JP5407264B2 - 固体撮像素子およびカメラシステム - Google Patents

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Description

本発明は、CMOSイメージセンサに代表される固体撮像素子およびカメラシステムに関するものである。
近年、CCDに代わる固体撮像素子(イメージセンサ)として、CMOSイメージセンサが注目を集めている。これは以下の理由による。
CCD画素の製造に専用プロセスを必要とし、また、その動作には複数の電源電圧が必要であり、さらに複数の周辺ICを組み合わせて動作させる必要がある。
これに対して、CMOSイメージセンサは、このようなCCDにおいてシステムが非常に複雑化するといった処々の問題を、克服しているからである。
CMOSイメージセンサは、その製造には一般的なCMOS型集積回路と同様の製造プロセスを用いることが可能であり、また単一電源での駆動が可能、さらにCMOSプロセスを用いたアナログ回路や論理回路を同一チップ内に混在させることができる。
このため、周辺ICの数を減らすことができるといった、大きなメリットを複数持ち合わせている。
CCDの出力回路は、浮遊拡散層(FD:Floating Diffusion)を有するFDアンプを用いた1チャネル(ch)出力が主流である。
これに対して、CMOSイメージセンサは各画素毎にFDアンプを持ち合わせており、その出力は、画素アレイの中のある一行を選択し、それらを同時に列方向へと読み出すような列並列出力型が主流である。
これは、画素内に配置されたFDアンプでは十分な駆動能力を得ることは難しく、したがってデータレートを下げることが必要で、並列処理が有利とされているからである。
この列並列出力型CMOSイメージセンサの信号出力回路については実に様々なものが提案されている。
CMOSイメージセンサの画素信号読み出しで用いられる手法としてフォトダイオードなどの光電変換素子で生成した光信号となる信号電荷をその近傍に配置したMOSスイッチを介し、その先の容量に一時的にサンプリングしそれを読み出す方法がある。
サンプリング回路においては、通常サンプリング容量値に逆相関を持つノイズがのる。
画素においては、信号電荷をサンプリング容量に転送する際はポテンシャル勾配を利用し、信号電荷を完全転送するため、このサンプリング過程においてノイズは発生しないが、その前の容量の電圧レベルをある基準値にリセットするときにノイズがのる。
これを除去する一般的な手法として、相関二重サンプリング(CDS;Correlated Double Sampling)がある。これは一度信号電荷をサンプリングする直前の状態(リセットレベル)読み出して記憶しておき、ついで、サンプリング後の信号レベルを読み出し、それを差し引きすることでノイズを除去する手法である。
CDSの具体的な手法にはさまざまな方法がある。
また、列並列出力型CMOSイメージセンサの画素信号読み出し(出力)回路については実に様々なものが提案されている。それらの中で、その最も進んだ形態のひとつが列毎にアナログ−デジタル変換装置(以下、ADC(Analog digital converter)と略す)を備え、デジタル信号として画素信号を取り出すタイプである。
このような列並列型のADCを搭載したCMOSイメージセンサは、たとえば非特許文献1や特許文献1、2、3に開示されている。
W. Yang等 (W. Yang et. Al., "An Integrated 800x600 CMOS Image System," ISSCC Digest of Technical Papers, pp. 304-305、 Feb., 1999) 特開2005−278135号公報 特開2005−295346号公報 特開昭63−209374号公報
上述したように、列並列ADC搭載CMOSイメージセンサ(カラムAD方式CMOSイメージセンサ)では、コンパレータはDACからのRAMP波と画素信号の比較をして、後段のカウンタでデジタルCDSを行うことによりAD変換を行う。
一般的に、コンパレータは2段アンプ構成になっており、初段で低速信号比較動作を行い、動作帯域を狭くし、2段目のアンプでゲインアップする構成となっている。
ところで、固体撮像素子の重要な性能指標にランダムノイズがある。
主なランダムノイズ源として、画素とAD変換器があることが知られている。
一般的には、ランダムノイズ低減手法として、トランジスタサイズを大きくすることでフリッカノイズ(flicker noise)を低減する、もしくは比較器初段出力に容量を付加し、帯域を落とすことでCDSによるノイズのフィルタ効果を狙う方法が知られている。
しかし、それぞれの手法では、面積が増大する、容量増により比較器の反転遅延が悪化し、撮像素子のフレームレートが上げられないという不利益がある。
特許文献2および3には、画素内(垂直信号線前)においてリセットノイズを低減するためにミラー容量を用いているが、AD変換器のノイズは低減できないという不利益がある。
本発明は、面積の増大を抑止しつつフレームレートの向上を図れ、AD変換器のノイズを低減することが可能な固体撮像素子およびカメラシステムを提供することにある。
