JPH08251001A - 出力ドライブ回路、及びプルアップ駆動トランジスタを制御する方法 - Google Patents

出力ドライブ回路、及びプルアップ駆動トランジスタを制御する方法

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JPH08251001A
JPH08251001A JP7332286A JP33228695A JPH08251001A JP H08251001 A JPH08251001 A JP H08251001A JP 7332286 A JP7332286 A JP 7332286A JP 33228695 A JP33228695 A JP 33228695A JP H08251001 A JPH08251001 A JP H08251001A
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voltage
transistor
output
bias
circuit
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JP7332286A
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English (en)
Inventor
David C Mcclure
デイヴィッド・シー・マックルア
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STMicroelectronics lnc USA
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SGS Thomson Microelectronics Inc
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    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K19/00Logic circuits, i.e. having at least two inputs acting on one output; Inverting circuits
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    • H03K19/0185Coupling arrangements; Interface arrangements using field effect transistors only
    • H03K19/018585Coupling arrangements; Interface arrangements using field effect transistors only programmable
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05FSYSTEMS FOR REGULATING ELECTRIC OR MAGNETIC VARIABLES
    • G05F1/00Automatic systems in which deviations of an electric quantity from one or more predetermined values are detected at the output of the system and fed back to a device within the system to restore the detected quantity to its predetermined value or values, i.e. retroactive systems
    • G05F1/10Regulating voltage or current
    • G05F1/46Regulating voltage or current wherein the variable actually regulated by the final control device is dc
    • G05F1/462Regulating voltage or current wherein the variable actually regulated by the final control device is dc as a function of the requirements of the load, e.g. delay, temperature, specific voltage/current characteristic
    • G05F1/465Internal voltage generators for integrated circuits, e.g. step down generators

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プルアップ装置のゲートに印加された電圧が
OH作動ウィンドウ以上であっても回路電源以下の電圧
に設定される出力ドライバシステムを得る。 【解決手段】 結合電圧基準及び電圧調整器24によっ
て発生される調整電圧に基づいたプルアップ装置に対す
る適切なゲート電圧を生成するための回路を含む。この
回路は、出力ドライバが逆バイアスされたその本体ノー
ドを有するnチャネル装置であることを可能にするよう
に調整電圧をしきい値電圧だけシフトする。この調整電
圧はバイアス電圧として役立つので、nチャネルプルア
ップ装置のゲートに印加されるような出力バッファの出
力電圧は制限される。論理信号に応答するかヒューズプ
ログラミングによって機能を選択可能なように使用禁止
するための回路が設けられる。基準電圧のヒューズ調整
もまた利用され得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、集積回路の分野、
特にその出力ドライブ回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】周知の相補形金属酸化膜半導体(CMO
S)技術により製造された最新のディジタル集積回路に
おいて、データ出力回路は、一般にプッシュプル駆動回
路の形で実現される。当該技術分野で周知であるよう
に、プッシュプル出力ドライブ回路は2つの駆動トラン
ジスタを含む。
【0003】すなわち、一方の駆動トランジスタ(プル
アップ装置)は、出力端子を論理ハイレベルを達成する
ために正の電源電圧の方へ駆動する。一方、第2の駆動
トランジスタ(プルダウン装置)は、出力端子を論理ロ
ーレベルを達成するためにグランドの方へ駆動する。
【0004】CMOS回路において、プルアップ装置
は、一般にpチャネルMOSトランジスタとして実現さ
れるが、プルダウン装置は、nチャネルMOSトランジ
スタとして実現される。この構成は、いかなるDC電流
も出力ドライバによって引き出されないことを確実にす
る。さらに、pチャネルプルアップ装置の使用は、pチ
ャネルプルアップ装置の両端間にはいかなるしきい値電
圧降下もないように(プルアップ装置がnチャネルトラ
ンジスタである場合のように)、出力端子を電源電圧
に、すなわち“レール‐ツウ‐レール”に十分に駆動さ
れることを可能にする。
【0005】最近15年間にわたって製造された大部分の
MOS集積回路は、公称5ボルト電源から電力が供給さ
れる。しかしながら、最近のMOSトランジスタの製造
で使用される超薄ゲート誘電層の出現によって、多くの
最新の集積回路は、公称3.3ボルト電源から電力が供給
されるようになっている。
【0006】双方のタイプの回路は、最新のディジタル
システムにおいて依然として使用可能であり、かつ有用
であるので、データがしばしば通信線又は通信バスを介
して5ボルトから3.3ボルトに通信されなければならな
い。システムにおける全ての集積回路が同一の電源バイ
アスを使用するべきであるならば、“レール‐ツウ‐レ
ール”出力レベルは、許容可能というよりも、むしろ望
ましいものとなる。
【0007】しかしながら、混合電源装置が同一のシス
テムに組み込まれるならば、5ボルトの装置で駆動され
る論理ハイレベル信号は、このような信号を入力する3.
3ボルトの装置の損傷を防止するために3.3ボルトを越え
ないように注意が払われなければならない。
【0008】このような状況において、5ボルトの装置
は、極端に厳しい仕様要件セットを満たす出力ハイ電圧
レベルを提供することが望ましい。これらの要件は、最
大及び最小出力負荷条件に対して仕様を満たすのに必要
な5ボルトの電源の仕様変動、製造プロセスパラメータ
における予想された変動にわたって全てを考慮しつつ、
各条件において4mAのソース電流を与えている時の2.
4ボルトの最小論理ハイ電圧レベル(VOH)及び3.3ボル
トの最大VOHを含む。さらに、特に高性能システムにお
ける集積回路に関しては、最小オーバーシュート及びア
ンダーシュート(例えば、10nsecよりも小さい整定時
間を有する)を有し、かつ最小回路出力インピーダンス
を有する高速スイッチング性能を提供することが特に望
ましい。
【0009】従来の設計方法論によると、これらの仕様
制約は、典型的なプロセス及び電圧変動を有する回路に
対して達成できないかもしれない。3.3ボルトのVOH
大電圧及び2.4ボルトのVOH最小電圧に関しては、全作
動ウィンドウ(すなわち、それの間の差)は0.9ボルト
である。典型的な最新の設計パラメータによると、最大
及び最小出力負荷条件(4mA以下、0mA以上)にお
いては、0.75ボルトの作動ウィンドウにおける減少とな
る。
【0010】電源電圧における変動は、抵抗分割器によ
って一般に生成される出力ドライバ基準電圧における変
動を生じ、さらに0.30ボルトだけ作動ウィンドウを減少
させる。2.4ボルトのVOH最小レベルに関する最小の保
護帯は一般に200mボルトである。したがって、たとえ
プロセス変動の結果を無視することができるとしても、
これらの要因による作動ウィンドウ減少の合計は、3.3
ボルトのVOH最大値が、最良の(いかなるプロセス変動
もない)場合でさえ、従来のCMOS技術で達成できな
いことを示す1.25ボルトとなる。
【0011】3.3ボルトのVOH最大値を駆動する5ボル
ト出力ドライバに対する場合であるような、高出力電圧
を電源レベルよりも小さく駆動する出力ドライバに関し
ては、nチャネルプルアップ装置が使用され得、かつこ
れはpチャネルMOSトランジスタに対してより大きい
移動度のnチャネルMOSトランジスタのために望まし
い。この場合、(nチャネルプルアップ装置をオンする
