JP2010151333A - 空気調和機の室内機 - Google Patents

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宏二 和田
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Abstract

【課題】室内機本体を大型化することなく、エアフィルタから自動的に塵埃を除去して塵埃除去作業の手間を軽減して、塵埃除去時間の短縮化が図れ、エアフィルタそのものを簡単に取り出してメンテナンスできる空気調和機の室内機を提供する。
【解決手段】エアフィルタ清掃ユニット30は、エアフィルタ20の表面に付着する塵埃Jをブラシ40により除去するブラシ掻き取り部31と、ブラシ40が掻き取った塵埃Jを回収する塵埃受け部32と、を具備し、ブラシ掻き取り部31と塵埃受け部32の両方もしくは一方が、開閉パネル3側に固定されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、空気調和機の室内機に関し、特にエアフィルタにより室内空気から捕捉した塵埃をこのエアフィルタからブラシにより除去する空気調和機の室内機に関する。
空気調和機の室内機では、室内空気が吸込み口から室内機本体内に吸い込まれるが、室内空気に含まれる塵埃は吸込み口と対向して設けられたエアフィルタで捕捉されて、室内空気のみが熱交換器に導かれて熱交換される。
空調運転の継続に伴い、エアフィルタに捕捉された塵埃がエアフィルタに堆積して、そのまま放置すると熱交換器に対する室内空気の流通が阻害され、熱交換効率の低下を招いてしまう。
熱交換器の熱交換効率の向上を図るために、理想的にはエアフィルタに付着している塵埃を定期的に除去する必要がある。前面パネルは室内機本体の前面を構成するが、前面パネルは回動自在に設けられ、前面パネルを開放するとエアフィルタが露出する。使用者がこのエアフィルタの下端部を摘まんでエアフィルタを引き下ろせば、エアフィルタは容易に室内機本体から取り外せる。その後、使用者がエアフィルタに付着している塵埃を除去した後、再びエアフィルタを室内機本体内に押し上げれば、エアフィルタは室内機本体内の元の位置に戻して収納することができる。
しかし、一般的に多用される空気調和機の室内機は、いわゆる壁掛け式と呼ばれていて、部屋の壁面の高所に取り付けられる。そのため、例えば高齢者や女性にとっては前面パネルの開閉作業とエアフィルタの着脱作業が困難であり、エアフィルタの清掃ができずにエアフィルタに塵埃を付着させたままの状態になり易い。
そこで、例えば特許文献1に開示されているように、エアフィルタに付着するゴミを自動的に除去する手段を備えた空気調和機が提案されている。具体的には、室内機の筺体内に収容する逆V字状の熱交換器に対して、筺体前面から上面にかけてエアフィルタを配置している。熱交換器の頂点付近には、エアフィルタを筺体前面と背面に移動させる移動手段と、エアフィルタの移動にともないゴミを掻き取るゴミ取り部が設けられている。
特開2004−44933号公報
ところで、上述の特許文献1に開示されている技術によれば、長尺のエアフィルタを筺体の外部へ引き出すことなく、筺体内でエアフィルタを往復移動させて清掃可能として美観を損なわないようにしている反面、筺体の前面側と背面側に、エアフィルタが移動できるスペースを確保しなければならない。具体的には、塵埃の除去時には、エアフィルタを往動してこの前面の下端を吹出口と対向する部位まで移動させる。さらに、エアフィルタを復動して、この背面側の下端を筺体の背面下端まで移動させるようになっている。 このような従来の構造を採用しているので、筺体のいずれの部位にも、エアフィルタ移動用のスペースを確保する必要があり、筺体の大型化が避けられない。しかも、エアフィルタの背面の一部は、塵埃の捕捉作用を行えない。エアフィルタを往動する際にゴミ取り部に対向させ、ここで保持されるだけの部分でしかゴミ取りはできず、エアフィルタも大型化してしまう。
