JPH1022807A - 半導体集積回路 - Google Patents

半導体集積回路

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JPH1022807A
JPH1022807A JP8174851A JP17485196A JPH1022807A JP H1022807 A JPH1022807 A JP H1022807A JP 8174851 A JP8174851 A JP 8174851A JP 17485196 A JP17485196 A JP 17485196A JP H1022807 A JPH1022807 A JP H1022807A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ソース入力型の入力回路において、pMOSト
ランジスタ100は常に導通しているため、入力回路部
の消費電力が大きいという問題点を有していた。 【解決手段】本発明の半導体集積回路は、伝送信号の入
力節点と第1節点との間に接続され、ゲートに基準電位
が供給された第1導電型トランジスタと、電源電圧の供
給節点と第1節点との間に接続された第2導電型トラン
ジスタと、入力が第1節点に接続され、出力が出力端子
に接続されたインバータと、第1導電型トランジスタが
導通しているとき、第2導電型トランジスタを非導通に
させ、かつ伝送信号がロウレベルであるとき、前記節点
のレベルを伝送信号と同じレベルにさせる手段を有する
ことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体集積回路に
関し、特にプリント基板などにおいて信号伝送路を介し
て高速微小信号の伝送が行われる高速微小信号伝送系等
に使用される半導体集積回路に関する。
【0002】
【従来の技術】デジタルコンピュータ等は、複数のVL
SI回路を含んでおり、この回路が、シングルセグメン
トあるいはマルチセグメントの伝送路によって2進通信
網に相互連絡されている。通信路は、一般的には、プリ
ント基板等上に形成されたトレースであって、それらの
末端には入出力インタフェースが設けられている。一
方、一般的なVLSI回路は、CMOS技術を用いて製
造されている。ところが、一般的なTTLレベルの入出
力インターフェースでは転送データの周波数が50MH
zを越えるあたりから信号の反射やクロストークの影響
が大きくなり、リングング等による波形歪みを生じて正
常なデータ転送が困難になる。そこで、伝送路の信号レ
ベルを1V以下に抑えた小振幅のCTT(Center Tappe
d Termination)やGTL(Gunning Transceiver Logi
c)等の入出力インターフェースが提案されている。C
TTおよびGTLは、いずれも電源電圧より低い電圧に
配線を終端し、この終端抵抗に流れる出力回路の駆動電
流によって抵抗両端に1V以下の信号振幅を生じさせる
ものである。終端抵抗の値を配線の特性インピーダンス
に合わせることで信号の反射を防ぎ、高速のデータ転送
を可能にする。例えば、GTL規格は、出力回路をオー
プン・ドレイン型ドライバとし、整合終端することを基
本として、終端電圧VTT=1.2V+―5%、VREF=
0.8V、出力ハイレベル電圧VOH=0.8+400m
V、出力ロウレベル電圧VOL=0.8―400mV、入
力ハイレベル電圧VIN=0.8+50mV、入力ロウレ
ベルVIL=0.8ー50mVとするものである。
【0003】高速微小信号伝送系に使用される半導体集
積回路の入力回路が、特開平7ー153908号公報に
提案されている。以下、図10を参照して従来例の入力
回路を説明する。この入力回路は、ソースが伝送信号入
力端子103に接続され、ゲートが内部基準電位入力端
子104に接続され、ドレインが節点5に接続されたn
MOSトランジスタ101と、ソースが電源電圧VCCに
接続され、ゲートが接地電圧VSSに接続され、ドレイン
が節点5に接続されたpMOSトランジスタ100と、
入力が節点5に接続され、出力が出力端子105に接続
された波形整形用インバータ102とから構成される。
pMOSトランジスタ100は、抵抗素子として設けら
れている。この入力回路は、低い電圧の小振幅信号の増
幅が高い周波数まで可能であるという特性を有してる。
【0004】内部基準電位は、図11で示されるような
