JPH06104725A - 半導体集積回路 - Google Patents

半導体集積回路

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JPH06104725A
JPH06104725A JP5007083A JP708393A JPH06104725A JP H06104725 A JPH06104725 A JP H06104725A JP 5007083 A JP5007083 A JP 5007083A JP 708393 A JP708393 A JP 708393A JP H06104725 A JPH06104725 A JP H06104725A
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Yoshihiro Takemae
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Hiroshi Yoshioka
浩 吉岡
Makoto Koga
誠 古賀
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】高速転送(転送速度重視)と低速転送(消電力
性重視)の双方の入力回路に使用でき、また、CTTや
GTLの微小振幅レベルにも、CMOSやTTLの大振
幅の出力バッファにも使用できるようにする。 【構成】高電位側電源と低電位側電源の間に直列接続さ
れた第1のPMOSおよびNMOSトランジスタ230
a、と230bと、同じく第2のPMOSおよびNMO
Sトランジスタ231a,231bと、チップ内部回路
からの信号論理に従って、これらの4つのトランジスタ
を選択的にオン/オフする制御手段233を備える。転
送モード指定信号により、信号線路234と終端抵抗2
35の接続をオン/オフし、第1のPMOS,NMOS
トランジスタと、第2のPMOS,NMOSトランジス
タのどちらを駆動するか選択する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数のLSIチップを
搭載したボード上のチップ間入出力インターフェィス、
詳しくは、高周波数クロック(例えば50MHz以上)
で動作するデータ(以下、高速データと言う)と低周波
数クロック(例えば50MHz以下)で動作するデータ
(以下、低速データと言う)の双方に適用できる入力回
路およびその入力回路を含むデータ転送回路、又は、C
TT(center tapped termination)やGTL(Gunning
transceiver logic)レベルの微小振幅信号を出力する
出力バッファを具備する半導体集積回路に関する。
【0002】従前、LSIの入/出力レベルはTTLや
CMOSが一般的であったが、このレベルのままでは転
送データの周波数が50MHzを越えるあたりから、信
号の反射の影響やクロストークの影響が大きくなり、リ
ンギング等による波形歪みを生じて正常なデータ転送が
困難になる。そこで、信号レベルを1V以下に抑えた小
振幅の入出力インターフェイス(CTT、GTL)が注
目されており、これによれば、50MHzをはるかに越
える100MHz、もしくはそれ以上の高速データ転送
を実現できる。
【0003】
【従来の技術】第1の従来例 図29は従来のデータ転送回路の構成図である。ここで
は、特に限定しないが半導体メモリの例を示す。この図
において、1はデータを出力する側のLSIチップ(以
下、出力チップ)、2はデータを入力する側のLSIチ
ップ(以下、入力チップ)である。出力チップ1の内部
で作られたデータDは、インバータゲート11、ノアゲ
ート12、インバータゲート13およびトランジスタ1
4からなる反転経路Aと、ノアゲート15、インバータ
ゲート16およびトランジスタ17からなる非反転経路
Bとを通って出力回路18に伝えられる。出力回路18
は、トランジスタ19〜22からなる反転ドライブ部2
3と、トランジスタ24〜27からなる非反転ドライブ
部28と、各ドライブ部の出力に応答してプッシュプル
で動作する2つのトランジスタ29、30からなる出力
部31と、を備え、データDの論理が「1」すなわちH
論理のときには、出力部31のトランジスタ29を開い
て、VCCの電位(例えば+3.3V)でデータ線32を
駆動する一方、データDの論理が「0」すなわちL論理
のときには、出力部31のトランジスタ30を開いて、
SSの電位(例えば+0V)でデータ線32を駆動する
ものである。
【0004】なお、HiZコントロール信号をL論理に
すると、データDの論理に拘らず、出力部31の2つの
トランジスタ29、30を共にオフにでき、出力を開放
してハイインピーダンス状態にすることができる。これ
は、データ線32をバス線として使用する際に必要とな
る機能である。データ線32の電位変化、すなわち転送
データDtは入力端子Piから入力チップ2内に取り込
まれ、所定のコントロール信号(例えばライトイネーブ
ル信号WEから作られる信号)がL論理のときにノアゲ
ート33およびバッファ回路34とを通してラッチ回路
35に伝えられる。バッファ回路34は、トランジスタ
36、37からなるCMOS回路と、所定のコントロー
ル信号(例えばロウアドレスストローブ信号RASから
作られる信号)がL論理のときにオン、同信号がH論理
のときにオフとなる2つのトランジスタ38、39と、
インバータゲート40とから構成され、2つのトランジ
スタ38、39がオフの間、入力端子Piとラッチ回路
35の間を切り離してノイズ等による不本意なラッチの
反転を防止する。
【0005】ラッチ回路35は、4つのトランジスタ4
1〜44をたすき掛けに接続して構成するフリップフロ
ップと、2つのスイッチングトランジスタ45、46
と、1つのインバータゲート47とからなり、H論理が
入力するとL論理をセット(出力=L)し、L論理が入
力するとH論理をセット(出力=H)する。ラッチ回路
35の出力は、例えばインバータゲート48、49を介
してチップ内の各部に伝えられる。
【0006】このような構成において、転送データDt
の論理振幅、すなわちLSIチップの入出力レベルは
(VCC=+3.3V、VSS=0Vとすると)TTLであ
り、上限周波数はおよそ50MHz付近にある。50M
Hzを越える高速転送を可能にするには、例えば、出力
側をオープンドレインにすると共にVOHを抵抗でプルア
ップするGTL方式を採用すればよい。また、小振幅信
号を入力チップ2の内部レベル(例えばTTLやCMO
S)に高速変換するには、チップ2の入力初段に差動増
幅回路を設ければよい。
【0007】第2の従来例 CTTおよびGTLは、何れも、電源電圧よりも低い電
圧に信号線路を終端し、この終端抵抗に流れる出力バッ
ファの駆動電流によって抵抗の両端に1V以下の信号振
幅を生じさせるもので、終端抵抗の値を信号線路の特性
インピーダンスに合わせることにより、信号の反射を防
いで高速のデータ転送を可能にするものである。 [CTTインターフェイスの例]図30において、10
1および102はチップであり、これらのチップは同一
構成のトランシーバを搭載している。チップ101を代
表にトランシーバの構成を説明すると、103は差動増
幅部104およびインバータゲート105を含む入力バ
ッファ、106はインバータゲート107〜110、ナ
ンドゲート111、112、ノアゲート113、114
および2段のCMOS出力部115、116を含む出力
バッファである。前段のCMOS部115は高電位側電
源VCC(例えば+3V)と低電位側電源VSS(0V)と
の間にPチャネル型MOSトランジスタ(以下、第2の
PMOSトランジスタ)115aとNチャネル型MOS
トランジスタ(以下、第2のNMOSトランジスタ)1
15bをプッシュプル接続し、同様に、後段のCMOS
部116もVCCとVSSの間にPチャネルMOSトランジ
スタ(以下、第1のPMOSトランジスタ)116aと
NチャネルMOSトランジスタ(以下、第1のNMOS
トランジスタ)116bをプッシュプル接続している。
なお、117は信号線路118と終端抵抗119、12
0の一端に接続する入出力端子、121は終端抵抗11
9、120の他端とプルアップ電源VTT(VTT=VCC
2;VCCを+3Vとすると+1.5V)に接続する基準
電源端子、122は出力バッファ106を介してチップ
外部に出力する信号(便宜的に符号Aで表す)を生成す
る任意の内部回路、123は入力バッファ103からの
出力信号(便宜的に符号Bで表す)を取り込む任意の内
部回路、TSCはトライステートコントロール信号(H
レベルのときトライステート指定モード)である。
【0008】このような構成において、信号Bのレベル
は、差動増幅部104の反転入力(−)と非反転入力
(+)の電位関係で決まる。すなわち、反転入力(−)
の電位がVTT=+1.5Vであるから、非反転入力
(+)の電位が+1.5Vを越えると信号BはLレベ
ル、+1.5V以下のときはHレベルとなる。今、信号
BがHレベルのときに、信号AがHレベルで入力すると
(但し、信号TSCはLレベル)、インバータゲート1
09、ナンドゲート112、ノアゲート114およびイ
ンバータゲート110の出力が全てLレベルとなる。こ
のため、2段のCMOS部115、116のPMOSト
ランジスタ115a、116aがオン状態、NMOSト
ランジスタ115b、116bがオフ状態となり、VCC
→PMOSトランジスタ115a(116a)→終端抵
抗119、120→VTTの向きに電流+IL が流れる。
【0009】したがって、差動増幅部104の非反転入
力(+)の電位が反転入力(−)の電位よりもIL ×R
L (RL は終端抵抗119、120の並列合成値;例え
ば25Ω)だけ「高く」なった時点で信号BがLレベル
に変化する。一方、信号BがLレベルのときに、信号A
がLレベルで入力すると(但し、信号TSCはLレベ
ル)、インバータゲート109、ナンドゲート112、
ノアゲート114およびインバータゲート110の出力
が全てHレベルとなる。このため、2段のCMOS部1
15、116のPMOSトランジスタ115a、116
aがオフ状態、NMOSトランジスタ115b、116
bがオン状態となって、VTT→NMOSトランジスタ1
15b(116b)→VSSの向きに電流−IL が流れ
る。
【0010】したがって、差動増幅部104の非反転入
力(+)の電位が反転入力(−)の電位よりもIL ×R
L だけ「低く」なった時点で信号BがHレベルに変化す
る。ここで、入出力端子117の電位は、信号線路11
8等の容量で決まる時定数カーブに沿って変化するた
め、信号Bは、信号Aのレベルが遷移してから上記時定
数に応じた時間の経過後でなければ変化しない。
【0011】したがって、信号AのL→H遷移時におい
ては、信号BがLレベルに変化するまでの間、2個のP
MOSトランジスタ115a、116aを通して(言い
替えれば低抵抗で)駆動電流+IL が流されるが、信号
BがLレベルに変化すると、第1のPMOSトランジス
タ116aのみを通して(言い替えれば高抵抗で)駆動
電流+IL が流される。これは信号AのH→L遷移時に
おいても同様であり、信号BがHレベルに変化するまで
の間は、2個のNMOSトランジスタ115b、116
bを通して駆動電流−IL が流されるが、信号BがHレ
ベルに変化すると第1のNMOSトランジスタ116b
のみを通して駆動電流−IL が流される。
【0012】このため、出力遷移期間の前半部では大き
な駆動電流を、また後半部では小さな駆動電流を流すこ
とができ、出力信号の遷移を早めることができると共
に、出力信号のリンギングやオーバシュート等の発生を
回避することができる。なお、トライステートコントロ
ール信号TSCをHレベルにすると、信号A、Bの状態
にかかわらず、インバータゲート109とナンドゲート
112の出力をHレベル固定、ノアゲート114とイン
バータゲート110の出力をLレベル固定とすることが
でき、2段のCMOS部115、116の4個のMOS
トランジスタ115a、115b、116a、116b
を全てオフ状態にできる。 [CTT/GTLインターフェイスの例]図31は、C
TT、GTL兼用のトランシーバを搭載するチップの例
である。なお、図30と共通の回路要素には同一の符号
を付してある。このトランシーバは、信号GTL(バ
ー)をHレベルにするとCTTインターフェイスで動作
し、LレベルにするとGTLインターフェイスで動作す
るものである。
【0013】信号GTLをHレベル(CTTモード)に
すると、アンドゲート130、131、ノアゲート13
2およびインバータゲート133の出力が信号Aと逆論
理になるから、信号AがHレベルのときにはPMOSト
ランジスタ115a、116aがオン状態、信号AがL
レベルのときにはNMOSトランジスタ115b、11
6bがオン状態となり、入出力端子117がVCCまたは
SSで駆動される。そして、入出力端子117の論理が
HレベルまたはLレベルに確定すると、差動増幅回路1
