JP2009085460A - 空気調和装置 - Google Patents

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智大 田畑
Yasuhiro Mogi
康弘 茂木
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靖程 大濱
Mayumi Saito
真由美 斎藤
Masumasa Hashimoto
益征 橋本
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Abstract

【課題】吸込みフィルタを昇降させる昇降装置を備える場合であっても空気清浄フィルタの着脱を容易に行うことができる空気調和装置を提供すること。
【解決手段】空気調和装置本体3が熱交換器及び送風機を備え、熱交換器に対向させて前面及び天面に吸込口15,17を備え、該吸込口15,17に亘ってフィルタ33を配置し、該フィルタ33を上昇・下降させるフィルタ昇降装置備え、フィルタ33と熱交換器との間に電気式除塵フィルタ40を備え、フィルタ昇降装置は、フィルタ33を下降させた際に、電気式除塵フィルタ40の前面側に当該電気式除塵フィルタ40よりも大きな開口部75を備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、空気調和装置本体に対し昇降自在なフィルタ(吸込みフィルタ)を備えた壁掛け型の空気調和装置に関する。
従来、壁掛け型の空気調和装置において、被調和室内から取り込んだ空気に含まれる粉塵を取り除くフィルタと、このフィルタを着脱自在に保持すると共に昇降自在に駆動する昇降装置とを空気調和装置本体に備え、フィルタの清掃時には、フィルタを空気調和装置本体から所定位置まで下降させ、その位置で清掃のためにフィルタを取り外しできるようにしたものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−65594号公報
ところで、この種の空気調和装置では、被調和室内の空気の清浄化を図るべく、細かな塵埃の捕集と脱臭とを行う空気清浄フィルタを、上記フィルタと熱交換器との間に設けることが望ましい。しかしながら、この場合、空気清浄フィルタの前方には、上記フィルタ及び昇降装置が配置されているため、空気清浄フィルタの着脱が困難となるといった問題が考えられる。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、吸込みフィルタを昇降させる昇降装置を備える場合であっても空気清浄フィルタの着脱を容易に行うことができる空気調和装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は、空気調和装置本体が熱交換器及び送風機を備え、熱交換器に対向させて前面及び天面に吸込口を備え、該吸込口に亘って吸込みフィルタを配置し、該吸込みフィルタを上昇・下降させる昇降装置を備える空気調和装置において、前記吸込みフィルタと熱交換器との間に空気清浄フィルタを備え、前記昇降装置は、前記吸込みフィルタを下降させた際に、前記空気清浄フィルタの前面側に当該空気清浄フィルタよりも大きな開口部を備えることを特徴とする。
この構成によれば、吸込みフィルタを下降させた際に、空気清浄フィルタの前面側に当該空気清浄フィルタよりも大きな開口部が形成されるため、この開口部を通じて空気清浄フィルタを容易に着脱することができる。
この構成において、前記昇降装置は、前記吸込みフィルタを保持する複数段に区別された昇降枠を備え、この最上段の昇降枠の上枠と前記天面との間に前記開口部が形成される構成としても良い。また、前記空気清浄フィルタは、前記熱交換器の前面上部に配置されている構成としても良い。
本発明によれば、吸込みフィルタを下降させた際に、空気清浄フィルタの前面側に当該空気清浄フィルタよりも大きな開口部が形成されるため、この開口部を通じて空気清浄フィルタを容易に着脱することができる。
以下、図面を参照しながら、本発明の一実施の形態について説明する。
