JPH1069342A - 信号伝送システム、半導体装置モジュール、入力バッファ回路、及び半導体装置 - Google Patents

信号伝送システム、半導体装置モジュール、入力バッファ回路、及び半導体装置

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JPH1069342A
JPH1069342A JP8228997A JP22899796A JPH1069342A JP H1069342 A JPH1069342 A JP H1069342A JP 8228997 A JP8228997 A JP 8228997A JP 22899796 A JP22899796 A JP 22899796A JP H1069342 A JPH1069342 A JP H1069342A
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signal
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、オープンドレイン型のドライバ及
び終端抵抗を用いたバス伝送システムに於て、ドライバ
のターンオフに伴うリンギングを、スタブ長を短くする
ことなく抑制することを目的とする。 【解決手段】 本発明による信号伝送システムは、終端
抵抗を介して終端電位に接続された信号伝送線路と、信
号伝送線路に信号を出力するオープンドレイン型トラン
ジスタと、オープンドレイン型トランジスタのドレイン
と信号伝送線路とを接続する信号伝送線路から分岐する
分岐配線と、信号伝送線路の近傍で分岐配線に挿入され
た抵抗を含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般にバスを用い
たデータ伝送システムに関し、詳しくはターミネーショ
ンを有する高速バス配線を用いたデータ伝送システムに
関する。
【0002】
【従来の技術】マイクロプロセッサの高速化に伴って、
LSIチップ間のデータ転送に於ても、より高い周波数
を用いたより高速なデータ転送が要求される。しかしな
がら従来のLSIの入出力レベルであるTTLレベルや
CMOSレベルに於ては、信号周波数が50MHzを越
えるあたりから信号の反射の影響やクロストークの影響
が大きくなり、正常なデータ転送が困難になる。
【0003】これを解決するために、信号レベルを1V
以下に抑さえた小振幅信号を用いるCTT(Center Tap
ped Termination )やGTL(Gunning Trasnceiver Lo
gic)等の入出力インターフェースが提案されている。
図8にGTLシステムを示す。図8のGTLシステム
は、特性インピーダンスZ0 を有するバス10、バス1
0の終端を終端電圧Vttに接続する終端抵抗Rt、バ
ス10から分岐する特性インピーダンスZ1 のスタブ
(配線分岐部分)11、及びスタブ11の終端に接続さ
れるメモリやコントローラ等のデバイス20を含む。こ
こで終端電圧Vttは1.2 Vであり、終端抵抗Rtは5
0Ωである。
【0004】スタブ11に接続されたデバイス20のI
/O端子には、デバイス20の出力回路及び入力バッフ
ァ回路が接続される。デバイス20の出力回路は、ダン
ピング回路21及びドライバトランジスタ22を含む。
デバイス20の入力回路は、トランジスタ23乃至27
からなるカレントミラー型差動増幅器とインバータ28
を含む。カレントミラー型差動増幅器はI/O端子に入
力された信号電圧を参照電圧Vrefと比較して、信号
電圧が参照電圧Vrefよりも高い場合に、ロー電位を
インバータ28に供給する。逆に、信号電圧が参照電圧
Vrefよりも低い場合に、ハイ電位をインバータ28
に供給する。インバータ28は入力された電位を反転し
て、デバイス20の内部回路に供給する。
【0005】GTLのメリットは幾つかあるが、第1
に、図8に示されるようにオープンドレイン型のドライ
バ回路(出力回路)を用いるので、バス上でワイヤード
・オアの論理機能を提供できる点が挙げられる。第2
に、バス上の論理状態はハイ或いはローのいずれかしか
存在しないので、バスを共有する各ドライバが全てオフ
状態の時には、バス上の論理状態はハイに固定される点
が挙げられる。これに対して、CTTなどトライステー
ト型のバスに於ては、各ドライバが全てオフになるとバ
ス上の論理状態はハイとローの中間レベルとなる。従っ
て、バスに接続された入力バッファ回路はハイとローの
判別がつかない信号を受け取ることになり、ハイとロー
を雑音に応じてランダムに検出する不安定状態になる。
これを防ぐためにCTTに於ては、各ドライバが全てオ
フ状態になるときには、動作を禁止するコマンドを入力
バッファ回路に対して入力する必要がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】GTLのデメリットと
しては、スタブ11が長くバス10とドライバ(ドライ
バトランジスタ22)との間に距離がある場合、例えば
信号周波数が200MHzでスタブ11の長さが2mm
以上である場合など、ドライバがオフされたあとに激し
いリンギング波形が生じることが挙げられる。この現象
は、リードフレームやボンディングワイヤの寄生インダ
クタンスが存在する場合に、特に顕著になる。
【0007】図9は、リードフレームやボンディングワ
イヤに存在する寄生インダクタンスL1 及びC1 を模式
的に示す図である。図9に於て、ドライバトランジスタ
22のオン及びオフをモデル化するスイッチSがオンか
らオフに変化すると、急激な電流遮断により逆起電力が
生じ、パルス状の電圧波形がスタブ11を介してバス1
0に向かう。スタブ11とバス10との間にはインピー
ダンス不整合が存在するため、このパルス状電圧波形
は、スタブ11とバス10との接続点に於いて反射さ
れ、スタブ11を戻ってドライバトランジスタ22側に
向かう。ここでドライバトランジスタ22はオフされて
いるので開放端となり、パルス状電圧波形は完全反射さ
れてスタブ11内に戻る。このようなサイクルを繰り返
すために、バス10からのスタブ11の分岐点とドライ
バトランジスタ22との間で、激しいリンギング波形が
生じることになる。
【0008】図10には、計算機シミュレーションによ
りもとめられたリンギング波形を示す。図10(A)は
スタブの長さがゼロの場合、図10(B)はスタブの長
さが1cmの場合、図10(C)はスタブの長さが2c
mの場合、図10(D)はスタブの長さが5cmの場合
を示す。またシミュレーション条件を図11に示す。ド
ライバDVと8つのメモリM1 乃至M8 が双方向データ
バスに接続された条件で、ドライバDVがメモリM1
周波数100MHzでデータを書き込む場合を想定して
いる。
【0009】図10(A)乃至(D)に於て、実線はメ
モリM1 にデータを書き込むデバイスDV側のドライバ
端の波形を示し、波線はメモリM1 側のレシーバ端の波
形を示す。図10(A)乃至(D)に示されるように、
スタブの長さが増大するに従って、より激しいリンギン
