JPH0734254Y2 - 天井埋込形空気調和機 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本考案は、天井埋込形空気調和機
に係り、特に、吸込グリル周辺構造の改良に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来より、天井埋込形の空気調和機は、
天井に形成された開口部に配設されており、送風ファン
や熱交換器を備えた空調機本体と、該空調機本体に、そ
の下側を覆蓋するように取付けられた表面パネルとで構
成されている。そして、前記表面パネルには、前記空調
機本体の吸込口に対応して吸込グリルが取付けられてい
る。また、この吸込グリルの上側には、空調機本体に吸
込まれる室内空気の塵埃を除去するためのフィルタが配
置されている。そして、実公昭６３−４５６１９号公報
にも示されるように、前記フィルタ及び吸込グリルの洗
浄作業の必要性から、この吸込グリルは表面パネルに対
して着脱自在となるように構成されている。つまり、例
えば、吸込グリルは、その前側縁の数箇所に水平方向に
延びる支軸が左右方向に所定間隔を存して突出状に設け
られ、この支軸が表面パネルに形成された溝に挿入され
ることによって揺動自在に支持されている。一方、後側
縁の数箇所には表面パネルに係止及び離脱自在な係止部
材が配設されている。そして、吸込グリルを表面パネル
から取外す際には、係止部材の係止状態を解除し、前記
支軸を中心に吸込グリルを下側へ回動させた後、この支
軸を表面パネルの溝から抜脱することによって吸込グリ
ルを取外す。そして、この吸込グリル取外し状態ではフ
ィルタの取外しが可能となるようになっている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】ところが、このような
構成において、吸込グリルが表面パネルに取付けられた
状態においては、その支持位置が左右方向に所定間隔を
存して点在しているために、その全体として支持領域が
小さく、この吸込パネルの自重やフィルタの重量によっ
て吸込パネルが下方へ撓み、所定の組付け状態が得られ
なくなる虞れがあった。つまり、このような支持構造
は、吸込グリルの支持強度が十分に確保されているとは
言い難いものであった。

【０００４】本考案は、これらの点に鑑みてなされたも
のであって、吸込グリルの支持強度を向上し、且つ該吸
込グリルを常に所定位置に保持することが可能な構成を
得ることを目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本考案は、吸込グリルにおいて枠体に対向する一
側の全体を枠体によって支持するようにした。具体的に
請求項１記載の考案では、天井（２）に形成された開口
部（２ａ）に配設され、内部に送風用ファン（６）及び
熱交換器（７）が収容されていると共に下部に空気吸込
口（１２）及び空気吹出口（１１）が開口された空調機
本体（３）と、前記空調機本体（３）の下側に取付けら
れ、複数の枠体（２２），（２３），（２４），（２
５）によって形成されていると共に、前記枠体（２
２），（２３），（２４），（２５）の水平方向内側に
おいて、前記空気吸込口（１２）の下側に位置する吸込
グリル（８）と空気吹出口（１１）の下側に位置する吹
出グリル（９）とを備えた表面パネル（４）とから成る
天井埋込形空気調和機を前提としている。そして、前記
枠体（２３）において前記グリル（８）の一側が対向す
る位置に、その対向部全領域に亘ってグリル（８）を少
なくともその下側から支持するグリル支持部（３５）を
設けるような構成とした。

【０００６】また、請求項２記載の考案では、請求項１
記載の天井埋込形空気調和機において、グリル支持部
（３５）を、上下に所定間隔を存して配設された複数の
フランジ（３５ａ），（３５ｂ）で成す一方、グリル
（８）に、前記フランジ（３５ａ），（３５ｂ）に係止
可能な係止部（３１ａ）を形成しておき、グリル（８）
の取付状態では、前記フランジ（３５ａ），（３５ｂ）
間に係止部（３１ａ）を位置させると共に、グリル
（８）を取外す際には、下側のフランジ（３５ａ）が係
止部（３１ａ）を係止してグリル（８）を吊下げ状態で
支持するような構成とした。

