JP2010159892A - 空気調和機 - Google Patents

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正治 上山
Toshiyuki Natsume
敏幸 夏目
Shinji Nagaoka
伸二 長岡
Shizuyo Takaishi
静代 高石
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Abstract

【課題】ブラシに付着した塵埃が飛散するのを防ぐ。
【解決手段】室内から吸い込んだ空気が通過するエアフィルタと、エアフィルタと接触しつつ一方向に沿って移動可能である且つエアフィルタに付着した塵埃を除去するブラシ43との間に、ブラシ43の移動方向と直交する方向に移動するエアフィルタを案内するアンダーカバーを配置する。アンダーカバーには、ブラシ43をエアフィルタに接触させる開口、及び開口に渡された梁状のガイド部28が形成されている。ガイド部28のブラシ43と対向する傾斜面28aは、ブラシ43の移動方向上流側に近付くにつれてブラシ43のから離れる方向に傾斜している。
【選択図】図9

Description

本発明は、空気調和機に関するもので、特にエアフィルタの自動清掃機能を備えた空気調和機に関するものである。
一般に、送風ファンにより吸い込んだ室内空気を、熱交換器との間で熱交換させることにより冷却又は加熱して室内へと返流させることで、室内空気の温度を調和する空気調和機が知られている。かかる空気調和機には、空気中に浮遊する塵埃により熱交換器が汚染されるのを防止するため、熱交換器の前面側にエアフィルタが設けられている。このエアフィルタに塵埃が付着して目詰まりが生じ通風抵抗が増大すると、空気調和機の空気調和能力が低下すると共に、消費電力が増大する。このような不都合を解消するため、エアフィルタの自動清掃機能を備えた空気調和機が種々提案されている。
特許文献1には、エアフィルタを清掃するための機構の一例として、エアフィルタと対向する位置に配置されたブラシが開示されている。このブラシによって、エアフィルタに付着した塵埃が除去される。かかるブラシは、一対のプーリに巻き掛けられた無端状のブラシであり、一方向に移動可能である。
特開2008−32249号公報
ここで、エアフィルタとブラシとの間には、例えばエアフィルタを支持するための部材等、なんらかの構造物が設けられている場合がある。このような場合は、かかる構造物に移動するブラシが接触し、ブラシに付着した塵埃が飛散するという問題が生じる。
そこで、本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、ブラシに付着した塵埃が飛散するのを防ぐことができる空気調和機を提供することを目的とする。
第1の発明にかかる空気調和機は、室内から吸い込んだ空気が通過するエアフィルタと、前記エアフィルタと接触しつつ第1方向に沿って移動可能であり且つ前記エアフィルタに付着した塵埃を除去するブラシと、前記ブラシの移動時に該ブラシに接触する当接部材とを備えており、前記当接部材は、前記ブラシに対向した対向面を有しており、前記対向面の少なくとも一部には前記第1方向の上流側に近付くにつれて前記ブラシから離れる方向に傾斜した第1傾斜面を有している。
この空気調和機では、ブラシは、当接部材に当接した際に第1傾斜面の傾斜に沿ってスムーズに移動することができる。したがって、ブラシに付着した塵埃が飛散するのを防ぐことができる。
第2の発明にかかる空気調和機は、第1の発明にかかる空気調和機において、前記第1傾斜面は、前記ブラシの移動時に、前記当接部材において前記ブラシが最初に接触する第1接触部分に設けられている。
この空気調和機では、ブラシが当接部材に最初に接触するときに、当接部材の第1接触部分でブラシに付着した塵埃が飛散するのを防ぐことができる。
第3の発明にかかる空気調和機は、第2の発明にかかる空気調和機において、前記第1傾斜面は、前記第1接触部分から、前記当接部材において前記ブラシと最も接近する部分まで形成されている。
この空気調和機では、第1傾斜面に接触した後にブラシに付着した塵埃が飛散するのを防ぐことができる。
