JP2000252813A - 低電圧差動信号方式受信機用出力バッファ - Google Patents

低電圧差動信号方式受信機用出力バッファ

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JP2000252813A
JP2000252813A JP2000037580A JP2000037580A JP2000252813A JP 2000252813 A JP2000252813 A JP 2000252813A JP 2000037580 A JP2000037580 A JP 2000037580A JP 2000037580 A JP2000037580 A JP 2000037580A JP 2000252813 A JP2000252813 A JP 2000252813A
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ダブリュー モーガン マーク
Fernando D Carvajal
ディー カルヴァジャル フェルナンド
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    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K19/00Logic circuits, i.e. having at least two inputs acting on one output; Inverting circuits
    • H03K19/003Modifications for increasing the reliability for protection
    • H03K19/00315Modifications for increasing the reliability for protection in field-effect transistor circuits

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バス電圧が電源参照電圧を越えた時に、集積
回路の破壊を防ぐ保護回路及び出力ノードを有する3状
態CMOS出力バッファを提供する。 【解決手段】 ハーフパス回路224は、出力ノードに
印加される出力電圧が供給電圧を越えると出力電圧が最
終出力段を通って出力バッファ200を破壊させるのを
ブロックする。保護回路は、クランピング回路210、
スイッチング回路212、及びバックゲートバイアス回
路206を使用して、出力バッファ内のバイアスされた
トランジスタのソース/バルク接合を通る出力ノードO
UTと電源参照電圧Vccとの間の漏洩通路を閉塞する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般的には高速応
用における出力バッファの分野に関する。詳述すれば、
本発明は、受信機がその供給電圧より高い電圧レベルに
曝された時に破壊されないように動作可能な3.3V低電
圧信号方式受信機の出力バッファ内の回路に関する。
【0002】
【従来の技術】オフィス及び家庭における消費者は、よ
り一層写実的な視覚情報を要望しつつある。彼らの要望
によって、ビデオ、3Dグラフィックス、及びカメラか
らのフォトリアリスティックイメージデータを、ホーム
セットトップボックス及びディジタルビデオカムレコー
ダへのローカルアクセスネットワーク、電話回線、及び
衛星システムを通して、パーソナルコンピュータ及びプ
リンタへ移動させる必要性がもたらされつつある。低電
圧差動信号方式(LVDS)は、パーソナルコンピュー
ティング、遠隔通信、及び消費者/商用エレクトロニク
スの領域におけるさまざまな応用における消費者のこの
要望に1つの解決方法を与える。これは、この高速ディ
ジタルデータを、印刷回路基板上で及びファイバまたは
衛星ネットワークを通して、極めて短い距離及び極めて
長い距離を移動させるための安価で、極めて高性能な解
決方法である。差動信号技術は、スウィングが小さいの
で、毎秒数百メガビット( Mbps )で単一チャンネルデ
ータ伝送を可能にする。更にスウィングが小さく、且つ
電流モードであるために、ドライバ出力が発生する雑音
はFCC/CISPR EMI要件に合致するように低
く、またドライバ出力の電力消費は広い周波数にわたっ
て極めて小さい。
【0003】2つの標準化機構の下にLVDS規格が存
在している。即ち、スケーラブルコヒーレントインタフ
ェース規格(SCI−LVDS)と、米国規格協会/米
国通信工業会/米国電子工業会規格(ANSI/TIA
/EIA)とである。より広範な規格を促進するため
に、これらの規格は特定のプロセス技術、媒体、または
電源電圧を定義していない。これは、5Vから3.3Vま
で、及び3V以下まで広がる電源を用い、PCBまたは
ケーブルを通して伝送し、それによって広範囲な応用に
役立たせるために、LVDSをCMOS、GaAsその
他の適用可能な技術で実現できることを意味している。
即ち、LVDSドライバ及び受信機が5Vのような特定
の電源にとらわれないことが、LVDSの貴重な特性で
ある。従って、LVDSは、3.3V(または2.5Vでさえ
も)のような低い供給電圧への移行が容易であるにも拘
わらず、同一の信号レベル及び性能を維持する。
【0004】電源仕様には無関係であるというドライバ
及び受信機のこの貴重な特性は、いろいろな電圧を使用
する幾つかの受信機がLVDS応用内に組み入れられ、
それらが1つのバスにアクセス可能である場合には問題
を提起するという欠陥を有している。このような場合を
図1に示してある。図1において、3.3VのLVDS受
信機16及び5VのLVDS受信機22は、遠隔通信ル
ーター10のようなLVDS応用内の同一バス24を使
用している。上述したように、LVDS技術規格は特定
の電源電圧を要求していないので、各受信機16及び2
2の電源は2.5V、3.3V、または5Vの何れかのどのよ
うな組合わせでもあり得る。ルーター10は、2つのス
イッチ(図示してない)のドライバ12及び18から2
つの信号を受信する。両LVDSドライバ12及び18
は、2つのそれぞれのLVDSバス14及び20に結合
されている。各LVDSバス14及び20の反対端に
は、LVDS受信機16及び22がそれぞれのバス14
及び20に結合されている。第1の受信機16は3.3V
電源を有しており、第2の受信機22は5Vの電源を有
している。各LVDS受信機16及び22はルーター1
0内のバス24に結合され、バス24に取付けられてい
る負荷を駆動する電流を生成する。この特定例の場合に
は、負荷はマイクロプロセッサ26である。動作中、一
方の受信機がバス24にアクセスした場合には、他方は
高インピーダンスモードになってそれ自体をバス24か
ら切り離す。従って、各受信機16及び22がバス24
