JPH09232940A - 可変電圧可変インピーダンスcmosオフチップ・ドライバおよびレシーバ・インタフェースおよび回路 - Google Patents

可変電圧可変インピーダンスcmosオフチップ・ドライバおよびレシーバ・インタフェースおよび回路

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JPH09232940A
JPH09232940A JP9015398A JP1539897A JPH09232940A JP H09232940 A JPH09232940 A JP H09232940A JP 9015398 A JP9015398 A JP 9015398A JP 1539897 A JP1539897 A JP 1539897A JP H09232940 A JPH09232940 A JP H09232940A
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voltage
driver
electronic devices
chip
receiver
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Harry Randall Bickford
ハリー・ランドール・ビックフォード
Chin-An Chang
チン=アン・チャン
Paul William Coteus
ポール・ウイリアム・コテウス
Robert Heath Dennard
ロバート・ヒース・デナード
Daniel Mark Dreps
ダニエル・マーク・ドレプス
Gerard Vincent Kopcsay
ジラード・ヴィンセント・コプチャイ
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    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K19/00Logic circuits, i.e. having at least two inputs acting on one output; Inverting circuits
    • H03K19/0175Coupling arrangements; Interface arrangements
    • H03K19/0185Coupling arrangements; Interface arrangements using field effect transistors only
    • H03K19/018585Coupling arrangements; Interface arrangements using field effect transistors only programmable
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K19/00Logic circuits, i.e. having at least two inputs acting on one output; Inverting circuits
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 内部電圧が異なる複数のデバイス間における
信頼性の高い通信のための回路を提供する。 【解決手段】 本発明は、内部CMOS電圧が同一かま
たは異なる複数の電子デバイス101、102及び10
3と、これらの電子デバイス間の相互接続部と、内部チ
ップ電圧のうちの最低電圧VDD3である共通通信電圧
OVDDで電子デバイス間のインタ−フェ−スをとるた
めに選択可能な通信電圧レベルで信号を送受信するドラ
イバおよびレシ−バ回路と、選択された電圧のドライバ
およびレシ-バを構成するための手段とを有し、最低内
部電圧を備えたチップには最も高速で高価なチップが適
用され内部動作と外部動作に単一電圧を使用できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データ処理システ
ムに関し、より具体的には、システム・サイクル時間、
コスト、および信頼性を改善するための電子デバイス間
の通信のための改良された方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】最近の高速電子システムでは、内部電圧
が異なるチップ同士が共通バス上で互いにやりとりして
いる場合が多い。たとえば、マイクロプロセッサ市場で
の競争が激しいので、メーカは、可能な限り最高のクロ
ック周波数を達成するためにプロセッサ・チップに最新
のCMOS技術を使用する必要性を感じている。しか
し、メモリおよびキャッシュ・コントローラの機能をも
たらすチップは、最も費用効果の高い技術で製作される
場合が多く、一般にその技術はプロセッサ製作技術より
1世代または2世代遅れている。十分確立されたCMO
Sスケーリング原理によれば、電源電圧VDDは、チッ
プの最小リソグラフィ寸法が小さくなるにつれて低減さ
れる。したがって、5V技術は、0.35〜0.5ミク
ロンの最小寸法を有する、より高速の3.3V CMO
Sチップにほとんど取って代わられている。次世代のC
MOS(0.2〜0.25ミクロン)は2.5VのVD
Dを使用することになり、それ以降の世代の技術では今
後、電源電圧が2V以下にスケーリングされることにな
る。すべてのチップが同じ電圧の信号を送受信すること
が最良であるので、これにより問題が発生する。すべて
のチップに「高」電圧でやりとりさせることが一般的な
やり方である。おそらく、最新のCMOS信号では、こ
れが3.3Vまたは5.0Vのいずれかになるはずであ
る。このため、内部電圧がそれより低いチップではいく
つかの問題が発生する。
【0003】問題の1つは、電圧変換回路の必要性のた
めに遅延とチップ面積が拡大することである。もう1つ
の問題は、変換回路を使用しても、トランジスタの薄い
酸化物層が高い外部電圧から応力を受け、障害限界に非
常に近いところで動作することである。
【0004】同様に、内部電圧は異なるが機能は同一ま
たは同様の複数のチップ間の互換性という問題が発生す
る。たとえば、コンピュータ業界では、より低電圧でよ
り高速のシリコン技術にチップを「再マップ」すること
が一般的なやり方である。したがって、内部電圧が3.
3Vでゲート長が0.4ミクロンのプロセッサ・チップ
は、内部電圧が2.5Vでゲート長が0.25ミクロン
のより進んだシリコン技術によって作られ、その結果、
動作周波数が上昇し、チップ電力が低下する可能性もあ
る。この場合の問題は、第1のプロセッサは外部レベル
2キャッシュに使用する3.3V SRAMと容易にや
りとりできるが、2.5Vのプロセッサではやりとりの
問題が発生し、電圧変換回路の使用が必要になる可能性
がある点である。同様に、SRAMはより低い電圧に
「マッピング」される。プロセッサとSRAMの両方が
2.5Vまたは1.8Vの内部電圧を有し、3.3Vの
外部CMOS信号とやりとりし、その後、回路のコス
ト、電力、遅延が増加することは、ありそうなシナリオ
である。また、外部電圧が高いために回路の信頼性が低
下する可能性もある。
【0005】代替案としては、内部電圧より低い電圧で
すべてのチップにやりとりさせる方法がある。Joint El
ectronic Device Engineering Council(JEDEC)
および米国電子工業会(EIA)以前の1.2VのHS
TL(高速トランシーバ論理)規格が一例である。この
方法では、すべてのチップが同じ電圧を有する単純なシ
ステムのために複雑なパッケージ化を行う必要がある。
さらに、この低電圧インタフェースの小さい信号振幅は
高電力チップには小さすぎる可能性がある。すなわち、
2.5Vのプロセッサ・チップと1.2Vのインタフェ
ースの場合、内部回路とインタフェース回路との結合ノ
イズによって、間違ったデータがシステム・バス上に現
れる恐れがある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
一目的は、より低電圧のデバイス技術に変更した場合の
ように、いずれかのデバイスの内部電圧の変化を許容す
ることができる1つのバスまたは複数の通信線からなる
共通セットを共用する複数の電子デバイスの配置を提供
することにある。
【0007】本発明の他の目的は、電源または終端抵抗
器などの複数のサポート・デバイスからなる縮小セット
によってこのフレキシビリティを備えることにある。
【0008】本発明の他の目的は、バス上でやりとりす
るチップのすべての内部電圧が同一である場合に、従来
の通信レベル、すなわち、CMOS信号通信を保持する
ことにある。
【0009】本発明の他の目的は、自動的にバス上での
通信電圧の変更に対処することにある。
【0010】したがって、本発明の一目的は、バス上に
追加デバイスを配置する場合に望ましいように、デバイ
スの出力インピーダンスの変化を許容することができる
1つのバスまたは複数の通信線からなる共通セットを共
用する複数の電子デバイスの配置を提供することにあ
る。
【0011】したがって、本発明の一目的は、追加デバ
イスの導入によって、このインピーダンス変化を自動的
に発生させることにある。
【0012】本発明の他の目的は、信号遅延を大幅に追
加せずに通信電圧またはドライバ・インピーダンスにお
けるこのフレキシビリティを備えることにある。
【0013】本発明の他の目的は、改善されたシステム
信頼性とともに通信電圧またはドライバ・インピーダン
スにおけるこのフレキシビリティを備えることにある。
【0014】本発明の他の目的は、改善されたシステム
・コストともに通信電圧またはドライバ・インピーダン
スにおけるこのフレキシビリティを備えることにある。
【0015】本発明の他の目的は、新しい電圧を提供す