第4の発明にかかる空気調和機は、第1〜3のいずれかの発明にかかる空気調和機において、前記当接部材は、前記第1方向に略直交する第2方向に延びる部材である。
第5の発明にかかる空気調和機は、第4の発明にかかる空気調和機において、前記第1傾斜面は、前記当接部材の前記第2方向に沿った概ね全ての部分に形成されている。
この空気調和機では、ブラシに付着した塵埃が飛散するのをさらに確実に防ぐことができる。
第6の発明にかかる空気調和機は、第1〜5のいずれかの発明にかかる空気調和機において、前記ブラシが、2つのプーリに架け渡された無縁ベルト状のブラシベースと、前記ブラシベースの一方の面に植毛されたブラシ毛とを有している。
この空気調和機では、ブラシに付着した塵埃を途中で飛散させることなく一方向に運ぶことができる。
第7の発明にかかる空気調和機は、第6の発明にかかる空気調和機において、前記エアフィルタと前記ブラシとが対向する領域の外側に配置されており、前記ブラシから離脱された塵埃を収容するダストボックスをさらに備えている。
この空気調和機では、ブラシに付着した塵埃を途中で飛散させることなく一方向に運び、ダストボックスに回収することができる。
第8の発明にかかる空気調和機は、第6又は7の発明にかかる空気調和機において、前記ブラシの幅方向外側において、前記第1方向に沿って配置されたガイドをさらに備えている。
この空気調和機では、ガイドによってブラシ毛が幅方向に広がるのを防ぐことができる。よって、ブラシに付着した塵埃が飛散するのをいっそう確実に防ぐことができる。
第9の発明にかかる空気調和機は、第1〜8の発明のいずれかにかかる空気調和機において、前記エアフィルタが、前記当接部材によって案内されつつ、前記第1方向と直交する方向に移動可能である。
この空気調和機では、エアフィルタを案内する部材によってブラシに付着した塵埃が飛散するのを防ぐことができる。
第10の発明にかかる空気調和機は、第1〜9の発明のいずれかにかかる空気調和機において、前記第1傾斜面が平面である。
第11の発明にかかる空気調和機は、第1〜9の発明のいずれかにかかる空気調和機において、前記第1傾斜面が曲面である。
第12の発明にかかる空気調和機は、第11の発明にかかる空気調和機において、前記第1傾斜面が外側に向かって突出した曲面である。
第13の発明にかかる空気調和機は、第1〜12の発明にかかる空気調和機において、前記対向面の少なくとも前記第1方向に関して前記第1傾斜面の下流側に位置しており且つ下流側に近付くにつれて前記ブラシから離れる方向に傾斜した第2傾斜面をさらに有している
この空気調和機では、第2傾斜面によって、第1傾斜面に当接した後のブラシの立ち上がりをスムーズにすることができる。したがって、ブラシに付着した塵埃が飛散するのをより確実に防ぐことができる。
第14の発明にかかる空気調和機は、第13の発明にかかる空気調和機において、前記第2傾斜面は、前記ブラシの移動時に、前記当接部材において前記ブラシが最後に接触する第2接触部分に設けられている。
この空気調和機では、ブラシが当接部材から離れるときに、当接部材の第2接触部分でブラシに付着した塵埃が飛散するのを確実に防ぐことができる。
以上の説明に述べたように、本発明によれば、以下の効果が得られる。
第1の発明では、ブラシは、当接部材に当接した際に第1傾斜面の傾斜に沿ってスムーズに移動することができる。したがって、ブラシに付着した塵埃が飛散するのを防ぐことができる。
また、第2の発明では、ブラシが当接部材に最初に接触するときに、当接部材の第1接触部分でブラシに付着した塵埃が飛散するのを防ぐことができる。
また、第3の発明では、第1傾斜面に接触した後にブラシに付着した塵埃が飛散するのを防ぐことができる。
さらに、第5の発明では、ブラシに付着した塵埃が飛散するのをさらに確実に防ぐことができる。
また、第6の発明では、ブラシに付着した塵埃を途中で飛散させることなく一方向に運ぶことができる。
加えて、第7の発明では、ブラシに付着した塵埃を途中で飛散させることなく一方向に運び、ダストボックスに回収することができる。
さらに、第8の発明では、ガイドによってブラシ毛が幅方向に広がるのを防ぐことができる。よって、ブラシに付着した塵埃が飛散するのをいっそう確実に防ぐことができる。
