JP4629192B2 - トリミング回路、調整回路及び半導体装置 - Google Patents

トリミング回路、調整回路及び半導体装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体集積回路の特性調整等の目的のために電気的に切断されるヒューズを備えたトリミング回路、及びそれにより被調整素子に並列接続されたスイッチ回路がオンオフ制御される調整回路に関するものである。
【0002】
半導体集積回路の製造において、出荷前にその電気的特性を規格範囲内に調整することが行われている。この調整により、特性のバラツキが除去されて高精度な半導体集積回路が実現される。この調整は、ヒューズ素子を切断するトリミング回路により行われる。
【0003】
ヒューズ素子の切断には、レーザ装置による方法と、電気的方法がある。レーザ装置による方法では、その装置が大きく、あまり一般的とはいえない。電気的方法は、ヒューズ素子に電流又は電圧を印加して切断するため、容易に実現できる。
【0004】
トリミング回路において、ヒューズ素子を切断した後の半導体集積回路の特性は、ヒューズ素子の切断前にあらかじめ確認することができず、誤ったヒューズを切断した場合、その製品は不良品となってしまう。そのため、ヒューズ素子を切断する以前に切断の手順及び測定方法には特別に細心の注意を払う必要がある。
【0005】
従って、トリミング回路には、ヒューズ切断前に半導体集積回路の特性を容易に確認することを可能にする要望がある。それは、ヒューズ素子の仮想切断により実現される。仮想切断は、ヒューズ素子にトランジスタを直列に接続し、そのトランジスタをオン/オフ制御することで、ヒューズ素子を実質的な未切断状態/切断状態を実現する。これにより、実質的な切断状態における半導体集積回路の特性の測定を容易にするとともに、切断するヒューズ素子の特定を確実にしている。
【0006】
【従来の技術】
従来のポリシリコンにより形成されるヒューズ素子(以下、ポリヒューズという)を用いたトリミング回路においては、仮想切断を可能とするには、N個のポリヒューズに対して2×N個のトリミング端子と、ポリヒューズの仮想切断を制御するためにそれに直列接続されたトランジスタ及びそのトランジスタの制御信号を供給するコントロール端子を含んでいる。トリミング端子及びコントロール端子は半導体集積回路のチップと外部引出し線又はバンプ等とを接続するためにチップ上に形成された電極(パッド)である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、ポリヒューズに直列接続されたトランジスタには、他のポリヒューズを切断するための高電圧又は大電流が加わる。そのため、トランジスタには、高電圧又は大電流に耐えうる特性を持つものが用いられる。このようなトランジスタは、占有面積が大きい。
【0008】
そして、特性を微調整して製品の品質を上げるためにポリヒューズの個数を増やすと、トリミング時しか必要のないトリミング端子が占める面積の増大と、ポリヒューズの切断を制御するトランジスタの面積が多くなり、チップサイズを増大させるという問題を生じていた。
【0009】
本発明は上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的はヒューズ素子の仮想切断を可能にすると共に、ヒューズ素子の増加に伴う占有面積の増大を抑えることのできるトリミング回路、及びそれを用いた調整回路を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1及び3〜6に記載の発明によれば、トリミング素子は第1及び第2電源のうちの少なくとも一方と抵抗との間に接続されたトリミング素子に対して、抵抗バイパス回路は、仮想切断時には制御信号に応答してトリミング素子を非切断状態に保持し、通常切断時には制御信号及びデータ信号に基づいてトリミング素子の両端に第1及び第2電源を供給して該トリミング素子を切断する。出力切替回路は通常使用時にはトリミング素子の切断又は非切断に応じた出力信号を出力し、仮想切断時にはデータ信号に基づく出力信号を出力する。
【0011】
請求項2に記載の発明によれば、トリミング素子は第1及び第2電源のうちの少なくとも一方と抵抗との間に接続され、抵抗バイパス回路は、仮想短絡時には制御信号に基づいてトリミング素子を非短絡状態に保持し、通常短絡時には制御信号及びデータ信号に基づいてトリミング素子の両端に第1及び第2電源を供給して該トリミング素子を短絡する。出力切替回路は通常使用時にはトリミング素子の短絡又は非短絡に応じた出力信号を出力し、仮想短絡時にはデータ信号に基づく出力信号を出力する。
【0012】
請求項7〜9に記載の発明は、2つの端子間に接続された複数の被調整素子と、複数の被調整素子のそれぞれに並列接続された複数のスイッチ回路と、複数のスイッチ回路のそれぞれに対応して設けられた請求項1又は2に記載の複数のトリミング回路とを備え、前記複数のトリミング回路は、それぞれに対応する複数のデータ信号と共通の前記制御信号に応答して動作する。従って、N個の被調整素子(トリミング素子)に対してN+1個の外部端子(パッド)を設ければよい。
【0013】
また、請求項8及び9に記載の発明のように、外部端子から供給されるシリアル信号を前記複数のデータ信号に変換するシリアル−パラレル変換回路を備えることで、2個の外部端子(パッド)を設けるだけで済む。
【0014】
【発明の実施の形態】
(第一実施形態)
以下、本発明を具体化した第一実施形態を図1及び図2に従って説明する。
【0015】
図1は、本実施形態の調整回路11の回路図である。
調整回路11は、内部端子T1,T2間の抵抗値を調整する抵抗調整回路である。調整回路11は、内部端子T1,T2間に直列接続された複数(本実施形態では3つ)の被調整素子としての抵抗R1,R2,R3の両端を適宜短絡させ、両端子T1,T2間の実質的な抵抗値を調整する。内部端子T1,T2は、例えば、半導体集積回路装置の基準電圧を生成する回路に接続されており、基準電圧は、両端子T1,T2間の調整された抵抗値に対応する。これにより、半導体集積回路装置の電気的特性が出荷前に調整される。
【0016】
尚、内部端子T1,T2間に接続する抵抗の抵抗値,素子数,接続形態(直列,並列,直並列)は、内部端子T1,T2間の実質的な抵抗値,調整範囲,調整ステップ等に基づいて適宜変更されてもよい。
【0017】
調整回路11は、被調整素子の数に対応する3つのスイッチ回路としてのトランジスタTr1,Tr2,Tr3、及びその数に対応する3つのトリミング回路12,13,14を含む。
【0018】
トランジスタTr1〜Tr3はNチャネルMOSトランジスタよりなり、抵抗R1〜R3に並列に接続されている。各トランジスタTr1〜Tr3は、それぞれのゲートに供給されるトリミング回路12〜14の出力信号Out1,Out2,Out3に応答してオン又はオフする。尚、トランジスタTr1〜Tr3にPチャネルMOSトランジスタ,バイポーラトランジスタを用いても良い。また、並列接続したNチャネルMOSトランジスタ及びPチャネルMOSトランジスタによりスイッチ回路を構成しても良い。
【0019】
各トリミング回路12,13,14は、それぞれに対応するトリミング端子TT1,TT2,TT3に接続され、それら端子TT1〜TT3を介して仮想切断のための仮想切断データ信号(以下、単にデータ信号という)D1,D2,D3が供給される。また、各トリミング回路12〜14は共通のコントロール端子TCに接続され、その端子TCを介して制御信号Cntが供給されている。各端子TT1〜TT3,TCにはプルダウン抵抗R11,R12,R13,Rcが接続されている。
【0020】
トリミング端子TT1〜TT3及びコントロール端子TCはチップ上に形成された電極(パッド)である。このように、本実施形態の調整回路11では、N個の被調整素子に対してN+1個のパッドしか必要としない。
【0021】
図2は、本実施形態の第1トリミング回路12の回路図である。尚、第2及び第3トリミング回路13,14の構成は第1トリミング回路12のそれと実質的に同じであるため、図面及び構成の説明を省略する。
【0022】
トリミング回路12は、抵抗R21、溶断型トリミング素子としてのヒューズ素子F1、抵抗バイパス回路21及び出力切替回路22を含む。抵抗R21及びヒューズ素子F1は第1電源Vccと第2電源(本実施形態ではグランド)GNDの間に直列に接続されている。詳しくは、抵抗R21の第1端子は第1電源Vccに接続され、抵抗R21の第2端子はヒューズ素子F1の第1端子に接続され、ヒューズ素子F1の第2端子は第2電源GNDに接続されている。
【0023】
第1電源Vccとヒューズ素子F1との間には抵抗バイパス回路21が接続されている。抵抗バイパス回路21は抵抗R1に流れる電流をバイパスすることでヒューズ素子F1の両端にそれの切断電圧(又は切断電流)以上の電圧を印加することで、該素子F1を切断するために設けられている。
【0024】
