JPH0734284Y2 - 天井埋込形空気調和機 - Google Patents

天井埋込形空気調和機

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JPH0734284Y2
JPH0734284Y2 JP1990402507U JP40250790U JPH0734284Y2 JP H0734284 Y2 JPH0734284 Y2 JP H0734284Y2 JP 1990402507 U JP1990402507 U JP 1990402507U JP 40250790 U JP40250790 U JP 40250790U JP H0734284 Y2 JPH0734284 Y2 JP H0734284Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、天井埋込形空気調和機
に係り、特に、その天井への据付け構造の改良に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、天井埋込形の空気調和機は、
実開昭62−117428号公報に示されているよう
に、天井に形成された開口部に配設されており、送風フ
ァンや熱交換器を備えた空調機本体と、該空調機本体
に、その下側を覆蓋するように取付けられた表面パネル
とで構成されている。つまり、空調機本体は天井内部空
間に配置され、表面パネルが天井下面に当接されるよう
な構成となっている。そして、前記空調機本体の高さ寸
法が天井内部空間高さ寸法よりも大きい場合、このまま
で空気調和機を据付けようとすると、所定の据付け状態
が得られなくなる。つまり、表面パネルを天井面に当接
させることができず、この両者間に間隙が生じてしま
う。そこで、従来、図12に示すように、表面パネル
(a)の周縁部材の上面に予めシックパネルと呼ばれる
枠状一体構造物のスペ―サ部材(b)を取付けておき、
空気調和機(c)が天井(d)に据付けられたときに
は、このスペ―サ部材(b)によって前記間隙を閉塞す
るようにしている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなスペ―サ部材は、上述した間隙が生じるような状況
の場合にのみ必要であることから、表面パネルに比べて
生産個数が少なく、そのためにコストの高いものであっ
た。また、このスペ―サ部材は枠状の一体構造物である
ために、その運搬作業が煩雑であった。更に、このスペ
―サ部材は空気調和機が据付けられる天井内部空間高さ
に応じて多数種類作製しておく必要があり、その作製作
業が煩雑であり、これによってもコストの上昇を招いて
いた。
【0004】本考案は、これらの点に鑑みてなされたも
のであって、作製作業及び運搬作業が容易に行え、ま
た、コストの低減を図ることができるスペ―サ部材を得
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本考案は、スペ―サ手段を水平方向に分割された
スペ―サ部材で成すような構造とした。具体的に、請求
項1記載の考案は、天井(2)に形成された開口部(2
a)に配設され、内部に送風用ファン(6)及び熱交換
器(7)が収容されていると共に下部に空気吸込口(1
2)及び空気吹出口(11)が開口された空調機本体
(3)と、前記空調機本体(3)の下側に取付けられ、
前記空気吸込口(12)の下側に位置する吸込グリル
(8)と空気吹出口(11)の下側に位置する吹出グリ
ル(9)とを備えた表面パネル(4)とから成る天井埋
込形空気調和機を前提としている。そして、前記表面パ
ネル(4)の周縁部材(20)の上面に、表面パネル
(4)と天井(2)との間隙を閉塞するスペ―サ手段
(30)を設ける。更には、このスペ―サ手段(30)
を、前記周縁部材(20)に沿って複数に分割されたス
ペ―サ部材(31)〜(33)から成すような構成とし
た。
【0006】また、請求項2記載の考案では、請求項1
記載の天井埋込形空気調和機において、スペ―サ部材
(31)〜(33)を、天井内部空間高さに応じて、そ
の高さ寸法が変更可能となるように、上下方向に副数段
連結可能に構成した。
【0007】
【作用】上記の構成による本考案の作用は以下の如くで
ある。先ず、請求項1記載の考案では、複数に分割され
たスペ―サ部材(31)〜(33)の夫々を順次、表面
パネル(4)の周縁部材(20)の上面に配置させるこ
とによって表面パネル(4)と天井(2)との間隙を閉
塞する。これにより、従来のような一体構造物でなるス
ペ―サ手段を廃することができ、スペ―サ手段(30)
の運搬作業が容易になり、且つ複数のスペ―サ部材(3
