JP2009180464A - 空気調和機のフィルター体及び空気調和機 - Google Patents

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Abstract

【課題】空気調和機のフィルター体の廃棄時に、フィルターと枠体とが容易に分離することができ、再利用を可能にすることから二酸化炭素の発生を減少させ、地球温暖化による地球環境の悪化を防ぐことができる空気調和機のフィルター体及び空気調和機を提供する。
【解決手段】空気調和機を構成するフィルター体7であって、フィルター7aの外周囲は、枠体7bの上流側に着脱自在に保持され、少なくとも、前記フィルター体7の廃棄時において、容易に前記フィルター7aと前記枠体7bとを分解可能とした。
【選択図】図8

Description

本発明は、空気調和機に取り付けられたフィルター体と、これを用いた空気調和機に関するものである。
従来のフィルター体は、全体の形状を維持するために所定の厚さを有して成る格子状の支持枠体に、微細な網目を有する捕集ネットを張設して成り、樹脂による一体成形で形成されたものがある(特許文献1)。
また、フィルター体が100μm以下のPET樹脂繊維を織り込んで形成されたフィルター網と、このフィルター網とは別体のフィルター枠とから構成されており、PET樹脂繊維は芯線に高融点タイプのPET樹脂を用い、その表面に低融点タイプのPET樹脂の層を施した2層からなるPET樹脂繊維で構成されたものがある(特許文献2)。
さらに、シート状のフィルターと枠体とが一体的に成形され、複数の帯電フィルターを、帯電フィルター固定具により枠体の上部に係合爪を介して固定されたフィルター体がある(特許文献3)。
特許第3787967号 特開2006−122871号 実開平5−1911号
上記特許文献1に記載されたフィルター体は、フィルターと枠体が同材質なら再利用時に特に問題が発生しないが、例えば、枠体がアクリロ二トリル・ブタジエン・スチレン共重合体からなる樹脂で、フィルターがポリプロピレンやポリエチレン樹脂等の異材質成形の場合には、分解が容易に出来なく、再利用が困難であった。また、極薄のネットフィルターの場合、強度的に弱く、例えば、ネット面を除塵用のブラシ等が所定圧で接触すると、ネットフィルターが逃げてしまい、除塵効果が半減してしまう等の問題点もあった。
また、特許文献2に記載されたフィルター体は、フィルターの強度UPや、フィルターと枠体とのシール性や部品点数の少なさ等で、効果は向上するが、部材の再利用と言う観点から見ると、フィルター体の破棄時等に於いてその分解が容易に出来なく、再利用が困難であった。また、サービス時も、個々の部品交換は出来なく、無駄を覚悟でフィルター体として交換しなければ成らなかった。
さらに、特許文献3に記載されたフィルター体は、帯電フィルターのみの分離は可能であるが、シート状のフィルターは、枠体と分離可能に構成されていないので、廃棄時に、分離できないので、再利用が困難であった。
本発明は上記点に鑑み、空気調和機のフィルター体の廃棄時に、フィルターと枠体とが容易に分離することができ、再利用を可能にすることから二酸化炭素の発生を減少させ、地球温暖化による地球環境の悪化を防ぐことができる空気調和機のフィルター体及び空気調和機を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、請求項1の発明は、吸込み口と吹き出し口を有する本体ケースに、前記吸込み口と吹き出し口との間に通気風路を形成し、該通気風路内の上流側に多数の細孔を有するシート状のフィルターと枠体で形成されたフィルター体と下流側に送風機とをそれぞれ備えた空気調和機を構成するフィルター体であって、前記フィルターの外周囲は、前記枠体の上流側に着脱自在に保持され、少なくとも、前記フィルター体の廃棄時において、容易に前記フィルターと前記枠体とを分解可能としたことに特徴を有する。したがって、廃棄時に分離でき、再利用を図ることができるので、二酸化炭素の発生を減少させ、地球温暖化による地球環境の悪化を防ぐことができる。
請求項2の発明は、請求項1の空気調和機のフィルター体に発明において、フィルターと枠体とを異材質で形成したことに特徴を有する。したがって、フィルターと枠体を異材質で形成しフィルター体を構成する時、フィルターの外周囲を枠体で分離自在に支持することで、特にフィルター体の廃棄時に、容易に分離しやすく、再利用に役立つことが可能となる。
請求項3の発明は、請求項1又は2の空気調和機のフィルター体において、フィルターは、略ノコギリ刃形状としたことに特徴を有する。これは、フィルターは、個々の開口穴が小さく、その開口穴の数が多くあるほど、塵埃捕集効率は向上するので、フィルターの有効面積が大きい方が好ましく、かつ全体の開口面積が大きいほど、通過風量が多く、送風機への負荷が少なくすることが出来る。この為に、フィルターの形状を、略ノコギリ刃形状や波型状にすることで、その有効面積を大きくすることが可能となる。