このような大型のエアフィルタを往復移動してゴミ取りをすることから、エアフィルタ送り手段は必然的に大きな駆動力を必要として、機構的に大型化し、ランニングコストが嵩む。長尺のエアフィルタを往復移動させるので、ゴミ取り時間が長くなってしまう。
結局、筺体内のゴミ取り部に保管したゴミを取り出すために、使用者は高所に手を伸ばす必要があり、作業が面倒である。しかも、この時にゴミがゴミ取り部内で突き固まっている保証がないから、筺体からゴミ取り部を取り出すと、ゴミが飛散するか落下する恐れがある。また、使用者によっては、エアフィルタを十分にきれいに掃除したいという要望もあるが、このような従来の構造ではフィルタを簡単には取り出すことができない。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、本発明の目的は、室内機本体を大型化することなく、エアフィルタから自動的に塵埃を除去して塵埃除去作業の手間を軽減して、塵埃除去時間の短縮化が図れ、エアフィルタそのものを簡単に取り出してメンテナンスできる空気調和機の室内機を提供することである。
本発明の空気調和機の室内機は、エアフィルタを外部へ取り出すための前面の開閉パネルを備え、上記エアフィルタの表面に付着した塵埃を除去するエアフィルタ清掃ユニットを備える空気調和機の室内機において、上記エアフィルタ清掃ユニットは、上記エアフィルタの表面に付着する上記塵埃をブラシにより除去するブラシ掻き取り部と、上記ブラシが掻き取った上記塵埃を回収する塵埃受け部と、を具備し、上記ブラシ掻き取り部と上記塵埃受け部の両方、または上記ブラシ掻き取り部と上記塵埃受け部の一方が、上記開閉パネル側に固定されていることを特徴とする。
本発明によれば、室内機本体を大型化することなく、エアフィルタから自動的に塵埃を除去して塵埃除去作業の手間を軽減して、塵埃除去時間の短縮化が図れ、エアフィルタそのものを簡単に取り出してメンテナンスできる空気調和機の室内機を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の実施形態に係る空気調和機の室内機の概略を示す側断面図である。
図1に示す空気調和機の室内機の室内機本体1は、前側筺体を構成している前面パネル2と、後板筺体3Dとから構成され、室内機本体1は上下方向Zに対して水平な幅方向(図1の紙面垂直方向)Xに沿って横長形状を形成している。室内機本体1の前面側には、開閉パネル3が嵌め込まれている。開閉パネル3は、ヒンジ部46を中心として開閉可能である。
図1に示す室内機本体1の上部には、上面吸込み口5が設けられている。この上面吸込み口5には、枠状の桟5Bが嵌め込まれていて、上面吸込み口5はこれらの桟5Bによって複数の空間部に仕切られている。室内機本体1の前面下部には吹出し口6が開口され、この吹出し口6には、吹出し水平方向の風向を変えるための水平ルーバ6Bと左右方向の風向を変えるための左右ルーバ6Cが一体的に設けられている。各水平ルーバ6Bは、それぞれの回動姿勢によって吹出し口6を開閉し、かつ運転条件に応じて熱交換空気の吹出し方向を設定できるようになっている。
図1に示す室内機本体1内には、熱交換器8が配置されている。この熱交換器8は、前側熱交換器8Aと後側熱交換器8Bとで、略逆V字状に形成されている。この熱交換器8の一側部には電気部品箱(図示せず)が並配されている。前側熱交換器8Aは、前面パネル2に対して間隙をおいてほぼ平行な湾曲状に形成されており、前面吸込み口4と、上部吸込み口5に対向している。後側熱交換器8Bは、直線状に形成されており、上部吸込み口5に対して斜めに傾斜した状態で対向している。
前側熱交換器8Aと後側熱交換器8Bの間には、室内送風機10が配置されている。室内送風機10は、ファンモータ10Bと横流ファン10Cとから構成されている。ファンモータ10Bは室内機本体1の一側端のスペースに配置されており、横流ファン10Cの一方の支軸がファンモータ10Bの回転軸に対して機械的に連結されている。
