JP2848500B2 - インタフェースシステム - Google Patents

インタフェースシステム

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JP2848500B2
JP2848500B2 JP3071802A JP7180291A JP2848500B2 JP 2848500 B2 JP2848500 B2 JP 2848500B2 JP 3071802 A JP3071802 A JP 3071802A JP 7180291 A JP7180291 A JP 7180291A JP 2848500 B2 JP2848500 B2 JP 2848500B2
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晴房 近藤
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    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K19/00Logic circuits, i.e. having at least two inputs acting on one output; Inverting circuits
    • H03K19/003Modifications for increasing the reliability for protection
    • H03K19/00346Modifications for eliminating interference or parasitic voltages or currents
    • H03K19/00361Modifications for eliminating interference or parasitic voltages or currents in field effect transistor circuits
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K19/00Logic circuits, i.e. having at least two inputs acting on one output; Inverting circuits
    • H03K19/0175Coupling arrangements; Interface arrangements
    • H03K19/0185Coupling arrangements; Interface arrangements using field effect transistors only
    • H03K19/018557Coupling arrangements; Impedance matching circuits

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  • Mathematical Physics (AREA)
  • Logic Circuits (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はインタフェースシステ
ムに関し、特に、出力側半導体装置の内部回路で生成さ
れたデータ信号を入力側半導体装置の内部回路に伝送す
るためのインタフェースシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】図7は、CMOS回路により構成された
半導体集積回路装置(以下CMOSICと称す)に含ま
れる従来の出力回路を示す図である。この出力回路10
0はCMOSインバータ形式の出力回路(ドライバ)で
ある。
【0003】出力回路100は、NチャネルMOSトラ
ンジスタ101,102、インバータ103,104,
105および出力パッド106を含む。インバータ10
3,104,105は、順次大きな駆動能力を有する。
出力パッド106にはIC外部の容量性負荷107が接
続される。インバータ103,104,105の各々
は、図8に示すように、PチャネルMOSトランジスタ
108およびNチャネルMOSトランジスタ109を含
む。
【0004】このようなCMOSインバータ形式の出力
回路(以下CMOS出力回路と呼ぶ)の負荷としては、
通常、次の理由から容量性負荷が想定されている。
【0005】(1) 通常、CMOS出力回路には負荷
としてCMOSICが接続される。CMOSICの入力
回路には、TTL(Transistor−Trans
istor Logic)回路におけるベース電流のよ
うな電流は流れない。したがって、CMOSICの入力