本発明の第1の観点の固体撮像素子は、光電変換を行う複数の画素が行列状に配列された画素部と、上記画素部から複数の画素単位で画素信号の読み出しを行う画素信号読み出し部と、を有し、上記画素信号読み出し部は、画素の列配列に対応して配置され、読み出し信号電位と傾きをもって変化する参照電圧とを比較判定し、その判定信号を出力する複数の比較器と、対応する上記比較器の比較時間をカウントする複数のカウンタと、を含み、上記各比較器は、非帰還型であり、方のトランジスタのゲートに上記参照電圧を受け、他方のトランジスタのゲートに上記読み出し信号を受けて、当該参照電圧と当該読み出し信号電位との比較動作を行い、当該参照電圧と当該読み出し信号電位が交わったとき出力レベルを反転する差動増幅器を含む第1アンプと、上記第1アンプの出力を、レベル反転しゲインアップして出力する増幅器を含む第2アンプと、上記第2アンプの増幅器の入出力間に接続されたミラー効果を発現するためのキャパシタと、を有し、上記第2アンプの入出力間に接続されたキャパシタは、上記増幅器のゲインをAV2とし、上記キャパシタの容量をCとすると、上記第1アンプの出力から見て{C*(1+AV2)}のようにゲイン倍され、上記第2アンプは、上記第1アンプの反転出力に即応して上記レベル反転しゲインアップした出力を得る。
本発明の第2の観点のカメラシステムは、固体撮像素子と、上記固体撮像素子に被写体像を結像する光学系と、を有し、上記固体撮像素子は、光電変換を行う複数の画素が行列状に配列された画素部と、上記画素部から複数の画素単位で画素信号の読み出しを行う画素信号読み出し部と、を有し、上記画素信号読み出し部は、画素の列配列に対応して配置され、読み出し信号電位と傾きをもって変化する参照電圧とを比較判定し、その判定信号を出力する複数の比較器と、対応する上記比較器の比較時間をカウントする複数のカウンタと、を含み、上記各比較器は、非帰還型であり、一方のトランジスタのゲートに上記参照電圧を受け、他方のトランジスタのゲートに上記読み出し信号を受けて、当該参照電圧と当該読み出し信号電位との比較動作を行い、当該参照電圧と当該読み出し信号電位が交わったとき出力レベルを反転する差動増幅器を含む第1アンプと、上記第1アンプの出力を、レベル反転しゲインアップして出力する増幅器を含む第2アンプと、上記第2アンプの増幅器の入出力間に接続されたミラー効果を発現するためのキャパシタと、を有し、上記第2アンプの入出力間に接続されたキャパシタは、上記増幅器のゲインをAV2とし、上記キャパシタの容量をCとすると、上記第1アンプの出力から見て{C*(1+AV2)}のようにゲイン倍され、上記第2アンプは、上記第1アンプの反転出力に即応して上記レベル反転しゲインアップした出力を得る。

本発明によれば、キャパシタは、ミラー効果を発現し、たとえばソース接地入力にゲイン倍の容量が接続されたのと等価になる。
第1アンプの出力に見える容量は、増幅器のゲインをAV2とし、キャパシタの容量をCとすると、{C*(1+AV2)}のようにゲイン倍されることからキャパシタの容量値小さくてよい。
本発明によれば、面積の増大を抑止しつつフレームレートの向上を図れ、AD変換器のノイズを低減することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に関連付けて説明する。
なお、説明は以下の順序で行う。
1.固体撮像素子の全体構成例
2.比較器の構成例
3.CDSについての考察
4.比較器の動作
5.比較器の変形例
6.カメラシステムの構成例
<1.固体撮像素子の全体構成例>
図1は、本発明の実施形態に係る列並列ADC搭載固体撮像素子(CMOSイメージセンサ)の構成例を示すブロック図である。
図2は、図1の列並列ADC搭載固体撮像素子(CMOSイメージセンサ)におけるADC群をより具体的に示すブロック図である。
この固体撮像素子100は、図1および図2に示すように、撮像部としての画素部110、垂直走査回路120、水平転送走査回路130、タイミング制御回路140、および画素信号読み出し部としてのADC群150を有する。
固体撮像素子100は、DAC(デジタル−アナログ変換装置)161を含むDACおよびバイアス回路160、アンプ回路(S/A)170、信号処理回路180、およびラインメモリ190を有する。
これらの構成要素のうち、画素部110、垂直走査回路120、水平転送走査回路130、ADC群150、DACおよびバイアス回路160、並びにアンプ回路(S/A)170はアナログ回路により構成される。
また、タイミング制御回路140、信号処理回路180、およびラインメモリ190はデジタル回路により構成される。
画素部110は、フォトダイオードと画素内アンプとを含む、たとえば図3に示すような画素がマトリクス状(行列状)に配置されている。
図3は、本実施形態に係る4つのトランジスタで構成されるCMOSイメージセンサの画素の一例を示す図である。
この画素回路110Aは、光電変換素子としてたとえばフォトダイオード111を有している。
画素回路110Aは、この1個の光電変換素子としてのフォトダイオード111を有する。
画素回路110Aは、1個のフォトダイオード111に対して転送素子としての転送トランジスタ112、リセット素子としてのリセットトランジスタ113、増幅トランジスタ114、および選択トランジスタ115の4つのトランジスタを能動素子として有する。
