JP2008073325A - 昇降洗面化粧台 - Google Patents

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実 山中
Yoshio Okada
良雄 岡田
Teruhiro Takahata
彰宏 高畑
Yoshiyuki Endo
誉享 遠藤
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Abstract

【課題】洗面カウンター部の高さを変えることができ、洗面カウンター部が昇降中に障害物に当たったり物品を挟んだ時、これを検知して停止させ、その後僅かに反転させて挟み込みを解除することが可能で、安全性が高い昇降洗面化粧台を提供すること。
【解決手段】基台3に昇降自在に設けられた洗面カウンター部と、洗面カウンター部を昇降させるモータと、モータの作動により昇降するベース部12を備え、ベース部12に対する洗面カウンター部の上下方向における相対位置を検出するセンサ手段20を、ベース部と洗面カウンター部との間に設け、センサ手段20の検出値が許容値以上となった場合に、洗面カウンター部の昇降を停止して僅かに反転させる制御手段を設ける。
【選択図】図5

Description

本発明は、洗面カウンター部が昇降する昇降洗面化粧台に関する。
一般的な洗面化粧台は、洗面ボウル、水道の蛇口等を設けた洗面カウンター部が固定されており、高さを変えることができない。
従って、洗面カウンター部の高さを起立状態での使用に合わせた通常のものは、椅子等に座った状態で使用するには高すぎる。一方、洗面カウンター部を低くした障害者用の洗面化粧台は、健常者が使用する場合に深く屈みこまなければならず不便であった。
また、使用者の身長に合わせて高さを調節できる洗面台が従来知られている(特許文献1参照)。
しかし、上記従来の洗面台は水圧によって洗面台を上昇させ、自重によって洗面台を下降させるので、非常に構造が複雑である。
また、洗面台が上昇しているときに、洗面台の上に載せた瓶等の物品や水道の蛇口が上方に設置された鏡、キャビネット等にぶつかったり、下降中に椅子の肘掛や椅子に座った使用者の膝に当たると、ぶつかった障害物、或いは、挟み込んだ物品を傷つける心配がある。
さらに、使用者の身長に応じて、洗面ボウルを電動で昇降させる電動式洗面台も公知である(特許文献2及び特許文献3参照)。
しかし、これらのものも、昇降中に洗面ボウルが障害物にぶつかったり、物品を挟みこんだ時、洗面ボウルの昇降を停止して障害物や物品の破損を回避し、物品の挟み込みを解除するための手段を全く備えていない。
特開2006−181336号公報 特開平11−346957号公報 特開平8−38374号公報
本発明が解決しようとする課題は、立った状態でも、椅子や車椅子に座った状態でも手洗い等を容易に行えるよう、洗面カウンター部の高さを簡単に変えることができ、しかも、洗面カウンター部が昇降中に障害物に当たったり物品を挟んだ時、これを検知して停止させ、その後反転させて挟み込みを解除することが可能で、安全性が高い昇降洗面化粧台を提供することにある。
本発明の昇降洗面化粧台は、基台に昇降自在に設けられた洗面カウンター部と、該洗面カウンター部を昇降させる電磁的駆動源と、該電磁的駆動源の作動により昇降するベース部とを備え、該ベース部に対する前記洗面カウンター部の上下方向における相対位置を検出するセンサ手段を、前記ベース部と洗面カウンター部との間に設置すると共に、前記センサ手段の検出値が予め設定された許容値以上となった場合に、前記洗面カウンター部の昇降を停止して僅かに反転させる制御手段を設けてある。
前記制御手段は、前記洗面カウンター部の昇降開始時から予め定めた時間が経過するまでの間は前記センサ手段の検出値を読まず、昇降開始時から予め定めた時間が経過した時点から逐次前記センサ手段の検出値を読み、昇降開始時に相当する前記センサ手段の検出値と、前記逐次検出されるセンサ手段の検出値との差が、前記許容値以上となった場合に、前記洗面カウンター部の昇降を停止して僅かに反転させる。
前記洗面カウンター部の上方にミラー部を固定的に設けることもある。
請求項1及び3に係る発明によれば、簡単に洗面カウンター部の高さを変えることができるので、立った状態でも、椅子や車椅子に座った状態でも容易に手洗いや洗面を行うことが可能である。
