JPH0865135A - 出力バッファ回路 - Google Patents

出力バッファ回路

Info

Publication number
JPH0865135A
JPH0865135A JP6193313A JP19331394A JPH0865135A JP H0865135 A JPH0865135 A JP H0865135A JP 6193313 A JP6193313 A JP 6193313A JP 19331394 A JP19331394 A JP 19331394A JP H0865135 A JPH0865135 A JP H0865135A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
output
channel mos
side power
transistor
potential
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP6193313A
Other languages
English (en)
Inventor
Isamu Kobayashi
勇 小林
Teruo Seki
照夫 関
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu VLSI Ltd
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu VLSI Ltd
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu VLSI Ltd, Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu VLSI Ltd
Priority to JP6193313A priority Critical patent/JPH0865135A/ja
Priority to US08/512,913 priority patent/US5539335A/en
Publication of JPH0865135A publication Critical patent/JPH0865135A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K19/00Logic circuits, i.e. having at least two inputs acting on one output; Inverting circuits
    • H03K19/003Modifications for increasing the reliability for protection
    • H03K19/00315Modifications for increasing the reliability for protection in field-effect transistor circuits

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Computing Systems (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mathematical Physics (AREA)
  • Logic Circuits (AREA)
  • Electronic Switches (AREA)
  • Dram (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】異なる駆動電源電圧の他の半導体装置に接続可
能な出力バッファ回路を提供する。 【構成】出力バッファ回路の出力トランジスタQ1,Q2 間
には、トランスファゲートQ3を介して出力端子3が接続
されている。出力制御回路部1は、出力イネーブル信号
OEを入力し、その出力イネーブル信号OEに基づいて出力
トランジスタQ1,Q2 を共にオフに制御して出力端子3を
ハイインピーダンス状態にする。ウェル電圧制御回路部
2は、出力制御回路部1に接続され、入力データINと出
力イネーブル信号OEに基づいた信号を入力する。また、
ウェル電圧制御回路部2は、トランスファゲートQ3のウ
ェルに接続され、出力端子3がハイインピーダンス状態
にあるとき、ウェル電圧制御回路部2に接続されたトラ
ンスファゲートQ3のウェル電圧を制御してトランスファ
ゲートQ3のしきい値電圧を高くする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はトライステート形出力バ
ッファ回路に関するものである。近年、半導体装置にお
いては、高集積化、高速化が進められている。また、半
導体装置においては、低消費電力化のために、その駆動
電圧の低電圧化が進められている。一方、未だ低駆動電
圧化されていない高駆動電圧の半導体装置も存在する。
これらの半導体装置を互いに接続した場合、高駆動電圧
の半導体装置から出力される信号によって低駆動電圧の
半導体装置の出力バッファ回路が破損する場合がある。
そのため、低駆動電圧化された半導体装置においては、
その高駆動電圧の半導体装置と接続可能な出力バッファ
回路が要求されている。
【0002】
【従来の技術】図7は、半導体装置の一部回路図であっ
て、出力バッファ回路60の回路図である。出力バッフ
ァ回路60は、インバータ回路61〜65、ナンド回路
66,67、PチャネルMOSトランジスタ(以下、P
MOSトランジスタという)Q1 、NチャネルMOSト
ランジスタ(以下、NMOSトランジスタという)Q2
とから構成されている。インバータ回路61,62の入
力端子には図示しない内部回路から相補信号である入力
データIN,バーINがそれぞれ入力されている。イン
バータ回路61の出力端子は、ナンド回路66の一方の
入力端子に接続され、インバータ回路62の出力端子
は、ナンド回路67の一方の入力端子に接続されてい
る。ナンド回路66,67の他方の入力端子は、互いに
接続されるとともに、出力イネーブル信号OEを入力し
ている。ナンド回路66の出力端子は、偶数段(図7に
おいて2段)のインバータ回路63,64を介してPM
OSトランジスタQ1 のゲートに接続されている。ナン
ド回路67の出力端子は、奇数段(図7において1段)
のインバータ回路65を介してNMOSトランジスタQ
2のゲートに接続されている。
【0003】PMOSトランジスタQ1 のソースは高電
位側電源Vcc(3.3ボルト)に接続され、NMOSト
ランジスタQ2 のソースは低電位側電源Vss(0ボル
ト)に接続されている。PMOSトランジスタQ1 のド
レインとNMOSトランジスタQ2 のドレインは互いに
接続されるとともに、出力端子68に接続されている。
出力端子68は、複数の半導体装置が外部装置として接
続されたバスライン(図示せず)に接続されている。
【0004】出力イネーブル信号OEがHレベルのと
き、PMOSトランジスタQ1 のゲートには、インバー
タ回路61,ナンド回路66,インバータ回路63,6
4を介して反転入力データバーINが印加される。ま
た、NMOSトランジスタQ2 のゲートには、インバー
タ回路62,ナンド回路67,インバータ回路65を介
して反転された入力データINが印加される。
【0005】即ち、入力データINがHレベルであって
反転入力データバーINがLレベルのとき、両MOSト
ランジスタのゲートにはLレベルの信号が印加される。
すると、PMOSトランジスタQ1 はオンとなり、NM