グ波形が発生することが分かる。
【0010】これを防ぐ為には、ターンオフを緩やかに
行う様にドライバトランジスタ22を制御すればよい。
図8のダンピング回路21はこの目的のために設けられ
ているものであり、このダンピング回路21によって、
ドライバトランジスタ22のターンオフを時間をかけて
緩やかに行う。しかしながらこのようなダンピング回路
21を用いると、デバイス20が動作可能な最高周波数
が制限されることになり好ましくない。
【0011】この問題点を解決するためには、スタブ1
1の長さを極端に短くすることによりターンオフ時の波
形を改善するしかないと考えられてきた。しかしながら
リンギング波形を充分抑さえるためには、スタブ11を
排除してデバイス20を直接バス10に接続する必要が
ある。例えばデバイス20がメモリICの場合、メモリ
ICを直接マザーボードのバス配線に取付けることが必
要になる。この場合、メモリICをモジュール形態で使
用することが不可能になってしまう。即ち、メモリIC
が直接バス配線に接続されているため、メモリICを自
由に着脱することが不可能になり、例えば新たなメモリ
ICを増設するということが不可能になる。
【0012】またスタブ11を排除してメモリICを直
接バス10に接続する場合、メモリチップを小型化して
いく(シュリンクする)ことが出来なくなるという問題
点がある。メモリメーカーは、メモリチップを小型化し
ていくことによりコストダウンを達成する。しかしチッ
プを小型化する場合、マザーボードの配線形状は変えず
に、パッケージ外部引き出しピンとパッケージ内部のメ
モリチップの間を繋ぐリードフレームを長くする必要が
ある。しかしながらリードフレームを長くすると結局ス
タブが生じることになってしまう。従ってメモリICを
バスに直接接続する場合には、このようなシュリンク技
術を使用できないことになる。
【0013】またGTLの別のデメリットとして、終端
電圧が1.2 Vと低いため、ある選択されたデバイスがロ
ー出力している状態から、別のデバイスが選択されてこ
の新たに選択されたデバイスがロー出力する状態に切り
替わると、バス上の信号レベルがハイとローとの中間レ
ベルになってしまう点が挙げられる。
【0014】図12は、バス上に中間レベルの電圧が生
成される過程を説明するための図である。まず最初の状
態では、図12(A)に示されるように、バス10に接
続されたドライバD1及びドライバD2のうちで、ドラ
イバD1が選択されてオン状態(ロー出力状態)となっ
ている。この状態では、バス10はロー電位(0.4 V)
に保たれており、レシーバRはこのロー電位を検出す
る。この時ドライバD1には32mAの電流が流れる。
【0015】次に、図12(B)に示されるように、ド
ライバD1を非選択としてオフ状態とすると同時に、ド
ライバD2を選択してオン状態(ロー出力状態)とす
る。この状態では、ドライバD1付近のバス10は終端
抵抗Rt1でプルアップされハイ電位(1.2 V)とな
り、このハイ電位がレシーバRによって検出される。し
かしこの状態では、ドライバD1がオフになった情報が
ドライバD2の位置まで伝達されていない。即ち、終端
抵抗Rt1でプルアップされたハイ電位が、ドライバD
2の位置ではまだ現われていない。従って、ドライバD
2付近のバス10はロー電位(0.4 V)のままであるた
め、ドライバD2には充分な電流(32mA)が流れない
ことになる。つまりドライバD2近傍では、終端抵抗R
t2から供給される電流が、ドライバD2に流れ込むと
同時に、見掛け上まだオン状態であるドライバD1の方
向にも流れることになる。従って、ドライバD1及びド
ライバD2が共にオンである状態と等価となり、バス1
0のドライバD2付近の電位は0.4 Vより若干低い電位
となる。
【0016】図12(C)の状態は、図12(B)から
若干時間が経過した状態であり、ドライバD1がオフに
なり終端抵抗Rt1でプルアップされたハイ電位が、ド
ライバD2の位置まで到達した状態である。この状態で
は、デバイスD2の位置においてもデバイスD1がオフ
状態にあることが検出されるので、デバイスD2には充
分な電流(32mA)が流れて完全なオン状態となる。ま
たデバイスD2付近のバス10の電位はロー電位(0.4
V)となる。しかしこの時レシーバRには、デバイスD
2が完全なオン状態となった情報がまだ到達していな
い。即ち、デバイスD1がオフ状態となった情報がデバ
イスD2まで到達して折り返され、レシーバRに向かっ
ている状態である。即ち、レシーバRが検出できる状態
は、ドライバD1がオフとなったがドライバD2が中途
半端にオンとなった状態である。この状態では、ドライ
バD1付近のバス10の電位は、ハイ電位とロー電位と
の中間レベルとなる。
【0017】図12(D)は、ドライバD1がオフであ
りドライバD2がオンである状態が定常的になった状態
を示す。この状態では、ドライバD2が完全にオンにな
った情報がバス10全体に行き渡り、バス10の電位及
びレシーバRが検出する電位はロー電位(0.4 V)とな
る。
【0018】このように、バス10の電位は瞬間的に中
間レベルを示すことになる。図13に、計算機シミュレ
ーションにより求められた中間レベルの出現の様子を示
す。図13に示す波形は、図12のレシーバRによって
検出される波形であり、図中矢印で示されるようにハイ
電位でもロー電位でもない中間レベルが出現している。
上述の説明からも分かるように、レシーバRによって検
出される波形が瞬間的にハイ電位を示すことは避けるこ
とが出来ない。しかしハイ電位の後に続く中間電位によ
って、デバイスD1からデバイスD2への切り換え速度
が必要以上に制限されることになる。即ち、図中T1で
示される期間は、バス上の信号電圧が正しいものではな
いため、このT1の期間中はシステムの動作を待たせる
必要が生じる。
【0019】この中間電位の出現は、バス10の終端電
圧1.2 Vを2.5 V程度に高くすることによって避けるこ
とが出来る。例えば2.5 V程度の終端電圧を用いると、
ドライバD1及びD2のトランジスタのドレインには高
電圧が加わることになり、図12(B)の状態に於て既
に、ドライバD2には32mAの充分な電流が流れる。従
って、ドライバD2は最初から充分な電流量を引き込む
完全なオン状態となるので、中間電位がバス上に出現し
ない。このように、ドライバトランジスタがオン状態に
於て定電流源となる様なレンジでシステムを動作させれ
ば、中間電位の出現を回避することが出来る。
【0020】しかしながらGTLに於て終端電圧を例え
ば2.5 Vとしたのでは、ドライバの消費電力が著しく増
大することになり好ましくない。従って本発明は、オー
プンドレイン型のドライバ及び終端抵抗を用いたバス伝
送システムに於て、ドライバのターンオフに伴うリンギ
ングを、スタブ長を短くすることなく抑制することを目
的とする。
【0021】また本発明は、オープンドレイン型のドラ
イバ及び終端抵抗を用いたバス伝送システムに於て、終
端電圧を高くしてデバイス切り換え時の中間電位状態を