請求項4の発明は、請求項1〜3のいずれかの空気調和機のフィルター体において、フィルターは、薄板状の金属板または金網で形成し、枠体は樹脂で形成したことに特徴を有する。したがって、フィルターを、金網や薄板等の金属で構成することで、その強度が向上し、特にフィルターの上流面に所定圧で接触し、塵埃を捕獲する除塵体を有する場合は、同寸法の枠体間の場合に樹脂製のネットフィルターに比べ、変形量が少なく、かつフィルターの薄板化が可能で、その除塵効率は向上する。また、錆対策時の表面処理も、高温で行え、その時に抗菌剤や抗酸化剤及び脱臭剤等の対応を実施すれば、捕集塵埃に対する衛生面も向上する。
請求項5の発明は、請求項1〜4のいずれかの空気調和機のフィルター体において、フィルター体の上流面に接触して塵埃を捕獲する捕獲ブラシと、該捕獲ブラシにより捕獲した塵埃を収納する収塵室とを備え、前記フィルター体または前記捕獲ブラシのいずれかを、駆動体により可動可能に形成したことに特徴を有する。したがって、フィルター体の上流側に当接して、フィルターに捕集された塵埃を捕獲する捕獲ブラシと、前記捕獲された塵埃を収納する塵埃収納室とを設けることで、フィルター体は常時清潔で、その機能は維持される。すなわち使用者が、フィルターに堆積された塵埃を掃除する手間が省ける。なお、フィルター体の上流面全体を、除塵するためにフィルター体あるいは捕獲ブラシを、モーター等の可動体により可動させることで、その効率が向上する。
また、捕獲ブラシと塵埃収納室は、上記のように分離しても、一体的に構成して、塵埃捕集体としても良い。
請求項6の発明は、請求項1〜5のいずれかの空気調和機のフィルター体において、枠体には複数の突起を一体的に形成し、該突起をフィルターに形成した取付け穴を貫通して前記フィルターに熱溶着させ、前記フィルターと前記枠体とを熱溶着固定したことに特徴を有する。したがって、枠体を樹脂製で構成し、該枠体に複数の突起を一体的に形成し、該突起をフィルターに形成した取付穴に挿入し、熱溶融することで、フィルターと枠体とを容易に溶着固定でき、使用時はその機能を発揮させることができ、廃棄時には、例えば、工具(ニッパー等)で容易に溶着箇所を破断処理できるので、異材質部品の分別作業を容易で確実に行うことができる。
また、フィルターが金網の場合は、前記取付け穴を設けることなく、金網の穴部に合わせて突起の外形を決めれば良い。
請求項7の発明は、請求項1〜6のいずれかの空気調和機のフィルター体において、枠体には複数の突起を一体的に形成し、該突起には螺子または弾性体により形成された留めナット等を取付け、フィルターを前記枠体と前記螺子または留めナット等によりサンドイッチ状に固定したことに特徴を有する。したがって、枠体を樹脂製で構成し、該枠体に複数の突起を一体的に形成し、前記突起に、螺子の挿入や弾性体で構成された留めナット(スピードナット)を強制圧入することで、前記螺子や留めナットによりフィルターと枠体とを固定すると共に、その廃棄時には、ドライバーで螺子を緩めて外したり、前記突起を例えば、工具(ニッパー等)で切断することで、容易に異材質部品の分別作業が可能となる。
請求項8の発明は、請求項1〜5のいずれかの空気調和機のフィルター体において、枠体には、可動自在に形成された複数の固定片を設け、該固定片をフィルターに形成した取付穴に強制挿入させ、前記フィルターと枠体とを着脱自在に取り付けたことに特徴を有する。したがって、枠体を樹脂製で構成し、該枠体の下面との間にフィルターの厚さ分の隙間を有するように、可動自在に形成された複数の固定片を設け、前記枠体の下面に沿ってフィルターを挿入することで、前記隙間にフィルターが入り込み、前記フィルターに形成した取付穴に固定片が強制挿入させて、フィルターと枠体が一体化される。フィルター体の廃棄時においては、固定片を、押圧して取付穴から外すことで、フィルターと枠体の異材質部品の分別作業が容易に可能となる。
請求項9の発明は、請求項1〜8のいずれかの空気調和機のフィルター体において、枠体は、複数の取付枠で形成されてあることに特徴を有する。したがって、枠体は、複数で構成することで、枠体を溶着等で組み合わせることが可能となり、大きな枠体を一体的に成形する必要がなく、金型の大型化及び部品の持ち運び等が改善される。また、一般的にフィルター体の形状は長方形が多いが、少なくとも対向する枠体を、同形状とすることができたりして、部品の共有化にも役立つ。
請求項10の発明は、請求項1〜9のいずれかの空気調和機のフィルター体において、枠体とフィルターとの接合面には軟質部材よりなるシール体を介在したことに特徴を有する。したがって、枠体とフィルターとが接合する略全周囲間に、軟質材より成るシール部品を、介在させることで、枠体とフィルターとの接合面に、塵埃が入り込むことを防止できるので、確実に塵埃を捕獲ブラシで清掃できる。
請求項11の発明は、請求項1〜10のいずれかの空気調和機のフィルター体において、枠体とフィルターとの接合面には、微小シール突起帯を形成し、該微小シール突起帯を前記フィルターに当接させてあることに特徴を有する。したがって、枠体に微小シール突起帯を一体的に形成することで、枠体とフィルターの固定の際、微小シール突起帯は、フィルターに強制的に潰され、そのシール性が向上して、枠体とフィルターとの接合面に、塵埃が入り込むことを防止できる。
