JP5787497B2 - 空気調和機 - Google Patents

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Description

本発明は、エアフィルタを自動的に清掃するフィルタ清掃機構を備えている空気調和機に関するものである。
エアフィルタで捕集された塵埃が蓄積されると、通風抵抗が増大し、空気調和機の運転効率が低下する。そこで、エアフィルタにより捕集された塵埃を定期的に除去し、エアフィルタを自動清掃するフィルタ清掃機構を備えた空気調和機が提供されている。また、フィルタ清掃機構として、様々な方式が提案されている。その1つに、熱交換器の上流側に配設されているエアフィルタをフィルタガイドに沿って移動させ、その移動経路に沿って設置されている回転ブラシ等を介してエアフィルタ上の塵埃を掻き取り、それをダストボックス内に回収するように構成したものがある(例えば、特許文献1,2参照)。
この空気調和機では、筐体内にその前面から上面、後面にかけて曲げ形成された熱交換器を配設し、該熱交換器の上流側に、筐体の前面および上面側に形成されている吸込み口を覆うようにエアフィルタを配設している。そして、このエアフィルタを、ガイド経路に沿って熱交換器上流側の通常付設位置から、筐体前面に対向配置されている熱交換器の下部付近で上方にUターンさせた後、通常付設位置と熱交換器との間を通して再び上方に移動させるようにし、この間に、Uターン位置付近に設置されている回転ブラシによりエアフィルタ上の塵埃を除去する構成としている。
特許第4175409号公報 特開2010−65894号公報
しかしながら、上記特許文献1,2に示されたものでは、エアフィルタを折返しガイド部の湾曲部でUターンさせるようにしているが、これらのガイド部は、ブレードやビーム等の細い部材を縦横に格子状に組み合わせした構成とされているため、エアフィルタが湾曲部に差し掛かったときに撓みが発生していると、エアフィルタがガイド格子に引っ掛かって、その移動が阻害される場合があり、エアフィルタを上手く清掃できなかったり、フィルタ清掃機構の故障に繋がったりする等の課題があった。
また、折返しガイド部が縦横格子の場合、回転ブラシとエアフィルタとの非接触部が固定されてしまうため、折返しガイド部の縦格子に対応して、エアフィルタ上に移動方向に沿って回転ブラシが当らない未清掃部分が残ってしまうおそれがあった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、エアフィルタを折返し部で円滑にUターンさせ、フィルタ清掃機構の故障等を抑制することができるとともに、エアフィルタを未清掃部分が残らないように清掃することができる空気調和機を提供することを目的とする。
上記した課題を解決するために、本発明の空気調和機は、以下の手段を採用する。
すなわち、本発明にかかる空気調和機は、熱交換器の上流側に配設されているエアフィルタと、該エアフィルタをフィルタガイドに沿って移動させ、該エアフィルタにより捕集された塵埃を除去するフィルタ清掃機構とを備えている空気調和機において、前記フィルタガイドは、前記エアフィルタをフィルタ駆動ローラの外周面に沿って折返し移動させるとともに、前記フィルタ駆動ローラと対向配置されている清掃ブラシを前記エアフィルタに接触させる開口部を有する湾曲ガイドを備え、該湾曲ガイドの前記開口部には、前記エアフィルタを前記フィルタ駆動ローラの外周面に沿って移動させたときに前記エアフィルタの塵埃捕集面に前記清掃ブラシと接触しない非接触部がないように、前記エアフィルタの移動方向に対して傾斜したガイド格子が配設され、前記ガイド格子は、前記エアフィルタが前記湾曲ガイドに沿って折返し移動するときに、支持位置を移動させつつ、前記開口部の長手方向全体で前記エアフィルタを支えることを特徴とする。
