JPH0794953A - Mos反転増幅回路 - Google Patents

Mos反転増幅回路

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JPH0794953A
JPH0794953A JP5233832A JP23383293A JPH0794953A JP H0794953 A JPH0794953 A JP H0794953A JP 5233832 A JP5233832 A JP 5233832A JP 23383293 A JP23383293 A JP 23383293A JP H0794953 A JPH0794953 A JP H0794953A
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mos transistor
mos
inverting
transistor
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JP5233832A
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Norio Ueno
典夫 上野
Satoru Matsuyama
哲 松山
Osamu Nara
修 奈良
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 MOSプロセスにより構成される反転増幅器
に関し、高周波特性に優れ、利得を精度良くコントロー
ルでき、且つ、動作範囲を大きくとることができ、更
に、利得がプロセス変動や温度変動の影響を受けにくい
ようにすることを目的とする。 【構成】 第1の電位源(1)と第2の電位源(2)と
の間に直列に接続され、同一の半導体製造プロセスによ
り形成された同一導電型の第1および第2のMOSトラ
ンジスタ(3,4)からなり、前記第1のMOSトラン
ジスタ(3)のゲート端子に入力電圧(VIN)を印加
し、前記第2のMOSトランジスタ(4)のゲート端子
に固定電圧(Vref )を印加し、前記第1および第2の
MOSトランジスタ(3,4)が直列に接続される接続
点を出力端子とすることを特徴とするように。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、MOSプロセスにより
構成される反転増幅器に関する。光通信等の分野におい
ては、高周波特性に優れ、利得を精度良くコントロール
でき、且つ、動作範囲を大きくとることができる増幅器
が望まれている。
【0002】
【従来の技術】MOSプロセスにより増幅器を構成する
場合,一般的には図9に示すような高DCゲインの演算
増幅器を用いて図10に示すような負帰還回路を構成
し、安定な増幅器を実現している。しかし、この種のM
OS演算増幅器では、例えば、図11に示されているよ
うに、帯域が高々数10MHzに制限されることから、
図9に示すような高DCゲインの演算増幅器を用いて高
周波特性の優れたものを実現することは困難であった。
【0003】一方、高周波MOS回路の実現要求から、
図12に示すようにMOS増幅器を負帰還抵抗無しに用
いる方法も想定されるが、このような構成では所望以上
の高利得が得られる上に利得を精度良くコントロールす
ることは困難である。図12の構成の周波数特性は図1
3に示す。従来、光通信へのMOS回路適用の要求から
図14に示す反転増幅器が考案され実用に供されてい
る。この増幅器は図10に示されているように負帰還手
段を設けることにより入出力の動作点が一致するという
条件で利得を求めると、利得は以下に示すようにMOS
トランジスタTr1およびTr2のゲート幅の比で設定
可能となる。
【0004】トランジスタTr1においては、ソース・
ドレイン電流の変化分をΔI1、ゲート・ソース間電圧を
ΔV GS1 とするとき、相互コンダクタンスgm1 は、gm1
=ΔI1/ΔV GS1 であり、ΔI1= gm1 ・ΔV GS1 とな
る. 同様に、トランジスタTr2では、ソース・ドレイ
ン電流の変化分をΔI2、ゲート・ソース間電圧をΔV GS
2 とするとき、相互コンダクタンスgm2 は、gm2 =ΔI2