OSトランジスタQ2 はオフとなるその結果、出力端子
68からHレベルの出力データDout が出力されるよう
になっている。
【0006】また、入力データINがLレベルであって
反転入力データバーINがHレベルのとき、両MOSト
ランジスタのゲートにはHレベルの信号が印加される。
すると、PMOSトランジスタQ1 はオフとなり、NM
OSトランジスタQ2 はオンとなる。その結果、出力端
子68からLレベルの出力データDout が出力されるよ
うになっている。このとき、バスラインに接続された他
の外部装置に入力される出力イネーブル信号OEはLレ
ベルであるので、出力データDout がバスライン上のデ
ータとして有効となるようになっている。
【0007】一方、出力イネーブル信号OEがLレベル
のとき、ナンド回路66,67は入力データIN,バー
INにかかわらずに出力端子をHレベルにする。する
と、PMOSトランジスタQ1 のゲートにはHレベルの
信号が印加され、NMOSトランジスタQ2 のゲートに
はLレベルの信号が印加される。その結果、PMOSト
ランジスタQ1 とNMOSトランジスタQ2 は、共にオ
フとなり、出力端子68はハイインピーダンス状態とな
る。このとき、バスラインに接続された外部装置のうち
の1つに入力される出力イネーブル信号OEはHレベル
であって、その外部装置からバスラインに出力されたデ
ータが有効となるようになっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、半導体装置
の中には、今だ高い駆動電圧(例えば5ボルト)で動作
するものが存在する。その半導体装置からHレベルの出
力データDout が出力された場合、ハイインピーダンス
状態にある出力端子68にはバスラインを介して5ボル
トが印加されることになる。この時、PMOSトランジ
スタQ1 のゲートには、Hレベルの信号が印加され、オ
フとなっている。
【0009】すると、PMOSトランジスタQ1 のドレ
インであるP形拡散層とN形ウェルとにより形成される
寄生ダイオードに対して順方向バイアスが印加されるこ
とになり、ドレインからN形ウェルを介して高電位側電
源Vccに電流が流れ込む場合がある。すると、高電位側
電源Vccの電圧が変動して半導体装置が正常に動作しな
くなる恐れがある。
【0010】また、PMOSトランジスタQ1 のゲート
に印加されるHレベルは3.3ボルトである。そのた
め、ドレインに5ボルトが印加された場合、PMOSト
ランジスタQ1 はオフとはならず、ドレインからソース
に向かって電流が流れることになる。その電流は高電位
側電源Vccに流れ込み、やはり高電位側電源Vccの電圧
が変動して半導体装置が正常に動作しなくなる恐れがあ
る。
【0011】NMOSトランジスタQ2 のゲート酸化膜
の膜厚は、内部の高電位側電源Vcc、即ち3.3ボルト
に応じた耐圧に設計されている。そのため、ドレインに
5ボルトが印加されると、ドレインとゲートとの間の電
位差が大きくなり、膜厚が薄く耐圧を越えてしまうの
で、NMOSトランジスタQ2 のゲート酸化膜が破損し
てしまう恐れがある。
【0012】そのため、図8に示すように、レベル変換
回路71を設けた出力バッファ回路70が提案されてい
る。そして、半導体装置には5ボルトの外部電源電圧V
DDが印加され、図示しない降圧回路により3.3ボルト
の高電位側電源Vccが生成され内部回路及びナンド回路
66に供給されて低駆動電圧化を図っている。尚、図8
において、ナンド回路66に対して供給する高電位側電
源Vcc(3.3ボルト)を示したが、インバータ回路6
1〜65,ナンド回路67にも高電位側電源Vcc(3.
3ボルト)が供給されている。
【0013】しかしながら、反転入力データバーIN
は、レベル変換回路71により入力データINより遅延
されてPMOSトランジスタQ1 のゲートに印加される
ことになる。すると、PMOSトランジスタQ1 とNM
OSトランジスタQ2 とが同時にオンとなる場合がある
ので、高電位側電源VccからPMOSトランジスタQ1
とNMOSトランジスタQ2 とを介して流れる貫通電流
が多くなり、消費電力が増大するという問題がある。
【0014】また、レベル変換回路71や降圧回路を設
ける分、半導体装置を高集積化することができないとい
う問題がある。また、PMOSトランジスタQ1 とNM
OSトランジスタQ2 は、外部から印加される電圧に対
応して5ボルトの耐圧で設計し形成する必要がある。そ
のため、3.3ボルトの耐圧で設計されるインバータ回
路61〜65,ナンド回路66,67や内部回路とは異
なるプロセスで形成する必要があり、製造が面倒である
という問題がある。
【0015】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、その目的は異なる駆動電圧で動作す
る半導体装置に接続することのできる半導体装置の出力
バッファ回路を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理説明
図である。出力バッファ回路は、出力トランジスタQ1
,Q2 、トランスファゲートQ3 、出力制御回路部
1、ウェル電圧制御回路部2とから構成されている。
【0017】MOSトランジスタよりなる出力トランジ
スタQ1 ,Q2 は、高電位側電源Vccと低電位側電源V
ss間に直列に接続されている。その出力トランジスタQ
1 ,Q2 間には、トランスファゲートQ3 を介して出力
端子3が接続されている。
【0018】出力制御回路部1は、入力データINを入
力し、その入力データINに基づいて出力トランジスタ
Q1 ,Q2 を交互にオン・オフ制御してHレベル又はL
レベルの出力データDout を出力端子3から出力する。
また、出力制御回路部1は、出力イネーブル信号OEを
入力し、その出力イネーブル信号OEに基づいて出力ト
ランジスタQ1 ,Q2 を共にオフに制御して出力端子3
をハイインピーダンス状態にする。
【0019】ウェル電圧制御回路部2は、出力制御回路
部1に接続されている。また、ウェル電圧制御回路部2
は、トランスファゲートQ3 のウェルに接続されてい
る。ウェル電圧制御回路部2は、その出力制御回路部1
から入力データINと出力イネーブル信号OEに基づい
た信号を入力する。そして、その入力した信号に基づい
て、出力端子3がハイインピーダンス状態にあるとき、
ウェル電圧制御回路部2は、トランスファゲートQ3 の
ウェル電圧を制御してトランスファゲートQ3 のしきい
値電圧を高くする。
【0020】
【作用】従って、本発明によれば、出力端子3がハイイ
ンピーダンス状態のときには、トランスファゲートQ3
のしきい値電圧が高くなる。このとき、出力端子3に外
部装置から高電位側電源Vccより高い外部電圧が印加さ
れた場合、その外部電圧はトランスファゲートQ3 のし
きい値電圧分低下して出力トランジスタQ1 ,Q2 へ印
加される。
【0021】その結果、出力トランジスタQ1 は、印加
される電圧が低いので、オンとはならずに高電位側電源
Vccが安定に保たれる。また、出力トランジスタQ2
は、印加される電圧が耐圧を越えることがないので、破
損するのを防止することができる。
【0022】
【実施例】
(第一実施例)以下、本発明を具体化した第一実施例を
図2に従って説明する。
【0023】尚、説明の便宜上、従来と同様の構成につ
いては同一の符号を付してその説明を一部省略する。図
2に示すように、出力バッファ回路10には、トランス