前側熱交換器8Aの下端部は、前ドレンパン12Aの上に載り、後側熱交換器8Bの下端部は、後ドレンパン12Bの上に載っている。前ドレンパン12Aと後ドレンパン12Bは、それぞれの前側熱交換器8Aと後側熱交換器8Bから滴下するドレン水を受け、ドレン水は図示しない排水ホールを介して外部に排水できるようになっている。
前側熱交換器8Aと後側熱交換器8Bの一部側壁の外面は、室内送風機10に近接して設けられており、前側熱交換器8Aと後側熱交換器8Bの一部側壁の外面が、室内送風機10の横流ファン10Bに対するノーズ19を構成している。ノーズとなる前側熱交換器8Aと後側熱交換器8Bの一部側壁部分と吹出し口6の各辺部との間は、隔壁部材14によって連結されている。隔壁部材14で囲まれている空間が、ノーズと吹出し口6を連通する吹出し通風路15となっている。
図1に示す熱交換器8の前面部には、エアフィルタ20が配置されている。このエアフィルタ20は、上方側エアフィルタ21と、下方側エアフィルタ22を有しており、上方側エアフィルタ21と、下方側エアフィルタ22は、連結部23により互いに回動自在に連結されている。
図2は、このエアフィルタ20の構造例を示しており、図2(A)は、エアフィルタ20の側面図であり、図2(B)は、エアフィルタ20の正面図である。連結部23は、上方側エアフィルタ21の一端部側と下方側エアフィルタ22の他端部側を互いに回動自在に連結している。
図2に示す連結部23は、上方側エアフィルタ21と下方側エアフィルタ22の連結回動支点である。上方側エアフィルタ21と下方側エアフィルタ22は、図2(B)に示すように、長方形状の枠体24に対してネット25が形成され、湾曲できるような柔軟性を有する部材である。連結部23は、連結回動支点ともいい、この連結部23には、前面側に一方向Mのみに折曲できるストッパーを備え、下方側エアフィルタ22は一方向M(内側方向)のみに折り曲げることができるようになっている。長方形状の枠体24には、それぞれ複数のエアフィルタ送り穴26,26が、図2においてS方向に沿って直列に形成されている。これらのエアフィルタ送り穴26,26には、それぞれ後で説明する左右のエアフィルタ可動ギア27の歯先が嵌り込むことができる。これにより、左右のエアフィルタ可動ギア27が回転することにより、エアフィルタ20が図1に示す室内機本体1内において、R方向に沿って移動可能である。
次に、エアフィルタ清掃ユニット30について、図1と図3を参照して説明する。
図1に示すように、エアフィルタ清掃ユニット30は、開閉パネル3の内側であって、中間部よりも下側の位置に配置されている。エアフィルタ清掃ユニット30は、ブラシ掻き取り部31と、塵埃受け部32と、貫通穴を開閉できる開閉機構部33とを備える。
ブラシ掻き取り部31は、回転ブラシ40を有しており、エアフィルタ20の表面に付着する塵埃をこの回転ブラシ40により接触することで除去することができる。回転ブラシ40は、開閉パネル3の内面側の取り付け部41に対して回転可能に取り付けられている。
図3は、回転ブラシ40とエアフィルタ可動ギア27の付近を示す図である。
図3に示すように、回転ブラシ40は、回転軸42を中心として回転可能になっており、回転ブラシ42はエアフィルタ20の表面に接するようにして配置されている。回転ブラシ42の軸方向(図3のX方向)の長さは、エアフィルタ20のX方向の幅と同じである。エアフィルタ20の回転ブラシ42はステッピングモータ43の出力軸に連結されており、制御部100がステッピングモータ43に対して自動清掃運転指令が与えられると、ステッピングモータ43が駆動して回転ブラシ40をD方向に回転させることができる。
