JP5091606B2 - 壁掛け型空気調和装置 - Google Patents

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Description

本発明は、空気調和機本体に対し昇降自在な吸込フィルタを備えた壁掛け型空気調和装置に関する。
従来、壁掛け型空気調和装置としては、その内部に昇降自在にフィルタを保持し、このフィルタの洗浄時にフィルタを所定位置まで下降させ、その位置で、洗浄のためにフィルタを取り外すことができるものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
このフィルタは、洗浄終了後に上側の所定の収納位置まで上昇する。このとき、フィルタは、が壁掛け型空気調和装置の本体天面に沿って略水平に移動することにより、略L字状に屈曲しながら収納される。これにより、本体上部に位置する吸込口の内側をこのフィルタで覆っている。
特開2003−65594号公報
しかしながら、フィルタを屈曲させながら収納する際、このフィルタをうまく本体天面に沿って移動させることが困難であった。
そこで、本発明の目的は、フィルタをより確実に本体天面に沿って移動させることができる壁掛け型空気調和装置を提供することにある。
上述した課題を解決するため、本発明は、本体の下側に昇降可能な昇降枠を備え、この昇降枠に前記本体の前面から天面に沿って進退可能であって本体の下に引き出し自在なフィルタを取り付けた壁掛け型空気調和装置において、前記本体の天面を構成する天面パネルを備え、この天面パネルは、前方斜め下側に延在し前記フィルタが前記前面から前記天面に挿入されるときに、前記フィルタの挿入方向における前縁部を前記天面に沿う方向へガイドするフィルタ案内部と、前記案内部から前記フィルタの挿入方向に延在する桁部と、を備え、前記フィルタの前縁部に前記桁部上を摺動し、前記前縁部を前記天面パネルに接触させることなく前記フィルタを前記本体の後方に向けて案内する突出高さを有する突起部を設けた、ことを特徴とする。
この構成によれば、フィルタの前縁部がフィルタ案内部によって天面に沿う方向へ移動するようになる。
また本発明は、上記空気調和装置において、前記フィルタの前縁部には、前記突起部の前方に前縁に向かうに従って先細りする態様で傾斜面が形成され、前記傾斜面は、前記フィルタを前記前面から前記天面に挿入するときに前記フィルタ案内部の外縁部と接触して摺動することを特徴とする。
また本発明は、上記空気調和装置において、前記天面パネルの前記桁部には、前記フィルタ案内部から延在し、前記フィルタの挿入方向に緩やかな円弧を描く湾曲面を有する湾曲リブが形成されていることを特徴とする。
本発明は、前記本体の天面を構成する天面パネルを備え、この天面パネルは、前記フィルタが前記前面から前記天面に挿入されるときに、前記フィルタの挿入方向における前縁部を前記天面に沿う方向へガイドするフィルタ案内部を備えているので、フィルタの前縁部がフィルタ案内部によって天面に沿う方向へ移動するようになり、フィルタの前縁部をより確実に天面に沿って移動させることができる。
以下、図面を参照しながら、本発明の一実施の形態について説明する。
図1は、壁掛け型壁掛け型空気調和装置の斜視図、図2はその断面図である。壁掛け型空気調和装置1は樹脂成形した空気調和機本体3と、空気調和機本体3の前面側に配置された樹脂成形の前面パネル5とを備え、空気調和機本体3は、図2に示すように、その内側に断面略C字状の熱交換器7と、この熱交換器7の内側に配置した送風機9とを備えている。空気調和機本体3は、前面11及び天面13(図3参照)に吸込口15,17を備えており、上記送風機9の駆動により、前面11及び天面13の吸込口15,17から吸い込んだ室内空気を、熱交換器7に通流し、ここで熱交換した空気は、空気調和機本体3の送風機9の下流に設けた吹出口19から室内に吹き出される。
