JP5595371B2 - 空気調和機 - Google Patents

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本発明は、送風機と熱交換器とをケーシング内に収納した空気調和機に関するものである。
従来から、送風機と熱交換器とをケーシング内に収納した空気調和機が存在する。そのようなものとして、「上部に吸込口が形成され、前面部下側に吹出口が形成されたケーシングと、ケーシング内の吸込口の下流側に設けられた軸流型又は斜流型の送風機と、ケーシング内の送風機の下流側であって、吹出口の上流側に設けられ、送風機から吹き出された空気と冷媒とが熱交換する熱交換器」を備えた空気調和機が提案されている(例えば、特許文献1参照)。この特許文献1に記載の空気調和機は、熱交換器の実装体積を増加させるため、前面部を左側とした側面視において、熱交換器を略Λ型、略V型、略N型、略W型、略И型又は略M型等に配置している。
また、送風機と熱交換器とをケーシング内に収納した空気調和機としては、送風機として横流送風機を備え、横流送風機の上流側に逆V字状に設置された熱交換器を備えるものが提案されている。このような横流送風機の上流側に逆V字状の熱交換器を備えた従来の空気調和機には、集塵フィルターに堆積した塵埃を自動的に清掃する機構を備えたものもあり、例えば「ケーシングの吸込口の内面側に沿って配された板状のフィルターと、該フィルターを移動させる移動経路と、該移動経路の途中に配され前記フィルターを清掃する清掃手段とを備え、前記移動経路は、前記吸込口の内面側に沿って形成されると共に、その端部が、ケーシングとその内部に配置される熱交換器との間の空間部でU字状に折り返して形成され、前記熱交換器は、その前後方向の中間部を頂部として側面視で逆V字状に配置され、その前方側でケーシングとの間に形成される空間部、又は、後方側でケーシングとの間に形成される空間部において、前記移動経路のU字状の折り返し部が配置されたことを特徴とする空気調節装置」というものが提案されている(例えば、特許文献2参照)。
WO2010/089920号公報(段落[0006]、図1) 特許第4199760号公報(請求項1、図2)
上述のように、横流送風機の上流側に逆V字状の熱交換器を備えた従来の空気調和機においては、逆V字状に配置された熱交換器とケーシングの前方側あるいは後方側に形成される空間に、集塵フィルター移動経路のU字状の折り返し部と集塵フィルターに堆積した塵埃を自動的に清掃する機構を配置したものが提案されている。しかしながら、熱交換器の上流側に軸流型又は斜流型の送風機を備えた空気調和機にこのような自動清掃機構を設けようとした場合、集塵フィルターの移動経路と送風機との干渉を防止する必要があるため、以下のような問題点があった。
つまり、集塵フィルターの移動経路と送風機の干渉を防止するために送風機の直径を減少させた場合、送風機の送風能力不足によって、空気調和機の消費電力効率の悪化や騒音の増大を招くという問題点があった。また、集塵フィルターの移動経路と送風機の干渉を防止するためにケーシングの厚み寸法(前後方向の寸法)を増大させた場合、熱交換器の実装体積の減少を招くという問題点があった。また、集塵フィルターの移動経路と送風機の干渉を防止するために、集塵フィルターの移動経路を送風機の下流側と熱交換器の上流側の間に設置した場合、送風機に塵埃が堆積してしまうという問題点もあった。さらに、熱交換器の実装体積を増加させるため熱交換器を略M字型や略N字型等に配置した場合、ケーシングの前方側あるいは後方側に、集塵フィルター移動経路のU字状の折り返し部と集塵フィルターに堆積した塵埃を自動的に清掃する機構を配置する空間が生じないため、ケーシングの厚み方向の寸法増大をさらに招くという問題点もあった。
本発明は、上記のような問題点を解決するためになされたものであり、ケーシングの吸込口の下流側に軸流型又は斜流型の送風機が設けられ、送風機の下流側に熱交換器が設けられた空気調和機において、送風機の直径の減少による室内機の消費電力効率の悪化や騒音の増大、ケーシングの厚み寸法の増大、及び熱交換器の実装体積の減少を防止することができる空気調和機を得ることを目的としている。
