JP4617574B2 - 不揮発性半導体記憶装置およびその製造方法 - Google Patents

不揮発性半導体記憶装置およびその製造方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体とゲート電極との間に積層された複数の誘電体膜内に、ボトム誘電体膜と電荷蓄積能力を有した電荷蓄積膜とを含む不揮発性半導体記憶装置、および、その製造方法に関する。特定的に、本発明は、電荷蓄積膜の堆積時にインキュベーション時間の低減が可能な不揮発性半導体記憶装置と、その製造方法とに関する。
【0002】
【従来の技術】
電気的に書き込みおよび消去が可能な不揮発性半導体メモリ素子は、電荷を蓄積する電荷蓄積手段が単一の導電層からなるFG(Floating Gate) 型のほかに、電荷蓄積手段として電荷トラップを利用したものが存在する。後者の代表例としては、電荷トラップを多く含む材料の電荷蓄積膜に電荷を注入し蓄積させる、MONOS(Metal-Oxide-Nitride-Oxide-Semiconductor) 型およびMNOS(Metal-Nitride-Oxide-Semiconductor) 型の半導体メモリ素子が知られている。MONOS型およびMNOS型の半導体メモリ素子では、電荷蓄積膜である窒化珪素膜あるいは酸化窒化珪素(silicon oxynitride)膜(以下、両者を総称して、窒化膜という)に電荷が注入され、蓄積される。
【0003】
図6に、MONOS型半導体メモリトランジスタの断面図を示す。
この半導体メモリトランジスタでは、半導体基板SUB内の表面領域に、半導体基板SUBと逆導電型を有した2つの不純物領域(ソース・ドレイン領域S/D)が離れて形成されている。2つのソース・ドレイン領域S/D間の基板領域が、このメモリトランジスタのチャネル形成領域となる。
【0004】
不揮発性メモリトランジスタでは、蓄積された電荷が容易に基板側に抜けること、および意図しない電荷が容易に基板側から電荷蓄積膜に注入されることを防止する必要がある。そのため、上記したチャネル形成領域上にポテンシャル障壁を形成するのに必要な薄いボトム誘電体膜BTMが形成されている。通常、ボトム誘電体膜BTMは、二酸化珪素膜、窒化珪素膜、またはそれらの積層膜を用いる。ボトム誘電体膜BTMはシリコン基板SUBの熱酸化(thermal oxidation)あるいはCVD(Chemical Vapor Deposition) などの周知の技術によって形成される。
電荷蓄積膜CHSとして機能する上記した窒化膜は、ボトム誘電体膜上にCVDなどの周知の技術によって形成される。このときプラズマCVD、とくにLP−CVD(Low-Pressure Chemical Vapor Deposition)が良く用いられる。
また、MONOS型半導体メモリ素子では、電荷蓄積膜CHSとゲート電極GEとのポテンシャル障壁として機能するトップ誘電体膜TOPが電荷蓄積膜CHS上に形成されている。トップ誘電体膜TOPは、窒化膜表面を熱酸化する方法などの周知の技術によって形成される。
なお、特に図示しないが、MNOS型では窒化膜を厚くすることで窒化膜上部が電荷蓄積に寄与できなくし、その結果、トップ誘電体膜を不要としている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
誘電体上に窒化珪素をCVDによって形成する際、窒化珪素膜の形成開始とともに膜厚が増加するのではなく、膜形成を開始してから暫くは膜が殆ど成長せずに、ある程度時間が経つと膜成長の速度が急に増加するという現象が見られる。この膜形成を開始してから実際に有効な膜成長が始まるまでの時間はインキュベーション時間(incubation time) と呼ばれ、とくに下地が二酸化珪素の場合に顕著である。
【0006】
図7のグラフは、従来のMONOS型メモリトランジスタにおける電荷蓄積膜形成時の膜厚推移を示す。
従来のMONOS型メモリトランジスタの製造においては、電荷蓄積膜の形成時に、ボトム誘電体膜上に窒化珪素をCVDするので、このインキュベーション時間が長かった。