また、ベース部と洗面カウンター部との相対位置を検出することにより、洗面カウンター部の昇降が障害物に当たって阻害されたことを検知し、洗面カウンター部を停止させた後、僅かに反転させるので、上昇時に、洗面カウター部の上面に載せたビン類や水道の蛇口が上方に設置されたミラー部等の物品にぶつかって破損したり、手を挟んで怪我をする心配も無く、下降時に、椅子の肘掛や使用者の膝を押圧して傷つけたり、洗面カウンター部の下に入り込んだ幼児が挟まれるのを防ぐと共に、直ちに物品の挟み込みを解消できて安全性が高い。
請求項2に係る発明によれば、昇降開始時点での洗面カウンター部の慣性に影響されたセンサ手段の検出値を無視することができるので、センサ手段による障害物の検知精度を上げることが可能である。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
図1及び図2に示すように、本発明の昇降洗面化粧台1は、基台3と、基台3に昇降自在に設けられた洗面カウンター部2aと、洗面カウンター部2aの上方において昇降不能に固定されたミラー部4とを備える。
図3及び図4に示すように、基台3は背面及び上面が開口した箱型に形成され、その内部両側にはそれぞれガイドレール5が上下方向に立設されている。
洗面カウンター部2aは、中空箱上の昇降部2の上部に前方へ張り出すよう一体に設けられ、洗面カウンター部2aの上面には洗面ボウル、水道の蛇口等が設置されている。また、図示しないが、水道の蛇口及び洗面ボウルの排水口には、上下動に追随できるような可撓性のあるホースが接続されている。さらに、洗面カウター部2aの上面後部には、昇降ミラー2bが立設されている。
昇降部2の内部の両側上部にはそれぞれスライド部6が固定され、スライド部6に装着されたローラ6aが左右のガイドレール5に移動自在に係合されている。従って、ガイドレール5に沿ってスライド部6が上下方向に摺動すると、昇降部2及び昇降部2に設けられた洗面カウンター部2aが昇降する。
洗面カウンター部2aの上昇限度位置よりもやや上方において、壁面にはミラーベース4aが固定され、ミラーベース4aの前面にミラー部4が取付けられる。
ミラーベース4aは下面が開口した矩形の枠体より成り、昇降部2の昇降ミラー2bが下面からミラーベース4a内に摺動可能に挿入されている。従って、昇降部2及び洗面カウンター部2aが下降しても、昇降ミラー2bが共に下降してミラー部4の下方に長く延び出すため、低い位置からでも姿を映して確認しやすい。
なお、ミラー部4は、一枚の鏡であっても良いし、扉の前面に鏡を張ったキャビネットであっても良い。
基台3の内部には昇降部2(洗面カウンター部2a)を昇降させるための電磁的駆動源であるモータ7が設置される。モータ7の出力軸には綱車8が連結され、綱車8には左右の昇降機構部9を介して昇降部2を吊り上げるワイヤロープ10の一端部が巻きつけられている。
図5及び図6は、昇降機構部9の一部断面図であるが、両側の昇降機後部9は左右対称なので、図には右側の昇降機構部9のみを示す。
基台3の内部においてモータ7の側方には定滑車11が設けられ、ワイヤロープ10が上から定滑車11に巻き掛けられ、その先端が定滑車11よりやや内側において基台3に対して固定されている。
昇降部2の両側面の内側にはベース部12が上下方向にやや相対移動可能に取付けられている。ベース部12にはブラケット13が立設され、ブラケット13に水平方向の軸14を中心として回動する滑車15が取付けられている。
そして、定滑車11と基台3に固定された先端との間において、ワイヤロープ10により滑車15(ベース部12)を吊り下げてある。
ベース部12の上面にはガイドピン16が上方に向けて立設され、ガイドピン16の基部にバネ17が嵌挿されている。また、昇降部2に取付けられたスライド部6には吊り下げ部材18が固定され、吊り下げ部材18には上下方向に沿って挿通孔19が穿設されている。さらに、ベース部12に設けたガイドピン16の上部が吊り下げ部材18の挿通孔19に挿通されている。
これにより、吊り下げ部材18及びスライド部6と一体とされた昇降部2が、ベース部12に対して上下方向に移動可能に支持されている。なお、実施形態では、バネ17としてコイルバネを用いているが、コイルバネに限らず空気式或いは液体式のダンパを用いてもよい。
