JP2023066161A - 空気調和機 - Google Patents

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Abstract

【課題】専用の支持用レールを設けず、従来からあるユニット本体を流用して、エアフィルタをユニット本体の側面方向から着脱自在に接続することができる空気調和機を提供する。【解決手段】筺体10の後面に設けられた吸込口21と、吸込口21に接続され筺体10内に吸込まれる空気から塵埃を捕捉するエアフィルタ60と、を備え、吸込口21の上縁部および下縁部には、一対の取付フランジ42、43が外部側に起立して設けられ、一対の取付フランジ42、43には、吸込口21の左右方向に間隔を置いて配置される分割レール44が複数設けられ、エアフィルタ60の上辺部63および下辺部64には、複数の分割レール44に係合する第1凸状部66が設けられ、第1凸状部66は、筺体10の側面方向から複数の分割レール46に係合可能であり、エアフィルタ60は、筺体10の側面方向から吸込口21に着脱される空気調和機。【選択図】図8

Description

本発明は、空気調和機に関する。
特許文献1には、建屋の天井裏に設置され、空気を吸込んで熱交換し、吹出しダクトを介して室内へ吹出すビルトイン型空気調和機が開示されている。このビルトイン型空気調和機は、ユニット本体が建屋の天井裏に設置され、内部に室内熱交換器と送風機を収容する。ユニット本体の下面部もしくは背面部に吸込口が設けられ、一対の支持用レールが、吸込口の周縁部で、互いに対向する辺部に着脱自在に取付けられ、エアフィルタが一対の支持用レールにユニット本体の側部から着脱自在に嵌め込まれる。
特許文献1に開示されたビルトイン型空気調和機によれば、エアフィルタを支持用レールに沿ってスライドさせれば、比較的容易にユニット本体から取外せる。また、エアフィルタのフィルタ部に付着する塵埃を除去した後は、エアフィルタを支持用レールに合わせて挿入していけばよい。このように比較的手間がかからずエアフィルタの着脱が行える。
特開2013-174399号公報
しかし、特許文献1に開示されたビルトイン型空気調和機は、エアフィルタをスライドさせるための専用の支持用レールを設ける必要があり、また、その支持用レールをユニット本体に取り付けなければならなかった。そのため、従来からあるユニット本体とは別の部材を用意しなければならず、空気調和機の低コスト化および軽量化を図れないという課題があった。
上記課題に鑑み、本発明の目的は、専用の支持用レールを設けず、従来からあるユニット本体を流用して、エアフィルタをユニット本体の側面方向から着脱自在に接続することができる空気調和機を提供するものである。
本発明の一態様は、建屋の天井裏に設置され、内部に室内熱交換器と送風機を収容するユニット本体と、ユニット本体の前面に設けられた空気吹出用の吹出口と、ユニット本体の後面に設けられた空気吸込み用の吸込口と、吸込口に接続されユニット本体内に吸込まれる空気から塵埃を捕捉するエアフィルタと、を備え、吸込口の上縁部および下縁部には、一対の取付フランジがユニット本体の外部側に起立して設けられ、一対の取付フランジには、吸込口の左右方向に間隔を置いて配置される分割レールが複数設けられ、エアフィルタの上辺部および下辺部には、複数の分割レールに係合する係合部材が設けられ、係合部材は、ユニット本体の側面方向から複数の分割レールに係合可能であり、エアフィルタは、ユニット本体の側面方向から吸込口に着脱される空気調和機である。
本発明によれば、専用の支持用レールを設けず、従来からあるユニット本体を流用して、エアフィルタをユニット本体の側面方向から着脱自在に接続することができる空気調和機を提供する。
本発明の実施形態に係る空気調和機の取付状態を示す断面図である。 本発明の実施形態に係る空気調和機の全体斜視図である。 本発明の実施形態に係る空気調和機のエアフィルタを外した状態の全体斜視図である。 本発明の実施形態に係る空気調和機のエアフィルタを外した状態の背面側の断面図(図3のA-A矢視断面図)である。 本発明の実施形態に係る空気調和機のエアフィルタの斜視図である。 本発明の実施形態に係る空気調和機のエアフィルタの断面図(図5のB-B矢視断面図)である。 本発明の実施形態に係る空気調和機の背面側の断面図である。 本発明の実施形態に係る空気調和機の背面側の拡大断面図である。 他の実施形態に係る空気調和機の背面側の拡大断面図である。
