JPH09170389A - シャッターの障害物感知装置 - Google Patents

シャッターの障害物感知装置

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JPH09170389A
JPH09170389A JP26307496A JP26307496A JPH09170389A JP H09170389 A JPH09170389 A JP H09170389A JP 26307496 A JP26307496 A JP 26307496A JP 26307496 A JP26307496 A JP 26307496A JP H09170389 A JPH09170389 A JP H09170389A
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聡 佐藤
Matsusaburo Suzuki
松三郎 鈴木
Shinichi Murayama
伸一 村山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シャッターカーテン降下時に障害物があった
場合、この障害物を検知してからシャッターカーテンを
停止させるまでに生じる時間的ズレに対して、障害物に
シャッターカーテンの荷重が負荷されないようにする。 【解決手段】 シャッターカーテン2の下縁に位置する
座板本体5の下面に座板本体5に対して上下動自在とし
て障害物感知体6を設け、障害物感知体6が障害物を感
知して座板本体5に対して上動した時に接触形センサ7
を作動させることにより障害物感知信号を出力してシャ
ッターカーテンの降下を停止させるようにした障害物感
知装置であって、障害物感知体6と接触形センサ7との
間に上下方向に弾性変形する緩衝部材9を介設し、座板
本体5に対する障害物感知体6の上動過程において、緩
衝部材9の上下方向の弾性変形により、スイッチ素子7
Aの作動後に障害物感知体6の座板本体5に対する上動
を許容するように構成している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として、電動操
作されるグリル式、スラット式などのシャッターにおい
て、シャッターの閉鎖に際して障害物を挟み込んだ場合
に、シャッターを緊急停止するために装備したシャッタ
ーの障害物感知装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】建物の開口部に設置される電動シャッタ
ーは、シャッターカーテンを上記開口部の上縁から降下
して、上記開口部を閉鎖する際、シャッターカーテンの
真下に物品が置かれていたり、人がいる場合、これがシ
ャッター閉鎖の障害物となり、これらがシャッターカー
テンと床面との間に挟まれることで、損傷事故を起こす
虞がある。
【0003】このような事故を未然に防ぐために、シャ
ッター装置には、降下の動作中に障害物が存在すると、
シャッター装置に予め装備している障害物検知手段によ
り、これを感知して、シャッターカーテンの降下動作を
停止し、事故の発生を防止している。
【0004】図11は、従来の障害物感知装置を設けた
シャッターカーテンの座板部分の断面図である。しかし
て、一般に、この種の安全目的を配慮して構成されたシ
ャッターでは、図11に示されるように、障害物検知手
段として、シャッターカーテンAの下縁部分に接触形セ
ンサとしてのマイクロスイッチBを装備した座板本体C
を設け、上記座板本体Cに開放部を上向きとしたコ形の
障害物感知体Dを上下動自在に吊持しており、シャッタ
ーカーテンAが降下している時に、障害物感知体Dが障
害物Xに乗り上げると、座板本体Cに対する上記障害物
感知体Dの浮き上がりで、マイクロスイッチBがオン動
作し、この動作信号でシャッター巻取り巻き戻し用の駆
動モータ(図示せず)を停止し、あるいは、停止後に上
昇させるようになっていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように構成される
障害物検知手段は、座板本体Cに対する障害物感知体D
の相対的な上下方向の動作で障害物Xを検知し、シャッ
ター駆動モータを停止若しくは停止後反転する働きをす
るが、回転駆動している駆動モータにブレーキが掛かり
停止若しくは停止して反転するとしても、シャッターカ
ーテンの各部材間の誤差やクリアランスなどの機械構造
的な理由や慣性力によって、シャッターカーテンAの降
下が完全に停止するまでに時間的なズレが生じてしま
う。
【0006】換言すれば、シャッターカーテンAが障害