本発明によれば、エアフィルタをフィルタガイドに沿って移動させ、エアフィルタにより捕集された塵埃を除去するフィルタ清掃機構を備えている空気調和機において、フィルタガイドは、エアフィルタをフィルタ駆動ローラの外周面に沿って折返し移動させるとともに、フィルタ駆動ローラと対向配置されている清掃ブラシをエアフィルタと接触させる開口部を有する湾曲ガイドを備え、該湾曲ガイドの開口部に、エアフィルタの移動方向に対して傾斜したガイド格子が配設されているため、フィルタ清掃時に、エアフィルタをフィルタガイドに沿って移動させる際、フィルタ駆動ローラの外周面に沿う折返し部において、エアフィルタを湾曲ガイドの開口部に配設されている斜めのガイド格子により支持位置を移動させつつ長手方向全体で支え、撓みを抑制して開口部の縁等への引掛かりを回避しながら、エアフィルタを円滑にUターンさせて移動させることができる。従って、単一の湾曲ガイドでエアフィルタをスムーズに移動させることができ、折返し部のフィルタガイド構成を簡素化してコストダウンを図ることができるとともに、フィルタ清掃機構の故障等を抑制して、製品の信頼性を向上することができる。また、ガイド格子が傾斜されており、エアフィルタとの接触位置が移動されるため、エアフィルタと清掃ブラシとの非接触部をなくし、未清掃部分の発生をなくすることができる。
さらに、本発明の空気調和機は、上記の空気調和機において、前記ガイド格子は、前記開口部に対して一方向に傾斜されて複数本平行に設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、ガイド格子が、開口部に対して一方向に傾斜されて複数本平行に設けられているため、互いに平行に設けられている複数本の傾斜ガイド格子によって、フィルタ駆動ローラの外周面に沿ってUターンされるエアフィルタを長手方向全体で受け、撓みを抑制して開口部の縁等への引掛かりをなくしながら、スムーズにUターンさせることができる。従って、開口部に平行な複数本の傾斜ガイド格子が配設された単一の湾曲ガイドをUターン部に設けただけの簡素な構成により、フィルタ清掃機構の故障を抑制し、製品の信頼性を向上することができるとともに、エアフィルタと清掃ブラシとが接触しない非接触部をなくし、未清掃部分の発生をなくすることができる。
さらに、本発明の空気調和機は、上記の空気調和機において、前記ガイド格子は、前記開口部に対してジグザグ状に複数本設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、ガイド格子が、開口部に対してジグザグ状に複数本設けられているため、ジグザグ状に設けられている複数本の傾斜ガイド格子によって、フィルタ駆動ローラの外周面に沿ってUターンされるエアフィルタを長手方向全体で受け、撓みを抑制して開口部の縁等への引掛かりをなくしながら、スムーズにUターンさせることができる。従って、開口部にジグザグ状に複数本の傾斜ガイド格子が配設された単一の湾曲ガイドをUターン部に設けただけの簡素な構成により、フィルタ清掃機構の故障を抑制し、製品の信頼性を向上することができるとともに、エアフィルタと清掃ブラシとが接触しない非接触部をなくし、未清掃部分の発生をなくすることができる。
さらに、本発明の空気調和機は、上記の空気調和機において、前記ガイド格子は、前記開口部に対してX状に交差されて複数本設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、ガイド格子が、開口部に対してX状に交差されて複数本設けられているため、X状に交差されて設けられている複数本の傾斜ガイド格子によって、フィルタ駆動ローラの外周面に沿ってUターンされるエアフィルタを長手方向全体で受け、撓みを抑制して開口部の縁等への引掛かりをなくしながら、スムーズにUターンさせることができる。従って、開口部にX状に交差されて複数本の傾斜ガイド格子が配設された単一の湾曲ガイドをUターン部に設けただけの簡素な構成によって、フィルタ清掃機構の故障を抑制し、製品の信頼性を向上することができるとともに、エアフィルタと清掃ブラシとが接触しない非接触部をなくし、未清掃部分の発生をなくすることができる。
本発明によると、フィルタ清掃時に、エアフィルタをフィルタガイドに沿って移動させる際、フィルタ駆動ローラの外周面に沿う折返し部において、エアフィルタを湾曲ガイドの開口部に配設されている斜めのガイド格子により支持位置を移動させつつ長手方向全体で支え、撓みを抑制して開口部の縁等への引掛かりを回避しながら、エアフィルタを円滑にUターンさせて移動させることができるため、単一の湾曲ガイドでエアフィルタをスムーズに移動させることができ、折返し部のフィルタガイド構成を簡素化してコストダウンを図ることができるとともに、フィルタ清掃機構の故障等を抑制して、製品の信頼性を向上することができる。また、ガイド格子が傾斜されており、エアフィルタとの接触位置が移動されるため、エアフィルタと清掃ブラシとの非接触部をなくし、未清掃部分の発生をなくすることができる。
