JP2012052761A - 空調室内機 - Google Patents

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Abstract

【課題】フィルタ掃除機能を有する空調室内機において、ブラシに付着した塵埃が舞い散るおそれを低減することができ、かつ、ブラシの掃除を容易に行うことができる空調室内機の提供。
【解決手段】空調室内機は、取り込んだ室内空気中の塵埃を付着するフィルタ19を有する本体と、ブラシ62を有しブラシ62により除去された塵埃を収集するダストボックス60とを備える。ブラシ62は、フィルタ19に接触することでフィルタ19に付着した塵埃を除去する。ダストボックス60は、本体に着脱可能に構成されており、壁部65cを有する。壁部65cは、ブラシ62近傍に配置されている。本体は、ダストボックス60が装着された状態で、ブラシ62の近傍に位置するブラシカバー22bを有する。また、ダストボックス60が本体に装着された時に、壁部65cとブラシカバー22bとは、ブラシ62のフィルタ19に面しない部分を覆う。
【選択図】図8

Description

本発明は、フィルタ清掃機能を有する空調室内機に関する。
従来より、取り込んだ室内空気中の塵埃が付着するフィルタを掃除するフィルタ掃除機能を有する空調室内機がある。また、フィルタ掃除機能を有する空調室内機には、フィルタから塵埃を除去するためのブラシと、ブラシによって除去された塵埃を収集する塵埃収集部と、を備えているものがある。
例えば、特許文献1(特開2009−180465号公報)に開示されている空気調和機は、フィルタから塵埃を除去するための除塵体(ブラシに相当)と、除塵体で除去した塵埃を収納するための収納体(塵埃収集部に相当)と、を備えている。この空気調和機では、除塵体或いはフィルタを移動させることで、フィルタに付着した塵埃を除去し、除去した塵埃を収納体内に蓄積している。また、収納体が本体の側面に設けられた開口部から取り出され、収納体内に蓄積した塵埃が廃棄されている。
ところで、ブラシに付着している塵埃を空調室内機内で舞い散らせないようにするためには、ブラシの半分以上を塵埃収集部の壁面によって覆うことが考えられる。そして、ブラシの半分以上を塵埃収集部の壁面によって覆うために、ブラシの大部分を塵埃収集部内に配置することが考えられる。一方、ブラシの半分以上が塵埃収集部内に配置されている場合に、塵埃の付着したブラシを掃除するためには、塵埃収集部からブラシを取り出す必要があり、ブラシの掃除作業が煩雑となることがある。
そこで、本発明の課題は、フィルタ掃除機能を有する空調室内機において、ブラシに付着した塵埃が舞い散るおそれを低減することができ、かつ、ブラシの掃除を容易に行うことができる空調室内機を提供することにある。
本発明の第1観点に係る空調室内機は、本体と、塵埃収集部と、を備える。本体は、取り込んだ室内空気中の塵埃を付着するフィルタを有する。塵埃収集部は、ブラシを有し、ブラシにより除去された塵埃を収集する。ブラシは、フィルタに接触することで、フィルタに付着した塵埃を除去する。また、塵埃収集部は、本体に着脱可能に構成されている。さらに、塵埃収集部は、塵埃収集部側壁面を有する。塵埃収集部側壁面は、ブラシ近傍に配置されている。本体は、塵埃収集部が装着された状態で、ブラシの近傍に位置する本体側壁面を有する。さらに、塵埃収集部が本体に装着された時に、塵埃収集部側壁面と本体側壁面とは、ブラシのフィルタに面しない部分を覆う。
本発明の第1観点に係る空調室内機では、塵埃収集部が本体に装着されている場合には、塵埃収集部側壁面と本体側壁面とが、ブラシのフィルタに面しない部分を覆っている。このため、塵埃収集部側壁面と本体側壁面とによってブラシの半分以上が覆われている場合には、ブラシに付着している塵埃が舞い散るおそれを低減することができる。
また、塵埃収集部側壁面と本体側壁面とがブラシのフィルタに面しない部分を覆っているため、塵埃収集部が本体に装着されていない場合には、ブラシのフィルタに面する部分と、ブラシの本体側壁面によって覆われている部分とを露出させることができる。
これによって、ブラシに付着した塵埃が舞い散るおそれを低減することができ、かつ、ブラシの掃除を容易に行うことができる。
なお、ブラシの塵埃収集部側壁面と本体側壁面とによって覆われる部分は、ブラシのフィルタに接触する部分以外の全ての部分であってもよく、フィルタに接触する部分以外の一部であってもよい。また、フィルタに面しない部分がブラシの上部である場合には、塵埃収集部側壁面と本体側壁面とによって覆われる部分がブラシの下方及び側方であってもよい。また、塵埃収集部側壁面と本体側壁面とが、ブラシのフィルタに面しない部分を共同して覆っていてもよく、この場合、連続して覆っていてもよい。
本発明の第2観点に係る空調室内機は、第1観点の空調室内機において、塵埃収集部側壁面及び本体側壁面は、ブラシの端部から5mm以内に位置する。この空調室内機では、塵埃収集部側壁面及び本体側壁面からブラシの端部までの距離が短いため、ブラシに付着している塵埃が舞い散るおそれを減らすことができる。