物に乗り上げてからも、若干の時間、障害物Xに対して
シャッターカーテンAの降下に伴うシャッターカーテン
自体の荷重が負荷されるという課題がある。
【0007】そこで、本発明は、上記課題を解消するた
めに、シャッターカーテン降下時にその下部に障害物が
あった場合、この障害物を検知してからシャッターカー
テンを停止させるまでに生じる時間的ズレに対して、障
害物にシャッターカーテンの荷重が負荷されないように
するシャッターの障害物感知装置を提供することを目的
としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】このため、本願の請求項
1の発明に係るシャッターの障害物感知装置では、図1
〜図3の実施の形態1及び図4の実施の形態2でも明ら
かにしているように、シャッターカーテン2の下縁に位
置する座板本体5の下面に該座板本体5に対して上下動
自在として障害物感知体6を設け、該障害物感知体6が
障害物を感知して座板本体5に対して上動した時に接触
形センサ7のスイッチ素子7Aを作動させることにより
障害物感知信号を出力してシャッターカーテンの降下を
停止させるようにしたシャッターの障害物感知装置にお
いて、上記障害物感知体6と上記接触形センサ7のスイ
ッチ素子7Aとの間に上下方向に弾性変形する緩衝部材
9、109を介設し、上記座板本体5に対する上記障害
物感知体6の上動過程において、上記緩衝部材9、10
9の上下方向の弾性変形により、上記スイッチ素子7A
の作動後に上記障害物感知体6の上記座板本体5に対す
る上動を許容するように構成したことを特徴とする。
【0009】また、請求項2の発明では、図1〜図3の
実施の形態1に示すように、上記緩衝部材9は、上記ス
イッチ素子7A又は該スイッチ素子7Aを作動させる動
力伝達部材と対向する上記障害物感知体6上の定位置に
設けた弾性体であることを特徴としている。この弾性体
は、板バネ、コイルバネ又はスポンジ状のクッション体
により構成することができる。また、スイッチ素子7A
と緩衝部材9の間、又は緩衝部材9と障害物感知体6と
の間に、障害物感知体6の上下動を緩衝部材9を介して
スイッチ素子7Aに伝達させるためのレバー部材、回転
部材等の動力伝達部材を介設させるようにしてもよい。
【0010】このような上記請求項1及び2の障害物感
知装置によれば、シャッターカーテン2の降下途中に、
その下縁が障害物Xに当たると、この障害物Xによって
障害物感知体6を座板本体5に対して押し上げ、緩衝部
材9を介して接触形センサ7のスイッチ素子7Aを押圧
作動させる。すると、この接触形センサ7又はこれに接
続される信号発生器から、有線又は光信号等の無線によ
り、上方のシャッターケース側に障害物検知信号が発信
され、シャッター駆動モータが停止若しくは停止後反転
して、シャッターカーテン2の降下が停止する。この時
の上記スイッチ素子7Aの押圧作動後シャッターカーテ
ン2の降下が停止する時間ずれの間のシャッターカーテ
ン2の降下長さ分、緩衝部材9が上下方向に変形し、障
害物Xにはシャッターの荷重が負荷されない。
【0011】請求項3の発明では、図4の実施の形態2
に示すように、上記緩衝部材109は、少なくとも前後
片109A,109B(又は左右片)が弾性体により形
成される中空三角形状又は逆V形状の部材よりなり、そ
の底部の前後(又は左右)が上記障害物感知体6上面の
前後(又は左右)に保持されるとともに、その頂部が上
記スイッチ素子7A又は該スイッチ素子を作動させる動
力伝達部材11,10と対向していることを特徴として
いる。
【0012】上記請求項3の障害物感知装置によれば、
障害物Xが、シャッターカーテン2の直下のある時のみ
ならず、前側又は後側(あるいは左右側)に偏ってある
ときにも、緩衝部材109の前片109A又は後片10
9B(右片又は左片)が弾性変形してシャッターカーテ
ン2の降下長さ分を吸収する。
【0013】請求項4の発明では、図5の実施の形態3
に示すように、緩衝部材209が、障害物感知体6の下
面に形成されている。
【0014】この請求項4の障害物感知装置によれば、
緩衝部材209が障害物に当たると、この障害物によっ
てこの緩衝部材209とともに障害物感知体6を押し上
げて、スイッチ素子7Aを動作させ、座板本体5に対す
る障害物感知体6の上昇過程において、このスイッチ素
子7Aの動作後、緩衝部材209が撓み、これにより障
害物感知体6の上昇を許容する。
【0015】また、請求項5の障害物感知装置では、図
8の実施の形態4に示すように、シャッターカーテン2
の下縁に位置する座板本体5の下面に該座板本体5に対