また、第9の発明では、エアフィルタを案内する部材によってブラシに付着した塵埃が飛散するのを防ぐことができる。
加えて、第13の発明では、第2傾斜面によって、第1傾斜面に当接した後のブラシの立ち上がりをスムーズにすることができる。したがって、ブラシに付着した塵埃が飛散するのをより確実に防ぐことができる。
また、第14の発明では、ブラシが当接部材から離れるときに、当接部材の第2接触部分でブラシに付着した塵埃が飛散するのを確実に防ぐことができる。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施形態にかかる空気調和機について説明する。図1は、本実施形態にかかる空気調和機の分解斜視図である。図2は、図1に示す空気調和機の後述する前面パネル70を取り外した状態の正面図である。また、図3は、図1に示す空気調和機の略中央部分における縦断面図である。図4は、図1に示す空気調和機の端部近傍における縦断面図である。なお、ここでは空気調和機として、いわゆる室内機について説明するが、通常、空気調和機はこの室内機に室外機などが接続されることにより構成されるものである。
本実施形態の空気調和機1は、図1に示すように、全体として一方向に細長い形状を有しており、その長手方向が水平となるように室内の壁面に取り付けられるものである。空気調和機1は、本体ユニット10と、フィルタユニット20と、ケーシング30と、清掃ユニット40と、前面パネル70とを主に有している。なお、以下の説明において、空気調和機1の長手方向を単に「長手方向」と称する。また、空気調和機1が取り付けられる壁から突出する方向を「前方」と称し、その反対の方向を「後方」と称する。
図3に示すように、本体ユニット10は、壁に取り付けられる底フレーム11を有している。この底フレーム11には、室内熱交換器12、送風ファン(クロスフローファン)13、電装品ユニット14などが装着されている。室内熱交換器12は、断面視で略逆V字状に配置されており、送風ファン13は、逆V字状の室内熱交換器12の内側に位置している。電装品ユニット14は、室内熱交換器12の前面の下端部近傍に配置されている。
フィルタユニット20は、底フレーム11に取り付けられており、エアフィルタ21と、エアフィルタ21を移動させるピニオン22と、ピニオン22の駆動によって移動するエアフィルタ21を支持して案内するフィルタガイド23とで主に構成されている。より詳細には、フィルタガイド23は、エアフィルタ21が長手方向に平行な状態を保って移動するように案内する。
フィルタガイド23は、フレーム24及びアンダーカバー26からなる。フレーム24は、図1に示すように、エアフィルタ21の幅方向(長手方向)に関する両端部に設けられており、エアフィルタ21を幅方向両側から支持するアーム25、及びアーム25の間に渡されたブレード25a及びビーム25bなどによって構成されている。アンダーカバー26は、後で詳述するように、フィルタガイド23に案内されて前方から後方に折り返すように移動するエアフィルタ21を外側から案内する。
図3、図4に示すように、フィルタガイド23によって、通常ガイド経路23aと折返しガイド経路23bとが形成されている。通常ガイド経路23aは、底フレーム11の上端部近傍から前方に向かって延び、途中から外側に向かって湾曲しつつ下方に向かって延びている。折返しガイド経路23bは、通常ガイド経路23aの下端に形成された後方に向かって湾曲するUターン部23cを介して折り返し状態で通常ガイド経路23aと連通していると共に、通常ガイド経路23aの中途部に連結部23dで連なっている。そして、ピニオン22は、その歯がUターン部23c内に位置するように配置されている。
通常の使用状態においては、エアフィルタ21は、通常ガイド経路23aに位置し、室内熱交換器12の風上側のほぼ全域を覆った状態になっている。このとき、エアフィルタ21の下端部はピニオン22に当接している。そしてエアフィルタ21の幅方向両端部における裏面には、ピニオン22と噛合うラック部(図示せず)が設けられていることから、ピニオン22をモータ(図示せず)によって回転駆動すると、エアフィルタ21が移動して、図3において破線で示すように、折返しガイド経路23b内に移動する。