ために)nチャネルプルアップ装置に印加されたゲート
電圧は、この装置の少なくともしきい値電圧だけVOH
小レベルより上位になければならない。
【0012】プルアップ装置の極端に高いゲートバイア
ス電圧は、減少されたVOHの最大出力ドライバを実現す
るために使用可能である回路オプションを制限すること
が理解される。必要とされるゲート電圧が、nチャネル
プルアップ装置の本体ノードをそのソース(その出力パ
ッド)にバイアスするか又は通常の(非注入)しきい値
電圧を有するnチャネルプルアップ装置を使用すること
のいずれかによって減少され得るが、これらのオプショ
ンは、(VBS=0の場合における)ラッチアップに対す
る回路の弱点及び通常のVtトランジスタの不安定性及び
減少された信頼性を考慮すると望ましくない。
【0013】これらの要因の結合が、それにおけるVOH
最小値とVOH最大値との間の作動ウィンドウが制限され
る出力ドライブ回路の設計及び実現を困難にしていた。
この難点は、高スイッチング速度の性能要求によって、
また18と同じ数の出力スイッチングを同時に有する集積
回路における雑音を考慮すべき事柄によって悪化され
る。
【0014】後述のように、VOH最大値のより低い電圧
に合致するように出力端子に適切な駆動を与える回路が
開発された。しかしながら、完全なVCC電源レベルが出
力端子で駆動され得るようにVOH最大値を制限しないこ
とが、ある状況では望ましいことが発見された。
【0015】したがって、本発明の目的は、出力端子を
急速にスイッチすることができるが、ハイ論理レベル出
力電圧に対する比較的小さい作動ウィンドウを選択でき
るように保持する出力ドライブ回路を提供することにあ
る。
【0016】また、本発明の他の目的は、特別なテスト
モードで選択できるように使用禁止にされるこのような
回路を提供することにある。
【0017】さらに、本発明の他の目的は、作動中に選
択できるように使用禁止にされるこのような回路を提供
することにある。
【0018】また、本発明の他の目的は、プログラマブ
ルに使用禁止又は使用可能にされるような回路を提供す
ることにある。
【0019】また、本発明の他の目的は、選択可能な出
力ハイレベル最大電圧を提供することにある。本発明の
他の目的及び利点は、図面とともに下記の説明を参照す
る当業者に明らかとなる。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明は、プルアップ装
置のゲートに印加される電圧が、VOH作動ウィンドウに
設定されるが、回路電源以下に設定される出力ドライバ
システムとして集積回路の中に実現される。このシステ
ムは、調整電圧に基づいたプルアップ装置に適切なゲー
ト電圧を生成するための回路を含む。調整電圧が出力ド
ライバが逆バイアスされる本体ノードを有するnチャネ
ル装置であることを可能にするためにしきい値電圧によ
ってシフトされる場合、調整電圧は結合電圧基準・電圧
調整器によって発生される。調整電圧は、nチャネルプ
ルアップ装置のゲートに印加されるような出力バッファ
の出力電圧が制限されるように、出力バッファにおける
バイアス電圧として役立つ。多数のハイレベル最大電圧
駆動能力を可能にするために論理信号に応答するか、又
はヒューズプログラミングによって特別のテストモード
におけるような機能を選択できるように使用禁止する回
路が提供される。基準電圧のヒューズ調整もまた使用可
能である。
【0021】
【発明の実施の形態】下記の説明から明かになるよう
に、本発明は、ディジタル出力信号を発生する多くの種
類の集積回路の中で実施されることが意図される。この
ような集積回路の例は、読み出し専用、プログラマブル
読み出し専用、ランダムアクセス(スタティック又はダ
イナミックのいずれか)、及びFIFOタイプ、タイマ
回路、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、マ
イクロコントローラと、汎用タイプ又はプログラマブル
タイプの他の論理回路を含む。説明のために、本発明の
好ましい実施形態は、メモリ回路が低電源電圧を有する
(マイクロプロセッサのような)集積回路に出力データ
を供給するようにしばしば使用されることから、メモリ
集積回路の例に対して記載される。
【0022】図1は、本発明の好ましい実施形態が実施
される読み出し/書き込みメモリ10のブロック図であ
る。メモリ10は、メモリアレイ16に配置された複数
のメモリセルを含む。一般に、メモリ10は、Mビット
アドレスを受け取り、かつNビットデータ量を出力する
ためにシステムクロック(“CLK”と示される)と同
期するように動作する。整数M及びNは、所望のメモリ
密度及びデータパスサイズに従って設計者によって選択
される。
【0023】メモリアレイ16における選択されたメモ
リセルは、アドレスレジスタ12、タイミング・制御回
路14及びアドレスデコーダ17の動作によって従来の
ように、かつ後述されるようにアクセスされる。データ
端子28は、読み出し/書き込みメモリ10へ、かつ読
み出し/書き込みメモリ10からのデータの通信を可能
にする。すなわち、この例におけるデータ端子28は共
通の入力/出力端子であるが、別々の専用の入力端子及
び出力端子がメモリ10で交互に実施されることがもち
ろん理解される。
【0024】データは、(当該技術分野で一般に行われ
ているようにセンス増幅器、バッファ回路等を含み得
る)読み出し回路19、出力バッファ21及び出力ドラ
イバ20を介してメモリアレイ16における選択された
メモリセルから読み出される。反対に、データは、入力
ドライバ18及び書き込み回路17を介してメモリアレ
イ16における選択されたメモリセルに書き込まれる。
【0025】アドレスレジスタ12は、A1〜AMと称さ
れる整数M数のアドレス入力を含む。メモリ技術で公知
であるように、アドレス入力は、Mビットのアドレスが
メモリ10に印加され、かつアドレスレジスタ12に記
憶されることを可能にする。この例においては、メモリ
10は同期タイプのものである。それにより、アドレス
入力Aでのアドレス値は、CLKがタイミング・制御回
路14からアドレスレジスタ12に送られる場合、CL
Kを介してアドレスレジスタ12にクロックされる。
【0026】一度、アドレスが記憶されると、アドレス
レジスタ12は、通常のようにアドレスデコーダ17を
介してメモリアレイ16にアドレスを印加する。タイミ
ング・制御回路14はまた、読み出し/書き込みイネー
ブル、出力イネーブル、バーストモードイネーブル、チ
ップイネーブル等のような当該技術分野で公知の種々の
制御及び/又はタイミング信号を表すように意図された
一般化された制御入力セット(“CTRL”と示され
る)を有するように示される。
【0027】この例においては、メモリ10は電源端子
CCから電力を受け取り、そしてまた基準電圧端子GN
Dを有する。本発明の好ましい実施形態によると、メモ
リ10は、メモリ10の端子VCCに印加される電源電圧
よりも低い電源電圧によって電力が供給される他の集積
回路によって受け取るためにデータ端子28で出力デー
タを生じさせる。
【0028】例えば、メモリ10の端子VCCに印加され
る電源電圧は、(端子GNDでの電圧に対して)名目上
5ボルトであるが、一方、端子28でメモリ10に与え
られるデータを受け取る集積回路は名目上3.3ボルト
の電源電圧を有する。この状態を可能にするために、デ
ータ端子28でメモリ10の出力ドライバ20によって
駆動される最大電圧は、下流の集積回路への損傷を避け
るためにこれより低い電源電圧又はそれに近い値に(す
なわち、3.3ボルト又はそれに近い値に)なければな
らない。
【0029】後述されるように、本発明の好ましい実施
形態は、メモリ10の出力ドライバ20によって駆動さ
れる最大出力ハイレベル電圧にこのような制限を与える
ことを意図される。
【0030】メモリアレイ16は、所望の密度及びアー
キテクチャに従ってあるサイズに作られ、かつ構成され
た標準メモリ記憶アレイである。一般に、アレイ16
は、所望の1つ以上のメモリセルがアクセスされるアド
レスデコーダ17に応答して、(アドレスデコーダ17
から)復号アドレス信号を受け取る。前述のように制御
信号の一つは、読み出し又は書き込み動作が実行される
べきであるかどうかを選択する。
【0031】書き込み動作において、データ端子28に
与えられ、かつ入力バッファ18を介して通信される入
力データは、書き込み回路21によって選択メモリセル
に与えられる。逆に、読み出し動作において、選択メモ
リセルに記憶されたデータは、出力バッファ21へ読み
出し回路19によって与えられる。
【0032】次に出力バッファ21は出力ドライバ20
に対し制御信号を与え、データ端子28でディジタル出
力データ信号を生じさせる。どちらの場合も、メモリ1
0の内部動作は、通常のようにタイミング・制御回路1
4によって制御される。
【0033】本発明の好ましい実施形態によると、メモ
リ10は出力バッファバイアス回路22をさらに含む。
出力バッファバイアス回路22は、出力バッファ21で
与えられた制御信号が同様にデータ端子28の出力ドラ
イバ20によって駆動される最大出力電圧を制限するよ
うに出力バッファ21に与えられるラインVOHREF
上にバイアス電圧を生成する。
【0034】図1で示されるように、かつ後述されるよ
うに、本発明の好ましい実施形態による出力バッファバ
イアス回路22は、メモリアクセスサイクルのタイミン
グに従ってタイミング・制御回路14によって制御され
る。
【0035】次に、図2を参照すると、本発明の好まし
い実施形態による出力バッファバイアス回路22の構成
及び出力バッファ21並びに出力ドライバ20との協働
が、さらに詳述される。図2で示されるように、出力バ
ッファバイアス回路22は、その出力で調整電圧VOH
REFを発生する電圧基準・調整器24を含む。出力バ
ッファバイアス回路22は、さらに後述されるように、
タイミング・制御回路14によってラインC50に生成
されるクロック信号によって制御されるバイアス電流源
26を含む。
【0036】このバイアス電流源26は、ラインVOH
REF上に電圧を生成する際に電圧基準・調整器24に
よって使用されるバイアス電流iBIASを発生する。同様
に、本発明のこの実施形態によると、電圧基準・調整器
24は、オフセット補償電流源28からオフセット補償
電流iNULLを受け取る。出力バッファバイアス回路22
は、電圧VOHREFを設定するのに役立つVtシフト
回路30をさらに含む。出力バッファバイアス回路22
の構成及び動作並びにそれぞれの構成するブロックが下
記にさらに詳述される。
【0037】電圧VOHREFは出力バッファ21のそ
