JP4628362B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents

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Description

本発明は、走行性能、特にレーンチェンジ性能を向上させるとともに、耐摩耗性の悪化を抑制することができる空気入りタイヤに関する。
近年、車輌の性能の向上に伴い、進行中の車線から他の車線へ移る能力であるレーンチェンジ性能や、旋回する能力であるコーナリング性能等の走行性能を向上させる空気入りタイヤが強く要求されている。
このような要求に応えるために、様々な種類の提案がなされている。例えば、タイヤ幅方向断面において、車輌装着時内側と車輌装着時外側との曲率半径に差がつけられている空気入りタイヤが提案されている(特開昭57−147901号公報)。
しかしながら、この空気入りタイヤは、走行性能を向上させているものの、車輌装着時内側と車輌装着時外側との曲率半径に差がつけられていることにより、車輌装着時内側と車輌装着時外側とに掛かる路面接地圧が異なるため、耐摩耗性(摩耗寿命)を悪化させてしまうという問題があった。
そこで、本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、走行性能、特に、レーンチェンジ性能を向上させるとともに、耐摩耗性の悪化を抑制することができる空気入りタイヤを提供することを目的とする。
上述した課題を解決するため、本発明は、次のような特徴を有している。まず、本発明の第1の特徴は、車輌装着時内側に位置する内側ビードコア(ビードコア11a)及び車輌装着時外側に位置する外側ビードコア(ビードコア12a)を含むビード部(ビード部11及びビード部12)を有し、タイヤ半径方向内側からタイヤ半径方向外側に向けて、少なくともカーカス層(カーカス層13)及びトレッド部(トレッド部16)が配置される空気入りタイヤ(空気入りタイヤ1)であって、タイヤ幅方向断面において、内側ビードコアの中心(ビードコア11aの中心C1)及び外側ビードコアの中心(ビードコア12aの中心C2)を結ぶビード線(ビード線BL)と直角をなし、ビード線の中心(ビード線BLの中心T)を通過するタイヤ中心線(タイヤ中心線CL)を基準として、車輌装着時外側となるトレッド部の踏面においてタイヤ中心線側から外側タイヤショルダー(タイヤショルダー20B)に向かって、タイヤ中心線からの傾き角度(傾き角度X)が50度以上である外側ラグ溝(外側ラグ溝33)を空気入りタイヤが有し、タイヤ幅方向断面において、カーカス層の中心を通過するカーカス中心線(カーカス中心線CaL)に沿って、カーカス中心線とタイヤ中心線とが交差した地点(交差地点P)から、外側ビードコアの内端に最も接近している地点(接近地点P2)までの距離である外側カーカスペリフェリ長(カーカスペリフェリ長Ca1)が、交差地点からカーカス中心線に沿って内側ビードコアの内端に最も接近している地点(接近地点P1)までの距離である内側カーカスペリフェリ長(カーカスペリフェリ長Ca)よりも0.5mm〜10mm長いことを要旨とする。
かかる特徴によれば、外側カーカスペリフェリ長が、内側カーカスペリフェリ長よりも0.5mm〜10mm長く設定されることによってコニシティが発生するため、レーンチェンジが行われるときの横力(コーナリングフォース)がスムースに立ち上がる。この結果、空気入りタイヤのレーンチェンジ性能を向上させることができる。
なお、外側カーカスペリフェリ長が、内側カーカスペリフェリ長と比較して、内側カーカスペリフェリ長と同一又は+0.5mm未満である場合、空気入りタイヤのレーンチェンジ性能を向上させることができない。