フォトダイオード111は、入射光をその光量に応じた量の電荷(ここでは電子)に光電変換する。
転送トランジスタ112は、フォトダイオード111と出力ノードとしてのフローティングディフュージョンFDとの間に接続されている。
転送トランジスタ112は、転送制御線LTxを通じてそのゲート(転送ゲート)に駆動信号TGが与えられることで、光電変換素子111で光電変換された電子をフローティングディフュージョンFDに転送する。
リセットトランジスタ113は、電源ラインLVDDとフローティングディフュージョンFDとの間に接続されている。
リセットトランジスタ113は、リセット制御線LRSTを通してそのゲートにリセットRSTが与えられることで、フローティングディフュージョンFDの電位を電源ラインLVDDの電位にリセットする。
フローティングディフュージョンFDには、増幅トランジスタ114のゲートが接続されている。増幅トランジスタ114は、選択トランジスタ115を介して垂直信号線116に接続され、画素部外の定電流源とソースフォロアを構成している。
そして、選択制御線LSELを通して制御信号(アドレス信号またはセレクト信号)SELが選択トランジスタ115のゲートに与えられ、選択トランジスタ115がオンする。
選択トランジスタ115がオンすると、増幅トランジスタ114はフローティングディフュージョンFDの電位を増幅してその電位に応じた電圧を垂直信号線116に出力する。垂直信号線116を通じて、各画素から出力された電圧は、画素信号読み出し回路としてのADC群150に出力される。
これらの動作は、たとえば転送トランジスタ112、リセットトランジスタ113、および選択トランジスタ115の各ゲートが行単位で接続されていることから、1行分の各画素について同時に行われる。
画素部110に配線されているリセット制御線LRST、転送制御線LTx、および選択制御線LSELが一組として画素配列の各行単位で配線されている。
これらのリセット制御線LRST、転送制御線LTx、および選択制御線LSELは、画素駆動部としての垂直走査回路120により駆動される。
固体撮像素子100は、画素部110の信号を順次読み出すための制御回路として内部クロックを生成するタイミング制御回路140、行アドレスや行走査を制御する垂直走査回路120、そして列アドレスや列走査を制御する水平転送走査回路130が配置される。
タイミング制御回路140は、画素部110、垂直走査回路120、水平転送走査回路130、ADC群(カラムADC回路)150、DACおよびバイアス回路160、信号処理回路180、ラインメモリ190の信号処理に必要なタイミング信号を生成する。
タイミング制御回路140は、ADC群の各比較器の行動作開始時に各カラム毎に動作点を決めるための初期化(オートゼロ:AZ)用スイッチ(以下AZスイッチ)に印加する初期化信号としての制御パルスを生成する。
画素部110においては、ラインシャッタを使用した光子蓄積、排出により、映像や画面イメージを画素行毎に光電変換し、アナログ信号VSLをADC群に出力する。
ADC群150では、ADCブロック(各カラム部)でそれぞれ、画素部110のアナログ出力をDAC161からのランプ信号RAMPを使用したAPGA対応積分型ADC、およびデジタルCDSを行い、数ビットのデジタル信号を出力する。
ADC群150は、ADCが複数列配列されている。
各ADCは、DAC161により生成される参照電圧を階段状に変化させたランプ波形(RAMP)である参照電圧Vslopと、行線毎に画素から垂直信号線を経由し得られるアナログ信号(電位VSL)とを比較する比較器(コンパレータ)151を有する。
さらに、各ADCは、比較時間をカウントするカウンタ152と、カウント結果を保持するラッチ153とを有する。
ADC群150は、nビットデジタル信号変換機能を有し、各垂直信号線(列線)毎に配置され、列並列ADCブロックが構成される。
各ラッチ153の出力は、たとえば2nビット幅の水平転送線LTRFに接続されている。
そして、水平転送線LTRFに対応した2n個のアンプ回路170、および信号処理回路180が配置される。
比較器151の具体的な構成および機能ついては後で詳述する。
ADC群150においては、垂直信号線116に読み出されたアナログ信号(電位VSL)は列毎(カラム毎)に配置された比較器151で参照電圧Vslop(ある傾きを持った線形に変化するスロープ波形であるランプ信号RAMP)と比較される。
このとき、比較器151と同様に列毎に配置されたカウンタ152が動作しており、ランプ波形のあるランプ信号RAMP(電位Vslop)とカウンタ値が一対一の対応を取りながら変化することで垂直信号線の電位VSLをデジタル信号に変換する。
ADCは、参照電圧Vslop(ランプ信号RAMP)の変化は電圧の変化を時間の変化に変換するものであり、その時間をある周期(クロック)で数えることでデジタル値に変換する。
そして、アナログ信号VSLとランプ信号RAMP(参照電圧Vslop)が交わったとき、比較器151の出力が反転し、カウンタ152の入力クロックを停止し、または、入力を停止していたクロックをカウンタ152に入力し、AD変換を完了させる。
以上のAD変換期間終了後、水平転送走査回路130により、ラッチ153に保持されたデータが、水平転送線LTRFに転送され、アンプ170を経て信号処理回路180に入力され、所定の信号処理により2次元画像が生成される。
