JP2010106578A - 昇降便器 - Google Patents
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Abstract
【課題】便器下降時に便器と床面との間にある物体が便器に当たった場合でも、挟み込み力を低減できる、あるいは着座した使用者への影響を低減できる昇降便器を提供する。
【解決手段】固定フレームと、前記固定フレームに対して昇降可能に設けられた可動フレームと、前記可動フレームに固定された便器と、前記可動フレームの支持部を下方から支持する支持部材を有し、前記支持部を支持した前記支持部材を上昇させることによって前記可動フレームを押し上げて前記便器を上昇させ、前記支持部材を下降させることによって前記可動フレーム及び前記便器を自重で下降させる駆動部と、を備え、前記支持部材を下降させているときに前記便器および前記可動フレームの少なくともいずれかの下降が妨げられると、前記支持部材が前記支持部から離間することを特徴とする昇降便器が提供される。
【選択図】図3
【解決手段】固定フレームと、前記固定フレームに対して昇降可能に設けられた可動フレームと、前記可動フレームに固定された便器と、前記可動フレームの支持部を下方から支持する支持部材を有し、前記支持部を支持した前記支持部材を上昇させることによって前記可動フレームを押し上げて前記便器を上昇させ、前記支持部材を下降させることによって前記可動フレーム及び前記便器を自重で下降させる駆動部と、を備え、前記支持部材を下降させているときに前記便器および前記可動フレームの少なくともいずれかの下降が妨げられると、前記支持部材が前記支持部から離間することを特徴とする昇降便器が提供される。
【選択図】図3
Description
本発明の態様は、一般的に、昇降便器に関し、具体的にはトイレ室内に設置した状態で使用者の使い勝手に合わせて便器を昇降可能な昇降便器に関する。
一般的に、洋式腰掛便器(以下、単に「便器」と称する)などから起立する時や便器などに着座する時には、使用者は足腰の筋肉および関節を利用しつつ、中腰体勢をとって起立および着座を行う。そのため、例えば足腰の弱った高齢者等にとって、便器から起立することや便器などに着座することは容易ではない。
また、例えば、男性の小便が誤って飛散し、便器の底部を伝わってトイレ室の床面に付着した場合には、その便器の底部やトイレ室の床面が汚れてしまい、清掃が大変である。そこで、使用者の使い勝手に合わせて自由に便器を昇降させて、その高さを調整できる昇降便器がある(特許文献1)。
また、食卓テーブル、作業テーブル、キッチン流し台、調理台、洗面台、OA機器用等を使用する際、使用状況によってはそれらの高さを調整する必要がある。例えば、車いす使用者が、キッチン流し台や調理台や洗面台などを使用するときには、それらの天板部を下降させて高さを調整する必要がある。そこで、使用者の使い勝手に合わせて自由に天板部を昇降させて、その高さを調整できる昇降式テーブルがある。
ここで、前述した便器や天板部などが下降しているときに、それらの部材と床面との間にある物体が挟み込まれると、その物体や便器や天板部などが損傷を受けるおそれがある。これに対して、挟み込み防止機構を備えた昇降式テーブルがある(特許文献2)。特許文献2に記載された装置では、天板部がある物体に当たると、その天板部が浮き上がる。そして、その天板部の浮き上がりによって、天板部取付用部フレームとベース部とが離間し、両者の間に設けられた検知スイッチ機構が作動して、天板部の下降停止が行われる。
しかしながら、便器の場合には、その便器の上に使用者が着座するため、便器が浮き上がることはあまり好ましくない。そのため、特許文献1に記載されたような挟み込み防止機構を昇降便器が備えることは、あまり好ましくない。また、検知スイッチに不具合がある場合には、便器や天板部などの下降停止が行われず、挟み込まれた物体がさらに挟み込まれるおそれがある。
特開2008−19578号公報
特開2002−330828号公報
本発明の態様は、かかる課題の認識に基づいてなされたものであり、便器下降時に便器と床面との間にある物体が便器に当たった場合でも、挟み込み力を低減できる、あるいは着座した使用者への影響を低減できる昇降便器を提供する。
本発明の一態様によれば、固定フレームと、前記固定フレームに対して昇降可能に設けられた可動フレームと、前記可動フレームに固定された便器と、前記可動フレームの支持部を下方から支持する支持部材を有し、前記支持部を支持した前記支持部材を上昇させることによって前記可動フレームを押し上げて前記便器を上昇させ、前記支持部材を下降させることによって前記可動フレーム及び前記便器を自重で下降させる駆動部と、を備え、前記支持部材を下降させているときに前記便器および前記可動フレームの少なくともいずれかの下降が妨げられると、前記支持部材が前記支持部から離間することを特徴とする昇降便器が提供される。
本発明の態様によれば、便器下降時に便器と床面との間にある物体が便器に当たった場合でも、挟み込み力を低減できる、あるいは着座した使用者への影響を低減できる昇降便器が提供される。
第1の発明は、固定フレームと、前記固定フレームに対して昇降可能に設けられた可動フレームと、前記可動フレームに固定された便器と、前記可動フレームの支持部を下方から支持する支持部材を有し、前記支持部を支持した前記支持部材を上昇させることによって前記可動フレームを押し上げて前記便器を上昇させ、前記支持部材を下降させることによって前記可動フレーム及び前記便器を自重で下降させる駆動部と、を備え、前記支持部材を下降させているときに前記便器および前記可動フレームの少なくともいずれかの下降が妨げられると、前記支持部材が前記支持部から離間することを特徴とする昇降便器である。
この昇降便器によれば、例えば便器がある物体に当接して下降停止した場合には、支持部材は可動フレームから離間するため、支持部材の下降駆動は可動フレームには伝達されない。そのため、検知装置などを用いなくとも、便器と床面との間において物体を過度に挟み込むおそれは少なく、その挟み込み力を低減することができる。また、使用者が便器に着座した状態で、便器の下部が物体に当接した場合であっても、便器はそれよりも下降したり、あるいは浮き上がったりしないため、着座した使用者への影響を低減できる。
この昇降便器によれば、例えば便器がある物体に当接して下降停止した場合には、支持部材は可動フレームから離間するため、支持部材の下降駆動は可動フレームには伝達されない。そのため、検知装置などを用いなくとも、便器と床面との間において物体を過度に挟み込むおそれは少なく、その挟み込み力を低減することができる。また、使用者が便器に着座した状態で、便器の下部が物体に当接した場合であっても、便器はそれよりも下降したり、あるいは浮き上がったりしないため、着座した使用者への影響を低減できる。
また、第2の発明は、第1の発明において、前記可動フレームと前記支持部材のいずれか一方は、長孔を有し、前記可動フレームと前記支持部材のいずれか他方は、前記長孔に係合される支持軸を有することを特徴とする昇降便器である。
この昇降便器によれば、便器や可動フレームが使用者や作業者により持ち上げられた場合であっても、支持軸が長孔から外れることはない。すなわち、可動フレームが支持部材の支持から外れることはない。
この昇降便器によれば、便器や可動フレームが使用者や作業者により持ち上げられた場合であっても、支持軸が長孔から外れることはない。すなわち、可動フレームが支持部材の支持から外れることはない。
また、第3の発明は、第1または第2の発明において、前記支持部材が前記可動フレームから離間したことを検知する検知装置をさらに備え、前記検知装置が前記離間を検知したのちに、前記支持部材の下降を停止させることを特徴とする昇降便器である。