このように昇降部2に固定された吊り下げ部材18は、バネ17を介してベース部12上に載置されているので、昇降部2(洗面カウンター部2a)に加わる荷重が増加すると、図6に示すように、バネ17を押し縮めてベース部12に対する昇降部2の位置が下方に相対的に移動する。
逆に、昇降部2に加わる荷重が軽減すると、図5に示すように、バネ17の収縮量が減ってベース部12に対する昇降部2の位置が上方に相対的に移動する。
さらに、ベース部12と昇降部2との間には、ベース部12に対する昇降部2の上下方向における相対位置を検出するセンサ手段20が取り付けられている。この実施形態では、センサ手段20は直動式のポテンショメータで構成されている。センサ手段20の検知片20aは上下方向に移動可能であって、検知片20aが吊り下げ部材18に設けた穴21に嵌め込まれている。このため、吊り下げ部材18がベース部12のガイドピン16に対して上下方向に移動すると、センサ手段20の検知片20aも一緒に上下方向に移動し、検知片20aの位置が電気的信号に変換され、後述の制御手段に入力されてベース部12に対する昇降部2(洗面カウンター部2a)の位置として検出される。
次に、昇降部2及び洗面カウンター部2aの昇降動作について説明する。
モータ7を駆動して綱車8を回転(正転)し、綱車8によってワイヤロープ10を巻き取ると、滑車14を介してワイヤロープ10で吊り下げられたベース部12が上方に引き上げられる。
ベース部12が上昇すると、ベース部12に設けたガイドピン16に挿通されている吊り下げ部材18及び吊り下げ部材18に固定されたスライド部6がガイドレール5に沿って上方に引かれ、スライド部6と一体である昇降部2と昇降部2に設けられた洗面カウンター部2aが上昇する。
一方、モータ7を駆動して綱車8を逆転させ、ワイヤロープ10を巻き戻すと、ワイヤロープ10で吊り下げられたベース部12が下降する。
ベース部12が下降すると、ベース部12のガイドピン16に挿通されている吊り下げ部材18と、吊り下げ部材18に固定されたスライド部6及び昇降部2が、その荷重によってガイドレール5に沿って下方へ移動し、昇降部2に設けられた洗面カウンター部2aが下降する。
図7は、昇降洗面化粧台1における昇降部2の昇降動作制御を行う制御部22を含む電気系統のブロック図である。
制御部22は、マイクロコンピュータを主要部として構成されており、センサ手段20の検出値の読み込みやモータ7による昇降動作制御を行うCPU、制御プログラムを格納したROM、データの一時記憶のためのRAM、入出力回路等を備えている。制御部22の入出力回路にはドライバ23を介してモータ7が接続されている。また、センサ手段20、スタートボタンスイッチ(押しボタン式)24、昇降部2の昇降動作の上限位置に設けられた上限位置検出センサ25、昇降部2の下降動作の下限位置に設けられた下限位置検出センサ26が制御部22の入出力回路に接続されている。
図8及び図9は、制御部22のCPUが実行する昇降部2および洗面カウンター部2aの昇降動作処理のフローチャートである。
使用者は、昇降部2を上昇動作又は下降動作させる場合には、スタートボタンスイッチ24を押圧操作する。昇降動作処理を開始すると、CPUは、まずスタートボタンスイッチ24が操作されたか否かを判別する(ステップS01)。CPUは、スタートボタンスイッチ24が操作されていなければ、ステップS01を繰り返し、スタートボタンスイッチ24が操作されるまで待つ。
スタートボタンスイッチ24が操作されると、CPUはステップS02に進み、センサ手段20の検出値X0を読み込んで記憶する(ステップS02)。従って、昇降動作を開始する直前の時点のベース部12に対する昇降部2の位置が記憶される。
次に、CPUは、昇降(上昇又は下降)動作の開始時点からの予め定めた検出待ち時間を計時するため、タイマに検出待ち時間に相当するタイマ値をセットし(ステップS03)、ステップS04に進む。
なお、上記検出待ち時間は、昇降部2の上昇動作開始時及び下降動作開始時は、慣性の働きによって、昇降部2がベース部12の上昇又は下降動作に追従せずにベース部12に対して相対移動し、上昇動作開始時点ではバネ17が押し縮められ、下降動作開始時点ではバネ17が伸び出すことになり、この変化は、正常な昇降動作であるので、センサ手段20で検出しないために設けるものであって、検出待ち時間(例えば、0.2秒)の間はセンサ手段20の検出値は読み込まないようにする。