請求項12の発明は、請求項1〜11のいずれかの空気調和機のフィルター体において、フィルター体は、複数のフィルター片の集合体とし、前記各フィルター片を分離自在に構成したことに特徴を有する。したがって、例えば、大きさの異なるエアコンをラインにて製造の場合は、その製品の大きさが一定ではないため、フィルター体の大きさもそれぞれ異なるが、所定の大きさのフィルター片をベースにしておき、該フィルター片を着脱自在に接合できるように構成することで、製品毎にそれぞれフィルター体を新規に製造する必要がなく、フィルター片を複数接合固定するだけで対応することができ、金型の大型化も防止できると共に、その解体作業も容易である。
請求項13の発明は、請求項3〜12のいずれかの空気調和機のフィルター体において、フィルターは、エッチング処理にて、多数の細孔を形成し、その開口率を50%以上としたことに特徴を有する。したがって、フィルターは、孔の径が小さく、数が多いほど、その効率が良いものであるため、エッチッグ処理することで、開口率も50%以上可能となり、通過風量も多くでき、送風機に対し負荷の減少が図れる。すなわち長寿命も期待できる。
請求項14の発明は、請求項3〜12のいずれかの空気調和機のフィルター体において、フィルターの細孔はプレス加工処理され、その開口率を50%以上とし、且つ前記プレス加工によって形成されるバリ面を下流側に位置させたことに特徴を有する。したがって、フィルターを金属板で構成し、その強度UPを図ると共に、プレス加工にて穴を開ける場合、バリ面を下流側に形成することで、塵埃がバリに引っかかり、除塵体の除塵効率を低下させることがない。
請求項15の発明は、吸込み口と吹き出し口を有する本体ケースと、前記吸込み口と前記吹き出し口との間に形成された通気風路と、該通気風路内の上流側に形成された請求項1〜14のいずれか1項に記載の空気調和機のフィルター体と、下流側に送風機とを備えてある空気調和機に特徴を有する。したがって、空気調和機のフィルター体の廃棄時に、フィルターと枠体とが容易に分離することができ、再利用を可能にすることから二酸化炭素の発生を減少させ、地球温暖化による地球環境の悪化を防ぐことができる。
請求項1の発明では、廃棄時に分離でき、再利用を図ることができるので、二酸化炭素の発生を減少させ、地球温暖化による地球環境の悪化を防ぐことができる。また、請求項2の発明では、フィルター体の廃棄時に容易に分離することができる。また、請求項3の発明では、フィルターの有効面積を大きくすることが可能となる。また、請求項4の発明では、フィルターの薄板化が可能で、除塵効率を向上させることができる。また、請求項5の発明では、使用者が、フィルターに堆積された塵埃を掃除する手間を省くことができる。また、請求項6の発明では、フィルターと枠体とを容易に溶着固定することができる。また、請求項7及び8の発明では、容易に異材質部品の分別作業を行なうことができる。また、請求項9の発明では、大きな枠体を一体的に成形する必要がなく、金型の大型化を防ぎ、部品の持ち運びも容易となる。また、請求項10及び11の発明では、枠体とフィルターとの接合面に、塵埃が入り込むことを防止できる。また、請求項12の発明では、製品毎にそれぞれフィルター体を新規に製造する必要がなく、フィルター片を複数接合固定するだけで対応することができ、金型の大型化も防止できると共に、その解体作業も容易とすることができる。また、請求項13の発明では、通過風量を多くすることができ、送風機に対する負荷の減少を図ることができる。また、請求項14の発明では、フィルターを金属板で構成し、その強度UPを図ることができると共に、プレス加工にて穴を開ける場合、バリ面を下流側に形成することで、塵埃がバリに引っかかり、除塵体の除塵効率を低下させることを防ぐことができる。さらに、請求項15の発明では、空気調和機のフィルター体の廃棄時に、フィルターと枠体とが容易に分離することができ、再利用を可能にすることから二酸化炭素の発生を減少させ、地球温暖化による地球環境の悪化を防ぐことができる。
次に、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、空気調和機本体の外観図であり、図2は、その縦断面図、図3は、フィルター体と除塵体及びフィルター体を稼動させる駆動体の取り付け構成図である。図1に示すように、本体1の上方に吸込み口3、下方に吹出し口4があり、吸込み口3から吹出し口4にいたる空間を通気風路2とし、この通気風路2の上流側、すなわち吸込み口3側に順に、横広のフィルター体7、熱交換器8、送風機9がそれぞれ内蔵されている。空気調和機本体1を操作するために、リモコン操作部5と空気調和機本体1に受光部6が設けられている。ここで、空気調和機とは、エアコン、空気清浄機等、空気を浄化する装置全てを含むものである。
