JP2011080637A - 空調室内機 - Google Patents

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Tatsuhiko Akai
竜彦 赤井
Hiroyuki Tada
寛之 多田
Tetsuya Yamashita
哲也 山下
Takahiro Okamoto
高宏 岡本
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Abstract

【課題】塵埃がフィルタに囲まれた空間内に散在することを抑制するフィルタ清掃装置を備えた、空調室内機を提供する。
【解決手段】 空調室内機2では、支持枠40がフィルタ21の移動方向と交差する方向に延びる横桟45aを有している。塵埃は環形状のフィルタ21に囲まれた空間に滞留し易いが、横桟45aにはフィルタ21と対峙する面に凹部45aaが成形されているので、塵埃が掻き取られ難く、塵埃が横桟のエッジにたまって塊になることが抑制される。
【選択図】図5

Description

本発明は、空調室内機に関し、特に、フィルタに付着した塵埃を自動的に除去するフィルタ清掃機構付きの空調室内機に関する。
近年、フィルタ清掃機構付きの空調室内機が広く普及しており、例えば、特許文献1(特開2009−85504公報の実施例3)に開示されているフィルタ清掃機構では、環形状に成形されたフィルタが室内熱交換器の風上側に配置され、そのフィルタは回転するローラーとの摩擦力によって周回し、ブラシのような掻き取り部材がそのフィルタに接触して塵埃を掻き落している。
特許文献1に記載の空調室内機では、環形状のフィルタの内側に空間が形成されるので、フィルタを通過した塵埃はその空間内に滞留する。特許文献1には記載されていないが、その空間内に滞留する塵埃は、フィルタが周回するときにフィルタを内側から支える支持部材に掻き取られ、塊になってその空間内に散在する可能性がある。
本発明の課題は、塵埃がフィルタに囲まれた空間内に散在することを抑制するフィルタ清掃機構付きの空調室内機を提供することにある。
第1発明に係る空調室内機は、フィルタを移動させながらフィルタに付着した塵埃を除去するフィルタ清掃機構付きの空調室内機であって、フィルタを支える支持枠を備えている。支持枠は、少なくともフィルタの移動方向と交差する方向に延びる横桟を有している。横桟には、フィルタと対峙する面に凹部が成形されている。
フィルタが移動するとき、横桟のフィルタと対峙する面がフィルタに付着している塵埃を掻き取るので、その塵埃が横桟のエッジにたまって塊になり易い。しかし、この空調室内機では、横桟のフィルタと対峙する面に凹部が成形されているので、塵埃が掻き取られ難く、塵埃が横桟のエッジにたまって塊になることが抑制される。
第2発明に係る空調室内機は、フィルタを移動させながらフィルタに付着した塵埃を除去するフィルタ清掃機構付きの空調室内機であって、フィルタを支える支持枠を備えている。支持枠は、フィルタの移動方向と交差する方向に延びる横桟およびフィルタの移動方向に沿って延びる縦桟を有している。横桟のフィルタと対峙する面は、縦桟のフィルタと対峙する面よりもフィルタから離れている。
この空調室内機では、縦桟が先にフィルタに接触するのでフィルタが弛まない限り横桟に接触しない。それゆえ、フィルタが移動するとき、塵埃が横桟に掻き取られ難く、塵埃が横桟のエッジにたまって塊になることが抑制される。
第3発明に係る空調室内機は、第1発明または第2発明に係る空調室内機であって、フィルタが、環形状に成形され、支持枠に周回自在に支持される。この空調室内機では、塵埃は環形状のフィルタに囲まれた空間に滞留し易いが、横桟のフィルタと対峙する面に凹部が成形され、或は横桟がフィルタから離れていれば、塵埃が掻き取られ難いので、塵埃が横桟のエッジにたまって塊になることが抑制される。
