JPH1065515A - 差動出力ドライバおよび信号伝送システム - Google Patents

差動出力ドライバおよび信号伝送システム

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JPH1065515A
JPH1065515A JP9130816A JP13081697A JPH1065515A JP H1065515 A JPH1065515 A JP H1065515A JP 9130816 A JP9130816 A JP 9130816A JP 13081697 A JP13081697 A JP 13081697A JP H1065515 A JPH1065515 A JP H1065515A
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signal
differential
transistor
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Roger D Emeigh
ロジャー・デール・エメイフ
James F Mikos
ジェイムス・フランシス・ミコス
Laurence Peace David
デヴィッド・ロウレンス・ピース
James David Strom
ジェイムス・デヴィッド・ストロム
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    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K19/00Logic circuits, i.e. having at least two inputs acting on one output; Inverting circuits
    • H03K19/0175Coupling arrangements; Interface arrangements
    • H03K19/017545Coupling arrangements; Impedance matching circuits
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K19/00Logic circuits, i.e. having at least two inputs acting on one output; Inverting circuits
    • H03K19/003Modifications for increasing the reliability for protection
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多数の出力ドライバの動作パラメータを安定
にし整合させて、信頼性良く制御された信号伝送を与え
る信号伝送システムを提供する。 【解決手段】 複数の差動出力ドライバ30が、基準電
流発生器20に接続され、各出力ドライバは、基準電流
信号のほぼ同一のコピーを受け取って、出力ドライバの
1つ以上の動作パラメータを制御する。基準電流信号の
多数のコピーは、集積回路チップ11の同一領域内で発
生され、これにより、基準電流信号の個々のコピー間の
変動を生じさせる、チップ内のプロセス変動を最小にす
る。各出力ドライバは、共通モード抵抗を経てグランド
または電源電圧に接続されるトランジスタの差動対を有
し、共通モード抵抗は、出力の電圧スイングとは無関係
にドライバ出力の共通モード成分を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般には、高速ア
プリケーションに使用する差動出力ドライバに関する。
さらに本発明は、一般に、このような出力ドライバの伝
搬遅延のような動作パラメータを制御して、ネットワー
ク環境において信頼性の良い信号伝送を確保することに
関する。
【0002】
【従来の技術】内部バスおよび他のネットワーク環境に
対する、より大きな通信帯域幅の要件は、信号伝送シス
テム(すなわち、1つ以上の信号が、2つ以上の電子装
置間で通信されるシステム)における、通信プロトコル
およびハードウェアの改良を絶えず要求する。例えば、
IEEEは、the Scaleable Coher
ent Interface(SCI)標準(IEEE
標準1596.3)を拡めてきた。この標準は、低電圧
かつ500MHzまでの速度での通信のためのLow−
Voltage Differential Sign
al(LVDS)を含んでいる。LVDS仕様は、デジ
タル信号を送るのに1対のワイヤが用いられる差動通信
に頼っている。論理1ビットは、1対のワイヤの一方の
ワイヤ上の高電圧によって表され、論理0ビットは、他
方のワイヤ上の高電圧によって表される。
【0003】差動信号伝送システムは、比較的低い電圧
スイングおよび良好なノイズ除去率で、高速信号伝送を
与える。一般に、差動システム内で得られる速度は、シ
ステムにおける遅延(Δt)に依存している。この遅延
は、伝送ラインにおけるキャパシタンス(C)と、シス
テムにおける遅延(Δt)と、ラインを駆動する電流
(I)と、電圧スイング(Δv)、すなわちライン上の
論理1状態と論理0状態との間の電圧差とに、次のよう
に依存している。 Δt=C×(Δv/I)
【0004】キャパシタンスを、伝送ライン長および他
の事項の故に、伝送システムにおいて変えることは、多
くの場合困難である。したがって、伝送システムにおい
て可能な速度を増大させるには、電圧スイングを減少さ
せるか、あるいは電流を増大させるかが、典型的な方法
である。しかし多くの場合、トレードオフを行わなけれ
ばならない。というのは、電圧スイングの減少は、伝送
システムをノイズに対してより敏感にし、他方で、電流
の増大は、電力消費を増大させる。差動信号伝送は、非
差動プロトコルに対してかなりの改良を与えるが、それ
にもかかわらず、信頼性を犠牲にすることなく、あるい
は電力消費をかなり増大させることなく、このようなシ
ステムの速度を増大させることについて、引き続き要求
がなされている。
【0005】差動信号伝送システムにおける通信装置
(例えば、出力ドライバおよびレシーバ)に、重要な要
求が課されている。例えば、差動信号伝送システムが直
面する1つの問題は、出力ドライバとレシーバとの整合
の問題である。電力消費および他の事項のために、多数
のハードウェア要素の動作電圧が減少すると、多重動作
すなわち電源電圧を、信号伝送システム内に設定するこ
とができる(例えば、5.0V,3.3V,1.8
V)。さらに、異なるドライバおよびレシーバを、異な
る基準点でバイアスすることができる。これらの事項
は、異なる製造業者からの異なる要素を、システム内で
接続できるオープン信号伝送システムにおいて、多くの
場合増大する。
【0006】また、電流および電圧スイングに加えて、
伝送信号の共通モード成分(すなわち、平均DC電圧出
力レベル)を制御することが、多くの場合望まれる。と
いうのは、伝送信号の共通モード成分は、電力消費の
面、およびシステムのノイズ除去率の面の両方に影響す
るからである。
【0007】しかし、普通の差動出力ドライバは、多く
の場合、電源電圧にバイアスされ、および/または、伝
送信号の共通モード成分を、容易に制御できるようにし
ない。したがって、従来のシステム内の出力ドライバお
よびレシーバの両方は、多くの場合、同じ動作電圧を用
いなければならず、またそうでなければ、共に動作する
ように特に設計されなければならない。さらに、装置構
成は、多くの場合、異なる動作電圧に対して、特別に設
計されなければならない。
【0008】これらの制限は、システム・デザイナにか
なりの負担をかけ、信号伝送システムの設計の困難性を
かなり増大させる。したがって、出力ドライバおよびレ
シーバのような通信装置の設計が、よりフレキシブルで
あり、動作電圧またはシステムにおける他の装置に依存
しない差動信号通信を提供する方法に対してかなりの要
求が存在する。
【0009】差動および他の信号伝送システム内のハー
ドウェアに対して、さらなる要求がなされる。例えば、
多数の出力ドライバを用いて、多数の宛先に信号(例え
ば、クロック信号)を送り、あるいは多数の信号を1つ
以上の宛先に送る(例えば、直列または並列通信)場
合、集積回路チップ内(複数のドライバが同一チップ上
にあるならば)、または複数チップ間(ドライバが別個
のチップ上にあるならば)のプロセス変動は、個々のド
ライバの1つ以上の動作パラメータ、例えば伝送遅延を
互いに変化させて、ドライバ(同一の特性を共有するよ
うに設計されている)が、互いに正確に追従しないよう
にする。特に、伝送遅延の影響が大きくなる高速システ
ムでは、不整合ドライバは、不整列信号と伝送エラーの
大きな可能性とを生起させる。
【0010】出力ドライバの動作パラメータを良好に制
御する試みがなされて、不整合を最小にし、および設計
パラメータからの変動を最小にしている。
【0011】例えば、出力ドライバは、基準電圧を受け
取って、ドライバの出力を安定化するように設計されて
きた。しかし、基準電圧は多くの場合、電源変動に敏感
であり、異なるチップまたはチップ領域で発生する電圧
降下によって影響を受ける。
【0012】さらに、出力ドライバは、バイアス・トラ
ンジスタの電流またはスレショルド電圧のような他の基
準信号に頼るように構成されている。電流またはスレシ
ョルド電圧を、基準として用いることは、電源変動の影
響を軽減するが、出力ドライバ集積回路チップ内のプロ
セス変動は、多くの場合、チップの異なる領域に配置さ
れている出力ドライバ間の不整合を生じさせることがわ
かった。
【0013】したがって、信号伝送システムにおいて、