ファゲートQ11が設けられている。トランスファゲート
Q11は、NチャネルMOSトランジスタであって、PM
OSトランジスタQ1 のドレインとNMOSトランジス
タQ2 のドレインとの接続点と、出力端子68との間に
挿入接続されている。トランスファゲートQ11のゲート
は高電位側電源Vccに接続されている。
【0024】また、出力バッファ回路10にはウェル電
圧制御回路部11が設けられている。ウェル電圧制御回
路部11は、3個のエンハンスメント形NMOSトラン
ジスタQ12,Q13,Q14により構成されている。NMO
SトランジスタQ12のドレインは高電位側電源Vccに接
続され、ソースはNMOSトランジスタQ13のドレイン
に接続されている。NMOSトランジスタQ13のソース
は低電位側電源Vssに接続されている。NMOSトラン
ジスタQ13のゲートは、ナンド回路66とインバータ回
路63との間のノードN1に接続されている。NMOS
トランジスタQ12,Q14のゲートは共通接続されるとと
もに、インバータ回路63,64間のノードN2に接続
されている。NMOSトランジスタQ12,Q13間のノー
ドN3は、NMOSトランジスタQ14のドレインとNM
OSトランジスタQ12のウェルとにそれぞれ接続されて
いる。また、ノードN3は、トランスファゲートQ11の
ウェルに接続されている。
【0025】次に、上記のように構成された出力バッフ
ァ回路の作用を説明する。出力イネーブル信号OEがL
レベル、即ち出力端子68をハイインピーダンス状態と
する場合、入力データIN,バーINにかかわらずナン
ド回路66,67はHレベルの信号をそれぞれ出力す
る。ナンド回路66からのHレベルの信号はインバータ
回路63,64を介してPMOSトランジスタQ1 のゲ
ートに入力され、ナンド回路67からのHレベルの信号
はインバータ回路65を介してNMOSトランジスタQ
2 のゲートに入力される。その結果、両MOSトランジ
スタQ1 ,Q2 はオフとなる。
【0026】このとき、ウェル電圧制御回路部11のN
MOSトランジスタQ13のゲートにはナンド回路66と
インバータ回路63との間のノードN1の電位が入力さ
れ、NMOSトランジスタQ12,Q14のゲートにはイン
バータ回路63,64間のノードN2の電位が入力され
る。ノードN1の電位はHレベルであるのでNMOSト
ランジスタQ13はオンとなり、ノードN2の電位はHレ
ベルであるのでNMOSトランジスタQ12,Q14はオフ
となり。その結果、ノードN3の電位は低くなる。この
ノードN3の電位はトランスファゲートQ11のウェルに
印加されている。すると、トランスファゲートQ11のし
きい値電圧Vthは高く(本実施例において1ボルト程
度)なる。
【0027】このとき、外部装置から出力端子68に5
ボルトが印加されると、PMOSトランジスタQ1 とN
MOSトランジスタQ2 との間のノードN4の電位は、
印加された5ボルトからトランスファゲートQ11のしき
い値電圧Vth分下がった電位となる。尚本実施例におい
て、トランスファゲートQ11のしきい値電圧Vthは1ボ
ルト程度になるように設計してあるので、ノードN4の
電位は4ボルト程度となる。このノードN4の電位は、
PMOSトランジスタQ1 とNMOSトランジスタQ2
に印加される。
【0028】PMOSトランジスタQ1 のゲートにはH
レベル(3.3ボルト)が印加されている。そして、P
MOSトランジスタQ1 のドレインにはノードN4の電
位(4ボルト)が印加されている。そのため、PMOS
トランジスタQ1 のドレインの電位に対してゲートの電
位はPMOSトランジスタQ1 のしきい値電圧を越えな
いので、PMOSトランジスタQ1 はオフのままとな
る。従って、PMOSトランジスタQ1 のドレインから
ソースに向かって電流は流れず、高電位側電源Vccの電
圧は変化しない。その結果、高電位側電源Vccは安定と
なるので、半導体装置が誤動作することはない。
【0029】また、PMOSトランジスタQ1 のウェル
には高電位側電源Vcc(3.3ボルト)が印加されてい
る。一方、PMOSトランジスタQ1 のドレインである
P形拡散層には外部装置から印加される5ボルトに基づ
いて4ボルトの電圧が印加されている。しかしながら、
ドレインとウェルとにより形成される寄生ダイオードの
順方向電圧は低いので、ドレインからウェルに向かって
電流は流れない。その結果、高電位側電源Vccに対して
外部装置から電流が流れ込むことがなく、高電位側電源
Vccは安定した電圧となって半導体装置が誤動作するこ
とはない。
【0030】NMOSトランジスタQ2 のドレインには
ノードN4の電位である4ボルトが印加されている。こ
のノードN4の電位は、従来の出力バッファ回路60,
70において外部装置から直接印加される電圧である5
ボルトに比べて低く、3.3ボルトの電圧に対応して形
成されたNMOSトランジスタQ2 のゲート酸化膜の耐
圧で充分耐えることができる。従って、外部装置から印
加される電圧によりNMOSトランジスタQ2 が破損す
るのを防止することができる。また、NMOSトランジ
スタQ2 の耐圧はインバータ回路61〜65,ナンド回
路66,67と同じ耐圧に設計することができるので、
NMOSトランジスタQ2 とインバータ回路61〜6
5,ナンド回路66,67とを同じプロセスで形成する
ことができる。
【0031】出力イネーブル信号OEがHレベルのと
き、PMOSトランジスタQ1 とNMOSトランジスタ
Q2 のゲートには入力データIN,バーINに基づいた
信号が印加される。そして、入力データINがHレベ
ル、反転入力データバーINがLレベルのとき、PMO
SトランジスタQ1 のゲートとNMOSトランジスタQ
2のゲートにはLレベルの信号がそれぞれ印加される。
すると、PMOSトランジスタQ1 はオン、NMOSト
ランジスタはオフとなる。その結果、ノードN4の電位
はHレベルとなる。
【0032】このとき、ノードN1はLレベル、ノード
N2はHレベルであるので、ウェル電圧制御回路部11
のNMOSトランジスタQ13はオフ、NMOSトランジ
スタQ12,Q14はオンとなる。その結果、ノードN3の
電位はHレベルとなり、このノードN3の電位はトラン
スファゲートQ11のウェルに印加される。すると、トラ
ンスファゲートQ11のしきい値電圧Vthは、ノードN3
の電位がLレベルの時と比べて低くなり、トランスファ
ゲートQ11は電流が流れ易くなる。その結果、ノードN
4の電位が出力データDout として出力端子68から出
力されることになる。
【0033】一方、入力データINがLレベル、反転入
力データバーINがHレベルの時、上記とは逆にPMO
SトランジスタQ1 はオフ、NMOSトランジスタQ2
はオンとなる。すると、ノードN4の電位はLレベルと
なる。
【0034】このとき、ノードN1はHレベル、ノード
N2はLレベルであるので、ウェル電圧制御回路部11
のNMOSトランジスタQ13はオン、NMOSトランジ
スタQ12,Q14はオフとなる。その結果、ノードN3の
電位はLレベルとなり、このノードN3の電位はトラン
スファゲートQ11のウェルに印加される。すると、トラ
ンスファゲートQ11のしきい値電圧Vthは、出力イネー
ブル信号OEがLレベルの時と同様に1ボルト程度とな
る。しかしながら、ノードN4の電位がLレベルである
ので、ノードN4の電位が出力データDout として出力
端子68から出力されることになる。
【0035】このように、本実施例では、出力イネーブ
