JP6296375B2 - 天吊型空気調和装置 - Google Patents
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そこで、本発明の目的は、上述した従来の技術が有する課題を解消し、運転中に室内空気が吸込グリルを経ずに室内熱交換器の吸い込み空間に進入することが抑制される天吊型空気調和装置を提供することにある。
この発明では、前記筐体の底面に、前記吸込グリルの枠が係合する溝部を設けたため、
例えば、吸込グリルの枠が反った状態となったとしても、吸込グリルの枠の隙間がほとん
どシールされ、従って、運転中に室内空気が吸込グリルを経ずに室内熱交換器の吸い込み
空間に進入することが抑制される。また、吸込グリルの枠と溝部の嵌合であるため、一応
のラビリンス効果が得られ、運転中に室内空気が吸込グリルを経ずに室内熱交換器の吸い
込み空間に進入することが抑制される。
また、前記筐体の側面に、内側が前記室内熱交換器の吸い込み空間に連通する開口と、この開口を閉塞する閉塞板とを備え、この閉塞板の下縁部に前記溝部を設けてもよい。
前記閉塞板は、前記開口よりも大きく形成され、該開口とオーバーラップする閉塞板本体と、前記閉塞板本体から前記開口内に延びて該開口の縁部に係合する係合部とを備えていてもよい。
本発明では、開口を閉塞する閉塞板を備え、この閉塞板は、前記開口よりも大きく形成され、該開口とオーバーラップする閉塞板本体と、前記閉塞板本体から前記開口内に延びて該開口の縁部に係合する係合部と、を備えるため、前記開口がほとんどシールされ、従って、運転中に室内空気が吸込グリルを経ずに室内熱交換器の吸い込み空間に進入することが抑制される。
前記溝部は、断面コ字状に形成されていてもよい。
この構成では、前記開口の縁部がシール溝に嵌り合うため、開口の縁部と係合部との間にほとんど隙間がなく、従って、運転中に室内空気が吸込グリルを経ずに室内熱交換器の吸い込み空間に進入することが抑制される。
これらの構成では、吸込グリルの枠が反っても、吸込グリルの枠の隙間がほとんどシールされるため、運転中に室内空気が吸込グリルを経ずに室内熱交換器の吸い込み空間に進入することが抑制される。
図1は、本実施形態にかかる天吊型空気調和装置1の外観構成を示す斜視図である。また、図2は、空気調和機本体1aの内部構造を示す断面図であり、図3は、同じく内部構造を示す平面図である。
この明細書で上、下の用語は、空気調和装置1を天井から吊り下げた状態における上、下を意味するものとする。
図1に示すように、天吊型空気調和装置(空気調和装置)1は、空気調和機本体1aのケーシング(筐体)12Aの両側にサイドカバー45が配置され、空気調和機本体1aのケーシング12Aの下部(底部)に、底パネル14と吸込グリル37とが配置されて構成されている。また、ケーシング12Aには、空気調和機本体1aをコントロールするための図示しないリモートコントローラからの指示信号を受信する図示しない受信ユニットがその裏面に配置された受信窓50が設けられている。
図4の斜視図は、手前のサイドカバー45を取り外した状態を示している。この空気調和機本体1aは、例えばメンテナンス時にサイドカバー45を取り外した状態で、ケーシング12Aの側面が外部に露出している。
この露出した側面部12Bには、図5に示すように、開口12C等、各種隙間が設けられ、開口12Cには送風機13が臨んでおり、従って開口12Cの内側は室内熱交換器15の吸い込み空間に連通する。
この閉塞板71は、開口12Cの幅Wよりも大きく形成され、開口12Cとオーバーラップする閉塞板本体71Cと、閉塞板本体71Cから開口12C内に突出して開口12Cの縁部に係合する係合部71Dとを備えている。係合部71Dは開口12Cの縁部に沿う形状であり、略U字形状を呈している。
係合部71Dの外周面には、図6に示すように、開口12Cの縁部に沿って形成されるシール溝71Fが形成されている。このシール溝71Fは、係合部71Dの全周面に形成され、開口12Cの縁部が係合されている。この閉塞板71は、図5を参照して、係合部71Dのシール溝71Fを、開口12Cの縁部に整合させ、下から上へスライドさせるようにして、開口12Cに取り付けられる。この際には、段部71Eが受け部12Eに当接し、ねじ75(図4参照。)を用いて、段部71Eが受け部12Eに固定されている。また、図5に示すように、閉塞板本体71Cが、ねじ76,77を用いて、ケーシング12Aの側面部12Bに固定されている。
また、図6に示すように、閉塞板71の下縁部71Gは、吸込開口12Cの縁部の一部を構成し、この下縁部71Gには、吸込グリル37の枠37Aが嵌る断面コ字状の溝部71Hが形成されている。
2枚の吸込グリル37R,37Lは同一形状である。