抵抗バイパス回路21はPチャネルMOSトランジスタTP1とNAND回路23を含む。2入力素子であるNAND回路23は、入力端子にデータ信号D1と制御信号Cntが入力され、出力端子がトランジスタTP1のゲートに接続されている。トランジスタTP1はソースが第1電源Vccに接続され、ドレインがヒューズ素子F1に接続されている。従って、抵抗バイパス回路21は、Hレベルのデータ信号D1及び制御信号Cntに応答してトランジスタTP1をオンし、それによりヒューズ素子F1両端の電位差を第1電源Vccと第2電源GNDの電位差とする。
【0025】
出力切替回路22は本実施形態では2入力NOR回路から構成されている。出力切替回路22は第1入力端子にデータ信号D1が入力され、第2入力端子は抵抗R21とヒューズ素子F1との間のノードN1に接続され、出力端子から出力信号Out1を出力する。ヒューズ素子F1が切断されていない時にノードN1の電位が第2電源GNDレベル(Lレベル)であるため、出力切替回路22はデータ信号D1の反転レベルを持つ信号Out1を出力する。一方、ヒューズ素子F1が切断された時にノードN1の電位が第1電源Vccレベル(Hレベル)であるため、出力切替回路22はLレベルの信号Out1を出力する。
【0026】
このように構成されたトリミング回路12は、Hレベルのデータ信号D1及び制御信号Cntが供給されると、それにより抵抗バイパス回路21のトランジスタTP1にLレベルの信号が印加され、該トランジスタTP1がオンする。これにより、ヒューズ素子F1が第1及び第2電源Vcc,GND間に接続され、流れる電流によりヒューズF1が切断される。すると、トリミング回路12は、Lレベルの信号Out1を出力し、それにより図1のトランジスタTr1がオフし、抵抗R1の両端は短絡されない。
【0027】
一方、Lレベルの制御信号Cntが供給されると、トリミング回路12は、抵抗バイパス回路21のトランジスタTP1がオフし、未切断のヒューズ素子F1により出力切替回路22にLレベルの信号が入力されることで、第1データ信号D1の反転レベルを持つ信号Out1を出力する。これにより、図1のトランジスタTr1がオン又はオフし、抵抗R1の両端が短絡又は開放される。即ち、トランジスタTr1をオフするようにデータ信号D1を供給することで、トランジスタTr1及び抵抗R1の状態を図2のヒューズ素子F1を切断した時の状態と実質的に同一にする、即ち仮想切断を行うことができる。
【0028】
尚、コントロール端子TCがプルダウンされているため、この端子TCに何も接続しなくても、Lレベルの制御信号Cntが供給されていることと同じである。これにより、ヒューズ素子F1〜F3の誤切断を防止する。コントロール端子TCをプルダウンしないと、ノイズ等の影響によって同端子TCのレベルがトランジスタTP1がオンするまで高くなり、それによりヒューズ素子F1が切断されてしまうからである。
【0029】
次に、上記のように構成された調整回路11の作用を説明する。
[仮想切断]
第1トリミング回路12は、Lレベルの制御信号Cntに応答して抵抗バイパス回路21のトランジスタTP1がオフし、未切断のヒューズ素子F1により出力切替回路22にLレベルの信号が入力されることで、第1データ信号D1の反転レベルを持つ信号Out1を出力する。同様に、第2及び第3トリミング回路13,14は、第2及び第3データ信号D2,D3の反転レベルを持つ信号Out2,Out3を出力する。これら出力信号Out1〜Out3に応答してトランジスタTr1〜Tr3がオン・オフし、両端子T1,T2間の抵抗値は、オフしたトランジスタTr1〜Tr3が並列接続した抵抗R1〜R3の合成抵抗値となる。
【0030】
コントロール端子TCはプルダウンされているため、この端子TCに制御信号Cntを供給しなくても、Lレベルの制御信号Cntが供給されていることと同じである。従って、各トリミング端子TT1〜TT3の電位のみを制御することで各トリミング回路12〜14の仮想切断を行い、内部端子T1,T2間の実質的な抵抗値を任意に変更することができる。これにより、半導体装置が最適な動作を行うために必要な内部端子T1,T2間の抵抗値をチェックできることになる。
【0031】
[通常切断]
上記の[仮想切断]により得た結果に基づいて、Hレベルの制御信号Cntを第1〜第3トリミング回路12〜14に供給し、各トリミング回路12〜14のヒューズ素子を選択的に切断する。
【0032】
1つの例として、上記の仮想切断において第1トリミング回路12にHレベルのデータ信号D1を供給し、第2及び第3トリミング回路13,14にLレベルのデータ信号D2,D3を供給している。この状態で、第1〜第3トリミング回路12〜14にHレベルの制御信号Cntを供給する。
【0033】
すると、図2の抵抗バイパス回路21を構成するトランジスタTP1は、ゲートにNAND回路23からLレベルの信号が供給されてオンする。これにより、ヒューズ素子F1に電流が流れ、それにより第1ヒューズ素子F1が切断される。一方、切断該当以外の第2及び第3トリミング回路13,14では、抵抗バイパス回路21を構成するトランジスタTP1がオフしているため、ヒューズ素子F1は切断されない。
【0034】
同様に、第2又は第3トリミング回路13,14のヒューズ素子を選択的に切断することができる。更に、複数のヒューズ素子を同時に選択的に切断する場合も上記と同様に行うことができる。
【0035】
上記のようにトリミングされた調整回路11を備えた半導体装置は、トリミング端子TT1〜TT3及びコントロール端子TCには信号が印加されない未接続端子として使用される。この場合、第1トリミング回路12はLレベルの信号Out1を出力し、第1トランジスタTr1はオフする。第2及び第3トリミング回路13,14Hレベルの信号Out2,Out3を出力し、それにより第2及び第3トランジスタTr2,Tr3はオンする。
【0036】
このようにして、調整回路11は、切断されたヒューズ素子F1に対応して抵抗R1の両端を開放し、抵抗R2,R3の両端を短絡する。これにより、内部端子T1,T2間の実効的な抵抗値が設定される。
【0037】
以上記述したように、本実施の形態によれば、以下の効果を奏する。
(1)トリミング端子TT1〜TT3及びコントロール端子TCはチップ上に形成された電極(パッド)である。このように、本実施形態の調整回路11では、N個の被調整素子に対してN+1個のパッドしか必要としない。更に、パッドの面積は素子の面積に比べて極めて大きい、即ち、1つのパッドの占有面積を持つ領域に多数の素子を形成することができる。従って、各トリミング回路12〜14に含まれるトリミング素子を切断するための複数の素子による調整回路11の占有面積増加は僅かである。これらにより、調整回路11を備えた半導体装置の面積増加を抑えることができる。
【0038】
尚、前記実施形態は、以下の態様に変更してもよい。
○上記実施形態では、トリミング素子として溶断型ヒューズ素子F1を用いたが、[仮想切断]の結果に基づいて切断可能であればどのような素子を用いて実施しても良い。
【0039】
○上記実施形態では、抵抗バイパス回路21をPMOSトランジスタTP1とNAND回路23から構成したが、トリミング素子であるヒューズ素子F1を非切断状態に保持、又は切断可能であればどのような構成に変更してもよい。
【0040】
例えば、抵抗バイパス回路をAND回路とNMOSトランジスタから構成してもよい。また、データ信号D1、制御信号Cnt及び出力信号Out1の論理に応じて、NAND回路,AND回路,NOR回路,OR回路,NPNトランジスタ,PNPトランジスタを適宜組み合わせて抵抗バイパス回路を構成してもよい。尚、出力信号Out1の論理は図1のトランジスタTr1〜Tr3のオンオフ状態の設定、及び使用するトランジスタがNMOSトランジスタかPMOSトランジスタかによっても変更されるのはいうまでもない。
【0041】
また、図3に示すようにトリミング回路12aを構成してもよい。このトリミング回路12aの抵抗バイパス回路21aは、PNPトランジスタTr11から構成されている。トランジスタTr11のエミッタにはデータ信号D1が入力され、コレクタはノードN1に接続され、ベースに制御信号Cntが印加されている。仮想切断時は、制御信号Cntをデータ信号D1以上の電位(Cnt≧D1)にすることでトランジスタTr11をオフさせ、切断時は制御信号Cntをデータ信号D1よりトランジスタTr11のベース−エミッタ電圧VBEだけ低い電位以下(Cnt≦D1−VBE)にすることでトランジスタTr11をオンさせるようにする。このように抵抗バイパス回路21aを構成することで、NAND回路23が不要となり、面積的に有利になる。この例においても、抵抗バイパス回路をPMOSトランジスタで構成してもよい。
【0042】
