JP2017053559A - 空気調和機の室内機 - Google Patents

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裕太 橋本
Yuta Hashimoto
裕太 橋本
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Abstract

【課題】てんつり型室内機と床埋型室内機など複数形態の室内機に対応できる空気調和機の室内機を得る。【解決手段】空気調和機の室内機は、キャビネットと、このキャビネット内に設けられた送風機部及び熱交換器部を備える。また、前記キャビネットの上部及び下部のそれぞれに設けられ、前記送風機部に空気を送るための吸込口と、前記送風機部を前記キャビネット内に下向きに設置するための取り付け部と、前記送風機部を前記キャビネット内に上向きに設置するための取り付け部とを備えている。【選択図】図2

Description

本発明は、空気調和機の室内機に係り、特にてんつり型室内機や床埋型室内機など複数の使用形態に対応可能な室内機に関する。
複数の使用形態に対応可能な室内機の従来技術としては、特開2011−102655号公報(特許文献1)に記載のものなどがある。この特許文献1のものには、電装品箱を送風機室の角隅に取り付けた場合であっても、縦置き、横置きを自在に選択することが可能なダクト型空気調和機について記載されている。
特開2011−102655号公報
上記特許文献1のものにおいては、縦置き、横置きを自在に選択可能なダクト型空気調和機について記載されているが、空気調和機の室内機においては、てんつり型や床埋型などがあり、これらの室内機においては、それぞれ形態に応じて、個別に開発して設計する必要があり、開発時間や開発コストなどに多くの労力を費やす必要があった。
本発明の目的は、てんつり型室内機と床埋型室内機など複数形態の室内機に対応できる空気調和機の室内機を得ることにある。
上記目的を達成するため、本発明は、キャビネットと、このキャビネット内に設けられた送風機部及び熱交換器部を備える空気調和機の室内機であって、前記キャビネットの上部及び下部のそれぞれに設けられ、前記送風機部に空気を送るための吸込口と、前記送風機部を前記キャビネット内に下向きに設置するための取り付け部と、前記送風機部を前記キャビネット内に上向きに設置するための取り付け部とを備えていることを特徴とする。
本発明によれば、てんつり型室内機と床埋型室内機など複数形態の室内機に対応できる空気調和機の室内機を得ることができる効果が得られる。
本発明の空気調和機の室内機の実施例1を説明する図で、本発明を適用した室内機を空調対象となる部屋に設置した例を示す概略図である。 図1に示すてんつり型室内機の構成を説明する概略側面図で、側面カバーを除去して内部構成が見えるようにした図である。 図2に示すてんつり型室内機の斜視図である。 図2、図3に示す送風機部の拡大斜視図である。 図2に示す熱交換器のキャビネットへの取り付け構造を示す側面図である。 図5のA部を拡大して示す要部拡大図である。 図1に示す床埋型室内機の構成を説明する概略側面図で、側面カバーを除去して内部構成が見えるようにした図である。 図7に示す床埋型室内機の変形例を示す図で、図7に相当する図である。 図7に示す床埋型室内機の平面図である。
以下、本発明の空気調和機の室内機の具体的実施例を、図面を用いて説明する。各図において、同一符号を付した部分は同一或いは相当する部分を示している。
本発明の空気調和機の室内機の実施例1を図1〜図9を用いて説明する。本実施例1では、てんつり型室内機と床埋型室内機の2つ室内機の形態に対応することのできる空気調和機の室内機の例について説明する。
まず、本発明を適用した室内機を空調対象となる部屋に設置した例を図1に示す概略図により説明する。
図1において、1は空調対象となる部屋(室内空間)、2は部屋1の天井で、この天井2にはてんつり型室内機3が吊りボルト4により取り付けられている。5は部屋1の床で、この床5の下部には床下空間5aが設けられており、この床下空間5aには床埋型室内機6が前記床下空間5aを形成している床下構造物5bに、アンカーボルト7により取り付けられている。なお、この例では、本実施例の説明を容易にするために、同一の部屋に、前記てんつり型室内機3と前記床埋型室内機6を設置している例を示しているが、これらは通常、別の部屋や別の建屋に設置される。