多数の出力ドライバの動作パラメータを安定にし整合さ
せて、信頼性良く制御された信号伝送を与える方法に対
する、かなりの必要性が存続している。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、従来技術に関
連したこれらおよび他の問題を、1態様においては、次
のような装置を提供することによって、処理している。
この装置は、基準電流発生器に接続された複数の出力ド
ライバを備え、各出力ドライバは、基準電流信号のほぼ
同一のコピーを受け取って、出力ドライバの1つ以上の
動作パラメータを制御するようにしている。基準電流を
用いることによって、各ドライバに対する基準は、すべ
ての他のドライバに関して、電源電圧変動,温度変動,
プロセス変動にかなり鈍感となる。さらに、多数の出力
ドライバに共通基準電流を用いることによって、出力ド
ライバは、基準電流に存在するなんらかの変動または感
知性に応じて、互いに追従することが可能となる。
【0015】例えば、共通の基準電流信号を用いて、多
数のドライバの伝搬遅延を制御する場合には、ドライバ
の出力は、互いにほぼ整列される。したがって、クロッ
ク発生の応用では、多数の出力ドライバを用いて、互い
に整列された多数のクロック信号を発生することができ
る。さらに他の応用では、共通の宛先に送られた多数の
信号を、互いに整列させることができる。いずれの例に
おいても、信号伝送速度を、多くの場合、信号対信号の
整列誤りに関する減少問題の故に、増大させることがで
きる。いずれにしても、いかなる伝送速度に対しても、
データの信頼性は増大する。
【0016】本発明の好適な実施例では、集積回路チッ
プの同一領域内で、基準電流信号の多数のコピーを発生
し、これにより、基準電流信号の個々のコピー間の変動
を生じさせる、チップ内のプロセス変動を最小にする。
したがって、正確に制御された基準電流を、異なる出力
ドライバに送ることができ(チップ上のそれらの位置に
拘わらず)、個々のドライバ間に存在し得るプロセス変
動が、ドライバ間の動作に差を生じないようにする。
【0017】したがって、本発明の一態様によれば、基
準電流信号を発生し、基準電流信号の複数のコピーを出
力する基準電流発生器を備え、複数の出力ドライバを備
え、各出力ドライバは、基準電流信号のコピーを受け取
って、出力ドライバの動作パラメータを制御し、これに
より、複数の出力ドライバが、基準電流発生器によって
発生された基準電流信号に応じて、互いに集合的に追従
することを特徴とする装置が与えられる。
【0018】本発明の他の態様によれば、互いに相互接
続された複数のノードを備え、これらノード間で信号を
伝送する信号伝送システムを与える。このシステムの各
ノードは、複数の出力信号を発生する信号発生器を備
え、基準電流信号を発生し基準電流信号の複数のコピー
を出力する基準電流発生器を備え、複数の出力ドライバ
を備え、各出力ドライバは、信号発生器からの出力信号
を受け取り、この出力信号を、信号伝送システムにおけ
る他のノードに伝送し、各出力ドライバは、基準電流発
生器からの基準電流信号のコピーをさらに受け取り、出
力ドライバの動作パラメータを制御する。
【0019】本発明はまた、従来技術に関連した他の問
題を、他の態様においては、次のような差動出力ドライ
バを提供することによって、処理している。この差動出
力ドライバは、共通モード抵抗を経て電力信号(グラン
ドまたは電源電圧)に接続されるトランジスタの差動対
を有し、共通モード抵抗は、出力の電圧スイングとは無
関係にドライバ出力の共通モード成分を制御する。ドラ
イバ出力の共通モード成分を、電圧スイングに影響を与
えることなしに、速度,電力消費などに対して最適化で
きるので、より大きな設計のフレキシビリティが得られ
る。さらに、共通モード成分の独立制御によって、より
小さい電圧スイングが可能となり、これにより、ノイズ
除去性能を低下させることなく、ドライバの速度を増大
させることができる。
【0020】好適な実施例では、共通モード抵抗は、グ
ランドに接続されて、出力ドライバにグランド・バイア
スを与える。したがって、ドライバの出力は、電源の動
作電圧にあまり依存しない。したがって、共通ドライバ
構成を、異なる動作電圧に対して用いることができ、さ
らに、信号伝送システム内の異なる通信装置は、システ
ム内の装置間に不整を生じることなしに、異なる動作電
圧を用いることができる。
【0021】したがって、本発明の他の態様によれば、
1対の差動入力信号を受け取り、1対の差動出力信号を
出力する差動出力ドライバが与えられる。この出力ドラ
イバは、1対の電力信号をさらに受け取るように構成さ
れ、この出力ドライバは、並列に接続された第1および
第2のトランジスタよりなる差動対を備え、第1および
第2のトランジスタの各々は、差動入力信号の1つに関
連した入力信号を入力として受け取り、差動出力信号の
1つに関連した出力信号を出力し、第1および第2のト
ランジスタを、電力信号の1つに接続する共通モード抵
抗を備え、この共通モード抵抗により、1対の差動出力
信号の電圧スイング成分とは無関係の1対の差動出力信
号の共通モード成分を制御する。
【0022】本発明の特徴であるこれらおよび他の利点
および構造は、特許請求の範囲に記載されている。しか
し、本発明と、本発明の使用により得られる利点および
目的とをさらに理解するには、図面と、本発明の好適な
実施例に記載されている事項とを参照すべきである。
【0023】
【発明の実施の形態】図において、同一の番号は、同一
の要素を示している。図3は、本発明の原理に合致した
集積回路チップ11を示す。チップ11は、一般に、機
能的にブロック12として示されるチップ・ロジックを
有しており、このチップ・ロジックは、チップから出力
される複数の信号を発生する。複数の出力ドライバ30
は、信号を差動信号として出力し、基準電流発生器20
は、出力ドライバに基準電流信号IREFを発生し、以
下に詳細に説明されるように、ドライバは互いに追従す
るようにする。
【0024】本発明の好適な実施例は、多くの応用に用
いられて、信号伝送システム内に接続された出力ドライ
バの1つ以上の動作パラメータを制御することができ
る。例えば、図1に示すように、信号伝送システム2
は、システムの中央コントローラとして動作するノード
10に接続された複数のI/O装置4を有することがで
きる。システム2は、例えば、リモートI/Oバスにつ
いてのクロック配布を表している。リモートI/Oバス
は、International Business
Machines CorporationのAS/4
00ミニコンピュータのようなコンピュータ・システム
において、プロセッサおよびメモリ・サブシステムをI
/Oサブシステムと接続させる。
【0025】I/O装置の動作を同期させるためには、
コントローラは、複数のクロック信号3をI/O装置に
与える。したがって、I/O装置間の適切な同期を確保
するためには、ノード10内の出力ドライバは、好まし
くは、同じ伝搬遅延を有して、各I/O装置に送られる
クロック信号が互いにほぼ整列するようにする。
【0026】図2は、本発明の好適な実施例について、
他の可能な応用を示す。図に示されるように、信号伝送
システム5は、複数の伝送ライン9によるトークン・リ
ング構造で接続されたノード6,8,10′を有するマ
ルチノード・ネットワークとすることができる。各ノー
ド出力nは、リング中の次のノードに信号を送る。シス
テム5は、例えば、IEEE Scaleable C
oherent Interface(SCI)標準を
実行するネットワーク・コンピュータ・システムを表す
ことができる。信頼性および速度の事項が、各接続にお
いてn個の信号を整列させることが望ましい。したがっ
て、各ノードにおける出力ドライバは、好ましくは、同
一の伝搬遅延を有して、ノード間を通過したすべての信
号が、互いに適切に整列するようにさせる。
【0027】例えば、少なくとも1つの送信ノードと少
なくとも1つの受信ノードを有する信号伝送システムの
多数の他の応用は、本発明の好適な実施例と共に使用す
ることが想像される。さらに、送信ノードおよび受信ノ
ードは、それぞれ、単一の集積回路チップ,複数のチッ
プを有する回路,完全に機能的なコントローラ・コンピ
ュータ・システム,あるいはネットワークによって接続
される他の電子装置を表している。さらに、ノードを、
既知のポイント対ポイント、またはネットワーク・トポ
ロジ、特に例えば完全に接続されたスター,クロスバ
ー,メッシュ,および分岐バスで、接続することができ
る。したがって本発明は、特定のネットワーク、あるい
はノード・トポロジまたは要素に制限されるべきではな
い。
【0028】図3に戻り、この図には好適な集積回路チ
ップ11が示されている。チップ11は、図1のノード
10の一部として示されており、ノード10に接続され
た種々の装置に、システム・クロック信号の多数のコピ
ーを出力するクロック配布チップを構成している。ある
いはまた、チップ11を、図2のシステムのノード1
0′におけるような、他の応用において実現することも
できる。
【0029】チップ11は、一般に、複数の出力ドライ
バ、例えば、複数(n個)の差動出力対POUT1/M
OUT1,POUT2/MOUT2,...,POUT
n−1/MOUTn−1,POUTn/MOUTnを与
えるドライバ30を有している。差動出力は、好ましく
は、IEEE標準1596.3のIEEE LVDS仕
様に合致する。しかし、他の出力レベルおよび仕様を、
代わりに用いることもできる。
【0030】n個の出力ドライバ30の各々は、チップ
・ロジック・ブロック(または信号発生器)12から、
1対の差動入力A0.1/A1.1,A0.2/A1.