図1は、壁掛け型の空気調和装置の斜視図、図2はその断面図である。空気調和装置1は樹脂成形した空気調和装置本体3と、空気調和装置本体3の前面側に配置された樹脂成形の前面パネル5とを備え、空気調和装置本体3は、図2に示すように、その内側に断面略C字状の熱交換器7と、この熱交換器7の内側に配置した送風機9とを備えている。空気調和装置本体3は、前面11及び天面13(図3参照)に吸込口15,17を備えており、上記送風機9の駆動により、前面11及び天面13の吸込口15,17から吸い込んだ室内空気を、熱交換器7に通流し、ここで熱交換した空気は、空気調和装置本体3の送風機9の下流に設けた吹出口19から室内に吹き出される。
上記吹出口19は、スクロール部21と舌部22とで囲まれており、スクロール部21の出口側には風向変更用の複数の縦羽根23が配置され、各縦羽根23同士はスクロール部21の裏側でリンク部材24により連結され、縦羽根駆動モータ(不図示)に連結されている。25は水平フラップであり、フラップ駆動モータ(不図示)に連結されている。該フラップ25の回動姿勢によって吹出口19を開閉し、かつ運転条件に応じて、当該吹出口19から吹き出される空気の吹き出し方向を上下方向に設定可能であり、複数の縦羽根23は、運転条件に応じて、当該吹出口19から吹き出される空気の吹き出し方向を左右方向に設定可能である。
本実施の形態では、空気調和装置本体3の前面11の吸込口15と、上述した前面パネル5との間に、フィルタ昇降装置31が配置されている。フィルタ昇降装置31は、フィルタ33を昇降するものであり、該フィルタ33は、前面11の吸込口15と天面13の吸込口17とを同時に覆い、吸込口15,17から吸い込まれる室内空気中の塵埃を捕集する。図3は、前面パネル5を取り外し、フィルタ昇降装置31を下降動作し、フィルタ33を降下した状態を示し、図4は、フィルタ昇降装置31そのものを示す。フィルタ昇降装置31は、図4に示すように、1〜4段に区別された樹脂成形の昇降枠35〜38を備え、昇降枠35〜38がすべて引き出されると、図3の状態となって、フィルタ33が降下し、昇降枠35〜38がすべて引き込まれると、図2の状態となって、フィルタ33が吸込口15,17を覆うように格納される。また、図2に示すように、フィルタ昇降装置31は、昇降枠35〜38の吸込口15に対向する面が上を向くように、空気調和装置本体3の前面11に傾斜して取り付けられている。
1段目の昇降枠35は、図4に示すように、枠体35Aの内側を、左右及び上下に延出する補強用桁部35Bで連結し、枠体35Aの両側には、断面略コ字状の一対のガイド35Cを備えている。2段目の昇降枠36は、同様に、枠体36Aの内側を、左右及び上下に延出する補強用桁部36Bで連結し、枠体36Aの両側には、断面略コ字状の一対のガイド36Cを備え、このガイド36Cは、1段目の昇降枠35のガイド35C溝内に収納自在である。3段目の昇降枠37は、枠体37Aの内側を、左右及び上下に延出する補強用桁部37Bで連結し、枠体37Aの両側には、断面略コ字状の一対のガイド37Cを備え、このガイド37Cは、2段目の昇降枠36のガイド36C溝内に収納自在である。また、最終段の4段目の昇降枠38は、枠体38Aの内側を、左右及び上下に延出する補強用桁部38Bで連結し、枠体38Aの両側の端縁部38Cは、3段目の昇降枠37のガイド37C溝内に収納自在である。
ここで、4段目(最下段)の昇降枠38の端縁部38Cには上下方向に延在する案内リブ38Gが形成されている。この案内リブ38Gは、3段目の昇降枠37のガイド37Cの内側面37C1に相当する位置に設けられている。4段目の昇降枠38の端縁部38Cが3段目の昇降枠37のガイド37C溝内に収納される場合、このガイド37Cの内側面37C1に上記案内リブ38Gが案内される。このため、4段目の昇降枠38の端縁部38Cを3段目の昇降枠37のガイド37C溝内にスムーズに移動して収納することができる。また、この案内リブ38Gは、4段目の昇降枠38の端縁部38Cを補強する補強リブとしても機能する。
各昇降枠35〜38の中央には、縦に延びるガイド35D〜38Dが設けられ、ガイド35D〜38Dは、昇降枠35〜38の昇降時に、ガイド35Dがガイド36Dに収納され、ガイド36Dがガイド37Dに収納され、さらにガイド37Dがガイド38Dに収納されて、入れ子式に収納自在である。
4段目の昇降枠38の下端には、図4に破線で示すように、左右2分割の状態でフィルタ33が取り付けられる。このフィルタ33は、図5に示すように、プレフィルタ60と、このプレフィルタ60の前面の略全域を塞ぐ状態でプレフィルタ60に取り付けられる使い捨てフィルタ素材61とを備えて構成されている。