第4発明に係る空調室内機は、第3発明に係る空調室内機であって、支持枠が、環形状のフィルタを吸い込み空気の風上側にせり出させてフィルタに湾曲部を形成する。この空調室内機では、フィルタの風上側は、吸い込み空気の動圧によって窪んで横桟に接触し易くなる。それゆえ、フィルタを吸い込み空気の風上側にせり出させて湾曲部を形成すれば、フィルタに張力が作用して弛み難くなり、横桟との接触が抑制される。その結果、塵埃が横桟に掻き取られ難く、塵埃が横桟のエッジにたまって塊になることが抑制される。
第1発明から請求項4のいずれか1つに係る空調室内機では、塵埃が横桟のエッジにたまって塊になることが抑制されるので、塵埃がフィルタに囲まれた空間内に散在することが抑制される。
本発明の一実施形態に係る空調室内機の断面図。 フィルタ清掃装置の斜視図。 フィルタ清掃装置の分解斜視図。 図2のA−A曲線を通る平面によって切断されたフィルタ清掃装置の断面図。 支持枠の拡大斜視図。 図5の支持枠の部分拡大斜視図。 第1変形例に係る空調室内機が備えるフィルタ清掃装置の支持枠の部分拡大斜視図。 第2変形例に係る空調室内機が備えるフィルタ清掃装置の支持枠の部分拡大斜視図。 第3変形例に係る空調室内機が備えるフィルタ清掃装置の支持枠の部分拡大斜視図。 他の実施形態に係る空調室内機が備えるフィルタ清掃装置の支持枠の斜視図。
以下図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。なお、以下の実施形態は、本発明の具体例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
<空調室内機2>
図1は、本発明の一実施形態に係る空調室内機の断面図である。図1において、本体10の外郭は、グリル10aと前面パネル10bと背面板10cとで構成されている。本体10の内部には、フレーム11、室内熱交換器12、ファン13、及びフィルタ21が配置されている。
室内熱交換器12は、通過する空気との間で熱交換を行う。ファン13は、室内から取り込んだ空気を、室内熱交換器12に当てて通過させた後、室内に吹き出す。室内熱交換器12及びファン13は、フレーム11に取り付けられている。
フレーム11の前面下部には、吹出口15が設けられており、吹出口15から吹き出される空気を案内する水平フラップ17が、吹出口15に設けられている。水平フラップ17は、空気の吹出方向を変更したり、吹出口15を開閉したりすることができる。
グリル10aと室内熱交換器12との間にはフィルタ21が配置されており、室内熱交換器12に向って流入してくる空気に含まれる塵埃を除去する。また、空調室内機2は、塵埃が付着したフィルタ21を自動清掃するフィルタ清掃装置70を備えている。以下、フィルタ清掃装置70に関連する部材について図面を用いて説明する。
図2は、フィルタ清掃装置の斜視図である。また、図3は、図2のフィルタ清掃装置の分解斜視図である。図1、図2及び図3において、フィルタ清掃装置70は、フィルタ21を支持する支持枠40と、支持枠40を支持する第2支持枠50とを有している。
(フィルタ21)
フィルタ21は、例えば、樹脂製の糸で平織りされた網であり、環形状に成形されている。なお、フィルタ21の織り方は平織りに限定されるのではなく、綾織りなど他の織り方でもよい。図3に示すように、フィルタ21には、一般のフィルタに見られるような補強用の縁やリブが設けられていない。このため、フィルタ21は自身で安定した形状を維持することができないので、支持枠40がフィルタ21を支持し、フィルタ21に所定の環形状を形成させている。なお、説明の便宜上、フィルタ21のうち、折り返し部分を除いて、フィルタ21の風上側に位置する部分を正面側フィルタ部分211とよび、フィルタ21の風下側に位置する部分を背面側フィルタ部分212とよぶ。
(支持枠40)
図3において、支持枠40は、第1支持板43、第2支持板44、複数の横桟45a及び縦桟45bを含んでいる。第1支持板43と第2支持板44とは、横桟45aによって互いの端面が向かい合うように平行に離れて連結されている。第1支持板43は、長手方向の一端に、ローラー41の回転軸を支持する第1軸受43aを有している。第1軸受43aは、円環状であるが、環の一部が切り欠かれている。