無くすと共に、デバイス消費電力の増加を避けることを
目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に於て
は、信号伝送システムは、終端抵抗を介して終端電位に
接続された信号伝送線路と、該信号伝送線路に信号を出
力するオープンドレイン型トランジスタと、該オープン
ドレイン型トランジスタのドレインと該信号伝送線路と
を接続する該信号伝送線路から分岐する分岐配線と、該
信号伝送線路の近傍で該分岐配線に挿入された抵抗を含
むことを特徴とする。
【0023】請求項2の発明に於ては、請求項1記載の
信号伝送システムに於て、前記信号伝送線路は特性イン
ピーダンスZ0 を有し、前記分岐配線は特性インピーダ
ンスZ1 を有し、前記抵抗は(Z1 −Z0 /2)の+100
%から-50 %の範囲の抵抗値を有することを特徴とす
る。
【0024】請求項3の発明に於ては、請求項1又は2
記載の信号伝送システムに於て、前記終端抵抗は前記特
性インピーダンスZ0 の+100%から-50 %の範囲の抵抗
値を有することを特徴とする。請求項4の発明に於て
は、請求項3記載の信号伝送システムに於て、前記終端
電位は2.5 V±0.25Vであることを特徴とする。
【0025】請求項5の発明に於ては、請求項3又は4
記載の信号伝送システムに於て、前記抵抗は24Ωから51
Ωの範囲の抵抗値を有することを特徴とする。請求項6
の発明に於ては、半導体装置モジュールは、終端抵抗を
介して終端電位に接続された信号伝送線路に接続される
半導体装置モジュールであって、基板と、該基板の側面
に配置され該信号伝送線路に接続される電極と、該信号
伝送線路に信号を出力するオープンドレイン型トランジ
スタを含み基板上に搭載される半導体装置と、該半導体
装置の該オープンドレイン型トランジスタのドレインと
該電極とを接続する接続配線と、該接続配線に該信号伝
送線路の近傍で挿入された抵抗を含むことを特徴とす
る。
【0026】請求項7の発明に於ては、請求項6記載の
半導体装置モジュールに於て、前記信号伝送線路の特性
インピーダンスをZ0 として、前記接続配線は特性イン
ピーダンスZ1 を有し、前記抵抗は(Z1 −Z0 /2)
の+100%から-50 %の範囲の抵抗値を有することを特徴
とする。
【0027】請求項8の発明に於ては、請求項7記載の
半導体装置モジュールに於て、前記抵抗は24Ωから51Ω
の範囲の抵抗値を有することを特徴とする。請求項9の
発明に於ては、信号伝送システムは、終端抵抗を介して
終端電位に接続されたバスと、所定長より長い第1の分
岐配線を介して該バスに接続される第1のチップと、所
定長より短い第2の分岐配線を介して該バスに接続され
る第2のチップと、該バスの近傍で該第1の分岐配線に
挿入された抵抗を含むことを特徴とする。
【0028】請求項10の発明に於ては、請求項9記載
の信号伝送システムに於て、前記第1のチップはPGA
パッケージ或いはBGAパッケージに格納されたメモリ
コントローラであり、前記第2のチップは前記バスが配
線されたボードに垂直に取付けられるメモリチップであ
ることを特徴とする。
【0029】請求項11の発明に於ては、電源電圧の近
傍に信号変動の中心を有する信号電圧を受け取る入力バ
ッファ回路は、該信号電圧と参照基準電圧との電圧レベ
ルをシフトするレベルシフト回路と、該レベルシフト回
路の電圧レベルシフト後の目標電圧を設定する目標電圧
設定回路と、該レベルシフト回路で電圧レベルがシフト
された該信号と該参照基準電圧との差を増幅する差動増
幅回路を含むことを特徴とする。
【0030】請求項12の発明に於ては、電源電圧の近
傍に信号変動の中心を有する信号電圧を受け取る入力バ
ッファ回路は、該信号電圧と参照基準電圧との電圧差を
検出する差動増幅回路と、該差動増幅回路に流れる該電
圧差に対応した電流を受け取り、該電流を電圧に変換す
る電流電圧変換回路を含むことを特徴とする。
【0031】請求項13の発明に於ては、請求項12記
載の入力バッファ回路に於て、前記差動増幅回路に流れ
る前記電流を複製して前記電流電圧変換回路に提供する
カレントミラー回路を更に含むことを特徴とする。請求
項14の発明に於ては、電源電圧とグランド電位との間
で所定の比率以上に該グランド電位に近い電圧に信号変
動の中心を有する信号電圧を受け取る入力バッファ回路
は、該信号電圧と参照基準電圧との電圧差を検出する差
動増幅回路と、該差動増幅回路に流れる該電圧差に対応
した電流を受け取り、該電流を電圧に変換する電流電圧
変換回路を含むことを特徴とする。
【0032】請求項15の発明に於ては、請求項14記
載の入力バッファ回路に於て、前記差動増幅回路に流れ
る前記電流を複製して前記電流電圧変換回路に提供する
カレントミラー回路を更に含むことを特徴とする。請求
項16の発明に於ては、終端抵抗を介して終端電位に接
続された信号伝送線路に接続される半導体装置は、該信
号伝送線路に接続される電極と、該信号伝送線路に信号
を出力するオープンドレイン型トランジスタと、該オー
プンドレイン型トランジスタのドレインと該電極とを接
続する接続配線と、該接続配線に該信号伝送線路の近傍
で挿入された抵抗を含むことを特徴とする。
【0033】請求項17の発明に於ては、請求項16記
載の半導体装置に於て、前記信号伝送線路の特性インピ
ーダンスをZ0 として、前記接続配線は特性インピーダ
ンスZ1 を有し、前記抵抗は(Z1 −Z0 /2)の+100
%から-50 %の範囲の抵抗値を有することを特徴とす
る。
【0034】上記請求項1乃至3、5乃至10、16及
び17の発明に於ては、バスから分岐する配線に抵抗を
直列に挿入して分岐配線とバスとの間のインピーダンス
整合をとることにより、分岐配線とバスとの間の分岐点
における信号反射を抑さえることが出来る。従ってドラ
イバのターンオフに伴う激しいリンギング波形の発生を
抑制することが出来るので、高速で安定な信号伝送を行
うことが出来る。また直列抵抗挿入により、ドライバト
ランジスタにおける電力消費を削減することが出来る。
【0035】上記請求項4の発明に於ては、終端電圧と
して約2.5 Vの電圧を用いることにより、オープンドレ
イン型のドライバトランジスタ及び終端抵抗を用いた信
号伝送システムに於て、デバイス切り換え時の中間電位
状態を無くすことが出来る。また直列抵抗挿入により、
ドライバトランジスタにおける電力消費を削減すること
が出来る。
【0036】上記請求項11乃至13の発明に於ては、
電源電圧の近傍に信号変動の中心を有する信号電圧を受
け取る入力バッファ回路に於て、レベルシフト或いは電
流電圧変換を行うことにより、信号電圧と参照基準電圧
との大小関係に応じて信号電圧をハイレベル或いはロー
レベルの信号として検出することが出来る。
【0037】上記請求項14及び15の発明に於ては、
グランド電位の近傍に信号変動の中心を有する信号電圧
を受け取る入力バッファ回路に於て、レベルシフト或い
は電流電圧変換を行うことにより、信号電圧と参照基準
電圧との大小関係に応じて信号電圧をハイレベル或いは
ローレベルの信号として検出することが出来る。