れぞれに与えられる。このように、出力バッファバイア
ス回路22は、複数の出力バッファ21に役立つ。すな
わち、多数の場合、出力バッファ21の数に依存する
と、単一の出力バッファバイアス回路22は、出力バッ
ファ21の全てを制御するのに十分である。各出力バッ
ファ21は、読み出し回路19によって生成される相補
形データ入力DATA、DATA*を受け取る(図1を
参照)。
【0038】例えば、出力バッファ21jは、相補形デ
ータ入力DATAj、DATAj*を受け取る(*は論理
補数を示す)。各出力バッファ21は、(出力バッファ
21jに対してPU及びPDのように示される)制御信
号を対応する出力ドライバ20に与える。各出力ドライ
バ20は対応するデータ端子28を駆動する。
【0039】図1で示されるように、データ端子は共通
の入力/出力端子であるが、入力側(すなわち、データ
入力バッファ等)は、明瞭化のために図2に示されてい
ない。本発明のこの実施形態における各出力バッファ2
1は、nチャネルプッシュプルドライバとして実現され
る。図2に詳細に示される出力ドライバ20jを特に参
照すると(他の出力ドライバ20が同様に構成されるこ
とが理解される)、nチャネルプルアップトランジスタ
32は、VCCにバイアスされたそのドレイン及びデータ
端子28jに接続されたそのソースを有し、そしてnチ
ャネルプルダウントランジスタ34は、データ端子28
jに接続されたドレイン及びグランドにバイアスされた
ソースを有する。
【0040】好ましくは、出力ドライバ20もまた、当
該技術分野で通常行われているように静電放電保護装置
(図示せず)を含む。トランジスタ32、34のゲート
は、出力バッファ21から制御信号PU、PDをそれぞ
れ受け取る。当業者によって理解されるように、V
CC(例えば、名目上5ボルト)がトランジスタ32のプ
ルアップのドレインをバイアスするので、トランジスタ
32のゲートに印加されるラインPUの電圧は、トラン
ジスタ32が、(VOH最大値と称される)論理1を与え
る際にデータ端子28jを駆動する最大電圧が限界(例
えば、3.3ボルト)を越えないことを確実にするよう
に適切に制御されなければならない。
【0041】この制限をこの発明の好ましい実施形態に
より達成する方法が後述される。図2に示されるよう
に、好ましくは、nチャネルプルアップトランジスタ3
2の本体ノードは、データ端子28jでそのソースによ
りもむしろグランドにバイアスされる。nチャネルプル
アップトランジスタ32に対してこの本体ノードバイア
スがラッチアップに対する弱点を避けるために好まれ
る。
【0042】しかしながら、同様に理解されるように、
トランジスタ32に対するこのバイアス条件は、そのし
きい値電圧を有効に増大し、出力ドライバ20によって
駆動されるVOH最大値を制限することをより困難にす
る。この困難性は、ラインPUがトランジスタ32をオ
ンするために駆動されねばならないより高い電圧による
ものである。
【0043】後述されるように、本発明の好ましい実施
形態は、トランジスタ32の本体ノードが逆バイアス
(すなわち、そのソースの電圧以外の電圧に)されるこ
とを可能にするようにこの困難性に取り組む。
【0044】(出力バッファ)
【0045】次に、図2で示されるように、出力バッフ
ァ21jの構成が詳述され、他の出力バッファ21は同
様に構成されることが理解される。出力バッファ21j
は、それぞれのNAND機能40、42の入力でデータ
入力ラインDATAj、DATAj*を受け入れる。出力
イネーブルラインOUTENもまた、後述されるように
出力イネーブル機能を実行するためにNAND機能4
0、42の各々の入力で受け取られる。
【0046】NAND機能の出力は、pチャネルトラン
ジスタ36及びnチャネルトランジスタ38のゲートに
印加される。pチャネルトランジスタ36は、出力バッ
ファバイアス回路22で生成された電圧VOHREFに
バイアスされたソースを有し、かつラインPUに接続さ
れたドレインを有する。
【0047】nチャネルトランジスタ38は、ラインP
Uに接続されるドレイン及びグランドにバイアスされた
ソースを有する。このように、トランジスタ36、38
は、NAND機能40によって与えられる論理信号の論
理補数でラインPUを駆動するための従来のCMOSイ
ンバータを形成する。
【0048】しかしながら、ラインPUがトランジスタ
36によって駆動されるハイ電圧は、出力バッファバイ
アス回路22によって生成された電圧VOHREFに制
限される。ラインPUは出力ドライバ20jにおけるn
チャネルプルアップトランジスタ32のゲートに与えら
れるので、このように電圧VOHREFは、プルアップ
トランジスタ32の最大駆動を制御し、よってデータ端
子28jが駆動される電圧を制御する。
【0049】低電圧側で、NAND機能42の出力は、
(この場合、VCCでバイアスされる)インバータ43
の入力に印加される。インバータ43の出力は、nチャ
ネルプルダウントランジスタ34のゲートに印加される
ラインPDを駆動する。
【0050】ハイ論理レベルでの出力イネーブルライン
OUTENで作動する際に、NAND機能40、42の
状態は、入力ラインDATAj、DATAj*の状態で制
御される。データ入力ラインDATAj、DATAj*の
状態は互いに論理補数である。ラインDATAjのハイ
論理レベルは、このようにNAND機能40の出力でロ
ー論理レベルを生じ、電圧VOHREFがラインPUを
介してトランジスタ32のゲートに印加されるようにト
ランジスタ36をオンし、(前述のようにVOHREF
の電圧によって制限される)ハイ論理レベルにデータ端
子28jを駆動する。
【0051】すなわち、インバータ43の反転後、出力
ドライバ20jにおけるトランジスタ34をオフする条
件におけるNAND機能42の出力はハイである(デー
タラインDATAj*はローである)。他方のデータ状
態において、NAND機能40の出力はハイであり(デ
ータラインDATAjはローであり)、トランジスタ3
2をオフするためにラインPUをローにプルするように
トランジスタ38をオンする。
【0052】すなわち、NAND機能の出力はローであ
り、インバータ43は、ラインPDをハイに駆動し、か
つトランジスタ34をオンして、データ端子28jをロ
ーにプルする。ロー論理レベルでの出力イネーブルライ
ンOUTENによって、NAND機能40、42の出力
は、データ入力ラインDATAj、DATAj*によって
印加されたデータ状態にかかわらず強いてハイにされ
る。すなわち、結果として、トランジスタ32、34
は、両方ともオフされ、データ端子28jを高インピー
ダンス状態に保持する。
【0053】前述のように、本発明のこの実施形態にお
けるラインVOHREFの電圧は、出力ドライバ20に
おけるnチャネルプルアップトランジスタ32に印加さ
れたドライブを決定する。したがって、本発明のこの実
施形態によると、プルアップトランジスタ32のゲート
に電圧VOHREFを与えるに際して出力バッファ21
の構成は、それが最小のトランジスタで実現されるの
で、特に有益であり、データ端子28で高速遷移をもた
らすように急速にスイッチすることができる。
【0054】さらに、いかなる直列装置も本発明のこの
実施形態によるVOH最大値を制限するために出力ドライ
バ20で必要とされることはなく、このような直列装置
は必ず出力ドライバ20のスイッチング速度を減少し、
また静電放電及びラッチアップに対する弱点を導入す
る。さらに、nチャネルトランジスタ32に対するゲー
ト駆動のいかなるブートストラップも本発明のこの実施
形態によって必要とされず、したがって電圧スルー及び
バンプ感度を避ける。
【0055】本発明のこの実施形態におけるメモリ10
が、より低い電源電圧を有する集積回路によって受け入
れられるための安全最大レベルに論理ハイレベルを駆動
するように、適切な電圧VOHREFを与える出力バッ
ファバイアス回路22の構成が、図2で示される出力バ
ッファバイアス回路22の回路機能の各々に関して次に
詳述される。
【0056】(Vtシフトを有する電圧基準・調整器)
【0057】次に、図3を参照すると、電圧基準・調整
器24の構成及び動作は、出力バッファバイアス回路2
2の他の要素と協働してここで詳述される。図3で示さ
れるように、電圧基準・調整器24は、カレントミラー
のように構成される。pチャネルトランジスタ44及び
46の各々は、Vccにバイアスされたソースを有し、
かつともに接続されたゲートを有する。このカレントミ
ラーの基準支脈において、トランジスタ44のドレイン
はゲート及びnチャネルトランジスタ48のドレインに
接続される。
【0058】トランジスタ48のゲートが所望のVCC
源電圧の数分の1(例えば、60%)を受け取るために
抵抗47と49との間の点で接続されている場合、nチ
ャネルトランジスタ48のゲートは、VCCとグランドの
間に直列に接続された抵抗47、49から構成される分
圧器に接続される。一方、抵抗分割器の各支脈はヒュー
ズによって最初に短絡される一連の抵抗から構成されて
もよい。すなわち、このように選択されたヒューズの開
路は、トランジスタ48のゲートに印加される電圧のプ
ログラム可能性を許容できる。
【0059】トランジスタ48のソースはバイアス電流
源26に接続される。このカレントミラーのミラー支脈
において、トランジスタ46のドレインは、出力ノード
VOHREFでnチャネルトランジスタ50のドレイン
に接続される。トランジスタ50のゲートは、さらに詳
述されるようにVtシフト回路30を介してノードVO
HREFに結合される。nチャネルトランジスタ50の
ソースは、基準支脈においてトランジスタ48のソース
に接続され、したがってバイアス電流源26に接続され
る。
【0060】前述のように、バイアス電流源26は、電
圧基準・調整器24のカレントミラーにおける基準支脈
及びミラー支脈の電流の和(すなわち、トランジスタ4
8及び50を流れる電流の和)である電流iBIASを流
す。電流iBIASは、トランジスタ48及び50のソース
に接続されるドレイン、グランドにバイアスされるソー
ス及びバイアス基準回路54によって制御されるゲート
を有するnチャネルトランジスタ52によって主として
発生される。
【0061】後述されるように、本発明の好ましい実施
形態によると、メモリアクセスサイクルの異なる部分に
対して電圧基準・調整器24の出力インピーダンスを最
適にするように(クロック信号C50の制御の下で)メ
モリアクセスサイクルにおけるある時点で減少され得る
電流iBIASを制御するためのダイナミックバイアス回路
60も設けられている。
【0062】電圧VOHREFが(出力バッファ21を
