JP4883229B2 - 空気調和装置の室内ユニット - Google Patents

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Description

本発明は、空気調和装置の室内ユニット、特に、吸入口から吸入される空気中に含まれる塵埃を捕集するフィルタを吸入口に対向する正位置から待避位置へ移動させる際に、フィルタに捕集された塵埃をフィルタから除去する機能を有する空気調和装置の室内ユニットに関する。
従来より、特許文献1(特開2008−145078号公報)に示されるような、吸入口から吸入される空気中に含まれる塵埃を捕集するフィルタを吸入口に対向する正位置から待避位置へ移動させる際に、フィルタに捕集された塵埃をフィルタから除去する機能を有する空気調和装置の室内ユニットがある。このような室内ユニットでは、正位置にあるフィルタを、ローラの外周に沿ってUターンするように湾曲させることで略U字状の軌道を成しながら、正位置の空気の流れ方向の下流側に配置された待避位置へ移動させるようにしている。すなわち、フィルタの待避位置は、フィルタの正位置とともに、室内ユニットの天面側スペースに配置されている。
上記従来の室内ユニットでは、室内ユニットの天面側のスペースを小さくしたいという要望がある。
しかし、上記従来の室内ユニットでは、フィルタの待避位置が室内ユニットの天面側スペースに配置されていることから、室内ユニットの天面側のスペースを小さくすることが困難である。
本発明の課題は、吸入口から吸入される空気中に含まれる塵埃を捕集するフィルタを吸入口に対向する正位置から待避位置へ移動させる際に、フィルタに捕集された塵埃をフィルタから除去する機能を有する空気調和装置の室内ユニットにおいて、天面側のスペースを小さくすることにある。
第1の発明にかかる空気調和装置の室内ユニットは、吸入口から吸入される空気中に含まれる塵埃を捕集するフィルタを吸入口に対向する正位置から待避位置へ移動させる際に、フィルタに捕集された塵埃をフィルタから除去する機能を有する空気調和装置の室内ユニットであって、フィルタ移動部材とガイド部材と、フィルタに捕集された塵埃を除去するブラシと、ブラシによってフィルタから除去される塵埃を溜めるダストボックスとを備えている。フィルタ移動部材は、フィルタを正位置から待避位置へ移動させる。ガイド部材は、正位置にあるフィルタを、待避位置に移動するように案内する。このとき、ガイド部材は、待避位置において、フィルタを下方から上方に折り返し、さらに下方に折り返すように曲率半径5mm以上で略円弧状に湾曲した状態で保持されるように案内しており、待避位置の大部分は、フィルタ移動部材よりも低い位置に、かつ、ブラシ及びダストボックスよりも低い位置に配置されており、ブラシは、フィルタ移動部材よりも低い位置に配置されている。
この空気調和装置の室内ユニットでは、塵埃をフィルタから除去する際に、室内ユニットの外側にフィルタをはみ出させることなく、また、室内ユニットの他の部分との干渉を生じさせることなく、コンパクトにフィルタを待避させることができるため、従来のようなU字状の軌道を成しながら正位置から待避位置へフィルタを移動させる場合とは異なり、天面側のスペースに待避位置が配置されないようにできる。これにより、この空気調和装置の室内ユニットでは、天面側のスペースを小さくすることができるとともに、フィルタ移動部材の下方のスペースを有効に利用することができる。
また、この空気調和装置の室内ユニットでは、フィルタに捕集された塵埃をブラシによって除去し、ダストボックスに溜めることができる。
また、この空気調和装置の室内ユニットでは、フィルタ移動部材、ブラシ及びダストボックスの下方のスペースを有効に利用することができる。
さらに、この空気調和装置の室内ユニットでは、フィルタが捕集した塵埃を重力方向に向けてブラシで掻き落とすことができ、フィルタに捕集された塵埃をフィルタから確実に除去することができる。