内部基準電位発生回路60により発生される。内部基準
発生回路60は、ソースが基準電位入力端子34に接続
され、ゲートが自身のドレインに接続されたnMOSト
ランジスタ31と、ゲートが接地電圧VSSに接続され、
ソースが電源電圧VCCに接続されたpMOSトランジス
タ30と、トランジスタ31のドレインおよび基準電位
入力端子34間に設けられたコンデンサ33から構成さ
れる。トランジスタ31のドレイン電圧が内部基準電位
VRTとして出力される。
【0005】次に、この従来例の動作について図12を
参照して説明する。ここで、電源電圧VCC=3.3V、
接地電圧VSS=0V、基準電圧VREF=0.8V、入力ハ
イ電圧VIH/入力ロウ電圧VIL=1.2V/0.4V、p
MOS、nMOSトランジスタの閾値を夫々ー0.8
V,0.8Vとして説明する。伝送信号VINが基準電位
VREFと等しいとき、回路の対照的構成から明らかなよ
うに、節点5の電位V5は、内部基準電位VRTと等しく
なる。伝送信号VINが基準電位VREFより高くなると、
nMOSトランジスタ101のゲート、ソース間電圧は
小さくなり、nMOSトランジスタ101の内部抵抗が
高くなる。するとnMOSトランジスタ101のドレイ
ン電流は小さくなり、そのドレイン電圧は、上昇する。
その結果、節点5の電位は、電源電圧VCCと等しい電位
となる。逆に、伝送信号VINが基準電位VREFより低く
なると節点5の電位は、伝送信号の電位VINに近い約
0.6Vとなる。インバータ102は、節点5の電位を
入力して、伝送信号の電位0.6〜3.3Vの電位を3.
3〜0Vにフルスイングして成形し出力信号として出力
する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図12から明らかなよ
うに、伝送信号VINがロウレベルであるとき、入力電流
IIN(便宜上、入力端子より外へ流れ出す方向を正とす
る)は、定常的に流れている。なぜなら、本従来例の入
力回路は、pMOSトランジスタ100は、抵抗素子と
して設けられているので、常にONしているためであ
る。従って、入力回路部の消費電力が大きいという問題
点を有している。この定常電流は、pMOS1のゲート
幅を小さく、ないしはゲート長を長くすることにより、
低減することができるが、一方遅延時間が増大するとい
う問題点を生じる。
【0007】また、伝送信号VINがロウレベルであると
き、pMOSトランジスタ100が導通しているため、
節点5のレベルが入力ロウレベルよりも高くなる。シミ
ュレーションによれば、伝送信号VIN=0.4Vに対し
節点5の電位=0.6Vと約0.2V高かった。このた
め、インバータ102の動作マージンが減少しノイズに
対し弱く誤動作を生じやすくなるという問題点を有して
いる。この問題を防ぐためにインバータ102を改良し
た場合、複雑な回路構成が必要であり、また回路面積の
増大、遅延時間の増大、消費電力の増大といった問題点
を生じる。
【0008】また、この電位の上昇を防ぐため、nMO
Sトランジスタ101の能力をpMOSトランジスタ1
00の能力よりもずっと高くする、例えば、nMOSト
ランジスタ101のゲート幅を大きくする、pMOSト
ランジスタ100のゲート幅を小さくする或いはゲート
長を長くする、ことにより行うことができるが、一方で
面積の増大、消費電力の増大、遅延時間の増大といった
好ましくない問題を生じる。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、面積、
消費電力の増大、遅延時間という問題を生じることな
く、定常電流が流れない入力回路を提供することにあ
る。
【0010】また、伝送信号がロウレベルであるとき、
その伝送信号を入力するトランジスタの出力が、その伝
送信号と等しいレベルを出力する入力回路を提供するこ
とにある。
【0011】本発明の半導体集積回路は、伝送信号の入
力節点と第1節点との間に接続され、ゲートに基準電位
が供給された第1導電型トランジスタと、電源電圧の供
給節点と第1節点との間に接続された第2導電型トラン
ジスタと、入力が第1節点に接続され、出力が出力端子
に接続されたインバータと、第1導電型トランジスタが
導通しているとき、第2導電型トランジスタを非導通に
させる手段とを有することを特徴とする。
【0012】また、本願発明の別の半導体集積回路は、
伝送信号の入力節点と第1節点との間に接続され、ゲー