るため以外にいかなる変更も必要なくこのフレキシビリ
ティを備えることにある。
【0016】本発明の他の目的は、通信電圧がバス上の
すべてのデバイスの内部電圧と等しいかまたはそれより
低くなるようにすることにある。
【0017】本発明の他の目的は、通信電圧がバス上の
最低内部電圧と等しくなるようにすることにある。
【0018】本発明の他の目的は、システム内の信号品
質を改良することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明は、内部電圧が同
一かまたは異なり、互いにやりとりする複数の電子デバ
イス間の配置を提供するものである。この設計は、CM
OS回路に基づく電子システムに特に有用である。本発
明を説明するため、高周波数で0またはある程度の正の
電圧の電圧パルスを送信または受信するように設計され
たオフチップCMOSドライバおよびレシーバ(OCD
またはOCR)について言及する。また、pFET(正
の電界効果トランジスタ)およびnFET(負の電界効
果トランジスタ)のデバイスならびに抵抗器を利用す
る。オンチップ・チップ回路の内部電圧(VDD)は
3.3ボルトになり、外部電圧または通信電圧(OVD
D)は3.3V、2.5V、1.8Vのいずれかにな
る。
【0020】したがって、OCDは、従来の大型pFE
Tプルアップ・デバイス(チップ出力上にドレーンがあ
り、オフチップ電圧レールまたはOVDD上にソースが
あるpFET)と大型nFETプルダウン・デバイス
(そのソースがアースに位置し、そのドレーンがチップ
出力上にあるnFET)とに基づき、OVDD=1.8
ボルトの場合は小型nFETプルアップ・デバイスを使
用する。大型pFETへのゲートまたは入力は、アース
へはゆっくりだがOVDDへは迅速に駆動するように設
計された3ウェイNAND(3つの入力論理「AND」
回路を反転する)である。大型nFETへのゲートまた
は入力は、VDDへはゆっくりだがアースへは迅速に駆
動するように設計された3ウェイNOR(3つの入力論
理「OR」回路を反転する)である。このような設計で
は、nFETとpFET両方の出力デバイスがともに導
通していることはほとんどないので、デバイスを通って
VDDからアースに至る電流は最小限になる。nFET
の出力は、静電放電ダイオード構造(ESD)に接触す
るまでは小型の直列抵抗器を有する。この直列抵抗器
は、ドライバ出力インピーダンスを負荷回路のインピー
ダンスのほぼ半分に一致させる働きと、「スパーク」ま
たはESD事象中にnFETデバイス上で誘導された電
圧を低減する働きをする。大型プルアップ・デバイス
(3.3VのpFETと1.8VのnFET)のターン
オンは、スタック式ゲート・ドライブ・デバイスと基準
電圧との間に抵抗器を使用することによって制御する。
駆動するためにどの電圧を選択するかは、外部で制御す
るか、またはVDDおよびOVDDレール電圧を直接検
出することによって制御することができる。
【0021】大型pFETデバイスとnFETデバイス
はどちらも2つの並列デバイスとして配置されている。
2つの並列デバイスの一方は、高インピーダンス出力ド
ライバが必要な場合、たとえば、2つのチップだけがや
りとりしている軽負荷ネットを駆動する場合に使用す
る。より強く低いインピーダンスが必要な場合、たとえ
ば、複数のチップがその上に乗っている高負荷バスを駆
動する場合は、どちらの並列デバイスも駆動される。新
しいユニットを共通ユニット上に挿入したときは、ドラ
イバ・インピーダンスを変更するための構成線(複数も
可)をチップの外部に導き、そのバス上のドライバのイ
ンピーダンスを制御するように使用することができる。
【0022】OCRは、従来のCMOSインバータの変
形に基づくものである。レシーバ入力は、ソースがVD
Dに接続された小型pFETプルアップのゲートと、ソ
ースがアースに接続された小型nFETプルダウン・デ
バイスのゲートに接続されている。しきい値すなわちイ
ンバータの切替え点は、各デバイスの相対サイズによっ
て決まる。このしきい値を調整するため、各デバイス
は、2つの並列デバイスから構成される。並列デバイス
の一方は必ず存在し、もう一方はOVDDの値に応じて
含むか除外するかが切り替わる。レシーバへのインバー
タ・ステージは4通りある。最終ステージ・インバータ
によってチップ論理に入る。第3の内部ステージは、チ
ップ入力からのデータまたは内部レジスタからのデータ
を使用して内部チップ論理を駆動できるように、テスト
・データ入力によって多重化(MUX)機能を実行する
ために使用する。
【0023】各デバイスは次のように使用する。好まし
い実施例では、内部電圧が同一かまたは異なるチップが
共通バス上で一緒に接続されている。可能な限り最低の
内部電圧は1.8Vであり、可能な限り最高の内部電圧
は3.3Vである。この技法がこのような選択肢に限定
されないことは明らかなので、今日設計されている高速
電気システムの代表としてこれらの値を使用する。ま
た、その内部電圧が1.8Vを上回るデバイスCMOS
チップ上では、このスタイル、すなわち、内部電力レー
ル電圧から小電圧(好ましい実施例では1.8V)まで
電圧が変化するOCRおよびOCDが使用されているも
のと想定する。内部電圧が1.8Vであるチップでは、
電圧が変化する必要はなく、内部と外部両方の電力レー
ルおよび回路が同じ1.8Vの電源に接続されている。
リンクされたオフチップOCRおよびOCDの通信電圧
(複数も可)は、内部電圧が最低のチップの内部電圧に
等しい。
【0024】データ処理機器で使用するための3.3V
の0.5ミクロン最小ゲート寸法CMOSメモリ・コン
トローラには、図示のOCRおよびOCD設計が取り入
れられている。
【0025】
【発明の実施の形態】以下に説明するドライバおよびレ
シーバ回路は、図1が示す状況で使用するのに好ましい
ものである。この場合の3つのチップ101、102、
103は、それぞれ内部電圧VDD1、VDD2、VD
D3によって動作する。CMOSチップとCMOSオフ
チップ・ドライバおよびレシーバに関して本発明を説明
するが、この設計原理は他のシステムおよび技術にも有
効である。すべてのチップは第2の外部電圧OVDDで
データの送受信を行う。したがって、すべてのチップに
共通の信号は、図示の通り、共通の外部電圧OVDDで
やりとりされる。この電圧は、外部電圧または通信電圧
OVDDが共通バス上のすべてのチップの内部電圧の最
小値と等しいという意味で可変である。したがって、図
1では、内部電圧が最低のチップ、すなわち、チップ1
03は内部電圧と外部電圧が同じである。
【0026】どのチップもその内部電圧を上回る電圧を
駆動したり受け取る必要がない。このため、チップ面積
と遅延の点で電圧変換回路のオーバヘッドのほとんどが
除去され、過電圧信頼性の懸念が除去される。さらに、
最低電圧チップは、その内部電圧で電圧を駆動し受け取
ることができ、電圧変換回路を一切持たず、内部および
外部電力レールはわずか1組だけである。一般に最低電
圧チップは最高電力で最高速かつ最も高価なチップ(こ
れが最新コンピュータ・システムである場合はプロセッ
サ・チップ)なので、複雑さが最低で信頼性が最も高く
最高速であることを必要とするチップはそのように実行
することができる。通信電圧はディジタル・レベル(信
号ピン)で設定することができ、必要であれば、外部電
力レールの電圧をサンプリングすることによって、チッ
プ上で内部で生成することができる。図1では、制御信
号VM1およびVM2は、ネット104および105と
してまとめてバス化された状態で示す。これらと同じ信
号は、図3のドライバ設計と図22および図24のレシ
ーバ設計にも示す。また、これらの信号は、各チップ上
で内部で導出することもできる。たとえば、チップ10
1上のVDD1が3.3Vである場合、図21に示す回
路を使用して、これらの制御信号をVDD1およびOV
DD上の電圧から直接生成できるはずである。
【0027】変化するドライバ負荷によってシステムを
サポートするために、可変インピーダンスまたは駆動強
度のドライバを備えることが望ましい。これについては
図2に示すが、同図ではコントローラ・チップ201が
メモリ・バスを駆動している。このバスは2つの回路カ
ード・コネクタ202および203に接続している。1
つのカード・スロット202は、必ず1つの回路カー
ド、この場合はメモリ・カード205を含む。スロット
2またはコネクタ203に同様のメモリ・カードが配置
されている場合、アースに結合されている信号ピン20
6は、スロット2のコネクタ・ピン207に接触し大型
抵抗器によりハイすなわちOVDDに引き上げられる。
その結果、コントローラ・チップ201の信号ピン20
8に接続している制御線XM2は、両方のスロットが充
填されたときに0になる、すなわち、アースに接続され
る。この制御線は、スロット1だけが充填されたときに
値1になる、すなわち、OVDDに接続される。このイ
ンピーダンス制御線XM2すなわち信号208は、図3
のドライバ概略図および図4ないし図12の詳細ドライ
バ概略図にも見られ、それにより、CMOS出力ドライ
バ・インピーダンスが42オームの公称インピーダンス
(高インピーダンス)から25オームの公称インピーダ
ンス(低インピーダンス)に変化する。
【0028】ドライバは、図3の概略図に示すように出
力デバイスに接続された論理およびプレドライブ回路か
ら構成される。図4ないし図12はドライバ設計のより
詳細な概略図であり、図3の同一ドライバ設計の実施態
様の詳細を示すため、図4ないし図12ではすべての論
理およびプレドライブ回路が拡大されている。
【0029】ドライバは、高出力インピーダンス・モー
ドと低出力インピーダンス・モードの両方で動作する。
各モードでは、0〜1.8V、0〜2.5V、0〜3.