本発明の第3観点に係る空調室内機は、第1観点又は第2観点の空調室内機において、塵埃収集部が本体に装着されていないときには、ブラシは、周方向に180度以上の角度範囲にわたって塵埃収集部側壁面から露出している。また、塵埃収集部が本体に装着されているときには、ブラシは、周方向に180度未満の角度範囲にわたって、塵埃収集部側壁面及び本体側壁面から露出している。このため、塵埃収集部が本体に装着されていないときには、ブラシの半分以上が塵埃収集部側壁面から露出している。したがって、塵埃収集部を本体から取り外すことで、ブラシの掃除を容易に行うことができる。また、塵埃収集部が本体に装着されているときには、ブラシの半分以上が塵埃収集部側壁面及び本体側壁面によって覆われている。したがって、ブラシに付着した塵埃が舞い散るおそれを低減することができる。
本発明の第4観点に係る空調室内機は、第1観点から第3観点のいずれかの空調室内機において、本体側壁面は、ブラシの周面に沿って湾曲した形状を呈する。このため、本体側壁面とブラシの端部との距離を縮めることができる。
これによって、ブラシに付着した塵埃が舞い散るおそれを低減することができる。
本発明の第5観点に係る空調室内機は、第4観点の空調室内機において、塵埃収集部が本体に装着された状態で、本体側壁面の一部と塵埃収集部側壁面とが3mm以上重なって配置される。この空調室内機では、塵埃収集部側壁面と本体側壁面の一部が重なっているため、ブラシに付着した塵埃が塵埃収集部側壁面と本体側壁面との隙間から漏れるおそれを低減することができる。
本発明の第6観点に係る空調室内機は、第1観点から第5観点のいずれかの空調室内機において、塵埃収集部は、ブラシ清掃部材を更に有する。ブラシ清掃部材は、ブラシに接触することで、ブラシに付着した塵埃を取り除く。また、本体側壁面は、塵埃収集部が本体に装着された状態で、ブラシ清掃部よりもブラシの回転方向下流側に配置される。この空調室内機では、本体側壁面が、ブラシ清掃部よりもブラシの回転方向下流側に配置されているため、ブラシに付着した塵埃が本体側壁面に溜まるおそれを低減することができる。
本発明の第7観点に係る空調室内機は、第1観点から第6観点のいずれかの空調室内機において、塵埃収集部は、フィルタの下部近傍に配置されている。このため、この空調室内機では、フィルタの下部近傍で、フィルタに付着した塵埃を除去することができる。
本発明の第1観点に係る空調室内機では、ブラシに付着した塵埃が舞い散るおそれを低減することができ、かつ、ブラシの掃除を容易に行うことができる。
本発明の第2観点に係る空調室内機では、ブラシに付着している塵埃が舞い散るおそれを減らすことができる。
本発明の第3観点に係る空調室内機では、塵埃収集部を本体から取り外すことで、ブラシの掃除を容易に行うことができる。また、塵埃収集部が本体に装着されているときに、ブラシに付着した塵埃が舞い散るおそれを低減することができる。
本発明の第4観点に係る空調室内機では、ブラシに付着した塵埃が舞い散るおそれを低減することができる。
本発明の第5観点に係る空調室内機では、ブラシに付着した塵埃が塵埃収集部側壁面と本体側壁面との隙間から漏れるおそれを低減することができる。
本発明の第6観点に係る空調室内機では、ブラシに付着した塵埃が本体側壁面に溜まるおそれを低減することができる。
本発明の第7観点に係る空調室内機では、フィルタの下部近傍で、フィルタに付着した塵埃を除去することができる。
本発明の一実施形態に係る空調室内機の縦断面図。 掃除機構の外観図(フィルタ、第1ローラ及びダストボックスは省略)。 掃除機構の外観図(フィルタ及びダストボックスは省略)。 掃除機構を示す図であって、図3のIV-IV断面を矢印方向から見た図。 第1支持部の部分拡大図。 第2支持部にフィルタが取り付けられた状態を示す図。 第1ローラの分解斜視図。 掃除機構を説明するための図。 ダストボックスの外観斜視図。 ダストボックスの分解図。 ダストボックスの正面図。 ダストボックスの平面図。 ダストボックスの背面図。 掃除機構の部分断面図であって、(a)図11のXIV(a)-XIV(a)断面を示す図、(b)ダストボックスが本体に装着された状態の図11のXIV(a)-XIV(a)断面に相当する部分の断面を示す図。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態に係る空調室内機10について説明する。なお、以下の実施形態は、本発明の具体例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
(1)空調室内機の構成
空調室内機10は、フィルタ19に付着した塵埃を自動的に掃除するフィルタ掃除機能を有している。空調室内機10においてフィルタ掃除運転が実行されることで、フィルタ19に付着した塵埃の掃除が行われる。また、空調室内機10は、本体11と、ダストボックス(塵埃収集部に相当)60と、を備えている。以下に、本体11及びダストボックス60の構成について説明する。
(2)本体の構成
本体11は、ケーシング12と、フレーム13と、室内熱交換器15と、室内ファン16と、フィルタ19と、第1支持部20と、第2支持部31と、を有している。
(2−1)ケーシング
