JP2003326123A - エアフィルタ及びそれを用いた送風装置 - Google Patents
エアフィルタ及びそれを用いた送風装置Info
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- JP2003326123A JP2003326123A JP2002134203A JP2002134203A JP2003326123A JP 2003326123 A JP2003326123 A JP 2003326123A JP 2002134203 A JP2002134203 A JP 2002134203A JP 2002134203 A JP2002134203 A JP 2002134203A JP 2003326123 A JP2003326123 A JP 2003326123A
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- Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)
- Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 付着した塵埃の除去清掃がしやすく、生産も
容易な送風機器に用いるためのエアフィルタを提供する
ことを目的とする。 【解決手段】 空気調和機などの吸い込み部に配置され
て、塵埃を捕集するエアフィルタにおいて、枠部を構成
するリブ２は塵埃捕集面Ｘとは逆側の面に形成されてい
る。これにより、塵埃捕集面に付着した塵埃を除去する
時に、区画を構成するリブに邪魔されずに掃除機などで
塵埃除去できるため、除去し残しの少ないエアフィルタ
を構成でき、以て塵埃除去後にも送風性能を低下させな
いエアフィルタを提供することができる。
容易な送風機器に用いるためのエアフィルタを提供する
ことを目的とする。 【解決手段】 空気調和機などの吸い込み部に配置され
て、塵埃を捕集するエアフィルタにおいて、枠部を構成
するリブ２は塵埃捕集面Ｘとは逆側の面に形成されてい
る。これにより、塵埃捕集面に付着した塵埃を除去する
時に、区画を構成するリブに邪魔されずに掃除機などで
塵埃除去できるため、除去し残しの少ないエアフィルタ
を構成でき、以て塵埃除去後にも送風性能を低下させな
いエアフィルタを提供することができる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、送風装置に用いら
れて空気中の塵埃を捕集するエアフィルタに関するもの
である。
れて空気中の塵埃を捕集するエアフィルタに関するもの
である。
【０００２】
【従来の技術】従来、空気調和機や空気清浄機、その他
送風回路を有する様々な機器において送風回路の吸い込
み部に装着して空気中に浮遊する塵埃を捕集し、またそ
れらが送風回路内の熱交換器やファン等に付着するのを
極力防止するために網状のエアフィルタが用いられてい
る。その構造や、機能・作用について空気調和機を例に
挙げて詳しく述べる。
送風回路を有する様々な機器において送風回路の吸い込
み部に装着して空気中に浮遊する塵埃を捕集し、またそ
れらが送風回路内の熱交換器やファン等に付着するのを
極力防止するために網状のエアフィルタが用いられてい
る。その構造や、機能・作用について空気調和機を例に
挙げて詳しく述べる。
【０００３】まず、空気調和機の室内ユニットにおいて
エアフィルタが装着される構造図５を用いて説明する。
空気調和機の室内ユニット１０１にはその筐体内部に熱
交換器１０２及び貫流ファン１０３が具備されており、
概略、吸い込み部１０４、熱交換器１０２、貫流ファン
１０３、吹き出し部１０５で送風回路が構成される。エ
アフィルタ１は筐体前面に配置される吸い込みグリル１