本発明の第1実施形態に係る空気調和機の外観斜視図である。 図1に示す空気調和機のフロントパネルを取外した状態の斜視図である。 図2に示す空気調和機の縦断面図である。 図2に示す空気調和機の左半部の分解斜視図である。 図4に示される湾曲ガイドの斜視図である。
[第1実施形態]
以下に、本発明の第1実施形態について、図1ないし図5を参照して説明する。
図1には、本発明の第1実施形態に係る空気調和機の外観斜視図が示され、図2には、そのフロントパネルを取外した状態の斜視図が示され、更に図3には、その縦断面図が示されている。ここでは、壁掛け型の空気調和機1が例示されている。
空気調和機1は、ベース本体2と、該ベース本体2にその前方部位を上下、左右、および前面から被うように取り付けられたフロントカバー3と、該フロントカバー3の前面に取り付けられたフロントパネル4とから構成された横長長方形状の筐体5を備えている。
筐体5を構成しているフロントカバー3の前面および上面は、その略全面が格子状の桟6,7とされ、該桟6,7により空気吸込み口8が形成されるとともに、該桟6,7がフィルタガイドを兼ねるように構成されている。フロントカバー3の上面には、吸込みグリル9が設置されており、下面の前方部位には、略全幅にわたり温調された空気を室内に吹出す吹出し口10が開口されている。空気吹出し口10には、風向を左右方向に変更する複数枚のルーバ11と、風向を上下方向に変更するとともに、空気吹出し口10を閉鎖可能な左右に2分割されている上下各2枚の水平フラップ12が設けられている。このルーバ11および水平フラップ12は、図示省略のモータによって、それぞれ独立して回動されるように構成されている。
筐体5内には、前面および上面の空気吸込み口8から下面前方部位の空気吹出し口10に至る間に空気流路13が形成されており、該空気流路13中に上流側からエアフィルタ14、室内熱交換器(熱交換器)15および室内ファン16が順次配設されている。吸込みグリル9を介して吸込まれた室内空気は、エアフィルタ14を通過して塵埃が除去された後、室内熱交換器15により冷却または加熱され、室内ファン16を介して空気吹出し口8から室内に吹出されるようになっている。エアフィルタ14は、左右に2分割されて設置されており、該エアフィルタ14の背面側の前面上方部位には、それぞれ横長の空清フィルタ17が配設されている。
室内熱交換器15は、概略Λ形状に折り曲げ形成されたプレートフィンチューブ型熱交換器とされ、筐体5内において、前面の下部位置から上面および後面にかけて配設されている。該室内熱交換器15の下流側において、その内側空間内に室内ファン16を構成する細長い筒状のクロスフローファンが配設されている。エアフィルタ14は、室内熱交換器12の上流側において、筐体5を構成しているフロントカバー3の前面および上面の略全面に設けられている格子状の桟6,7の前面側領域を覆うように、多数のフィルタガイドによって形成される第1フィルタガイド経路18に沿って付設されている。
第1フィルタガイド経路18は、フロントカバー3の桟6,7の表面、吸込みグリル9の下面、フロントカバー3の前面側に設置されているフィルタガイド19、空清フィルタ17のフィルタ枠20の外表面、該フィルタ枠20に対向してフロントカバー3の前面上方部位に設置されているフィルタガイド21、フロントパネル4の背面にフィルタガイド19と対向配置されているフィルタガイド部材(図示省略)等々の多数のフィルタガイドによって形成されている。
この第1フィルタガイド経路18は、筐体5の上面側に沿って形成されているガイド経路18Aと、筐体5の前面側に沿って形成されているガイド経路18Bとから構成されている。また、第1フィルタガイド経路18を介して室内熱交換器15の上流側に沿って付設されているエアフィルタ14は、その上流側面に捕集された塵埃を除去するため、フィルタ清掃機構23により第1フィルタガイド経路18内を往復動可能とされている。
