JP3726912B1 - 入浴介助装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 どのような浴槽に対して使用しても十分な入浴スペースを確保することができ、かつ長期にわたって使用可能な入浴介助装置を提供する。
【解決手段】 ベース部100と当該ベース部の両端から略垂直に延在したアーム部200とからなり浴槽のリムに載置されるコの字型のフレーム10と、フレームに取り付けられた昇降装置300と、フレームに設けられた座面と、アーム部から対向するアーム部側に偏倚した状態で垂下して座面を吊持する可撓性部材Wとを有し、当該可撓性部材を昇降装置で巻き上げ繰り出すことにより当該座面を昇降させる入浴介助装置において、アーム部が、当該対向するアーム部側に延在された可撓性部材を座面の降下方向に延在させる部材下方延在用プーリ220を備え、かつ当該部材下方延在用プーリが円筒形状をなしている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば高齢者や身体障害者などの入浴時に介助を必要とする者の入浴を助ける入浴介助装置に関する。
浴槽の縁部に取り付けられ、例えば高齢者や身体障害者など入浴時に介助を必要とする者の入浴を助ける入浴介助装置は従来から知られている(例えば、特許文献1参照)。かかる特許文献1に記載の入浴介助装置は、ベース部と当該ベース部の両端から略垂直に延在したアーム部とからなり浴槽のリムに載置されるコの字型のフレームと、当該フレームの対向するアーム部からワイヤを介して4箇所で吊持された座面を備えている。そして、アーム部にはベース部から延在したワイヤを対向するアーム部側に向かって延在させる部材内方延在用プーリと、部材内方延在用プーリによって延在方向が変えられたワイヤを更に座面の降下方向に延在させる部材下方延在用プーリが備わっている。なお、部材内方延在用プーリと部材下方延在用プーリはともに厚さの薄い円板状をなし、それらの周面にワイヤ引掛け用の幅狭の溝部が形成されている。そして、フレームに設けられた昇降装置を駆動させてワイヤを繰り出したり巻き取ったりすることで座面を浴槽内で昇降させるようになっている。
特開2002−34818号公報(4頁、図2)
上述したように、従来の入浴介助装置においては、部材内方延在用プーリがベース部から延在したワイヤを対向するアーム部側に向かって延在させるようになっており、部材内方延在用プーリによって延在方向が変えられたワイヤを部材下方延在用プーリが座面の降下方向に向きを変えて延在させるようになっている。そして、部材下方延在用プーリは、厚さの薄い円板状をなし、周面にワイヤ引掛け用の幅狭の溝部が形成されている。
このような構造によると、入浴介助装置を浴槽に取り付けた後に座面をフレームに対して垂直に降下させないと、ワイヤを部材下方延在用プーリに十分引掛けておくことができなくなる。すなわち、座面がフレームに対して斜めに降下していくと部材内方延在用プーリから延在したワイヤが部材下方延在用プーリにおいて急に斜めに方向が変わるようになり、座面をフレームに対して垂直に昇降させる場合に比べてワイヤが部材下方延在用プーリの溝に十分引っ掛かることなく一部だけ引っ掛かったまま或る位置から急に斜めに曲がって部材下方延在用プーリから外れるように延在する。このようなワイヤの局所的な曲げの発生は座面の吊持部材としてワイヤを長期間使用するにあたって好ましくない。
一方、近年の浴槽は、従来の単なる四角箱型の単純な形状の浴槽だけでなく、いわゆるバスタブと呼ばれるような浴槽のリムが上面視で楕円形状を備えるとともに浴壁が斜めに傾斜した形状の浴槽や、浴槽のリムが上面視でいわゆるひょうたん型の形状をした浴槽など様々な浴槽が使用されている。このような従来には無い異形形状の浴槽に上述した入浴介助装置を取り付けて使用すると、座面がフレームに対して斜めに降下していくようになるので、座面をフレームに対して垂直に昇降させる場合に比べてワイヤが部材下方延在用プーリの溝に十分引っ掛かることなく一部だけ引っ掛かったまま或る位置から急に斜めに曲がって部材下方延在用プーリから外れるように延在する。
部材内方延在用プーリから延在したワイヤが座面昇降時において部材下方延在用プーリにおいて急に斜めに方向が変わるこのようなワイヤの急激な曲がりを防止するためには、座面が浴槽底面に対して垂直に昇降するように浴槽長手方向端部のリムより前方に入浴介助装置のベース部をずらして取り付ける必要がある。入浴介助装置をこのように浴槽端部のリムより前方に取り付けたのでは、被介助者が浴槽の湯に浸るときに十分な入浴スペースを確保することができないばかりか、被介助者以外の例えば家族が入浴する際に座面を取り外してもフレームのベース部が邪魔になって十分な入浴スペースを確保できない。
本発明の目的は、どのような浴槽に対して使用しても十分な入浴スペースを確保することができ、かつ長期にわたって使用可能な入浴介助装置を提供することにある。