【０００７】

【作用】上記の構成による本考案の作用は以下の如くで
ある。先ず、請求項１記載の考案では、グリル（８）の
取付状態において、該グリル（８）の一側の枠体（２
３）と対向する部分の全領域がグリル支持部（３５）に
よって下側から支持されている。これによって、グリル
（８）の支持強度が確保されることになり、グリル
（８）は撓むことなく所定位置に保持される。

【０００８】また、請求項２記載の考案では、グリル
（８）を表面パネル（４）から取外す際、グリル（８）
の係止部（３１ａ）をフランジ（３５ａ）によって係止
し、グリル（８）を吊下げ状態で支持する。これによ
り、グリル（８）を取外すことなく空気吹出口（１２）
の開放が可能となると共に、グリル（８）の一側には個
別の取付部材が不要となり、構造が簡略になると共に、
該グリル（８）の取付け取外し作業が容易になる。

【０００９】

【実施例】次に、本考案の一実施例を図面に基づいて説
明する。図３及び図４に示すように、本実施例における
天井埋込形空気調和機（１）は、天井（２）の段下げ部
に配置されるものであって、底面が開口された本体ケ―
シング（５）内にファン（６）や熱交換器（７）等が配
設されてなる空調機本体（３）と、該空調機本体（３）
の下側を閉蓋し、吸込グリル（８）や吹出グリル（９）
等を備えた表面パネル（４）とから成っている。

【００１０】前記空調機本体（３）は、天井（２）の段
下げ部の水平面に形成された開口部（２ａ）に臨むよう
に天井（２）の上方に位置する図示しない構造物に対し
て支持ボルトにより支持されている。また、この空調機
本体（３）における前記熱交換器（７）の下側にはドレ
ンパン（１０）が配設されている。そして、該ドレンパ
ン（１０）の前側（図３の左側）には下向きに空調空気
を吹き出すべく開口された下向吹出口（１１）が形成さ
れており、一方、前記ドレンパン（１０）の後側（図３
の右側）には室内空気を空調機本体（３）内に吸込むた
めの吸込口（１２）が形成されている。また、前記本体
ケ―シング（５）において前記下向吹出口（１１）に近
接した前側壁には、ダクト（１３）を接続すべく開口さ
れた前向吹出口（１４）が形成されている。そして、こ
の前向吹出口（１４）は前記ダクト（１３）を介して前
記段下げ部の鉛直面に形成された吹出開口（２ｂ）に連
通されている。この吹出開口（２ｂ）には前向吹出グリ
ル（２ｃ）が取付けられており、その上流側には空調空
気の流通を遮断可能なシャッタ（２ｄ）が配設されてい
る。

【００１１】そして、この本体ケ―シング（５）内にお
いて前記吸込口（１２）の上方にはファン（６）が配設
されており、このファン（６）の下流側には電気ヒ―タ
（１５）、熱交換器（７）及び自然蒸発式の加湿器（１
６）が空気流通方向に順に並設されている。尚、図３に
おける（１７）はこの空調機（１）の制御系部品が配設
されるスイッチボックスである。

【００１２】また、前記空調機本体（３）内にはファン
（６）の吸込側と吹出側とを仕切る仕切板（１８）が設
けられており、この仕切板（１８）の下端には略Ｌ字状
を呈し且つその水平端部に立上り部を一体に延設してな
る係止部材（１８ａ）が設けられている。本実施例の場
合、該係止部材（１８ａ）は、仕切板（１８）と一体の
樋状部として形成されているが、別体構成であってもよ
く、部分的なものであってもよい。更に、前記本体ケ―
シング（５）の底面適所には、前記表面パネル（４）を
取付けるための固定金具（３ａ），（３ａ），…が設け
られている。

