JP4598318B2 - 空気清浄フィルタ−及び空気調和機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、空気清浄フィルタ−及び空気清浄フィルタ−を用いた空気調和機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図2は、空気清浄フィルタ−を装着する空気調和機を示す斜視図である。また、図9は、従来の空気清浄フィルタ−の分解図である。また、図10は、従来の空気清浄フィルタ−を示す図である。また、図11は、従来の空気調和機の梱包状態を示す図である。
図において、1は空気調和機、2はパネル、3は、パネルに設けられ、空気清浄フィルタ−を挿入する彎曲したガイド部、4は、図示を省略した内蔵する送風機により、空気調和機1に空気を取り込む空気吸込部、5は、取り込んだ空気を図示を省略した内蔵する熱交換器を通して、加温又は冷却等して吹き出す空気吹出部である。
21は、歪曲した空気清浄フィルタ−であり、22の平板状のフィルタ−を湾曲したフレ−ム24に搭載し、同じく湾曲したフレ−ムカバ−25で、ヒンジ部26で折り曲げ、カバ−して作成する。その際、フレ−ム24とフレ−ムカバ−25は、それぞれ設けられている固定爪29と角穴30とで係止される。
【0003】
この構造では、まず複数の平板状フィルタ−22をフレ−ム24の外形に合せて配置し、フレ−ムカバ−25をヒンジ部26を支点として回転させ、挟み込む。この際、フレ−ム24の複数の固定爪29がフレ−ムカバ−25の複数の角穴30に挿入係止され、フィルタ−22はフレ−ム24とフレ−ムカバ−25とに挟みこまれることにより、フレ−ム24への取付けが完了する。この時点で、空気清浄フィルタ−は湾曲形状となる。
【0004】
次に、フレ−ム24の取手31をつまみフレ−ム24をパネル2の彎曲したガイド部3に沿って押し込むことにより、パネル2に装着する。
また、空気清浄フィルタ−21を標準装備した空気調和機1は、製造場所から製品出荷するときは、空気清浄フィルタ−21をポリ袋等に収納して、空気調和機1の背面に配置して梱包し、輸送する。これは、ユ−ザ−が使用するまでの間は、空気清浄フィルタ−21の性能の低下を防止するため、ポリ袋等に収納するが、その状態でのパネル2への装着はガイド部3への嵌合がむつかしいので、図11に示すように、空気調和機1の背面に配置して空気調和機1と同時に梱包する。空気清浄フィルタ−21は、歪曲しているため、梱包しにくく、かつ梱包が大きくなる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
このように従来の空気調和機1の空気清浄フィルタ−21は、空気清浄フィルタ−21のフレ−ム24の湾曲に倣って彎曲しているので、彎曲したガイド部3へ挿入するとき、湾曲度が合わないこと及び彎曲によりかさ張ること等のため、パネル2への装着作業性が悪い。また、輸送時には梱包が大きくなり、梱包材の使用量も増加する。
【0006】
本発明は、前記のような問題点を解消するためになされたものであり、湾曲したガイド部への装着が容易な空気清浄フィルタ−を得ることを目的とする。
また、廃却が容易な空気清浄フィルタ−を得ることを目的とする。
また、かさばらず、梱包、保管及び輸送が容易な空気清浄フィルタ−を得ることを目的とする。