フィルタ清掃機構23は、エアフィルタ14上に捕集されている塵埃を除去してエアフィルタ14を自動清掃するものであり、フロントカバー3の前面側の下方部位に設置されている。本実施形態のフィルタ清掃機構23は、エアフィルタ14を往復動させるための左右一対の円筒状をなすフィルタ駆動ローラ24と、該フィルタ駆動ローラ24の下方に対向配置され、該フィルタ駆動ローラ24により移動されるエアフィルタ14の塵埃捕集面から塵埃を掻き取る左右一対の回転ブラシ(清掃ブラシ)25と、該回転ブラシ25で掻き取った塵埃を回収して溜め込む左右一対の着脱可能なダストボックス26とを備えた構成とされている。
フィルタ駆動ローラ24の左右両端部には、歯車24Aが設けられており、この歯車24Aにエアフィルタ14のフィルタ枠の左右両側に設けられているラック14Aが噛合わされている。これにより、フィルタ駆動ローラ24を介してエアフィルタ14が第1フィルタガイド経路18内を往復動可能とされている。なお、フィルタ駆動ローラ24は、図示省略のモータを介して正逆回転されるようになっている。
また、フィルタ清掃時に、エアフィルタ14がフィルタ清掃機構23のフィルタ駆動ローラ24を介して移動されたとき、その移動経路を確保するための第2フィルタガイド経路27および第3フィルタガイド経路29が筐体5内に形成されている。第2フィルタガイド経路27は、エアフィルタ14をフィルタ駆動ローラ24に沿う湾曲部を介して上方に折返すための湾曲経路(Uターン経路)とされており、フィルタ駆動ローラ24の外周面と該フィルタ駆動ローラ24に沿って設けられている湾曲ガイド28とによって形成されている。この第2フィルタガイド経路27は、第1フィルタガイド経路18の一端に連続されている。
第3フィルタガイド経路29は、エアフィルタ14を室内熱交換器15の上方部位から外れた位置に導くための経路であり、第2フィルタガイド経路27のUターンされた側の端部に連続されている。この第3フィルタガイド経路29は、室内熱交換器15の前面側において、フロントパネル4の背面に沿って上下方向に延在されている第1フィルタガイド経路18のガイド経路18Bと、室内熱交換器15の前面側との間を通して、該ガイド経路18Bと略平行に上方に延在されている。
また、第3フィルタガイド経路29は、フロントカバー3の前面側の桟6の表面とフィルタガイド19の後面19Aとの間に形成される上方に延在する経路29Aと、筐体5内の前面上方部位で第1フィルタガイド経路18と交差してフロントパネル4の背面に延在する、フィルタガイド21とフロントパネル4背面のフィルタガイド部材(図示省略)とによって形成される経路29Bと、フロントパネル4の背面に沿って下向きに折り返されて下方に延在し、フィルタガイド21の下端付近で第1フィルタガイド経路18に合流される、フィルタガイド21とフロントパネル4背面のフィルタガイド部材(図示省略)とによって形成される経路29Cとから構成されている。
なお、第3フィルタガイド経路29と第1フィルタガイド経路18とがクロスする位置は、エアフィルタ14が第3フィルタガイド経路29に沿って移動される過程で、その一端が交差位置に差し掛かったとき、第1フィルタガイド経路18を移動しているエアフィルタ14の他端が交差位置を通過しているように、第2フィルタガイド経路27のUターン位置から最遠の上方位置に設定されている。
また、本実施形態においては、フィルタ清掃機構23を構成しているフィルタ駆動ローラ24、回転ブラシ25およびダストボックス26、並びに第2フィルタガイド経路27を形成している湾曲ガイド28等は、複数箇所に設けられているロック機構30を介してフロントカバー3側に着脱可能に組み付けられている。そして、このロック機構30を解徐することによって、フィルタ駆動ローラ24、回転ブラシ25、ダストボックス26および湾曲ガイド28が、図4に示されるように、分解可能とされている。
さらに、湾曲ガイド28は、図5に示されるように、フィルタ清掃時に、エアフィルタ14をフィルタ駆動ローラ24の外周に沿って移動させ、それをUターンさせて第3フィルタガイド経路29に導くとともに、フィルタ駆動ローラ24と対向配置されている回転ブラシ(清掃ブラシ)25とエアフィルタ14とを接触させるために底面が開口部28Aとされた半円形断面形状のエアフィルタ14と同等幅もしくはフィルタ駆動ローラ24と同等長さを有する構成とされている。また、湾曲ガイド28の開口部28Aには、エアフィルタ14の移動方向に対して一方向に傾斜されているガイド格子28Bが複数本平行に配設されている。