ケーシング12は、図1に示すように、本体11の外郭を構成するグリル17aと、前面パネル17bと、背面板17cとを含む。また、ケーシング12の内部には、フレーム13、室内熱交換器15、室内ファン16、フィルタ19、第1支持部20、第2支持部31、及びダストボックス60が配置されている。室内熱交換器15は、通過する空気との間で熱交換を行う。室内ファン16は、室内からケーシング12内に取り込んだ空気を、室内熱交換器15に当てて通過させた後、室内に吹き出す。また、室内熱交換器15及び室内ファン16は、フレーム13に取り付けられている。
(2−2)フレーム
フレーム13の前面下部には、吹き出し口13aが設けられている。さらに、吹き出し口13aには、吹き出される空気を案内する水平フラップ18が設けられている。水平フラップ18は、吹き出し口13aから吹き出される空気の吹き出し方向を変更したり、吹き出し口13aを閉じたりすることができる。
(2−3)フィルタ
フィルタ19は、室内熱交換器15に向かって流入する空気に含まれる塵埃を付着して除去するために、グリル17aと室内熱交換器15との間に配置されている。また、フィルタ19は、例えば、樹脂製の糸で平織り又は綾織りされた網であり、環形状に形成されている。なお、フィルタ19は、自身で安定した形状を維持することができない構成であるため、第2支持部31によって支持されている。
(2−4)第1支持部
図2は、掃除機構30の外観図であって、第1支持枠21に第2支持部31が装着された後、規制部材24の規制レバー24cを規制位置まで回動する前の状態を示す図である。図3は、掃除機構30の外観図であって、第1支持枠21に第2支持部31が装着された後、規制部材24の規制レバー24cを規制位置まで回動した状態を示す図である。図4は、掃除機構30の構成部品を説明するための図である。なお、図2では、フィルタ19、第1ローラ40及びダストボックス60を省略して描いている。図3では、フィルタ19及びダストボックス60を省略して描いている。
第1支持部20は、第2支持部31及びダストボックス60と共に、フィルタ19に付着した塵埃を自動的に掃除するための掃除機構30を構成する。また、第1支持部20は、図2、図3及び図4に示すように、第1支持枠21と、外側桟22と、駆動モータ23と、規制部材24と、を備えている。以下、図面を用いて各部品について説明する。
(2−4−1)第1支持枠
第1支持枠21は、フィルタ19の室内熱交換器15側の面が下方に垂れ下がらないように、室内熱交換器15側からフィルタ19に接触するように配置されている。また、第1支持枠21は、フレーム13に固定されている。さらに、第1支持枠21は、第1側板25と、第2側板26と、第3側板27と、補強枠(図示せず)と、上端部取付枠29と、を有している。第1側板25、第2側板26及び第3側板27は、それぞれ、平行に等間隔に並んでいる。補強枠は、第1側板25と第2側板26との間、及び、第2側板26と第3側板27との間に取り付けられる。上端部取付枠29は、第1側板25、第2側板26及び第3側板27の上端部を覆うように取り付けられる。
また、第1側板25には、後述する第2支持枠32の第1支持板34を支持する第1案内溝25aが設けられている。また、第1側板25において第1案内溝25aが設けられている面とは反対側の面には、駆動モータ23が取り付けられている。また、第1案内溝25aが設けられている側の面にはギア列(図示せず)が取り付けられており、駆動モータ23の回転軸は第1側板25を貫通してギア列に連結されている。
第2側板26には、第2支持枠32の第2支持板35を支持する第2案内溝26bと、第2支持枠32の第1支持板34を支持する第1案内溝26aとが設けられている。第2案内溝26bは、第2側板26において第1側板25に対峙する位置に設けられている。また、第1案内溝26aは、第2側板26において第2案内溝26bが設けられている面とは反対側の面に設けられている。第3側板27には、第2支持枠32の第2支持板35を支持する第2案内溝27bが設けられている。第2案内溝27bは、第3側板27において第2側板26の第1案内溝26aに対峙する位置に設けられている。
補強枠は、フィルタ19の進行方向に沿う複数の補強棒と、フィルタ19の進行方向と直交する方向に沿う複数の補強棒とによって格子状に形成されており、一定の強度が確保されている。また、補強棒は、第2支持部31を第1支持枠21に装着した状態で、第2支持枠32の補強棒36と上下に重なって配置される。なお、補強棒においてフィルタ19が接触する可能性のある部分は、滑らかな曲面に仕上げられている。
(2−4−2)外側桟
外側桟22は、アンダーカバー22aと、ブラシカバー22bと、アシストローラ22cと、を備えている。アンダーカバー22aは、図4及び図5に示すように、フィルタ19下部の折り返し部分に近傍に位置するように、第1支持枠21の下端部に取り付けられている。具体的には、アンダーカバー22aは、フィルタ19を挟んで後述する第1ローラ40と対峙するように配置されている。また、アンダーカバー22aには、フィルタ19の下部の折り返し部分とブラシ62とを接触させるための開口22aaが形成されている。フィルタ19において第1ローラ40と接触している部分では、進行方向に引っ張られる領域と進行方向に繰り出される領域とが隣接しているため、繰り出される領域はフィルタ19に作用する張力が低下してフィルタ19が波打つ可能性がある。ここで、アンダーカバー22aが設けられていることで、波打ったフィルタ19が、第1ローラ40近傍に位置する可動部材であるブラシ62に接触する前にアンダーカバー22aに接触するため、フィルタ19がブラシ62に噛み込まれるおそれを低減している。
