JP4615472B2 - 物理量分布検出装置および撮像装置 - Google Patents

物理量分布検出装置および撮像装置 Download PDF

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Description

本発明は、物理量分布検出装置および撮像装置に関し、特に列並列型AD(アナログ−デジタル)変換装置を搭載した物理量分布検出装置および当該物理量分布検出装置である固体撮像装置を撮像デバイスとして用いた撮像装置に関する。
物理量の分布を検出する物理量分布検出装置として、例えば、入射光の光量を検出する光電変換素子を含む単位画素(単位センサ)が行列状に2次元配置されてなる固体撮像装置がある。そして、固体撮像装置として、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)集積回路と同様のプロセスで製造できるCMOSイメージセンサが広く知られている。
このCMOSイメージセンサは、CMOSプロセスに付随した微細化技術により、画素毎に増幅機能を持つアクティブ型の構造が容易に作ることができ、また画素が行列状に2次元配置されてなる画素アレイ部の駆動回路や信号処理回路を、当該画素アレイ部と同一チップ上に集積できるという特長を持っている。また、CMOSイメージセンサは、従来主流であったCCD(Charge Coupled Device)イメージセンサと比較して高速に駆動できるというメリットを有している。このため、近年、CMOSイメージセンサに関してより多くの研究開発がなされている。
CMOSイメージセンサの信号出力系としては、画素アレイ部の各画素を行単位で選択し、その選択行の各画素の信号を同時に列方向(画素列に沿った方向)へと読み出すような列並列出力型が主流である。この並列出力型CMOSイメージセンサの信号出力回路については様々な構成ものが提案されている。その最も進んだ形態の一つとして、例えば列毎にAD変換器を配置してなり、画素から出力されるアナログ信号をデジタル信号として取り出す構成の列並列型AD変換装置を搭載したCMOSイメージセンサが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−328326号公報
ここで、一般に、CMOSイメージセンサの画質を決めるS/Nに関して述べる。ここに、信号Sは、画素に蓄積された電子をフローティングディフュージョン部で電圧に変換された値である。ノイズNとしては、
1.入射光量に依存する光ショットノイズ
2.画素の増幅トランジスタや他のアナログ回路ブロックにあるトランジスタのサイズやプロセスに依存するフリッカノイズ(1/fノイズ)
3.トランジスタ抵抗や配線抵抗に依存する白色ノイズ(熱雑音)
4.電源/グランドの電位変動による回路ノイズ
といったものが存在する。
ここで、現在、光ショットノイズについては除去する方法が見つかっておらず、全てのイメージセンサに存在するために、トータルノイズから光ショットノイズ成分を省いて考えるのが一般的である。すなわち、一般的には、1/fノイズと白色ノイズ、電源/グランド変動による回路ノイズを低減させることがS/N向上のキーポイントになる。
1/fノイズの低減の対策としては、画素やアナログ信号が通過する回路内のトランジスタのサイズを大きくすることやサンプリング周波数を狭くすることが一般的である。また、白色ノイズの低減の対策としては、信号の通過帯域を狭くすることが一般的である。何故ならば、白色ノイズは、ノイズ密度と信号通過帯域の積で決まるからである。また、電源/グランド変動による回路ノイズは、比較器のPSRR(電源電圧除去比)を上げるように、回路内のトランジスタ定数を決定するのが一般的である。
ここで、電源/グランドの電位変動による回路ノイズについて考える。先ず、列並列型AD変換装置搭載のCMOSイメージセンサにおいて、列毎に配されるAD変換器を構成する比較器は、図7に示すように、例えば、差動入力部100、反転バッファ部110およびインバータ120を有する差動アンプ型の比較器構成となっている。
差動入力部100は、差動対トランジスタ101,102、能動負荷トランジスタ103,104、定電流源トランジスタ105、容量素子106,107およびスイッチトランジスタ108,109から構成されている。反転バッファ部110は、第1電源電圧Vddの電源線L101と第2電源電圧Vssの電源線L102との間に直列に接続された反転トランジスタ111および定電流源トランジスタ112によって構成されている。インバータ120は、電源線L101,L102の間に直列に接続され、ゲートが共通に接続された逆導電型トランジスタ121,122によって構成されている。