一方、図3に示すように、エアフィルタ可動ギア27は別のステッピングモータ44の出力軸に連結されている。エアフィルタ可動ギア27は回転軸45に取り付けられており、制御部100がステッピングモータ44に対して自動清掃運転指令が与えられると、ステッピングモータ44が駆動してエアフィルタ可動ギア27は正転、逆転することができる。エアフィルタ可動ギア27の各歯は、エアフィルタ20の複数のエアフィルタ送り穴26に噛み合うことで、エアフィルタ20は、R1方向とR2方向、すなわち上下方向に移動可能である。エアフィルタ可動ギア27は、図2に示す左右のエアフィルタ送り穴26に対応してそれぞれ設けられている。
これにより、回転ブラシ40がD方向に連続回転するとともに、エアフィルタ20がR1方向とR2方向に上下移動することにより、エアフィルタ2の表面に付着している塵埃は、回転部ブラシ20により機械的に接触して効率よく掻き取ることができるようになっている。
図1に示すように、塵埃受け部32は、開閉パネル3の内側であって、回転ブラシ40の下部に配置されている。回転ブラシ20が掻き取った塵埃は、重力により落下して塵埃受け部32内に受けて回収できるようになっている。
図4は、開閉機構部33の閉鎖部材61が回転して貫通穴60を開いている状態を示し、図5は、貫通穴60が開閉機構部33の閉鎖部材61により閉鎖されている状態を示している。
図4では、室内機本体1の開閉パネル3が閉じており、エアフィルタ20の清掃状態を示している。これに対して、図5では、室内機本体1の開閉パネル3の下部が、前方Y1方向に沿って、ヒンジ部46を介して開いた状態を示している。
図4と図5に示すブラシ掻き取り部31と塵埃受け部32の両方もしくは一方が、開閉パネル3の内側に固定されている。図4に示す実施の形態では、一例としてブラシ掻き取り部31が開閉パネル3の内側に対して固定されており、塵埃受け部32はブラシ掻き取り部31に対して、例えば嵌め込みにより着脱自在に取り付けられている。
図4と図5に示す塵埃受け部32は断面で見てほぼU字型であり回転ブラシ20の軸方向(X方向)の長さに対応したX方向の長さを有している。塵埃受け部32の内部には塵埃Jを収容することができる。そして、図5に示すように、開閉パネル3が開いた状態で、塵埃受け部32はZ1方向に沿ってブラシ掻き取り部31から分離して取り外すことができるようになっている。
さらに、図4と図5に示すように、塵埃受け部32の上端部は、例えばほぼL字型に上方に向けて突出した部分であり、この突出した部分は、回転ブラシ40に付着している塵埃を機械的に掻き落とすための掻き落とし用突起50である。
これにより、図4に示すように、塵埃受け部32がブラシ掻き取り部31に対して固定されている状態では、掻き落とし用突起50が、D方向に回転している回転ブラシ40の表面に突き当てられているので、回転ブラシ40の表面に付着している塵埃は簡単に掻き落として塵埃受け部32内に落下させて回収することができる。
次に、図4と図5を参照して、貫通穴60を開閉するための開閉機構部33について説明する。
図4では、開閉機構部33の閉鎖部材61が回転して貫通穴60を開いており、図5では、貫通穴60が開閉機構部33の閉鎖部材61により閉鎖されている。閉鎖部材61は、ヒンジ部62を介して回転できるようになっている。この閉鎖部材61は、例えば図示しないソレノイドのようなアクチュエータの出力軸に固定されており、アクチュエータが駆動することで、閉鎖部材61が貫通穴60を開閉できる。
図4に示すように、この貫通穴60は、吹出し通風部15の上部に位置されており、貫通穴60はエアフィルタ20が上下移動する際にエアフィルタ20を吹出し通風路15側へ通すために設けられている。図4に示すように、エアフィルタ20が下方へ移動した際には、エアフィルタ20が貫通穴60を通って、吹出し通風部15へ突出する。