本発明に係る空気調和機は、上部に吸込口が形成され、前面部下側に吹出口が形成されたケーシングと、ケーシングの左右方向に沿って吸込口に設けられた第1のガイドレールと、第1のガイドレールに、左右方向に移動自在に支持された板状フィルターである集塵フィルターと、集塵フィルターを移動させる移動装置と、第1のガイドレールから移動した集塵フィルターを移動自在に支持する第2のガイドレールと、第1のガイドレールから第2のガイドレールに集塵フィルターを導く移動経路と、集塵フィルターの下流側に設けられた軸流型又は斜流型の送風機と、送風機の下流側であって吹出口の上流側に設けられ、送風機から吹き出された空気と冷媒とが熱交換する熱交換器と、移動装置によって移動した集塵フィルターを清掃する清掃装置と、を備え、ケーシングの内部には、吸込口から吸い込まれた空気を吹出口へ導く通風路と、この通風路の両側部に形成された非通風路とが、形成され、移動装置及び清掃装置は、通風路の両側部に形成されたそれぞれの非通風路内の上方に配置され、集塵フィルターは、吸込口の左側に設けられた左側フィルターと、吸込口の右側に設けられた右側フィルターと、を備え、左側フィルターは左側の非通風路に設けられた清掃装置で清掃され、右側フィルターは右側の非通風路に設けられた清掃装置で清掃されるものである。
本発明によれば、移動装置及び清掃装置を通風路の側部に形成された非通風路内の上方に備えたことにより、送風機の直径の減少による室内機の消費電力効率の悪化と騒音の増大、ケーシングの厚み寸法の増大、及び熱交換器の実装体積の減少を防止することができる。
本発明の実施の形態1に係る空気調和機の室内機100の一例を示す縦断面図である。 本発明の実施の形態1に係る空気調和機の室内機100を正面側から見た断面図である。 本発明の実施の形態1に係る清掃機構16の要部拡大図である。 本発明の実施の形態1に係る空気調和機の室内機100の別の一例を正面側から見た断面図である。 本発明の実施の形態2に係る空気調和機の室内機100を正面側から見た断面図である。 本発明の実施の形態3に係る空気調和機の室内機100を正面側から見た断面図である。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る空気調和機の室内機100の一例を示す縦断面図である。この図1は、図の左側を室内機100の前面側、図の右側を背面側として示している。また、図2は、この室内機100を正面側から見た断面図である。以下、図1及び図2に基づいて室内機100の構成について説明する。
室内機100は、主に、室内空気を内部に吸い込むための吸込口2及び空調空気を空調対象域に供給するための吹出口3が形成されているケーシング1と、このケーシング1内に収納され、吸込口2から室内空気を吸い込み、吹出口3から空調空気を吹き出す軸流型あるいは斜流型の送風機4と、送風機4から吹出口3までの通風路6に配設され、冷媒と室内空気とで熱交換することで空調空気を作り出す熱交換器5と、を有している。一般的に、空気調和機の室内機は設置スペースに制約があるため、送風機4を大きくできないことが多い。このため、本実施の形態1に係る室内機100では、所望の風量を得るために、図2に示すように複数個の送風機4をケーシング1の長手方向(左右方向)に並列配置している。
ケーシング1をより詳しく説明すると、吸込口2は、ケーシング1の上部に開口形成されている。ケーシング1の前面側は開口部を有しておらず、室内空気はケーシング1の上部に開口形成された吸込口2からのみ室内機100の内部に吸入される。この吸込口2には、吸込口2からケーシング1内に流入する空気から塵埃を除去する集塵フィルター10が設けられている。また、吹出口3は、ケーシング1の下部(より詳しくは、ケーシング1の前面部下側)に開口形成されている。なお、本実施の形態1に係る室内機100には、板状に形成された集塵フィルター10が設けられている。集塵フィルター10の詳細な設置構成は後述する。
送風機4は、吸込口2の下流側でかつ、熱交換器5の上流側に配設されている。この送風機4は、羽根車13、及びこの羽根車13の周りに配置されるダクト状のベルマウス7を備えている。羽根車13は円筒状のボス14とボス14の外周面に所定のピッチで取り付けられた翼15からなる。この羽根車13はステイ8により回転軸上に回転自在に配設されており、ボス14に内蔵されたモーターにより回転駆動される。ベルマウス7は吸込側の円弧部分、中間のストレート部分、出口側の円弧部分で構成されている。