04、インバータゲート134およびノアゲート135
を含む入力バッファ136からの信号Bの論理が入出力
端子117の論理と逆になり、出力バッファ137のア
ンドゲート131およびノアゲート132の出力論理が
反転して第2のPMOSトランジスタ115aまたは第
2のNMOSトランジスタ115bをオフ状態に遷移さ
せる。
【0014】一方、信号GTLをLレベル(GTLモー
ド)にすると、入力バッファ136のノアゲート135
の出力(すなわち信号B)がLレベル固定になると共
に、出力バッファ137のアンドゲート130、131
の出力がHレベル固定となるため、NMOSトランジス
タ115b、116bだけが信号Aの状態に応じてオン
/オフするようになり、出力バッファ137はオープン
ドレインで動作する。
【0015】なお、出力バッファ137のインバータゲ
ート133に付加したNMOSトランジスタ138およ
び抵抗139は、GTLモードのときに、第1のNMO
Sトランジスタ116bのカットオフを遅らせて出力信
号の急激なスナップオフを回避するためのものである。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】第1の問題点 第1の従来例(図29)にあっては、データ線32にプ
ルアップ抵抗を接続すると共に、チップ2の入力初段に
差動増幅回路を設ける構成となっていたため、50MH
zを越える高速データ転送の実現には有効であるもの
の、高速転送よりも消電力性能を重要視する用途には適
用できないといった問題点があった。
【0017】例えば、ノート型のパソコンやEWSをバ
ッテリ駆動で使用する際に、CPUのクロックスピード
を落として(すなわち転送データの周波数を落として)
バッテリを長持ちさせることが行われるが、上記対策で
は、プルアップ抵抗で消費される電力や差動増幅器で消
費される電力が無駄となり、しかも、プロアップ抵抗や
差動増幅器の数は転送データのビット数に比例するか
ら、全体として無視し得ない程度の電力ロスを生じる。
【0018】さらに、第1の従来例では、転送データが
ノア(NOR)ゲート33に入力される構成となってい
るため、入力電圧のハイ/ローを判別するためのNOR
ゲートの「しきい値」が、製造条件の影響で変動した
り、動作中の電流による接地電位の浮き上がりに起因し
て変動したりする不具合がある(図32に示すノアゲー
ト33の構成図を参照)。
【0019】第2の問題点 第2の従来例(図30又は図31)にあっては、CTT
やGTLといった微小振幅(数100mV)の信号イン
ターフェイスに適用できるものであるが、1Vを越える
大振幅の信号インターフェイス(例えばCMOSやTT
L)に適用した場合には、出力信号に大きな歪みが生じ
たり、出力信号の遷移が遅くなったりするといった問題
点があった。
【0020】なお、図30又は図31の終端抵抗11
9、120を取り外すことにより、信号線路118上の
論理振幅をほぼ電源幅一杯とすることができ、大振幅の
信号インターフェイスにも使用できるが、以下のような
不都合がある。CTTまたはGTLレベルを支配する第
1のPMOSトランジスタ116aおよび第1のNMO
Sトランジスタ116bの内部抵抗(オン抵抗RON
は、信号線路118上の論理振幅を0.4Vとすると、
次式(1)より求めることができる。
【0021】 0.4/(1.5−0.4)=25/RON ……(1) 但し、1.5はVTTの電位(VCC/2)、25は終端抵
抗119、120の並列合成値である。上式(1)か
ら、RONは68.75〔Ω〕となり、この内部抵抗を得
るには、第1のPMOSトランジスタ116aと第1の
NMOSトランジスタ116bのサイズを「ゲート長L
=1μm、ゲート幅W=100μm」程度に設定する必
要がある。しかし、このサイズは、一般的なCMOS出
力トランジスタのサイズ(例えば、L=100μm、W
=1000μm)に比べて相当に小さいため、CMOS
レベルやTTLレベルの出力トランジスタとしては明ら
かに駆動力が不足している。
【0022】したがって、かかる駆動力不足により、例
えば、信号線路のインダクタンス成分による反射波を抑
制して出力信号の歪みをなくことことができないばかり
か、TTLレベルにおける大きな容量性負荷(100
〔PF〕程度)を速やかに充放電することもできないか
ら、結局、出力信号の変化が緩慢になって遷移時間が長
引くといった不都合を生じるのである。
【0023】第1の目的 本発明の第1の目的は、上記の第1の問題点に鑑み、高
速転送(転送速度重視)と低速転送(消電力性重視)の
双方に適用できる入力回路を具備する半導体集積回路の
提供にある。第2の目的 本発明の第2の目的は、上記の第2の問題点に鑑み、内
部抵抗を最適化した2組の出力トランジスタを微小振幅
レベルの信号インターフェイス(CTTやGTL)と大
振幅の信号インターフェイス(CMOSやTTL)で使
い分けることにより、各モードに適した性能を発揮で
き、かつコンパチビリティ(互換性)に優れた半導体集
積回路の提供にある。
【0024】
【課題を解決するための手段】その1(請求項1〜6に対応) 本発明の半導体集積回路は、上記第1の目的達成のため
に、入力信号を受ける信号増幅回路への電源電圧供給を
制御するスイッチ手段と、前記入力信号の振幅若しくは
周波数に応じて前記スイッチ手段を選択的にオン/オフ
する制御手段とを具備することを特徴とする。
【0025】本発明の半導体集積回路は、上記第1の目
的達成のために、第1の周波数または該第1の周波数よ
りも低い第2の周波数で変化する入力信号を一方の制御
電極に印加すると共に、前記入力信号の論理振幅の略中
間値に相当する基準電圧を他方の制御電極に印加する一
対の差動トランジスタと、前記一対の差動トランジスタ
と低電位側電源との間に介在する低電位側トランジスタ
と、前記差動トランジスタと能動負荷の間または能動負
荷と高電位側電源との間に介在する高電位側トランジス
タと、前記入力信号の周波数が前記第1の周波数付近に
ある場合には、該入力信号の論理状態に拘らず、前記低
電位側トランジスタおよび高電位側トランジスタの双方
をオン状態とする制御電圧を発生する第1の制御電圧発
生手段と、前記入力信号の周波数が前記第2の周波数付
近にある場合には、該入力信号の論理状態に応じて前記
低電位側トランジスタまたは高電位側トランジスタの一
方をオン状態とする制御電圧を発生する第2の制御電圧
発生手段とを備えたことを特徴とする。
【0026】本発明の半導体集積回路は、上記第1の目
的達成のために、第1の論理振幅または該第1の論理振
幅よりも大きい第2の論理振幅を有する入力信号を一方
の制御電極に印加すると共に、前記入力信号の論理振幅
の略中間値に相当する基準電圧を他方の制御電極に印加
する一対の差動トランジスタと、前記一対の差動トラン
ジスタと低電位側電源との間に介在する低電位側トラン
ジスタと、前記差動トランジスタと能動負荷の間または
能動負荷と高電位側電源との間に介在する高電位側トラ
ンジスタとを備え、前記低電位側トランジスタと高電位
側トランジスタの各制御電極に前記入力信号を印加する
ように構成したことを特徴とする。
【0027】本発明のデータ転送回路は、上記第1の目
的達成のために、前記入力信号を伝送するための伝送線
路と、該入力信号の論理振幅の略中間値に相当する電圧
を発生する電圧源と、該伝送線路と電圧源との間に所定
のスイッチング手段を介して接続された終端抵抗と、前
記入力信号の周波数が前記第1の周波数に相当するとき
は該スイッチング手段をオン状態とする一方、同入力信
号の周波数が前記第2の周波数に相当するときは該スイ
ッチング手段をオフ状態とするオン/オフ制御手段とを
備えたことを特徴とする。
【0028】その2(請求項7〜11に対応) 本発明の半導体集積回路は、上記第2の目的達成のため
その原理図を図1に示すように、高電位側電源VCCと低
電位側電源VSSの間に直列接続された第1のPMOSト
ランジスタ230aおよび第1のNMOSトランジスタ
230bと、同じく高電位側電源VCCと低電位側電源V
SSの間に直列接続された第2のPMOSトランジスタ2
31aおよび第2のNMOSトランジスタ231bと、
チップ内部回路232からの信号論理に従って前記4つ
のトランジスタ230a、230b、231a、231
bを選択的にオン/オフするオン/オフ制御手段233
とを備え、前記第1のPMOSトランジスタ230aお
よび第1のNMOSトランジスタ230bの接続点P
200 と前記第2のPMOSトランジスタ231aおよび
第2のNMOSトランジスタ231bの接続点P201
双方をチップ外部の信号線路234に接続し、前記4つ
のトランジスタ230a、230b、231a、231
bの選択的なオン/オフ動作により、前記信号線路23
4を高電位側電源VCCまたは低電位側電源VSSに接続す
る半導体集積回路において、モード指定信号CMOS
が、前記信号線路234と所定の定電圧VTTとの間に終
端抵抗235を接続して使用する第1の転送モードを表
示しているときは、前記第1のPMOSトランジスタ2
30aまたは第1のNMOSトランジスタ230bによ
って前記信号線路234を駆動するように制御する一
方、前記モード指定信号CMOSが、該終端抵抗235
を接続しないで使用する第2の転送モードを表示してい
るときは、前記第2のPMOSトランジスタ231aま
たは第2のNMOSトランジスタ231bによって前記
信号線路234を駆動するように制御するモード制御手
段236を設け、かつ、前記第1のPMOSトランジス
タ230aと第1のNMOSトランジスタ230bのオ
ン抵抗を前記第1の転送モード時における信号線路23
4上の信号振幅と前記終端抵抗235の値とに基づいて
設定すると共に、前記第2のPMOSトランジスタ23
1aと第2のNMOSトランジスタ231bのオン抵抗
を前記第2の転送モード時における信号線路234上の
信号振幅に基づいて設定することを特徴とする。
【0029】
【作用】その1 本発明では、入力信号の周波数が第1の周波数若しくは
その振幅が第1の論理振幅にあるときは、低電位側トラ
ンジスタと高電位側トランジスタの双方が常にオン状態
となり、一対の差動トランジスタによる差動増幅動作が
許容される。また、入力信号の周波数が第2の周波数
(但し、第1の周波数よりも低い)若しくはその振幅が
第2の論理振幅(但し、第1の論理振幅よりも大きい)
にあるときは、低電位側トランジスタと高電位側トラン
ジスタの何れか一方が入力信号の論理状態に応じてオン
状態となり、一対の差動トランジスタによる差動増幅動
作が禁止されると共に、オン状態の低電位側トランジス
タまたは高電位側トランジスタを通して入力信号が増幅
されることなくチップに取り込まれる。
【0030】したがって、高速転送モードと、低電力モ
ード(低速で高振幅のデータ転送モード)の双方に適用
できる入力回路を提供できる。本発明のデータ転送回路
では、高速転送モードが要求されると終端抵抗が接続さ
れ、低電力モードが要求されると同終端抵抗が切り離さ
れるため、低電力モード時における終端抵抗の電力ロス
を回避できる。
【0031】さらに、本発明では、同一のチップを高速
転送専用にも低電力用にも使い分けることができる。こ
れは単に終端抵抗を用いるか用いないかの違いだけであ
り、製造者側にしてみれば、高速用と低電力用の種類の
異なるチップを作る必要がないから、安価にチップを供
給できるようになる。また、使用者側にとっては同一の
部品(本発明を適用した半導体集積回路)を使用用途に
よって高速用にも低電力用にも使えるため、在庫部品を
少なくできるというメリットが生じる。すなわち、終端
抵抗の電気的な接続/非接続が可能になるだけでなく、
部品のコストダウンに寄与す るという顕著な効果が
ある。
【0032】その2 図2において、RON(230a) は第1のPMOSトランジ
スタ230aのオン抵抗、RON(230b) は第1のNMO
Sトランジスタ230bのオン抵抗、RON(231a ) は第
2のPMOSトランジスタ231aのオン抵抗、R
ON(231b) は第2のNMOSトランジスタ231bのオ
ン抵抗、RL は終端抵抗235である。RON(2 30a)
よびRON(230b) は第1のPMOSトランジスタ230
aと第1のNMOSトランジスタ230bのサイズをL
=1μm、W=200μmとするとおよそ70〔Ω〕で
あり、また、RON(231a) およびRON(231b) は第2のP
MOSトランジスタ231aと第2のNMOSトランジ
スタ231bのサイズをL=1μm、W=1000μm
とするとこれはおよそ15〔Ω〕である。
【0033】今、微小振幅の信号転送モード(第1の転
送モード)で使用するときは、終端電圧VTTを1.5
V、RL を25Ωとすると、前式(1)から、R
ON(230a) またはRON(230b) を介して信号線路234を
CCまたはVSSに接続することにより、信号線路234
上における当該転送モードの目標信号振幅(例えば0.