2枚の吸込グリル37R,37Lは、ケーシング12Aの両端に位置する各閉塞板71の下縁部71Gと、図3の後面側の支持片100と、図3の前面側の支持片101と、開口中央部に位置する連結片102とに支持されて、取り付けられている。
中央部の連結片102は、断面コ字状で下が解放された溝部102Aを有し、この溝部102Aには、右の吸込グリル37Rの枠37Aの左端部と、左の吸込グリル37Lの枠37Aの右端部とが係合している。右の吸込グリル37Rの枠37Aの右端部は、閉塞板71の右の下縁部71Gの溝部71Hに係合し、左の吸込グリル37Lの枠37Aの左端部は、左の下縁部71Gの溝部71Hに係合している。
本実施の形態では、上述したように、各部における隙間がほとんどなくなるため、運転中に、室内の塵埃が室内熱交換器15に至ることが少なくなり、室内熱交換器15の目詰まりが抑制される。
1a 空気調和機本体
12A ケーシング(筐体)
12C 開口
13 送風機
15 室内熱交換器
37 吸込グリル
45 サイドカバー
71 閉塞板
71C 閉塞板本体
71D 係合部
71E 段部
71F シール溝
71G 下縁部
71H,100A,101A,102A 溝部
Claims (5)
- 室内熱交換器、送風機を収納した筐体の底部に吸込グリルを備えた天吊型空気調和装置において、
前記筐体の底部に前記吸込グリルの枠が係合する溝部を設け、前記溝部と前記吸込グリルの枠とが係合して前記筐体の底部に前記吸込グリルが配置され、前記溝部が、前記筐体の側面の下縁部に設けられていることを特徴とする天吊型空気調和装置。 - 前記筐体の側面に、内側が前記室内熱交換器の吸い込み空間に連通する開口と、この開口を閉塞する閉塞板とを備え、この閉塞板の下縁部に前記溝部を設けたことを特徴とする請求項1に記載の天吊型空気調和装置。
- 前記閉塞板は、前記開口よりも大きく形成され、該開口とオーバーラップする閉塞板本体と、前記閉塞板本体から前記開口内に延びて該開口の縁部に係合する係合部とを備えたことを特徴とする請求項2に記載の天吊型空気調和装置。
- 前記係合部は、前記開口の縁部に沿って形成されるシール溝を備えることを特徴とする請求項3に記載の天吊型空気調和装置。
- 前記溝部は、断面コ字状に形成されていることを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載の天吊型空気調和装置。
Priority Applications (1)
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JP2017027753A JP6296375B2 (ja) | 2017-02-17 | 2017-02-17 | 天吊型空気調和装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2017027753A JP6296375B2 (ja) | 2017-02-17 | 2017-02-17 | 天吊型空気調和装置 |
Related Parent Applications (1)
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JP2013044872A Division JP6176562B2 (ja) | 2013-03-07 | 2013-03-07 | 天吊型空気調和装置 |
Publications (2)
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ID=59080090
Family Applications (1)
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JP2017027753A Active JP6296375B2 (ja) | 2017-02-17 | 2017-02-17 | 天吊型空気調和装置 |
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Family Cites Families (2)
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BRPI0810273A2 (pt) * | 2007-05-17 | 2019-09-24 | Daikin Ind Ltd | "unidade interna de um condicionador de ar". |
-
2017
- 2017-02-17 JP JP2017027753A patent/JP6296375B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2017110906A (ja) | 2017-06-22 |
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