上記吹出口19は、スクロール部21と舌部22とで囲まれており、スクロール部21の出口側には風向変更用の複数の縦羽根23が配置され、各縦羽根23同士はスクロール部21の裏側でリンク部材24により連結され、縦羽根駆動モータ(不図示)に連結されている。25は水平フラップであり、フラップ駆動モータ(不図示)に連結されている。該フラップ25の回動姿勢によって吹出口19を開閉し、かつ運転条件に応じて、当該吹出口19から吹き出される空気の吹き出し方向を上下方向に設定可能であり、複数の縦羽根23は、運転条件に応じて、当該吹出口19から吹き出される空気の吹き出し方向を左右方向に設定可能である。
本実施の形態では、空気調和機本体3の前面11の吸込口15と、上述した前面パネル5との間に、フィルタ昇降装置31が配置されている。フィルタ昇降装置31は、フィルタ33を昇降するものであり、該フィルタ33は、前面11の吸込口15と天面13の吸込口17とを同時に覆い、吸込口15,17から吸い込まれる室内空気中の塵埃を捕集する。図3は、前面パネル5を取り外し、フィルタ昇降装置31を下降動作し、フィルタ33を降下した状態を示し、図4は、フィルタ昇降装置31そのものを示す。フィルタ昇降装置31は、図4に示すように、1〜4段に区別された樹脂成形の昇降枠35〜38を備え、昇降枠35〜38がすべて引き出されると、図3の状態となって、フィルタ33が降下し、昇降枠35〜38がすべて引き込まれると、図2の状態となって、フィルタ33が吸込口15,17を覆うように格納される。
1段目の昇降枠35は、図4に示すように、枠体35Aの内側を、左右及び上下に延出する補強用桁部35Bで連結し、枠体35Aの両側には、断面略コ字状の一対のガイド35Cを備えている。2段目の昇降枠36は、同様に、枠体36Aの内側を、左右及び上下に延出する補強用桁部36Bで連結し、枠体36Aの両側には、断面略コ字状の一対のガイド36Cを備え、このガイド36Cは、1段目の昇降枠35のガイド35C溝内に収納自在である。3段目の昇降枠37は、枠体37Aの内側を、左右及び上下に延出する補強用桁部37Bで連結し、枠体37Aの両側には、断面略コ字状の一対のガイド37Cを備え、このガイド37Cは、2段目の昇降枠36のガイド36C溝内に収納自在である。また、最終段の4段目の昇降枠38は、枠体38Aの内側を、左右及び上下に延出する補強用桁部38Bで連結し、枠体38Aの両側の端縁部38Cは、3段目の昇降枠37のガイド37C溝内に収納自在である。
各昇降枠35〜38の中央には、縦に延びるガイド35D〜38Dが設けられ、ガイド35D〜38Dは、昇降枠35〜38の昇降時に、ガイド35Dがガイド36Dに収納され、ガイド36Dがガイド37Dに収納され、さらにガイド37Dがガイド38Dに収納されて、入れ子式に収納自在である。
4段目の昇降枠38の下端には、破線で示すように、左右2分割の状態でフィルタ33が取り付けられる。フィルタ33は、その中段部を、4段目の昇降枠38の上端部に設けた押さえ片38Eの下側に挿入し、下端部を、4段目の昇降枠38の下端部に設けた連結片38Fに連結して支持されている。
フィルタ昇降装置31を構成する昇降枠35〜38は、1段目の枠体35Aの両上端35Fを、図3に示すように、空気調和機本体3の前面11の両側上端に、ビス(図示せず)等の留め具を介して取り付けられている。
また、図4に示すように、1段目の枠体35Aの右側ガイド35Cには、昇降枠35〜38を昇降する正逆回転可能な直流ステッピングモータ39が取り付けられている。このステッピングモータ39の出力軸にはベルト41が連結され、このベルト41は、各昇降枠35〜38に連結され、ステッピングモータ39が正回転駆動されると、図3に示すように、昇降枠35〜38がすべて引き出されて、フィルタ33が降下し、ステッピングモータ39が逆回転駆動されると、図2に示すように、昇降枠35〜38がすべて引き込まれて、フィルタ33が格納される。