エアフィルタ21は、上述のように、通常ガイド経路23aから折返しガイド経路23bに移動する際、アンダーカバー26によって案内されつつUターン部23cを通過する。そして、Uターン部23cを通過する際に、後述するように、アンダーカバー26の下方に位置する清掃ユニット40によってエアフィルタ21から塵埃を除去する清掃作業が行われる。
ここで、図5〜図9をさらに参照しつつ、アンダーカバー26及び清掃ユニット40の構成について説明する。図5は、アンダーカバー26の斜視図である。図6は、図1に示す清掃ユニット40の拡大図である。図7は、清掃ユニット40の正面視における部分断面図である。図8は、アンダーカバー26及び清掃ユニット40の長手方向と直交する方向に沿う断面図である。図9は、アンダーカバー26及び清掃ユニット40のブラシ43の長手方向に沿う部分断面図である。
図5に示すようにアンダーカバー26は、長手方向に延びていると共に断面視で略U字型形状を有する板状部材であり、その内側面がエアフィルタ21を案内するガイド面26aとなっている。また、アンダーカバー26には、長手方向に延びる開口27が形成されている。なお、開口27の長手方向に沿う長さは、エアフィルタ21の長手方向に沿う長さよりも長い。そして、後述するように、アンダーカバー26の下方に位置する清掃ユニット40のブラシ43(図6参照等)が、開口27を介してアンダーカバー26のガイド面26aによって案内されるエアフィルタ21の全幅と接触する。
さらに、アンダーカバー26の開口27には、その短手方向に渡された梁状のガイド部28が2つ形成されている。ガイド部28によって、アンダーカバー26の強度を向上させることができる、また、ガイド部28によって、ガイド面26aに沿って案内されるエアフィルタ21が開口27に対向する箇所において撓むのを防ぐことができる。
一方、図6に示すように清掃ユニット40は、長手方向に長尺なブラシ部41と、ブラシ部41の長手方向に関する一端部の下方に設けられたダストボックス42とを有するものである。ダストボックス42は、ブラシ部41に対して着脱自在となされている。ブラシ部41は、無縁ベルト状のブラシベース44と、ブラシベース44の一方の面に植毛されたブラシ毛45とを有するブラシ43、及びブラシ43を覆うケーシング46とを備えている。
ブラシベース44は、図7に示すように、モータ50によって回転駆動される第1プーリ47、及び従動回転する第2プーリ(図示せず)に巻き掛けられるものである。第1プーリ47及び第2プーリは、長手方向に関して互いに離隔している。図6に示すように、ケーシング46は、ブラシ43の上側においてブラシ毛45の先端部及びその近傍が外部に露出するようにブラシ43を覆っている。
図8に示すように、ブラシ部41は、ブラシ43のケーシング46から露出した部分が、アンダーカバー26に形成された開口27を介して、アンダーカバー26のガイド面26aによって案内されつつフィルタガイド23のUターン部23cを通過するエアフィルタ21に接触するように配置されている。したがって、開口27に渡されたガイド部28のブラシ43と対向する対向面は、ブラシ43の移動時にブラシ43に接触する。
また、アンダーカバー26の開口27の縁には、下方に突出していると共に長手方向に延びる突出部29が形成されている。突出部29は、ブラシ43のケーシング46から露出した部分の幅方向外側に位置しており、ブラシ毛45が幅方向に広がるのを抑えている。
図7に示すように、第1プーリ47がモータ50によって時計回り回転駆動されると、ブラシ43の上側は、図中左方から右方へと向かう方向(以下、「往動方向」と称する)に往動し、ブラシ43の下側は、図中右方から左方へと向かう方向に復動する。このとき、ブラシ43の上側が、エアフィルタ21に摺接する。このブラシ43の往復動方向は、空気調和機1の長手方向に一致しており、エアフィルタ21の移動方向とはほぼ直交している。
