JP5786740B2 - 室内機 - Google Patents

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本発明は、互いに異なる側壁に設けられた複数の空気吹出口を有する天吊り型の室内機であって、設置場所の制約に応じて一部の空気吹出口を塞ぐ閉塞部材を備えた室内機に関する。
従来、天井から吊り下げて設置され、複数の方向に空気を吹き出し可能な天吊り型の室内機が知られている(例えば特許文献1)。特許文献1に開示されている室内機では、直方体形状のケーシングの4つの側壁に、側方に空気を吹き出すための空気吹出口がそれぞれ設けられている。
このような天吊り型の室内機では、1つ又は2つの空気吹出口が壁面に対面するというような設置場所の制約を受けることがある。この場合、4つの空気吹出口から4方向に空気を吹き出すと、例えば冷房時に壁に冷風が吹き付けられて壁に結露が生じる場合があり、また、省エネの観点からも無駄が多い。
そこで、特許文献1に開示されている室内機では、設置場所の制約に応じて空気吹出口の個数を変更するために一部の空気吹出口を塞ぐ閉塞部材が設けられている。
特開平10−205868号公報
特許文献1の室内機では、特許文献1の図4に示されているように、上部カバー80の内面と吹出口上部枠84との間に閉塞部材70の上部係止片71aが挟まれることにより閉塞部材70が室内機本体に固定される構造を備える。したがって、閉塞部材70の取り付け又は取り外しの際には、上部カバー70を一旦取り外してから閉塞部材70を取り付け又は取り外し、その後、上部カバー80を所定の部位に再度取り付けるという煩雑な作業が必要になる(特許文献1の段落0057−0059参照)。
本発明の目的は、互いに異なる側壁に設けられた複数の空気吹出口を有する天吊り型の室内機において、空気吹出口を塞ぐ閉塞部材の取り付け及び取り外しの作業性を向上させることである。
本発明の室内機は、互いに異なる側壁(W)に設けられた複数の空気吹出口(14)を有する室内機本体(8)と、前記複数の空気吹出口(14)の少なくとも一つを閉塞するための閉塞部材(70)と、を備える。前記閉塞部材(70)は、前記空気吹出口(14)を閉塞可能な大きさを有する閉塞板部(71)と、前記閉塞板部(71)の第1縁部から前記閉塞板部(71)に沿う方向に突出する第1突出片(72)と、前記閉塞板部(71)の前記第1縁部とは反対側の第2縁部から前記閉塞板部(71)の側方に突出する第2突出片(7)と、を備える。前記室内機本体(8)は、差込部(S)と、係合部(K)とを備える。前記差込部(S)は、前記空気吹出口(14)側に露出する差込口(S1)を有し、この差込口(S1)を通じて前記第1突出片(71)が前記側壁(W)に沿う方向に差し込まれる。前記係合部(K)は、外側に露出する差込口(K1)を有し、この差込口(K1)を通じて前記第2突出片(7)が外から差し込まれて係合する。
この構成では、空気吹出口(14)側に露出する差込口(S1)を有する差込部(S)が室内機本体(8)に設けられているとともに、外側に露出する差込口(K1)を有する係合部(K)が室内機本体(8)に設けられているので、例えば室内機本体(8)の上部化粧枠(9)や下部化粧枠(15)を取り外さなくても閉塞部材(70)の取り付け及び取り外しの作業を行うことができる。具体的に、閉塞部材(70)の取り付け作業では、まず、閉塞部材(70)の第1突出片(72)が空気吹出口(14)側に露出する差込口(S1)を通じて側壁(W)に沿う方向に向かって差込部(S)に差し込まれる。ついで、閉塞部材(70)の第2突出片(7)が外側に露出する差込口(K1)を通じて外から係合部(K)に差し込まれ、この係合部(K)に係合する。これにより、空気吹出口(14)が閉塞部材(70)の閉塞板部(71)に塞がれた状態で閉塞部材(70)が室内機本体(8)に取り付けられる。したがって、この構成では、互いに異なる側壁(W)に設けられた複数の空気吹出口(14)を有する天吊り型の室内機において、空気吹出口(14)を塞ぐ閉塞部材(70)の取り付け及び取り外しの作業性を向上させることができる。
本発明の他の室内機は、互いに異なる側壁(W)に設けられた複数の空気吹出口(14)を有する室内機本体(8)と、前記複数の空気吹出口(14)の少なくとも一つを閉塞するための閉塞部材(70)と、を備える。前記閉塞部材(70)は、前記空気吹出口(14)を閉塞可能な大きさを有する閉塞板部(71)と、前記閉塞板部(71)の第1縁部から前記閉塞板部(71)に沿う方向に突出する第1突出片(72)と、前記閉塞板部(71)の前記第1縁部とは反対側の第2縁部から前記閉塞板部(71)の側方に突出する第2突出片(7)と、を備える。前記室内機本体(8)は、差込部(S)と、係合部(K)とを備える。前記差込部(S)は、前記空気吹出口(14)側に露出する差込口(S1)を有し、この差込口(S1)を通じて前記第1突出片(71)が前記側壁(W)に沿う方向に差し込まれる。前記係合部(K)は、外側に露出する差込口(K1)を有し、この差込口(K1)を通じて前記第2突出片(7)が外から差し込まれて係合する。この室内機において、前記室内機本体(8)は、前記空気吹出口(14)の上方に設けられた上部化粧枠(9)と、この上部化粧枠(9)の内側に設けられた断熱材(57)と、をさらに備え、前記差込部(S)の前記差込口(S1)は、前記上部化粧枠(9)の下端部(9a)と前記断熱材(57)の下端部(57a)とが側方に互いに間隔をあけて配置されることにより形成されている。