昇降枠35〜38がすべて引き出された状態では、図3に示すように、1段目の枠体35Aの上縁が、所定位置まで低く下がって維持されており、枠体35Aの上縁の上方に形成される空間を通じて、電気式除塵フィルタ40が装着される。この電気式除塵フィルタ40は、図2に示すように、熱交換器7とフィルタ33との間に装着され、フィルタ33を通過した室内空気中の塵埃を捕集が可能である。
フィルタ33は、上述したように4段目の昇降枠38の下端に固定されるため、昇降枠35〜38が上昇し、フィルタ33が空気調和機本体3の前面11から天面13に進入する過程では、フィルタ33の上部が湾曲して前面11から天面13に進入する。
この空気調和機本体3の天面13は、図2に示すように、空気調和機本体3の上部3Aと、この上部3Aの上に間隔δをあけて着脱自在に取り付けられる天面パネル43とで構成され、上述したフィルタ33の上縁部33a(前縁部)は湾曲して該隙間δ内に進入し、昇降枠35〜38がすべて引き込まれた状態(図2)では、フィルタ33が、前面11及び天面13の各吸込口15,17を同時に覆う。
上記前面パネル5は、図2に示すように、壁掛け型空気調和装置1の不作動状態において、フィルタ昇降装置31を完全に覆うように、空気調和機本体3の前面11に隙間無く閉じている。そして、壁掛け型空気調和装置1を作動する段階、或いはフィルタ昇降装置31を作動し、昇降枠35〜38を降下する段階には、図5及び図6に示すように、リンク機構46を介して、前面パネル5が前方に押し出され、空気吸い込みのための隙間確保、或いは昇降枠35〜38の降下のための隙間が確保される。
また、本実施の形態では、図3に示すように、フィルタ33を挿入するときに、天面パネル43の前縁部に対し、各フィルタ33に対応して、フィルタ33の上部の方向転換部、すなわちフィルタ33が前面11から天面13に方向転換し、フィルタ33が略L字形状に屈曲する態様で収納されるようになっている。
図7は、フィルタ33及びこのフィルタ33に取り付けられる使い捨てフィルタ50を分解して示す斜視図である。
フィルタ33は、略長方形をなしており、上下方向に長手方向を有するフィルタ支持枠51を備えており、このフィルタ支持枠51内にフィルタ素材52が取り付けられている。このフィルタ33は、この長手方向が上下に向くようにして4段目の昇降枠38に取り付けられ、上縁部33aから空気調和機本体3の内部へ挿入されることになる。
フィルタ支持枠51は、その外枠部分を構成する枠部51aと、この枠部51aの内側部分であって、枠部51aの上辺から下辺に亘って上下方向に延在する2つの縦桁部51bと、枠部51aの左辺から右辺に亘って左右方向に延在する2つの横桁部51cとを備えている。これらの枠部51a及び桁部51b、51cは、樹脂材料によって一体に成形されている。また、フィルタ支持枠51は、フィルタ33が挿入されたときに、略L字形状に屈曲できる程度の弾性を有している。また、桁部51b、51cは、フィルタ支持枠51の剛性を高めるために設けられているが、L字形状に屈曲するのを妨げない程度のものである。
図8は、図7におけるA部拡大図である。
フィルタ33の上縁部33aには、ガイド部60と、フック機構70とが形成されている。
ガイド部60は、天面パネル43の前縁部に位置するフィルタ案内部43A(図10〜図12参照。詳細は後述する)と接触して、フィルタ33の上縁部33aを前面11から天面13に方向転換させるためのものである。このガイド部60は、図8に示すように、フック機構70の位置する部分を除き、上縁部33aの全長に亘って形成されている。このガイド部60の形状は、使い捨てフィルタ50が装着される側に向かって突出しており、この突出する面には、上縁部33aに向かうに従いガイド部60が先細りする態様で傾斜面61が形成されている。この傾斜面61は、後述するフィルタ案内部43Aと接触して摺動することになる。