インピーダンスは容量と等価である。
【0006】(2) CMOS出力回路に接続されるC
MOSICの入力回路は5Vの振幅の電圧を受けること
が前提となっている。そのため、CMOS出力回路で
は、一般に、出力信号のローレベルVOLが0V、出力信
号のハイレベルVOHが5Vと定められている。ここで、
図9に示すように、出力パッド106に接続される負荷
が抵抗性負荷111を含むと仮定する。この場合、出力
回路100に含まれるトランジスタ108(図8参照)
がオンすると、ノードnLの電位VL は次式で表わされ
る。
【0007】VL =RL ・VDD/(RON+RL ) ここで、RONはトランジスタのオン抵抗値、VDDは電源
電位、RL は抵抗性負荷111の抵抗値である。
【0008】このように、出力回路100の出力電圧は
出力回路100に含まれるトランジスタのオン抵抗値R
ONおよび抵抗性負荷111の抵抗値RL に依存して変化
する。
【0009】トランジスタのオン抵抗値には製造上ばら
つきが生じる。したがって、CMOS出力回路に抵抗性
負荷を接続すると、出力電圧にもばらつきが生じる。ま
た、5Vの振幅を有する出力電圧を得ることもできな
い。
【0010】以上の理由から、従来のCMOS出力回路
には抵抗性負荷が接続されず、CMOSIC間のインタ
フェースは抵抗性負荷を含まないインタフェースとなっ
ている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記のように従来のC
MOS出力回路には抵抗性負荷が接続されない。そのた
め、CMOSIC間のインタフェースは高インピーダン
ス状態となっており、他の信号からノイズを受けやす
い。
【0012】また、図10に示すように、出力回路10
0と入力回路120とが伝送路130を介して接続され
る場合を考える。伝送路130のインピーダンスを50
Ωとすると、伝送路130の終端に抵抗値50Ωの終端
抵抗を接続すると、伝送路130と入力回路120との
間でインピーダンス整合をとることができる。しかしな
がら、上記の理由からCMOS出力回路には抵抗性負荷
が接続されないので、伝送路130と入力回路120と
の間でインピーダンス整合がとれていない。そのため、
信号の反射等が起こりやすく、50MHz以上の高速の
伝送が困難である。
【0013】
【0014】それゆえに、この発明の主たる目的は、ノ
イズの影響を受けにくく、低消費電力で、かつ高速の信
号伝送が可能なインタフェースシステムを提供すること
である。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明の
ンタフェースシステムは、出力側半導体装置の内部回路
で生成されたデータ信号を入力側半導体装置の内部回路
に伝送するためのインタフェースシステムであって、出
力パッド、入力パッド、信号伝送路、第1のトランジス
第2のトランジスタ、終端抵抗、および比較手段を
備える。出力パッドは、出力側半導体装置に設けられ
る。入力パッドは、入力側半導体装置に設けられる。信
号伝送路は、出力パッドと入力パッドの間に接続され
る。第1のトランジスタは、その第1の電極が出力パッ
ドに接続され、出力側半導体装置の内部回路で生成され
たデータ信号に従って導通状態または非導通状態とな
る。第2のトランジスタは、第1のトランジスタ第2
電極と第1の電位のラインとの間に接続され、予め定
められた電流を流し得るように入力電圧が与えられる。
終端抵抗は、入力パッドと第2の電位のラインとの間に
接続される。比較手段は、入力パッドの電位と第1およ
び第2の電位間の基準電位とを比較し、比較結果に応じ
たデータ信号を入力側半導体装置の内部回路に与える。
【0016】請求項2に係る発明では、請求項1に係る
発明に、定電流を生成する定電流源と、定電流源で生成
された定電流を流す第3のトランジスタとがさらに設け
られれる。第2および第3のトランジスタは、第3のト
ランジスタに流れる電流に応じた電流が第2のトランジ
スタに流れるように構成されたカレントミラー回路を構
成する。
【0017】請求項3に係る発明では、請求項1または
2に係る発明に、第4のトランジスタがさらに設けられ
る。第4のトランジスタは、出力パッドと第1のトラン
ジスタの第1の電極との間に接続され、その入力電極が
所定の電位を受け、第1のトランジスタの第1の電極の
電位変化を抑制する
【0018】請求項4に係る発明では、請求項1から3
のいずれかに係る発明の第1および第2の電位間の電圧
は、出力側および入力側半導体装置の電源電圧よりも小
さい。
【0019】
【0020】
【作用】請求項1に係る発明では、出力側半導体装置の
出力パッドと入力側半導体装置の入力パッドとの間が信