以上の説明に述べたように、本発明によれば、塵埃をフィルタから除去する際に、室内ユニットの外側にフィルタをはみ出させることなく、また、室内ユニットの他の部分との干渉を生じさせることなく、コンパクトにフィルタを待避させることができるため、天面側のスペースを小さくすることができるとともに、フィルタ移動部材の下方のスペースを有効に利用することができる。また、フィルタに捕集された塵埃をブラシによって除去し、ダストボックスに溜めることができる。また、フィルタ移動部材、ブラシ及びダストボックスの下方のスペースを有効に利用することができる。さらに、フィルタが捕集した塵埃を重力方向に向けてブラシで掻き落とすことができ、フィルタに捕集された塵埃をフィルタから確実に除去することができる。
本発明の一実施形態にかかる室内ユニットが採用された空気調和装置の概略構成図である。 室内ユニットの正面図である。 前面パネルを取り外した状態の室内ユニットの正面図である。 図2のA−A断面図である。 図2のB−B断面図である。
以下、本発明にかかる空気調和装置の室内ユニットの実施形態について、図面に基づいて説明する。
<空気調和装置の全体構成>
図1は、本発明の一実施形態にかかる室内ユニット2が採用された空気調和装置1の概略構成図である。空気調和装置1は、室内の壁に取り付けられる壁掛型の室内ユニット2と、室外に設置される室外ユニット3とを有している。室内ユニット2と室外ユニット3とは、冷媒管や伝送線等が集合した集合連絡管4によって接続されている。熱交換の面から空気調和装置1を見ると、例えば、室内ユニット2の室内熱交換器36(図4、5参照)、及び、室外ユニット3の圧縮機、室外熱交換器及び膨張弁等(図示せず)が冷媒管によって接続されることによって冷媒回路を構成している。一方、制御の面から空気調和装置1を見ると、リモートコントローラ等の制御端末から指令を受けて室内ユニット2の室内ファン40等の室内側機器(図4参照)を制御するための電装品箱45(図3、4参照)が室内ユニット2に設けられ、室外ユニット3の室外ファン等の室外側機器(図示せず)を制御するための電装品箱(図示せず)が室外ユニット3に設けられている。そして、室内ユニット2の電装品箱45(図3、4参照)と室外ユニット3の電装品箱とが伝送線によって接続されている。
<室内ユニットの構成>
(1)室内ユニットの正面構造
図2は、室内ユニット2の正面図である。室内ユニット2は、本体ケーシング5の上部に吸入口6が形成されており、本体ケーシング5の下部に吹出口7が形成されており、本体ケーシング5の正面が前面パネル8で覆われている。このため、室内ユニット2の正面5bから室内空気の吸入は行われず、室内ユニット2は、室内ユニット2の天面5aから室内空気の吸入を行っている。そして、室内ユニット2内における室内空気の流れは、室内ユニット2の天面5a側から室内ユニット2の底面5c側に向けて行われるようになっている。吹出口7には、運転停止時に閉じ、かつ、運転時に開く第1風向調節羽根9が設けられている。そして、この第1風向調節羽根9によって室内ユニット2の上下方向の風向が調節されるようになっている。図2は、運転停止状態を示しており、吹出口7の開口部が第1風向調節羽根9で閉じられた状態を示している。尚、前面パネル8は、パネル上部8a近傍の支点を中心に回動自在に本体ケーシング5に取り付けられている。前面パネル8の直下部分には、吹出口7の上辺に沿って、表示用LED10や受信部11等が設けられている。また、前面パネル8の幅方向の略中央の下部には、略長方形状のパネル窓部8bが形成されており、このパネル窓部8bを通じて室内ユニット2の正面側から前面グリル12(図3、4参照)の前部に設けられた表示パネル13が見えるようになっている。このように、室内ユニット2の幅方向の略中央の下部に集中して、表示機能や制御に必要なセンシング機能が配置されている。尚、表示用LED10、受信部11や表示パネル13等の電気部品は後述する電装品箱45(図3、4参照)に接続されている。
(2)本体ケーシングの構造