2,...,A0.n−1/A1.n−1,A0.n/
A1.nを受け取る。ブロック12は、一般に、チップ
11の機能に応じて必ず変更される、チップ11の主要
なロジック回路を構成している。例えば、チップ11
は、マイクロプロセッサまたはマイクロコントローラと
することができ、この場合ブロック12は、チップの処
理回路を構成している。他の実施例として、チップ11
を、専用ドライバ・チップとすることができ、この場合
ブロック12は、他のチップから入力を受け取り、その
差動表示を出力する入力バッファ・ロジックを構成する
ことができる。クロック配布チップの例では、ブロック
12は、クロック発生器を構成することができる。この
クロック発生器は、所望の周波数で単一の差動クロック
信号を発生し、その複数のコピーを出力する。このよう
な例では、単一の差動クロックを、ブロック12から出
力し、n個の出力ドライバ30に並列に与えることがで
きる。
【0031】ドライバ30は、基準電流発生器20か
ら、基準電流信号(IREF)のコピーを、入力として
受け取る。基準電流信号は、ドライバの1つ以上の動作
パラメータを制御する基準信号と、ドライバをグループ
としてターンオン,ターンオフするイネーブル信号との
両方として機能する。基準電流発生器20は、ブロック
12からPENABLE信号を受け取って、複数のドラ
イバ30の出力をイネーブル/ディスエーブルする。
【0032】図4は、出力ドライバ30の1つを詳細に
示している。この出力ドライバの出力POUT/MOU
T(参照数字は付されていない)は、撚り線伝送ライン
50によって、ノード4(図1参照)のレシーバ52に
接続されている。伝送ラインを終端する抵抗R3が示さ
れており、この抵抗は、典型的には100Ωであり、L
VDS仕様に合致する。1対の電力信号、すなわち電源
電圧信号VDDとグランド信号GNDは、ドライバに電力
を供給する。
【0033】出力ドライバ30は、抵抗回路網38を経
てグランドにバイアスされたトランジスタの差動対36
を有している。ドライバは、段32,33を有する2段
電流ミラーによって、基準電流信号で制御される。
【0034】ドライバ30の入力A0,A1は、まず、
線形モードで動作する1対のレベルシフト・トランジス
タQ0,Q1を通る。これらトランジスタは、各入力の
電圧を、VBEに等しい量だけ低下させる。トランジスタ
Q0,Q1は、好ましくは、npnバイポーラ・トラン
ジスタであるが、n形電界効果(すなわち、NFETま
たはNMOS)トランジスタを、代わりに用いることも
できる。トランジスタQ0,Q1は、それぞれ、ゲート
端子(ベース)と、第1および第2の端子(コレクタお
よびエミッタ)とを有している。トランジスタがバイポ
ーラ・トランジスタであるか、電界効果トランジスタで
あるかによって、そのゲート端子,第1端子,第2端子
は、ベース,コレクタ,エミッタ(バイポーラ・トラン
ジスタの場合)、あるいはゲート,ソース,ドレイン
(電界効果トランジスタの場合)を構成することがわか
る。さらに、p形およびn形の電界効果デバイスのソー
スおよびドレインは、多くの場合、互いに逆極性にする
ことができ、第1および第2の端子を、ここでは、トラ
ンジスタのソースまたはドレインのいずれかに関連させ
ることができる。
【0035】トランジスタQ0,Q1の第1の端子は、
電源電圧に接続され、第2の端子は、第1および第2の
トランジスタT4,T5よりなる差動対36のゲート入
力に接続されている。トランジスタT4,T5は、スイ
ッチとして動作し、入力信号A0,A1に応じて、PO
UTまたはMOUTを付勢する。入力信号A0がロー
で、A1がハイならば、POUTはローになり、MOU
Tはハイになり、入力信号A0がハイで、A1がローな
らば、POUTはハイになり、MOUTはローになる。
【0036】トランジスタT4,T5は、第1および第
2の抵抗R0,R1と共通モード抵抗R2とを有する抵
抗回路網38を経てグランドにバイアスされる。共通モ
ード抵抗R2の付加は、出力ドライバの出力の共通モー
ド成分が、出力の電圧スイングとほぼ無関係に制御でき
ることを可能にする。その理由は、トランジスタT4ま
たはT5がターンオンするか否かとは無関係に、抵抗R
2を電流が流れるからである。さらに、抵抗は、一般的
な作製方法を用いて、高制御パラメータで典型的に作製
することができ、したがって共通モード成分に対して正
確な制御を与える。
【0037】他方、抵抗R2が省略されるならば(抵抗
R0,R1がグランドで終端されて)、出力の共通モー
ド成分を増大するのに、追加の電流、したがって電力が
要求される。さらに、より大きな電圧スイングは、追加
の電流を伴い、これによりドライバを通じて伝搬遅延を
増大させる。
【0038】したがって、共通モード抵抗R2の使用
は、電力消費を軽減させ、ドライバ速度を増大させる。
さらに、ドライバ出力を、スイングと、レシーバ52に
適切な共通モード成分とに、より簡単に、調整すること
ができる。さらに、抵抗はグランドに接続されるので、
同じ出力ドライバ構造を、異なる電源電圧で用いること
ができ、多くの場合、レシーバの電源電圧は、出力ドラ
イバの電源電圧に一致する必要はない。
【0039】段32,34を有する2段電流ミラーは、
基準トランジスタT7で、トランジスタT4,T5を流
れる電流を制御する。基準トランジスタT7は、トラン
ジスタT4,T5の第1端子を、電源電圧VDDに接続す
る。電流ミラーの第1の段32は、トランジスタT0を
有しており、その第2の端子は、グランドに接続され、
そのゲートおよび第1の端子は、基準電流信号IREF
を受け取る。また、トランジスタT3の第2の端子は、
グランドに接続され、ゲート端子は、基準電流信号IR
EFを受け取る。トランジスタT3は、好ましくは、ト
ランジスタT0の幅対長さ比(W/L)の3倍の幅対長
さ比を有しており、これにより基準電流信号を、その第
1端子で3倍に拡大する。
【0040】第2の段34は、トランジスタT6および
基準トランジスタT7を有している。トランジスタT
6,T7のゲート端子と、トランジスタT6の第2の端
子は、トランジスタT3の第1の端子に接続され、トラ
ンジスタT6,T7の第1の端子は、電源電圧VDDに接
続されている。トランジスタT7の第2の端子は、トラ
ンジスタT4,T5の第1の端子に接続されている。基
準トランジスタT7は、好ましくは、トランジスタT6
のW/Lの10倍のW/Lを有しており、これにより基
準電流は10倍に拡大し、全体として30倍の拡大にな
る。好適な実施例では、基準電流信号は約0.4mAで
あり、したがって基準トランジスタT7を流れ、ドライ
バから出力される電流は、約12.0mAである。
【0041】第1の段32は、また、1対のトランジス
タT1,T2を有している。これらトランジスタは、ト
ランジスタT3と同様に、それらのゲート端子に基準電
流信号を受け取り、それらの第2の端子を経てグランド
に接続されている。トランジスタT1,T2の第1の端
子は、レベルシフト・トランジスタQ0,Q1の第2の
端子(エミッタ)にそれぞれ接続されている。トランジ
スタT1,T2のW/L′は、好ましくは、トランジス
タT0のそれの約5倍であり、これにより基準電流信号
は5倍に拡大する(好適な実施例では、2.0mAであ
る)。レベルシフト・トランジスタQ0,Q1の第1の
端子での電圧は、トランジスタQ0,Q1によって支配
されている。したがって、トランジスタT1,T2は、
トランジスタQ0,Q1を流れる電流、およびトランジ
スタQ0,Q1の速度を制御するように動作する。
【0042】この構造では、基準電流信号IREFが、
ドライバ30の全速度(すなわち、伝搬遅延またはスキ
ュー)を制御することがわかる。さらに、IREFはま