3Vの出力レベルを駆動することができる。ドライバ
は、チップ・コア電源VDDと出力電源OVDDに接続
されているが、ともに共通アース接続を共用している。
【0030】ドライバの出力ステージは、通常のCMO
S構成で接続されたnFETデバイスとpFETデバイ
スの2つのスタックから構成され、pFETはプルアッ
プとして使用し、nFETはプルダウンとして使用して
いる。さらに、各インピーダンス・モードが1.8Vの
場合に追加の電流駆動機能をもたらすように、並列nF
ETプルアップ・デバイスを使用する。
【0031】3.3Vの出力レベルでの基本ドライバ動
作の場合、デバイス2と4が高インピーダンス・モード
用のCMOS出力ステージを形成し、デバイス2、2
A、および4、4Aの並列の組合せが低インピーダンス
・モード用のCMOS出力ステージを形成する。デバイ
ス4と直列の抵抗器9およびデバイス4Aと直列の抵抗
器9Aは、それぞれ高インピーダンス・モードと低イン
ピーダンス・モードでのプルダウン中に出力インピーダ
ンスを調整するために使用する。3.3Vの信号を駆動
する場合、プレドライブ論理は出力デバイス6、6A、
8、8Aを選択しない。ドライバの出力21は、チップ
基板(図示せず)に接続されている。最終ステージ・イ
ンバータの出力は、相互接続部20が示すようにまとめ
て接続されている。
【0032】2.5Vの出力レベルでのドライバ動作の
場合、NANDゲート5のプレドライブ論理は、上記の
ようにデバイス2および4に加え、追加のpFETプル
アップ・デバイス6を選択する。同様に、低インピーダ
ンス・モードの場合、NANDゲート5Aは、上記のよ
うにデバイス2、2A、4、4A、6に加え、追加のp
FETプルアップ・デバイス6Aを選択する。2.5ボ
ルトの信号を駆動する場合、プレドライブ論理は出力デ
バイス8および8Aを選択しない。
【0033】1.8Vの出力レベルでのドライバ動作の
場合、NORゲート7のプレドライブ論理は、上記のよ
うにデバイス2、4、6に加え、追加のnFETプルア
ップ・デバイス8を選択する。同様に、低インピーダン
ス・モードの場合、NORゲート7Aは、上記のように
デバイス2、2A、4、4A、6、6A、8に加え、追
加のnFETプルアップ・デバイス8Aを選択する。デ
バイス8と直列の抵抗器10およびデバイス8Aと直列
の抵抗器10Aは、それぞれ高インピーダンス・モード
と低インピーダンス・モードでのプルアップ中に出力イ
ンピーダンスを調整するために使用する。1.8Vの信
号を駆動する場合、プレドライブ論理はすべての出力デ
バイスを選択する。
【0034】低インピーダンス・モードと高インピーダ
ンス・モードの両方に必要なドライバ出力インピーダン
スは、出力デバイスの幅(デバイス2、2A、4、4
A、6、6A、8、8A)を選択し、抵抗9、9A、1
0、10Aの値を選択することによって調整することが
できる。これらの抵抗器はいずれもnFET出力デバイ
スと直列であり、追加の静電放電(ESD)保護をもた
らすものである。抵抗器11は、ドライバ回路出力ノー
ドをチップ出力パッドに接続するオンチップ金属線の直
列抵抗を表し、それがドライバの出力インピーダンスの
一因になっているので許容範囲内で制御される。
【0035】ドライバ用の制御信号は、信号E0、E
1、VM1、VM2、XM2によって供給される。E0
およびE1はイネーブル信号である。VM1およびVM
2は、後述するように動作信号の電圧範囲を選択するた
めに使用する。XM2は、ドライバの出力インピーダン
スを選択するために使用する。ドライバ用のデータ入力
はA0であり、ドライバの出力はノードSBCから取ら
れる。また、図3には、出力からOVDDおよびアース
にそれぞれ接続されたESD保護ダイオード12および
13も示されている。
【0036】プレドライブ回路は、それぞれの出力プル
アップまたはプルダウン・デバイスのゲートに対して必
要な駆動信号を生成する。また、プレドライブ論理は、
所与の出力電圧モードまたはインピーダンス・レベルの
場合にどの出力デバイスを駆動すべきかを選択するため
に制御信号を使用する。プレドライブ回路は、低から高
への遷移中にpFET出力デバイスをオンにする前にn
FET出力デバイスが迅速にオフになるように設計しな
ければならない。プルアップ・デバイスとプルダウン・
デバイスの両方が同時にオンになる場合、これらのデバ
イスはOVDDからアースにシュートスルー電流を直接
流し、アースが過剰電力を放散するはずであり、信頼性
の懸念が提起される可能性がある。これとは逆に、高か
ら低への遷移中、プレドライブ回路は、シュートスルー
電流を回避するためにnFET出力デバイスをオンにす
る前にpFET出力デバイスをオフにしなければならな
い。このような好ましくない条件は、図13ないし図1
6に示すようにプレドライブ論理の適切な設計によって
回避される。出力nFETデバイスはすべてNORゲー
トによって駆動されるので、これらのデバイスは、並列
のデバイス(高速)によってオフになり、直列のデバイ
ス(低速)によってオンになる。出力pFETデバイス
の場合は、プレドライブ回路はすべてNANDゲートで
あるので、これらのデバイスは、やはり並列のデバイス
(高速)によってオフになり、直列のデバイス(低速)
によってオンになる。このようなNANDおよびNOR
ゲートからなるプルアップおよびプルダウン経路内でほ
ぼ等しいデバイス幅を選択することにより、上記の適切
な順序の制約が満足され、シュートスルー電流が回避さ
れる。さらに、プレドライブ・トランジスタのサイズ
は、切替え電流の許容限界di/dtを超えずにブロッ
ク遅延が最小になるように選択される。
【0037】図13ないし図16に示すようにOVDD
からプレドライブNANDに電力供給することにより、
OVDDが変化したときの出力pFETのターンオンお
よびターンオフについて適切な順序が維持される。しか
し、出力nFETをオンにする際の過剰遅延を回避する
ため、VDDからプレドライブNORゲートに直接電力
供給することが必要である。これにより、3.3VのO
VDDで動作する場合、nFETのターンオンの方がか
なり高速になるという点で潜在的な問題が提起される。
これは、シュートスルー問題に至る可能性がある。この
問題は、図3のNOR回路3および3Aの修正によって
回避される。3.3VのプレドライブNOR回路3の詳
細概略図を図13および図14に示す。NORの直列p
FETのスタックは、デバイスQ103、Q106、Q
105およびQ107、Q104、Q102として示さ
れた並列の2つのスタックに分割される。Q103、Q
106、Q105デバイスは、1.8Vモードの場合の
み、アクティブになる。これらのデバイスをイネーブル
にするための論理は、図13および図14に示すデバイ
スQ247、Q248、Q245、Q246から構成さ
れるNANDゲートによって生成される。また、デバイ
ス幅は、2.5Vモードと3.3Vモードでの超高速タ
ーンオン問題と潜在的なシュートスルー問題を防止し、
1.8Vモードで許容遅延を達成するように選択され
る。
【0038】高インピーダンス・モードで3.3Vの出
力レベルでの基本ドライバ動作の場合、プルアップ・プ
レドライブは、入力A0、E0、E1によってNAND
ゲート1から得られる。したがって、データA0が駆動
されるようにするには、E0信号とE1信号の両方がア
クティブ(ハイ)になっていなければならない。同様
に、プルダウン・プレドライブは、入力A0、E0_、
E1_によってNORゲート3から得られ、この場合も