ブラシカバー22bは、ブラシ62の周面に沿って湾曲した形状を呈する部材であって、ダストボックス60が本体11に装着された状態でブラシ62の近傍に位置するようにアンダーカバー22aに取り付けられている。具体的には、ブラシカバー22bは、ダストボックス60が本体11に装着された状態でブラシ62の後側を覆うように配置されている。また、ダストボックス60が本体11に装着された状態で、ブラシカバー22bは、ブラシカバー22bにおいてブラシ62の外周面と対向する側の面が、ブラシ62の端部である毛先から5mm以内に位置していることが好ましく、2mm以内であることがより好ましい。なお、本実施形態では、前記面からブラシ62の毛先までの距離が1mm以内となっている。なお、ブラシカバー22bは、ダストボックス60が本体11に装着された状態で、その先端が後述する櫛部64の歯64aの付け根部分と接触する。なお、本実施形態では、ダストボックス60が本体11に装着された状態で、ブラシカバー22bの先端と櫛部64の歯64aの付け根部分とが接触するが、これに限定されず、ブラシカバー22bの先端と櫛部64の歯64aの付け根部分とが接触していなくてもよい。
さらに、アンダーカバー22aには、フィルタ19の弛みを解消するために、4つのアシストローラ22cが取り付けられている。アシストローラ22cは、室内熱交換器15側からフィルタ19と接触するように配置されており、フィルタ19を第2支持部31側に向かって付勢する。このため、フィルタ19は、アシストローラ22cによって弛みが解消され、第2支持部31に周回可能に支持された状態となる。
(2−4−3)駆動モータ
駆動モータ23は、ステッピングモータであって、第1側板25に固定されている。また、駆動モータ23は、第1ローラ40を回転させる2つのローラ駆動モータと、ブラシ62を回転させる1つのブラシ駆動モータとを含む。一方のローラ駆動モータは、ギア列(図示せず)を介して、第1側板25と第2側板26との間に配置される第1ローラ40の駆動ギア43を回転させる。また、他方のローラ駆動モータは、ギア列(図示せず)及び延長軸(図示せず)を介して、第2側板26と第3側板27との間に配置される第1ローラ40の駆動ギア43を回転させる。ブラシ駆動モータは、ギア列(図示せず)及び延長軸(図示せず)を介して、ブラシ62の駆動ギア62aを回転させる。
(2−4−4)規制部材
規制部材24は、第1支持枠21に対する第2支持部31の移動を規制するための部材である。規制部材24は、図5に示すように、ヒンジ部24aと、ヒンジレバー24bと、規制レバー24cとを含んでいる。ヒンジ部24aは、アンダーカバー22aの端面に配置されている。ヒンジレバー24bは、ヒンジ部24aと規制レバー24cとを繋いでいる部分である。ヒンジレバー24bがヒンジ部24aの周りをスイングされることによって、規制レバー24cはヒンジレバー24bの長さを半径とする円弧を描きながら回動する。規制レバー24cは、第1ローラ40の上方で、かつ、フィルタ19に近接する規制位置まで回動して停止する(図4参照)。このため、ユーザが、第2支持部31を第1支持枠21に装着した後規制レバー24cを規制位置まで回動させることで、第2支持部31が第1支持枠21から引き出される方向に移動しなくなる。
(2−5)第2支持部
第2支持部31は、フィルタ19が所定の環形状を形成するように、フィルタ19を支持する部材である。また、ユーザは、第2支持部31を、フィルタ19と共に、本体11から引き出すことができる。さらに、第2支持部31は、第2支持枠32と、第1ローラ40と、第2ローラ33とを備えている。
(2−5−1)第2支持枠
第2支持枠32は、図2、図3及び図6に示すように、第1支持板34と、第2支持板35と、複数の補強棒36とを含んでいる。第1支持板34は、第1ローラ40の回転軸を支持する第1軸受部34aと、第2ローラ33を支持するための第2軸受部(図示せず)とを有している。第1軸受部34aは、第1支持板34の長手方向の一端に配置されている。また、第1軸受部34aには、第1ローラ40の駆動ギア43から突出する駆動軸43aが貫通する貫通口(図示せず)が設けられている。第2軸受部は、第1支持板34の他端に配置されている。
第2支持板35は、第1支持板34と対向するように補強棒36によって平行に離れて連結されている。また、第2支持板35は、第1ローラ40の回転軸を支持する第1軸受部35aと、第2ローラ33を支持するための第2軸受部(図示せず)とを有している。第1軸受部35aは、第2支持板35の長手方向の一端に配置されている。第2軸受部は、第2支持板35の他端に配置されている。なお、第2支持板35の第1軸受部35aには、第1支持板34の第1軸受部34aのような貫通口が設けられていない。