この差動アンプ型の比較器において、差動入力部100の差動対トランジスタ101のゲートにはランプ(RAMP)波の参照信号が、差動対トランジスタ102のゲートには画素から出力されるアナログ信号(画素信号)がそれぞれ入力される。そして、差動入力部100において、画素信号が参照信号と比較されたときに、反転トランジスタ111には第1電源Vddの電源線L101から電流が流れるために、列によっては電源線L101の電圧ドロップが発生する。
ここで、ある列での比較器の出力が反転し、すぐ隣の比較器がまだ反転しない状況を想定すると、この未反転の比較器においては、電源線L101の電圧ドロップを受けた分だけ、当該比較器の比較閾値(比較判定ポイント)が変化したことになる。この未反転比較器の閾値変化が、電源Vddの電位変動による回路ノイズとして画面上に現れる。特に、列並列型AD変換装置搭載のCMOSイメージセンサにおいては、1列につき例えば比較器が1つずつ存在するために、比較器が一斉に反転したときの電源線L101の電圧ドロップが大きくなり、ノイズとして問題となる。
なお、ここでは、列並列型AD変換装置搭載のCMOSイメージセンサの場合を例に挙げて従来の問題点について説明したが、これはCMOSイメージセンサに限らず、物理量の分布を検出する列並列型AD変換装置搭載の物理量分布検出装置全般に対して言える問題点である。
そこで、本発明は、電源/グランドの電位変動による回路ノイズを低減可能な物理量分布検出装置および当該物理量分布検出装置である固体撮像装置を撮像デバイスとして用いた撮像装置を提供することを目的とする。
本発明による物理量分布検出装置は、
物理量を検知する単位センサが行列状に2次元配置されてなるセンサアレイ部と、
前記単位センサで得られるアナログ信号を参照信号と比較する比較器が複数配置されてなり、当該複数の比較器の比較出力を基準にアナログ信号を時間軸方向に変換し、その時間を計測することによってデジタル信号を得るAD変換手段とを備え、
前記比較器が前記アナログ信号を前記参照信号と比較する差動入力部と、前記差動入力部の出力の極性を反転するとともに、前記アナログ信号と前記参照信号との比較動作時に定電位線から電流が流れる反転トランジスタを含む反転バッファ部とを有し、
前記差動入力部の出力端と前記反転バッファ部の入力端との間の信号線と定電位線との間に容量素子が接続され
前記容量素子は、前記比較器の比較終了から次の比較開始までの期間に基づいて容量値を設定する
構成となっている。
上記構成の物理量分布検出装置において、アナログ信号と参照信号との比較動作時に反転トランジスタに定電位線から電流が流れることで、定電位線の電位(電源/グランドの電位)が変動する。このとき、差動入力部の出力端と反転バッファ部の入力端との間の信号線と定電位線との間に接続された容量素子は、定電位線の電位変動に追随させて信号線の電位を変動させる。これにより、アナログ信号を参照信号と比較したときに、定電位線である電源線に電圧ドロップが起こったとしても、容量素子の作用により、当該電源線の電圧ドロップ分だけ信号線の電位も低下するために、比較器の比較閾値(比較判定ポイント)が変動することがない。
本発明によれば、電源線に電圧ドロップが起こったとしても、比較器の比較閾値が変動しないために、電源/グランドの電位変動による回路ノイズを低減できる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明が適用される物理量分布検出装置、例えば列並列AD変換装置搭載CMOSイメージセンサ10の構成を示すブロック図である。図1に示すように、本実施形態に係るCMOSイメージセンサ10は、光電変換素子を含む単位画素11が行列状(マトリックス状)に2次元配置されてなる画素アレイ部12に加えて、行走査回路13、カラム処理部14、参照信号生成部15、列走査回路16、水平出力線17およびタイミング制御回路18を有する構成となっている。
このシステム構成において、タイミング制御回路18は、マスタークロックMCKに基づいて、行走査回路13、カラム処理部14、参照信号生成部15および列走査回路16などの動作の基準となるクロック信号や制御信号などを生成し、行走査回路13、カラム処理部14、参照信号生成部15および列走査回路16などに対して与える。
また、画素アレイ部12の各単位画素11を駆動制御する周辺の駆動系や信号処理系、即ち行走査回路13、カラム処理部14、参照信号生成部15、列走査回路16、水平出力線17およびタイミング制御回路18などは、画素アレイ部12と同一のチップ(半導体基板)19上に集積される。
画素アレイ部12には、単位画素11がm列n行分だけ2次元配置されるとともに、このm行n列の画素配置に対して行毎に行制御線21(21−1〜21−n)が配線され、列毎に列信号線22(22−1〜22−m)が配線されている。行制御線21−1〜21−nの各一端は、行走査回路13の各行に対応した各出力端に接続されている。行走査回路13は、シフトレジスタやアドレスデコーダなどによって構成され、行制御線21−1〜21−nを介して画素アレイ部12の行アドレスや行走査の制御を行う。