介して)出力ドライバ21におけるnチャネルプルアッ
プトランジスタ32のゲートに印加されることを考慮す
ると、Vtシフト回路30は、電圧VOHREFがnチ
ャネルしきい値電圧によって上方へシフトされることを
確実にするために、本発明の好ましい実施形態における
電圧基準・調整器24のミラー支脈にnチャネルトラン
ジスタ50のゲートのバイアスを供給する。このシフト
が達成される方法は、電圧基準・調整器24の動作とと
もに後述される。
【0063】電圧基準・調整器24の動作が、出力デー
タがデータ端子28で与えられるべきであるメモリサイ
クルにおけるある点において次に詳述される。バイアス
基準回路54は、カレントミラーを通って流れるiBIAS
の値をセットするようにnチャネルトランジスタ52の
ゲートにバイアス電圧を与える。
【0064】すなわち、ダイナミックバイアス回路60
は、実際この時点でオフされている。nチャネルトラン
ジスタ48のゲートに基準電圧として与えられる抵抗4
7、49によって生成される分圧は、トランジスタ48
がオンしている程度を決定し、それゆえにpチャネルト
ランジスタ44のドレインでバイアス条件を決定する。
【0065】トランジスタ44に流される電流は、ミラ
ー支脈におけるトランジスタ46によって鏡に映される
ように反映され、それゆえに(後述されるように)トラ
ンジスタ44によって流される電流の倍数である。
【0066】トランジスタ46、50のドレインでの電
圧VOHREFは、トランジスタ44、48のドレイン
電圧によって、回路におけるトランジスタの相対サイズ
及びVtシフト回路30の効果によって決定される。
【0067】カレントミラー回路の技術分野で周知であ
るように、トランジスタ50のゲート電圧は、電圧基準
・調整器24の差動増幅器効果を考慮すると、トランジ
スタ50のゲートへのラインVOHREFによる電圧フ
ィードバックのためにトランジスタ48のゲート電圧に
合致する傾向がある。
【0068】しかしながら、Vtシフト回路30は、ラ
インVOHREFによりドレインに接続されたゲート、
トランジスタ50のゲートに接続されたソース、及びダ
イオード接続されるトランジスタ56を含むので、しき
い値電圧降下がラインVOHREFとトランジスタ50
のゲートとの間に生じる。
【0069】トランジスタ56は、出力ドライバ20に
おける、特に同一の又は同様なゲート長を有し、かつ同
一の本体ノードバイアス(例えばグランドに)を有する
際のnチャネルプルアップトランジスタ32の一つとし
て同様に構成される。nチャネルトランジスタ58は、
正確なしきい値電圧降下がトランジスタ56の両端間に
生じるようにトランジスタ56を通って流れる適切な電
流を確保するために回路56のソースに接続されるドレ
インを有し、かつ回路54のバイアス基準によって制御
されるゲートを有する。
【0070】Vtシフト回路30の結果として、ライン
VOHREFでの電圧は、出力ドライバ20のnチャネ
ルプルアップトランジスタ32のしきい値電圧に合致す
るしきい値電圧値によってトランジスタ48のゲートの
基準電圧から上げられる。この追加のしきい値電圧シフ
トは、電圧VOHREFが出力ドライバ20におけるn
チャネルプルアップトランジスタ32のゲートに印加さ
れ、それゆえに十分な高レベル駆動を確実にすることを
考慮することが必要である。
【0071】Vtシフトは、スイッチング出力バッファ
21によって引き起こされる電圧VOHREFが変動し
た場合、特にトランジスタ50を通るシンク電流に対す
るインピーダンスにおいて、電圧基準・調整器24の出
力インピーダンスを増加しないように回路30によって
もたらされる。
【0072】回路30はまた電圧基準・電圧調整器24
に最小オフセット電圧を導入し、全てのステージを付加
することなく2つのトランジスタ56、58のみを必要
とする。
【0073】電圧基準・調整器24によってラインVO
HREFに生成された電圧が、出力バッファ21におけ
るプルアップトランジスタ36のソース電圧を制御する
好ましい方法に関する前述の方法に対する代替の方法で
出力ドライバ20の論理レベルハイ駆動を制御するよう
に印加され得ることが意図される。
【0074】例えば、ラインVOHREFに生成された
電圧は、出力ドライバ20におけるプルアップトランジ
スタと直列のトランジスタのゲートに直接に印加され得
るか、又は、他の例において、ラインVOHREFに生
成された電圧は、出力バッファ21におけるプルアップ
トランジスタとの直列のトランジスタのゲートに印加さ
れ得る。すなわち、これらのそれぞれの場合において、
ラインVOHREFの基準電圧は出力端子に印加された
駆動を制限する。
【0075】しかしながら、このような代替案において
は、ラインVOHREFの基準電圧の絶対レベルが以下
の説明で使用されるレベルからシフトされなければなら
ない。
【0076】(オフセット補償電流源)
【0077】電圧基準・調整器24は極端に低い出力イ
ンピーダンスを有することが望ましいので、かなりの電
流が、ラインVOHREFの電圧をあまり調整しないで
ラインVOHREFに供給されるか又はラインVOHR
EFから吸い込まれ得る。
【0078】前述のように、ラインVOHREFの電圧
は、データ端子28で出力論理信号を受け取る集積回路
を損傷しないように最大出力ハイレベル電圧VOH最大値
を制御するが、なお最大出力駆動を提供するとき、ライ
ンVOHREFの電圧が調整レベルの近くに固定された
ままであることが重要である。
【0079】したがって、電圧基準・調整器24におい
て、駆動能力、例えばトランジスタ46及び50のトラ
ンジスタサイズ(すなわち、チャネル幅対チャネル長
比、すなわちW/L)は、かなり大きいことが望まし
い。トランジスタ46及び50のサイズを大きくするこ
とにより、電圧基準・調整器24が(トランジスタ46
を通ってVCCからラインVOHREFに)電流を急速に
供給したり又は(トランジスタ50、52を通ってライ
ンVOHREFからグランドに)電流を急速に吸い込む
ことが可能になる。
【0080】例えば、トランジスタ46のW/Lは約1
200であり、トランジスタ50のW/Lは約600で
あり、この例において、トランジスタ48のW/Lは約
300である。さらに、トランジスタ46のW/Lは、
相当大きなミラー比が得られ、それによってラインVO
HREFで使用可能なソース電流を増加するようにトラ
ンジスタ44のW/Lよりも大きいことが望ましい。
【0081】すなわち、トランジスタ48のW/Lは、
高利得に対してトランジスタ44のW/Lよりもかなり
大きいことが望ましい。前記のどちらの場合においても
トランジスタ44のW/Lは約60であるが、電圧基準
・調整器24のミラー比は約20である。最大ソース電
流iSOURCE maxは、下記のように決定される。
【0082】 iSOURCE max=iBIAS(W/L)46/(W/L)44
【0083】上記の例において、最大ソース電流i
SOURCE maxは、iBIASの約20倍である。電圧基準・
調整器24の最大シンク(吸い込み)電流は、バイアス
電流源26によって制御されるiBIASに等しい。本発明
のこの実施形態において、ソース電流は、出力ドライバ
21におけるプルアップトランジスタ32のターンオン
を制御するので、本発明のこの実施形態において決定的
なパラメータであることが理解される。
【0084】しかしながら、電圧基準・調整器24の基
準支脈及びミラー支脈を通る電流は互いに等しくないの
で、オフセット電圧は、トランジスタ44、48のドレ
インでのノードと、ランジスタ46、50のドレインと
の間で発生することができる。このオフセット電圧は、
約300〜400mVであり、iBIASを増加するととも
に増加する。
【0085】トランジスタ48のW/Lがトランジスタ
44のそれよりも充分大きく、かつトランジスタ44の
ダイオード構成(ドレインに結合されたゲート)に起因
するので、トランジスタ44は、必要な時に、トランジ
スタ48のドレイン(及びトランジスタ44、46のゲ
ート)で電圧を急速にハイにプルすることができない。
【0086】例えば、出力ドライバ21の多数の出力ド
ライバがそれぞれのプルアップトランジスタ32を同時
にスイッチオンするとき、電圧基準・調整器24からの
かなりのソース電流が、適正なレベルでラインVOHR
EF上に電圧を保持することを必要とされる。トランジ
スタ46によって流される電流のほとんど全てはライン
VOHREFに向けられているため、トランジスタ48
が、電流源26によって必要とされる電流iBULKの大部
分を一時的に供給するのに必要となるので、このソース
電流は、ラインVOHREFの電圧を最初にプルダウン
する傾向がある。
【0087】このラインVOHREFの電圧は、電圧基
準・調整器24の基準支脈におけるトランジスタ44、
48のドレインでこの電圧を同様にプルダウンする。し
かしながら、(高ミラー比に対して)その比較的小さい
サイズのために、トランジスタ44は、自らそのドレイ
ンでこの電圧を急速にプルアップすることができない。
【0088】すなわち、もしこの電圧がローのままであ
るならば、いったんソース電流に対する過渡的な要求が
過度であると、トランジスタ44及び46は、それらゲ
ートでの低電圧によって強くオンされるため、電圧VO
HREFは、その定常状態の電圧をオーバーシュートす
る。前述のように、電圧VOHREFのオーバーシュー
トは、より低い電源電圧を有する下流の集積回路を損傷
し得る。
【0089】したがって、本発明の好ましい実施形態に
よると、トランジスタ44、48のドレインにより電圧
基準・調整器24へ電流iNULLを供給するためにオフセ
ット補償電流源28が備えられている。バイアス電流源
トランジスタ52のサイズは、したがつて、カレントミ
ラーを越えて電圧基準・調整器24の基準支脈へ供給さ
れる付加電流iNULLを流すのに十分でなければならな
い。
【0090】すなわち、付加トランジスタが、この付加
電流を流すためにトランジスタ52と並列に設けられ
る。電流iNULLは、トランジスタ48によって導電され
た単位チャネル幅当たりの電流とトランジスタ50によ
って導電された単位チャネル幅当たりの電流とを一致さ
せるように意図されているので、いかなるオフセット電
圧結果も、トランジスタ44に接しているトランジスタ
48の負荷を軽減しないばかりでなく、トランジスタ4
4及び48のドレインでの電圧、したがってトランジス
タ44、46のゲートでの電圧が必要に応じて、急速に
ハイにプルされることを妨げる。よって、ラインVOH
REFの電圧のオーバーシュートは防止される。
【0091】次に、図4を参照すると、オフセット補償
電流源28の構成が詳述される。本発明のこの特定の実