/ΔV GS2 、よって、ΔI2= gm2 ・ΔV GS2 である.ト
ランジスタTr1およびTr2の電流は共通の電流源か
ら供給されているため、トランジスタTr1の電流がΔ
I1変化すれば,トランジスタTr2の電流がΔI2=-ΔI1
変化する。すなわちgm1 ・ΔV GS1 = - gm 2 ・ΔV GS2
となり、利得は、ΔV GS2 /ΔV GS1 =- gm1 /gm2
なる。また、gm = dIDS/dVGS = 2k(VGS - VT) = 2k'W
/L (VGS - V T) ( k'= μn Cox /2 )であるから、利得
は次のように表される。
【0005】 gm1 /gm2 = - W1 (VGS1- V T) /W2(VGS2- V T) この増幅器では前述のように負帰還手段を有しているた
め、V GS1 ≒ V GS2が成り立つ。したがって、利得はト
ランジスタTr1およびTr2のゲート幅の比で、利得
=−W1 /W2 と表される。すなわち、図14の構成の
MOS反転増幅器の利得はトランジスタTr1およびT
r2のゲート幅の比で設定可能となる。
【0006】ところで、この増幅器では入出力の動作点
が一致することが条件である他,高周波化に加え、光通
信等では S/N比を高くとるため、相互コンダクタンスgm
を大きくする必要がある。このため入力段のトランジス
タTr1のチャネル幅を長くし大電流を流すことにな
る。しかしながら、このためには電流を供給するトラン
ジスタTr3や利得設定用のトランジスタTr2も大き
くせねばならず帯域制限の要因になる。また、相互コン
ダクタンスgmを大きくするためにはトランジスタTr1
のゲート・ソース間電圧 Vgsを比較的高く設定する必要
があるが、トランジスタTr2のゲートがソースと接続
されているため、トランジスタTr2が働く (電流が流
れる) 条件は、トランジスタTr2のゲート・ソース間
電圧 Vgs,即ち増幅器の出力電圧Voutがグランドに対
し、しきい値電圧Vth より高い範囲である。したがっ
て、動作範囲を広く取るためにはトランジスタTr2の
Vgs、即ち増幅器の出力電圧Voutを高く設定する必要が
生じる。ところで、図14の増幅器は図10のような構
成の負帰還回路において使用するので、増幅器の出力電
圧Vout=増幅器の入力電圧=トランジスタTr1のゲー
ト・ソース間電圧 Vgsであるので、上記の要求は、結
局、トランジスタTr1のゲート・ソース間電圧 Vgsを
高く設定する必要が生じることになる。トランジスタT
r1のゲート・ソース間電圧 Vgsを高く設定することは
トランジスタTr1に大きな電流を流すことになるの
で、相互コンダクタンスgmの値は、上記の S/N比を高く
とるために必要なgm を得る程度に止めないと消費電流
が多大となる。こうして、図14の構成の増幅器では、
動作範囲を大きくとることが難しい。
【0007】図15に、図14の構成の周波数特性を、
また、図16に図14の構成の直流入出力特性を示す。
図16から利得一定の範囲が狭い (リニア増幅のための
動作範囲が狭い) ことが分かる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】図9に示すような高D
Cゲインの演算増幅器を用いて高周波特性の優れた増幅
器を実現することは困難である。図12に示すようにM
OS増幅器を負帰還抵抗無しで用いると、所望以上の高
利得が得られる上に利得を精度良くコントロールするこ
とは困難である。
【0009】図14に示す反転増幅器では、 S/N比を高
くとるため、相互コンダクタンスgmを大きくする必要が
ある。このため入力段のトランジスタTr1のチャネル
幅を長くし大電流を流すことになる。しかしながら、こ
のためには電流を供給するトランジスタTr3や利得設
定用のトランジスタTr2も大きくせねばならず帯域制
限の要因になる。また、動作範囲を広く取るためには消
費電流が多大となり、動作範囲を大きくとることが難し
いという問題がある。
【0010】本発明は、高周波特性に優れ、利得を精度
良くコントロールでき、且つ、動作範囲を大きくとるこ
とができ、更に、利得がプロセス変動や温度変動の影響