ステップS04に進むと、CPUは、現在の昇降部2の位置が、昇降動作の下限位置であるか否かを判別する(ステップS04)。即ち、CPUは、下限位置検出センサ26がオンしているか否かを判別し、下限位置検出センサ26がオンしていれば、昇降部2が昇降動作の下限位置にあると判別し、ステップS05に進む。
一方、下限位置検出センサ26がオンしていなければ、昇降部2が昇降動作の下限位置にないと判別し、ステップS17に進み、現在の昇降部2の位置が、昇降動作の上限位置であるか否かを判別する(ステップS17)。即ち、CPUは、上限位置検出センサ25がオンしているか否かを判別し、上限位置検出センサ25がオンしていれば、昇降部2が昇降動作の上限位置にあると判別し、ステップS18に進む。
なお、ステップS17にて、上限位置検出センサ25がオンしていなければ、昇降部2が昇降動作の上限位置でなく、下限位置でもない中間位置に停止していると判別する。この場合、この実施形態では、最終的な昇降部2の位置を昇降動作の上限位置に停止させるようにする。このため、CPUはステップS05に進む。
また、この実施形態では、昇降部2が昇降動作の中間位置に停止している場合、最終的な昇降部2の位置を昇降動作の上限位置に停止させるようにしているが、最終的な昇降部2の位置を昇降動作の下限位置に停止させるようにしてもかまわない。
ステップS05に進む場合、昇降部2を上昇動作させることになる。CPUは、モータ7を正転駆動することで昇降部2の上昇動作を開始し(ステップS05)、ステップS06にてタイマにセットした検出待ち時間に相当するタイマ値を減算し(ステップS06)、タイマにセットされているタイマ値が0になったか否かを判別する(ステップS07)。タイマにセットされているタイマ値が0になっていなければ、ステップS05に戻る。
従って、昇降部2の上昇動作を開始した時点から検出待ち時間が経過するまでの間、CPUは、ステップS05、ステップS06、ステップS07を偽と判別する処理ループを繰り返す。そして、検出待ち時間が経過する間に、ベース部12の上昇動作に昇降部2が追従し、収納庫が上昇動作する。
そして、検出待ち時間が経過すると、タイマのタイマ値が0となり、CPUは、ステップS07を真と判別してステップS08に進み、昇降部2が上昇動作している間のセンサ手段20の検出値X1を読む(ステップS08)。
次いで、CPUは、現在読んだセンサ手段20の検出値X1と、昇降動作を開始する直前の時点で記憶したセンサ手段20の検出値X0との差Yを求め(ステップS09)、この差Yが予め定めた許容値以上であるか否かを判別する(ステップS10)。
この許容値は、昇降動作を開始する直前の時点のベース部12に対する昇降部2の位置と、現在のベース部12に対する昇降部2の位置との差(昇降部2の移動量[mm])にバネ17のバネ定数[kg/mm]をかけた積により、昇降部2にどのくらいの負荷[kg]がかかっているかが分かるので、この積に基づいて大きい負荷がかかっていると判断できるように定めたものである。
CPUは、差Yが予め定めた許容値以上でない場合、正常に昇降部2が上昇動作していると判別し、ステップS11に進み、昇降部2の位置が昇降動作の上限位置に達しているか否かを判別する(ステップS11)。
なお、この判別も、上限位置検出センサ25がオンしているか否かにより判別する。上限位置検出センサ25がオンしていなければ、昇降部2が昇降動作の上限位置に達していないことになり、CPUは、モータ7を正転駆動することで昇降部2の上昇動作を継続し(ステップS12)、ステップS08に戻る。
以下、正常に昇降部2が上昇動作する場合には、CPUは、ステップS08、ステップS09、ステップS10を偽、ステップS11を偽、ステップS12の処理ループを繰り返し、ベース部12に対する昇降部2の位置の検出(検出値X1の読み)と、検出値X1と記憶した初期の検出値X0との差Yが許容値に達していないことの判別と、昇降部2の上昇動作とを継続する(例えば、0.1秒毎にセンサ手段20の検出値を読むようにする)。