ル信号OEがLレベルの時、NMOSトランジスタQ1
2,Q13間のノードN3の電位はLレベルとなり、トラ
ンスファゲートQ11のウェルに印加される。すると、ト
ランスファゲートQ11のしきい値電圧Vthは高くなる。
このとき、出力バッファ回路10の出力端子68がハイ
インピーダンス状態の時にノードN4の電位は、外部装
置から印加される電圧(5ボルト)からトランスファゲ
ートQ11のしきい値電圧Vth分低下した電位となる。従
って、ノードN4の電位とPMOSトランジスタQ1 の
ゲートに印加されたHレベルの電位との差はPMOSト
ランジスタQ1 のしきい値電圧より低くなるので、PM
OSトランジスタQ1 はオフのままとなり、外部から印
加される電圧による電流が高電位側電源Vccに流れ込む
ことがない。その結果、出力バッファ回路10を異なる
駆動電源電圧の半導体装置に接続することができるとと
もに、出力バッファ回路10の高電位側電源Vccの電圧
は安定となり、半導体装置が誤動作するのを防止するこ
とができる。
【0036】また、NMOSトランジスタQ2 に印加さ
れる電圧は従来に比べて低くなり、NMOSトランジス
タQ2 のゲート酸化膜の耐圧を越えることがないので、
NMOSトランジスタQ2 が破損するのを防止すること
ができる。 (第二実施例)以下、本発明を具体化した第二実施例を
図3に従って説明する。
【0037】尚、説明の便宜上、第一実施例と同様の構
成については同一の符号を付してその説明を一部省略す
る。図3に示すように、出力バッファ回路20のPMO
SトランジスタQ1 とNチャネルMOSトランジスタQ
2 との間には、NチャネルMOSトランジスタよりなる
トランスファゲートQ21,Q22が直列に接続されてい
る。そして、トランスファゲートQ21,Q22間ノードN
5は出力端子68に接続されている。トランスファゲー
トQ21のゲートは高電位側電源Vccに接続されている。
トランスファゲートQ21のウェルはウェル電圧制御回路
部11のノードN3に接続されている。
【0038】トランスファゲートQ22は、そのゲートが
高電位側電源Vccに接続され、常にオンとなっており、
そのしきい値電圧は1ボルト程度となっている。次に、
上記のように構成された出力バッファ回路の作用を説明
する。
【0039】出力イネーブル信号OEがLレベルのと
き、第一実施例と同様に、PMOSトランジスタQ1 と
NMOSトランジスタQ2 は共にオフとなる。また、ウ
ェル電圧制御回路部11は、トランスファゲートQ21の
ウェルにLレベルの電圧を印加する。すると、トランス
ファゲートQ21のしきい値電圧は、第一実施例のトラン
スファゲートQ11と同様に高くなり1ボルト程度とな
る。
【0040】このとき、外部装置から出力端子68に5
ボルトの電圧が印加されると、ノードN5の電位は両ト
ランスファゲートQ21,Q22にそれぞれ印加される。ト
ランスファゲートQ21は、ウェルにLレベルが印加され
てそのしきい値電圧が1ボルト程度となっている。従っ
て、PMOSトランジスタQ1 にはノードN5の電位か
らトランスファゲートQ21のしきい値電圧分、即ち1ボ
ルト低下して4ボルトが印加される。すると、第一実施
例と同様に、PMOSトランジスタQ1 はオンとはなら
ないので、外部装置からの電圧に基づいて高電位側電源
Vccに電流が流れ込むことがない。
【0041】また、トランスファゲートQ22のゲートに
は高電位側電源Vccが印加されて常にオンとなってお
り、そのしきい値電圧は1ボルト程度となっている。従
って、ノードN5の電位は、トランスファゲートQ22の
しきい値電圧、即ち1ボルト分低下して4ボルトの信号
がNMOSトランジスタQ2 のドレインに印加される。
すると、第一実施例と同様に、NMOSトランジスタQ
2 のゲート酸化膜の耐圧を越えることがない。
【0042】その結果、高電位側電源Vccを安定にする
ことができ、半導体装置の誤動作を防止することができ
るとともに、異なる駆動電源電圧の半導体装置に接続す
ることができる。また、NMOSトランジスタQ2 が破
損するのを防止することができる。 (第三実施例)以下、本発明を具体化した第三実施例を
図4に従って説明する。
【0043】尚、説明の便宜上、第一実施例又は第二実
施例と同様の構成については同一の符号を付してその説
明を一部省略する。図4に示すように、出力バッファ回
路30には、ウェル電圧制御回路部31が設けられてい
る。ウェル電圧制御回路部31は、2個のインバータ回
路32,33、1個のNMOSトランジスタQ31、3個
のPMOSトランジスタQ32,Q33,Q34とから構成さ
れている。インバータ回路32の入力端子は、ナンド回
路66とインバータ回路63との間のノードN1に接続
され、インバータ回路32の出力端子はインバータ回路
33の入力端子に接続されている。インバータ回路33
の出力端子は、NMOSトランジスタQ31を介してPM
OSトランジスタQ32のゲートに接続されている。NM
OSトランジスタQ31のゲートには高電位側電源Vccが
印加され、常にオンとなっており、そのしきい値電圧は
1ボルト程度となっている。
【0044】PMOSトランジスタQ32のソースは高電
位側電源Vccに接続され、ドレインはPMOSトランジ
スタQ1 のソースに接続されている。PMOSトランジ
スタQ32のドレインとPMOSトランジスタQ1 のソー
スとの間のノードN6には、PMOSトランジスタQ34
の一端が接続され、PMOSトランジスタQ34の他端は
高電位側電源Vccに接続されている。
【0045】PMOSトランジスタQ1 のドレインとN
MOSトランジスタQ22のドレインとの間のノードN7
は出力端子68に接続されている。NMOSトランジス
タQ31とPMOSトランジスタQ32のゲートとの間のノ
ードN8には、そのゲートが高電位側電源Vccに接続さ
れたPMOSトランジスタQ33の一端が接続され、PM
OSトランジスタQ33の他端はノードN7に接続されて
いる。ノードN6は、PMOSトランジスタQ1 ,Q32
〜Q34のN形ウェルに接続されている。ノードN7は、
PMOSトランジスタQ34のゲートに接続されている。
【0046】尚、インバータ回路32,33,63,6
4はCMOS構造に形成されている。また、インバータ
回路32,33は、ノードN1の電位がLレベルのと
き、PMOSトランジスタQ1 がオンとなるのに比べて
PMOSトランジスタQ32が速くオンとなるようになっ
ている。
【0047】即ち、インバータ回路32を構成するPM
OSトランジスタは、インバータ回路63を構成するP
MOSトランジスタに比べて駆動能力が大きくなってい
る。従って、両インバータ回路32,63にLレベルの
信号が同時に入力されると、インバータ回路32の方が
インバータ回路63に比べて速くHレベルの信号を出力
するようになっている。
【0048】また、インバータ回路33を構成するNM
OSトランジスタは、インバータ回路64を構成するN
MOSトランジスタに比べて駆動能力が大きくなってい
る。従って、両インバータ回路33,64にHレベルの
信号が同時に入力されると、インバータ回路33の方が
インバータ回路64に比べて速くLレベルの信号を出力
するようになっている。
【0049】従って、ノードN1の電位がLレベルにな
ると、インバータ回路32,33はインバータ回路6
3,64に比べて速く信号を伝達する。その結果、PM
OSトランジスタQ1 のゲートがLレベルになるより速
くPMOSトランジスタQ32のゲートがLレベルとなる
