JPH0947621A - 空気浄化装置 - Google Patents

空気浄化装置

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JPH0947621A
JPH0947621A JP7206249A JP20624995A JPH0947621A JP H0947621 A JPH0947621 A JP H0947621A JP 7206249 A JP7206249 A JP 7206249A JP 20624995 A JP20624995 A JP 20624995A JP H0947621 A JPH0947621 A JP H0947621A
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JP
Japan
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air
filter
air filter
dust
cleaning
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JP7206249A
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English (en)
Inventor
Yoshinobu Suzuki
義信 鈴木
Noriaki Kishi
典明 岸
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Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エアフィルタの表面に傷をつけることなく、
かつ簡単な構成で、エアフィルタの清掃を行う。 【解決手段】 通常の空調制御時は、ドア16〜18を
図中破線位置とし、吸入口2または3からの空気中の粉
塵をエアフィルタ13で集塵して、図示しない吹出口か
ら車室内に吹き出す。そして、エアフィルタ13が所定
量集塵したら、ドア16〜18を図中実線位置とし、ロ
ーラ8を図中時計回り方向に回転させる。これによっ
て、図示しない吹出口から開口部1bに流入した空気
が、ローラ収納部11から連通ダクト14に向かってエ
アフィルタ13を通過する。このとき、エアフィルタ表
面の粉塵が除塵される。そして、この除塵された粉塵
は、排出口1gから空調ケース1外に排出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空気通路を介して
室内へ空気を吹き出すときには、空気通路内を流れる空
気中の粉塵をエアフィルタで集塵して空気浄化するとと
もに、このエアフィルタを取り外さずにこのエアフィル
タを清掃できる空気浄化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上記のような空気浄化装置の第1の従来
技術として、実開昭50−61549号公報に開示され
たものがある。これによると、フィルタ清掃時には、ブ
ラシをエアフィルタに当接させた状態でこのエアフィル
タを移動させることによって、このブラシでエアフィル
タが集塵した粉塵を落とす、というものである。
【0003】また、第2の従来技術として、日本電装公
開技報整理番号92−066号に開示されたものがあ
る。これによると、フィルタ清掃時には、エアフィルタ
に組み込まれた振動モータを振動させ、エアフィルタを
加振することによって、エアフィルタが集塵した粉塵を
落とす、というものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記第1の従来技術の
場合、エアフィルタ表面をブラシが摺動するので、エア
フィルタ表面に傷がついてしまう。また上記第2の従来
技術の場合、エアフィルタに振動モータを組み込まなけ
ればならず、その構成が複雑である。そこで、本発明は
上記問題に鑑み、エアフィルタの表面に傷をつけること
なく、かつ簡単な構成で、エアフィルタの清掃を行うこ
とのできる空気浄化装置を提供することを目的とする。
【0005】
【発明の概要】上記目的を達成するため、請求項1〜8
記載の発明では、エアフィルタの清掃時には、エアフィ
ルタの集塵面とは反対の面側からエアフィルタに空気を
通過させ、このエアフィルタを通過した空気を排出口か
ら空気通路外に排出するように構成したことを特徴とし
ている。
【0006】これによって、上記集塵面に集塵された粉
塵は、上記反対の面側からの風によって吹き飛ばされ
る。そして、この吹き飛ばされた粉塵が排出口から空気
通路外に排出される。このように本発明では、エアフィ
ルタに空気を通過させる、という構成でエアフィルタの
清掃を行うので、このフィルタ清掃を、エアフィルタの
表面に傷をつけることなく、かつ簡単な構成で行うこと
ができる。
【0007】特に、請求項2記載の発明では、エアフィ
ルタにて集塵を行うときには、このエアフィルタをひだ
折りの状態とし、エアフィルタの清掃を行うときには、
このエアフィルタを伸ばした状態で行うようにしたこと
を特徴とする。これによると、エアフィルタを伸ばした