1)〜(33)の一部を共通部材とすることがきるた
め、その製造コストが低減できる。
【0008】また、請求項2記載の考案では、スペ―サ
部材(31)〜(33)を上下方向に副数段連結可能に
していることで、現地においてスペ―サ手段(30)の
高さを調整することができ、空気調和機の据付作業性が
向上する。
【0009】
【実施例】次に、本考案の一実施例を図面に基づいて説
明する。図3及び図4に示すように、本実施例における
天井埋込形空気調和機(1)は、天井(2)の段下げ部
に配置されるものであって、底面が開口された本体ケ―
シング(5)内にファン(6)や熱交換器(7)等が配
設されてなる空調機本体(3)と、該空調機本体(3)
の下側を閉蓋し、吸込グリル(8)や吹出グリル(9)
等を備えた表面パネル(4)とから成っている。
【0010】前記空調機本体(3)は、天井(2)の段
下げ部の水平面に形成された開口部(2a)に臨むよう
に天井(2)の上方に位置する図示しない構造物に対し
て支持ボルトにより支持されている。また、この空調機
本体(3)における前記熱交換器(7)の下側にはドレ
ンパン(10)が配設されている。そして、該ドレンパ
ン(10)の前側(図3の左側)には下向きに空調空気
を吹き出すべく開口された下向吹出口(11)が形成さ
れており、一方、前記ドレンパン(10)の後側(図3
の右側)には室内空気を空調機本体3内に吸込むための
吸込口(12)が形成されている。また、前記本体ケ―
シング(5)において前記下向吹出口(11)に近接し
た前側壁には、ダクト(13)を接続すべく開口された
前向吹出口(14)が形成されている。そして、この前
向吹出口(14)は前記ダクト(13)を介して前記段
下げ部の鉛直面に形成された吹出開口(2b)に連通さ
れている。この吹出開口(2b)には前向吹出グリル
(2c)が取付けられており、その上流側には空調空気
の流通を遮断可能なシャッタ(2d)が配設されてい
る。
【0011】そして、この本体ケ―シング(5)内にお
いて前記吸込口(12)の上方にはファン(6)が配設
されており、このファン(6)の下流側には電気ヒ―タ
(15)、熱交換器(7)及び自然蒸発式の加湿器(1
6)が空気流通方向に順に並設されている。尚、図3に
おける(17)はこの空調機(1)の制御系部品が配設
されるスイッチボックスである。
【0012】また、前記空調機本体(3)内にはファン
(6)の吸込側と吹出側とを仕切る仕切板(18)が設
けられており、この仕切板(18)の下端には略L字状
を呈し且つその水平端部に立上り部を一体に延設してな
る係止部材(18a)が設けられている。本実施例の場
合、該係止部材(18a)は、仕切板(18)と一体の
樋状部として形成されているが、別体構成であってもよ
く、部分的なものであってもよい。更に、前記本体ケ―
シング(5)の底面適所には、前記表面パネル(4)を
取付けるための固定金具(3a),(3a),…が設け
られている。
【0013】次に、表面パネル(4)について説明す
る。この表面パネル(4)は、図5に示すように、矩形
状の周縁部材としての枠部材(20)と、前記空調機本
体(3)側の吸込口(12)及び下向吹出口(11)に
夫々対応した位置に取付けられた吸込グリル(8)及び
吹出グリル(9)と、これら吸込グリル(8)と吹出グ
リル(9)との間つまり前記ドレンパン(10)の下側
に配置される底板(21)とを備えて成っている。
【0014】枠部材(20)は表面パネル(4)の外形
を形成するものであって、前後左右4本の第1〜第4枠
体(22)〜(25)から成っている。第1枠体(2
2)及び第2枠体(23)は、アルミニウム製であっ
て、図6及び図7にも示すように、その上面の内側半分
が前記本体ケ―シング(5)の下端に接続する本体接続
面(22a),(23a)とされ、外側半分が天井面に
対向する天井対向面(22b),(23b)とされてい
る。また、第1枠体(22)は、前記下向吹出口(1
1)の前端部に配置されるものであって、その下面(2
2c)は水平方向前側に向うにしたがって上方へ湾曲さ
れていると共に、その表面が凹凸状の装飾面とされてい
る。第2枠体(23)は、前記吸込口(12)の後端部
に配置されるものであって、その下面(23c)は水平
方向後側に向うにしたがって上方へ湾曲されていると共
に、その表面が前記第1枠体(22)と同様に凹凸状の
装飾面とされている。また、これら各枠体(22),
(23)における天井対向面(22b),(23b)の
外側縁には、略コ字状に折返されて成る係止爪(22
d),(23d)が形成されている。一方、左右の第3