フィルター体7は、本体1に有するコ字状の支持溝10にその両端を可動自在に支持され、本体1の前方下部には、フィルター露出口11が形成されている。フィルター体7の上流側には、該フィルター体7の上流面の全幅に当接する、中央部に捕獲ブラシ12を有しその両端を回動自在に軸受け13に支持され、かつ前記捕獲ブラシ12に捕獲された塵埃を収納する収納室14より構成された除塵体15が形成されている。フィルター体7の下流面側には、駆動用モーター16と減速ギア17とより成る駆動体18が設けられ、減速ギア17がフィルター体7に形成されたギア19と噛み合っており、本体1の停止時において、駆動体18が駆動し、フィルター体7をフィルター露出口11方向に可動させる。このときに、捕獲ブラシ12は塵埃を回転しながら捕獲し、収納室14に収塵する。なお、捕獲ブラシ12と収納室14は近接して形成されているが、フィルター体7が固定で、捕獲ブラシ12が駆動体18により可動の場合は、捕獲ブラシ12をフィルター体7の上方から下方に移動させることから、収納室14はフィルター体7の下方に設けられていれば良く、捕獲ブラシ12に近接して設けられていなくても良い。
図4は、組み立て前の縦枠と横枠より成るそれぞれABS樹脂で成形された枠体の斜視図である。ここで、左右の縦枠20、21は同形状で中央部にフィルター接合面20a、21aを有し、該フィルター接合面20a、21aにはフィルター固定用ボス24が複数設けられている。またフィルター接合面20a、21aの両端は、多数の細孔を有する金属より成るフィルターの厚み分だけ上方に段差を有するように屈曲された上方屈曲部20b、21bが形成され、その下面には枠体接合面縦20c、21cが形成され、ここに突部取付穴20d、21dが形成されている。また、上下の横枠22、23も同形状に形成されており、その中央部には縦枠20、21と同じようにフィルター接合面22a、23aが形成され、フィルター固定用ボス24が複数設けられている。また、その両端には下方に段差を有するように屈曲された下方屈曲部22b、23bが形成され、その上面は枠体接合面横22c、23cが形成され、縦枠固定用突部25が形成されている。尚、図3で示したフィルター体7に形成されたギア19の構成は説明の便宜上、省略している。
図5は、枠体の組み立て斜視図であり、図6は、溶着部の断面図である。図5に示すように枠体7bは、上横枠22と下横枠23とに形成されている縦枠固定用突部25が左縦枠20と右縦枠21とに形成されている突部取付穴20d、21dに挿入された後、加熱用の工具にて溶着されて、図6の断面図に示すように、溶着部26が形成され、上横枠22と下横枠23とに左縦枠20と右縦枠21とが各々固定されている。
図7は、フィルターの斜視図である。フィルター7aは、薄板状の金属板より成り、多数の細孔27、27・・・が形成されている。この細孔27を形成する加工は、金属を腐食させて細孔27を形成するエッチング加工でも、プレス機により細孔27を形成するプレス加工でもどちらでもよい。また、例えばナイロン樹脂製で、多数の細孔27を有する薄板状の成形品でも良い。そして、フィルター7aの四隅には取付穴28が設けられている。
図8は、フィルター体を下流側から見た斜視図であるり、図9は、溶着部の断面図である。フィルター体7は、フィルター7aが枠体7bに固定されるのであるが、先ず、フィルター7aが、枠体7bのフィルター接合面20a、21a、22a、23a(図4参照)に載置される。次に、取付穴28を貫通したフィルター固定用ボス24が加熱用の工具にて溶着されて、図9に示すように溶着部29が形成され、フィルター7aが枠体7bに固定される。尚、フィルター7aは多数の通気穴を有する金網板でも良い。この時、通気穴を取付穴28と兼用しても良い。このように構成することによって、通常使用時は強固なフィルター体7が形成され、その破棄時等においては枠体7b同士及び枠体7bとフィルター7aとの分離が複雑な工具等を使用せず容易に行なうことができる。
図10は、枠体にフィルターを固定する場合の第2実施例を示す説明図である。図10(a)に示すように、枠体30のフィルター接合面30aにネジボス30bを設けている。そして、図10(b)に示すように、ネジボス30bをフィルター7aの取付穴28に挿入し、スペーサ31を介して螺子32にて固定している。なお、スペーサ31を介さず直接、螺子32で固定しても良い。フィルター7aと枠体30との分解時には、螺子32を緩めることで容易に分解することができる。
図11は、枠体にフィルターを固定する場合の第3実施例を示す説明図である。図10と同様に、枠体33のフィルター接合面33aにネジボス33bを設けている。そして、ネジボス33bをフィルター7aの取付穴28に挿入し、スペーサ34を介して螺子32にて固定している。この実施例では、スペーサ34をフィルター7aの全幅を押さえるように大きくし、固定を確実にしたものであり、塵埃等の侵入を確実に防止できる。
図12は、枠体にフィルターを固定する場合の第4実施例を示す説明図である。図11と同様のネジボス33bに、図12(a)に示す中央部が略星型に加工された穴35aを有する弾性体より成る止めナット35を、図12(b)に示すように強制挿入することで、枠体33とフィルター7aとを固定するもので、その場合、分解時には、ネジボス33bを切断することで、容易に分解することができる。また、マイナスドライバー等をナット35とフィルター7aとの間に差し込んでナット35を外すことによっても容易に分解することができる。