また、第1支持板34及び第2支持板35には、板幅の略中央に、長手方向に沿って並ぶ複数の突起34b,35bが設けられている。なお、第1支持板34に設けられている突起34bから第2支持板35に設けられている突起35bまでの最短距離は、フィルタ19の幅よりも少しだけ大きく設定されている。このため、環形状のフィルタ19が第2支持枠32に掛け渡されたとき、フィルタ19の両端面は、第1支持板34及び第2支持板35に設けられている突起34b,35bと対峙する。これにより、フィルタ19が周回軌道を周回する際、フィルタ19の両端が複数の突起34b,35bによって案内されるので、フィルタ19の蛇行が防止される。
さらに、第2支持部31が第1支持枠21に装着される際に、第1支持板34は、第1支持枠21の第1案内溝25a,26aへ挿入され、第2支持板35は、第1支持枠21の第2案内溝26b,27bへ挿入される。ここで、第1支持板34及び第2支持板35の突起34b,35bは、第1支持板34及び第2支持板35が湾曲しやすくなるように、間隔をあけて並んでいる。これにより、第2支持部31を第1支持枠21に装着する際に、第2支持部31を第1支持枠21に容易に装着することができる。
補強棒36は、第1支持板34及び第2支持板35に対して平行に延びるに補強棒36aと、第1支持板34及び第2支持板35に対して直交するように延びる補強棒36bとを含み、格子状に形成されている。これにより、一定の強度を確保している。
(2−5−2)第1ローラ
第1ローラ40は、環形状のフィルタ19が進行方向を反転させる方向転換部であって、第2支持枠32の下端部に回転可能に支持されている(図1及び図4参照)。また、第1ローラ40は、シャフト41と、シャフト41に巻き付けられる帯状部材42と、駆動ギア43とを有している。
シャフト41は、図7に示すように、細長い円筒形所を呈する部材であって、一体成形されている。また、シャフト41は、その横断面が基部44と、基部44から外周面に向かって延びる複数のリブ部47,48とから形成されている(図4及び図7参照)。
また、複数のリブ部47,48は、図7に示すように、シャフト41の長手方向に沿って延びる第1リブ部47と、第1リブ部47に交差する方向に沿って延びる第2リブ部48とを有している。また、第1リブ部47は、小リブ部47aと、大リブ部47bとを含む(図4及び図7参照)。複数の小リブ部47aが、対向する大リブ部47bの間に配置されている。また、帯状部材42がシャフト41に巻き付けられた状態では、小リブ部47aの先端の端面と帯状部材42とが接触し、大リブ部47bの先端から基部44までの面と帯状部材42とが接触する。この結果、大リブ部47bが、小リブ部47aよりも帯状部材42との接触面積が大きくなる。
さらに、隣接する第1リブ部47によって形成される溝46は、第2リブ部48によって分断されている。なお、隣接する第2リブ部48の間隔は、シャフト41に巻き付けられた状態の帯状部材42におけるシャフト41の長手方向の寸法よりも狭くなるように構成されている。
また、シャフト41の両端部には、第1支持板34及び第2支持板35の有する第1軸受部34a,35aと嵌合する第1凹部41aと、駆動ギア43の駆動軸43aを挿入可能な第2凹部41bとが設けられている。
帯状部材42は、表面に短い繊維が立つように織られた布によって構成されている。第1ローラ40は、シャフト41の外周面に帯状部材42が接着剤で貼り付けられて構成される。これにより、第1ローラ40の外周面に立つ繊維がフィルタ19の編み目に入り込むことで、第1ローラ40とフィルタ19との間に滑りが生じにくくなっている。この結果、第1ローラ40を回転させることで、フィルタ19が第2支持部31に沿って周回することができる。
駆動ギア43は、第2支持部31が第1支持枠21に保持されることで、ローラ駆動モータによって駆動されるギア列の駆動力を伝達する連動ギア(図示せず)と噛み合うように配置される。また、駆動ギア43の中心から突出するように設けられている駆動軸43aは、第1支持板34に設けられている貫通口を介してシャフト41の一方の端部と連結しており、駆動軸43aが回転することでシャフト41が回転する。
(2−5−3)第2ローラ
第2ローラ33は、棒状の部材であって、第2支持枠32の上端部に回転可能に支持されている(図1参照)。また、第2ローラ33は、環形状のフィルタ19が進行方向を反転させる方向転換部であって、第1ローラ40とともにフィルタ19が細長い環になるようにフィルタ19を内側から支持している。
(3)ダストボックス
図8は、掃除機構30の構成部品を説明するための図である。なお、図8では、ダストボックス60が本体に装着された状態の掃除機構30の断面図を示している。
ダストボックス60は、図8に示すように、フィルタ19の下部の折り返し部分近傍に配置されており、本体11から着脱可能に構成されている。また、ダストボックス60は、図9から図13に示すように、ダストボックス本体61と、ブラシ62と、圧縮ローラ63と、櫛部64と、を備えている。
(3−1)ブラシ