この昇降便器によれば、例えば便器が物体に当接して下降停止したにもかかわらず、便器がさらに下降しようとすることを抑制できる。そのため、便器と床面との間において物体を過度に挟み込むおそれは少なく、その挟み込み力を低減することができる。また、支持部材が過度に下降して駆動部が破損したり、損傷を受けることを抑制できる。さらに、支持部材の下降を停止させることで、便器と床面との間の物体を取り除いたとき、過度に便器が落ち込むことがなくより安全である。また、駆動部や便器が破壊することを抑制できる。
この昇降便器によれば、例えば便器が物体に当接して下降停止したにもかかわらず、便器がさらに下降しようとすることを抑制できる。そのため、便器と床面との間において物体を過度に挟み込むおそれは少なく、その挟み込み力を低減することができる。また、支持部材が過度に下降して駆動部が破損したり、損傷を受けることを抑制できる。さらに、支持部材の下降を停止させることで、便器と床面との間の物体を取り除いたとき、過度に便器が落ち込むことがなくより安全である。また、駆動部や便器が破壊することを抑制できる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。なお、各図面中、同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
図1は、本発明の実施の形態にかかる昇降便器の外観を表す斜視模式図である。
また、図2は、本実施形態にかかる昇降便器の内部を表す斜視模式図である。
また、図3および図4は、本実施形態にかかる昇降便器の内部を表す平面模式図である。
なお、図1〜図3は、便器が最も上昇した位置(最上端)にある状態を表した模式図であり、図4は、便器が最も下降した位置(最下端)にある状態を表した模式図である。
図1は、本発明の実施の形態にかかる昇降便器の外観を表す斜視模式図である。
また、図2は、本実施形態にかかる昇降便器の内部を表す斜視模式図である。
また、図3および図4は、本実施形態にかかる昇降便器の内部を表す平面模式図である。
なお、図1〜図3は、便器が最も上昇した位置(最上端)にある状態を表した模式図であり、図4は、便器が最も下降した位置(最下端)にある状態を表した模式図である。
本実施形態にかかる昇降便器は、使用者が着座可能な洋式腰掛便器100(以下、単に「便器100」と称する)と、便器100の後方に隣接して設けられたキャビネット200と、を備える。キャビネット200は床面110に対して略垂直な状態で設置されており、その内部には便器100を昇降させる昇降装置300が設けられている。そのため、便器100は、図1および図2に表した矢印Aのように、上下方向に昇降可能である。なお、便器100の昇降については、後に詳述する。
キャビネット200は、図2に表したように、昇降装置300の左右側方に設けられたコアキャビネット側板201a、201bと、コアキャビネット側板201a、201bのさらに左右側方にそれぞれ設けられた側板203a、203bと、それらの上に設けられた天板205と、を有する。そして、コアキャビネット側板201a、201bと、側板203a、203bと、天板205と、で囲まれた空間には、例えばトイレットペーパーなどを収納可能な収納部210a、210bが形成されている。なお、棚板207を収納部210aに設けることにより、収納部210a内の空間を適宜仕切ることができる。
図1および図2に表した便器100は、最も上昇した位置(最上端)にある便器100を表している。キャビネット200の前面には、コアキャビネット前板(以下、単に「前板」と称する)206と、可動板120aとシャッター120bと、収納部210a、210bのそれぞれの扉211a、211bと、が設けられている。前板206は、便器100が昇降可能となるように、その一部に切り欠き部206aを有する。
可動板120aは、便器100と可動フレーム310との連結部よりも上方で可動フレーム310に固定されており、便器100及び可動フレーム310の昇降とともに昇降する。便器100が最上端にあるときには、可動板120aのほぼ全体が前板206の後方で前板206と重なっており、便器100を前方から正面視したときに、可動板120aはほぼ全体がキャビネット200の内部に隠れている。一方、便器100が最下端にあるときには、可動板120aの上端部のみが前板206の後方で前板206と重なっており、便器100を前方から正面視したときに、可動板120aは便器100の上側であって前板206の切り欠き部206aから露見している。
シャッター120bは、複数の板状部材が連結した形状を有し、便器100と可動フレーム310との連結部よりも下方で可動フレーム310に固定されており、便器100及び可動フレーム310の昇降とともに伸縮する。便器100が最上端にあるときには、シャッター120bは伸びた状態であり、複数の板状部材が上下方向に連なった状態になる。一方、便器100が最下端にあるときには、シャッター120bは縮んだ状態であり、複数の板状部材が重なっている。
このような構成にすることで、便器100が最上端から最下端までのいずれの位置にある場合でも、昇降装置300が収容されるキャビネット200のコアキャビネット部分は、壁面Wと、コアキャビネット側板201a、201bと、前板206と、可動板120aと、シャッター120bと、で囲まれる閉空間となる。従って、物体がキャビネット200のコアキャビネット内部に入り込み、昇降装置300に挟み込まれるおそれが少ない。また、コアキャビネット部に開口がないので埃等の進入により昇降装置300が不具合を起こすおそれも少ない。
また前述したように、便器100は、図1および図2に表した矢印Aのように、上下方向に昇降可能である。そのため、例えば着座時には便器100をある程度高い位置に上昇させてもたれかかるように着座し、使用時には両足の踏ん張りが効くように自分に合った高さまで便器100を下降させ、離座時には再び便器100の上昇させて体が押し上げられるように起立する使用方法が考えられる。従って、足腰の弱った高齢者等は、便器から楽に起立したり、便器から楽に着座することができる。さらに、便器100が最も下降した位置(最下端)にある場合であっても、便器100の下部と床面110との間に隙間があるため、使用者は床面110を掃除しやすい。また、便器100を高い位置に持って行くことで、便器100下方の床面110の清掃時にモップ等の柄の長い清掃用具を使用することが可能になる。
次に、本実施形態にかかる昇降便器の構造および作用の概略について、図面を参照しつつ説明する。
図5は、便器が物体に当接して下降停止する場合を説明するための模式図である。
また、図6は、便器が最下端に到達して下降停止する場合を説明するための模式図である。
図5は、便器が物体に当接して下降停止する場合を説明するための模式図である。
また、図6は、便器が最下端に到達して下降停止する場合を説明するための模式図である。
本実施形態の昇降装置300は、図5および図6に表したように、便器100を固定可能な可動フレーム310と、可動フレーム310が昇降可能に取り付けられた固定フレーム320と、可動フレーム310を支持して昇降させることができる駆動部330と、を有する。また、便器100と可動フレーム310とは、便器100の後方でスタッドボルト101を介して連結固定されている。
駆動部330の下部には、例えばDCモータなどのモータ333が設けられている。一方、駆動部330の上部には、モータ333により伸縮自在に駆動される、例えばボールネジなどの支持部材331が設けられている。支持部材331はモータ333からの駆動を受けて伸長(上昇)することにより、可動フレーム310の支持部310Sに当接して支持しつつ上昇させることができる。そして、可動フレーム310はスタッドボルト101を介して便器100を固定しているため、支持部材331は可動フレーム310とスタッドボルト101とを介して便器100を上昇させることができる。