た、ドライバの出力レベル(電圧スイングおよび共通モ
ード成分)を制御する。さらに、基準電流信号が受け取
られなければ、ドライバの出力はローとなる。したがっ
て、基準電流の倍率および抵抗R0〜R2の選択の適切
な制御によって、ドライバ30の出力特性は、容易かつ
信頼性良く制御される。
【0043】出力ドライバ30では、トランジスタT
0,T1,T2,T3は、好ましくは、n形電界効果ト
ランジスタ(すなわち、NMOSまたはNFET)であ
り、トランジスタT4,T5,T6,T7は、p形電界
効果トランジスタ(すなわち、PMOSまたはPFE
T)である。電界効果トランジスタの使用は、速度を考
慮するには好適であるが、他の種類のトランジスタを、
代わりに用いることもできる。
【0044】あるいはまた、ドライバ30の要素を、図
5の出力ドライバ30′によって示されるように、入れ
替えできる。図5では、ドライバ30の要素に対応する
要素は、同じ番号にダッシュを付して示している。この
構成では、トランジスタT0′,T1′,T2′,T
3′は、電源電圧に接続されたp形電界効果トランジス
タであり、トランジスタT4′,T5′は、抵抗R
0′,R1′,R2′を経て電源にバイアスされたn形
電界効果トランジスタであり、トランジスタT6′,T
7′は、グランドに接続されたn形電界効果トランジス
タである。レベルシフト・トランジスタQ0′,Q1′
は、グランドに接続されたpnpバイポーラ・トランジ
スタであるが、代わりにp形電界効果トランジスタを用
いることもできる。ドライバ30′は、ドライバ30と
ほぼ同様に動作するが、この構成は、電源電圧に対して
大きく依存し、その結果、いくつかのレシーバ整合問題
を生じる。
【0045】図4に戻り、好適な出力ドライバでは、抵
抗R0,R1は100Ω抵抗であるが、抵抗R2は約4
2Ωの値を有している。基準トランジスタT7を流れる
12mAの電流と伝送ライン上の100Ω終端とによっ
て、約0.4Vの電圧スイングおよび約1.1Vの共通
モード成分を生起する。伝送ライン50を流れる電流は
約40mAであり、電力消費は約1.6mWである。伝
送ラインの長さが5メートル以下に制限されると、ドラ
イバ30により得ることのできる速度は、約500MH
z以上である。ドライバ30のこれらの動作特性は、I
EEE LVDS仕様と合致している。ドライバ30の
動作特性を、要求される他の仕様を実現するために、調
整することができることがわかる。
【0046】ドライバ30に与えられる電源電圧V
DDは、好ましくは、約3.0〜3.8Vである。しか
し、本発明に合致した異なる電源電圧を、用いることが
できる。例えば、集積回路チップは、特に、5.0,
3.3,1.8Vの動作電圧で動作するように、通常、
設計される。抵抗回路網38は、トランジスタの差動対
36を、グランドに接続しているので、好適な電源電圧
範囲に対して、同一のドライバ構造を用いることができ
る。
【0047】特定のドライバ構造に応じて、基準電流信
号を用いて、ドライバのスキューまたは出力レベル以外
の、またはこれらに加えて、出力ドライバの多数の動作
パラメータを制御することができる。基準電流によって
少なくとも一部を制御することのできる他の動作パラメ
ータは、特に、出力インピーダンス,ジッタ,立上り時
間,シンメトリを含んでいる。
【0048】前述したように、図3の各ドライバ30
は、図6に詳細に示される基準電流発生器20によって
発生される基準電流信号IREFを受け取る。基準電流
発生器20の主要な目的は、基準電流信号の多数の正確
に制御されたコピーを発生することであるが、発生器2
0は出力イネーブル回路としても動作する。
【0049】発生器20は、一般に、出力イネーブル・
モジュールまたは回路24と、スタートアップ・モジュ
ールまたは回路25と、電源独立電流基準モジュールま
たは回路26と、電流ミラーモジュールまたは回路27
とを有している。電流ミラー回路は、m×n個のPFE
T出力トランジスタのバンクを有している。これらトラ
ンジスタは、TR0.0,TR0.1,...,TR
0.n,TR1.1,...,TR1.n,...,T
Rm.0,TRm.1,...,TRm.nと番号が付
されている。これらは、電流基準信号のm×n個のコピ
ーを与える。
【0050】出力イネーブル・モジュール24は、チッ
プ・ロジック・ブロック12(図3)から1.0kΩ抵
抗R10を経て、アクティブ・ハイPENABLEイネ
ーブル信号を受け取る。次に、このイネーブル信号は、
PFETトランジスタT10,T12とNFETトラン
ジスタT11,T13とを有する1対のインバータ2
1,22によりバッファされ、PFETトランジスタT
16のゲート端子に送られる。PFETトランジスタT
14とNFETトランジスタT15を有する第3のイン
バータ23は、また、バッファード・イネーブル信号を
受け取り、相補(アクティブ・ロー)イネーブル信号
を、NFETトランジスタT20に与える。動作中、P
ENABLEがローならば、ノードAはハイにドライブ
され、ノードBはグランドにプルされる。これにより、
トランジスタT17,T18,T19,T21,T22
をオフし、出力トランジスタTR0.0〜TRm,nの
バンクをディスエーブルする。しかし、PENABLE
がハイならば、トランジスタT16,T20が高インピ
ーダンス状態でオフし、したがってノードA,Bには影
響しない。
【0051】PFETトランジスタT19,T23とN
FETトランジスタT24は、スタートアップ回路25
を形成する。パワーアップすると、ノードCは最初にロ
ーとなり、これはトランジスタT23をターンオンし
て、ノードBをチャージする。ノードBが一旦ハイにな
ると、これはノードAをローにプルし、これによりトラ
ンジスタT19をターンオンする。次に、トランジスタ
T19がターンオンすると、ノードCがハイにプルさ
れ、これによりトランジスタT23をオフし、スタート
アップ・プロセスを終了させる。さらに、この段階で、
ノードAがローに留まると、これは出力トランジスタT
R0.0〜TRm.nをターンオンする。
【0052】PFETトランジスタT17,T18、N
FETトランジスタT21,T22、npnバイポーラ
・トランジスタQ10、抵抗R11は、電源独立電流基
準回路26を形成する。コンデンサC10は、また、ノ
イズ軽減およびループ安定性のために用いられる。
【0053】スタートアップの後、ノイズBはハイにチ
ャージされ、これはトランジスタT22をターンオンす
る。トランジスタQ10は、そのベースをそのコレクタ
に接続して、トランジスタを、コレクタからエミッタへ
一定の電圧降下を有するダイオードとして機能させる。
【0054】トランジスタT17,T18は電流ミラー
を形成し、同一サイズとするのが好ましい。したがっ
て、ノードDおよびEを流れる電流は、同一でなければ
ならない。さらに、トランジスタT21,T22は、好
ましくは、互いに同一サイズであり、したがってノード
DおよびEでの電圧は、また、同一でなければならな
い。ダイオードとして接続されたトランジスタQ10
は、ノードDおよびEの両方での電圧が、トランジスタ
の電圧降下の値、すなわち電源電圧とは実質的に無関係
な値となるように設定する。ノードDでの既知の、電源
独立電圧で、抵抗R11はしたがって、ノードDおよび
Eの両方を流れる電流を制御する。この電流は、また、
電源電圧トランジスタとは実質的に無関係である。
【0055】前述したように、出力トランジスタTR
0.0〜TRm.nは、電流ミラー回路27を形成す
る。各出力トランジスタは、トランジスタT17を有す
る電流ミラーを形成し、ノードDおよびEを流れる電流
の拡大コピーを出力する。
【0056】好適な実施例では、抵抗R11は、約4.