図13は、枠体にフィルターを固定する場合の第5実施例を示す説明図である。上述したネジボス33bに代えて、図13(a)の斜視図及び図13(b)の断面図に示すように、周囲に溝38が形成され、ツメを有する一対の弾性突起37を設けている。この弾性突起37とフィルター接合面36aの距離Lは、フィルター7aの厚みとほぼ同じに形成されている。そして、図13(c)に示すように、フィルター7aの取付穴28を、弾性突起37を内側に屈曲させた状態で強制圧入することで、枠体36にフィルター7aを固定することができる。この場合、分解時は、弾性突起37の先端を工具で切断するか、弾性突起37を内側に移動させることにより、容易に分解することができる。
図14は、枠体にフィルターを固定する場合の第6実施例を示す説明図である。図14(a)の斜視図に示すように、枠体40のフィルター接合面40aには複数の固定片41が形成されてあり、この固定片41にはツメ部41aが形成されてある。この固定片41は、図14(b)及び(c)のA−A断面図に示すように、フィルター接合面40aからフィルター42の厚み分だけの隙間43を有するよう設けられており、フィルター42を枠体40のフィルター接合面40aに沿って、あるいは枠体40をフィルター42の上流面42aに沿って挿入することで、固定片41のツメ部41aが、その弾性力により下方に移動させられて、フィルター42の取付穴42bに強制挿入される。これにより、枠体40とフィルター42とは確実に固定される。また、ツメ部41aを下方に押し下げることによって、枠体40とフィルター42とを容易に分離することができる。なお、この場合には、枠体40は少なくとも2つに構成されていて、2つの枠体40はフィルター42を介して、結合している。
図15は、シールパッキンを使用した場合の説明図である。図15(a)の斜視図に示すように、枠体7aのフィルター接合面20aに形成されているフィルター固定用ボス24が軟質材よりなるシールパッキン44の穴部44aに挿入される。そして、図15(b)の断面図に示すように、シールパッキン44の上に、フィルター7aを載置して、フィルター固定用ボス24を溶解させて溶着部45形成させて固定するのである。このような構成とすることによって、フィルター7aと枠体7bとの接合面が確実にシールされ、塵埃の侵入を防止できる。なお、固定は溶着に限定するものではない。また、溶着部45を切断することによって、分解は容易に出来るものである。
図16は、シール突片帯を使用した場合の説明図である。図16(a)の斜視図と、図16(b)の断面図に示すように、枠体46のフィルター接合面46aには、フィルター固定用ボス46bが形成されており、このフィルター固定用ボス46bの両側に微小の帯状の複数のシール突片帯46cが形成されている。このような構成とすることによって、図16(c)の断面図に示すように、フィルター7aの固定時に、フィルター7aがシール突片帯46cを強制的に押圧し潰して、フィルター7aと枠体46を密着させることができ、フィルター固定用ボス46bを溶解させて溶着部47を形成させて確実に固定することで、そのシール性を向上させることができる。また、溶着部47を切断することによって、分解は容易に出来るものである。
図17は、ノコギリフィルターを使用したフィルター体の説明図であり、図17(a)は斜視図、図17(b)はC−C断面図である。これらの図に示すように、フィルター48は、横断面がノコギリ刃状となるように中央部48aが形成され、この中央部48aの両側にはストレート部48bが形成されている。そして、ストレート部48bには複数の取付穴48cが形成されている。一方、枠体49は、コ字状枠体49aと、下方枠体49bとから構成されている。また、コ字状枠体49aは、コ字状に形成された中央部50と、この中央部50の両側に形成され、前記複数の取付穴48cに対応して強制挿入される固定片51と、フィルター48のノコギリ面に対応する上ノコギリ受け部52とを有している。そして、コ字状枠体49aの上流面53に沿ってフィルター48を挿入すると、各取付穴48cに固定片51が強制挿入され、かつ上ノコギリ受け部52に接合され、フィルター48がコ字状枠体49aに固定される。
この状態で、両側に固定片54を有し、略コ字状に形成されたフィルター48のノコギリ面に対応する下ノコギリ受け部55を有する下方枠体49bを、フィルター48に沿って、挿入することで、前記コ字状枠体49aと同様に、フィルター48と下方枠体49bとは固定片54と、取付穴48c及び下ノコギリ受け部55とにより、コ字状枠体49aと下方枠体49bとはフィルター48を介して結合され、フィルター体56が形成される。
このように、枠体49a、49bの2部品で構成することにより、フィルター48を、固定片51、54で容易に固定でき、フィルター体56が容易に組み立てられると共に、その分解も、各固定片51、54を押圧することで、容易に出来るものである。
尚、図17(c)の断面図に示すように、捕獲ブラシ57もその断面は、ノコギリ刃状に加工され、フィルター48の上流側に確実に当接し、塵埃を捕獲するものである。また、フィルター体56に形成されている駆動ギア61と、減速ギア58と駆動用モーター59とからなる駆動体60とにより移動させる構成とした場合には、ノコギリ刃状の部分があるために、左右にぶれることなく、確実に両者を当接させることができる。即ち、塵埃の捕獲漏れを防止することができる。