一方、支持部材331はモータ333からの駆動を受けて収縮(下降)することにより、可動フレーム310を支持しつつ下降させることができる。そして、可動フレーム310はスタッドボルト101を介して便器100を固定しているため、支持部材331は可動フレーム310とスタッドボルト101とを介して便器100を下降させることができる。ここで、本実施形態の昇降装置においては、支持部材331は可動フレーム310に固定されておらず、可動フレーム310の支持部310Sから離間可能である。すなわち、支持部材331は可動フレーム310の支持部310Sに当接して下方から支持しているだけである。そのため、便器100および可動フレーム310が下降する場合には、可動フレーム310は支持部材331から下降する方向の駆動は受けず、便器100および可動フレーム310の自重によって下降する。
また、昇降装置300の下部には、可動フレーム310の下降を停止させる止め部301が設けられている。つまり、可動フレーム310は、止め部301に当接した位置で下降停止し、それよりも下には移動できない。すなわち、止め部301に当接した可動フレーム310の位置が、可動フレーム310の最下端である。そのため、可動フレーム310の最下端は、止め部301によって決まる。
そこで、便器100が、図5(a)に表したような任意位置から図5(b)に表したように下降する場合を考える。すなわち、支持部材331が図5(b)に表した矢印Bのように収縮することで、便器100が図5(b)に表した矢印Cのように下降する場合を考える。このとき、図5(b)に表したように、床面110上であって便器100の下に物体120がある場合、便器100が下降したときには便器100の下部が物体120に当接する。そのため、便器100の下降は物体120により妨げられる。
そして、便器100の下降が物体120により妨げられた結果、便器100の下降が停止すると、これに伴い可動フレーム310の下降も停止する。このとき、前述したように、支持部材331は可動フレーム310に固定されておらず、可動フレーム310の支持部310Sに当接しているため、支持部材331は可動フレーム310の支持部310Sから離間して下降を続ける。すなわち、支持部材331が下降を続けた場合であっても、支持部材331の下降駆動は可動フレーム310には伝達されず、可動フレーム310および便器100の下降を停止することができる。そして、支持部材331は、適宜設定された位置で下降停止する。
そのため、便器100と床面110との間において物体120を挟み込んだ場合でも、その挟み込み力を低減することができる。具体的には、物体120が挟み込まれたときにかかる力は、便器100と可動フレーム310の重量を超えることはない。これにより、物体120や便器100や床面110などが損傷を受けることを抑制できる。また、例えば、物体120の存在、あるいは便器100の下部が物体120に当接したことを検知する検知部が設けられているが、その検知部に不具合があるような場合であっても、物体120を挟み込んだときの挟み込み力を低減することができる。
また一方、便器100が、図6(a)に表したような任意位置から図6(b)に表したように下降し、最下端に到達した場合を考える。すなわち、支持部材331が図6(b)に表した矢印Bのように収縮することで、便器100が図6(b)に表した矢印Cのように下降し、最下端に到達した場合を考える。この場合、便器100は、図5(b)に表したようには物体120などに当接せず、下降を続ける。
そして、可動フレーム310は止め部301に当接する。可動フレーム310が止め部301に当接した結果、その可動フレーム310が下降停止すると、これに伴い便器100も下降停止する。このとき、前述したように、支持部材331は可動フレーム310に固定されておらず、可動フレーム310の支持部310Sに当接しているだけであるため、支持部材331は可動フレーム310の支持部310Sから離間して下降を続ける。すなわち、支持部材331が下降を続けた場合であっても、支持部材331の下降駆動は可動フレーム310には伝達されず、可動フレーム310および便器100の下降を停止することができる。そして、支持部材331は、適宜設定された位置で下降停止する。
そのため、便器100および可動フレーム310は、適宜設定された最下端よりも下降するおそれは少ない。これにより、適宜設定された最下端でより確実に便器100を停止させることができる。また例えば、可動フレーム310や便器100などの最下端を検知して、支持部材331を下降停止させる検知部が設けられているが、その検知部に不具合があるような場合であっても、適宜設定された最下端でより確実に便器100を停止させることができる。
次に、本実施形態にかかる昇降便器の構造および作用の詳細(具体例)について、図面を参照しつつ説明する。
図7は、本実施形態にかかる昇降便器を斜め後方から眺めた斜視模式図である。
また、図8は、本実施形態の駆動部を表す斜視模式図である。
また、図9は、駆動部の支持部材が可動フレームを支持した部分を拡大して眺めた拡大模式図である。
なお、図9においては、説明の便宜上、ストライカ337を適宜省略している。
図7は、本実施形態にかかる昇降便器を斜め後方から眺めた斜視模式図である。
また、図8は、本実施形態の駆動部を表す斜視模式図である。
また、図9は、駆動部の支持部材が可動フレームを支持した部分を拡大して眺めた拡大模式図である。
なお、図9においては、説明の便宜上、ストライカ337を適宜省略している。
本具体例の昇降装置300は、図5および図6に関して前述したように、固定フレーム320を有している。固定フレーム320は、便器100の後方において、互いに対向した状態で左右側方にそれぞれ設けられている。固定フレーム320には、側板321が取り付けられている。この側板321は下端部において連結部材325とねじ327によって固定され、さらにこの連結部材325とベース板323が床面110とねじ329によって連結されている。このようにして、固定フレーム320は床面110(図1参照)に対して略垂直に設けられている。なお、左右側方に設けられた固定フレーム320は、上部および下部において、連結部320a、320bによってそれぞれ連結されている。また、側板321には、コアキャビネット側板201a、201bを連結固定することができる。
また、本具体例の昇降装置300は、固定フレーム320に略沿うように上下に昇降可能な可動フレーム310を有している。可動フレーム310は、固定フレーム320と同様に、互いに対向した状態で左右側方にそれぞれ設けられ、連結部310a、310bによってそれぞれ連結されている。また、可動フレーム310は、スタッドボルト101を図示しない貫通孔に貫通させた状態で、締結部材103によって便器100を固定している。
可動フレーム310は、図7に表したように、その上部に軸受部311を有している。また、軸受部311には案内板313が付設され、図9に表したように、軸受部311と案内板313との間には、長孔312が形成されている。そして、長孔312の長手方向は、便器100および可動フレーム310の昇降方向に略並行している。なお、本具体例においては、可動フレーム310の軸受部311と案内板313とが別体である場合を例示しているが、これだけに限定されず、軸受部311と案内板313とは一体であってもよい。
可動フレーム310は、その上部に載置部315(図7参照)をさらに有している。載置部315には、洗浄水を一時貯留する図示しないロータンクを載置することができる。そのため、そのロータンクは、可動フレーム310および便器100の昇降とともに上下に昇降可能である。これによれば、便器100が上下方向のいずれの位置にある場合でも、便器100と図示しないロータンクとの相対的位置は変わらないため、洗浄水の所定時間当たりの流量を略一定に保つことができる。すなわち、便器100が上下方向のいずれの位置にある場合でも、略一定の洗浄能力を保持することができる。
また、本具体例の昇降装置300は、可動フレーム310の軸受部311の下に、可動フレーム310を支持して昇降させることができる駆動部330を有する。図8に表したように、駆動部330の下部には例えばDCモータなどのモータ333が設けられ、駆動部330の上部にはモータ333により伸縮自在に駆動される支持部材331が設けられている。そして、その支持部材331の上部には、可動フレーム310の軸受部311を支持する支持軸335が設けられている。さらに、支持軸335の上には、例えば検知スイッチなどを押すことができるストライカ337が設けられている。