図9に示すように、アンダーカバー26のガイド部28は断面視で略扇型を有している。より詳細には、ガイド部28の下面、すなわちブラシ43と対向する対向面の全体に、ブラシ43の往動方向(図9において矢印で示す方向)下流側の端部が最もブラシ毛45の根元に近接しており、上流側に近付くにつれて徐々にブラシ毛45の根元から離れるように傾斜していると共に、外側に向かって突出した曲面である傾斜面28aが形成されている。すなわち、傾斜面28aは、ガイド部28のブラシ43と対向する対向面における、ブラシ43の移動時にブラシ43と最初に接触する部分から、ガイド部28の最下部分、換言するとガイド部28がブラシ43に最も接近する部分まで形成されている。なお、傾斜面28aは、ガイド部28の伸延方向に沿った全長に亘って形成されている。
ダストボックス42は、ブラシ43の長手方向に関する一端部(図6中右端部)の下方に取り付けられている。すなわち、ダストボックス42は、第1プーリ47の下方に位置しており、ブラシ43がエアフィルタ21と接触する領域の外側に位置している。ダストボックス42は、上方に向かって開口した塵埃取入口55を有しており、塵埃取入口55がブラシ43のブラシ毛45の先端部が通過する位置に臨むように配置されている。塵埃取入口55の内側には、2組のローラ対61が設けられている。ローラ対61は、ブラシ43から離脱された塵埃取入口55に落下してきた塵埃を圧縮した後、その下方の塵埃収納部56に送り込む。
図3に戻って、ケーシング30は、本体ユニット10の底フレーム11に装着された室内熱交換器12等の構成部材、及びフィルタユニット20を覆うように底フレーム11に取り付けられている。より詳細には、ケーシング30は、Uターン部23cの近傍のみがケーシング30から外部に露出するようにフィルタユニット20を覆っている。そして、清掃ユニット40は、フィルタユニット20のアンダーカバー26の下方に位置するように、ケーシング30に取り付けられている。そして、ケーシング30の前面には、前面パネル70が取り付けられる。
図1に示すように、ケーシング30には、上面に天面吸込口31が形成されている。天面吸込口31は、ケーシング30の天井部分を格子状にして形成されている。また、図3及び図4に示すように、ケーシング30の天井部分と前面パネル70の上端との間には、長手方向に沿って延びる細長形状の隙間である前側吸込口70aが形成されている。そして、これら天面吸込口31及び前側吸込口70aから、外部の空気が当該ケーシング30の内部へ吸い込まれる。
なお、図3、4に示すように、エアフィルタ21は、天面吸込口31及び前側吸込口70aに対向している。したがって、送風ファン13によってケーシング30の天面吸込口31及び前側吸込口70aから吸込まれた室内空気は、エアフィルタ21を通過した後、室内熱交換器12を通過することで、冷媒との間で熱交換され、冷却又は加熱が行われる。熱交換後の当該空気は、底フレーム11の下面に形成された吹出口15から室内へと吹出される。
以上のように、実施形態の空気調和機1は、室内から吸い込んだ空気が通過するエアフィルタ21に接触しつつ往動方向に移動することで、エアフィルタ21に付着した塵埃を除去するブラシ43を備えた清掃ユニット40を有している。ブラシ43の移動時にブラシ43と接触するガイド部28におけるブラシ43と対向する対向面には、ブラシ43の往動方向上流側に近付くにつれてブラシ43の根元から離れる方向に傾斜している傾斜面28aが形成されている。したがって、ブラシ43は、ガイド部28に当接した際に傾斜面28aの傾斜に沿ってスムーズに移動することができる。よって、ブラシ43に付着した塵埃が飛散するのを防ぐことができる。
また、実施形態の空気調和機1では、傾斜面28aは、ガイド部28におけるブラシ43の移動時にブラシ43と最初に接触する部分に設けられている。したがって、ブラシ43がガイド部28に最初に接触するときに、ブラシ43に付着した塵埃が飛散するのを防ぐことができる。
また、実施形態の空気調和機1では、傾斜面28aは、ガイド部28におけるブラシ43と最初に接触する部分から、ガイド部28におけるブラシ43と最も接近する部分まで形成されている。したがって、傾斜面28aに接触した後にブラシ43に付着した塵埃が飛散するのを防ぐことができる。
加えて、実施形態の空気調和機1では、傾斜面28aは、ガイド部28の伸延方向に沿った全長に亘って形成されている。したがって、ブラシ43に付着した塵埃が飛散するのをさらに確実に防ぐことができる。