【0038】
【発明の実施の形態】以下に本発明の原理と実施例を添
付の図面を用いて説明する。図1に本発明の原理による
バス伝送システムを示す。図1のバス伝送システムは、
バス10とスタブ11との間に直列に挿入された直列抵
抗Rsを含む。またバス10に接続されたデバイス30
は、スタブ11にドレインが接続されたオープンドレイ
ン型のドライバトランジスタ31と、出力バッファ32
と、入力バッファ33とを含む。
【0039】直列抵抗Rsは、スタブ11からバス10
の方向を見込んだ場合の特性インピーダンスが、スタブ
11の特性インピーダンスと整合するように設定され
る。ここでスタブ11の特性インピーダンスはZ1 であ
り、スタブ11からバス10の方向を見込んだ場合の特
性インピーダンスは、直列抵抗Rsと両方向に延在する
バス10の特性インピーダンスの和である。またバス1
0の特性インピーダンスはZ0 であるから、両方向に延
在するバス10の特性インピーダンスはZ0 /2とな
る。従って、直列抵抗の値は、 Rs=Z1 −Z0 /2 (1) に設定される。このような直列抵抗Rsを挿入すること
によって、デバイス端で反射した信号がバス10に向か
う際に、スタブ部分11とその先とでインピーダンスの
整合が取られているために反射が起こらない。従って、
図10に示したようなリンギング波形が発生しないこと
になる。なおリンギングの発生を抑さえるためには、バ
ス10から分岐配線(スタブ11)に分岐する分岐点に
なるべく近い位置に直列抵抗Rsを挿入することが望ま
しい。
【0040】またこの直列抵抗Rsを挿入することによ
って、終端電圧VttにGTLの1.2 Vより高い電圧を
用いた場合でも、ドライバトランジスタ31にかかる電
圧を抑さえることが出来る。従って、ドライバトランジ
スタ31に於て消費される電力をGTLの場合程度に抑
さえることが可能となる。このようにドライバトランジ
スタ31の消費電力を抑さえることは、デバイス30を
搭載したチップの放熱を考慮した場合に好ましい。
【0041】一般に、バス10の特性インピーダンスZ
0 を約50Ω、スタブ11の特性インピーダンスZ1
約50Ωとして、直列抵抗Rsの値は約25Ωが好まし
い。実際には直列抵抗Rsの値が(Z1 −Z0 /2)の
値に対して−50%から+100%の範囲に設定されていれ
ば、良好にリンギングを抑制することが出来る。また終
端抵抗Rtとして特性インピーダンスZ0 に対して−50
%から+100 %の範囲の抵抗値のものを用い、更に終端
抵抗Vttとして2.5 V±0.25Vを用いた場合、直列抵
抗Rsの値は24Ωから51Ωであることが、整合条件
及びバス駆動力の観点から適切である。なおこの直列抵
抗Rsの値はバス伝送波形の質に関して、それ程シビア
なものではない。
【0042】図2は、図3と同等の条件で直列抵抗Rs
を挿入した場合の信号波形シミュレーションの結果を示
す。但し、終端電圧Vttは2.5 V、直列抵抗Rsは2
5Ωを想定している。図2(A)はスタブの長さがゼロ
の場合、図2(B)はスタブの長さが1cmの場合、図
2(C)はスタブの長さが2cmの場合、図2(D)は
スタブの長さが5cmの場合を示す。実線はメモリにデ
ータを書き込むデバイスDV側のドライバ端の波形を示
し、波線はメモリ側のレシーバ端の波形を示す。図10
に示されるGTLの場合と異なり、直列抵抗Rsを挿入
することによってリングングの発生が抑さえられている
ことが分かる。また図2(D)に示されるように、スタ
ブが5cmという長さであっても、システムは動作可能
である。
【0043】図2に示されるように、直列抵抗Rsを挿
入した場合であっても、ドライバトランジスタのターン
オフに伴いロー電位からハイ電位に移行する際に、ドラ
イバ側でオーバーシュートが観測される。GTLに於て
は図1のダンピング回路21を用いて、動作速度を犠牲
にして、このオーバーシュートの発生を抑制していた。
しかし本発明のように直列抵抗Rsを挿入した場合に
は、リンギング発生の心配がないので、オーバーシュー
トを抑制する必要がない。むしろオーバーシュートが発
生したほうが、結果的に入力信号の遷移を高速化してス
イッチング速度を早める効果があり好ましい。言い換え
れば、ドライバに直列に若干のインダクタンス成分があ
った方が、スイッチオフ時のドライバ端過渡電圧が高く
なるために受信波形は高速化する。
【0044】ここまでの説明に於て、終端電圧Vttを
高くした場合の例として2.5 Vという電圧値を用いた。
実際、この2.5 Vという電圧値は終端電圧Vttとして
適切な値であり、この値の合理性について以下に説明す
る。まず入力レシーバ回路(図1の入力回路33)の感
度を制約要因として考える。入力信号の振幅が大きいほ
うが入力レシーバ回路が高速に動作することを考慮する
と、現実的には、入力信号は中心電圧に対して±0.2 V
程度の振幅を有する必要がある。
【0045】この入力振幅の条件を確実に実現するため
には、バス10(図1)に於て、出力信号は±0.4 V程
度の振幅(peak-to-peakで0.8 V程度の振幅)を有する
必要がある。出力信号のハイレベルは終端電圧Vttに
等しいので、ローレベルは(Vtt−0.8 V)に等しく
なる。即ち、ドライバトランジスタ31(図1)がオン
の場合にはバス10の電位が(Vtt−0.8 )Vにな
り、ドライバトランジスタ31がオフの場合にはバス1
0の電位がVttになる。このようにドライバトランジ
スタ31のオン/オフ切り替えで0.8 Vの振幅を実現す
るためには、終端抵抗Rtを50Ωとして、ドライバトラ
ンジスタ31には32mA(=0.8 V/(50/2Ω))の駆
動電流が必要になる。
【0046】ドライバトランジスタ31がオンの時、バ
ス10の電位は(Vtt−0.8 V)であり、また直列抵
抗Rs(25Ω)での電圧降下は0.8 V(=32mA×25
Ω)である。従って、ドライバトランジスタ31のドレ
イン電圧は(Vtt−1.6 V)となる。逆に言えば、終
端電圧Vttはドレイン電圧よりも1.6 V程高い電圧で
ある必要がある。
【0047】またドライバトランジスタ31が充分な駆
動力を持つためには、このドレイン電圧は約0.4 Vから
0.9 Vの範囲にあることが必要になる。終端電圧Vtt
はドレイン電圧よりも1.6 V高い必要があるので、結
局、終端電圧Vttの適切な範囲は約2 Vから2.5 Vに
なる。
【0048】実際には、トランジスタのドレイン電圧は
0.4 Vよりも0.9 Vに近いほうが好ましい。その理由と
しては第1に、0.9 Vに近いドレイン電圧を用いた方が
トランジスタの駆動力をより大きくできるので、小型の
トランジスタを用いても所望の範囲内の駆動力が得られ
ることが挙げられる。第2に、バスに接続された2つの
ドライバトランジスタが同時にオンした場合(過渡的に
出力するデバイスの切り換え過程で生じる)、より高い
ドレイン電圧を用いたほうが、2つのドライバトランジ
スタに並列に電流を供給しやすいことが挙げられる。
【0049】従って、好ましい終端電圧Vttの値は2.