支持軸335は、図7および図9に表したように、軸受部311と案内板313とによって形成された長孔312に係合され、軸受部311の支持部310Sを下から支持している。すなわち、支持軸335は、軸受部311を下方から支持することにより、可動フレーム310の全体を支持している。支持軸335は軸受部311に固定されておらず、軸受部311の支持部310Sに当接して下から支持しているだけである。そのため、支持軸335は軸受部311の支持部310Sから離間することができる。すなわち、支持軸335は、支持部材331の駆動方向(昇降方向)に略並行して長手方向を有する長孔312内を移動することができる。
なお、本具体例では、軸受部311は可動フレーム310の一部として一体的に設けられているが、これだけに限定されず、可動フレーム310とは別体として設けられ、その可動フレーム310に適宜固定されていてもよい。この場合であっても、支持軸335は軸受部311の支持部310Sを介して可動フレーム310を支持していると考えることができる。
支持軸335は軸受部311の支持部310Sに当接して下方から支持しているだけであるため、便器100および可動フレーム310が下降する場合には、可動フレーム310は支持部材331から下降する駆動力を受けず、便器100および可動フレーム310の自重によって下降する。そして、図5に関して前述したように、便器100の下降中に、その便器100が物体120などに当接して下降が停止した場合には、可動フレーム310下降も停止する。このとき、支持軸335は軸受部311に固定されておらず、長孔312の長手方向は支持部材331の駆動方向(昇降方向)に略並行しているため、図9に表した矢印Dのように、支持軸335は支持部310Sから離間して長孔312内を下に移動できる。そして、支持部材331は、適宜設定された位置で下降停止する。
そのため、支持軸335が支持部310Sから離間したときには、支持部材331の下降する駆動力は軸受部311(可動フレーム310)には伝達されず、可動フレーム310および便器100の下降を停止することができる。そして、支持部材331は、適宜設定された位置で下降が停止する。そのため、便器100と床面110との間において物体120を過度に挟み込むおそれは少なく、その挟み込み力を低減することができる。
一方、図6に関して前述したように、便器100の下降中に、その便器100が物体120などに当接することなく下降した場合には、可動フレーム310は昇降装置300に下部に設けられた止め部301に当接する。その結果、可動フレーム310の下降は停止し、これに伴い便器100の下降も停止する。このときにおいても、支持軸335は支持部310Sに固定されていないため、図9に表した矢印Dのように、支持部310Sから離間して長孔312内を下に移動できる。そして、支持部材331は、適宜設定された位置で下降停止する。
そのため、支持軸335が支持部310Sから離間したときには、支持部材331の下降駆動は軸受部311(可動フレーム310)には伝達されず、可動フレーム310および便器100は適宜設定された最下端で下降を停止することができる。これにより、本具体例にかかる昇降便器は、適宜設定された最下端でより確実に便器100を停止させることができる。
なお、図7〜図9には、可動フレーム310に長孔312が設けられ、この長孔312に係合する支持軸335が駆動部330に設けられた具体例を表したが、本発明はこれには限定されない。例えば、駆動部330に長孔が設けられ、この長孔に係合する支持軸が可動フレーム310に設けられていてもよい。
図10は、駆動部の支持部材が可動フレームを支持した部分の変形例を例示する平面模式図である。
また、図11は、駆動部の支持部材が可動フレームを支持した部分の他の変形例を例示する平面模式図である。
なお、図10および図11においては、説明の便宜上、ストライカ337を適宜省略している。
また、図11は、駆動部の支持部材が可動フレームを支持した部分の他の変形例を例示する平面模式図である。
なお、図10および図11においては、説明の便宜上、ストライカ337を適宜省略している。
図10に表した変形例の案内板363は、図9に表した案内板313のようには、対向する水平部分を有しておらず、鉤形状を有している。そのため、図10に表したように、軸受部311と案内板313との間には、下側が開放された切り欠き362が形成されている。そして、切り欠き362の長手方向は、便器100および可動フレーム310の昇降方向、すなわち支持部材331の駆動方向(昇降方向)に略並行している。この場合であっても、支持軸335は切り欠き362に係合され、軸受部311の支持部310Sに当接して下方から支持できる。すなわち、支持軸335は、軸受部311の支持部310Sを支持することにより、可動フレーム310の全体を支持できる。
また、図11に表した変形例には、図9および図10に表したような案内板は設けられていない。すなわち、図11に表したように、支持軸335の右側および左側のいずれかは開放されている。この場合であっても、支持軸335は軸受部311の支持部310Sを下から支持できる。すなわち、支持軸335は、軸受部311の支持部310Sを支持することにより、可動フレーム310の全体を支持できる。
これらによれば、支持軸335の下側が開放されているため、支持軸335が支持部310Sから離間して下降し続けた場合であっても、支持部材331が案内板363や軸受部311に当接して押し下げることにより、可動フレーム310を下降させることはない。
なお、図9に表したように、可動フレーム310に長孔312が形成されている場合には、便器100や可動フレーム310が使用者や作業者により持ち上げられた場合であっても、支持軸335が長孔312から外れることはない。それは、支持軸335が支持部310Sから離間して下に移動した場合であっても、支持軸335の下側に存在する案内板313の少なくとも一部に当接するためである。そのため、図9に表したように、軸受部311に案内板313が付設され、軸受部311と案内板313とにより長孔312が形成されていることがより好ましい。
次に、支持部材331の上昇の停止方法の具体例について、図面を参照しつつ説明する。
図12は、本具体例にかかる昇降便器を表す斜視模式図である。
また、図13は、支持部材の上昇の停止方法を説明するための斜視模式図である。
なお、図13(a)は、便器の最上端を検知する前の状態を例示する模式図であり、図13(b)は、便器の最上端を検知した後の状態を例示する模式図である。
図12は、本具体例にかかる昇降便器を表す斜視模式図である。
また、図13は、支持部材の上昇の停止方法を説明するための斜視模式図である。
なお、図13(a)は、便器の最上端を検知する前の状態を例示する模式図であり、図13(b)は、便器の最上端を検知した後の状態を例示する模式図である。
本具体例の昇降装置300では、図12に表したように、固定フレーム320の上部に便器100および可動フレーム310の最上端を検知する検知装置340が設けられている。検知装置340は、図13に表したように、例えばねじ等の締結部材105によって固定されている。一方、可動フレーム310の所定位置には、検知装置340が有する検知スイッチ341を押すことができるストライカ317が設けられている。このストライカ317は、可動フレーム310に固定されているため、可動フレーム310の昇降とともに上下に移動する。
そして、便器100を固定した可動フレーム310が上昇した場合であっても、図13(a)に表したように、検知スイッチ341とストライカ317とが当接していない状態では、検知スイッチ341はストライカ317によって押されない。この状態では、検知装置340は「切」の状態となっている。検知装置340が「切」の状態では、本具体例にかかる昇降便器は、便器100および可動フレーム310の位置が最上端ではないと判断し、支持部材331の駆動(上昇)を継続させる。そのため、便器100および可動フレーム310は上昇し続けることができる。