状態で集塵を行う場合に比べて、このエアフィルタによ
る圧損が抑制されるとともに、集塵効果が高くなる。ま
た、エアフィルタをひだ折り状態としたままフィルタ清
掃を行う場合に比べて、除塵効果がより高くなる。
【0008】また、請求項5記載の発明では、エアフィ
ルタが所定量集塵したか否かを集塵量判定手段が判定
し、この判定手段によって所定量集塵したと判定された
ときには、清掃時空気流制御手段が、上記集塵面とは反
対の面側からエアフィルタに空気を通過させ、このエア
フィルタを通過した空気を排出口から排出するようにし
たことを特徴とする。
【0009】これによると、エアフィルタが所定量集塵
したときには、清掃時空気流制御手段によって自動的に
フィルタ清掃が行われる。また、請求項6記載の発明で
は、エアフィルタが所定量集塵したか否かを集塵量判定
手段が判定し、この判定手段によって所定量集塵したと
判定されたときには、フィルタ駆動制御手段が、エアフ
ィルタを伸ばすようにしたことを特徴とする。
【0010】これによると、エアフィルタが所定量集塵
したときには、フィルタ駆動制御手段によって自動的に
エアフィルタが伸ばされる。また、請求項7記載の発明
では、請求項1記載の発明でいう空気浄化装置を自動車
用空調装置に適用したことを特徴としており、請求項8
記載の発明では、空調時に用いる空調時送風手段によっ
て、上記集塵面とは反対の面からエアフィルタに空気を
通過させるようにしたことを特徴としている。
【0011】これによると、自動車用空調装置の既存の
空調時送風手段を用いて、上記エアフィルタへの空気通
過を行うので、この空気通過を行うための手段を別個に
設ける場合に比べて、構成部品を少なくすることができ
る。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、本発明の空気浄化装置を自
動車用空調装置に適用した実施の形態について、図1〜
7に基づいて説明する。まず、図1、図2を用いて上記
空調ユニットの全体構成を説明する。なお、図1は本実
施の形態の空調ユニットの一部を模式的に示した断面
図、図2はこの空調ユニットの空調ケースを一部破断し
た状態における斜視図であり、図1、2はともに後述す
るフィルタ清掃の途中の状態を示している。なお、図1
においては後述するスペーサ13cを図示していない。
【0013】空調ケース1の一端側部位には、車室内気
を吸入するための内気吸入口2と外気を吸入するための
外気吸入口3とが形成されるとともに、これらの吸入口
2、3を選択的に開閉する内外気切換ドア4が設けられ
ている。また、この内外気切換ドア4は、その駆動手段
31(具体的にはサ−ボモ−タ、図6参照)によって駆
動される。
【0014】また、空調ケース1内には、この空調ケー
ス1内に空気流を発生する送風手段としてのファン5が
配設されている。このファン5は、その駆動手段6(具
体的にはブロワモータ)によって駆動される。また、フ
ァン5の下流側における空調ケース1内には、空気冷却
手段をなす蒸発器7が配設されている。この蒸発器7
は、自動車のエンジンによって駆動される図示しない圧
縮機の他に、凝縮器や減圧手段等とともに周知の冷凍サ
イクル(それぞれ図示しない)を構成するものである。
【0015】また、蒸発器7の下流側における空調ケー
ス1内には、空気加熱手段をなすヒータコアおよび温度
調節手段をなすエアミックスドア(それぞれ図示しな
い)が配設されている。また、空調ケース1の最下流側
部位には、車室内乗員の上半身に空気を吹き出すための
フェイス吹出口と、車室内乗員の足元に空気を吹き出す
ためのフット吹出口と、フロントガラス内面に向かって
空気を吹き出すためのデフロスタ吹出口(それぞれ図示
しない)とが形成されている。
【0016】ところで、空調ケース1の上面には、ロー
ラ8の位置決めをするために、このローラ8の外周面に
合わせて湾曲して形成された位置決め面部1aが形成さ
れており、この位置決め面部1aには開口部1bが形成
されている。そして、この位置決め面部1a上にローラ
8が設けられている。このローラ8は、その駆動手段9
(具体的にはサーボモータ)によって、図1中時計回り
方向および反時計回り方向に回転されるように構成され
ている。
【0017】さらに、空調ケース1の上面には、上記ロ
ーラ8を覆うとともに、このローラ8よりも図1右側部
位に空間を形成するようにしてカバー10が設けられて
いる。このように、カバー10が空調ケース上面に設け
られることによって、空調ケース上面には、ローラ8を
収納するローラ収納部11と、後述するフィルタ清掃時
にエアフィルタ13を一時的に格納するフィルタ格納部
12とが形成される。
【0018】また、空調ケース1の上面にはフィルタ貫
通用開口部1cが形成されている。さらに、この開口部
1cの下方側(図1の下方側)における空調ケース1の
側面には、エアフィルタ13を支持するために、この側
面に対して内側に突出した断面コの字状の支持枠体1d
が形成されている。また、この支持枠体1dの延長線上
における空調ケース1の底面には、この底面に対して所
定量下方に突出した断面コの字状の突出部1eが形成さ