水平転送走査回路130では、転送速度の確保のために数チャンネル同時並列転送を行う。
タイミング制御回路140においては、画素部110、ADC群150等の各ブロックでの信号処理に必要なタイミングが生成される。
後段の信号処理回路180では、ラインメモリ190内に格納された信号より縦線欠陥や点欠陥の補正、信号のクランプを行ったり、パラレル-シリアル変換、圧縮、符号化、加算、平均、間欠動作などデジタル信号処理を行う。
ラインメモリ190には、画素行毎に送信されるデジタル信号が格納される。
本実施形態の固体撮像素子100においては、信号処理回路180のデジタル出力がISPやベースバンド(baseband)LSIの入力として送信される。
そして、本実施形態に係るADC群(画素信号読み出し部)150においては、画素ノイズ、比較器ノイズを低減するため、アンプ型の比較器にミラー効果を用いて帯域を大きく制限している。
本実施形態の比較器151は、以下のように構成されている。
<2.比較器の構成例>
カラム毎に配置される各比較器151は、縦続接続された第1アンプと第2アンプを有する。
そして、2段目の第2アンプのソース接地型増幅器の入出力間に容量が接続されている。この容量は、ミラー効果を発現し、ソース接地入力にゲイン倍の容量が接続されたのと等価になる。
これにより、各比較器151の帯域は小さな容量で大きく狭められる。
各比較器151は、行動作開始時に各カラム毎に動作点を決めるために初期化(オートゼロ:AZ)してサンプリングする機能を有する。
以下、本実施形態の特徴的な構成を有するADC群(画素信号読み出し部)150の比較器151の構成、機能について詳細に説明する。
なお、本実施形態において、第1導電型はpチャネルまたはnチャネルであり、第2導電型はnチャネルまたはpチャネルである。
以下の比較器は符号200を付して説明する。
図4は、本実施形態に係る比較器の構成例を示す回路図である。
比較器200は、図4に示すように、縦続接続された第1アンプ210、第2アンプ220、およびミラー効果を発現するためのキャパシタC230を有している。
第1アンプ210は、pチャネルMOS(PMOS)トランジスタPT211〜PT214、nチャネルMOS(NMOS)トランジスタNT211〜NT213、およびAZレベルのサンプリング容量としての第1および第2のキャパシタC211,C212を有する。
PMOSトランジスタPT211のソースおよびPMOSトランジスタPT212のソースが電源電位源VDDに接続されている。
PMOSトランジスタPT211のドレインがNMOSトランジスタNT211のドレインに接続され、その接続点によりノードND211が形成されている。また、PMOSトランジスタPT211のドレインとゲートが接続され、その接続点がPMOSトランジスタ212のゲートに接続されている。
PMOSトランジスタPT212のドレインがNMOSトランジスタNT212のドレインに接続され、その接続点により第1アンプ210の出力ノードND212が形成されている。
NMOSトランジスタNT211とNMOSトランジスタNT212のソース同士が接続され、その接続点がNMOSトランジスタNT213のドレインに接続されている。NMOSトランジスタNT213のソースは基準電位源(たとえば接地電位)GNDに接続されている。
NMOSトランジスタNT211のゲートがキャパシタC211の第1電極に接続され、その接続点によりノードND213が形成されている。そして、キャパシタC211の第2電極がランプ信号RAMPの入力端子TRAMPに接続されている。
NMOSトランジスタNT212のゲートがキャパシタC212の第1電極に接続され、その接続点によりノードND214が形成されている。そして、キャパシタC212の第2電極がアナログ信号VSLの入力端子TVSLに接続されている。
また、NMOSトランジスタNT213のゲートがバイアス信号BIASの入力端子TBIASに接続されている。
PMOSトランジスタPT213のソースがノードND211に接続され、ドレインがノードND213に接続されている。PMOSトランジスタPT214のソースがノードND212に接続され、ドレインがノードND214に接続されている。
そして、PMOSトランジスタPT213およびPT214のゲートがローレベルでアクティブの第1のAZ信号PSELの入力端子TPSELに共通に接続されている。
このような構成を有する第1アンプ210において、PMOSトランジスタPT211,PT212によりカレントミラー回路が構成され、NMOSトランジスタNT211,NT212によりNMOSトランジスタNT213を電流源とする差動比較部が構成される。
また、PMOSトランジスタPT213,PT214がAZスイッチとして機能し、キャパシタC211,C212がAZレベルのサンプリング容量として機能する。
そして、第1アンプ210の出力信号1stcompは出力ノードND212から第2アンプ220に出力される。
第2アンプ220は、PMOSトランジスタPT221、NMOSトランジスタNT221,NT222、およびAZレベルのサンプリング容量としての第3のキャパシタC221を有する。