4V)が得られる。
【0034】一方、大振幅の信号転送モード(第2の転
送モード)で使用するときは、一般的なCMOS出力ト
ランジスタと同程度のRON(231a) またはRON(231b)
介して信号線路234をVCCまたはVSSに接続すること
により、充分な駆動力を確保して信号線路234上にお
ける当該転送モードの目標信号振幅(例えばほぼ3V)
が得られる。
【0035】なお、第2の転送モードのときは、R
ON(230a) とRON(231a) 、RON(230b)とRON(231b)
並列に使用するのが望ましい。内部抵抗をより下げるこ
とができ、駆動力をさらに高めることができるからであ
る。
【0036】
【実施例】請求項1〜6の発明に係る実施例 図3〜図15は本発明に係る入力回路およびその入力回
路を含むデータ転送回路の実施例を示す図である。本実
施例における入力回路は、図3に示すように、入力信号
INを増幅して出力する差動増幅部(AMP)360
と、該差動増幅部360の電源供給経路中に挿入された
スイッチ要素(SW1 、SW2 )361、362とを含
むもので、スイッチ要素361、362のオン/オフ動
作が、入力信号VINの周波数または振幅に応じて制御さ
れるようになっている。
【0037】図4は、制御回路363、364を含む入
力回路の全体構成図である。差動増幅部360は、入力
信号VINをゲートに受けるトランジスタQ301 、高電位
側電源VCC(+3.3V)と低電位側電源VSS(0V)
の略中間電位(+1.65V)をもつ基準電圧VREF
ゲートに受けるトランジスタQ302 、およびこれら一対
の差動トランジスタQ301 、Q302 のドレイン側に接続
されたカレントミラー構成のトランジスタ(能動負荷)
303 、Q304 を備えると共に、Q301 、Q30 2 と低電
位側電源VSSとの間に図3のスイッチ要素362に相当
する低電位側トランジスタQ305 を挿入し、さらにQ
303 、Q304 と高電位側電源VCCとの間に図3のスイッ
チ要素361に相当する高電位側トランジスタQ306
307 を挿入して構成する。なお、365は、Q301
303 間のノードNaの電位VOUTを論理反転してチッ
プ内部に出力するインバータゲートである。
【0038】差動トランジスタQ301 、Q302 に流れる
ドレイン電流ID301 、ID302 は低電源側トランジス
タQ305 によって定電流化されており、一方が増大する
と他方が減少する関係にある。また、Q303 、Q304
ミラー比を例えばn:1(nは1を含む任意の値)とす
ると、ID301 ×n、ID302 ×1となる関係にもあ
る。
【0039】VIN<VREF の場合には、ID301 ×n<
ID302 ×1となり、Naの電位がVSS側に引かれてL
論理が出力される。他方、VIN>VREF の場合には、I
30 1 ×n>ID302 ×1となり、Naの電位がVCC
に引かれてH論理が出力される。出力VOUT の論理振幅
は、Naの電位変化幅(ほぼVCC−VSS)で与えられ、
チップ内部に必要な入力レベルが確保される。
【0040】ここで、高電位側トランジスタQ306 、Q
307 のゲート電圧(制御電圧)を発生する制御回路36
3は、発明の要旨に記載の第1および第2の制御電圧発
生手段として機能し、同様に、低電位側トランジスタQ
305 のゲート電圧(制御電圧)を発生する制御回路36
4も、発明の要旨に記載の第1および第2の制御電圧発
生手段として機能する。
【0041】すなわち、制御回路363(364)は抵
抗R301 と容量C301 (抵抗R302と容量C302 )でC
R積分回路を構成しており、VINの周波数が例えば50
MHzを越える周波数(第1の周波数)のときはVIN
から見たインピーダンスを抵抗性とする一方、同周波数
が例えば50MHzを下回る周波数(第2の周波数)の
ときは同インピーダンスを容量性とするものである。こ
のような周波数とインピーダンスの関係は、R301 とC
301 (R302 とC302 )の値によって設定できる。な
お、上記の抵抗性とは、ラインインピーダンス(一般に
50Ω)に対して、入力インピーダンスの複素数の実数
部が十分に大きいことであり、具体的には、CTT(セ
ンタータップ・ターミネーション)方式における動作周
波数(100MHz)において500Ω以上に見えるこ
とである。因みに、R301 =R302 =1KΩ、C301
0.0112PF、C302 =0.065PFとすれば、
TTLレベルでの追従性が問題となる高電位側の制御回
路363の時定数を、1KΩ×0.065PF×2=
0.13nsとすることができ、十分な応答速度を得る
ことができる。なお、この程度のC301 、C302 の値
は、Q305 〜Q307 のゲート容量で代用できるから、別
個に容量デバイスを設けなくてもよい。また、制御回路
363(364)は上記のCR積分回路に限定されな
い。例えば、配線のL成分とQ305 〜Q307 のゲート容
量を利用したLC積分回路であってもよい。
【0042】図5は、トランジスタQ301 〜Q307 の好
ましいW/Lを示す図である。この例では、Q301 とQ
302 を同サイズ、Q303 〜Q307 を同サイズにしてい
る。Q 303 とQ304 のミラー比は1:1である。このよ
うな構成において、VINの周波数が50MHzを越える
周波数(第1の周波数)の場合、VINから見た、すなわ
ちR301 とR302 を含めた低電位側トランジスタQ305
および高電位側トランジスタQ306 、Q308 の入力イン
ピーダンスが抵抗性となるため、これらのトランジスタ
305 〜Q307 は、そのチャネルオンの抵抗値よりも僅
かに大きい値を持つ等価的な抵抗として機能する。
【0043】したがって、差動増幅部360の動作が許
容され、Q301 のドレインからVINとVREF の差に応じ
た電位VOUT を取り出すことができ、図6に示すよう
に、微小振幅の入力信号(VIN)からTTLまたはCM
OSレベルの大振幅信号(VOU T )を生成できる。な
お、VOUT(INV)はインバータゲート365により反転し
たVOUT である。
【0044】一方、VINの周波数が50MHzを下回る
周波数(第2の周波数)の場合、V INから見た低電位側
トランジスタQ305 および高電位側トランジスタ
306 、Q 308 の入力インピーダンスが容量性、すなわ
ちR301 とR302 の存在が無視できるため、Q305 また
はQ306 、Q307 は、VINの論理に応じて一方だけがオ
ン状態になる。
【0045】したがって、差動増幅部360への電源供
給経路が絶たれ、当該差動増幅部360の動作が禁止さ
れる。これにより、低速データ転送時(すなわち高振幅
信号転送時)における差動増幅部360での無駄な電力
消費を回避できる。この禁止状態においては、例えば、
INがH論理(第2の周波数であるからTTLまたはC
MOSレベルのH論理)であれば、Q305 がオン状態、
306 、Q 307 がオフ状態となり、Q305 およびQ301
を介してVOUT の電位がVSS相当に引き下げられる。あ
るいは、VINが逆にL論理のときは、Q305 がオフ状
態、Q 306 、Q307 がオン状態となり、Q306 、Q307
およびQ301 を介してVOUT の電位がVCC相当に引き上
げられる。
【0046】したがって、図7に示すように、TTLま
たはCMOSレベル(高振幅)の入力信号(VIN)か
ら、同等レベルの大振幅信号(VOUT )を生成でき、チ
ップ内部へ支障なく取り込むことができる。なお、Q
305 およびQ306 、Q307 のしきい値を最適化すること
により、上記実施例の制御回路363、364を不要に
できる。
【0047】図8は、入力信号VINの論理振幅(微小振
幅Dmin と大振幅Dmax )に対するQ305 のしきい値
(便宜的にVth305 で表す)およびQ306 、Q307 のし
きい値(便宜的にVth306 で表す)の対応図である。次
式(2)の関係となるようにVth305 とVth306 を設計
すれば、 Vth306 +Vth305 +Dmin +β=Dmax ……(2) 但し、β:動作マージン VINが微小振幅(高速データ転送)の時には、Q305
306 およびQ307 の全てをオン状態にして、差動増幅
部360の動作を許容できる一方、VINが大振幅(低速
データ転送)の時には、Q305 またはQ306 、Q307
何れか一方をVINの論理状態に応じてオン状態にして、
差動増幅部360の動作を禁止できる。
【0048】図9は、上記実施例で説明した入力回路を
含むチップ内の入出力回路の構成図である。出力回路3
66は、チップ内部からの信号DOUT を、2つのインバ
ータゲート367、368を介してプッシュプル構成の
出力トランジスタ369、370に与えるとともに、ア
ンドゲート371、ノアゲート372、抵抗373、3
74およびトランジスタ375、376からなる加速回
路(Accelerator )377に与える。なお、N1は出力
回路366の入力ノード、N2は一方の出力トランジス
タ369のゲートのノード、N3は他方の出力トランジ
スタ370のゲートのノード、N4は加速回路377を
構成する一方のトランジスタ375のゲートのノード、
N5は加速回路377を構成する他方のトランジスタ3
76のゲートのノード、N6は出力回路の出力ノード
(入力回路の入力ノードでもある)、N7〜N10は入
力回路の各ノードである。
【0049】今、DOUT が例えばH論理からL論理に遷
移したときは、ノードN2およびN3がL論理からH論
理へと遷移し、一方の出力トランジス369がオンから
オフ、他方の出力トランジスタ370がこの逆にオフか
らオンへと変化する。したがって、ノードN6のレベル
が、トランジスタ370を介してVSS相当に引き下げら
れようとする。ここで、チップのI/O端子DQには大
きな容量分を有するデータ線がつながっているため、ノ
ードN6の電位変化はDOUT の変化よりもゆっくりと進
む。しかし、時間的にはnsオーダのきわめて短い時間
であり、リンギング等の発生は否めない。
【0050】図9の構成によれば、入力回路と加速回路
377の協同作用により、リンギングを無くすことがで
きる。すなわち、図9および図10において、ノードN
6の下降変化は入力回路によって監視され、TTLまた
はCMOSレベルのL論理が確定するまでの間、入力回
路からはL論理が出力され続ける(ノードN8のレベ
ル)。ノードN8は、加速回路377にもつながってお
り、この間は、加速回路377の2つのトランジスタの
うちの低電源VSS側のトランジスタ376がオンしてい
る。これにより、I/O端子DQにつながるチップ外の
データ線が、2つのトランジスタ370、376によっ
て2重にドライブされ、ノードN6の電位下降が促進さ
れる。所定時間の後、ノードN6のレベルがL論理に確
定すると(すなわちVREF を下回ると)、入力回路から
はH論理が出力され、これにより、加速回路377のト
ランジスタ376はオフになる。
【0051】したがって、I/O端子DQにつながるチ
ップ外のデータ線が、1個の出力トランジスタ370に
よって1重に駆動されるため、ノードN6の電位変化が
穏やかになり、リンギング等の波形歪みが回避される。
図11は、入力回路における各部の電圧波形図である。
なお、この波形図は、ノードN6のレベルがL論理から
H論理へと第2の周波数で遷移する状態を示している。
N6のレベルがL論理領域にあるときは、Q306 がオン
状態であり、このQ306 とQ303 を介してVCC相当のH
論理が出力される(インバータ365Aの入力波形参
照)。ノードN6のレベルがH論理領域へ遷移すると、