図3は、前面パネル8を取り外した状態の室内ユニット2の正面図である。図3に示されるように、室内ユニット2の天面5a、正面5b、底面5c及び側面5eが、本体ケーシング5の一部をなす樹脂製の前面グリル12で覆われている。表示パネル13の上方、すなわち、電装品箱45の直上に、室内ユニット2の幅方向に細長く延びるフィルタ清掃機構14が配置されている。フィルタ清掃機構14は、主として、フィルタ35a、35b(図4、5参照)に捕集された塵埃を除去するブラシ47と、ブラシ47によってフィルタ35a、35b(図4、5参照)から除去される塵埃を溜めるダストボックス49とを有している。このフィルタ清掃機構14は、前面グリル12の幅方向及び上下方向の略中央に形成された第1グリル開口部27に嵌め込まれている。また、フィルタ清掃機構14の近傍には、フィルタ35a、35b(図4、5参照)を保持するとともに清掃のためにフィルタ35a、35bを移動させるフィルタ移動機構15が配置されている。フィルタ移動機構15は、フィルタ35a、35b(図4、5参照)の清掃を行う際にフィルタ35a、35b(図4参照)を吸入口6に対向する正位置P(図4、5参照)から待避位置Q(図4、5参照)へ移動させるフィルタ移動部材としてのローラ52a、52bと、正位置P(図4、5参照)にあるフィルタ35a、35b(図4、5参照)を待避位置Q(図4、5参照)へ案内するガイド部材17(図4、5参照)とを有している。尚、ガイド部材17を構成する待避位置ガイド部20は、フィルタ清掃機構14の下方、かつ、電装品箱45の上方に配置されており、待避位置ガイド部20の一部は、第1グリル開口部27の下部から露出している。また、前面グリル12の第1グリル開口部27の下には、表示パネル13が嵌め込まれる第1グリル窓が形成され、第1グリル窓28の下には表示用LED10などの制御用電気部品のための複数の第2グリル窓29が幅方向に並んで形成されている。グリル窓28、29の下方には、吹出口7を構成する第2グリル開口部30が形成されている。
(3)室内ユニットの縦断面構造
図4は、図2のA−A断面図であり、図5は、図2のB−B断面図である。図4、5に示されるように、室内ユニット2の天面5aに形成された吸入口6の室内空気の流れ方向の下流側には、吸入口6に対向する正位置P(図4、5における一点鎖線で示されたフィルタ35a、35b参照)に2つのフィルタ35a、35bが配置されている。ここで、図4に示されるフィルタ35aが室内ユニット2を正面から見た際の幅方向の右半分を分担し、図5に示されるフィルタ35bが室内ユニット2を正面から見た際の幅方向の左半分を分担している。また、フィルタ35a、35bの室内空気の流れ方向の下流側には、室内熱交換器36が配置されている。吸入口6から吸入される室内空気は、すべてフィルタ35a、35bを通過して塵埃が除去された後に、室内熱交換器36に送られる。
室内熱交換器36は、正面側熱交換器36aと背面側熱交換器36bとが側面視において逆V字状になるように連結されることによって構成されている。室内ユニット2の平面視において、正面側熱交換器36aが吸入口6の略正面側半分に対向する位置に配置され、背面側熱交換器36bが略背面側半分に対向する位置に配置されている。正面側熱交換器36aも背面側熱交換器36bも、伝熱管(図示せず)多数のプレートフィン(図示せず)を室内ユニット2の幅方向に平行に並べて取り付けることにより構成されている。そして、室内空気は、吸入口6から吸入され、フィルタ35a、35bを通過した後に、室内熱交換器36のプレートフィン(図示せず)の間を通り抜ける際に伝熱管(図示せず)内を流れる冷媒との間で熱交換が行われる。
室内熱交換器36の空気の流れ方向の下流側には、略円筒状のクロスフローファンからなる室内ファン40が室内ユニット2の幅方向に沿って長く延び、室内熱交換器36とともに室内ユニット2の幅方向と平行に設けられている。室内ファン40は、逆V字状の室内熱交換器36に挟まれるように囲まれている。室内ファン40は、室内ユニット2の平面視において、正面側熱交換器36a及び背面側熱交換器36bと重なる位置に配置されている。そして、この室内ファン40は、図4及び図5において時計回りに回転して空気の流れを発生させる。