して上下動自在として障害物感知体6を設け、該障害物
感知体6が障害物Xを感知して座板本体5に対して上動
した時に接触形センサ7のスイッチ素子7Aを作動させ
ることにより障害物感知信号を出力してシャッターカー
テン2の降下を停止させるようにしたシャッターの障害
物感知装置において、上記座板本体5と上記接触形セン
サ7との間に上下方向に弾性変形する緩衝部材9を介設
し、上記座板本体5に対する上記障害物感知体6の上動
過程において、上記緩衝部材9の上下方向の弾性変形に
より、上記スイッチ素子7Aの作動後に上記障害物感知
体6の上記座板本体5に対する上動を許容するように構
成したことを特徴としている。
【0016】なお、上記いずれの障害物感知装置には、
上記障害物感知体6と緩衝部材9,109の間、緩衝部
材9,109とスイッチ素子7Aの間、若しくはその双
方の間に、障害物感知体6の動作をスイッチ素子7Aに
伝達させる動力伝達部材10,11を介設させる構成と
してもよい。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明のシャッターの障害物感知
装置は、建物の開口部に配設される電動シャッター1に
設けられる。この電動シャッター1は、図1に示すよう
に、スラット式のシャッターカーテン2が、家屋の開口
部の上縁に設けたシャッターケース3内に収納され、そ
の開口部の左右両側に設けたガイドレール4に沿って昇
降し、上記開口部の開閉を行うように構成されている。
【0018】以下、本発明のシャッターの障害物感知装
置を、その実施の形態毎に、図を参照して具体的に説明
する。
【0019】実施の形態1(図1〜図3参照):この実
施の形態1のシャッターの障害物感知装置は、図2に示
されるように、シャッターカーテン2の最下縁にある座
板本体5に装備される。即ち、座板本体5は、下側が開
放された略溝形断面の部材で構成されており、下縁内側
には、突起状の吊持部5A,5Aが形成されており、そ
の開放部分に嵌合した状態で、座板本体5の下側には、
障害物感知体6が上下動自在に吊設されている。障害物
感知部材6は、上側が開放された略溝形断面の部材で構
成されており、上縁外側には、吊持部5A,5Aで支持
される突起状の係合部6A,6Aが形成されている。
【0020】また、座板本体5の内部には、マイクロス
イッチよりなる接触形センサ7が装着されており、その
スイッチ素子7Aは、下側に突出配置されている。この
接触形センサ7には、先端にコロ8Aを付けたスイッチ
レバー8が装備してあり、これに対応し、接離する形
で、障害物感知体6には、板ばねなどの弾性部材で構成
された緩衝部材9が装着されており、これを介して、障
害物感知体6が接触形センサのスイッチ素子7Aに対応
し、関連している。なお、この座板本体5の内部には、
図2に示すように、スイッチ素子7Aに接続される配線
を収容する断面略L字形状の突片よりなるガイド溝14
が形成されている。
【0021】また、緩衝部材9は、この実施例では、図
2に示すように、基部が障害物感知体6の上面に固定さ
れた板バネよりなり、その傾斜上辺の水平自由端がスイ
ッチ素子7Aに対面している。
【0022】なお、緩衝部材9は、スイッチレバー8の
コロ8Aを押し上げて、スイッチ素子7Aを間接的にス
イッチング動作するが(図2を参照)、その後の撓み代
は、座板本体5に対する障害物感知体6の上昇過程にお
いて、スイッチ素子7Aの動作後、シャッターカーテン
2の降下が停止する時間ズレの間、緩衝部材9の撓みに
よって、障害物感知体6の上昇を許容するように設定さ
れている(図3を参照)。
【0023】このため、座板本体5が障害物に乗り上げ
たことを検知してからシャッターカーテン2の降下が終
了するまでの時間、シャッターカーテン2が降下を続け
ても、上記障害物にシャッターカーテン2の荷重が負荷
されない。
【0024】なお、上述した実施の形態1では、緩衝部
材9を板ばねで構成した例について述べたが、クッショ
ン材や筒状部材、また図6に示すような、コイルばねで
構成してもよい。
【0025】この緩衝部材9をコイルばねにて構成する
場合は、図6に示すように、円錐コイルばねで構成さ
せ、大径側を障害物感知体6に装着させ、小径側をスイ
ッチ素子7Aに接離させるように対向させる構造とす
る。このような構造によれば、図6(A)〜(C)に示
すように、障害物Xによって障害物感知体6が座板本体
5に対して上昇する際に、コイルばねの各径部分が渦巻
き状に圧縮されることとなり、すなわち、座板本体5が
障害物に乗り上げたことを検知してからシャッターカー
テン2の降下が終了するまでの時間、シャッターカーテ