今度は、Q 305 がオン状態となり、このQ305 とQ301
を介してVSS相当のL論理が出力される。ノードN6の
論理振幅とインバータ365Aの入力波形振幅は、共に
TTLまたはCMOSレベルである。
【0052】なお、図9を図12のように改良してもよ
い。この改良例は、データDOUT の出力回路への取込み
を、所定のコントロール信号TSC(トライステートコ
ントロール)に従って規制するためのノアゲート38
0、インバータゲート381およびナンドゲート382
を備えると共に、入力回路からの出力を所定のコントロ
ール信号(例えばRASより作られる信号)に従って規
制するためのナンドゲート383を備えるものである。
これによれば、ノイズ等による不本意な入出力信号の発
生を確実に回避できる。
【0053】あるいは、図9または図12の入出力回路
に含まれる差動増幅回路を構成するトランジスタのタイ
プ(Pチャネル型、Nチャネル型)を、図13に示すよ
うに入れ替えてもよい。図13において、Q311 、Q
312 およびQ315 はPチャネル型のMOS−FET、Q
313 、Q314 、Q316 およびQ317 はNチャネル型のM
OS−FETであり、これによれば、上記各実施例と同
様な動作が得られる他、基準電圧VREF を相対的に低い
電圧(例えば0.8V程度)に設定した場合でも、ゲー
ト〜ソース間に十分なバイアス電圧が加わるのため、入
力差動増幅段の利得が低下しにくいというメリットがあ
る。
【0054】または、図14に示すように、入力回路の
低電源側トランジスタQ305 にトランジスタQ308 を直
列挿入し、このQ308 を所定のコントロール信号(例え
ばRASより作られる信号)に従ってオン/オフさせて
もよい。ノイズ等による不本意な入力信号の発生を回避
できることに加え、スタンバイ時に入力回路の電源を遮
断でき、電力消費を抑えることができる利点がある。
【0055】図15は、上記の各入力回路を含むデータ
転送回路の構成図である。この図において、390は入
力回路(図3または図4参照)391を含むLSIチッ
プ(例えばDRAM)、392はCPUである。CPU
392からはビットB1 からビットBn までのデータ
(アドレスでもよい)が入出力されている。データの各
ビットは、データ線(代表してビットB1 のデータ線3
93を示す)を介してLSIチップ390や他のチップ
に転送される。データ線393と所定の電源線V TT(V
CCとVSSの中間電位を持つ電源線;例えば+1.65
V)との間には、CMOSスイッチ(スイッチング手
段)394、395を介して終端抵抗396、397が
接続されており、CMOSスイッチ394、395は、
デコーダ(オン/オフ制御手段)398からのデコード
信号DCが高速転送モード(50MHzを越える周波数
の転送モード)を表すときにオン、低速転送モード(5
0MHzを下回る周波数の転送モード)を表すときにオ
フするようになっている。
【0056】したがって、この構成によれば、前述の実
施例における第1の周波数のデータを転送する際には、
終端抵抗396、397を用いてその振幅を微小化する
ことができ、高速転送に適した転送波形とすることがで
きる。また、前述の実施例における第2の周波数のデー
タを転送する際には、終端抵抗396、397を取り除
いてその振幅を拡大すると共に、終端抵抗396、39
7による電力ロスを回避して消電力性を改善することが
できる。すなわち、転送データの周波数を決定するCP
Uからの指示に従ってデータ転送路の構成を適宜に変更
できるから、処理速度重視の用途と消電力性重視の用途
で共有できる便利かつ好都合なデータ転送回路を実現で
きる。
【0057】請求項7、8の発明に係る実施例 図16〜図18は本発明に係る半導体集積回路の第1実
施例を示す図であり、CTTとCMOSの双方で使用で
きる半導体集積回路の例である。まず、構成を説明す
る。図16において、440は半導体集積回路のチップ
であり、チップ440には出力バッファ441と入力バ
ッファ442からなるトランシーバ回路が搭載されてい
る。出力バッファ441は、高電位側電源VCCと低電位
側電源VSSの間に直列接続した第1のPMOSトランジ
スタ443aおよび第1のNMOSトランジスタ443
bからなる第1のCMOS部443と、同じくVCCとV
SSの間に直列接続した第2のPMOSトランジスタ44
4aおよび第2のNMOSトランジスタ444bからな
る第2のCMOS部444と、これら4つのMOSトラ
ンジスタ443a、443b、444a、444bのオ
ン/オフ動作を、チップ内部回路445からの信号(便
宜的に符号Aで表す)とトライステートコントロール信
号(Hレベルで出力ハイインピーダンスを指定する信
号)TSCなどに基づいて制御するオン/オフ制御手段
446と、差動増幅部447およびインバータゲート4
48を含む入力バッファ442からの信号(便宜的に符
号Bで表す)と所定のモード指定信号(LレベルでCM
OS転送モードを指定する信号)CMOSバーに基づい
て、前記第1のCMOS部443と第2のCMOS部4
44の動作モードを切り換えるモード制御手段449と
を備える。なお、450は入力バッファ442からの信
号Bを取り込むチップ内部回路、451は入出力端子、
452は基準電圧端子であり、入出力端子451は、第
1のPMOSトランジスタ443aおよび第1のNMO
Sトランジスタ443bの接続点P443 と第2のPMO
Sトランジスタ444aおよび第2のNMOSトランジ
スタ444bの接続点P444 との双方に接続されると共
に、チップ440外部の信号線路453にも接続され
る。また、この入出力端子451には、当該チップ44
0がCTTレベルの転送モード(第1の転送モード)で
使用されるときに、終端抵抗454(両終端とすると抵
抗値は25Ω)を介して所定の定電圧VTT(VTT=VCC
/2;VCCを+3Vとすると+1.5V)が与えられて
おり、さらに、この定電圧VTTは、基準電圧端子452
にも与えられている。 [CTT動作]このような構成において、信号Bのレベ
ルは、差動増幅部447の反転入力(−)と非反転入力
(+)の電位関係で決まる。すなわち、反転入力(−)
の電位がVTT=+1.5Vであるから、非反転入力
(+)の電位が+1.5Vを越えると、言い替えれば、
入出力端子451の論理がHレベルに確定すると、イン
バータゲート448の出力(信号B)がLレベルとな
り、+1.5V以下、言い替えれば、入出力端子451
の論理がLレベルに確定すると、信号BがHレベルとな
る。
【0058】今、信号AがLレベルからHレベルへ遷移
すると(但し、信号TSCはLレベルのまま)、オン/
オフ制御手段446のインバータゲート455の出力が
Lレベル、インバータゲート456の出力がHレベルと
なるため、ノアゲート457の出力S457 とアンドゲー
ト458の出力S458 が共にHレベルとなる。信号Aの
L→H遷移直後では、信号BはHレベル(入出力端子4
51がLレベルであるから)であり、また、CTT動作
時には信号CMOSもHレベルであるから、モード制御
手段449のインバータゲート459、460の出力が
共にLレベルとなる。このため、ノアゲート461とナ
ンドゲート462は単にインバータゲートとして動作
し、これらの出力S461 、S462 が共に、信号Bと同じ
Hレベルになる。
【0059】したがって、オン/オフ制御手段446の
インバータゲート463の出力S46 3 、ナンドゲート4
64の出力S464 、ノアゲート465の出力S465 およ
びインバータゲート466の出力S466 が全てLレベル
になる。このため、2段のCMOS部443、444の
第1のPMOSトランジスタ443aと第2のPMOS
トランジスタ444aが共にオン状態となり、また、同
CMOS部443、444の第1のNMOSトランジス
タ443bと第2のNMOSトランジスタ444bが共
にオフ状態となって『VCC→第1のPMOSトランジス
タ443aおよび第2のPMOSトランジスタ444a
→終端抵抗454→VTT』の向きに電流+IL が流れ
る。その後、差動増幅部447の非反転入力(+)の電
位が反転入力(−)の電位よりもIL×RL (RL は終
端抵抗454の値;例えば25Ω)だけ「高く」なった
時点、すなわち入出力端子451の論理(CTTのHレ
ベル)が確定した時点で信号BがLレベルに反転する
と、モード制御手段449からの2つの出力S461 、S
462 が共にLレベルに変化し、オン/オフ制御手段44
6のアンドゲート464の出力S464 がHレベルになる
結果、入出力端子451の論理が確定した以降では、第
1のPMOSトランジスタ443aのみによって駆動電
流+IL が流される。
【0060】一方、信号AがHレベルからLレベルへ遷
移すると(但し、信号TSCはLレベルのまま)、オン
/オフ制御手段446のインバータゲート455の出力
がHレベルとなるため、ノアゲート457の出力S457
とアンドゲート458の出力S458 が共にLレベルとな
る。信号AのH→L遷移直後では、信号BはLレベルで
あるから、モード制御手段449のインバータゲート4
59の出力がHレベルとなり、ノアゲート461の出力
461 とナンドゲート462の出力S462 が共にLレベ
ルとなる。
【0061】したがって、オン/オフ制御手段446の
インバータゲート463の出力S46 3 、ナンドゲート4
64の出力S464 、ノアゲート465の出力S465 およ
びインバータゲート466の出力S466 が全てHレベル
となる。このため、上記とは逆に、CMOS部443、
444の第1のPMOSトランジスタ443aと第2の
PMOSトランジスタ444aが共にオフ状態となり、
また、同CMOS部443、444の第1のNMOSト
ランジスタ443bと第2のNMOSトランジスタ44
4bが共にオン状態となって『VTT→終端抵抗454→
第1のNMOSトランジスタ443bおよび第2のNM
OSトランジスタ444b→VSS』の向きに電流−IL
が流れる。その後、差動増幅部447の非反転入力
(+)の電位が反転入力(−)の電位よりもIL×RL
だけ「低く」なった時点、すなわち入出力端子451の
論理(CTTのLレベル)が確定した時点で信号BがH
レベルに反転すると、モード制御手段449からの2つ
の出力S461 およびS462 が共にHレベルに変化し、オ
ン/オフ制御手段446のノアゲート465の出力S46
5 がLレベルになる結果、入出力端子451の論理が確
定した以降では、第1のNMOSトランジスタ443b
のみによって駆動電流−IL が流される。 [CMOS動作]モード指定信号CMOSバー(以下、
バー省略)をLレベルにすれば、この半導体集積回路4
40をCMOSレベルで使用することができる。この場
合、信号線路453とVTT間の終端抵抗454を取り外
す。
【0062】信号CMOSをLレベルにすると、信号B
の論理にかかわらず、モード制御手段449の出力S
461 がLレベル、出力S462 がHレベルに固定される。
このため、オン/オフ制御手段446のナンドゲート4
64とノアゲート465が単にインバータゲートとして
機能する結果、2段のCMOS部443、444が信号
Aの論理に応じて並列にオン/オフ動作するようにな
る。
【0063】例えば、信号AがLレベルからHレベルへ
遷移したときは(但し、信号TSCはLレベルのま
ま)、S457 とS458 が共にHレベルであるから、オン
/オフ制御手段446の4つの出力(S463 、S464
465 およびS466 )が全てLレベルとなり、2段のC
MOS部443、444の第1のPMOSトランジスタ
443aと第2のPMOSトランジスタ444aが共に
オンする。これら2個のPMOSトランジスタ443