室内ファン40の下流の吹出流路7aは、その正面側が正面側スクロール部材41によって、その背面側が背面側スクロール部材42によって構成されている。スクロール部材41、42は、室内ユニット2の正面視において、本体ケーシング5の吹出口7の第2グリル開口部30と略同じ幅を有している。正面側スクロール部材41の上端は、室内ファン40の上端よりも下方に位置し、室内ユニット2の側面視において、室内ファン40の回転中心よりも正面側にずれた位置に配置されている。正面側スクロール部材41の上端から少し下方の位置には、舌部41aが形成されている。背面側スクロール部材42の上端は、室内ファン40の上端よりも上方に位置し、室内ユニット2の側面視において、室内ファン40の回転中心よりも背面側にずれた位置に配置されている。スクロール部材41、42の下端は、吹出口7の第2グリル開口部30に連通されている。そして、室内ファン40によって室内ユニット2内に吸入された室内空気は、吹出流路7aを通じて吹出口7から吹き出されるのであるが、風向調節羽根9、43によってその吹出方向が調節される。より具体的には、吹出流路7a内(すなわち、室内ファン40に近い側)に配置された風向調節羽根43によって室内ユニット2の正面から見た左右の吹出方向が調節され、吹出口7(すなわち、室内ファン40に遠い側)に配置された風向調節羽根9によって上下の吹出方向が調節される。また、室内熱交換器36の正面側熱交換器36aの下方で、かつ、正面側スクロール部材41の舌部41aよりも正面側の位置には、前面側熱交換器36aにおいて結露した水滴を受ける正面側ドレンパン44aが配置されており、室内熱交換器36の背面側熱交換器36bの下方で、かつ、背面側スクロール部材42の上端よりも背面側の位置には、背面側熱交換器36bにおいて結露した水滴を受ける背面側ドレンパン44bが配置されている。
図4に示されるように、室内ユニット2の正面視略中央の位置には、電装品箱45が配置されている。より具体的には、電装品箱45は、吹出口7の上方で、かつ、第1グリル開口部27の下方に配置されるとともに、正面側スクロール部材41及び正面側ドレンパン44aよりも正面側に配置されている。電装品箱45の背面側は、各種電機部品(図示せず)が実装されたプリント基板45aが固定されている。そして、表示パネル13は、電装品箱45の上部の正面側に配置され、表示用LED10や受信部11は、電装品箱45の下部の正面側に配置されている。
図4、5に示されるように、電装品箱45の上方の第1グリル開口部27には、フィルタ清掃機構14が取り付けられている。フィルタ清掃機構14は、上記のように、主として、フィルタ35a、35bに捕集された塵埃を除去するブラシ47と、ブラシ47によってフィルタ35a、35bから除去される塵埃を溜めるダストボックス49とを有している。ブラシ47は、室内ユニット2の幅方向に延びる軸部材47aに樹脂製の直毛47bが放射状に植毛された部材であり、ブラシ駆動用モータ(図示せず)によって反時計回りに回転するようになっている。ダストボックス49は、ブラシ47によって掻き落とされる塵埃を受けるように配置された室内ユニット2の側面視略U字状の部材である。
図4、5に示されるように、フィルタ移動機構15は、室内ユニット2の側面視において、フィルタ清掃機構14と重ならないように、フィルタ清掃機構14の上方から下方に渡って配置されている。フィルタ清掃機構14は、上記のように、主として、フィルタ35a、35bの清掃を行う際にフィルタ35a、35bを吸入口6に対向する正位置Pから待避位置Qへ移動させる2つのローラ52a、52bと、正位置Pにあるフィルタ35a、35bを待避位置Qへ案内するガイド部材17とを有している。
ローラ52a、52bは、フィルタ清掃機構14の概ね上方において、フィルタ35a、35bを挟んでブラシ47に対向する位置に取り付けられている。ローラ52a、52bは、室内ユニット2の側面視において、室内ユニット2の上部で、かつ、本体ケーシング5の前面グリル12寄りの位置に配置されている。そして、図4に示されているローラがフィルタ35aを移動させるローラ52aであり、図5に示されているローラがフィルタ35bを移動させるローラ52bである。ローラ52a、52bは、その左右方向の両端部にピニオンギア52cが形成されており、このピニオンギア52cがフィルタ35a、35bの左右方向の両端部に形成されているラックギア(図示せず)に噛み合うようになっている。そして、ローラ52a、52bは、ローラ駆動用モータ(図示せず)によって回転するようになっており、このローラ52a、52bの回転によってフィルタ35a、35bの移動が行われるようになっている。