このエアフィルタ20が吹出し通風路15の下部面近傍まで下がった時点では、エアフィルタ20は、図4に示すように、連結部23を回動支点としてこの連結部23を中心にエアフィルタ20の下方側エアフィルタ22の先端が吹出し通風路15の上流側へ移動するようになっている。このような状態では、エアフィルタ20はほぼL字型に曲がった状態になっている。その後エアフィルタ20は、逆方向に沿って移動して上方側エアフィルタ21が上方に移動して、図5に示す元の基本位置に戻る構造になっている。
貫通穴60を閉鎖できる開閉機構部33が備わっている。この理由としては、図4に示すエアフィルタ20を清掃する清掃運転時には、貫通穴60が開放状態になり、例えば図6に示す冷房運転中では、貫通穴60は閉鎖部材61により閉鎖する。これにより、冷房運転中に気流が貫通穴60を通じてショートサーキットしたり、結露する現象を防止することができる。なお、図3に示すように、ファンモータ10Bの駆動制御は、制御部100の指令により行われる。
次に、上述した空気調和機の室内機における動作例を説明する。
図1に示すように、室内機本体1の開閉パネル3が閉じており、エアフィルタ20における下方側エアフィルタ22の下端部のエアフィルタ送り穴26には、エアフィルタ可動ギア27の歯先が嵌り込んでいる。下方側エアフィルタ22は、前側熱交換器8Aの下半分に対応して配置されており、上方側エアフィルタ21は、前側熱交換器8Aの上半分と後側熱交換器8Bに対応して配置されている。貫通穴60は閉鎖部材61により閉鎖されている。ブラシ掻き取り部31には、予め塵埃受け部32が取り付けられており、ブラシ掻き取り部31と塵埃受け部32は、開閉パネル3の内側の下部に配置されている。
図1に示す室内機本体1が運転されて、室内空気が上部吸込み口5とエアフィルタ20を通じて熱交換器20に供給されると、エアフィルタ20には塵埃が付着する。塵埃がエアフィルタ20に付着すると、エアフィルタ清掃ユニット30が自動的にこの塵埃をエアフィルタ20から掻き落として除去する。すなわち、図3に示す制御部100が、ステッピングモータ43に対して自動清掃運転指令が与えられると、ステッピングモータ43が駆動して回転ブラシ40をD方向に連続回転させる。同時に、図3に示すように、制御部100がステッピングモータ44に対して自動清掃運転指令が与えられると、ステッピングモータ44が駆動して左右のエアフィルタ可動ギア27は回転する。左右のエアフィルタ可動ギア27の各歯は、図2に示すエアフィルタ20の左右端部に形成した複数のエアフィルタ送り穴26に噛み合うことで、図3に示すエアフィルタ20は、R1方向に送られる。しかも、図4に示すように、制御部100の指令によりアクチュエータが作動して、閉鎖部材61が貫通穴60を開放する。
これにより、図4に示すように、エアフィルタ20が下方へ移動した際には、エアフィルタ20が貫通穴60を通って、吹出し通風部15内へ突出する。このエアフィルタ20が吹出し通風路15の下部面近傍まで下がった時点では、エアフィルタ20は、図4に示すように、連結部23を回動支点としてこの連結部23を中心にエアフィルタ20の下方側エアフィルタ22の先端が吹出し通風路15の上流側へ移動する。このような状態では、エアフィルタ20はほぼL字型に曲がった状態になっている。
その後、エアフィルタ20は、図3に示す逆方向であるR2方向に沿って移動して上方側エアフィルタ21が上方に移動して、図5に示す元の基本位置に戻って収納される。このようにして、エアフィルタ20の清掃運転時には、エアフィルタ20の上下移動をする際にエアフィルタ20を室内機本体1内の吹出し通風路15側に延出させて、エアフィルタ20の一部が吹出し通風路15の内部に収納される。
図4に示す掻き落とし用突起50が、D方向に回転している回転ブラシ40の表面に機械的に突き当てられているので、回転ブラシ40の表面に付着している塵埃は簡単にしかも確実に掻き落として塵埃受け部32内に落下させて回収することができる。
必要に応じて、エアフィルタ20の上下移動は複数回繰り返すことにより、エアフィルタ20の表面側に付着した塵埃は、回転ブラシ40の回転により確実に迅速に除去することができる。