を受けにくいMOS反転増幅器を提供することを目的と
する。
【0011】
【課題を解決するための手段】図1は、本発明の第1の
形態の基本構成を示すものである。図1に示されている
ように、本発明の第1の形態によれば、第1の電位源1
と第2の電位源2との間に直列に接続され、同一の半導
体製造プロセスにより形成された同一導電型の第1およ
び第2のMOSトランジスタ3および4からなり、前記
第1のMOSトランジスタ3のゲート端子に入力電圧
(VIN)を印加し、前記第2のMOSトランジスタ4の
ゲート端子に固定電圧(Vref )を印加し、前記第1お
よび第2のMOSトランジスタ3および4が直列に接続
される接続点を出力端子とすることを特徴とするMOS
反転増幅回路が提供される。
【0012】図2は、本発明の第2の形態の基本構成を
示すものである。図2に示されているように、本発明の
第2の形態によれば、第1の電位源1と第2の電位源2
との間に直列に接続され、同一の半導体製造プロセスに
より形成された同一導電型の第1、第2、および、第3
のMOSトランジスタ3,4,および5からなり、前記
第1のMOSトランジスタ3のゲート端子に入力電圧
(VIN)を印加し、前記第2のMOSトランジスタ4の
ゲート端子に第1の固定電圧(Vref1)を印加し、前記
第3のMOSトランジスタ4のゲート端子に第1の固定
電圧(Vref2)を印加し、前記第3のMOSトランジス
タは前記第1および第2のMOSトランジスタ3および
4の間に直列に接続され、前記第2および第3のMOS
トランジスタ4および5が直列に接続される接続点を出
力端子とすることを特徴とするMOS反転増幅回路が提
供される。
【0013】
【作用】本発明の第1の形態によるMOS反転増幅回路
においては、その利得は、第1のMOSトランジスタの
利得定数β1 と第2のMOSトランジスタの利得定数β
2 との比の平方根√(β2 /β1 )で与えられ、更に、
第1および第2のMOSトランジスタのチャネル幅をそ
れぞれW1 およびW2 とし、第1および第2のMOSト
ランジスタのチャネル長をそれぞれL1 およびL2 とす
るとき、上記の利得は√(W2 1 /W1 2 )で与え
られる。すなわち、MOSトランジスタのサイズ比によ
って利得が設定できるためプロセス変動や温度変動の影
響を受けにくい増幅器を構成することができる。
【0014】ここで、本発明によれば、第1および第2
のMOSトランジスタ(Tr1,Tr2)は同一の半導
体製造プロセスにより形成されたものであるので、上記
の利得、√(W2 1 /W1 2 )は高い精度で実現す
ることができる。例えば、本発明の第2のトランジスタ
の代わりに抵抗を接続した従来のインバータ回路では、
抵抗値の誤差が数10%にも及ぶため、利得の値が精度
良く実現できない。
【0015】上記の第1の形態によるMOS反転増幅回
路においては、第1のMOSトランジスタのゲート端子
とドレイン端子とが逆相となるため、寄生容量が生じ帯
域制限を受けやすいが、本発明の第2の形態によるMO
S反転回路においては、第1のMOSトランジスタのゲ
ート端子とドレイン端子とが逆相とならないように第3
のMOSトランジスタを第1および第2のMOSトラン
ジスタの間に挿入している。これにより、本発明の第2
の形態のMOS反転増幅回路は、第1の形態のものより
良好な高周波特性を有し、広い帯域での使用が可能とな
る。
【0016】
【実施例】図3は本発明の第1の形態の実施例の構成を
示すものであり、図1の構成に対応するものである。図
1の第1および第2のMOSトランジスタ3および4
は、それぞれ、nチャネルのMOSFET Tr1およ
びTr2により実現されている。VDDは高電位電源、
Gは接地電位である。
【0017】図3の構成において、MOSトランジスタ
Tr1およびTr2に流れる電流(それぞれI1および
I2)は I1 = k W1/L1 (V GS1 - V th)2 k = μn C ox / 2 I2 = k W2/L2 (V GS2 - V th)2 ここで、L = L1 = L2 とおくと、I1 = I2 から、 k W1/L (V GS1 - V th)2 = k W2/L (V GS2 - V th )2 V GS2 =√( W1 / W2 )(V GS1 - V th ) + V th が得られる。ここで、トランジスタTr2のゲート電圧