ガイド部材17は、主として、正位置ガイド部18と、中間ガイド部19と、待避位置ガイド部20とを有している。正位置ガイド部18は、フィルタ35a、35bを吸入口6に対向する正位置Pに保持されるように案内する部分であり、主として、フィルタ35a、35bが上方の吸入口6側に突出しないようにフィルタ35a、35bの左右方向の両端部を案内するレール状の上側ガイド部18aと、フィルタ35a、35bが下方の室内熱交換器36側に突出しないようにフィルタ35a、35bの左右方向の両端部を案内するレール状の下側ガイド部18bとを有している。
上側ガイド部18aは、室内ユニット2の側面視において、吸入口6の最背面側の位置から、吸入口6と室内熱交換器36との上下方向間を室内ユニット2の天面5aに沿って正面側に向かって延びており、上側ガイド部18aの前面グリル12側の部分は、ローラ52a、52bの外周に沿って下方に向かって湾曲している。下側ガイド部18bは、室内ユニット2の側面視において、吸入口6の最背面側の位置から、上側ガイド部18aと室内熱交換器36との上下方向間を上側ガイド部18aに沿って正面側に向かって延びており、下側ガイド部18bの前面グリル12側の部分は、ローラ52a、52bの背面側の近傍まで達している。この正位置ガイド部18によって、フィルタ35a、35bは、吸入口6に対向する正位置Pに案内されるようになっており、フィルタ35a、35bは、ガイド部材17によって正位置Pに保持された状態において、その中間ガイド部19側の先端部がローラ52a、52bの外周の一部にかかるまで延びており、そのラックギア(図示せず)がローラ52a、52bのピニオンギア52cに噛み合うようになっている。
中間ガイド部19は、フィルタ35a、35bをローラ52a、52bの外周に沿って湾曲させた後にローラ52a、52bの外周から離れる方向に湾曲させることで略S字状の軌道を成すように案内するする部分であり、主として、フィルタ35a、35bが下方のフィルタ清掃機構14側に突出しないようにフィルタ35a、35bの左右方向の両端部を案内するレール状の正面側ガイド部19aと、フィルタ35a、35bが背面側の室内熱交換器36側に突出しないようにフィルタ35a、35bの左右方向の両端部を案内するレール状の背面側ガイド部19bとを有している。正面側ガイド部19aは、正位置ガイド部18の上側ガイド部18aの正面側の先端部に連設されており、室内ユニット2の側面視において、ブラシ47の軸部材47aの上方を通過し、かつ、ローラ52a、52bの外周に沿って背面方向に向かって湾曲している。背面側ガイド部19bは、室内ユニット2の側面視において、正位置ガイド部18の下側ガイド部18bの下方で、かつ、ローラ52a、52bの背面側の近傍の位置から、ローラ52a、52bの外周から離れるように下方に向かって湾曲している。ここで、背面側ガイド部19bのローラ52a、52bの外周から離れる方向への湾曲の曲率半径Rは、少なくとも5mm以上にすることが好ましく、ここでは、10mmに設定されている。また、背面側ガイド部19bは、ブラシ47の近傍位置からのローラ52a、52bの外周から離れる方向へ湾曲しており、これにより、背面側ガイド部19bは、フィルタ35a、35bをローラ52a、52bの外周から離れる方向に湾曲させる際に、ブラシ47に沿うようにフィルタ35a、35bを案内している。