【0007】
インキュベーション時間の発生は、以下のように説明することができる。窒化珪素の成長初期過程において、まず、窒化珪素成長のための核が下地表面上に散在して出来始める。時間とともに、その核を中心に窒化珪素がアイランド状に成長する。そして、この窒化珪素の核同士がつながり下地表面が窒化珪素で覆われると、以後は、窒化珪素の膜厚が顕著に増加し始める。
【0008】
インキュベーション時間内では窒化珪素の核が成長しているので、形成された窒化珪素膜(電荷蓄積膜CHS)は、成膜初期の核生成の影響を受け膜表面に凹凸ができやすい。電荷蓄積膜CHSの凹凸が顕著だと動作時に局部的に電界集中が起こりやすいため、メモリ素子の電気的特性、たとえばデータ書き換え時のエンディランス特性に悪影響を与える。
また、インキュベーション時間は下地の表面状態(たとえば洗浄度または組成)の影響を受け、長くなったり短くなったりする。このため、電荷蓄積膜CHSの精密な膜厚制御が困難となり、これに起因した素子の構造上および特性上のバラツキが大きくなってしまう。
【0009】
インキュベーション時間を減らすために、従来、ボトム誘電体膜BTMとして用いる二酸化珪素膜の表面をRTN(Rapid Thermal Nitridation) または短時間熱酸化窒化(rapid thermal oxynitridation)していた。RTNでは、たとえば、炉内温度を1000℃に保った状態で、炉内にアンモニアNH3 のガスを流して炉内圧力を6Torrとし、このアンモニア雰囲気中に半導体メモリ素子の表面を数10分間曝し、二酸化珪素膜の表面を窒化する。このとき、ボトム誘電体膜BTMの表面にSi−Nボンドが生成される。そのため、つぎの電荷蓄積膜CHSの形成時に、窒化珪素をCVDする下地表面と窒化珪素との格子整合性が良くなり、インキュベーション時間が大幅に低減する。その結果、電荷蓄積膜CHSの表面の平坦性が改善され、膜厚の制御性が向上する。
【0010】
ところが、このRTNを用いた方法では、二酸化珪素膜中に窒素以外に水素も導入され、膜中のSi−Hボンド密度が増大する。Si−Hボンドから水素が抜ける過程で珪素のダングリングボンド(dangling bond) が生成される。したがって、RTNによるSi−Hボンド密度の増大に起因して、二酸化珪素膜に電子または正孔がトラップされやすくなる。これによって、エンディランス特性における書き換え可能な回数が1桁程度少なくなるという不利益が発生する。
【0011】
一方、二酸化珪素膜中に窒素原子を導入する方法として、上記したアンモニア雰囲気内での熱処理のほかに、水素を含まない窒素酸化物、たとえば一酸化窒素(nitrogen monoxide ;NO),二窒化酸素(dinitrogen oxide;N2 O)または二酸化窒素(nitrogen dioxide;NO2 )のガス雰囲気での熱処理が知られている。しかし、アンモニアを用いた熱処理と比較すると、これらの熱処理によって二酸化珪素膜中に含ませることができる窒素の量が少なく、インキュベーション時間の低減効果が小さい。
【0012】
本発明の目的は、メモリ素子特性の低下を防止しながら電荷蓄積膜形成時のインキュベーション時間を低減して素子の構造上および特性上のバラツキを抑制することが可能な不揮発性半導体記憶装置の製造方法と、不揮発性半導体記憶装置とを提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法は、半導体基板のチャネルが形成される領域の上にボトム誘電体膜を形成し、上記ボトム誘電体膜の上に、窒化珪素または酸化窒化珪素の第1の膜と窒化珪素の第2の膜を含み電荷蓄積能力を有する電荷蓄積膜を形成する、複数の誘電体膜の形成工程と上記複数の誘電体膜の上にゲート電極となる導電膜を形成する工程と、上記導電膜と上記複数の誘電体膜をパターニングしてゲート電極の積層体を形成し、形成した積層体の両側の上記半導体基板の領域にソース・ドレイン領域を形成する工程とを有し、上記電荷蓄積膜の形成工程内に以下の諸工程、すなわち、上記ボトム誘電体膜の表面を、上記第1の膜が窒化珪素膜の場合は珪素と窒素をそれぞれ含む2種のガスに順次暴露し、上記第1の膜が酸化窒化珪素の場合は、さらに酸素を含むガスを加えた3種のガスに順次暴露し、当該一連の暴露を所定のサイクル数繰り返して原子層堆積を行うことで上記第1の膜を成膜する工程と、珪素と窒素の両方を含む混合ガスに導入ガスを切り換え、所定の厚さに達するまで窒化珪素膜を気相堆積により堆積することで上記第2の膜を成膜する工程と、を含む