れている。
【0019】そして、上記各吸入口2、3から吸入され
た空気中に含まれる粉塵を取り除く上記エアフィルタ1
3は、一端が上記突出部1eの底部に固定されるととも
に、支持枠体1dに支持されながら空調ケース1内を横
断している。さらに、このエアフィルタ13は、フィル
タ貫通用開口部1c、ローラ8とカバー10との間、お
よびフィルタ格納部12にわたって配設され、他端がフ
ィルタ格納部12の最も奥側部位12aに固定されてい
る。
【0020】また、上記カバー10に形成された開口部
10aと、ファン5の上流側における空調ケース1に形
成された開口部1fとの間には、これらの開口部10
a、1fの間を連通する連通ダクト14が接続されてい
る。そして、上記開口部1fには、この開口部1fと上
記各吸入口2、3の下流側部位15とを選択的に開閉す
る開閉手段としての開閉ドア16が配設されている。こ
の開閉ドア16は、その駆動手段32(具体的にはサー
ボモータ、図6参照)によって駆動される。
【0021】また、空調ケース1の底面のうち、支持枠
体1dの直上流側(図1左側)部位には、空調ケース1
の内外を連通する排出口1gが形成されるとともに、こ
の排出口1gを開閉する排出口開閉ドア17が設けられ
ている。さらに、上記支持枠体1dの直上流側部位に
は、空調ケース1内のファン5と蒸発器7との間の通路
を開閉する通路開閉ドア18が設けられている。これら
排出口開閉ドア17と通路開閉ドア18は、共通の駆動
手段33(具体的にはサーボモータ、図6参照)によっ
て駆動される。
【0022】ところで、上記ローラ8は、樹脂や金属の
ような剛体(本実施の形態では金属)よりなるものであ
り、図3に示すように、メッシュ状に構成された円筒状
の金網部8aの両端を、金属よりなるリング状の外枠部
8bで固定した構成となっている。また、この外枠部8
bには、ローラ8の回転軸からみて外側に突出した突起
部8cが複数形成されている。
【0023】また、上記エアフィルタ13は、図4に示
すように予め折り目13aが形成された濾材13bの両
側部に、樹脂や金属のような剛体(本実施の形態ではプ
ラスチック)よりなる直角三角形状のスペーサ13c
が、上記折り目13aをまたぐようにして、例えば接着
剤等によって複数固着された構成となっている。また、
このスペーサ13cは、直角三角形の斜辺部分が濾材1
3bに当接した状態となっている。
【0024】そして、このように構成されたエアフィル
タ13は、図5(a)のように真っ直ぐに伸びた状態か
ら図中矢印方向に折れ曲がる。これによって、スペーサ
13cの直角の頂点どうしが同じ位置にきて、図5
(b)の状態となる。このようにして、エアフィルタ1
3は安定したひだ折り構造を維持することができる。ま
た、このエアフィルタ13は、空調ユニット内において
は、両側部に設けられたスペーサ13cが、ローラ8の
外枠部8bの外側に位置するようにして配設される。こ
れによって、この外枠部8bに形成された突起部8cが
濾材13bに食い込んだ状態となる。
【0025】また、ローラ8の金網部8aの表面とカバ
ー10との間の隙間が狭いため、ローラ収納部11内に
おいては、エアフィルタ13の濾材13bは伸びた状態
となる。なお、図3に示した1hは、エアフィルタ13
を空調ユニット内で移動させたときに、エアフィルタ1
3のスペーサ13cが内側に入り込んでこないようにす
るためのガイド部材である。
【0026】次に、図6を用いて本実施の形態の制御系
の構成を説明する。上記空調ユニットの各空調手段を制
御する制御装置20には、車室内乗員が自分の希望する
温度を設定するための温度設定器21が接続され、この
設定温度が入力される。また、制御装置20には、車室
内空気温度を検出する内気温センサ22、外気温度を検
出する外気温センサ23、車室内に照射される日射量を
検出する日射センサ24、エアフィルタ13の直上流側
部位のケース内圧力を検出するフィルタ前圧力センサ2
5、およびエアフィルタ13の直下流側部位のケース内
圧力を検出するフィルタ後圧力センサ26がそれぞれ接
続されている。
【0027】この制御装置20の内部には、図示しない
CPU、ROM、RAM、入出力ポート等からなる周知
のマイクロコンピュータが設けられ、上記温度設定器2
1および各センサ22〜26からの各信号は、ECU内
の図示しない入力回路を経て上記マイクロコンピュータ
へ入力される。そして、このマイクロコンピュータが後
述する所定の処理を実行し、その処理結果に基づいて、
ブロワモータ6およびサーボモータ9、31〜33を制
御する。なお、制御装置20は、自動車の図示しないキ
ースイッチがオンされたときに、図示しないバッテリー
から電源が供給される。
【0028】次に、本実施の形態のマイクロコンピュー
タの制御処理について説明する。まず、イグニッション
スイッチがオンされて制御装置20に電源が供給される
と、通常の空調制御を行うためのメインルーチンが起動
される。このメインルーチンによると、上記温度設定器
21および各センサ22〜24の信号に基づいて、車室
内へ吹き出す目標吹出温度を演算し、この目標吹出温度