施形態において、オフセット補償電流源28は、実施す
るために必要とされるトランジスタ数を最少にするため
にバイアス電流源26におけるバイアス基準回路54に
よって制御される。すなわち、もちろん、オフセット補
償電流源は、所望されるならば、それ自身のバイアス基
準回路網を有してもよい。
【0092】バイアス基準回路54は、VCCにバイアス
されるソース及び基準電圧PVBIASによってバイア
スされたゲートを有するpチャネルトランジスタ62に
よって実現される。(この基準電圧PVBIASは、)
従来の電圧基準回路によって生成され、かつほかの場合
にメモリ10において使用されるか又は好ましくはSG
Sトムソンマイクロエレクトロニクス社に譲渡された、
「補償バイアス電圧を供給する回路」の名称で出願され
た同時係属出願(弁護士のドケット番号94−C−11
4)に記載された補償バイアス電圧基準回路によって生
成され、かつこの参照によってここに組み入れられる。
【0093】nチャネルトランジスタ64は、トランジ
スタ64のドレインに接続されたゲート及びドレインと
ダイオードのように接続される。トランジスタ62及び
64のサイズは、pチャネルトランジスタ62が特定の
電圧PVBIASに対して飽和したままであることを確
実にするように選択される。
【0094】例えば、約2ボルトの電圧PVBIASに
対して、約15のW/L比を有するトランジスタ62及
び64は、VCCが名目上5ボルトであるトランジスタ6
2を飽和に保持する。トランジスタ62、64のドレイ
ンでの共通ノードは、バイアス電流源26におけるトラ
ンジスタ52のゲート及びオフセット補償電流源28に
印加される基準電圧ISVRを与える。
【0095】電圧基準・調整器24に流れる大きな電流
並びに温度にわたって予想されるプロセスパラメータ及
び電源電圧の大きな変動のために、バイアス基準回路5
4の動作はできるだけ安定していることが望ましい。
【0096】図4に示されたバイアス基準回路54の構
成はこのような安定性を与える。上記の例において、シ
ミュレーションの結果は、温度、プロセスパラメータ、
及び電源電圧の変動にわたって、ノードISVRでゲー
ト電圧を設定するため、バイアス基準回路54を使用し
て、バイアス電流源26におけるトランジスタ52によ
って流される最大電流対最小電流の比は約1.17であ
ることを示している。
【0097】本発明のこの実施形態によるオフセット補
償電流源28は、基準支脈がpチャネルトランジスタ6
6及びnチャネルトランジスタ68を含むカレントミラ
ー回路によって実現される。トランジスタ66、68の
ソースは、VCC及びグランドにそれぞれバイアスされ、
それらのドレインは互いに接続される。nチャネルトラ
ンジスタ68のゲートは、バイアス基準回路54からノ
ードISVRで基準電圧を受け取り、かつpチャネルト
ランジスタ66のゲートは、トランジスタ66、68の
共通ドレインノード及びミラー支脈におけるpチャネル
トランジスタ69のゲートに、典型的なカレントミラー
のように接続される。
【0098】トランジスタ69は、ドレイン電流が電流
NULLを供給するようにVCCにバイアスされるソースを
有する。トランジスタ66、69の相対サイズは、ミラ
ー比、したがって電流iNULLを決定する。すなわち、約
5のミラー比は、約2.5mAの電流iNULLを発生する
ものとして典型的である。前述のように、十分な電流能
力が、この付加電流iNULLを流すためにトランジスタ5
2に対して備えられなければならない。
【0099】すなわち、好ましくは、nチャネルトラン
ジスタは、ラインISVRによって制御されたゲートを
有し、かつ合致されたように付加電流iNULLを流すよう
にトランジスタ66、68、69のミラー回路のサイズ
に合致するサイズを有するトランジスタ52と並列に設
けられている。
【0100】次に、図5及び図6を参照すると、電圧基
準・調整器24の動作に対するオフセット補償電流源2
8の影響がシミュレーションに基づいて次に説明され
る。図5は、電流iNULLがゼロである場合、すなわち、
あたかもオフセット補償電流源28が存在しないかのよ
うな場合の電圧基準・調整器24の動作を示す。
【0101】図5は、電圧基準・調整器24の出力での
電圧VOHREF、トランジスタ44、48の共通ドレ
インノードでの電圧V44及びデータ端子28の一つの
出力電圧DQを示す。時間t0は、全てのデータ端子2
8が低出力電圧を駆動している場合、これらの電圧の定
常状態を示す。定常状態においては、例えば、電圧VO
HREFは、好ましくは、
【0102】3.3ボルト(メモリ10からの出力デー
タを受け取る集積回路のより低い電源電圧)+nチャネ
ルしきい値電圧(出力ドライバ20におけるプルアップ
トランジスタ32がnチャネル装置であることを考慮す
る)
【0103】である。時間t1で、データ端子28は新
しいデータ状態にスイッチングし始める。すなわち、こ
の例において、最悪の場合を想定した状態は、全て(例
えば18)のデータ端子28がロー論理レベルからハイ
論理レベルにスイッチする場合である。
【0104】図5に示されるように、いったんこのスイ
ッングが、上昇し始める電圧DQで示されるように開始
されると、電圧VOHREF及びV44は、その電圧をプ
ルダウンするラインVOHREFの出力バッファ21に
よって要求されるかなりのソース電流のために減少す
る。
【0105】トランジスタ50を流れる電流はゼロ近く
まで減少されるので(ミラー支脈における電流の全ては
出力バッファ21によって必要とされる)、電圧V44
この時に降下し、電流iBIASのほとんど全てを強いてト
ランジスタ48に流す。同様に、トランジスタ48によ
るこの付加導電は、ノードV44での電圧を降下させる。
【0106】時間t2は、ソース電流要求が減少し始
め、ラインVOHREFの電圧が電圧基準・調整器24
の動作だけ上昇することを可能にするように出力過渡の
終了を示す。しかしながら、前述のように、出力バッフ
ァ21によって要求されるソース電流を供給するのに十
分大きいようにミラー比に対して要求されるトランジス
タ44の小さいサイズ及びダイオード構成のために、ノ
ードV44での電圧はかなりの時間、低いままであり、時
間t3まで上昇し始めない(ゆっくりと上昇する)。
【0107】ノードV44での電圧が、トランジスタ44
及び46を強くオンに保持する定常状態値以下のままで
ある限り、ラインVOHREFの電圧は、上昇すること
ができ、実際、かなりのマージン(VOS)だけその定常
状態値を越えて上昇する。したがって、その所望値を越
えるVOHREFにおけるこの上昇は、データ端子28
上の出力バッファ21及び出力ドライバ20を介して、
実際は、データ端子28に接続されたより低い電源集積
回路への損傷を引き起こすような範囲までもたらされ
る。
【0108】次に、図6を参照すると、電流iNULL
2.5mAである例に対する電圧基準・調整器24の動
作が、図5で示された条件と同一で、図5と同一の時間
スケールを有する条件のシミュレーションに基づいて示
される。以前のように、時間t1で生じるスイッチング
は、電圧VOHREF及びV44を降下させる。しかしな
がら、トランジスタ44、46の共通ドレインノードに
印加された付加電流iNU LLは、このノードの充電に役立
つ。
【0109】結果として、電圧V44が上昇し始める時間
3は、初期スイッチング時間t1後すぐとなる。この場
合、電圧V44は急速に上昇し始めるので、電圧VOHR
EFは、iNULL=0を有する図5と同じほどその定常状
態値をオーバーシュートすることは許されない。データ
端子28に接続された低電源集積回路への損傷はこうし
て避けられる。
【0110】(バイアス電流のダイナミック制御)
【0111】前述より明らかなように、電圧基準・調整
器24の出力インピーダンスは、出力バッファ21及び
出力ドライバ20がデータ端子28の状態をスイッチし
ているような時間においてできるだけ低くなることが望
ましい。この低出力インピーダンスは、かなりのソース
及びシンク電流が電圧VOHREFをあまり調整しない
で、電圧基準・調整器24によって供給されることを可
能にする。
【0112】しかしながら、このような低出力インピー
ダンスは、電圧基準・調整器24を通るDC電流がかな
り大きいことを必要とし、従ってかなり大きい定常状態
の電力消費及び対応する温度増加、信頼性の減少及びシ
ステム電源に対する負荷といった望ましくない状態を生
じさせる。
【0113】次に、図7を参照すると、メモリアクセス
サイクル内でバイアス電流iBIASを制御する際のダイナ
ミックバイアス回路60の構成及び動作が詳述される。
ダイナミックバイアス回路60は、それによって引き
出された定常状態の電流を減少する目的のために、電圧
基準・調整器24における任意の機能として設けられ
る。図7に示されるように、ダイナミックバイアス回路
60は、クロック信号C50を受け取り、それをインバ
ータ71を介してnチャネルトランジスタ72のゲート
に印加する。
【0114】トランジスタ72は、バイアス基準回路5
4の出力、及び電流源トランジスタ52のゲートでノー
ドISVRに接続されるドレインを有する。トランジス
タ72のソースは、ノードISVRに接続されるゲート
及びグランドにバイアスされたソースを有するnチャネ
ルトランジスタ74のドレインに接続される。
【0115】動作において、クロック信号C50がハイ
のままである限り、トランジスタ72はオフであり、ダ
イナミックバイアス回路60は、トランジスタ52のゲ
ートバイアス又はそれによって流れる電流iBIASの値に
も悪影響を与えない。しかしながら、ローのクロック信
号C50によって、トランジスタ72はオンされ、トラ
ンジスタ52のゲートでの電圧は、ノードISVRをグ
ランドの方へプルし、かつそれによって流される電流を
減じるトランジスタ72、74のために減少される。
【0116】トランジスタ52のゲートバイアスがダイ
ナミックバイアス回路60によって減少される程度は、
当業者に明らかなようにバイアス基準回路54における
トランジスタ64のサイズ、及びトランジスタ52のサ
イズに対するトランジスタ74のサイズによって決定さ
れる。トランジスタ74のゲート−ソース間電圧がバイ
アス基準回路54におけるトランジスタ64のそれと同
じであると考慮すると、この寸法は容易に決定すること
ができる。
【0117】しかしながら、トランジスタ74のドレイ
ン−ソース間の電圧は、オンのとき、一般にかなり小さ
い。例えば約100mVであるトランジスタ72のドレ
イン−ソース間の電圧量だけトランジスタ64のドレイ
ン−ソース間電圧よりも小さい。飽和しているトランジ