0kΩの値を有している。トランジスタQ10の約0.
8Vの一定電圧降下により、ノードDおよびEを流れる
電流は、約0.2mAである。さらに、各出力トランジ
スタTR0.0〜TRm.nは、トランジスタ17のW
/L比の好適には2倍のW/L比を有し、各出力トラン
ジスタによって出力される基準電流信号のコピーが、ノ
ードDおよびEを流れる電流の2倍になるようにする。
したがって、好適な実施例の電流ミラー回路内の各出力
トランジスタは、約0.4mAの基準電流信号IREF
を発生する。しかし、各出力トランジスタのサイズは、
トランジスタT17に対して変化し、必要ならば異なる
基準電流信号を発生することができる。さらに、異なる
サイズおよび値の要素を用いて、基準電流発生器の出力
を、特定の応用に調整することができる。
【0057】図7に示すように、好適な回路トポロジを
用いて、基準電流発生器20を、基準電流信号のコピー
が注意深く制御されるように、実現する。信号トレース
の大半は、前述したことに関連した信号トレースを除い
て、明瞭にするためこの図から省略した。しかし、集積
回路チップ上の要素のレイアウトおよび作製は、一般に
技術上周知であることがわかる。例えば、Westeら
によるPrinciples of CMOS VLS
I Design: A Systems Persp
ective,Addison−Wesley(198
5)を参照されたい。
【0058】特に、好適な実施例では、出力トランジス
タTR0.0...TRm.nのすべては、集積回路チ
ップ11の同一領域28内に互いに近接して設けられ、
出力トランジスタ間のプロセス変動を最小にし、これに
より出力トランジスタが、互いに信頼性良く追従するこ
とを可能にする。また、トランジスタT17,T18
は、出力トランジスタとして、好ましくは、同一領域2
8内に、特に好ましくは、領域の中央に設けられて、プ
ロセス変動をさらに少なくする。その結果、本発明の好
適な実施例は、基準電流信号の多数の0.4mAコピー
(1%以下だけ互いに変位する)を発生できることがわ
かった。
【0059】本発明の趣旨および範囲から逸脱すること
なく、好適な実施例に種々の変更を加えることができ
る。例えば、グランドではなく電源電圧に基準電流を関
連させる基準電流発生回路を含む、異なる基準電流発生
回路を用いることができる。しかし、電源独立基準電流
を用い、および発生器をグランドに関連させることが好
適である。というのは、基準電流発生器の構成が、電源
の動作電圧に敏感になり、これにより同一の構成を、異
なった電源電圧または動作電圧(例えば、5.0V,
3.3V,または1.8V)に用いることを可能にする
からである。
【0060】さらに、異なる出力ドライバ回路、すなわ
ち差動またはその他の方法を、代わりに用いることがで
きる。しかし、好適な出力ドライバの構成は、その速
度,信頼性,差動出力の共通モードおよび電圧スイング
要素の独立制御の故に、多くの信号伝送システムでの使
用に特に適することがわかった。さらに、グランドへの
バイアスによって、出力ドライバとレシーバとの間の整
合は簡略化され、出力ドライバおよびレシーバは、必ず
しも同一の動作電圧を使用しなければならないわけでは
ない。また、同一の出力ドライバ構成を、好適な基準電
流発生器と共に異なる動作電圧で用いることができる。
【0061】さらなる変形は、当業者には明らかであろ
う。
【0062】まとめとして、本発明の構成に関して以下
の事項を開示する。 (1)(a)基準電流信号を発生し、前記基準電流信号
の複数のコピーを出力する基準電流発生器を備え、
(b)複数の出力ドライバを備え、各出力ドライバは、
前記基準電流信号のコピーを受け取って、前記出力ドラ
イバの動作パラメータを制御し、これにより、前記複数
の出力ドライバが、前記基準電流発生器によって発生さ
れた前記基準電流信号に応じて、互いに集合的に追従す
る、ことを特徴とする装置。 (2)前記基準電流発生器と前記複数の出力ドライバと
が、集積回路チップ内に設けられていることを特徴とす
る上記(1)に記載の装置。 (3)前記集積回路チップは、前記複数の出力ドライバ
により出力される複数の信号を発生するロジック・ブロ
ックをさらに有することを特徴とする上記(2)に記載
の装置。 (4)前記ロジック・ブロックは、前記複数の信号とし
て、共通クロック信号を出力するクロック発生器を有す
ることを特徴とする上記(3)に記載の装置。 (5)前記基準電流発生器は、前記基準電流信号の複数
のコピーを発生する複数の出力トランジスタを有する電
流ミラー・モジュールを備え、前記複数の出力トランジ
スタは、前記集積回路チップの領域内に、互いに近接し
て配置され、これにより、前記集積回路チップ内のプロ
セス変動による前記基準電流信号のコピー間の偏差を最
小にすることを特徴とする上記(2)に記載の装置。 (6)前記基準電流発生器は、電源電圧とは無関係に前
記基準電流信号を発生する電源独立電流基準モジュール
を有し、この電流基準モジュールの少なくとも一部は、
前記複数の出力トランジスタと同じ、前記集積回路チッ
プの領域内に設けられていることを特徴とする上記
(5)に記載の装置。 (7)前記基準電流発生器は、イネーブル入力を有する
出力イネーブル・モジュールをさらに備え、この出力イ
ネーブル・モジュールは、前記電流ミラー・モジュール
の出力を制御し、前記基準電流信号のコピーは、前記複
数の出力ドライバへのイネーブル信号としてさらに動作
して、前記出力ドライバがグループとして制御されるよ
うにすることを特徴とする上記(5)に記載の装置。 (8)前記各出力ドライバが、1対の差動入力信号を受
け取り、1対の差動出力信号を出力する差動出力ドライ
バであり、この出力ドライバは、1対の電力信号をさら
に受け取り、前記出力ドライバは、(a)並列に接続さ
れた第1および第2のトランジスタよりなる差動対を有
し、前記第1および第2のトランジスタの各々は、前記
差動入力信号の1つに関連した入力信号を入力として受
け取り、前記差動出力信号の1つに関連した出力信号を
出力し、(b)前記第1および第2のトランジスタを、
前記電力信号の1つに接続する共通モード抵抗を有し、
(c)前記第1および第2のトランジスタを、前記共通
モード抵抗に接続されない前記電力信号に接続する基準
トランジスタを有し、この基準トランジスタは、前記電
流基準信号のコピーに関連した基準信号を入力として受
け取る、ことを特徴とする上記(1)に記載の装置。 (9)1対の差動入力信号を受け取り、1対の差動出力
信号を出力し、1対の電力信号を受け取るように構成さ
れた差動出力ドライバにおいて、(a)並列に接続され
た第1および第2のトランジスタよりなる差動対を備
え、前記第1および第2のトランジスタの各々は、前記
差動入力信号の1つに関連した入力信号を入力として受
け取り、前記差動出力信号の1つに関連した出力信号を
出力し、(b)前記第1および第2のトランジスタを、
前記電力信号の1つに接続する共通モード抵抗を備え、
この共通モード抵抗により、前記1対の差動出力信号の
電圧スイング成分とは無関係の前記1対の差動出力信号
の共通モード成分を制御する、ことを特徴とする差動出
力ドライバ。 (10)前記共通モード抵抗は、グランドに接続されて
いることを特徴とする上記(9)に記載の差動出力ドラ
イバ。 (11)第1および第2の抵抗をさらに備え、これら第
1および第2の抵抗は、前記第1および第2のトランジ