に基づいて、内外気切換モード、送風量、エアミックス
ドア開度、吹出モードを決定し制御する。
【0029】このとき、開閉ドア16、排出口開閉ドア
17、および通路開閉ドア18は図1の破線位置とな
る。これによって、内気吸入口2または外気吸入口3か
ら吸入された空気は、その空気中の粉塵がエアフィルタ
13の集塵面(図1左側の面)によって集塵された後、
蒸発器7によって冷却され、さらに上記ヒータコア、エ
アミックスドアによって温度調節された後、各吹出口か
ら車室内に吹き出される。
【0030】また、制御装置20に電源が供給される
と、上記メインルーチンとは別に図7のルーチンが起動
される。このルーチンによると、まずステップ105に
て、フィルタ前圧力センサ25が検出した圧力P1 と、
フィルタ後圧力センサ26が検出した圧力P2 とを読み
込む。そして、次のステップ110にて、エアフィルタ
13における圧損ΔPを、このエアフィルタ13の前後
の圧力差(=P1 −P2)として算出する。
【0031】そして、次のステップ115では、圧損の
基準値αをファン5からの送風量に応じて決定する。具
体的には、送風量が多くなる程上記基準値αが大きくな
るようなマップをROMが記憶しており、上記メインル
ーチンにて決定された送風量に対する基準値αをこのマ
ップからサーチすることによって基準値αを決定する。
なお、ここでいう基準値αとは、エアフィルタ13の目
詰まりが規定の量に達したときに、上記圧損ΔPがこの
基準値αとなる、という意味を持つ値である。
【0032】そして、次のステップ120では、上記ス
テップ110で算出した圧損ΔPが、上記ステップ11
5で決定した基準値αよりも大きいか否かを判定するこ
とによって、エアフィルタ13の目詰まりが上記規定の
量を越えているか否かを判定する。ここでNOと判定さ
れたときは、ステップ125以降の処理を行わずにその
ままステップ105に戻る。
【0033】逆に、ステップ120でYESと判定され
たときは、ステップ125以降でフィルタ清掃を行う。
以下、このフィルタ清掃について説明する。まず、ステ
ップ125では、排出口開閉ドア17および通路開閉ド
ア18が図1の実線位置となるようにサーボモータ33
を制御する。これによって、ドア17および18が支持
枠体1dに当接した状態となり、エアフィルタ13の直
上流側における空調ケース1内の空気通路を閉塞する。
またこのとき、排出口1gが開口する。
【0034】そして、次のステップ130では、開閉ド
ア16が図1の実線位置となるようにサーボモータ32
を制御する。これによって、上記各吸入口2、3の下流
側部位15が閉塞する。これら各ステップ125および
130によって、空調ケース最下流側に形成された上記
吹出口から空調ケース1内に空気が吸引される。そし
て、この吸引空気は開口部1bからローラ収納部11内
に吸引され、エアフィルタ13を、通常の空調制御時と
は反対方向に通過して(すなわち上記集塵面とは反対の
面側から通過して)、開口部10aから連通ダクト14
内に吸引される。そして、排出口1gから空調ケース1
外に排出される。
【0035】そして、次のステップ135では、ローラ
8を巻き上げ方向(図1の時計回り方向)に回転させる
ようにサーボモータ9を制御する。このとき、ローラ8
の突起部8c(図3)にエアフィルタ13の濾材13b
が引っ掛かるので、空調ケース1内に折れ曲がって配設
されたエアフィルタ13は、ローラ収納部11内を横切
って、フィルタ格納部12内に順次格納されていく。
【0036】このとき、空調ケース1内では折れ曲がっ
て配設されたエアフィルタ13は、伸びた状態となって
ローラ収納部11内を横切るので、通常の空調制御時に
エアフィルタ13が集塵した粉塵は、ローラ収納部11
から連通ダクト14に向かって流れる空気によって、順
次効率良く除塵されて清掃されていく。そして、この除
塵された粉塵は、排出口1gから空調ケース1外に排出
される。
【0037】そして、次のステップ140では、エアフ
ィルタ13が所定の位置(本実施の形態ではエアフィル
タ13が一杯に巻き上がった位置)まで巻き上がったか
否かを判定する。ここで、エアフィルタ13の一端が突
出部1eの底部に固定されているため、エアフィルタ1
3が一杯に巻き上がった後は、このエアフィルタ13を
さらに移動させることができず、ローラ8の回転が停止
する。従って、このステップ140では、ローラ8が停
止したか否かを判定することによって、エアフィルタ1
3が一杯まで巻き上がったか否かを判定する。
【0038】そして、このステップ140にてNOと判
定されたとき、すなわちエアフィルタ13がまだ一杯ま
で巻き上がっていないときは、再びステップ135の処
理を行う。また、反対にYESと判定されたときは、次
のステップ145にて、ローラ8を巻き戻し方向(図1
の反時計回り方向)に回転させるようにサーボモータ9
を制御する。
【0039】これによって、フィルタ格納部12内に格
納されたエアフィルタ13は順次空調ケース1内に戻っ
ていく。このときエアフィルタ13は、エアフィルタ1
3の折り目13a(図4)と、支持枠体1dの支持作
用、およびエアフィルタ13自身の重力によって自然に