データA0が駆動されるようにするには、E0信号とE
1信号の両方がアクティブ(ハイ)になっていなければ
ならない。低インピーダンス・モードで3.3Vの出力
レベルでのドライバ動作の場合、追加のプルアップ・プ
レドライブは、入力A0、E0、E1.XM2によって
NANDゲート1Aから得られる。したがって、データ
A0がデバイスA1によって駆動されるようにするに
は、E0およびE1に加え、信号XM2もアクティブ
(ハイ)になっていなければならない。同様に、追加の
プルダウン・プレドライブは、入力A0、E0_、(E
1.XM2)_によってNORゲート3Aから得られ、
この場合もデータA0がデバイス4Aによって駆動され
るようにするには、E0、E1、XM2の各信号がアク
ティブ(ハイ)になっていなければならない。
【0039】高インピーダンス・モードで2.5Vの出
力レベルでのドライバ動作の場合、追加のプルアップ・
プレドライブは、入力A0、E0、E1.VM2によっ
てNANDゲート5から得られる。したがって、データ
A0がデバイス6によって駆動されるようにするには、
E0およびE1に加え、信号VM2もアクティブ(ハ
イ)になっていなければならない。同様に、低インピー
ダンス・モードの場合、追加のプルアップ・プレドライ
ブは、入力A0、E0、E1.VM2.XM2によって
NANDゲート5Aから得られる。したがって、データ
A0がデバイス6Aによって駆動されるようにするに
は、E0、E1、VM2、XM2の各信号がアクティブ
(ハイ)になっていなければならない。
【0040】高インピーダンス・モードで1.8Vの出
力レベルでのドライバ動作の場合、追加のプルアップ・
プレドライブは、入力A0、E0_、(E1.VM1)
_によってNORゲート7から得られる。したがって、
データA0がデバイス8によって駆動されるようにする
には、E0およびE1に加え、信号VM1もアクティブ
(ハイ)になっていなければならない。同様に、低イン
ピーダンス・モードの場合、追加のプルアップ・プレド
ライブは、入力A0、E0、(E1.VM1.XM2)
_によってNANDゲート7Aから得られる。したがっ
て、データA0がデバイス8Aによって駆動されるよう
にするには、E0、E1、VM1、XM2の各信号がア
クティブ(ハイ)になっていなければならない。
【0041】ただし、上記のいずれの場合でも、ドライ
バが非反転設計になるように、プレドライブ・ステージ
での反転と出力ステージでの追加の反転が行われること
に留意されたい。
【0042】本明細書全体にわたって、上記の回路の数
値シミュレーションの結果を参照する。このシミュレー
ションは、0.25ミクロンの有効ゲート長(Lef
f)CMOS技術と3.3Vの公称電圧とに基づくモデ
ルを使って行われたものである。回路遅延、インピーダ
ンス、電流などはCMOSの寸法、回路の温度、動作電
圧の関数なので、これらのパラメータを変化させた。以
下の説明では、公称の最悪ケースの高速条件とより悪い
ケースの低速条件について言及する。公称条件とは、公
称CMOS微細形状サイズ、温度50C、公称電圧であ
る。より悪いケースの高速条件とは、公称サイズより標
準偏差3つ分小さいCMOS微細形状サイズ、温度90
C、公称電圧より+5%の電圧である。より悪いケース
の低速条件とは、公称サイズより標準偏差3つ分大きい
CMOS微細形状サイズ、温度10C、公称電圧より−
5%の電圧である。
【0043】図17は、3通りの出力電圧範囲の場合に
低インピーダンス・モード(25オーム)で動作し10
pFのテスト負荷に入るドライバ出力での電圧波形のシ
ミュレーションを示している。このシミュレーション
は、図17に示すように最大ブロック遅延を決定するた
めに最悪ケースの低速条件下で0.25ミクロンの有効
ゲート長(Leff)CMOS技術に基づくモデルを使
って行われたものである。
【0044】図18は、上記と同じCMOS技術を使用
する公称条件の場合に低インピーダンス・モード(25
オーム)で動作し26オームの伝送線に入るドライバ出
力での電圧波形のシミュレーションを示している。これ
らの波形は、公称条件下ではすべての出力電圧レベルで
ドライバ出力インピーダンスが約25オームになること
を示している。
【0045】図19は、図17に関して前述したものと
同じ最悪ケースの低速条件の場合に低インピーダンス・
モード(25オーム)で動作し30オームの伝送線に入
るドライバ出力での電圧波形のシミュレーションを示し
ている。これらの波形は、最悪ケースの低速条件下では
すべての出力電圧レベルでドライバ出力インピーダンス
がその公称値25オームから約30オームまで上昇した
ことを示している。
【0046】図20は、上記と同じCMOS技術を使用
する推定最悪ケースの高速条件下でドライバ出力から4
0オームの伝送線への電流波形のシミュレーションを示
している。図20には各電圧レベルのdi/dt値も示
すが、これは、同時切替え能力を高めるために必要な出
力電圧につれて電流がほぼ線形に減少することを示して
いる。
【0047】図21は、チップ電源電圧接続部VDDお
よびOVDDからドライバ・レベル選択用の制御信号V
M1およびVM2を直接生成する回路を示している。こ
の回路により、このレベル選択制御信号をチップ上に乗
せるための追加のチップ入出力ピンの必要性が回避され
る。OVDDが3.3Vである場合、pFETデバイス
Q15およびQ16はともにオフになり、インバータI
0およびI1への入力はともにローに引き下げられる。
したがって、VMODE1信号とVMODE2信号はど
ちらもローに保持される。Q16のゲートに印加したと
きにOVDDが2.5Vの場合、インバータI1の入力
を引き上げるこのデバイスをオンにするのに十分低い電
圧である。しかし、pFETデバイスQ15の電源電圧
は2.5Vなので、このデバイスはオフのままになり、
インバータI0の入力はローのままになる。したがっ
て、VMODE1はローに保持され、VMODE2はハ
イに保持される。1.8VのOVDDがQ15およびQ
16のゲートに印加されると、どちらのデバイスもオン
になり、インバータI0およびI1両方の入力をハイに
引き上げる。したがって、VMODE1はハイに保持さ
れ、VMODE2はローに保持される。次に、これらの
信号VMODE1およびVMODE2は、上記のドライ
バで使用するVM1入力とVM2入力に制御として直接
印加することができる。この論理は、次の表と同等であ
る。
【0048】 モード VMODE1 VMODE2 −−−− −−−−−− −−−−−− 1.8V 1 0 2.5V 0 1 3.3V 0 0 該当なし 1 1
【0049】図22ないし図24は、1.8V、2.5
V、3.3VのいずれかのCMOSレベルを受け取るこ
とができるCMOSレシーバの詳細概略図を示してい
る。これは、4ステージの非反転レシーバであり、4つ
のインバータ・ステージはいずれもCMOSチップのア
ースと内部電圧レールVDDとの間に接続されている。
レシーバの最後すなわち第4のステージは大型CMOS
インバータ1295である。プルアップpFETデバイ
スは、幅が10ミクロンで長さが0.39ミクロンの8
つの並列pFETから形成され、それぞれのソースはV
DDに接続され、ドレーンはレシーバ出力1299に接
続され、1pFキャパシタ1298を駆動するものとし
て示されている。第4のステージのインバータのプルダ
ウン・デバイスは、幅が5ミクロンで長さが0.36ミ
クロンの8つの並列nFETから形成され、そのソース