5 Vとなる。これ以上の電圧を用いると、性能は更に向
上するが、同時に消費電力が増大するので好ましくな
い。従って実際には、終端抵抗Vttとしては2.5 V±
0.25V程度が望ましい。一方、消費電力を抑制したいと
いう要請が強い場合は、多少の応答特性の悪化を許容し
て、Vttの値は2.0 V±0.2 V程度が望ましい。但
し、これ以下の終端電圧では、出力に直列抵抗を入れて
いる関係上充分な駆動力が得られないので、好ましくな
い。
【0050】但し本発明に於て、終端電圧Vttは2.5
Vに限定されるものではない。後述の実施例に示される
ように、例えば、電圧の高低関係を逆転して終端電圧V
ttをグランド電位としても良い。図3は、本発明によ
るバス伝送システムの第1の実施例を示す。図3に於て
図1と同一の構成要素は同一の番号で参照され、その説
明は省略される。
【0051】図3に於て、出力バッファ32は、PMO
Sトランジスタ41とNMOSトランジスタ42を含
む。PMOSトランジスタ41とNMOSトランジスタ
42はインバータ回路を構成し、出力信号を反転するよ
うに動作する。即ち、出力信号がハイのときにはローを
ドライバトランジスタ31のゲートに供給して、ドライ
バトランジスタ31をオフにする。逆に出力信号がロー
のときにはハイをドライバトランジスタ31のゲートに
供給して、ドライバトランジスタ31をオンにする。
【0052】入力バッファ33は、NMOSトランジス
タ51乃至54、PMOSトランジスタ55及び56、
NMOSトランジスタ57乃至61、差動増幅器62、
抵抗R1及びR2、PMOSトランジスタ71、及びN
MOSトランジスタ72を含む。ここでNMOSトラン
ジスタ51乃至54はレベルシフタ回路を構成し、PM
OSトランジスタ55及び56とNMOSトランジスタ
57乃至59は差動増幅器を構成する。またNMOSト
ランジスタ60及び61と、差動増幅器62と、抵抗R
1及びR2とはレベル自動調節器を構成する。このレベ
ル自動調節器は、レベルシフタ回路のレベルシフトの大
きさを自動的に調整する。またPMOSトランジスタ7
1及びNMOSトランジスタ72はインバータを構成す
る。
【0053】このように入力バッファ33がレベルシフ
ト機能を必要とする理由は、入力バッファ33の電源電
圧2.5 Vに対して、入力信号が2.2 Vを中心とする狭い
範囲で変動するからである。このように電源電圧に近い
範囲で信号が変動するような入力信号が与えられた場
合、通常の差動増幅器を用いた入力バッファ(例えば図
1の入力バッファ回路)によってハイ/ロー判定を行う
ことは出来ない。そこで図3の入力バッファ回路33に
於ては、レベルシフタ回路によって一旦入力信号電圧と
参照基準電圧とをレベルダウンし、レベルダウンされた
電圧に対して差動増幅器を用いてハイ/ロー判定を行
う。
【0054】NMOSトランジスタ51乃至54からな
るレベルシフタ回路に於て、NMOSトランジスタ53
及び54は、調整用電圧Vadjによって適切な電流量
に調整された定電流源として動作する。従って、定電流
がNMOSトランジスタ51及び53に流れ、それと同
一の定電流がNMOSトランジスタ52及び54に流れ
ることになる。この状態で、NMOSトランジスタ51
のゲート入力である入力信号電圧とNMOSトランジス
タ52のゲート入力である参照基準電圧Vrefは各
々、NMOSトランジスタのしきい値電圧分だけ電圧シ
フトされて、ノードA及びBに現われる。このノードA
及びBに現われたレベルシフトされた電圧が、下段の差
動増幅器に供給される。ここで調整用電圧Vadjは、
NMOSトランジスタ60及び61と、差動増幅器62
と、抵抗R1及びR2とからなるレベル自動調節器によ
って生成される。まず抵抗R1及びR2が分圧器を構成
して、レベルシフトの目標電圧を生成する。例えば、上
述のレベルシフト回路によって参照基準電圧Vref
(2.2 V)を1.3 Vにレベルシフトしたいのであれば、
分圧器によって1.3 Vの電圧を生成する。NMOSトラ
ンジスタ60及び61は、レベルシフタ回路のNMOS
トランジスタ52及び54と同一の回路(レプリカ回
路)を構成する。差動増幅器62には、NMOSトラン
ジスタ60及び61間のノードCに現われる電圧と、分
圧器が生成した目標電圧とを入力する。差動増幅器62
は両電圧の差を増幅して、調整用電圧Vadjとして出
力する。調整用電圧Vadjは、NMOSトランジスタ
61のゲートに入力される。このフィードバックによっ
て、ノードCに現われる電圧と目標電圧とが同一となる
ように制御される。
【0055】即ち、レプリカ回路のNMOSトランジス
タ61のゲートに入力されている調整用電圧Vadj
は、レプリカ回路のノードCの電圧を目標電圧に一致さ
せるような電圧となっている。この調整用電圧Vadj
が、レベルシフタ回路のNMOSトランジスタ53及び
54にゲート入力として供給されるので、目標電圧に等
しいシフトダウン電圧が、ノードBに現われることにな
る。
【0056】PMOSトランジスタ55及び56とNM
OSトランジスタ57乃至59からなる差動増幅器は、
シフトダウンされた入力信号電圧と参照基準電圧Vre
fとを比較して、出力をPMOSトランジスタ71及び
NMOSトランジスタ72からなるインバータに供給す
る。インバータは供給された信号を反転して入力信号と
して内部回路に供給する。
【0057】このように第1の実施例に於ては、レベル
シフタ回路によって入力信号電圧と参照基準電圧とをレ
ベルシフトさせ、レベルシフトされた電圧同士を差動増
幅器で比較することにより入力信号のハイ/ロー判定を
行う。この際、レベルシフト回路のレプリカ回路がレベ
ルシフトの目標電圧と等しい電圧を生成するようにフィ
ードバック制御を行うことにより、レベルシフト回路の
シフトダウン電圧を目標電圧に設定する。
【0058】図4は、本発明によるバス伝送システムの
第2の実施例を示す。図4に於て図3と同一の構成要素
は同一の番号で参照され、その説明は省略される。図4
の入力バッファ33Aは、NMOSトランジスタ81乃
至83、PMOSトランジスタ84乃至87、NMOS
トランジスタ88乃至90、及びPMOSトランジスタ
91を含む。ここでNMOSトランジスタ81乃至83
が差動増幅器として動作する。PMOSトランジスタ8
4及び85とPMOSトランジスタ86及び87とは、
各々のペアが、カレントミラー回路として動作する。ま
たPMOSトランジスタ84及び87とNMOSトラン
ジスタ88及び89は、電流を電圧に変換する回路とし