また、実施形態の空気調和機1では、ブラシ43は、第1プーリ47及び第2プーリに架け渡された無縁ベルト状のブラシベース44と、ブラシベース44に植毛されたブラシ毛45とを備えている。したがって、ブラシ43に付着した塵埃を途中で飛散させることなく一方向に運ぶことができる。
さらに、実施形態の空気調和機1は、エアフィルタ21と43ブラシとが対向する領域の外側に配置されており、ブラシ43から離脱された塵埃を収容するダストボックス42を備えている。したがって、ブラシ43に付着した塵埃を途中で飛散させることなく一方向に運び、ダストボックス42に回収することができる。
加えて、実施形態の空気調和機1では、アンダーカバー26の開口27の縁には、ブラシ43の幅方向外側に位置していると共に下方に突出しており、長手方向に延びる突出部29が形成されている。したがって、ブラシ毛45が幅方向に広がるのを防ぐことができる。よって、ブラシ43に付着した塵埃が飛散するのを確実に防ぐことができる。
さらに、実施形態の空気調和機1では、エアフィルタ21は、前方から後方に折り返すように、ブラシ43の移動方向と直交する方向に移動可能であり、アンダーカバー26は、折り返し部分においてエアフィルタ21を案内する。したがって、エアフィルタ21を案内する部材によってブラシ43に付着した塵埃が飛散するのを防ぐことができる。
(変形例)
次に、上述の実施形態の第1〜第3の変形例について、図10を参照しつつ説明する。図10(a)〜(c)は、それぞれ第1〜第3の変形例にかかる空気調和機におけるアンダーカバー及びブラシの長手方向に沿う断面図である。第1〜第3の変形例にかかる空気調和機は、いずれも実施形態のアンダーカバー26のガイド部28に相当するガイド部128、228、328の形状のみが実施形態と異なっている。その他の構成については、実施形態とほぼ同様であるので、同一の符号を付けて説明を省略する。
図10(a)に示すように、第1の変形例では、ガイド部128のブラシ43と対向する対向面には、往動方向(図10において矢印で示す方向)上流側に近づくにつれて徐々にブラシ43の根元から離れるように傾斜した平面である傾斜面128aが形成されている。また、図10(b)に示すように、第2の変形例では、ガイド部228のブラシ43と対向する対向面には、往動方向上流側に近づくにつれて徐々にブラシ43の根元から離れるように内側に凹んだ曲面である傾斜面228aが形成されている。
さらに、図10(c)に示すように、第3の変形例では、ガイド部328は断面視で半円形の形状を有している。より詳細には、ガイド部328のブラシ43と対向する対向面における、ブラシ43の往動方向上流側の半分には第1傾斜面328aが形成されており、往動方向下流側の半分には第2傾斜面328bが形成されている。
第1傾斜面328aは、往動方向下流側の端部が最もブラシ43の根元に近接しており、上流側に近づくにつれて徐々にブラシ43の根元から離れるように外側に向かって突出した曲面である。すなわち、第1傾斜面328aは、ガイド部328のブラシ43と対向する対向面における、ブラシ43の移動時にブラシ43と最初に接触する部分から、ガイド部328の最下部分、換言するとガイド部28がブラシ43に最も接近する部分まで形成されている。
一方、第2傾斜面328bは、往動方向上流側の端部が最もブラシ43の根元に近接しており、下流側に近づくにつれて徐々にブラシ43の根元から離れるように外側に向かって突出した曲面である。すなわち、第2傾斜面328bは、ガイド部328のブラシ43と対向する対向面における、ガイド部328の最下部分から、ブラシ43の移動時にブラシ43と最後に接触する部分まで形成されている。
以上のように、第1〜第3の変形例では、ブラシ43は、アンダーカバー26のガイド部128(228、328)に当接した際に、傾斜面128a(傾斜面228a、第1傾斜面328a)の傾斜に沿ってスムーズに移動することができる。よって、上述の実施形態と同様に、ブラシ43に付着した塵埃が飛散するのを防ぐことができる。
また、第3の本変形例では、第2傾斜面328bによって、第1傾斜面328aに当接した後のブラシ43の立ち上がりをスムーズにすることができる。したがって、ブラシ43に付着した塵埃が飛散するのを確実に防ぐことができる。