a、444aのオン期間は、信号AのHレベル期間と一
致する。
【0064】したがって、出力端子451は信号AのH
レベル期間において、2個のPMOSトランジスタ44
3a、444aによりダブルに駆動されることになる。
これは、信号AがLレベルへ遷移したときも同様であ
り、この場合には、2段のCMOS部443、444の
第1のNMOSトランジスタ443bと第2のNMOS
トランジスタ444bが共にオンする。
【0065】したがって、出力端子451は信号AのL
レベル期間において、2個のNMOSトランジスタ44
3b、444bによりダブルに駆動されることになる。
図17は、CTTモードとCMOSモードを比較するた
めのタイムチャートである。CTTモードでは、信号A
の遷移直後から信号Bの論理が反転するまでの期間だ
け、信号S464 、S465 、S463 およびS466 の論理が
一致する。
【0066】したがって、CTTモードにおいては、2
個のPMOSトランジスタ443a、444a、または
2個のNMOSトランジスタ443b、444bが、信
号Aの遷移直後から信号Bの論理が反転するまでの期間
だけ並列的にオン状態となり、当該期間以降では第1の
PMOSトランジスタ443aまたは第1のNMOSト
ランジスタ444aのみがオン状態となる。出力端子4
51(すなわち信号線路453)に現れる信号の振幅
は、第1のPMOSトランジスタ443aまたは第1の
NMOSトランジスタ444aのオン抵抗の値RON、終
端抵抗454の値RL 、および終端電圧VTTの大きさで
決まり、例えば、信号振幅を0.4V、V TTを1.5
V、RL を25Ωとすると、RONは前式(1)より、6
8.75Ωとなる。このRONを満足するには、第1のP
MOSトランジスタ443aまたは第1のNMOSトラ
ンジスタ444aのサイズを、「L=1μm、W=20
0μm」程度に設定すればよい。
【0067】これに対し、CMOSモードでは、信号S
464 、S465 、S463 およびS466の論理が常に一致し
ているため、また、終端抵抗454が取り外されるた
め、出力端子451に現れる信号の振幅は、2個のPM
OSトランジスタ443a、444a、または2個のN
MOSトランジスタ443b、444bの並列オン抵抗
で決まる。したがって、第1のPMOSトランジスタ4
43aおよび第1のNMOSトランジスタ443bのオ
ン抵抗を68.75Ω程度に設定すると共に、第2のP
MOSトランジスタ444aおよび第2のNMOSトラ
ンジスタ444bのオン抵抗をできるだけ小さく設定す
ることにより、並列オン抵抗の値を充分に下げることが
でき、CMOSレベルに必要な駆動力を確保することが
できる。
【0068】なお、第2のPMOSトランジスタ444
aおよび第2のNMOSトランジスタ444bのサイズ
を、一般的なCMOS出力トランジスタのサイズ(例え
ば、L=1μm、W=1000μm)程度にすれば、原
理的には、これら第2のPMOSトランジスタ444a
と第2のNMOSトランジスタ444bだけでも充分な
駆動力が得られるから、本発明は、必ずしも、2個のM
OSトランジスタを並列駆動するものに限定されるもの
ではなく、例えば、第1のPMOSトランジスタ443
aと第1のNMOSトランジスタ443bの内部抵抗を
CTTレベルに適した値に設定すると共に、第2のPM
OSトランジスタ444aと第2のNMOSトランジス
タ444bの内部抵抗をCMOSレベルに適した値に設
定し、これら2組のMOSトランジスタをCTTレベル
とCMOSレベルで使い分けるようにしてもよい。勿
論、2組のトランジスタを並列駆動すれば、駆動力をよ
り高めることができるから、CMOSモードにこのよう
な駆動方法を採用するのは当然の帰結である。
【0069】また、モード指定信号CMOSは、図18
に示す回路によって自動的に生成するのが望ましい。こ
の回路は、チップ440の基準電圧端子452(図16
参照)の電位(基準電位VREF )をモニタし、その電位
がNMOSトランジスタ470のしきい値電圧よりも高
ければ、すなわち基準電圧端子452にCTTの終端電
圧VTT(=+1.5V)が与えられていれば、NMOS
トランジスタ470をオンにしてCMOSインバータゲ
ート471の出力(信号CMOS)をHレベルにする一
方、基準電圧端子452がオープン状態または接地レベ
ルであれば、すなわちCTTの終端電圧VTTが与えられ
ていなければ、NMOSトランジスタ470をオフにし
てCMOSインバータゲート471の出力(信号CMO
S)をLレベルにするものである。なお、472〜47
4は抵抗、475は容量であり、抵抗472は基準端子
452がオープン状態にされた場合にNMOSトランジ
スタ470のゲートにグランドレベルを与えるためのも
の、抵抗473はNMOSトランジスタ470の負荷要
素である。また、抵抗472と容量475は積分回路を
構成しており、入力雑音をカットしてNMOSトランジ
スタ470の誤動作を防止するものである。
【0070】このような回路を用いると、基準電圧端子
452の電位に応じてCTTモードとCMOSモードを
自動的に切り換えることができ、半導体集積回路の使い
勝手を向上できる。図19、図20は本発明に係る半導
体集積回路の第2実施例を示す図であり、CTTとCM
OSに加えてGTLにも使用できる半導体集積回路の例
である。なお、第1実施例と共通の回路要素には同一の
符号を付してある。
【0071】まず、構成を説明する。図19において、
480は差動増幅部であり、この差動増幅部480は、
一対のNMOSトランジスタ481、482の各ゲート
を入出力端子451と基準電圧端子452にそれぞれ接
続し、同NMOSトランジスタ481、482のソース
を定電流トランジスタ483を介して低電位側電源V SS
に接続すると共に、同NMOSトランジスタ481、4
82の各ドレインと高電位側電源VCCとの間にそれぞれ
2個のPMOSトランジスタ484、485(486、
487)を接続して構成する。なお、PMOSトランジ
スタ484、486のゲートは、抵抗488を介して入
出力端子451に接続され、PMOSトランジスタ48
5、487のゲートはNMOSトランジスタ482のド
レインに接続されている。また、定電流トランジスタ4
83のゲートは抵抗489を介して入出力端子451に
接続されている。かかる構成の差動増幅部480は、入
出力端子451と基準電圧端子452の電位関係に応じ
た信号(信号B)をNMOSトランジスタ481のドレ
インから取り出すもので、この信号Bは、入出力端子4
51の電位が基準電圧端子452の電位よりも高い(H
レベル)ときにLレベル、入出力端子451の電位が基
準電圧端子452の電位よりも低い(Lレベル)ときに
Hレベルとなる。なお、この信号Bは信号Enable
でコントロールされるナンドゲート490を介してチッ
プ内部回路450に与えられており、信号Enable
をLレベルとすることによって、例えばスタンバイモー
ド時のチップ内部回路450への信号入力をカットでき
るようになっている。
【0072】491はオン/オフ制御手段であり、第1
実施例のオン/オフ制御部との相違は、第1のPMOS
トランジスタ443aのオン/オフ制御にナンドゲート
492を用いた点、第2のPMOSトランジスタ444
aと第2のNMOSトランジスタ444bのオン/オフ
制御にいわゆるデグリッチャ回路493、494を用い
た点、さらに、第1のNMOSトランジスタ443bの
オン/オフ制御用のインバータゲート466にNMOS
トランジスタ495と抵抗496からなる付加回路を設
けた点である。ナンドゲート492は、所定のモード指
定信号GTLバー(以下、バー省略)がHレベルであれ
ば、単にインバータゲートとして機能する。すなわち、
その出力S492 を前段のノアゲート457の出力S457
の逆論理とするが、モード指定信号GTLがLレベルに
なると(GTLモード)、出力S 457 の論理にかかわら
ず、その出力S492 をHレベル固定とする。
【0073】したがって、モード指定信号GTLのLレ
ベル期間では、第1のPMOSトランジスタ443aが
オフ固定となる。デグリッチャ回路493、494は、
多段インバータゲート493a(494a)とフリップ
フロップ493b(494b)からなり、多段インバー
タゲート493a(494a)によって決まる時間だけ
入力の再受け付けを禁止して雑音耐性を向上する回路で
ある。これらのデグリッチャ回路493、494は、ノ
アゲート457の出力S457 、ナンドゲート458の出
力S458 およびモード制御手段497の2つの出力S
499 、S500 (後述)の論理に従ってその出力論理を決
定する。インバータゲート466に付加したNMOSト
ランジスタ495と抵抗496は、モード指定信号GT
LがLレベル(GTLモード)のときに、NMOSトラ
ンジスタ495をオフにして、インバータゲート466
の低電位電源経路(すなわち第1のNMOSトランジス
タ443bのゲート電荷放電路)に抵抗496を挿入
し、第1のNMOSトランジスタ443bのカットオフ
を遅らせて出力信号の急激なスナップオフを回避するた
めのものである。
【0074】モード制御手段497は、第1実施例のモ
ード制御手段の構成からインバータゲート459を取り
除くと共に、モード指定信号GTLの論理を反転するイ
ンバータゲート498と、2個のノアゲート499、5
00とを加えた点が相違する。モード指定信号GTLが
Hレベルであれば、2個のノアゲート499、500を
単にインバータゲートとして機能させるが、モード指定
信号GTLがLレベル(GTLモード)のときは、2個
のノアゲート499、500の各出力S499 、S500
強制的にLレベル固定とする。ここで、インバータゲー
ト461の出力S461 とナンドゲート462の出力S
462 は、モード指定信号CMOSがHレベルのときに信
号Bと逆論理(インバータゲート459を取り除いたの
で第1実施例とは逆になる)になるが、モード指定信号
CMOSがLレベルのときには強制的にLレベル固定と
なる。
【0075】したがって、モード制御手段497から取
り出される出力S499 、S500 の論理は、次表1に示す
ように、2つのモード指定信号GTL、CMOSと信号
Bの論理から一義的に決まる。 以下、各モードごとに説明する。 [CTTモード]2つのモード指定信号CMOS、GT
Lを共にHレベルにするとCTTモードになる。
【0076】信号AのL→H遷移直後では、信号BはH
レベルであるから、モード制御手段497から取り出さ
れる出力S499 、S500 は、上表1より、共にHレベル
である。したがって、オン/オフ制御手段491のデグ
リッチャ回路493、494の出力論理は信号Aと逆論
理となり、信号AがHレベルであるから、出力S493
494 はLレベルとなる。その結果、オン/オフ制御手
段491の4つの出力(S492 、S493 、S494 および
466 )が全てLレベルになり、第1のPMOSトラン
ジスタ443aと第2のPMOSトランジスタ444a
がオン状態となって入出力端子451がVCC側にダブル
で駆動される。そして、入出力端子451の論理がHレ
ベルに確定すると、信号BがLレベルに反転し、上表1
より、モード制御手段497から取り出される出力S
499 、S500 が共にLレベルになる。
【0077】したがって、入出力端子451の論理がH
レベルに確定した以降は、デグリッチャ回路493の出
力S493 がHレベルになるから、第2のPMOSトラン
ジスタ444aがオフし、第1のPMOSトランジスタ
443aのみによって入出力端子451が駆動される。
一方、信号AがHレベルからLレベルへ遷移すると、そ
の遷移直後では、信号BはLレベルであるから、モード