て動作する。NMOSトランジスタ90とPMOSトラ
ンジスタ91はインバータを構成する。
【0059】NMOSトランジスタ81のゲートに入力
された入力信号電圧は、NMOSトランジスタ82のゲ
ート入力である参照基準電圧Vrefと比較される。即
ち、両電圧の差に応じて、NMOSトランジスタ81及
び82のドレイン間には電圧差が現われる。しかし前述
したように、入力信号は電源電圧に近い電圧を中心とし
て変動する信号であるので、NMOSトランジスタ81
及び82のドレインに現われる電圧は充分な電圧振幅を
持たない。つまりNMOSトランジスタ81及び82の
ゲート電圧が高いので、ドレイン電圧は高い電圧で小振
幅の変動を有するものとなる。従って、このドレイン電
圧を信号として内部回路に供給することは出来ない。
【0060】ここでNMOSトランジスタ81及び82
のドレイン電圧は小振幅となるが、各トランジスタを流
れる電流は充分な振幅で変動するものとなっている。そ
こで第2の実施例に於ては、NMOSトランジスタ81
及び82の小振幅のドレイン電圧ではなく、ドレイン電
流をカレントミラー回路を介して電流電圧変換回路に供
給し、この電流電圧変換回路で電流変動を大振幅の電圧
変動に変換するようにする。
【0061】図4に示されるように、NMOSトランジ
スタ81のドレインはPMOSトランジスタ84及び8
5からなるカレントミラー回路の電流入力(ゲート入
力)に接続され、NMOSトランジスタ82のドレイン
はPMOSトランジスタ86及び87からなるカレント
ミラー回路の電流入力(ゲート入力)に接続される。従
って、PMOSトランジスタ84にはPMOSトランジ
スタ85と同一の電流が流れ、PMOSトランジスタ8
7にはPMOSトランジスタ86と同一の電流が流れ
る。PMOSトランジスタ84及び87とNMOSトラ
ンジスタ88及び89からなる電流電圧変換回路は、P
MOSトランジスタ84に流れる電流とPMOSトラン
ジスタ87に流れる電流との差に応じた電圧をノードD
に生成する。即ちノードDには、入力信号電圧と参照基
準電圧Vrefとの差に応じた電圧が現われる。ここで
PMOSトランジスタ84及び87とNMOSトランジ
スタ88及び89のドレイン電圧は、充分大きな変動が
可能なだけの余裕を有する。従って、ノードDに現われ
る電圧は、入力信号電圧と参照基準電圧Vrefとの大
小関係に応じて、ハイレベルあるいはローレベルとな
る。
【0062】このノードDに現われる電圧は、NMOS
トランジスタ90及びPMOSトランジスタ91からな
るインバータによって反転されて、反転された電圧が内
部回路に供給される。このように第2の実施例に於て
は、入力信号が電源電圧に近い電圧を中心として変動す
る信号である場合に、差動増幅器によって検出された入
力信号電圧と参照基準電圧との差に対応する充分な振幅
を有した電流を、カレントミラー回路を介して電流電圧
変換回路に供給して、充分な振幅を有した電圧に変換す
る。これによって、入力信号電圧と参照基準電圧との差
を増幅した電圧信号が得られることになり、入力信号電
圧と参照基準電圧との大小関係に応じたハイあるいはロ
ーの信号を供給することが出来る。
【0063】図5は、本発明によるバス伝送システムの
第3の実施例を示す。図5に於て図4と同一の構成要素
は同一の番号で参照され、その説明は省略される。本発
明によるバス伝送システムの第3の実施例は、図4の第
2の実施例と電圧の高低関係を逆転したものとなってい
る。即ち、図5のバス伝送システムに於ては、バス10
のターミネーションは、50Ωの終端抵抗Rtを介して
グランドに接続することによって行われている。またド
ライバトランジスタ31AはPMOSトランジスタに変
更されている。このような構成とした場合でも、直列抵
抗Rs挿入によるリンギング抑制及び消費電力抑制の効
果が、前述の実施例と同様に得られることは明らかであ
る。このようにターミネーションを接地によって実現す
れば、電源電圧が将来的に変更されてもシステムの設計
を変更する必要がないという点で有利である。
【0064】図5の入力バッファ33Bは、PMOSト
ランジスタ81A乃至83A、NMOSトランジスタ8
4A乃至87A、PMOSトランジスタ88A乃至90
A、及びNMOSトランジスタ91Aを含む。ここでP
MOSトランジスタ81A乃至83Aが差動増幅器とし
て動作する。NMOSトランジスタ84A及び85Aと
NMOSトランジスタ86A及び87Aとは、各々のペ
アが、カレントミラー回路として動作する。またNMO
Sトランジスタ84A及び87AとPMOSトランジス
タ88A及び89Aは、電流を電圧に変換する回路とし
て動作する。PMOSトランジスタ90AとMMOSト
ランジスタ91Aはインバータを構成する。
【0065】図5の入力バッファ33Bの動作は、図4
の入力バッファ33Aの動作と同一であるのでその説明
を省略する。なおこの場合、入力信号がグランド電位に
近い電圧(0.3 V)を中心として変動する信号であるの
で、入力バッファ33Bに供給される参照基準電圧Vr
efは0.3 Vとなる。
【0066】このように第3の実施例に於ては、バスの
ターミネーションが接地によって提供されて入力信号が
グランド電位に近い電圧を中心として変動する信号であ
る場合に、差動増幅器によって検出された入力信号電圧
と参照基準電圧との差に対応する充分な振幅を有した電
流を、カレントミラー回路を介して電流電圧変換回路に
供給して、充分な振幅を有した電圧に変換する。これに
よって、入力信号電圧と参照基準電圧との差を増幅した
電圧信号が得られることになり、入力信号電圧と参照基
準電圧との大小関係に応じたハイあるいはローの信号を
供給することが出来る。
【0067】本発明によるバス伝送システムを実現する
に於て、直列抵抗Rsを必ずしも全てのデバイスのドラ
イバ端に挿入する必要はない。デバイスによっては、長
いスタブ長が避けられないものもあれば、比較的短いス
タブ長を実現できるものもある。従って、長いスタブ長
を有するデバイスに直列抵抗Rsを挿入すれば、比較的
短いスタブ長を有するデバイスには直列抵抗Rsを挿入
しなくても、安定したシステム動作を実現することが可
能である。
【0068】例えば、BGA(Ball Grid Array )パッ
ケージやPGA(Pin Grid Array)パッケージに於て
は、半導体チップの周辺部に配置されたI/O回路から
出力電極(ボール或いはピン)までを長いリード線で繋
ぐ必要がある。従って、スタブ長は必然的にかなり長い
ものとなるので、直列抵抗Rsを挿入することがリンギ