また、外側カーカスペリフェリ長が、内側カーカスペリフェリ長と比較して、+10mmを越える長さである場合、コニシティが大きくなり過ぎてしまうため、車輌装着時外側における摩耗が早く進行してしまう。
また、本発明の特徴に係る空気入りタイヤによれば、タイヤ中心線からの外側ラグ溝の傾き角度が50度以上であるため、タイヤ中心線からの外側ラグ溝の傾き角度が小さい菱形のブロックに比べて正四角形のブロックに近づき、タイヤ転動時におけるブロックの捩れを小さくすることができる。この結果、外側カーカスペリフェリ長が、内側カーカスペリフェリ長よりも長く設定されることによって発生したコニシティによる車輌装着時外側における耐摩耗性の悪化を抑制することができる。また、ブロックの剛性が向上するため、さらにレーンチェンジ性能を向上させることができる。
本発明の第2の特徴は、本発明の第1の特徴に係り、外側ラグ溝が、外側タイヤショルダーに向かって弧状であることを要旨とする。
かかる特徴によれば、外側ラグ溝が弧状であるため、外側ラグ溝が弧状でない(真っ直ぐである)場合に比べ、タイヤ転動時におけるブロックの捩れをさらに小さくすることができる。この結果、車輌装着時外側における耐摩耗性の悪化をさらに抑制することできる。また、本発明の特徴によれば、レーンチェンジが行われるときの横力がスムースに立ち上がるため、空気入りタイヤのレーンチェンジ性能を向上させることができる。
本発明の第3の特徴は、本発明の第1の特徴又は第2の特徴に係り、タイヤ中心線を基準として、車輌装着時内側となるトレッド部の踏面においてタイヤ中心線側から内側タイヤショルダー(タイヤショルダー20A)に向かって、タイヤ中心線からの傾き角度(傾き角度Y)が40度以下である内側ラグ溝(内側ラグ溝35)を空気入りタイヤが有すること要旨とする。
かかる特徴によれば、本発明の特徴に係る空気入りタイヤによれば、タイヤ中心線からの内側ラグ溝の傾き角度が40度未満であるが、タイヤ中心線からの傾き角度が50度以上で設定した外側ラグ溝によって低下した排水性能を補うことができる。
本発明の第4の特徴は、本発明の第3の特徴に係り、内側ラグ溝が、内側タイヤショルダーに向かって弧状であることを要旨とする。
かかる特徴によれば、内側ラグ溝が弧状であるため、内側ラグ溝が弧状でない(真っ直ぐである)場合に比べ、タイヤ転動時におけるブロックの捩れをさらに小さくすることができる。この結果、車輌装着時内側における耐摩耗性の悪化を抑制することができる。
図1は、本発明の実施形態に係る空気入りタイヤのトレッド幅方向断面図である。 図2は、本発明の実施形態に係るトレッド部となる踏面の拡大展開図である。
次に、本発明に係る空気入りタイヤ1の一例について、図面を参照しながら説明する。なお、以下の図面の記載において、同一または類似の部分には、同一又は類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なのものであり、各寸法の比率などは現実のものとは異なることを留意すべきである。従って、具体的な寸法などは以下の説明を参酌して判断すべきものである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることは勿論である。
(本実施形態に係る空気入りタイヤの構成)
図1は、本実施形態に係る空気入りタイヤ1の幅方向の断面図である。図1に示すように、空気入りタイヤ1は、車輌装着時内側Aに位置するビードコア11a(内側ビードコア)を含むビード部11と、車輌装着時外側Bに位置するビードコア12a(外側ビードコア)を含むビード部12とを少なくとも有している。具体的には、ビード部11及びビード部12を構成するビードコア11a及びビードコア12aには、アラミド繊維コード(ケブラーなど)やスチールコードなどが用いられる。