また、前記の空気清浄フィルタ−を取り付けた品質の高い、高性能の空気調和機を得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に係る空気清浄フィルタ−は、それぞれ平板状フィルタ−を備えた複数の単位フィルタ−枠部材をヒンジ部で連結して折り曲げ自在とし、湾曲した取付先に取り付けられる空気清浄フィルタ−において、単位フィルタ−枠部材に設けた複数の係止爪に平板状のフィルタ−に設けた複数の係止穴をそれぞれ嵌め合せることにより、平板状のフィルタ−を単位フィルタ−枠部材に取付け、前記連結した単位フィルタ−枠部材の隣り合う側部に渡って、前記ヒンジ部での自重による折れ曲がりを抑制しつつ弾性変形可能な補強部材を設け、前記複数の単位フィルタ−枠部材が、前記取付先の湾曲に沿って前記ヒンジ部で折り曲げられつつ連なって前記取付先に取り付けられるものである。
【0008】
また、本発明の請求項2に係る空気清浄フィルタ−は、請求項1記載の空気清浄フィルタ−において、連結した単位フィルタ−枠部材の隣り合う側部に渡って、弾性変形可能な補強部材を設けたものである。
【0011】
また、本発明の請求項4に係る空気調和機は、空気吸込部及び空気吹出部を有するパネル内に、熱交換器及び送風機を備え、空気吸込部から吸込んだ空気を空気清浄フィルタ−を通し、熱交換器で冷媒と熱交換し、空気吹出部から吹出す空気調和機において、空気清浄フィルタ−を取付ける湾曲したガイド部を備え、空気清浄フィルタ−は、前記請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の空気清浄フィルタ−としたものである。
【0012】
また、本発明の請求項6に係る空気調和機は、請求項5の空気調和機において、空気清浄フィルタ−が、それぞれ平板状のフィルタ−を備えた複数の単位フィルタ−枠部材をヒンジ部で連結して折り曲げ自在としたものであって、該空気清浄フィルタ−をガイド部に取付けることにより、ヒンジ部の折り曲がりによりガイド形状に倣って湾曲形状となるものである。
【0013】
また、本発明の請求項7に係る空気調和機は、請求項5の空気調和機において、単板状の空気清浄フィルタ−であって、該空気清浄フィルタ−をガイド部に取付けるとき、空気清浄フィルタ−が全体としてガイド形状に倣って湾曲形状となるものである。
【0014】
また、本発明の請求項8に係る空気調和機は、請求項6の空気調和機において、空気清浄フィルタ−が、請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載のものとしたものである。
【0015】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
以下、本発明の実施の形態1を図1、図2及び図3により説明する。
図1は、実施の形態1の空気清浄フィルタ−の分解図である。図2は、空気清浄フィルタ−を装着する空気調和機の斜視図である。また、図3は、実施の形態1の空気清浄フィルタ−及び空気調和機の梱包状態を示す図である。
図において、1は、空気調和機であり、2は、意匠パネル等のパネルである。3は、パネルに設けられ、空気清浄フィルタ−を挿入し、装着するガイド部、4は、図示を省略した内蔵する送風機により、空気調和機1に空気を取り込む空気吸込部、5は、取り込んだ空気を図示を省略した内蔵する熱交換器を通して、加温又は冷却等して吹き出す空気吹出部である。
【0016】
また、8は、平板状の単位フィルタ−枠部材であり、複数の単位フィルタ−枠部材8が屈曲自在のヒンジ部9で連結されている。8aは単位フィルタ−枠部材8に形成された枠であり、8bは枠8a内に形成された係止爪である。図1では、横長の3個の単位フィルタ−枠部材8がヒンジ部9で連結され、各単位フィルタ−枠部材8の枠8a内には長手方向に3個の係止爪8bが形成されている。
15は、平板状のフィルタ−であり、長手方向に3個の係止穴である角穴15aが形成されている。各単位フィルタ−枠部材8の枠8a内に平板状のフィルタ−15を嵌め込む。その際、3個の係止穴15aをそれぞれ、3個の係止爪8bに嵌め合わせて固定する。