第1支持板43と同様に、第2支持板44も、長手方向の一端にローラー41の回転軸を支持する第2軸受44aを有している。但し、第2軸受44aは円環状であるが、第1軸受43aのような切り欠きはない。
ローラー41の回転軸の一端はローラーギア32が固定されており、ローラーギア32の歯先円径がローラー41の径より大きく、軸方向に沿った第1軸受43aへの挿入は不可能であるが、ローラー41の回転軸の他端はローラーギア32がないので、軸方向に沿った第2軸受44aへの挿入は可能である。その結果、ローラー41の回転軸のうちローラーギア32のない側の軸が第2軸受44aに挿入されたのち、ローラーギア32のある側の軸が第1軸受43aの切り欠きから挿入される。
第1支持板43のもう一方の端、つまり、第1軸受43aと反対側にある終端43bは、環形状のフィルタ21が進行方向を反転させる方向転換部であるので、端面は滑らかな曲面に仕上げられている。同様に、第2支持板44のもう一方の端、つまり、第2軸受44aと反対側にある終端44bも、環形状のフィルタ21が進行方向を反転させる方向転換部であるので、端面は滑らかな曲面に仕上げられている。
第1支持板43は、板幅のほぼ中央に、長手方向に沿って並ぶ複数の第1突起43cを有している。同様に、第2支持板44は、板幅のほぼ中央に、長手方向に沿って並ぶ複数の第2突起44cを有している。第1突起43cから第2突起44cまでの最短距離は、フィルタ21の幅より少し大きく設定されている。したがって、環形状のフィルタ21が支持枠40に掛け渡されたとき、フィルタ21の端面は、第1突起43c、第2突起44cと対峙する。
第1支持板43のうち、フィルタ21の端面近傍が載る部分を第1フィルタ受け部43dとよび、第1突起43cを挟んで第1フィルタ受け部43dと反対側の部分を第1案内部43eとよぶ。同様に、第2支持板44のうち、フィルタ21の端面近傍が載る部分を第2フィルタ受け部44dとよび、第2突起44cを挟んで第2フィルタ受け部44dと反対側の部分を第2案内部44eとよぶ。
複数の第1突起43cは、終端43bから第1軸受43aの方向に一定間隔で並んでいるが、第1軸受43aの一定距離手前で途切れている。また、第1突起43cと並んで延びる第1案内部43eも、第1突起43cの並びが途切れた位置で終端面となっている。その結果、第1案内部43eの終端面から第1軸受43aまでの間に第1切り欠き部43fが形成される。
同様に、複数の第2突起44cは、終端44bから第2軸受44aの方向に一定間隔で並んでいるが、第2軸受44aの一定距離手前で途切れている。また、第2突起44cと並んで延びる第2案内部44eも、第2突起44cの並びが途切れた位置で終端面となっている。その結果、第2案内部44eの終端面から第2軸受44aまでの間に第2切り欠き部44fが形成される。
ローラー41の周面には、パイル織りされた織物基布が貼り付けられている。パイル織りとは、表面に短い繊維(パイル糸411a)が立つように織る方法であり、具体的には、衣類等に付着した糸屑や綿埃などを取り除く洋服ブラシの布部分がそれに相当する。
ローラー41の外周面に立つパイル糸411aはフィルタ21の網目に入り込んでいるので、ローラー41とフィルタ21の間には滑りが生じ難くなっている。その結果、ローラー41を回転させることによって、フィルタ21が支持枠40に沿って周回することができる。
(曲面支持部材42)
曲面支持部材42は、第1支持板43の終端43bと第2支持板44の終端44bとを結ぶ。曲面支持部材42は、フィルタ21の進行方向を反転させる部材であり、フィルタ21が接触する部分は滑らかに仕上げられている。
図4は、図2のA−A曲線を通る平面によって切断されたフィルタ清掃装置の断面図である。図4において、ローラー41は回転曲面410によってフィルタ21を支持し、曲面支持部材42は滑らかな円周面に成形された固定曲面420を有する第1支持部421によってフィルタ21を支持している。