カラム処理部14は、例えば、画素アレイ部12の画素列毎、即ち列信号線22−1〜22−m毎に1対1の対応関係をもって設けられたADC(アナログ−デジタル変換器)23−1〜23−mを有し、画素アレイ部12の各単位画素11から列毎に出力されるアナログ信号(画素信号)をデジタル信号に変換して出力する。
参照信号生成部15は、時間が経過するにつれて電圧値が階段状に変化する、いわゆるランプ(RAMP)波形の参照信号Vrefを生成する手段として、例えばDAC(デジタル−アナログ変換器)151を有している。なお、ランプ波の参照信号Vrefを生成する手段としては、DAC151に限られるものではない。
DAC151は、タイミング制御回路18から与えられる制御信号CS1による制御の下に、当該タイミング制御回路18から与えられるクロックCKに基づいてランプ波の参照信号Vrefを生成してカラム処理部15のADC23−1〜23−mに対して供給する。
ADC23−1〜23−mは全て同じ構成となっており、ここでは、ADC23−mを例に挙げて説明するものとする。ADC23−mは、比較器31、計数手段である例えばアップ/ダウンカウンタ(図中、「U/DCNT」と記している)32、転送スイッチ33およびメモリ装置34を有する構成となっている。
比較器31は、画素アレイ部12のn列目の各単位画素11から出力される画素信号に応じた列信号線22−mの信号電圧Vxと、参照信号生成部15から供給されるランプ波の参照信号Vrefとを比較し、例えば、参照信号Vrefが信号電圧Vxよりも大なるときに出力Vcoが“H”レベルになり、参照信号Vrefが信号電圧Vx以下のときに出力Vcoが“L”レベルになる。
アップ/ダウンカウンタ32は非同期カウンタであり、タイミング制御回路18から与えられる制御信号CS2による制御の下に、タイミング制御回路18からクロックCKがDAC151と同時に与えられ、当該クロックCKに同期してダウン(DOWN)カウントまたはアップ(UP)カウントを行うことにより、比較器31での比較動作の開始から比較動作の終了までの比較期間を計測する。
転送スイッチ33は、タイミング制御回路18から与えられる制御信号CS3による制御の下に、ある行の単位画素11についてのアップ/ダウンカウンタ32のカウント動作が完了した時点でオン(閉)状態となって当該アップ/ダウンカウンタ32のカウント結果をメモリ装置34に転送する。
このようにして、画素アレイ部12の各単位画素11から列信号線22−1〜22−mを経由して列毎に供給されるアナログ信号が、ADC23(23−1〜23−m)における比較器31およびアップ/ダウンカウンタ32の各動作により、Nビットのデジタル信号に変換されてメモリ装置34(34−1〜34−m)に格納される。
列走査回路16は、シフトレジスタやアドレスデコーダなどによって構成され、カラム処理部14におけるADC23−1〜23−mの列アドレスや列走査の制御を行う。この列走査回路16による制御の下に、ADC23−1〜23−mの各々でAD変換されたNビットのデジタル信号は順に2Nビット幅の水平出力線17に読み出され、当該水平出力線17を経由して撮像データとして出力される。
なお、本発明には直接関連しないため特に図示しないが、水平出力線17を経由して出力される撮像データに対して各種の信号処理を施す回路等を、上記構成要素以外に設けることも可能である。
上記構成の本適用例に係る列並列AD変換装置搭載CMOSイメージセンサ10においては、アップ/ダウンカウンタ32のカウント結果を、転送スイッチ33を介して選択的にメモリ装置34に転送することができるため、アップ/ダウンカウンタ32のカウント動作と、当該アップ/ダウンカウンタ32のカウント結果の水平出力線17への読み出し動作とを独立して制御することが可能である。
[第1実施形態]
図2は、本発明の第1実施形態に係る比較器の回路構成例を示す回路図である。ここでは、x列、x+1列の比較器31(31x,31x+1)の具体的な回路構成について、単位画素11(11x,11x+1)回路構成と共に示している。図3に、図2の要部を拡大した回路例を示す。
単位画素11は、光電変換素子(例えば、フォトダイオード)111に加え、例えば、光電変換素子111で光電変換して得られる電荷をFD(フローティングディフュージョン)部115に転送する転送トランジスタ112と、FD部115の電位Vfdを制御するリセットトランジスタ113と、FD部115の電位Vfdに応じた信号を列信号線22(22x〜22x+1)に出力する増幅トランジスタ114とを有する3トランジスタ構成となっている。
ただし、単位画素11としては、上記3トランジスタ構成のものに限られるものではなく、3つのトランジスタM1〜M3に加えて、画素選択を行うための選択トランジスタを別に有する4トランジスタ構成のものなどを用いることも可能である。