さらに、CPUは、昇降部2が昇降動作の上限位置に達することで上限位置検出センサ25がオンすると、ステップS11を真と判別し、モータ7の駆動を停止して、昇降部2を昇降動作の上限位置で停止させ(ステップS13)、昇降動作処理を終了する。
一方、上昇動作中、昇降部2が障害物に当った場合、昇降部2の上昇動作を妨げる方向に力(負荷)がかかり、ベース部12のみが上昇することになるため、昇降部2に固定した吊り下げ部材18がバネ17を押し縮めてガイドピン16に対して正規の位置(検出値X0で規定される位置)から下方向に相対移動することなり(ベース部12に対して昇降部2及び洗面カウンター部2aが相対移動することになり)、ベース部12に対する昇降部2の位置を検出するセンサ手段20の検出値X1が正規の値から大きく変化する。この結果、センサ手段20の検出値X1と、記憶した初期の(昇降動作を開始する直前の時点の)検出値X0との差Yが許容値以上になり、CPUは、ステップS10を真と判別し、ステップS14に進み、モータ7の駆動を停止することで昇降部2の上昇動作を停止させる(ステップS14)。
次いで、CPUは、モータ7を少し逆転駆動して昇降部2を反転させ、昇降部2を僅かに(数mm〜10mm程度)下降させて物品の挟み込みを解除してから(ステップS15)、モータ7の駆動を停止して昇降部2の下降動作を停止し(ステップS16)、昇降動作処理を終了する。
従って、昇降部2の上昇動作中、昇降部2が障害物に当ったことを検知し、昇降部2に当った障害物の破損を防止すると共に、挟み込まれた物品を解放することができる。
ステップS18に進む場合、昇降部2を下降動作させることになる。CPUは、モータ7を逆転駆動することで昇降部2の下降動作を開始し(ステップS18)、ステップS19にてタイマにセットした検出待ち時間に相当するタイマ値を減算し(ステップS19)、タイマにセットされているタイマ値が0になったか否かを判別する(ステップS20)。タイマにセットされているタイマ値が0になっていなければ、ステップS17に戻る。
従って、昇降部2の下降動作を開始した時点から検出待ち時間が経過するまでの間、CPUは、ステップS18、ステップS19、ステップS20を偽と判別する処理ループを繰り返す。検出待ち時間が経過する間に、ベース部12の下降動作に昇降部2が追従し、昇降部2が下降動作する。
そして、検出待ち時間が経過すると、タイマのタイマ値が0となり、CPUは、ステップS20を真と判別してステップS21に進み、昇降部2が下降動作している間のセンサ手段20の検出値X1を読む(ステップS21)。
次いで、CPUは、現在読んだセンサ手段20の検出値X1と、昇降動作を開始する直前の時点で記憶したセンサ手段20の検出値X0との差Yを求め(ステップS22)、この差Yが予め定めた許容値以上であるか否かを判別する(ステップS23)。
上述の許容値は、昇降部2の上昇動作を説明した場合と同様の理由によるものである。CPUは、差Yが予め定めた許容値以上でない場合、正常に昇降部2が下降動作していると判別し、ステップS24に進み、昇降部2の位置が昇降動作の下限位置に達しているか否かを判別する(ステップS24)。なお、この判別も、下限位置検出センサ26がオンしているか否かにより判別する。
下限位置検出センサ26がオンしていなければ、昇降部2が昇降動作の下限位置に達していないことになり、CPUは、モータ7を逆転駆動することで昇降部2の下降動作を継続し(ステップS25)、ステップS21に戻る。
以下、正常に昇降部2が下降動作する場合には、CPUは、ステップS21、ステップS22、ステップS23を偽、ステップS24を偽、ステップS25の処理ループを繰り返し、ベース部12に対する昇降部2の位置の検出(検出値X1の読み)と、検出値X1と記憶した初期の検出値X0との差Yが許容値に達していないことの判別と、昇降部2の下降動作とを継続する(例えば、0.1秒毎にセンサの値を読むようにする)。
さらに、CPUは、昇降部2が昇降動作の下限位置に達することで下限位置検出センサ26がオンすると、ステップS24を真と判別し、モータ7の駆動を停止して昇降部2を昇降動作の下限位置で停止させ(ステップS26)、昇降動作処理を終了する。