を固定電位(V ref )とすれば、出力振幅は Vout = V
ref − V GS2 であるから、 V out =−√( W1 / W2 )(V GS1 - V T)− V T+ V ref、 そして、小振幅利得はdVout / dVGS1 = −√( W1
W2 )となる。
【0018】すなわち、チャネル長が同じトランジスタ
であれば利得はチャネル幅の比の平方根で設定される。
例えば、利得 3倍の増幅器を得たいとするならば、トラ
ンジスタTr1のチャネル幅 W1 を 270μm 、トランジス
タTr2のチャネル幅 W2 を30μm とすればよいのであ
る。 図4は本発明の第2の形態の実施例の構成を示す
ものであり、図2の構成に対応するものである。図2の
第1、第2、および、第3ののMOSトランジスタ3,
4,および,5は、それぞれ、nチャネルのMOSFE
T Tr1,Tr2,Tr3により実現されている。V
DDは高電位電源、Gは接地電位である。
【0019】前述のように、図3の構成では第1のMO
SトランジスタTr1のゲートとドレインが逆相で動く
ため,帯域制限を受けやすい場合もある. このため、図
4に示すように、第1のMOSトランジスタTr1のド
レイン, 第2のMOSトランジスタTr2のソースの間
に、第3のMOSトランジスタTr3のソース, ドレイ
ンを接続する。ここで、第3のMOSトランジスタTr
3のチャネル幅 W3 は、図4に示されているように、ト
ランジスタTr1のチャネル幅 W1 と同じく 270μm とす
る。
【0020】図5は、本実施例のMOS反転増幅回路の
直流入出力特性を示すものである。従来構成に比較して
動作範囲が広いことが分かる。尚、図3および4の構成
において、MOSトランジスタは全てnチャネルのMO
Sトランジスタとしたが、これらを全てpチャネルのM
OSトランジスタとして、電源電位を正から負に逆転さ
せてもも同様に本発明は成立する。
【0021】図6は本発明の応用例である光通信用の受
光回路の概略構成を示す図であり、図7はその等価回路
である。ファイバを介しPDに照射された光信号によりPD
内に生じた電子正孔対は電界によって移動し, 電流とな
る. この電流は負帰還抵抗 RF を流れ、電圧ΔV = I ×
RF となる. このとき増幅器の帯域は充分に取れている
ものとすれば, この回路の帯域は、増幅器の利得A,増
幅器入力端に付くPDの容量他, 寄生容量の総計を CT と
すれば、 fc = A/( 2πCT RF ) となる。このとき、寄生容量の総計 CT においては、増
幅器入力端に付く容量 PD が支配的であり、これは外部
に付くため制御可能である。
【0022】図8は、本発明のMOS反転増幅回路の応
用例の詳細構成を示すものである。図8において、10
0は前述の本発明によるMOS反転増幅回路、101お
よび102はMOSプロセスにより同一に形成したMO
Sトランジスタ、103は電流源、そして、104は演
算増幅器である。図6の構成において、負帰還抵抗RFを
半導体プロセスで半導体抵抗として構成した場合にはそ
の精度は±30%の変動は覚悟せねばならないが、図8
に示すようにトランスインピーダンス用負帰還抵抗をM
OSトランジスタ101で構成する。このトランジスタ
101と同じ大きさのトランジスタ102にはトランジ
スタ101のドレイン,ソース電圧相当を疑似的に印加
し、強制的に所定の電流が流れ込むような構成を取るこ
とにより、トランジスタ101において所定の抵抗値を
実現している。例えば、演算増幅器104の出力はトラ
ンジスタ102のゲートへ、演算増幅器104の正相入
力端にはトランジスタ101ののソース電圧相当を、演
算増幅器104の反転入力端にはトランジスタ102の
ソースを、そしてトランジスタ102ののドレインはト
ランジスタ101のドレイン電圧相当を印加する。
【0023】図8の構成において、トランジスタ102
のドレイン側 1.7V 、ソース側 1.45Vとすると、ドレイ