上述した課題を解決するために、本発明にかかる入浴介助装置は、
ベース部と当該ベース部の両端から略垂直に延在したアーム部とからなり浴槽のリムに載置されるコの字型のフレームと、
前記フレームに取り付けられた昇降装置と、
前記フレームに設けられた座面と、
前記アーム部から前記対向するアーム部側に偏倚した状態で垂下して前記座面を吊持する可撓性部材を有し、
当該可撓性部材を前記昇降装置で巻き上げ繰り出すことにより当該座面を昇降させる入浴介助装置において、
前記アーム部が、対向するアーム部側に延在された可撓性部材を前記座面の降下方向に延在させる部材下方延在用プーリを備え、
前記プーリはアーム部の内側面よりも対向するアーム部側に突出して取り付けられ、
かつ当該部材下方延在用プーリが円筒形状をなすことを特徴としている。
部材下方延在用プーリが円筒形状をなすことで、座面が斜めに昇降したとしても可撓性部材を無理に曲げることなく昇降させることができるので、様々な形状の浴槽に関して浴槽内の入浴スペースを最大限に確保したまま入浴介助装置を浴槽に取り付けることができる。
また、本発明の請求項2に記載の入浴介助装置は、請求項1に記載の入浴介助装置において、
ベース部と当該ベース部の両端から略垂直に延在したアーム部とからなり浴槽のリムに載置されるコの字型のフレームと、
前記フレームに取り付けられた昇降装置と、
前記フレームに設けられた座面を有し、
前記座面を可撓性部材で吊持するとともに、当該可撓性部材を前記昇降装置で巻き上げ繰り出すことにより当該座面を昇降させる入浴介助装置において、
前記入浴介助装置が、前記フレームのアーム部に沿って延在した可撓性部材を対向するアーム部側に延在させる部材内方延在用プーリと、当該対向するアーム部側に延在された可撓性部材を前記座面の降下方向に延在させる部材下方延在用プーリを備え、
前記部材内方延在用プーリと部材下方延在用プーリには可撓性部材引掛け用の溝部が形成され、かつ部材下方延在用プーリの溝部の曲率半径が部材内方延在用プーリの溝部の曲率半径よりも大きいことを特徴としている。
このような曲率半径の溝部を有する部材下方延在用プーリを備えることで、座面が斜めに昇降したとしても可撓性部材を無理に曲げることなく昇降させることができるので、様々な形状の浴槽に関して浴槽内の入浴スペースを最大限に確保したまま入浴介助装置を浴槽に取り付けることができる。
また、本発明の請求項3に記載の入浴介助装置は、請求項1又は請求項2に記載の入浴介助装置において、
前記座面には浴槽壁面に沿って移動可能な接触部を備えたことを特徴としている。
浴槽壁面に沿って移動可能ないわゆる摺動性を有する接触部でないと、座面が浴槽に接触する際に摩擦や引っ掛かり等により可撓性部材が撓んでしまう。そのため、傾斜した浴槽壁面に沿って座面を特に斜めに昇降させる際に、可撓性部材の曲げや撓み等により可撓性部材が部材下方延在用プーリから外れてしまうおそれがある。しかしながら、本発明にかかる入浴介助装置は、座面が浴槽壁面に沿って移動可能な摺動性のある接触部を有するので、座面が浴槽壁面に沿って滑らかに昇降でき、その結果、座面を斜めに昇降させても可撓性部材に無理な力がかからずに座面を安定して斜めに昇降させることが可能である。これによって可撓性部材が無理に曲がることがなく、入浴介助装置を長期に亘って使用することができるようになる。
また、本発明の請求項4に記載の入浴介助装置は、請求項1乃至請求項3の何れかに記載の入浴介助装置において、
前記部材下方延在用プーリを各アーム部の長手方向において2箇所ずつ合計4箇所に配置し、前記座面を当該4箇所の部材下方延在用プーリを介して前記可撓性部材で吊持したことを特徴としている。
座面を4箇所の部材下方延在用プーリを介して4つの可撓性部材で吊持しているので、座面を安定して昇降させることができる。
また、本発明の請求項5に記載の入浴介助装置は、請求項1乃至請求項4の何れかに記載の入浴介助装置において、
浴槽への入浴介助装置取り付け状態で見て前記部材下方延在用プーリの下端が前記アーム部の下面より下方に突出していないことを特徴としている。
入浴介助装置を浴槽に取り付ける際に部材下方延在用プーリと浴槽壁面との干渉に気を使わずに取り付けることができ、入浴介助装置の設置性向上を図るとともに浴槽が広く使えるように入浴介助装置を設置することができる。
また、本発明の請求項6に記載の入浴介助装置は、請求項1乃至請求項5の何れかに記載の入浴介助装置において、
前記アーム部を浴槽壁面に固定するストッパを各アーム部のベース部側に配置された部材下方延在用プーリ近傍に設けたことを特徴としている。
入浴介助装置のベース部側に対応する浴槽壁部の曲率半径が大きい浴槽に入浴介助装置を設置する際に部材下方延在用プーリから繰り出される可撓性部材が浴壁部のR部分(隣り合う浴壁を結合する湾曲部分)と干渉しないように入浴介助装置を浴槽に設置することができる。
本発明によると、どのような浴槽に対して使用しても十分な入浴スペースを確保することができ、かつ長期にわたって使用可能な入浴介助装置を提供することができる。