ブラシ62は、樹脂製の毛材が円柱状の芯に貼り付けられて構成されている。また、ブラシ62は、ダストボックス60が本体11に装着された状態で、フィルタ19に付着した塵埃を掻き落として除去するために、フィルタ19に接触するように配置される。具体的には、ブラシ62は、ダストボックス60が本体11に装着された状態で、フィルタ19を挟んで第1ローラ40と対向して配置される。
また、ブラシ62の軸の両端は、ダストボックス本体61の両端部に回転自在に支持されている。さらに、ブラシ62の軸には、駆動ギア62aが取り付けられており、ダストボックス60が本体11に装着されることで、ブラシ駆動モータによって駆動されるギア列の駆動力を伝達する連動ギアと噛み合うように設計されている。これにより、ブラシ62は、ブラシ駆動モータが駆動することで、回転するようになっている。なお、ブラシ62は、フィルタ19の周回方向と反対方向に回転する。
(3−2)圧縮ローラ
圧縮ローラ63は、円柱状の棒状部材であって、圧縮ローラ63の表面には螺旋状の突起が形成されている。また、圧縮ローラ63は、ダストボックス本体61の両端部に回転可能に支持されている。なお、圧縮ローラ63は、フロントカバー65に圧縮ローラ63が支持された状態で、櫛部64の歯64aの下側に配置される(図8参照)。さらに、圧縮ローラ63には、駆動ギア62aと噛み合う位置にギア63aが設けられている。これにより、圧縮ローラ63は、ブラシ62の回転に連動して回転する。なお、圧縮ローラ63は、ブラシ62の回転方向と反対方向に回転する。
(3−3)ダストボックス本体
ダストボックス本体61は、フロントカバー65と底カバー66とを有しており、フロントカバー65と底カバー66とを組み合わせることで、ブラシ62から除去された塵埃を収集するための塵埃取込口61aを有する箱形となる。また、塵埃取込口61aは、図8に示すように、ブラシ62の下端部近傍に位置しており、塵埃取込口61aから取り入れられた塵埃は、フロントカバー65と底カバー66とによって構成される空間S1に溜められるようになっている。
フロントカバー65は、ブラシ62及び圧縮ローラ63を回転可能に支持する軸受部65cを有している。さらに、フロントカバー65は、図14に示すように、第1壁部65aと第2壁部65bとから構成される壁部65cを含む。壁部65cは、フロントカバー65において他の部分よりもブラシ62近傍に配置されており、壁部65cにおいてブラシ62の外周面と対向する側の面がブラシ62の端部である毛先から5mm以内に位置している。第1壁部65aと第2壁部65bとは、フロントカバー65の軸受部65cに圧縮ローラ63が支持された状態で、圧縮ローラ63を挟んで対向するように位置している。
第1壁部65aは、図14に示すように、ブラシ62の外周に沿った形状を有しており、ダストボックス60が本体11に装着された状態で、ブラシカバー22bと共にブラシ62の外周を覆うように配置されている。具体的には、図8に示すように、ダストボックス60が本体11に装着された状態で、ブラシ62のフィルタ19に面しない部分、すなわち、ブラシ62のフィルタ19に接触しない部分のうちの一部であるブラシ62の前側を第1壁部65aが覆い、ブラシ62の後側をブラシカバー22bが覆う。また、第1壁部65aは、第1壁部65aにおいてブラシ62の外周面と対向する側の面が、ブラシ62の毛先から2mm以内に位置していることが好ましい。なお、本実施形態では、前記面からブラシ62の毛先までの距離が1mm以内となっている。
第2壁部65bは、第1壁部65aよりもブラシ62の回転方向下流側(本実施形態では、後側)に位置している。また、第2壁部65bの端部には、櫛部64の複数の歯64aが並んで配置されている。櫛部64の歯64aは、ブラシ62がダストボックス本体61に支持された状態で、ブラシ62の下から斜め前方向に向けて挿入されるように配置されている。さらに、ダストボックス60が本体11に装着された状態では、第2壁部65bとブラシカバー22bとが重なるように、第2壁部65bの上側にブラシカバー22bが配置されている。なお、第2壁部65bとブラシカバー22bとは、ダストボックス60が本体に装着された状態で、3mm以上重なっていることが好ましく、本実施形態では、第2壁部65bとブラシカバー22bとが7mm重なっている。
また、第1壁部65a及び第2壁部65bはブラシ62の周方向における第1角度範囲にわたって延びており、ブラシカバー22bは、ブラシ62の周方向における第2角度範囲にわたって延びている。この結果、ダストボックス60が本体11に装着されていない時には、ブラシ62は、第1壁部65a及び第2壁部65bが延びる第1角度範囲以外の角度範囲θ1だけダストボックス本体61から露出している(図14(a)参照)。また、ダストボックス60が本体11に装着されている時には、ブラシ62は、角度範囲θ1よりも小さい角度範囲θ2だけダストボックス本体61及び本体11から露出している(図14(b)参照)。なお、角度範囲θ1は、180度以上であることが好ましく、本実施形態では、約200度である。また、角度範囲θ2は、180度未満であることが好ましく、本実施形態では、約120度である。