トに基準電位が供給された第1導電型トランジスタと、
電源電圧の供給節点と第1節点との間に接続された第2
導電型トランジスタと、入力が第1節点に接続され、出
力が出力端子に接続されたインバータと、伝送信号のレ
ベルが第1のレベルであるとき、第1節点のレベルを伝
送信号と同じレベルにさせる手段を有することを特徴と
する。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の前記並びにその他の目
的、特徴、および効果をより明確にすべく、以下図面を
用いて本発明の実施の形態につき詳述する。
【0014】図1は、本発明の第1の実施の形態の構成
を示す回路図である。本発明の第1の実施の形態の入力
回路50は、ソースが伝送信号入力端子20に接続さ
れ、ゲートが内部基準電位入力端子21に接続され、ド
レインが節点5に接続されたnMOSトランジスタ2
と、ソースが電源電圧VCCに接続され、ドレインが節点
5に接続されたpMOSトランジスタ1と、入力が節点
5に接続され、出力が出力端子7に接続された波形整形
用インバータ4と、入力が節点5に接続され、出力がp
MOSトランジスタ1のゲートに接続されたインバータ
3を有する。内部基準電位入力端子21に供給される内
部基準電位VRTは、例えば、図12で示される内部基
準電位発生回路60により発生される。
【0015】次に動作について説明する。入力端子20
に入力される伝送信号VINがロウレベルのとき(基準電
位VREFより低いとき)、nMOSトランジスタ2のゲ
ート、ソース間電圧は大きくなる。そのため、トランジ
スタ2の内部抵抗は小さくなり、トランジスタ2のドレ
イン電流は大きくなる。その結果、トランジスタ2のド
レイン電圧、即ち、節点5の電位は低下する。すると、
インバータ3の出力はある時点においてハイレベルとな
り、pMOSトランジスタ1をオフにする。したがっ
て、節点5の電位は伝送信号のロウレベルと等しくな
り、インバータ4は、ハイレベルを出力する。また、p
MOSトランジスタ1はオフしているので、定常的な入
力電流IINは流れない。
【0016】次に、伝送信号がハイレベルに上昇してい
くと、nMOSトランジスタ2のゲート、ソース間電圧
は小さくなり、トランジスタ2の内部抵抗は大きくな
り、トランジスタ2のドレイン電流は小さくなってい
く。その結果として、トランジスタ2のドレイン電圧、
即ち、節点5の電位は、上昇していく。すると、節点5
のレベルがインバータ3のしきい値を越えると、インバ
ータ3の出力電位は、ハイレベルから下がり、電源電圧
VCCからpMOSトランジスタ1の閾値電圧(例えば
0.8V)分だけ下がった時点でpMOSトランジスタ
1がオンする。nMOSトランジスタ2がオフになる
と、節点5の電位は完全にハイレベルとなり、インバー
タ6の出力は完全にロウレベルとなり、pMOSトラン
ジスタ1は完全にオンする。また、インバータ4の出力
電位はロウレベルとなる。このとき、nMOSトランジ
スタ2はオフしているので定常的な入力電流IINは流れ
ない。
【0017】図2は、本発明の第1の実施の形態の第1
の実施例を示す図面である。本実施例の第1の実施の形
態のインバータ3は、ゲートが節点5に接続され、ソー
スが接地電圧VSSに接続され、ドレインがpMOSトラ
ンジスタ1のゲートに接続されたnMOSトランジスタ
10と、2個であって、電源電圧VCCおよびpMOSト
ランジスタ1のゲート間に直列に接続され、夫々のゲー
トが節点5に接続されたpMOSトランジスタ8、9か
ら構成される。
【0018】電源電圧VCC=3.3V、接地電圧VSS=0
V、基準電位VREF=0.8V、VIH/VIL=1.2V/
0.4V、pMOSトランジスタ、nMOSトランジス
タの閾値電圧は夫々ー0.8V,0.8V、pMOSトラ
ンジスタ1、11のゲート長、ゲート幅の比は1:8、
pMOSトランジスタ11、12のゲート長、ゲート幅
の比は1:4、nMOSトランジスタ2、13のゲート
長、ゲート幅の比は1:40、nMOSトランジスタ1
3のゲート長、ゲート幅の比は1:4、pMOSトラン
ジスタとnMOSトランジスタのゲート長は全て同一、
コンデンサ13の容量は、1pFである。このように、
伝送信号を入力するnMOSトランジスタのソース、ゲ
ート間電圧は、例えば、1Vになるように設計され、n
MOSトランジスタのドレイン電圧は、VCC/2=1.