次に、図4に示すエアフィルタ20の回転ブラシ40による清掃状態が終了すると、使用者は図5に示すように開閉パネル3を開いて、ブラシ掻き取り部31から塵埃受け部32を取り外すことができる。塵埃受け部32内の塵埃Jは廃棄される。その後、使用者は、開閉パネル3を開いた状態で、必要に応じて、エアフィルタ20を室内機本体1内から簡単に取り外すことができるので、塵埃を除去した後のエアフィルタ20をさらに洗剤等で洗浄することができる。
このような構造を採用することで、室内機本体1を大型化することなく、エアフィルタから自動的に塵埃を除去でき、塵埃除去作業の手間を軽減して、塵埃除去時間の短縮化が図れ、エアフィルタそのものを簡単に取り出してメンテナンスできる。
エアフィルタの清掃作業は、長尺のエアフィルタを室内機本体の外部へ引き出すことなく、室内機本体内で上下方向に往復移動させて清掃でき、美観を損なわないように行える。エアフィルタは、室内機本体1内の吹出し通風路15を利用して上下移動させるので、室内機本体内には、エアフィルタが移動するための大きなスペースを確保する必要がない。塵埃の清掃時間が長くならず迅速にできる。
塵埃は、容器状の塵埃受け部により回収でき、塵埃が突き固まっていなくても塵埃が飛散したり落下するのを確実に防ぐことができる。そして、エアフィルタから塵埃を除去した後に、使用者は、エアフィルタが前面側に露出でき、エアフィルタを室内機本体内から取り出して、十分に洗浄してきれいに掃除することができる。
図6は、冷房運転時の状態を示しており、閉鎖部材61は貫通穴60を閉鎖している。これにより、室内送風機10が作動することで、室内空気は、矢印Pで示すように、上面吸込み口5から取り込まれて熱交換器20を通って熱交換された後に、吹出し通風路15を通り吹出し口6から冷気として室内に噴出される。この場合には、閉鎖部材61は貫通穴60を閉鎖しているので、気流が貫通穴60を通じてショートサーキットしたり、結露する現象を防止することができる。冷房運転時だけではなく暖房運転中でも、気流がショートサーキットを起こすことがなく、結露を起こすことを防止できる。
本発明の空気調和機の室内機は、エアフィルタを外部へ取り出すための前面の開閉パネルを備え、エアフィルタの表面に付着した塵埃を除去するエアフィルタ清掃ユニットを備える空気調和機の室内機において、エアフィルタ清掃ユニットは、エアフィルタの表面に付着する塵埃をブラシにより除去するブラシ掻き取り部と、ブラシが掻き取った塵埃を回収する塵埃受け部と、を具備し、ブラシ掻き取り部と塵埃受け部の両方、またはブラシ掻き取り部と塵埃受け部の一方が、開閉パネル側に固定されていることを特徴とする。これにより、室内機本体を大型化することなく、エアフィルタから自動的に塵埃を除去して塵埃除去作業の手間を軽減して、塵埃除去時間の短縮化が図れ、エアフィルタそのものを簡単に取り出してメンテナンスできる。
例えば、エアフィルタ清掃ユニットの一部または全部が開閉パネルの裏面側に位置するので、エアフィルタ清掃ユニットを備える室内機本体では、開閉パネルを開いた時に、エアフィルタが前面側に露出でき、フィルタを容易に取り外すことができる。
本発明の空気調和機の室内機では、エアフィルタ清掃ユニットは、エアフィルタが上下方向の移動で塵埃を回収する際に、エアフィルタを室内機内の吹出し通風路側へ貫通させる貫通穴と、貫通穴を開閉できる開閉機構部と、を備え、エアフィルタの清掃運転時にエアフィルタの移動をする際にエアフィルタを吹出し通風路側に延出させてエアフィルタの一部が吹出し通風路の内部に収納され構成を具備する。これにより、室内機本体を大型化することなく、エアフィルタから自動的に塵埃を除去でき、塵埃の除去の手間が軽減できる。エアフィルタの清掃運転時には、貫通穴を開放状態にでき、冷暖房運転中は、気流がショートサーキットや結露を起こすことを防止できる。