以下に、本発明に係る空気調和機の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
図1は、本実施形態の空気調和機の取付状態を示す断面図である。図2は、本実施形態の空気調和機の全体斜視図である。図3は、空気調和機のエアフィルタを外した状態の全体斜視図である。
図1を参照して、空気調和機1について説明する。図1は本実施形態に係る空気調和機1の取付状態を示す断面図であり、図1における矢印は空気流通方向を示す。空気調和機1は、室内2の天井板3の裏側である天井内空間4に配置されて使用されるダクト型空気調和機であり、天井躯体に吊りボルト5によって吊り下げられている。また、空気調和機1の後面には室内2の空気を取り込むための吸込ダクト6が接続され、空気調和機1の前面には熱交換した空気を室内2に送り込むための吹出ダクト7が接続されている。
空気調和機1は、箱型の筺体10を備え、筺体10の内部には室内熱交換器11、送風機12、ドレンパン13が収容されている。筺体10の内部は、前後方向(図1では紙面の左右方向)の中間に位置する仕切板30によって仕切られ、前方側に熱交換器室31が、後方側に送風機室32が配置されている。熱交換器室31には、室内熱交換器11と室内熱交換器の11の下側に位置するドレンパン13が配置されている。ドレンパン13は、室内熱交換器11で発生したドレン水を受ける凹状の受け皿14を有している。また、受け皿14はドレン孔50を備えている。ドレン孔50は図示されない蓋で閉じられている。尚、筐体10は本発明におけるユニット本体を示す。
送風機室32には、送風機12が配置されている。送風機12は図示しない送風機吸込口および送風機吹出口を備え、送風機12の動作により空気流が生成される。送風機12が動作することにより、吸込ダクト6を介して室内の空気を送風機吸込口から吸い込み、送風機吹出口から吹き出す。送風機吹出口は仕切板30に設けられた開口に接続され、熱交換器室31へ空気を送る。送風機12により生成された空気流は室内熱交換器11を通過し、室内熱交換器11を通過した空気流は吹出ダクト7を介して室内2に送られる。空気流は室内熱交換器11を通過する際に、室内熱交換器11に流れる冷媒と熱交換する。
図2は、空気調和機1を上方から見た全体斜視図である。尚、図2に示される空気調和機1の筺体10における、方向を矢印で記した。図2において、見えている三方の面の内、左側の面を左側面または左方、左側の面の反対側の面であって図2では見えていない面を右側面または右方とし、見えている三方の面の内、右側の面を後面または後方とし、後面の反対側の面であって図2では見えていない面を前面または前方とし、見えている三方の面の内、上側の面を上面または上方とし、上面の反対側の面であって図2では見えていない面を底面または下方として以下説明する。
筺体10は箱型に形成され、矩形状である上面を形成する天板15及び下面を形成する底板16と、前面を形成する前面板17及び後面を形成する後面板18と、左側面を形成する左側板19及び右側面を形成する右側板20とを有している。後面板18には、後述する吸込口21が形成され、吸込ダクト6が接続される。吸込口21には、筐体10内に吸込まれる空気から塵埃を捕捉する2つのエアフィルタ60が取り付けられている。前面板17には、図示されていないが、吹出ダクト7が接続される吹出口22が形成されている。図2では破線で示されているが、左側板19には左側開口部25が形成され、左側開口部25を塞ぐための左側開口蓋26が図示しないねじにより脱着可能に左側板19に取り付けられている。同様に、右側板20には図示しない右側開口部が形成され、また、右側開口部を塞ぐための図示しない右側開口蓋が図示しないねじにより脱着可能に右側板20に取り付けられている。左側開口部25と右側開口部は、室内熱交換器11の洗浄やメンテナンスを要するメンテナンス部品のメンテナンスに使用される。