熱交換器5は、送風機4の下流側に設けられている。この熱交換器5は、例えば、所定の間隔を介して積層された複数のフィンと、これらフィンを積層方向に貫通する複数の伝熱管と、を備えている。本実施の形態1では、熱交換器5を側面視略Λ型(換言すると逆V字型)に形成している。
また、本実施の形態1に係るケーシング1は、その内部が通風路6と非通風路9に分割されている。通風路6は、吸込口2からケーシング1内に吸い込まれた空気を吹出口3へ導くものである。つまり、吸込口2及び吹出口3は、この通風路6と連通するように形成されている。また、送風機4及び熱交換器5(より詳しくは熱交換器5のフィン配置部分)は、通風路6に設けられている。非通風路9は、通風路6の両側部にそれぞれ形成されている。非通風路9には、熱交換器5に冷媒を流入させるための配管11、及び送風機4を駆動するための電気基板12が配設されている。
ここで、本実施の形態1に係る室内機100は熱交換器5の上流側に送風機4を設置するため、非通風路9内の上方(つまり、送風機4の側方)には配管11が配設されない。このため、非通風路9内の上方には空間が生じる。そこで、本実施の形態1に係る室内機100は、非通風路9内の上方の空間に、集塵フィルター10の清掃機構16を配設している。
図3は、本発明の実施の形態1に係る清掃機構16の要部拡大図である。この図3は、清掃機構16を室内機100の正面側から示したものである。以下、図1及びこの図3を用いて、本実施の形態1に係る清掃機構16と、この清掃機構16で清掃される集塵フィルター10の設置構成の詳細について説明する。
ケーシング1の吸込口2には、左右方向に沿って一対のリブが形成されており、これらリブによって往路用ガイドレール17が構成されている。集塵フィルター10は、清掃機構16に移動可能となるように、この往路用ガイドレール17に移動自在に設けられている。また、ケーシング1の吸込口2には、往路用ガイドレール17の下方にも左右方向に沿って一対のリブが形成されており、これらリブによって復路用ガイドレール18が構成されている。この復路用ガイドレール18は、後述する清掃機構16の移動装置20によって移動させられた集塵フィルター10を支持するものである。また、非通風路9内の上方の空間には、往路用ガイドレール17から復路用ガイドレール18へ集塵フィルターを導くため(折り返すため)、往路用ガイドレール17と復路用ガイドレール18とを連結する正面視略U字状の移動経路19が設けられている。なお、空調運転時には、集塵フィルター10は往路用ガイドレール17によって支持されている。
非通風路9内の上方の空間に設けられた清掃機構16は、上述の移動経路19、集塵フィルター10を移動させる移動装置20、集塵フィルター10から塵埃を除去する清掃装置21、及び清掃装置21で除去された塵埃を回収する集塵ボックス22を備えている。移動装置20は、ギアと、このギアを駆動するステッピングモーターを備えている。そして、このギアは、集塵フィルター10の外周枠に形成された凸凹上のラックに噛み合わされている。これにより、ステッピングモーターによってギアを回転させることで、集塵フィルター10を左右方向に移動させることができる。清掃装置21は、例えば、ケーシング1の前後方向に配設されたブラシである。移動装置20によって移動させられた集塵フィルター10がこのブラシと擦れ合うことにより、集塵フィルター10の塵埃が掻き落とされる。清掃装置21で掻き落とされた塵埃は、清掃装置21の下方に配設された集塵ボックス22に回収される。
なお、移動装置20及び清掃装置21等の構成は、本実施の形態1で示す構成に限定されるものではない。
(動作説明)
続いて、このように構成された室内機100の動作について説明する。
上記のように構成された室内機100では、送風機4を回転駆動させることにより、室内空気が集塵フィルター10を通過して、吸込口2からケーシング1内の通風路6に取り込まれる。取り込まれた室内空気は熱交換器5において配管11から流入する冷媒と熱交換して、空調空気となり吹出口3より空調対象域に供給される。室内空気に含まれる塵埃は、ケーシング1の内部に吸入される前に集塵フィルター10によって除去され、集塵フィルター10の上面に堆積する。
