると着座台500の副座部570はワイヤWによって傾くことがなくなるので、副座部570は水平状態まで倒れる。
なお、座面昇降上限位置において着座部600の下面は副座部570の上面に対して略面一となるので、着座部600と副座部570との間に隙間が生じ
す、着座した被介助者の手挟みの心配を無くすことができる。
また、人体挟み込みを検知する安全バー820(図13、図14参照)をアーム200に備え、シート50とフレーム200の間で、人体の一部を挟み込み場合、安全バー820が押し上げられるようにし、この安全バー820が、アーム200の適所に設けられた最上位置検出用のリミットスイッチを押し上げることでシート50の上昇を昇降中の操作に関わらず、優先して停止するようにした。これにより、アーム200とシート50との間に人体の一部が挟まれても、安全バー820によりすぐに昇降を停止することができるので、使用者がけがをするといったことを防止している。
また、上昇中に、最上位置と所定位置の間で止めてしまった場合、最上位置と勘違いして回転させないように、座面が最上位置と所定位置の間にあれば、最上位置まで強制的に上げてしまう制御を備えている。これにより、シート50は最上位置で保持されるので、スムーズに回転できるようにした。また、所定位置以下で止めれば、シート50は見た目で下がっていると判断できる位置なので使用者は回転させることがなく、無理に回転させるなどして機器を破損するといったことを防止している。
続いて、図示しない操作レバーを握ってワイヤWを引っ張ることで、着座部500の回転ロックを解除する。そして、着座者の上半身や背凭れ690を押えながら図8乃至図10の順に着座部600を着座台500の一方のアーム部側即ち座面移乗位置まで移動させる。これによって着座部600は着座台500に対して完全に一側に偏倚した位置で90°向きを変えて停止する。
上述したようにラックギア510とピニオンギア610との組み合わせで座面移乗機構を実現しているので、シート50の高さを低くすることができ、被介助者が着座部600から降り易くなる。
一方、上述したように被介助者の入浴を終えて被介助者以外の例えば家族が入浴する際には、着座台500をワイヤ先端に連結された支持シャフト290から外してフレーム10のみが浴槽のリムに載置した状態とし、これら被介助者以外の者が入浴する。これによってこれらの者も浴槽を広く使って入浴を十分楽しむことができるようになる。
本発明の一実施形態にかかる入浴介助装置を示した斜視図である。 図1に示した入浴介助装置の着座台を座面移乗位置に移動させたときを示した斜視図である。 図1に示した入浴介助装置のフレームを、カバーを取り外した状態で示した斜視図である。 図1に示した入浴介助装置の着座台とラックギア及び着座部とピニオンギアを分解して示す斜視図である。 図4に示す着座台とラックギア及び着座部とピニオンギアを半分に破断して示す分解斜視図である。 図5において半分に破断して示した着座台とラックギア及び着座部とピニオンギアを組み付けた状態を拡大して示す斜視図である。 図1に示した入浴介助装置のワイヤを繰り出して着座部をアーム部から吊持した状態を浴槽を省略して示した斜視図である。 図1に示した入浴介助装置を、浴槽のリムを省略するとともに着座部を透過した状態で示した平面図である。 図8に示した入浴介助装置の着座部を浴槽内に下降した状態を浴槽の一部を破断して示す斜視図である。 図1に示した入浴介助装置を、着座部を最上位置まで上昇させた状態を浴槽の一部を破断して示す正面図である。 図1に示した入浴介助装置を、着座部を最上位置まで上昇させ、座面移乗位置まで移動させた状態を浴槽の一部を破断して示す正面図である。 図1に示した入浴介助装置を、着座部を所定位置まで下降させた状態を浴槽の一部を破断して示す正面図である。 図1に示した入浴介助装置を、拡大した斜視図である。 図1に示した入浴介助装置を、着座部を省略して拡大した斜視図である。 強制的に昇降させる制御のパターンを示したフロー図である。
符号の説明
1 入浴介助装置
10 フレーム
50 シート
100 ベース部
101,201 カバー
110 ベースプーリ
200 アーム部
210 第1のワイヤ繰り出し巻き取りプーリ(第1プーリ)
220 第2のワイヤ繰り出し巻き取りプーリ(第2プーリ)
230 ストッパ
290 支持シャフト
300 昇降装置
310 DCモータ
320 減速ギア
330 ワイヤ繰り出し巻き取りドラム
350 支持ブラケット
360 制御ボックス
370 バッテリ
380 ワイヤ巻き乱れ防止部
390 ガイドプーリ
500 着座台
510 ラックギア
520 スライドガイド溝
530 スライダ
530a 上部スライダ
530b 下部スライダ
531 スライダベース
531a ロックノッチ
532 スライダシャフト
540 スライドガイド
570 副座部
571 収容凹み部
575 翼板
580 保護カバー
590 支持ブラケット
600 着座部
610 ピニオンギア
611 スライダ係合凹み部
612 スライダ係合孔
613 ロック機構収容部
614,615 すべり部
616 ローラ収容凹部
617 すべり部
680 金属パイプ
690 背凭れ
710 レバーピンガイド
720 レバーピン
810 リミットスイッチ
820 安全バー
W ワイヤ

Claims (5)

  1. 長辺の一端が洗い場側に配設された略長方形の浴槽の、一短辺のリム上に載置されるベース部と、該ベース部両端から延設され、前記略長方形の浴槽の長辺のリム上に載置されるアーム部と、を備えたコ字形状のフレームと、
    前記アーム部の両端の間に、前記ベース部と略平行に配置されるとともに、前記洗い場側に回転可能な着座部と、
    前記着座部を入浴者の移乗を行う最上位置と浴槽底部側の最下位置との間の昇降区間内で昇降させる昇降装置と、
    前記昇降区間内で前記着座部の昇降・停止を操作する操作手段を備えた入浴介助装置において、
    前記昇降区間内で前記着座部の昇降・停止を制御する制御部を設け、
    さらに、前記昇降区間内において、前記浴槽上端付近に設けられた所定区間を前記着座部の停止を禁止する停止禁止区間とし、
    前記制御部は、前記着座部の昇降中において、前記着座部が前記停止禁止区間外にあるときに前記操作手段によって着座部を停止させる操作がなされると前記着座部を停止させる一方で、
    前記着座部の昇降中において、前記着座部が前記停止禁止区間内にあるときに前記操作手段によって前記着座部を停止させる操作がなされても、前記着座部の停止を禁止し、前記操作手段が操作される前の昇降動作を強制的に継続させることで前記停止禁止区間を通過させるように強制昇降制御を行うことを特徴とする入浴介助装置。
  2. 前記所定位置を検出する位置検出手段を設けたことを特徴とする請求項に記載の入浴介助装置。
  3. 前記最上位置を検出する最上位置検出手段を設けたことを特徴とする請求項に記載の入浴介助装置。
  4. 前記制御部は前記最上位置検出手段によって前記着座部が最上位置にあることを検出した時には前記昇降装置を停止させることを特徴とする請求項に記載の入浴介助装置。
  5. 前記着座部と浴槽などの間での、手の挟み込みや人体の挟み込みを検出する人体挟み込み検出手段を備え、前記制御部は前記着座部の昇降中に前記人体挟み込み検出手段によって前記着座部と浴槽などの間で、手の挟み込みや人体の挟み込みを検出した時には前記昇降装置を前記操作手段による操作より優先して停止させることを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれか一項に記載の入浴介助装置。
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