号伝送路で接続され、出力パッドと第1の電位のライン
との間に、出力側半導体装置の内部回路で生成されたデ
ータ信号によって導通/非導通状態にされる第1のトラ
ンジスタと、予め定められた電流を流し得るように入力
電圧が与えられた第2のトランジスタとが直列接続さ
れ、入力パッドと第2の電位のラインとの間に終端抵抗
が接続される。そして、入力パッドの電位と基準電位と
が比較され、比較結果に応じたデータ信号が入力側半導
体装置の内部回路に与えられる。したがって、終端抵抗
で終端した信号伝送路を介して信号伝送を行なうので、
インピーダンス整合を取ることができ、信号の反射を生
じることなく高速の信号伝送を行なうことができる。ま
た、終端抵抗を介して信号伝送路に第2の電位を与える
ので、信号伝送路が高インピーダンス状態となっていた
従来に比べ、ノイズの影響が小さくなる。また、第1の
トランジスタが導通状態のときは信号伝送路および第2
のトランジスタ予め定められた電流が流れ、第1のト
ランジスタが非導通状態のときは信号伝送路および第2
のトランジスタに電流が流れないので、消費電流も小さ
く抑えられる。
【0021】請求項2に係る発明では、請求項1に係る
発明に、定電流を生成する定電流源と、定電流源で生成
された定電流を流す第3のトランジスタとがさらに設け
られ、第2および第3のトランジスタは、第3のトラン
ジスタに流れる電流に応じた電流が第2のトランジスタ
に流れるように構成されたカレントミラー回路を構成す
る。この場合は、第2のトランジスタの入力電圧を容易
に設定できる。
【0022】請求項3に係る発明では、請求項1または
2に係る発明に、出力パッドと第1のトランジスタの第
1の電極との間に接続され、その入力電極が所定の電位
を受け、第1のトランジスタの第1の電極の電位変化を
抑制するための第トランジスタがさらに設けられ
る。この場合は、第1のトランジスタの第1の電極と入
力電極との間の寄生容量に起因するノイズが軽減化され
る。
【0023】請求項4に係る発明では、請求項1から3
のいずれかに係る発明の第1および第2の電位間の電圧
は、出力側および入力側半導体装置の電源電圧よりも小
さく設定される。この場合は、信号伝送路の信号の振幅
を小さく抑えることができ、信号伝送速度の高速化およ
び低消費電力化を図ることができる。
【0024】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面を参照しなが
ら詳細に説明する。図1は、この発明の一実施例による
出力回路およびそれを含むインタフェースシステムの構
成を示す図である。
【0025】図1において、出力側IC10と入力側I
C20とが伝送路3を介して接続されている。出力側I
C10は、出力回路1およびデータ処理回路2を含む。
また、入力側IC20は入力回路5およびデータ処理回
路6を含む。伝送路3は特性インピーダンスZ0 を有す
る。伝送路3の終端は抵抗値Rを有するプルアップ用抵
抗(終端抵抗)4を介して所定のプルアップ電位(終端
電位)VTTに結合されている。
【0026】出力回路1は、電流I0 を供給する定電流
源11、スイッチ12、インバータ13および出力パッ
ド14を含む。スイッチ12は出力パッド14と定電流
源11との間に接続され、インバータ13の出力信号に
より制御される。出力パッド14には伝送路3が接続さ
れる。また、インバータ13にはデータ処理回路2から
データDINが与えられる。出力回路1の各要素は同一基
板上に形成される。
【0027】一方、入力回路5は入力パッド51および
増幅器52を含む。入力パッド51には伝送路3が接続
される。増幅器52から出力されるデータDOUT はデー
タ処理回路6に与えられる。
【0028】次に、図1のインタフェースシステムの動
作を説明する。
【0029】データ処理回路2から出力されるデータD
INに応答してスイッチ12がオンまたはオフする。スイ
ッチ12がオンすると、定電流源11により抵抗4、伝
送路3、出力パッド14、スイッチ12および定電流源
11に電流I0 が流れる。これにより、抵抗4の両端に
電位差RI0 が生じ、これが入力パッド51を介して増
幅器52に与えられる。増幅器52は、この電位差を増
幅し、それをデータD OUT としてデータ処理回路6に与
える。
【0030】この実施例のインタフェースシステムで
は、抵抗4の抵抗値を伝送路3の特性インピーダンスZ
0 に近づけることにより、信号の反射やノイズの発生を
抑制することができる。また、定電流源11の電流値ま
たは抵抗4の抵抗値を調整することにより、伝送路3上
の電圧振幅を任意に定めることができる。
【0031】図2に、出力側IC10の主要部の詳細な