０７と熱交換器１０２との間においてエアフィルタの差
込みのガイドを兼ねる構造体１０６に沿って挿入して設
置される。エアフィルタは室内ユニット筐体の前面及び
上面の吸い込み部前面を覆うように配置されている。こ
のようにして、空気調和機が運転されると、吸い込み部
１０４から送風回路に周囲の空気が吸い込まれ、その空
気中に浮遊する塵埃がエアフィルタ１によってろ過され
て付着する。これにより、空気中の塵埃を除去すること
ができるとともに、極力熱交換器やファンなどに塵埃が
付着、堆積しないようにしている。
エアフィルタが装着される構造図５を用いて説明する。
空気調和機の室内ユニット１０１にはその筐体内部に熱
交換器１０２及び貫流ファン１０３が具備されており、
概略、吸い込み部１０４、熱交換器１０２、貫流ファン
１０３、吹き出し部１０５で送風回路が構成される。エ
アフィルタ１は筐体前面に配置される吸い込みグリル１
０７と熱交換器１０２との間においてエアフィルタの差
込みのガイドを兼ねる構造体１０６に沿って挿入して設
置される。エアフィルタは室内ユニット筐体の前面及び
上面の吸い込み部前面を覆うように配置されている。こ
のようにして、空気調和機が運転されると、吸い込み部
１０４から送風回路に周囲の空気が吸い込まれ、その空
気中に浮遊する塵埃がエアフィルタ１によってろ過され
て付着する。これにより、空気中の塵埃を除去すること
ができるとともに、極力熱交換器やファンなどに塵埃が
付着、堆積しないようにしている。
【０００４】次に従来のエアフィルタの構造を図６を用
いて説明する。エアフィルタはナイロンなどの繊維を格
子状に織り込んだ網部３を、ポリプロピレン等の材料で
外形を構成する枠部２及び塵埃捕集面で網部を補強する
縦横の補強リブ６を一体成形する際に枠部の一面に溶着
して一体に構成している。また、塵埃捕集面（Ｘ）側に
はエアフィルタを取り付けるときに用いる取っ手部５が
設けられている。
いて説明する。エアフィルタはナイロンなどの繊維を格
子状に織り込んだ網部３を、ポリプロピレン等の材料で
外形を構成する枠部２及び塵埃捕集面で網部を補強する
縦横の補強リブ６を一体成形する際に枠部の一面に溶着
して一体に構成している。また、塵埃捕集面（Ｘ）側に
はエアフィルタを取り付けるときに用いる取っ手部５が
設けられている。
【０００５】上記補強リブ６は、塵埃捕集面が相当の強
度で保持されるように所定の間隔で設けられている。さ
らに、以上の枠部を構成するリブ２ｂ、補強リブ６、取
っ手部５は全て塵埃捕集面となる一方の面に設けられて
いる。このように構成すればエアフィルタ成形用の金型
の加工は基本的に一面だけですむことになる。
度で保持されるように所定の間隔で設けられている。さ
らに、以上の枠部を構成するリブ２ｂ、補強リブ６、取
っ手部５は全て塵埃捕集面となる一方の面に設けられて
いる。このように構成すればエアフィルタ成形用の金型
の加工は基本的に一面だけですむことになる。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】上記構成のエアフィル
タを空気調和機などに装着して塵埃を捕集した場合、掃
除機などを用いて塵埃捕集面Ｘに付着した塵埃を定期的
に除去する必要があるが、上記従来の構成のエアフィル
タでは、補強リブ６が所定の間隔で設けられているた
め、ユーザはおよそ枠部を構成するリブ２ｂ及び補強リ
ブ６で構成された区画ごとに塵埃を捕集する。または各
区画のリブ周辺部Ｙは掃除機の先端などを十分に入れに
くく塵埃が除去しにくくいくらか除去できずに残ってし
まうという課題を有していた。この塵埃の残存は、送風
面積の低下につながり、以て送風性能の低下を誘引する
一因になりうる。
タを空気調和機などに装着して塵埃を捕集した場合、掃
