JP2017009259A - 換気装置及び換気システム - Google Patents

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Abstract

【課題】浴室や洗面所等の湿気の多い部屋の天井に設置できる熱交換型の換気装置を提供する。【解決手段】熱交換器50と、ケース内部を仕切られて構成され外気が流れる給気流路と室内空気が流れる排気流路とを備えたケース10と、給気流路に設けられた給気用送風機20Aと、排気流路に設けられた排気用送風機20Bと、を備え、給気流路と排気流路とは、途中の部分を熱交換器50で構成され、ケース10は、周辺空気をケース内部へ吸い込むための開口14を底部11に有し、開口14は排気流路の熱交換器50より下流側に形成され、排気用送風機20Bは排気流路で熱交換器より下流側に設けられ、排気用送風機20Bがケース外部へ向けて送風することで、開口14から周辺空気を取り込み、さらに熱交換器50で外気と熱交換を行った室内空気を周辺空気と共に排出する。【選択図】図3

Description

本発明は、屋外から室内へ外気を送る給気と室内から屋外へ室内空気を送る排気とを行い、さらに外気と室内空気との間で熱交換を行う換気装置の構造に関する。
浴室に取り付けられる換気装置として、乾燥機能付きの装置が知られている。この装置では、浴室内の空気を取り込み、ヒーターや温水で加熱した後に浴室へ戻して、浴室で衣類を乾燥することができる。
また、特許文献1に開示されている換気システムは、浴室用の換気装置に加えて、熱交換型の換気装置を備えている。
特許文献2には、天井に埋め込み式の熱交換型の換気装置が開示されている。この換気装置は、ケースの底部に吸い込み口を備えていて、吸い込み口に入った空気を外気と熱交換を行った後に屋外へ排気している。
特開2013−195010号公報 特許第5538298号公報
浴室に取り付ける乾燥機能付きの換気装置は、電気式ではヒーターを備えているため電気代が嵩み、またガス式では循環させる温水を利用するためガス代が嵩んでしまう。また、衣類の乾燥については、近年、乾燥機能付きの洗濯機や壁付けの乾燥機が普及しており、これらの機器は、設置場所の自由度を有し、また施工の作業や費用を低減することができるので、乾燥機能付きの換気装置に代えて利用される割合が高いと考えられる。
特許文献1の換気システムは、浴室用の換気装置と熱交換型の換気装置をそれぞれ利用するため、換気を連続して行う場合にそれらを駆動させる電力が懸念される虞がある。
浴室と他の部屋の換気を一台で行え、さらに排気と給気との間で熱交換を行えれば、消費電力を低減することに加えて、施工性も向上することが期待できる。しかし、従来の特許文献2に示すような熱交換型の換気装置を浴室や洗面所等の湿気の多い部屋に埋め込んで取り付けると、例えば紙製の又は樹脂製のシート材がスペーサーを介して積層して構成された熱交換器に湿気が入り、本来の機能を維持することが困難である。
そこで、本発明は、浴室や洗面所等の湿気の多い部屋の天井に設置できる熱交換型の換気装置と、この換気装置を備えた換気システムとを提供することを目的とする。
本発明の天井埋込型の換気装置は、外壁に設けられた取込口から室内の天井に設けられた給気口まで延びていて外気が流れる給気経路と、上記室内の天井に設けられた排気口から上記外壁に設けられた排出口まで延びていて室内空気が流れる排気経路と、の途中に設けられている。上記換気装置は、上記外気を上記室内へ送ると共に上記室内空気を屋外へ送り、さらに上記外気と上記室内空気との間で熱交換を行う。
上記換気装置は、上記熱交換を行う熱交換器と、ケース内部を仕切られて構成され上記外気が流れる給気流路と上記室内空気が流れる排気流路とを備えたケースと、上記給気流路に設けられた給気用送風機と、上記排気流路に設けられた排気用送風機と、を備えている。
上記給気流路と上記排気流路とは、途中の部分を上記熱交換器で構成されている。上記ケースは、ケース周辺の空気を上記ケース内部へ吸い込むための開口を底部に有する。上記開口は上記排気流路の熱交換器より下流側に形成されている。上記排気用送風機は上記排気流路で上記熱交換器より下流側に設けられている。
さらに、本発明の換気システムは、上記取込口から上記給気口まで延びていて上記外気が流れる給気経路と、上記排気口から上記排出口まで延びていて上記室内空気が流れる排気経路と、上記換気装置と、を備えている。上記換気装置が浴室又は洗面所の天井に形成された取付穴に埋め込んで取り付けられる。