構成を示す。
【0032】出力回路1は、NチャネルMOSトランジ
スタQ1,Q2,Q3,Q4、インバータ13および出
力パッド14を含む。トランジスタQ1のゲートには電
源電位VDDが与えられる。トランジスタQ3,Q4がカ
レントミラー回路を構成する。トランジスタQ2のゲー
トにはインバータ13の出力が与えられる。トランジス
タQ2が図1のスイッチ12に相当し、トランジスタQ
3が図1の定電流源11に相当する。
【0033】出力回路1にはバイアス電流発生回路7か
らバイアス電流が供給される。バイアス電流発生回路7
は、NチャネルMOSトランジスタQ5、PチャネルM
OSトランジスタQ6〜Q11および演算増幅器71を
含む。演算増幅器71の一方の入力端子には、公知のバ
ンドギャップ電圧発生回路8によりバンドギャップ電圧
(定電圧)Vbgが与えられる。バンドギャップ電圧発
生回路は、たとえばBang-Sup SONG and Paul R. Gray,
“A Precision Curvature-Compensated CMOS Bandgap R
eference”, IEEE Journal of Solid-State Circuits,
Vol. sc-18, No.6, December 1983, pp. 634-643に記載
されている。このバンドギャップ電圧Vbgは近似的に
1.27Vに等しい。演算増幅器71の他方の入力端子
はトランジスタQ5のソースおよび抵抗72の一端に接
続されている。抵抗72の他端は接地されている。差動
増幅器71の出力はトランジスタQ5のゲートに与えら
れる。
【0034】1組のトランジスタQ6,Q7と1組のト
ランジスタQ8,Q9とがカレントミラー回路を構成
し、1組のトランジスタQ6,Q7と1組のトランジス
タQ10,Q11とがカレントミラー回路を構成する。
それにより、トランジスタQ9のドレインおよびトラン
ジスタQ11のドレインには、トランジスタQ6,Q7
に流れる電流がそれぞれミラーされて出力される。トラ
ンジスタQ9のドレインにミラーされた電流は出力回路
1のトランジスタQ4にバイアス電流として与えられ
る。
【0035】通常、出力側IC10内には複数の出力回
路が設けられる。したがって、トランジスタQ11のド
レインにミラーされた電流は他の出力回路にバイアス電
流として与えられる。複数の出力回路に対応して、複数
組のカレントミラー回路が構成されている。
【0036】次に、図2の回路の動作を説明する。
【0037】演算増幅器71の出力はフィードバックさ
れているので、演算増幅器71の2つの入力端子間はイ
マジナリショートになる。したがって、演算増幅器71
の作用により抵抗72の両端にはバンドギャップ電圧V
bgが印加される。それにより、トランジスタQ5には
次式で示される電流Iが流れる。
【0038】I=Vbg/r1 ここで、r1は抵抗72の抵抗値である。バンドギャッ
プ電圧Vbgは正確な値(1.27V)に定まる。一
方、抵抗72の抵抗値r1は製造上ばらつく。しかし、
抵抗72の抵抗値r1はトリミングにより調整すること
が可能である。あるいは、抵抗72として外付けの抵抗
を用いることにより、所定の抵抗値を得ることができ
る。したがって、電流値Iを所定の値に正確に定めるこ
とができる。
【0039】トランジスタQ5に流れる電流はトランジ
スタQ6,Q7,Q8,Q9により構成されるカレント
ミラー回路によりトランジスタQ9のドレインにミラー
され、さらにトランジスタQ3,Q4により構成される
カレントミラー回路によりトランジスタQ3にミラーさ
れる。このようにして、トランジスタQ3に定電流I 0
が流れる。
【0040】図3に、入力側IC20の主要部の詳細な
構成を示す。
【0041】入力回路5は、入力パッド51、増幅器5
2および電流源56,57を含む。電流源56,57は
それぞれ定電流I1,I2を供給する。増幅器52は、
PチャネルMOSトランジスタQ21,Q22およびN
チャネルMOSトランジスタQ23〜Q26、インバー
タ53,54および抵抗55を含む。トランジスタQ2
1〜Q24が差動増幅器を構成する。また、トランジス
タQ25,Q26がカレントミラー回路を構成する。
【0042】次に、図3の回路の動作を説明する。トラ
ンジスタQ24のゲートには次式で示される基準電位V
R が与えられる。
【0043】VR =r2・I1 ここで、r2は抵抗55の抵抗値である。トランジスタ
Q21〜Q24により構成される差動増幅器により入力
パッド51の電位が基準電位VR と比較され、その電位
差が増幅されてインバータ53に与えられる。インバー
タ53,54はバッファとして働き、与えられた電位差
をデータDOUT としてIC内部のデータ処理回路6(図