待避位置ガイド部20は、フィルタ35a、35bの清掃を行う際にフィルタ35a、35bを正位置Pから移動させる位置である待避位置Qに保持されるように案内する部分であり、中間ガイド部19の下端部に連設されている。待避位置ガイド部20は、中間ガイド部19の下端部からフィルタ清掃機構14の背面側を下方に向かって通過した後に、フィルタ清掃機構14の下方、かつ、電装品箱45の上方の第1グリル開口部27内の空間において、正面側に向かって略円弧状に湾曲しており、フィルタ35a、35bを略円弧状に湾曲した状態で保持されるように案内する。尚、待避位置ガイド部20のうち、略円弧状に湾曲した部分は、第1グリル開口部27の下部から露出している。また、待避位置ガイド部20における略円弧状の湾曲の曲率半径も、背面側ガイド部19bのローラ52a、52bの外周から離れる方向への湾曲の曲率半径Rと同様、少なくとも5mm以上にすることが好ましい。これらの中間ガイド部19及び待避位置ガイド部20によって、フィルタ35a、35bは、フィルタ35a、35bの清掃を行う際にフィルタ35a、35bを正位置Pから移動させる位置である待避位置Qに案内されるようになっており、フィルタ35a、35bは、ガイド部材17によって待避位置Qに保持された状態において、その中間ガイド部19側の先端部がローラ52a、52bの外周の一部にかかるまで延びており、そのラックギア(図示せず)がローラ52a、52bのピニオンギア52cに噛み合うようになっている。
<フィルタ清掃時の動作>
上記のような構成を有する室内ユニット2では、フィルタ移動機構15及びフィルタ清掃機構14を用いて、フィルタ35a、35bの清掃を行うことができる。
まず、フィルタ35a、35bの清掃を行う際には、ローラ52a、52bを反時計回りに回転させることによって、正位置Pにあるフィルタ35a、35bを、ローラ52a、52bの外周に沿って湾曲させた後にローラ52a、52bの外周から離れる方向に湾曲させることで略S字状の軌道を成しながら待避位置Qに移動するようにガイド部材17によって案内する。
そして、このようなフィルタ35a、35bの正位置Pから待避位置Qへ移動の際に、ブラシ47を反時計回りに回転させて、フィルタ35a、35bに捕集された塵埃を掻き落として、ダストボックス49に除去された塵埃を溜める。
その後、ローラ52a、52bを時計回りに回転させることによって、待避位置Qにあるフィルタ35a、35bを、再び正位置Pに移動するようにガイド部材17によって案内する。
このようにして、室内ユニット2のフィルタ35a、35bの清掃が行われる。
<室内ユニットの特徴>
本実施形態の室内ユニット2には、以下のような特徴がある。
(1)
上記実施形態にかかる室内ユニット2では、ローラ52a、52b及びガイド部材17によって、ローラ52a、52bの外周に沿って湾曲させた後にローラ52a、52bの外周から離れる方向に湾曲させることで略S字状の軌道を成しながら正位置Pから待避位置Qへフィルタ35a、35bを移動させることができるため、従来のようなU字状の軌道を成しながら正位置から待避位置へフィルタを移動させる場合とは異なり、天面側のスペースに待避位置Qが配置されないようにできる。これにより、上記実施形態にかかる室内ユニット2では、天面側のスペースを小さくすることができる。
(2)
上記実施形態にかかる室内ユニット2では、フィルタ清掃機構15が、フィルタ35a、35bに捕集された塵埃を除去するブラシ47と、ブラシ47によってフィルタ35a、35bから除去される塵埃を溜めるダストボックス49とから構成されているため、フィルタ35a、35bに捕集された塵埃をブラシ47によって除去し、ダストボックス49に溜めることができる。
(3)
上記実施形態にかかる室内ユニット2では、ブラシ47が、ローラ52a、52bの下方に配置されているため、フィルタ35a、35bが捕集した塵埃を重力方向に向けてブラシ47で掻き落とすことができ、フィルタ35a、35bに捕集された塵埃をフィルタ35a、35bから確実に除去することができる。
(4)
上記実施形態にかかる室内ユニット2では、ガイド部材17(より具体的には、中間ガイド部19の背面側ガイド部19b)が、フィルタ35a、35bをローラ52a、52bの外周から離れる方向に湾曲させる際に、ブラシ47に沿うようにフィルタ35a、35bを案内するため、フィルタ35a、35bとブラシ47との接触面積が増加し、フィルタ35a、35bに捕集された塵埃をフィルタ35a、35bから確実に除去することができる。
(5)