スタ64、74の双方によって、そのドレイン電流は、
そのドレインーソース間電圧によって全く影響されな
い。それにより、トランジスタ64、74は、トランジ
スタ72がオンであるとき、互いに並列であるとみなさ
れる。
【0118】トランジスタ52における電流は、(トラ
ンジスタ72がオンであるとき、トランジスタ74と並
列である)トランジスタ64の電流を鏡のように映すの
で、クロック信号C50は、トランジスタ64対トラン
ジスタ52のカレントミラー比率を有効に変化する電流
BIASを制御する。
【0119】例えば、電流iBIASが出力スイッチングの
間を除いてその全値の50%まで減少されるべきである
場合、トランジスタ64及びトランジスタ52のチャネ
ル幅及びチャネル長が、この例におけるように同一であ
るならば、トランジスタ64及びトランジスタ74のチ
ャネル幅及びチャネル長は同一である。オフされたトラ
ンジスタ72に対して、電流iBIASは、バイアス基準回
路54におけるトランジスタ64を通る電流i64に等し
い。オンされたトランジスタ72に対して(クロック信
号C50はロー)、前述のように、トランジスタ64及
びトランジスタ74は、実際上は互いに並列であり、こ
の例においては、トランジスタ52のチャネル幅の実際
上2倍であるチャネル幅を有する。
【0120】W52/(W64+W74)=1/2
【0121】であるので、カレントミラー比は1/2と
なる。ここで、W52、W64、W74は、トランジス
タ52、64、74のチャネル幅である(チャネル長は
等しいと仮定する)。和(W64+W74)は、互いに
並列のトランジスタ64及び74の有効チャネル幅であ
る。したがって、電流iBIASは、クロック信号C50が
ローの時間中1/2だけ減少される。
【0122】次に、図8を参照すると、ダイナミックバ
イアス回路60の動作及びメモリアクセスサイクル内の
バイアス電流iBIASに対する影響が次に説明される。時
間t0は、定常状態において、前のサイクルの終わりに
メモリ10の状態を示す。データ端子DQは前のサイク
ルから出力データ値DATA0を与えている。出力スイ
ッチングが生じないので、クロックC50はこの時間ロ
ーである。したがって、トランジスタ72(図7)は、
インバータ71によってオンされ、トランジスタ74を
バイアス基準回路54のトランジスタ64と並列に配置
し、よってトランジスタ52のミラー比を減少するの
で、電流iBIASはその最大値の1/2である。
【0123】これは、出力スイッチングが予期されない
メモリアクセスサイクルの時間中、したがって前のデー
タ状態(すなわちDATA0)のみが保持されている時
間中、電圧基準・調整器24によって引き出される電流
BIASを減ずる。電圧基準・調整器24の出力インピー
ダンスは、この時間中比較的高いが、ラインVOHRE
Fの電圧はその正確な定常状態レベルに保持される。
【0124】時間t1において、新しいメモリアクセス
サイクルが、アクティブになる入力クロックCLKによ
って開始される。一方、例えば、完全なスタティックメ
モリにおいて、クロックCLKは、メモリのアドレス又
はデータ入力端子で遷移の検出によって生成されたエッ
ジ遷移検出パルスに対応する。クロックCLKの前縁に
応答して、クロック信号C50は、メモリの最小予想読
み出しアクセス時間より十分に短い時間に対応する選択
された遅延時間後に起動される。
【0125】一度、クロック信号C50が時間t2でア
クティブになると、それからトランジスタ72はインバ
ータ71の動作によってオフされる。したがって、トラ
ンジスタ52のカレントミラー比は、出力バッファ21
及び出力ドライバ20が新しいデータ状態(すなわち、
DATA1)にデータ端子28を駆動し始めるような時
間に先行して、その最大値(この例においては、1)に
回復される。
【0126】新しいデータ状態DATA1が安定するの
を確保するのに十分な他の遅延時間後、図8の時間t3
で示されるクロック信号C50はローに戻る。再度、こ
れはトランジスタ72をオンし、この例においては、i
BIASをその最大値の50%に減少し、したがって電圧基
準・調整器24を通って引き出されるDC電流を減じ
る。
【0127】(調整可能バイアス電流源)
【0128】次に、図9を参照すると、本発明の他の実
施形態によるバイアス電流源26′が詳述される。バイ
アス電流源26′は、前述のようなダイナミックバイア
ス回路60の場合のようなクロック信号によって、又は
プログラミングヒューズによって制御可能な電圧基準・
調整器24のための電流iBIASの複数の調整レベルに対
して設けられる。
【0129】バイアス電流源26′は、以前のように電
圧基準・調整器24に接続されたバイアス基準回路54
及び電流源トランジスタ52を組み込む。さらに、図7
に関して前述したように、トランジスタ72及び74
は、トランジスタ72がオンされるとき、その前の値の
50%に電流iBIASを減じるために設けられる。
【0130】しかしながら、この場合、トランジスタ7
2のゲートは、一つの入力でクロック信号C50を受け
取り、他の入力でノードFEN50*のヒューズ回路7
5の出力を受け取るNAND機能73によって制御され
る。
【0131】ヒューズ回路75は、永久的なトランジス
タ72の状態のプログラム可能性のために設けられる。
BIASの最適値がまだ決定されていないとき、このよう
なプログラム可能性は、メモリ10の設計及び製造の初
期の段階で有用である。さらに、メモリ10の製造にお
けるプロセス変動が、好ましくはiBIASの最適値がメモ
リ10の初期テスト後に設定されるのに十分広範囲に変
化するならば、iBIASの値のプログラム可能性もまた望
ましい。例えば、メモリ10が非常に短いチャネル幅を
有するように処理されるならば、好ましくは、iBIAS
値は、全ての時間にトランジスタ72をオンに保持する
ようにプログラミングヒューズ回路75によって減少さ
れる。さらに、所望の出力スルーレートを選択するよう
にヒューズ回路75をプログラムすることもできる。
【0132】ヒューズ回路75の構成は、いくつかの従
来の方法のうちのいかなる方法でも達成される。図9の
例は、出力からノードFEN50*を駆動するVCCとイ
ンバータ77の入力の間に接続されるヒューズ76を有
する。トランジスタ78及びトランジスタ79は、イン
バータ77の入力とグランドの間に接続されたそれらの
ソース/ドレインパスを有する。トランジスタ78のゲ
ートは、トランジスタ78がメモリ10の起動に基づい
てグランドにインバータ77の入力をプルするようにパ
ワーオンリセット信号PORを受け取る。
【0133】トランジスタ78のゲートは、ノードFE
N50*でインバータ77の出力に接続される。動作に
おいて、元のままであるヒューズ76に対して、ノード
FEN50*は、インバータ77の動作によってローに
保持される。ブレークしているヒューズに対して、パル
スオンラインPORは、インバータ77の入力をローに
プルし、ノードFEN50*をハイに駆動し、かつこの
状態を保持するようにトランジスタ78をオンする。
【0134】動作において、クロック信号C50又はノ
ードFEN50*のいずれかがローであるならば、NA
ND機能73の出力はハイである。したがって、ヒュー
ズ76をブレークさせないことによって、ノードFEN
50*はローに保持され、NAND機能70の出力をハ
イに保持し、かつ無条件にトランジスタ72をオンに保
持する。ブレークされたヒューズ76に対して、クロッ
ク信号C50は、前述の図8の場合のようにトランジス
タ72の状態を制御する。
【0135】もちろん、メモリ10は、トランジスタ7
2の状態がプログラム化されたヒューズ回路75の状態
に単に依存するようにクロック信号C50によらず実現
されることが意図される。
【0136】本発明のこの他の実施形態によるバイアス
電流源26′もまた、前述のトランジスタ72、74と
同様に、ノードISVRとグランドの間に直列に接続さ
れるトランジスタ72′、74′を含む。トランジスタ
72のゲートは、クロック信号C67の状態、及びノー
ドFEN67*を介してヒューズ回路75′に応答して
NAND機能73′によって同様に制御される。しかし
ながら、トランジスタ74′のサイズは、トランジスタ
74のサイズと異なるように選択される。その結果、ト
ランジスタ72′がクロック信号C67、又はヒューズ
回路75′のいずれかによってオンされると、電流i
BIASは、その最大値の異なる数分の1となるように選択
される。
【0137】例えば、トランジスタ74′のチャネル幅
がトランジスタ52のチャネル幅及びバイアス基準回路
54におけるトランジスタ64のチャネル幅(同一チャ
ネル長と仮定すると)の1/2であるならば、トランジ
スタ64、74′の並列結合の有効チャネル幅は、トラ
ンジスタ52のチャネル幅の1.5倍である。したがっ
て、オンされたトランジスタ74′に対するiBIASの値
は、オフされたトランジスタ74′に対するその最大値
の2/3である。
【0138】もちろん、異なる電流iBIASの値が特定の
メモリサイクルの回数で永久にプログラム化されるか又
はクロックインされることを望むならば、他の様々なサ
イズのトランジスタが、バイアス電流源26′の中で同
様に実施される。さらに、例えば、トランジスタ72、
72′の両方が、電流iBIASをさらに減少させるために
同時にオンされる。他の電流の減少の組み合わせは当業
者に明らかであることが予想される。
【0139】したがって、本発明のこの他の実施形態に
よると、バイアス電流iBIASの値は、特定の設計に対し
て、電気テストによって決定されるようにプロセスパラ
メータに依存する個々のメモリ回路に対して、又はメモ
リサイクル中の時間における特定の点で最適化される。
この最適化は、一方では、最大ソース及びシンク電流と
電圧調整器及び基準24のための最小出力インピーダン
ス間のトレードオフの最適化、他方では、電圧調整器及
び基準24によって引き出される電流の最適化を可能に
する。さらに、所望の出力スルーレートはこの最適化に
おいて選択される。
【0140】(可変出力VOH制御装置)
【0141】本発明の他の実施形態によると、VOHR
EF制限機能の選択可能性が、論理信号によるか又はヒ
ューズプログラム可能性によるかのいずれかによって与
えられる。本発明のこの実施形態によると、同一の設計
の全てのメモリが、より低い電源を使用する他の集積回
路と組み合わせて使用するために特定されるわけではな
いことが意図される。
【0142】例えば、メモリの部分集合は5.0ボルト
のVOH最大値を有するが、一方異なる部分集合は3.3
ボルトに制限されたVOH最大値を有する。簡便に製造す
る目的及び在庫管理の目的のために、5.0ボルト又は