以上に説明の構成により、本実施形態によれば、以下の作用効果を奏する。
空気調和機1が運転されると、室内ファン16の回転により、室内空気が吸込みグリル9および空気吸込み口8を介して筐体5内に吸込まれる。該空気は、エアフィルタ14および空清フィルタ17を通過する過程で塵埃、臭気等が除去され、清浄化されて室内熱交換器15に供給される。そして、この空気が室内熱交換器15で内部を流通する冷媒と熱交換されて冷却または加熱された後、空気流路13、空気吹出し口10を経て室内に吹出されることによって、室内の冷房または暖房に供される。
空気調和機1の運転時間が長くなると、エアフィルタ14に捕集された塵埃が少しずつ蓄積され、通風抵抗が徐々に増加される。そのまま運転を続けると、圧損が増大し、空気調和機1の運転効率が低下されるため、例えば累積運転時間が設定時間に到達時の運転終了時毎に、フィルタ清掃機構23を稼働させ、エアフィルタ14上に蓄積されている塵埃を除去するフィルタ清掃運転を行うようにしている。このフィルタ清掃運転は、フィルタ清掃機構23のフィルタ駆動ローラ24および回転ブラシ25を回転駆動し、第1フィルタガイド経路18に沿って付設されているエアフィルタ14を、第2フィルタガイド経路27を経て第3フィルタガイド経路29へと移動させることによって行われる。
すなわち、フィルタ駆動ローラ24の回転により、歯車24Aにラック14Aを介して噛み合っているエアフィルタ14が移動され、第1フィルタガイド経路18から第2フィルタガイド経路27および第3フィルタガイド経路29へと往動される。この間、フィルタ駆動ローラ24と対向配置されている回転ブラシ25がエアフィルタ14の塵埃捕集面に接触し、エアフィルタ14上に蓄積されている塵埃を掻き取り、該塵埃をダストボックス26内に回収することにより、エアフィルタ14の塵埃捕集面が自動的に清掃される。
このように、エアフィルタ14が第1フィルタガイド経路18から第2フィルタガイド経路27および第3フィルタガイド経路29へと移動されることによって、その全面の清掃が完了すると、エアフィルタ14の往動が停止される。こうして、エアフィルタ14の自動清掃が完了すると、フィルタ駆動ローラ24が逆回転され、エアフィルタ14は、上記の経路を逆方向に移動され、再び図3に示す第1フィルタガイド経路18にセットされた通常付設位置へと戻される。
然して、上記のフィルタ清掃時、エアフィルタ14がフィルタガイドに沿って第2フィルタガイド経路27および第3フィルタガイド経路29へと移動される際、フィルタ駆動ローラ24の外周面に沿う折返し部において、エアフィルタ14は、第2フィルタガイド経路27の湾曲ガイド28に沿ってUターンされる。ここで、エアフィルタ14は、湾曲ガイド28の開口部28Aに配設されている斜めのガイド格子28Bにより支持位置を移動させつつ長手方向全体で支えられ、撓みが抑制されることによって開口部28Aの縁等に引っ掛かることなく、スムーズにUターンされる。
このため、単一の湾曲ガイド28によりエアフィルタ14を滑らかに移動させることができ、従って、折返し部のフィルタガイド構成を簡素化してコストダウンを図ることができるとともに、フィルタ清掃機構23の故障等を抑制して、製品の信頼性を向上することができる。また、ガイド格子28Bが傾斜されており、エアフィルタ14との接触位置がエアフィルタ14の移動に伴って移動されるため、エアフィルタ14と回転ブラシ(清掃ブラシ)25との非接触部をなくし、未清掃部分の発生をなくすることができる。
また、ガイド格子28Bが、開口部28Aに対して一方向に傾斜されて複数本平行に設けられているため、これら複数本の傾斜ガイド格子28Bによって、フィルタ駆動ローラ24の外周面に沿ってUターンされるエアフィルタ14を長手方向全体で受け、撓みを抑制して開口部28Aの縁等への引掛かりをなくしながら、スムーズにUターンさせることができる。従って、開口部28Aに平行な複数本の傾斜ガイド格子28Bが配設された単一の湾曲ガイド28をUターン部に設けただけの簡素な構成により、フィルタ清掃機構23の故障等を抑制し、製品の信頼性を向上することができるとともに、エアフィルタ14と回転ブラシ(清掃ブラシ)25とが接触しない非接触部をなくし、未清掃部分の発生をなくすることができる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態について説明する。