上記実施形態にかかる室内ユニット2では、待避位置Qの大部分が、ローラ52a、52bの下方に配置されているため、ローラ52a、52bの下方のスペースを有効に利用することができる。
特に、ここでは、待避位置Qの大部分が、ローラ52a、52bの下方に配置されているのみならず、フィルタ清掃機構14(すなわち、ブラシ47及びダストボックス49)の下方に配置されているため、ローラ52a、52b、ブラシ47及びダストボックス49の下方のスペースを有効に利用することができる。
(6)
上記実施形態にかかる室内ユニット2では、ガイド部材17(より具体的には、待避位置ガイド部20)が、待避位置Qにおいて、フィルタ35a、35bを略円弧状に湾曲した状態で保持されるように案内するため、塵埃をフィルタ35a、35bから除去する際に、室内ユニット2の外側にフィルタ35a、35bをはみ出させることなく、また、吹出口7や電装品箱45等のような室内ユニット2の他の部分との干渉を生じさせることなく、ローラ52a、52bの下方にコンパクトにフィルタ35a、35bを待避させることができる。
(7)
上記実施形態にかかる室内ユニット2では、ガイド部材17(より具体的には、中間ガイド部19の背面側ガイド部19b)が、フィルタ35a、35bをローラ52a、52bの外周から離れる方向に湾曲させる際に、5mm以上の曲率半径でフィルタ35a、35bを湾曲させるように案内するため、ローラ52a、52bの外周に沿って湾曲させた後にローラ52a、52bの外周から離れる方向に湾曲させる軌道でフィルタ35a、35bを移動させる際に、フィルタ35a、35bをスムーズに案内することができる。
<他の実施形態>
以上、本発明の実施形態について図面に基づいて説明したが、具体的な構成は、これらの実施形態に限られるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
例えば、上記実施形態では、ガイド部材17の待避位置ガイド部20が、中間ガイド部19の下端部から下方に延びながら正面方向に湾曲し、続いて、正面方向に延びながら上方に湾曲し、続いて、上方に延びながら背面方向に湾曲し、さらに、背面方向に延びながら下方に湾曲した円弧長さを有しているが、これに限定されるものではなく、フィルタ35a、35bの長さに応じて、待避位置ガイド部20の円弧長さを変更してもよい。
本発明は、吸入口から吸入される空気中に含まれる塵埃を捕集するフィルタを吸入口に対向する正位置から待避位置へ移動させる際に、フィルタに捕集された塵埃をフィルタから除去する機能を有する空気調和装置の室内ユニットに広く適用可能である。
2 室内ユニット
6 吸入口
17 ガイド部材
35a、35b フィルタ
47 ブラシ
49 ダストボックス
52a、52b ローラ
P 正位置
Q 待避位置
特開2008−145078号公報

Claims (1)

  1. 吸入口(6)から吸入される空気中に含まれる塵埃を捕集するフィルタ(35a、35b)を前記吸入口に対向する正位置(P)から待避位置(Q)へ移動させる際に、前記フィルタに捕集された塵埃を前記フィルタから除去する機能を有する空気調和装置の室内ユニットであって、
    前記フィルタを前記正位置から前記待避位置へ移動させるフィルタ移動部材(52a、52b)と、
    前記正位置にある前記フィルタを、前記待避位置に移動するように案内するガイド部材(17)と、
    前記フィルタに捕集された塵埃を除去するブラシ(47)と、
    前記ブラシによって前記フィルタから除去される塵埃を溜めるダストボックス(49)と、を備え、
    前記ガイド部材は、前記待避位置において、前記フィルタを下方から上方に折り返し、さらに下方に折り返すように曲率半径5mm以上で略円弧状に湾曲した状態で保持されるように案内しており、
    前記待避位置の大部分は、前記フィルタ移動部材よりも低い位置に、かつ、前記ブラシ及び前記ダストボックスよりも低い位置に配置されており、
    前記ブラシは、前記フィルタ移動部材よりも低い位置に配置されている、
    空気調和装置の室内ユニット(2)。
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