スタと前記共通モード抵抗との間に、前記第1および第
2のトランジスタと直列にそれぞれ接続されていること
を特徴とする上記(9)に記載の差動出力ドライバ。 (12)電流基準信号を受け取って、前記差動出力ドラ
イバの少なくとも1つの動作パラメータを制御し、前記
第1および第2のトランジスタを、前記共通モード抵抗
に接続されない、前記電力信号に接続する基準トランジ
スタを有し、この基準トランジスタは、前記電流基準信
号に関連した基準信号を入力として受け取る、ことを特
徴とする上記(11)に記載の差動出力ドライバ。 (13)前記基準トランジスタは、電流ミラー内で接続
され、前記電流ミラーは、前記電流基準信号を入力とし
て受け取ることを特徴とする上記(12)に記載の差動
出力ドライバ。 (14)前記電流ミラーは、(a)第3および第4のト
ランジスタよりなる第1の段を有し、この第1の段は、
前記電流基準信号を受け取り、前記電流基準信号の第1
の拡大コピーを出力し、(b)第5のトランジスタと前
記基準トランジスタとよりなる第2の段を有し、前記第
5のトランジスタは、前記電流基準信号の第1の拡大コ
ピーを受け取る、ことを特徴とする請求項12記載の差
動出力ドライバ。 (15)前記第1,第2,第3,第4,第5のトランジ
スタ、および基準トランジスタの各々が、ゲート端子
と、第1および第2の端子とを有し、(a)前記第3お
よび第4のトランジスタのゲート端子、および前記第3
のトランジスタの第1の端子は、前記電流基準信号を受
け取り、(b)前記第3および第4のトランジスタの第
2の端子は、前記共通モード抵抗に接続され、(c)前
記第4のトランジスタの第1の端子は、前記第5のトラ
ンジスタの第2の端子に接続され、および前記第5およ
び基準トランジスタのゲート端子に接続され、(d)前
記第5および基準トランジスタの第1の端子は、前記共
通モード抵抗には接続されない前記電源信号に接続さ
れ、(e)前記基準トランジスタの第2の端子は、前記
第1および第2のトランジスタの第1の端子に接続さ
れ、(f)前記第1および第2のトランジスタの第2の
端子は、前記第1および第2の抵抗にそれぞれ接続され
ている、ことを特徴とする上記(14)に記載の差動出
力ドライバ。 (16)第1および第2のレベルシフト・トランジスタ
をさらに備え、各レベルシフト・トランジスタは、前記
差動入力信号の1つを受け取り、前記第1および第2の
トランジスタの1つのゲート端子に、入力信号を出力す
ることを特徴とする上記(25)に記載の差動出力ドラ
イバ。 (17)第6および第7のトランジスタをさらに備え、
前記第1および第2のレベルシフト・トランジスタ,前
記第6および第7のトランジスタは、ゲート端子と第1
および第2の端子とをそれぞれ有し、(a)前記第1お
よび第2のレベルシフト・トランジスタのゲート端子の
各々は、前記差動入力信号の1つを受け取り、(b)前
記第1および第2のレベルシフト・トランジスタの第1
の端子は、前記共通モード抵抗には接続されない前記電
源信号に接続され、(c)前記第1および第2のレベル
シフト・トランジスタの第2の端子は、前記第1および
第2のトランジスタのゲート端子にそれぞれ接続され、
(d)前記第6および第7のトランジスタのゲート端子
は、前記電流基準信号を受け取り、(e)前記第6およ
び第7のトランジスタの第2の端子は、前記共通モード
抵抗に接続された前記電力信号に接続され、(f)前記
第6および第7のトランジスタの第1の端子は、前記第
1および第2のトランジスタのゲート端子にそれぞれ接
続されている、ことを特徴とする上記(16)に記載の
差動出力ドライバ。 (18)前記共通モード抵抗は、グランドに接続され、
前記基準トランジスタは、電源電圧に接続され、前記第
1,第2,第5のトランジスタおよび基準トランジスタ
は、p形電界効果トランジスタ(PFET)であり、前
記第3,第4,第6,第7のトランジスタは、n形電界
効果トランジスタ(NFET)であることを特徴とする
上記(17)に記載の差動出力ドライバ。 (19)前記第1および第2のレベルシフト・トランジ
スタは、npnバイポーラ・トランジスタであることを
特徴とする上記(18)に記載の差動出力ドライバ。 (20)前記共通モード抵抗は、電源電圧に接続され、
前記基準トランジスタは、グランドに接続され、前記第
1,第2,第5のトランジスタおよび基準トランジスタ
は、n形電界効果トランジスタ(NFET)であり、前
記第3,第4,第6,第7のトランジスタは、p形電界
効果トランジスタ(PFET)であることを特徴とする
上記(17)に記載の差動出力ドライバ。 (21)互いに相互接続された複数のノードを備え、こ
れらノード間で信号を伝送する信号伝送システムにおい
て、各ノードは、(a)複数の出力信号を発生する信号
発生器を備え、(b)基準電流信号を発生し、前記基準
電流信号の複数のコピーを出力する基準電流発生器を備
え、(c)複数の出力ドライバを備え、各出力ドライバ
は、前記信号発生器からの出力信号を受け取り、この出
力信号を、前記信号伝送システムにおける他のノードに
伝送し、各出力ドライバは、前記基準電流発生器からの
基準電流信号のコピーをさらに受け取り、前記出力ドラ
イバの動作パラメータを制御する、ことを特徴とする信
号伝送システム。 (22)前記基準電流信号が、前記各出力ドライバの伝
搬遅延を制御することを特徴とする上記(21)に記載
の信号伝送システム。 (23)前記信号発生器は、前記複数の出力ドライバに
クロック信号を出力するクロック発生器を有し、前記複
数の出力ドライバは、互いにほぼ整列したクロック信号
を出力することを特徴とする上記(22)に記載の信号
伝送システム。 (24)前記複数の出力ドライバのうちの少なくとも2
つが、前記信号伝送システムにおける同一ノード内のレ
シーバに接続され、前記2つの出力ドライバから出力さ
れる出力信号が、互いにほぼ整列していることを特徴と
する上記(22)に記載の信号伝送システム。 (25)各出力ドライバが、1対の差動入力信号を受け
取り、1対の差動出力信号を出力する差動出力ドライバ
であり、この差動出力ドライバは、(a)並列に接続さ
れた第1および第2のトランジスタよりなる差動対を有
し、前記第1および第2のトランジスタの各々は、前記
差動入力信号の1つに関連した入力信号を入力として受
け取り、前記差動出力信号の1つに関連した出力信号を
出力し、(b)前記第1および第2のトランジスタを、
グランドに接続する共通モード抵抗を有し、(c)前記
第1および第2のトランジスタを、電源電圧に接続する
基準トランジスタを有し、この基準トランジスタは、前
記基準電流信号のコピーに関連した基準信号を入力とし
て受け取る、ことを特徴とする上記(21)に記載の信
号伝送システム。 (26)前記複数のノードは、第1および第2のノード
を有し、前記第1のノードにおける出力ドライバの1つ
は、前記第2のノードにおけるレシーバに接続され、前
記第1および第2のノードは、差動電源電圧によって付
勢されることを特徴とする上記(25)に記載の信号伝
送システム。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理に合致した第1の好適な信号伝送
システムの機能ブロック図であり、複数のI/O装置
が、コントローラからのクロック信号のような共通信号
を有している。
【図2】本発明の原理に合致した第2の好適な信号伝送