曲面支持部材42は、上記の第1支持部421のほかに第2支持部422を有している。第1支持部421は、フィルタ21の正面側フィルタ部分211の端部および折り返し部分の大半を支え、第2支持部422は、主にフィルタ21の背面側フィルタ部分212の端部を支える。第1支持部421と第2支持部422とによって略J字形状または略U字形状が形成されている。
図4正面視において、ローラー41が反時計方向に回転しフィルタ21が周回しているとき、塵埃はフィルタ21に付着したまま、第2支持部422とフィルタ21との間をすり抜け、さらに、第1支持部421とフィルタ21との間をすり抜けて移動する。塵埃は、移動しながら成長してより大きい塊になるので、第1支持部421とフィルタ21との間をすり抜けたとき、自重で第2支持部422の上に落下する。
落下した塵埃は、第2支持部422の鈍角に成形されたコーナーに溜まるので、第2支持部422は塵埃を貯留する塵埃貯留部の機能を果たしている。また、第2支持部422の上方に第1支持部421が位置し両者で略U字形状を形成しているので、時間の経過とともに塵埃が蓄積されても、塵埃が第1支持部421と第2支持部422とで囲まれた部分から溢れ出ることはない。また、第1支持部421と第2支持部422の長手方向の全長は、フィルタ21の幅とほぼ同じであるので、第1支持部421と第2支持部422とで囲まれた部分は塵埃を収容する能力を十分に有している。
(横桟45a)
図5は支持枠の拡大斜視図であり、図6は図5の支持枠の部分拡大斜視図である。図5、図6において、横桟45aでは、フィルタ21と対峙する面に凹部45aaが形成されている。凹部45aaは、横桟45aがフィルタ21と接触することを防ぐために形成されている。フィルタ21が自身の移動方向と直交する部材と接触したとき、フィルタ21に付着している塵埃はその部材に掻き取られて塊に成り易い。横桟45aは、フィルタ21の移動方向と直交しているけれども、凹部45aaが形成されているので、フィルタ21と接触しないか、或は接触する機会が少ない。それゆえ、横桟45aによって塵埃が掻き取られることが抑制されている。
また、横桟45a以外のところで塵埃が掻き取られて塊になり、横桟45aに向かって移動してきた場合でも、図6に示すように、塵埃の塊は凹部45aaを介して通過するので、横桟45aの引っ掛かって留まることも抑制されている。
また、支持枠40は、環形状のフィルタ21を吸い込み空気の風上側にせり出させてフィルタ21に湾曲部を形成するので、フィルタ21に張力が作用して弛み難くなる。特に、フィルタ21の風上側は、吸い込み空気の動圧によって窪んで横桟45aに接触し易くなるので、フィルタ21を吸い込み空気の風上側にせり出させて湾曲部を形成することは、横桟45aとの接触を抑制することになる。結果的に、塵埃が横桟45aのエッジにたまって塊になることが抑制される。
(外側桟46)
図4において、外側桟46は、フィルタ21を挟んでローラー41と反対側からフィルタ21の湾曲面に近接して対峙している。フィルタ21のローラー41と接触している部分は、進行方向に引っ張られる領域と進行方向に繰り出される領域とが隣接しており、繰り出される領域ではフィルタ21に作用する張力が低下してフィルタ21が波打つ可能性が高い。
しかし、外側桟46が設けられることによって、波打ったフィルタ21が他の部材と接触する前に外側桟46に接触するので、仮にローラー41の近傍に別の可動部材(例えば、図1に示すブラシ61)が存在している場合でも、フィルタ21が噛み込まれることがない。
(取っ手48)
図3において、取っ手48は、第1切り欠き部43fおよび第2切り欠き部44fに嵌め込まれて固定される。取っ手48は、ハンドル48aと、固定部48bと、保持部48cとを有している。