図18は、フィルター体のその他の実施例を示す説明図である。図18(a)の斜視図に示すように、枠体62は、コ字状枠体62aと、横枠体62bとにより形成されており、両枠体62a、62bには複数の弾性を有する固定片63が形成されている。また、コ字状枠体62aには駆動ギア64が形成されている。そして、図18(b)のフィルター体65の斜視図と、図18(c)及び図18(d)の各断面図に示すように、フィルター66に形成された取付穴66aに固定片63が強制挿入され、コ字状枠体62aと横枠体62bとはフィルター66を介して結合され、フィルター体65が形成される。
図19は、フィルター体のその他の実施例を示す説明図である。図19(a)の斜視図に示すように、フィルター体68は、E字状枠体68aとWサイズ横枠体68bと、右フィルター70及び左フィルター71とで構成されている。そして、E字状枠体68aとWサイズ横枠体68bとには複数の固定片72が形成されており、E字状枠体68aの中央枠69には、左右のフィルター70、71を各々固定するための固定片72が形成されている。このため、フィルター体68の面積を大きくすることができると共に、その分解も、各固定片72を押圧することで、容易に出来るものである。
図20は、フィルター体のその他の実施例を示す説明図である。図20(a)の枠体73の分解斜視図に示すように、枠体73は、Wサイズの横枠73aと縦枠73cと、仕切壁77を有する中央枠73b、及び右フィルター79、左フィルター80とにより構成されている。そして、横枠73aの中央に形成された突部74が中央枠73bの枠体固定用挿入穴76に挿入されるようになっている。そして、図20(b)の断面図に示すように、右フィルター79と左フィルター80を装着した後、フィルター固定用ボス75を溶着して溶着部78が形成されることによって、右フィルター79及び左フィルター80が横枠73a、中央枠73b、縦枠73cとに固定され、広範囲のフィルター体が作成される。
図21は、フィルター体を収納した状態を示す空気調和機本体の縦断面図である。基本的な構成は、図2で説明したものと同様であるので、重複する部分の説明は省略する。異なる部分は、フィルター81を有する屈曲されたフィルター体が、屈曲された支持溝82に可動可能に収納されている点である。
図22は、屈曲された枠体82と、屈曲されたフィルター体87とを示す斜視図である。枠体82は、固定突起84、86が熱溶着されて縦枠と横枠とが固定されている。そして、枠体82の上にフィルター81を載置して、固定ボス83を熱溶着することによって、フィルター81と枠体82とを固定している。尚、枠体82には、中央に横中央枠体85を有する構成としてもよい。
図23は、枠体のその他の実施例を示す斜視図である。この枠体88は、前述した空気調和機本体に形成されたコ字状の支持溝内を駆動体により可動するための駆動ギア92と、コ字状の支持溝に可動自在に支持される支持部91とを有するものである。枠体88の横枠93と縦枠95とは固定突起90が熱溶着されることによって組み立てられるものであり、枠体88は軟質部材で形成されている。また、フィルター(図示せず)も屈曲自在、例えば軟質材や薄板材等で構成されている。尚、屈曲部に横中央枠体89を取り付ければ、枠体88の強度が増すことができる。なお、枠体88とフィルター(図示せず)とは溶着固定されるものであるが、前記記載と同様に、固定片による着脱自在固定や、フィルターを複数形成するE字状枠体としても良く、組み立て分解は、前記記載と同様である。
図24は、枠体にフィルターを固定する場合の第7実施例を示す説明図である。図24(a)の斜視図に示すように、枠体99にスペーサー96が挿入可能な凹部が形成されている。また、スペーサーには溶着用ボス97が形成されている。そして、図24(b)の断面図に示すように、枠体99の凹部に形成されている取付穴128とフィルター7aに形成されている取付穴98とに溶着用ボス97を挿入した後、溶着用ボス97の先端を熱溶着することによって溶着部100を形成して、フィルター7aが枠体99に固定されるのである。このような構成とすることによって、フィルター体の上流面がフラットな平面となるので、図示しない除塵体がフィルター体の上流面を移動する際に、段差がないのでスムースに移動することができるのである。尚、図24(c)に示したスペーサー101のように、上述の溶着用ボス97に代えて着脱自在の弾性突起101aとすれば、分解時の手間をさらに短縮させることができる。
図25は、枠体にフィルターを固定する場合の第8実施例を示す説明図である。この実施例も図24に示した実施例と同様の効果を奏させることができる。即ち、図25(a)に示す周縁部に複数の取付穴102a、102a・・を有するフィルター102を、図25(c)に示す枠体104の取付穴104aに一致させるように載置した後、図25(b)に示すスペーサー103の溶着用ボス103aをフィルターの取付穴102aと枠体104の取付穴104aとに挿入し、溶着用ボス103aの先端を熱溶着することによって、図25(d)に示す溶着部106を形成して、フィルター102が枠体104に固定されるのである。そして、除塵体15を、フィルター体の上流側を移動する構成としておけば、フィルター体の上流面をフラットな平面とすることによって、除塵体15はスムースに移動することができると共に、分解時の作業も容易となる。また、スペーサー103の形状は、上記以外にも口ノ字形状の1つのスペーサー103にて枠体104とフィルター102とを固定させる形態も採用できる。