図3は、空気調和機1のエアフィルタ60を外した状態の全体斜視図である。筺体10の後面板18には矩形状の吸込口21が後面板18の全域に渡って形成されている。吸込口21の上側の縁に配置される上縁部40には、上側横フランジ42が設けられ、吸込口21の下側の縁に配置する下縁部41には、下側横フランジ43が設けられている。吸込口21の左右の縁に配置される左縁部51および右縁部52には、縦フランジ53が設けられている。尚、上側の横フランジ42および下側の横フランジ43が本発明における取付フランジを示す。上側横フランジ42は、上縁部40から筺体10の外部側に向かう方向に起立している。同様に、下側横フランジ43も、下縁部41から筺体10の外部側に向かう方向に起立している。また、左縁部51に設けられた縦フランジ53は、左縁部51から筺体10の外部側に向かう方向に起立している。同様に、右縁部52に設けられた縦フランジ53も、右縁部52から筺体10の外部側に向かう方向に起立している。上側横フランジ42、下側横フランジ43、左右の縦フランジ53は、吸込ダクト6を取り付けるためのフランジとなる。
詳細構造は図4に示すが、図3に示すように、上側横フランジ42にはエアフィルタ60を取り付けるための分割レール44が左右方向に間隔を置いて4か所設けられている。下側横フランジ43にも、エアフィルタ60を取り付けるための分割レール44が左右方向に間隔を置いて4か所設けられている。上側横フランジ42に設けられた分割レール44と下側横フランジ43に設けられた分割レール44は、左右方向で同じ位置になるように配置されている。尚、本実施形態では分割レール44は、上側横フランジ42に4か所設けられ、下側横フランジ43に4か所設けられているが、それぞれ2か所以上設けられていればよい。また、上側横フランジ42に設けられた分割レール44と下側横フランジ43に設けられた分割レール44は、左右方向で同じ位置になるように配置されているが、例えば、左右方向で互い違いの位置になるように配置されていても構わない。
図4は、図3におけるA-A矢視断面図であって、空気調和機1からエアフィルタ60を外した状態の背面側を左方から見た断面図である。筐体10の後面板18に配置された上側横フランジ42に設けられた分割レール44は、前後方向に配置されて互いに対向する一対の支持片46を備えている。上側横フランジ42が備える一対の支持片46は上側横フランジ42から下方に向かって起立している。上側横フランジ42が備える一対の支持片46が凹条に形成された第1凹状部45を形成する。すなわち、上側横フランジ42に設けられた分割レール44は凹状に形成された第1凹状部45を有する。同様に、筐体10の後面板18に配置された下側横フランジ43に設けられた分割レール44は、前後方向に配置されて互いに対向する一対の支持片46を備えている。下側横フランジ43が備える一対の支持片46は下側横フランジ43から上方に向かって起立している。下側横フランジ43が備える一対の支持片46が凹条に形成された第1凹状部45を形成する。すなわち、下側横フランジ43に設けられた分割レール44は凹条に形成された第1凹状部45を備えている。上側横フランジ42および下側横フランジ43のそれぞれに設けられた分割レール44に形成されたそれぞれの第1凹状部45が、エアフィルタ60を筐体10の左側板19側から、もしくは、右側板20側から差し込むことができるレールとなる。
上側横フランジ42が備える一対の支持片46は、上側横フランジ42の一部を切り起して形成されている。そのため、上側横フランジ42が備える一対の支持片46同士の間には図示しない矩形状の開口が形成されている。同様に、下側横フランジ43が備える一対の支持片46は、下側横フランジ43の一部を切り起して形成されている。上側横フランジ42、下側横フランジ43には上記した支持片46を切り起すための開口が形成されているため、フランジとしては強度が弱くなるおそれがあるが、本実施形態では、上側横フランジ42、下側横フランジ43のそれぞれに設けられた分割レール44は連続的に形成されているのではなく間隔をおいて配置されているため、フランジとしての強度を確保できる。また、上下の一対の支持片46はそれぞれ上側横フランジ42、下側横フランジ43から切り起されて形成されているため、上側横フランジ42と下側横フランジ43のそれぞれに設けられた分割レール44は、それぞれ上側横フランジ42、下側横フランジ43と一体に形成されている。そのため、後付けでレールを筐体に取り付ける場合に比べて、組み立て作業が効率化できる。
図5は、エアフィルタ60の斜視図である。本実施形態では2つのエアフィルタ60が筐体10に取り付けられるが、2つのエアフィルタ60は同一の構造である。エアフィルタ60は外枠として矩形状に形成されたフィルタ枠61と、フィルタ枠61に取り付けられたフィルタ部62を備えている。フィルタ枠61は弾性変形可能な樹脂製である。フィルタ枠61は、上側の上辺部63、下側の下辺部64、左右の縦辺部73の4つの辺部で構成され、上辺部63、下辺部64、左右の縦辺部73の内側にはフィルタ部62を取り付けるための開口が形成されている。フィルタ部62はフィルタ枠61の内側に形成された開口に取り付けられる。フィルタ部62は吸込ダクト6から送られてくる室内2の空気から塵埃を捕捉し除去する機能を備えている。