プレフィルタ60は、フィルタ支持枠62の内側を左右及び上下に延出する桁部63で連結し、これらフィルタ支持枠62及び桁部63とで形成された開口にプレフィルタ素材66が取り付けられている。本構成では、プレフィルタ60は、樹脂材料によって一体的に成形され、略L字形状に湾曲できる程度の弾性を有している。
フィルタ支持枠62の上枠部62Aおよび下枠部62Bには、それぞれ使い捨てフィルタ素材61をプレフィルタ60に固定するためのフック機構70が設けられている。このフック機構70は、フィルタ支持枠62の内側に形成された突起部71と、この突起部71に嵌る嵌合孔74を有するヒンジ状に曲がる押さえ部72とを備える。使い捨てフィルタ素材61をプレフィルタ60に固定する場合には、使い捨てフィルタ素材61の係止孔64を突起部71に通し、押さえ部72を曲げて嵌合孔74を突起部71に嵌め込む。これにより、簡単に使い捨てフィルタ素材61をプレフィルタ60に固定することができる。
また、フィルタ支持枠62の下枠部62Bの略中央には、フィルタ33を昇降枠38に連結するための2つの連結孔67が形成されている。また、フィルタ支持枠62の縦枠部62Cには、下方が幅広となった幅広部62C1が形成されている。
一方、4段目の昇降枠38の上端部には、図4に示すように、フィルタ33の中段部を押さえる押さえ片38Eが設けられている。押さえ片38Eは、この押さえ片38Eの下側にフィルタ支持枠62の幅広部62C1が挿入されることにより、この幅広部62C1を支持するものである。本構成では、押さえ片38Eは、この押さえ片38Eの下端部の方が上端部よりも枠体38Aとの隙間が大きく形成されている。このため、4段目の昇降枠38にフィルタ33を取り付ける場合に、このフィルタ33の上端部を容易に押さえ片38Eの下側に挿入することができ、取り付け作業の簡易化を図ることができる。
また、この押さえ片38Eは、フィルタ33の略中段部を押さえるため、フィルタ33が昇降枠35〜38から離れる側に倒れることが防止され、この昇降枠35〜38をすべて引き込む際に、フィルタ33はスムーズに上記吸込口15、17を覆うように格納される。
また、4段目の昇降枠38の下端部には、上記連結孔67に嵌合する連結片38Fが形成されている。この連結片38Fは、連結孔67と略同じ大きさに形成されており、小さな力で連結片38Fを連結孔67に嵌め込むことができるようになっている。本構成では、4段目の昇降枠38に設けられた押さえ片38Eの下側にフィルタ33を挿入するとともに、この4段目の昇降枠38の下端部に設けられた連結片38Fにフィルタ33(プレフィルタ60)に設けられた連結孔67を嵌め込むといった簡単な作業でフィルタ33を昇降枠35〜38に保持させることができる。
なお、フィルタ昇降装置31を構成する昇降枠35〜38は、1段目の枠体35Aの両上端35Fを、図3に示すように、空気調和装置本体3の前面11の両側上端に、ビス(図示せず)等の留め具を介して取り付けられている。
次に、フィルタ昇降装置31の機構について説明する。
図6は、フィルタ昇降装置31を前面側から見た斜視図であり、図7は、フィルタ昇降装置31を背面側からみた斜視図である。
図6に示すように、1段目の枠体35Aの右側のガイド35Cには、昇降枠35〜38を昇降する正逆回転可能な直流ステッピングモータにより構成されたフィルタ昇降モータ39が取り付けられている。このフィルタ昇降モータ39の出力軸は、図7に示すように、ギア等を介して、1段目の昇降枠35の下端部に設けられた連結軸51に連結されている。この連結軸51の両端部にはそれぞれピニオン53が設けられ、このピニオン53は2段目の昇降枠36の背面にそれぞれ形成されたラック55に噛み合っている。
また、1段目の昇降枠35の下端部には、第1ベルト41の一端が固定されている。この第1ベルト41は、図6に示すように、2段目の昇降枠36の上端に形成された上部ローラ56に巻かれて、この2段目の昇降枠36の前面を下方に延びる。そして、この第1ベルト41の他端は、図示は省略したが、2段目の昇降枠36の下端に形成された下部ローラ57に巻かれて、上記ラック55の上を上方に延び、上記1段目の昇降枠35の下端部に連結されている。さらに、第1ベルト41の略中間部は、図4に示すように、3段目の昇降枠37の上端部に形成されたベルト固定部37Eに固定されている。