11は、単位フィルタ−枠部材8に形成した取手であり、連結した単位フィルタ−枠部材8の最端部に設けている。
【0017】
次に、空気清浄フィルタ−の製作を説明する。
外形を合せた平板状のフィルタ−15を単位フィルタ−枠部材8の枠8a内に押し入れる。この時、単位フィルタ−枠部材8の3個の角状の係止爪8bが平板状のフィルタ−15の3個の角穴である係止穴15aに挿入させることにより、平板状のフィルタ−15を単位フィルタ−枠部材8に取付け、固定する。残りの2個の単位フィルタ−枠部材8も同様に、それぞれ平板状のフィルタ−15を取付け、固定することで、ヒンジ部9で連結され、それぞれ平板状のフィルタ−15を取付けた3個の空気清浄フィルタ−7が完成する。この空気清浄フィルタ−7は、ヒンジ部9で折り曲げ可能であるが、空気清浄フィルタ−7としては平板状である。
【0018】
空気清浄フィルタ−7の空気調和機1の湾曲したガイド部3への装着は次のように行う。
空気清浄フィルタ−7の取手11を掴んで、パネル2のガイド部3に沿って空気清浄フィルタ−7の先端の単位フィルタ−枠部材8を押し込む。この時、平板状の単位フィルタ−枠部材8はガイド部3に沿って、ヒンジ部9で屈曲しながら押し込まれ、3個の連結された単位フィルタ−枠部材8はパネル2のガイド部3に装着完了時には全体的に湾曲形状となる。
よって、平板状の単位フィルタ−枠部材8をヒンジ部9で彎曲させながらガイド部3に挿入取り付けることができるので、容易に湾曲状に装着可能である。
また、取り外す時は、取手11を掴んで引っ張り出すことによって取り出すことができる。取り出すことにより、空気清浄フィルタ−7は、再び平板状となる。
【0019】
本実施の形態の空気清浄フィルタ−7は、空気調和機1に湾曲状に容易に装着できるとともに、従来の湾曲したフレ−ムに比べて、単位フィルタ−枠部材8が平板状であるため、製作も容易であり、安価に製作できる。
また、平板状のフィルタ−15自体では彎曲しにくく、例えば、厚さの厚いフィルタ−とかハニカム状フィルタ−等を使用しても容易に湾曲した空気清浄フィルタ−7が得られ、高性能なフィルタ−を備えた空気調和機1が得られる。
【0020】
また、空気清浄フィルタ−7を標準装備した空気調和機1で、製造場所から製品出荷するとき、空気清浄フィルタ−7の性能の低下を防止するため、空気清浄フィルタ−7をポリ袋等に収納して、空気調和機1の背面に配置して梱包し、輸送する場合、空気清浄フィルタ−7は平板状であるので、空気調和機を梱包する際に、図3に示すように、空気清浄フィルタ−7の収納スペ−スが小さくなり、梱包が容易となり、保管、輸送等が容易になる。
【0021】
なお、図1では、空気清浄フィルタ−7を3個の単位フィルタ−枠部材8で構成しているが、2個でも4個以上でもよく、また、図1では、単位フィルタ−枠部材8は3個とも、連結方向と直角方向を長手としているが、これに限ったものではなく、連結方向が長手方向のものが混在してもよい。但し、複数の連結単位フィルタ−枠部材8のうち、少なくとも1個は連結方向と直角方向を長手のものとし、特に湾曲度の大きい部分に対応するようにするのが望ましい。
また、空気清浄フィルタ−7は、ヒンジ部9で折り曲げることにより、平板状で、コンパクトになり、保管及び輸送が一層容易となる。
さらに、図1においては、3個の単位フィルタ−枠部材8に、それぞれ平板状のフィルタ−15を取付けているが、取付ける平板状のフィルタ−15がヒンジ部9の屈曲に対応して湾曲する場合は、単位フィルタ−枠部材8の枠8aを2個分の単位フィルタ−枠部材8又は3個分の単位フィルタ−枠部材8にまたがるように拡大して、それぞれ2個分の大きさの平板状フィルタ−15と1個分の平板状フィルタ−15を取付ける又は3個分の大きさの平板状フィルタ−15を一度に取付けるようにしてもよい。
【0022】
実施の形態2.