はアースに接続され、ドレーンはレシーバ出力1299
に接続されている。
【0050】レシーバへの入力1210は、第1のステ
ージのインバータ1215のゲートを駆動する。このイ
ンバータ・ステージは可変しきい値を備えている。この
しきい値は次のように変動する。図22ないし図24の
制御ブロック1260を参照すると、図1の制御線VM
1(104)およびVM2(105)に対応する2つの
制御線VMODE1(1201)およびVMODE2
(1202)が存在し、真理値表1205に応じて第1
のステージのインバータ1215のしきい値を変化させ
るために使用する。制御線VMODE1がロー(0ボル
ト)で制御線VMODE2がハイ(3.3ボルト)であ
る場合、前述のように図3のドライバは2.5Vモード
になっている。この場合、インバータ1215は、公称
条件下で約1.25V、すなわちOVDD/2で状態を
切り替える必要がある。これは、インバータ1215が
幅が2.6ミクロンで長さが0.39ミクロンのpFE
T1212と、実際上は幅が3.6ミクロンで長さが
0.39ミクロンのpFETスタック1230および1
250とを並列に含むように、pFET1250とnF
ET1240をともにオンにすることによって達成され
る。その結果、幅が6.2ミクロンで長さが0.39ミ
クロンのpFETプルアップ・デバイスになる。同様
に、nFET1214はnFETスタック1240およ
び1220と並列になっており、nFETプルダウン・
デバイスの有効サイズは幅が7.2ミクロンで長さが
0.36ミクロンになる。第1のステージ・インバータ
1215は、このように構成され、公称条件下で1.2
6Vの切替え点を有する。プロセス、温度、電圧に関し
てより悪いケースの高速条件下でしきい値が1.19V
まで低下するが、これは許容されるものである。また、
より悪いケースの高速条件下ではしきい値は変わらな
い。
【0051】制御線VMODE1がハイで、制御線VM
ODE2がローである場合、図3のドライバは1.8V
モードになっている。この場合、インバータ1215
は、公称条件下で約1.0V、すなわちOVDD/2の
すぐ上で状態を切り替える必要がある。低い信号振幅で
アースの跳ね返りに対する免疫性が高まるように、VD
D/2のすぐ上にしきい値を設ける。これは、インバー
タ1215がプルアップ・デバイス用にpFET121
2だけを含むように、pFET1250をオフにし、n
FET1240をオンにしたままにすることによって達
成される。前述のように、nFET1214はnFET
スタック1240および1220と並列になっており、
インバータ1215のnFETプルダウン・デバイスの
有効サイズは幅が7.2ミクロンで長さが0.36ミク
ロンのままになる。第1のステージ・インバータ121
5は、このように構成され、公称条件下で1.0Vの切
替え点を有する。プロセス、温度、電圧に関してより悪
いケースの高速条件下でしきい値が0.87Vまで低下
するが、これは許容されるものである。また、プロセ
ス、温度、電圧に関してより悪いケースの低速条件下で
しきい値が1.03Vまで上昇するが、これは許容され
るものである。
【0052】制御線VMODE1がローで、制御線VM
ODE2がローである場合、図3のドライバは3.3V
モードになっている。この場合、インバータ1215
は、3.3V CMOS信号を受信する際に標準的なや
り方に適合するため、約1.4V、すなわちOVDD/
2のすぐ下で状態を切り替える必要がある。これは、イ
ンバータ1215がプルアップ・デバイス用に3つのp
FET1212、1230、1250を含むがプルダウ
ン・デバイスはnFET1214だけになるように、p
FET1250をオフにし、nFET1240をオフに
することによって達成される。第1のステージ・インバ
ータ1215は、このように構成され、公称条件下で
1.46Vの切替え点を有し、低速および高速の両方の
条件の場合に20mV以内に安定しているが、これは許
容されるものである。
【0053】レシーバの第2のステージであるインバー
タ1270は、インバータ1215よりいくらか大き
く、レシーバの回路遅延を低減し、しきい値を約1.5
Vにセンタリングするために使用する。これは、幅が8
ミクロンで長さが0.39ミクロンのpFETプルアッ
プと、幅が4ミクロンで長さが0.36ミクロンのnF
ETプルダウンとを有する。これらのデバイスのゲート
はインバータ1015の出力に接続され、次にインバー
タ1270の出力はレシーバの次のステージすなわち第
3のステージを駆動する。
【0054】図22ないし図24のレシーバの第3のス
テージは、制御信号線1284とその補数1286との
制御下で、入力1280またはテスト・データ入力12
82のいずれかから来るデータを見込むために、2入力
MUXとして構成されている。制御信号線1284(図
23にはbndy_in_selと表示されている)が0である場
合、1282からのテスト・データは出力1286に渡
され、次にレシーバの最終ステージ1295に渡され
る。制御信号線1284(図23にはbndy_in_selと表
示されている)が1である場合、1280からのテスト
・データは出力1286に渡され、次にレシーバの最終
ステージ1295に渡される。
【0055】図25ないし図27は、4ステージ・イン
バータのもう1つの例であるが、図23のスキャンMU
Xユニット1290用の構造がいくらか改良されてい
る。図25ないし図27の13xxという表示はいずれ
も図22ないし図24の12xxという表示に対応して
いる。改良されたユニット1390は対称的な構造を有
するので、MUXによる遅延は1380からのデータの
場合に最短になり、線1382上のテスト・データの値
とは無関係である。そのテスト・データを通過させるデ
バイスは、速度上のクリティカル・パスではないので、
やはりサイズが縮小されている。これにより、チップ面
積が節約され、データ経路の遅延もわずかに低減され
る。データ経路用の被制御デバイス1387および13
88は、切替え時間を改良するために電力レールの隣に
位置する。テスト・データ経路上の被制御デバイス13
81および1382は、データ経路上のロードを低減す
るためにMUXインバータ1390の出力に位置する。
これは、点1280からのデータ用のMUXによる遅延
がテスト・データ1282の値にいくらか依存し、テス
ト・データ経路とデータ経路用のデバイスが同じサイズ
になっている通常のMUX構造1290とは対照的であ
る。図25ないし図27は好ましい構造であるが、図2
2ないし図24の方が確かに妥当である。
【0056】表1は、遅延、待機電流、低速条件、高速
条件、公称条件のそれぞれのしきい値を含む、図22な
いし図24のレシーバについて前述したすべての情報を
要約したものである。ただし、立上り時間は1ナノ秒か
ら6ナノ秒まで変化させたので、レシーバによる遅延は
入力パルスの立上り時間とはほぼ無関係であることに留
意されたい。これは、レシーバの非常に望ましい特性で
ある。
【0057】レシーバの漏れ電流、すなわち、入力での
長期間の非活動後にVDDからアースに流れる電流は、
3.3Vモードではごくわずかであるが、2.5Vモー
ドの場合は約60マイクロアンペアまで拡大し、1.8
Vモードの高速条件下では250マイクロアンペアにも
なる。これは、表1のI(mA)という列に示されてい
る。1.8Vでのこの漏れの理由は、プルアップ・デバ
イス1212がレシーバへの正の入力(1.8Vでは1