1参照)に出力する。
【0044】図4に、伝送路3上の電圧レベルの一例を
示す。図4の例では、図1の抵抗4のプルアップ電位V
TTが3V、電源電位VDDが5V、接地電位GNDが0V
に設定され、伝送路3上の電圧振幅Vaが1Vに設定さ
れている。抵抗4の抵抗値Rをたとえば100Ωに設定
すれば、定電流源11の電流値I0 は次式により決定さ
れる。
【0045】 I0 =Va/R=1[V]/100[Ω]=10[mA] したがって、定電流源11が10mAの電流を供給する
ように設計が行なわれる。この場合、図2のトランジス
タQ3,Q4により構成されるカレントミラー回路のミ
ラー比1:nとして1:100を選択すれば、トランジ
スタQ8,Q9に流れるバイアス電流の値IB は次式に
より決定される。
【0046】 IB =10[mA]/100=100[μA] バンドギャップ電圧Vbgは1.27V(シリコンのバ
ンドギャップ電圧)に近似的に等しいので、抵抗72の
抵抗値r1は次式により決定される。
【0047】 r1=Vbg/IB =1.27[V]/100[μA]=12.7[kΩ] したがって、抵抗72の抵抗値r1は12.7kΩに設
定される。一方、伝送路3上の電圧は2Vと3Vとの間
で振幅するので、図3の基準電位V R は2.5Vに設定
される。電流源56の電流値I1を、たとえば100μ
Aに設定すると、抵抗55の抵抗値r2は25kΩに設
定される。
【0048】図5に、出力回路1に入力されるデータD
IN、入力回路5から出力されるデータDOUT および伝送
路3上の電圧の回路シミュレーション波形を示す。図5
に示すように、データDINおよびデータDOUT は、0V
と5Vとの間で振幅し、伝送路3上の電圧は2Vと3V
との間で振幅する。
【0049】図2に示す出力回路1を高速に動作させる
場合には、次に示すようにトランジスタQ2の単体のミ
ラー効果が問題になる可能性がある。図6を参照しなが
らこのミラー効果を説明する。
【0050】トランジスタQ2が図2のトランジスタQ
1を介することなく直接抵抗4に接続されているものと
する。トランジスタQ2のゲートとドレインとの間には
寄生容量CGDが存在する。またトランジスタQ2のゲー
トとソースとの間にも寄生容量が存在する。ここで、ト
ランジスタQ2のゲートの電位VG が上昇すると、トラ
ンジスタQ2に流れる電流も上昇する。そのため、抵抗
4による電圧降下が大きくなり、ノードn2の電位が低
下する。ノードn2の電位の変化は、寄生容量CGDによ
る容量結合により、トランジスタQ2のゲートの電位を
変化させる。それにより、トランジスタQ2のゲートの
電位VG の波形が乱れることになる。
【0051】図2の出力回路1においては出力パッド1
4の電位の変化がトランジスタQ2に伝わりにくくする
ためにトランジスタQ2と出力パッド14との間にトラ
ンジスタQ1が挿入されている。これにより、トランジ
スタQ2のゲートとドレインとの間の寄生容量CGDの効
果が低減される。
【0052】
【発明の効果】以上のように、請求項1に係る発明で
は、出力側半導体装置の出力パッドと入力側半導体装置
の入力パッドとの間が信号伝送路で接続され、出力パッ
ドと第1の電位のラインとの間に、出力側半導体装置の
内部回路で生成されたデータ信号によって導通/非導通
状態にされる第1のトランジスタと、予め定められた電
流を流し得るように入力電圧が与えられた第2のトラン
ジスタとが直列接続され、入力パッドと第2の電位のラ
インとの間に終端抵抗が接続される。そして、入力パッ
ドの電位と基準電位とが比較され、比較結果に応じたデ
ータ信号が入力側半導体装置の内部回路に与えられる。
したがって、終端抵抗で終端した信号伝送路を介して信
号伝送を行なうので、インピーダンス整合を取ることが
でき、信号の反射を生じることなく高速の信号伝送を行
なうことができる。また、終端抵抗を介して信号伝送路
に第2の電位を与えるので、信号伝送路が高インピーダ
ンス状態となっていた従来に比べ、ノイズの影響が小さ
くなる。また、第1のトランジスタが導通状態のときは
信号伝送路および第2のトランジスタ予め定められた
電流が流れ、第1のトランジスタが非導通状態のときは
信号伝送路および第2のトランジスタに電流が流れない
ので、消費電流も小さく抑えられる。
【0053】請求項2に係る発明では、請求項1に係る
発明に、定電流を生成する定電流源と、定電流源で生成
された定電流を流す第3のトランジスタとがさらに設け
られ、第2および第3のトランジスタは、第3のトラン
ジスタに流れる電流に応じた電流が第2のトランジスタ
に流れるように構成されたカレントミラー回路を構成す
る。この場合は、第2のトランジスタの入力電圧を容易