3.3ボルトのVOH最大値の間の決定が製造プロセスの
可能な限り最新の段階でなされる場合、いずれかのよう
に使用するのに適した単一の集積回路設計を有すること
は好ましい。
【0143】さらに、3.3ボルト動作のための特定の
メモリチップの適合性は、あるメモリが、たとえVOH
REF制限機能が使用可能にされても、3.3ボルトの
作動仕様を満たさないが、5.0ボルトのVOH最大値を
有するメモリのための作動仕様を満たすように電流駆動
のようなプロセスパラメータに依存し得る。この場合、
電気テスト後にVOHREF制限機能の選択可能性を有
することは望ましい。
【0144】さらに他の実施形態において、それにおい
てVOHREF制限機能が選択的に使用可能及び使用禁
止され得るメモリ10のための特別なテストモードを有
することは有用である。
【0145】次に、図10を参照すると、電圧基準・調
整器124は前述の電圧基準・調整器24と同様に構成
されるが、外部信号、特別テストモード信号又はヒュー
ズ回路のプログラミングによって使用禁止される本発明
の他の実施形態が示される。電圧基準・調整器24及び
電圧基準・調整器124に共通のこれらの構成要素は、
同一の参照番号によって参照され、図10の電圧基準・
調整器124に関しては再度説明しない。
【0146】前述の構成要素に加えて、電圧基準・調整
器124は、後述されるようなNORゲート80の出力
によって示されるように、VOHREF制限機能が使用
禁止されるべきである場合、あるノードを強いてVCC
はグランドにするpチャネルトランジスタ82、84、
89及びnチャネルトランジスタ86を含む。pチャネ
ルトランジスタ82、84、89の各々は、VCCにバイ
アスされたソース及びNORゲート80の出力からライ
ンLIMOFF*を受け入れるゲートを有する。トラン
ジスタ82のドレインは、電圧基準・調整器124のカ
レントミラーにおけるトランジスタ44、46のゲート
に接続され、トランジスタ84のドレインは、電圧基準
・調整器124の出力でラインVOHREFに接続さ
れ、そしてトランジスタ89のドレインはバイアス基準
回路54への入力に接続される。
【0147】nチャネルトランジスタ86は、バイアス
電流源26におけるノードISVRに接続されるドレイ
ンを有し、グランドに接続されるソースを有し、そして
インバータ85による反転後、信号LIMOFF*を受
け取るゲートを有する。本発明のこの実施形態による
と、パスゲート88は、電圧PVBIASとバイアス基
準回路54との間に設けられ、かつ信号LIMOFF*
に基づいた真及び補数信号によって制御される。
【0148】動作において、NOR機能80の出力での
ラインLIMOFF*がハイ論理レベルであるならば、
トランジスタ82、84、86及び89は全てオフさ
れ、かつパスゲート88はオンされる。すなわち、この
場合、電圧基準・調整器124は、電圧基準・調整器2
4に対して前述されたようにラインVOHREFで電圧
を制限するように動作する。
【0149】しかしながら、NOR機能80の出力での
ラインLIMOFF*がロー論理レベルであるならば、
トランジスタ82、84、86及び89は全てオンさ
れ、かつパスゲート88はオフされる。この状態におい
て、ラインVOHREFは強いて5.0ボルトにされ、
しがって、出力バッファ21に印加された(及び出力ド
ライバ20におけるプルアップトランジスタ32のゲー
トに印加された)ドレインは減少されたレベルに制限さ
れない。
【0150】電圧基準・調整器124を通して引き出さ
れたDC電流を最少にするために、それにおけるあるノ
ードもまた強いて特定の電圧にされる。この例におい
て、トランジスタ44、46のゲートはトランジスタ8
2によってVCCにプルされ、したがって電圧基準・調整
器124における基準支脈及びミラー支脈の両方をオフ
する。パスゲート88は、バイアス基準回路54から電
圧PVBIASを切り離し、トランジスタ89はバイア
ス基準回路54への入力をVCCにプルし、トランジス
タ86はノードISVRをグランドにプルし、よってト
ランジスタ52及び58をオフする。もちろん、NOR
機能80の出力もまた、好ましいように、オフセット補
償電流源28内のノード、バイアス基準回路54等に印
加される。
【0151】本発明のこの例において、NOR機能80
は3つの入力を受け取る。ハイ論理レベルであるこの3
つの入力のいかなる入力もラインLIMOFF*をロー
に駆動されるようにする。第1の入力は、メモリ10に
おける他の場所で、例えばタイミング・制御回路14で
生成される論理信号DISである。すなわち、例えば入
力又は命令のある組み合わせは、論理信号DISが起動
されるようにメモリに印加される。ノードFDISのN
OR機能80の第2の入力はヒューズ回路90によって
生成される。ヒューズ回路90は、ノードFDISが、
ままのヒューズに対してロー論理レベルで、ヒューズが
飛ばされたならば、ハイ論理レベルであるように、ヒュ
ーズ回路75に関して前述されたように構成される。
【0152】本発明のこの実施形態によると、特別のテ
ストパッドTPはまた、ウェーハ形式での電気テスト中
(すなわち、パッケージングより前)電圧基準・調整器
124の使用可能及び使用禁止を制御する。テストパッ
ドTPは、NOR機能80の入力として受け取るノード
TDISを駆動するインバータ91の入力に接続され
る。トランジスタ92は、インバータ91の入力とグラ
ンドとの間に接続されたソース/ドレインパスを有し、
かつインバータ91の出力でノードTDISに接続され
たゲートを有する。トランジスタ93は、インバータ9
1の入力とグランドとの間に接続されたソース/ドレイ
ンパスを有し、かつパワーオンリセット信号PORによ
って制御されたゲートを有する。
【0153】動作において、テストパッドTPがVCC
保持されるならば、インバータ91は、ノードTDIS
を強いてローにする。しかしながら、テストパッドTP
がオープンにされたままか、グランドに接続されるなら
ば、起動と同時に、トランジスタ93は、インバータ9
1の入力をローにプルにし、トランジスタ92の動作に
よって保持されるノードTDISを強いてハイ論理レベ
ルにする。このように、テストパッドTPが電気テスト
中、電圧基準・調整器124の使用可能及び使用禁止を
制御できることが意図されている。このようなテストの
結果により、テストパッドTPは、電圧基準・調整器1
24が永久に使用可能にされるべきであるならば、VCC
にワイヤ接着されるか、電圧基準・調整器124が特定
のメモリ10に対して永久に使用禁止されるべきである
ならば、オープンにされたままである(好ましくグラン
ドに配線される)。
【0154】本発明による電圧基準・調整器のVOH制限
機能のこのような使用可能及び使用禁止は、この機能を
組み込む集積回路の製造管理を大いに改良するように意
図されている。特に、異なる仕様制限に対応する集積回
路は、電気テスト後に、プロセスで遅くされた最大VOH
電圧の選択によって同一設計から製造され得る。さら
に、前述のように、ヒューズプログラミングは、入力電
圧を電圧基準・調整器回路に与える分圧器を調整するた
めに使用され、所望の最大VOH電圧の付加調整を可能に
する。
【0155】本発明は、好ましい実施形態に関してここ
に記載したが、これらの実施形態の変更及び代替例、本
発明の長所及び利点を得るこのような変更及び代替例
は、本明細書及び図面に関連する当業者に明らかである
ことが、もちろん熟慮される。このような変更及び代替
例は特許請求の範囲に記載されているような本発明の範
囲の内にあることが意図されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好ましい実施形態による出力駆動回路
を組み込む集積メモリ回路のブロック図である。
【図2】本発明の好ましい実施形態による出力駆動回路
のブロック図である。
【図3】本発明の好ましい実施形態による電圧基準・調
整器回路の概略図である。
【図4】本発明の好ましい実施形態による電圧基準・調
整器回路で使用されるようなバイアス電流源の概略図で
ある。
【図5】オフセット補償電流の有無、それぞれにおける
本発明の好ましい実施形態による電圧基準・調整器回路
の動作のタイミングプロットである。
【図6】オフセット補償電流の有無、それぞれにおける
本発明の好ましい実施形態による電圧基準・調整器回路
の動作のタイミングプロットである。
【図7】本発明の好ましい実施形態による電圧基準・調
整器回路で使用されるようなダイナミックバイアス制御
回路の概略図である。
【図8】集積回路メモリにおける図7の回路の動作を示
すタイミング図である。
【図9】プログラマブルバイアス電流レベルを含む本発
明の他の実施形態によるバイアス電流源の概略図であ
る。
【図10】本発明の他の実施形態による電圧基準・調整
器回路の概略図である。
【図11】従来技術を示す回路図である。
【符号の説明】
10 メモリ、12 アドレスレジスタ、14 タイミ
ング・制御回路、16メモリアレイ、17 アドレスデ
コーダ、18 入力バッファ、19 読み出し回路、2
0 出力ドライバ、21 出力バッファ、22 出力バ
ッファバイアス回路。

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源電圧と出力端子との間に結合された
    導電経路を有し、かつ制御電極を有するプルアップ駆動
    トランジスタと、 バイアス電圧に応答して前記プルアップ駆動トランジス
    タの駆動を制限する回路と、 前記バイアス電圧を発生する電圧基準・調整器とを備え
    た集積回路のための出力ドライブ回路において、 前記電源電圧に基づいた目標電圧を生成する手段と、 基準支脈及びミラー支脈を有するカレントミラーであっ
    て、前記基準支脈が前記目標電圧を入力し、かつそれに
    応答して基準電流を流し、前記ミラー支脈が、基準電流
    に応答してミラー電流を流し、かつ前記ミラー電流に基
    づいたバイアス電圧出力で前記バイアス電圧を得る前記
    カレントミラーと、 前記カレントミラーの前記基準支脈及び前記ミラー支脈
    に結合され、それによって流された前記基準電流及び前
    記ミラー電流を制御するバイアス電流源と、 前記電源電圧に対して前記バイアス電圧出力を選択可能
    なようにバイアスする回路とを含むことを特徴とする出
    力ドライブ回路。
  2. 【請求項2】 前記生成する手段が分圧器を備えたこと
    を特徴とする請求項1の出力ドライブ回路。
  3. 【請求項3】 前記分圧器がヒューズプログラマブルで
    あることを特徴とする請求項1の出力ドライブ回路。