本発明によれば、開口から取り込んだ周辺の空気が熱交換器を通らずに排出されるので、浴室や洗面所などの湿気の多い部屋に取り付けることができる。また、他の部屋の空気は、新鮮な外気と熱交換を行うことができるので、居住空間全体の換気を一台の換気装置で効果的に行うことができ、さらに取付台数も一台で済み、施工や設置等の作業を短縮することが期待できる。
(A)は第一実施形態の換気装置の斜視図、(B)は(A)の換気装置の正面図、(C)は(A)の換気装置の平面図である。 図1(B)のa−a線に沿った換気装置の断面図である。 第一実施形態の換気装置の斜視図である。 図1(C)のb−b線に沿った換気装置の断面図である 第一実施形態の換気装置を備えた換気システムの使用例を示す図である。 第一実施形態の変形例の換気装置の断面図である。 (A)は第二実施形態の換気装置の斜視図、(B)は(A)の換気装置の正面図である。 図7(B)のc−c線に沿った換気装置の断面図である。 第二実施形態の換気装置を備えた換気システムの使用例を示す図である。 第二実施形態の換気装置を備えた換気システムの他の使用例を示す図である。 本発明のその他の実施形態の換気装置で、給気用送風機の配置を説明するための断面図である。 本発明のその他の実施形態の換気装置で、ケースの形状を説明するための断面図である。
図1(A)は第一実施形態の天井埋込型の換気装置1の斜視図、図1(B)は換気装置1の正面図、図1(C)は換気装置1の平面図である。図1(A)は、換気装置1を天井90の取付穴91に取り付けた状態を俯瞰した図である。図1では天井90の一部を表している。図2は図1(B)のa−a線に沿った換気装置1の断面図、図3は換気装置1の内部の構成を透視した概略斜視図である。図4は図1(C)のb−b線に沿った換気装置1の断面図である。
換気装置1は、換気として屋外の新鮮な外気を室内へ送る給気と共に、室内から排出する室内空気を屋外へ送る排気を行い、さらに換気の際に外気と室内空気との間で熱交換を行う。
換気装置1は、図2に示すように、ケース10に、給気用の送風機(以下、給気用送風機20Aと呼ぶ。)と、排気用の送風機(以下、排気用送風機20Bと呼ぶ。)と、熱交換器50とを入れて構成されており、取付穴91から全体を入れることができる。図2と図3は、給気用送風機20Aと排気用送風機20Bとを二点鎖線で表している。
ケース10は、輪郭が取付穴91の矩形の縁と同型の底部11と、底部11の周縁から立ち上がった側部12と、上面を形成する天板部13とから、直方体状に形成されている。ケース10は、合成樹脂材などを成型して、縦と横の寸法よりも高さを低くして形成されている。
ケース10は、内部を分けるように、各側部12から中央へ向けて、縦方向と横方向とにそれぞれ二つの仕切部41,42を設けている。各仕切部41,42は板状に形成され、例えばケース10と一体に成型される。また、ケース10は、内側が外側と断熱するよう、仕切部41,42を含めて、図示することを省略するが例えば内側の面全体に発泡材を重ねて構成されている。
一方の仕切部41,41は、長手の方向が縦方向と平行に、さらに面を横方向と垂直に配置されている。二つの仕切部41,41は距離を置いて設けられている。これらの二つの仕切部41,41は、縦方向に並ぶように配置されている。他方の二つの仕切部42,42は、長手の方向を横方向に沿わせ、さらに面を縦方向と垂直に配置されている。二つの仕切部42,42は間に距離を置き、さらに横方向に並ぶように配置されている。
各仕切部41,42の端部がケース10の中央で互いに離れて配置され、これらの端部より内側には図3に示すように直交型の熱交換器50が設けられる。
熱交換器50は給気用シート51と排気用シート52とを積み重ねて構成されている。給気用シート51と排気用シート52とは紙製又は樹脂製のシート材にスペーサーを設けて薄く形成されている。給気用シート51は、外気を通す流路を複数備えている。排気用シート52は、室内空気を通す流路を複数備えている。給気用シート51の流路と排気用シート52の流路とが直交するように、給気用シート51と排気用シート52とは重ねられている。