前記てんつり型室内機3と前記床埋型室内機6は、筐体、送風機部、熱交換器、電気品箱など、室内機を構成するほとんどの部品が共通の部品(同一構造の部品)を使用して構成されている。即ち、てんつり型室内機3と床埋型室内機6の2つの形態の室内機に対応できるように、室内機を構成する部品のほとんどを、てんつり型と床埋型で共用して(共通の部品を使用して)組み立て可能に構成されている。
図2は、図1に示すてんつり型室内機の構成を説明する概略側面図で、側面カバーを除去して内部構成が見えるようにした図である。
図2に示すてんつり型室内機3において、8はキャビネット(筐体)11の下面に設けられ、後述する送風機部に室内空間1の空気を送るための吸込口(図9参照)で、この吸込口8にはエアーフィルター9が設置されている。10は前記キャビネット11内の前面側と後面側に対向するように設けられている熱交換器部で、この前後の熱交換器部10の間には、ほぼその中央部に、送風機12と、この送風機12を駆動する電動機13と、この電動機13の取り付け部となる電動機ベース13aと、この電動機ベース13aを取り付けるための送風機フレーム14を有する送風機部15が設けられている。前記送風機部15は電動機クランプ16を介して、前記キャビネット11の上部に設けられた取り付け部に下向きに設置されている。
17は冷房運転時に前記熱交換器部10で結露する結露水(ドレン)を受けて捕集するためのドレンパンで、このドレンパン17は熱交換器部10の下方に設置され、ドレンを捕集する部分が断面コの字形状となっており、全体として一体型のものが使用されている。なお、前記ドレンパン17は、熱交換器部10とキャビネット11にねじ止めできる構造を採用しており、キャビネット11に対する取付け高さ位置を、てんつり型室内機3や床埋型室内機6などの室内機の形態に併せて、自由に調整可能に構成されている。
18は前記ドレンパン17の下部と前記エアーフィルター9との間、即ち前記キャビネット11内の下方に配置されて、前記キャビネット11に取り付けられている電気品箱である。この電気品箱18には前記送風機12を制御するための電気部品などが設けられており、前記キャビネット11下部に設けられている電気品箱固定部にねじ止めされて固定されており、容易に取り付け可能な構成となっている。従って、前記電気品箱18のメンテナンスは、前記エアーフィルター9を取り外すことにより容易に行うことができる。
10aは前記熱交換器10の下部に設けられ、熱交換器10で結露した結露水などを受ける露受け、19は前記送風機12のベルマウス部12aと前記露受け10aに接続され、前記送風機12の吸込側と吐出側とを仕切る仕切り板である。また、20は前記ドレンパン17の内側に設置されているドレンポンプで、このドレンポンプ20により前記ドレンパン18に溜まった結露水(ドレン)などを室内機外にスムーズに排出できるようになっている。21はこのドレンポンプ20から排出されたドレンを室内機外に排出するための排水口で、この排水口21は前記キャビネット11の上方に設けられており、この構成により、他の形式の室内機(床埋型室内機)との排水口の共用化を可能としている。
22は前記キャビネット11の前面と後面にそれぞれ設けられた吹出口である。なお、24は室内機3を天井2に吊るための吊りボルト4を連結するブラケットである。
このように構成されているてんつり型室内機3の空気の流れを説明する。前記送風機12が回転すると、キャビネット11の下部に設けられた吸込口8から室内空間(部屋)1(図1参照)の空気は矢印25で示すように吸い込まれ、この吸い込まれた空気はエアーフィルター9を通過後、キャビネット(筐体)11のほぼ中央に配置された前記送風機12によって昇圧され、前記熱交換器10側に吹き出されて、該熱交換器10を通過し、前記吹出口22から矢印26で示すように前記室内空間1に吹き出される。
図3は図2に示すてんつり型室内機の斜視図であり、側面カバーや吹出口22のガードを取り外して、内部構成がわかるように図示している。また、図2に同一符号を付した部分は図2と同一部分であるので、詳細な説明は省略する。なお、図3に示す15が図2で説明した送風機部で、この送風機部15の構成を、図4を用いて詳細に説明する。