  4. 【請求項4】 前記バイアス電圧を選択可能なようにバ
    イアスする回路が、前記バイアス電圧出力と前記電源電
    圧との間に接続された導電経路を有し、かつ使用禁止信
    号を受け取る制御電極を有する第1の使用禁止トランジ
    スタを備えたことを特徴とする請求項1の出力ドライブ
    回路。
  5. 【請求項5】 前記バイアス電流源が、 一方の端部の前記基準電圧と他方の端部の前記カレント
    ミラーの前記基準支脈及び前記ミラー支脈との間に接続
    された導電経路を有し、かつバイアス基準電圧を受け取
    る制御電極を有する電流源トランジスタを備え、 かつ前記バイアス電圧を選択可能なようにバイアスする
    回路が、前記電流源トランジスタの前記制御電極と、前
    記制御電極に印加されるとき、前記電流源トランジスタ
    をオフするのに十分な電圧との間に接続される導電経路
    を有し、かつ前記使用禁止信号を受け取るように結合さ
    れる制御電極を有する第2の使用禁止トランジスタを備
    えたことを特徴とする請求項4の出力ドライブ回路。
  6. 【請求項6】 第2の基準電圧に応答する前記バイアス
    基準電圧を生成するバイアス基準回路をさらに備え、 前記バイアス電圧を選択可能なようにバイアスする回路
    が、 前記第2の基準電圧と前記バイアス基準回路との間に接
    続された導電経路を有し、かつ前記使用禁止信号を受け
    取る制御電極を有し、前記使用禁止信号に応答して前記
    バイアス基準回路から前記第2の基準電圧を選択可能な
    ように切り離すパスゲートを備えたことを特徴とする請
    求項4の出力ドライブ回路。
  7. 【請求項7】 前記バイアス電圧を選択可能なようにバ
    イアスする回路が、 前記バイアス基準回路と前記電源電圧との間に接続され
    た導電経路を有し、かつ前記使用禁止信号を受け取るよ
    うに結合された制御電極を有する第3の使用禁止トラン
    ジスタを備えたことを特徴とする請求項6の出力ドライ
    ブ回路。
  8. 【請求項8】 前記カレントミラーが、 前記電源電圧によってバイアスされたソースを有し、互
    いに接続されるドレイン及びゲートを有する基準pチャ
    ネルトランジスタと、 前記基準pチャネルトランジスタの前記ドレインに接続
    されたドレインを有し、前記目標電圧を入力するゲート
    を有し、かつ前記バイアス電流源に接続されたソースを
    有する基準nチャネルトランジスタと、 前記電源電圧によってバイアスされたソースを有し、前
    記基準pチャネルトランジスタの前記ゲートに接続され
    たゲートを有し、かつ前記バイアス電圧を発生するよう
    に結合されたドレインを有するミラーpチャネルトラン
    ジスタと、 前記バイアス電流源に接続されたソースを有し、前記ミ
    ラーpチャネルトランジスタの前記ドレインに接続され
    たドレインを有し、かつ前記バイアス電圧を受け取るよ
    うに結合されたゲートを有するミラーnチャネルトラン
    ジスタとを備え、 かつ前記バイアス電圧を選択可能なようにバイアスする
    回路が、 一方の端部で前記基準pチャネルトランジスタ及び前記
    ミラーpチャネルトランジスタの前記ゲートに接続さ
    れ、かつ他方の端部で前記電源電圧に接続される導電経
    路を有し、前記使用禁止信号を受け取るように結合され
    る制御電極を有する第4の使用禁止トランジスタを備え
    たことを特徴とする請求項1の出力ドライブ回路。
  9. 【請求項9】 前記プルアップ駆動トランジスタの駆動
    を制限する回路が、 データ信号を受け取る入力を有し、かつ前記プルアップ
    駆動トランジスタの前記制御電極に接続された出力を有
    する出力バッファを備え、前記出力バッファが前記電源
    電圧よりも低いバイアス電圧を受け取るように接続され
    たことを特徴とする請求項1の出力ドライブ回路。
  10. 【請求項10】 前記出力バッファが、 前記バイアス電圧と前記プルアップ駆動トランジスタの
    前記制御電極との間に接続された導電経路を有し、前記
    データ信号を受け取るように結合された制御電極を有す
    るプルアップバッファトランジスタと、 前記プルアップ駆動トランジスタの前記制御電極と前記
    基準電圧との間に接続された導電経路を有し、前記デー
    タ信号を受け取るように結合された制御電極を有するプ
    ルダウンバッファトランジスタとを備えたことを特徴と
    する請求項9の出力ドライブ回路。
  11. 【請求項11】 前記使用禁止信号がクロック信号であ
    ることを特徴とする請求項1の出力ドライブ回路。
  12. 【請求項12】 ヒューズの状態に応答して使用禁止信
    号を供給するヒューズ回路を備えたことを特徴とする請
    求項1の出力ドライブ回路。
  13. 【請求項13】 前記使用禁止信号が、前記集積回路の
    端子で前記電圧に応答して発生されることを特徴とする
    請求項1の出力ドライブ回路。
  14. 【請求項14】 前記電圧が前記集積回路の前記端子を
    電圧に結合されることによって生成されることを特徴と
    する請求項13の出力ドライブ回路。
  15. 【請求項15】 電源電圧よりも小さい電圧を有する出
    力端子でハイ論理レベル出力を供給するように出力ドラ
    イバにおけるプルアップ駆動トランジスタを制御する方
    法において、 第1の状態で又は第2の状態で制限モード使用禁止信号
    を受け取るステップと、 前記第1の状態での制限モード使用禁止信号を受信する
    ことに応答して、基準支脈及びミラー支脈を有するカレ
    ントミラーを制御することによって出力基準電圧を生成
    するステップであって、前記基準支脈を通る前記電流が
    前記電源電圧に基づいた目標電圧によって制御され、か
    つ前記ミラー支脈を通る前記電流が前記出力基準電圧を
    規定する前記生成ステップと、 前記第2の状態での制限モード使用禁止信号を受信する
    ことに応答して、前記出力基準電圧を前記電源電圧に接
    続するステップと、 前記生成する又は接続するステップの後、前記出力基準
    電圧をバイアス電圧として出力バッファにおけるプルア
    ップトランジスタに印加するステップと、 出力ドライバがハイ論理レベル出力を供給することにな
    っていることを指示するデータ入力信号を受信すること
    に応答し、第1の状態での前記制限モード使用禁止信号
    を受信することと結合して、前記プルアップ駆動トラン
    ジスタの前記制御電極に前記出力基準電圧を印加するよ
    うに前記出力バッファにおける前記プルアップトランジ
    スタをオンするステップと、 出力ドライバがハイ論理レベル出力を供給することにな
    っていることを指示するデータ入力信号を受信すること
    に応答して、前記プルアップ駆動トランジスタの前記制
    御電極に前記出力基準電圧を印加するように前記出力バ
    ッファにおける前記プルアップトランジスタをオンする
    ステップとからなることを特徴とするプルアップ駆動ト
    ランジスタを制御する方法。
  16. 【請求項16】 前記カレントミラーの前記基準支脈及
    びミラー支脈を通る電流を制御し、 前記第2の状態での制限モード使用禁止ステップに応答
    して前記カレントミラーの前記基準支脈及びミラー支脈
    を通る電流をゼロであるように制御することを含むこと
    を特徴とする請求項15のプルアップ駆動トランジスタ
    を制御する方法。
  17. 【請求項17】 前記カレントミラーが、 前記電源電圧によってバイアスされたソースを有し、互
    いに接続されるドレイン及びゲートを有する基準pチャ
    ネルトランジスタと、 前記基準pチャネルトランジスタの前記ドレインに接続
    されたドレインを有し、前記目標電圧を入力するゲート
    を有し、かつバイアス電流源に接続されたソースを有す
    る基準nチャネルトランジスタと、 前記電源電圧によってバイアスされたソースを有し、前
    記基準pチャネルトランジスタの前記ゲートに接続され
    たゲートを有し、かつ前記バイアス電圧を発生するよう
    に結合されたドレインを有するミラーpチャネルトラン
    ジスタと、 前記バイアス電流源に接続されたソースを有し、前記ミ
    ラーpチャネルトランジスタの前記ドレインに接続され
    たドレインを有し、かつ前記バイアス電圧を受け取るよ
    うに結合されたゲートを有するミラーnチャネルトラン
    ジスタとを含むことを特徴とする請求項15のプルアッ
    プ駆動トランジスタを制御する方法。
  18. 【請求項18】 前記第2のレベルでの前記使用禁止信
    号を受信することに応答して、前記pチャネル基準トラ
    ンジスタのゲート及び前記pチャネルミラートランジス
    タのゲートを前記電源電圧に接続することを含むことを
    特徴とする請求項17のプルアップ駆動トランジスタを
    制御する方法。
  19. 【請求項19】 ヒューズ回路をプログラミングするこ
    とによって前記使用禁止信号を生成することを含むこと
    を特徴とする請求項15のプルアップ駆動トランジスタ
    を制御する方法。
  20. 【請求項20】 特別のテストモードに入力することに
    よって前記使用禁止信号を生成することを含むことを特
    徴とする請求項15のプルアップ駆動トランジスタを制
    御する方法。
  21. 【請求項21】 端子を電圧に結合することによって前
    記使用禁止信号を生成することを含むことを特徴とする
    請求項15のプルアップ駆動トランジスタを制御する方
    法。
  22. 【請求項22】 分圧器によって前記目標電圧を生成す
    ることを含むことを特徴とする請求項15のプルアップ
    駆動トランジスタを制御する方法。
  23. 【請求項23】 前記分圧器を調整することによって前
    記目標電圧をヒューズプログラミングすることを含むこ
    とを特徴とする請求項22のプルアップ駆動トランジス
    タを制御する方法。
JP7332286A 1994-12-20 1995-12-20 出力ドライブ回路、及びプルアップ駆動トランジスタを制御する方法 Pending JPH08251001A (ja)

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