仕切部41,42と熱交換器50とがケース10の内側を仕切り、図1(C)に一点鎖線で示す矢印の方向へ空気が流れる給気流路110と排気流路120とがケース10に構成される。図3に示す給気流路110は、熱交換器50の横に配置される四つの空間の内、熱交換器50を間に挟んで対向する二つの空間と、熱交換器50とで構成される。図示の構成例では、外気が矢印Sに沿って給気流路110を流れる。排気流路120は、残りの二つの空間と熱交換器50とで構成され、矢印Eに沿って室内空気が流れる。
熱交換器50を境に、ケース10内の各流路を、上流と下流とに分けて以下説明する。図3に示す給気流路110では、左奥の空間C1を給気流路110の上流側、右側手前の空間C3を給気流路110の下流側とする。また、右奥の空間C4を排気流路120の上流側、左側手前の空間C2を排気流路120の下流側として用いる。これらの空間がケース10内で、互いに横にずれ、高さを略揃えて構成されている。
熱交換器50は、積層の向きをケース10の上下の方向に合わせてケース10に設けられて、給気流路110と排気流路120の途中の一部が熱交換器50で構成されている。給気流路110と排気流路120とが熱交換器50で重なり、図3に示すように、給気流路110と排気流路120とは、熱交換器50の左側と右側とで並びが変わっている。
給気流路110と排気流路120とは、熱交換器50より下流側の空間C2,C3を上流側よりも広く形成されて、給気用送風機20Aと排気用送風機20Bがそれぞれ配置されている。給気用送風機20Aと排気用送風機20Bは、例えばシロッコファンを利用することができる。
給気用送風機20Aと排気用送風機20Bとは、図4に示すように、モーター部210と、モーター部210の回転軸211に取り付けられる羽根車220と、羽根車220を囲うファンケース230と、を備えている。ファンケース230は、空気を取り込む吸気口231と空気を排出する吹出口232とを備えている。換気装置1では、吹出口232が後述のダクト接続口17,18の内側へ通じるようにケース10に設けられて、熱交換器50を通過した空気は給気用送風機20Aと排気用送風機20Bとの吹出口232を経由しないとケース10の外へ出ることができない。
モーター部210が回転軸211をケース10の上下に沿わせて配置されて、羽根車220の径方向が底部11と平行に配置される。ファンケース230は、上部と下部とに吸気口231を持っていて、これらの吸気口231はケース10の底部11と天板部13から離して配置されている。吸気口231には、空気を案内するベルマウスが形成されている。なお、シロッコファンは、両吸い込み式に代えて、底部11と天板部13の何れかを臨むように吸気口231を一つ設けた構成でもよい。
排気用送風機20Bは、給気用送風機20Aの構成や機能と異なるものを用いてもよい。例えば、大きさの他、羽根車の構成、吸気口の数、さらに回転数による風量を多くするなど、給気用送風機20Aと異なるように構成してもよい。
ケース10は、図3及び図4に示すように排気流路120で熱交換器50より下流側を構成する底部11に、開口14を備えている。開口14は底部11を貫通しており、例えば円形に形成されている。開口14は排気用送風機20Bに寄せて設けられている。図示例では、開口14は排気用送風機20Bの下方に開いた吸気口231と対向している。なお、開口14の形状は矩形やその他の形でもよい。また、開口14は、好ましくは、設置場所の気積に応じて大きさを変えることができるように構成される。例えば、穴の一部を塞ぐ部材をケース10の底部11に取り付けるように構成すれば小さくすることができ、又はケース10の底部11の穴まわりを部分的に切除可能に薄く構成すれば容易に大きくすることができる。
また、換気装置1には、図示を省略するが、熱交換器50より上流側に虫などを捕集するフィルター部材が給気流路110と排気流路120にそれぞれ設けられている。
換気装置1は、図4に示すようにケース10の底部11が天井90と横に並ぶまで取付穴91に入れられて、固定される。固定方法としては、ケース10を取付穴91に枠状の金具を介して取り付けたり、ボールねじや金具を利用して屋根裏から吊り下げたりして固定してもよい。
ケース10は、図1(C)に示すように、左右の側部12に、それぞれ二つのダクト接続口17,18を設けている。各ダクト接続口17,18は筒状に形成されて、内側がケース10の給気流路110又は排気流路120に通じている。外気が流れるダクトを給気ダクトと呼び、室内空気が流れるダクトを排気ダクトと呼ぶ。