を使用する場合、その電源はバス24を充電する。例え
ば、5V受信機22がバス24へのアクセスを得た場合
には、その出力バッファ(図示してない)はバス24を
接地電位から5Vまで駆動する。電源が3.3Vである第
1の受信機16は高インピーダンスモード中、受信機1
6の内部回路に漏洩電流を流入させないように、5Vに
曝されても耐えることができなければならない。要約す
れば、バスから受信機へ漏洩電流が流入しないようにす
るためには、バス上の全ての出力バッファは、少なくと
もバス上の何れかの受信機の最高供給電圧に等しい電圧
に曝されても耐えることができなければならない。
【0005】高い電源電圧に曝されることによる破壊を
防ぐ1つのアプローチは、厚い酸化物5Vトランジスタ
を使用して3.3VのLVDS受信機16の出力バッファ
を設計することである。400 Mbps応用のようなLVDS
高速応用は、高速の、混合された信号設計に適する製造
プロセスを使用する。それにも拘わらず、高速ディジタ
ルデータに適する製造プロセスで厚い酸化物トランジス
タを実現することは受信機の速度に対して負の効果を有
している。従って厚い酸化物トランジスタでの実施は、
受容できる解決方法ではない。
【0006】図2に示すように、Davisの米国特許第5,4
55,732号には保護回路を有する3状態出力バッファ回路
が開示されている。Davisは、バッファがその高インピ
ーダンス状態にある時にバスから印加される電圧による
電力レールの破壊に対する内蔵保護を提供している。詳
述すれば、この回路は、出力トランジスタのバルクのバ
イアスを調整するために、そしてそれによって出力トラ
ンジスタのソース/バルク接合を介して出力ノードと電
力レールとの間に漏洩通路が発生するのを防ぐために使
用することができる擬似電力レールを使用している。出
力プルダウントランジスタであるNMOSトランジスタ
QN80は、プルダウントランジスタドライバトランジ
スタQN60によって駆動される。トランジスタQN7
0は、プルダウントランジスタ不能化トランジスタ(デ
ィスエーブラ)である。トランジスタQP10のゲート
は、入力INに結合されている。QN10がQP10と
直列に結合されている。QN50がQN10と直列に結
合されている。QP20、QN20、QN40、QP5
0、及びQN70は、この順番に全て直列に結合されて
いる。不能化信号EBはトランジスタQP50及びQN
70の入力に印加され、一方可能化信号Eはトランジス
タQP20、QP30、及びQN50に印加される。Q
P30のソースは、回路「リンク+」に結合されてい
る。リンク+の機能は、電力レールの電圧が、QP30
及びリンク+に共通のノードに結合されている擬似レー
ルPVCCの電圧よりも高い場合に限って高電位電力レー
ルを可能化し、PVCCをVCCに結合させるように付勢す
ることである。QP30のドレインに結合されているプ
ルアップトランジスタQP40は、比較回路「比較」に
結合されている。トランジスタQP40とQN80とに
共通のノードから引出されている出力信号リードOUT
は、比較回路「比較」に結合されている。
【0007】しかしながら、この設計には低ターンオン
しきい値電圧トランジスタQN10、QN20、及びQ
N40が組込まれており、これらが設計の複雑さ、従っ
てコストを増加させている。更に、出力バッファが高イ
ンピーダンスモードにあってバスから不能化されている
時に、QP40のゲートに印加される電圧はVCC−約0.
4乃至0.5Vのしきい値電圧である。従って出力リードO
UT上の電圧がVCCよりも高い時に、このトランジスタ
QP40を通る漏洩電流が存在する。故に、この設計は
漏洩電流を完全に排除してはいない。更に、QP10は
厚い酸化物トランジスタである必要があり、不幸にもこ
れは受信機の速度に負の効果を有しており、従って高速
の、混合された信号設計に適する製造プロセスを使用す
る400 Mbps応用のような高速応用にとって受容できる解
決方法ではない。
【0008】図3は、LVDS受信機内に出力バッファ
を実現する第3の設計アプローチを示しており、第1及
び第2のショットキーダイオードS1及びS2を使用し
て電流が出力バッファ内に流入するのを防いでいる。出
力バッファ100は、ダイオードS1及びS2の他に、
複数のpチャンネルトランジスタQP100、QP10
2、及びQP104、nチャンネルトランジスタQN1
00、及び電流源I1を含んでいる。トランジスタQP
100は、第1の電源レールVCCに結合されているソー
スと、入力ノードINに結合されているゲートと、第1
のダイオードに結合されているドレインと、バックゲー
トとを有している。第1のショットキーダイオードS1
は、トランジスタQP100と電流源I1との間に結合
されている。トランジスタQP104のゲートは、電源
レールVCCに結合されている。トランジスタQP102
のゲートは、トランジスタQP104のソースと、ショ
ットキーダイオードS1及び電流源I1に共通のノード
とに結合されている。第2のショットキーダイオードS
2は、第1の電源レールVCCと、トランジスタQP10
0、QP102、及びQP104のバックゲートとの間
に結合され、出力を駆動するようになっている。出力ノ
ードOUT、及びトランジスタQP102及びQP10
4のドレインは、トランジスタQN100のドレインに
接続されている。トランジスタQN100のゲートは入
力ノードINに結合され、バックゲート及びソースは第
2の電源レールGNDに結合されている。
【0009】動作中、出力ノードOUTに結合されてい
るバスに印加される電圧が電源参照電圧VCCよりも高い
時には、pチャンネルトランジスタQP104がターン
オンする。相応してpチャンネルトランジスタQP10
2がターンオフし、電流が第1の電源レールVCCに流入
するのを防ぐ。トランジスタQP100、QP102、
及びQP104のバックゲート寄生ダイオードが第1の
電源レールVCCへ電流を流入させてしまうのを防ぐため
に、ショットキーダイオードS2を使用して出力ノード
OUTから第1の電源レールVCCまでのこの通路をブロ
ックしている。更に、ショットキーダイオードS1が、
トランジスタQP100及び受信機内の残余の回路を破
壊させる電圧をブロックしている。ダイオードS1は、
電流が電源レールVCCへ流入するのをも防いでいる。不
幸にも、LVDSのための多くの製造プロセスはショッ
トキーダイオードを実現する段階を含んでおらず、従っ
てこのアプローチは実現不能である。ショットキーダイ
オードを実現する段階を含む製造プロセスは、典型的
に、コストが高騰し、ダイス面積が増大し、そしてプロ
セスの複雑さが増加する傾向がある。
【0010】Lentiniらの米国特許第5,852,383号には、
保護回路を有する3状態CMOS出力バッファ回路が開
示されている。図4はその出力バッファ150を示して
おり、この出力バッファ150のプルアップトランジス