PMOSトランジスタPT221のソースが電源電位VDDに接続され、ゲートが第1アンプ210の出力ノードND212に接続されている。
PMOSトランジスタPT221のドレインがNMOSトランジスタNT221のドレインに接続され、その接続点により出力ノードND221が形成されている。
NMOSトランジスタNT221のソースが接地電位GNDに接続され、ゲートがキャパシタC221の第1電極に接続され、その接続点によりノードND222が形成されている。キャパシタC221の第2電極は接地電位GNDに接続されている。
NMOSトランジスタNT222のドレインがノードND221に接続され、ソースがノードND222に接続されている。
そして、NMOSトランジスタNT222のゲートがハイレベルでアクティブの第2のAZ信号NSELの入力端子TNSELに接続されている。
この第2のAZ信号NSELは、第1アンプ210に供給される第1のAZ信号PSELと相補的なレベルをとる。
このような構成を有する第2アンプ220において、PMOSトランジスタPT221により入力および増幅回路が構成されている。
また、NMOSトランジスタT222がAZスイッチとして機能し、キャパシタC221がAZレベルのサンプリング容量として機能する。
そして、第2アンプ220の出力ノードND221は、比較器200の出力端子TOUTに接続されている。
キャパシタC230は、第1電極がソース接地型増幅器としてPMOSトランジスタPT221のゲート(入力)に接続され、第2電極がPMOSトランジスタPT221のドレイン(出力)に接続されている。
このキャパシタC230は、ミラー効果を発現し、ソース接地入力にゲイン倍の容量が接続されたのと等価になる。
第1アンプ210の出力に見える容量は、PMOSトランジスタPT221のゲインをAV2とし、キャパシタC230の容量をCとすると、{C*(1+AV2)}のようにゲイン倍されることからキャパシタC230の容量値小さくてよい。
これにより、比較器200の帯域は小さな容量で大きく狭められる。
<3.CDSについての考察>
次に、上記構成を有する比較器200(151)を含むADC用いたCDS(相関二重サンプリング)について考察する。
図5は、CDSの動作フローを示す図である。
CDSでは、図5に示すように、まず、画素のリセットレベルのAD変換を行い(ST1)、次に実信号のAD変換を行って(ST2)、その差分が最終データとなる(ST3)。
図6および図7はCDS伝達関数を示す図であって、図6はCDS伝達関数の式を示し、図7は周波数対CDSゲイン特性を示す図である。
また、図8は、CDSにおけるフィルタ処理を模式的に示す図である。
CDSは、図6および図7に示すように、バンドパスの伝達特性を示す。
そして、図8に示すように、画素ノイズや比較器自体のノイズはCDSによってフィルタリングされる。
つまり、ミラー効果によって、比較器の遮断周波数ωを下げるほど、CDSの伝達特性によって、固体撮像素子全体のノイズが減ることとなる。
図9(A)〜(C)は、CDSのフィルタ効果によるノイズ低減について示す図である。
図9(A)はCDS前入力換算ノイズを示し、図9(B)はCDSゲインを示し、図9(C)はCDS後入力換算ノイズを示している。
図9(B)および(C)において、曲線Aが本発明の実施形態に係る回路の特性を示し、曲線Bが既存回路の特性を示している。
画素+ADC(AD変換器)のノイズにCDS伝達特性を掛け合わせたものがCDS後のノイズスペクトラムとなる。
ミラー効果による比較器帯域制限により、ノイズスペクトラムのレベルが下がっていることが分かる。
図10は、図4の回路の比較例としての比較器を示している。
図10の比較器200Cは、ミラー効果を用いずに1段目の第1アンプ(差動増幅器)210の出力にキャパシタ(容量)C240が接続され、これにより帯域制限することも可能である。
しかし、この比較器200Cにおいて、大きく帯域制限する場合、容量の大きさが大きくなり、容量への充放電時間がかかるためスルーレートが悪化し、比較器自体の反転遅延が大きくなる問題がある。
図11は、同一遮断周波数に設定した、ミラー効果を用いない図10の既存回路とミラー効果を用いた本発明の実施形態に係る図4の回路との反転遅延の比較結果を示す図である。
図11のように本発明回路の方が既存回路に比べて反転遅延量が小さい。
この比較器の反転遅延が増大すると、AD変換時間を延ばさなければならず、結果的にフレームレートを落とさざるをえなくなる。
このように、本実施形態の比較器200では、ミラー効果を用いて帯域制限することで、フレームレートを落とすことなくランダムノイズを低減できる。
さらに、小さな容量の実装で済むため、面積やコストの面で有利となる。
<4.比較器の動作>
次に、本実施形態に係る比較器200の動作について図12のタイミングチャートに関連付けて説明する。
なお、図12において、AZ信号としては第2アンプ220に供給される第2のAZ信号NSELのみを示している。第1のAZ信号PSELは前述したように第2のAZ信号NSELと相補的なレベルをとる。すなわち、第2のAZ信号NSELがハイレベルのとき第1のAZ信号PSELはローレベルをとり、第2のAZ信号NSELがローレベルのとき第1のAZ信号PSELはハイレベルをとる。