一方、可動フレーム310が上昇し続け、図13(b)に表したように、検知スイッチ341とストライカ317とが当接した場合には、検知スイッチ341は矢印Eのようにストライカ317によって押される。この状態では、検知装置340は「入」の状態となる。検知装置340が「入」の状態になると、本具体例にかかる昇降便器は、便器100および可動フレーム310の位置が最上端であると判断し、支持部材331の駆動(上昇)を停止させる。そのため、便器100および可動フレーム310は、検知装置340が「入」の状態になった位置よりも上昇することはできず、適宜設定された最上端で停止可能である。
但し、検知装置340が「入」の状態になった直後に便器100および可動フレーム310が停止する必要はなく、支持部材331の上昇を停止させようとした後に、慣性あるいは惰性によって便器100および可動フレーム310はある程度上昇してもよい。このように、慣性あるいは惰性によって、便器100および可動フレーム310がある程度上昇する場合も、本願明細書においては、検知装置340が「入」の状態になった位置よりも上昇できないことに包含される。
なお、図12および図13に表した具体例では、検知装置340は1つだけ設けられているが、これだけに限定されず、検知装置340は2つ以上の複数個設けられていてもよい。これによれば、もし1つの検知装置340に不具合がある場合であっても、他の検知装置340が便器100および可動フレーム310の最上端を検知可能である。すなわち、便器100および可動フレーム310をより確実に最上端で停止させることができる。
このように、便器100は適宜設定された最上端で停止可能であるため、使用者はより安心して昇降便器を使用することができる。また、便器100や可動フレーム310が過度に上昇して、昇降装置300が破損したり、損傷を受けるおそれは少ない。
次に、支持部材331の下降の停止方法の具体例について、図面を参照しつつ説明する。
図14は、本具体例の支持部材が可動フレームを支持した部分を斜めから眺めた斜視模式図である。
また、図15は、支持部材の下降の停止方法を説明するための平面模式図である。
なお、図15(a)は、支持軸と支持部との離間を検知する前の状態を例示する模式図であり、図15(b)は、支持軸と支持部との離間を検知した後の状態を例示する模式図である。また、図14および図15においては、説明の便宜上、案内板313を省略している。
図14は、本具体例の支持部材が可動フレームを支持した部分を斜めから眺めた斜視模式図である。
また、図15は、支持部材の下降の停止方法を説明するための平面模式図である。
なお、図15(a)は、支持軸と支持部との離間を検知する前の状態を例示する模式図であり、図15(b)は、支持軸と支持部との離間を検知した後の状態を例示する模式図である。また、図14および図15においては、説明の便宜上、案内板313を省略している。
本具体例の昇降装置300では、図14に表したように、支持軸335が支持部310Sから離間したことを検知する検知装置350が設けられている。検知装置350は、例えばねじ等の締結部材105によって可動フレーム310に適宜固定されている。そのため、検知装置350は、便器100および可動フレーム310の昇降とともに上下に移動する。
支持軸335が支持部310Sから離間していない場合には、検知装置350が有する検知スイッチ351とストライカ337とは当接している。すなわち、支持軸335が支持部310Sから離間していない場合には、検知スイッチ351はストライカ337によって押された状態となっている。そのため、例えば便器100および可動フレーム310の上昇中や下降中のように、支持軸335が支持部310Sから離間していない場合には、検知スイッチ351はストライカ337によって押された状態のままである(図15(a))。つまり、検知装置350とストライカ337との相対的位置は変わらない。
この状態では、検知装置350は「入」の状態となっている。検知装置350が「入」の状態では、本具体例にかかる昇降便器は、支持軸335が支持部310Sから離間していないと判断し、支持部材331の駆動(下降)を継続させる。そのため、便器100および可動フレーム310は下降し続けることができる。
一方、可動フレーム310が下降し続け、例えば便器100が物体120に当接して下降停止したり、可動フレーム310が止め部301に当接して下降停止した場合には、図15(b)に表したように、支持軸335が支持部310Sから離間する。そして、支持軸335は長孔312内を下に移動する。そうすると、ストライカ337は検知スイッチ351から離間する。その結果、検知スイッチ351は、図15(b)に表した矢印Fのように移動し、ストライカ317によって押されない。この状態では、検知装置350は「切」の状態となる。検知装置350が「切」の状態では、本具体例にかかる昇降便器は、支持軸335が支持部310Sから離間したと判断し、支持部材331の駆動(下降)を停止させる。
そのため、支持部材331は、検知装置350が「切」の状態になった位置よりも下降することはできず、適宜設定された位置で下降停止する。但し、検知装置350が「切」の状態になった直後に支持部材331が停止する必要はなく、支持部材331を停止させようとした後に、慣性あるいは惰性によってある程度下降してもよい。このように、慣性あるいは惰性によって、支持部材331がある程度下降する場合も、本願明細書においては、検知装置350が「切」の状態になった位置よりも下降できないことに包含される。
これによれば、支持軸335が支持部310Sから離間して下降し、案内板313に再び当接する前に、その支持軸335(支持部材331)を停止させることができる。そのため、例えば便器100が物体120に当接して下降停止したり、可動フレーム310が止め部301に当接して下降停止したにもかかわらず、便器100が再び下降することはない。つまり、便器100と床面110との間において物体120を過度に挟み込むおそれは少なく、その挟み込み力を低減することができる。その結果、物体120や便器100や床面110などが損傷することを防止できる。また、支持部材331が過度に下降して駆動部330が破損したり、損傷を受けるおそれも少ない。
図16は、支持部材の下降の停止方法の変形例を説明するための平面模式図である。
なお、図14および図15に表した具体例と同様に、説明の便宜上、案内板313を省略している。
本変形例の昇降装置300では、図16に表したように、支持軸335が支持部310Sから離間したことを検知する検知装置350a、350bが設けられている。検知装置350a、350bは互いに上下対称となった状態で、例えばねじ等の締結部材105a、105bによって可動フレーム310にそれぞれ適宜固定されている。そのため、図14および図15に関して前述したように、検知装置350a、350bは、便器100および可動フレーム310の昇降とともに上下に移動する。
なお、図14および図15に表した具体例と同様に、説明の便宜上、案内板313を省略している。
本変形例の昇降装置300では、図16に表したように、支持軸335が支持部310Sから離間したことを検知する検知装置350a、350bが設けられている。検知装置350a、350bは互いに上下対称となった状態で、例えばねじ等の締結部材105a、105bによって可動フレーム310にそれぞれ適宜固定されている。そのため、図14および図15に関して前述したように、検知装置350a、350bは、便器100および可動フレーム310の昇降とともに上下に移動する。