タのバルク電極は、あるライン(その電圧は、常に、集
積回路の供給電圧と外部バスの電圧との間で最高であ
る)に結合されている。バッファ150は、インバータ
7、NORゲート5、NANDゲート3、補助回路9、
プルアップトランジスタM15、及びプルダウントラン
ジスタM16を含んでいる。プルアップトランジスタM
15のバルク電極は、スイッチ可能なバルクライン2に
接続されている。補助回路9は、出力ノードOの電圧が
供給電圧VDDよりも高くない限り、スイッチ可能なバル
クライン2を供給電圧VDDに接続させ続ける。NAND
ゲート3は、出力ノードの電圧が供給電圧を超えると出
力ノードの電圧をスイッチ可能なバルクラインに転送す
る回路を含んでいる。しかしながらこの設計は、5Vよ
りも高い電圧が外部バスに印加された時には集積回路に
重大な破壊をもたらす。高インピーダンスモードにある
時には、可能化/不能化信号Eは低である。可能化信号
はトランジスタM11のゲートに印加されるから、この
ゲートには0Vが印加されることになる。仮にもし、出
力バッファ150が高インピーダンスモードにある時に
外部バスに5Vよりも高い電圧が印加されれば、この同
じ電圧がM11のソースに印加されることになる。従っ
て、トランジスタM11のゲート・ソース間電圧は5V
よりも高くなる。特にゲート電圧が5Vを越えることが
できないようなプロセスでは、M11に応力が加わって
破壊するようになる。たとえこの設計が漏洩電流を排除
するとしても、この設計が高電圧から集積回路を保護す
ることはなく、従って、破壊を生ずる恐れがある。
【0011】結論すれば、集積回路の破壊を防ぎ、また
漏洩電流の通電を防ぐために3Vトランジスタ及び回路
技術を使用する既存設計は存在している。しかしなが
ら、これらの技術はLVDS応用にとって低速過ぎる
か、またはプロセスにコスト及び複雑さが付加されるた
めに殆どのLVDS製造プロセスには使用不能な成分を
使用している。従って、出力バッファの電源電圧よりも
高いバス電圧に曝されても受信機の内部回路の破壊を防
ぐような、LVDS受信機の出力バッファ設計に対する
要望が存在している。
【0012】
【発明の概要】本発明によるLVDS受信機の3状態C
MOS出力バッファは、共通バス上のLVDS受信機の
供給電圧よりも高い電圧に曝されても受信機の内部回路
の電圧破壊及び漏洩電流を防ぐ能力を有している。本出
力バッファは、最終出力段、ハーフパス回路、制御回
路、インバータ、クランピング回路、及びスイッチング
回路を含んでいる。最終出力段は、第1のプルアップト
ランジスタ、クランピングトランジスタ、及びプルダウ
ントランジスタを含み、これらは電圧供給と接地との間
に直列に接続されている。第1のプルアップトランジス
タ及びクランピングトランジスタに共通のノードが出力
ノードを形成している。ハーフパス回路は、最終増幅器
段に結合されていて、出力ノードに印加された出力電圧
が供給電圧を超えた時に、出力電圧が伝播するのをブロ
ックして出力バッファの破壊を防ぐ。
【0013】制御回路は、ハーフパス回路に結合されて
いる。制御回路には、入力データ信号、最終出力段を活
動化及び非活動化するための可能化/不能化信号及び相
補可能化/不能化信号が供給される。インバータは、制
御回路に結合されている。クランピング回路は、インバ
ータと最終出力段とに結合され、出力バッファが可能化
され且つ入力信号が高である時と、出力バッファが不能
化されている時には、プルアップトランジスタを完全に
ターンオフさせる。
【0014】スイッチング回路は、ハーフパス回路、ク
ランピング回路、及びプルアップトランジスタに接続さ
れている。スイッチング回路は、出力バッファが不能化
されている時に、ハーフパス回路及びプルアップトラン
ジスタがターンオフする前にクランピング回路をターン
オフさせ、バッファの出力ノードに印加された電圧が供
給電圧を超えた時に、この出力ノードに印加された電圧
から出力バッファ及び電源レールを保護する。バックゲ
ートバイアス回路は、プルアップトランジスタのバック
ゲート、クランピング回路、及びスイッチング回路に結
合されている。バックゲートバイアス回路は、出力ノー
ドが供給電圧よりも高くなければ供給電圧を供給する。
バックゲートバイアス回路は、出力ノードが供給電圧よ
りも高い場合には、結合されているトランジスタのバッ
クゲートに出力電圧を供給する。
【0015】本発明の技術的長所は、バス上に供給され
る電圧がその電源よりも高い場合に破壊を防ぐことであ
る。これは、LVDS応用におけるLVDS受信機の信
頼性及び柔軟性を増加させる。またこれは、LVDS受
信機を近代的な応用の要求にも両立可能ならしめる。
【0016】本発明及びその長所をより完全に理解する
ために、以下に添付図面に基づいて本発明の実施の形態
を詳細に説明する。添付図面においては、同一の成分に
対しては同一の参照番号を付してある。
【0017】
【実施の形態の説明】普通の3状態CMOS出力バッフ
ァはCMOS最終駆動段を含んでいる。この最終駆動段
自体は、電圧供給ラインVCCと共通接地(GND)との
間に直列に接続されているpチャンネルMOSFET
(プルアップ)及びnチャンネルMOSFET(プルダ
ウン)を含んでいる。回路は更に、CMOS最終駆動段
を活動化させるための制御回路を含み、この制御回路は
入力信号と可能化/不能化信号とを混合し、最終段の両
MOSFETをオフにする3状態(または、高インピー
ダンス)モードで活動化させる。制御回路は、その最も
簡易な形状では、NANDゲート及びNORゲートを含
む。NANDゲートの入力には入力データ信号及び可能
化/不能化信号が印加され、その出力はpチャンネルプ
ルアップのゲートを駆動する。NORゲートの入力には
入力データ信号及び可能化/不能化信号が印加され、そ
の出力はnチャンネルプルダウンのゲートを駆動する。
【0018】図5は、本発明による出力バッファ200
の実施の形態を示している。3状態出力バッファ200
は、制御回路222、バックゲートバイアス回路20
6、ハーフパス回路224、スイッチング回路226、
プルアップトランジスタQP200、クランピングトラ
ンジスタQN202、プルダウントランジスタQN20
4、インバータ208、及びプルアップトランジスタ回
路210を含んでいる。プルアップトランジスタQP2
00、クランピングトランジスタQN202、及びプル
ダウントランジスタQN204が、出力バッファ200
の最終出力段を形成している。制御回路222は、NA
NDゲート202及びNORゲート204を含んでい
る。ハーフパス回路224は、トランジスタQN200
を含んでいる。スイッチング回路226は、スイッチ2
12及びスイッチングトランジスタQP202を含んで
いる。電圧供給VCCと共通接地GNDとの間に直列に接
続されているのは、プルアップトランジスタQP20