固定部48bは、ハンドル48aの根元部分を形成し、第1切り欠き部43fおよび第2切り欠き部44fに嵌まり込む。保持部48cは、フィルタ21を押して弛みを防止するテンションバー47を保持する。
取っ手48は、テンションバー47の両端を保持し、フィルタ21が掛け渡された支持枠40の後方側から第1切り欠き部43f及び第2切り欠き部44fを通って前方側へ出る。取っ手48の固定部48bが第1切り欠き部43f及び第2切り欠き部44fに位置決めされととき、テンションバー47は、フィルタ21を支持枠40側へ押した位置で停止する。その結果、フィルタ21は、テンションバー47によって弛みが解消され、支持枠40に周回可能に支持された状態となる。
ハンドル48aの側面はフィルタ21の両端面に近接して対向するので、フィルタ21が支持枠40を周回する際、フィルタ21の両端が複数の第1突起43c、複数の第2突起44c、および取っ手48のハンドル48aによって案内されるので、フィルタ21の蛇行が防止される。
(第2支持枠50)
図2及び図3において、第2支持枠50は、第1側板51、第2側板52、第3側板53、補強枠54、および端部取付板55を有している。第1側板51、第2側板52および第3側板53は平行にほぼ等間隔で並んでいる。補強枠54は、第1側板51と第2側板52との間、第2側板52と第3側板53との間に取り付けられる。端部取付板55は、第1側板51、第2側板52及び第3側板53の終端に各終端を覆うよう取り付けられる。
第1側板51には、支持枠40の第1案内部43eを支持する案内溝51aが設けられている。また、第1側板51の案内溝51aがない側には3つのモータが取り付けられ、案内溝51aがある側にギア列が取り付けられ、各モータの回転軸は第1側板51を貫通してギア列に連結されている。
第2側板52には、支持枠40の第2案内部44eを支持する案内溝52aと、支持枠40の第1案内部43eを支持する案内溝52bとが設けられている。案内溝52aは第1側板51に対峙する側に設けられ、案内溝52bは案内溝52aと反対側に設けられている。第3側板53には、支持枠40の第2案内部44eを支持する案内溝53aが設けられている。案内溝53aは、第2側板の案内溝52bに対峙している。
案内溝51a、52a、52b、53aは2次曲線状に湾曲しており、その深さは第1案内部43e及び第2案内部44eが完全に収まる程度の深さであり、長さは支持枠40の第1支持板43及び第2支持板44の長さより短く、第1突起43c及び第2突起44cの配列長さにほぼ等しい。
図3に示すように、第1側板51に固定される3つのモータのうち、2つのモータがローラー41を回転させるローラー駆動モータ31であり、もう1つのモータがブラシ61(図1参照)を回転させるブラシ駆動モータ63である。ブラシ駆動モータ63は、2つのローラー駆動モータ31の下方に配置されている。
説明の便宜上、第1側板51と第2側板52とに支持されるローラー41を右ローラー41aとよび、第2側板52と第3側板53とに支持されるローラー41を左ローラー41bとよぶ。下側のローラー駆動モータ31は、右ローラー41aを回転させるため、ギア列31aを介して右ローラー41aのローラーギア32を回転させる。上側のローラー駆動モータ31は、左ローラー41bを回転させるため、ギア列31bおよび延長軸31cを介して左ローラー41bのローラーギア32を回転させる。このように、ローラー41、ローラーギア32およびローラー駆動モータ31が駆動機構30(図4参照)を構成している。
ブラシ駆動モータ63は、延長軸63a及びギア列63bを介してブラシ61(図1参照)を回転させる。
補強枠54は、フィルタ21の進行方向に沿う複数の連結棒54aと、フィルタ21の進行方向と直交する複数の補強棒54bとによって格子が形成されており、一定の強度が確保されている。そして、フィルタ21が接触する可能性のある部分は、滑らかな曲面に仕上げられている。
(支持枠40の脱着)