以下、本発明の一実施形態にかかる入浴介助装置について説明する。本発明の一実施形態にかかる入浴介助装置1は、図1に示すように、上面視でコの字型を有したフレーム10と、フレーム10に取り付けられ浴槽内を昇降可能な上面視矩形のシート(座面)50を備え、フレーム10のベース部100には昇降装置300(図5及び図6参照)が取り付けられ、かつ可撓性部材であるワイヤW(図6参照)を昇降装置300で巻き上げ繰り出すことによりシート50を昇降させるようにしている。また、フレーム10のベース部下面には、図11に示すように、リム段差乗り越え板120が鉛直方向下方に延在しており、シート降下時においてシート50の後述する昇降ローラ130が様々な傾斜角度を有する浴槽壁面に衝撃を受けることなく滑らかに乗り移るようになっている。
また、フレーム10のアーム部200には、図2乃至図6に示すように、ワイヤWの延在方向を変える第1のワイヤ繰り出し巻き取りプーリ210(以下、「部材内方延在用プーリ210」とする)と第2のワイヤ繰り出し巻き取りプーリ220(以下、「部材下方延在用プーリ220」とする)が備わっている。なお、部材内方延在用プーリ210は、フレーム10のアーム部200に沿って延在したワイヤWを対向するアーム部側に延在させるためのもので、厚さの薄い円板形状を有してその周面にワイヤ引掛け用の溝部211(図9参照)が形成されている。また、部材下方延在用プーリ220は、部材内方延在用プーリ210によって対向するアーム部側に延在されたワイヤWをシート降下方向に延在させるためのもので、円筒形状をなしてワイヤWの部材下方延在用プーリ220に対する接触部分が入浴介助装置1を浴槽に取り付けた状態(以下、「装置取り付け状態」とする)で見て鉛直方向に対してある一定の角度範囲内をなすように延在可能としている。以下、これらの構成要素について詳細に説明する。
フレーム10は例えばステンレスなどでできており、図6に詳細に示すように、昇降装置300を備えたベース部100と、当該ベース部100の両端から略垂直に延在したアーム部200とからなる。そして、ベース部100は浴槽の長手方向片端部のリム上に載置され、アーム部200は浴槽の両側方のリム上に載置されるようになっている。また、フレーム10には、そのベース部100と各アーム部200に、図1に示すように、強度と成型のし易さを兼ね備えた樹脂でできたカバー101,201が被せられている。
図2は、図1に示したフレーム10について一方のアーム部200のカバー201のみを取り去った状態を示した斜視図である。また、図3は、図2に示したフレーム10を斜め下方から示した斜視図である。また、図4は、図2に示したフレーム10について両方のアーム部200のカバー201を取り去った状態を示した斜視図である。また、図5は、図2に示したフレーム10について両方のアーム部200及びベース部100のカバー201,101を取り去った状態を示した斜視図であり、図6は、図5に対応する平面図である。
図6に示すように、フレーム10のベース部100にはDCモータ310、ウオーム歯車と平歯車とを組み合わせた減速ギア320、ワイヤ繰り出し巻き取りドラム330が備わっている。なお、減速ギア320とワイヤ繰り出し巻き取りドラム330は支持ブラケット350でベース部100にしっかりと固定されている。また、ベース部100にはDCモータ310を駆動するバッテリ370及びDCモータ310の駆動を制御する制御ボックス360が備わると共に、ブラケットとバネとの組み合わせからなりワイヤ繰り出し巻き取りドラム330に巻き取られるワイヤ巻き取り方向を規制するワイヤ巻き乱れ防止部380が備わっている。また、ベース部100には対向する各アーム部間の間隔を調整可能とする図示しないアーム部間間隔調整機構が備わり、入浴介助装置1の取り付けられる浴槽の横幅に応じて入浴介助装置1のアーム部間の間隔を調整するようになっている。
また、一方(図中左側)のワイヤ巻き乱れ防止部近傍には、ワイヤ繰り出し巻き取りドラム330の上側から繰り出されたワイヤWを部材内方延在用プーリ210と部材下方延在用プーリ220に案内するガイドプーリ390が備わっている。
ワイヤ繰り出し巻き取りドラム330には、ステンレス製の撚り線で周囲が樹脂で覆われたワイヤであってシート50を吊持するための可撓性部材をなす4本のワイヤWが各アーム部200に向かって2本ずつ巻回されている。また、ベース部100の両端部には繰り出したり巻き取られたりするワイヤWの延在方向をアーム部200の延在方向に変えるベースプーリ110が備わっている。
なお、このようなワイヤWを用いる代わりにシート50を吊持できるものであれば例えばロープや紐、ベルトなどの可撓性部材を使用しても良い。