65Vを中心に振幅するように設計され、nMOSトラ
ンジスタ五極管領域、すなわち、相互コンダクタンスg
mが大きい領域で動作するように設計されている。ま
た、nMOSトランジスタは、カットオフ周波数が高
い。従って、高利得、高帯域幅積の特性を得ることが出
来る。
【0019】次に、動作を図4を参照して説明する。最
初、伝送信号VIN=0.4V、すなわち、伝送信号がロ
ウレベルであるとき、nMOSトランジスタ2は、オン
しており節点5の電位V5は、伝送電位と等しい0.4
V、すなわち、ロウレベルである。このとき、入力電流
IINはpMOSトランジスタ1がオフであることから、
0μAである。
【0020】次に、伝送信号が1.2V、即ち、伝送信
号がハイレベルに向かって変化すると、節点5の電位
は、伝送信号に追随する形で上昇する。節点5の電位が
0.8Vを越えるとnMOSトランジスタ10がオン
し、トランジスタ1のゲート電位は、電源電圧、すなわ
ち、3.3Vから下降する。もし、pMOSトランジス
タ9が無ければ、pMOSトランジスタ8のゲート、ソ
ース間電圧は2.5Vを切るところにあり、pMOSト
ランジスタ8は導通する。その結果、pMOSトランジ
スタ1のゲート電圧は、pMOSトランジスタ1を完全
にオンにさせるまで下がらない。しかしながら、pMO
Sトランジスタ8、9を有しているので、pMOSトラ
ンジスタ1のゲート電圧は完全に下降し、pMOSトラ
ンジスタ1を完全にオンさせる。一方、nMOSトラン
ジスタ2はオフするので、節点5の電位は、急激に上が
り、電源電圧VCCと変化する。即ち、ハイレベルとな
る。
【0021】次に、伝送信号が0.4V、すなわち、入
力がロウレベルへ変化すると、nMOSトランジスタ2
がオンする。pMOSトランジスタ1よりnMOSトラ
ンジスタ2の方が大きい電流を流せるように回路定数を
定めているので、節点5の電位は電源電圧VCCから急激
に低下する。すると、pMOSトランジスタ8、9はオ
ンし、且つnMOSトランジスタ10はオフするので、
pMOSトランジスタ1のゲート電圧は上昇し、3.3
Vとなる。そのためpMOSトランジスタ1はオフす
る。従って、節点5の電位は、最終的に伝送信号と等し
い電位0.4Vまで低下する。
【0022】以上のように、伝送信号がハイレベルであ
ってもロウレベルであってもpMOSトランジスタ1、
nMOSトランジスタ2のいずれか一方がオフするので
定常的な入力電流IINは流れない。もちろんpMOSト
ランジスタ11、12とnMOSトランジスタ13もど
ちらか一方がオフするので貫通電流は流れない。
【0023】なお、第1の実施の形態の第1の実施例で
は、電源電圧が3.5Vであって、pMOSトランジス
タ11、12を設けた構成になっているが、電源電圧が
2.5Vの場合には、pMOSトランジスタ12を削除
しても正常に動作することができる。これは、節点5の
電位がロウからハイに変化するとき、pMOSトランジ
スタ8のソース、ゲート間電圧が電源電圧の差0.8V
分だけ小さくなったからである。
【0024】図4は、本発明の第2の実施の形態の構成
を示す回路図である。本第2の実施の形態は、nMOS
トランジスタ2、pMOSトランジスタ1、インバータ
4の構成に加えて、pMOSトランジスタ1のゲートを
制御する手段として、節点5の電位により電源電圧VCC
と節点6間の断絶接続を行う第1のスイッチS1と、伝
送信号VINにより接地電圧VSSと節点6間の断絶接続を
行う第2のスイッチS2を有する。
【0025】次に、動作について説明する。伝送信号が
ロウレベル(基準電位VREFより低い)のとき、nMO
Sトランジスタ2はオンし、スイッチS2はオフする。
この結果、節点5の電位は下がり、スイッチS1は、オ
ンする。従って、節点6の電位はハイレベルとなり、p
MOSトランジスタ1はオフとなる。その結果、節点5
の電位は伝送信号のロウレベルの電位と等しくなる。イ
ンバータ4は、ハイレベルを出力する。このとき、pM
OSトランジスタ1はオフしているので、定常的な入力
電流IINは流れない。
【0026】次に、伝送信号がハイレベル(基準電位V
REFより高い)に変わると、スイッチ2がオンする。こ
のため、節点6の電位が下がる。節点6の電位がVCCか
らpMOSトランジスタのしきい値電圧(例えば、0.