上辺部63には、筐体10の側面方向から上側横フランジ42に設けられた分割レール44に挿入可能な第1凸状部66が設けられており、第1凸状部66は上辺部63の長手方向に亘って配置されている。第1凸状部66が本発明における係合部材である。第1凸状部66は、上辺部63の長手方向に亘って、ガイド部67と支持部68とを有する。本実施形態では、3個のガイド部67と6個の支持部68を有し、3個の支持部68で1組を構成し、3個のガイド部67の間に支持部68の1組が配置され、ガイド部67および支持部68の1組は上辺部63に交互に配置されている。支持部68の1組のそれぞれは、エアフィルタ60を筐体10に取り付けた状態で、分割レール44の位置に重なるように配置されている。
図5では示されてないが、下辺部64にも同様に、筐体10の側面方向から下側横フランジ43に設けられた分割レール44に挿入可能な第1凸状部66が設けられており、第1凸状部66は下辺部64の長手方向に亘って配置されている。下辺部64の第1凸状部66も本発明における係合部材である。第1凸状部66は、下辺部64の長手方向に亘って、ガイド部67と支持部68とを有する。本実施形態では、3個のガイド部67と6個の支持部68を有し、3個の支持部68で1組を構成し、3個のガイド部67の間に支持部68の1組が配置され、ガイド部67および支持部68の1組は下辺部64に交互に配置されている。支持部68の1組のそれぞれは、エアフィルタ60を筐体10に取り付けた状態で、分割レール44の位置に重なるように配置されている。なお、分割レール44は従来の本体ユニットにも、前後方向にエアフィルタ60を取り付けるための係合部として設けられているものである。
ガイド部67および支持部68の一組の長手方向における寸法は、分割レール44の長手方向における寸法より長く、エアフィルタ60を筐体10の左側板19または右側板20側から差し込む際に、ガイド部67および支持部68のいずれかが少なくとも1つの分割レール44に係合するように配置されている。そのため、エアフィルタ60を筐体10の左側板19または右側板20側から差し込む際に、ガイド部67および支持部68が分割レール44から前後方向に外れることなく、スムーズにエアフィルタ60を分割レール44に挿入することができる。
次に、図6を用いて、エアフィルタ60の断面構造について説明する。図6は、図5におけるB-B矢視断面図であって、エアフィルタ66のガイド部67が配置された位置での断面図である。エアフィルタ60は上辺部63と下辺部64を備え、上辺部63と下辺部64の間にフィルタ部62が配置されている。上辺部63には第1凸状部66が設けられ、上辺部63に設けられた第1凸状部66は、上辺部63から上方に向かって凸状に形成されている。上辺部63に設けられた第1凸状部66は図6に示されたガイド部67と図6には示されていない支持部68とを有する。ガイド部67は、上辺部63の前後方向後方の端部側寄りから上方に向かって起立する縦片70と、縦片70の先端から前後方向前方に向かって上辺部63に平行に配置される横片71と、上辺部63、縦片70、横片71を接続して縦片70および横片71を補強するための補強リブ72とを備えている。補強リブ72は、エアフィルタ60を筐体10の左側板19または右側板20側から差し込む際に、かつ、エアフィルタ60が筐体10に取り付けられた状態で、分割レール44の支持片46に干渉しないように形成されている。
同様に、下辺部64には第1凸状部66が設けられ、下辺部64に設けられた第1凸状部66は、下辺部64から下方に向かって凸状に形成されている。下辺部64に設けられた第1凸状部66は図6に示されたガイド部67と図6には示されていない支持部68を有する。ガイド部67は、下辺部64の前後方向後方の端部側寄りから下方に向かって起立する縦片70と、縦片70の先端から前後方向前方に向かって下辺部64に平行に配置される横片71と、下辺部64、縦片70、横片71を接続して縦片70と横片71を補強するための補強リブ72とを備えている。補強リブ72は、エアフィルタ60を筐体10の右側板19または左側板20側から差し込む際に、かつ、エアフィルタ60が筐体10に取り付けられた状態で、分割レール44の支持片46に干渉しないように形成されている。