【0014】
上記電荷蓄積膜の形成では原子層堆積と他の堆積とを組み合わせた方法により上記電荷蓄積膜を形成する。
より詳細に、上記電荷蓄積膜の形成工程内に以下の諸工程、すなわち、ボトム誘電体膜の形成まで終えた不揮発性半導体記憶装置の表面を、上記誘電体を組成する複数の元素の何れかを含む複数のガスに順次暴露し、当該一連の暴露を所定のサイクル数繰り返して原子層堆積を行い、上記ガスを、上記複数の元素を全て含む混合ガスに切り換え、上記誘電体が所定の厚さに達するまで必要な誘電材料を化学的気相堆積により堆積する。
【0015】
原子層堆積を用いて形成した上記電荷蓄積膜上にトップ誘電体膜を形成し、トップ誘電体膜上にゲート電極を形成する。いわゆるMONOS型の不揮発性半導体記憶装置である。
あるいは、原子層堆積を用いて形成した上記電荷蓄積膜上にゲート電極を形成する。いわゆるMNOS型の不揮発性半導体記憶装置である。
【0018】
本発明に係る不揮発性半導体記憶装置は、半導体基板のチャネルが形成される領域の上に積層された電荷蓄積能力を有する複数の誘電体膜と、複数の誘電体膜上のゲート電極と、ゲート電極の両側の半導体基板の領域に形成された2つのソース・ドレイン領域とを有し、上記複数の誘電体膜が、上記半導体基板の上記領域の上に形成されたボトム誘電体膜と、上記ボトム誘電体膜の上に、珪素を含む堆積層と窒素を含む堆積層、または、珪素を含む堆積層と窒素を含む堆積層と酸素を含む堆積層が繰り返し積層された原子層堆積バッファ膜と、原子層堆積バッファ膜上に、珪素と窒素の両方を含む混合ガスに曝すことによって形成された窒化珪素の気相堆積膜とを含む。
【0019】
本発明に係る不揮発性半導体記憶装置および製造方法では、少なくとも電荷蓄積膜の形成の初期段階に原子層堆積を用いることから、電荷蓄積膜の形成時に下地のボトム誘電体膜と電荷蓄積膜との格子整合性が良く、インキュベーション時間が短い。その結果、電荷蓄積膜の表面の凹凸が小さく、電荷蓄積膜厚の制御性が向上する。しかも、従来のインキュベーション時間低減方法、すなわち水素を含むガスを用いた短時間高温窒化処理を用いた場合のボトム誘電体膜に含まれる珪素−水素結合の密度に比べ、本発明に係る不揮発性半導体記憶装置のボトム誘電体膜に含まれる珪素−水素結合の密度は小さい。したがって、インキュベーション時間の低減と、珪素−水素結合の密度の低減が同時に達成される。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、記憶素子としてチャネル導電型がn型のメモリトランジスタを有する場合を例に図面を参照しながら説明する。なお、p型のメモリトランジスタは、以下の説明で不純物導電型を逆にすることで実現される。
【0021】
第1実施形態
図1は、第1実施形態に係るMONOS型メモリトランジスタの断面図である。
図1において、p型シリコンウエハなどの半導体基板またはp型ウエル(以下、基板SUBという)内の表面側に、n型不純物が添加されたソースまたはドレインとなる2つの不純物領域(以下、ソース・ドレイン領域という)S/Dが離れて配置されている。2つのソース・ドレイン領域S/D間でゲート電極GEが交差する基板部分が、当該メモリトランジスタのチャネル形成領域となる。
【0022】
チャネル形成領域上にゲート誘電体膜GDが形成され、ゲート誘電体膜GD上にメモリトランジスタのゲート電極GEが積層されている。ゲート電極GEは、一般に、p型またはn型の不純物が高濃度に添加されて導電化されたドープド多結晶珪素あるいはドープド非晶質珪素、または、ドープド多結晶珪素あるいはドープド非晶質珪素と高融点金属シリサイドとの積層膜からなる。
【0023】