一方、各アーム部200のベース側である基端部近傍及び先端部近傍には、上述したように4本のワイヤWを各アーム部2本ずつその延在方向を変える部材内方延在用プーリ210がワイヤWごとに設けられている。部材内方延在用プーリ210は、例えばポリアセタールなどの強度と自己潤滑性、成型性に優れた樹脂でできており、装置取り付け状態においてその回転中心軸線が鉛直方向を向いており、この部材内方延在用プーリ210によって4本のワイヤWはそれぞれアーム部延在方向から対向するアーム部200に向かって延在するようになっている。なお、部材内方延在用プーリ210は、上述したように厚さの薄い円板形状を有してその周面にワイヤ引掛け用の溝部211(図9参照)が形成されている。
また、部材内方延在用プーリ210の近傍であって装置取り付け状態で見てアーム部200の部材内方延在用プーリ下方かつ浴槽リム側には、上述したように各部材内方延在用プーリ210に対応して部材下方延在用プーリ220がそれぞれ備わっている。なお、部材下方延在用プーリ220は、例えばポリアセタールなどの強度と自己潤滑性、成型性に優れた樹脂でできており、図14に拡大して示すように、円柱形状を有しその長手方向端部が若干大径となって部材下方延在用プーリ220からのワイヤWの抜けを防止している。
部材下方延在用プーリ220は、装置取り付け状態においてその回転中心軸線が水平方向を向いており、部材内方延在用プーリ210から対向するアーム部200に向かって延在したワイヤWの向きをシート50の降下方向に変えるようになっている。なお、部材下方延在用プーリ220は、図14に示すように円筒形状をなしており、図14に示す二点鎖線及び図10において鉛直方向を示す一点鎖線に対してワイヤWがなす角θから分かるように、ワイヤWの部材下方延在用プーリ220に対する接触部分全体が装置取り付け状態で見て鉛直方向に対してある一定の角度範囲内をなすように延在可能としている。
また、部材下方延在用プーリ220は、図9に示すように、その高さ方向で見てアーム部200に収まり、当該プーリ220の下端がアーム部200の下面より下方に突出しないようにアーム部200に取り付けられている。また、部材下方延在用プーリ220は、その幅方向で見て当該プーリ220の略半部がアーム部200の内側面よりも対向するアーム部側に突出するようにアーム部200に取り付けられている。これによって、入浴介助装置1を浴槽に取り付ける際に部材下方延在用プーリ220と浴槽壁面との干渉に気を使わずに取り付けることができ、入浴介助装置1の設置性を向上させるようになっている。
以上の構成によって、ベース部100のワイヤ繰り出し巻き取りドラム330において一部巻き取られたワイヤWは、残りの部分がそれぞれワイヤ巻き乱れ防止部380を介してベース部両端部に向かって延在すると共に、ベース部端部に設けられたベースプーリ110を介してアーム部200に沿って延在し、その先方部分が部材内方延在用プーリ210を介して各アーム部200の対向するアーム部側に延在した後、部材下方延在用プーリ220を介してシート50の降下方向に向かうようになっている。そして、各ワイヤWの端部は着座台500及び副座部510に着脱可能に取り付けられるステンレス製の支持シャフト290に結合されている。
このように部材下方延在用プーリ220を各アーム部200の長手方向において2箇所ずつ合計4箇所に配置し、シート50を当該4箇所の部材下方延在用プーリ220を介してワイヤWで吊持することで、装置取り付け状態において浴槽内でシート50を安定して昇降することができる。
また、各アーム部200において、2つずつ取り付けられた部材下方延在用プーリ220のうち各アーム部200のベース部側に配置された部材下方延在用プーリ近傍にはアーム部200を浴槽壁面に固定するストッパ230が備わっている(図2乃至図6参照)。そして、後述するように、このような位置にストッパ230を配置することで、様々な形状を有する浴槽の壁面にこの入浴介助装置を取り付け可能としている。
シート50は、図1及び図10に示すように、例えばステンレスでできた上面視矩形の薄い箱体からなる着座台500と、座面上限位置で見て着座台500の一方のアーム部側に結合されたステンレスでできた上面視矩形の薄い箱体からなる副座部510とを有し、着座台500の上面には座面上限位置で見て着座台500の両方のアーム部側に図示しないヒンジを介して可倒可能で十分な強度を有する樹脂でできたフラップ520が備わっている。
なお、フラップ520は、装置取り付け状態においてシート50を下降させるとワイヤWによって起き上がり、シート下降中にワイヤWの一部を覆って着座者の手挟みを防止する役目も果たしている。また、フラップ520は、シート50が上昇して座面上限位置になるとワイヤWと干渉しなくなり、フラップ520の端部がアーム部200を乗り越えて着座台上面と面一の水平状態を維持する。
また、この座面上限位置においては、着座台500とフラップ520との間には隙間が形成されず、被介助者の手挟みを防止するようになっている。また、座面上限位置において着座台500の上面とフラップ520とが隙間を形成せずに面一となることで、いわゆるプッシュアップと呼ばれる着座者が自分の臀部を若干浮かせながら介助者の助けを借りずに着座台上を移動する動作を行い易くしている。