列信号線22(22x〜22x+1)の一端は、定電流源35に接続されている。定電流源35は、ゲートとドレインが共通接続されたダイオード接続構成のトランジスタ351と、列信号線22x〜22x+1の各一端とグランドとの間に接続され、各ゲートがトランジスタ351のゲートと共通に接続されて、当該トランジスタ351と共にカレントミラー回路を形成するトランジスタ352,353とによって構成されている。
比較器31は、差動入力部41、反転バッファ部42およびデジタル部43を有する構成となっている。
差動入力部41は、差動対トランジスタ411,412、能動負荷トランジスタ413,414、定電流源トランジスタ415、容量素子416,417およびスイッチトランジスタ418,419から構成されている。
差動対トランジスタ411,412は、ソースが共通に接続されて差動動作をなす。一方のトランジスタ411のゲートには、容量素子416を介して参照信号Vrefが入力される。他方のトランジスタのゲートには、容量素子417を介して画素信号が入力される。
能動負荷トランジスタ413,414は、差動対トランジスタ411,412の各ドレインと第1電源電圧Vddの電源線L11との間に接続され、ゲートが互いに共通に接続されている。能動負荷トランジスタ413は、ゲートとドレインとが共通に接続されたダイオード接続構成となっており、能動負荷トランジスタ414と共にカレントミラー回路を形成している。
定電流源トランジスタ415は、差動対トランジスタ411,412のソース共通接続ノードと第2電源電圧Vss(例えば、グランド)の電源線L12との間に接続され、ゲートには一定のゲート電位VGが与えられる。
スイッチトランジスタ418は、差動対トランジスタ411のゲートとドレインとの間に接続され、ゲートにはセット信号PSETが選択的に与えられる。同様に、スイッチトランジスタ419は、差動対トランジスタ412のゲートとドレインとの間に接続され、ゲートにはセット信号PSETが選択的に与えられる。
反転バッファ部42は、ソースが電源線L11に、ゲートが差動入力部41の出力端である差動対トランジスタ412のドレインにそれぞれ接続され、差動入力部41の出力の極性を反転する反転トランジスタ421と、この反転トランジスタ421のドレインと電源線L12との間に接続され、ゲートに一定のゲート電位VGが与えられる定電流源トランジスタ422とから構成されている。
デジタル部43は、電源線L11と電源線L12との間に直列に接続され、各ゲートが反転バッファ部42の出力端である反転トランジスタ421のドレインに共通に接続された逆導電型のトランジスタ431,432からなるCMOSインバータによって構成されている。
上記構成の比較器31において、本実施形態の特徴とするところは、差動入力部41の出力端と反転バッファ部42の入力端との間の信号線S11と定電位線である電源線L11との間に接続された容量素子44を有する点にある。この容量素子44の作用の詳細については後述する。
次に、上記構成の本実施形態に係る比較器31を列並列AD変換装置に用いたCMOSイメージセンサ10の動作について、図4のタイミングチャートを用いて説明する。
ここでは、単位画素11の具体的な動作については説明を省略するが、周知のように、単位画素11では、リセットトランジスタ113によるリセット動作と、転送トランジスタ112による転送動作とが行われる。そして、リセット動作では、所定の電位にリセットされたときのFD部115の電位がリセット成分として単位画素11から列信号線22−1〜22−mに出力される。また、転送動作では、光電変換素子111から光電変換による電荷が転送されたときのFD部115の電位が信号成分として単位画素11から列信号線22−1〜22−mに出力される。
行走査回路13による行走査によってある行iが選択され、その選択行iの単位画素11から列信号線22−1〜22−mへの1回目の読み出し動作が安定した後、セット信号PSETがアクティブ状態(“L”レベル)になることで、差動対トランジスタ411,412の動作点が決定される。その後、セット信号PSETが非アクティブ状態(“H”レベル)になり、DAC151から階段波の参照信号VrefがADC23−1〜23−mの各比較器31に与えられる。これにより、差動入力部41において、単位画素11の増幅トランジスタ114のゲート電圧で決定される差動対トランジスタ412の入力電位と、階段波の参照信号Vrefで決定される差動対トランジスタ411の入力電位との比較動作が行われる。