210)によって完全にオフにならないことである。こ
の問題は、デバイス1212を通る電流を遮断するため
に入力上に余分なプルアップ・デバイスを使用すること
により矯正することができるが、レシーバによる遅延も
増加する。代わりとして、レシーバの各種ステージのう
ちの第1のステージをVDDではなくOVDDに接続す
ることができるが、これも1.8Vモードの場合に遅延
が増加することになる。発明者らが選択したものは、電
力と遅延との兼ね合いである。
【0058】図28は、図22ないし図24のレシーバ
に入る100MHzの信号の波形のシミュレーションを
示し、しきい値は1.8VのOVDDに適したものであ
る。図示の3つの波形は、より悪いケースの低速条件下
で図22ないし図24の位置1210、1280、12
99で行ったサンプリングに対応する。
【0059】図29は、より悪いケースの低速条件下で
3通りの入力電圧波形における図22ないし図24のレ
シーバに入る100MHzの信号の波形のシミュレーシ
ョンを示す。波形は、位置1210(入力)と1299
(出力)における信号について示されている。レシーバ
による遅延は、電圧とはほぼ無関係であり、ハイからロ
ーへまたはローからハイへのどちらの遷移についてもほ
ぼ同じになる。この図ならびに公称条件およびより悪い
ケースの高速条件に関するそれと同様の他の図は、表1
のデータを計算するために使用する。
【0060】要約すると、内部電圧が異なる複数のチッ
プ間のやりとりのための方法を提示する。この方法に
は、デフォルトとして一般的なやり方を取る、すなわ
ち、すべてのチップが同じ電圧を有する場合にそのチッ
プの内部電圧でやりとりするという利点がある。この方
法には、共通バス上のすべてのチップのうちの最低内部
電圧を備えたチップの電圧に通信電圧を移行させるとい
う利点がある。したがって、最低内部電圧を備えたチッ
プは、通常、最も高速で最もコストを要し、最も敏感な
チップであり、内部動作と外部動作の両方用として単一
電圧だけを有することになる。この方法には、あるチッ
プがその内部電圧より高い他のチップに電圧を送受信す
る必要が全くないという利点がある。この方法には、チ
ップの内部電圧より低い外部電圧への移行によって、遅
延の大幅増加やドライバ・インピーダンスの大規模変化
が発生しないという利点がある。この方法には、この汎
用性のために必要なチップ面積が、同じ内部電圧および
外部電圧での動作に必要なものよりわずかに増加するだ
けであるという利点がある。この方法には、自動制御下
で駆動された負荷を適合させるためにドライバ・インピ
ーダンスを変更できるという利点がある。この方法に
は、異なる電圧への移行をチップ内部で感知するか、ま
たは外部制御線によりチップにプログラミングすること
ができるという利点がある。
【0061】その特定の実施例に関して本発明を図示し
説明してきたが、当業者であれば、本発明の精神および
範囲を逸脱せずに形式および細部の変更が可能であるこ
とに留意されたい。特に、プロセッサ、コントローラ、
メモリ・デバイスを含みしかもこれらに限定されない、
いかなる電圧のCMOS電子デバイスについてもこの構
造が有効である。
【0062】
【表1】 RCV_C18、RCV_C25、RCV_C33の各レシーバのシミュレーションの結果の要約 ネット名 N/F/S DATA_INから DATA_OUTから 合計 I(mA) 注釈 DATA_OUTまで MUX_OUTまで (nS) (nS) (nS) Vin 1.8V RCV_C18n N 0.29/0.41 0.37/0.31 0.65/0.72 130E-3 1nS Trise RCV_C18f F 0.19/0.27 0.23/0.19 0.42/0.46 250E-3 1nS Trise RCV_C18s S 0.42/0.59 0.55/0.46 0.97/1.05 77E-3 1nS Trise RCV_C186n N 0.38/0.67 0.37/0.31 0.75/0.98 130E-3 6nS Trise RCV_C186f F 0.25/0.47 0.24/0.20 0.49/0.67 250E-3 6nS Trise RCV_C186s S 0.59/0.87 0.55/0.46 1.14/1.33 77E-3 6nS Trise Vin 2.5V RCV_C25n N 0.23/0.29 0.37/0.31 0.60/0.60 23E-3 1nS Trise RCV_C25f F 0.14/0.20 0.23/0.20 0.37/0.40 62E-3 1nS Trise RCV_C25s S 0.34/0.40 0.55/0.46 0.88/0.86 11E-3 1nS Trise RCV_C256n N 0.28/0.50 0.37/0.31 0.65/0.81 23E-3 6nS Trise RCV_C256f F 0.17/0.38 0.24/0.19 0.41/0.57 62E-3 6nS Trise RCV_C256s S 0.44/0.64 0.55/0.46 0.99/1.10 11E-3 6nS Trise Vin 3.3V RCV_C33n N 0.29/0.28 0.37/0.31 0.66/0.59 0 1nS Trise RCV_C33f F 0.20/0.19 0.23/0.20 0.43/0.39 0 1nS Trise RCV_C33s S 0.40/0.41 0.55/0.46 0.95/0.86 0 1nS Trise RCV_C336n N 0.50/0.38 0.38/0.31 0.87/0.69 0 6nS Trise RCV_C336f F 0.39/0.22 0.24/0.20 0.63/0.42 0 6nS Trise RCV_C336s S 0.64/0.55 0.56/0.46 1.20/1.01 0 6nS Trise 遅延の各列の最初の数字はL/H遷移の場合で、2番目
の数字はH/L遷移の場合である。N、F、Sは、それ
ぞれ、公称条件(50C、nrn 0.50、速度
0)、高速条件(10C、nrn 0.04、速度−
1)、低速条件(90C、nrn 0.91、速度1)
である。VDDQ(Vin)は1.8V/2.5V/
3.3Vであり、VDDは3.3Vである。測定に使用
したV(しきい値)は次の通りである。 1.8Vの場合は1.00V/0.87V/1.03V
(N/F/S) 1.25Vの場合は1.26V/1.19V/1.26
V(N/F/S) 3.3Vの場合は1.46V/1.46V/1.44V
(N/F/S)
【0063】まとめとして、本発明の構成に関して以下
の事項を開示する。
【0064】(1)内部CMOS電圧が同一かまたは異
なる複数の電子デバイスと、前記電子デバイスの2つま
たはそれ以上の間の相互接続部と、内部チップ電圧のう
ちの最低電圧である共通通信電圧で前記2つまたはそれ
以上の電子デバイス間のインタフェースを取るために選
択可能な通信電圧レベルで信号を送受信するドライバお
よびレシーバ回路と、前記選択された電圧のドライバお
よびレシーバを構成するための手段とを含むことを特徴
とする構造。 (2)基板と、前記基板に電子的に接続された制御デバ
イスと、被制御デバイスを受け入れるための1つまたは
複数の位置とを含み、前記1つまたは複数の位置が、前
記制御デバイスを前記被制御デバイスに電子的に接続す
るための手段を提供し、前記制御装置が、前記位置に配
置された被制御デバイスの数に応答して調整する自己調
整インピーダンスを有することを特徴とする構造。 (3)内部CMOS電圧が同一かまたは異なる複数の電