○上記実施形態では、各端子TT1〜TT3,TCを未接続にした場合にトランジスタTr1〜Tr3をオンさせる、即ち各トリミング回路12〜14がLレベルの制御信号Cnt及びデータ信号D1〜D3に応答してHレベルの信号Out1〜Out3を出力するように構成したが、図4に示すように構成したトリミング回路12bを用いてトランジスタTr1〜Tr3をオフさせるようにしてもよい。このトリミング回路12bは、図2のトリミング回路12の各素子を第1電源Vccと第2電源GNDとを入替えて接続するとともにAND回路からなる出力切替回路24を用いている。このトリミング回路12bは、Lレベルの制御信号Cnt及びデータ信号D1に応答してHレベルの信号Out1を出力し、ヒューズ素子F1が切断されると常にLレベルの信号Out1を出力する。
【0043】
また、図1のトランジスタTr1〜Tr3のオンオフ状態又はNMOSトランジスタかPMOSトランジスタかによって、図5に示すように、NAND回路からなる出力切替回路25を備えたトリミング回路12cに具体化して実施してもよい。
【0044】
更には、図3の構成に対応して、図6に示すように、NPNトランジスタTr12からなる抵抗バイパス回路21bを備えたトリミング回路12dに具体化して実施してもよい。この場合、仮想切断時は、制御信号Cntをデータ信号D1以下の電位(Cnt≦D1)にすることでトランジスタTr12をオフさせ、切断時は制御信号Cntをデータ信号D1よりトランジスタTr12のベース−エミッタ電圧VBEだけ高い電位以上(Cnt≧D1+VBE)にすることでトランジスタTr12をオンさせるようにする。このように抵抗バイパス回路21aを構成することで、NAND回路23が不要となり、NPNトランジスタの方がPNPトランジスタよりも少ない面積で形成できるため、面積的に有利になる。この例においても、抵抗バイパス回路をNMOSトランジスタで構成してもよい。
【0045】
○上記実施形態では、第1及び第2電源Vcc,GNDの供給により切断される溶断型トリミング素子(切断素子)を用いたが、第1及び第2電源Vcc,GNDの供給により短絡する短絡型トリミング素子(短絡素子)、例えば図7に示すように、ダイオード(ZAP)Z1等を用いて実施してもよい。この場合、図2のNOR回路からなる出力切替回路22に替えてNAND回路からなる出力切替回路24を用いる。これにより、トリミング回路12eは、非短絡のトリミング素子によりデータ信号D1を反転した信号Out1を出力し、短絡させたトリミング素子により常にHレベルの信号Out1を出力する。もちろん、このダイオードZ1等の短絡素子を図3〜図6のトリミング回路12b〜12dに用いて実施しても良い。
【0046】
○上記実施形態では、抵抗バイパス回路21を構成するトランジスタTP1のソースを第1電源Vccに接続したが、そのソース電位を変更可能に構成してもよい。例えば、図8に示すトリミング回路12fは、トランジスタTP1のソースを第3電源Vcc2に接続している。そして、この第3電源Vcc2の電位を切断時に第1電源Vcc以上(Vcc2≧Vcc)に制御することで、ヒューズ素子F1の切断を容易にする。
【0047】
○上記実施形態は、正論理のデータ信号D1〜D3及び制御信号Cntに対応してプルダイン抵抗R11〜R13,Rcを設けたが、各信号D1〜D3,Cntを負論理としてプルアップ抵抗を設けて実施してもよい。
【0048】
(第二実施形態)
次に、本発明を具体化した第二実施形態を図9及び図10に従って説明する。
尚、説明の便宜上、第一実施形態と同様の構成については同一の符号を付してその説明を一部省略する。
【0049】
図9は、本実施形態の調整回路31の回路図である。
調整回路31は、内部端子T1,T2間に直列接続された複数の被調整素子としての抵抗R1〜R3の両端を短絡又は開放させるスイッチ回路としてのトランジスタTr1〜Tr3、その数に対応するトリミング回路32,33,34、及びインバータ回路35を含む。
【0050】
各トリミング回路32〜34にはそれぞれトリミング端子TT1〜TT3を介してデータ信号D1〜D3が供給される。また、全てのトリミング回路32〜34には、コントロール端子TCを介して制御信号Cntが供給されるとともに、その制御信号Cntをインバータ回路35により論理反転した反転制御信号/Cntが供給される。各トリミング回路32〜34は、データ信号D1〜D3、制御信号Cnt及び反転制御信号/Cntと、内蔵したトリミング素子の状態に基づくレベルを持つ信号Out1〜Out3をトランジスタTr1〜Tr3のゲートに供給する。
【0051】
図10は、本実施形態の第1トリミング回路32の回路図である。尚、第2及び第3トリミング回路33,34の構成は第1トリミング回路32のそれと実質的に同じであるため、図面及び構成の説明を省略する。
【0052】
トリミング回路32は、抵抗R21、溶断型のトリミング素子としての第1及び第2ヒューズ素子F1,F2、第1及び第2抵抗バイパス回路41,42及び出力切替回路43を含む。第1電源Vccと第2電源(本実施形態ではグランド)GNDの間には、第1ヒューズ素子F1,抵抗R21,第2ヒューズ素子F2の順番に直列接続されている。
【0053】
抵抗R21の第1電源Vcc側端子と第2電源GNDとの間、即ち第1ヒューズ素子F1と第2電源GNDとの間には第1抵抗バイパス回路41が接続されている。抵抗R21の第2電源GND側端子と第1電源Vccとの間、即ち第2ヒューズ素子F2と第1電源Vccとの間には第2抵抗バイパス回路42が接続されている。
【0054】
第1抵抗バイパス回路41は第1ヒューズ素子F1をトリミング(切断)するために設けられ、第2抵抗バイパス回路42は第2ヒューズ素子F2をトリミングするために設けられている。
【0055】
第1抵抗バイパス回路41はNOR回路44とNチャネルMOSトランジスタTN1を含む。2入力素子であるNOR回路44は、入力端子にデータ信号D1と反転制御信号/Cntが入力され、出力端子はNMOSトランジスタTN1のゲートに接続されている。NMOSトランジスタTN1はソースが第2電源GNDに接続され、ドレインが第1ヒューズ素子F1と抵抗R21との接続点に接続されている。
【0056】
従って、第1抵抗バイパス回路41は、Lレベルのデータ信号D1及び反転制御信号/Cntに応答してトランジスタTN1をオンする。これにより、第1ヒューズ素子F1の両端に第1電源Vccと第2電源GNDが印加され、該ヒューズ素子F1が切断される。一方、第1抵抗バイパス回路41は、データ信号D1と反転制御信号/Cntのうちの少なくとも一方がHレベルの場合にトランジスタTN1をオンさせないため、第1ヒューズ素子F1は切断されない。
【0057】
第2抵抗バイパス回路42はNAND回路45とPチャネルMOSトランジスタTP1を含む。2入力素子であるNAND回路45は、入力端子にデータ信号D1と制御信号Cntが入力され、出力端子はPMOSトランジスタTP1のゲートに接続されている。PMOSトランジスタTP1はソースが第1電源Vccに接続され、ドレインが抵抗R21と第2ヒューズ素子F2との接続点に接続されている。
【0058】
従って、第2抵抗バイパス回路42は、Hレベルのデータ信号D1及び制御信号Cntに応答してトランジスタTP1をオンする。これにより、第2ヒューズ素子F2の両端に第1電源Vccと第2電源GNDが印加され、該ヒューズ素子F2が切断される。一方、第2抵抗バイパス回路42は、データ信号D1と制御信号Cntのうちの少なくとも一方がLレベルの場合にトランジスタTP1をオンさせないため、第2ヒューズ素子F2は切断されない。
【0059】
即ち、制御信号CntがHレベル(反転制御信号/CntがLレベル)の通常切断時に、データ信号D1のレベルに応じた第1又は第2抵抗バイパス回路41,42により第1又は第2ヒューズ素子F1,F2が必ず切断される。これにより、第1電源Vccと第2電源GNDの間の電流経路(第1ヒューズ素子F1−抵抗R21−第2ヒューズ素子F2)が遮断され、貫通電流が無くなる。そのため、消費電力を第一実施形態に比べて低減することが可能となる。上記第一実施形態では、ヒューズ素子F1が切断されない場合に、そのヒューズ素子F1及び抵抗R21を介して貫通電流が流れ、それにより電力が消費される。
【0060】
出力切替回路43は本実施形態では2入力NOR回路から構成されている。出力切替回路22は第1入力端子にデータ信号D1が入力され、第2入力端子は抵抗R21と第2ヒューズ素子F2との間のノードN2に接続され、出力端子から出力信号Out1を出力する。第1及び第2ヒューズ素子F1,F2が切断されていない時にノードN2の電位が第2電源GNDレベル(Lレベル)であるため、出力切替回路43はデータ信号D1の反転レベルを持つ信号Out1を出力する。一方、第1ヒューズ素子F1が切断された時にノードN2の電位が第2電源GNDレベル(Lレベル)であるが、ヒューズ素子F1の切断後は図9のトリミング端子TT1を未接続にて使用されるため、プルダウン抵抗R11により第1入力端子がLレベルとなり、出力切替回路22はLレベルの信号Out1を出力する。また、第2ヒューズ素子F2が切断された時にノードN2の電位が第1電源Vccレベル(Hレベル)であるため、出力切替回路43はLレベルの信号Out1を出力する。