除機などを用いて塵埃捕集面Ｘに付着した塵埃を定期的
に除去する必要があるが、上記従来の構成のエアフィル
タでは、補強リブ６が所定の間隔で設けられているた
め、ユーザはおよそ枠部を構成するリブ２ｂ及び補強リ
ブ６で構成された区画ごとに塵埃を捕集する。または各
区画のリブ周辺部Ｙは掃除機の先端などを十分に入れに
くく塵埃が除去しにくくいくらか除去できずに残ってし
まうという課題を有していた。この塵埃の残存は、送風
面積の低下につながり、以て送風性能の低下を誘引する
一因になりうる。
【０００７】本発明はこのような従来の課題を解決する
ものであり、付着した塵埃の除去清掃がしやすく、生産
も容易なエアフィルタを提供することを目的とする。
ものであり、付着した塵埃の除去清掃がしやすく、生産
も容易なエアフィルタを提供することを目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本願発明は、空気調和機などの吸い込み部に設置して
用いられるエアフィルタにおいて、塵埃捕集面には枠部
以外に補強リブを設ない構成とし、掃除機などによる塵
埃の除去し残しを極力少なくすることができるようにす
る。
に本願発明は、空気調和機などの吸い込み部に設置して
用いられるエアフィルタにおいて、塵埃捕集面には枠部
以外に補強リブを設ない構成とし、掃除機などによる塵
埃の除去し残しを極力少なくすることができるようにす
る。
【０００９】
【発明の実施の形態】本願請求項１記載のエアフィルタ
は、格子状の網で構成される塵埃捕集部と、この塵埃捕
集部を保持する枠部とを有してわん曲可能に構成された
エアフィルタであって、前記枠部を構成するリブは前記
塵埃捕集部の捕集面とは逆側の面に形成されていること
を特徴とするものである。この構成により、塵埃捕集面
に付着した塵埃を除去する時に、区画を構成するリブに
邪魔されずに掃除機などで塵埃除去できるため、除去し
残しの少ないエアフィルタを構成でき、以て塵埃除去後
にも送風性能を低下させないエアフィルタを提供するこ
とができる。
は、格子状の網で構成される塵埃捕集部と、この塵埃捕
集部を保持する枠部とを有してわん曲可能に構成された
エアフィルタであって、前記枠部を構成するリブは前記
塵埃捕集部の捕集面とは逆側の面に形成されていること
を特徴とするものである。この構成により、塵埃捕集面
に付着した塵埃を除去する時に、区画を構成するリブに
邪魔されずに掃除機などで塵埃除去できるため、除去し
残しの少ないエアフィルタを構成でき、以て塵埃除去後
にも送風性能を低下させないエアフィルタを提供するこ
とができる。
【００１０】また、本願請求項２のエアフィルタは、塵
埃捕集部を補強する補強リブは前記塵埃捕集部の捕集面
とは逆側の面にのみ形成されていることを特徴とするも
のである。この構成により、従来のエアフィルタと同程
度の強度を維持しつつも、除去し残しの少ないエアフィ
ルタを構成できる。
埃捕集部を補強する補強リブは前記塵埃捕集部の捕集面
とは逆側の面にのみ形成されていることを特徴とするも
のである。この構成により、従来のエアフィルタと同程
度の強度を維持しつつも、除去し残しの少ないエアフィ
ルタを構成できる。
【００１１】また、本願請求項３記載のエアフィルタ
は、枠部を構成するリブに対して塵埃捕集部をはさんで
反対面側の枠部の全周または一部にも所定高さのリブを
形成したことを特徴とするものである。
は、枠部を構成するリブに対して塵埃捕集部をはさんで
反対面側の枠部の全周または一部にも所定高さのリブを
形成したことを特徴とするものである。
【００１２】また、本願請求項４記載のエアフィルタ
は、枠体の一部において塵埃捕集面側に取っ手部を設け
たことを特徴とするものである。この構成により、従来
のエアフィルタとは塵埃集塵面が表裏逆の使用であり、