0、クランピングトランジスタQN202、及びプルダ
ウントランジスタQN204である。プルアップトラン
ジスタQP200とクランピングトランジスタQN20
2とに共通のノード214が、出力データ信号ノードO
UTを形成している。
【0019】NANDゲート202は、入力データ信号
IN及び可能化/不能化信号ENの入力を含んでいる。
NORゲート204は、入力データ信号VIN及び相補可
能化/不能化信号EN*の入力を含んでいる。NANDゲ
ート202の出力ノードはハーフパストランジスタQN
200のドレインに結合され、一方NORゲート204
の出力ノードはプルダウントランジスタQN204のゲ
ートに結合されている。バックゲートバイアス回路20
6は、両可能化/不能化信号EN及びEN*の入力を含ん
でいる。バックゲートバイアス回路206の出力は、後
述するように、出力バッファ200内の幾つかのトラン
ジスタにバックゲートバイアスを供給する。
【0020】トランジスタQN200は、第1の電源レ
ールVCCに結合されているゲートと、第2の電源レール
GNDに結合されているバックゲートと、ソースとを有
している。スイッチングトランジスタQP202のソー
スはQN200のソースに結合され、ゲートは第1の電
源レールVCCに結合され、ドレインはノード214に結
合され、そしてバックゲートはバックゲートバイアス回
路206の出力に結合されている。ノード214は、出
力ノードOUTに結合されている。プルアップトランジ
スタQP200のゲートはトランジスタQN200のソ
ースに結合され、ソースは第1の電源レールVCCに結合
され、ドレインはノード214に結合され、そしてバッ
クゲートはバックゲートバイアス回路206の出力に結
合されている。クランピングトランジスタQN202
は、第1の電源レールVCCに結合されているゲートと、
第2の電源レールGNDに結合されているバックゲート
と、ノード214に結合されているドレインと、ソース
とを含んでいる。プルダウントランジスタQN204の
ドレインはトランジスタQN202のソースに結合さ
れ、相互接続されたバックゲート及びソースは第2の電
源レールGNDに結合されている。トランジスタQP2
04は、バックゲートバイアス回路206の出力に接続
されているバックゲートと、トランジスタQP200の
ゲートに結合されているドレインと、ソースと、ゲート
とを含んでいる。トランジスタQP212は、トランジ
スタQP204のソースに結合されているドレインと、
バックゲートバイアス回路206の出力に結合されてい
るバックゲートと、第1の電源レールVCCに結合されて
いるソースと、ゲートとを含んでいる。インバータ20
8は、QP212のゲートとNANDゲート202の出
力との間に結合されている。スイッチング回路212
は、QP204のゲートから及びバックゲートバイアス
回路206の出力から入力を受け、ノード214に出力
を生成する。
【0021】図6は、図5に示したバッファ200の設
計を更に詳細に示す図である。詳述すれば、NANDゲ
ート202は、pチャンネルトランジスタQP224及
びQP226、nチャンネルトランジスタQN218及
びQN220を含んでいる。NANDゲート202は、
高インピーダンスモード中に電源参照電圧VCCをQN2
00のゲートに印加する。トランジスタQP224及び
QP226の相互接続されたソース及びバックゲート
は、電源レールVCCに結合されている。ノード220
は、トランジスタQN218のドレインと、トランジス
タQN200のドレインとに結合されている。トランジ
スタQN218は、ソースと、第2の電源レールGND
に結合されているバックゲートを含んでいる。トランジ
スタQN220のドレインはトランジスタQN218の
ソースに結合され、ゲートはQP226のゲートに結合
され、そして相互接続されたバックゲート及びソースは
第2の電源レールGNDに結合されている。入力データ
信号VINは、トランジスタQP224及びQN218の
ゲートに印加される。
【0022】NORゲート204は、pチャンネルトラ
ンジスタQP220及びQP222と、nチャンネルト
ランジスタQN214及びQN216を含んでいる。N
ORゲート204は、高インピーダンスモード中にプル
ダウントランジスタQN204のゲートを接地させるた
めに使用される。トランジスタQP220は、ドレイ
ン、ゲート、及び第1の電源レールVCCに結合されてい
る相互接続されたバックゲート及びソースを有してい
る。トランジスタQP222は、トランジスタQP22
0のドレインに結合されているソースと、第1の電源レ
ールVCCに結合されているバックゲートとを有してい
る。トランジスタQN214及びQN216の相互接続
されたドレインは、トランジスタQP222のドレイン
に接続されてNORゲート204の出力ノード218を
形成している。トランジスタQN214及びQN216
の相互接続されたバックゲート及びソースは、第2の電
源レールGNDに結合されている。入力データ信号VIN
は、トランジスタQN214及びQP222のゲートに
印加される。
【0023】バックゲートバイアス回路206は、トラ
ンジスタQN212、QP216、及びQP218を含
んでいる。トランジスタQN212のドレインは相補可
能化/不能化信号EN*に結合され、バックゲートは第2
の電源レールGNDに結合され、ゲートは第1の電源レ
ールVCCに結合され、そしてソースはトランジスタQP
216のゲートとトランジスタQP218のソースとに
結合されている。トランジスタQP216のソースは第
1の電源レールVCCに結合され、相互接続されたバック
ゲート及びドレインはバックゲート参照ノード216に
結合されている。トランジスタQP218の相互接続さ
れたバックゲート及びドレインも、バックゲート参照ノ
ード216に結合されている。トランジスタQP218
のゲートは可能化/不能化信号ENに結合され、相補可
能化/不能化信号EN*はこの回路の特定部分を可能化し
て入力データ信号VINに対して動作させる。可能化/不
能化信号ENはトランジスタQP226及びQN220
のゲートに印加され、一方相補可能化/不能化信号EN*
はトランジスタQN216及びQP220に印加され
る。
【0024】トランジスタQP214及びQN206か
らなるインバータ208は、電圧がNANDゲート20
2へ戻り伝播するのを防ぐバッファとして役立つ。トラ
ンジスタQP214の相互接続されたバックゲート及び
ソースは、第1の電源レールVCCに結合されている。ト
ランジスタQP214のゲートはノード220に結合さ
れ、ドレインはトランジスタQP212のゲートに結合
されている。トランジスタQN206のドレインはトラ
ンジスタQP214のドレインに結合され、ゲートはノ
ード220に結合され、そして相互接続されたバックゲ
ート及びドレインは第2の電源レールGNDに結合され
ている。