子デバイスと、前記電子デバイスの2つまたはそれ以上
の間の相互接続部と、内部チップ電圧のうちの最低電圧
である共通通信電圧で前記2つまたはそれ以上の電子デ
バイス間のインタフェースを取るために選択可能な通信
電圧レベルで信号を送受信するドライバおよびレシーバ
回路と、前記選択された電圧のドライバおよびレシーバ
を構成するための手段と、その動作信号電圧範囲のそれ
ぞれについて所望の出力インピーダンス・レベルが達成
されるように、前記ドライバ回路の出力インピーダンス
を選択するかまたは調整するための回路とを含むことを
特徴とする構造。 (4)内部CMOS電圧が同一かまたは異なる複数の電
子デバイスと、前記電子デバイスの2つまたはそれ以上
の間の相互接続部と、複数世代のCMOS技術とのイン
タフェースを取るために選択可能な入出力電圧レベルを
提供し、その結果、このような技術で製作されたチップ
が各チップに最も適当な信号電圧範囲を使用して通信で
きるようにするためのドライバおよびレシーバ回路と、
その動作信号電圧範囲のそれぞれについて所望の出力イ
ンピーダンス・レベルが達成されるように、このような
ドライバ回路の出力インピーダンスを選択するかまたは
調整するための回路と、その動作信号電圧範囲のそれぞ
れについて複数のインピーダンス・レベルが達成される
ように、このようなドライバ回路に複数の出力インピー
ダンス・レベルを提供するための回路とを含むことを特
徴とする構造。 (5)内部CMOS電圧が同一かまたは異なる複数の電
子デバイスと、前記電子デバイスの2つまたはそれ以上
の間の相互接続部と、複数世代のCMOS技術とのイン
タフェースを取るために選択可能な入出力電圧レベルを
提供し、その結果、このような技術で製作されたチップ
が各チップに最も適当な信号電圧範囲を使用して通信で
きるようにするためのドライバおよびレシーバ回路と、
前記選択された電圧のドライバおよびレシーバを自動的
に構成するための手段とを含むことを特徴とする構造。 (6)内部CMOS電圧が同一かまたは異なる複数の電
子デバイスと、前記電子デバイスの2つまたはそれ以上
の間の相互接続部と、複数世代のCMOS技術とのイン
タフェースを取るために選択可能な入出力電圧レベルを
提供し、その結果、このような技術で製作されたチップ
が各チップに最も適当な信号電圧範囲を使用して通信で
きるようにするためのドライバおよびレシーバ回路と、
レシーバ回路の切替えしきい値を選択するかまたは調整
し、所与の入力信号電圧範囲についてしきい値を適切に
設定できるようにするための回路とを含むことを特徴と
する構造。 (7)内部CMOS電圧が同一かまたは異なる複数の電
子デバイスと、前記電子デバイスの2つまたはそれ以上
の間の相互接続部と、複数世代のCMOS技術とのイン
タフェースを取るために選択可能な入出力電圧レベルを
提供し、その結果、このような技術で製作されたチップ
が各チップに最も適当な信号電圧範囲を使用して通信で
きるようにするためのドライバおよびレシーバ回路と、
レシーバ回路の切替えしきい値を選択するかまたは調整
し、所与の入力信号電圧範囲についてしきい値を適切に
設定できるようにするための回路と、レシーバに代替デ
ータ経路を含め、外部で受け取ったデータの代わりにレ
シーバを通過すべきテスト・データを見込むための回路
とを含むことを特徴とする構造。
【図面の簡単な説明】
【図1】バス上の最低内部電圧と等しい共通電圧で通信
し、内部電圧が同一かまたは異なる3つの電子デバイス
を備えた高速電子システムの高レベル概略図である。
【図2】可変インピーダンス負荷回路、この場合は1つ
または2つのメモリ・カードに適合するようにドライバ
・インピーダンスが変更するものに制御線が配線された
可変インピーダンス出力ドライバを備えたコントローラ
・チップの高レベル概略図である。
【図3】可変電圧可変インピーダンスCMOSドライバ
の高レベル概略図である。
【図4】図3の可変電圧可変インピーダンスCMOSド
ライバのデバイス・レベル概略図である。
【図5】図3の可変電圧可変インピーダンスCMOSド
ライバのデバイス・レベル概略図である。
【図6】図3の可変電圧可変インピーダンスCMOSド
ライバのデバイス・レベル概略図である。
【図7】図3の可変電圧可変インピーダンスCMOSド
ライバのデバイス・レベル概略図である。
【図8】図3の可変電圧可変インピーダンスCMOSド
ライバのデバイス・レベル概略図である。
【図9】図3の可変電圧可変インピーダンスCMOSド
ライバのデバイス・レベル概略図である。
【図10】図3の可変電圧可変インピーダンスCMOS
ドライバのデバイス・レベル概略図である。
【図11】図3の可変電圧可変インピーダンスCMOS
ドライバのデバイス・レベル概略図である。
【図12】図3の可変電圧可変インピーダンスCMOS
ドライバのデバイス・レベル概略図である。
【図13】図3の3入力NAND(1)および3入力N
OR(3)の3.3Vプレドライブ論理のデバイス・レ
ベル概略図である。
【図14】図3の3入力NAND(1)および3入力N
OR(3)の3.3Vプレドライブ論理のデバイス・レ
ベル概略図である。
【図15】図3の3入力NAND(5)および3入力N
OR(7)の2.5Vおよび1.8Vプレドライブ論理
のデバイス・レベルの概略図である。
【図16】図3の3入力NAND(5)および3入力N
OR(7)の2.5Vおよび1.8Vプレドライブ論理
のデバイス・レベルの概略図である。
【図17】より悪いケースの低速条件下で3通りの電圧
の場合にチップの出力において100MHzで10pF
のキャパシタを充電し放電する、図3のドライバの電圧
波形のシミュレーションを示す図である。低状態から高
状態への駆動またはその逆の駆動に要する時間は、電圧
とはほぼ無関係である。
【図18】通常条件下で3通りの電圧の場合に100M
Hzで25オームの伝送線を充電し放電する、図3のド
ライバの電圧波形のシミュレーションを示す図である。
ドライバ・インピーダンスは一定であり、25オームと
等しい。
【図19】より悪いケースの低速条件下で3通りの電圧
の場合に100MHzで30オームの伝送線を充電し放
電する、図3のドライバの電圧波形のシミュレーション
を示す図である。ドライバ・インピーダンスは一定であ
り、30オームと等しい。
【図20】より悪いケースの高速条件下で3通りの電圧
の場合に100MHzで40オームの伝送線を充電し放
電する、図3のドライバの電圧波形のシミュレーション
を示す図である。ドライバ電流の最大変化は、電圧にほ
ぼ比例し、上下の遷移とはほぼ無関係である。
【図21】3.3Vの内部電力レールと、3.3V、
2.5V、1.8Vのいずれかにすることができる外部
OVDD電力レールの両方のサンプリングから、1.8
V、2.5V、3.3Vの動作用の信号を内部で生成す
るために使用することができる単純な回路を示す図であ
る。これらの信号は、図1の信号VM1とVM2に対応
する。
【図22】テスト・データMUX機能を備えた4ステー
ジ可変電圧高インピーダンスCMOSレシーバの詳細概
略図である。
【図23】テスト・データMUX機能を備えた4ステー
ジ可変電圧高インピーダンスCMOSレシーバの詳細概
略図である。
【図24】テスト・データMUX機能を備えた4ステー
ジ可変電圧高インピーダンスCMOSレシーバの詳細概
略図である。
【図25】改良されたテスト・データMUX機能を備え
た4ステージ可変電圧高インピーダンスCMOSレシー
バの詳細概略図である。
【図26】改良されたテスト・データMUX機能を備え