例えば、便器100および可動フレーム310の上昇中や下降中のように、支持軸335が支持部310Sから離間していない場合には、検知装置350aの検知スイッチ351aはストライカ337によって押された状態のままである(図16)。一方、検知装置350bの検知スイッチ351bはストライカ337によって押されていない。この状態では、検知装置350aは「入」の状態となっており、検知装置350bは「切」の状態となっている。
検知装置350aが「入」の状態では、図14および図15に関して前述した具体例と同様に、昇降便器は、支持軸335が支持部310Sから離間していないと判断し、支持部材331の駆動(下降)を継続させる。そのため、便器100および可動フレーム310は下降し続けることができる。
一方、可動フレーム310が下降し続け、例えば便器100が物体120に当接して下降停止したり、可動フレーム310が止め部301に当接して下降停止した場合には、支持軸335が支持部310Sから離間する。そして、支持軸335は長孔312内を下に移動する。そうすると、ストライカ337は検知スイッチ351aから離間する。この状態では、検知装置350aは「切」の状態となるため、図14および図15に関して前述した具体例と同様に、昇降便器は、支持軸335が支持部310Sから離間したと判断し、支持部材331の駆動(下降)を停止させる。
但し、例えば検知装置350aに不具合があり、支持軸335が支持部310Sから離間したことを検知装置350aが検知できない場合には、支持部材331は下降し続ける。そうすると、支持軸335は案内板313に再び当接し、便器100が下降停止したにもかかわらず再び下降するおそれがある。そのため、例えば便器100と床面110との間において物体120を過度に挟み込むおそれがある。
これに対して、本具体例によれば、検知装置350aの下に他の検知装置350bが設けられているため、支持軸335が支持部310Sから離間したことをより確実に検知することができる。つまり、支持部材331が下降し続けると、ストライカ337は検知装置350bの検知スイッチ351bに当接して押すようになる。そうすると、検知装置350bは、「切」の状態から「入」の状態に切り替わる。検知装置350bが「入」の状態になると、本変形例にかかる昇降便器は、支持軸335が支持部310Sから離間したと判断し、支持部材331の駆動(下降)を停止させる。
このように、本変形例にかかる便器装置によれば、支持軸335が支持部310Sから離間したことを検知する検知装置が2つ設けられているため、もし1つの検知装置に不具合がある場合でも、より確実に支持部材331を停止させることができる。そのため、便器100と床面110との間において物体120を過度に挟み込むおそれは少なく、その挟み込み力を低減することができる。
図17は、支持部材の下降の停止方法の他の変形例を説明するための平面模式図である。
なお、図14および図15に表した具体例と同様に、説明の便宜上、案内板313を省略している。
本具体例の昇降装置300では、図17に表したように、2つの検知装置350a、350bが互いに上下対称ではなく互いに同一方向の状態で、例えばねじ等の締結部材105a、105bによって可動フレーム310にそれぞれ適宜固定されている。その他の構造については、図16に表した変形例と同様である。
なお、図14および図15に表した具体例と同様に、説明の便宜上、案内板313を省略している。
本具体例の昇降装置300では、図17に表したように、2つの検知装置350a、350bが互いに上下対称ではなく互いに同一方向の状態で、例えばねじ等の締結部材105a、105bによって可動フレーム310にそれぞれ適宜固定されている。その他の構造については、図16に表した変形例と同様である。
例えば、便器100および可動フレーム310の上昇中や下降中のように、支持軸335が支持部310Sから離間していない場合には、検知スイッチ351a、351bはともにストライカ337によって押されていない(図17)。この状態では、検知装置350a、350bともに「切」の状態となっている。
一方、可動フレーム310が下降し続け、例えば便器100が物体120に当接して下降停止したり、可動フレーム310が止め部301に当接して下降停止した場合には、支持軸335が支持部310Sから離間する。そして、支持軸335は長孔312内を下に移動する。そうすると、ストライカ337は検知スイッチ351aに当接して押すようになる。この状態では、検知装置350aは「入」の状態となるため、昇降便器は、支持軸335が支持部310Sから離間したと判断し、支持部材331の駆動(下降)を停止させる。
但し、図16に関して前述したように、例えば検知装置350aに不具合があり、支持軸335が支持部310Sから離間したことを検知装置350aが検知できない場合には、支持部材331は下降し続ける。そうすると、支持軸335は案内板313に再び当接し、便器100が下降停止したにもかかわらず再び下降するおそれがある。そのため、例えば便器100と床面110との間において物体120を過度に挟み込むおそれがある。
これに対して、本具体例によれば、検知装置350aの下に他の検知装置350bが設けられているため、支持軸335が支持部310Sから離間したことをより確実に検知することができる。つまり、支持部材331が下降し続けると、ストライカ337は検知装置350bの検知スイッチ351bに当接して押すようになる。そうすると、検知装置350bは、「切」の状態から「入」の状態に切り替わる。検知装置350bが「入」の状態になると、本変形例にかかる昇降便器は、支持軸335が支持部310Sから離間したと判断し、支持部材331の駆動(下降)を停止させる。これによれば、図16に表した変形例と同様の効果を得ることができる。
図18は、支持部材の下降の他の停止方法を説明するための平面模式図である。
なお、図18(a)は、支持軸と支持部との離間を検知する前の状態を例示する模式図であり、図18(b)は、支持軸と支持部との離間を検知した後の状態を例示する模式図である。
なお、図18(a)は、支持軸と支持部との離間を検知する前の状態を例示する模式図であり、図18(b)は、支持軸と支持部との離間を検知した後の状態を例示する模式図である。
本具体例の昇降装置300では、支持軸335が支持部310Sから離間したことを検知する検知装置としての光センサが設けられている。軸受部361には、互いに対向する位置に発光部353と受光部354とが設けられている。発光部353は受光部354に向けて例えば赤外線などの信号光355を発光する。発光部353と受光部354とは、可動フレーム310が有する軸受部311に設けられているため、便器100および可動フレーム310の昇降とともに上下に移動する。
例えば便器100および可動フレーム310の上昇中や下降中のように、支持軸335が支持部310Sから離間していない場合には、図18(a)に表したように、信号光355は支持部材331によって遮られるため、受光部354に到達できない。この状態では、本具体例にかかる昇降便器は、支持軸335が支持部310Sから離間していないと判断し、支持部材331の駆動(下降)を継続させる。そのため、便器100および可動フレーム310は下降し続けることができる。
一方、可動フレーム310が下降し続け、例えば便器100が物体120に当接して下降停止したり、可動フレーム310が止め部301に当接して下降停止した場合には、支持軸335が支持部310Sから離間する。そうすると、図18(b)に表したように、信号光355は支持部材331によって遮られることなく受光部354に到達できる。受光部354が発光部353から発光された信号光355を受信すると、本具体例にかかる昇降便器は、支持軸335が支持部310Sから離間したと判断し、支持部材331の駆動(下降)を停止させる。