【００１３】次に、表面パネル（４）について説明す
る。この表面パネル（４）は、図５に示すように、矩形
状の枠部材（２０）と、前記空調機本体（３）側の吸込
口（１２）及び下向吹出口（１１）に夫々対応した位置
に取付けられた吸込グリル（８）及び吹出グリル（９）
と、これら吸込グリル（８）と吹出グリル（９）との間
つまり前記ドレンパン（１０）の下側に配置される底板
（２１）とを備えて成っている。

【００１４】枠部材（２０）は表面パネル（４）の外形
を形成するものであって、前後左右４本の第１〜第４枠
体（２２）〜（２５）から成っている。第１枠体（２
２）及び第２枠体（２３）は、アルミニウム製であっ
て、図６及び図７にも示すように、その上面の内側半分
が前記本体ケ―シング（５）の下端に接続する本体接続
面（２２ａ），（２３ａ）とされ、外側半分が天井面に
当接する天井当接面（２２ｂ），（２３ｂ）とされてい
る。また、第１枠体（２２）は、前記下向吹出口（１
１）の前端部に配置されるものであって、その下面（２
２ｃ）は水平方向前側に向うにしたがって上方へ湾曲さ
れていると共に、その表面が凹凸状の装飾面とされてい
る。第２枠体（２３）は、前記吸込口（１２）の後端部
に配置されるものであって、その下面（２３ｃ）は水平
方向後側に向うにしたがって上方へ湾曲されていると共
に、その表面が前記第１枠体（２２）と同様に凹凸状の
装飾面とされている。更に、この第２枠体（２３）は、
吸込グリル（８）の後端縁を支持するための支持部（３
５）が設けられている。この支持部（３５）は、前記下
面（２３ｃ）の前端（図７左端）が小寸法をもって上方
に折曲された下側フランジ（３５ａ）と、この下側フラ
ンジ（３５ａ）の上方で前方に向うにしたがって僅かに
上方へ傾斜した後、小寸法をもって上方へ折曲されてな
る上側フランジ（３５ｂ）とによって構成されている。
また、この第２枠体（２３）の本体接続面（２３ａ）の
下側にはフィルタ（８ａ）を係止支持するためのフィル
タ係止部（２３ｄ）が突設されている。左右の第２及び
第３枠体（２４），（２５）は、互いに同形状のプラス
チック製部材であって、前記第１及び第２枠体（２
２），（２３）の左右各両端に亘って前後方向に架設さ
れている。そして、この第２及び第３枠体（２３），
（２４）は、その前後両端部分が枠部材（２０）のコ―
ナ部を構成するようになっている。また、図８に示すよ
うに、この第３及び第４枠体（２４），（２５）の下面
（２４ａ），（２５ａ）は、水平方向外側に向うにした
がって上方へ湾曲されていると共に、前記第１及び第２
枠体（２２），（２３）と同様にその表面が凹凸状の装
飾面とされている。

【００１５】そして、前記第３及び第４枠体（２４），
（２５）の内側には第１及び第２パネル補強部材（２
６），（２７）が夫々配設されている。この各パネル補
強部材（２６），（２７）は、図５の如く、その外側縁
に折曲成形された取付フランジ（２６ａ），（２７ａ）
が設けられており、この取付フランジ（２６ａ），（２
７ａ）が第３及び第４枠体（２４），（２５）の上面内
側にビス止めされて、この各枠体（２４），（２５）の
剛性を確保し、ひいては表面パネル（４）全体の剛性を
確保するようになっている。