【0061】
以上記述したように、本実施の形態によれば、上記実施形態の効果に加えて以下の効果を奏する。
(1)抵抗R21の両端を第1及び第2ヒューズ素子F1,F2を介してそれぞれ第1及び第2電源Vcc,GNDに接続し、仮想切断結果に基づいて第1又は第2ヒューズ素子F1,F2をトリミングするようにした。その結果、トリミング後の貫通電流を無くして消費電力を低減することができる。
【0062】
尚、前記実施形態は、以下の態様に変更してもよい。
○上記実施形態において、切断型のトリミング素子である第1又は第2ヒューズ素子F1,F2をZAP等の短絡型のトリミング素子に置換えて実施しても良い。
【0063】
例えば、図11(a)は、図10の第1ヒューズ素子F1をダイオードZ1に置換えたトリミング回路51を示す。このトリミング回路51は、ダイオードZ1及びヒューズ素子F2を同時に破壊(ヒューズ素子F2は切断、ダイオードZ1は短絡)するように構成した第1及び第2抵抗バイパス回路52,42を備える。第1抵抗バイパス回路52は、NOR回路44,NMOSトランジスタTN1と、データ信号D1を反転した信号をNOR回路44に供給するインバータ回路53を備え、これにより第2抵抗バイパス回路42のPMOSトランジスタTP1と同時にNMOSトランジスタTN1をオンオフ制御する。
【0064】
また、図11(b)は、図10の第2ヒューズ素子F2をダイオードZ1に置換えたトリミング回路54を示す。このトリミング回路54は、ヒューズ素子F1及びダイオードZ1を同時に破壊するように構成した第1及び第2抵抗バイパス回路41,55を備える。更に、トリミング回路54は、ダイオードZ1を第2電源GND側に接続したことによりデータ信号D1を反転した信号Outを出力するように図7と同様にNAND回路からなる出力切替回路57を備える。第2抵抗バイパス回路55は、NAND回路45,PMOSトランジスタTP1と、データ信号D1を反転した信号をNAND回路45に供給するインバータ回路56を備える。
【0065】
これらのように構成することで、上記実施形態と同様にトリミング後の貫通電流を無くして消費電力を低減するとともに、トリミング前の貫通電流を無くして消費電力を低減することができる。
【0066】
(第三実施形態)
次に、本発明を具体化した第三実施形態を図12に従って説明する。
尚、説明の便宜上、第一,第二実施形態と同様の構成については同一の符号を付してその説明を一部省略する。
【0067】
図12は、本実施形態のトリミング回路61の回路図である。
トリミング回路61は、抵抗R21、溶断型のトリミング素子としての第1及び第2ヒューズ素子F11,F12、第1及び第2抵抗バイパス回路62,63及び出力切替回路64を含む。第1電源Vccと第2電源(本実施形態ではグランド)GNDの間には、抵抗R21,第1ヒューズ素子F11,第2ヒューズ素子F12の順番に直列接続されている。
【0068】
即ち、抵抗R21と第2電源GNDとの間には直列に第1及び第2ヒューズ素子F11,F12が接続されている。このように接続された素子を持つトリミング回路61は、第一実施形態のトリミング回路12に比べて冗長なトリミング素子(本実施形態では第1ヒューズ素子F11が相当する)を持つ。この冗長なトリミング素子は、切断状態の信頼性を高めるために設けられている。
【0069】
溶断型のトリミング素子であるヒューズ素子は、トリミングして切断した後、再接続してしまうことがある。すると、調整回路により調整した抵抗値等が所望の値からずれてしまう。従って、冗長なトリミング素子を備え、これを[仮想切断]に基づいてトリミングする。複数のヒューズ素子の全てが再接続する確率は低いため、1つのヒューズ素子を備えたトリミング回路に比べて切断状態の信頼性が高くなる。
【0070】
このような冗長性を実現するために、第1抵抗バイパス回路62は第2ヒューズ素子F12のみを切断するように接続され、第2抵抗バイパス回路63は第1抵抗バイパス回路62と協働して第1ヒューズ素子F11を切断するように接続されている。
【0071】
詳述すると、第1抵抗バイパス回路62は第1電源Vccと第2ヒューズ素子F12との間に接続されている。第1抵抗バイパス回路62はNAND回路65とPMOSトランジスタTP1を含む。NAND回路65には第1制御信号Cnt1とデータ信号D1が入力され、出力端子はトランジスタTP1のゲートに接続されている。そのトランジスタTP1のソースは第1電源Vccに接続され、ドレインは第1及び第2ヒューズ素子F11,F12の間の接続点(ノードN11)に接続されている。第1抵抗バイパス回路62は、第1制御信号Cnt1及びデータ信号D1に応答して切断時にトランジスタTP1をオンさせてノードN11を第1電源Vccに接続する。これにより、第2ヒューズ素子F12の両端に第1及び第2電源Vcc,GNDが印加され、該第2ヒューズ素子F12が切断される。
【0072】
第2抵抗バイパス回路63は抵抗R21と第1ヒューズ素子F11との間のノードN12と第2電源GNDとの間に接続されている。第2抵抗バイパス回路63は、NAND回路66とNMOSトランジスタTN1を含む。NAND回路66には第2制御信号Cnt2とデータ信号D1が入力され、出力端子はトランジスタTN1のゲートに接続されている。そのトランジスタTN1のソースはノードN12に接続され、ドレインは第2電源GNDに接続されている。第2抵抗バイパス回路63は、第2制御信号Cnt2及びデータ信号D1に応答して切断時にトランジスタTN1をオンさせ、ノードN12を第2電源GNDに接続する。この時、第1抵抗バイパス回路62によりノードN11を第1電源Vccに接続する。これにより、第1ヒューズ素子F11の両端に第1及び第2電源Vcc,GNDが印加され、該第1ヒューズ素子F11が切断される。
【0073】
出力切替回路64は第一実施形態における出力切替回路22(図2参照)と同様に2入力NOR回路から構成されている。出力切替回路22は第1入力端子にデータ信号D1が入力され、第2入力端子はノードN12に接続され、出力端子から出力信号Out1を出力する。
【0074】
以上記述したように、本実施の形態によれば、上記第一実施形態の効果に加えて以下の効果を奏する。
(1)抵抗R21と第2電源GNDとの間に直列に第1及び第2ヒューズ素子F11,F12を接続し、第2ヒューズ素子F12を切断した後、その第2ヒューズ素子F12が再接続した場合には第1ヒューズ素子F11を切断するようにした。このように、第2ヒューズ素子F12と冗長第1ヒューズ素子F11とを設けることで、切断状態の信頼性を高めることができる。
【0075】
(第四実施形態)
次に、本発明を具体化した第四実施形態を図13に従って説明する。
尚、説明の便宜上、第一〜第三実施形態と同様の構成については同一の符号を付してその説明を一部省略する。
【0076】
図13は、本実施形態のトリミング回路71の回路図である。
このトリミング回路71は、第三実施形態と同様に、抵抗R21、溶断型のトリミング素子としての第1及び第2ヒューズ素子F11,F12、第1及び第2抵抗バイパス回路62,72及び出力切替回路64を含む。第1電源Vccと第2電源(本実施形態ではグランド)GNDの間には、抵抗R21,第1ヒューズ素子F11,第2ヒューズ素子F12の順番に直列接続されている。
【0077】
即ち、抵抗R21と第2電源GNDとの間には直列接続された第1及び第2ヒューズ素子F11,F12が接続されている。このように接続された素子を持つトリミング回路61は、第一実施形態のトリミング回路12に比べて冗長なトリミング素子(本実施形態では第1ヒューズ素子F11が相当する)を持つ。この冗長なトリミング素子は、切断状態の信頼性を高めるために設けられている。
【0078】
このような冗長性を実現するために、第1抵抗バイパス回路62は第2ヒューズ素子F12のみを切断するように接続され、第2抵抗バイパス回路72は第1抵抗バイパス回路62と協働して第1ヒューズ素子F11を切断するように接続されている。
【0079】
第2抵抗バイパス回路72は抵抗R21と第1ヒューズ素子F11との間のノードN12と第2電源GNDとの間に接続されている。第2抵抗バイパス回路72は、AND回路73とNMOSトランジスタTN1を含む。3入力素子であるAND回路73には制御信号Cntとデータ信号D1が入力されるとともにノードN11に接続され、出力端子はトランジスタTN1のゲートに接続されている。
【0080】
この様に構成されたトリミング回路71は、第1及び第2ヒューズ素子F11,F12が未切断の時、ノードN11は第2ヒューズ素子F12によりLレベルとなり、それに応答して第2抵抗バイパス回路72はデータ信号D1及び制御信号Cntのレベルに係わらずNMOSトランジスタTN1をオフさせる。
【0081】