本発明の空気調和機の室内機では、エアフィルタ清掃ユニットは、ブラシ掻き取り部を回転駆動することでエアフィルタの表面に付着する塵埃を除去する回転ブラシで構成し、回転ブラシと塵埃受け部との間に、回転ブラシに付着した塵埃を回転ブラシから掻き落とす掻き落とし突部を具備する。これにより、室内機本体を大型化することなく、エアフィルタから自動的に機械的に塵埃を確実に除去でき、塵埃除去の手間が軽減できる。
なお、この発明は、上記実施の形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。例えばブラシ掻き取り部と塵埃受け部の両方が開閉パネル側に固定されていても良いし、ブラシ掻き取り部と塵埃受け部の一方が、開閉パネル側に固定されていても良い。
上記実施の形態に開示されている複数の構成要素を適宜組み合わせることにより種々の発明を形成できる。例えば、実施の形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施の形態に亘る構成要素を適宜組み合わせてもよい。
本発明の実施形態に係る空気調和機の室内機の概略を示す側断面図である。 エアフィルタの構造例を示す図である。 回転ブラシとエアフィルタ可動ギアの付近を示す図である。 開閉機構部の閉鎖部材が回転して貫通穴を開いており、エアフィルタが移動してエアフィルタの塵埃が除去されている状態を示す図である。 開閉パネルが開いてブラシ掻き取り部から塵埃受け部を取り外した状態を示す図である。 冷房運転状態例を示す図である。
符号の説明
1…空気調和機の室内機の室内機本体、3…開閉パネル、4…前面吸込み口、5…上面吸込み口、6…吹出し口、8…熱交換器、8A…前側熱交換器、8B…後側熱交換器、10…室内送風機、15…吹出し通風路、20…エアフィルタ、21…上方側エアフィルタ、22…下方側エアフィルタ、23…連結部、26…エアフィルタ送り穴、27…エアフィルタ可動ギア、30…エアフィルタ清掃ユニット、31…ブラシ掻き取り部、32…塵埃受け部、33…開閉機構部、40…回転ブラシ、60…貫通穴、61…閉鎖部材

Claims (3)

  1. エアフィルタを外部へ取り出すための前面の開閉パネルを備え、上記エアフィルタの表面に付着した塵埃を除去するエアフィルタ清掃ユニットを備える空気調和機の室内機において、
    上記エアフィルタ清掃ユニットは、上記エアフィルタの表面に付着する上記塵埃をブラシにより除去するブラシ掻き取り部と、上記ブラシが掻き取った上記塵埃を回収する塵埃受け部と、を具備し、
    上記ブラシ掻き取り部と上記塵埃受け部の両方、または上記ブラシ掻き取り部と上記塵埃受け部の一方が、上記開閉パネル側に固定されていることを特徴とする空気調和機の室内機。
  2. 上記エアフィルタ清掃ユニットは、
    上記エアフィルタが上下方向の移動で上記塵埃を回収する際に、上記エアフィルタを上記室内機内の吹出し通風路側へ貫通させる貫通穴と、上記貫通穴を開閉できる開閉機構部と、を備え、
    上記エアフィルタの清掃運転時に上記エアフィルタの移動をする際に上記エアフィルタを上記吹出し通風路側に延出させて上記エアフィルタの一部が上記吹出し通風路の内部に収納される構成を具備したことを特徴とする請求項1に記載の空気調和機の室内機。
  3. 上記エアフィルタ清掃ユニットは、
    上記ブラシ掻き取り部を回転駆動することで上記エアフィルタの表面に付着する上記塵埃を除去する回転ブラシで構成し、上記回転ブラシと上記塵埃受け部との間に、上記回転ブラシに付着した上記塵埃を上記回転ブラシから掻き落とす掻き落とし突部を具備することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の空気調和機の室内機。
JP2008327384A 2008-12-24 2008-12-24 空気調和機の室内機 Pending JP2010151333A (ja)

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