制御手段497から取り出される出力S499 、S
500 は、上表1より、共にLレベルである。
【0078】したがって、デグリッチャ回路493の出
力S463 がHレベル固定、デグリッチャ回路494の出
力S494 が信号Aと逆論理となり、信号AがLレベルで
あるから、出力S494 はHレベルとなる。その結果、オ
ン/オフ制御手段491の4つの出力(S492
493 、S494 およびS466 )が全てHレベルになり、
第1のNMOSトランジスタ443bと第2のNMOS
トランジスタ444bがオン状態となって入出力端子4
51がVSS側にダブルで駆動される。そして、入出力端
子451の論理がLレベルに確定すると、信号BがHレ
ベルに反転し、上表1より、モード制御手段497から
取り出される出力S499 、S500 が共にHレベルにな
る。
【0079】したがって、入出力端子451の論理がL
レベルに確定した以降は、デグリッチャ回路494の出
力S494 がLレベルになるから、第2のNMOSトラン
ジスタ444bがオフし、第1のNMOSトランジスタ
443bのみによって入出力端子451が駆動される。 [CMOSモード]終端抵抗454を取り外すと共に、
モード指定信号GTLをHレベルにしたままで、モード
指定信号CMOSをLレベルにするとCMOSモードに
なる。
【0080】このモードでは、モード制御手段497か
ら取り出される2つの出力は、上表1より、信号Bにか
かわらず、出力S499 がHレベル、出力S500 がLレベ
ルに固定される。したがって、オン/オフ制御手段49
1のデグリッチャ回路493、494の出力S493 、S
494 は、信号Aと逆論理となり、例えば、信号AがHレ
ベルであれば、出力S493 、S494 はLレベルとなる。
その結果、オン/オフ制御手段491の4つの出力(S
492 、S493 、S494 およびS466 )が全て信号Aと逆
論理になり、信号AがHレベルであれば、第1のPMO
Sトランジスタ443aと第2のPMOSトランジスタ
444aが共にオン状態となって入出力端子451がV
CC側にダブルで駆動され、あるいは、信号AがLレベル
であれば、第1のNMOSトランジスタ443bと第2
のNMOSトランジスタ444bが共にオン状態となっ
て入出力端子451がVSS側にダブルで駆動される。か
かる2個のトランジスタによる駆動は、入出力端子45
1のレベル確定後、すなわち信号Bの論理が反転した後
も継続され、CMOSレベルに必要な大きな駆動力を確
保することができる。 [GTLモード]モード指定信号GTLをLレベルにす
るとGTLモードになる。この場合、モード指定信号C
MOSの論理は無視される。なお、GTLモードでは、
終端抵抗454を取り付けると共に、その終端電圧VTT
を+0.8Vにする必要がある。このモードでは、モー
ド制御手段497から取り出される2つの出力S499
500 は、上表1より、信号Bにかかわらず、共にLレ
ベル固定となる。したがって、オン/オフ制御手段49
1のデグリッチャ回路493の出力S493 がHレベル固
定となり、さらに、モード指定信号GTLによってオン
/オフ制御手段491のナンドゲート492の出力S
492 もHレベル固定となる。その結果、第1のPMOS
トランジスタ443aと第2のPMOSトランジスタ4
44aを共に強制カットオフさせることができ、GTL
モードに必要なオープンドレインを構成することができ
る。なお、このGTLモードでは、入出力端子451の
論理をHレベルからLレベルへ遷移させるときに、イン
バータゲート466に付加した抵抗496の効果によ
り、出力S466 (すなわち第1のNMOSトランジスタ
443bのゲート電位)の立ち下がりスピードを遅くし
ている。これは、第1のNMOSトランジスタ443b
のカットオフを遅らせて出力信号の急激なスナップオフ
を回避するための対策である。
【0081】図20は、第2実施例のタイムチャートで
ある。2つのモード指定信号CMOS、GTLの組み合
せに応じ、CTTモード、GTLモードまたはCMOS
モードの何れかで使用することができる。すなわち、C
TTモードでは、信号Aの遷移直後から出力論理が確定
(信号Bが変化)するまでの間、2個のMOSトランジ
スタで入出力端子451を駆動すると共に、信号Bの変
化以降は1個のMOSトランジスタで入出力端子451
を駆動することができ、また、GTLモードでは、2個
のPMOSトランジスタを常にカットオフ状態としてオ
ープンドレインを構成できる。さらに、CMOSモード
では、常に2個のMOSトランジスタで入出力端子45
1を駆動することができ、充分な駆動力を確保すること
ができる。
【0082】図21、図22は本発明に係る半導体集積
回路の第3実施例を示す図であり、上記の第2実施例の
変形例である。この例では、CTTモードのときに第1
のPMOSトランジスタ443aと第1のNMOSトラ
ンジスタ443bだけを使用して出力端子451を駆動
する。図21において、モード制御手段501は、モー
ド指定信号GTLがHレベルのときに、ナンドゲート4
99の出力S499 をモード指定信号CMOSと逆論理に
すると共に、ナンドゲート500の出力S500 をモード
指定信号CMOSと同論理にするものであり、また、モ
ード指定信号GTLがLレベルのときは、モード指定信
号CMOSの論理にかかわらず、2つの出力S499 、S
500 をLレベル固定とするものである。なお、502は
モード指定信号CMOSの逆論理の信号を生成するイン
バータゲートである。
【0083】これらの2つの出力S499 とS500 は、そ
れぞれオン/オフ制御手段491Aのナンドゲート50
3とノアゲート504に加えられる。ナンドゲート50
3は、出力S499 がHレベルのとき、すなわちモード指
定信号GTLがHレベルであって、かつモード指定信号
CMOSがLレベルのとき、言い替えればCMOSモー
ドのときに、単にインバータゲートとして機能する。
【0084】したがって、ナンドゲート503の出力S
503 は、CMOSモードのときに信号Aと同論理にな
り、それ以外のモード(CTT/GTL)ではHレベル
固定になる。また、ノアゲート504は、出力S500
Lレベルのとき、すなわちモード指定信号GTLがHレ
ベルであって、かつモード指定信号CMOSがLレベル
のとき、または、モード指定信号GTLがLレベルのと
き、言い替えればCMOSモードまたはGTLモードの
ときに、単にインバータゲートとして機能する。
【0085】したがって、ノアゲート504の出力S
504 は、CMOSモードまたはGTLモードのときに信
号Aと同論理になり、それ以外のモード(CTT)では
Lレベル固定になる。以上のことから、この第3実施例
によれば、図22にそのタイムチャートを示すように、
CTTモードのときは、第1のPMOSトランジスタ4
43aと第1のNMOSトランジスタ443bだけで出
力端子451を駆動することができ、それ以外のモード
(GTLモードまたはCMOSモード)のときには、前
記第2実施例と同様な作用を得ることができる。かかる
変形例は、CTTレベルの伝送距離が長いシステムに好
適である。伝送距離が長い場合には、第2のPMOSト
ランジスタ444aと第2のNMOSトランジスタ44
4bによる加速効果が弱いからで、むしろ回路を簡素化
した方が得策であるからである。
【0086】請求項9〜11の発明に係る実施例 図23〜図28は本発明に係る半導体集積回路の実施例
を示す図である。ここに、本実施例は、前記実施例のモ
ード指定信号自動生成回路(図18参照)の欠点の解消
を意図してなされたものである。すなわち、前記実施例
に係る図18の回路は、基準電位VREF とNMOSトラ
ンジスタ470の「しきい値電圧」とを比較することに
より、モード指定信号(信号CMOS)の論理を決定す
るものであるが、一般に、トランジスタのしきい値電圧
は製造誤差等によるばらつきが避けられないから、動作
安定性の面で改善の余地がある。
【0087】図23は本実施例の原理構成図である。こ
の図において、601、602はコンパレータであり、
以下、コンパレータ601を第1のコンパレータ、コン
パレータ602を第2のコンパレータと呼称すると、第
1のコンパレータ601は基準電圧VREF と定電圧V
CTT とを比較して、VREF >VCTT のときに所定論理
(ハイレベル)となる信号CTTMを出力し、また、第
2のコンパレータ602は基準電圧VREF と定電圧V
GTL とを比較して、VREF >VGTL のときに所定論理
(ハイレベル)となる信号GTLMを出力する。ここ
で、VCTT は、CTTモードのときの基準電圧VREF
値(VCC/2=+1.65V又は+1.5V)よりも大
きい電位を持ち、また、定電圧VGTL は、GTLモード
のときの基準電圧V REF の値(+0.8V)よりも大き
い電位を持つようにする。例えば、VCTT =+2.2
V、VGTL =+1.2Vとするのは望ましい。
【0088】表2は、基準電圧VREF とモード指定信号
(CTTM、GTLM)の対応表である。 このようにすると、3つのモードの判定動作を2つの定
電圧VCTT 、VGTL の精度に依存して安定化でき、定電
圧VCTT 、VGTL は例えば抵抗分圧等によって精度よく
生成できるから、実用上、CTT/GTL/TTL兼用
のインターフェイスに好適なモード指定信号自動生成回
路を実現できる。
【0089】また、本実施例では、第1および第2のコ
ンパレータ601、602の電源電流を遮断可能なスイ
ッチ要素603、604と、基準電圧VREF の値がVCC
(又はオープン)のとき、すなわちTTLモードのとき
にこのスイッチ要素603、604をオフ状態とする制
御手段605とを備え、TTLモードのときに、第1お
よび第2のコンパレータ601、602の消費電力をゼ
ロにするようにしている。
【0090】さらに、本実施例では、信号CTTMの論
理に従ってVREF または定電圧VTT L の何れかを選択
し、これを入力バッファ回路の基準電圧INREF(例
えば図12のVREF )とするスイッチ要素606を備え
ている。信号CTTMがローレベルのときすなわちCT
Tモード又はGTLモードのときには、INREF=V
REF となり、信号CTTMがハイレベルのときすなわち
TTLモードのときには、INREF=VTTL となる。
TTL は望ましくはVCC/2である。これによれば、各
モードに適した大きさの基準電圧INREFを自動的に
発生して、入力バッファ回路に与えることができる。
【0091】図24はモード指定信号自動生成回路の具
体的な構成図である。この図において、図23と同一の
機能部分には同一の符号を付してある。すなわち、第1
および第2のコンパレータ601、602は、それぞ
れ、PMOSトランジスタQ60 1A、Q601B、Q602A、Q
602Bを負荷素子とするNMOSトランジスタQ601C、Q
601D、Q602C、Q602Dの対と、NMOSトランジスタQ
601E、Q602Eによる定電流源とで構成されており、ま
た、スイッチ要素603、604は、それぞれ、2個の
PMOSトランジスタQ603A、Q603B、Q604A、Q604B
を有している。
【0092】上記2つのスイッチ要素603、604の
トランジスタのゲートには、抵抗R 600 を介してチップ
の基準電圧端子607の電位が与えられており、この電
位は、チップ外からの基準電圧VREF (+0.8V、+
1.65V又は+1.5V)が与えられているとき(C
TT又はGTLモード)には、そのVREF に対応した低
い電位となり、与えられていないとき(TTLモード)
には抵抗R601 を通してVCCにプルアップされた高い電
位に固定されるようになっている。