及び第4枠体(24),(25)は、互いに同形状のプ
ラスチック製部材であって、前記第1及び第2枠体(2
2),(23)の左右各両端に亘って前後方向に架設さ
れている。そして、この第2及び第3枠体(23),
(24)は、その前後両端部分が枠部材(20)のコ―
ナ部(20a)を構成するようになっている。また、図
8に示すように、この第3及び第4枠体(24),(2
5)の下面(24a),(25a)は、水平方向外側に
向うにしたがって上方へ湾曲されていると共に、前記第
1及び第2枠体(22),(23)と同様にその表面が
凹凸状の装飾面とされている。
【0015】そして、前記第3及び第4枠体(24),
(25)の内側には第1及び第2パネル補強部材(2
6),(27)が夫々配設されている。この各パネル補
強部材(26),(27)は、図5に示すように、その
外側縁に折曲成形された取付フランジ(26a),(2
7a)が設けられており、この取付フランジ(26
a),(27a)が第3及び第4枠体(24),(2
5)の上面内側にビス止めされて、この各枠体(2
4),(25)の剛性を確保し、ひいては表面パネル
(4)全体の剛性を確保するようになっている。
【0016】一方、前記底板(21)は、前記パネル補
強材(26),(27)間に架設されており、その前後
両縁に水平方向に延びるフランジ部(21a),(21
b)が形成されている。そして、このフランジ部(21
a),(21b)によって前記各補強部材(26),
(27)を介して枠部材(20)に取付けられている。
従って、この底板(21)は前記第1枠体(22)との
間で前記下向吹出口(11)の一部を構成しており、こ
れによって形成される空間部分に前記吹出グリル(9)
及びスイングフラップ(9a)が取付けられている(図
3参照)。また、この底板(21)は第2枠体(23)
との間で吸込口(12)の一部を構成しており、これに
よって形成される空間部分に前記吸込グリル(8)及び
フィルタ(8a)が取付けられている(図3参照)。ま
た、この底板(21)と第2枠体(23)との間には、
前後方向に延びる第3パネル補強部材(28)が架設さ
れている。この第3パネル補強部材(28)は、前記第
2パネル補強部材(27)と所定間隔を存した位置にお
いて吸込口(12)の左端に配置され、その左側にサ―
ビス空間(29)を形成するようになっている。
【0017】そして、本例の特徴とするところは、内部
空間の高さ寸法が前記空調機本体(3)の高さ寸法より
も小さい天井(2)に、空気調和機(1)を据付ける場
合に用いられる手段にある。つまり、このような天井
(2)に空気調和機(1)を据付けると、表面パネル
(4)と天井(2)下面との間に間隔が生じるため、こ
の間隔を閉塞するためのスペ―サ手段(30)が設けら
れている。このスペ―サ手段(30)は、図1に示すよ
うに、第1及び第2枠体(22),(23)の天井対向
面(22b),(23b)に取付けられる第1スペ―サ
(31)、第3及び第4枠体(24),(25)の天井
対向面(24b),(25b)に取付けられる第2スペ
―サ(32)、枠部材(20)のコ―ナ部(20a)上
面に取付けられる第3スペ―サ(33)及び各スペ―サ
(31),(32),(33)の内側に配設されるシ―
ル部材(34)(図2参照)から成っている。第1スペ
―サ(31)は、表面パネル(4)の前後方向に延びる
水平部(31a)と該水平部(31a)の外側端から垂
直上方に延びる垂直部(31b)とから成っている。そ
して、前記水平部(31a)の外側縁には断面コ字状に
形成されて前記第1及び第2枠体(22),(23)の
係止爪(22d),(23d)に係止可能な水平係止部
(31c)が形成されており、前記垂直部(31b)の
上下両縁には上下方向中央側へ折曲されてなる断面コ字
状の垂直係止部(31d)が形成されている。第2スペ
―サ(32)は、前記第1スペ―サ(31)と同様に水
平部(32a)と垂直部(32b)とから成っており、
この垂直部(32b)の上下両縁には上下方向中央側へ
折曲されてなる断面コ字状の垂直係止部(32c)が形
成されている。第3スペ―サ(33)は、外側縁が前記
コ―ナ部(20a)の形状に合致する水平部(33a)
と該水平部(33a)の外側縁から垂直上方に延びる垂
直部(33b)とから成っている。そして、前記水平部
(33a)は前記第1及び第2スペ―サ(31),(3
2)の左右両端部の上面に当接自在とされ、一方、垂直
部(33b)の左右両端は僅かに内側へ後退されて前記
第1及び第2スペ―サ(31),(32)の垂直部(3
1b),(32b)の内側面に当接自在となっている。
また、シ―ル部材(34)は、前記各スペ―サ(3