ゲート誘電体膜GDは、下層から順に、ボトム誘電体膜BTM,電荷蓄積膜CHS,トップ誘電体膜TOPから構成されている。
ボトム誘電体膜BTMは二酸化珪素、二酸化珪素を窒化してできた窒化酸化珪素(silicon nitrided oxide)、または窒化珪素を酸化してできた酸化窒化珪素(silicon oxynitride)などからなる。ボトム誘電体膜BTMは、通常、FP(Frenkel-Poole) 型の電気伝導特性を示す。あるいは、ボトム誘電体膜BTMをFN(Fowler-Nordheim) 型の電気伝導特性を示す誘電体膜としてもよい。ボトム誘電体膜BTMは、必要な特性を満たし、かつポテンシャルバリアたり得る厚さの範囲、たとえば2.0nmから6.0nmの範囲内で所定の膜厚を有する。
【0024】
電荷蓄積膜CHSは電荷蓄積能力を有した誘電体膜である。本実施形態における電荷蓄積膜CHSは、ボトム誘電体膜BTM上の第1の膜CHS1と、第1の膜CHS1上の第2の膜CHS2とからなる。第2の膜CHS2が、電荷を主に蓄積する膜である。第1の膜CHS1は、第2の膜CHS2形成時のインキュベーション時間を低減するために介在している。
このような目的の第1の膜CHS1は、本発明で“原子層堆積バッファ膜”と称され、原子層堆積(ALD:Atomic Layer Deposition )により形成される。第1の膜CHS1の厚さは、約0.4nmから数nm程度である。
【0025】
第2の膜CHS2は、通常のプラズマCVD法、とくに好ましくは低圧CVD(LP−CVD)により作製され、膜中に電荷トラップが多く含まれている。第2の膜CHS2を、JVD(Jet Vapor Deposition)法により形成してもよい。第1および第2の膜CHS1,CHS2は、同じ材料が好ましく、窒化珪素または酸化窒化珪素からなる。電荷蓄積膜CHSのトータルの厚さは、たとえば、3.0nm〜8.0nm程度である。
【0026】
トップ誘電体膜TOPは、電荷蓄積膜CHSとの界面近傍に深い電荷トラップを高密度に形成する必要があり、このため、たとえば成膜後の電荷蓄積膜CHSを熱酸化して形成する。トップ誘電体膜TOPをHTO(High Temperature chemical vapor deposited Oxide)法により形成した酸化珪素膜としてもよい。トップ誘電体膜TOPがCVDで形成された場合は熱処理により電荷トラップが形成される。トップ誘電体膜TOPについては、少なくとも、ゲート電極GEからのホールの注入を有効に阻止してデータ書換可能な回数の低下防止を図る必要がある。トップ誘電体膜TOPは、この要請により最小膜厚が決められる。
【0027】
以下、このような構成のメモリトランジスタの製造方法を説明する。ここでは、第1の膜CHS1として窒化珪素膜をALDにより形成する場合を主に説明する。
【0028】
用意したシリコンウエハ(基板SUB)に対し、必要に応じて、素子(あるいはセル)間で誘電体分離層を形成する。また、しきい電圧調整用のイオン注入等を必要に応じて行う。
つぎに、露出している基板SUBの表面を、過酸化水素水をベースとした洗浄液を用いて十分に洗浄した後、酸素を含む雰囲気中で熱処理する。たとえば、窒素で希釈されたドライ酸素を酸化/拡散炉内に所定流量流し、炉内温度850℃で約2分間の熱処理を行う。これにより、シリコンウエハの表面に約3nmの二酸化珪素膜(ボトム誘電体膜BTM)が形成される。
【0029】
シリコンウエハをCVD装置に移送した後、原子層堆積(ALD)を行う。
たとえば、CVD装置の反応炉内の温度を375℃とし、テトラクロルシラン(tetrachlorosilane) SiCl4 (以下、TCSという)のガスを炉内に導入し、炉内圧力を200Torrに制御する。炉内の温度および圧力が安定したら、TCSのガス雰囲気にシリコンウエハを所定時間、たとえば数十秒から百数十秒ほど暴露する。
続いて、炉内温度を550℃に上昇させ、アンモニアNH3 のガスを炉内に導入し、炉内圧力を500Torrに制御する。炉内の温度および圧力が安定したら、アンモニアのガス雰囲気にシリコンウエハを所定時間、たとえば百数十秒ほど暴露する。