換気装置1の他、取付に際し、給気経路と排気経路が設置場所に設けられる。給気経路は、外壁の取込口から室内の天井の給気口まで延びており、給気ダクト等を利用して構成される。排気経路は、室内の天井の排気口から外壁の排出口まで延びており、排気ダクト等を利用して構成される。
換気装置1は、給気経路と排気経路の途中に設けられ、これらの経路を構成する給気ダクトと排気ダクトとに接続される。図1,図3及び図4では各ダクトを破線で表しており、ケース10の左側に取り付けられる給気ダクトと排気ダクトがダクト接続口17,18から家屋の外壁の取込口又は排出口まで延びており、右側に取り付けられる給気ダクトと排気ダクトがダクト接続口17,18から各室内の天井の給気口又は排気口まで延びている。
給気ダクトと排気ダクトとの上流側と下流側とを、換気装置1を境に、次のように区別する。換気装置1から外壁の取込口まで延びた給気ダクトを上流給気ダクト310と呼び、換気装置1より給気口側に設けられる給気ダクトを下流給気ダクト320と呼ぶ。排気ダクトでは、換気装置1と外壁の排出口まで延びたものを下流排気ダクト420と呼び、換気装置1より排気口側のものを上流排気ダクト410と呼ぶ。
ケース10は、例えば図2に一点鎖線で示すように給気流路110の上流側の空間C1を仕切り、基板,電子部品等で構成されたモーター制御部を入れる空間C5を設けてもよい。モーター制御部が、給気用送風機20Aと排気用送風機20Bとを駆動して、外気と室内空気とを送風する。モーター制御部がモーター部210を駆動させて、換気装置1が給気と排気とを常時を行うように設定してもよい。このような連続運転に代えて、換気装置1が間欠的に換気を行うようにモーター制御部が少なくとも一方のモーター部210を駆動させてもよい。
換気装置1では、給気用送風機20Aが駆動して、図3に示すように外気が矢印S方向へ流れる。外気は、上流給気ダクト310を通って換気装置1へ入り、熱交換器50を通過した後、ケース10を出て下流給気ダクト320を通って室内へ供給される。給気と同時に、室内空気が排気用送風機20Bによって矢印E方向へ流れる。室内空気は、上流排気ダクト410と換気装置1と下流排気ダクト420の順に排気経路を流れて、屋外へ排出される。また、換気装置1では熱交換が行われる。
さらに、本実施形態では、ケース10を取り付けた部屋の空気の排出も行う。ケース10の周辺の空気(以下、周辺空気と呼ぶ。)は、排気用送風機20Bが駆動して図3に示すように底部11に設けられた開口14からケース10へ吸い込まれる。周辺空気は、熱交換器50より下流側の排気流路120に入り、屋外へ排出される他の部屋からの室内空気と合流する。周辺空気は、熱交換器50で外気と熱交換を行った他の部屋からの室内空気と共に、換気装置1を出た後、下流排気ダクト420を通って屋外へ排出される。
周辺空気が熱交換器50を通らずに排出されるので、換気装置1を浴室や洗面所などの湿気の多い部屋に取り付けることができる。また、他の部屋の空気は、新鮮な外気と熱交換を行うことができるので、例えばユニットバスの浴室用換気扇に代えて本実施形態の換気装置1を取り付けると、居住空間全体の換気を一台で効果的に行うことができ、さらに取付台数も一台で済み、施工や設置等の作業を短縮することが期待できる。
図5は換気装置1を備えた換気システム101の使用例を示す図であり、間取りを併せて表している。
換気システム101は、換気(給気と排気)を行い、さらに換気の際に外気と室内空間との間で熱交換を行う。換気システム101は、給気経路と、排気経路と、給気経路と排気経路の途中に設けられた換気装置1と、を備えている。
給気経路は浴室に隣接した外壁に設けられた取込口81から室内の天井に設けられた複数の給気口82まで延びている。給気口82は、和室、洋室、キッチンに設けられ、給気経路を構成する給気ダクトは、図示を省略するが継手部材などを利用してつながっている。
排気経路は、室内の天井に設けられた排気口83から浴室に隣接した外壁に設けられた排出口84まで延びている。排気口83は、洗面所、トイレ、廊下に設けられ、排気経路を構成する排気ダクトが図示を省略するが継手部材などを利用してつながっている。