フック機構70は、使い捨てフィルタ50を枠部51aに取り付けるためのものであり、枠部51aの上側及び下側にそれぞれ2つ設けられている。このフック機構70は、上側のフック機構が枠部51aの上辺と縦桁部51bとが交差する位置に形成され、下側のフック機構が枠部51aの下辺と縦桁部51bとが交差する位置よりも幅方向外側にずらした位置に形成されている。これにより、使い捨てフィルタ50に開けられた取付穴50aをフック機構70に合わせて取り付けることで、使い捨てフィルタ50の天地が一意的に決定されるようになっている。
このフック機構70は、図8に示すように、押さえ部71と突起部72とを備えている。
押さえ部71は、上縁部33aからフィルタ33の上方に向かって突出しており、この押さえ部71の上部には、突起部72と嵌合可能な嵌合孔71aが形成されている。また、押さえ部71の基端部71bには、横方向に延びる溝73が3本形成されており、この溝73を起点として押さえ部71を弾性で折り曲げることができるようになっている。
突起部72は、桁部51bの表面から使い捨てフィルタ50が取り付けられる側に向かって突出している。この突起部72には、上述した使い捨てフィルタ50の取付穴50aが挿入され、さらに押さえ部71を折り曲げ、嵌合孔71aを突起部72に嵌合させることにより(図9参照)、使い捨てフィルタ50の上側部分が挟持される。また、突起部72の突出高さは、ガイド部60の突出高さよりも高く形成されており、この突起部72の頂上部が天面パネル43の桁部43B、桁部80b、湾曲リブ45(これらの詳細は後述する)と接触し摺動するようになる。
なお、下側のフック機構についても、上側のフック機構と同様な構造を有しており、使い捨てフィルタ50の下側部分が挟持される。これにより、使い捨てフィルタ50が4つのフック機構70によってフィルタ支持枠51に取り付けられることになる。
図10は、天面パネル43を単体で示したものであって、外側上部から見た斜視図である。図11は、天面パネル43の内側面を上側に向けた状態を示す斜視図である。また、図12は、図11に示すB部の部分拡大図である。
天面パネル43は、図10に示すように、壁掛け型空気調和装置1の天面13を構成する本体部81と、この本体部81の前縁部に設けられた2つのフィルタ案内部43Aとを備えている。これらの本体部81とフィルタ案内部43Aとは、樹脂材料によって一体に成形されている。
本体部81は、上面視において幅方向に長手方向を有する略矩形形状をなしており、外側を構成する枠部81aと、この枠部81aの内側に本体部81の前後方向に延在する桁部43Bと、本体部81の左右方向に延在するフィン81cとで構成されている。この桁部43B及びフィン81cは、それぞれ前後及び上下方向に格子状に交差しており、これらの間に形成された複数の開口が吸込口17となっている。
桁部43Bは、左右対称に配置され左側及び右側にそれぞれ2本(合計4本)設けられている。これらの桁部43Bの間隔Pは、図7及び図10に示すように、フィルタ33の桁部52bの間隔Pと等しくなっており、フィルタ33が挿入される際に、フィルタ33の桁部52bが天面パネル43の桁部43Bと一致する位置(対応する位置)に形成されている。
また、この桁部43Bには、図12に示すように、桁部43Bの裏側(空気調和機本体3の内部側)であって、本体部81の前縁部の付近に湾曲リブ45が設けられている。この湾曲リブ45は、空気調和機本体3の前方斜め下側に向けて緩やかな円弧を描く湾曲面を有している。