次に、[仮想切断]結果に基づいて、第1抵抗バイパス回路62を動作させて第2ヒューズ素子F12を切断する。すると、第1及び第2ヒューズ素子F11,F12間のノードN11はHレベルとなり、これにより第2抵抗バイパス回路72はデータ信号D1及び制御信号Cntに応答してNMOSトランジスタTN1をオンさせ、第1ヒューズ素子F11を切断する。
【0082】
即ち、このトリミング回路71は、制御信号Cnt及びデータ信号D1に基づいて第2ヒューズ素子F12を切断することで、自動的に第1ヒューズ素子F11を切断する。この様に、第1及び第2ヒューズ素子F11,F12を切断することで再接続してもノードN12が第2電源GNDに接続される確率を低くし、抵抗R21と第2電源GNDとの間に1つのヒューズ素子を接続した場合に比べて切断状態の信頼性を高めている。
【0083】
以上記述したように、本実施の形態によれば、以下の効果を奏する。
(1)抵抗R21と第2電源GNDとの間に直列に第1及び第2ヒューズ素子F11,F12を接続し、両ヒューズ素子F11,F12間のノードN11を第2抵抗バイパス回路72に接続することで、第2ヒューズ素子F12を切断すると、第2抵抗バイパス回路72によって自動的に第1ヒューズ素子F11が切断される。このように、第1及び第2ヒューズ素子F11,F12を切断することで切断状態の信頼性を高めることができる。
【0084】
(第五実施形態)
次に、本発明を具体化した第五実施形態を図14に従って説明する。
尚、説明の便宜上、第一〜第四実施形態と同様の構成については同一の符号を付してその説明を一部省略する。
【0085】
図14は、本実施形態のトリミング回路81の回路図である。
トリミング回路81は、冗長性を持たせ、かつ消費電力を低減したものである。即ち、第三実施形態の構成のように、抵抗R21と第2電源GNDの間に直列接続した第1及び第2ヒューズ素子F11,F12と、抵抗R21と第1電源Vccとの間に直列接続した第3及び第4ヒューズ素子F13,F14とを含み、それらを切断するために第1〜第4抵抗バイパス回路82〜85及びインバータ回路86と、出力切替回路22とを備えている。
【0086】
第1抵抗バイパス回路82は、第1及び第2ヒューズ素子F11,F12間のノードN11と第1電源Vccの間に接続されたPMOSトランジスタTP1a、それのゲートに出力端子が接続されたNAND回路87aを含む。NAND回路87aにはデータ信号D1及び第1制御信号Cnt1が入力されている。
【0087】
第1抵抗バイパス回路82は、データ信号D1及び第1制御信号Cnt1に基づいてトランジスタTP1aをオンオフ制御する。トランジスタTP1aがオンすることでノードN11に第1電源Vccが供給され、第2ヒューズ素子F12が切断される。
【0088】
第2抵抗バイパス回路83は、抵抗R21と第1ヒューズ素子F11の間のノードN11と第2電源GNDとの間に接続されたNMOSトランジスタTN1a、それのゲートに出力端子が接続されたNOR回路88a、そのNOR回路88aに第2制御信号Cnt2を反転した信号を供給するインバータ回路89aを含む。NOR回路88aにはデータ信号D1を反転した信号が入力されている。
【0089】
第2抵抗バイパス回路83は、データ信号D1及び第2制御信号Cnt2に基づいてトランジスタTN1aをオンオフ制御する。トランジスタTN1aがオンすることでノードN12に第2電源GNDが供給されるとともに第1抵抗バイパス回路82によりノードN11に第1電源Vccが供給され、第1ヒューズ素子F11が切断される。
【0090】
第3抵抗バイパス回路84は、第3及び第4ヒューズ素子F13,F14間のノードN13と第2電源GNDの間に接続されたNMOSトランジスタTN1b、それのゲートに出力端子が接続されたNOR回路88b、そのNOR回路88bに第1制御信号Cnt1を反転した信号を供給するインバータ回路89bを含む。NOR回路88bにはインバータ回路86によりデータ信号D1を反転した信号が入力されている。
【0091】
第3抵抗バイパス回路84は、データ信号D1の反転信号及び第1制御信号Cnt1に基づいてトランジスタTN1bをオンオフ制御する。トランジスタTN1bがオンすることでノードN13に第2電源GNDが供給され、第4ヒューズ素子F14が切断される。
【0092】
第4抵抗バイパス回路85は、抵抗R21と第3ヒューズ素子F13の間のノードN14と第1電源Vccとの間に接続されたNMOSトランジスタTN1b、それのゲートに出力端子が接続されたNAND回路87bを含む。NAND回路87bには第2制御信号Cnt2とインバータ回路86によりデータ信号D1を反転した信号が入力されている。
【0093】
第4抵抗バイパス回路85は、データ信号D1の反転信号及び第2制御信号Cnt2に基づいてトランジスタTP1bをオンオフ制御する。トランジスタTP1bがオンすることでノードN14に第1電源Vccが供給されるとともに第3抵抗バイパス回路84によりノードN13に第2電源GNDが供給され、第3ヒューズ素子F13が切断される。
【0094】
このように構成されたトリミング回路81では、Hレベルの第1制御信号Cnt1及びLレベルの第2制御信号Cnt2を供給し、先ず第2又は第4ヒューズ素子F12,F14を仮想切断結果に基づくデータ信号D1のレベルにより切断する。その後、切断した第2又は第4ヒューズ素子F12,F14が再接続した場合、Hレベルの第1及び第2制御信号Cnt1,Cnt2を供給し、先に切断した第2又は第4ヒューズ素子F12,F14と抵抗R21との間に接続した第1又は第3ヒューズ素子F11,F13を切断する。これにより、切断状態の信頼性を高める。
【0095】
更に、抵抗R21と第1電源Vcc、又は抵抗R21と第2電源GND間の第4ヒューズ素子F14又は第2ヒューズ素子F12(再接続後は第3ヒューズ素子F13又は第1ヒューズ素子F11)を切断することで、第1電源Vccから第2電源GNDに流れる貫通電流を防止し、消費電力を低減する。
【0096】
以上記述したように、本実施の形態によれば、以下の効果を奏する。
(1)抵抗R21と第2電源GNDの間に直列に第1及び第2ヒューズ素子F11,F12を接続し、抵抗R21と第1電源Vccの間に直列に第3及び第4ヒューズ素子F13,F14を接続する。そして、これらヒューズ素子F11〜F14を適宜切断することで、切断状態の信頼性を高めるとともに、消費電力を低減することができる。
【0097】
(第六実施形態)
次に、本発明を具体化した第六実施形態を図15に従って説明する。
尚、説明の便宜上、第一〜第五実施形態と同様の構成については同一の符号を付してその説明を一部省略する。
【0098】
図15は、本実施形態の調整回路81aの回路図である。
トリミング回路81aは、貫通電流を防止するものである。即ち、図9の第四実施形態の構成のように、抵抗R21と第2電源GNDの間に直列接続した第1及び第2ヒューズ素子F11,F12と、抵抗R21と第1電源Vccとの間に直列接続した第3及び第4ヒューズ素子F13,F14とを含み、それらを切断するために第1〜第4抵抗バイパス回路82a〜85a及びインバータ回路86,89cと、出力切替回路25とを備えている。
【0099】
第1抵抗バイパス回路82aは、第1及び第2ヒューズ素子F11,F12間のノードN11と第1電源Vccの間に接続されたPMOSトランジスタTP1aと、それのゲートに出力端子が接続されたNAND回路87aを含む。NAND回路87aにはデータ信号D1及び制御信号Cntが入力されている。
【0100】
第1抵抗バイパス回路82は、データ信号D1及び制御信号Cntに基づいてトランジスタTP1aをオンオフ制御する。トランジスタTP1aがオンすることでノードN11に第1電源Vccが供給され、第2ヒューズ素子F12が切断される。
【0101】
第2抵抗バイパス回路83aは、抵抗R21と第1ヒューズ素子F11の間のノードN11と第2電源GNDとの間に接続されたPMOSトランジスタTP1bと、それのゲートに出力端子が接続されたNAND回路88cを含む。NAND回路88cにはデータ信号D1と制御信号Cntが入力されるとともにノードN1に接続されている。
【0102】
第2抵抗バイパス回路83aは、データ信号D1及び制御信号Cntと、ノードN11の電位、即ち第2抵抗バイパス回路82aと協働してトランジスタTP1bをオンオフ制御する。従って、第四実施形態と同様に、第2ヒューズ素子F12を切断することで、自動的に第1ヒューズ素子F11を切断する。
【0103】
第3抵抗バイパス回路84aは、第3及び第4ヒューズ素子F13,F14間のノードN13と第2電源GNDの間に接続されたPMOSトランジスタTP1cと、それのゲートに出力端子が接続されたNAND回路88dを含む。NAND回路88dには制御信号Cntとインバータ回路86によりデータ信号D1を反転した信号が入力されている。
【0104】
第3抵抗バイパス回路84aは、データ信号D1の反転信号及び制御信号Cntに基づいてトランジスタTP1cをオンオフ制御する。トランジスタTP1cがオンすることでノードN13に第2電源GNDが供給され、第4ヒューズ素子F14が切断される。
【0105】