8V)分だけ下がった時点でpMOSトランジスタ1が
オンする。一方、nMOSトランジスタ2はオフするの
で、節点5の電位は完全にハイレベルとなり、スイッチ
S1はオフする。その結果、インバータ4は、ロウレベ
ルを出力する。このとき、nMOSトランジスタ2はオ
フしているので、定常的な入力電流IINは流れない。
【0027】以上のように、節点6の電位は、スイッチ
S2が伝送信号で直接オンさせられている。そのため、
本実施の形態の入力回路は、第1の実施の形態の入力回
路に比べて節点5の電位の上昇が速い。
【0028】図5は、本発明の第2の実施の形態の第1
の実施例を示す図面である。第2の実施の形態のスイッ
チS1は、直列に接続された2個のpMOSトランジス
タ8、9からなる。また、スイッチS2は、nMOSト
ランジスタ11である。nMOSトランジスタ11のゲ
ート長およびゲート幅の比はnMOSトランジスタ10
と同一である。回路定数、電源電圧等は、第1の形態の
第1の実施例と同一である。
【0029】次に、動作について説明する。伝送信号V
INがロウレベル(0.4V)の時、nMOSトランジス
タ2はオンしており、節点5の電位は伝送信号と同一の
電位となっている。当然、入力電流IINは0μAであ
る。
【0030】伝送信号VINがハイレベル(1.2V)に
向かって変化すると、nMOSトランジスタ11はオン
し、節点6の電位は電源電圧VCC(3.3V)から下降
する。そのため、pMOSトランジスタ1はオンする。
一方、nMOSトランジスタ2はオフするので、節点5
の電位は電源電圧VCCへと変化する。当然、nMOSト
ランジスタ2はオフなので、定常的な入力電流IINは流
れない。
【0031】なお、第2の実施の形態の第1の実施例で
は、電源電圧が3.5Vであって、pMOSトランジス
タ8、9を設けた構成になっているが、電源電圧が2.