フィルタ案内部43Aは、図10及び図11に示すように、本体部81の幅方向に間隔を開けて2つ設けられており、左右対称に設けられている。このフィルタ案内部43Aは、本体部81の前縁部から略コ字形状をなして延びる外縁部80aと、この外縁部80aと本体部81の前縁部との間に位置し、桁部43Bを延長する態様で延びる桁部80bとで構成されている。このフィルタ案内部43Aは、図12に示すように、湾曲リブ45の円弧の前端からこの円弧の接線方向に略沿って前方斜め下側に延在している。
次に、本発明の実施の形態に係る作用について説明する。
フィルタ33は、4段目の昇降枠38に取り付けられた状態で、昇降枠35〜38を上昇させることにより、空気調和機本体3の内部に挿入される。このとき、フィルタ33は、前面11に沿って上昇した後、フィルタ33の上縁部33aが天面パネル43のフィルタ案内部43Aに接触するようになる。
より詳細には、上縁部33aのガイド部60に形成された傾斜面61がフィルタ案内部43Aの外縁部80aと接触して摺動することにより、上縁部33aの向きが天面パネル43の本体部81側に向けられるようになる。
フィルタ33が挿入方向に移動すると、突起部72の頂上部がフィルタ案内部43Aの桁部80bと接触して摺動することになる。上述したガイド部60の傾斜面61の傾斜角度は、この突起部72が桁部80bとスムースに接触できるような角度に形成されている。この突起部72の頂上部が桁部80bと接触すると、突起部72の突出高さの方がガイド部60の突出高さよりも高いために、ガイド部60とフィルタ案内部43Aとは接触しなくなる。
次に、この突起部72は、桁部80bに形成された湾曲リブ45の湾曲面上を摺動することにより、フィルタ33の上縁部33aの向きが、さらに空気調和機本体3の後方側に向けられるようになる。このとき、フィルタ33は、自己の弾性により自由に屈曲する。
フィルタ33がさらに移動すると、突起部72は、本体部81の桁部43Bの上を摺動する。この状態では、フィルタ33の上縁部33aの向きが空気調和機本体3の後方に向けられており、フィルタ33は略L字形状に屈曲した状態になる。このとき、上縁部33aは、図2に示すように、空気調和機本体3の上部3Aと天面パネル43とに挟まれる態様で、これらの間の隙間δ内に挿入されるようになる。
昇降枠35〜38が完全に上昇した状態では、図2に示すように、フィルタ33が前面11の吸込口15と天面13の吸込口17の内側の全体を覆うようになる。
本発明の実施の形態に係る壁掛け型空気調和装置によれば、天面パネル43の前縁部にフィルタ33の上縁部33aを案内するフィルタ案内部43Aを設けているので、フィルタ33の上縁部33aを前面11から天面13に滑らかに案内可能である。
また、フィルタ33の上縁部33aにフィルタ33の幅方向のほぼ全長に亘ってガイド部60を設け、このガイド部60がフィルタ案内部43Aの枠部81aに当たるようにしているので、フィルタ33が最初に屈曲する際に、より確実にかつ容易に屈曲させるようにすることができる。
フィルタ案内部43Aに桁部80bを設け、フィルタ33の挿入時に、フィルタの桁部52bとフィルタ案内部43Aの桁部80bとを同じ間隔Pで形成し、桁部52bと桁部80bとが対応する位置で接触・摺動するようにしているので、桁部80bで桁部52bを案内することができる。
また、フィルタ33の桁部52bに突起部72を設け、この突起部72がフィルタ案内部43Aの桁部80b上を摺動するので、フィルタ33とフィルタ案内部43Aの接触面積を小さくし、摩擦による影響を受け難くしている。
さらに、ガイド部60に傾斜面61を設けているので、フィルタの移動に伴って、ガイド部60から突起部72へスムースに移動することができる。
さらに、桁部43Bの裏側であって、本体部81の前縁部の付近に湾曲リブ45を設けているので、突起部72がこの湾曲リブ45の湾曲面上を移動するようになり、方向転換した後のフィルタ33の上縁部33aを、天面パネル43の下面に向けて滑らかに案内することができる。これにより、フィルタ案内部43A、及び湾曲リブ45の協働によって、フィルタ33の上部が、空気調和機本体3の前面11から天面13に対し、滑らかに案内されて進入が可能となる。