また、2段目の昇降枠36の下端部36Eには、図7に示すように、上記第1ベルト41よりも内側に配置される第2ベルト42の一端が固定されている。この第2ベルト42は、図6に示すように、3段目の昇降枠37の上端に形成された上部ローラ58に巻かれて、この3段目の昇降枠37の前面を下方に延びる。そして、この第2ベルト42の他端は、図7に示すように、3段目の昇降枠37の下端に形成された下部ローラ59に巻かれて、当該3段目の昇降枠37の背面を上方に延び、上記2段目の昇降枠36の下端部36Eに連結されている。さらに、第2ベルト42の略中間部は、図4に示すように、4段目の昇降枠38の上端部に形成されたベルト固定部38Hに固定されている。
フィルタ昇降モータ39が正回転された場合、ラック55とピニオン53との噛み合いによって、2段目の昇降枠36が下降する。ここで、2段目の昇降枠36に巻かれた第1ベルト41の略中間部は3段目の昇降枠37の上端部に形成されたベルト固定部37Eに固定されているため、2段目の昇降枠36の下降に伴い3段目の昇降枠37も下降する。さらに、3段目の昇降枠37に巻かれた第2ベルト42の略中間部は4段目の昇降枠38の上端に形成されたベルト固定部38Hに固定されているため、3段目の昇降枠37の下降に伴い4段目の昇降枠38も下降する。
これにより、フィルタ昇降モータ39が正回転駆動されると、図3に示すように、昇降枠35〜38がすべて引き出されて、フィルタ33が降下する。本構成では、フィルタ昇降装置31は、少なくともフィルタ33の長さ以上、本体3の外部に昇降枠35〜38を引き出し可能となっている。言い換えれば、フィルタ昇降装置31は、フィルタ33の略全面が本体3の外部に露出する長さHだけ、本体3の外部に昇降枠35〜38を引き出せるようになっている。この構成によれば、フィルタ33の着脱時に、このフィルタ33の略全面が外部に露出するため、フィルタ33の着脱作業を非常に容易に行うことができる。さらに、従来のものに比べて、4段目、すなわち最下段の昇降枠38がより低い位置まで下降するため、背の低いユーザであっても簡単にフィルタ33の着脱を行うことができる。
一方、フィルタ昇降モータ39が逆回転された場合、ラック55とピニオン53との噛み合いによって、2段目の昇降枠36が上方に引き上げられるとともに、上記第1ベルト41及び第2ベルト42によって、3段目の昇降枠37及び4段目の昇降枠38が上方に引き上げられる。これにより、フィルタ昇降モータ39が逆回転駆動されると、図2に示すように、昇降枠35〜38がすべて引き込まれて、フィルタ33が格納される。
本構成では、フィルタ昇降装置31は、上述のように、フィルタ33の略全面を本体3の外部に露出するために、1〜4段に区別された昇降枠35〜38を備えて構成されている。ここで、フィルタ33の略全面を本体3の外部に露出する目的であれば、4段に限らず、例えば、3段や5段の構造とすることも考えられる。しかしながら、フィルタ昇降装置を3段の昇降枠で構成した場合、各段の昇降枠の高さが大きくなるため、これら昇降枠を収容する空気調和装置本体が高さ方向に大きくなってしまう。
一方、フィルタ昇降装置を5段の昇降枠で構成した場合、各昇降枠を上昇・下降するための機構が複雑になるとともに、各昇降枠が5段に積層されるため、空気調和装置本体が厚み方向に大きくなってしまう。
これに対して、本構成では、フィルタ昇降装置31を4段の昇降枠35〜38で構成したため、従来のものに比べて空気調和装置本体3を高さ方向及び厚み方向に大型化することなく当該本体3内にフィルタ昇降装置31を配置することができる。
また、昇降枠35〜38がすべて引き出された状態では、図3に示すように、1段目の枠体35Aの上縁が、所定位置まで低く下がって維持されており、枠体35Aの上縁の上方に形成される空間を通じて、電気式除塵フィルタ(空気清浄フィルタ)40が装着される。この電気式除塵フィルタ40は、図2に示すように、熱交換器7とフィルタ33との間に装着され、フィルタ33を通過した室内空気中の塵埃の捕集及び当該空気の脱臭が可能である。
フィルタ33は、上述したように4段目の昇降枠38の下端に固定されるため、昇降枠35〜38が上昇し、フィルタ33が空気調和装置本体3の前面11から天面13に進入する過程では、フィルタ33の上部が湾曲して前面11から天面13に進入する。