【0025】スイッチング回路226は、pチャンネル
トランジスタQP206、QP208、QP210、及
びnチャンネルトランジスタQN208及びQN210
を含んでいる。トランジスタQN208のドレインはト
ランジスタQP204のゲートに結合され、ゲートは第
1の電源レールVCCに結合され、そして相互接続された
バックゲート及びソースは第2の電源レールGNDに結
合されている。トランジスタQP206は、ゲート、ト
ランジスタQN208のドレインに結合されているソー
ス、出力ノードOUTに結合されているドレイン、及び
バックゲート参照ノード216に結合されているバック
ゲートを含んでいる。トランジスタQP208は、第1
の電源レールVCCに結合されている相互接続されたバッ
クゲート及びソース、ゲート、及びドレインを含んでい
る。トランジスタQP210のソースはトランジスタQ
P208のドレインに結合され、相互接続されたドレイ
ン及びゲートはトランジスタQP208のゲートに結合
され、そしてバックゲートは第1の電源レールVCCに結
合されている。トランジスタQN210のゲートは第1
の電源レールVCCに結合され、ドレインはトランジスタ
QP210のドレインに結合され、そして相互接続され
たバックゲート及びソースは第2の電源レールGNDに
結合されている。
【0026】動作を説明する。出力バッファ200が可
能化されている時には、可能化/不能化信号ENは高
(“1”)であり、その相補可能化/不能化信号EN*は
低(“0”)である。この状態においては、NANDゲ
ート202の出力ノード220、及びNORゲート20
4の出力ノード218は、入力データ信号VINの論理状
態に依存して高または低である。詳述すれば、入力信号
IN=“0”である時には、この入力信号VINはトラン
ジスタQP224及びQN218に印加され、トランジ
スタQP224をターンオンさせ、トランジスタQN2
18をターンオフさせる。トランジスタQP224はノ
ード220を電源参照電圧VCC、即ち高に引上げる。ト
ランジスタQP226及びQN220のゲートに印加さ
れた高の可能化/不能化信号ENは、トランジスタQP
226をターンオフさせ、トランジスタQN220をタ
ーンオンさせる。トランジスタQP222及びQN21
4に印加された入力信号VINはトランジスタQP222
をターンオンさせ、トランジスタQN214をターンオ
フさせる。トランジスタQP220及びQN216のゲ
ートに印加された相補可能化/不能化信号EN*は、トラ
ンジスタQP220をターンオンさせ、トランジスタQ
N216をターンオフさせる。トランジスタQP220
及びQP222は、ノード218を高に駆動する。従っ
て、NORゲート204の出力ノード218は“1”で
あり、NANDゲート202の出力ノード220は
“1”である。
【0027】ノード220は高であるから、それがnチ
ャンネル電界効果トランジスタQN200に印加される
とQN200はターンオフする。ノード220は、トラ
ンジスタQP214及びQN206のゲートに高を印加
する。その結果、トランジスタQP214はターンオフ
し、トランジスタQN206はターンオンする。トラン
ジスタQN206は、トランジスタQP212のゲート
を接地に引下げ、トランジスタQP212をターンオン
させる。トランジスタQP212はトランジスタQP2
04のソースを高に駆動し、スイッチング回路226の
トランジスタQN208はトランジスタQP204のゲ
ートに接地電位を印加している。従ってトランジスタQ
P204はターンオンする。トランジスタQP204
は、トランジスタQP200のゲートを高に駆動し、こ
のトランジスタをターンオフさせる。更にトランジスタ
QP204は、トランジスタQP202のソースを高に
駆動してこのトランジスタをターンオフさせる。
【0028】NORゲート204のノード218からの
高(“1”)信号はトランジスタQN204のゲートに
印加され、トランジスタQN204をターンオンさせ
る。その結果、トランジスタQN204はトランジスタ
QN202のソースを接地電位に引下げ、トランジスタ
QN202をターンオンさせる。従って、出力OUTは
接地電位に引下げられる。
【0029】出力バッファ200が可能化されている時
は、トランジスタQP208、QP210、QN20
8、及びQN210は常にオンである。これらはスイッ
チ226のための電圧参照を供給する。その結果、トラ
ンジスタQP206のゲートに印加されるこの電圧がこ
のトランジスタをターンオフさせている。
【0030】出力から電源参照VCCへの漏洩電流を防ぐ
ために、バックゲートバイアス回路206のトランジス
タQN212、QP216、及びQP218は、バック
ゲート参照ノード216を通してバックゲート参照電圧
を供給する。可能化モード中には、トランジスタQN2
12及びQP216はオンである。トランジスタQP2
18はオフである。従って、可能化モード中には、バッ
クゲート参照ノード216はトランジスタQP216に
よって高に駆動される。バックゲート参照ノード216
は、トランジスタQP202、QP212、QP206
のバックゲートに結合されており、これらのバックゲー
トを電源電圧VCCに駆動する。
【0031】反対に、出力バッファ200が可能化さ
れ、且つ入力データ信号VINの電圧が“1”である場合
は、NORゲート204の出力ノード218は“0”で
あり、NANDゲート202の出力ノード220は
“0”である。即ち、入力信号VIN=“1”である場合
には、この入力信号VINはトランジスタQP224及び
QN218に印加され、トランジスタQP224をター
ンオフさせ、トランジスタQN218をターンオンさせ
る。トランジスタQP226及びQN220のゲートに
印加される高の可能化/不能化信号ENは、トランジス
タQP226をターンオフさせ、トランジスタQN22
0をターンオンさせる。従って、トランジスタQN22
0及びQN218は、ノード220を接地電位に引下げ
る。トランジスタQP222及びQN214に印加され
る入力信号VINはトランジスタQP222をターンオフ
させ、トランジスタQN214をターンオンさせる。ト
ランジスタQP220及びQN216のゲートに印加さ
れる相補可能化/不能化信号EN*は、トランジスタQP
220をターンオンさせ、トランジスタQN216をタ
ーンオフさせる。従って、トランジスタQP220は、
ノード218を接地電位に引下げる。ノード218上の
低はトランジスタQN204に印加され、トランジスタ
QN204をターンオフさせる。ノード220上の低
は、トランジスタQN200をターンオンさせる。トラ
ンジスタQN200は、トランジスタQP200のゲー
トと、トランジスタQP202のソースとに低を印加す
る。トランジスタQP202はオフのままであり、トラ
ンジスタQP200はターンオンして出力ノードOUT
を高に駆動する。