換気装置1は、浴室の天井に取り付けられている。換気装置1は、図1(B)に破線で示すように底部11の下に網状のグリル15が取り付けられ、又は底部11から離して化粧板が設けられる。浴室の空気は、グリル15を通って、又は底部11と化粧板の間を通って開口14に吸い込まれる。
換気装置1では、直交型の熱交換器50が積層方向をケース10の上下に合わせてケース内部の中央に配置され、ケース10が内側を熱交換器50の周りに四つの空間C1〜C4が横に並ぶように、仕切部41,42で分けられ、さらに各空間C1〜C4が高さを揃うように配置されている。さらに、送風機の羽根車220が水平方向と平行な姿勢で回転するよう、回転軸211が上下に延びている。このような配置構成で、換気装置1は、縦410mm、横540mm、高さ200mmの小型に構成することができる。この構成により、図1(A)及び図4に示すように天井90に設けられている浴室換気扇の取付穴91にケース10の全体を収めることができる。
排気用送風機20Bは、給気用送風機20Aと比べて送風量が多くなるように構成されることが望ましい。また、排気用送風機20Bとして両吸込式シロッコファンを利用し、給気用送風機20Aとして吸気口231を一方にだけ設けたシロッコファンを利用してもよい。
換気システム101は、ケース10の開口14から浴室の空気を取り込み、上流排気ダクト410を介してトイレと洗面所と廊下の排気口83から室内空気を取り込み、下流排気ダクト420へ送風して、屋外に排出する。排気と同時に、換気装置1は、給気経路に外気を送風して、和室と洋室とキッチンの天井に設けた給気口82から熱交換後の外気を各室内へ供給する。
換気装置1では、底部11から浴室の湿気の多い空気を吸い込み、熱交換器50を通過させずに屋外へ排出する。これにより、熱交換器50に水が付着することを防止できる。また、換気システム101で常時、送風が行われることで、湿気の多い空気が開口14からケース内側へ入った後に熱交換器50へ進入することを一層防止できる。また、従来の換気装置を静かな廊下の天井に設置する場合と異なり、換気システム101によれば換気装置1を浴室に設置するので、換気に伴う騒音の影響を低減することが期待できる。
換気装置1は、全体が箱型に形成され、設置の際に浴室の天井に穴を開けずに、例えばユニットバスに設けられる通常の換気扇用の取付穴91を利用することができ、浴室天井の点検口から作業を容易に行うことができる。
また、換気装置1がヒーター等を設けずに換気と、換気の際に外気と室内空気との間の熱交換と、を専用(以下、換気専用と呼ぶ。)に行うように構成されることで、空調負荷を一層低減できる。
図6は、第一実施形態の変形例の換気装置1Aを示す断面図である。換気装置1Aは、換気装置1の構成に加えて開閉装置を備えている。開閉装置は、底部11の開口14を、開いた状態と閉じた状態とに切り替えることができる。図示例の開閉装置はダンパー装置60として構成され、ダンパー装置60は、板片61と、板片61を軸62まわりに回転させて開閉を制御する開閉制御部63と、を備えている。
開閉装置は、複数の細幅の板片を同時に動かして開閉するシャッター装置などとして構成されたものを用いてもよい。また、開閉装置では、周辺空気の開口14へ吸い込まれる流量が、例えばダンパー装置60の板片61と開口14との開き度合いを段階的に切り替えて、調整されるように構成されてもよい。
ダンパー装置60の開閉動作は、開閉制御部63とコード64を介して接続した操作部65での操作を契機に開始/停止する。操作部65は、ダンパー装置を個別に操作するものに限らず、浴室の照明装置のスイッチを兼用して構成することができ、例えば点灯の際にスイッチの切り替えで開口14が閉じ、消灯の場合に開くように開閉制御部63が板片61を回転させる。また、操作部65に代えて、温度や湿度を測定するセンサー、光や人を検知するセンサーなどの検出部を利用してもよい。
換気装置1Aによれば、浴室天井に設置した場合であれば、入浴中にダンパー装置60で開口14を塞ぎ、浴室の換気を一時的に停止することができる。また、ダンパー装置60の開閉制御部63と排気用送風機20B等のモーター制御部とを連携させて、排気用送風機20Bが停止した場合に、開閉制御部63が開口14を塞ぐように構成すると、湿気の多い浴室の空気が換気装置1に入って水が排気流路120や熱交換器50に付着することを防止できる。