この空気調和装置本体3の天面13は、図2に示すように、空気調和装置本体3の上部3Aと、この上部3Aの上に間隔δをあけて着脱自在に取り付けられる天面パネル43とで構成され、上述したフィルタ33の上部は湾曲して該隙間δ内に進入し、昇降枠35〜38がすべて引き込まれた状態(図2)では、フィルタ33が、前面11及び天面13の各吸込口15,17を同時に覆う。
本実施の形態では、図3に示すように、天面パネル43の前縁部に対し、各フィルタ33に対応して、フィルタ33の上部の方向転換部、すなわちフィルタ33が前面11から天面13に方向転換する部位に突出して、フィルタ33の上部を前面11から天面13に滑らかに案内可能に、フィルタ案内部43Aが一体に設けられている。また図2に示すように、方向転換した後のフィルタ33の先端部を、天面パネル43の下面に対し滑らかに案内自在に、天面パネル43の前後方向に延びる桁部43Bの下面に、湾曲リブ45が一体に設けられている。この構成では、フィルタ案内部43A、及び湾曲リブ45の協働によって、フィルタ33の上部が、空気調和装置本体3の前面11から天面13に対し、滑らかに案内されて進入が可能となる。
上記前面パネル5は、図2に示すように、空気調和装置1の不作動状態において、フィルタ昇降装置31を完全に覆うように、空気調和装置本体3の前面11に隙間無く閉じている。そして、空気調和装置1を作動する段階、或いはフィルタ昇降装置31を作動し、昇降枠35〜38を降下する段階には、図8及び図9に示すように、リンク機構46を介して、前面パネル5が前方に押し出され、空気吸い込みのための隙間確保、或いは昇降枠35〜38の降下のための隙間が確保される。
また、フィルタ昇降装置31は、上述したように、昇降枠35〜38の吸込口15に対向する面が上を向くように、空気調和装置本体3の前面11に傾斜して取り付けられている。具体的には、図6に示すように、フィルタ昇降装置31は、昇降枠35〜38に支持されるフィルタ33が鉛直方向に対して角度Aで傾斜するように取り付けられている。
この角度Aは、昇降枠35〜38を下降する際に、フィルタ33の付着面33Aに付着した塵埃が付着面33Aから脱落しない角度に設定され、本実施形態では、角度Aは3°に設定されている。
この角度Aを、3°以上とすることで、より効果的な付着力が得られ、塵埃の付着面33Aからの脱落を防止できる。さらに、空気調和装置1が不作動状態で昇降枠35〜38がすべて引き込まれた状態においても、付着面33Aが傾斜しているため、塵埃の脱落を防止できる。この角度Aは大きければ大きいほど、塵埃の付着面33Aからの脱落を防止できる。
次に、電気式除塵フィルタについて説明する。
電気式除塵フィルタ40は、このフィルタ40を流通する空気中の塵埃に電荷を与えて捕捉するものであり、花粉や室内の汚れた空気に含まれる超微粒子レベルの塵埃や煙草の煙などを除去することができる。
電気式除塵フィルタ40は、図3に示すように、上記したフィルタ昇降装置31の昇降枠35〜38の上部の略中央に配置される。この電気式除塵フィルタ40は、本体40Aの略中央に空気が流通する開口40Bを備え、この開口40B内に複数の電極80(図10)が並べて配置されている。この電極80は、開口40Bを流通する空気中の塵埃に電荷を与えるものと、電荷が与えられた塵埃を捕捉するものとを備える。
本体40Aの両側部には、熱交換器7の前面上部に配置された装着板76に装着するための装着部40C、40Dが形成され、一方の(本実施形態では図中右側)の装着部40Dには、上記電極80と電気的につながる端子部81が形成されている。この端子部81は、装着板76に形成された電源部(不図示)に連結される。また、本体40Aの前部略中央には、この本体40Aを装着板76から着脱するための把持部40Eが形成されている。
本体40Aを外す場合には、把持部40Eを上方に引き上げるとともに、前方に引張ることにより簡単に装着板76から取り外すことができる。
ところで、電気式除塵フィルタ40の前方には、図2に示すように、フィルタ33及びフィルタ昇降装置31が配置されているため、この電気式除塵フィルタ40を簡単に着脱することが望まれる。
本実施形態では、図10に示すように、フィルタ昇降装置31は、フィルタ33を下降させた際に、電気式除塵フィルタ40の前面側に当該電気式除塵フィルタ40よりも大きな開口部75を備える。この開口部75は、1段目、すなわち最上段の昇降枠35の枠体35Aの上枠35A1と、この昇降枠35のガイド35Cと、天面パネル43との間に形成されている。この1段目の昇降枠35の上枠35A1は、天面パネル43から電気式除塵フィルタ40の高さに相当する距離よりも低い位置に設けられている。