図2に示すように、このTCSガスの暴露とアンモニアガスの暴露とを1サイクルとし、これを1サイクルから数サイクルの範囲で決まったサイクル数だけ繰り返す。このサイクル数は、ALD膜の所望の厚さにより決まる。
【0030】
この結果、ボトム誘電体膜BTM上に、1分子の厚さ(約0.4nm)から数分子の厚さで窒化珪素が堆積される。このALDにより形成された窒化珪素膜(図1では、ALD−SiNと表記)は、分子の層を単位として形成されるため、その表面の凹凸が小さく表面状態が良好である。
【0031】
上記したALDでは、TCSの代わりに、他のSiを含むガスを用いてもよい。ここで、Siを含む他のガスとして、シランSiH4 ,ジクロルシラン(dichlorosilane)SiH2 Cl2 (以下、DCSという),ヘキサクロルジシラン(hexachlorodisilane)Si2 Cl6 ,四フッ化珪素(silicon tetrafluoide)SiF4を例示することができる。
また、アンモニアの代わりに、他の窒素を含むガスを用いてもよい。ここで、窒素を含む他のガスとして、窒素N2 ,酸化窒素(NO,N2 O,NO2 )を例示することができる。
【0032】
第1の膜CHS1を酸化窒化珪素膜とする場合には、アンモニアの暴露、DCSの暴露に、二窒化酸素N2 Oの暴露を加え、この異なるガスによる3回の暴露を1サイクルとしてALDを行う。
【0033】
ALDによる第1の膜CHS1の形成後は、周知の技術である通常のCVDにより、第1の膜CHS1上に、さらに窒化珪素膜(第2の膜CHS2)を形成する。たとえば、炉内温度を650℃とし、アンモニアとDCSの混合ガスを炉内に導入し、炉内圧力を約0.2Torrに制御する。温度と圧力が安定したら、シリコンウエハを約40分間この混合ガスに曝す。これにより、約6nmの窒化珪素膜が第1の膜CHS1上に形成される。
このとき、DCSの代わりに、シラン,TCSまたはヘキサクロルジシランなどのSiを含む他のガスを用いてもよい。また、窒化珪素膜を形成する方法は、LP−CVD法に限らず、他のプラズマCVD法、あるいはJVD法であってもよい。
【0034】
なお、第2の膜CHS2の形成時に、CVDの条件を変化させて電荷トラップ密度をチャネル形成領域から遠い箇所で高くすると望ましい。電荷蓄積膜CHSの膜厚方向における電荷トラップ分布の重心を基板から遠ざけると、電荷トラップに電荷が一旦捕獲された後に基板側に戻る確率が減り、その分、電荷保持特性が向上する。
【0035】
このようなCVDは、アンモニアの流量比を変えることで実現できる。最初はDCSの流量に対するアンモニアの流量比が相対的に大きな条件でCVDし、その後、この流量比が相対的に小さくなる条件に切り替えて残りのCVDを行う。これにより、第2の膜CHS2内で、チャネル形成領域に近い領域ではSi−Hボンドの密度が低く抑えられ、チャネル形成領域から遠い領域にSi−Hボンドが高密度で分布するようになる。Si−Hボンドは水素が置換される過程で珪素のダングリングボンドを形成する。このため、Si−Hボンドの密度が高いほど、電荷トラップの密度も高くなりやすい。上記方法では、CVDの途中でアンモニアの流量比を上げることで、チャネル形成領域から遠い領域の電荷トラップ密度を高め、その結果、電荷保持特性が向上する。
【0036】
同様な効果は、珪素含有ガスの種類を変えることでも得られる。
たとえば、最初はアンモニアとTCSの混合ガスでCVDし、その後、TCSをDCSに切り替えて残りのCVDを行う。TCSを用いたCVDによる窒化珪素膜は、DCSを用いたCVDによる窒化珪素膜に比べてSi−Hボンド密度が数割少ない。したがって、CVDの途中でTCSをDCSに切り替える、この方法によっても、チャネル形成領域から遠い領域の電荷トラップ密度を高め、その結果、電荷保持特性を向上させることが可能となる。
【0037】
第1の膜CHS1を酸化窒化珪素膜とした場合には、この第2の膜CHS2も酸化窒化珪素とするのが望ましい。このとき、たとえば炉内温度を750℃とし、アンモニア,DCSおよび二窒化酸素の混合ガスを炉内に導入し、所定圧力に制御した後に、所定の時間CVDし、約6nmの酸化窒化珪素膜を形成する。