図7(A)は第二実施形態の換気装置2の斜視図、図7(B)は換気装置2の正面図ある。図8は図7(B)のc−c線に沿った換気装置2の断面図である。換気装置2は、第一実施形態の換気装置1の構成に加えて、任意に使用することが可能なダクト接続口(以下、副接続口19と呼ぶ。)を備えている。図示例では、副接続口19がケース前側の側部12に設けられている。
筒状の副接続口19の内側は、ケース10の側部12に設けられた開口(第二開口16と呼ぶ。)と連続している。第二開口16は、熱交換器50より下流側の排気流路120を構成する側部12に設けられている。排気用送風機20Bとして、給気用送風機20Aより風量が多い送風機を利用することが望ましい。
換気装置2によれば、熱交換器50を経由しないで、排気したい空気を、副接続口19を利用して換気装置2に取り込み、屋外へ排出することができる。
図9は換気装置2を備えた換気システム102の使用例を示す図であり、間取りを併せて表している。
換気システム102は、換気システム101の換気装置1に代えて、換気装置2を備えており、その他の構成は換気システム101と同様である。換気システム102では、排気経路を構成するダクトの内、トイレの排気口83が副接続口19と他の上流排気ダクト410を利用してつながっている。
換気システム102は、ケース10の底部11から直に浴室の空気を取り込み、上流排気ダクト410を介して洗面所と廊下の排気口83からの室内空気を取り込み、これとは別の上流排気ダクト410を介してトイレの排気口83からの室内空気を取り込み、下流排気ダクト420へ送風して、屋外に排出する。トイレからの室内空気は、開口14からの浴室の周辺空気と同様に、熱交換器50の下流側の排気流路に入るため、外気との熱交換を行わずにケース外側へ送風される。
これにより、トイレの臭いのある室内空気が熱交換器50を通らずにケース外側へ排出されるので、新鮮な外気に臭いを付けることを防止することができる。
図10は換気装置2を備えた換気システム103の使用例を示す図であり、間取りを併せて表している。
換気システム103は、図9に示す換気システム102と異なり、換気装置2を洗面所に設け、浴室とトイレの天井に排気口83を設けてこれらの排気口83からの室内空気を副接続口19から取り込むように構成されている。
換気システム103では、上記の換気システム102と異なり、洗面所の空気も熱交換器50を通らずに屋外へ排出される。これにより、熱交換の際に洗面所の臭いを新鮮な空気に移すことも防止できる。
以上本発明の実施形態を説明したが、換気装置1,1A,2の構成、換気装置1,1A,2を備えた換気システム101,102,103の構成は、上記の説明や図示例に限定されるものではない。設置する家屋の大きさに応じた給気経路や排気経路を設けて換気システムを構成し、例えば換気システム103の構成の内、トイレからの室内空気が熱交換器を通って屋外へ排出されるようにしてもよい。また、給気口や排気口を取り付ける空間は、図示例の洋室,和室,廊下,キッチンなどに限られるものではない。
例えば給気用送風機20Aの配置は、図11に示すように、熱交換器50より上流側の空間でもよい。図11に示すように給気送風機20Aと排気送風機20Bを配置する際、例えばモーター部210を共用した送風機を利用してもよい。また、回転軸211は、ケース10の底部11と平行に配置してもよい。
換気装置1,1A,2は、図12に示すようにケース10の一部が室内に現れるように形成されて、周辺空気を底部11から取り込む開口まわりだけが取付穴91に入り、取付穴91に収まらない部分が天井裏に隠れるように設置してもよい。また、給気流路110と排気流路120とが図2に示すように熱交換器50を除いて横に並ぶように構成したものに限らず、熱交換器50より下流の排気流路120にケース10の下方へ開いた開口14を設けることができればその他の配置でもよく、例えばケース内側で上下に重なっていてもよい。
上記のケース10の構成は、図1(C)に示すように、対向する側部12にそれぞれ排気と給気のためのダクト接続口17,18を設けているが、ダクト接続口17,18の配置は図示例に限定されず、一方の面に一つ設け、他方の面に三つ設けてもよい。
熱交換器50の設置も、積層の向きが横を向く姿勢でケース10に固定されてもよい。また熱交換器50は、直交型に限らず、対向型のものを用いて熱交換率をより高くなるように構成してもよい。