また、座面上限位置において一方のアーム部200に隣接する着座台500の側方には、図1に示すようにステンレスでできた着座台吊り下げ用の支持ブラケット590が取り付けられている。また、座面上限位置において他方のアーム部200に隣接する副座部510の側方にも、図10に示すようにステンレスでできた着座台吊り下げ用の支持ブラケット590が取り付けられている。そして、支持ブラケット590には切り欠きが形成され、これらの支持ブラケット590にそれぞれ上述した支持シャフト290が着脱自在に取り付けられている。
シート50の着座台500と副座部510には、図11に示すように上述したようにシート50を浴槽壁面に沿って移動可能とする昇降ローラ(接触部)130が備わっており、かかる昇降ローラ130によってシート50が浴槽壁面に沿って斜めに昇降可能となっている。また、シート50の昇降に際しては、円筒形状を有した部材下方延在用プーリ220と協働することで、ワイヤWが部材下方延在用プーリ220の周面において局所的に無理に曲がることなく、シート50を浴槽壁面に沿って滑らかに昇降させるようになっている。
続いて、上述した入浴介助装置1の実際の使用方法とその作用について説明する。なお、本実施形態にかかる入浴介助装置1は着座台500に背凭れが備わっていないが、本発明は背凭れの備わっている入浴介助装置にも同様に適用可能である。
最初に上述した構成を有する入浴介助装置1を、図7に示すように、浴槽リムの長手方向一方の端部に載置する。この際、フレーム10のベース部100に備わった図示しないアーム部間間隔調整機構を調整することで、入浴介助装置1の取り付けられる浴槽の横幅に応じて入浴介助装置1のアーム部200を浴槽側壁のリムに合致するように間隔調整する。この各アーム部200の間隔調整は、フレーム下面に備わったストッパ230(図4参照)が図8に示すように浴槽リム壁面に当接するような間隔となるように行う。また、フレーム10のベース部100を浴槽の長手方向一端側のリムに合致するように載置する。
ストッパ230がベース部側の部材下方延在用プーリ近傍に備わっているので、ストッパ230を浴槽壁面に位置決めするだけで、入浴介助装置1のベース部側に対応する浴槽壁部の曲率半径が大きい浴槽等に入浴介助装置1を設置する際にも部材下方延在用プーリ220から繰り出されるワイヤWが浴槽壁部のR部分と干渉させることがなく入浴介助装置1を浴槽に設置することができる。
これによって、シート50の昇降に伴うワイヤWと浴槽壁面との干渉が生じることなく、入浴介助装置1をその後に長期に亘って使用してもワイヤWの擦り切れが生じることもなく、浴槽の浴壁を傷つけることもない。
また、部材下方延在用プーリ220が、図9に示すように、アーム部内の高さ方向に収容され当該プーリ220の下端がアーム部200の下面より下方に突出していないので、入浴介助装置1を浴槽に取り付ける際に部材下方延在用プーリ220と浴槽壁面との干渉に気を使わずに取り付けることができ、入浴介助装置1の設置性が向上するとともに、装置取り付け状態で浴槽が広く使えるようになる。
また、部材下方延在用プーリ220が円筒形状を有することで、従来のプーリのように厚さの薄い円板形状の部材の外周全体に溝部を形成した形状を有さなくなるので、部材下方延在用プーリ220の高さが低くなる。その結果、部材下方延在用プーリ220をアーム部200の高さ方向で見てアーム部内に収めることができるようになるので、アーム部自体の高さも低く抑えることができ、被介助者が跨ぎ易くなって使い勝手の良い入浴介助装置とすることができる。
続いて、被介助者が浴槽の側方のリム上からフラップ520に腰掛け、例えば介助者が被介助者の肩や腰を抱き抱えたり脚を持ち上げたり、被介助者自らが臀部を浮かしていわゆるプッシュアップと呼ばれるような動作をすることで被介助者が着座台上まで移動する。
なお、この状態においては、図6に示す昇降装置300のDCモータ310が駆動しておらず、ワイヤWは減速ギア320のウォームギヤと平歯車との組み合わせによりワイヤ繰り出し巻き取りドラム330にしっかりと巻き取られているので、シート50が下方にずれたりするようなことなく、被介助者が安心してシート50の座面上に着座することができる。
このようにして被介助者がシート50の座面上に着座した後、座面に着座した被介助者(以下、着座者という)又は介助者が図示しない操作ボックスの座面降下ボタンを押して昇降装置のDCモータ310を駆動させ、ワイヤ巻き取り繰り出しドラム330で巻き取られたワイヤWを各アーム部200に向かって繰り出させる。ワイヤ巻き取り繰り出しドラム330によって巻き取られていたワイヤWは、座面降下ボタンを操作させて昇降装置300を作動させる作動量に応じて部材内方延在用プーリ210及び部材下方延在用プーリ220によって延在方向を変えながら繰り出される。