動作シーケンスとしては、階段波の参照信号Vrefが比較器31に入力されると同時に、タイミング制御回路18からアップ/ダウンカウンタ32に対してクロックCKが与えられることで、当該アップ/ダウンカウンタ32では1回目の読み出し動作時の比較器31での比較時間がダウンカウント動作によって計測される。そして、参照信号Vrefと列信号線22−1〜22−mの信号電圧Vxとが等しくなったときに比較器31の出力Vcoは“H”レベルから“L”レベルへ反転する。この比較器21の出力Vcoの極性反転を受けて、アップ/ダウンカウンタ32は、ダウンカウント動作を停止して比較器31での1回目の比較期間に応じたカウント値を保持する。
この1回目の読み出し動作では、先述したように、単位画素11のリセット成分ΔVが読み出される。このリセット成分ΔV内には、単位画素11毎にばらつく固定パターンノイズがオフセットとして含まれている。しかし、このリセット成分ΔVのばらつきは一般に小さく、またリセットレベルは全画素共通であるため、列信号線22−1〜22−mの信号電圧Vxはおおよそ既知である。したがって、1回目のリセット成分ΔVの読み出し時には、参照信号Vrefを調整することにより比較期間を短くすることが可能である。本実施形態では、7ビット分のカウント期間(128クロック)でリセット成分ΔVの比較を行っている。
2回目の読み出し動作では、リセット成分ΔVに加えて、単位画素11毎の入射光量に応じた信号成分Vsig が、1回目のリセット成分ΔVの読み出し動作と同様の動作によって読み出される。すなわち、選択行iの単位画素11から列信号線22−1〜22−mへの2回目の読み出しが安定した後、DAC151から参照信号VrefがADC23−1〜23−mの各比較器31に与えられることで、比較器31において列信号線22−1〜22−mの各信号電圧Vxと参照信号Vrefとの比較動作が行われる同時に、この比較器31での2回目の比較時間が、アップ/ダウンカウンタ32において1回目とは逆にアップカウント動作によって計測される。
このように、アップ/ダウンカウンタ32のカウント動作を1回目にダウンカウント動作とし、2回目にアップカウント動作とすることにより、当該アップ/ダウンカウンタ32内で自動的に(2回目の比較期間)−(1回目の比較期間)の減算処理が行われる。そして、参照信号Vrefと列信号線22−1〜22−mの信号電圧Vxとが等しくなったときに比較器31の出力Vcoが極性反転し、この極性反転を受けてアップ/ダウンカウンタ32のカウント動作が停止する。その結果、アップ/ダウンカウンタ32には、(2回目の比較期間)−(1回目の比較期間)の減算処理の結果に応じたカウント値が保持される。
(2回目の比較期間)−(1回目の比較期間)=(信号成分Vsig +リセット成分ΔV+ADC23のオフセット成分)−(リセット成分ΔV+ADC23のオフセット成分)=(信号成分Vsig )であり、以上2回の読み出し動作とアップ/ダウンカウンタ32での減算処理により、単位画素11毎のばらつきを含んだリセット成分ΔVに加えて、ADC23(23−1〜23−m)毎のオフセット成分も除去されるため、単位画素11毎の入射光量に応じた信号成分Vsig のみを取り出すことができる。ここで、単位画素11毎のばらつきを含んだリセット成分ΔVを除去する処理は、いわゆるCDS(Correlated Double Sampling;相関二重サンプリング)処理である。
2回目の読み出し時には、入射光量に応じた信号成分Vsig が読み出されるので、光量の大小を広い範囲で判定するために参照信号Vrefを大きく変化させる必要がある。そこで、本実施形態に係るCMOSイメージセンサ10では、信号成分Vsig の読み出しを10ビット分のカウント期間(1024クロック)で比較を行うようにしている。この場合、1回目と2回目との比較ビット数が異なるが、参照信号Vrefのランプ波の傾きを1回目と2回目とで同じにすることにより、AD変換の精度を等しくできるため、アップ/ダウンカウンタ32による(2回目の比較期間)−(1回目の比較期間)の減算処理の結果として正しい減算結果が得られる。
上述した一連のAD変換動作の終了後、アップ/ダウンカウンタ32にはNビットのデジタル値が保持される。そして、カラム処理部14の各ADC23−1〜23−mでAD変換されたNビットのデジタル値(デジタル信号)は、列走査回路16による列走査により、Nビット幅の水平出力線17を経て順次外部へ出力される。その後、同様の動作が順次行毎に繰り返されることによって2次元画像が生成される。
また、本適用例に係る列並列AD変換装置搭載CMOSイメージセンサ10では、ADC23−1〜23−mの各々がメモリ装置34を持っているため、i行目の単位画素11についてAD変換後のデジタル値をメモリ装置34に転送し、水平出力線17から外部へ出力しながら、i+1行目の単位画素11について読み出し動作とアップ/ダウンカウント動作を並行して実行することができる。
(回路ノイズの低減)