システムの機能ブロック図であり、複数のネットワーク
・ノードが多数の信号を用いて互いに通信している。
【図3】図1および図2の信号伝送システムのいずれか
のノードに用いられる、本発明の原理に合致した集積回
路チップの機能ブロック図である。
【図4】図3のチップの出力ドライバの1つの回路図で
ある。
【図5】図4の出力ドライバとは別の出力ドライバの回
路図である。
【図6】図3の基準電流発生器の回路図である。
【図7】図6の基準電流発生器の一部の好適な要素配列
を示す機能ブロック図である。
【符号の説明】
2,5 信号伝送システム 3 4 I/O装置 6,8,10′ ノード 9 伝送ライン 10 コントローラ 11 集積回路チップ 12 チップ・ロジック 20 基準電流発生器 21,22,23 インバータ 24 出力イネーブル・モジュール 25 スタートアップ・モジュール 26 電流基準モジュール 27 電流ミラー・モジュール 30,30′ 出力ドライバ 32 36 トランジスタ差動対 38 抵抗回路網 50 撚り線伝送ライン 52 レシーバ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジェイムス・フランシス・ミコス アメリカ合衆国 55901 ミネソタ州 ロ チェスターフォーティナイン ワンセカン ド ストリート エヌ ダブリュ 1908 (72)発明者 デヴィッド・ロウレンス・ピース アメリカ合衆国 55904 ミネソタ州 ロ チェスターエイト ワンセカンド アヴェ ニュー エス イー 1668 (72)発明者 ジェイムス・デヴィッド・ストロム アメリカ合衆国 55906 ミネソタ州 ロ チェスターヴィオラ ハイツ レーン エ ヌ イー 1813

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)基準電流信号を発生し、前記基準電
    流信号の複数のコピーを出力する基準電流発生器を備
    え、 (b)複数の出力ドライバを備え、各出力ドライバは、
    前記基準電流信号のコピーを受け取って、前記出力ドラ
    イバの動作パラメータを制御し、これにより、前記複数
    の出力ドライバが、前記基準電流発生器によって発生さ
    れた前記基準電流信号に応じて、互いに集合的に追従す
    る、ことを特徴とする装置。
  2. 【請求項2】前記基準電流発生器と前記複数の出力ドラ
    イバとが、集積回路チップ内に設けられていることを特
    徴とする請求項1記載の装置。
  3. 【請求項3】前記集積回路チップは、前記複数の出力ド
    ライバにより出力される複数の信号を発生するロジック
    ・ブロックをさらに有することを特徴とする請求項2記
    載の装置。
  4. 【請求項4】前記ロジック・ブロックは、前記複数の信
    号として、共通クロック信号を出力するクロック発生器
    を有することを特徴とする請求項3記載の装置。
  5. 【請求項5】前記基準電流発生器は、前記基準電流信号
    の複数のコピーを発生する複数の出力トランジスタを有
    する電流ミラー・モジュールを備え、前記複数の出力ト
    ランジスタは、前記集積回路チップの領域内に、互いに
    近接して配置され、これにより、前記集積回路チップ内
    のプロセス変動による前記基準電流信号のコピー間の偏
    差を最小にすることを特徴とする請求項2記載の装置。
  6. 【請求項6】前記基準電流発生器は、電源電圧とは無関
    係に前記基準電流信号を発生する電源独立電流基準モジ
    ュールを有し、この電流基準モジュールの少なくとも一
    部は、前記複数の出力トランジスタと同じ、前記集積回
    路チップの領域内に設けられていることを特徴とする請
    求項5記載の装置。
  7. 【請求項7】前記基準電流発生器は、イネーブル入力を
    有する出力イネーブル・モジュールをさらに備え、この
    出力イネーブル・モジュールは、前記電流ミラー・モジ
    ュールの出力を制御し、前記基準電流信号のコピーは、
    前記複数の出力ドライバへのイネーブル信号としてさら
    に動作して、前記出力ドライバがグループとして制御さ
    れるようにすることを特徴とする請求項5記載の装置。
  8. 【請求項8】前記各出力ドライバが、1対の差動入力信
    号を受け取り、1対の差動出力信号を出力する差動出力
    ドライバであり、この出力ドライバは、1対の電力信号
    をさらに受け取り、前記出力ドライバは、 (a)並列に接続された第1および第2のトランジスタ
    よりなる差動対を有し、前記第1および第2のトランジ
    スタの各々は、前記差動入力信号の1つに関連した入力
    信号を入力として受け取り、前記差動出力信号の1つに
    関連した出力信号を出力し、 (b)前記第1および第2のトランジスタを、前記電力
    信号の1つに接続する共通モード抵抗を有し、 (c)前記第1および第2のトランジスタを、前記共通
    モード抵抗に接続されない前記電力信号に接続する基準
    トランジスタを有し、この基準トランジスタは、前記電
    流基準信号のコピーに関連した基準信号を入力として受
    け取る、ことを特徴とする請求項1記載の装置。
  9. 【請求項9】1対の差動入力信号を受け取り、1対の差
    動出力信号を出力し、1対の電力信号を受け取るように
    構成された差動出力ドライバにおいて、 (a)並列に接続された第1および第2のトランジスタ
    よりなる差動対を備え、前記第1および第2のトランジ
    スタの各々は、前記差動入力信号の1つに関連した入力
    信号を入力として受け取り、前記差動出力信号の1つに
    関連した出力信号を出力し、 (b)前記第1および第2のトランジスタを、前記電力
    信号の1つに接続する共通モード抵抗を備え、この共通
    モード抵抗により、前記1対の差動出力信号の電圧スイ
    ング成分とは無関係の前記1対の差動出力信号の共通モ
    ード成分を制御する、ことを特徴とする差動出力ドライ
    バ。
  10. 【請求項10】前記共通モード抵抗は、グランドに接続
    されていることを特徴とする請求項9記載の差動出力ド
    ライバ。
  11. 【請求項11】第1および第2の抵抗をさらに備え、こ
    れら第1および第2の抵抗は、前記第1および第2のト
    ランジスタと前記共通モード抵抗との間に、前記第1お
    よび第2のトランジスタと直列にそれぞれ接続されてい
    ることを特徴とする請求項9記載の差動出力ドライバ。
  12. 【請求項12】電流基準信号を受け取って、前記差動出
    力ドライバの少なくとも1つの動作パラメータを制御
    し、前記第1および第2のトランジスタを、前記共通モ
    ード抵抗に接続されない、前記電力信号に接続する基準
    トランジスタを有し、この基準トランジスタは、前記電
    流基準信号に関連した基準信号を入力として受け取る、
    ことを特徴とする請求項11記載の差動出力ドライバ。
  13. 【請求項13】前記基準トランジスタは、電流ミラー内
    で接続され、前記電流ミラーは、前記電流基準信号を入
    力として受け取ることを特徴とする請求項12記載の差
    動出力ドライバ。