比較器200において、AZ期間に、第1のAZ信号PSELがローレベル、第2のAZ信号NSELはハイレベルで供給される。これにより、第1アンプ210のAZスイッチとしてのPMOSトランジスタPT213、PT214がオンする。同様に、第2アンプ220のAZスイッチとしてのNMOSトランジスタNT222がオンする。
このようにADC群150においては、比較器200を使用し、はじめにDACオフセットレベル、画素リセットレベルと各カラム毎のAZレベルをサンプリングして、AZレベルサンプリング容量であるキャパシタC211,C212,C221に電荷を蓄える。
次に、AZ期間を終了するとき、第1のAZ信号PSELがハイレベル、第2のAZ信号NSELはローに切り替えられる。これにより、第1アンプ210のAZスイッチとしてのPMOSトランジスタPT213、PT214がオフする。同様に、第2アンプ220のAZスイッチとしてのNMOSトランジスタNT222がオフする。
これにより、画素リセットレベルの積分型AD変換(以降P相)を開始する。
比較器200の第1アンプ210において、P相ではAZ時に蓄積したサンプリング容量であるキャパシタC211、C212のNMOSトランジスタNT211,NT212のゲート側ノードND213,ND214はハイインピーダンス(HiZ)になっている。
このため、DAC161によるランプ信号RAMPのランプ波変化に追従して差動トランジスタを構成するNMOSトランジスタNT211,NT212のゲート入力が変化し、画素信号であるVSLレベルとの比較を開始する。
そして、ランプ信号RAMPと画素信号の交差以降、第1アンプ210の出力信号1stcompが急峻に変化する。
これにより、第2アンプ220のPMOSトランジスタPT221がオンして、電流I1が流れ始め、第2アンプ220の出力2ndOUTがローレベル(L)からハイレベル(H)に変化する。
D相においても、各カラム毎に比較器200はP相と同じ動作をするため、デジタルCDSの結果、kTCノイズや画素リセットノイズをキャンセルすることができる(図12のタイミングチャート:D相期間)。
図13(A)および(B)は、本発明の実施形態に係る図4の回路と図10の回路の比較器出力の反転遅延を比較して示す図である。
図13(A)が既存回路の比較器出力等を、図13(B)が本発明の実施形態に係る回路の比較器出力等を示している。
図13(A)は、既存の手法で帯域制限した場合のタイミングチャートを示す。
図13(A)に示すように、反転遅延が大きい場合、P相・D相期間を延ばす必要があり、結果としてフレームレートを落とすことになる。
図13(B)は、実施形態に係る図4の回路で帯域制限した場合を示す。
図13(B)の場合、図13(A)に比較して、P相・D相期間が少なくなるため、1Hタイミングを少なくでき、結果としてフレームレートを上げることができる。
<5.比較器の変形例>
図14は、本実施形態に係る比較器の変形例を示す回路図である。
図14の比較器200Aは、図4の比較器200のトランジスタの極性を逆極性として構成されている。そのため、接続する電源電位と接地電位も回路上逆となっている。
なお、図14においては、理解を容易にするために、ノードとキャパシタの符号は図5と同じ符号を付している。
第1アンプ210Aにおいて、図4のNMOSトランジスタNT211〜NT213の代わりに、PMOSトランジスタPT215〜PT217を用いて差動比較部および電流源が構成されている。そして、電流源としてのPMOSトランジスタPT217のソースが電源電位VDDに接続されている。
また、図4のPMOSトランジスタPT211,PT212の代わりに、NMOSトランジスタNT214,NT215を用いてカレントミラー回路が構成され、NMOSトランジスタNT214、NT215のソースが接地電位GNDに接続されている。
また、図4のPMOSトランジスタPT213、PT214の代わり、NMOSトランジスタNT216,NT217を用いてAZスイッチが構成されている。この場合、第1アンプ210Aには第2のAZ信号NSELがNMOSトランジスタNT216,NT217のゲートに供給される。
第2アンプ220Aにおいて、図4のPMOSトランジスタPT221の代わりに、NMOSトランジスタNT223を用いて入力および増幅回路が構成されている。NMOSトランジスタNT223のソースが接地電位GNDに接続されている。
図4のNMOSトランジスタNT221の代わりに、PMOSトランジスタPT222を用いてミラー回路を形成するトランジスタが構成されている。そして、PMOSトランジスタPT222のソースが電源電位VDDに接続されている。また、キャパシタC221の第1電極がPMOSトランジスタPT222のゲートに接続されたノードND222に接続され、第2電極が電源電位VDDに接続されている。
また、図4のNMOSトランジスタNT222の代わりに、PMOSトランジスタPT223を用いてAZスイッチが構成されている。この場合、第2アンプ220Aには第1のAZ信号PSELがPMOSトランジスタPT223のゲートに供給される。
そして、キャパシタC230Aは、第1電極がソース接地型増幅器としてNMOSトランジスタNT223のゲート(入力)に接続され、第2電極がNMOSトランジスタNT223のドレイン(出力)に接続されている。
このキャパシタC230は、ミラー効果を発現し、ソース接地入力にゲイン倍の容量が接続されたのと等価になる。