ひだ折り構造を形成する。そして、スペーサ13cの直
角の頂点どうしが同じ位置にきて、図2、図5(b)に
示すような安定したひだ折り構造となる。
【0040】なお、このときにも、ローラ収納部11か
ら連通ダクト14に向かって流れる空気によって、エア
フィルタ13が集塵した粉塵が順次効率良く除塵されて
いく。そして、この除塵された粉塵は、排出口1gから
空調ケース1外に排出される。そして、次のステップ1
50では、エアフィルタ13が巻き戻しが完了したか否
かを判定する。
【0041】ここで、エアフィルタ13の他端がフィル
タ格納部12の最も奥側部位12a(図2)に固定され
ているため、エアフィルタ13が一杯に巻き戻った後
は、このエアフィルタ13をさらに移動させることがで
きず、ローラ8の回転が停止する。従って、このステッ
プ150では、ローラ8が停止したか否かを判定するこ
とによって、エアフィルタ13の巻き戻しが完了したか
否かを判定する。
【0042】そして、このステップ150にてNOと判
定されたとき、すなわちエアフィルタ13の巻き戻しが
完了していないときは、再びステップ145の処理を行
う。また、反対にYESと判定されたときは、次のステ
ップ155にて、開閉ドア16が図1の破線位置となる
ようにサーボモータ32を制御するとともに、次のステ
ップ160にて、排出口開閉ドア17および通路開閉ド
ア18がが図1の破線位置となるようにサーボモータ3
3を制御する。その後、ステップ105の処理に戻る。
【0043】以上のように本実施の形態では、通常の空
調制御時にエアフィルタ13が集塵した粉塵を除塵する
フィルタ清掃時には、エアフィルタ13に、上記通常の
空調制御時とは反対の方向から風を通し、これによって
エアフィルタ13表面の粉塵を除塵し、この除塵した粉
塵を排出口1gから空調ケース1外に排出する構成とし
たので、フィルタ清掃を、エアフィルタ13の表面に傷
をつけることなく、かつ簡単な構成で行うことができ
る。
【0044】また、通常の空調制御時には、エアフィル
タ13をひだ折り構造とした状態で集塵するようにし、
フィルタ清掃時には、エアフィルタ13を伸ばした状態
で除塵するようにしたので、通常の空調制御時には、圧
力損失を抑制しながら効率良く集塵でき、フィルタ清掃
時にも、効率良く除塵できる。ここで、上記のようにエ
アフィルタ13を伸ばした状態で空気を通過させて除塵
する方法は、エアフィルタ13を振動させて除塵する方
法や、エアフィルタ13表面にブラシで摺動させる方法
に比べて、より高い除塵効果があることが、本発明者等
が行った以下の実験によって明らかとなっている。
【0045】すなわち、上記実験として、まず、粉塵
が全く付着していないエアフィルタ13を空気通路内に
配設した。このときのエアフィルタ13前後の圧損は1
60(Pa)であった。そして、このエアフィルタ1
3に、上記圧損が260(Pa)となるまで、JIS1
1種で規定された粉塵を集塵させ、その後、このエアフ
ィルタ13を空気通路から抜き取った。そして、この
エアフィルタ13を、伸ばした状態で再び空気通路中に
配設した。そして、先程とは反対の方向から、エアフ
ィルタ13の濾材13bに9(m/s)の風速で空気を
通過させ、そのときのエアフィルタ前後の圧損x(P
a)を計測した。
【0046】この実験を3回繰り返し、それぞれについ
て下記数式1の計算式から回復効果を求め、それらの平
均をとった。その結果、回復効果は80±10(%)で
あった。
【0047】
【数1】 (回復効果)=(260−x)×100/100 一方、上記〜を行った後、上記の代わりに、振動
モータでエアフィルタ13の表面を振動させる実験と、
同じく上記〜を行った後、上記の代わりに、ブラ
シをエアフィルタ13表面に摺動させる実験を、それぞ
れ3回ずつ行い、それぞれ上記数式1から回復効果を計
算してその平均値をとったところ、前者は40±10
(%)、後者は65±5(%)であった。
【0048】このことからも、本実施の形態のように、
エアフィルタ13を伸ばした状態で空気を通過させて除
塵する場合は、上記他の場合に比べて除塵効果が高い。
また、本実施の形態では、フィルタ清掃時に空気流を発
生する手段を、既存のファン5およびブロワモータ6で
構成したので、フィルタ清掃時に空気流を発生する手段
を別個に設ける場合に比べて、構成部品を少なくするこ
とができる。
【0049】また、エアフィルタ13にスペーサ13c
を設けたので、安定したひだ折り構造を維持することが
でき、所定の折れ曲がり位置以外でエアフィルタ13が
折れ曲がることを防止することができる。また、このス
ペーサ13cを、濾材13bの折り目13aをまたぐよ
うにして複数設けたので、エアフィルタ13の伸縮を自
由に行うことができる。
【0050】また、排出口開閉ドア17および通路開閉
ドア18を図1実線位置としたときにこれらのドア1
7、18が支持枠体1dに当接するようにしたので、こ
れらのドア17、18と支持枠体1dとの間がシールさ
れ、この間からの風漏れを無くすことができる。また、
エアフィルタ13の一端を突出部1eの底部に固定した
ので、エアフィルタ13のこの一端と空調ケース1との