この構成では、差込部(S)の差込口(S1)が上部化粧枠(9)の下端部(9a)と断熱材(57)の下端部(57a)との間に設けられた隙間により形成されているので、差込部(S)の差込口(S1)を形成するための別部材が必要とされず、部品点数の増加を防ぐことができる。
本発明のさらに他の室内機は、互いに異なる側壁(W)に設けられた複数の空気吹出口(14)を有する室内機本体(8)と、前記複数の空気吹出口(14)の少なくとも一つを閉塞するための閉塞部材(70)と、を備える。前記閉塞部材(70)は、前記空気吹出口(14)を閉塞可能な大きさを有する閉塞板部(71)と、前記閉塞板部(71)の第1縁部から前記閉塞板部(71)に沿う方向に突出する第1突出片(72)と、前記閉塞板部(71)の前記第1縁部とは反対側の第2縁部から前記閉塞板部(71)の側方に突出する第2突出片(7)と、を備える。前記室内機本体(8)は、差込部(S)と、係合部(K)とを備える。前記差込部(S)は、前記空気吹出口(14)側に露出する差込口(S1)を有し、この差込口(S1)を通じて前記第1突出片(71)が前記側壁(W)に沿う方向に差し込まれる。前記係合部(K)は、外側に露出する差込口(K1)を有し、この差込口(K1)を通じて前記第2突出片(7)が外から差し込まれて係合する。この室内機において、前記室内機本体(8)は、熱交換器(12)と、この熱交換器(12)の下方に設けられたドレンパン(24)と、前記空気吹出口(14)の下方に設けられた下部化粧枠(15)と、をさらに備え、前記係合部(K)の前記差込口(K1)は、前記ドレンパン(24)の側端部(24a)と、前記下部化粧枠(15)の側端部(15a)とが上下方向に互いに間隔をあけて配置されることにより形成されている。
この構成では、係合部(K)の差込口(K1)がドレンパン(24)の側端部(24a)と下部化粧枠(15)の側端部(15a)との間に設けられた隙間により形成されているので、係合部(K)の差込口(K1)を形成するための別部材が必要とされず、部品点数の増加を防ぐことができる。
本発明のさらに他の室内機は、互いに異なる側壁(W)に設けられた複数の空気吹出口(14)を有する室内機本体(8)と、前記複数の空気吹出口(14)の少なくとも一つを閉塞するための閉塞部材(70)と、を備える。前記閉塞部材(70)は、前記空気吹出口(14)を閉塞可能な大きさを有する閉塞板部(71)と、前記閉塞板部(71)の第1縁部から前記閉塞板部(71)に沿う方向に突出する第1突出片(72)と、前記閉塞板部(71)の前記第1縁部とは反対側の第2縁部から前記閉塞板部(71)の側方に突出する第2突出片(7)と、を備える。前記室内機本体(8)は、差込部(S)と、係合部(K)とを備える。前記差込部(S)は、前記空気吹出口(14)側に露出する差込口(S1)を有し、この差込口(S1)を通じて前記第1突出片(71)が前記側壁(W)に沿う方向に差し込まれる。前記係合部(K)は、外側に露出する差込口(K1)を有し、この差込口(K1)を通じて前記第2突出片(7)が外から差し込まれて係合する。この室内機において、前記第2突出片(7)は、側方に突出する突出部(7a)と、前記突出部(7a)の先端部において折り返された折り返し部(7b)とを含み、前記係合部(K)の差込口(K1)に差し込まれるときに前記突出部(7a)の先端部を支点として前記突出部(7a)と前記折り返し部(7b)とが近づく方向に弾性的に変形可能であり、前記係合部(K)は、係合部(K)に差し込まれた第2突出片(7)がその弾性によって前記突出部(7a)と前記折り返し部(7b)とが遠ざかる方向に戻り変形可能な空間(K2)を有し、かつ戻り変形した第2突出片(7)における前記折り返し部(7b)の先端部に対して側方に対向する内側面(K3)を有する。
この構成では、閉塞部材(70)の取り付け時には、第2突出片(7)が係合部(K)の差込口(K1)に配置された状態で閉塞部材(70)が空気吹出口(14)側に押し込まれることにより、第2突出片(7)は、突出部(7a)の先端部を支点として突出部(7a)と折り返し部(7b)とが近づく方向に弾性的に変形し、係合部(K)の差込口(K1)を通じて係合部(K)に差し込まれる。そして、係合部(K)が有する空間(K2)において、第2突出片(7)は、その弾性によって突出部(7a)と折り返し部(7b)とが遠ざかる方向に戻り変形するので、第2突出片(7)の折り返し部(7b)の先端部が係合部(K)の内側面(K3)に対して側方に対向する。これにより、第2突出片(7)が係合部(K)に係合する。この構成では、比較的簡単な構造で第2突出片(7)を係合部(K)に確実に係合させることができる。