これによって、支持シャフト290を介して4本のワイヤWで吊り下げられたシート50が図10に示すように降下し始める。この際、シート50を4箇所の部材下方延在用プーリ220を介して4つのワイヤWで吊持しているので、シート50を安定して下降させることができる。
かかるシート50の下降動作に伴い、着座台500の側方にヒンジで結合されたフラップ520は図10に示すようにワイヤWによって起き上がる。このようにシート50が下降する際にフラップ520が起き上がってワイヤWを覆うことで、シート下降時に着座者がワイヤWに触れることがなく、ワイヤWとアーム部200との間の手挟みを防止することができる。
シート50を更に下降させると、図11に示すようにシート50に備わった昇降ローラ130がフレーム10のベース部下面から下方に延在したリム段差乗り越え板120の端部に達し、さらに浴槽のリムに転がり接触し始める。なお、リム段差乗り越え板120は、その端部が浴槽の壁面に密着しているので、シート50の昇降ローラ130がリム段差乗り越え板120から浴槽の浴壁に衝撃を受けることなく滑らかに乗り移ることができる。
図12に示すような或る程度の傾斜を浴槽の浴壁が有するような場合、以上のようにしてシート50の昇降ローラ130が浴槽の浴壁に乗り換えた後、昇降ローラ130が浴槽の浴壁に沿って転がり接触することでシート50がアーム部200の先端方向に偏倚しながら浴槽内を下降する。
この際、本実施形態の昇降ローラ130のような浴槽壁面に沿って移動可能ないわゆる摺動性を有する接触部でないと、着座台500が浴槽壁面に接触する際に生じる摩擦や引っ掛かり等によりワイヤWが撓んでしまう。そのため、傾斜した浴槽壁面に沿ってシート50を特に斜めに昇降させる場合、ワイヤWの曲げや撓み等によりワイヤWが部材下方延在用プーリから外れてしまうおそれがある。しかしながら、本実施形態にかかる入浴介助装置1の場合、浴槽壁面に沿って移動可能な摺動性のある昇降ローラ130が着座台500に備わっているので、シート50が浴槽壁面に沿って滑らかに昇降するようになり、シート50を斜めに昇降させてもワイヤWに無理な力がかからずにシート50を安定して斜めに昇降できる。
このようにシート50が浴槽の浴壁に沿ってフレーム10に対して斜め下方に下降していくことで、シート50を吊り下げる4本のワイヤWは部材下方延在用プーリ220から鉛直下方に繰り出されるのではなく、アーム部200の先端方向に向かって斜め下方に繰り出されていく。
ワイヤWがこのように繰り出されると、従来の入浴介助装置の場合、上述したように部材下方延在用プーリ周面の周方向特定の箇所でワイヤが局所的に曲がってワイヤに無理な応力がかかってしまう。しかしながら、本実施形態にかかる入浴介助装置1の場合、部材下方延在用プーリ220が円柱形状を有していることで、ワイヤWの部材下方延在用プーリ220に接触している部分全体が鉛直下方に対してある程度の角度をもったまま部材下方延在用プーリ220の周面に接触するようになり(図10の鉛直方向を示す一点鎖線とワイヤWのなす角度θ及び図14のワイヤWを示す二点鎖線参照)、部材下方延在用プーリ220においてワイヤWに局所的な極端な曲げを生じさせることがない。そのため、ワイヤWに無理な応力を生じさせることなく、ある程度傾斜した浴槽の浴壁にシート50の昇降ローラ130を沿わせながら移動させることが可能となる。
このようにして、従来の単なる箱型の浴槽のみならず、例えばいわゆるバスタブと呼ばれるような浴槽の浴壁がかなり傾斜した浴槽や浴槽のリムが上面視で瓢箪型をなすような異形形状の浴槽において、入浴介助装置1のフレーム10のベース部100を浴槽のリムに合わせて載置し、シート降下時にシート50を浴槽の浴壁に沿って斜め下方に下降させてもワイヤWに無理な応力がかかるのを防止できる。
従って、浴槽に従来の入浴介助装置を設置する場合のようにフレーム10のベース部100を浴槽のリムの前方に配置して浴槽内の入浴スペースを狭めるような不都合を生じさせることなく、浴槽の入浴スペースを十分に確保することが可能になる。
このように支持シャフト290に取り付けられたシート50が着座者を載せながら下降して着座者を浴槽の湯に浸らせる。なお、着座台500に起き上がり可能に連結されたフラップ520はシート50を浴槽内に下降中、ワイヤWに押されて上方に起き上がったままとなり、ワイヤWの一部を覆って着座者の手挟みを防止することができる。
このようにしてシート50が浴槽の底部に達するとワイヤ先端の移動も停止し、繰り出されるワイヤWがワイヤ繰り出し部において撓む。このワイヤWの撓みによって図示しないリミットスイッチが作動し、シート50が浴槽底部に達したことを検知する。これによって昇降装置300の駆動を停止して着座者が入浴をしばらく楽しめるようにする。