集塵フィルター10の上面に塵埃が堆積すると、集塵フィルター10を清掃することとなる。この場合、移動装置20を駆動させて、集塵フィルター10を左右方向に移動させる。これにより、左右方向に移動した集塵フィルター10は、移動経路19によってU字状に折り返され、復路用ガイドレール18に誘導される。この際、集塵フィルター10に堆積した塵埃は移動経路19の途中に配設された清掃装置21によって除去され、集塵ボックス22に回収される。集塵フィルター10の移動が完了したのち、移動装置20によって逆方向に集塵フィルター10を移動させ、空調運転時の位置に復帰させることにより、フィルターの自動清掃を完了する。
以上、本実施の形態1のように構成された室内機100においては、清掃機構16(移動経路19、移動装置20、清掃装置21及び集塵ボックス22)が非通風路9内の上方に設置されている。このため、清掃機構16が気流の抵抗とならず、室内機100の電力効率が向上する。さらに、清掃機構16はケーシング1の左右方向端部(長手方向端部)に設置されるため、室内機100の厚み寸法の増大を防止することができる。つまり、室内機100の厚み寸法に制限がある場合には、送風機4の寸法の減少、熱交換器の設置スペースの減少を防止することができ、電力効率の向上、及び騒音の減少といった効果が得られる。特に、本実施の形態1に係る室内機100においては、熱交換器5の実装体積を増加させるために熱交換器5を略N字状又は略M字状に配置した場合にも、室内機100の厚み寸法の増大をまねくことなく、集塵フィルター10の清掃機構16を搭載することができる。
なお、本実施の形態1では、ケーシング1の吸込口2の内壁(より詳しくは、前面側及び後面側の内壁)にリブを形成することによって往路用ガイドレール17及び復路用ガイドレール18を構成したが、ケーシング1の吸込口2の内壁(より詳しくは、前面側及び後面側の内壁)に左右方向に沿った溝部を形成することによって往路用ガイドレール17及び復路用ガイドレール18を構成してもよい。また、本実施の形態1では復路用ガイドレール18を送風機4の上流側に設けたが、復路用ガイドレール18を送風機4の下流側に設けてもよい。また、本実施の形態1では、往路用ガイドレール17から移動した集塵フィルター10を復路用ガイドレール18で支持する構成としたが、往路用ガイドレール17から清掃機構16側へ移動してきた集塵フィルター10を移動経路19で巻き取る構成としても勿論よい。
また、本実施の形態1では、清掃機構16を正面視右側に形成された非通風路9に設けたが、非通風路9はケーシング1の両側部に形成されるため、ケーシング1の両側部に形成された非通風路9のそれぞれに清掃機構16を設けてもよい。この場合、図4に示すように、集塵フィルター10を左右2枚の板状フィルターとし、これらフィルターをケーシング1の左右両側部の清掃機構16で別々に清掃することにより、清掃時間を短縮することができる。つまり、集塵フィルター10を左側フィルター10a及び右側フィルター10bで構成し、左側フィルター10aを左側の非通風路9に設けられた清掃機構16で清掃し、右側フィルター10bを右側の非通風路9に設けられた清掃機構16で清掃することにより、清掃時間を短縮することができる。なお、ケーシング1の両側部に形成される非通風路9のうち、電気基板12が配置される側の非通風路9が、他方の非通風路9よりも大きくなる(つまり、左右方向の幅が大きくなる)。このため、本実施の形態1では、左右方向項の幅が大きくなる非通風路9(つまり、電気基板12が配置される側の非通風路9)に移動装置20及び清掃装置21を設けている。このため、室内機100をよりコンパクトに構成することを可能としている。
実施の形態2.
実施の形態1では、集塵フィルター10を板状フィルターとして構成した。これに限らず、集塵フィルター10を正面視環状に形成された筒状フィルター(エンドレスフィルター)として構成してもよい。なお、本実施の形態2において、特に記述しない項目については実施の形態1と同様とし、同一の機能や構成については同一の符号を用いて述べることとする。
図5は、本発明の実施の形態2に係る空気調和機の室内機100を正面側から見た断面図である。なお、この図5は、室内機100の両側部を示したものである。
図5に示すように、ケーシング1の吸込口2には、正面視環状に形成された集塵フィルター10が設けられている。つまり、本実施の形態2に係る室内機100は、集塵フィルター10を自動清掃する際、移動装置20によって回転させられることとなる。
このような構成によれば、集塵フィルター10をU字状に折り曲げる移動経路19を非通風路9内に形成する必要がなくなるため、ケーシング1の構造を簡略化でき、部品点数を少なくすることができる。
実施の形態3.