上記したと同様な方法によって、酸化窒化珪素の堆積中にCVDの条件を変更し、電荷トラップ密度の重心を膜厚方向に変化させることができる。
【0038】
このようにして形成した電荷蓄積膜CHS上に、たとえばLP−CVD法により、トップ誘電膜TOPを形成する。
たとえば、炉内温度を780℃とし、DCSと二窒化酸素N2 Oとの混合ガスを炉内に導入し、炉内圧力を約0.5Torrに制御する。温度と圧力が安定したら、シリコンウエハを約40分間この混合ガスに曝す。これにより、HTO(High Temperature chemical vapor deposited Oxide)膜と一般に言われる酸化珪素膜が約5nmの厚さで第2の膜CHS2上に形成される。
このとき、DCSの代わりに、前記したSiを含む他のガスを用いてもよい。また、高温のLP−CVDの代わりに、第2の膜CHS2の表面の熱酸化によってトップ誘電膜TOPを形成してもよい。熱酸化法を採用した場合、第2の膜CHS2を構成する窒化珪素膜を、たとえば8nmまで予め厚く形成しておく。8nmの窒化珪素膜の表面を酸素を含む雰囲気中で熱処理する。これにより、約3nmのトップ誘電膜TOPが形成され、同時に、その下の窒化珪素膜の膜厚が減って所望の膜厚となる。
【0039】
トップ誘電膜TOPをCVDで形成する場合、上記した電荷蓄積膜を構成する第1の膜CHS1,電荷蓄積膜を構成する第2の膜CHS2,およびトップ誘電膜TOPの3つの膜形成工程は、3工程全てを同一のCVD装置で連続して形成することが望ましい。膜同士の界面が大気に触れないからである。
ただし、良好な界面が得られる場合、あるいは膜形成時の前処理を行うことを前提とするならば、それぞれ別の装置で形成してもよい。また、2つの工程を同一装置内で連続して形成し、残る1工程は他の装置で形成してもよい。
トップ誘電膜TOPを熱酸化で形成する場合、第1および第2の膜CHS1,CHS2を同一装置内で連続して形成してもよく、別の装置でも形成してもよい。
いずれにしても、ALDを行うCVD装置に対し、試料をガスに曝す時間の制御性を高くすることが要求される。
【0040】
ゲート電極GEとなる高濃度不純物が添加された多結晶珪素または非晶質珪素を、トップ誘電体膜TOP上にCVDする。たとえば多結晶珪素を形成する場合、Siを含むガスを用いたCVD法、または、多結晶珪素をターゲットとしたスパッタリング法を用いる。ここでは、基板温度650℃としたCVDにより多結晶珪素を堆積し、必要に応じて、多結晶珪素上に、金属、高融点金属、または、その金属シリサイドを含む合金などからなる低抵抗化層を形成する。低抵抗化層の材料としては、銅Cu,アルミニウムAl,金Au,タングステンW,チタンTi,タングステンシリサイドWSi2 ,タンタルシリサイドTaSi2 ,チタンナイトライドTiNなどを用いる。このように形成されたゲート電極GEの厚さは、50nm〜200nm程度である。
【0041】
必要に応じてドライエッチング耐性の優れた誘電体膜のパターンを形成し、この誘電体膜あるいはレジストをマスクとして異方性エッチング、たとえばRIE(Reactive Ion Etching)を行う。これにより、ゲート電極GE,トップ誘電体膜TOP,電荷蓄積膜CHS,およびボトム誘電体膜BTMがパターンニングされる。
【0042】
つぎに、ソース・ドレイン領域S/Dを形成する。ソース・ドレイン領域S/DをLDD構造とする場合、シリコンウエハにn型不純物を低濃度でイオン注入し、n- 不純物領域(LDD領域)を形成する。また、CVDにより二酸化珪素膜を全面に堆積し、これをエッチバックしてサイドウォールSWを形成する。サイドウォールSW外側のシリコンにn型不純物を高濃度でイオン注入して、ソース・ドレイン領域S/Dの主体となる不純物領域を形成する。
その後、必要に応じて層間誘電体膜および配線層の形成を行って、当該メモリトランジスタを完成させる。
【0043】