支持部68の構造は図8に示しており、図8における下側の下辺部64に設けられた第1凸状部66が支持部68である。支持部68の構造はガイド部67と略同一であるが、ガイド部67との相違はガイド部67と異なり横片71を備えていない。支持部68は、下辺部64の前後方向後方の端部側寄りから外側に向かって起立する縦片70と、下辺部64、縦片70を接続して縦片70を補強するための補強リブ80とを備えている。上側の上辺部63に設けられた支持部68も下側の下辺部64に設けられた支持部68と同じ構造であるため説明は省略する。
第1凸状部66が有するガイド部67の補強リブ71と支持部68の補強リブ80は、エアフィルタ60を筐体10の左側板19側から差し込む際に、かつ、エアフィルタ60が筐体10に取り付いた状態で、分割レール44の支持片46に干渉しないように形成されている。また、支持部68はガイド部67と異なり横片71を備えていない。さらに、フィルタ枠61は弾性変形可能な樹脂製である。そのため、エアフィルタ60は筐体10に対して、筐体10の左側板19または右側板20の方向からだけではなく、筐体10の後面側から分割レール44に押し込んで変形させながら分割レール44に取り付けることができる。
図7は、本発明の実施形態に係る空気調和機の背面側のガイド部67が配置された位置での断面図であり、エアフィルタ60が吸込口21に取り付いた状態を示す。エアフィルタ60が吸込口21に取り付けられた状態では、支持部68としての第1凸状部66が分割レール44の第1凹状部45に係合する。これにより、エアフィルタ60は吸込口21に対して前後方向に外れることなく取り付けられることができる。
図8は、本発明の実施形態に係る空気調和機の背面側の拡大断面図である。図8の上側が、ガイド部67が配置された位置での断面であり、下側が、支持部68が配置された位置での断面である。
最初に、図8の上辺部63に設けられたガイド部67が上側横フランジ42に設けられた分割レール44に係合した状態の断面について説明する。エアフィルタ60の上辺部63には、上側横フランジ42に設けられた分割レール44の第1凹状部45に係合する係合部材としての第1凸状部66であるガイド部67の断面が表れている。上辺部63に設けられたガイド部67は縦片70、横片71、補強リブ72を備えており、補強リブ72は、第1凹状部45を構成する支持片46に干渉しないように形成されている。
次に、図8の下辺部64に設けられた支持部68が下側横フランジ43に設けられた分割レール44に係合した状態の断面について説明する。吸込口21の下縁部41に設けられた下側横フランジ43には分割レール44が設けられている。図8においては、下側横フランジ43に設けられた分割レール44の断面が表れている。エアフィルタ60の下辺部64には、分割レール44の第1凹状部45に係合する係合部材としての第1凸状部66である支持部68の断面が表れている。下辺部64に設けられた支持部68は縦片70および補強リブ80を備えており、補強リブ80は、第1凹状部45を構成する支持片46に干渉しないように形成されている。
エアフィルタ60の上辺部63および下辺部64のそれぞれに設けられたガイド部67の補強リブ72および支持部67の補強リブ80は、上側横フランジ42および下側横フランジ43それぞれに設けられた分割レール44の第1凹状部45を構成する支持片46に干渉しないように形成されているため、エアフィルタ60を筐体10の左側板19側または右側板20側から差し込んで、左右方向にスライドさせて筺体10に取り付けることができる。さらに、エアフィルタ60の上辺部63および下辺部64のそれぞれに設けられた支持部67は縦片70および補強リブ80を備えているが横片71を有せず、また、フィルタ枠61は弾性変形可能な樹脂製であるため、図8に示す矢印の方向である前後方向の向きでエアフィルタ60を押し込むことによりエアフィルタ60を変形させて、分割レール44にはめ込むことができる。
次に、エアフィルタ60を筐体10の左側板19側または右側板20側から差し込む場合の差し込む方法について説明する。本実施形態では、吸込口21の周縁部に上側横フランジ42、下側横フランジ43および左右の縦フランジ53が設けられているが、まずは、左右の縦フランジ53が設けられていない場合の態様について説明する。