5Vの場合には、pMOSトランジスタ12を削除して
も正常に動作することができる。
【0032】図6は、本発明の第3の実施の形態の構成
を示す回路図である。
【0033】本実施の形態は、nMOSトランジスタ
2、pMOSトランジスタ1、インバータ4の構成に加
えて、pMOSトランジスタ1のゲートを制御する手段
として、入力が節点5に接続され、出力が節点6に接続
されたインバータ3と、伝送信号VINにより接地電圧V
SSと節点6間の断絶接続を行う第2のスイッチS2を有
する。
【0034】次に、動作について説明する。伝送信号V
INがロウレベルの時、nMOSトランジスタ2はオンす
る。このため節点5の電位は下がる。また、スイッチS
2は、オフとなる。従って、節点6の電位はハイレベル
になり、pMOSトランジスタ1はオフする。節点5
は、伝送信号のロウレベルと等しくなり、インバータ4
はハイレベルを出力する。当然、pMOSトランジスタ
1はオフしているので、定常的な入力電流IINは流れな
い。
【0035】次に、伝送信号がハイレベル(基準電位V
REFより高い)に変化すると、スイッチS2はオンす
る。このため、節点6の電位が下がる。節点6の電位が
電源電圧VCCからpMOSトランジスタ1のしきい値電
圧分だけ低下した時点でpMOSトランジスタ1はオン
する。一方、nMOSトランジスタ2はオフするので、
節点5の電位はハイレベルへと上昇し、インバータ3は
ハイレベルを出力する。従って、節点6の電位は完全に
ロウレベルとなりpMOSトランジスタ1は完全にオン
する。nMOSトランジスタ2はオフなので、節点5の
電位は完全にハイレベルまで上昇する。その結果、イン
バータ4はロウレベルを出力する。当然、nMOSトラ
ンジスタ2はオフなので定常的な入力電流IINは流れな
い。
【0036】以上のように、節点6の電位は、最初の段
階でスイッチS2が伝送信号で直接オンさせられること
で下降し、その後、インバータ3により更に下降させら
れる。従って、第3の実施の形態の入力回路は、第1、
第2の実施の形態の入力回路に比べて、節点6の電位は
速く下降する。
【0037】図7は、本発明の第3の形態の第1の実施
例を示す図面である。本発明の第3の形態のインバータ
3は、pMOSトランジスタ8、9およびnMOSトラ
ンジスタ13で構成され、スイッチS2は、nMOSト
ランジスタ12で構成される。回路定数、電源電圧等
は、第1の実施の形態の第1の実施例と同一である。ま
た、nMOSトランジスタ12のゲート長およびゲート
幅の比はnMOSトランジスタ11と同一であって、
1:4である。
【0038】次に、動作について説明する。伝送信号V
INがロウレベル、すなわち、0.4Vであるとき、nM
OSトランジスタ2はオンであり、節点5の電位は、伝
送信号VINと同一の電位である。
【0039】次に、伝送信号VINがハイレベル、すなわ
ち、1.2Vに向かって変化すると、nMOSトランジ
スタ12がオンする。そのため、節点6の電位は電源電
圧VCC、すなわち、3.3Vから下降する。そのため、
pMOSトランジスタ1はオンし、また、nMOSトラ
ンジスタ2はオフなので、節点5の電位は電源電圧VCC
へと変化する。このとき、pMOSトランジスタ8、9
はオフし、nMOSトランジスタ13がオンするので、
節点6の電位は0Vへ下げられ、節点5の電位は電源電
圧VCCへと変化させられる。これらの作用により、節点
5のハイレベルへの変化は第1、2の実施例の回路より
も速い。
【0040】図8は、伝送信号VINおよび節点5の電位
を示す波形図である。図9(A)は、伝送信号VINの波
形図であって、図9(B)は、節点5の電位V5の波形
図である。A1は、第1の形態の第1の実施例の回路の
波形、A2は、第2の形態の第1の実施例の回路の波
形、A3は第3の形態の第1の実施例の回路の波形を示
す。この図面から明らかなように、節点5の電位の上昇
は、第1の実施の形態の回路より第2の実施の形態の回
路よりも速く、第2の実施の形態の回路より第3の実施
の形態の回路よりも速い。
【0041】なお、第3の実施の形態の第1の実施例で
は、電源電圧が3.5Vであって、pMOSトランジス
タ8、9を設けた構成になっているが、電源電圧が2.