ン・ソース電圧は 250mVとなる。これに0.01mA 流すよ
うにすればRF=(1.7-1.45) / 0.01mA =25 (KΩ) と
なるが、このとき、トランジスタ102のゲート電圧は
25 (K Ω) の抵抗を実現する電圧となっているのであ
る。しかるに、この電圧をトランジスタ101のゲート
端子にも加えることによりトランジスタ101も 25 (K
Ω) の抵抗に等価となる。
【0024】
【発明の効果】本発明によるMOS反転増幅回路によれ
ば、例えば2つのMOSトランジスタのチャネル幅の比
の平方で利得が設定できるため, 原理的にはマスク精度
等による幾何学的寸法精度で利得が制御でき, プロセス
変動の影響や温度変動の影響を受けずに、極めて簡素な
構成で利得精度の高い増幅器を得ることができる.特に
チャネル幅の比の平方で利得が設定できることにより、
仮に1% のマスク上の相対誤差が生じたととしても、増
幅回路の特性においては 0.5% の誤差しか生じない。
【0025】また、本発明によるMOS反転増幅回路は
従来の反転増幅器に比較して動作範囲が大きいという利
点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の形態の原理構成図である。
【図2】本発明の第2の形態の原理構成図である。
【図3】本発明の第1の形態の実施例の構成図である。
【図4】本発明の第2の形態の実施例の構成図である。
【図5】本実施例のMOS反転増幅回路の直流入出力特
性を示す図である。
【図6】本発明の応用例である光通信用の受光回路の概
略構成を示すずである。
【図7】図6の構成の等価回路図である。
【図8】本発明の応用例である光通信用の受光回路の概
略構成を示すずである。
【図9】高DCゲインの演算増幅器を用いて図10に示
すような負帰還回路を構成する図である。
【図10】負帰還増幅回路の構成を示す図である。
【図11】図10の構成に図9の演算増幅回路を使用し
た場合の周波数特性を示す図である。
【図12】従来のMOS増幅器の1例を示す図である。
【図13】図12の構成の周波数特性を示す図である。
【図14】従来、光通信用受信回路に用いられているM
OS反転増幅器の構成を示す図である。
【図15】図14の構成の周波数特性を示す図である。
【図16】図14の構成の直流入出力特性を示す図であ
る。
【符号の説明】
1…第1の電位源 2…第2の電位源 3…第1のMOSトランジスタ 4…第2のMOSトランジスタ VIN…入力電圧 Vref …固定電圧 Tr1,Tr2およびTr3…MOSFET VDD…高電位電源 G…接地電位 100…本発明によるMOS反転増幅回路 101および102…MOSプロセスにより同一に形成
したMOSトランジスタ 103…電流源 104…演算増幅器

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の電位源(1)と第2の電位源
    (2)との間に直列に接続され、同一の半導体製造プロ
    セスにより形成された同一導電型の第1および第2のM
    OSトランジスタ(3,4)からなり、 前記第1のMOSトランジスタ(3)のゲート端子に入
    力電圧(VIN)を印加し、 前記第2のMOSトランジ
    スタ(4)のゲート端子に固定電圧(Vref )を印加
    し、 前記第1および第2のMOSトランジスタ(3,4)が
    直列に接続される接続点を出力端子とすることを特徴と
    するMOS反転増幅回路。
  2. 【請求項2】 請求項1のMOS反転増幅回路と、 前記MOS反転増幅回路の入力端子と出力端子とをソー
    スおよびドレイン端子を介して接続する第3のMOSト
    ランジスタ(101)と、 前記第3のMOSトランジスタ(101)のゲート電圧
    を制御して、該第3のMOSトランジスタ(101)の
    ソースおよびドレイン端子間の抵抗が所定の値になるよ
    うに制御するゲート電圧制御手段(102,103,1
    04)とを有し、 前記MOS反転増幅回路の入力端子に供給される電流を
    前記第3のMOSトランジスタ(101)のソースおよ