図4は実施の形態2の空気清浄フィルタ−の分解図である。
図において、13aは、円柱状のボス部であり、単位フィルタ−枠部材8の側部8cから突出するように形成している。13bは、弾性変形可能な帯部であり、隣り合う単位フィルタ−枠部材8の側部8cのボス部13aに設けた穴を通すことにより、各ボス部を連結している。これらのボス部13aと帯部13bとで補強部材13を構成する。これらのボス部13a及び帯部13bから成る補強部材13は、連結した単位フィルタ−枠部材8の両側の側部8cに設ける。これ以外の構造は、実施の形態1と同じである。
【0023】
このように補強部材13を設けると、前記の実施の形態1と同様に空気清浄フィルタ−を作成し、この空気清浄フィルタ−7の取手11を掴んでパネル2のガイド部3へ装着するとき、単位フィルタ−枠部材8は、ガイド部3に沿ってヒンジ部9で屈曲しながら押し込まれ、帯部13bは徐々に変形し、装着完了時には、湾曲形状となる。この補強部材13は、空気清浄フィルタ−7の取手11を掴んでパネル2のガイド部3へ装着するとき、平板状の単位フィルタ−枠部材8の自重によりヒンジ部9での折れ曲がり等による装着作業性に支障をきたすことを防止することができる。
また、帯部13bの材質を選択したり、板厚を変化させえることにより補強部材13の弾力性を調整できるので、適切な弾性力の、即ち、ガイド部3の湾曲に倣って容易に湾曲し、かつ、挿入時に折れ曲がって作業性に支障をきたさない適切な弾性力の空気清浄フィルタ−7を得ることができる。
【0024】
なお、補強部材13は、図4に示すようにすべての単位フィルタ−枠部材8間に設ける必要はなく、任意に隣り合う単位フィルタ−枠部材8間に設けてもよい。
さらに、補強部材13は、帯部13bをボス部13aから抜き、各単位フィルタ−部材8をヒンジ部9で折りたたむことにより、コンパクトにでき、保管及び輸送が容易となる。
単位フィルタ−部材8の側部8cに補強部材の取付け方は、記載のものに限らず、本主旨に適うものであればいずれでもよい。
【0025】
実施の形態3.
図5は、実施の形態3の空気清浄フィルタ−の分解図である。
図において、9aは、ヒンジ部9に設けた穴部であり、ヒンジ部9を長手方向に分割している。
【0026】
空気清浄フィルタ−7の製作及び空気調和機1への装着は実施の形態1と同様である。
本実施の形態の空気清浄フィルタ−7は、空気清浄フィルタ−7を廃却するとき、ヒンジ部9で容易に切断しやすくなり、連結した単位フィルタ−枠部材8を容易に分割できる。
穴部9aの数、大きさ等は適切に行う。
当然、実施の形態2の補強部材13を取付けてもよい。補強部材13を取付けた場合は、廃却時は補強部材13を取り外して行う。
【0027】
実施の形態4.
図6は、実施の形態4の空気清浄フィルタ−7を説明するための図である。図7は、空気清浄フィルタ−及び空気調和機の梱包状態を示す図である。
図において、取手11のある単位フィルタ−枠部材8は、平板状のフィルタ−15を第2の面側8eから取付ける。その他の2個の単位フィルタ−部材8は、反対側の第1の面側8dから取付ける(図6においては、1個の平板状のフィルタ−15としているが、当然、2個の単位フィルタ−枠部材8に、2個の平板状のフィルタ−15をそれぞれ取付けてもよい)。単位フィルタ−枠部材8の係止爪8bは、平板状のフィルタ−15を取付ける側に形成されている。
また、図6に示すように、ヒンジ部9で連結した複数の単位フィルタ−枠部材8から成る空気清浄フィルタ−7は、少なくとも1箇所のヒンジ部9で180度に折り曲げ可能である。
その他は実施の形態1と同じである。
【0028】
このようにすることにより、空気清浄フィルタ−7をヒンジ部9で折り曲げることにより、図7に示すように空気清浄フィルタ−7及び空気調和機1の梱包時にコンパクトにできる。又、梱包時に、空気清浄フィルタ−7が空気調和機1の幅寸法内に収めることができなくても、折り曲げることにより空気調和機1の幅寸法内に収めることができる。よって、保管、梱包及び輸送が容易となる空気清浄フィルタ−7及び空気調和機1を得ることが可能となる。
また、平板状のフィルタ−15を厚手のものを使用した空気清浄フィルタ−7としても、平板状のフィルタ−15を異なる面側に係止した両単位フィルタ−枠部材8を連結しているヒンジ部9で比較的容易に180度に折り曲げることができ、同じくコンパクト化が可能となる。
また、厚手の平板状のフィルタ−15として、ハニカム状フィルタ−等高性能なフィルタ-の使用が可能となり、空気調和機の品質、性能も向上する。
なお、図6においては、取手11のある単位フィルタ−枠部材8以外の2個の単位フィルタ−枠部材8には、2個分の大きさの平板状のフィルタ−15が1個取付けられるようになっているが、取付ける平板状のフィルタ−15がヒンジ部9の屈曲に対応して湾曲する場合は、このように単位フィルタ−枠部材8の枠8aを2個の単位フィルタ−枠部材8にまたがるように拡大して、2個分の平板状フィルタ−15を一度に取付けてもよい。
また、図6では、平板状のフィルタ−15を第1の面側及び第2の面側と変えて取付けているが、特に平板状のフィルタ−15の厚さ等を考慮する必要がない場合は、実施の形態1と同じく、一方の側から取付けるようにしても良い。
本実施の形態も前記の実施の形態2、3に記載の技術を適用できる。
【0029】
参考例.