空気入りタイヤ1は、空気入りタイヤ1の骨格となるカーカス層13を有している。また、車輌装着時外側Bのカーカスペリフェリ長Ca1(外側カーカスペリフェリ長)は、車輌装着時内側Aのカーカスペリフェリ長Ca(内側カーカスペリフェリ長)よりも3mm長い。
なお、車輌装着時外側Bのカーカスペリフェリ長Ca1が車輌装着時内側Aのカーカスペリフェリ長Caよりも3mm長いと説明したが、これに限定されるものではない。
ここで、カーカスペリフェリ長とは、カーカス層13の中心を通過するカーカス中心線CaLに沿って、カーカス中心線CaLとタイヤ中心線CLとが交差した交差地点Pから、ビードコア11a,12aの内端に最も接近する接近地点P1,P2までの距離である。タイヤ中心線とは、タイヤ幅方向断面においてビードコア11aの中心C1及びビードコア12aの中心C2を結ぶビード線BLと直角をなし、ビード線BLの中心を通過する線である。
カーカス層13のタイヤ半径方向外側には、第1ベルト層14a及び第2ベルト層14bが重ねて配置されている。また、第2ベルト層14bのタイヤ半径方向外側には、ベルト保護層15が配置されている。さらに、ベルト保護層15のタイヤ半径方向外側には、路面と接地するトレッド部16が配置されている。
次に、図2を参照して、本実施形態に係る空気入りタイヤ1におけるトレッド部16となる踏面17の展開図について説明する。図2に示すように、トレッド部16となる踏面17には、タイヤ周方向に形成された周方向主溝30が設けられている。
車輌装着時外側Bに位置するトレッド部16となる踏面17には、タイヤ中心線CL側からタイヤショルダー20B(外側タイヤショルダー)に向かって、タイヤ中心線CLからの傾き角度Xが70度である外側ラグ溝33が設けられている。
車輌装着時内側Aに位置するトレッド部16となる踏面17には、タイヤ中心線CL側からタイヤショルダー20A(内側タイヤショルダー)に向かって、タイヤ中心線CLからの傾き角度Yが36度である内側ラグ溝35が設けられている。
また、外側ラグ溝33及び内側ラグ溝35は、それぞれ弧状である。すなわち、外側ラグ溝33は、タイヤ中心線CL側よりもタイヤショルダー20B側の方が、タイヤ中心線CLを基準としたときの傾き角度が大きくなっている。また、内側ラグ溝35は、タイヤ中心線CL側よりもタイヤショルダー20Aの方が、タイヤ中心線CLを基準としたときの傾き角度が大きくなっている。
(作用・効果)
以上説明した本実施形態に係る空気入りタイヤ1によれば、カーカスペリフェリ長Ca1が、カーカスペリフェリ長Caよりも0.5mm〜10mm長く設定されることによってコニシティが発生するため、レーンチェンジが行われるときの横力(コーナリングフォース)がスムースに立ち上がる。この結果、空気入りタイヤ1のレーンチェンジ性能を向上させることができる。
また、タイヤ中心線CLからの外側ラグ溝33の傾き角度Xが50度以上であるため、タイヤ中心線CLからの外側ラグ溝33の傾き角度が小さい菱形のブロックに比べて正四角形のブロックに近づき、タイヤ転動時におけるブロックの捩れを小さくすることができる。この結果、カーカスペリフェリ長Ca1が、カーカスペリフェリ長Caよりも長く設定されることによって発生したコニシティによる車輌装着時外側Bにおける耐摩耗性の悪化を抑制することができる。
また、外側ラグ溝33が弧状であるため、外側ラグ溝33が弧状でない(真っ直ぐである)場合に比べ、タイヤ転動時におけるブロックの捩れをさらに小さくすることができる。この結果、車輌装着時外側Bにおける耐摩耗性の悪化をさらに抑制することができる。また、本発明の特徴によれば、レーンチェンジが行われるときの横力がスムースに立ち上がるため、空気入りタイヤ1のレーンチェンジ性能を向上させることができる。
また、タイヤ中心線CLからの内側ラグ溝35の傾き角度が40度未満であるが、タイヤ中心線CLからの傾き角度が50度以上で設定した外側ラグ溝33によって低下した排水性能を補うことができる。