【００１６】一方、前記底板（２１）は、前記パネル補
強部材（２６），（２７）間に架設されており、その前
後両縁に水平方向に延びるフランジ部（２１ａ），（２
１ｂ）が形成されている。そして、このフランジ部（２
１ａ），（２１ｂ）によって前記各補強部材（２６），
（２７）を介して枠部材（２０）に取付けられている。
従って、この底板（２１）は前記第１枠体（２２）との
間で前記下向吹出口（１１）の一部を構成しており、こ
れによって形成される空間部分に前記吹出グリル（９）
およびスイングフラップ（９ａ）が取付けられている
（図３参照）。また、この底板（２１）は第２枠体（２
３）との間で吸込口（１２）の一部を構成しており、こ
れによって形成される空間部分に前記吸込グリル（８）
及びフィルタ（８ａ）が取付けられている（図３参
照）。また、この底板（２１）と第２枠体（２３）との
間には、前後方向に延びる第３パネル補強部材（２８）
が架設されている。この第３パネル補強部材（２８）
は、前記第２パネル補強部材（２７）と所定間隔を存し
た位置において吸込口（１２）の左端に配置され、その
左側にサ―ビス空間（２９）を形成するようになってい
る。

【００１７】そして、本例の特徴の１つとしては、前記
吸込グリル（９）の取付構造にある。以下、この取付構
造について説明する。吸込グリル（８）は図９に示すよ
うに、所定高さを持つ前枠（３０）、後枠（３１）及び
左右一対の側枠（３２），（３２）から成る平面視長方
形状の枠内に、傾斜した多数の案内片（３３）を平行に
配設したものである。そして、この吸込グリル（８）の
前枠（３０）における左右両端から所定寸法を存した位
置には、固定部材（３４）が配設されている。この固定
部材（３４）は図１０に示すように、略水平方向に延び
る上側片（３４ａ）及び下側片（３４ｂ）が連結部（３
４ｃ）によって連結されて成っており、図１１に示すよ
うに前記前枠（３０）に形成された収容部（３０ａ）に
収容されて吸込グリル（８）の前後方向に所定ストロ―
ク内をスライド移動自在となっている。また、前記上側
片（３４ａ）の前端は下側片（３４ｂ）の前端よりも所
定寸法だけ前方に位置されており、この前端周辺部が固
定片（３４ｄ）に形成されている。そして、この固定片
（３４ｄ）は、前記スライド移動によって前記収容部
（３０ａ）から出没自在となっている。つまり、図１１
に仮想線で示すように、固定部材（３４）を図１１の左
方向へスライド移動させると固定片（３４ｄ）が吸込グ
リル（８）の前枠（３０）から突出するようになってい
る。一方、前記底板（２１）における固定部材（３４）
の配設位置に対応した部分には前記固定片（３ｄ）が挿
入可能な開口（２１ｃ）（図２参照）が形成されてい
る。これによって、図１に示すように吸込グリル（８）
を表面パネル４に組付けた状態で、固定部材（３４）を
スライド移動させて、固定片（３４ｄ）を開口（２１
ｃ）に挿入及び抜脱させることにより吸込グリル（８）
の前枠（３０）の取付け及び取外しが行えるようになっ
ている。

【００１８】一方、この吸込グリル（８）の後枠（３
１）における左右両端から所定寸法を存した位置には、
前記第２枠体（２３）に係止される係止部（３１ａ）が
設けられている。この係止部（３１ａ）は、図１及び図
２にも示すように、湾曲されたフック形状を呈してお
り、図２に示すように、吸込グリル（８）の前枠（３
０）が表面パネル（４）から取外されると、第２枠体
（２３）の内側下端部に引掛かるような構成とされてい
る。また、この係止部（３１ａ）よりも吸込グリル左右
方向の中央側には係止凸部（３１ｂ）が形成されてい
る。この係止凸部（３１ｂ）は、前記係止部（３１ａ）
と略同形状のフック状を呈して成っていると共に、この
係止部（３１ａ）よりも僅かに後方（図９下側）へ突出
するような位置に形成されている。従って、図２に示す
ような吸込グリル（８）を下方へ揺動させた状態では、
この係止凸部（３１ａ）の上端が支持部（３５）の上側
フランジ（３５ｂ）に当接することによって、吸込グリ
ル（８）が第２枠体（２３）から容易には外れないよう
な構成とされている。