左右の縦フランジ53が設けられていない場合は、エアフィルタ60を筐体10の左側板19側または右側板20側から差し込む場合に、邪魔になるものが無いので、2つあるうちのエアフィルタ60のひとつを後面板18に対して平行な状態にして筐体10の左側板19側および右側板20側のいずれか一方の側から、第1凸状部66のガイド部67を分割レール44の第1凹状部45に係合させて挿入し、所定の位置まで押し込む。ガイド部67がスライドレールの役割をするので、スライドするように押し込むことができる。ひとつ目のエアフィルタ60が所定の位置まで押し込まれたら、同様に、ふたつ目のエアフィルタ60を後面板18に対して平行な状態にして筐体10の左側板19側および右側板20側の他方の側から、第1凸状部66のガイド部67を分割レール44の第1凹状部45に係合させて挿入し、所定の位置まで押し込んで完了する。
次に、本実施形態である吸込口21に左右の縦フランジ53が設けられている場合について、エアフィルタ60を筐体10の左側板19側または右側板20側から差し込む方法について説明する。吸込口21に左右の縦フランジ53が設けられているため、エアフィルタ60を後面板18に対して平行な状態にして筐体10の左側板19側または右側板20側から、第1凸状部66のガイド部67を分割レール44の第1凹状部45に係合させて挿入することはできない。そのため、エアフィルタ60を後面板18に対して平行ではなく角度をつけて、縦フランジ53を乗り越えるようにして、第1凸状部66のガイド部67を分割レール44の第1凹状部45に係合させる。次にエアフィルタ60を後面板18に対して押し付けながら、ガイド部67を分割レール44の第1凹状部45に挿入する。フィルタ枠61は弾性変形可能な樹脂製であるため、エアフィルタ60を後面板18に対して角度をつけて、縦フランジ53を乗り越えるようにして、エアフィルタ60を後面板18に対して押し付けることにより、第1凸状部66のガイド部67を分割レール44の第1凹状部45に係合させて挿入することができる。
次に、図9を用いて、他の実施形態の空気調和機81について説明する。最初の実施形態の空気調和機1との相違は、他の実施形態のエアフィルタ82の構成が最初の実施形態のエアフィルタ60の構成と相違するだけであり、他の構成については筺体10を含め同じである。最初の実施形態と同一の構成については同一の符号を付し詳細な説明は省略する。
筐体10の後面板18に配置された上側横フランジ42に設けられた分割レール44は、前後方向に配置されて互いに対向する一対の支持片46を備えている。一対の支持片46は上側横フランジ42から下方に向かって起立している。一対の支持片46は凸状に形成された第2凸状部47を構成する。すなわち、上側横フランジ42に設けられた分割レール44は凸条に形成された第2凸状部47を有する。同様に、筐体10の後面板18に配置された下側横フランジ43に設けられた分割レール44は、前後方向に配置されて互いに対向する一対の支持片46を備えている。下側横フランジ43に設けられた一対の支持片46は下側横フランジ43から上方に向かって起立している。一対の支持片46は凸条に形成された第2凸状部47を構成する。すなわち、下側横フランジ43に設けられた分割レール44は凸条に形成された第2凸状部47を備えている。分割レール44の第2凸状部47が、エアフィルタ60を筐体10の左側板19側から、もしくは、右側板20側から差し込むことができるレールとなる。
エアフィルタ60の上辺部63には、筐体10の側面方向から上側横フランジ42に設けられた分割レール44に挿入可能な第2凹状部74が設けられており、第2凹状部74は上辺部63の長手方向に亘って複数配置されている。第2凹状部74が本発明における係合部材である。第2凹状部74は、エアフィルタ60を筐体10に取り付けた状態で、分割レール44の位置に重なるように配置されている。下辺部64にも同様に、筐体10の側面方向から下側横フランジ43に設けられた分割レール44に挿入可能な第2凹状部74が設けられており、第2凹状部74は下辺部64の長手方向に亘って複数配置されている。下辺部64の第2凹状部74も本発明における係合部材である。第2凹状部74は、エアフィルタ60を筐体10に取り付けた状態で、分割レール44の位置に重なるように配置されている。