図26は、枠体にフィルターを固定する場合の第9実施例を示す断面図である。この実施例では、フィルター108の端部108aをノコギリ刃状とし、この端部108aに対応するスぺーサー107の表面107aと枠体109の表面109aをノコギリ刃状としている。このように構成することによって、枠体109とフィルター108との固定が強固なものとなると共に、フィルター体の上流側をフラットな平面とすることができ、図24と図25で示した実施例と同様の効果を奏することができる。また、フィルター108が緩む事を防止できると共に、シール性も向上する。また、除塵体15による移動時のフィルター108に対する圧力によっても緩む事がない。さらにまた、金属フィルターの使用時には、予め外周面をノコギリ刃状に形成すれば、より強固に固定することができる。
図27は、他のフィルター体を示す説明図である。図27(a)の斜視図と図27(b)のA−A断面図に示すように、フィルター片110の枠体111右側部には、取付穴112を有する結合面受111cが形成されてあり、枠体111左側部には、溶着用ボス113を有する結合面114が形成されてある。尚、枠体111の上部及び下部にも結合面受又は結合面111a、111bを形成しておくこともできる。フィルター片110を上記構成とすることによって、図27(c)に示すように、フィルター体120は、右フィルター片117結合面と、左フィルター片116の結合面受とを結合して溶着用ボス113を熱溶着することによって、溶着部115を形成させて固定することができ、このフィルター片110を上下左右に組合わせていくことによって、さらに大きなフィルター体を製作することができる。したがって、従来ではフィルター体を大きくした場合には金型も新たに大きくなり、部品の供給もスペースをとっていたが、所定の規格のフィルター片110を用いることによって、コスト低減を図ることが可能となると共に、分解時の作業も容易とすることができる。
尚、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の実施形態をとることができることは言うまでもない。
本発明の空気調和機のフィルター体及び空気調和機は、空気を浄化するエアコンや、空気清浄機等として使用される。
本発明に係る空気調和機を示す斜視図。 同断面図。 フィルター体と除塵体との位置関係を示す図。 枠体の分解図。 枠体を組み立てた状態を示す斜視図。 枠体の溶着部分を示す断面図。 フィルターの斜視図。 フィルター体の斜視図。 同部分断面図。 枠体にフィルターを固定する第2実施例を示す説明図。 枠体にフィルターを固定する第3実施例を示す説明図。 枠体にフィルターを固定する第4実施例を示す説明図。 枠体にフィルターを固定する第5実施例を示す説明図。 枠体にフィルターを固定する第6実施例を示す説明図。 シールパッキンを使用した場合の説明図。 シール突片帯を使用した場合の説明図。 ノコギリフィルターを使用したフィルター体の説明図。 フィルター体のその他の実施例を示す説明図。 フィルター体のその他の実施例を示す説明図。 フィルター体のその他の実施例を示す説明図。 フィルター体を収納した状態を示す縦断面図。 フィルター体の斜視図。 フィルター体の斜視図。 枠体にフィルターを固定する第7実施例を示す説明図。 枠体にフィルターを固定する第8実施例を示す説明図。 枠体にフィルターを固定する第9実施例を示す説明図。 フィルター体のその他の実施例を示す説明図。
符号の説明
1 本体
2 通気風路
3 吸込み口
4 吹出し口
5 リモコン操作部
6 受光部
7、56 フィルター体
7a、48、81 フィルター
7b 枠体
8 熱交換器
9 送風機
10 コ字状の支持溝
11 フィルター露出口
12 捕獲ブラシ
13 軸受け
14 収納室
15 除塵体
16、59 駆動モーター
17、58 減速ギア
18、60 駆動体
19 ギア
20 左縦枠
20a、21a、22a、23a、30a、33a、36a、40a、46a フィルター接合面
20b、21b 上方屈曲部
20c、21c 枠体接合面縦
20d、21d 突部取付穴
21 右縦枠
22 上横枠
22b、23b 下方屈曲部
22c、23c 枠体接合面横
23 下横枠
24,46b フィルター固定用ボス
25 縦枠固定用突部
26、29、45、47、78、100、115 溶着部
27 細孔
28、42b、48c、98、102a、104a、112 取付穴
30、33、40、46、49、62、73、82、88、99、104、109、111 枠体
30b、33b ネジボス
31、34、96、101、103 スペーサー
32 ネジ
35 ナット
35a 穴
37 弾性突起
38 溝
41、54 固定片
41a つめ部
42a、53 上流面
43 隙間
44 シールパッキン
46c シール突片帯
48a 中央部
48b ストレート部
49a コ字状枠体
49b 下方枠体
50 中央部
51 固定片
52 上ノコギリ受け部
55 下ノコギリ受け部