ここで、電源/グランドの電位変動による回路ノイズについて考える。本実施形態に係る比較器31においては、参照信号Vrefと信号電圧Vxとの比較動作時に、反転トランジスタ421には電源線L11から電流が流れる構成が採られているために、列によっては電源線L11の電位に電圧ドロップが発生する。
先述したように、ある列での比較器の出力が反転し、すぐ隣の比較器がまだ反転しない状況を想定すると、この未反転の比較器においては、電源線L101の電圧ドロップを受けた分だけ、当該比較器の比較閾値(比較判定ポイント)が変化したことになる。この未反転比較器の閾値変化が、電源線L11の電位変動による回路ノイズとして画面上に現れる。特に、列並列型AD変換装置搭載のCMOSイメージセンサでは、1列につき例えば比較器が1つずつ存在するために、比較器が一斉に反転したときの電源線L11の電圧ドロップが大きくなり、ノイズとして問題となる。
本実施形態に係る比較器31においては、この電源/グランドの電位変動による回路ノイズを、信号線S11と電源線L11との間に接続された容量素子44の作用によって低減するようにしている。この容量素子44の作用について以下に具体的に説明する。
比較器31において、信号線S11と電源線L11との間に接続された容量素子44は、定電位線である電源線L11の電位が変動したときに、当該電位変動に追随させて信号線S11の電位を容量カップリングによって変動させる。これにより、信号電圧Vxを参照信号Vrefと比較したときに、電源線L11から反転トランジスタ421に電流が流れることによって電源線L11に電圧ドロップが起こったとしても、容量素子44の作用により、当該電源線L11の電圧ドロップ分だけ信号線S11の電位も低下するしたがって、比較器31の比較閾値(比較判定ポイント)が変動しないために、電源線L11の電位変動による回路ノイズを低減できる。
(白色ノイズの低減)
続いて、トランジスタ抵抗や配線抵抗に依存する白色ノイズについて考える。白色ノイズは、ノイズ密度と信号通過帯域の積で決まるために、信号の追加帯域を狭くすることが白色ノイズを低減するのに効果的である。一般的に、比較器31の信号帯域は、信号線S11の寄生容量・寄生抵抗で決まる。
本実施形態に係る比較器31では、信号線S11と電源線L11との間に容量素子44を接続した構成を採っていることにより、当該容量素子44は信号線S11の配線抵抗と共にローパスフィルタを形成し、高周波成分のノイズである白色ノイズを低減する作用を為す。すなわち、信号線S11と電源線L11との間に容量素子44を接続したことで、信号帯域が狭められるために、電源線L11の電位変動による回路ノイズの低減効果に加えて、白色ノイズをも低減できる。
ここで、容量素子44の持つ容量値については、比較器31が所望の応答をすることが必要条件であり、その条件の中でも容量値が大きければ大きいほど良い。図3のタイミングチャートから、比較器31の応答を考えると、特に厳しいポイントは点A、即ち階段波(ランプ波)のスロープが終わって、スタート電位に戻る点である。
すなわち、帯域制限容量が大きければ、階段波のスロープが所定の時間(次の階段波が始まるまでの時間)に所定の電位に戻りきらない可能性がある。したがって、階段波のスロープが所定の時間に所定の電位に戻りきるようにするためには、信号線S11と電源線L11との間に接続する容量素子44の容量値をある程度小さく設定する必要がある。
なお、本実施形態では、比較器31が、信号電圧Vxを参照信号Vrefと比較したときに、第1電源電圧Vddの電源線L11から反転トランジスタ421に電流が流れる回路構成の場合を例に挙げて説明したが、第2電源電圧Vssの電源線L12(例えば、グランド線)から反転トランジスタ421に電流が流れる回路構成の場合にも同様に適用可能であることは言うまでもない。この場合は、グランドの電位変動による回路ノイズを低減できることになる。
[第2実施形態]
図5は、本発明の第2実施形態に係る比較器の回路構成例を示す回路図であり、図中、図2と同等部分については同一符号を付して示している。
本実施形態に係る比較器31Aは、第1実施形態に係る比較器31とは、デジタル部43Aの構成が異なるのみであり、差動入力部41および反転バッファ部42については同じ構成となっている。
デジタル部43Aは、電源線L11と電源線L12との間に直列に接続され、各ゲートが共通に接続された逆導電型のトランジスタ431,432からなるCMOSインバータ433と、同じく、電源線L11と電源線L12との間に直列に接続され、各ゲートが共通に接続された逆導電型のトランジスタ434,435からなるCMOSインバータ436とが2段縦続接続され、さらにインバータ437が縦続接続された構成となっている。