ユーザには違和感が生じる可能性があるが、前面側が容
易に特定できるようになる。
は、枠体の一部において塵埃捕集面側に取っ手部を設け
たことを特徴とするものである。この構成により、従来
のエアフィルタとは塵埃集塵面が表裏逆の使用であり、
ユーザには違和感が生じる可能性があるが、前面側が容
易に特定できるようになる。
【００１３】また、本願請求項５記載のエアフィルタ
は、取っ手部は、別部品として成形されるとともに、前
記枠部に形成された嵌合穴に前記嵌合して固定される嵌
合部を有することを特徴とするものである。この構成に
より、エアフィルタに容易に取っ手部を構成することが
でき、ユーザはハンドリングが容易になる。
は、取っ手部は、別部品として成形されるとともに、前
記枠部に形成された嵌合穴に前記嵌合して固定される嵌
合部を有することを特徴とするものである。この構成に
より、エアフィルタに容易に取っ手部を構成することが
でき、ユーザはハンドリングが容易になる。
【００１４】また、本願請求項６記載のエアフィルタ
は、取っ手部は、嵌合凸部を有して枠部を構成するリブ
と一体に成形されると共に、折り曲げにより前記枠部に
形成された嵌合穴に前記嵌合凸部が差し込まれることで
形成されることを特徴とするものである。この構成によ
り、金型成形は１面で済むようにしてエアフィルタを構
成できるとともに、本発明において枠部リブや補強リブ
の構成される面とは逆の面に他の部品を用いることなし
に取っ手部を構成できる。
は、取っ手部は、嵌合凸部を有して枠部を構成するリブ
と一体に成形されると共に、折り曲げにより前記枠部に
形成された嵌合穴に前記嵌合凸部が差し込まれることで
形成されることを特徴とするものである。この構成によ
り、金型成形は１面で済むようにしてエアフィルタを構
成できるとともに、本発明において枠部リブや補強リブ
の構成される面とは逆の面に他の部品を用いることなし
に取っ手部を構成できる。
【００１５】また、本願請求項７記載のエアフィルタ
は、送風装置の筐体に差し込んで用いられるエアフィル
タであって、補強リブは前記エアフィルタへの略差し込
み方向のみ形成されていることを特徴とするものであ
る。この構成により、差込み時の横方向部材の引っかか
りがなくなり挿入がスムースにできる。
は、送風装置の筐体に差し込んで用いられるエアフィル
タであって、補強リブは前記エアフィルタへの略差し込
み方向のみ形成されていることを特徴とするものであ
る。この構成により、差込み時の横方向部材の引っかか
りがなくなり挿入がスムースにできる。
【００１６】また、本願請求項８記載のエアフィルタ
は、送風装置の筐体に差し込んで用いられるエアフィル
タであって、補強リブは前記エアフィルタへの略差し込
み方向及び差し込み方向と略垂直な方向に形成されてい
ると共に、補強リブの塵埃捕集面からの高さは略差し込
み方向に比べて差し込み方向と略垂直な方向で低く構成
することを特徴とするものである。この構成により、エ
アフィルタとしての強度を確保できるとともに、差込み
方向の補強リブよりもそれに垂直な方向のリブの高さが
低いので、筐体に差し込む時の引っかかりを低減でき
る。
は、送風装置の筐体に差し込んで用いられるエアフィル
タであって、補強リブは前記エアフィルタへの略差し込
み方向及び差し込み方向と略垂直な方向に形成されてい
ると共に、補強リブの塵埃捕集面からの高さは略差し込
み方向に比べて差し込み方向と略垂直な方向で低く構成
することを特徴とするものである。この構成により、エ
アフィルタとしての強度を確保できるとともに、差込み
方向の補強リブよりもそれに垂直な方向のリブの高さが
低いので、筐体に差し込む時の引っかかりを低減でき
る。
【００１７】そして、本願請求項１から８記載のエアフ
ィルタを送風回路の吸い込み部に設置するものである。