  14. 【請求項14】前記電流ミラーは、 (a)第3および第4のトランジスタよりなる第1の段
    を有し、この第1の段は、前記電流基準信号を受け取
    り、前記電流基準信号の第1の拡大コピーを出力し、 (b)第5のトランジスタと前記基準トランジスタとよ
    りなる第2の段を有し、前記第5のトランジスタは、前
    記電流基準信号の第1の拡大コピーを受け取る、ことを
    特徴とする請求項12記載の差動出力ドライバ。
  15. 【請求項15】前記第1,第2,第3,第4,第5のト
    ランジスタ、および基準トランジスタの各々が、ゲート
    端子と、第1および第2の端子とを有し、 (a)前記第3および第4のトランジスタのゲート端
    子、および前記第3のトランジスタの第1の端子は、前
    記電流基準信号を受け取り、 (b)前記第3および第4のトランジスタの第2の端子
    は、前記共通モード抵抗に接続され、 (c)前記第4のトランジスタの第1の端子は、前記第
    5のトランジスタの第2の端子に接続され、および前記
    第5および基準トランジスタのゲート端子に接続され、 (d)前記第5および基準トランジスタの第1の端子
    は、前記共通モード抵抗には接続されない前記電源信号
    に接続され、 (e)前記基準トランジスタの第2の端子は、前記第1
    および第2のトランジスタの第1の端子に接続され、 (f)前記第1および第2のトランジスタの第2の端子
    は、前記第1および第2の抵抗にそれぞれ接続されてい
    る、ことを特徴とする請求項14記載の差動出力ドライ
    バ。
  16. 【請求項16】第1および第2のレベルシフト・トラン
    ジスタをさらに備え、各レベルシフト・トランジスタ
    は、前記差動入力信号の1つを受け取り、前記第1およ
    び第2のトランジスタの1つのゲート端子に、入力信号
    を出力することを特徴とする請求項25記載の差動出力
    ドライバ。
  17. 【請求項17】第6および第7のトランジスタをさらに
    備え、前記第1および第2のレベルシフト・トランジス
    タ,前記第6および第7のトランジスタは、ゲート端子
    と第1および第2の端子とをそれぞれ有し、 (a)前記第1および第2のレベルシフト・トランジス
    タのゲート端子の各々は、前記差動入力信号の1つを受
    け取り、 (b)前記第1および第2のレベルシフト・トランジス
    タの第1の端子は、前記共通モード抵抗には接続されな
    い前記電源信号に接続され、 (c)前記第1および第2のレベルシフト・トランジス
    タの第2の端子は、前記第1および第2のトランジスタ
    のゲート端子にそれぞれ接続され、 (d)前記第6および第7のトランジスタのゲート端子
    は、前記電流基準信号を受け取り、 (e)前記第6および第7のトランジスタの第2の端子
    は、前記共通モード抵抗に接続された前記電力信号に接
    続され、 (f)前記第6および第7のトランジスタの第1の端子
    は、前記第1および第2のトランジスタのゲート端子に
    それぞれ接続されている、ことを特徴とする請求項16
    記載の差動出力ドライバ。
  18. 【請求項18】前記共通モード抵抗は、グランドに接続
    され、前記基準トランジスタは、電源電圧に接続され、
    前記第1,第2,第5のトランジスタおよび基準トラン
    ジスタは、p形電界効果トランジスタ(PFET)であ
    り、前記第3,第4,第6,第7のトランジスタは、n
    形電界効果トランジスタ(NFET)であることを特徴
    とする請求項17記載の差動出力ドライバ。
  19. 【請求項19】前記第1および第2のレベルシフト・ト
    ランジスタは、npnバイポーラ・トランジスタである
    ことを特徴とする請求項18記載の差動出力ドライバ。
  20. 【請求項20】前記共通モード抵抗は、電源電圧に接続
    され、前記基準トランジスタは、グランドに接続され、
    前記第1,第2,第5のトランジスタおよび基準トラン
    ジスタは、n形電界効果トランジスタ(NFET)であ
    り、前記第3,第4,第6,第7のトランジスタは、p
    形電界効果トランジスタ(PFET)であることを特徴
    とする請求項17記載の差動出力ドライバ。
  21. 【請求項21】互いに相互接続された複数のノードを備
    え、これらノード間で信号を伝送する信号伝送システム
    において、 各ノードは、 (a)複数の出力信号を発生する信号発生器を備え、 (b)基準電流信号を発生し、前記基準電流信号の複数
    のコピーを出力する基準電流発生器を備え、 (c)複数の出力ドライバを備え、各出力ドライバは、
    前記信号発生器からの出力信号を受け取り、この出力信
    号を、前記信号伝送システムにおける他のノードに伝送
    し、各出力ドライバは、前記基準電流発生器からの基準
    電流信号のコピーをさらに受け取り、前記出力ドライバ
    の動作パラメータを制御する、ことを特徴とする信号伝
    送システム。
  22. 【請求項22】前記基準電流信号が、前記各出力ドライ
    バの伝搬遅延を制御することを特徴とする請求項21記
    載の信号伝送システム。
  23. 【請求項23】前記信号発生器は、前記複数の出力ドラ
    イバにクロック信号を出力するクロック発生器を有し、
    前記複数の出力ドライバは、互いにほぼ整列したクロッ
    ク信号を出力することを特徴とする請求項22記載の信
    号伝送システム。
  24. 【請求項24】前記複数の出力ドライバのうちの少なく
    とも2つが、前記信号伝送システムにおける同一ノード
    内のレシーバに接続され、前記2つの出力ドライバから
    出力される出力信号が、互いにほぼ整列していることを
    特徴とする請求項22記載の信号伝送システム。
  25. 【請求項25】各出力ドライバが、1対の差動入力信号
    を受け取り、1対の差動出力信号を出力する差動出力ド
    ライバであり、この差動出力ドライバは、 (a)並列に接続された第1および第2のトランジスタ
    よりなる差動対を有し、前記第1および第2のトランジ
    スタの各々は、前記差動入力信号の1つに関連した入力
    信号を入力として受け取り、前記差動出力信号の1つに
    関連した出力信号を出力し、 (b)前記第1および第2のトランジスタを、グランド
    に接続する共通モード抵抗を有し、 (c)前記第1および第2のトランジスタを、電源電圧
    に接続する基準トランジスタを有し、この基準トランジ
    スタは、前記基準電流信号のコピーに関連した基準信号
    を入力として受け取る、ことを特徴とする請求項21記
    載の信号伝送システム。
  26. 【請求項26】前記複数のノードは、第1および第2の
    ノードを有し、前記第1のノードにおける出力ドライバ
    の1つは、前記第2のノードにおけるレシーバに接続さ
    れ、前記第1および第2のノードは、差動電源電圧によ
    って付勢されることを特徴とする請求項25記載の信号
    伝送システム。
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