上記構成の比較器31Aにおいて、本実施形態の特徴とするところは、デジタル部43Aの1段目のCMOSインバータ433の出力端と2段目のCMOSインバータ436の入力端との間の信号線S12と定電位線である電源線L11,L12との間に接続された容量素子44A,44Bと、2段目のCMOSインバータ436の出力端と3段目のインバータ437の出力端との間の信号線S13と電源線L11,L12との間に接続された容量素子44C,44Dとを有する点にある。
このように、信号線S12,S13と電源線L11,L12との間に容量素子44A,44B,44C,44Dを接続した構成を採ることで、これら容量素子44A,44B,44C,44Dは、電源線L11,L12の電位が変動したときに、当該電位変動に追随させて信号線S12,S13の電位を容量カップリングによって変動させるために、電源線L11,L12の電位変動による回路ノイズを低減できる。しかも、容量素子44A,44B,44C,44Dは、電源線L11,L12の配線抵抗と共にローパスフィルタを形成するために、白色ノイズも低減できる。
なお、本実施形態では、デジタル部43Aが縦続接続された3段のインバータ433,436,437によって構成され、各段の間の信号線S12,S13と電源線L11,L12との間に容量素子44A,44B,44C,44Dを接続するとしたが、いずれか一方の信号線S12/S13と電源線L11,L12との間に容量素子44A,44B/44C,44Dを接続した構成を採ることも可能である。
また、デジタル部43Aとしては、3段のインバータ433,436,437からなる回路構成のものに限られるものではなく、少なくとも2段のインバータを有し、当該少なくとも2段のインバータ相互間の信号線と定電位線との間に容量素子を接続された構成のものであれば、回路ノイズおよび白色ノイズの低減効果を得ることができる。
さらに、本実施形態では、デジタル部43Aのインバータ相互間の信号線においてのみ定電位線との間に容量素子を接続するとしたが、第1実施形態の場合と同様に、差動入力部41と反転バッファ部42との間の信号線においても定電位線との間に容量素子を接続することで、回路ノイズおよび白色ノイズをより確実に低減することができる。
以上説明したように、比較器31の信号線S11および/またはS12,S13と定電位線である電源線L11,L12との間に容量素子44および/または44A,44B,44C,44Dを接続し、電源/グランドの電位変動による回路ノイズを低減することにより、CDS処理では除去できないノイズをも低減できるために、イメージセンサとしてのS/Nを大幅に向上できる。
なお、上記各実施形態では、比較器31を含むADC23(23−1〜23−m)が、列信号線14−1〜14−mに対して、画素ピッチに合わせて画素列の数だけ、即ち1対1の対応関係をもって配置されてなるAD変換装置に適用した場合を例に挙げて説明したが、本発明はこの適用例に限られるものではなく、複数本の列信号線14に対して1つのADC23を配置し、当該ADC23を時分割で使用する構成のAD変換装置に対しても同様に適用可能である。
また、上記各実施形態では、単位画素11から列信号線14−1,14−2,…,14−mを通して出力される画素信号(アナログ信号)を、カラム処理部14においてAD変換するAD変換装置を搭載したCMOSイメージセンサに適用した場合を例に挙げて説明したが、これは一例に過ぎず、本発明は、単位画素11に内蔵され、当該画素11内で画素信号をAD変換して列信号線14−1,14−2,…,14−mに出力するAD変換器群からなるAD変換装置を搭載したCMOSイメージセンサにも同様に適用可能である。
さらに、上記各実施形態では、物理量分布検出装置として、例えば被写体からの像光の光量分布を画素単位で物理量分布として検知する固体撮像装置、例えばCMOSイメージセンサを例に挙げて説明したが、本発明はこの適用例に限られるものではなく、MOS型イメージセンサ等のX−Yアドレス方式で、列並列AD変換装置を搭載した固体撮像装置全般に対して同様に適用可能である。さらには、固体撮像装置に限らず、物理量として圧力や静電容量など、他の物理量を単位センサ単位で検出する物理量分布検出装置全般に対して適用可能である。
[適用例]
上記各実施形態に係る列並列AD変換装置を搭載したCMOSイメージセンサ10は、ビデオカメラやデジタルスチルカメラ、さらには携帯電話等のモバイル機器向けカメラモジュール等の撮像装置において、その撮像デバイス(画像入力装置)として用いて好適なものである。
図6は、本発明に係る撮像装置の構成の一例を示すブロック図である。図6に示すように、本例に係る撮像装置は、レンズ61を含む光学系、撮像デバイス62、カメラ信号処理回路63およびシステムコントローラ64等によって構成されている。
レンズ61は、被写体からの像光を撮像デバイス62の撮像面に結像する。撮像デバイス62は、レンズ61によって撮像面に結像された像光を画素単位で電気信号に変換して得られる画像信号を出力する。この撮像デバイス62として、先述した各実施形態に係る列並列AD変換装置を搭載したCMOSイメージセンサ10が用いられる。