【0032】ノード220は、トランジスタQP214
及びQN206のゲートに低を印加する。その結果、ト
ランジスタQP214がターンオンし、QN206はタ
ーンオフする。トランジスタQP214は、トランジス
タQP212のゲートを電源参照電圧VCCまで引上げて
トランジスタQP212をターンオフさせる。その結
果、トランジスタQP204がオフになる。
【0033】上述したように、トランジスタQP20
8、QP210、QN208、及びQN210は、出力
バッファ200が可能化されている場合には常にオンで
ある。これらは、電圧参照をスイッチ226に供給す
る。その結果、トランジスタQP206のゲートに印加
される電圧は高になり、このトランジスタをオフに維持
する。
【0034】今度は、出力バッファ回路が不能化されて
いる、即ち高インピーダンスモードにあってEN
“0”、EN*=“1”であるものとする。出力ノードO
UTの電圧が電源電圧VCC+しきい値電圧−300mVよ
り小さければ、トランジスタQP226及びQN200
に印加される可能化/不能化信号ENは、トランジスタ
QP226をターンオンさせ、トランジスタQN220
をターンオフさせる。トランジスタQP226は、ノー
ド220を高に駆動する。従って、高インピーダンスモ
ード中は、NANDゲート202の出力ノード220は
入力信号VINには無関係に常に“1”である。同様に、
トランジスタQP220及びQN216のゲートに印加
された相補可能化/不能化信号EN*は、トランジスタQ
P220をターンオフさせ、トランジスタQN216を
ターンオンさせる。トランジスタQN216はノード2
18を接地電位に引下げる。ノード218は、高インピ
ーダンスモード中は入力信号VINには無関係に接地され
たままである。
【0035】ノード220が高であるから、QN200
はオフである。ノード220は、トランジスタQP21
4及びQN206のゲートに高を印加する。その結果、
トランジスタQP214がターンオフし、QN206が
ターンオンする。トランジスタQN206は、トランジ
スタQP212のゲートを接地に引下げ、トランジスタ
QP212をターンオンさせる。トランジスタQP21
2はトランジスタQP204のソースを高に駆動し、ス
イッチング回路226のトランジスタQN208はトラ
ンジスタQP204のゲートに接地電位を印加する。従
って、トランジスタQP204はターンオンする。トラ
ンジスタQP204は、トランジスタQP200のゲー
トを高に駆動し、このトランジスタをターンオフさせ
る。更にトランジスタQP204は、トランジスタQP
202のソースを高に駆動してこのトランジスタをター
ンオフさせる。
【0036】ノード218は、プルダウントランジスタ
QN204のゲートに“0”に印加してこのトランジス
タをターンオフさせる。トランジスタQN204がター
ンオフする結果として、トランジスタQN202はオフ
になる。従って、出力バッファ200の最終段のプルア
ップトランジスタQP200、クランピングトランジス
タQN202、及びプルダウントランジスタQN204
はターンオフする。出力バッファ30の出力ノードOU
Tは、高インピーダンス状態になる。
【0037】トランジスタQP218のゲートには可能
化/不能化信号ENが印加されているから、トランジス
タQP218はターンオンする。出力ノードOUTの電
圧が電源電圧VCCと、電源電圧VCC+しきい値−300m
Vとの間にあれば、電源電圧VCCより高い電圧がトラン
ジスタQP216のドレイン及びバックゲートに印加さ
れ、このトランジスタをターンオフさせる。相補可能化
/不能化信号EN*はトランジスタQN212のゲートに
印加され、その結果、トランジスタQN212は僅かに
ターンオンし、ソース電圧は電源電圧VCCより1しきい
値分低くなる。従って、バックゲート参照ノード216
は、電源電圧VCCに維持される。バックゲート参照ノー
ド216は、トランジスタQP202、QP212、Q
P206のバックゲートに結合されている。
【0038】出力ノードOUTに印加される電圧が電源
レール電圧VCC−300mVより1しきい値Vt分上昇すれ
ば、トランジスタQP206がターンオンする。何故な
らば、トランジスタQP208、QP210、QN20
8、及びQN210によって供給される参照電圧が、常
にVCCより1しきい値電圧Vt(3Vトランジスタプロ
セスの場合には、ほぼ300mV)分だけ低いからであ
る。その結果、トランジスタQP204がターンオフ
し、高インピーダンスモード中はプルアップトランジス
タQP200をオフに維持する。
【0039】可能化/不能化信号ENがトランジスタQ
P218のゲートに印加されているから、トランジスタ
QP218はターンオンしている。出力ノードOUTの
電圧が電源電圧VCC+しきい値−300mVであれば、電
源電圧VCC+より高い電圧がQP216のドレイン及び
バックゲートに印加され、このトランジスタをオフにし
続ける。相補可能化/不能化信号EN*はトランジスタQ
N212のゲートに印加され、その結果、トランジスタ
QN212は僅かにターンオンし、ソース電圧は電源電
圧VCCより1しきい値分低くなる。従って、バックゲー
ト参照ノード216は電源電圧VCCに維持される。バッ
クゲート参照ノード216は、トランジスタQP20
2、QP212、QP206のバックゲートに結合され
ている。
【0040】出力ノードOUTに結合されているバス上
に、別の出力バッファがVCCより1しきい値分高い出力
電圧を供給していれば、その出力電圧はトランジスタQ
P202のドレインに印加される。QP202の寄生ダ
イオードはこの出力電圧を、そのドレインを横切って、
バックゲート参照ノード216に結合されているそのバ
ックゲートへ導く。その結果、出力ノードOUTの電圧
がバックゲート参照ノード216に現れる。バックゲー
ト参照ノードは、この電圧をオン状態にあるトランジス
タQP218のドレイン及びバックゲートに印加する。
QP218はトランジスタQN212のソース電圧を、
出力ノードの電圧まで引き上げる。トランジスタQN2
12はターンオフする。トランジスタQN212は、実
効的に、出力バッファ200に結合されている集積回路
の残余に出力電圧が入らないようにクランプする。
【0041】バックゲートバイアス回路206の機能を
要約すれば、出力電圧が電源電圧V CC+しきい値電圧よ
りも低い場合には、トランジスタQN212及びQP2
18は相補可能化/不能化信号EN*に印加される電圧
(電源電圧VCCに等しい)と等価な電圧をバックゲート
参照ノード216に供給する。出力電圧がVCC+しきい
値電圧より高く上昇すると、この出力電圧がバックゲー
ト参照の216に印加される。このように、バックゲー
ト参照ノード216には常に最高電位、即ち電源電圧V
CCか、または出力電圧の何れかが印加され、出力信号が
CCより高く上昇する状態においてはトランジスタQP