5Vの場合には、pMOSトランジスタ12を削除して
も正常に動作することができる。
【0042】図9は、本発明の本発明の入力回路を含む
半導体装置の概略図である。入力回路50及び基準電位
発生回路60は同一半導体装置80に設けられている。
さらに、半導体装置80は、伝送信号外部入力端子7
1、基準信号外部入力端子72が設けられ、それぞれ、
入力回路50、基準電位発生回路60に接続されてい
る。また、入力回路の出力は、半導体装置の内部回路7
0に入力される。
【0043】本発明は、上記記載に限るわけではなく、
発明のスコープが変わらない限り、各種変更は可能であ
る。例えば、一つの基準電位発生回路に対し複数の入力
回路を設けても良い。
【0044】
【発明の効果】以上のことより、本発明の入力回路は、
定常的な入力電流は流れず、消費電流が少ないという効
果を奏する。また、ソース入力のnMOSトランジスタ
であって、その伝送信号がロウレベルであるとき、その
トランジスタのドレイン電位は、伝送信号と等しい電位
まで下げることが可能である。従って、次段の入力マー
ジンに余裕を持たせることが出来るという効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1形態の入力回路の回路図である。
【図2】本発明の第1形態の第1実施例の入力回路の回
路図である。
【図3】本発明の第1形態の第1実施例の入力回路の波
形図である。
【図4】本発明の第2形態の入力回路の回路図である。
【図5】本発明の第2形態の第1実施例の入力回路の回
路図である。
【図6】本発明の第3形態の入力回路の回路図である。
【図7】本発明の第3形態の第1実施例の入力回路の回
路図である。
【図8】本発明の第1、第2、第3形態の入力回路の波
形図である。
【図9】本発明の入力回路を含む半導体装置の概略図で
ある。
【図10】従来の入力回路の回路図である。
【図11】従来の入力回路の波形図である。
【符号の説明】
1、8、9、30 pMOSトランジスタ 2、10、11、12、31 nMOSトランジスタ 3、4 インバータ 7 出力端子 20 入力端子 21 内部基準信号入力端子 34 基準信号入力端子 50 入力回路 60 内部基準信号発生回路 S1、S2 スイッチ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 伝送信号の入力節点と第1節点との間に
    接続され、ゲートに基準電位が供給された第1導電型ト
    ランジスタと、電源電圧の供給節点と前記第1節点との
    間に接続された第2導電型トランジスタと、入力が前記
    第1節点に接続され、出力が出力端子に接続されたイン
    バータと、前記第1導電型トランジスタが導通している
    とき、前記第2導電型トランジスタを非導通にさせる第
    1手段とを有することを特徴とする半導体集積回路。
  2. 【請求項2】 伝送信号の入力節点と第1節点との間に
    接続され、ゲートに基準電位が供給された第1導電型ト
    ランジスタと、電源電圧の供給節点と前記第1節点との
    間に接続された第2導電型トランジスタと、入力が前記
    第1節点に接続され、出力が出力端子に接続されたイン
    バータと、前記伝送信号のレベルが第1のレベルである
    とき、前記第1節点のレベルを前記伝送信号と同じレベ
    ルにさせる第2手段を有することを特徴とする半導体集
    積回路。
  3. 【請求項3】 前記第1導電型トランジスタがn型MO
    Sトランジスタであり、前記第2導電型トランジスタが
    p型MOSトランジスタであることを特徴とする請求項
    1または2記載の半導体集積回路。
  4. 【請求項4】 前記第1手段または前記第2手段は、入
    力が前記第1節点に接続され、出力が前記第2導電型ト
    ランジスタのゲートに接続されたインバータであること
    を特徴とする請求項1、2または3記載の半導体集積回
    路。
  5. 【請求項5】 前記第1手段または前記第2手段は、一
    端が接地電圧が供給され、他端が第2節点に接続され、
    前記伝送信号により前記接地電圧および前記第2端子間
    の導通を制御する第1スイッチと、一端が前記電源電圧
    が供給され、他端が前記第2節点に接続され、前記第1
    節点のレベルにより前記電源電圧及び前記第2節点間の
    導通を制御する第2スイッチからなることを特徴とする
    請求項1、2または3記載の半導体集積回路。
  6. 【請求項6】 前記第1手段または前記第2手段は、一
    端が接地電圧が供給され、他端が第2節点に接続され、
    前記伝送信号により前記接地電圧および前記第2端子間
    の導通を制御する第1スイッチと、入力が前記第1節点
    に接続され、出力が前記第2節点に接続され、前記第2
    節点が前記第2導電型トランジスタのゲートに接続され
    ることを特徴とする請求項1、2または3記載の半導体
    集積回路。
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