以上、本発明を実施するための最良の形態について述べたが、本発明は既述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術思想に基づいて各種の変形および変更が可能である。
本実施の形態において、フィルタ33の桁部52b、フィルタ案内部43Aの桁部80b、本体部81の桁部43Bの本数は、2本以上であってもかまわない。また、全ての桁部52b、80b、43Bが対応する位置に配置されていなくても、複数本のうちの一部が対応する位置に配置されていることで、フィルタ33の上縁部33aを案内可能であればそれでもかまわない。
本発明の実施形態における壁掛け型空気調和装置の全体斜視図である。 図1の側部断面図である。 前面パネルを取り外した状態であって、フィルタ昇降装置を下降動作し、フィルタを降下した状態を示す斜視図である。 フィルタ昇降装置の正面図である。 図2の状態からフィルタ昇降装置が下降動作している状態を示す側部断面図である。 図5の状態からフィルタ昇降装置が下降動作を完了した状態を示す側部断面図である。 フィルタ及び使い捨てフィルタを分解して示す斜視図である。 図7に示すA部の部分拡大斜視図である。 図8の押さえ部を折り曲げて突起部に嵌合させた状態を示す斜視図である。 天面パネルを上方斜め右側から見た斜視図である。 天面パネルの内面を上側に向けた状態を示す斜視図である。 図11に示すB部の部分拡大図である。
符号の説明
1 壁掛け型空気調和装置
3 空気調和機本体
3A 上部
5 前面パネル
7 熱交換器
9 送風機
11 前面
13 天面
15、17 吸込口
19 吹出口
21 スクロール部
31 フィルタ昇降装置
33 フィルタ
33a 上縁部(前縁部)
35、36、37、38 昇降枠
36C、36D、37C、37D ガイド
43 天面パネル
43A フィルタ案内部
43B 桁部
45 湾曲リブ
46 リンク機構
50 使い捨てフィルタ
51 フィルタ支持枠
51a 枠部
52b 縦桁部
51c 横桁部
52 フィルタ素材
60 ガイド部
61 傾斜面
70 フック部
71 押さえ部
71a 嵌合孔
71b 基端部
72 突起部
73 溝
80a 外縁部
80b 桁部
81 本体部
81a 枠部
81c フィン
P、δ 間隔

Claims (3)

  1. 本体の下側に昇降可能な昇降枠を備え、この昇降枠に前記本体の前面から天面に沿って進退可能であって本体の下に引き出し自在なフィルタを取り付けた壁掛け型空気調和装置において、
    前記本体の天面を構成する天面パネルを備え、この天面パネルは、前方斜め下側に延在し前記フィルタが前記前面から前記天面に挿入されるときに、前記フィルタの挿入方向における前縁部を前記天面に沿う方向へガイドするフィルタ案内部と、前記案内部から前記フィルタの挿入方向に延在する桁部と、を備え、
    前記フィルタの前縁部に前記桁部上を摺動し、前記前縁部を前記天面パネルに接触させることなく前記フィルタを前記本体の後方に向けて案内する突出高さを有する突起部を設けた、
    ことを特徴とする壁掛け型空気調和装置。
  2. 前記フィルタの前縁部には、前記突起部の前方に前縁に向かうに従って先細りする態様で傾斜面が形成され、前記傾斜面は、前記フィルタを前記前面から前記天面に挿入するときに前記フィルタ案内部の外縁部と接触して摺動することを特徴とする請求項1に記載の壁掛け型空気調和装置。
  3. 前記天面パネルの前記桁部には、前記フィルタ案内部から延在し、前記フィルタの挿入方向に緩やかな円弧を描く湾曲面を有する湾曲リブが形成されていることを特徴とする請求項2に記載の壁掛け型空気調和装置。
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