図8は、参考例の空気清浄フィルタ−を説明するための図である。
図において、17は、係止穴17aを有する平板状のフィルタ−であるが、本フィルタ−はフィルタ−自身がある程度の弾力性を有し、空気調和機1の湾曲したガイド部3に押し込むとき、ガイド部3の湾曲に倣って湾曲変形できるものである。また、この平板状のフィルタ−は、空気調和機1から取り外したときは、元の平板状となるものである。
本参考例では、単板状であって、弾力性があり、湾曲可能な平板状のフィルタ−17が空気清浄フィルタ−7である。
18は、フィルタ−キャッチャ−であり、取手11を有するとともに、固定部18aがあり、固定部18aの弾力性のある爪を開いて、平板状のフィルタ−17の2個の係止穴17a挟み込む。
【0030】
本参考例の空気清浄フィルタ−7の空気調和機1への装着は、平板状のフィルタ−17をフィルタ−キャッチャ−18に取り付け、フィルタ−キャッチャ−18の取手11を掴んで、平板状のフィルタ−17を空気調和機1のガイド部3に挿入する。押し込むにつれて、平板状のフィルタ−17がガイド部3の湾曲にしたがって、湾曲し装着される。
フィルタ−キャッチャ−18は、装着後に取り外しても、そのままにしておいてもよい。
また、取り外すときは、フィルタ−キャッチャ−18を掴んで引っ張り出す。取り出すことにより、空気清浄フィルタ−7は、再び平板状となる。
平板状のフィルタ−17としては、メッシュ等を金網で挟んだフィルタ−等が使用できる。比較的薄手の空気清浄フィルタ−7が本参考例には適合する。
【0031】
本参考例によれば、空気清浄フィルタ−7として、単位フィルタ−枠部材8等が必要なく、安価な空気清浄フィルタ−が得られる。また、取り外し時は、平板状のフィルタ−であるため、梱包時にコンパクトに包装でき、保管及び輸送が容易である。
フィルタ−キャッチャ−18は、クリップ状のもので係止穴のない平板状のフィルタ−17の端部を挟むものでもよい。さらに、特にフィルタ−キャッチャ−18などは使用せずに、直に手で平板状のフィルタ−17を掴んで装着してもよい。
【0032】
本発明の単位フィルタ−枠部材8、これらを連結するヒンジ部9、取手11及び補強部材13のボス部13a等は、樹脂の一体成形で製作すると容易に、安価に製作できる。
【0033】
【発明の効果】
本発明の請求項1に係る空気清浄フィルタ−は、それぞれ平板状フィルタ−を備えた複数の単位フィルタ−枠部材をヒンジ部で連結して折り曲げ自在とし、湾曲した取付先に取り付けられる空気清浄フィルタ−において、単位フィルタ−枠部材に設けた複数の係止爪に平板状のフィルタ−に設けた複数の係止穴をそれぞれ嵌め合せることにより、平板状のフィルタ−を単位フィルタ−枠部材に取付け、前記複数の単位フィルタ−枠部材が、前記取付先の湾曲に沿って前記ヒンジ部で折り曲げられつつ連なって前記取付先に取り付けられるように構成したので、空気調和機の湾曲したガイド部に装着するとき、平板状の単位フィルタ−枠部材をヒンジ部で湾曲させながら挿入でき、容易に湾曲した状態に装着できる。また、平板状のフィルタ−の係止穴を単位フィルタ−枠部材の係止爪に嵌め合せることで、容易に空気清浄フィルタ−が製作できる。さらに、単位フィルタ−枠部材が平板状であるので、容易に、安価に製作できる。
【0034】
また、本発明の請求項2に係る空気清浄フィルタ−は、請求項1記載の空気清浄フィルタ−において、連結した単位フィルタ−枠部材の隣り合う側部に渡って、弾性変形可能な補強部材を設けたので、自重によりヒンジ部で折れ曲がることを防止でき、かつ補強部材が弾性変形可能であるので、空気清浄フィルタ−を空気調和機の湾曲したガイドイ部に装着するとき、より容易に装着可能である。