ン2が降下を続けても、上記障害物Xにシャッターカー
テン2の荷重が負荷されないこととなる。
【0026】また、上述した実施の形態1では、接触形
センサ7を垂直に座板本体5内に配設した例について述
べたが、図7に示すように、斜めに配設してもよい。こ
の場合、障害物感知体6の上昇を、接触形センサ7のス
イッチ素子7Aに伝達するために、座板本体5内にて揺
動自在となる動力伝達部材10を配設させる。
【0027】また、接触形センサ7を取り付けるための
ブラケット15は、断面略コ字状に形成され、このブラ
ケット15の内側に接触形センサ7の配線が沿わされる
よう構成され、すなわち、配線スペースと接触形センサ
7の取り付けを兼用させるようになっている。そして、
このような構造によれば、接触形センサ7の配線が座板
本体5内にて図7に示す動力伝達部材10などに干渉し
ないようになり、その動作の信頼性を向上でき、また、
座板本体5の内部をデッドスペースの少ない配置位置で
構成でき、座板本体5を小型化することができる。
【0028】実施の形態2(図4参照):また、本発明
の別の実施の形態として、図4に示すような構成を採用
することができる。ここでは、座板本体5内に第1およ
び第2の動力伝達部材10および11が装備されてお
り、また、緩衝部材109には、略三角断面の中空の弾
性部材が用いられて、その下端部は、障害物感知体6に
装着されている。
【0029】緩衝部材109は、少なくとも前後片10
9A,109Bが弾性体により形成され、底片109C
の前後と頂部に突起109Dが突設され、底片109C
前後の突起109Dが障害物感知体6の内底面の前後に
形成された凹部内に回転自在に係合されている。
【0030】第1の動力伝達部材10は、円筒状の枢動
部10Aと、座板本体5に設けられた接触形センサ7、
例えば、送信機のオン・オフ用のスイッチ素子(アクチ
ュエータ)7Aに対応するレバー部10Bとを具備して
おり、座板本体5内に形成した支持部5Bに、その枢動
部10Aを回動自在に支持している。
【0031】また、第2の動力伝達部材11は、一端部
を座板本体5内の支持部5Cに支持したレバーであり、
障害物感知体6が障害物Xで押し上げられる時、緩衝部
材109を介して、動力伝達部材10のレバー部10B
に形成した脚部10Cを、押し上げる働きをする、ま
た、第2の動力伝達部材11の下部中央には、緩衝部材
109の頂部の突起109Dを回動自在に吊持する凹部
を有している。
【0032】従って、障害物感知体6が障害物Xに接触
すると、緩衝部材109は、先ず、図4の(A)および
(B)に示すように、各動力伝達部材10、11を押し
上げて、スイッチ素子7Aを間接的にスイッチング動作
するが、その後の撓み代で、座板本体5に対する障害物
感知体6の上昇過程において、スイッチ素子7Aの動作
後、シャッターカーテン2の降下が停止する時間ズレの
間、図4の(C)に示すように、その撓みによって、障
害物感知体6の上昇を許容する。
【0033】このため、座板本体5が障害物Xに乗り上
げたことを検知してからシャッターカーテン2の降下が
終了するまでの時間、シャッターカーテン2が降下を続
けても、上記障害物Xにシャッターカーテン2の荷重が
負荷されない。
【0034】上記実施の形態2に用いる接触形センサ7
は、スイッチ素子7Aの動作により、シャッターケース
側に光信号等の無線による障害物検知信号を発信する送
信機により構成されている。
【0035】なお、上述した実施の形態2の緩衝部材1
09は、底片のない逆V形であってもよい。さらに、緩
衝部材109は、障害物感知体6の幅方向に略全通する
形状であってもよく、小幅の複数の緩衝部材109が間
隔をおいて設けられた形状でもよい。さらに、上記前後
片109A,109Bは、左右に形成される左右片であ
ってもよい。
【0036】実施の形態3(図5参照):また、本発明
の更に別の実施の形態として、図5に示すような構成を
採用することができる。ここでは、座板本体5の下側
に、緩衝部材209を備えた障害物感知体6を設け、障
害物感知体6を接触形センサ7のスイッチ素子7Aに直
接的に対応させ、座板本体5に対する障害物感知体6の
上昇過程において、スイッチ素子7Aの動作後、シャッ
ターカーテン2の降下が停止する時間ズレの間、緩衝部
材209によって、障害物感知体6の上昇を許容するよ
うに構成している。緩衝部材209は、弾性チューブに
より形成されているが、クッション材等により形成する
ことができる。
【0037】この場合も、緩衝部材209が障害物Xに
接触すると、緩衝部材209は、先ず、障害物感知体6