【００１９】次いで、本実施例における天井埋込式空気
調和機（１）の据付け作業について説明する。先ず、表
面パネル（４）を組立てる際には、前記各枠体（２２）
〜（２５）を矩形状に組付けて枠部材（２０）を形成す
る。そして、第３及び第４枠体（２４），（２５）の内
側縁に第１及び第２パネル補強部材（２６），（２７）
をビス止めすると共に、この補強部材（２６），（２
７）間に底板（２１）を架設し、更に、下向吹出口（１
１）の左端に対応した位置において底板（２１）と第２
枠体（２３）との間に第３パネル補強部材（２８）をビ
ス止めする。そして、空気調和機（１）を天井（２）に
取付ける際には、空調機本体（３）を、天井上方の構造
物に対して支持ボルトを介して支持した後、この空調機
本体（３）に表面パネル（４）を取付ける。この表面パ
ネル（４）の取付の際には、該表面パネル（４）を持ち
上げて、図示しない仮掛け金具を空調機本体（３）側の
係止部材（１８ａ）に係止する。これによって表面パネ
ル（４）は、係止部材（１８ａ）によって宙吊り状態で
仮止め状態とされる。そこで、表面パネル（４）側を空
調機本体（３）側の固定金具（３ａ）に対してビスを用
いて固着すれば、図４の如く表面パネル（４）の組付け
が完了し、これによって空調機（１）の据付け作業が終
了する。

【００２０】次に、本例の特徴の１つである吸込グリル
（８）の取外し作業について説明する。先ず、図１及び
図１２に示すような、取付状態では、吸込グリル（８）
の後枠（３１）の左端から右端に亘って前記第２枠体
（２３）に支持されているために、その支持剛性が高
く、この状態で、吸込グリル（８）が自重によって撓む
ようなことはなく、所定の支持位置に保持されている。
一方、前枠（３０）側では固定部材（３４）の固定片
（３４ｄ）が底板（２１）の開口（２１ｃ）に挿入され
ることによって表面パネル（４）に固定されている。そ
して、この状態から吸込グリル（８）を取外すには、前
記固定部材（３４）を後方へスライド移動させて固定片
（３４ｄ）を底板（２１）の開口（２１ｃ）から抜脱す
ることによって吸込グリル（８）の前枠（３０）を表面
パネル（４）から取外す。そして、吸込グリル（８）
を、その係止部（３１ａ）を回動中心として下方へ回動
させて、図２及び図１３に示すように、吸込グリル
（８）を、その後枠（３１）でもって吊下げ状態とす
る。この状態では、係止部（３１ａ）が支持部（３５）
の下側フランジ（３５ａ）に引掛かっていると共に、吸
込グリル（８）がこの引掛かりを外すように動いても係
止凸部（３１ｂ）の上端が上側フランジ（３５ｂ）に当
接するために容易には外れないようになっている。そし
て、吸込グリル（８）を第２枠体（２３）から取外すに
は、図１４に示すように、係止凸部（３１ｂ）を第２枠
体（２３）の上側フランジ（３５ｂ）に押圧して、係止
凸部（３１ｂ）を僅かに下側へ変形させることにより、
後枠（３１）を第２枠体（２３）から取外すことができ
る。従って、この後枠（３１）においてはネジ止め等に
よる取付手段が不要となっているために、構成の簡略化
及び吸込グリル（８）の取付、取外し作業の簡略化が図
れる。

【００２１】尚、本例では、吸込グリル（８）の取付構
造について説明したが、同様の構成を吹出グリル（９）
側に採用して、吹出グリル（９）の支持強度を確保しつ
つ、その取付及び取外し作業を容易に行えるような構成
とすることもできる。