着座者が入浴した後、上述と逆の動作を行うことでシート50を上昇させて座面昇降位置を経由して座面移乗位置まで着座者を移動させる。具体的には、図示しない操作スイッチを操作することで昇降装置300のDCモータ310を座面上昇方向に駆動させ、ワイヤWを巻き取ってシート50を上昇させる。これによってシート50は浴槽内を上昇していく。なお、シート50の上昇中も図10に示すようにシート50のフラップ520がワイヤWによって起き上がってワイヤWの一部を覆ったままとなるので、シート50の上昇中に着座者がワイヤWに触れることがなく安心したままシート50を上昇させることができる。
なお、シート上昇の際もワイヤWは、部材下方延在用プーリ220の周面に接触する部分が鉛直方向に対してある一定の角度をなしているので(図10の鉛直方向を示す一点鎖線とワイヤWとのなす角度θ参照)、従来の入浴介助装置の部材下方延在用プーリのように座面上昇時にワイヤWが部材下方延在用プーリ周面の特定の位置で局所的に急激に曲がることがない。これによって、4本のワイヤWをDCモータ310及びワイヤ繰り出し巻き取りドラム330によって巻き取ることで、或る程度傾斜した浴槽の浴壁に沿ってシート50の昇降ローラ130が回転しながらシート50を無理なく滑らかに斜め上方に上昇させることができる。
シート50が完全に上昇すると、着座台500の一部がアーム部200の適所に設けられたリミットスイッチを作動させて昇降装置300のシート上昇動作を停止させる。
シート50の座面が上限位置に達すると、ワイヤWが巻き取られてその先端近傍がアーム部内に収容されるので、再び図7に示すように、フラップ520はワイヤWと干渉しなくなって水平状態となる。これによってシート50の座面とフラップ520とは面一となるので、いわゆるプッシュアップと呼ばれる着座者が自分の臀部を少し浮かせながら介助者の助けを借りずに着座台上を移動する動作が行い易くなる。
このようにして着座者が自ら又は介助者の助けを借りてシート50の座面からフラップ520を経て浴槽のリム側に移動して浴槽のリムを乗り越えて入浴を終える。
なお、上述したように被介助者の入浴を終えて被介助者以外の例えば家族が入浴する際には、図13に示すように、着座台500及び副座部510からワイヤ先端に連結された支持シャフト290を外してフレーム10のみが浴槽のリムに載置した状態とし、被介助者以外の者が入浴する。これによって被介助者以外の者も浴槽を広く使って入浴を十分楽しむことができるようになる。
以上説明したように、上述の実施形態にかかる入浴介助装置1は、部材下方延在用プーリ220が円筒形状をなすことで、シート50が斜めに昇降したとしてもワイヤWを無理に曲げることなく昇降させることができるので、様々な形状の浴槽に関して浴槽内の入浴スペースを最大限に確保したまま入浴介助装置を浴槽に取り付けることができる。
また、浴槽壁面に沿って移動可能な昇降ローラ130がシート50に備わっているので、シート50が浴槽壁面に沿って斜めに昇降可能になり、その際に部材下方延在用プーリ220が円柱形状を備えているので、部材下方延在用プーリ220と昇降ローラ130が協働することでワイヤWが局所的に無理に曲がることがなく、シート50を浴槽内の斜めの浴壁に沿って滑らかに昇降させることができる。
また、アーム部200を浴槽壁面に固定するストッパ230を各アーム部200のベース部側に配置された部材下方延在用プーリ近傍に設けているので、入浴介助装置1のベース部側に対応する浴槽壁部の曲率半径が大きい浴槽などに入浴介助装置1を設置する際、部材下方延在用プーリ220から繰り出されるワイヤWが浴壁部のR部分と干渉しないように入浴介助装置1を浴槽に設置することができる。
なお、部材下方延在用プーリ220は、上述の実施形態のようにその周面が平坦な円筒形状のものに限定させるものではなく、円板の周面にワイヤ引掛け用の溝部を有したものであっても、同じく円板の周面にワイヤ引掛け用の溝部を有した部材内方延在用プーリと比較して、部材下方延在用プーリの溝部の曲率半径が部材内方延在用プーリの溝部の曲率半径よりも大きければ、本発明の効果を十分に発揮できる。
また、部材内方延在用プーリと部材下方延在用プーリとはともに直径及び厚さが同等な鼓形の形状を有して周面がワイヤ引掛け部を構成する形状を有していても良い。この場合においても、部材内方延在用プーリの周面の曲率半径よりも部材下方延在用プーリの周面の曲率半径が大きければ、本発明の効果を十分に発揮できる。
また、本実施形態において部材下方延在用プーリの長手方向両端部に備わった縁部は必ずしも必要とはしないが、このような縁部を有することで部材下方延在用プーリからのワイヤ外れを確実に防止できる。
また、座面に備わり浴槽壁面に沿って移動可能な接触部は必ずしも上述の実施形態のように昇降ローラの形態をとる必要はなく、摺動抵抗の小さい材質を座面に取り付けるだけでも良い。
また、本発明にかかる入浴介助装置の各構成要素の材質は上述の実施形態において記載した材質に限定されるものでないことは言うまでもない。