第4抵抗バイパス回路85aは、抵抗R21と第3ヒューズ素子F13の間のノードN14と第1電源Vccとの間に接続されたPMOSトランジスタTP1dと、それのゲートに出力端子が接続されたNAND回路87cを含む。NAND回路87cには制御信号Cntとインバータ回路86によりデータ信号D1を反転した信号が入力されるとともにインバータ回路89cによりノードN13の電位を反転した信号が入力されている。
【0106】
第4抵抗バイパス回路85aは、データ信号D1の反転信号及び制御信号CntとノードN13の電位、即ち第3抵抗バイパス回路84aと協働してトランジスタTP1dをオンオフ制御する。従って、第1及び第2抵抗バイパス回路82,83aと同様に、第4ヒューズ素子F14を切断することで、自動的に第3ヒューズ素子F13を切断する。
【0107】
出力切替回路25はNAND回路からなり、インバータ回路86の出力信号とノードN14の電位が入力されている。即ち、本実施形態の出力切替回路25は、データ信号D1の反転信号が入力され、それに対応して入力端子が抵抗R21の第1電源Vcc側端子に接続されている。そして、出力切替回路25は、出力端子から出力信号Out1を出力する。
【0108】
従って、上記各実施形態においても、本実施形態と同様に、データ信号D1の論理に応じて出力切替回路を抵抗R21の第1電源Vcc側端子及び第2電源GND側端子のいずれかに接続されればよいことはあきらかである。
【0109】
以上記述したように、本実施の形態によれば、以下の効果を奏する。
(1)抵抗R21と第2電源GNDの間に直列に第1及び第2ヒューズ素子F11,F12を接続し、抵抗R21と第1電源Vccの間に直列に第3及び第4ヒューズ素子F13,F14を接続する。そして、第1及び第2ヒューズ素子F11,F12を切断することで、抵抗R21が第2電源GNDに再接続される確率を低くする。また、第3及び第4ヒューズ素子F13,F14を切断することで、抵抗R21が第1電源Vccに再接続される確率を低くする。これらにより、切断状態の信頼性を高めることができる。
【0110】
(2)データ信号D1をインバータ回路86により反転して第3及び第4抵抗バイパス回路84a,85aに供給することで、第1電源Vcc又は第2電源GNDと抵抗R21の間の素子(第1及び第2ヒューズ素子F11,F12、又は第3及び第4ヒューズ素子F13,F14)を切断する。これにより、第1電源Vccから第2電源GNDに流れる貫通電流を防止し、消費電力を低減することができる。
【0111】
尚、前記実施形態は、以下の態様に変更してもよい。
○上記実施形態は、各抵抗バイパス回路82,83a,84a,85aをNAND回路及びPMOSトランジスタにより構成したが、AND回路及びNMOSトランジスタのように、構成を適宜変更して実施しても良い。
【0112】
(第七実施形態)
次に、本発明を具体化した第七実施形態を図16及び図17に従って説明する。尚、説明の便宜上、第一〜第六実施形態と同様の構成については同一の符号を付してその説明を一部省略する。
【0113】
図16は、本実施形態の調整回路91の回路図である。
この調整回路91は、第一実施形態の調整回路11の構成に加えて、シリアル−パラレル変換回路92及びコンパレータ93a〜93dを含む。尚、コンパレータ93a〜93dを適宜レベルシフト回路に代えて実施しても良い。
【0114】
シリアル−パラレル変換回路92は、本実施形態では被調整素子である抵抗R1〜R3に対応する3つのフリップフロップ回路94〜96から構成されている。各フリップフロップ回路94〜96には第1電源Vccと第2電源GNDの間の所定の中間電位(本実施形態では1/2Vcc)が動作電源V1として供給されている。初段のフリップフロップ回路94のデータ入力端子は第1外部端子TO1に接続され、その端子TO1を介して各トリミング回路12〜14にデータ信号D1〜D3を供給するためのデータ信号Dataが入力される。各フリップフロップ回路94〜96のクロック端子は第2外部端子TO2に接続され、その端子TO2を介してシフト動作の為のクロック信号CLKが入力される。各フリップフロップ回路94〜96は、クロック信号CLKの立ち下がりエッジに基づいてデータ信号Dataをラッチしたデータ信号D1〜D3をコンパレータ93b〜93dを介して各トリミング回路12〜14に出力する。
【0115】
また、第2外部端子TO2は、各トリミング回路12〜14に制御信号を供給するために用いられる。即ち、第2外部端子TO2には、第2電源GNDから中間電位(動作電源V1)まで振幅するクロック信号CLKと、第1電源Vccまで振幅する制御信号Cntを合成した信号が供給される。そして、この信号から制御信号Cntを分離するためにコンパレータ93aが設けられている。このコンパレータ93a及び前記コンパレータ93b〜93dは入力信号電位が中間電位以下であればLレベルの制御信号Cntを出力し、中間電位以上であればHレベルの制御信号Cntを出力するようにそのしきい値電圧VTHが設定されている。各トリミング回路12〜14は、Hレベルの制御信号Cntと各データ信号D1〜D3のレベルに基づいてトリミングを行う。
【0116】
第1及び第2外部端子TO1,TO2はチップ上に形成された電極(パッド)である。このように、本実施形態の調整回路91では、被調整素子の数に係わらず2個のパッドしか必要としない。
【0117】
次に、上記のように構成された調整回路91の作用を図17に従って説明する。
先ず、仮想切断を行うためのパターンを持つデータ信号Dataをクロック信号CLKに同期させて入力する。各フリップフロップ回路94〜96は、クロック信号CLKの立ち下がりエッジに応答してデータ信号Dataをラッチして生成したデータ信号D1〜D3をコンパレータ93b〜93dを介して各トリミング回路12〜14に供給する。これにより、トリミング条件を決定する。
【0118】
次に、決定したトリミング条件に基づいて、トリミングを行う目的のデータ信号D1〜D3がアクティブになるように各フリップフロップ回路94〜96を設定する。例えば、図17では、データ信号D2がアクティブとなるように設定する。その後、第2外部端子TO2にHレベルの信号を印加すると、これに基づいてコンパレータ93aからHレベルの制御信号Cntが各トリミング回路12〜14に供給され、これによりトリミングが実施される。
【0119】
以上記述したように、本実施の形態によれば、以下の効果を奏する。
(1)複数の被調整素子としての抵抗R1〜R3(第1〜第3トリミング回路12〜14に対して2つの外部端子TO1,TO2を設けるだけでよいので、更に調整回路91を備えた半導体装置の面積増大を抑えることができる。
【0120】
尚、上記第七実施形態を以下のように変更してもよい。
○上記実施形態では、コンパレータ93a〜93dのしきい値電圧VTHを第1電源Vccと動作電源V1の間に設定したが、このしきい値電圧VTHを各トリミング回路に設定してもよい。即ち、図18に示すように、調整回路91aは、3つのトリミング回路97a〜97cを備える。各トリミング回路97a〜97cは制御信号Cntを入力する端子のスレッショルド電圧VTH1 が第1電源Vccと動作電源V1(=1/2Vcc)の間に設定され、データ信号D1〜D3を入力する端子のスレッショルド電圧VTH2 が動作電源V1と第2電源GND(=0V)の間に設定されている。これにより、各トリミング回路97a〜97cは、データ信号D1〜D3及びクロック信号CLKと、制御信号Cntとを区別する。従って、この調整回路91aにおいても、図19に示すように、同様にトリミングを実施することができる。そして、このように調整回路91aを構成することで、図16のコンパレータ93を削除することができ、上記実施形態に比べて面積に有利である。
【0121】
○上記実施形態において、第三実施形態のトリミング回路61(図12)を用いた場合、第2制御信号Cnt2を生成するために第1外部端子TO1にコンパレータを接続し、データ信号DataをHHレベル(各フリップフロップ回路94〜96に供給する信号よりも高いレベル、例えばVccレベル)にすることで生成することができる。
【0122】
尚、前記各実施形態は、以下の態様に変更してもよい。
○上記各実施形態では、内部端子T1,T2間の抵抗値を調整する調整回路11等に具体化したが、内部端子T1,T2間に接続された抵抗に限定されず、基準電圧を生成するために複数の抵抗から構成された抵抗部に対して、それらのうちの一部の抵抗の両端を適宜短絡する調整回路を用いて実施しても良い。
【0123】
○上記各実施形態では、内部端子T1,T2間の抵抗値を調整する、即ち被調整素子として抵抗R1,R2,R3を用いたが、内部端子T1,T2間の容量値を調整する、即ち被調整素子としてコンデンサを用いて実施しても良い。
【0124】
○上記各実施形態において、被調整素子の数(トリミング回路の数)を適宜変更してもよい。上記第七実施形態では、被調整素子の数を増やすほど従来技術に対して半導体装置の面積増加を抑えることができる。