を押し上げて、スイッチ素子7Aをスイッチング動作す
るが、その後の撓み代で、座板本体5に対する障害物感
知体6の上昇過程において、スイッチ素子7Aの動作
後、シャッターカーテン2の降下が停止する時間ズレの
間、その撓みによって、障害物感知体6の上昇を許容す
る。
【0038】このため、座板本体5が障害物Xに乗り上
げたことを検知してからシャッターカーテン2の降下が
終了するまでの時間、シャッターカーテン2が降下を続
けても、上記障害物Xにシャッターカーテン2の荷重が
負荷されない。
【0039】実施の形態4(図8参照):この実施の形
態4は、図8に示すように、障害物感知体6の上面にコ
字状ブラケット16を設け、このコ字状ブラケット16
に、マイクロスイッチなどよりなる接触形センサ7と板
ばねよりなる緩衝部材9とを配設したものであり、図8
(B)に示すように、接触形センサ7のスイッチ素子7
Aが上方に突出して設けられ、また、緩衝部材9はこの
スイッチ素子7Aに接離する形で、コ字状ブラケット1
6に固設され、かつその緩衝部材9が上方に延出し座板
本体5の内面に対向するようになっている。
【0040】そして、この場合においては、障害物感知
体6が障害物に接触すると、障害物感知体6は緩衝部材
9と接触形センサ7とともに上昇し、緩衝部材9の撓み
がスイッチ素子7Aをスイッチング動作するが、その後
の撓み代で、座板本体5に対する障害物感知体6の上昇
過程において、スイッチ素子7Aの動作後、シャッター
カーテン2の降下が停止する時間ズレの間、その撓みに
よって、障害物感知体6の上昇を許容する。
【0041】このため、座板本体5が障害物に乗り上げ
たことを検知してからシャッターカーテン2の降下が終
了するまでの時間、シャッターカーテン2が降下を続け
ても、上記障害物にシャッターカーテン2の荷重が負荷
されないこととなる。
【0042】なお、上記実施の形態4の他の構造として
は、図9に示すように、障害物感知体6にコ字状ブラケ
ット16を介して、スイッチ素子7Aが上向きとされて
接触形センサ7を設け、座板本体5の内部にコイルばね
よりなる緩衝部材9が吊下状態に配設され、スイッチ素
子7Aと緩衝部材9が接離する形で対向して構成される
構造としてもよい。
【0043】また、図10に示すように、座板本体5の
内部にコイルばねよりなる緩衝部材9を吊下状態で配設
するとともに、この緩衝部材9の下端にブラケット17
を介してマイクロスイッチよりなる接触形センサ7をス
イッチ素子7Aが下向きとなるように設け、すなわち、
スイッチ素子7Aが垂下方向となり、障害物感知体6と
接離する対向状態となって緩衝部材9を介して懸垂状態
とする構造としてもよい。
【0044】
【発明の効果】本発明は、以上詳述したようになり、シ
ャッターカーテンの下縁に位置する座板本体が障害物に
接した際に接触形センサを作動して、シャッターの停止
信号を出力するようにしたシャッターの障害物感知装置
において、上記座板本体の下側には、障害物感知体を設
け、緩衝部材を介して、上記障害物感知体を上記接触形
センサのスイッチ素子に対応させ、上記座板本体に対す
る上記障害物感知体の上昇過程において、上記スイッチ
素子の動作後、シャッターカーテンの降下が停止する時
間ズレの間、緩衝部材によって、上記障害物感知体の座
板本体に対する上昇を許容するように構成している。
【0045】また、緩衝部材を備えた障害物感知体を設
け、上記障害物感知体を上記接触形センサのスイッチ素
子に対応させ、上記座板本体に対する上記障害物感知体
の上昇過程において、上記スイッチ素子の動作後、シャ
ッターカーテンの降下が停止する時間ズレの間、緩衝部
材によって、上記障害物感知体の座板本体に対する上昇
を許容するように構成している。
【0046】従って、シャッターカーテン降下時に障害
物があった場合、この障害物を検知してからシャッター
カーテンを停止させるまでに生じる時間的ズレに対し
て、緩衝部材が上下方向に弾性変形することによって、
座板本体に対する障害物感知体の上動ストロークを発生
させ、これにより障害物に対してシャッターカーテンの
荷重が負荷されないようにすることができる効果が得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の障害物感知装置が備えられる電動式シ
ャッター装置の概略斜視図
【図2】(A)本発明の障害物感知装置の実施の形態1
を示す縦断側面図 (B)同要部の正面図
【図3】(A)同障害物感知装置における動作を示す縦
断側面図 (B)同要部の正面図
【図4】(A)本発明の実施の形態2を示す縦断側面図 (B)本発明の実施の形態2を示す縦断側面図 (C)本発明の実施の形態2を示す縦断側面図