【００２２】

【考案の効果】上述の如く、本考案によれば、以下に述
べるような効果が発揮される。請求項１記載の考案によ
れば、グリルの取付状態において、該グリルの一側の枠
体と対向する部分の全領域を枠体のグリル支持部によっ
て下側から支持するようになってために、グリルの支持
強度の向上が図れ、これによって、グリルが撓むことが
なくなり、所定位置に保持することができる。

【００２３】また、請求項２記載の考案によれば、グリ
ルを表面パネルから取外す際、グリルの係止部をフラン
ジによって係止し、グリルを吊下げ状態で支持するよう
にしているために、グリルを取外すことなく空気吸込口
の開放が可能となる。また、グリルの一側にネジ等の個
別の取付部材が不要となるために、構造の簡略化が図れ
ると共に、グリルの取付け取外し作業を容易にすること
ができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】吸込グリルの取付状態を示す吸込口周辺の縦断
側面図である。

【図２】吸込グリルの引掛状態を示す吸込口周辺の縦断
側面図である。

【図３】空気調和機の縦断面図である。

【図４】空気調和機の一部を省略した斜視図である。

【図５】表面パネルを空調機本体側から見た平面図であ
る。

【図６】図５のVI−VI線に沿った断面図である。

【図７】図５のVII −VII 線に沿った断面図である。

【図８】図５のVIII−VIII線に沿った断面図である。

【図９】吸込グリルを室内側から見た平面図である。

【図１０】固定部材を示す図である。

【図１１】固定部材の取付状態を示す縦断側面図であ
る。

【図１２】吸込グリルの取付状態を示す第２枠体周辺の
縦断側面図である。

【図１３】吸込グリルの引掛状態を示す第２枠体周辺の
縦断側面図である。

【図１４】吸込グリルの取外し動作を示す第２枠体周辺
の縦断側面図である。

【符号の説明】

（１） 天井埋込形空気調和機 （２） 天井 （２ａ） 開口部 （３） 空調機本体 （４） 表面パネル （６） ファン （７） 熱交換器 （８） 吸込グリル （９） 吹出グリル （１１） 下向吹出口 （１２） 吸込口 （２２）〜（２５） 枠体 （３１ａ） 係止部 （３５） 支持部 （３５ａ） 下側フランジ （３５ｂ） 上側フランジ

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 天井（２）に形成された開口部（２ａ）
   に配設され、内部に送風用ファン（６）及び熱交換器
   （７）が収容されていると共に下部に空気吸込口（１
   ２）及び空気吹出口（１１）が開口された空調機本体
   （３）と、前記空調機本体（３）の下側に取付けられ、
   複数の枠体（２２），（２３），（２４），（２５）に
   よって形成されていると共に、前記枠体（２２），（２
   ３），（２４），（２５）の水平方向内側において、前
   記空気吸込口（１２）の下側に位置する吸込グリル
   （８）と空気吹出口（１１）の下側に位置する吹出グリ
   ル（９）とを備えた表面パネル（４）とから成る天井埋
   込形空気調和機において、 前記枠体（２３）において
   前記グリル（８）の一側が対向する位置には、その対向
   部全領域に亘ってグリル（８）を少なくともその下側か
   ら支持するグリル支持部（３５）が設けられていること
   を特徴とする天井埋込形空気調和機。
2. 【請求項２】 グリル支持部（３５）は、上下に所定間
   隔を存して配設された複数のフランジ（３５ａ），（３
   ５ｂ）で成っている一方、グリル（８）には前記フラン
   ジ（３５ａ），（３５ｂ）に係止可能な係止部（３１
   ａ）が形成されており、グリル（８）の取付状態では、
   前記フランジ（３５ａ），（３５ｂ）間に係止部（３１
   ａ）を位置させると共に、グリル（８）を取外す際に
   は、下側のフランジ（３５ａ）が係止部（３１ａ）を係
   止してグリル（８）を吊下げ状態で支持するようになっ
   ていることを特徴とする請求項１記載の天井埋込形空気
   調和機。