ので、PMOSトランジスタQ32の方が速くオンとな
る。すると、PMOSトランジスタQ1 がオンとなると
きには、PMOSトランジスタQ32が既にオンとなって
いるので、PMOSトランジスタQ1 のソースには高電
位側電源Vccが印加されることになる。
【0050】尚、図4においては、各インバータ回路6
1〜65,32,33、ナンド回路66,67は高電位
側電源Vccに接続され、動作するようになっている。従
って、出力バッファ回路30は単一駆動電源で動作する
ようになっている。また、図示しない内部回路も同様に
高電位側電源Vccに接続され、動作するようになってい
る。従って、出力バッファ回路30と内部回路とを備え
た半導体装置も単一駆動電源で動作するようになってい
る。
【0051】次に、上記のように構成された出力バッフ
ァ回路の作用を説明する。出力イネーブル信号OEがL
レベルの時、ノードN1は入力データバーINにかかわ
らずHレベルとなる。このノードN1の電位は、インバ
ータ回路63,64を介してPMOSトランジスタQ1
のゲートに印加され、PMOSトランジスタQ1はオフ
となる。また、ノードN1の電位は、インバータ回路3
2,33、NMOSトランジスタQ31を介してPMOS
トランジスタQ32はオフなる。また、ノードN8の電位
はHレベルであって、PMOSトランジスタQ33に印加
されている。このPMOSトランジスタQ33のゲートに
は高電位側電源Vccが印加されているので、PMOSト
ランジスタQ33はオフとなる。
【0052】また、出力イネーブル信号OEがLレベル
のとき、入力データINにかかわらずにナンド回路67
はHレベルの信号を出力する。このHレベルの信号はイ
ンバータ回路65を介してNMOSトランジスタQ2 の
ゲートに印加される。すると、NMOSトランジスタQ
2 はオフとなる。その結果、ノードN7、即ち出力端子
68は、ハイインピーダンス状態となる。
【0053】このとき、外部装置から5ボルトの外部電
圧が出力端子68に印加される。すると、ノードN7の
電位は5ボルトとなり、各MOSトランジスタQ1 ,Q
33,Q34,Q22に印加される。尚、ノードN7の電位が
NMOSトランジスタQ22に印加された場合の作用は、
第二実施例と同じであるので、その説明を省略する。
【0054】PMOSトランジスタQ33にノードN7の
電位が印加された場合、そのPMOSトランジスタQ33
のゲートには高電位側電源Vcc(3.3ボルト)が印加
されている。すると、ノードN7の電位とPMOSトラ
ンジスタQ33のゲートの電位との差がPMOSトランジ
スタQ33のしきい値電圧を越えるので、PMOSトラン
ジスタQ33はオンとなる。その結果、ノードN8の電位
は、外部電圧である5ボルト付近まで上昇する。このノ
ードN7の電位は、PMOSトランジスタQ31と、PM
OSトランジスタQ32のゲートに印加される。
【0055】一方、PMOSトランジスタQ1 のドレイ
ンにはノードN7の電位(5ボルト)が印加され、ゲー
トにはHレベル(3.3ボルト)の信号が印加されて
る。すると、PMOSトランジスタQ33と同様にPMO
SトランジスタQ1 がオンとなるので、ノードN6の電
位は外部電圧である5ボルト付近まで上昇する。このノ
ードN6の電位は、PMOSトランジスタQ32,Q34に
印加される。
【0056】すると、PMOSトランジスタQ32のドレ
インの電位はノードN6の電位である5ボルト付近まで
上昇する。しかし、PMOSトランジスタQ32のゲート
の電位もノードN8の電位である5ボルト付近まで上昇
している。その結果、PMOSトランジスタQ32はオフ
のままとなる。従って、ノードN6からPMOSトラン
ジスタQ32を介して高電位側電源Vccに向かって電流は
流れない。
【0057】また、PMOSトランジスタQ34の一端の
電位はノードN6の電位である5ボルト付近まで上昇す
る。しかし、PMOSトランジスタQ34のゲートの電位
もノードN7の電位である5ボルト付近まで上昇してい
る。その結果、PMOSトランジスタQ34はオフとな
る。従って、ノードN6からPMOSトランジスタQ34
を介して高電位側電源Vccに向かって電流は流れない。
【0058】即ち、外部電圧により5ボルト付近まで上
昇したノードN6の電位は、PMOSトランジスタQ3
2,Q34が共にオフであるので、高電位側電源Vccに向
かう電流は流れない。その結果、高電位側電源Vccは安
定に保たれることになる。
【0059】また、外部電圧により5ボルト付近まで上
昇したノードN8の電位は、PMOSトランジスタQ31
のしきい値電圧が1ボルト程度であるので、5ボルトか
ら1ボルト程度低下した4ボルト程度がインバータ回路
33の出力端子に印加される。しかし、印加される電圧
が4ボルト程度であるので、インバータ回路33の耐圧
を越えることがなく、インバータ回路33は破損しな
い。
【0060】一方、出力イネーブル信号OEがHレベル
の時、PMOSトランジスタQ1 は反転入力データバー
IN、NMOSトランジスタQ2 は入力データINに基
づいて交互にオン・オフ制御される。尚、NMOSトラ
ンジスタQ2 の動作については、第二実施例と同じであ
るので、その説明を省略する。
【0061】入力データバーINがLレベルの時、ノー
ドN1の電位はLレベルとなる。このノードN1の電位
は、インバータ回路63,64を介してPMOSトラン
ジスタQ1 のゲートに印加され、PMOSトランジスタ
Q1 はオンとなる。また、ノードN1の電位は、インバ
ータ回路32,33を介してPMOSトランジスタQ32
のゲートに印加され、PMOSトランジスタQ32はオン
となる。このとき、インバータ回路32,33は、ノー
ドN1の電位をインバータ回路63,64に比べて速く
伝達する。その結果、PMOSトランジスタQ32がまず
オンとなり、ノードN6の電位はHレベルとなる。そし
て、続いてPMOSトランジスタQ1 がオンとなり、ノ
ードN7の電位はHレベルとなる。このノードN7の電
位が出力データDout として出力端子68から出力され
る。このとき、PMOSトランジスタQ1 のウェルはノ
ードN6に接続され、ノードN6の電位であるHレベル
が印加されている。その結果、PMOSトランジスタQ
1のしきい値電圧は相対的に低くなるので、PMOSト
ランジスタQ1がオンになると直ちにノードN7の電位
がHレベルとなり、出力端子68から出力データDout
として出力されるこ一方、入力データバーINがHレベ
ルの時、ノードN1の電位はHレベルとなる。このノー
ドN1の電位は、インバータ回路63,64を介してP
MOSトランジスタQ1 のゲートに印加され、PMOS
トランジスタQ1 はオフとなる。また、ノードN1の電
位は、インバータ回路32,33を介してPMOSトラ
ンジスタQ32のゲートに印加され、PMOSトランジス
タQ32はオフとなる。その結果、PMOSトランジスタ
Q32,Q1 間のノードN6はどこにも接続されないフロ
ーティング状態となる。すると、ノードN6の電位が安
定しないので、出力バッファ回路30が誤動作する場合
がある。この時、入力データINはLレベルであって、
PMOSトランジスタQ2 はオンとなっている。また、
PMOSトランジスタQ22のゲートは高電位側電源Vcc
に接続されているので、常にオンとなっている。そのた
め、ノードN7の電位はLレベルとなっている。このノ
ードN7の電位はPMOSトランジスタQ34のゲートに
印加されているので、PMOSトランジスタQ34はオン