第1アンプ210Aの出力に見える容量は、NMOSトランジスタNT223のゲインをAV2とし、キャパシタC230Aの容量をCとすると、{C*(1+AV2)}のようにゲイン倍されることからキャパシタC230Aの容量値小さくてよい。
これにより、比較器200Aの帯域は小さな容量で大きく狭められる。
このような構成を有する図14の比較器200Aは、基本的に、図4の比較器200と同様に動作する。ただし、図12のタイミングチャートにおけるRAMP,1st comp, 2nd Ampの波形が反対になる。
そして、図14の比較器200Aによれば、図4の比較器200と同様の効果を得ることができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、光電変換を行う複数の画素が行列状に配列された画素部110と、画素部110から行単位でデータの読み出しを行う画素信号読み出し部(ADC群)150と、を有する。
ADC群150は、画素の列配列に対応して配置され読み出し信号電位と参照電圧とを比較判定し、その判定信号を出力する複数の比較器151と、対応する上記比較器の比較時間をカウントする複数のカウンタ152と、を有する。
各比較器151は、第1アンプ210と、第1アンプ210に縦続接続され第1アンプ210の出力をゲインアップする第2アンプ220と、第2アンプのソース接地型増幅器の入出力間に接続されたミラー効果を発現するためのキャパシタC230と、を有する。
したがって、本実施形態によれば、以下の効果を得ることができる。
すなわち、キャパシタのミラー効果で比較器の帯域を大きく落とすことで、画素ノイズ、比較器ノイズを低減することができる。
比較器の帯域を落とすためにミラー効果を使用するため、比較器の反転遅延が少ないまま、ノイズ低減が可能となる。反転遅延が悪化しないため、フレームレートを落とすことがない。
比較器の帯域を落とすためにミラー効果を使用するため、小さな容量で大きく帯域を落とせる。同等のノイズ低減効果を実現するのに、既存の手法に比べて、面積、コストを削減することができる。
このような効果を有する固体撮像素子は、デジタルカメラやビデオカメラの撮像デバイスとして適用することができる。
<6.カメラシステムの構成例>
図15は、本発明の実施形態に係る固体撮像素子が適用されるカメラシステムの構成の一例を示す図である。
本カメラシステム300は、図15に示すように、本実施形態に係るCMOSイメージセンサ(固体撮像素子)100が適用可能な撮像デバイス310を有する。
カメラシステム300は、撮像デバイス310の画素領域に入射光を導く(被写体像を結像する)光学系、たとえば入射光(像光)を撮像面上に結像させるレンズ320を有する。
カメラシステム300は、撮像デバイス310を駆動する駆動回路(DRV)330と、撮像デバイス310の出力信号を処理する信号処理回路(PRC)340と、を有する。
駆動回路330は、撮像デバイス310内の回路を駆動するスタートパルスやクロックパルスを含む各種のタイミング信号を生成するタイミングジェネレータ(図示せず)を有し、所定のタイミング信号で撮像デバイス310を駆動する。
また、信号処理回路340は、撮像デバイス310の出力信号に対して所定の信号処理を施す。
信号処理回路340で処理された画像信号は、たとえばメモリなどの記録媒体に記録される。記録媒体に記録された画像情報は、プリンタなどによってハードコピーされる。また、信号処理回路340で処理された画像信号を液晶ディスプレイ等からなるモニターに動画として映し出される。
上述したように、デジタルスチルカメラ等の撮像装置において、撮像デバイス310として、先述した固体撮像素子100を搭載することで、高精度なカメラが実現できる。
本発明の実施形態に係る列並列ADC搭載固体撮像素子(CMOSイメージセンサ)の構成例を示すブロック図である。 図2の列並列ADC搭載固体撮像素子(CMOSイメージセンサ)におけるADC群をより具体的に示すブロック図である。 本実施形態に係る4つのトランジスタで構成されるCMOSイメージセンサの画素の一例を示す図である。 本実施形態に係る比較器の構成例を示す回路図である。 CDSの動作フローを示す図である。 CDS伝達関数の式を示す図である。 周波数対CDSゲイン特性を示す図である。 CDSにおけるフィルタ処理を模式的に示す図である。 CDSのフィルタ効果によるノイズ低減について示す図である。 図4の回路の比較例としての比較器を示す図である。 同一遮断周波数に設定した、ミラー効果を用いない図10の既存回路とミラー効果を用いた本発明の実施形態に係る図4の回路との反転遅延の比較結果を示す図である。 図4の比較器のタイミングチャートである。 本発明の実施形態に係る図4の回路と図10の回路の比較器出力の反転遅延を比較して示す図である。 本実施形態に係る比較器の変形例を示す回路図である。 本発明の実施形態に係る固体撮像素子が適用されるカメラシステムの構成の一例を示す図である。
符号の説明