図4は図2、図3に示す送風機部の拡大斜視図である。この図に示すように、送風機部15は、送風機12と、この送風機12に直結されて該送風機12を駆動する電動機13と、この電動機13を送風機フレーム14に取り付けるための電動機ベース13aなどから構成されている。前記電動機ベース13aを取り付けるための前記送風機フレーム14は、この図4に示すように、略直方体形状のキャビネット形状となっており、前記電動機ベース13aを固定する横フレーム14a、縦フレーム14b及び送風機12の吸込側となる横フレーム14cにより構成されている。
なお、14dは、前記横フレーム14aに形成されているボルト穴で、このボルト穴14dを介して前記電動機クランプ16と連結され、前記送風機部15は前記電動機クランプ16を介して前記キャビネット11を構成するフレームに取り付けられている。また、12aは前記送風機12に吸い込まれる空気を案内するベルマウスで、このベルマウス12aに、図2に示す仕切り板19が取り付けられる。
図5は図2に示す前記熱交換器部10の前記キャビネット11への取り付け構造を示す側面図、図6は図5のA部を拡大して示す要部拡大図である。これらの図を用いて、前記熱交換器部10の前記キャビネット11への取り付け構造を説明する。熱交換器部10にはその下部に前記露受け10aが取り付けられ、上部には上カバー10bが取り付けられている。
一方、前記キャビネット11のフレーム11aには、前記熱交換器部10を取り付けるための固定板27が、図5に示すように、前記熱交換器部10の高さ寸法に応じて上下にねじ止めされて固定されている。この固定板27に図5及び図6に示すように、ねじ28により、下の固定板27には前記露受け10aが取り付けられ、上の固定板27には前記上カバー10bが取り付けられることにより、前記熱交換器部10はフレーム11aに取り付け固定される。なお、図5では、熱交換器部10の手前側のみ示しているが、熱交換器10の奥側も同様の取り付け構造でフレーム11aに取り付けられている。
また、前記熱交換器部10の取り付け位置を、室内機の形態に応じて変更できるように、前記フレーム11aには上下方向に複数のねじ穴(図示せず)が設けられている。図2に示すてんつり型室内機3の場合、熱交換器部10はキャビネット11内の上部に設置されるので、図5、図6に示す固定板27は、取り付けられる前記熱交換器部10の取り付け位置に応じて、そのフレーム11aへの取り付け位置を変更できるようになっている。なお、後述する床埋型室内機6の場合には、図7に示すように、熱交換器部10は、てんつり型室内機3の場合よりもキャビネット11内の下部に設置されるので、図5、図6に示す固定板27の取り付け位置は、前記フレーム11aに対してより下方に変更される。
図5、図6では熱交換器部10の取り付け構造について説明したが、前記ドレンパン17や前記ドレンポンプ20、更に前記吊りボルト4に連結されるブラケット24についての取り付け構造も上述した熱交換器部10の取り付け構造と同様の構成となっている。即ち、てんつり型室内機3や床埋型室内機6など、室内機の形態に応じて、前記ドレンパン17、前記ドレンポンプ20、前記ブラケット24の前記キャビネット11への取り付け位置も上下方向に変更可能な構成となっている。
なお、本実施例の室内機は、前記キャビネット11の下部にのみ前記吸込口8(下部吸込口8a)が形成されているのではなく、前記キャビネット11の上部にも吸込口8(上部吸込口8b(図7参照))が形成されている。室内機の形態が図2、図3に示すように、てんつり型室内機3である場合には、前記キャビネットの上部吸込口8bは、図3に示すように、キャビネット11の上面全体を覆う吸込口のないカバー部材状の塞ぎ板33を取り付けるか、或いは前記上部吸込口8bの部分のみを塞ぐ塞ぎ板を用いて、前記上部吸込口8bを塞いでいる。
また、室内機の形態が後述する床埋型室内機6として使用される場合には、前記上部吸込口8bが使用されるので、この上部吸込口8bの位置に対応して前記エアーフィルター9を設置できるように、キャビネット11の上部にも前記エアーフィルター9の取り付け部が設けられている。同様に、前記電気品箱18についてもキャビネット11内の上部に設置できるように、キャビネット11の上部にも前記電気品箱固定部が設けられている。更に、床埋型室内機6として使用される場合には、前記送風機部15がてんつり型室内機3の場合とは反転して上向きに設置されるので、前記キャビネット11の下部にも前記送風機部15を、前記電動機クランプ16を介して上向きに設置するための取り付け部が設けられている。