間からの風漏れを無くすことができる。なお、上記のよ
うにエアフィルタ13の一端を突出部1eの底部に固定
したことによって、エアフィルタ13に、フィルタ清掃
時にローラ収納部11を通過しない(清掃できない)部
分が生じるが、この部分は、空調ケース1から突出した
突出部1eに格納されるため問題ない。
【0051】次に、本発明の第2実施の形態について、
第1実施の形態と異なる部分についてのみ説明する。位
置決め面部1aは、図8、9に示すように、第1実施の
形態でいう開口部1bが形成された部分が閉塞した状態
となっている。また、ローラ8は図9に示すように、樹
脂よりなる中空円柱状の円柱部8dの両端に、外縁が直
角に折れ曲がった円板状の蓋部8eが嵌合した構成とな
っている。なお、この蓋部8dの外縁には突起部8cが
複数形成されている。
【0052】また、フィルタ格納部12には、所定の位
置(本実施の形態では上記奥側部位12a)に、図示し
ない空気吸引用開口部が形成されている。上記構成によ
ると、ローラ8の円柱部8dよりも蓋部8eの方が径が
大きいので、図1に示すように、エアフィルタ13と円
柱部8dとの間、および位置決め面部1aと円柱部8d
との間にそれぞれ所定の隙間ができる。従って、フィル
タ清掃時には、空気は上記空気吸引用開口部から吸引さ
れ、エアフィルタ13と空調ケース1上面との間を通
り、上記エアフィルタ13と円柱部8dとの間および位
置決め面部1aと円柱部8dとの間をそれぞれ通って、
エアフィルタ13を通過した後、連通ダクト14を介し
て排出口1gから排出される。
【0053】次に、本発明の第3実施の形態について、
第1実施の形態と異なる部分についてのみ説明する。図
10に示すように、カバー10に形成された開口部10
aに、空調ケース1外に連通する別設ダクト40を接続
し、この別設ダクト40内に、ファン41とその駆動手
段42(具体的にはブロワモータ)からなる清掃時空気
流発生手段を設ける。そして、このファン41が吸引し
た空気を排出口43から排出する。
【0054】このように構成することによって、第1実
施の形態でいう開閉ドア16、連通ダクト14、排出口
1g、排出口開閉ドア17、および通路開閉ドア18を
無くすことができる。なお、本実施の形態におけるマイ
クロコンピュータの制御処理は、図7のステップ12
5、130、155、160を削除するとともに、ステ
ップ120でYESと判定されたときに、上記ファン4
1を駆動させるステップを設けたものとすれば良い。
【0055】次に、本発明の第4実施の形態について、
第1実施の形態と異なる部分についてのみ説明する。本
実施の形態は、内気吸入口2、外気吸入口3、および開
口部1fを1つのドアにて開閉する構成としたものであ
る。具体的には図11に示すように、ファン5の上流側
に、内気吸入口2、外気吸入口3、および開口部1fが
形成されたハウジング1iを取り付け、このハウジング
1i内で、図12に示すような、上面と側面とにそれぞ
れ開口部51、52が形成された円筒形状のドア50を
回動させる構成である。
【0056】この構成によると、外気導入モード時に、
は図13(a)に示すように、ドア50の開口部52が
外気吸入口3を全開する。このとき、内気吸入口2およ
び開口部1fは、ドア50の側面によって閉口される。
また、内気循環モード時には、図13(b)に示すよう
に、ドア50の開口部51が内気吸入口2を全開する。
このとき、外気吸入口3はドア50の上面によって閉口
され、開口部1fはドア50の側面によって閉口され
る。
【0057】また、フィルタ清掃時には、図13(c)
に示すように、ドア50の開口部51が開口部1fを全
開する。このとき、外気吸入口3はドア50の上面によ
って閉口され、内気吸入口2はドア50の側面によって
閉口される。 (変形例)図14に示すように、スペーサ13cを、平
板部131cと直角三角柱部132cとが可撓性の連結
部133cによって連結された構成とし、この平板部1
31cに設けられた爪部134cを、濾材13bに形成
された孔部131bに貫通した後、直角三角柱部132
cに形成された係合孔部135cに係合させる、という
方法でスペーサ13cを濾材13bに固定するようにし
ても良い。
【0058】このようにすることによって、スペーサ1
3cが濾材13bに着脱可能となるので、スペーサ13
cの濾材13bへの取付が容易になるとともに、エアフ
ィルタ13の交換時には濾材13bのみを交換すれば良
く、フィルタ交換費用が少なくなる。また、図15に示
すように、スペーサ13cの端部に突起部136cを形
成し、この突起部136cにて、スペーサ13cの濾材
13bへの取付位置のずれを防止するようにしても良
い。
【0059】また、図16に示すように、図14でいう
爪部134cを先のとがった針状部137cとし、図1
4でいう係合孔部135cをこの針状部137cと嵌合
する嵌合孔部138cとしても良い。この場合、針状部
137cの先がとがっているので、濾材13bをスペー
サ13cで挟んだときには、針状部137cが濾材13
bに孔を開けて嵌合孔部138cと嵌合することにな