本実施形態は、上記した第1実施形態に対して、湾曲ガイド28に設けられるガイド格子28Bの構成が異なっている。その他の点については、第1実施形態と同様であるので説明は省略する。
本実施形態では、湾曲ガイド28の開口部28Aに、エアフィルタ14の移動方向に対して斜めに設けられるガイド格子28Bを、以下のように配設した構成としている。
(1)同様のガイド格子28Bを、開口部28Aに対してジグザグ状に複数本設けた構成とする。
(2)同様のガイド格子28Bを、開口部28Aに対してX状に交差させて複数本設けた構成とする。
上記のように、ガイド格子28Bを開口部に対してジグザグ状に複数本設けた構成もしくはX状に交差させて複数本設けた構成とすることによっても、フィルタ駆動ローラ24の外周面に沿ってUターンされるエアフィルタ14を長手方向全体で受け、撓みを抑制して開口部の縁等への引掛かりをなくしながら、円滑にUターンさせることができる。従って、開口部28Aに傾斜ガイド格子28Bが配設された単一の湾曲ガイド28をUターン部に設けただけの簡素な構成により、フィルタ清掃機構23の故障等を抑制し、製品の信頼性を向上することができるとともに、エアフィルタ14と回転ブラシ(清掃ブラシ)25とが接触しない非接触部をなくし、未清掃部分の発生をなくすることができる等、第1実施形態と同等の効果を得ることができる。
なお、本発明は、上記実施形態にかかる発明に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、適宜変形が可能である。例えば、上記実施形態では、フィルタ清掃機構23を筐体5内の前面の下方部位に設置した例について説明したが、フィルタ清掃機構23の設置位置は、この下方部位に限定されるものではない。また、フィルタ清掃機構23は、必ずしも回転ブラシ式である必要はなく、固定式の掻き取りブラシを用いたものであってもよい。
1 空気調和機
14 エアフィルタ
15 室内熱交換器(熱交換器)
23 フィルタ清掃機構
24 フィルタ駆動ローラ
25 回転ブラシ(清掃ブラシ)
28 湾曲ガイド
28A 開口部
28B ガイド格子

Claims (4)

  1. 熱交換器の上流側に配設されているエアフィルタと、該エアフィルタをフィルタガイドに沿って移動させ、該エアフィルタにより捕集された塵埃を除去するフィルタ清掃機構とを備えている空気調和機において、
    前記フィルタガイドは、前記エアフィルタをフィルタ駆動ローラの外周面に沿って折返し移動させるとともに、前記フィルタ駆動ローラと対向配置されている清掃ブラシを前記エアフィルタに接触させる開口部を有する湾曲ガイドを備え、
    該湾曲ガイドの前記開口部には、前記エアフィルタを前記フィルタ駆動ローラの外周面に沿って移動させたときに前記エアフィルタの塵埃捕集面に前記清掃ブラシと接触しない非接触部がないように、前記エアフィルタの移動方向に対して傾斜したガイド格子が配設され
    前記ガイド格子は、前記エアフィルタが前記湾曲ガイドに沿って折返し移動するときに、支持位置を移動させつつ、前記開口部の長手方向全体で前記エアフィルタを支えることを特徴とする空気調和機。
  2. 前記ガイド格子は、前記開口部に対して一方向に傾斜されて複数本平行に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
  3. 前記ガイド格子は、前記開口部に対してジグザグ状に複数本設けられていることを特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
  4. 前記ガイド格子は、前記開口部に対してX状に交差されて複数本設けられていることを特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
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