実施の形態1及び実施の形態2では送風機4の上流側のみに集塵フィルター10を設けたが、集塵フィルター10の一部を送風機4の下流側に設けてもよい。なお、本実施の形態3において、特に記述しない項目については実施の形態1又は実施の形態2と同様とし、同一の機能や構成については同一の符号を用いて述べることとする。
図6は、本発明の実施の形態3に係る空気調和機の室内機100を正面側から見た断面図である。なお、この図6は、室内機100の両側部を示したものである。
図6に示すように、本実施の形態3に係る室内機100は、実施の形態2で示した室内機100と同様に、正面視環状に形成された集塵フィルター10が設けられている。しかしながら、本実施の形態3に係る室内機100は、実施の形態2で示した室内機100と異なり、復路用ガイドレール18が送風機4の下流側に設けられている。つまり、送風機4は、正面視において、環状に形成された集塵フィルター10の内周側に設けられている。換言すると、集塵フィルター10の一部は、送風機4の下流側に配置されている。
このような構成によれば、送風機4の駆動により吸込口2から吸入される室内空気は、送風機4の上流側に配置された集塵フィルター10を通過し、塵埃を除去された後、送風機4を通過する。この室内空気は、送風機4の下流側に配置された集塵フィルター10を通過し、熱交換器5に流入する。ここで、送風機4を通過した室内空気は、羽根車13が回転駆動していることにより、旋回速度成分を有している。しかしながら、本実施の形態3においては、この旋回速度成分を有する室内空気は、送風機4の下流側に配置された集塵フィルター10を通過する際、集塵フィルター10により整流される。このため、熱交換器5に流入する気流の風速分布が抑制され、通風抵抗が低減するので、室内機100の電力効率を改善することができる。
なお、本実施の形態3では、筒状フィルターとして構成された集塵フィルター10を用いているが、板状フィルターとして構成された集塵フィルター10を用いても勿論よい。つまり、板状に形成された集塵フィルター10の長さを、往路用ガイドレール17に支持されている部分が吸込口2を覆う状態において、送風機4の下流側を覆うことができる長さとすればよい。例えば、板状の集塵フィルター10の長さを、吸込口2の左右方向寸法の略2倍とすればよい。このように構成しても、送風機4を通過した旋回速度成分を有する室内空気は、送風機4の下流側に配置された集塵フィルター10を通過する際、集塵フィルター10により整流される。このため、熱交換器5に流入する気流の風速分布が抑制され、通風抵抗が低減するので、室内機100の電力効率を改善することができる。
最後に、上記の実施の形態1〜実施の形態3で示したように、本発明は、軸流型又は斜流型の送風機4を熱交換器5の上流側に配置した室内機100であるからこそ実施することができる発明である。換言すると、横流送風機を熱交換器の下流側に配置した従来の室内機(例えば特許文献2)では、熱交換器がケーシングの上面近傍まで設置されているため、左右方向端部に設置される非通風路の上面には、熱交換器に冷媒を流入させる配管が配設される。このため、横流送風機を熱交換器の下流側に配置した従来の室内機(例えば特許文献2)では、本発明のように清掃機構を非通風路に設置する構成とすることができないことを付言しておく。
1 ケーシング、2 吸込口、3 吹出口、4 送風機、5 熱交換器、6 通風路、7 ベルマウス、8 ステイ、9 非通風路、10 集塵フィルター、10a 左側フィルター、10b 右側フィルター、11 配管、12 電気基板、13 羽根車、14 ボス、15 翼、16 清掃機構、17 往路用ガイドレール、18 復路用ガイドレール、19 移動経路、20 移動装置、21 清掃装置、22 集塵ボックス、100 室内機。

Claims (3)

  1. 上部に吸込口が形成され、前面部下側に吹出口が形成されたケーシングと、
    前記ケーシングの左右方向に沿って前記吸込口に設けられた第1のガイドレールと、
    前記第1のガイドレールに、左右方向に移動自在に支持された板状フィルターである集塵フィルターと、
    前記集塵フィルターを移動させる移動装置と、
    前記第1のガイドレールから移動した前記集塵フィルターを移動自在に支持する第2のガイドレールと、
    前記第1のガイドレールから前記第2のガイドレールに前記集塵フィルターを導く移動経路と、
    前記集塵フィルターの下流側に設けられた軸流型又は斜流型の送風機と、
    前記送風機の下流側であって前記吹出口の上流側に設けられ、前記送風機から吹き出された空気と冷媒とが熱交換する熱交換器と、
    記移動装置によって移動した前記集塵フィルターを清掃する清掃装置と、
    を備え、
    前記ケーシングの内部には、前記吸込口から吸い込まれた空気を前記吹出口へ導く通風路と、該通風路の両側部に形成された非通風路とが、形成され、
    前記移動装置及び前記清掃装置は、前記通風路の両側部に形成されたそれぞれの前記非通風路内の上方に配置され
    前記集塵フィルターは、前記吸込口の左側に設けられた左側フィルターと、前記吸込口の右側に設けられた右側フィルターと、を備え、
    前記左側フィルターは左側の前記非通風路に設けられた前記清掃装置で清掃され、前記右側フィルターは右側の前記非通風路に設けられた前記清掃装置で清掃されることを特徴とする空気調和機。
  2. 前記第2のガイドレールは、前記送風機の下流側に配置され、
    板状フィルターとして構成された前記集塵フィルターは、前記送風機の上流側及び下流側に配置されていることを特徴とする請求項に記載の空気調和機。
  3. 前記送風機を駆動するための電気基板を備え、
    前記電気基板は一方の前記非通風路に配置され、
    前記電気基板が配置された前記非通風路内に設けられた前記移動装置及び前記清掃装置は、前記電気基板の上方に配置されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の空気調和機。
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