【0125】
以上の様々な実施の形態をまとめると、以下のようになる。
(付記1) 第1及び第2電源のうちの少なくとも一方と抵抗との間に接続されたトリミング素子と、制御信号及びデータ信号が入力され、仮想切断時には前記制御信号に基づいて前記トリミング素子を非切断状態に保持し、通常切断時には前記制御信号及び前記データ信号に基づいて前記トリミング素子の両端に前記第1及び第2電源を供給して該トリミング素子を切断する抵抗バイパス回路と、通常使用時には前記トリミング素子の切断又は非切断に応じた出力信号を出力し、前記仮想切断時には前記データ信号に基づく出力信号を出力する出力切替回路と、を備えたことを特徴とするトリミング回路。
【0126】
(付記2) 第1及び第2電源のうちの少なくとも一方と抵抗との間に接続されたトリミング素子と、制御信号及びデータ信号が入力され、仮想短絡時には前記制御信号に基づいて前記トリミング素子を非短絡状態に保持し、通常短絡時には前記制御信号及び前記データ信号に基づいて前記トリミング素子の両端に前記第1及び第2電源を供給して該トリミング素子を短絡する抵抗バイパス回路と、通常使用時には前記トリミング素子の短絡又は非短絡に応じた出力信号を出力し、前記仮想短絡時には前記データ信号に基づく出力信号を出力する出力切替回路と、を備えたことを特徴とするトリミング回路。
【0127】
(付記3) 前記抵抗と前記第1及び第2電源の間にそれぞれ第1及び第2トリミング素子を接続し、前記抵抗バイパス回路は前記データ信号に基づいて前記第1又は第2トリミング素子を切断することを特徴とする付記1に記載のトリミング回路。
【0128】
(付記4) 前記抵抗と前記第1及び第2電源の間にそれぞれ第1及び第2トリミング素子を接続し、前記抵抗バイパス回路は前記データ信号に基づいて前記第1又は第2トリミング素子を短絡することを特徴とする付記2に記載のトリミング回路。
【0129】
(付記5) 抵抗と第1電源の間に溶断型の第1トリミング素子を接続し、前記抵抗と第2電源の間に短絡型の第2トリミング素子を接続し、前記抵抗バイパス回路は前記制御信号及び前記データ信号に基づいて前記第1トリミング素子を切断するとともに前記第2トリミング素子を短絡させることを特徴とする付記1に記載のトリミング回路。
【0130】
(付記6) 前記抵抗と前記第1又は第2電源の間に第1及び第2トリミング素子が接続され、 第1制御信号及び前記データ信号が入力され、前記第1又は第2電源に接続された第1トリミング素子を切断する第1抵抗バイパス回路と、第2制御信号及び前記データ信号が入力され、前記第1抵抗バイパス回路と協働して前記抵抗と前記第1トリミング素子との間に接続された第2トリミング素子を切断する第2抵抗バイパス回路と、を備えたことを特徴とする付記1に記載のトリミング回路。
【0131】
(付記7) 前記抵抗と前記第1又は第2電源の間に第1及び第2トリミング素子を接続し、前記制御信号及び前記データ信号に基づいて前記第1又は第2電源に接続された第1トリミング素子を切断する第1抵抗バイパス回路と、前記制御信号及び前記データ信号が入力され、前記第1及び第2トリミング素子の間のノードに接続されて前記第1トリミング素子が非切断状態のときには前記制御信号による切断制御を不能にし、前記第1トリミング素子の切断後に前記第1抵抗バイパス回路と協働して前記抵抗と前記第1トリミング素子との間に接続された第2トリミング素子を切断する第2抵抗バイパス回路と、を備えたことを特徴とする付記1に記載のトリミング回路。
【0132】
(付記8) 前記抵抗と前記第1電源の間に第1及び第2トリミング素子を接続し、前記抵抗と前記第2電源の間に第3及び第4トリミング素子を接続し、前記第1電源に接続された第1トリミング素子を切断する接続された第1抵抗バイパス回路と、前記第1抵抗バイパス回路と協働して前記抵抗と前記第1トリミング素子との間に接続された第2トリミング素子を切断する第2抵抗バイパス回路と、前記第2電源に接続された第3トリミング素子を切断する第3抵抗バイパス回路と、前記第3抵抗バイパス回路と協働して前記抵抗と前記第3トリミング素子との間に接続された第4トリミング素子を切断する第4抵抗バイパス回路と、を備えたことを特徴とする付記1に記載のトリミング回路。
【0133】
(付記9) 複数の被調整素子のそれぞれに並列接続された複数のスイッチ回路と、前記複数のスイッチ回路のそれぞれに対応して設けられた付記1又は2に記載の複数のトリミング回路と、を備え、前記複数のトリミング回路は、それぞれに対応する複数のデータ信号と共通の前記制御信号に応答して動作することを特徴とする調整回路。
【0134】
(付記10) 外部端子から供給されるシリアル信号を前記複数のデータ信号に変換するシリアル−パラレル変換回路を備えたことを特徴とする付記9に記載の調整回路。
【0135】
(付記11) 前記シリアル−パラレル変換回路は外部から供給されるクロック信号に基づいて変換動作し、該クロック信号には前記制御信号が重畳され、該重畳された前記制御信号を検知して前記複数のトリミング回路に該制御信号を供給する検知回路を備えたことを特徴とする付記10に記載の調整回路。
【0136】
(付記12) 前記シリアル−パラレル変換回路は外部から供給されるクロック信号に基づいて変換動作するように直列接続された複数のフリップフロップを備え、該クロック信号には前記制御信号が重畳され、該重畳された前記制御信号を検知するように前記クロック信号を入力する前記複数のトリミング回路の入力端子のしきい値を前記複数のフリップフロップの入力端子のしきい値と異なる値に設定したことを特徴とする付記10に記載の調整回路。
【0137】
(付記13) 付記9〜12のうちの一つに記載の調整回路を備え、該調整回路に前記各信号を供給する外部端子が形成された半導体装置。
【0138】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明によれば、トリミング素子の仮想切断又は仮想短絡を可能にするとともに、外部端子の数を減らして面積の増加を抑えることが可能なトリミング回路、調整回路及び半導体装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第一実施形態の調整回路の回路図である。
【図2】 第一実施形態のトリミング回路の回路図である。
【図3】 別のトリミング回路の回路図である。
【図4】 別のトリミング回路の回路図である。
【図5】 別のトリミング回路の回路図である。
【図6】 別のトリミング回路の回路図である。
【図7】 別のトリミング回路の回路図である。
【図8】 別のトリミング回路の回路図である。
【図9】 第二実施形態の調整回路の回路図である。
【図10】 第二実施形態のトリミング回路の回路図である。
【図11】 別のトリミング回路の回路図である。
【図12】 第三実施形態のトリミング回路の回路図である。
【図13】 第四実施形態のトリミング回路の回路図である。
【図14】 第五実施形態のトリミング回路の回路図である。
【図15】 第六実施形態のトリミング回路の回路図である。
【図16】 第七実施形態の調整回路の回路図である。
【図17】 第七実施形態の動作波形図である。
【図18】 別の調整回路の回路図である。
【図19】 図18の動作波形図である。
【符号の説明】
11,31,91 調整回路
12〜14等 トリミング回路
21,23等 抵抗バイパス回路
22,24等 出力切替回路
F1,F2等 溶断型トリミング素子としてのヒューズ素子
Tr1〜Tr3 スイッチ回路としてのトランジスタ
R1〜R3 被調整素子としての抵抗
R21 抵抗
Z1 短絡型トリミング素子としてのダイオード

Claims (10)

  1. 第1電源と抵抗の一端との間に接続された第1トリミング素子と、
    第2電源と前記抵抗の他端との間に接続された第2トリミング素子と、
    前記抵抗と前記第1トリミング素子との間のノードと前記第2電源との間に接続され、制御信号の反転信号及びデータ信号が入力され、前記反転信号と前記データ信号とに基づいて、仮想切断時には前記第1トリミング素子を非切断状態に保持し、通常切断時には前記第1トリミング素子の両端に前記第1及び第2電源の電圧を供給して前記第1トリミング素子を切断する第1抵抗バイパス回路と、
    前記抵抗と前記第2トリミング素子との間のノードと前記第1電源との間に接続され、前記制御信号及び前記データ信号が入力され、前記制御信号と前記データ信号とに基づいて、仮想切断時には前記第2トリミング素子を非切断状態に保持し、通常切断時には前記第2トリミング素子の両端に前記第1及び第2電源の電圧を供給して前記第2トリミング素子を切断する第2抵抗バイパス回路と、
    前記抵抗と前記第2トリミング素子との間のノードの電位と前記データ信号に基づく出力信号を出力するNOR回路とを備えことを特徴とするトリミング回路。
  2. 第1電源と抵抗の一端との間に接続された短絡型の第1トリミング素子と、