一方、下降動作中、昇降部2が障害物に当った場合、昇降部2の下降動作を妨げる方向に力(負荷)がかかり、ベース部12のみが下降することになり、昇降部2の荷重が軽減される結果、バネ17の収縮量が減少して伸び出し、昇降部2がガイドピン16に対して正規の位置(検出値X0で規定される位置)から上方向に相対移動することなり(ベース部12に対して昇降部2が相対移動することになり)、ベース部12に対する昇降部2の位置を検出するセンサ手段20の検出値X1が正規の値から大きく変化する。
この結果、センサ手段20の検出値X1と、記憶した初期の(昇降動作を開始する直前の時点の)検出値X0との差Yが許容値以上になり、CPUは、ステップS23を真と判別し、ステップS27に進み、モータ7の駆動を停止することで昇降部2の下降動作を停止させる(ステップS27)。
次いで、CPUは、モータ7を少し正転駆動して昇降部2を反転させ、昇降部2を僅かに(数mm〜10mm程度)上昇させて物品の挟み込みを解除してから(ステップS28)、モータ7の駆動を停止して昇降部2の上昇動作を停止し(ステップS29)、昇降動作処理を終了する。
従って、昇降部2の下降動作中、昇降部2が障害物に当ったことを検知して昇降部2を停止させ、昇降部2に当った障害物の破損を防止すると共に、挟み込まれた物品を解放することができる。
上述の実施形態では、センサ手段20を直動式のポテンショメータで構成しているが、センサ手段20は、これに限らず、ロードセルで構成してもよい。この場合、ベース部12と吊り下げ部材18(昇降部2)との間にロードセルを設け、昇降動作による昇降部2の荷重をロードセルで検出する。この構成によれば、ガイドピン16及びバネ17を不要とすることができる。
また、上述の実施形態では、上昇開始時或いは下降開始時に相当するセンサ手段20の検出値を、昇降動作開始直前のセンサ手段20の検出値としているが、これに代えて、昇降動作開始時点から検出待ち時間が経過した時点でのセンサ手段20の検出値を、上昇開始時或いは下降開始時に相当するセンサ手段20の検出値としてもよい。
本発明の実施例を示す昇降洗面化粧台の正面図。 本発明の実施例を示す昇降洗面化粧台の側面図。 本発明の実施例を示す昇降洗面化粧台の分解斜視図。 本発明の実施例を示す昇降洗面化粧台の断面図。 昇降機構部の一部断面図(荷重が軽い場合)。 昇降機構部の一部断面図(荷重が重い場合)。 昇降部の昇降動作制御を行う制御部を含む電気系統のブロック図。 昇降部の昇降動作処理のフローチャート。 図8のフローチャートの続き。
符号の説明
1 昇降洗面化粧台
2 昇降部
2a 洗面カウンター部
2b 昇降ミラー
3 基台
4 ミラー部
4a ミラーベース
5 ガイドレール
6 スライド部
6a ローラ
7 モータ
8 綱車
9 昇降機構部
10 ロープ
11 定滑車
12 ベース部
13 ブラケット
14 軸
15 滑車
16 ガイドピン
17 バネ
18 吊り下げ部材
19 挿通孔
20 センサ手段
21 穴
22 制御部
23 ドライバ
24 スタートボタンスイッチ
25 上限位置検出センサ
26 下限位置検出センサ

Claims (3)

  1. 基台に昇降自在に設けられた洗面カウンター部と、該洗面カウンター部を昇降させる電磁的駆動源と、該電磁的駆動源の作動により昇降するベース部とを備え、該ベース部に対する前記洗面カウンター部の上下方向における相対位置を検出するセンサ手段を、前記ベース部と洗面カウンターとの間に設置すると共に、前記センサ手段の検出値が予め設定された許容値以上となった場合に、前記洗面カウンター部の昇降を停止して僅かに反転させる制御手段を設けたことを特徴とする昇降洗面化粧台。
  2. 前記制御手段は、前記洗面カウンター部の昇降開始時から予め定めた時間が経過するまでの間は前記センサ手段の検出値を読まず、昇降開始時から予め定めた時間が経過した時点から逐次前記センサ手段の検出値を読み、昇降開始時に相当する前記センサ手段の検出値と、前記逐次検出されるセンサ手段の検出値との差が、前記許容値以上となった場合に、前記洗面カウンター部の昇降を停止して僅かに反転させる請求項1に記載の昇降洗面化粧台。
  3. 前記洗面カウンター部の上方にミラー部を固定的に設けた請求項1又は2に記載の昇降洗面化粧台。
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