となる。すると、PMOSトランジスタQ34を介してノ
ードN6は高電位側電源Vccと接続され、ノードN6の
電位はHレベルとなる。その結果、ノードN6はフロー
ティング状態とはならないので、出力バッファ回路30
が誤動作するのを防止することができる。
【0062】このように、本実施例では、出力イネーブ
ル信号OEがLレベルの時に出力端子68をハイインピ
ーダンス状態とする出力バッファ回路30のPMOSト
ランジスタQ1 と高電位側電源Vccとの間にPMOSト
ランジスタQ32を接続した。そのPMOSトランジスタ
Q32とPMOSトランジスタQ1 との間のノードN6は
PMOSトランジスタQ32,Q1 のウェルに接続される
とともに、PMOSトランジスタQ34を介して高電位側
電源Vccに接続されている。そのPMOSトランジスタ
Q34のゲートは出力端子68とPMOSトランジスタQ
1 との間のノードN7に接続されている。ノードN7と
PMOSトランジスタQ32のゲートとの間にはPMOS
トランジスタQ33が接続されている。PMOSトランジ
スタQ33のゲートは高電位側電源Vccに接続され、ウェ
ルはノードN6に接続されている。
【0063】そして、出力イネーブル信号OEがLレベ
ルであって、出力端子68に外部装置から5ボルトの外
部電圧が印加されると、ノードN7の電位は外部電圧と
なる。PMOSトランジスタQ1 ,Q33のゲートにはそ
れぞれ高電位側電源Vcc、Hレベル(高電位側電源Vc
c)が印加されているので、PMOSトランジスタQ1,
Q33はオンとなり、ノードN7の電位は、PMOSトラ
ンジスタQ1 ,Q33を介してノードN6,N8へ伝達さ
れ、PMOSトランジスタQ32,Q34へ印加される。
【0064】このとき、PMOSトランジスタQ32のゲ
ートにはノードN8の電位、即ち5ボルトが印加され、
PMOSトランジスタQ32はオフが保持されるので、ノ
ードN6から高電位側電源Vccに向かって電流が流れ
ず、高電位側電源Vccは安定となる。また、PMOSト
ランジスタQ34のゲートには、外部装置からの外部電
圧、即ち5ボルトが印加されている。その結果、PMO
SトランジスタQ34も同様にオフが保持されるので、ノ
ードN6から高電位側電源Vccに向かって電流は流れ
ず、高電位側電源Vccは安定となる。
【0065】一方、ノードN7からNMOSトランジス
タQ22に印加された外部電圧は、第二実施例と同様に、
NMOSトランジスタQ22のゲートに高電位側電源Vcc
が印加されてそのNMOSトランジスタQ22のしきい値
電圧は1ボルト程度となっている。そのため、ノードN
7の電位は、NMOSトランジスタQ22のしきい値電圧
分低下してNMOSトランジスタQ2 に印加されること
になる。その結果、NMOSトランジスタQ2 のゲート
に印加されるLレベルとの電位差が小さくなり、そのN
MOSトランジスタQ2 のゲート酸化膜の耐圧を越える
ことがないので、NMOSトランジスタQ2 が破損する
のを防止することができる。
【0066】尚、本発明は前記実施例の他、以下の態様
で実施するようにしてもよい。 1)第一実施例又は第二実施例において、PMOSトラ
ンジスタQ1 に代えて、図5,図6に示すようにNMO
SトランジスタQ41を用いて実施する。即ち、第一実施
例において、高電位側電源VccとノードN4との間にN
MOSトランジスタQ41を接続する。NMOSトランジ
スタQ41のゲートはインバータ回路63の出力端子に接
続する。そして、NMOSトランジスタQ41のウェルは
トランスファゲートQ11と同様にノードN3に接続さ
れ、ウェル電圧制御回路部11からのウェル電圧を入力
する。
【0067】また、第二実施例において、高電位側電源
VccとトランスファゲートQ21との間にNMOSトラン
ジスタQ41を接続する。NMOSトランジスタQ41のゲ
ートはインバータ回路63の出力端子に接続する。そし
て、NMOSトランジスタQ41のウェルはトランスファ
ゲートQ21と同様にノードN3に接続され、ウェル電圧
制御回路部11からのウェル電圧を入力する。
【0068】この構成により、インバータ回路64を省
略することができる。また、相補信号である入力データ
IN,バーINに基づいてNMOSトランジスタQ41,
Q2が同じタイミングでオン・オフ制御される。
【0069】第一又は第二実施例において、PMOSト
ランジスタQ1 とNMOSトランジスタQ2 を用いた場
合、PMOSトランジスタQ1 とNMOSトランジスタ
Q2とが同時にオンとなる場合がある。すると、高電位
側電源VccからPMOSトランジスタQ1 とNMOSト
ランジスタQ2 を介して低電位側電源Vssに貫通電流が
流れ、その貫通電流により半導体装置の消費電力を低下
させることができない。
【0070】しかしながら、出力バッファ回路40,5
0において、NMOSトランジスタQ41,Q2 が同じタ
イミングでオン・オフ制御されるので、高電位側電源V
ccから低電位側電源Vssに貫通電流が流れなくなり、第
一又は第二実施例に比べて消費電力を更に低下させるこ
とができる。
【0071】2)上記各実施例の出力バッファ回路10
〜50をSRAM,DRAM等の半導体記憶装置やマイ
コンシステムに用いられる周辺ICに設けて実施する。 3)上記各実施例において、出力バッファ回路10〜5
0の出力端子68に入力バッファ回路を接続し、入出力
バッファ回路を構成する。
【0072】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
異なる駆動電源電圧の他の半導体装置に接続可能な出力
バッファ回路を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の原理説明図である。
【図2】 第一実施例の出力バッファ回路の回路図であ
る。
【図3】 第二実施例の出力バッファ回路の回路図であ
る。
【図4】 第三実施例の出力バッファ回路の回路図であ
る。
【図5】 第一実施例の別の出力バッファ回路の回路図
である。
【図6】 第二実施例の別の出力バッファ回路の回路図
である。
【図7】 従来の出力バッファ回路の回路図である。
【図8】 従来の出力バッファ回路の回路図である。
【符号の説明】
1 出力制御回路部 2 ウェル電圧制御回路部 Q1 出力トランジスタとしてのPチャネルMOSトラ
ンジスタ Q2 出力トランジスタとしてのNチャネルMOSトラ
ンジスタ Q3 トランスファゲート IN 入力データ OE 出力イネーブル信号 Dout 出力データ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 MOSトランジスタよりなり、直列接続
    された2つの出力トランジスタと、 入力データに基づいて前記出力トランジスタを交互にオ
    ン・オフ制御して前記出力トランジスタ間に接続された
    出力端子から出力データを出力するとともに、前記出力
    トランジスタを共にオフに制御して出力端子をハイイン
    ピーダンス状態にする出力制御回路部とを備えた出力バ
    ッファ回路において、 前記出力端子と、前記直列接続された出力トランジスタ
    間との間に接続されたトランスファゲートと、 前記トランスファゲートのウェルに接続され、前記出力
    制御部から入力データと出力イネーブル信号とに基づい
    た信号を入力し、その入力した信号に基づいて該トラン
    スファゲートのウェルに印加する電圧を制御するウェル