202、QP212、及びQP206をオフに維持す
る。
【0042】即ち、出力ノードOUTに印加される電圧
が電源レール電圧VCCより1しきい値電圧Vt分高く上
昇すると、トランジスタQP202がターンオンする。
トランジスタQP202は、出力電圧をトランジスタQ
P200のゲートと、QN200のソースとに印加し、
トランジスタQN200をターンオフさせる。もしトラ
ンジスタQP202がターンオンする前にトランジスタ
QP204がターンオフされていなければ、漏洩電流が
トランジスタQP202を通して電源参照VCCへ伝播す
る。従って、トランジスタQP202がターンオンする
前にトランジスタQP204をターンオフさせること
は、少量の漏洩電流がトランジスタQP202を通して
電源参照VCCへ伝播するのを防ぐ。更に、トランジスタ
QN200がターンオフして、出力電圧がQN200を
通して残余の回路へ伝播するのをブロックする。以上の
ように、本発明の実施の形態は、電源電圧VCCを越える
出力電圧をブロックすることによって、回路の破壊、及
び漏洩電流の電源レールVCCへの流入を防ぐ。
【0043】以上の記載に関連して、以下の各項を開示
する。
【0044】(1)第1の電源参照電圧、第2の電源参
照電圧、及びある電圧を有しているバスに結合されてい
る出力を有する3状態CMOS出力バッファであって、
電源レールと接地との間に直列に接続されているプルア
ップトランジスタ、クランピングトランジスタ、及びプ
ルダウントランジスタからなり、上記クランピングトラ
ンジスタと上記プルアップトランジスタとの間に共通出
力ノードを有する最終出力段と、上記最終出力段に結合
され、上記出力ノードに印加される出力電圧が上記第1
の電源参照電圧を越えた時に上記バス電圧が伝播して上
記出力バッファを破損させるのをブロックするハーフパ
ス回路と、上記ハーフパス回路に結合され、入力データ
信号、可能化/不能化信号、及び相補可能化/不能化信
号を供給されて上記最終出力段を活動及び不活動にさせ
る制御回路と、上記制御回路に結合されているインバー
タと、上記インバータ及び上記最終出力段に結合され、
上記出力バッファが可能化され且つ上記入力データ信号
が低である時と、上記出力バッファが不能化されている
時には、上記プルアップトランジスタを完全にターンオ
フさせるクランピング回路と、上記ハーフパス回路、上
記クランピング回路、及び上記プルアップトランジスタ
に結合され、上記出力バッファが不能化された時に、上
記クランピング回路及び上記プルアップトランジスタが
ターンオフする前に上記クランピング回路をターンオフ
させ、上記バッファの出力ノードに印加された上記第1
の電源参照電圧を越える電圧から上記出力バッファ及び
上記第1の電源を保護するスイッチング回路と、上記プ
ルアップトランジスタのバックゲート、上記クランピン
グ回路、及び上記スイッチング回路に結合され、上記出
力ノードが供給電圧よりも高くなければ上記第1の電源
参照電圧を、また上記出力ノードが上記第1の電源参照
電圧よりも高い時には上記出力電圧を供給するバックゲ
ートバイアス回路と、を備えていることを特徴とする3
状態CMOS出力バッファ。
【0045】(2)上記ハーフパス回路は第1のトラン
ジスタを含み、上記第1のトランジスタは上記制御回路
と上記プルアップトランジスタとの間に接続され、上記
第1のトランジスタは上記第1の電源参照電圧に結合さ
れているゲート及び接地に結合されているバックゲート
を有していることを特徴とする(1)に記載の3状態C
MOS出力バッファ。
【0046】(3)上記制御回路は、入力データ信号及
び可能化/不能化信号を供給され、上記プルアップトラ
ンジスタを駆動する第1の論理ゲートと、入力データ信
号及び相補可能化/不能化信号を供給されている第2の
論理ゲートと、を備え、上記第1及び第2の論理ゲート
は上記可能化/不能化信号に応答して3状態モードを活
動させ、上記プルアップトランジスタ及び上記プルダウ
ントランジスタを共に不活動にすることを特徴とする
(1)に記載の3状態CMOS出力バッファ。
【0047】(4)上記第1の論理ゲートは、出力ノー
ド及び少なくとも2つの入力ノードを含み、また上記第
1の論理ゲートはNANDゲートからなり、上記NAN
Dゲートは、第1のトランジスタ、第2のトランジス
タ、第3のトランジスタ、及び第4のトランジスタを有
し、上記第1のトランジスタ及び第2のトランジスタは
上記電圧供給と上記第1の論理ゲートの出力ノードとの
間に結合され、上記第3のトランジスタは上記第4のト
ランジスタと上記結合された第1及び第2のトランジス
タとの間に結合され、上記第1及び第3のトランジスタ
は上記2つの入力ノードの第1の入力ノードに結合さ
れ、上記第2及び第4のトランジスタは上記2つの入力
ノードの第2の入力ノードに結合されていることを特徴
とする(3)に記載の3状態CMOS出力バッファ。
【0048】(5)上記第2の論理ゲートは、出力ノー
ド及び少なくとも2つの入力ノードを含み、上記第1の
入力ノードは上記入力データ信号に結合され、上記第2
の入力ノードは上記可能化/不能化信号に結合されてお
り、また上記第2の論理ゲートはNORゲートからな
り、上記NORゲートは、第1のトランジスタ、第2の
トランジスタ、第3のトランジスタ、及び第4のトラン
ジスタを有し、上記第1のトランジスタは上記電圧供給
と上記第2のトランジスタとの間に結合され、上記第3
及び第4のトランジスタは上記第2のトランジスタと接
地との間に結合され、上記第2及び第3のトランジスタ
は上記第1の入力ノードに結合され、上記第1及び第4
のトランジスタは上記第2の入力ノードに結合されてい
ることを特徴とする(3)に記載の3状態CMOS出力
バッファ。
【0049】(6)上記クランピング回路は、上記電圧
供給と上記プルアップトランジスタのゲートとの間に直
列に結合されている第1のトランジスタ及び第2のトラ
ンジスタを備え、上記第1のトランジスタ及び第2のト
ランジスタは上記バックゲートバイアス回路に結合され
ているバックゲートを有していることを特徴とする
(1)に記載の3状態CMOS出力バッファ。
【0050】(7)上記スイッチング回路は、上記バッ
クゲートバイアス回路に結合されているバックゲート、
及びゲートを有し、上記クランピング回路と上記出力ノ
ードとの間に結合されている第1のトランジスタと、上
記第1のトランジスタのソースに結合されているドレイ
ン、上記第1の電源参照電圧に結合されているゲート、
及び接地に結合されている相互接続されたバックゲート
及びソースを有する第2のトランジスタと、ゲート、上
記第1のトランジスタのゲートに結合されているドレイ
ン、及び上記第1の電源参照電圧に結合されている相互
接続されたバックゲート及びソースを有する第3のトラ
ンジスタと、相互接続されたゲート及びドレイン、上記
第1の電源参照電圧に結合されているバックゲート、及