支持枠40は風上側に向かって凸となるように湾曲しているので、フィルタ21も支持枠40に追従して湾曲している。フィルタ21が掛け渡された支持枠40の湾曲は、まだ第2支持枠50に比べて小さいので、作業者は、支持枠40を湾曲させながら、第1案内部43eを案内溝51a,52bに収め、第2案内部44eを案内溝52a,53aに収める。
支持枠40の複数の第1突起43c及び複数の第2突起44cは、間隔をあけて並んでいるので、第1支持板43および第2支持板44が湾曲し易くなっており、支持枠40は湾曲し易く、容易に第2支持枠50へ装着される。使用者は、第2支持枠50から支持枠40を取り出すとき、取っ手48のハンドル48aを持って手前へ引くことによって、支持枠40が引き出される。したがって、メンテナンス性が良い。
また、支持枠40が第2支持枠50に完全に装着されたとき、支持枠40の反りは最大となり、フィルタ21の正面側フィルタ部分211が、最大限に反った第1フィルタ受け部43d、第2フィルタ受け部44d、横桟45a及び縦桟45bの凸側部分に押し当てられ、弛みのない状態に変わる。
(フィルタ清掃運転)
空調室内機2は、本体10にフィルタ清掃装置70を制御する制御部(図示せず)を内蔵している。制御部は、空調室内機2の運転時間をカウントしており、前回のフィルタ清掃運転からの累積運転時間が所定時間(例えば、18時間)に到達したとき、ブラシ61を回転させながら、フィルタ21を所定回数(例えば、1回)だけ周回させる。
その間、ブラシ61の毛材がフィルタ21の網目に入り込んで、その網目につまった塵埃を掻き出す。その塵埃は、ブラシ61の下方に位置するダストボックス60(図1参照)内に溜まる。なお、本実施形態に係る空調室内機2は、リモコン(図示せず)を使って強制的にフィルタ清掃運転を実行することもできる。
フィルタ21の周回速度は低速(例えば、1回の周回動作に要する時間は約3分)であるので、フィルタ21が左右いずれかの端に極端に偏ることはないが、仮に、フィルタ21が偏りそうになっても、フィルタ21の端面が突起43c及び突起44cに対峙しているので、偏りが防止される。
<特徴>
(1)
空調室内機2では、支持枠40がフィルタ21の移動方向と交差する方向に延びる横桟45aを有している。塵埃は環形状のフィルタ21に囲まれた空間に滞留し易いが、横桟45aにはフィルタ21と対峙する面に凹部45aaが成形されているので、塵埃が掻き取られ難く、塵埃が横桟のエッジにたまって塊になることが抑制される。
(2)
空調室内機2では、支持枠40が、環形状のフィルタ21を吸い込み空気の風上側にせり出させてフィルタ21に湾曲部を形成しているので、フィルタ21に張力が作用して弛み難くなり、横桟45aとの接触が抑制される。その結果、塵埃が横桟45aに掻き取られ難く、塵埃が横桟45aのエッジにたまって塊になることが抑制される。
<第1変形例>
上記実施形態では、図5、図6に示すように横桟45aの凹部45aaはアーチ状であるが、それに限定されることはなく、フィルタ21との接触を抑制することができる形状であればよい。
図7は、第1変形例に係る空調室内機が備えるフィルタ清掃装置の支持枠の部分拡大斜視図である。図7において、凹部45aaは、矩形の波形である。フィルタ21に付着した塵埃は、凹部45aaの頂点に掻き取られるが、その頂点の両側の隙間を通って移動するので、横桟45aの周辺に滞留することが抑制される。
<第2変形例>
図8は、第2変形例に係る空調室内機が備えるフィルタ清掃装置の支持枠の部分拡大斜視図である。図8において、凹部45aaは、三角の波形である。フィルタ21に付着した塵埃は凹部45aaの頂点に掻き取られるが、フィルタ21との接触面が第1変形例よりも少ないので、掻き取られる量も第1変形例よりも少ない。掻き取られた塵埃は、凹部45aaの頂点の両側の隙間を通って移動するので、横桟45aの周辺に滞留することが抑制される。なお、凹部45aaの三角波の頂点は、フィルタ21の網目を引っ掻かないように丸みを帯びている。
<第3変形例>