換気装置1,1A,2は、上記の換気専用に構成されたものに限らず、換気と熱交換の機能に加えて、空気を清浄する機能、イオンを噴出する機能、を持たせてもよい。例えば、除湿ローター等を用いた除湿機能を、換気装置に設けてもよい。
1,1A,2 換気装置
10 ケース
110 給気流路
120 排気流路
11 底部
15 開口
17,18 ダクト接続口
19 副接続口
20A 給気用送風機
20B 排気用送風機
210 モーター部
211 回転軸
220 羽根車
230 ファンケース
231 吸気口
232 吹出口
50 熱交換器
51 給気用シート
52 排気用シート
60 ダンパー装置
64 コード
65 操作部
81 取込口
82 給気口
83 排気口
84 排出口
90 天井
91 取付穴
101,102,103 換気システム
310 上流側給気ダクト
320 下流側給気ダクト
410 上流側排気ダクト
420 下流側排気ダクト

Claims (8)

  1. 外壁に設けられた取込口から室内の天井に設けられた給気口まで延びていて外気が流れる給気経路と、上記室内の天井に設けられた排気口から上記外壁に設けられた排出口まで延びていて室内空気が流れる排気経路と、の途中に設けられて、上記外気を上記室内へ送ると共に上記室内空気を屋外へ送り、さらに上記外気と上記室内空気との間で熱交換を行う、天井埋込型の換気装置であって、
    上記熱交換を行う熱交換器と、
    ケース内部を仕切られて構成され上記外気が流れる給気流路と上記室内空気が流れる排気流路とを備えたケースと、
    上記給気流路に設けられた給気用送風機と、
    上記排気流路に設けられた排気用送風機と、を備え、
    上記給気流路と上記排気流路とは、途中の部分を上記熱交換器で構成され、
    上記ケースは、ケース周辺の空気(以下、周辺空気と呼ぶ。)を上記ケース内部へ吸い込むための開口を底部に有し、
    上記開口は上記排気流路の熱交換器より下流側に形成され、
    上記排気用送風機は上記排気流路で上記熱交換器より下流側に設けられ、
    上記排気用送風機がケース外部へ向けて送風することで、上記開口から上記周辺空気を取り込み、さらに上記熱交換器で上記外気と熱交換を行った上記室内空気を上記周辺空気と共に排出することを特徴とする、換気装置。
  2. 上記開口を開閉する開閉装置を備えたことを特徴とする、請求項1に記載の換気装置。
  3. 上記開閉装置は、上記排気用送風機が停止した状態で、上記開口を閉じることを特徴とする、請求項2に記載の換気装置。
  4. 上記開閉装置は開閉を操作する操作部を備えていることを特徴とする、請求項2に記載の換気装置。
  5. 上記ケースは、排気ダクトを介して上記室内空気を取り込むための他の開口(以下、第二開口と呼ぶ。)を備え、上記第二開口は上記排気流路の上記熱交換器より下流側に形成されていることを特徴とする、請求項1から請求項4の何れかに記載の換気装置。
  6. 上記ケースが、天井の取付穴と同等の大きさに形成された上記底部と、上記底部の周縁から延長して形成された側部と、を備えて、全体を上記取付穴に入れることができることを特徴とする、請求項1から請求項5の何れかに記載の換気装置。
  7. 上記給気経路と、上記排気経路と、請求項1から請求項4の何れかに記載の換気装置と、を備えた換気システムであって、
    上記換気装置が浴室又は洗面所の天井に形成された取付穴に埋め込んで取り付けられることを特徴とする、換気システム。
  8. 上記ケースは、排気ダクトを介して上記室内空気を取り込むための他の開口(以下、第二開口と呼ぶ。)を備え、上記第二開口は上記排気流路の上記熱交換器より下流側に形成されていて、
    さらに、上記換気装置が上記浴室に取り付けられる場合は下記の構成A1、又は
    上記換気装置が上記洗面所に取り付けられる場合は下記の構成A2と構成A3の何れかを特徴とする、請求項7に記載の換気システム。
    構成A1:上記第二開口はトイレと上記洗面所の少なくとも一方の天井に設けられた上記排気口と上記排気ダクトを介してつながっている。
    構成A2:上記第二開口は上記浴室の天井に設けられた上記排気口と上記排気ダクトを介してつながっている。
    構成A3:上記第二開口は上記浴室とトイレの天井に設けられた上記排気口と上記排気ダクトを介してつながっている。

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