1),(32),(33)が枠部材(20)に取付けら
れた状態において、該各スペ―サ(31),(32),
(33)の内側に配設されるものであって、例えば発泡
ウレタン等で成り、天井(2)下面と表面パネル(4)
との間隙の閉塞を確実にするものである。
【0018】次いで、本実施例における天井埋込式空気
調和機(1)の据付け作業について説明する。先ず、表
面パネル(4)を組立てる際には、前記各枠体(22)
〜(25)を矩形状に組付けて枠部材(20)を形成す
る。そして、第3及び第4枠体(24),(25)の内
側縁に第1及び第2パネル補強部材(26),(27)
をビス止めすると共に、この両パネル補強部材(2
6),(27)に底板(21)を架設し、更に、下向吹
出口(11)の左端に対応した位置において底板(2
1)と第2枠体(23)との間に第3パネル補強部材
(28)をビス止めする。このようにして表面パネル
(4)が組立てられた後、該表面パネル(4)にスペ―
サ手段(30)が取付けられる。次に、前記スペ―サ手
段(30)の取付け作業について説明する。図2(a)
に示すように、予め、各枠体(22)〜(25)の天井
対向面(22b)〜(25b)に配設されている薄肉状
のシ―ル部材(35)を剥がした後、図2(b)に示す
ように、この天井対向面(22b)〜(25b)に第1
及び第2スペ―サ(31),(32)を載置する。この
際、第1スペ―サ(31)は、その水平係止部(31
c)が第1及び第2枠体(22),(23)の係止爪
(22d),(23d)に係止されている。その後、枠
部材(20)のコ―ナ部(20a)に沿って第3スペ―
サ(33)を載置する(図1参照)。これによって、第
3スペ―サ(33)の水平部(33a)は第1及び第2
スペ―サ(31),(32)の両端部上面に重合わさ
れ、この重合された部分が第3及び第4枠体(24),
(25)にビス止めされて、各スペ―サ(31)〜(3
3)は枠部材(20)に取付けられる。その後、図2
(b)に示すように、各スペ―サ(31)〜(33)の
内側には夫々シ―ル部材(34)が配置される。このよ
うにしてスペ―サ手段(30)が表面パネル(4)の枠
部材(20)上面に取付けられた後、空気調和機(1)
が天井に据付けられる。そして、空気調和機(1)を天
井(2)に取付ける際には、空調機本体(3)を、天井
上方の構造物に対して支持ボルトを介して支持した後、
この空調機本体(3)に表面パネル(4)を取付ける。
この表面パネル(4)の取付の際には、該表面パネル
(4)を持ち上げて、図示しない仮掛け金具を空調機本
体(3)側の係止部材(18a)に係止する。これによ
って表面パネル(4)は、係止部材(18a)によって
宙吊り状態で仮止め状態とされる。そこで、表面パネル
(4)側を空調機本体(3)側の固定金具(3a)に対
してビスを用いて固着すれば、図4の如く表面パネル
(4)の組付けが完了し、これによって空調機(1)の
据付け作業が終了する。
【0019】上述したように、本例の構成によれば、高
さ寸法が空調機本体(3)の高さ寸法より小さい天井
(2)に空気調和機(1)を据付ける際に、天井(2)
と表面パネル(4)との間隙を閉塞するスペ―サ手段
(30)が水平方向に分割して形成されていることか
ら、製作作業及び運搬作業が容易になり、また、製造コ
ストの低減も図ることができる。
【0020】次に、本考案の変形例について説明する。
図9に示すように、本例のものは、各スペ―サ(31)
〜(33)を上下2段構造としたものである。下側に位
置するスペ―サ(31)は前述した実施例と同様のもの
であり、上側に位置する上側スペ―サ(36)は、前記
下側スペ―サ(31)の垂直係止部(31d)に係止可
能な係止部(36a)がその外側面下部に形成されてい
る。これによって、天井内部空間高さがかなり小さい場
合であっても、それに応じてスペ―サ手段(30)の高
さ寸法を大きくすることが可能である。また、この上側
スペ―サ(36)の内側面上部には、前記下側の第1ス
ペ―サ(31)の垂直係止部(31d)と同様の係止部
(36b)が形成されており、更に、上段に図示しない
同様のスペ―サを連結することができるようになってい
る。また、高さ寸法の異なる上側スペ―サを数種類用意
しておけば、その組合せによってスペ―サ手段(30)
の高さを自由に設定できるので現地でのスペ―サ高さの
微調整が可能となる。尚、この下側スペ―サ(31)と
上側スペ―サ(36)とを組付ける際には、各スペ―サ
(31),(36)を水平方向へスライド移動させるこ
とによって係止部(31d),(36a)同士を係止さ
せるようにする。
【0021】次に、本考案の他の変形例について説明す