ィルタを送風回路の吸い込み部に設置するものである。
【００１８】以下本発明の実施の形態について図面を参
照して説明する。
照して説明する。
【００１９】（実施の形態１）まず第１の実施の形態に
ついて、図１を用いて説明する。エアフィルタ１はその
外枠２がわん曲可能な柔軟性を有する合成樹脂（例えば
ポリプロピレンなど）で構成されており、その射出成形
時にナイロンやポリエステル、ポリエチレンテレフタレ
ートなどの繊維を格子状に編んで構成された網部（塵埃
捕集部）３を一面に溶着させて一体に形成している。同
図（ｂ）に示す様に、Ｘで示す面が塵埃をろ過、付着さ
せる塵埃捕集面であり、その反対側の面には外枠を構成
し、補強する外枠リブ２ａが構成されている。なお、前
面がどちら側であるかを示すためには、前面となる方に
ペイント、マークしたり、空気調和機などの筐体への差
込みキー４の形状を工夫しておけばよい。
ついて、図１を用いて説明する。エアフィルタ１はその
外枠２がわん曲可能な柔軟性を有する合成樹脂（例えば
ポリプロピレンなど）で構成されており、その射出成形
時にナイロンやポリエステル、ポリエチレンテレフタレ
ートなどの繊維を格子状に編んで構成された網部（塵埃
捕集部）３を一面に溶着させて一体に形成している。同
図（ｂ）に示す様に、Ｘで示す面が塵埃をろ過、付着さ
せる塵埃捕集面であり、その反対側の面には外枠を構成
し、補強する外枠リブ２ａが構成されている。なお、前
面がどちら側であるかを示すためには、前面となる方に
ペイント、マークしたり、空気調和機などの筐体への差
込みキー４の形状を工夫しておけばよい。
【００２０】このようなエアフィルタを空気調和機や空
気清浄機などの吸い込み部に配置することによって、こ
のエアフィルタに付着した塵埃を除去する際に、塵埃捕
集面にはリブが存在しないため、ユーザは掃除機などを
用いて容易に塵埃を除去することができるとともに、従
来のエアフィルタの様に塵埃捕集面に補強リブが存在す
る場合に比べて、区画ごとの周囲や隅に残る塵埃を極力
少なくすることができるようになる。
気清浄機などの吸い込み部に配置することによって、こ
のエアフィルタに付着した塵埃を除去する際に、塵埃捕
集面にはリブが存在しないため、ユーザは掃除機などを
用いて容易に塵埃を除去することができるとともに、従
来のエアフィルタの様に塵埃捕集面に補強リブが存在す
る場合に比べて、区画ごとの周囲や隅に残る塵埃を極力
少なくすることができるようになる。
【００２１】（実施の形態２）次に、第２の実施の形態
について、図２を用いて説明する。同図において第１の
実施の形態と異なる点は網部を塵埃捕集面Ｘとは反対の
面から保持補強する補強リブ６が構成されている点であ
る。補強リブをいれることにより、エアフィルタ全体と
しての強度が増すとともに、塵埃捕集面が区画ごとによ
り強固に保持される。また、補強リブ６は網部を溶着保
持して形成されており、外枠リブ２ａとともに塵埃捕集
面Ｘとは反対の面に形成されているため、ユーザは塵埃
捕集面Ｘに付着した塵埃を補強リブに邪魔されることな
く除去することができるとともに、やはり従来例のよう
に補強リブに邪魔されて塵埃を除去し残すことがなくな
る。
について、図２を用いて説明する。同図において第１の
実施の形態と異なる点は網部を塵埃捕集面Ｘとは反対の
面から保持補強する補強リブ６が構成されている点であ
る。補強リブをいれることにより、エアフィルタ全体と
しての強度が増すとともに、塵埃捕集面が区画ごとによ
り強固に保持される。また、補強リブ６は網部を溶着保
持して形成されており、外枠リブ２ａとともに塵埃捕集
面Ｘとは反対の面に形成されているため、ユーザは塵埃
捕集面Ｘに付着した塵埃を補強リブに邪魔されることな
く除去することができるとともに、やはり従来例のよう