加えて、第3の変形例では、第2傾斜面328bは、ブラシ43の移動時にブラシ43と最後に接触する部分に形成されている。したがって、ブラシ43がガイド部328から離れるときに、ブラシ43に付着した塵埃が飛散するのを確実に防ぐことができる。
以上、本発明の実施形態について図面に基づいて説明したが、具体的な構成は、これらの実施形態に限定されるものでないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれる。
例えば、上述の実施形態及びその変形例では、ブラシ毛45が植毛されたブラシベース44が無縁ベルト状であると共に第1プーリ47及び第2プーリの2つのプーリに巻き掛けられており、一方向に回転移動する場合について説明したが、これには限定されない。すなわち、ブラシベースは帯状であると共に1つのプーリに巻き掛けられるものであり、往復運動してもよい。
さらに、上述の実施形態及びその変形例では、ブラシ43がエアフィルタ21と接触する領域の外側にダストボックス42が配置されている場合について説明したが、ダストボックス42は、ブラシ43がエアフィルタ21と接触する領域内に配置されていてもよい。また、ダストボックス42はなくてもよい。
加えて、上述の実施形態及びその変形例では、アンダーカバー26にブラシ43の幅方向外側に位置しており、長手方向に延びる突出部29が形成されている場合について説明したが、これには限定されない。突出部29は、アンダーカバー26以外の部材に形成されていてもよい。また、突出部29はなくてもよい。
さらに、上述の実施形態及びその変形例では、ブラシ43の移動方向と直交する方向に移動可能なエアフィルタ21を案内するアンダーカバー26におけるガイド部28に、傾斜面28a(傾斜面128a、228a、第1傾斜面328a、第2傾斜面328b)が形成されている場合について説明したが、これには限定されない。アンダーカバー26に限らず、エアフィルタ21とブラシ43との間に配置された部材のブラシ43と対向する面に、傾斜面が形成されていることが好ましい。
加えて、上述の実施形態及び変形例では、ガイド部28(128、228、328)のブラシ43と対向する対向面の全体に傾斜面28a(傾斜面128a、228a、第1傾斜面328a、第2傾斜面328b)が形成されている場合について説明したがこれには限定されない。傾斜面28a(傾斜面128a、228a、第1傾斜面328a)は、少なくとも一部に形成されていればよい。第2傾斜面328bは、少なくとも往動方向に関して第1傾斜面328aの下流側に形成されていればよい。
また、上述の実施形態及び変形例では、ガイド部28(128、228、328)の伸延方向に沿った全長に亘って傾斜面28a(傾斜面128a、228a、第1傾斜面328a、第2傾斜面328b)が形成されている場合について説明したが、これらはガイド部28(128、228、328)の伸延方向に沿った一部にのみ形成されていてもよい。
また、第3の変形例においては、ガイド部328のブラシ43と対向する対向面に、いずれも外側に向かって突出した曲面である第1傾斜面328a及び第2傾斜面328bが形成されている場合についてそれぞれ説明したが、これらには限定されない。第1傾斜面328a及び第2傾斜面328bは、平面であってもよいし、内側に凹んだ曲面であってもよい。また、第1傾斜面328a及び第2傾斜面328bは、ブラシ43の往動方向に関して対称でなくてもよい。
本発明を利用すれば、ブラシに付着した塵埃が飛散するのを防ぐことができる。
本発明の実施形態にかかる空気調和機の分解斜視図である。 図1に示す空気調和機の前面パネルを取り外した状態の正面図である。 図1に示す空気調和機の略中央部分における縦断面図である。 図1に示す空気調和機の端部近傍における縦断面図である。 図3に示すアンダーカバーの斜視図である。 図1に示す清掃ユニットの拡大図である。 図6に示す清掃ユニットの正面視における部分断面図である。 アンダーカバー及び清掃ユニットの長手方向と直交する方向に沿う断面図である。 アンダーカバー及び清掃ユニットのブラシの長手方向に沿う部分断面図である。 実施形態の変形例にかかる空気調和機におけるアンダーカバー及びブラシの長手方向に沿う断面図である。
1 空気調和機
21 エアフィルタ
26 アンダーカバー(当接部材)