に設定できる。
【0054】請求項3に係る発明では、請求項1または
2に係る発明に、出力パッドと第1のトランジスタの第
1の電極との間に接続され、その入力電極が所定の電位
を受け、第1のトランジスタの第1の電極の電位変化を
抑制するための第トランジスタがさらに設けられ
る。この場合は、第1のトランジスタの第1の電極と入
力電極との間の寄生容量に起因するノイズが軽減化され
る。請求項4に係る発明では、請求項1から3のいずれ
かに係る発明の第1および第2の電位間の電圧は、出力
側および入力側半導体装置の電源電圧よりも小さく設定
される。この場合は、信号伝送路の信号の振幅を小さく
抑えることができ、信号伝送速度の高速化および低消費
電力化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例によるインタフェースシス
テムの構成を示す図である。
【図2】出力回路の詳細な構成を示す回路図である。
【図3】入力回路の詳細な構成を示す回路図である。
【図4】同実施例のインタフェースシステムにおける電
圧レベルを示す図である。
【図5】同実施例のインタフェースシステムにおける電
圧の回路シミュレーション波形を示す図である。
【図6】トランジスタのミラー効果を説明するための図
である。
【図7】従来のCMOS出力回路の一例を示す図であ
る。
【図8】インバータの構成を示す回路図である。
【図9】従来のCMOS出力回路に抵抗性負荷を接続し
た場合の問題点を説明するための図である。
【図10】従来のCMOS出力回路の問題点を説明する
ための図である。
【符号の説明】
1…出力回路 3…伝送路 4…プルアップ用抵抗 5…入力回路 10…出力側IC 11…定電流源 12…スイッチ 14…出力パッド 20…入力側IC 51…入力パッド 52…増幅器 Q1〜Q4…NチャネルMOSトランジスタ なお、各図中同一符号は同一または相当部分を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−179118(JP,A) 特開 平2−90723(JP,A) 特表 平2−500238(JP,A) IEEE JOURNAL OF S OLID−STATE CIRCUIT S,VOL.23,NO.1,FEBRU ARY 1988 P.139 Fig.11

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 出力側半導体装置の内部回路で生成され
    たデータ信号を入力側半導体装置の内部回路に伝送する
    ためのインタフェースシステムであって、 前記出力側半導体装置に設けられた出力パッド、 前記入力側半導体装置に設けられた入力パッド、 前記出力パッドと前記入力パッドの間に接続された信号
    伝送路、 その第1の電極が前記出力パッドに接続され、前記出力
    側半導体装置の内部回路で生成されたデータ信号に従っ
    て導通状態または非導通状態となる第1のトランジス
    、 前記第1のトランジスタの第2の電極と第1の電位のラ
    インとの間に接続され、予め定められた電流を流し得る
    ように入力電圧が与えられた第2のトランジスタ、 前記入力パッドと第2の電位のラインとの間に接続され
    た終端抵抗、および 前記入力パッドの電位と前記第1および第2の電位間の
    基準電位とを比較し、比較結果に応じたデータ信号を前
    記入力側半導体装置の内部回路に与える比較手段を備え
    る、インタフェースシステム。
  2. 【請求項2】 さらに、定電流を生成する定電流源、お
    よび 前記定電流源で生成された定電流を流す第3のトランジ
    スタを備え、 前記第2および第3のトランジスタは、前記第3のトラ
    ンジスタに流れる電流に応じた電流が前記第2のトラン
    ジスタに流れるように構成されたカレントミラー回路を
    構成する 、請求項1に記載のインタフェースシステム。
  3. 【請求項3】 さらに、前記出力パッドと前記第1の
    ランジスタの第1の電極との間に接続され、その入力電
    極が所定の電位を受け、前記第1のトランジスタの第1
    の電極の電位変化を抑制するための第トランジスタ
    を備える、請求項1または請求項2に記載のインタフェ
    ースシステム。
  4. 【請求項4】 前記第1および第2の電位間の電圧は、
    前記出力側および入力側半導体装置の電源電圧よりも小
    さい、請求項1から請求項3のいずれかに記載のインタ
    フェースシステム。
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