また、第1壁部65aと第2壁部65bとの間の隙間が、塵埃取込口61aとなっている。なお、第1壁部65aと圧縮ローラ63との距離は第2壁部65bと圧縮ローラ63との距離よりも短く、圧縮ローラ63と第2壁部65bとの間の隙間は、櫛部64の歯64aによってブラシ62から除去され、ブラシ62と圧縮ローラ63とによって圧縮された塵埃を空間S1に導くための通路になっている。
このような構成によって、フィルタ19に付着した塵埃をブラシ62が掻き取り、櫛部64の歯64aがブラシ62を梳くことでブラシ62に付着した塵埃がブラシ62から取り除かれる。そして、ブラシ62から取り除かれた塵埃は、圧縮ローラ63によって圧縮されながら空間S1に向かって搬送され、空間S1に溜められる。
また、ダストボックス60は、本体11から取り外すことができるので、空間S1内に塵埃が十分溜まったときに、ユーザは、ダストボックス60を本体11から取り外して塵埃を捨てることができる。なお、ブラシ62はダストボックス本体61に回転自在に取り付けられているため、ダストボックス60が本体11から取り外された時に、ダストボックス本体61と一緒にブラシ62も取り出される。また、ブラシ62は、ダストボックス60が本体11に装着されている状態で、ブラシ62の前側が第1壁部65aによって覆われており、ブラシ62の後側が本体11のブラシカバー22bによって覆われているため、ダストボックス60が本体11から取り外されることで、ブラシ62のブラシカバー22bによって覆われていた部分が露出する。この結果、ブラシ62において、フィルタ19に面している部分に加えて、ブラシカバー22bによって覆われていた部分が露出するため、ユーザは、ダストボックス60を本体11から取り外すだけで、ブラシ62の掃除を容易に行うことができる。
(4)特徴
(4−1)
フィルタの掃除機構を備える空調室内機において、ブラシの大部分をダストボックス内に配置して、ブラシの半分以上をダストボックスの壁面によって覆うことで、ブラシに付着している塵埃を空調室内機内で舞い散らせないようにすることが考えられる。一方、ブラシの半分以上がダストボックスの壁面によって覆われている場合、ブラシに付着した塵埃を除去するためには、ダストボックスからブラシを取り出す必要がある。また、分解可能なダストボックスであれば、ブラシに付着した塵埃を除去するために、ダストボックスを分解してブラシをダストボックスから露出させる必要がある。
そこで、本実施形態では、ダストボックス60が本体11に装着された状態で、第1壁部65aが、ブラシカバー22bと共にブラシ62のフィルタ19に面しない部分を覆っている。このため、ダストボックス60が本体11に装着されている場合には、ブラシ62に付着している塵埃がケーシング12内で舞い散るおそれを低減することができる。
また、第1壁部65aが、ブラシカバー22bと共にブラシ62のフィルタ19に面しない部分を覆っているため、ダストボックス60が本体11に装着されていない場合には、ブラシ62のフィルタ19に面している部分に加えて、ブラシ62のブラシカバー22bによって覆われていた部分を露出させることができる。したがって、ブラシ62の掃除を容易に行うことができる。
(4−2)
本実施形態では、第1壁部65a及びブラシカバー22bにおいてブラシ62の外周面と対向する側の面からブラシ62の毛先までの距離が1mm以内となっている。このため、ブラシ62に付着している塵埃がケーシング12内に舞い散るおそれを低減することができている。
(4−3)
本実施形態では、ダストボックス60が本体11に装着されていない時には、ブラシ62は、約200度の角度範囲だけダストボックス本体61から露出している。このため、ダストボックス60を本体11から取り出すことで、ブラシ62の半分以上が露出するため、ブラシ62の掃除を容易に行うことができる。また、ダストボックス60が本体11に装着されていない場合には、ブラシ62が、約200度の角度範囲だけダストボックス本体61から露出しているため、ダストボックス60の本体11への取付方向が明確になる。これにより、ユーザが、ダストボックス60を本体11に容易に取り付けることができる。
また、ダストボックス60が本体11に装着されている時には、ブラシ62は、約120度の角度範囲だけダストボックス本体61及び本体11から露出している。このため、ダストボックス60を本体11に装着することで、ブラシ62の半分以上が覆われるため、ブラシ62に付着した塵埃がケーシング12内に舞い散るおそれを低減することができている。
なお、ここでいうブラシ62の露出している箇所とは、ブラシ62の毛をブラシ62の中心から放射状に延ばした時に、第1壁部65a、第2壁部65b或いはブラシカバー22bに当たらない部分のことである。
(4−4)
本実施形態では、ブラシカバー22bは、ブラシ62の周面に沿って湾曲した形状を呈する。このため、ブラシカバー22bにおいてブラシ62の周面と対向する側の面からブラシ62の毛先までの距離を縮めることができる。したがって、ダストボックス60が本体11に装着されている時に、ブラシ62に付着した塵埃がケーシング12内に舞い散るおそれを低減することができている。
(4−5)