前記室内機において、前記係合部(K)の前記内側面(K3)は、前記下部化粧枠(15)の内側面、又はこの下部化粧枠(15)の内側に設けられた補強用の補強部材(91)の内側面であるのが好ましい。
この構成では、下部化粧枠(15)や補強用の補強部材(91)がその主用途に加え、第2突出片(7)を係合させるという機能を併せ持つ。したがって、係合部(K)の内側面(K3)を形成するために別部材を設ける必要がなく、部品点数の増加を防ぐことができる。補強用の補強部材(91)としては、例えば下部化粧枠(15)を補強する目的やドレンパン(24)を補強する目的などで設けられる板金部材などが例示できる。
本発明によれば、互いに異なる側壁に設けられた複数の空気吹出口を有する天吊り型の室内機において、閉塞部材の取り付け及び取り外しの作業性を向上させることができる。
本発明の一実施形態に係る室内機を示す斜視図である。 図1に示す室内機を示す断面図である。 (A)は、前記室内機の空気吹出口に取り付けられる閉塞部材を示す斜視図であり、(B)は、(A)のIIIB−IIIB線断面図である。 図2における空気吹出口付近を拡大した断面図である。 前記閉塞部材の取り付け手順を示す断面図である。 前記閉塞部材の取り付け手順を示す断面図である。 前記閉塞部材の取り付け手順を示す断面図である。 前記閉塞部材の取り付け手順を示す斜視図である。 前記閉塞部材の第2突出片が室内機本体の係合部に係合した状態を示す断面図である。 前記室内機の変形例を示す概略図である。
以下、本発明の一実施形態に係る室内機10について図面を参照して詳細に説明する。
<室内機の全体構造>
図1及び図2に示すように、本実施形態に係る室内機10は、天井面T(図2参照)に吊り下げられて設置される天吊り型の室内機である。
室内機10は、室内機本体8と、閉塞部材70とを備える。室内機本体8は、直方体形状のケーシング11と、ケーシング11内において環状に配置された熱交換器12と、熱交換器12の内側に配置された送風機13と、熱交換器12の下方に設けられたドレンパン24とを備える。本実施形態では、室内機本体8とは、室内機10のうち閉塞部材70を除く他の部分をいう。
ケーシング11は、底面視で矩形状を有する。ケーシング11は、吸込グリル17を有する化粧板16と、天板19と、これらの間に位置する4つのコーナカバー40と、隣り合うコーナカバー40の間において水平方向に延びる4つの上部化粧枠9と、隣り合うコーナカバー40の間において水平方向に延びる4つの下部化粧枠15とを含む。
吸込グリル17と送風機13との間には、フィルター18が配置されている。ケーシング11の4つの側壁Wには空気吹出口14がそれぞれ設けられている。各上部化粧枠9は、対応する空気吹出口14の上方に設けられており、各下部化粧枠15は、対応する空気吹出口14の下方に設けられている。上部化粧枠9の内側には、上部化粧枠9及びこれに続く天板19に沿って断熱材57が配置されている。断熱材57は、例えば発泡ポリスチレンなどの発泡樹脂により形成されている。
熱交換器12としては、例えば、互いに平行に配置された複数本の伝熱管に対して多数の板状フィンを直交する状態で取り付けたクロスフィンタイプを用いることができるが、これに限定されない。熱交換器12は、冷房運転時には蒸発器として機能し、暖房運転時には凝縮器として機能する。
ドレンパン24は、熱交換器12において生じるドレン水を回収する。ドレンパン24は、例えば発泡ポリスチレンなどの発泡樹脂により形成されている。ドレンパン24は、熱交換器12の直下に位置してドレン水を一時的に収容可能な収容部24bと、この収容部24bよりも空気吹出口14側に位置し、空気吹出口14の下縁部14Lの一部を構成する側端部24aとを含む。側端部24aは、化粧板16の縁部及び下部化粧枠15の内側(上側)に設けられている。
送風機13としては、例えば遠心送風機(ターボファン)、斜流送風機などを用いることができる。送風機13は、円形のハブ21と、中央部に空気導入開口を有する円形のシュラウド22と、ハブ21とシュラウド22の間に保持された複数の羽根23とを含む羽根車を備える。送風機13のハブ21には、ファンモータ26の回転軸が接続されている。シュラウド22の下側には、送風機13へ室内空気を案内するためのベルマウス20が設けられている。このベルマウス20は、中央部にシュラウド22の開口よりも僅かに小さい開口を有している。送風機13の羽根車が回転すると、室内の空気は、化粧板16の吸込グリル17からケーシング11内に吸い込まれ、熱交換器12を通過した後、各空気吹出口14から側方に吹き出される。
各空気吹出口14は、ケーシング11を構成する部材によって形状及び大きさが区画される開口部である。具体的に、本実施形態では、各空気吹出口14は、その両サイドに位置するコーナカバー40、上部化粧枠9及び下部化粧枠15により区画される略矩形状の開口部である。4つの空気吹出口14のうち、一部の空気吹出口14には、空気の吹き出し方向を調節する風向板(水平羽根)25が設けられており、残りの空気吹出口14には、閉塞部材70が取り付けられている。