57 捕獲ブラシ
61、64、92 駆動ギア
62a コ字状枠体
62b 横枠体
63、72 固定片
65、68、87、120 フィルター体
66、102、108 フィルター
68a E字状枠体
68b Wサイズ横枠体
70、79 右フィルター
71、80 左フィルター
73a、93 横枠
73b 中央枠
73c、95 縦枠
74 突部
75 フィルター固定用ボス
76 挿入穴
77 仕切壁
83 固定用ボス
84、86 固定突起
85 横中央枠体
90 固定突起
91 支持部
97、103a、113 溶着用ボス
108a 端部
109a 表面
110 フィルター片
111a、111b、114 結合面
111c 結合面受
116 左フィルター片
117 右フィルター片
128 取付穴

Claims (15)

  1. 吸込み口と吹き出し口を有する本体ケースに、前記吸込み口と前記吹き出し口との間に通気風路を形成し、該通気風路内の上流側に多数の細孔を有するシート状のフィルターと枠体で形成されたフィルター体と下流側に送風機とをそれぞれ備えた空気調和機を構成するフィルター体であって、前記フィルターの外周囲は、前記枠体の上流側に着脱自在に保持され、少なくとも、前記フィルター体の廃棄時において、容易に前記フィルターと前記枠体とを分解可能としたことを特徴とする空気調和機のフィルター体。
  2. フィルターと枠体とを異材質で形成したことを特徴とする請求項1に記載の空気調和機のフィルター体。
  3. フィルターは、略ノコギリ刃形状としたことを特徴とする請求項1又は2に記載の空気調和機のフィルター体。
  4. フィルターは、薄板状の金属板または金網で形成し、枠体は樹脂で形成したことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の空気調和機のフィルター体。
  5. フィルター体の上流面に接触して塵埃を捕獲する捕獲ブラシと、該捕獲ブラシにより捕獲した塵埃を収納する収塵室とを備え、前記フィルター体または前記捕獲ブラシのいずれかを、駆動体により可動可能に形成したことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の空気調和機のフィルター体。
  6. 枠体には複数の突起を一体的に形成し、該突起をフィルターに形成した取付け穴を貫通して前記フィルターに熱溶着させ、前記フィルターと前記枠体とを熱溶着固定したことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の空気調和機のフィルター体。
  7. 枠体には複数の突起を一体的に形成し、該突起には螺子または弾性体により形成された留めナット等を取付け、フィルターを前記枠体と前記螺子または留めナット等によりサンドイッチ状に固定したことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の空気調和機のフィルター体。
  8. 枠体には、可動自在に形成された複数の固定片を設け、該固定片をフィルターに形成した取付穴に強制挿入させ、前記フィルターと枠体とを着脱自在に取り付けたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の空気調和機のフィルター体。
  9. 枠体は、複数の取付枠で形成されてあることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の空気調和機のフィルター体。
  10. 枠体とフィルターとの接合面には軟質部材よりなるシール体を介在したことを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の空気調和機のフィルター体。
  11. 枠体とフィルターとの接合面には、微小シール突起帯を形成し、該微小シール突起帯を前記フィルターに当接させてあることを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の空気調和機のフィルター体。
  12. フィルター体は、複数のフィルター片の集合体とし、前記各フィルター片を分離自在に構成したことを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載の空気調和機のフィルター体。
  13. フィルターは、エッチング処理にて、多数の細孔を形成し、その開口率を50%以上としたこと特徴とする請求項3〜12のいずれか1項に記載の空気調和機のフィルター体。
  14. フィルターの細孔はプレス加工処理され、その開口率を50%以上とし、且つ前記プレス加工によって形成されるバリ面を下流側に位置させたことを特徴とする請求項3〜12のいずれか1項に記載の空気調和機のフィルター体。
  15. 吸込み口と吹き出し口を有する本体ケースと、前記吸込み口と前記吹き出し口との間に形成された通気風路と、該通気風路内の上流側に形成された請求項1〜14のいずれか1項に記載の空気調和機のフィルター体と、下流側に送風機とを備えてあることを特徴とする空気調和機。
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