これによれば、支持部材331に対して非接触の状態で、支持軸335が支持部310Sから離間したか否かを判断することができるため、便器100と床面110との間において物体120を過度に挟み込むおそれは少なく、その挟み込み力を低減することができる。また、光センサはより応答速度が速いため、支持軸335が支持部310Sから離間したことをより早く検出することができる。さらに、図14および図15に関して前述した効果と同様の効果を得ることができる。そして、支持部材331の駆動方向、すなわち上下方向に複数個の光センサを設置した場合には、図16および図17に関して前述した効果と同様の効果を得ることができる。
図19は、支持部材の下降のさらに他の停止方法を説明するための平面模式図である。 なお、図19(a)は、支持軸と支持部との離間を検知する前の状態を例示する模式図であり、図19(b)は、支持軸と支持部との離間を検知した後の状態を例示する模式図である。
本具体例の昇降装置300では、支持軸335が支持部310Sから離間したことを検知する検知装置としての感圧センサ356が設けられている。感圧センサ356は、軸受部361に設けられ、その軸受部361にかかる荷重を検知できる。また、感圧センサ356は、可動フレーム310が有する軸受部311に設けられているため、便器100および可動フレーム310の昇降とともに上下に移動する。
例えば便器100および可動フレーム310の上昇中や下降中のように、支持軸335が支持部310Sから離間していない場合(図19(a))には、軸受部361には少なくとも便器100および可動フレーム310の重量による荷重がかかっている。そして、感圧センサ356は、この荷重を検知する。この状態では、本具体例にかかる昇降便器は、支持軸335が支持部310Sから離間していないと判断し、支持部材331の駆動(下降)を継続させる。そのため、便器100および可動フレーム310は下降し続けることができる。
一方、可動フレーム310が下降し続け、例えば便器100が物体120に当接して下降停止したり、可動フレーム310が止め部301に当接して下降停止した場合には、支持軸335が支持部310Sから離間する(図19(b))。そうすると、軸受部361には少なくとも便器100および可動フレーム310の重量による荷重はかからなくなる。そして、感圧センサ356は、この荷重の変化(減少)を検知する。感圧センサ356の検知荷重が変化(減少)すると、本具体例にかかる昇降便器は、支持軸335が支持部310Sから離間したと判断し、支持部材331の駆動(下降)を停止させる。
これによれば、支持軸335が支持部310Sから離間したことを略瞬時に判断することができるため、便器100と床面110との間において物体120を過度に挟み込むおそれは少なく、その挟み込み力を低減することができる。つまり、支持軸335が支持部310Sから離間したことをより早く検出することができる。さらに、図14および図15に関して前述した効果と同様の効果を得ることができる。
図20は、支持部材の下降のさらに他の停止方法を説明するための平面模式図である。 なお、図20(a)は、支持軸と支持部との離間を検知する前の状態を例示する模式図であり、図20(b)は、支持軸と支持部との離間を検知した後の状態を例示する模式図である。
本具体例の昇降装置300では、支持軸335が支持部310Sから離間したことを検知する検知装置としての電流検出部357が設けられている。電流検出部357は、駆動部330の内部あるいは外部に設けられ、モータ333に流れる電流を検出できる。より大きな負荷がモータ333にかかる場合には、モータ333はより大きな出力を必要とするため、より大きな電流が流れる。一方、より小さな負荷がモータ333にかかる場合には、モータ333はより大きな出力を必要としないため、より小さな電流が流れる。つまり、モータ333に流れる電流を検出することは、モータ333にかかる負荷を検出することに相当する。
例えば便器100および可動フレーム310の上昇中や下降中のように、支持軸335が支持部310Sから離間していない場合(図20(a))には、支持軸335には少なくとも便器100および可動フレーム310の重量による荷重がかかっている。そのため、より大きな負荷がモータ333にかかっており、モータ333はより大きな出力を必要とするため、より大きな電流が流れる。この状態では、本具体例にかかる昇降便器は、支持軸335が支持部310Sから離間していないと判断し、支持部材331の駆動(下降)を継続させる。そのため、便器100および可動フレーム310は下降し続けることができる。
一方、可動フレーム310が下降し続け、例えば便器100が物体120に当接して下降停止したり、可動フレーム310が止め部301に当接して下降停止した場合には、支持軸335が支持部310Sから離間する(図20(b))。そうすると、支持軸335には少なくとも便器100および可動フレーム310の重量による荷重はかからなくなる。そのため、モータ333にかかる負荷は減少し、モータ333はより大きな出力を必要としないため、モータ333に流れる電流は減少する。そして、電流検出部357は、この電流の変化(減少)を検知する。電流検出部357の検知電流が変化(減少)すると、本具体例にかかる昇降便器は、支持軸335が支持部310Sから離間したと判断し、支持部材331の駆動(下降)を停止させる。
これによれば、可動フレーム310に特別な検出装置を設けることなく、支持軸335が支持部310Sから離間したか否かを判断できるため、便器100と床面110との間において物体120を過度に挟み込むおそれは少なく、その挟み込み力を低減することができる。そのため、可動フレーム310の構造を簡略化することができる。また、図14および図15に関して前述した効果と同様の効果を得ることができる。
以上、図14〜図20に関して前述したように、本実施形態にかかる便器装置は、例えば便器100が物体120に当接して下降停止し、支持軸335が支持部310Sから離間した場合には、支持部材331を停止させることができる。そのため、支持軸335と支持部310Sとが離間したことにより、便器100と床面110との間に挟まれた物体120を取り除いたときに、便器100がある程度の距離を急激に下降することを抑制できる。また、図13に表した検知装置340およびストライカ317や、図15に表した検知装置350およびストライカ337は、キャビネット200の内部に設けられているため、使用者の手や異物などが挟まるおそれは少ない。
図21は、駆動部の支持部材が可動フレームを支持した部分のさらに他の変形例を例示する平面模式図である。
なお、図21(a)は、支持軸と支持部とが離間する前の状態を例示する模式図であり、図21(b)は、支持軸と支持部とが離間した後の状態を例示する模式図である。
なお、図21(a)は、支持軸と支持部とが離間する前の状態を例示する模式図であり、図21(b)は、支持軸と支持部とが離間した後の状態を例示する模式図である。
本変形例の昇降装置300では、軸受部311あるいは案内板313の内部に、例えばばね等の弾性体371が設けられている。例えば便器100および可動フレーム310の上昇中や下降中のように、支持軸335が支持部310Sから離間していない場合には、弾性体371は収縮した状態となっている(図21(a))。つまり、便器100および可動フレーム310の自重により弾性体371は収縮した状態となり、支持軸335は弾性体371を介して支持部310Sを支持している。なおこのとき、弾性体371は、荷重により変化するストローク(長さ)が最短の状態にあってもよく、あるいは最短の状態よりも長い状態であってもよい。つまり、弾性体371はもっとも収縮した状態にあってもよく、あるいはさらに収縮が可能な状態であってもよい。
一方、例えば便器100が物体120に当接して下降が停止した場合には、前述したように、支持軸335が支持部310Sから離間する(図21(b))。すなわち、支持軸335は、支持部310Sから遠ざかる方向に移動をはじめる。そうすると、これに伴い、弾性体371は可動フレーム310に対して上に押す付勢力を作用しつつ、徐々に伸長する。すなわち、弾性体371が完全に伸びきるまでは、可動フレーム310および便器100を上に持ち上げようとする方向に助勢する。なお、弾性体371を支持部310S及び支持軸335の少なくともいずれかと分離可能としておけば、弾性体371が伸びきった後に、支持軸335がさらに下降しても、弾性体371により支持部310Sに下向きの力を及ぼすことはない。