本実施形態では、ダストボックス60が本体11に装着された状態で、壁部65cの一部である第2壁部65bとブラシカバー22bとが、7mm重なって配置されている。このため、ブラシ62に付着した塵埃がフロントカバー65とブラシカバー22bとの隙間から漏れるおそれを低減することができている。したがって、フィルタ19に付着した塵埃が室内熱交換器15に付着しないようにすることができる。
(4−6)
本実施形態では、ダストボックス60が、ブラシ62に付着した塵埃を取り除くための複数の歯64aが設けられた櫛部64を備えている。また、ダストボックス60が本体11に装着された状態で、ブラシカバー22bは、櫛部64の歯64aよりもブラシ62の回転方向下流側に配置されている。これにより、ブラシ62に付着した塵埃は、ブラシカバー22bと対向する前に櫛部64の歯64aによって取り除かれるため、塵埃がブラシカバー22bに溜まるおそれを低減することができている。
(5)変形例
(5−1)変形例A
上記実施形態では、ダストボックス60が本体11に装着された状態で、第1壁部65aとブラシカバー22bとが、ブラシ62のフィルタ19と接触しない部分のうちの一部を覆っている。これに代えて、ダストボックスが本体に装着された状態で、第1壁部とブラシカバーとが、ブラシのフィルタに接触しない部分の全てを覆っていてもよい。
また、上記実施形態では、ダストボックス60が本体11に装着された状態で、壁部65cとブラシカバー22bとが、共同して、ブラシ62の周面の一部を覆っており、このとき、第2壁部65bとブラシカバー22bの一部とが重なって配置されている。これに代えて、フロントカバー65の一部とブラシカバー22bとが、ブラシ62の周面を覆うように、それぞれ離れて配置されていてもよく、重ならずに隣接して配置されていてもよい。
(5−2)変形例B
上記実施形態では、フィルタ19から除去された塵埃がダストボックス60の空間S1内に溜められ、空間S1内に溜められた塵埃は、ユーザによって捨てられている。しかしながら、フィルタから除去された塵埃の処分方法はこれに限定されず、例えば、フィルタから除去された塵埃がダストボックス内に溜められることなく、ダストボックス内を介して自動的に外部に放出されてもよい。これにより、ユーザがダストボックス内に溜められた塵埃を捨てる手間を省くことができる。
本発明は、ブラシに付着した塵埃が舞い散るおそれを低減することができ、かつ、ブラシの掃除を容易に行うことができるため、フィルタ清掃機能を有する空調室内機への適用が有効である。
10 空調室内機
11 本体
19 フィルタ
22b ブラシカバー(本体側壁面)
60 塵埃収集部(ダストボックス)
62 ブラシ
64 櫛部
65c 壁部(塵埃収集部側壁面)
特開2009−180465号公報

Claims (7)

  1. 取り込んだ室内空気中の塵埃を付着するフィルタ(19)を有する本体(11)と、
    前記フィルタに接触することで前記フィルタに付着した塵埃を除去するブラシ(62)を有し、前記ブラシにより除去された塵埃を収集する塵埃収集部(60)と、
    を備え、
    前記塵埃収集部は、前記本体に着脱可能に構成されていると共に、前記ブラシ近傍に配置される塵埃収集部側壁面(65c)とを有し、
    前記本体は、前記塵埃収集部が装着された状態で前記ブラシの近傍に位置する本体側壁面(22b)を有し、
    前記塵埃収集部が前記本体に装着された時に、前記塵埃収集部側壁面と前記本体側壁面とは、前記ブラシの前記フィルタに面しない部分を覆う、
    空調室内機(10)。
  2. 前記塵埃収集部側壁面及び前記本体側壁面は、前記ブラシの端部から5mm以内に位置する、
    請求項1に記載の空調室内機。
  3. 前記塵埃収集部が前記本体に装着されていないときには、前記ブラシは、周方向に180度以上の角度範囲にわたって前記塵埃収集部側壁面から露出しており、
    前記塵埃収集部が前記本体に装着されているときには、前記ブラシは、周方向に180度未満の角度範囲にわたって、前記塵埃収集部側壁面及び前記本体側壁面から露出している、
    請求項1又は2に記載の空調室内機。
  4. 前記本体側壁面は、前記ブラシの周面に沿って湾曲した形状を呈する、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の空調室内機。
  5. 前記塵埃収集部が前記本体に装着された状態で、前記本体側壁面の一部と前記塵埃収集部側壁面とが3mm以上重なって配置される、
    請求項4に記載の空調室内機。
  6. 前記塵埃収集部は、前記ブラシに接触することで前記ブラシに付着した塵埃を取り除くブラシ清掃部(64)を更に有し、
    前記本体側壁面は、前記塵埃収集部が前記本体に装着された状態で、前記ブラシ清掃部よりも前記ブラシの回転方向下流側に配置される、
    請求項1から5のいずれか1項に記載の空調室内機。
  7. 前記塵埃収集部は、前記フィルタの下部近傍に配置されている、
    請求項1から6のいずれか1項に記載の空調室内機。
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