このような閉塞部材70を備えることにより、設置場所の制約に応じて吹き出し方向の数を調節できる。具体的に、室内機10は、閉塞部材70が取り付けられていない場合には4方向吹き出しの形態で使用され、1つの空気吹出口14に閉塞部材70が取り付けられている場合には3方向吹き出しの形態で使用され、2つの空気吹出口14に閉塞部材70が取り付けられている場合には2方向吹き出しの形態で使用され、3つの空気吹出口14に閉塞部材70が取り付けられている場合には1方向吹き出しの形態で使用される。
風向板25は、閉塞部材70が室内機本体8に取り付けられる際には空気吹出口14から取り外される。風向板25は、例えば合成樹脂により形成されており、撓み変形可能である。したがって、作業者は、風向板25を撓み変形させながら空気吹出口14から取り外すことができる。風向板25は、モータM(図5参照)によって角度が調節される。
<閉塞部材>
次に、閉塞部材70について説明する。図3(A)は、室内機本体8の空気吹出口14に取り付けられる閉塞部材70を示す斜視図であり、図3(B)は、図3(A)のIIIB−IIIB線断面図である。図4は、図2における空気吹出口14付近を拡大した断面図である。
閉塞部材70は、4つの空気吹出口14のうちの一部の空気吹出口14を塞ぐためのものである。閉塞部材70は、室内機本体8を構成する部材(例えば上部化粧枠9、下部化粧枠15などの部材)を取り外すことなく室内機本体8に簡単に装着可能な構造を有する。具体的には次の通りである。
図3(A),(B)に示すように、閉塞部材70は、空気吹出口14を閉塞可能な大きさ(空気吹出口14の開口面積とほぼ同じ表面積)を有する閉塞板部71と、閉塞板部71における第1縁部としての上縁部から上方に突出する複数の第1突出片72と、第2縁部としての下縁部から閉塞板部71の側方に突出する複数の第2突出片7と、閉塞板部71の内面に取り付けられた断熱材81とを備える。各第1突出片72及び各第2突出片7は、閉塞部材70の取り付け及び取り外しの際に撓み変形可能な程度の厚み、幅などのサイズを有している。閉塞部材70のうち断熱材81以外の部位は、例えば合成樹脂の成形加工、金属板材の板金加工などにより形成することができる。
本実施形態では、閉塞部材70は、2つの第1突出片72,72を備える。2つの第1突出片72,72は、閉塞板部71の長手方向に互いに間隔をあけて設けられている。各第1突出片72は、段差部72cを介して連続する基端部(下端部)72aと先端部(上端部)72bとを含む。先端部72bは、基端部72aよりも室内機本体8の水平方向内側に位置している。このような段差部72cが設けられていることにより、閉塞部材70を室内機本体8に取り付けた状態では、基端部72aと上部化粧枠9の下端部9aにおける外側面との段差が小さくなる(図4参照)。
各第1突出片72は、閉塞板部71の上縁部から閉塞板部71に沿う方向に突出している。「閉塞板部71に沿う方向」は、第1突出片72の突出方向と閉塞板部71とが平行である場合だけでなく、第1突出片72の突出方向が閉塞板部71に対して多少傾斜している場合も含む。具体的には、後述する差込部Sにおける間隙S2(図7参照)の形成方向、すなわち図7に示す断面における間隙S2の形成方向に第1突出片72の突出方向が適合するように、第1突出片72の突出方向を閉塞板部71に対して多少傾斜させてもよい。
また、本実施形態では、第1突出片72(第1突出片72の基端部72a)は、閉塞板部71と同一平面上に形成されているが、これに限定されない。第1突出片72は、閉塞板部71に対して内側(室内機本体8側)又は外側にずれた位置に設けられていてもよい。
本実施形態では、閉塞部材70は、4つの第2突出片7,7,7,7を備える。4つの第2突出片7,7,7,7は、閉塞板部71の長手方向に間隔をあけて設けられている。4つの第2突出片7,7,7,7は、両サイドの第2突出片75,75と、これらの間に位置する2つの第2突出片73,73とを含む。本実施形態では、第2突出片73は、第2突出片75よりも幅(閉塞板部71の長手方向の寸法)が大きい。
各第2突出片7は、側方に突出する突出部7aと、突出部7aの先端部において折り返された折り返し部7bとを含む。各第2突出片7は、後述する係合部Kの差込口K1に差し込まれるときに突出部7aの先端部を支点として突出部7aと折り返し部7bとが近づく方向に弾性的に変形可能である。本実施形態では、第2突出片7の突出部7aは、第1突出片72と直交しているが、これらは必ずしも直交していなくてもよい。
閉塞部材70は、図3(A)に示すように、閉塞板部71の下縁部から閉塞板部71の側方に突出する複数(本実施形態では2つ)の第3突出片77,77をさらに備える。各第3突出片77は、第2突出片75よりも閉塞板部71の長手方向の端部側に設けられている。各第3突出片77は、第2突出片75の突出部7aに連続して形成されており、この突出部7aと平行な姿勢で突出部7aと同じ方向(側方)に延びている。各第3突出片77は、折り返し部7bのような部位を有していない。両サイドに第3突出片77,77が設けられていることにより、室内機本体8に対する閉塞部材70の取り付け状態がより安定する。