これによれば、例えば便器100の下部が物体120に当接した場合であっても、弾性体371が完全に伸びきるまでの間は、便器100および可動フレーム310の全重量が物体120にかかることはなく、弾性体371の付勢力により軽減された重量が物体120にかかる。そのため、挟み込み力をより低減することができる。これにより、物体120や便器100や床面110などが損傷を受けることをより防止できる。
なお、便器100および可動フレーム310の全重量が物体120にかからないようにする方法は、これだけに限定されない。例えば、便器100が物体120に当接して下降停止したことを、例えばエンコーダなどの装置が検知した場合には、駆動部330の駆動を反転させて支持部材331を上昇させてもよい。これによっても、全重量が物体120にかかることはなく、その物体120は、便器100および可動フレーム310の重量から開放される。また、本変形例の弾性体371は、図10および図11に表した変形例においても適宜適用することができる。
図22は、本実施形態にかかる昇降便器を側方から眺めた模式平面図である。
本実施形態の可動フレーム310は、スタッドボルト101を介して便器100を固定しているため、便器100の重量および便器100に着座した使用者の重量により、回転しようとする力(モーメント)を受ける。これに伴い、駆動部330は可動フレーム310に係合されているため、図22に表した矢印Gの方向に力を受け、駆動部330の取付部339を略中心として回転しようとする力(モーメント)を受ける。
本実施形態の可動フレーム310は、スタッドボルト101を介して便器100を固定しているため、便器100の重量および便器100に着座した使用者の重量により、回転しようとする力(モーメント)を受ける。これに伴い、駆動部330は可動フレーム310に係合されているため、図22に表した矢印Gの方向に力を受け、駆動部330の取付部339を略中心として回転しようとする力(モーメント)を受ける。
そのため、駆動部330は、取付部339から支持軸335に向けて前方に傾斜するように設けられることが好ましい。これによれば、駆動部330は、駆動部330自身が受ける力に逆らうことなく、その力にある程度順応するように駆動できる。そして、可動フレーム310は、固定フレーム320に押し付けられつつ昇降する。その結果、本実施形態の昇降装置300は、便器100や使用者の重量から受ける力にかかわらず、より安定した状態で便器100を昇降させることができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、便器100の下降が物体120により妨げられた結果、便器100が下降停止した場合であっても、支持部材331は支持部310Sから離間可能である。そのため、支持部材331の下降駆動は可動フレーム310には伝達されず、可動フレーム310および便器100は下降停止することができる。したがって、便器100と床面110との間において物体120を過度に挟み込むおそれは少なく、その挟み込み力を低減することができる。また、使用者が便器100に着座した状態で、便器100の下部が物体120に当接した場合であっても、便器100はそれよりも下降したり、あるいは浮き上がったりしないため、着座した使用者への影響を低減することができる。
以上、本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明はこれらの記述に限定されるものではない。前述の実施の形態に関して、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。例えば、可動フレーム310や駆動部330などが備える各要素の形状、寸法、材質、配置などや検知装置340、350の設置形態などは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。
また、前述した各実施の形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
また、前述した各実施の形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
100 洋式腰掛便器、 101 スタッドボルト、 103、105、105a、105b 締結部材、 110 床面、 120 物体、 120a 可動板、 120b シャッター、 200 キャビネット、 201a、201b コアキャビネット側板、 203a、203b 側板、 205 天板、 206 前板、 206a 切り欠き部、 207 棚板、 210a、210b 収納部、 211a、211b 扉、 300 昇降装置、 301 止め部、 310 可動フレーム、 310a、310b 連結部、 310S 支持部、311 軸受部、 312 長孔、 313 案内板、 315 載置部、 317 ストライカ、 320 固定フレーム、 320a、320b 連結部、 321 側板、 323 ベース板、 325 連結部材、 327、329 ネジ、 330 駆動部、 331 支持部材、 333 モータ、 335 支持軸、 337 ストライカ、 339 取付部、 340 検知装置、 341 検知スイッチ、 350、350a、350b 検知装置、 351、351a、351b 検知スイッチ、 353 発光部、 354 受光部、 355 信号光、 356 感圧センサ、 357 電流検出部、 361 軸受部、 362 切り欠き、 363 案内板、 371 弾性体
Claims (3)
- 固定フレームと、
前記固定フレームに対して昇降可能に設けられた可動フレームと、
前記可動フレームに固定された便器と、
前記可動フレームの支持部を下方から支持する支持部材を有し、前記支持部を支持した前記支持部材を上昇させることによって前記可動フレームを押し上げて前記便器を上昇させ、前記支持部材を下降させることによって前記可動フレーム及び前記便器を自重で下降させる駆動部と、
を備え、
前記支持部材を下降させているときに前記便器および前記可動フレームの少なくともいずれかの下降が妨げられると、前記支持部材が前記支持部から離間することを特徴とする昇降便器。 - 前記可動フレームと前記支持部材のいずれか一方は、長孔を有し、
前記可動フレームと前記支持部材のいずれか他方は、前記長孔に係合される支持軸を有することを特徴とする請求項1記載の昇降便器。 - 前記支持部材が前記可動フレームから離間したことを検知する検知装置をさらに備え、前記検知装置が前記離間を検知したのちに、前記支持部材の下降を停止させることを特徴とする請求項1または2に記載の昇降便器。
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102444194A (zh) * | 2011-10-19 | 2012-05-09 | 陈少军 | 一种高度可升降的带烟灰缸的小便器 |
CN113463737A (zh) * | 2020-03-30 | 2021-10-01 | Toto株式会社 | 冲落式冲水大便器 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008073325A (ja) * | 2006-09-22 | 2008-04-03 | Fukushin Denki Kk | 昇降洗面化粧台 |
JP2008240380A (ja) * | 2007-03-27 | 2008-10-09 | Toto Ltd | 壁掛け便器の壁への取付け構造 |
-
2008
- 2008-10-30 JP JP2008280427A patent/JP2010106578A/ja active Pending
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