他の実施形態の空気調和機81においては、筐体10の後面板18に配置された上側横フランジ42、下側横フランジ43には、凸条に形成された第2凸状部47を有する分割レール44が設けられ、また、エアフィルタ60の上辺部63および下辺部64には第2凹状部74が設けられているので、エアフィルタ60を筐体10の左側板19側または右側板20側から差し込んで、筺体10に取り付けることができる。
以上のように、従来から本来ユニットに備わっている分割レール44を流用し、エアフィルタ60にガイド部67を設けることでエアフィルタ60を左右方向にスライドして着脱することを可能とした。
以上、限られた数の実施形態を参照しながら説明したが、権利範囲はそれらに限定されるものではなく、上記の開示に基づく実施形態の改変は、当業者にとって自明のことである。
1…空気調和機、10…筺体、11…室内熱交換器、12…送風機、13…ドレンパン、15…天板、16…底板、17…前面板、18…後面板、19…左方の側板、20…右方の側板、21…吸込口、22…吹出口、25…左側の開口部、26…左側の開口蓋、27…右側の開口部、28…右側の開口蓋、30…仕切板、31…熱交換器室、32…送風機室、40…上縁部、41…下縁部、42…上側の横フランジ、43…下側の横フランジ、44…分割レール、45…第1凹状部、46…支持片、47…第2凹状部、51…左縁部、52…右縁部、53…縦フランジ、60…エアフィルタ、61…フィルタ枠、62…フィルタ部、63…上辺部、64…下辺部、66…第1凸状部、67…ガイド部、68…支持部、70…縦片、71…横片、72…補強リブ、73…縦辺部、74…第2凹状部、80…補強リブ、81…空気調和機、82…エアフィルタ、90…空気調和機、91…エアフィルタ

Claims (5)

  1. 建屋の天井裏に設置され、内部に室内熱交換器と送風機を収容するユニット本体と、
    前記ユニット本体の前面に設けられた空気吹出用の吹出口と、前記ユニット本体の後面に設けられた空気吸込み用の吸込口と、
    前記吸込口に接続されユニット本体内に吸込まれる空気から塵埃を捕捉するエアフィルタと、を備え、
    前記吸込口の上縁部および下縁部には、一対の取付フランジが前記ユニット本体の外部側に起立して設けられ、
    一対の前記取付フランジには、前記吸込口の左右方向に間隔を置いて配置される分割レールが複数設けられ、
    前記エアフィルタの上辺部および下辺部には、複数の前記分割レールに係合する係合部材が設けられ、
    前記係合部材は、前記ユニット本体の側面方向から複数の前記分割レールに係合可能であり、
    前記エアフィルタは、前記ユニット本体の側面方向から前記吸込口に着脱されることを特徴とする空気調和機。
  2. 前記係合部材の左右方向の寸法は、一つの前記分割レールの左右方向の寸法より長く、前記エアフィルタが前記吸込口に取り付ける際に、前記係合部材は少なくとも1つの前記分割レールに係合することを特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
  3. 前記分割レールは凹状に形成された第1凹状部を備え、前記係合部材は凸状に形成された第1凸状部を備え、
    前記エアフィルタが前記吸込口に取り付けられたとき、前記第1凸状部が前記第1凹状部に係合することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の空気調和機。
  4. 前記分割レールは凸状に形成された第2凸状部を備え、前記係合部材は凹状に形成され第2凹状部を備え、
    前記エアフィルタが前記吸込口に取り付けられたとき、前記第2凸状部が前記第2凹状部に係合することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の空気調和機。
  5. 前記吸込口の左右縁部には、前記吸込みダクトを取り付けるための一対の縦フランジが前記ユニット本体の外部側に起立して設けられ、
    前記エアフィルタは弾性変形可能なフィルタ枠を備え、前記フィルタ枠に前記係合部材が設けられており、
    前記係合部材が、左右方向に間隔を置いて複数ある前記分割レールの少なくとも1つに係合した状態で、前記フィルタ枠は、前記縦フランジを乗り越えて変形可能であることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の空気調和機。
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