また、閉塞部材70は、図3(A)に示すように、閉塞板部71の下縁部から閉塞板部71の側方に突出する複数(本実施形態では2つ)の第4突出片78,78をさらに備える。各第4突出片78は、第3突出片77とは反対側において第2突出片75に隣接して設けられている。各第4突出片78は、第2突出片75の突出部7aに連続して形成されており、この突出部7aと平行な姿勢で突出部7aと同じ方向(側方)に延びている。各第4突出片78は、折り返し部7bのような部位を有していない。
閉塞板部71の両サイドに設けられた第4突出片78,78は、各第2突出片75を係合部Kに差し込む際のガイドとして機能する。すなわち、第2突出片75よりも側方に突出している各第4突出片78が係合部Kの差込口K1に差し込まれると、各第4突出片78によって対応する第2突出片75が差込口K1に案内される。これにより、第2突出片75を係合部Kに円滑に差し込むことができる。
室内機本体8は、差込部Sと、係合部Kとを備える。差込部Sは、閉塞部材70の一端部(本実施形態では、第1突出片72)を支持し、閉塞部材70の一端部における水平方向の移動を規制するためのものである。係合部Kは、閉塞部材70の他端部(本実施形態では第2突出片7)を支持し、閉塞部材70の一端部における水平方向の移動を規制するためのものである。また、差込部S及び係合部Kは、室内機本体8を構成する部材(例えば上部化粧枠9、下部化粧枠15などの部材)を取り外すことなく閉塞部材70の一端部及び他端部をそれぞれ差し込み可能な構造を有する。具体的には次の通りである。
図4に示すように、差込部Sは、空気吹出口14の上縁部14Uに設けられている。差込部Sは、空気吹出口14側に露出する差込口S1と、この差込口S1に連通し、差込口S1から上方に延びる間隙S2(図6参照)とを含む。この間隙S2には、第1突出片72が配置される。差込部Sの差込口S1は、上部化粧枠9の下端部9aと断熱材57の下端部57aとが側方に互いに間隔をあけて配置されることにより形成されている。この差込口S1を通じて第1突出片72が側壁Wに沿う方向(上下方向又は上下方向に対して若干傾斜した傾斜方向)に差し込まれる。
本実施形態では、図4に示すように、断熱材57の下端部における最下端は、上部化粧枠9の最下端よりも下方に位置している。したがって、断熱材57の下端部は、その最下端の近傍の外側面が外側に露出している。これにより、第1突出片72を差込部Sに差し込む際には、第1突出片72の先端部を断熱材57の下端部における最下端近傍の外側面に当てながら挿入することができる。すなわち、当該外側面は、第1突出片72を案内する案内部として機能する。
係合部Kは、空気吹出口14の下縁部14Lに設けられている。係合部Kは、外側に露出する差込口K1と、この差込口K1に連通し、差込口K1から内側に延びる空間K2と、第2突出片73,75が対向する内側面K3とを含む。この差込口K1を通じて前記第2突出片7が側方に差し込まれて係合する。係合部Kの差込口K1は、ドレンパン24の側端部24aと、下部化粧枠15の側端部15aとが上下方向に互いに間隔をあけて配置されることにより形成されている。
係合部Kは、係合部Kに差し込まれた第2突出片7がその弾性によって突出部7aと折り返し部7bとが遠ざかる方向に戻り変形可能な空間K2を有し、かつ戻り変形した第2突出片7における折り返し部7bの先端部に対して側方に対向する内側面K3を有する。閉塞部材70に外側への力が加わった場合であっても、空間K2内の第2突出片7における折り返し部7bの先端が内側面K3に当接することにより、第2突出片7が係合部Kから抜けることが防止される。
係合部Kの内側面K3は、下部化粧枠15の内側(上側)に設けられた補強用の板金部材(補強部材)91の内側面K3である。板金部材91の内側面K3は、第2突出片7における折り返し部7bの先端部に対して側方に対向するように、差込口K1側に向かうほど上方に位置するように湾曲又は傾斜した形状を有する。すなわち、板金部材91は、折り返し部7bの先端部に対向させるために、差込口K1側に延設されている。
空間K2は、上側がドレンパン24の側端部24aの下面によって区画され、下側が板金部材91の上面によって区画され、内側が板金部材91の起立面によって区画されており、外側が差込口K1に連通している。空間K2の上下方向の大きさは、差込口K1の上下方向の開口寸法よりも大きい。
第2突出片7の上下方向の最大寸法(突出部7aの上面と折り返し部7bの先端部との距離)、すなわち第2突出片7に外力が加わっておらず弾性変形していない状態の寸法は、差込口K1の上下方向の開口寸法よりも大きい。
断熱材81は、例えば発泡ポリスチレンなどの発泡樹脂により形成されている。図4に示すように閉塞部材70が室内機本体8に取り付けられた状態では、断熱材81は、断熱材57の下端部57a及びドレンパン24の側端部24aに当接又は近接しており、空気吹出口14のほぼ全体を塞いでいる。