上記のように空気調和機の室内機を構成することにより、てんつり型室内機3としてだけでなく、床埋型室内機6としても、ほとんどの部品を共用化して製作することが可能となる。
次に、空気調和機の室内機を、図2〜図6で説明したてんつり型室内機3と、ほとんど同一の部品を用いて、図1に示す床埋型室内機6を構成する場合の例を図7により説明する。図7は図1に示す床埋型室内機6の構成を説明する概略側面図で、側面カバーを除去して内部構成が見えるようにした図である。図7において、図2〜図6と同一符号を付した部分は同一或いは相当する部分であり、図2〜図6と異なる構成の部分を中心に説明する。
図7に示す床埋型室内機6において、前述したてんつり型室内機3との大きな違いは、吸込口8が上方にあることである。従って、キャビネット11に設けた上部吸込口8bから室内空間1(図1参照)の空気を吸い込み、キャビネット11の前面及び後面の吹出口22から熱交換器部10を通過した空気を吹き出すように構成する。なお、キャビネット11下部に設けられている下部吸込口8a(図2参照)は使用されないので、キャビネット11の下面全体を覆う吸込口のないカバー部材状の塞ぎ板を取り付けるか、或いは前記下部吸込口8aの部分のみを塞ぐ塞ぎ板を用いて、前記下部吸込口8aを塞いでいる。なお、床埋型室内機6として用いる場合、前記下部吸込口8aを前記床下構造物5b(図1参照)自体で塞ぐことができれば、前記下部吸込口8aを塞ぐ塞ぎ板を用いなくても良い。
このように、吸込口8が筐体上部の上部吸込口8bとなるため、前記上部吸込口8bの直近に配置するエアーフィルター9も、前記キャビネット11の上部に設けられたエアーフィルター9の取り付け部に取り付けられている。
また、送風機12、電動機13、電動機ベース13a、送風機フレーム14から構成される送風機部15は、てんつり型室内機3の場合に対し上下反転させ、電動機クランプ16を介して、キャビネット11下部のフレームに設けた電動機クランプ16の取り付け部に固定されている。
ドレンパン17は前記キャビネット11内の最下部に配置し、このドレンパン19が最下部に配置されることに伴い、熱交換器部10とドレンポンプ20も、前述したてんつり型室内機3の場合よりも、若干キャビネット11の下方に配置される。また、キャビネット11の外側下部に設けられているブラケット24も床下構造物5b(図1参照)に固定するために、図7に示すようにキャビネット11外側の最下部に取り付けられている。
上記熱交換器部10、ドレンパン17、ドレンポンプ20、ブラケット24のキャビネット11への取り付けは、図5、図6で説明したように、キャビネット11のフレーム11aへの取り付け位置を上下方向に変更可能な構成により、室内機の形態に応じてその取り付け位置が決められる。
電気品箱18についても、前述キャビネット11内の上部に設けられている電気品箱固定部にねじ止めされて固定されており、キャビネット11上部に容易に取り付け可能な構成となっている。図7の例では、前記電気品箱18はエアーフィルター9下部と熱交換器部10上部の間に設置され、前記エアーフィルター9を取り外すことにより前記電気品箱18のメンテナンスを容易に行うことができるように構成されている。
なお、図7に示す床埋型室内機6に示す仕切り板19aは、図2に示すてんつり型室内機3における前記仕切り板19とは形状が若干異なっている。即ち、図7に示す前記仕切り板19aは、送風機12のベルマウス部12aと、熱交換器部10の上カバー10bに接続されて、送風機12の吸込側と吐出側を仕切っているが、前記ベルマウス部12aと前記上カバー10bとの距離が、図2に示すてんつり型室内機3の場合と比べ、長くなるので、仕切り板19aの幅もてんつり型室内機3の場合に比べて大きなものを使用している。
他の構成は、図2〜図6に示すてんつり型室内機3の場合と同様である。
このように構成されている床埋型室内機6の空気の流れを説明する。前記送風機12が回転すると、キャビネット11の上部に設けられた吸込口8(上部吸込口8b)から室内空間(部屋)1(図1参照)の空気は矢印29で示すように吸い込まれ、この吸い込まれた空気はエアーフィルター9を通過後、キャビネット(筐体)11のほぼ中央に配置された前記送風機12によって昇圧され、前記熱交換器10側に吹き出されて、該熱交換器10を通過し、前記吹出口22から矢印30で示すように前記室内空間1に吹き出される。