    電圧制御回路部とを備えた出力バッファ回路。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の出力バッファ回路にお
    いて、 前記ウェル電圧制御回路部は、 高電位側電源と低電位側電源間に直列に接続された2つ
    のNチャネルMOSトランジスタと、 前記NチャネルMOSトランジスタ間と低電位側電源間
    に接続されたNチャネルMOSトランジスタとから構成
    され、 前記NチャネルMOSトランジスタ間が前記トランスフ
    ァゲートのウェルに接続されるとともに、高電位側電源
    側のNチャネルMOSトランジスタのウェルに接続した
    出力バッファ回路。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の出力バッファ回
    路において、 前記出力トランジスタは、 直列に接続されたPチャネルMOSトランジスタとNチ
    ャネルMOSトランジスタとから構成されることを特徴
    とする出力バッファ回路。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2に記載の出力バッファ回
    路において、 前記出力トランジスタは、 高電位側電源と低電位側電源間に直列に接続された2個
    のNチャネルMOSトランジスタとから構成され、 高電位側電源に接続されたNチャネルMOSトランジス
    タのウェルは前記ウェル電圧制御回路部に接続されてウ
    ェル電圧が制御されるようにしたことを特徴とする出力
    バッファ回路。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のうちいずれか1項に記載
    の出力バッファ回路において、 前記トランスファゲートは、NチャネルMOSトランジ
    スタであって、そのウェルは前記ウェル電圧制御回路部
    に接続され、ゲートは高電位側電源に接続されている出
    力バッファ回路。
  6. 【請求項6】 請求項3又は4に記載の出力バッファ回
    路において、 前記トランスファゲートは、 高電位側電源と低電位側電源間に直列に接続されたMO
    Sトランジスタの間に接続された2つのNチャネルMO
    Sトランジスタであって、 高電位側電源に接続されたMOSトランジスタ側のNチ
    ャネルMOSトランジスタのウェルは前記ウェル電圧制
    御回路部に接続され、ゲートは高電位側電源に接続さ
    れ、 低電位側電源に接続されたMOSトランジスタ側のNチ
    ャネルMOSトランジスタのゲートは高電位側電源に接
    続されている出力バッファ回路。
  7. 【請求項7】 MOSトランジスタよりなり、直列接続
    された2つの出力トランジスタと、 入力データに基づいて前記出力トランジスタを交互にオ
    ン・オフ制御して前記出力トランジスタ間に接続された
    出力端子から出力データを出力するとともに、前記出力
    トランジスタを共にオフに制御して出力端子をハイイン
    ピーダンス状態にする出力制御回路部とを備えた出力バ
    ッファ回路において、 前記出力トランジスタは高電位側電源と低電位側電源間
    に直列に接続されたPチャネルMOSトランジスタ(Q1)
    とNチャネルMOSトランジスタ(Q2)であって、 前記PチャネルMOSトランジスタ(Q1)と高電位側電源
    間に接続されたPチャネルMOSトランジスタ(Q32)
    と、 前記PチャネルMOSトランジスタ(Q32) のゲートに接
    続され、出力端子がハイインピーダンス状態にない時に
    入力データに基づいて該PチャネルMOSトランジスタ
    (Q32) を前記PチャネルMOSトランジスタ(Q1)よりオ
    ンとするインバータ回路(32,33) と、 前記PチャネルMOSトランジスタ(Q32) のゲートと出
    力端子との間に接続されたPチャネルMOSトランジス
    タ(Q33) と、 ゲートが出力端子に接続され、前記PチャネルMOSト
    ランジスタ(Q32,Q1)間と高電位側電源との間に接続され
    たPチャネルMOSトランジスタ(Q34) とからなるウェ
    ル電圧制御回路部を備え、 前記PチャネルMOSトランジスタ(Q32,Q1)間にはPチ
    ャネルMOSトランジスタ(Q1,Q32,Q33,Q34)のウェルが
    接続されていることを特徴とする出力バッファ回路。
JP6193313A 1994-08-17 1994-08-17 出力バッファ回路 Withdrawn JPH0865135A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6193313A JPH0865135A (ja) 1994-08-17 1994-08-17 出力バッファ回路
US08/512,913 US5539335A (en) 1994-08-17 1995-08-09 Output buffer circuit for semiconductor device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6193313A JPH0865135A (ja) 1994-08-17 1994-08-17 出力バッファ回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0865135A true JPH0865135A (ja) 1996-03-08

Family

ID=16305833

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6193313A Withdrawn JPH0865135A (ja) 1994-08-17 1994-08-17 出力バッファ回路

Country Status (2)

Country Link
US (1) US5539335A (ja)
JP (1) JPH0865135A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09326685A (ja) * 1996-06-05 1997-12-16 Fujitsu Ltd 半導体装置
JP2016010003A (ja) * 2014-06-24 2016-01-18 株式会社ソシオネクスト インターフェース回路

Families Citing this family (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6040711A (en) * 1995-03-31 2000-03-21 Sgs-Thomson Microelectronics S.R.L. CMOS output buffer having a switchable bulk line
DE69521598T2 (de) * 1995-03-31 2002-07-11 Consorzio Per La Ricerca Sulla Microelettronica Nel Mezzogiorno, Catania CMOS Ausgangspuffer mit drei Zuständen
JP2827963B2 (ja) * 1995-06-02 1998-11-25 日本電気株式会社 半導体集積回路装置