断熱材81の下端部81aがドレンパン24の側端部24aに当接している場合には、断熱材81がドレンパン24の側端部24aによって外側(閉塞板部71側)に押されることになる。その一方で、閉塞部材70は、第1突出片72が差込部Sによって外側への移動が規制されるとともに、第2突出片7が係合部Kによって外側への移動が規制されている。したがって、断熱材81の下端部81aがドレンパン24の側端部24aに当接している場合には、閉塞部材70のガタツキが抑制される。
次に、閉塞部材70の取り付け及び取り外しの手順について説明する。図5〜図9は、閉塞部材70の取り付け手順をそれぞれ示す断面図である。なお、以下の説明では、室内機本体8を現地に据え付ける際に同時に行われる閉塞部材70の取り付け手順を例に挙げて説明する。したがって、例えば図5は、室内機10の組立途中の状態、すなわち室内機10を構成する一部の部品(例えば化粧板16、風向板25などの部材)が取り付けられる前の状態を示している。
まず、図5に示すように、組立途中の室内機本体8は、据え付け時とは上下反対の状態で配置される(図5では、例えば下部化粧枠15が上部化粧枠9よりも上方に位置している。)。この配置状態で、作業者は、断熱材81を空気吹出口14側に向け、閉塞部材70の長手方向が水平方向を向く姿勢で閉塞部材70を把持する。
ついで、作業者は、図6に示すように、閉塞部材70を若干傾斜させた状態にして閉塞部材70の各第1突出片72の先端を室内機本体8の差込部Sの差込口S1に対向させる。ついで、作業者は、図7に示すように、各第1突出片72の先端を室内機本体8の差込部Sの差込口S1を通じて差込部Sの間隙S2に挿入する。
図8は、各第1突出片72の大半が差込部Sに差し込まれた状態を示している。図8に示す状態で、作業者は、下部化粧枠15の長手方向の両端部15Sを上方に少し持ち上げる。図8に図示されていない反対側の下部化粧枠15の端部も同様にして持ち上げられる。これにより、係合部Kの差込口K1の上下方向の開口寸法がより大きくなり、各第2突出片7を差し込みやすくなる。この状態で、作業者は、閉塞部材70の各第2突出片7を係合部Kの差込口K1を通じて係合部Kに差し込む。このとき、各第2突出片7は、突出部7aの先端部を支点として突出部7aと折り返し部7bとが近づく方向に弾性的に変形しながら、係合部Kの空間K2側に移動する。
そして、各第2突出片7は、折り返し部7bの先端部が板金部材91の側端部91aを通過すると、図9に示すように空間K2において第2突出片7の弾性によって突出部7aと折り返し部7bとが遠ざかる方向に戻り変形する。これにより、折り返し部7bの先端部が係合部Kの内側面K3に対して側方に対向するので、各第2突出片7が係合部Kに係合した状態となる。以上の手順により、空気吹出口14が閉塞部材70の閉塞板部71に塞がれた状態で閉塞部材70が室内機本体8に取り付けられる。
空気吹出口14から閉塞部材70を取り外す作業は、主に上記した取り付け手順の逆の手順で行われる。なお、係合部Kと第2突出片7との係合を解除するには、作業者は、例えば図8に示す板金部材91の両端部を上方に持ち上げながら閉塞部材70を手前(外側)に引けばよい。取り外す際の他の手順については、説明を省略する。
なお、室内機10が現地に据え付けられ、ある期間使用された後に、一部の空気吹出口14に閉塞部材70を取り付ける場合には、その前段階の作業として、空気吹出口14から風向板25を取り外す作業がさらに追加される以外は、上記の手順と同様にすればよい。風向板25を空気吹出口14から取り外す際には、作業者は、風向板25の両サイドを把持して風向板25を撓ませながら手前に引けばよい。これにより、空気吹出口14から風向板25が取り外される。
以上説明したように、本実施形態では、空気吹出口14側に露出する差込口S1を有する差込部Sが室内機本体8に設けられているとともに、外側に露出する差込口K1を有する係合部Kが室内機本体8に設けられているので、室内機本体8の上部化粧枠9及び下部化粧枠15を取り外さなくても閉塞部材70の取り付け及び取り外しの作業を行うことができる。具体的に、閉塞部材70の取り付け作業では、まず、閉塞部材70の第1突出片72が空気吹出口14側に露出する差込口S1を通じて側壁に沿う方向に向かって差込部Sに差し込まれる。ついで、閉塞部材70の第2突出片7が外側に露出する差込口K1を通じて側方に向かって係合部Kに差し込まれ、この係合部Kに係合する。これにより、空気吹出口14が閉塞部材70の閉塞板部71に塞がれた状態で閉塞部材70が室内機本体8に取り付けられる。したがって、この構成では、互いに異なる側壁に設けられた複数の空気吹出口14を有する天吊り型の室内機において、空気吹出口14を塞ぐ閉塞部材70の取り付け及び取り外しの作業性を向上させることができる。
また、本実施形態では、室内機本体8は、空気吹出口14の上方に設けられた上部化粧枠9と、この上部化粧枠9の内側に設けられた断熱材57と、をさらに備え、差込部Sの差込口S1は、上部化粧枠9の下端部9aと断熱材57の下端部57aとが側方に互いに間隔をあけて配置されることにより形成されている。したがって、差込部Sの差込口S1を形成するための別部材が必要とされず、部品点数の増加を防ぐことができる。