前記ドレンパン18に溜まった結露水(ドレン)などは、前記ドレンパン17の内側に設置されている前記ドレンポンプ20により、前記キャビネット11の上方に設けられている排水口21から室内機外にスムーズに排出できるようになっている。
以上の構成により、1種類の共通のキャビネット11を使用し、ほとんどの部品を共用化して、複数の形態の室内機を得ることができ、図2に示すようなてんつり型室内機3に対して、外観及び外形寸法がほとんど同様の床埋型室内機6を製作することができる。
従って、複数の形態の室内機に対する開発時間や開発コストを低減することが可能となる。
このように、本実施例の空気調和機の室内機によれば、図2〜図6に示すてんつり型室内機3としてだけでなく、図7に示す床埋型室内機6としても、ほとんどの部品を共用化して製作することが可能となる。従って、てんつり型室内機と床埋型室内機など複数形態の室内機に対応できる空気調和機の室内機を得ることができる。
次に、図8及び図9を用いて、本実施例の空気調和機の室外機の変形例を説明する。図8は図7に示す床埋型室内機の変形例を示す図で、図7に相当する図、図9は図8に示す床埋型室内機の平面図である。図8及び図9において、図2〜図7と同一符号を付した部分は同一或いは相当する部分を示しており、図8及び図9に示す図7の変形例では、図7に示す床埋型室内機6と異なる部分を中心に説明する。
図7で説明した床埋型室内機6は、吹出口22が前面と後面に設けられ、水平方向に吹き出す横吹出しタイプの床埋型室内機6であるが、図8、図9に示す床埋型室内機6´は、図9に示すように、吹出口22aがキャビネット11上面の前側と後側で且つキャビネット11の長手方向に形成されている上吹出しタイプに構成したものである。即ち、前記キャビネット11上面に設けられている吸込口8と同じ面であって、前記キャビネット11の外側に前記吹出口22aを設けているものである。
このように構成することにより、上吹出しタイプの床埋型室内機6´を得ることができる。
なお、図8、図9に示す上吹出しタイプの床埋型室内機6´とした場合、キャビネット11の前面及び後面に設けられている吹出口22(図7参照)から熱交換器部10を通過した空気が吹き出されないように、前記吹出口22を塞ぐ塞ぎ板31(図8参照)が取り付けられている。他の構成は図7に示すものと同様である。
この上吹出しタイプの床埋型室内機6´における空気の流れを説明する。送風機12が回転すると、キャビネット11の上部に設けられた吸込口8(上部吸込口8b)から室内空間1(図1参照)の空気は矢印29で示すように吸い込まれ、この吸い込まれた空気はエアーフィルター9を通過後、前記送風機12によって昇圧され、前記熱交換器10側に吹き出されて、該熱交換器部10を通過した後、前記熱交換器部10と前記塞ぎ板31との間の空間を上昇して前記吹出口22aから矢印32で示すように前記室内空間1に吹き出される。
以上説明した上吹出しタイプの床埋型室内機6´としたことにより、図7に示す場合のように、吹出口22から吹き出された空気を室内空間1に導くためのダクトが不要となり、前記吹出口22aから吹き出された空気を、直接、室内空間1に吹き出すことが可能となる。このように、本実施例は、上吹出しタイプの床埋型室内機に対しても、横吹出しタイプの床埋型室内機やてんつり型室内機と、ほとんどの部品を共用化して製作することができる。
なお、図8、図9に示した例を図2に示すようなてんつり型室内機3に応用することも可能であり、この場合には下吹出しタイプのてんつり型室内機とすることができる。
即ち、前記キャビネット11の上部または下部に設けられている前記吸込口における前記吹出口22の側に、上方または下方に吹き出す吹出口22aを更に備える構成とすることにより、横吹出し、上吹出し、下吹出しの何れの形態でも使用可能に構成することができる。そして、吹出口として使用しない吹出口を塞ぎ板31で塞ぐようにすると良い。
以上説明した本実施例によれば、てんつり型室内機と床埋型室内機など複数形態の室内機に対応できる空気調和機の室内機を得ることができる効果が得られる。従って、従来の空気調和機の室内機の開発においては、てんつり型や床埋型の室内機をそれぞれ個別に開発していたが、上述した本実施例をすることにより、開発時間や開発コストを大幅に低減することが可能となる。
なお、本発明は上述した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。また、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。