に補強リブに邪魔されて塵埃を除去し残すことがなくな
る。
【００２２】また、同図（ｂ）に示す様に、エアフィル
タ１を送風装置筐体に対してＺで示す方向に差し込む場
合に、略差し込み方向形成した補強リブ６ｂに比べ、そ
れと略直角に配置された補強リブ６ａはその網部３から
の高さを補強リブ６ｂと同じかまたはより低くするよう
にする。このように構成すれば、差込み方向に対する引
っかかりの要因となる突起物を極力少なくすることがで
き、筐体への差込みが容易になる。
タ１を送風装置筐体に対してＺで示す方向に差し込む場
合に、略差し込み方向形成した補強リブ６ｂに比べ、そ
れと略直角に配置された補強リブ６ａはその網部３から
の高さを補強リブ６ｂと同じかまたはより低くするよう
にする。このように構成すれば、差込み方向に対する引
っかかりの要因となる突起物を極力少なくすることがで
き、筐体への差込みが容易になる。
【００２３】以上、第１、第２の実施の形態の構成によ
れば、エアフィルタを構成する際にエアフィルタを挟む
２面共の金型を加工する必要がなく、基本的にリブ形成
する１面だけでよくなり、製造コスト的にもメリットが
ある。
れば、エアフィルタを構成する際にエアフィルタを挟む
２面共の金型を加工する必要がなく、基本的にリブ形成
する１面だけでよくなり、製造コスト的にもメリットが
ある。
【００２４】（実施の形態３）次に、第３の実施の形態
について、図３を用いて説明する。本実施の形態では塵
埃捕集面Ｘ側にも外枠リブ２ｂを形成している。このよ
うにすることで、愛撫の面から塵埃付着分の一定の高さ
空間を確保することができ、送風装置からエアフィルタ
を取り出す際に塵埃捕集面に付着した塵埃を機器筐体に
引っ掛けて筐体内部で落としてしまうということがなく
なる。また、掃除機などでの除去の時に、掃除機のノズ
ルなどを枠の外方向に掃き出しても、外枠リブ２ｂであ
る程度引っかかるため不用意に塵埃を落としてしまうこ
とがない。
について、図３を用いて説明する。本実施の形態では塵
埃捕集面Ｘ側にも外枠リブ２ｂを形成している。このよ
うにすることで、愛撫の面から塵埃付着分の一定の高さ
空間を確保することができ、送風装置からエアフィルタ
を取り出す際に塵埃捕集面に付着した塵埃を機器筐体に
引っ掛けて筐体内部で落としてしまうということがなく
なる。また、掃除機などでの除去の時に、掃除機のノズ
ルなどを枠の外方向に掃き出しても、外枠リブ２ｂであ
る程度引っかかるため不用意に塵埃を落としてしまうこ
とがない。
【００２５】なお、この場合は両面の金型を成形する必
要があるが、その際にエアフィルタの取っ手部５を同時
に形成すると、ユーザの取り外しが容易になるばかりで
なく、前面（または塵埃捕集面）がどちら側なのかが容
易にわかるように構成できる。
要があるが、その際にエアフィルタの取っ手部５を同時
に形成すると、ユーザの取り外しが容易になるばかりで
なく、前面（または塵埃捕集面）がどちら側なのかが容
易にわかるように構成できる。
【００２６】（実施の形態４）次に、第４の実施の形態
について、図４を用いて説明する。まず、図４（ａ）で
は第２の実施の形態のエアフィルタにおいて、取っ手嵌
合穴８を形成するとともに、別部品で取っ手部７ｂを有
する取っ手部品７を形成して相互に嵌合取付できるよう
に構成している。嵌合の方法は、要するに相互に強固に
締結できればよいが、本実施の形態では取っ手部品７に
取っ手嵌合穴８と嵌合する嵌合凸部７ａを形成してエア
フィルタの下方から嵌め込むことが可能な構成を示して
いる。７ｃはユーザが保持した時に網部に余分な力がか
からないようにするための補強部である。
について、図４を用いて説明する。まず、図４（ａ）で
は第２の実施の形態のエアフィルタにおいて、取っ手嵌
合穴８を形成するとともに、別部品で取っ手部７ｂを有