ングを抑制するうえで望ましい。それに対し例えば、メ
モリチップのパッケージ等で垂直に立ててボードに取付
ける形状のものでは、スタブ長をかなり短くすることが
出来る。従って、垂直取付け形式のメモリチップパッケ
ージに対しては直列抵抗Rsを挿入しなくても問題がな
い。但し、このようなメモリチップパッケージに於て
も、内部のメモリチップをシュリンク技術により縮小し
たときにはスタブ長が長くなることになり、直列抵抗R
sを挿入する必要がある。
【0069】図6は、本発明によるバス伝送システムの
第4の実施例を模式的に示す。このバス伝送システムに
はメモリとコントローラが含まれており、BGAパッケ
ージに搭載されたコントローラチップに対しては直列抵
抗Rsを挿入し、垂直取付け形式のパッケージに格納さ
れたメモリチップに対しては直列抵抗Rsを挿入しな
い。
【0070】図6のバス伝送システムは、終端抵抗Rt
によって終端電圧Vttに接続されたバス10と、バス
10が配線されたプリント板120と、プリント板12
0に搭載されバス10に接続されるコントローラチップ
100と複数のメモリチップ110を含む。コントロー
ラチップ100はボード102上に搭載され、ボンディ
ングワイヤ101及びリード103を介してボール電極
104に接続される。ボール電極104は、抵抗Rsを
介してバス10に接続される。バス10は当然複数の配
線からなり、ボール電極104及び直列抵抗Rsはバス
10の配線の本数分存在するが、図面の見やすさを考慮
して1本のバス配線に対するもののみ示してある。
【0071】複数のメモリチップ111の各々は、メモ
リパッケージ110に格納され、出力ピン112を介し
てバス10に接続される。出力ピン112は短いので直
列抵抗Rsを挿入しなくても激しいリンギングは発生し
ない。このようにBGAパッケージやPGAパッケージ
等の長いスタブを必要とするパッケージに格納されたチ
ップに対しては直列抵抗Rsを挿入しておけば、垂直取
付け方式のメモリチップ等の短いスタブ長ですむ場合に
は直列抵抗Rsを挿入しなくても、バス伝送システム全
体に於て激しいリンギングの発生なく安定したシステム
動作を実現することが出来る。
【0072】図7は本発明による半導体装置モジュール
を示す。本発明による半導体装置モジュールは、プリン
ト基板側面の電極とプリント基板上に搭載されたチップ
間の配線(スタブに相当)に直列抵抗Rsを挿入するも
のである。図7に於ては、例えばDIMMを想定してお
り、バス10にDIMM130が装着される。DIMM
130は、プリント基板131、プリント基板上に搭載
されたメモリチップ132及び133、バス接続用の電
極140、電極140とメモリチップ132及び133
を接続する配線141、及び配線141に挿入された直
列抵抗Rsを含む。直列抵抗Rsが挿入されているため
に、リンギング及びチップに於ける電力消費を抑制する
ことが出来る。
【0073】図7に示されるように、直列抵抗が挿入さ
れたDIMM或いはSIMM等の半導体装置モジュール
に於ては、プリント基板に搭載されるチップの大きさ変
更により配線141の長さが変動しても、信号伝達特性
は変更しない。従って、シュリンク技術によりより小さ
なチップを製造可能となれば、製造者はコストダウンを
達成することが出来る。
【0074】なお本発明は上述の実施例に限定されるこ
となく、特許請求の範囲を逸脱することなく、様々な変
形及び改良をなすことが出来る。
【0075】
【発明の効果】請求項1乃至3、5乃至10、16及び
17の発明に於ては、バスから分岐する配線に抵抗を直
列に挿入して分岐配線とバスとの間のインピーダンス整
合をとることにより、分岐配線とバスとの間の分岐点に
おける信号反射を抑さえることが出来る。従ってドライ
バのターンオフに伴う激しいリンギング波形の発生を抑
制することが出来るので、高速で安定な信号伝送を行う
ことが出来る。また直列抵抗挿入により、ドライバトラ
ンジスタにおける電力消費を削減することが出来る。
【0076】請求項4の発明に於ては、終端電圧として
約2.5 Vの電圧を用いることにより、オープンドレイン
型のドライバトランジスタ及び終端抵抗を用いた信号伝
送システムに於て、デバイス切り換え時の中間電位状態
を無くすことが出来る。また直列抵抗挿入により、ドラ
イバトランジスタにおける電力消費を削減することが出
来る。
【0077】請求項11乃至13の発明に於ては、電源
電圧の近傍に信号変動の中心を有する信号電圧を受け取
る入力バッファ回路に於て、レベルシフト或いは電流電
圧変換を行うことにより、信号電圧と参照基準電圧との
大小関係に応じて信号電圧をハイレベル或いはローレベ
ルの信号として検出することが出来る。
【0078】請求項14及び15の発明に於ては、グラ
ンド電位の近傍に信号変動の中心を有する信号電圧を受
け取る入力バッファ回路に於て、レベルシフト或いは電
流電圧変換を行うことにより、信号電圧と参照基準電圧
との大小関係に応じて信号電圧をハイレベル或いはロー
レベルの信号として検出することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による信号伝送システムの原理を示す図
である。
【図2】(A)乃至(D)は、本発明によるリンギング
抑制の効果を示す計算機シミュレーションによる信号波
形図である。
【図3】本発明による信号伝送システムの第1の実施例
を示す図である。
【図4】本発明による信号伝送システムの第2の実施例
を示す図である。
【図5】本発明による信号伝送システムの第3の実施例
を示す図である。
【図6】本発明による信号伝送システムの第4の実施例
を示す図である。
【図7】本発明による半導体装置モジュールを示す図で
ある。
【図8】従来のGTL伝送システムの構成を示す図であ
る。
【図9】従来のGTL伝送システムに於けるリンギング
発生を説明するための図である。
【図10】(A)乃至(D)は、従来のGTL伝送シス
テムに於けるリンギング発生の様子を示す計算機シミュ
レーションによる信号波形図である。
【図11】図10の計算機シミュレーション条件を示す
図である。
【図12】(A)乃至(D)は、従来のGTL伝送シス
テムに於ける中間電位発生のメカニズムを説明するため
の図である。
【図13】従来のGTL伝送システムに於ける中間電位
発生の様子を示す計算機シミュレーションによる信号波
形図である。