さらに、内側ラグ溝35が弧状であるため、内側ラグ溝35が弧状でない(真っ直ぐである)場合に比べ、タイヤ転動時におけるブロックの捩れをさらに小さくすることができる。この結果、車輌装着時内側Aにおける耐摩耗性の悪化をさらに抑制することができる。
(比較評価)
次に、本発明の効果をさらに明確にするために、比較例及び本発明が適用された実施例に係る空気入りタイヤを用いて行った試験結果について説明する。
各比較例及び実施例に用いられた空気入りタイヤのサイズは、いずれも“205/60R15”である。すなわち、断面幅(トレッド幅)が約205mmであり、扁平率(タイヤ幅に対するタイヤ断面高さの比)が約60%であり、リム径が15インチである。
また、各比較例及び実施例に係る空気入りタイヤは、110Texのポリエステルコード2枚のカーカス層13と、スチールコード2層のベルト層14と、ベルト層14に140Texのナイロンコード1層のベルト保護層15とを有する。なお、その他使用された材料は全て同じものである。
まず、内側ラグ溝35のタイヤ中心線CLを基準とした傾き角度Yと、外側ラグ溝33のタイヤ中心線CLを基準とした傾き角度Xとの違いによる試験結果について、表1を用いて説明する。
Figure 0004628362
<レーンチェンジ性能試験>
比較例1−1及び実施例1−1に係る空気入りタイヤを、テスト用車輌(FF車、2362cc)に装着し、テストコースの直線区間で140km/hの定速走行から隣のレーン(1車線分)へ移るときの応答性(いわゆる、操舵感)及び収束性(いわゆる、移ったレーンでの収まり感)等をプロドライバーにて評価した。なお、数値が大きいほど、レーンチェンジ性能に優れていることを示す。
表1に示すように、実施例1−1に係る空気入りタイヤは、比較例1−1に係る空気入りタイヤに比べ、レーンチェンジ性能に優れていることが分かった。
<タイヤ寿命試験>
比較例1−1及び実施例1−1に係る空気入りタイヤを、室内に設置されたドラムにて、ドラムとトレッド部16との間に細かい砂を落としながら2000km転動させた後、残りの溝(周方向主溝又はラグ溝等)が1.6mmになる時点のタイヤ寿命を推定した。
表1に示すように、実施例1−1に係る空気入りタイヤは、比較例1−1に係る空気入りタイヤに比べ、タイヤ寿命が長いと分かった。すなわち、実施例1−1に係る空気入りタイヤは、摩耗性に優れていると評価した。
<総合結果>
上述したレーンチェンジ性能及びタイヤ寿命の両方が優れている場合は◎と示す。また、レーンチェンジ性能又はタイヤ寿命のいずれかが優れているが、レーンチェンジ性能又はタイヤ寿命のいずれかが優れていない場合は○と示す。
この結果、内側ラグ溝35がタイヤ中心線CLからの傾き角度Yが40度以下であり、外側ラグ溝33がタイヤ中心線CLからの傾き角度Xが50度以上である実施例1−1に係る空気入りタイヤは、レーンチェンジ性能を向上させるとともに、タイヤ寿命が長いと分かった(耐摩耗性の悪化を抑制することが分かった)。
次に、外側カーカスペリフェリ長Ca1が内側カーカスペリフェリ長Caよりも長いときの差の違いによる試験結果について、表2を用いて説明する。
Figure 0004628362
<レーンチェンジ性能試験>
実施例2−1〜2−5及び比較例2−1、2−2に係る空気入りタイヤを、テスト用車輌(FF車、2362cc)に装着し、テストコースの直線区間で140km/hの定速走行から隣のレーン(1車線分)へ移るときの応答性(いわゆる、操舵感)及び収束性(いわゆる、移ったレーンでの収まり感)等をプロドライバーにて評価した。なお、数値が大きいほど、レーンチェンジ性能に優れていることを示す。