た4ステージ可変電圧高インピーダンスCMOSレシー
バの詳細概略図である。
【図27】改良されたテスト・データMUX機能を備え
た4ステージ可変電圧高インピーダンスCMOSレシー
バの詳細概略図である。
【図28】1.8Vの入力しきい値およびより悪いケー
スの低速条件の場合にレシーバ内の様々な点における波
形のシミュレーションを示す図である。
【図29】より悪いケースの低速条件下で3通りの受取
り電圧の場合にレシーバの入力および出力における波形
のシミュレーションを示す図である。レシーバ遅延は、
受取り電圧とはほぼ無関係である。
【符号の説明】
1 NANDゲート 1A NANDゲート 2 デバイス 2A デバイス 3 NORゲート 3A NORゲート 4 デバイス 4A デバイス 5 NANDゲート 5A NANDゲート 6 pFETプルアップ・デバイス 6A pFETプルアップ・デバイス 7 NORゲート 7A NORゲート 8 nFETプルアップ・デバイス 8A nFETプルアップ・デバイス 9 抵抗器 9A 抵抗器 10 抵抗器 10A 抵抗器 11 抵抗器 12 ESD保護ダイオード 13 ESD保護ダイオード 20 相互接続部 21 ドライバの出力
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 チン=アン・チャン アメリカ合衆国10566 ニューヨーク州ピ ークスキル フェアグリーン・コート 5 (72)発明者 ポール・ウイリアム・コテウス アメリカ合衆国10598 ニューヨーク州ヨ ークタウン・ハイツ クィンラン・ストリ ート 2742 (72)発明者 ロバート・ヒース・デナード アメリカ合衆国10801 ニューヨーク州ニ ュー・ロッシェル パーコット・アベニュ ー 51 (72)発明者 ダニエル・マーク・ドレプス アメリカ合衆国78626 テキサス州ジョー ジタウンベルモント・ドライブ 300 (72)発明者 ジラード・ヴィンセント・コプチャイ アメリカ合衆国10598 ニューヨーク州ヨ ークタウン・ハイツ カリー・ストリート 2950

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内部CMOS電圧が同一かまたは異なる複
    数の電子デバイスと、 前記電子デバイスの2つまたはそれ以上の間の相互接続
    部と、 内部チップ電圧のうちの最低電圧である共通通信電圧で
    前記2つまたはそれ以上の電子デバイス間のインタフェ
    ースを取るために選択可能な通信電圧レベルで信号を送
    受信するドライバおよびレシーバ回路と、 前記選択された電圧のドライバおよびレシーバを構成す
    るための手段とを含むことを特徴とする構造。
  2. 【請求項2】基板と、 前記基板に電子的に接続された制御デバイスと、 被制御デバイスを受け入れるための1つまたは複数の位
    置とを含み、 前記1つまたは複数の位置が、前記制御デバイスを前記
    被制御デバイスに電子的に接続するための手段を提供
    し、 前記制御装置が、前記位置に配置された被制御デバイス
    の数に応答して調整する自己調整インピーダンスを有す
    ることを特徴とする構造。
  3. 【請求項3】内部CMOS電圧が同一かまたは異なる複
    数の電子デバイスと、 前記電子デバイスの2つまたはそれ以上の間の相互接続
    部と、 内部チップ電圧のうちの最低電圧である共通通信電圧で
    前記2つまたはそれ以上の電子デバイス間のインタフェ
    ースを取るために選択可能な通信電圧レベルで信号を送
    受信するドライバおよびレシーバ回路と、 前記選択された電圧のドライバおよびレシーバを構成す
    るための手段と、 その動作信号電圧範囲のそれぞれについて所望の出力イ
    ンピーダンス・レベルが達成されるように、前記ドライ
    バ回路の出力インピーダンスを選択するかまたは調整す
    るための回路とを含むことを特徴とする構造。
  4. 【請求項4】内部CMOS電圧が同一かまたは異なる複
    数の電子デバイスと、 前記電子デバイスの2つまたはそれ以上の間の相互接続
    部と、 複数世代のCMOS技術とのインタフェースを取るため
    に選択可能な入出力電圧レベルを提供し、その結果、こ
    のような技術で製作されたチップが各チップに最も適当
    な信号電圧範囲を使用して通信できるようにするための
    ドライバおよびレシーバ回路と、 その動作信号電圧範囲のそれぞれについて所望の出力イ
    ンピーダンス・レベルが達成されるように、このような
    ドライバ回路の出力インピーダンスを選択するかまたは
    調整するための回路と、 その動作信号電圧範囲のそれぞれについて複数のインピ
    ーダンス・レベルが達成されるように、このようなドラ
    イバ回路に複数の出力インピーダンス・レベルを提供す
    るための回路とを含むことを特徴とする構造。
  5. 【請求項5】内部CMOS電圧が同一かまたは異なる複
    数の電子デバイスと、 前記電子デバイスの2つまたはそれ以上の間の相互接続
    部と、 複数世代のCMOS技術とのインタフェースを取るため
    に選択可能な入出力電圧レベルを提供し、その結果、こ
    のような技術で製作されたチップが各チップに最も適当
    な信号電圧範囲を使用して通信できるようにするための
    ドライバおよびレシーバ回路と、 前記選択された電圧のドライバおよびレシーバを自動的
    に構成するための手段とを含むことを特徴とする構造。
  6. 【請求項6】内部CMOS電圧が同一かまたは異なる複
    数の電子デバイスと、 前記電子デバイスの2つまたはそれ以上の間の相互接続
    部と、 複数世代のCMOS技術とのインタフェースを取るため
    に選択可能な入出力電圧レベルを提供し、その結果、こ
    のような技術で製作されたチップが各チップに最も適当
    な信号電圧範囲を使用して通信できるようにするための
    ドライバおよびレシーバ回路と、 レシーバ回路の切替えしきい値を選択するかまたは調整
    し、所与の入力信号電圧範囲についてしきい値を適切に
    設定できるようにするための回路とを含むことを特徴と
    する構造。
  7. 【請求項7】内部CMOS電圧が同一かまたは異なる複
    数の電子デバイスと、 前記電子デバイスの2つまたはそれ以上の間の相互接続
    部と、 複数世代のCMOS技術とのインタフェースを取るため
    に選択可能な入出力電圧レベルを提供し、その結果、こ
    のような技術で製作されたチップが各チップに最も適当
    な信号電圧範囲を使用して通信できるようにするための
    ドライバおよびレシーバ回路と、 レシーバ回路の切替えしきい値を選択するかまたは調整
    し、所与の入力信号電圧範囲についてしきい値を適切に
    設定できるようにするための回路と、 レシーバに代替データ経路を含め、外部で受け取ったデ
    ータの代わりにレシーバを通過すべきテスト・データを
    見込むための回路とを含むことを特徴とする構造。
JP9015398A 1996-02-07 1997-01-29 可変電圧可変インピーダンスcmosオフチップ・ドライバおよびレシーバ・インタフェースおよび回路 Pending JPH09232940A (ja)

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