する取っ手部品７を形成して相互に嵌合取付できるよう
に構成している。嵌合の方法は、要するに相互に強固に
締結できればよいが、本実施の形態では取っ手部品７に
取っ手嵌合穴８と嵌合する嵌合凸部７ａを形成してエア
フィルタの下方から嵌め込むことが可能な構成を示して
いる。７ｃはユーザが保持した時に網部に余分な力がか
からないようにするための補強部である。
【００２７】または、同図（ｂ）、（ｃ）に示す様に、
外枠リブ２ａ及び補強リブ６ａ、６ｂの成形時に取っ手
部片９を形成する。取っ手部片９は取っ手嵌合穴８の下
方部に外枠リブ２ａと一体に延出して成形され、その先
端には引っ掛け形状を持った嵌合凸部９ｂが形成されて
いる。また、同図の９ａで示す部位には線に沿って折り
曲げが容易なように、切り込み形状が入っている。この
ように形成された取っ手部片９を矢印のほうに切り込み
９ａで折り曲げて、嵌合凸部９ｂを取っ手嵌合穴８に差
込み固定することで、側面から見て略Ｖ字形状の取っ手
部を構成することができる。
外枠リブ２ａ及び補強リブ６ａ、６ｂの成形時に取っ手
部片９を形成する。取っ手部片９は取っ手嵌合穴８の下
方部に外枠リブ２ａと一体に延出して成形され、その先
端には引っ掛け形状を持った嵌合凸部９ｂが形成されて
いる。また、同図の９ａで示す部位には線に沿って折り
曲げが容易なように、切り込み形状が入っている。この
ように形成された取っ手部片９を矢印のほうに切り込み
９ａで折り曲げて、嵌合凸部９ｂを取っ手嵌合穴８に差
込み固定することで、側面から見て略Ｖ字形状の取っ手
部を構成することができる。
【００２８】この構成ならば、第１、第２の実施の形態
と同様、金型は１面だけを加工すればよいことになり合
理的である。
と同様、金型は１面だけを加工すればよいことになり合
理的である。
【００２９】以上実施の形態について説明してきたが、
本発明に係るエアフィルタは上記の空気調和機や空気清
浄機だけでなく、車載用エアコンディショナやコンピュ
ータ装置、掃除機など、送風回路を有するとともに塵埃
を除去する必要がある機器であれば好適に使用できるも
のである。
本発明に係るエアフィルタは上記の空気調和機や空気清
浄機だけでなく、車載用エアコンディショナやコンピュ
ータ装置、掃除機など、送風回路を有するとともに塵埃
を除去する必要がある機器であれば好適に使用できるも
のである。
【００３０】また、上記実施の形態では網部は枠部およ
び補強リブに対して成形時に溶着させて一体化する形態
を例示したが、枠体に嵌め込んで保持することも可能で
ある。
び補強リブに対して成形時に溶着させて一体化する形態
を例示したが、枠体に嵌め込んで保持することも可能で
ある。
【００３１】
【発明の効果】上記から明らかなように、本願発明は、
空気調和機などの吸い込み部に設置して用いられるエア
フィルタにおいて、塵埃捕集面には枠部以外に補強リブ
を設けない構成とし、掃除機などによる塵埃の除去し残
しを極力少なくすることができるという効果を奏する。
空気調和機などの吸い込み部に設置して用いられるエア
フィルタにおいて、塵埃捕集面には枠部以外に補強リブ
を設けない構成とし、掃除機などによる塵埃の除去し残
しを極力少なくすることができるという効果を奏する。
【図１】（ａ）本発明の第１の実施の形態を示すエアフ
ィルタの斜視図 （ｂ）同斜視図におけるＡ−Ａ‘断面の模式図
ィルタの斜視図 （ｂ）同斜視図におけるＡ−Ａ‘断面の模式図
【図２】（ａ）本発明の第２の実施の形態を示すエアフ
ィルタの斜視図 （ｂ）同斜視図におけるＢ部を裏面から見た補強リブの
構成を示す模式図
ィルタの斜視図 （ｂ）同斜視図におけるＢ部を裏面から見た補強リブの
構成を示す模式図
【図３】（ａ）本発明の第３の実施の形態を示すエアフ
ィルタの斜視図 （ｂ）同斜視図におけるＣ−Ｃ‘断面の模式図