第1変形例および第2変形例では、横桟45aのフィルタ21と対峙する面に凹部45aaが形成されていることが前提であるが、第3変形例では、凹部45aaの形成以外で、横桟45aとフィルタ21との接触を避ける手段が採用されている。
図9は、第3変形例に係る空調室内機が備えるフィルタ清掃装置の支持枠の部分拡大斜視図である。図9において、横桟45aのフィルタ21と対峙する上面45abは、縦桟45bのフィルタ21と対峙する上面45bbよりもフィルタから離れている。したがって、縦桟45bが先にフィルタ21に接触するのでフィルタ21が弛まない限り横桟45aに接触しない。それゆえ、フィルタ21が移動するとき、塵埃が横桟45aに掻き取られ難く、塵埃が横桟45aのエッジにたまって塊になることが抑制される。
〔他の実施形態〕
上記実施形態、第1変形例、第2変形例および第3変形例では、横桟45aとフィルタ21とが接触する機会を減らして、横桟45aに塵埃が掻き取られることを抑制しているが、反対に、横桟45aが塵埃を掻き取ることを前提に、掻き取られた塵埃が一箇所に集合するような手段が採用されてもよい。
図10は、他の実施形態に係る空調室内機が備えるフィルタ清掃装置の支持枠の斜視図である。図10において、支持枠40の横桟45aは、1つの縦桟45bの下端から隣接する縦桟45bの上端に向かって延びている。縦桟45bの上端は曲面支持部材42の第2支持部422に繋がっている。
フィルタ21が周回しているとき、フィルタ21に付着している塵埃が横桟45aのエッジに掻き取られたときでも、その塵埃は横桟45aの傾斜に沿って移動しながら縦桟45bの上端に向かう。縦桟45bの上端に達した塵埃は、フィルタ21に付着したまま、第2支持部422とフィルタ21との間をすり抜け、さらに、第1支持部421とフィルタ21との間をすり抜けて移動する。塵埃は、移動しながら成長してより大きい塊になるので、第1支持部421とフィルタ21との間をすり抜けたとき、自重で第2支持部422の上に落下する。その結果、フィルタ21に囲まれた空間内に塵埃の塊が醜く散在するような事態は回避される。
以上のように、本発明によれば、塵埃がフィルタ21に囲まれた空間内に散在することが抑制され、フィルタ21が清浄に維持されるので、フィルタ自動清掃機能付きの空調室内機に有用である。
2 空調室内機
21 フィルタ
40 支持枠
45a 横桟
45b 縦桟
45aa 凹部
特開2009−85504公報の実施例3

Claims (4)

  1. フィルタ(21)を移動させながら前記フィルタ(21)に付着した塵埃を除去するフィルタ清掃機構付きの空調室内機であって、
    前記フィルタ(21)を支え、少なくとも前記フィルタ(21)の移動方向と交差する方向に延びる横桟(45a)を有する支持枠(40)を備え、
    前記横桟(45a)には、前記フィルタ(21)と対峙する面に凹部(45aa)が成形されている、
    空調室内機(2)。
  2. フィルタ(21)を移動させながら前記フィルタ(21)に付着した塵埃を除去するフィルタ清掃機構付きの空調室内機であって、
    前記フィルタ(21)を支え、前記フィルタ(21)の移動方向と交差する方向に延びる横桟(45a)および前記フィルタ(21)の移動方向に沿って延びる縦桟(45b)を有する支持枠(40)を備え、
    前記横桟(45a)の前記フィルタ(21)と対峙する面が、前記縦桟(45b)の前記フィルタ(21)と対峙する面よりも前記フィルタ(21)から離れている、
    空調室内機(2)。
  3. 前記フィルタ(21)は、環形状に成形され、前記支持枠(40)に周回自在に支持される、
    請求項1又は請求項2に記載の空調室内機(2)。
  4. 前記支持枠(40)は、環形状の前記フィルタ(21)を吸い込み空気の風上側にせり出させて前記フィルタ(21)に湾曲部を形成する、
    請求項3に記載の空調室内機(2)。
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