第1実施形態に係るメモリトランジスタは、ボトム誘電体膜BTMと、電荷蓄積膜CHSの主体を成す第2の膜CHS2との間に、ALDで形成した第1の膜CHS1を備えることから、第2の膜CHS2形成時のインキュベーション時間が短い。したがって、電荷蓄積膜CHSの表面に凹凸ができにくく、動作時に電界のかかりかたが一様であり、その分、メモリ特性が良い。また、電荷蓄積膜CHSの膜厚制御性が高く、ウエハ内の異なるメモリトランジスタ間で特性の均一性が高い。
ALD時にはアンモニア等の水素を含むガスを用いるが、ALDでは炉内温度が低いため、従来のRTN法と違って、ボトム誘電体膜BTMに水素が殆ど導入されない。このため、水素の導入によるボトム誘電体膜BTMの信頼性低下が有効に防止される。
【0044】
第2実施形態
図3に、第2実施形態に係るMONOS型メモリトランジスタの断面図を示す。
このメモリトランジスタは、電荷蓄積膜CHSが単層の誘電体膜からなり、その誘電体膜の全てをALDにより形成している。
このような電荷蓄積膜CHSの形成では、ALDによる窒化珪素の厚さが電荷蓄積膜CHSの膜厚(たとえば、6nm)に達するように、前記したTCSの暴露とアンモニアの暴露の繰り返しサイクル数を第1実施形態より増加させる。各サイクルにおける温度および圧力の条件は第1実施形態と同様である。
【0045】
他の構成、すなわち基板SUB,ソース・ドレイン領域S/D,ボトム誘電体膜BTM,トップ誘電膜TOPおよびゲート電極GEの材料,膜厚および形成方法は、第1実施形態と同様である。
第2実施形態においても、第1実施形態と同様な効果が得られる。
【0046】
第3実施形態
図4に、第3実施形態に係るMNOS型メモリトランジスタの断面図を示す。
第1実施形態のメモリトランジスタ(図1)と比較すると、このメモリトランジスタではトップ誘電膜TOPが省略されている。そのため、電荷蓄積膜CHSの膜厚は第1実施形態より厚く、たとえば15nmである。ここでは、電荷蓄積膜CHSをなす膜のうち第2の膜CHS2を第1実施形態より厚くしている。
【0047】
他の構成、すなわち基板SUB,ソース・ドレイン領域S/D,ボトム誘電体膜BTM,電荷蓄積膜の下層側の膜である第1の膜CHS1およびゲート電極GEの材料,膜厚および形成方法は、第1実施形態と同様である。
第3実施形態においても、第1実施形態と同様な効果が得られる。
【0048】
第4実施形態
図5に、第4実施形態に係るMNOS型メモリトランジスタの断面図を示す。
このMNOS型メモリトランジスタは、電荷蓄積膜CHSが単層の誘電体膜からなり、その誘電体膜の全てをALDにより形成している。
このような電荷蓄積膜CHSの形成では、ALDによる窒化珪素の厚さが電荷蓄積膜CHSの膜厚(たとえば、15nm)に達するように、前記したTCSの暴露とアンモニアの暴露の繰り返しサイクル数を第3実施形態より増加させる。各サイクルにおける温度および圧力の条件は第1実施形態と同様である。
【0049】
他の構成、すなわち基板SUB,ソース・ドレイン領域S/D,ボトム誘電体膜BTMおよびゲート電極GEの材料,膜厚および形成方法は、第1実施形態と同様である。
第4実施形態においても、第1実施形態と同様な効果が得られる。
【0050】
【発明の効果】
本発明に係る不揮発性半導体記憶装置によれば、電荷蓄積膜を構成する誘電体のうち、少なくとも、ボトム誘電体膜との境界に接する誘電体を原子層堆積を用いて形成しており、そのため、電荷蓄積膜の形成時のインキュベーション時間が短い。このため、電荷蓄積膜の膜厚が均一に制御でき、電荷蓄積膜の表面のモフォロジーが良い。したがって、メモリ特性のバラツキが小さく、データ書き換え時のエンデュランス特性が向上した。
また、原子層堆積で水素を含むガスを用いる場合でも、原子層堆積は、通常の化学的気相堆積と比較すると処理温度がかなり低くてすむ。このため、インキュベーション時間低減のためにボトム誘電体膜形成後にRTN処理をした従来の不揮発性半導体記憶装置と比べると、ボトム誘電体膜に導入される水素の割合は桁違いに低い。したがって、ボトム誘電体膜の電荷トラップ密度が増大して信頼性が低下することが有効に防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係るMONOS型メモリトランジスタの断面図である。