ィルタの斜視図 （ｂ）同斜視図におけるＣ−Ｃ‘断面の模式図
【図４】（ａ）本発明の第４の実施の形態を示すエアフ
ィルタの斜視図 （ｂ）本発明の第４の実施の形態において取っ手部組立
構造を示す模式図 （ｃ）取っ手部組立後の概略構成を示す模式図
ィルタの斜視図 （ｂ）本発明の第４の実施の形態において取っ手部組立
構造を示す模式図 （ｃ）取っ手部組立後の概略構成を示す模式図
【図５】（ａ）従来例を示す空気調和機室内ユニットの
断面模式図 （ｂ）従来例を示す空気調和機におけるエアフィルタ取
り付けの構成模式図
断面模式図 （ｂ）従来例を示す空気調和機におけるエアフィルタ取
り付けの構成模式図
【図６】従来のエアフィルタの構成を示す斜視図
１ エアフィルタ
２ 外枠リブ
３ 網部
６ 補強リブ
７ 取っ手部品
９ 取っ手部片
Ｘ 塵埃捕集面
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
Ｆターム(参考） 3L051 BA05 BB02 BB06
4D058 JA12 JB14 JB24 KA04 KA14
KA15 KC33 KC35 KC54 QA03
QA21 SA01
Claims (9)
- 【請求項１】 格子状の網で構成される塵埃捕集部と、
この塵埃捕集部を保持する枠部とを有してわん曲可能に
構成されたエアフィルタであって、前記枠部を構成する
リブは少なくとも前記塵埃捕集部の塵埃捕集面とは逆側
の面に形成されていることを特徴とするエアフィルタ。 - 【請求項２】 塵埃捕集部を補強する補強リブは前記塵
埃捕集部の捕集面とは逆側の面にのみ形成されているこ
とを特徴とする請求項１に記載のエアフィルタ。 - 【請求項３】 枠部を構成するリブに対して塵埃捕集部
をはさんで反対面側の枠部の全周または一部にも所定高
さのリブを形成したことを特徴とする請求項１または２
のいずれか一項に記載のエアフィルタ。 - 【請求項４】 枠体の一部において塵埃捕集面側に取っ
手部を設けたことを特徴とする請求項１から３のいずれ
か一項に記載のエアフィルタ。 - 【請求項５】 取っ手部は、別部品として成形されると
ともに、前記枠部に形成された嵌合穴に前記嵌合して固
定される嵌合部を有することを特徴とする請求項４記載
のエアフィルタ。 - 【請求項６】 取っ手部は、嵌合凸部を有して枠部を構
成するリブと一体に成形されると共に、折り曲げにより
前記枠部に形成された嵌合穴に前記嵌合凸部が差し込ま
れることで形成されることを特徴とする請求項４記載の
エアフィルタ。 - 【請求項７】 送風装置の筐体に差し込んで用いられる
エアフィルタであって、補強リブは前記エアフィルタへ
の略差し込み方向のみ形成されていることを特徴とする
請求項１から６のいずれか一項に記載のエアフィルタ。 - 【請求項８】 送風装置の筐体に差し込んで用いられる
エアフィルタであって、補強リブは前記エアフィルタへ
の略差し込み方向及び差し込み方向と略垂直な方向に形
成されていると共に、補強リブの塵埃捕集面からの高さ
は略差し込み方向に比べて差し込み方向と略垂直な方向
で低く構成することを特徴とする請求項２または３のい
ずれか一項に記載のエアフィルタ。 - 【請求項９】 請求項１から８記載のエアフィルタを送
風回路の吸い込み部に設置した送風装置。
Priority Applications (2)
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| JP2002134203A JP2003326123A (ja) | 2002-05-09 | 2002-05-09 | エアフィルタ及びそれを用いた送風装置 |
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