また、本実施形態では、室内機本体8は、熱交換器12と、この熱交換器12の下方に設けられたドレンパン24と、空気吹出口14の下方に設けられた下部化粧枠15とをさらに備え、係合部Kの差込口K1は、ドレンパン24の側端部24aと、下部化粧枠15の側端部15aとが上下方向に互いに間隔をあけて配置されることにより形成されている。したがって、係合部Kの差込口K1を形成するための別部材が必要とされず、部品点数の増加を防ぐことができる。
また、本実施形態では、第2突出片7は、側方に突出する突出部7aと、突出部7aの先端部において折り返された折り返し部7bとを含み、係合部Kの差込口K1に差し込まれるときに突出部7aの先端部を支点として突出部7aと折り返し部7bとが近づく方向に弾性的に変形可能であり、係合部Kは、係合部Kに差し込まれた第2突出片7がその弾性によって突出部7aと折り返し部7bとが遠ざかる方向に戻り変形可能な空間K2を有し、かつ戻り変形した第2突出片7における折り返し部7bの先端部に対して側方に対向する内側面K3を有する。したがって、この構成では、閉塞部材70の取り付け時には、第2突出片7が係合部Kの差込口K1に配置された状態で閉塞部材70が係合部Kに押し込まれることにより、第2突出片7は、突出部7aの先端部を支点として突出部7aと折り返し部7bとが近づく方向に弾性的に変形し、係合部Kの差込口K1を通じて係合部Kに差し込まれる。そして、係合部Kが有する空間K2において、第2突出片7は、その弾性によって突出部7aと折り返し部7bとが遠ざかる方向に戻り変形するので、第2突出片7の折り返し部7bの先端部が係合部Kの内側面K3に対して側方に対向する。これにより、第2突出片7が係合部Kに係合する。このように、この構成では、比較的簡単な構造で第2突出片7を係合部Kに確実に係合させることができる。
また、本実施形態では、係合部Kの内側面K3は、下部化粧枠15の内側に設けられた補強用の板金部材91の内側面である。この構成では、下部化粧枠15や補強用の板金部材91がその主用途に加え、第2突出片7を係合させるという機能を併せ持つ。したがって、係合部Kの内側面K3を形成するために別部材を設ける必要がなく、部品点数の増加を防ぐことができる。
なお、本発明は、前記実施形態に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で種々変更、改良等が可能である。
例えば、前記実施形態では、差込部Sが上部化粧枠9の下端部9aと断熱材57の下端部57aとにより形成される場合を例示したが、これに限定されない。例えば、図10に示す変形例のように、差込部Sは、上部化粧枠9に設けられた二股に分かれた下端部9a,9bを有する形態などであってもよい。これらの下端部9a,9b同士の隙間である間隙S2に各第1突出片72が差し込まれる。
また、前記実施形態では、第1突出片72及び差込部Sが空気吹出口14の上方に位置し、第2突出片7及び係合部Kが空気吹出口14の下方に位置する場合を例示したが、これらは上下逆の位置に設けられていてもよい。すなわち、第1縁部が閉塞板部71の下縁部であり、第2縁部が閉塞板部71の上縁部であってもよく、この場合、差込部Sが空気吹出口14の下縁部14Lに設けられ、係合部Kが空気吹出口14の上縁部14Uに設けられる。
また、第1突出片72及び差込部Sが空気吹出口14の一方の側方(例えば右方)に位置し、第2突出片7及び係合部Kが空気吹出口14の他方の側方(例えば左方)に位置していてもよい。すなわち、第1縁部が閉塞板部71の右縁部及び左縁部の一方であり、第2縁部が閉塞板部71の右縁部及び左縁部の他方であってもよく、この場合、差込部Sが空気吹出口14の右縁部及び左縁部の一方に設けられ、係合部Kが空気吹出口14の右縁部及び左縁部の他方に設けられる。
また、前記実施形態では、係合部Kの内側面K3が板金部材91の内側面である場合を例示したが、これに限定されない。係合部Kの内側面K3は、例えば下部化粧枠の内側面などのように板金部材91とは異なる部材によって構成されていてもよい。
前記実施形態では、係合部Kが内側面K3を有し、この内側面K3に閉塞部材70の第2突出片7が側方に対向することによって第2突出片7が係合部Kに係合する形態を例示したが、係合部Kは、第2突出片7が係合可能な構造を有していればよく、その構造は特に限定されない。
また、前記実施形態では、4方向に吹き出し可能な天吊り型の室内機を例に挙げて説明したが、2方向に吹き出し可能な室内機、3方向に吹き出し可能な室内機などであってもよい。
7 第2突出片
7a 突出部
7b 折り返し部
8 室内機本体
9 上部化粧枠
9a 上部化粧枠の下端部
10 室内機
14 空気吹出口
14L 下縁部
14U 上縁部
15 下部化粧枠
15a 側端部
24 ドレンパン
24a ドレンパンの側端部
25 風向板
57 断熱材
57a 断熱材の下端部
70 閉塞部材
71 閉塞板部
72 第1突出片
81 断熱材