【図2】第1実施形態に係るMONOS型メモリトランジスタの製造において、ジクロルシランの暴露とアンモニアの暴露とからなる1サイクルの処理時の炉内温度変化を示すグラフである。
【図3】第2実施形態に係るMONOS型メモリトランジスタの断面図である。
【図4】第3実施形態に係るMNOS型メモリトランジスタの断面図である。
【図5】第4実施形態に係るMNOS型メモリトランジスタの断面図である。
【図6】従来のMONOS型メモリトランジスタの断面図である。
【図7】インキュベーション時間の説明に用いた、従来のMONOS型メモリトランジスタの製造における電荷蓄積膜形成時の膜厚変化を示すグラフである。
【符号の説明】
SUB…基板(半導体)、S/D…ソース・ドレイン領域、GD…ゲート誘電体膜、BTM…ボトム誘電体膜、CHS…電荷蓄積膜、CHS1…第1の膜(原子層堆積バッファ膜)、CHS2…第2の膜、TOP…トップ誘電体膜、GE…ゲート電極。

Claims (7)

  1. 半導体基板のチャネルが形成される領域の上にボトム誘電体膜を形成し、上記ボトム誘電体膜の上に、窒化珪素または酸化窒化珪素の第1の膜と窒化珪素の第2の膜を含み電荷蓄積能力を有する電荷蓄積膜を形成する、複数の誘電体膜の形成工程と、
    上記複数の誘電体膜の上にゲート電極となる導電膜を形成する工程と、
    上記導電膜と上記複数の誘電体膜をパターニングしてゲート電極の積層体を形成し、形成した積層体の両側の上記半導体基板の領域にソース・ドレイン領域を形成する工程と
    を有し、
    上記電荷蓄積膜を形成する工程内に以下の諸工程、すなわち、
    上記ボトム誘電体膜の表面を、上記第1の膜が窒化珪素膜の場合は珪素と窒素をそれぞれ含む2種のガスに順次暴露し、上記第1の膜が酸化窒化珪素の場合は、さらに酸素を含むガスを加えた3種のガスに順次暴露し、当該一連の暴露を所定のサイクル数繰り返して原子層堆積を行うことで上記第1の膜を成膜する工程と、
    珪素と窒素の両方を含む混合ガスに導入ガスを切り換え、所定の厚さに達するまで窒化珪素膜を気相堆積により堆積することで上記第2の膜を成膜する工程と、
    を含む不揮発性半導体記憶装置の製造方法。
  2. 上記第2の膜を成膜する際の上記気相堆積は、化学的気相堆積(CVD)または噴射気相堆積(JVD)である
    請求項1に記載の不揮発性半導体記憶装置の製造方法。
  3. 上記電荷蓄積膜の上に、酸素を含む雰囲気中の加熱処理により酸化珪素のトップ誘電体膜を形成し、トップ誘電体膜の上に上記ゲート電極となる導電膜を形成する
    請求項1または2記載の不揮発性半導体記憶装置の製造方法。
  4. 上記ボトム誘電体膜は、酸素を含む雰囲気で上記半導体基板の表面を熱処理して形成される二酸化珪素膜である
    請求項1〜3の何れか記載の不揮発性半導体記憶装置の製造方法。
  5. 半導体基板のチャネルが形成される領域の上に積層された電荷蓄積能力を有する複数の誘電体膜と、複数の誘電体膜上のゲート電極と、ゲート電極の両側の半導体基板の領域に形成された2つのソース・ドレイン領域とを有し、
    上記複数の誘電体膜が、
    上記半導体基板の上記領域の上に形成されたボトム誘電体膜と、
    上記ボトム誘電体膜の上に、珪素を含む堆積層と窒素を含む堆積層、または、珪素を含む堆積層と窒素を含む堆積層と酸素を含む堆積層が繰り返し積層された原子層堆積バッファ膜と、
    原子層堆積バッファ膜上に、珪素と窒素の両方を含む混合ガスに曝すことによって形成された窒化珪素の気相堆積膜と
    を含む不揮発性半導体記憶装置。
  6. 上記複数の誘電体膜は、上記電荷蓄積膜と上記ゲート電極との間に介在する酸化珪素のトップ誘電体膜を有する
    請求項5記載の不揮発性半導体記憶装置。
  7. 上記ボトム誘電体膜は二酸化珪素膜である
    請求項5または6記載の不揮発性半導体記憶装置。
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