    びドレイン端子間の電圧として出力することを特徴とす
    る電流電圧変換回路。
  3. 【請求項3】 前記ゲート電圧制御手段(102,10
    3,104)は、 前記第3のMOSトランジスタ(101)と同一の半導
    体製造プロセスによって製造され、前記第3のMOSト
    ランジスタ(101)と同一のゲート電圧制御を受ける
    第4のMOSトランジスタ(102)と、 前記第4のMOSトランジスタ(102)のユースまた
    はドレイン端子の何れか一方を反転、非反転の何れか一
    方の入力端子に接続し、該反転、非反転の他方の入力端
    子に第3の電位源を接続し、出力端子を前記第3および
    第4のMOSトランジスタ(101,102)のゲート
    端子に印加する演算増幅器(104)と、 前記第4のMOSトランジスタ(102)のユースまた
    はドレイン端子の何れか他方を所定の電位に維持する第
    4の電位源と、 前記演算増幅器(104)の反転、非反転の何れか一方
    の入力端子に接続する電流源(103)とを有する請求
    項2記載の電流電圧変換回路。
  4. 【請求項4】 第1の電位源(1)と第2の電位源
    (2)との間に直列に接続され、同一の半導体製造プロ
    セスにより形成された同一導電型の第1、第2、およ
    び、第3のMOSトランジスタ(3,4,5)からな
    り、 前記第1のMOSトランジスタ(3)のゲート端子に入
    力電圧(VIN)を印加し、 前記第2のMOSトランジ
    スタ(4)のゲート端子に第1の固定電圧(V ref1)を
    印加し、 前記第3のMOSトランジスタ(4)のゲート端子に第
    1の固定電圧(Vref2)を印加し、 前記第3のMOSトランジスタ(5)は前記第1および
    第2のMOSトランジスタ(3,4)の間に直列に接続
    され、 前記第2および第3のMOSトランジスタ(4,5)が
    直列に接続される接続点を出力端子とすることを特徴と
    するMOS反転増幅回路。
  5. 【請求項5】 請求項4のMOS反転増幅回路と、 前記MOS反転増幅回路の入力端子と出力端子とをソー
    スおよびドレイン端子を介して接続する第4のMOSト
    ランジスタ(101)と、 前記第4のMOSトランジスタ(101)のゲート電圧
    を制御して、該第4のMOSトランジスタ(101)の
    ソースおよびドレイン端子間の抵抗が所定の値になるよ
    うに制御するゲート電圧制御手段(102,103,1
    04)とを有し、 前記MOS反転増幅回路の入力端子に供給される電流を
    前記第4のMOSトランジスタ(101)のソースおよ
    びドレイン端子間の電圧として出力することを特徴とす
    る電流電圧変換回路。
  6. 【請求項6】 前記ゲート電圧制御手段(102,10
    3,104)は、 前記第4のMOSトランジスタ(101)と同一の半導
    体製造プロセスによって製造され、前記第4のMOSト
    ランジスタ(101)と同一のゲート電圧制御を受ける
    第5のMOSトランジスタ(102)と、 前記第4のMOSトランジスタ(102)のユースまた
    はドレイン端子の何れか一方を反転、非反転の何れか一
    方の入力端子に接続し、該反転、非反転の他方の入力端
    子に第3の電位源を接続し、出力端子を前記第4および
    第5のMOSトランジスタ(101,102)のゲート
    端子に印加する演算増幅器(104)と、 前記第5のMOSトランジスタ(102)のユースまた
    はドレイン端子の何れか他方を所定の電位に維持する第
    4の電位源と、 前記演算増幅器(104)の反転、非反転の何れか一方
    の入力端子に接続する電流源(103)とを有する請求
    項5記載の電流電圧変換回路。
JP5233832A 1993-09-20 1993-09-20 Mos反転増幅回路 Withdrawn JPH0794953A (ja)

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