28、128、228、328 ガイド部
28a、128a、228a 傾斜面(第1傾斜面)
29 突出部(ガイド)
42 ダストボックス
43 ブラシ
47 第1プーリ
328a 第1傾斜面
328b 第2傾斜面

Claims (14)

  1. 室内から吸い込んだ空気が通過するエアフィルタと、
    前記エアフィルタと接触しつつ第1方向に沿って移動可能であり且つ前記エアフィルタに付着した塵埃を除去するブラシと、
    前記ブラシの移動時に該ブラシに接触する当接部材とを備えており、
    前記当接部材は、前記ブラシに対向した対向面を有しており、
    前記対向面の少なくとも一部には前記第1方向の上流側に近付くにつれて前記ブラシから離れる方向に傾斜した第1傾斜面を有していることを特徴とする空気調和機。
  2. 前記第1傾斜面は、前記ブラシの移動時に、前記当接部材において前記ブラシが最初に接触する第1接触部分に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
  3. 前記第1傾斜面は、前記第1接触部分から、前記当接部材において前記ブラシと最も接近する部分まで形成されていることを特徴とする請求項2に記載の空気調和機。
  4. 前記当接部材は、前記第1方向に略直交する第2方向に延びる部材であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の空気調和機。
  5. 前記第1傾斜面は、前記当接部材の前記第2方向に沿った概ね全ての部分に形成されていることを特徴とする請求項4に記載の空気調和機。
  6. 前記ブラシが、2つのプーリに架け渡された無縁ベルト状のブラシベースと、前記ブラシベースの一方の面に植毛されたブラシ毛とを有していることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の空気調和機。
  7. 前記エアフィルタと前記ブラシとが対向する領域の外側に配置されており、前記ブラシから離脱された塵埃を収容するダストボックスをさらに備えていることを特徴とする請求項6に記載の空気調和機。
  8. 前記ブラシの幅方向外側において、前記第1方向に沿って配置されたガイドをさらに備えていることを特徴とする請求項6又は7に記載の空気調和機。
  9. 前記エアフィルタが、前記当接部材によって案内されつつ、前記第1方向と直交する方向に移動可能であることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の空気調和機。
  10. 前記第1傾斜面が平面であることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の空気調和機。
  11. 前記第1傾斜面が曲面であることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の空気調和機。
  12. 前記第1傾斜面が外側に向かって突出した曲面であることを特徴とする請求項11項に記載の空気調和機。
  13. 前記当接部材は、前記対向面の少なくとも前記第1方向に関して前記第1傾斜面の下流側に位置しており且つ下流側に近付くにつれて前記ブラシから離れる方向に傾斜した第2傾斜面をさらに有していることを特徴とする請求項1〜12のいずれか1項に記載の空気調和機。
  14. 前記第2傾斜面は、前記ブラシの移動時に、前記当接部材において前記ブラシが最後に接触する第2接触部分に設けられていることを特徴とする請求項13に記載の空気調和機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012037117A (ja) * 2010-08-05 2012-02-23 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 空気調和機
JP2012052761A (ja) * 2010-09-03 2012-03-15 Daikin Industries Ltd 空調室内機

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