る。このように本形態の場合、図14でいう孔部131
bに相当する孔を濾材13bに形成する必要がなくなる
ので、工数を減らすことができる。
【0060】また、図17、18に示すように、カバー
10の開口部10aに、格子61を設けたり、網状部材
62を設けても良い。これらの場合、フィルタ清掃時に
エアフィルタ13が連通ダクト14または別設ダクト4
0へかみ込むことを防止できる。なお、図面作成の都合
上、図17、18への連通ダクト14または別設ダクト
40の図示は省略した。
【0061】また、上記各実施の形態では、図7に示し
たように、エアフィルタ13前後の圧損ΔPが所定値α
を越えたときにフィルタ清掃を開始するようにしたが、
通常の空調制御を開始してから所定時間が経過したら自
動的にフィルタ清掃を開始するようにしても良い。ま
た、エアフィルタ13からスペーサ13cを無くしても
良い。この場合も、エアフィルタ13の折り目13a
(図4)と、支持枠体1dの支持作用、およびエアフィ
ルタ13自身の重力によって、エアフィルタ13は自然
にひだ折り構造を形成することができる。
【0062】また、エアフィルタ13の一端にフィルタ
貫通用開口部1cよりも大きなストッパを設けるととも
に、他端にカバー10とローラ8との隙間よりも厚いス
トッパを設ける構成としても良い。この場合も、エアフ
ィルタ13を一杯まで巻き上げた場合および一杯まで巻
き戻した場合にローラ8が停止するので、ステップ14
0および150の判定を、ローラ8が停止したか否かで
判定することができる。なお、空調ケース1の底面に上
記突出部1eのような突出した部分を形成する必要がな
くなる。
【0063】また、上記各実施の形態では、スペーサ1
3cをエアフィルタ13の集塵面とは反対の面に設けた
が、集塵面に設けても良い。また、フィルタ清掃時に開
口部1bから開口部10aに向かって流れる風速を極力
速くするために、開口部1bの形状を例えばジェットノ
ズル形状にしても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明第1実施の形態における空調ユニットの
一部を模式的に示した断面図である。
【図2】上記空調ユニットの空調ケース1を一部破断し
た状態における斜視図である。
【図3】上記実施の形態におけるローラ8の形状を示す
斜視図である。
【図4】上記実施の形態におけるエアフィルタ13の一
部を示す斜視図である。
【図5】(a)、(b)ともにエアフィルタ13の一部
を示す側面図であり、(a)はエアフィルタ13が伸び
た状態の図、(b)は折れ曲がった状態の図である。
【図6】上記実施の形態における制御系のブロック図で
ある。
【図7】上記実施の形態におけるマイクロコンピュータ
による制御処理の流れを示すフローチャートである。
【図8】本発明第2の実施の形態における空調ユニット
の一部を模式的に示した断面図である。
【図9】上記第2の実施の形態におけるローラ8の形状
を示す斜視図である。
【図10】本発明第3の実施の形態における空調ユニッ
トの一部を模式的に示した断面図である。
【図11】本発明第4の実施の形態における内外気切換
機構を示す斜視図である。
【図12】上記内外気切換機構におけるドア50を示す
斜視図である。
【図13】(a)〜(c)ともに図11の上面図であ
り、(a)は外気導入モード時、(b)は内気循環モー
ド時、および(c)はフィルタ清掃時を示す。
【図14】本発明変形例におけるスペーサ13cを示す
図である。
【図15】本発明変形例におけるスペーサ13cを示す
図である。
【図16】本発明変形例におけるスペーサ13cを示す
図である。
【図17】本発明変形例における開口部10aの構造を
示す図であ。
【図18】本発明変形例における開口部10aの構造を
示す図であ。
【符号の説明】
1…空調ケース(空気通路)、1g…排出口、5…ファ
ン(清掃時空気流発生手段、空調時送風手段)、6…ブ
ロワモータ(清掃時空気流発生手段、空調時送風手
段)、7…蒸発器(熱交換器)、8…ローラ(フィルタ
駆動手段)、11…ローラ収納部(フィルタ清掃用通
路)、13…エアフィルタ、13c…スペーサ、14…
連通ダクト(フィルタ清掃用通路)、16…開閉ドア
(清掃時空気流発生手段)、17…排出口開閉ドア(清
掃時空気流発生手段)、40…別設ダクト(フィルタ清
掃用通路)、41…ファン(清掃時空気流発生手段)、
42…ブロワモータ(清掃時空気流発生手段)。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 室内に空気を導く空気通路(1)と、 この空気通路(1)中に設けられ、この空気通路(1)
    内を前記室内に向かって流れる空気中の粉塵を集塵する
    エアフィルタ(13)とを備えた空気浄化装置におい
    て、 前記エアフィルタ(13)の清掃時に、前記エアフィル
    タ(13)の前記集塵をする面とは反対の面側から前記
    エアフィルタ(13)を通過する空気流を発生する清掃
    時空気流発生手段(5、6、16、17、31、32、
    41、42)と、 この清掃時空気流発生手段(5、6、16、17、3