91 板金部材(補強部材)
K 係合部
K1 差込口
K2 空間
K3 内側面
S 差込部
S1 差込口
S2 間隙
W 側壁

Claims (4)

  1. 互いに異なる側壁(W)に設けられた複数の空気吹出口(14)を有する室内機本体(8)と、
    前記複数の空気吹出口(14)の少なくとも一つを閉塞するための閉塞部材(70)と、を備え、
    前記閉塞部材(70)は、
    前記空気吹出口(14)を閉塞可能な大きさを有する閉塞板部(71)と、
    前記閉塞板部(71)の第1縁部から前記閉塞板部(71)に沿う方向に突出する第1突出片(72)と、
    前記閉塞板部(71)の前記第1縁部とは反対側の第2縁部から前記閉塞板部(71)の側方に突出する第2突出片(7)と、を備え、
    前記室内機本体(8)は、
    前記空気吹出口(14)側に露出する差込口(S1)を有し、この差込口(S1)を通じて前記第1突出片(71)が前記側壁(W)に沿う方向に差し込まれる差込部(S)と、
    外側に露出する差込口(K1)を有し、この差込口(K1)を通じて前記第2突出片(7)が外から差し込まれて係合する係合部(K)と、
    前記空気吹出口(14)の上方に設けられた上部化粧枠(9)と、
    この上部化粧枠(9)の内側に設けられた断熱材(57)と、を備え
    前記差込部(S)の前記差込口(S1)は、前記上部化粧枠(9)の下端部(9a)と前記断熱材(57)の下端部(57a)とが側方に互いに間隔をあけて配置されることにより形成されている室内機。
  2. 互いに異なる側壁(W)に設けられた複数の空気吹出口(14)を有する室内機本体(8)と、
    前記複数の空気吹出口(14)の少なくとも一つを閉塞するための閉塞部材(70)と、を備え、
    前記閉塞部材(70)は、
    前記空気吹出口(14)を閉塞可能な大きさを有する閉塞板部(71)と、
    前記閉塞板部(71)の第1縁部から前記閉塞板部(71)に沿う方向に突出する第1突出片(72)と、
    前記閉塞板部(71)の前記第1縁部とは反対側の第2縁部から前記閉塞板部(71)の側方に突出する第2突出片(7)と、を備え、
    前記室内機本体(8)は、
    前記空気吹出口(14)側に露出する差込口(S1)を有し、この差込口(S1)を通じて前記第1突出片(71)が前記側壁(W)に沿う方向に差し込まれる差込部(S)と、
    外側に露出する差込口(K1)を有し、この差込口(K1)を通じて前記第2突出片(7)が外から差し込まれて係合する係合部(K)と、
    交換器(12)と、
    この熱交換器(12)の下方に設けられたドレンパン(24)と、
    前記空気吹出口(14)の下方に設けられた下部化粧枠(15)と、を備え、
    前記係合部(K)の前記差込口(K1)は、前記ドレンパン(24)の側端部(24a)と、前記下部化粧枠(15)の側端部(15a)とが上下方向に互いに間隔をあけて配置されることにより形成されている室内機。
  3. 互いに異なる側壁(W)に設けられた複数の空気吹出口(14)を有する室内機本体(8)と、
    前記複数の空気吹出口(14)の少なくとも一つを閉塞するための閉塞部材(70)と、を備え、
    前記閉塞部材(70)は、
    前記空気吹出口(14)を閉塞可能な大きさを有する閉塞板部(71)と、
    前記閉塞板部(71)の第1縁部から前記閉塞板部(71)に沿う方向に突出する第1突出片(72)と、
    前記閉塞板部(71)の前記第1縁部とは反対側の第2縁部から前記閉塞板部(71)の側方に突出する第2突出片(7)と、を備え、
    前記室内機本体(8)は、
    前記空気吹出口(14)側に露出する差込口(S1)を有し、この差込口(S1)を通じて前記第1突出片(71)が前記側壁(W)に沿う方向に差し込まれる差込部(S)と、
    外側に露出する差込口(K1)を有し、この差込口(K1)を通じて前記第2突出片(7)が外から差し込まれて係合する係合部(K)と、を備え、
    前記第2突出片(7)は、側方に突出する突出部(7a)と、前記突出部(7a)の先端部において折り返された折り返し部(7b)とを含み、前記係合部(K)の差込口(K1)に差し込まれるときに前記突出部(7a)の先端部を支点として前記突出部(7a)と前記折り返し部(7b)とが近づく方向に弾性的に変形可能であり、
    前記係合部(K)は、係合部(K)に差し込まれた第2突出片(7)がその弾性によって前記突出部(7a)と前記折り返し部(7b)とが遠ざかる方向に戻り変形可能な空間(K2)を有し、かつ戻り変形した第2突出片(7)における前記折り返し部(7b)の先端部に対して側方に対向する内側面(K3)を有する室内機。
  4. 前記係合部(K)の前記内側面(K3)は、前記下部化粧枠(15)の内側面、又はこの下部化粧枠(15)の内側に設けられた補強用の補強部材(91)の内側面である、請求項に記載の室内機。
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