び上記第3のトランジスタのドレインに結合されている
ソースを有する第4のトランジスタと、上記第4のトラ
ンジスタのゲートに結合されているドレイン、上記第1
の電源参照電圧に結合されているゲート、及び接地に結
合されている相互接続されたバックゲート及びソースを
有する第5のトランジスタと、を備えていることを特徴
とする(1)に記載の3状態CMOS出力バッファ。
【0051】(8)上記バックゲートバイアス回路は、
上記相補可能化/不能化信号に結合されているドレイ
ン、接地に結合されているバックゲート、ゲート、及び
ソースを有する第1のトランジスタと、上記第1のトラ
ンジスタのソースに結合されているゲート、上記第1の
トランジスタのゲートに接続されているソース、及びバ
イアス出力ノードを形成している相互接続されたバック
ゲート及びドレインを有する第2のトランジスタと、上
記第2のトランジスタのゲートに結合されているソー
ス、上記可能化/不能化信号に結合されているゲート、
及び上記バイアス出力ノードに結合されている相互接続
されたバックゲート及びドレインを有する第3のトラン
ジスタと、を備えていることを特徴とする(1)に記載
の3状態CMOS出力バッファ。
【0052】(9)保護回路及びバスに接続されている
出力ノード(OUT)を有する3状態CMOS出力バッ
ファ(200)は、バス電圧が電源参照電圧(VCC)を
越えた時に、接続されている集積回路が破壊されるのを
防ぐ。出力バッファ(200)の最終出力段は、第1の
プルアップトランジスタ(QP200)、クランピング
トランジスタ(QN202)、及びプルダウントランジ
スタ(QN204)を含む。ハーフパス回路(QN20
0)は、出力ノード(OUT)に印加される出力電圧が
供給電圧を越えた時に、出力電圧が最終出力段を通って
出力バッファ(200)を破壊させるのをブロックす
る。保護回路は、クランピング回路(210)、スイッ
チング回路(212)、及びバックゲートバイアス回路
(206)を使用して、出力バッファ(200)内のバ
イアスされたトランジスタのソース/バルク接合を通る
出力ノード(OUT)と電源参照(VCC)との間の漏洩
通路を閉塞する。クランピング回路(210)は、出力
バッファ(200)が可能化され且つ入力信号(VIN
が高である時と、出力バッファ(200)が不能化され
ている時にはプルアップトランジスタ(QP200)を
完全にターンオフさせる。出力バッファ(200)が不
能化されている時には、スイッチング回路(212)
は、ハーフパス回路(QN200)及びプルアップトラ
ンジスタ(QP200)がターンオフする前にクランピ
ング回路(210)をターンオフさせる。バックゲート
バイアス回路(206)は、バス電圧が電源参照電圧
(VCC)よりも高くければ電源参照電圧(VCC)に等価
なバイアス電圧を、またバス電圧が電源参照電圧
(VCC)を越えた場合にはバス電圧に等価なバイアスを
供給する。これにより保護回路は、バス電圧のグリッチ
が最終出力段を通って伝播することがないように保護す
る。
【0053】本発明が関連している分野に精通していれ
ば、特許請求の範囲によって限定されている本発明の思
想及び範囲から逸脱することなく、開示した実施の形態
に対してさまざまな置換、変更、及び追加をなし得るこ
とは明白であろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】LVDS受信機を使用するルーター構成を示す
図である。
【図2】保護回路を有する従来の出力バッファの回路図
である。
【図3】ショットキーダイオードを使用したLVDS受
信機のための別の従来の出力バッファの回路図である。
【図4】保護回路を有する別の従来の出力バッファの回
路図である。
【図5】本発明によるLVDS受信機のための出力バッ
ファの回路を、部分的に論理図で、また部分的にブロッ
ク線図で示す図である。
【図6】図5のより詳細な回路図である。
【符号の説明】
3 NANDゲート 5 NORゲート 7 インバータ 9 補助回路 10 遠隔通信ルーター 12、18 ドライバ 14、20 LVDSバス 16、22 受信機 24 バス 26 マイクロプロセッサ 100、150、200 出力バッファ 202 NANDゲート 204 NORゲート 206 バックゲートバイアス回路 210 プルアップ回路 212 スイッチ 222 制御回路 224 ハーフパス回路 226 スイッチング回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の電源参照電圧、第2の電源参照電
    圧、及びある電圧を有しているバスに結合されている出
    力を有する3状態CMOS出力バッファであって、 電源レールと接地との間に直列に接続されているプルア
    ップトランジスタ、クランピングトランジスタ、及びプ
    ルダウントランジスタからなり、上記クランピングトラ
    ンジスタと上記プルアップトランジスタとの間に共通出
    力ノードを有する最終出力段と、 上記最終出力段に結合され、上記出力ノードに印加され
    る出力電圧が上記第1の電源参照電圧を越えた時に上記
    バス電圧が伝播して上記出力バッファを破壊させるのを
    ブロックするハーフパス回路と、 上記ハーフパス回路に結合され、入力データ信号、可能
    化/不能化信号、及び相補可能化/不能化信号を供給さ
    れて上記最終出力段を活動及び不活動にさせる制御回路
    と、 上記制御回路に結合されているインバータと、 上記インバータ及び上記最終出力段に結合され、上記出
    力バッファが可能化され且つ上記入力データ信号が低で
    ある時と、上記出力バッファが不能化されている時に
    は、上記プルアップトランジスタを完全にターンオフさ
    せるクランピング回路と、 上記ハーフパス回路、上記クランピング回路、及び上記
    プルアップトランジスタに結合され、上記出力バッファ
    が不能化された時に、上記クランピング回路及び上記プ
    ルアップトランジスタがターンオフする前に上記クラン
    ピング回路をターンオフさせ、上記バッファの出力ノー
    ドに印加された上記第1の電源参照電圧を越える電圧か
    ら上記出力バッファ及び上記第1の電源を保護するスイ
    ッチング回路と、 上記プルアップトランジスタのバックゲート、上記クラ
    ンピング回路、及び上記スイッチング回路に結合され、
    上記出力ノードが供給電圧よりも高くなければ上記第1
    の電源参照電圧を、また上記出力ノードが上記第1の電
    源参照電圧よりも高い時には上記出力電圧を供給するバ
    ックゲートバイアス回路と、を備えていることを特徴と
    する3状態CMOS出力バッファ。
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