1:部屋(室内空間)、2:天井、3:てんつり型室内機、
4:吊りボルト、5:床、5a:床下空間、6,6´:床埋型室内機、
7:アンカーボルト、8:吸込口、9:エアーフィルター、
10:熱交換器部、10a:露受け、10b:上カバー、
11:キャビネット、11a:フレーム、
12:送風機、12a:ベルマウス部、
13:電動機、13a:電動機ベース、
14:送風機フレーム、14a,14c:横フレーム、
14b:縦フレーム、14d:ボルト穴、
15:送風機部、16:電動機クランプ、
17:ドレンパン、18:電気品箱、19:仕切り板、
20:ドレンポンプ、21:排水口、22,22a:吹出口、
24:ブラケット、25,26,29,30,32:矢印(空気の流れ)、
27:固定板、28:ねじ、31,33:塞ぎ板。

Claims (10)

  1. キャビネットと、このキャビネット内に設けられた送風機部及び熱交換器部を備える空気調和機の室内機であって、
    前記キャビネットの上部及び下部のそれぞれに設けられ、前記送風機部に空気を送るための吸込口と、
    前記送風機部を前記キャビネット内に下向きに設置するための取り付け部と、前記送風機部を前記キャビネット内に上向きに設置するための取り付け部とを備えている
    ことを特徴とする空気調和機の室内機。
  2. 請求項1に記載の空気調和機の室内機において、前記キャビネットの上部及び下部のそれぞれに設けられ吸込口のうち、室内機の形態に応じて使用されない側の吸込口を、塞ぎ板で塞いでいることを特徴とする空気調和機の室内機。
  3. 請求項1に記載の空気調和機の室内機において、前記キャビネット内に前記送風機部を制御する電気品箱を備え、この電気品箱を取り付ける電気品箱固定部が前記キャビネット内の下部と上部にそれぞれ設けられていることを特徴とする空気調和機の室内機。
  4. 請求項3に記載の空気調和機の室内機において、前記キャビネット内の下部の電気品箱固定部は、キャビネット内の下部に設けられている前記吸込口に近接して設けられ、前記キャビネット内の上部の電気品箱固定部は、キャビネット内の上部に設けられている前記吸込口に近接して設けられていることを特徴とする空気調和機の室内機。
  5. 請求項1に記載の空気調和機の室内機において、前記熱交換器部は前記キャビネットに対して、その取り付け位置を上下方向に変更できるように構成されていることを特徴とする空気調和機の室内機。
  6. 請求項5に記載の空気調和機の室内機において、前記熱交換器部の下部には前記熱交換器部で結露した結露水を捕集するドレンパンが設けられ、このドレンパンの取り付け位置も上下方向に変更できるように構成されていることを特徴とする空気調和機の室内機。
  7. 請求項1に記載の空気調和機の室内機において、前記上部及び下部の吸込口にはそれぞれエアーフィルターを取り付けるための取り付け部が設けられていることを特徴とする空気調和機の室内機。
  8. 請求項1に記載の空気調和機の室内機において、前記キャビネットの両側面に、前記送風機部から吐出された空気を吹き出すための吹出口が設けられていることを特徴とする空気調和機の室内機。
  9. 請求項8に記載の空気調和機の室内機において、前記キャビネットの上部または下部に設けられている前記吸込口における前記吹出口の側に、上方または下方に吹き出す吹出口を更に備え、横吹出し、上吹出し、下吹出しの何れの形態でも使用可能に構成されていることを特徴とする空気調和機の室内機。
  10. 請求項9に記載の空気調和機の室内機において、吹出口として使用しない吹出口を塞ぎ板で塞いでいることを特徴とする空気調和機の室内機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2019225278A1 (ja) * 2018-05-25 2019-11-28 ダイキン工業株式会社 空調室内機
CN110513572A (zh) * 2019-07-24 2019-11-29 浙江富士精工科技有限公司 一种用于排水泵的支架及其制造方法
JP2022060157A (ja) * 2020-10-02 2022-04-14 ブラザー工業株式会社 空気清浄機

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