カメラ信号処理部63は、撮像デバイス52から出力される画像信号に対して種々の信号処理を行う。システムコントローラ64は、撮像デバイス62やカメラ信号処理部53に対する制御を行う。特に、撮像デバイス52の列並列AD変換装置が、画素全ての情報を読み出すプログレッシブ走査方式での通常フレームレートモードと、通常フレームレートモード時に比べて、画素の露光時間を1/Mに設定してフレームレートをM倍に上げる高速フレームレートモードとの各動作モードに対応したAD変換動作が可能であれば、外部からの指令に応じて動作モードの切り替え制御などを行う。
上述したように、ビデオカメラやデジタルスチルカメラ、さらには携帯電話等のモバイル機器向けカメラモジュール等の撮像装置において、その撮像デバイス62として先述した各実施形態に係る比較器を用いた列並列AD変換装置搭載のCMOSイメージセンサを用いることで、CDS処理では除去できないノイズをも比較器で低減でき、イメージセンサとしてのS/Nを向上できるために、画質を大幅に向上できる利点がある。
本発明が適用される列並列AD変換装置搭載CMOSイメージセンサの構成を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態に係る比較器の回路構成例を示す回路図である。 図2の要部を拡大した回路構成を示す回路図である。 列並列AD変換装置搭載CMOSイメージセンサの動作説明に供するタイミングチャートである。 本発明の第2実施形態に係る比較器の回路構成例を示す回路図である。 本発明に係る撮像装置の構成の一例を示すブロック図である。 列並列AD変換装置搭載CMOSイメージセンサにおける従来例に係る比較器の構成を示す回路図である。
符号の説明
10…CMOSイメージセンサ、11…単位画素、12…画素アレイ部、13…行走査回路、14…カラム処理部、15…参照信号生成部、16…列走査回路、17…水平出力線、18…タイミング制御回路、21(21−1〜21−n)…行制御線、22(22−1〜22−m)…列信号線、23(23−1〜23−n)…ADC(アナログ−デジタル変換器)、31,31A…比較器、32…アップ/ダウンカウンタ32、33…転送スイッチ、34…メモリ装置、41…差動入力部、42…反転バッファ部、43,43A…デジタル部、44,44A,44B,44C,44D…容量素子、L11,L12…電源線、S11,S12,S13…信号線

Claims (3)

  1. 物理量を検知する単位センサが行列状に2次元配置されてなるセンサアレイ部と、
    前記単位センサで得られるアナログ信号を参照信号と比較する比較器が複数配置されてなり、当該複数の比較器の比較出力を基準にアナログ信号を時間軸方向に変換し、その時間を計測することによってデジタル信号を得るAD変換手段とを備え、
    前記比較器は、前記アナログ信号を前記参照信号と比較する差動入力部と、前記差動入力部の出力の極性を反転するとともに、前記アナログ信号と前記参照信号との比較動作時に定電位線から電流が流れる反転トランジスタを含む反転バッファ部とを有し、
    前記差動入力部の出力端と前記反転バッファ部の入力端との間の信号線と定電位線との間に容量素子が接続され
    前記容量素子は、前記比較器の比較終了から次の比較開始までの期間に基づいて容量値を設定する
    物理量分布検出装置。
  2. 前記比較器はさらに、前記反転バッファ部の出力端に対して縦続接続された少なくとも2段のインバータを有し、
    前記容量素子は、前記少なくとも2段のインバータ相互間の信号線と定電位線との間に接続されている
    請求項1記載の物理量分布検出装置。
  3. 入射光を電気信号に変換する光電変換素子を含む単位画素が行列状に2次元配置されてなる固体撮像素子と、
    被写体からの光を前記固体撮像素子の撮像面上に導く光学系とを具備し、
    前記固体撮像素子は、
    前記単位画素で得られるアナログ信号をスロープ状の参照信号と比較する比較器が複数配置されてなり、当該複数の比較器の比較出力を基準にアナログ信号を時間軸方向に変換し、その時間を計測することによってデジタル信号を得るAD変換手段とを備え、
    前記比較器は、前記アナログ信号を前記参照信号と比較する差動入力部と、前記差動入力部の出力の極性を反転するとともに、前記アナログ信号と前記参照信号との比較動作時に定電位線から電流が流れる反転トランジスタを含む反転バッファ部とを有し、
    前記差動入力部の出力端と前記反転バッファ部の入力端との間の信号線と定電位線との間に容量素子が接続され
    前記容量素子は、前記比較器の比較終了から次の比較開始までの期間に基づいて容量値を設定する
    撮像装置。
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