【0037】
また、本発明の請求項3に係る空気調和機は、空気吸込部及び空気吹出部を有するパネル内に、熱交換器及び送風機を備え、空気吸込部から吸込んだ空気を空気清浄フィルタ−を通し、熱交換器で冷媒と熱交換し、空気吹出部から吹出す空気調和機において、空気清浄フィルタ−を取付ける湾曲したガイド部を備え、空気清浄フィルタ−は、前記請求項1又は請求項2に記載の空気清浄フィルタ−としたものである。このため、従来のように、空気調和機の湾曲したガイド部に装着する空気清浄フィルタ−は、装着前にあらかじめ湾曲させておく必要がなく、装着時の取扱いが容易であるとともに、取り外し時は平板状であるため、省スペ−スとなり、梱包、保管及び輸送が容易となり、品質の高い空気調和機が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1の空気清浄フィルタ−の分解図。
【図2】 空気清浄フィルタ−を装着する空気調和機の斜視図。
【図3】 本発明の実施の形態1の空気清浄フィルタ−及び空気調和機の梱包状態を示す図。
【図4】 本発明の実施の形態2の空気清浄フィルタ−の分解図。
【図5】 本発明の実施の形態3の空気清浄フィルタ−の分解図。
【図6】 本発明の実施の形態4の空気清浄フィルタ−を説明するための図。
【図7】 本発明の実施の形態4の空気清浄フィルタ−及び空気調和機の梱包状態を示す図。
【図8】 本発明の参考例の空気清浄フィルタ−を説明するための図。
【図9】 従来の空気清浄フィルタ−の分解図。
【図10】 従来の空気清浄フィルタ−を示す斜視図。
【図11】 従来の空気清浄フィルタ−及び空気調和機の梱包状態を示す図。
【符号の説明】
1 空気調和機、2 パネル、3 ガイド部、4 空気吸込部、5 空気吹出部、7 空気清浄フィルタ−、8 単位フィルタ−枠部材、8a 単位フィルタ−枠部材の枠、8b 係止爪、8c 単位フィルタ−枠部材の側部、8d 第1の面側、8e 第2の面側、9 ヒンジ部、9a 穴部、13 補強部材、15 平板状のフィルタ−、15a 係止穴、17 平板状のフィルタ−、17a 係止穴。
Claims (3)
- それぞれ平板状のフィルタ−を備えた複数の単位フィルタ−枠部材をヒンジ部で連結して折り曲げ自在とし、湾曲した取付先に取り付けられる空気清浄フィルタ−において、
前記単位フィルタ−枠部材に設けた複数の係止爪に前記平板状のフィルタ−に設けた複数の係止穴をそれぞれ嵌め合せることにより、前記平板状のフィルタ−を前記単位フィルタ−枠部材に取付け、
前記連結した単位フィルタ−枠部材の隣り合う側部に渡って、前記ヒンジ部での自重による折れ曲がりを抑制しつつ弾性変形可能な補強部材を設け、
前記複数の単位フィルタ−枠部材が、前記取付先の湾曲に沿って前記ヒンジ部で折り曲げられつつ連なって前記取付先に取り付けられることを特徴とする空気清浄フィルタ−。 - 前記補強部材は、帯状の部材であることを特徴とする請求項1記載の空気清浄フィルタ−。
- 空気吸込部及び空気吹出部を有するパネル内に、熱交換器及び送風機を備え、前記空気吸込部から吸込んだ空気を空気清浄フィルタ−を通し、前記熱交換器で冷媒と熱交換し、前記空気吹出部から吹出す空気調和機において、
前記空気清浄フィルタ−を取付ける湾曲したガイド部を備え、
前記空気清浄フィルタ−は、前記請求項1又は請求項2に記載の空気清浄フィルタ−であることを特徴とする空気調和機。
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