US5736887A (en) * 1996-01-25 1998-04-07 Rockwell International Corporation Five volt tolerant protection circuit
JPH09261031A (ja) * 1996-03-21 1997-10-03 Oki Micro Design Miyazaki:Kk 半導体集積回路の出力バッファ回路
US6147511A (en) 1996-05-28 2000-11-14 Altera Corporation Overvoltage-tolerant interface for integrated circuits
JP3288962B2 (ja) * 1997-11-10 2002-06-04 日本プレシジョン・サーキッツ株式会社 3値出力回路
US6414360B1 (en) * 1998-06-09 2002-07-02 Aeroflex Utmc Microelectronic Systems, Inc. Method of programmability and an architecture for cold sparing of CMOS arrays
JP2000252813A (ja) 1999-02-24 2000-09-14 Texas Instr Inc <Ti> 低電圧差動信号方式受信機用出力バッファ
US6326832B1 (en) * 2000-03-29 2001-12-04 National Semiconductor Corporation Full swing power down buffer with multiple power supply isolation for standard CMOS processes
ITTO20010531A1 (it) * 2001-06-01 2002-12-01 St Microelectronics Srl Buffer di uscita per una memoria non volatile con controllo dello slew rate ottimizzato.
US20100091257A1 (en) * 2008-10-10 2010-04-15 Nikon Corporation Optical Imaging System and Method for Imaging Up to Four Reticles to a Single Imaging Location

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6376472A (ja) * 1986-09-19 1988-04-06 Fujitsu Ltd トランスフアゲ−ト回路
US5381062A (en) * 1993-10-28 1995-01-10 At&T Corp. Multi-voltage compatible bidirectional buffer
JP3160449B2 (ja) * 1993-12-02 2001-04-25 株式会社東芝 トランジスタ回路
US5451889A (en) * 1994-03-14 1995-09-19 Motorola, Inc. CMOS output driver which can tolerate an output voltage greater than the supply voltage without latchup or increased leakage current
US5418476A (en) * 1994-07-28 1995-05-23 At&T Corp. Low voltage output buffer with improved speed
US5467031A (en) * 1994-09-22 1995-11-14 Lsi Logic Corporation 3.3 volt CMOS tri-state driver circuit capable of driving common 5 volt line
US5444397A (en) * 1994-10-05 1995-08-22 Pericom Semiconductor Corp. All-CMOS high-impedance output buffer for a bus driven by multiple power-supply voltages

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09326685A (ja) * 1996-06-05 1997-12-16 Fujitsu Ltd 半導体装置
JP2016010003A (ja) * 2014-06-24 2016-01-18 株式会社ソシオネクスト インターフェース回路

Also Published As

Publication number Publication date
US5539335A (en) 1996-07-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7317335B2 (en) Level shifter with low leakage current
JPH0720060B2 (ja) 出力回路装置
JPS62203416A (ja) 特にマイクロプロセツサの周辺装置用の、mos技術の論理回路のためのパワ−オンリセツテイング回路
JPH0865135A (ja) 出力バッファ回路
US7420393B2 (en) Single gate oxide level shifter
JPH0750556A (ja) フリップフロップ型増幅回路
EP0848498B1 (en) Output driver circuit in semiconductor device
US5880617A (en) Level conversion circuit and semiconductor integrated circuit
US9054700B2 (en) Apparatus and methods of driving signal for reducing the leakage current
US7218145B2 (en) Level conversion circuit
US4963774A (en) Intermediate potential setting circuit
US6205077B1 (en) One-time programmable logic cell
KR0176326B1 (ko) 배타적 오아/노아게이트 회로
JPH08125522A (ja) オフチップ・ドライバ回路
JPH05347550A (ja) 半導体集積回路
JP3464425B2 (ja) ロジックインターフェース回路及び半導体メモリ装置
JP7465200B2 (ja) 遅延回路
US5808934A (en) Integrated logic circuit and EEPROM
JPH06326593A (ja) 半導体集積回路装置
JP2827963B2 (ja) 半導体集積回路装置
JP3737397B2 (ja) 半導体集積回路
JP2699828B2 (ja) 半導体装置の入出力回路
JPH06252724A (ja) 出力バッファ回路
JPH0398314A (ja) レベル変換回路
JPH09161486A (ja) 半導体集積回路装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20011106