【図5】本発明の実施の形態3を示す概略縦断側面図
【図6】(A)他の実施の形態の縦断側面図 (B)他の実施の形態の縦断側面図 (C)他の実施の形態の縦断側面図
【図7】他の実施の形態の縦断側面図
【図8】(A)本発明の実施の形態4を示す概略縦断側
面図 (B)同概略正断面図
【図9】他の実施の形態の縦断側面図
【図10】他の実施の形態の縦断側面図
【図11】従来例の概略縦断側面図
【符号の説明】
1…シャッター 2…シャッターカーテン 3…シャッターケース 4…ガイドレール 5…座板本体 6…障害物感知体 7…接触形センサ 7A…スイッチ素子 9,109,209…緩衝部材 10,11…動力伝達部材

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シャッターカーテンの下縁に位置する座
    板本体の下面に該座板本体に対して上下動自在として障
    害物感知体を設け、該障害物感知体が障害物を感知して
    座板本体に対して上動した時に接触形センサのスイッチ
    素子を作動させることにより障害物感知信号を出力して
    シャッターカーテンの降下を停止させるようにしたシャ
    ッターの障害物感知装置において、上記障害物感知体と
    上記接触形センサのスイッチ素子との間に上下方向に弾
    性変形する緩衝部材を介設し、上記座板本体に対する上
    記障害物感知体の上動過程において、上記緩衝部材の上
    下方向の弾性変形により、上記スイッチ素子の作動後に
    上記障害物感知体の上記座板本体に対する上動を許容す
    るように構成したことを特徴とするシャッターの障害物
    感知装置。
  2. 【請求項2】 上記緩衝部材は、上記スイッチ素子と対
    向する上記障害物感知体上の定位置に設けた弾性体であ
    ることを特徴とする請求項1に記載のシャッターの障害
    物感知装置。
  3. 【請求項3】 上記緩衝部材は、少なくとも前後片又は
    左右片が弾性体により形成される中空三角形状又は逆V
    形状の部材よりなり、その底部の前後又は左右が上記障
    害物感知体上の前後又は左右に保持されるとともにその
    頂部が上記スイッチ素子又は該スイッチ素子を作動させ
    る動力伝達部材と対向していることを特徴とする請求項
    1に記載のシャッターの障害物感知装置。
  4. 【請求項4】 シャッターカーテンの下縁に位置する座
    板本体の下面に該座板本体に対して上下動自在として障
    害物感知体を設け、該障害物感知体が障害物を感知して
    座板本体に対して上動した時に接触形センサのスイッチ
    素子を作動させることにより障害物感知信号を出力して
    シャッターカーテンの降下を停止させるようにしたシャ
    ッターの障害物感知装置において、上記障害物感知体の
    下面に緩衝部材を固設し、上記座板本体に対する上記障
    害物感知体の上動過程において、上記緩衝部材の上下方
    向の弾性変形により、上記スイッチ素子の作動後に上記
    障害物感知体の上記座板本体に対する上動を許容するよ
    うに構成したことを特徴とするシャッターの障害物感知
    装置。
  5. 【請求項5】 シャッターカーテンの下縁に位置する座
    板本体の下面に該座板本体に対して上下動自在として障
    害物感知体を設け、該障害物感知体が障害物を感知して
    座板本体に対して上動した時に接触形センサのスイッチ
    素子を作動させることにより障害物感知信号を出力して
    シャッターカーテンの降下を停止させるようにしたシャ
    ッターの障害物感知装置において、上記座板本体と上記
    接触形センサとの間に上下方向に弾性変形する緩衝部材
    を介設し、上記座板本体に対する上記障害物感知体の上
    動過程において、上記緩衝部材の上下方向の弾性変形に
    より、上記スイッチ素子の作動後に上記障害物感知体の
    上記座板本体に対する上動を許容するように構成したこ
    とを特徴とするシャッターの障害物感知装置。
  6. 【請求項6】 上記障害物感知体と緩衝部材の間、緩衝
    部材とスイッチ素子の間、若しくはその双方の間に、障
    害物感知体の動作をスイッチ素子に伝達させる動力伝達
    部材を介設させたことを特徴とする請求項1〜5のいず
    れか1つに記載のシャッターの障害物感知装置。
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