表2に示すように、実施例2−1〜2−5及び比較例2−2に係る空気入りタイヤは、比較例2−1に係る空気入りタイヤに比べ、レーンチェンジ性能に優れていることが分かった。
<タイヤ寿命試験>
実施例2−1〜2−5及び比較例2−1,2−2に係る空気入りタイヤを、室内に設置されたドラムにて、ドラムとトレッド部16との間に細かい砂を落としながら2000km転動させた後、残りの溝(周方向主溝又はラグ溝等)が1.6mmになる時点のタイヤ寿命を推定した。
表2に示すように、実施例2−1〜2−5に係る空気入りタイヤは、比較例2−1及び比較例2−2に係る空気入りタイヤに比べ、タイヤ寿命が長いと分かった(20000km以上走行することが可能と分かった)。すなわち、実施例2−1〜2−5に係る空気入りタイヤは、摩耗性に優れていると評価した。
<総合結果>
上述したレーンチェンジ性能及びタイヤ寿命の両方が優れている場合は◎と示す。また、レーンチェンジ性能又はタイヤ寿命のいずれかが優れているが、レーンチェンジ性能又はタイヤ寿命のいずれかが優れていない場合は○と示す。さらに、レーンチェンジ性能及びタイヤ寿命の両方が優れていない場合は−と示す。
この結果、外側カーカスペリフェリ長Ca1が内側カーカスペリフェリ長Caよりも3.0mm長い実施例2−1に係る空気入りタイヤは、レーンチェンジ性能を向上させるとともに、タイヤ寿命が長いと分かった(耐摩耗性の悪化を抑制することが分かった)。
また、外側カーカスペリフェリ長Ca1が内側カーカスペリフェリ長Caよりも0.5mm〜10.0mm長い(3.0mmを除く)実施例2−2〜2−5に係る空気入りタイヤは、レーンチェンジ性能を確保するとともに、タイヤ寿命が長いと分かった(耐摩耗性の悪化を抑制することが分かった)。
以上のように、本発明に係る空気入りタイヤは、走行性能、特に、レーンチェンジ性能を向上させるとともに、耐摩耗性の悪化を抑制することができるため、空気入りタイヤの製造技術などにおいて有用である。

Claims (4)

  1. 車輌装着時内側に位置する内側ビードコア及び車輌装着時外側に位置する外側ビードコアを含むビード部を有し、タイヤ半径方向内側からタイヤ半径方向外側に向けて、少なくともカーカス層及びトレッド部が配置される空気入りタイヤであって、
    タイヤ幅方向断面において、前記内側ビードコアの中心及び前記外側ビードコアの中心を結ぶビード線と直角をなし、前記ビード線の中心を通過するタイヤ中心線を基準として、車輌装着時外側となる前記トレッド部の踏面において、前記タイヤ中心線側から外側タイヤショルダーに向かって、前記タイヤ中心線からの傾き角度が50度以上である外側ラグ溝を有し、
    タイヤ幅方向断面において、前記カーカス層の中心を通過するカーカス中心線に沿って、前記カーカス中心線と前記タイヤ中心線とが交差した交差地点から、前記外側ビードコアの内端に最も接近する地点までの距離である外側カーカスペリフェリ長は、前記交差地点から前記カーカス中心線に沿って前記内側ビードコアの内端に最も接近する地点までの距離である内側カーカスペリフェリ長よりも0.5mm〜10mm長いことを特徴とする空気入りタイヤ。
  2. 前記外側ラグ溝は、前記外側タイヤショルダーに向かって弧状であることを特徴とする請求項1に記載の空気入りタイヤ。
  3. 前記タイヤ中心線を基準として、車輌装着時内側となる前記トレッド部の踏面において、前記タイヤ中心線側から内側タイヤショルダーに向かって、前記タイヤ中心線からの傾き角度が40度以下である内側ラグ溝を有することを特徴とする請求項1又は請求項2の何れかに記載の空気入りタイヤ。
  4. 前記内側ラグ溝は、前記内側タイヤショルダーに向かって弧状であることを特徴とする請求項3に記載の空気入りタイヤ。
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