本発明の一実施形態にかかる入浴介助装置の斜視図である。 図1に示した入浴介助装置のフレームを一方のアーム部のカバーを取り去った状態で示す斜視図である。 図2に示した入浴介助装置のフレームを斜め下方から示す斜視図である。 図1に示した入浴介助装置のフレームを両方のアーム部のカバーを取り去った状態で示す斜視図である。 図1に示した入浴介助装置のフレームを両方のアーム部のカバー及びベース部のカバーを取り去った状態で示す斜視図である。 図5に示した入浴介助装置のフレームを上方から示す平面図である。 図1に示した入浴介助装置を浴槽に載置した状態で示す斜視図である。 図1に示した入浴介助装置のストッパと当該入浴介助装置が取り付けられる浴槽のリムの位置関係を浴槽上方から部分的に示す説明図である。 図1に示した入浴介助装置の部材内方延在用プーリと部材下方延在用プーリの位置関係を当該入浴介助装置が取り付けられるアーム部の長手方向から部分的に示す概略説明図である。 図5に示すカバーを取り去ったフレームにシートが吊持された状態を示した斜視図である。 図1に示した入浴介助装置の浴槽リム段差乗り越え機構を当該入浴介助装置が取り付けられる浴槽の長手方向に沿った断面で部分的に示す説明図である。 図1に示した入浴介助装置を壁面の傾斜が緩やかな浴槽に取り付けて座面を或る程度降下させた状態を浴槽の長手方向に沿った断面で示す説明図である。 図1に示した入浴介助装置のシートを取り外し、フレームのみを浴槽に載置した状態で示す斜視図である。 図1に示した入浴介助装置の部材下方延在用プーリを拡大して示す斜視図である。
符号の説明
1 入浴介助装置
10 フレーム
50 シート
100 ベース部
101 カバー
110 ベースプーリ
120 リム段差乗り越え板
130 昇降ローラ
200 アーム部
201 カバー
210 第1のワイヤ繰り出し巻き取りプーリ(部材内方延在用プーリ)
211 溝部
220 第2のワイヤ繰り出し巻き取りプーリ(部材下方延在用プーリ)
230 ストッパ
290 支持シャフト
300 昇降装置
310 DCモータ
320 減速ギア
330 ワイヤ繰り出し巻き取りドラム
350 支持ブラケット
360 制御ボックス
370 バッテリ
380 ワイヤ巻き乱れ防止部
390 ガイドプーリ
500 着座台
510 副座部
520 フラップ
590 支持ブラケット
W ワイヤ

Claims (6)

  1. ベース部と当該ベース部の両端から略垂直に延在したアーム部とからなり浴槽のリムに載置されるコの字型のフレームと、
    前記フレームに取り付けられた昇降装置と、
    前記フレームに設けられた座面と、
    前記アーム部から前記対向するアーム部側に偏倚した状態で垂下して前記座面を吊持する可撓性部材を有し、
    当該可撓性部材を前記昇降装置で巻き上げ繰り出すことにより当該座面を昇降させる入浴介助装置において、
    前記アーム部が、当該対向するアーム部側に延在された可撓性部材を前記座面の降下方向に延在させる部材下方延在用プーリを備え、
    前記プーリはアーム部の内側面よりも対向するアーム部側に突出して取り付けられ、
    かつ当該部材下方延在用プーリが円筒形状をなすことを特徴とする入浴介助装置。
  2. ベース部と当該ベース部の両端から略垂直に延在したアーム部とからなり浴槽のリムに載置されるコの字型のフレームと、
    前記フレームに取り付けられた昇降装置と、
    前記フレームに設けられた座面を有し、
    前記座面を可撓性部材で吊持するとともに、当該可撓性部材を前記昇降装置で巻き上げ繰り出すことにより前記座面を昇降させる入浴介助装置において、
    前記入浴介助装置が、前記フレームのアーム部に沿って延在した可撓性部材を対向するアーム部側に延在させる部材内方延在用プーリと、当該対向するアーム部側に延在された可撓性部材を前記座面の降下方向に延在させる部材下方延在用プーリを備え、
    前記部材内方延在用プーリと部材下方延在用プーリには可撓性部材引掛け用の溝部が形成され、かつ部材下方延在用プーリの当該溝部の曲率半径が部材内方延在用プーリの当該溝部の曲率半径よりも大きいことを特徴とする入浴介助装置。
  3. 前記座面には浴槽壁面に沿って移動可能な接触部を備えたことを特徴とする、請求項1又は請求項2に記載の入浴介助装置。
  4. 前記部材下方延在用プーリを各アーム部の長手方向において2箇所ずつ合計4箇所に配置し、前記座面を当該4箇所の部材下方延在用プーリを介して前記可撓性部材で吊持したことを特徴とする、請求項1乃至請求項3の何れかに記載の入浴介助装置。
  5. 浴槽への入浴介助装置取り付け状態で見て前記部材下方延在用プーリの下端が前記アーム部の下面より下方に突出していないことを特徴とする、請求項1乃至請求項4の何れかに記載の入浴介助装置。
  6. 前記アーム部を浴槽壁面に固定するストッパを各アーム部のベース部側に配置された部材下方延在用プーリ近傍に設けたことを特徴とする、請求項1乃至請求項5の何れかに記載の入浴介助装置。
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