このため、開口部75を電気式除塵フィルタ40よりも大きく形成することができ、この開口部75を通じて電気式除塵フィルタ40を簡単に着脱することができる。一方、フィルタ昇降装置31が上昇した状態では、図2に示すように、電気式除塵フィルタ40の上流には、フィルタ33が配置されるため、このフィルタ33を通過した空気のみが電気式除塵フィルタ40を通過する。
本実施形態によれば、空気調和装置本体3が熱交換器7及び送風機9を備え、熱交換器7に対向させて前面及び天面に吸込口15,17を備え、該吸込口15,17に亘ってフィルタ33を配置し、該フィルタ33を上昇・下降させるフィルタ昇降装置31を備える空気調和装置において、フィルタ33と熱交換器7との間に電気式除塵フィルタ40を備え、フィルタ昇降装置31は、フィルタ33を下降させた際に、電気式除塵フィルタ40の前面側に当該電気式除塵フィルタ40よりも大きな開口部75を備えたため、フィルタ昇降装置31を備える場合であっても、開口部75を通じて電気式除塵フィルタ40を容易に着脱することができる。
また、本実施形態によれば、フィルタ昇降装置31は、フィルタ33を保持する1〜4段に区別された昇降枠35〜38を備え、この最上段の昇降枠35の上枠35A1と天面パネル43との間に開口部75が形成されるため、フィルタ昇降装置31が備える昇降枠の数によらず、これら昇降枠を下降させることにより、上記開口部75を簡単に形成することができる。このため、この開口部75を通じて電気式除塵フィルタ40を容易に着脱することができる。
また、本実施形態によれば、電気式除塵フィルタ40は、熱交換器7の前面上部に配置されているため、この開口部75の高さを電気式除塵フィルタ40が通過する最小限の高さに設定することができ、空気調和装置本体3の小型化を図ることができる。
以上、一実施形態に基づいて、本発明を説明したが、本発明は、これに限定されるものではない。例えば、本実施形態では、フィルタ昇降装置31は、4段の昇降枠35〜38を備える構成について説明したが、フィルタ昇降装置を収容する空気調和装置本体の大きさに制限がなければ、4段に限るものではない。
本発明の実施形態に係る壁掛け型の空気調和装置の斜視図である。 空気調和装置の断面図である。 前面パネルを取り外し、フィルタ昇降装置を下降動作し、フィルタを降下した状態を示す図である。 フィルタ昇降装置の構成を示す図である。 フィルタの分解斜視図である。 フィルタ昇降装置を前面側から見た斜視図である。 フィルタ昇降装置を背面側からみた斜視図である。 フィルタ昇降装置を作動し、昇降枠が降下し始めた段階を示す図である。 フィルタ昇降装置を作動し、昇降枠が降下しきった段階を示す図である。 昇降枠が降下した状態を示す正面図である。
符号の説明
1 空気調和装置
3 空気調和装置本体
5 前面パネル
7 熱交換器
9 送風機
11 前面
13 天面
15 吸込口
17 吸込口
31 フィルタ昇降装置
33 フィルタ(吸込みフィルタ)
35〜38 昇降枠
36 昇降枠
38C 端縁部
38E 押さえ片
38F 連結片
38G 案内リブ
39 フィルタ昇降モータ
40 電気式除塵フィルタ(空気清浄フィルタ)
75 開口部
76 装着板
80 電極

Claims (3)

  1. 空気調和装置本体が熱交換器及び送風機を備え、熱交換器に対向させて前面及び天面に吸込口を備え、該吸込口に亘って吸込みフィルタを配置し、該吸込みフィルタを上昇・下降させる昇降装置を備える空気調和装置において、
    前記吸込みフィルタと熱交換器との間に空気清浄フィルタを備え、
    前記昇降装置は、前記吸込みフィルタを下降させた際に、前記空気清浄フィルタの前面側に当該空気清浄フィルタよりも大きな開口部を備えることを特徴とする空気調和装置。
  2. 前記昇降装置は、前記吸込みフィルタを保持する複数段に区別された昇降枠を備え、この最上段の昇降枠の上枠と前記天面との間に前記開口部が形成されることを特徴とする請求項1に記載の空気調和装置。
  3. 前記空気清浄フィルタは、前記熱交換器の前面上部に配置されていることを特徴とする請求項1または2に記載の空気調和装置。
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