100・・・固体撮像素子、110・・・画素部、120・・・垂直走査回路、130・・・水平転送走査回路、140・・・タイミング制御回路、150・・・ADC群、151・・・比較器、152・・・カウンタ、153・・・ラッチ、160・・・DAC、170・・・アンプ回路、180・・・信号処理回路、190・・・ラインメモリ、LTRF・・・水平転送線、200,200A・・・比較器、210,210A・・・第1アンプ、220,220A・・・第2アンプ、C230,C230A・・・キャパシタ、300・・・カメラシステム、310・・・撮像デバイス、320・・・レンズ、330・・・駆動回路、340・・・信号処理回路。

Claims (6)

  1. 光電変換を行う複数の画素が行列状に配列された画素部と、
    上記画素部から複数の画素単位で画素信号の読み出しを行う画素信号読み出し部と、を有し、
    上記画素信号読み出し部は、
    画素の列配列に対応して配置され、読み出し信号電位と傾きをもって変化する参照電圧とを比較判定し、その判定信号を出力する複数の比較器と、
    対応する上記比較器の比較時間をカウントする複数のカウンタと、を含み、
    上記各比較器は、
    非帰還型であり、
    一方のトランジスタのゲートに上記参照電圧を受け、他方のトランジスタのゲートに上記読み出し信号を受けて、当該参照電圧と当該読み出し信号電位との比較動作を行い、当該参照電圧と当該読み出し信号電位が交わったとき出力レベルを反転する差動増幅器を含む第1アンプと、
    上記第1アンプの出力を、レベル反転しゲインアップして出力する増幅器を含む第2アンプと、
    上記第2アンプの増幅器の入出力間に接続されたミラー効果を発現するためのキャパシタと、を有し、
    上記第2アンプの入出力間に接続されたキャパシタは、上記増幅器のゲインをAV2とし、上記キャパシタの容量をCとすると、上記第1アンプの出力から見て{C*(1+AV2)}のようにゲイン倍され、
    上記第2アンプは、上記第1アンプの反転出力に即応して上記レベル反転しゲインアップした出力を得る
    固体撮像素子。
  2. 上記第2アンプの増幅器は、ゲートに上記第1アンプの出力が供給されるソース接地型の電界効果トランジスタにより形成され、
    上記キャパシタは、上記ソース接地型電界効果トランジスタのゲートとドレイン間に接続されている
    請求項1記載の固体撮像素子。
  3. 上記第1アンプは、
    一方のトランジスタのゲートに上記参照電圧を受け、他方のトランジスタのゲートに上記読み出し信号を受けて、当該参照電圧と当該読み出し信号電位との比較動作を行う差動トランジスタと、
    上記差動トランジスタのゲートとドレイン間に接続された行動作開始時に各カラム毎に動作点を決めるための初期化用スイッチと、
    上記差動トランジスタの各ゲートに接続された初期化時のサンプリング用の第1および第2のキャパシタと、を含む
    請求項1または2記載の固体撮像素子。
  4. 上記第2アンプは、
    行動作開始時に各カラム毎に動作点を決めるための初期化用スイッチと、
    初期化時のサンプリング用の第3のキャパシタと、を含む
    請求項3記載の固体撮像素子。
  5. 上記第2アンプは、
    上記第1アンプの出力がゲートに入力される第1導電型電界効果トランジスタと、
    上記第1導電型電界効果トランジスタと直列に接続され、ゲートとドレイン間に上記初期化用スイッチが配置され、ゲートが上記第3のキャパシタに接続された第2導電型電界効果トランジスタと、を有し、
    上記第1導電型電界効果トランジスタと上記第2導電型電界効果トランジスタの接続点により出力ノードが形成され、
    上記ミラー効果発現のためのキャパシタは、上記第1導電型電界効果トランジスタのゲートとドレイン間に接続されている
    請求項4記載の固体撮像素子。
  6. 固体撮像素子と、
    上記固体撮像素子に被写体像を結像する光学系と、を有し、
    上記固体撮像素子は、
    光電変換を行う複数の画素が行列状に配列された画素部と、
    上記画素部から複数の画素単位で画素信号の読み出しを行う画素信号読み出し部と、を有し、
    上記画素信号読み出し部は、
    画素の列配列に対応して配置され、読み出し信号電位と傾きをもって変化する参照電圧とを比較判定し、その判定信号を出力する複数の比較器と、
    対応する上記比較器の比較時間をカウントする複数のカウンタと、を含み、
    上記各比較器は、
    非帰還型であり、
    一方のトランジスタのゲートに上記参照電圧を受け、他方のトランジスタのゲートに上記読み出し信号を受けて、当該参照電圧と当該読み出し信号電位との比較動作を行い、当該参照電圧と当該読み出し信号電位が交わったとき出力レベルを反転する差動増幅器を含む第1アンプと、
    上記第1アンプの出力を、レベル反転しゲインアップして出力する増幅器を含む第2アンプと、
    上記第2アンプの増幅器の入出力間に接続されたミラー効果を発現するためのキャパシタと、を有し、
    上記第2アンプの入出力間に接続されたキャパシタは、上記増幅器のゲインをAV2とし、上記キャパシタの容量をCとすると、上記第1アンプの出力から見て{C*(1+AV2)}のようにゲイン倍され、
    上記第2アンプは、上記第1アンプの反転出力に即応して上記レベル反転しゲインアップした出力を得る
    カメラシステム。
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