    第2電源と前記抵抗の他端との間に接続された溶断型の第2トリミング素子と、
    前記抵抗と前記第1トリミング素子との間のノードと前記第2電源との間に接続され、制御信号の反転信号及びデータ信号が入力され、前記反転信号と前記データ信号とに基づいて、想時には前記第1トリミング素子を非短絡状態に保持し、通常時には前記第1トリミング素子の両端に前記第1及び第2電源の電圧を供給して該第1トリミング素子を短絡する第1抵抗バイパス回路と、
    前記抵抗と前記第2トリミング素子との間のノードと前記第1電源との間に接続され、前記制御信号及び前記データ信号が入力され、前記制御信号と前記データ信号とに基づいて、仮想時には前記第2トリミング素子を非切断状態に保持し、通常時には前記第2トリミング素子の両端に前記第1及び第2電源の電圧を供給して前記第2トリミング素子を切断する第2抵抗バイパス回路と、
    前記抵抗と前記第2トリミング素子との間のノードの電位と前記データ信号に基づく出力信号を出力するNOR回路とを備えことを特徴とするトリミング回路。
  3. 第1電源と抵抗の一端との間に接続された溶断型の第1トリミング素子と、
    第2電源と前記抵抗の他端との間に接続された短絡型の第2トリミング素子と、
    前記抵抗と前記第1トリミング素子との間のノードと前記第2電源との間に接続され、制御信号の反転信号及びデータ信号が入力され、前記反転信号と前記データ信号に基づいて、想時には前記第1トリミング素子を非切断状態に保持し、通常時には前記第1トリミング素子の両端に前記第1及び第2電源の電圧を供給して前記第1トリミング素子を切断す第1抵抗バイパス回路と、
    前記抵抗と前記第2トリミング素子との間のノードと前記第1電源との間に接続され、前記制御信号及び前記データ信号が入力され、前記制御信号と前記データ信号とに基づいて、仮想時には前記第2トリミング素子を非短絡状態に保持し、通常時には前記第2トリミング素子の両端に前記第1及び第2電源の電圧を供給して前記第2トリミング素子を短絡する第2抵抗バイパス回路と、
    前記抵抗と前記第2トリミング素子との間のノードの電位と前記データ信号に基づく出力信号を出力するNAND回路とを備えことを特徴とするトリミング回路。
  4. 第1電源に一端が接続された抵抗と、
    前記抵抗の他端に一端が接続された第1トリミング素子と、
    前記第1トリミング素子の他端と第2電源との間に接続された第2トリミング素子と、
    前記第1トリミング素子と前記第2トリミング素子との間のノードと前記第1電源との間に接続され、第1制御信号及びデータ信号が入力され、前記第1制御信号と前記データ信号とに基づいて、仮想切断時には前記第2トリミング素子を非切断状態に保持し、通常切断時には前記第2トリミング素子の両端に前記第1及び第2電源の電圧を供給して前記第2トリミング素子を切断する第1抵抗バイパス回路と、
    前記抵抗と前記第1トリミング素子との間のノードと前記第2電源との間に接続され、第2制御信号及び前記データ信号が入力され、前記第2制御信号と前記データ信号とに基づいて、仮想切断時には前記第1トリミング素子を非切断状態に保持し、通常切断時には前記第1抵抗バイパス回路と協働して前記第1トリミング素子を切断する第2抵抗バイパス回路と、
    前記抵抗と前記第1トリミング素子との間の電位と前記データ信号に基づく出力信号を出力するNORとを備えことを特徴とするトリミング回路。
  5. 第1電源に一端が接続された抵抗と、
    前記抵抗の他端に一端が接続された第1トリミング素子と、
    前記第1トリミング素子の他端と第2電源との間に接続された第2トリミング素子と、
    前記第1トリミング素子と前記第2トリミング素子との間のノードと前記第1電源との間に接続され、制御信号及びデータ信号が入力され、前記制御信号と前記データ信号とに基づいて、仮想切断時には前記第2トリミング素子を非切断状態に保持し、通常切断時には前記第2トリミング素子の両端に前記第1及び第2電源の電圧を供給して前記第2トリミング素子を切断する第1抵抗バイパス回路と、
    前記抵抗と前記第1トリミング素子との間のノードと前記第2電源との間に接続され、前記制御信号及び前記データ信号が入力されるとともに前記第1トリミング素子と前記第2トリミング素子との間のノードの電位が入力され、その電位と前記制御信号と前記データ信号とに基づいて、仮想切断時には前記第1トリミング素子を非切断状態に保持し、通常切断時には前記第1抵抗バイパス回路と協働して前記第1トリミング素子を切断する第2抵抗バイパス回路と、
    前記抵抗と前記第1トリミング素子との間の電位と前記データ信号に基づく出力信号を出力するNOR回路とを備えことを特徴とするトリミング回路。
  6. 抵抗の一端に一端が接続された第1トリミング素子と、
    前記第1トリミング素子の他端と第2電源との間に接続された第2トリミング素子と、
    前記抵抗の他端に一端が接続された第3トリミング素子と、
    前記第3トリミング素子の他端と第1電源との間に接続された第4トリミング素子と、
    前記第1トリミング素子と前記第2トリミング素子との間のノードと前記第1電源との間に接続され、第1制御信号及びデータ信号が入力され、前記第1制御信号と前記データ信号とに基づいて、仮想切断時には前記第2トリミング素子を非切断状態に保持し、通常切断時には前記第2トリミング素子の両端に前記第1及び第2電源の電圧を供給して前記第2トリミング素子を切断する第1抵抗バイパス回路と、
    前記抵抗と前記第1トリミング素子との間のノードと前記第2電源との間に接続され、第2制御信号及び前記データ信号が入力され、前記第2制御信号と前記データ信号とに基づいて、仮想切断時には前記第1トリミング素子を非切断状態に保持し、通常切断時には、前記第1抵抗バイパス回路と協働して前記第1トリミング素子を切断する第2抵抗バイパス回路と、
    前記第3トリミング素子と前記第4トリミング素子との間のノードと前記第2電源との間に接続され、前記第1制御信号及び前記データ信号の反転信号が入力され、前記第1制御信号と前記反転信号とに基づいて、仮想切断時には前記第4トリミング素子を非切断状態に保持し、通常切断時には前記第4トリミング素子の両端に前記第1及び第2電源の電圧を供給して前記第4トリミング素子を切断する第3抵抗バイパス回路と、
    前記抵抗と前記第3トリミング素子との間のノードと前記第1電源との間に接続され、前記第2制御信号及び前記データ信号の反転信号が入力され、前記第2制御信号と前記反転信号とに基づいて、仮想切断時には前記第3トリミング素子を非切断状態に保持し、通常切断時には前記第3抵抗バイパス回路と協働して前記第3トリミング素子を切断する第4抵抗バイパス回路と、
    前記抵抗と前記第1トリミング素子との間の電位と前記データ信号に基づく出力信号を出力するNOR回路とを備えことを特徴とするトリミング回路。
  7. 2つの端子間に接続された複数の被調整素子と、
    前記複数の被調整素子のそれぞれに並列接続された複数のスイッチ回路と、
    前記複数のスイッチ回路のそれぞれに対応して設けられた請求項1〜6の何れか1項に記載の複数のトリミング回路と、
    を備え、
    前記複数のトリミング回路は、それぞれに対応する複数のデータ信号と共通の前記制御信号に応答して動作することを特徴とする調整回路。
  8. 2つの端子間に接続された複数の被調整素子と、
    前記複数の被調整素子のそれぞれに並列接続された複数のスイッチ回路と、
    前記複数のスイッチ回路のそれぞれに対応して設けられた複数の請求項1に記載のトリミング回路と、
    部端子から供給されるシリアル信号を、制御信号が重畳されたクロック信号に基づいて前記複数のデータ信号に変換するシリアル−パラレル変換回路と、
    重畳された前記制御信号を検知して前記複数のトリミング回路に該制御信号を供給する検知回路とを備え、
    それぞれに対応する複数のデータ信号と共通の前記制御信号に応答して動作することを特徴とする調整回路。
  9. 2つの端子間に接続された複数の被調整素子と、
    前記複数の被調整素子のそれぞれに並列接続された複数のスイッチ回路と、
    前記複数のスイッチ回路のそれぞれに対応して設けられた複数の請求項2又は3に記載のトリミング回路と、
    部端子から供給されるシリアル信号を、制御信号が重畳されたクロック信号に基づいて前記複数のデータ信号に変換するシリアル−パラレル変換回路と、
    重畳された前記制御信号を検知して前記複数のトリミング回路に該制御信号を供給する検知回路とを備え、
    それぞれに対応する複数のデータ信号と共通の前記制御信号に応答して動作することを特徴とする調整回路。
  10. 請求項7〜9の何れか1項に記載の調整回路を備え、該調整回路に前記各信号を供給する外部端子が形成された半導体装置。
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