【0093】このため、2つのスイッチ要素603、6
04は、GTL又はCTTモードのときにオン状態とな
って、第1および第2のコンパレータ601、602へ
の電源電流の供給を許容するが、TTLモードのときに
は同電流の供給を禁止(遮断)して、第1および第2の
コンパレータ601、602の消費電力をゼロにするこ
とができる。
【0094】第1のコンパレータ601は、基準電圧端
子607の電位と定電圧VCTT とを比較し、VCTT の方
が低いときにはインバータゲート608の出力(信号C
TTM)をハイレベルとする。また、第2のコンパレー
タ602は、基準電圧端子607の電位と定電圧VGTL
とを比較し、VGTL の方が低いときにはインバータゲー
ト609の出力(信号GTLM)をハイレベルとする。
【0095】信号CTTMは、2個のNMOSトランジ
スタQ606A、Q606Bと1個のインバータゲートI606A
からなるスイッチ要素606に入力されており、このス
イッチ要素606は、信号CTTMの論理状態に応じ
て、基準電圧端子607の電位又は定電圧VTTL の何れ
か一方を選択し、入力バッファ回路用の基準電圧INR
EFとして出力する。すなわち、信号CTTMがローレ
ベルのとき(GTL又はCTTモード)には、Q606A
オン状態となって基準電圧端子607の電位がINRE
Fとなり、一方、信号CTTMがハイレベルのとき(T
TLモード)には、Q606Bがオン状態となって定電圧V
TTL がINREFとなる。
【0096】なお、図25は、定電圧VTTL 、VCTT
はVGTL の発生回路例であり、高電位電源VCCと低電位
電源VSSとの間を抵抗Ra、Rbによって分圧し、その
分圧比に応じた大きさの定電圧を発生するようにしたも
のである。図26は基準電圧端子607の電位変化に対
する各種信号(GTLM、CTTM、INREF)のレ
ベル変化を示すグラフである。今、基準電圧端子607
の電位を、0VからVCC(+3.3V)に変化させてみ
ると、0V〜VGTL (VGT L =+1.2V)の領域
「イ」では、信号GTLM、CTTMが共にローレベル
であるが、VGTL 〜VCTT (VCTT =+2.2V)の領
域「ロ」では、信号GTLMのみがハイレベルとなり、
さらに、VCTT 〜VCCの領域「ハ」では、信号CTTM
もハイレベルとなる。また、INREFは、領域「イ」
「ロ」の間で基準電圧端子607の電位と一致し、領域
「ハ」でVTTL 固定となる。
【0097】したがって、基準電圧端子607の電位
は、GTLモードのときに+0.8V、CTTモードの
ときに+1.65V(又は+1.5V)、また、TTL
モードのときにVCCとなるから、これらの電位をそれぞ
れの領域で分類して、2つのモード指定信号GTLM、
CTTMの組み合せで表示することができる。図27は
本発明を適用した半導体メモリのブロック図であり、一
点鎖線で囲んだ部分がモード指定信号自動生成回路60
0である。この図において、700、701はクロック
ジェネレータ、702はモードコントロール、703は
アドレスバッファおよびアドレスプリデコーダ、704
はコラムデコーダ、705はセンスアンプおよびI/O
ゲート、706はローデコーダ、707はリフレッシュ
アドレスカウンタ、708は基板バイアスジェネレー
タ、709はメモリセルアレイ、710はライトクロッ
クジェネレータ、711はデータ入力バッファ、712
はデータ出力バッファである。なお、RASはロウアド
レスストローブ信号、CASはコラムアドレスストロー
ブ信号、A0 〜A9 はアドレス信号、WEはライトイネ
ーブル信号、OEはアウトプットイネーブル信号、DQ
1 〜DQ4 は入出力データ、VREF は基準電圧である。
【0098】データ入力バッファ711およびデータ出
力バッファ712は、CTT/GTL/TTL兼用のト
ランシーバを構成し、データ入力バッファ711には、
モード指定信号自動生成回路600から基準電圧INR
EFが与えられ、また、データ出力バッファ712には
2種類のモード指定信号CTTM、GTLMが与えられ
ている。
【0099】図28はトランシーバの構成図(但し、1
ビット分の構成図)である。データ入力バッファ711
は、5個のPMOSトランジスタQ711A、Q711B、Q
712C、Q711D、Q711Eと、4個のNMOSトランジスタ
711F、Q711G、Q711H、Q71 1Iと、1個のインバータ
ゲート713とを備え、データ入出力端子714の電位
と基準電圧INREFとを比較して、INREFの方が
低いときにその出力(インバータゲート713の出力;
以下符号Aで表す)をハイレベルにするように動作す
る。
【0100】データ出力バッファ712は、高電位電源
CCと低電位電源VSSとの間に第1のPMOSトランジ
スタ715および第1のNMOSトランジスタ716を
直列接続すると共に、同様に、第2のPMOSトランジ
スタ717および第2のNMOSトランジスタ718を
直列接続し、さらに、該第1のNMOSトランジスタ7
16(又は第2のNMOSトランジスタ718)に第3
のNMOSトランジスタ719を並列接続して構成する
出力トランジスタ群720を備える。
【0101】第1、第2のPMOSトランジスタ71
5、716および第1〜第3のNMOSトランジスタ7
17〜719は、ナンドゲート722〜727、ノアゲ
ート728〜731およびインバータゲート732〜7
35からなる制御回路721によって、そのオン/オフ
動作が制御されている。以下、各動作モードごとに説明
する。なお、以下の説明ではトライステートコントロー
ル信号TSCと動作許容信号Enableが共にハイレ
ベルにあるものとする。 [GTL]まず、信号CTTMと信号GTLMがローレ
ベルのとき(GTLモード)は、ナンドゲート725の
出力がハイレベル固定となって、ノアゲート731の出
力がローレベル、ナンドゲート724の出力がハイレベ
ルに固定され、信号Bの論理の出力バッファ側へのフィ
ードバックが禁止される。同時に、インバータゲート7
34の出力がハイレベルになるため、ノアゲート728
の出力がローレベルとなって、ナンドゲート722、7
23の出力がハイレベル固定となり、第1および第2の
PMOSトランジスタ715、717がオフ固定となっ
て、出力トランジスタ群720はこれらのNMOSトラ
ンジスタのみのオープンドレイン動作となる。すなわ
ち、内部回路からのデータDinの論理が例えばローレ
ベルであれば、ノアゲート729、730の出力が共に
ハイレベルになるから、また、同時にインバータゲート
735の出力もハイレベルになるから、第1および第2
のNMOSトランジスタ716、718がオン状態にな
ると共に、これに加えて第3のNMOSトランジスタ7
19もオン状態となり、入出力端子714がこれら3つ
のNMOSトランジスタによって効率良く駆動される。
したがって、GTLモードに要求される大きな駆動力を
備えた出力トランジスタを実現できる。 [CTT]次に、信号CTTMがローレベル、信号GT
LMがハイレベルのとき(CTTモード)は、ナンドゲ
ート725とインバータゲート734の出力が共にロー
レベルになるため、信号Bの論理が出力バッファ側へと
フィードバックされ、出力トランジスタ群720を構成
する各トランジスタは、信号Bと内部回路からのデータ
Dinの双方の論理に応じてオン/オフすることにな
る。
【0102】すなわち、内部回路からのデータDinの
論理が例えばローレベルからハイレベルに遷移した直後
では、信号Bの論理もローレベルであるから、アンドゲ
ート722、723の出力がローレベルとなり、第1お
よび第2のPMOSトランジスタ715、717がオン
状態となって出力端子714がこれら2つのPMOSト
ランジスタで駆動される。そして、所定時間の後に出力
端子714の電位が基準電圧INREFを上回って信号
Bがハイレベルになると、アンドゲート724の出力が
ローレベルとなり、アンドゲート723の出力がハイレ
ベルとなって第2のPMOSトランジスタ717がオフ
状態となる。その結果、これ以降の出力端子714は第
1のPMOSトランジスタ715のみによって駆動さ
れ、データDQの波形歪みが回避される。 [TTL]次に、信号CTTMと信号GTLMがハイレ
ベルのとき(TTLモード)は、ナンドゲート725の
出力がハイレベル固定となり、ノアゲート731の出力
がローレベル、ナンドゲート724の出力がハイレベル
となるため、出力トランジスタ群720を構成する各ト
ランジスタは、信号Bの論理に拘らず、内部回路からの
データDinの論理に応じて並列に動作し、出力端子7
14につながる容量性負荷を効率良く駆動する。
【0103】以上説明したように、本実施例によれば、
基準電圧端子607の電位がVCC又はオープン状態のと
きに、基準電圧VREF のレベルを判定するためのコンパ
レータ601、602(図24参照)の電源電流を遮断
するスイッチ要素603、604(図24参照)を設け
たので、TTLモードで動作する際の消費電力を低減す
ることができる。
【0104】また、第1および第2のNMOSトランジ
スタ716、718(図28参照)に第3のNMOSト
ランジスタ719を並列接続し、この第3のNMOSト
ランジスタ709の動作を所定の動作モード(例えばT
TLおよびGTLモード)のときに許容するようにした
ので、所定の動作モードの際のプルダウン側のトランジ
スタの駆動能力を高くすることができる。
【0105】また、データ入力バッファ711(図28
参照)で使用する基準電圧INREFを、VREF とV
CTT の何れかに択一的に切り換えるようにしたので、基
準電圧INREFを動作モードごとに最適化してデータ
入力バッファ711の動作を安定化させることができ
る。
【0106】
【発明の効果】本発明によれば、高速転送(転送速度重
視)と低速転送(消電力性重視)の双方に適用できる入
力回路およびその入力回路を含むデータ転送回路を提供
できる。また、本発明では、入力信号の高低判定が基準
電圧VREF を基準として決まるので、この基準電圧を安
定にさえすれば動作条件に影響されない。さらに、製造
上のバラツキ(例えばPチャネル型MOS−FETとN
チャネル型MOS−FETのgmの違いなど)の影響を
全く受けない。
【0107】また、本発明によれば、内部抵抗を最適化
した2組の出力トランジスタを微小振幅レベルの信号イ
ンターフェイス(CTTやGTL)と大振幅の信号イン
ターフェイス(CMOSやTTL)で使い分けたので、
各モードに適した性能を発揮でき、かつコンパチビリテ
ィ(互換性)に優れた半導体集積回路を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明(その2)の原理構成図である。
【図2】本発明(その2)の作用説明図である。
【図3】本発明(その1)の一実施例の原理構成図であ
る。
【図4】本発明(その1)の一実施例の入力回路の構成
図である。
【図5】本発明(その1)の一実施例の入力回路のトラ
ンジスタサイズの好ましい例を示す図である。
【図6】本発明(その1)の一実施例の入力回路の微小
振幅信号入力時における各部波形図である。
【図7】本発明(その1)の一実施例の入力回路の大振
幅信号入力時における各部波形図である。
【図8】本発明(その1)の一実施例の入力信号の論理
振幅に対するしきい値Vth305、Vth306 の対応図であ
る。
【図9】本発明(その1)の一実施例の入力回路を含む
入出力回路の構成図である。
【図10】図9の入出力回路の動作波形図である。
【図11】図9の入出力回路に含まれる入力回路の動作
波形図である。
【図12】図9の入出力回路の好ましい改良例を示すそ
の構成図である。
【図13】図9または図12の入出力回路に含まれる差