    1、32、41、42)によって前記エアフィルタ(1
    3)を通過した空気を前記空気通路(1)の外に排出す
    る排出口(1g)とを備えたことを特徴とする空気浄化
    装置。
  2. 【請求項2】 前記エアフィルタ(13)は、前記集塵
    を行うときにはひだ折り状態となるように設けられてお
    り、 このひだ折り状態の前記エアフィルタ(13)を伸ばす
    方向に駆動するフィルタ駆動手段(8、9)を備え、 前記清掃時には、前記ひだ折り状態のエアフィルタ(1
    3)を、前記フィルタ駆動手段(8、9)によって伸ば
    した状態で、前記清掃時空気流発生手段(5、6、1
    6、17、31、32、41、42)による前記エアフ
    ィルタ(13)の空気通過を行うように構成されたこと
    を特徴とする請求項1記載の空気浄化装置。
  3. 【請求項3】 前記空気通路(1)とは別にフィルタ清
    掃用通路(11、14、40)が設けられ、 前記フィルタ駆動手段(8、9)は、このフィルタ清掃
    用通路(11、14、40)内で前記エアフィルタ(1
    3)を伸ばすように構成されたことを特徴とする請求項
    2記載の空気浄化装置。
  4. 【請求項4】 前記エアフィルタ(13)の前記集塵面
    あるいはその反対の面の一方に、前記ひだ折り状態を安
    定に維持するためのスペーサ(13c)が取り付けられ
    ていることを特徴とする請求項2または3記載の空気浄
    化装置。
  5. 【請求項5】 前記エアフィルタ(13)が所定量集塵
    したか否かを判定する集塵量判定手段(ステップ12
    0)と、 この集塵量判定手段(ステップ120)によって、前記
    エアフィルタ(13)が所定量集塵したと判定されたと
    き、前記集塵面とは反対の面側から前記エアフィルタ
    (13)を通過する空気流を発生させるとともに、この
    エアフィルタ(13)を通過した空気を前記排出口(1
    g)から排出するように、前記清掃時空気流発生手段
    (5、6、16、17、31、32、41、42)を制
    御する清掃時空気流制御手段(ステップ125、13
    0)とを備えることを特徴とする請求項1ないし4いず
    れか1つ記載の空気浄化装置。
  6. 【請求項6】 前記エアフィルタ(13)が所定量集塵
    したか否かを判定する集塵量判定手段(ステップ12
    0)と、 この集塵量判定手段(ステップ120)によって、前記
    エアフィルタ(13)が所定量集塵したと判定されたと
    き、前記エアフィルタ(13)を伸ばすように前記フィ
    ルタ駆動手段(8、9)を駆動するフィルタ駆動制御手
    段(ステップ135)を備えることを特徴とする請求項
    2ないし4いずれか1つ記載の空気浄化装置。
  7. 【請求項7】 車室内に内気または外気を導く空気通路
    (1)と、 この空気通路(1)中に設けられ、この空気通路(1)
    内を前記車室内に向かって流れる前記内気または外気中
    の粉塵を集塵するエアフィルタ(13)と、 前記空気通路(1)中に設けられ、この空気通路(1)
    内を前記車室内に向かって流れる前記内気または外気と
    の熱交換を行う熱交換器(7)とを備えた自動車用空調
    装置において、 前記エアフィルタ(13)の清掃時に、前記エアフィル
    タ(13)の前記集塵をする面とは反対の面側から前記
    エアフィルタ(13)を通過する空気流を発生する清掃
    時空気流発生手段(5、6、16、17、31、32、
    41、42)と、 この清掃時空気流発生手段(5、6、16、17、3
    1、32、41、42)によって前記エアフィルタ(1
    3)を通過した空気を前記空気通路(1)の外に排出す
    る排出口(1g)とを備えたことを特徴とする自動車用
    空調装置。
  8. 【請求項8】 車室内空調時に、空気を前記内気または
    外気から吸引して、前記エアフィルタ(13)および前
    記熱交換器(7)を介して車室内に圧送する空調時送風
    手段(5、6)を備え、 前記清掃時空気流発生手段(5、6、16、17、3
    1、32、41、42)は、前記空調時送風手段(5、
    6)によって、前記エアフィルタ(13)の集塵面とは
    反対の面側から前記エアフィルタ(13)を通過する空
    気流を発生するように構成されたことを特徴とする請求
    項7記載の自動車用空調装置。
JP7206249A 1995-08-11 1995-08-11 空気浄化装置 Pending JPH0947621A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2003024729A (ja) * 2001-07-11 2003-01-28 Mitsubishi Electric Corp 空気清浄フィルタ−及び空気調和機
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