【符号の説明】 10 バス 11 スタブ 20 デバイス 21 ダンピング回路 22 ドライバトランジスタ 30 デバイス 31 ドライバトランジスタ 31A ドライバトランジスタ 32 出力バッファ 33 入力バッファ 33A 入力バッファ 33B 入力バッファ 100 コントローラチップ 101 ボンディングワイヤ 102 ボード 103 リード 104 ボール電極 110 パッケージ 111 メモリチップ 112 ピン 120 プリント板 130 DIMM 131 プリント基板 132 メモリチップ 133 メモリチップ 140 電極 141 配線

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 終端抵抗を介して終端電位に接続された
    信号伝送線路と、 該信号伝送線路に信号を出力するオープンドレイン型ト
    ランジスタと、 該オープンドレイン型トランジスタのドレインと該信号
    伝送線路とを接続する該信号伝送線路から分岐する分岐
    配線と、 該信号伝送線路の近傍で該分岐配線に挿入された抵抗を
    含むことを特徴とする信号伝送システム。
  2. 【請求項2】 前記信号伝送線路は特性インピーダンス
    0 を有し、前記分岐配線は特性インピーダンスZ1
    有し、前記抵抗は(Z1 −Z0 /2)の+100%から-50
    %の範囲の抵抗値を有することを特徴とする請求項1記
    載の信号伝送システム。
  3. 【請求項3】 前記終端抵抗は前記特性インピーダンス
    0 の+100%から-50 %の範囲の抵抗値を有することを
    特徴とする請求項1又は2記載の信号伝送システム。
  4. 【請求項4】 前記終端電位は2.0 Vから2.5 Vである
    ことを特徴とする請求項3記載の信号伝送システム。
  5. 【請求項5】 前記抵抗は24Ωから51Ωの範囲の抵抗値
    を有することを特徴とする請求項3又は4記載の信号伝
    送システム。
  6. 【請求項6】 終端抵抗を介して終端電位に接続された
    信号伝送線路に接続される半導体装置モジュールであっ
    て、 基板と、 該基板に配置され該信号伝送線路に接続される電極と、 該信号伝送線路に信号を出力するオープンドレイン型ト
    ランジスタを含み基板上に搭載される半導体装置と、 該半導体装置の該オープンドレイン型トランジスタのド
    レインと該電極とを接続する接続配線と、 該接続配線に該信号伝送線路の近傍で挿入された抵抗を
    含むことを特徴とする半導体装置モジュール。
  7. 【請求項7】 前記信号伝送線路の特性インピーダンス
    をZ0 として、前記接続配線は特性インピーダンスZ1
    を有し、前記抵抗は(Z1 −Z0 /2)の+100%から-5
    0 %の範囲の抵抗値を有することを特徴とする請求項6
    記載の半導体装置モジュール。
  8. 【請求項8】 前記抵抗は24Ωから51Ωの範囲の抵抗値
    を有することを特徴とする請求項7記載の半導体装置モ
    ジュール。
  9. 【請求項9】 終端抵抗を介して終端電位に接続された
    バスと、 所定長より長い第1の分岐配線を介して該バスに接続さ
    れる第1のチップと、 所定長より短い第2の分岐配線を介して該バスに接続さ
    れる第2のチップと、 該バスの近傍で該第1の分岐配線に挿入された抵抗を含
    み、前記第2の分岐配線には前記抵抗が挿入されていな
    いことを特徴とする信号伝送システム。
  10. 【請求項10】 前記第1のチップはPGAパッケージ
    或いはBGAパッケージに格納されたメモリコントロー
    ラであり、前記第2のチップは前記バスが配線されたボ
    ードに垂直に取付けられるメモリチップであることを特
    徴とする請求項9記載の信号伝送システム。
  11. 【請求項11】 電源電圧の近傍に信号変動の中心を有
    する信号電圧を受け取る入力バッファ回路であって、 該信号電圧と参照基準電圧との電圧レベルをシフトする
    レベルシフト回路と、 該レベルシフト回路の電圧レベルシフト後の目標電圧を
    設定する目標電圧設定回路と、 該レベルシフト回路で電圧レベルがシフトされた該信号
    と該参照基準電圧との差を増幅する差動増幅回路を含む
    ことを特徴とする入力バッファ回路。
  12. 【請求項12】 電源電圧の近傍に信号変動の中心を有
    する信号電圧を受け取る入力バッファ回路であって、 該信号電圧と参照基準電圧との電圧差を検出する差動増
    幅回路と、 該差動増幅回路に流れる該電圧差に対応した電流を受け
    取り、該電流を電圧に変換する電流電圧変換回路を含む
    ことを特徴とする入力バッファ回路。
  13. 【請求項13】 前記差動増幅回路に流れる前記電流を
    複製して前記電流電圧変換回路に提供するカレントミラ
    ー回路を更に含むことを特徴とする請求項12記載の入
    力バッファ回路。
  14. 【請求項14】 電源電圧とグランド電位との間で所定
    の比率以上に該グランド電位に近い電圧に信号変動の中
    心を有する信号電圧を受け取る入力バッファ回路であっ
    て、 該信号電圧と参照基準電圧との電圧差を検出する差動増
    幅回路と、 該差動増幅回路に流れる該電圧差に対応した電流を受け
    取り、該電流を電圧に変換する電流電圧変換回路を含む
    ことを特徴とする入力バッファ回路。
  15. 【請求項15】 前記差動増幅回路に流れる前記電流を
    複製して前記電流電圧変換回路に提供するカレントミラ
    ー回路を更に含むことを特徴とする請求項14記載の入
    力バッファ回路。
  16. 【請求項16】 終端抵抗を介して終端電位に接続され
    た信号伝送線路に接続される半導体装置であって、 該信号伝送線路に接続される電極と、 該信号伝送線路に信号を出力するオープンドレイン型ト
    ランジスタと、 該オープンドレイン型トランジスタのドレインと該電極
    とを接続する接続配線と、 該接続配線に該信号伝送線路の近傍で挿入された抵抗を
    含むことを特徴とする半導体装置。
  17. 【請求項17】 前記信号伝送線路の特性インピーダン
    スをZ0 として、前記接続配線は特性インピーダンスZ
    1 を有し、前記抵抗は(Z1 −Z0 /2)の+100%から
    -50 %の範囲の抵抗値を有することを特徴とする請求項
    16記載の半導体装置。
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