動増幅回路の他の構成図である。
【図14】図9の入出力回路の好ましい他の改良例を示
すその構成図である。
【図15】本発明(その1)の一実施例の入力回路を含
むデータ転送回路の構成図である。
【図16】本発明(その2)の第1実施例の構成図であ
る。
【図17】本発明(その2)の第1実施例のタイムチャ
ートである。
【図18】本発明(その2)のモード指定信号CMOS
の自動生成回路図である。
【図19】本発明(その2)の第2実施例の構成図であ
る。
【図20】本発明(その2)の第2実施例のタイムチャ
ートである。
【図21】本発明(その2)の第3実施例の構成図であ
る。
【図22】本発明(その2)の第3実施例のタイムチャ
ートである。
【図23】本発明(その3)の原理構成図である。
【図24】モード判定回路の一例構成図である。
【図25】定電圧発生回路の一例構成図である。
【図26】モード判定回路の出力信号波形図である。
【図27】本発明(その3)の一実施例を示す半導体メ
モリの全体構成図である。
【図28】本発明(その3)の入出力回路の一例構成図
である。
【図29】第1従来例の入出力回路の構成図である。
【図30】第2従来例のCTT回路の構成図である。
【図31】第2従来例のCTT/GTL回路の従来構成
図である。
【図32】図29の入力チップの初段に位置するノアゲ
ートの構成図である。
【符号の説明】
CMOS:モード指定信号 P200 、P201 、P443 、P444 :接続点 Q301 、Q302 :差動トランジスタ Q303 、Q304 :トランジスタ(能動負荷) Q305 :低電位側トランジスタ Q306 、Q307 :高電位側トランジスタ VCC:高電位側電源 VIN:入力信号 VREF :基準電圧 VSS:低電位側電源 VTT:終端電圧(定電圧) VCTT 、VGTL :定電圧 230a、443a、715:第1のPMOSトランジ
スタ 230b、443b、716:第1のNMOSトランジ
スタ 231a、444a、717:第2のPMOSトランジ
スタ 231b、444b、718:第2のNMOSトランジ
スタ 232、445:チップ内部回路 233、446、491、491A:オン/オフ制御手
段 234、453:信号線路 235、454:終端抵抗 236、449、497、501:モード制御手段 363、364:制御回路(第1および第2の制御電圧
発生手段) 493:データ線(伝送線路) 494、495:CMOSスイッチ(スイッチング手
段) 496、497:終端抵抗 498:デコーダ(オン/オフ制御手段) 607:基準電圧端子 601、602:コンパレータ 603、604:スイッチ手段 719:第3のNMOSトランジスタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 8941−5J H03K 19/00 101 K 8941−5J 101 F (72)発明者 吉岡 浩 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 古賀 誠 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力信号を受ける信号増幅回路への電源電
    圧供給を制御するスイッチ手段と、 前記入力信号の振幅若しくは周波数に応じて前記スイッ
    チ手段を選択的にオン/オフする制御手段とを具備する
    ことを特徴とする半導体集積回路。
  2. 【請求項2】前記スイッチ手段はトランジスタであり、
    該トランジスタのゲートには、外部の信号バスラインの
    インピーダンス整合負荷抵抗値よりも大きい値の抵抗素
    子を介して入力信号が与えられていることを特徴とする
    請求項1記載の半導体集積回路。
  3. 【請求項3】第1の周波数または該第1の周波数よりも
    低い第2の周波数で変化する入力信号を一方の制御電極
    に印加すると共に、前記入力信号の論理振幅の略中間値
    に相当する基準電圧を他方の制御電極に印加する一対の
    差動トランジスタと、 前記一対の差動トランジスタと低電位側電源との間に介
    在する低電位側トランジスタと、 前記差動トランジスタと能動負荷の間または能動負荷と
    高電位側電源との間に介在する高電位側トランジスタ
    と、 前記入力信号の周波数が前記第1の周波数付近にある場
    合には、該入力信号の論理状態に拘らず、前記低電位側
    トランジスタおよび高電位側トランジスタの双方をオン
    状態とする制御電圧を発生する第1の制御電圧発生手段
    と、 前記入力信号の周波数が前記第2の周波数付近にある場
    合には、該入力信号の論理状態に応じて前記低電位側ト
    ランジスタまたは高電位側トランジスタの一方をオン状
    態とする制御電圧を発生する第2の制御電圧発生手段
    と、を備えたことを特徴とする半導体集積回路。
  4. 【請求項4】基準となる電圧に対する入力電圧の高低を
    検知するコンパレータ回路と、 当該コンパレータ回路への電源電流を制御する第1およ
    び第2のトランジスタが第1および第2の電源と前記コ
    ンパレータ回路との間に接続され、 且つ、前記コンパレータ回路に与えられる入力信号が前
    記第1および第2のトランジスタにも与えられているこ
    とを特徴とする入力回路を備える半導体集積回路。
  5. 【請求項5】第1の論理振幅または該第1の論理振幅よ
    りも大きい第2の論理振幅を有する入力信号を一方の制
    御電極に印加すると共に、前記入力信号の論理振幅の略
    中間値に相当する基準電圧を他方の制御電極に印加する
    一対の差動トランジスタと、 前記一対の差動トランジスタと低電位側電源との間に介
    在する低電位側トランジスタと、 前記差動トランジスタと能動負荷の間または能動負荷と
    高電位側電源との間に介在する高電位側トランジスタと
    を備え、 前記低電位側トランジスタと高電位側トランジスタの各
    制御電極に前記入力信号を印加することを特徴とする半
    導体集積回路。
  6. 【請求項6】請求項1または2記載の入力信号を伝送す
    るための伝送線路と、 該入力信号の論理振幅の略中間値に相当する電圧を発生
    する電圧源と、 該伝送線路と電圧源との間に所定のスイッチング手段を
    介して接続された終端抵抗と、 前記入力信号の周波数が前記第1の周波数に相当すると
    きは該スイッチング手段をオン状態とする一方、同入力
    信号の周波数が前記第2の周波数に相当するときは該ス
    イッチング手段をオフ状態とするオン/オフ制御手段
    と、を備えたことを特徴とするデータ転送回路。
  7. 【請求項7】高電位側電源(VCC)と低電位側電源(V
    SS)の間に直列接続された第1のPMOSトランジスタ
    (230a)および第1のNMOSトランジスタ(23
    0b)と、 同じく高電位側電源(VCC)と低電位側電源(VSS)の
    間に直列接続された第2のPMOSトランジスタ(23
    1a)および第2のNMOSトランジスタ(231b)
    と、 チップ内部回路(232)からの信号論理に従って前記
    4つのトランジスタ(230a、230b、231a、
    231b)を選択的にオン/オフするオン/オフ制御手
    段(233)とを備え、 前記第1のPMOSトランジスタ(230a)および第
    1のNMOSトランジスタ(230b)の接続点(P
    200 )と前記第2のPMOSトランジスタ(231a)
    および第2のNMOSトランジスタ(231b)の接続
    点(P201 )との双方をチップ外部の信号線路(23
    4)に接続し、 前記4つのトランジスタ(230a、230b、231
    a、231b)の選択的なオン/オフ動作により、前記
    信号線路(234)を高電位側電源(VCC)または低電
    位側電源(VSS)に接続する半導体集積回路において、 モード指定信号(CMOS)が、前記信号線路(23
    4)と所定の定電圧(V TT)との間に終端抵抗(23
    5)を接続して使用する第1の転送モードを表示してい
    るときは、前記第1のPMOSトランジスタ(230
    a)または第1のNMOSトランジスタ(230b)に
    よって前記信号線路(234)を駆動するように制御す
    る一方、 前記モード指定信号(CMOS)が、該終端抵抗(23
    5)を接続しないで使用する第2の転送モードを表示し
    ているときは、前記第2のPMOSトランジスタ(23
    1a)または第2のNMOSトランジスタ(231b)
    によって前記信号線路(234)を駆動するように制御
    するモード制御手段(236)を設け、かつ、前記第1
    のPMOSトランジスタ(230a)と第1のNMOS
    トランジスタ(230b)のオン抵抗を前記第1の転送
    モード時における信号線路(234)上の信号振幅と前
    記終端抵抗(235)の値とに基づいて設定すると共
    に、 前記第2のPMOSトランジスタ(231a)と第2の
    NMOSトランジスタ(231b)のオン抵抗を前記第
    2の転送モード時における信号線路(234)上の信号
    振幅に基づいて設定することを特徴とする半導体集積回
    路。
  8. 【請求項8】前記モード制御手段(236)は、モード
    指定信号(CMOS)が第2の転送モードを表示してい
    るときに、前記第1のPMOSトランジスタ(230
    a)と第2のPMOSトランジスタ(231a)、また
    は第1のNMOSトランジスタ(230b)と第2のN
    MOSトランジスタ(231b)とによって前記信号線
    路(234)を駆動するように制御することを特徴とす
    る請求項7記載の半導体集積回路。
  9. 【請求項9】チップの基準電圧端子(607)の電位と
    所定の定電圧(VCTT 又はVGTL )とを比較してその比
    較結果に応じた論理状態の前記モード指定信号を生成す
    るコンパレータ(601又は602)、および該コンパ
    レータの電源電流を遮断可能なスイッチ手段(603又
    は604)を有し、チップの基準電圧端子の電位が所定
    の高電位又はオープン状態にあるときにスイッチ手段を
    オフ状態にするようにしたことを特徴とする請求項7記
    載の半導体集積回路。
  10. 【請求項10】モード指定信号が前記第1の転送モード
    を表示しているときは、そのときのチップの基準端子の
    電位を入力バッファ回路の基準電圧として使用し、一
    方、モード指定信号が前記第2の転送モードを表示して
    いるときは、所定の定電圧を入力バッファ回路の基準電
    圧として使用することを特徴とする請求項7記載の半導
    体集積回路。
  11. 【請求項11】前記第1のNMOSトランジスタと並列
    に第3のNMOSトランジスタを接続し、モード指定信
    号が前記第1の転送モード表示しているときであって、
    且つ、第1のNMOSトランジスタがオンするときは、
    該第3のNMOSトランジスタを同時にオンさせるよう
    にしたことを特徴とする請求項7記載の半導体集積回
    路。
JP5007083A 1992-05-15 1993-01-20 半導体集積回路 Expired - Lifetime JP2813103B2 (ja)

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