る。本例では、図10及び図11に示すように、予め下
側のスペ―サ(31),(33)を枠体(22)に取付
けておき、現地において上側のスペ―サ(37),(3
8)を組付けるようにしたものである。このような構成
にすれば、現地で下側のスペ―サ(31)〜(33)を
枠体(22)〜(25)に取付けるといった作業が不要
になり作業性の向上及び作業時間の短縮が図れる。
【0022】尚、本例では、枠部材(20)に直接取付
けられるスペ―サ手段(30)を3種類のスペ―サ(3
1)〜(33)によって構成するようにしたが、本考案
はこれに限るものではなく、第1スペ―サ(31)と第
3スペ―サ(33)とを一体的に形成し、2種類のスペ
―サでスペ―サ手段(30)を構成したり、又は、第1
スペ―サ(31)や第2スペ―サ(32)を長手方向に
2分割できるような構造にして、スペ―サ部材の長さ寸
法を短くして運搬作業の簡略化を図るようにしてもよ
い。
【0023】
【考案の効果】上述の如く、本考案によれば、以下に述
べるような効果が発揮される。請求項1記載の考案によ
れば、スペ―サ手段を、表面パネル周縁部材に沿って複
数に分割されたスペ―サ部材から成すようにしたことに
より、スペ―サ手段の運搬作業の簡略化が図れ、また、
スペ―サ部材の一部を共通部材とすることができるため
に製造コストの低減が図れる。
【0024】また、請求項2記載の考案によれば、スペ
―サ部材を、天井内部空間高さに応じて、その高さ寸法
が変更可能となるようにしているために、現地において
スペ―サ手段の高さを調整することができ、空気調和機
の据付作業性の向上が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】表面パネルのコ―ナ部周辺の分解斜視図であ
る。
【図2】スペ―サ手段の取付け作業を説明するための枠
体周辺の縦断面図である。
【図3】空気調和機の縦断側面図である。
【図4】空気調和機の一部を省略した斜視図である。
【図5】表面パネルを空調機本体側から見た平面図であ
る。
【図6】図5のVI−VI線に沿った断面図である。
【図7】図5のVII −VII 線に沿った断面図である。
【図8】図5のVIII−VIII線に沿った断面図である。
【図9】変形例における図2相当図である。
【図10】他の変形例における図2相当図である。
【図11】他の変形例における第3スペ―サ周辺の分解
斜視図である。
【図12】従来例における空気調和機の取付け状態を示
す図である。
【符号の説明】
(1) 天井埋込形空気調和機 (2) 天井 (2a) 開口部 (3) 空調機本体 (4) 表面パネル (6) ファン (7) 熱交換器 (8) 吸込グリル (9) 吹出グリル (11) 下向吹出口(空気吹出口) (12) 吸込口 (20) 枠部材(周縁部材) (30) スペ―サ手段 (31) 第1スペ―サ(スペ―サ部材) (32) 第2スペ―サ(スペ―サ部材) (33) 第3スペ―サ(スペ―サ部材)

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 天井(2)に形成された開口部(2a)
    に配設され、内部に送風用ファン(6)及び熱交換器
    (7)が収容されていると共に下部に空気吸込口(1
    2)及び空気吹出口(11)が開口された空調機本体
    (3)と、前記空調機本体(3)の下側に取付けられ、
    前記空気吸込口(12)の下側に位置する吸込グリル
    (8)と空気吹出口(11)の下側に位置する吹出グリ
    ル(9)とを備えた表面パネル(4)とから成る天井埋
    込形空気調和機において、前記表面パネル(4)の周縁
    部材(20)の上面には、表面パネル(4)と天井
    (2)との間隙を閉塞するスペ―サ手段(30)が設け
    られており、該スペ―サ手段(30)は、前記周縁部材
    (20)に沿って複数に分割されたスペ―サ部材(3
    1)〜(33)から成っていることを特徴とする天井埋
    込形空気調和機。
  2. 【請求項2】 スペ―サ部材(31)〜(33)は、天
    井内部空間高さに応じて、その高さ寸法が変更可能とな
    るように、上下方向に副数段連結可能に構成されている
    ことを特徴とする請求項1記載の天井埋込形空気調和
    機。
JP1990402507U 1990-12-28 1990-12-28 天井埋込形空気調和機 Expired - Lifetime JPH0734284Y2 (ja)

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