JPH10217761A - 車両用空調装置 - Google Patents
車両用空調装置Info
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- JPH10217761A JPH10217761A JP2172997A JP2172997A JPH10217761A JP H10217761 A JPH10217761 A JP H10217761A JP 2172997 A JP2172997 A JP 2172997A JP 2172997 A JP2172997 A JP 2172997A JP H10217761 A JPH10217761 A JP H10217761A
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Abstract
上の必要性を低減しつつ、室内空気の清浄化を図る。 【解決手段】 内気導入部口13から内気を導入し、か
つ、外気導入ダクト121から、脱臭フィルタ15を通
過して清浄化された清浄外気を導入する清浄外気混入モ
ードを実行する。このモードにおいては、内気に加えて
清浄外気を導入できるので、室内に汚れた空気がこもる
ことはなく、内気の清浄化を図ることができる。また、
このモードによれば、清浄外気のみを導入する場合に比
べて、脱臭フィルタ15を通過する外気量を低減できる
ので、この分だけ送風量の低下を抑制でき、送風機17
の送風能力を向上させる必要性を低減できる。
Description
導入して空調を行なう車両用空調装置に関するものであ
る。
するケース内に送風機を収容する車両用空調装置におい
て、都市部走行時のような、外気が臭気成分を含むとき
は、内気モードに切り替えて室内への外気(臭気成分)
の侵入を抑制していた。ところが、この内気モードで
は、乗員の吐き出す二酸化炭素等により室内に汚れた空
気がこもり、乗員の快適性を損なうという問題があっ
た。
公報には、外気導入部を、第1外気導入部と第2外気導
入部とに分割し、第1外気導入部に脱臭フィルタを設け
たものが提案されている。そして、外気が臭気成分を含
むときは、第1外気導入部から外気を導入して、脱臭さ
れた外気を室内へ吹き出すようにしている。このように
して、外気が臭気成分を含むときにも、乗員の快適性を
維持していた。
とき、この導入部に設けた脱臭フィルタが非常に大きな
通風抵抗となるため、上記通風抵抗分だけ送風機の送風
能力を向上させて、室内への吹出風量を一定に維持して
いた。
風能力を向上させる分だけ消費電力が増える、といった
問題があった。本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、外気が臭気成分を含むときに、送風能力の向上の必
要性を低減しつつ、室内空気の清浄化を図ることを目的
とする。
に、請求項1ないし5に記載の発明では、ケース(1
1、173、3)に、第1外気導入部(121)、第2
外気導入部(12)、および内気導入部(13)を形成
し、第1外気導入部(121)に脱臭フィルタ(15)
を設け、内気導入部(13)から内気を導入するととも
に、第1外気導入部(121)から、脱臭フィルタ(1
5)を通過して清浄化された清浄外気を導入する清浄外
気混入モードを実行することを特徴としている。
ードにおいては、内気に加えて清浄外気を導入できるの
で、室内に汚れた空気がこもることはなく、内気の清浄
化を図ることができる。また、このモードによれば、清
浄外気のみを導入する場合に比べて、脱臭フィルタ(1
5)を通過する外気量を低減できる。よって、この分だ
け送風量の低下を抑制でき、送風機の送風能力を向上さ
せる必要性を低減でき、消費電力の向上を抑制できる。
また、脱臭フィルタ(15)を通過する外気量の低減分
だけ、脱臭フィルタ(15)の寿命を長くでき、脱臭フ
ィルタ(15)の交換回数が減り、メンテナンス性を向
上できる。
気導入部(121)の開口面積が、第2外気導入部(1
2)および内気導入部(13)の開口面積に比べて小さ
いので、1つの送風機にて第1外気導入部(121)お
よび内気導入部(13)から外気および内気を同時に吸
い込む場合、脱臭フィルタ(15)を通過する外気量
が、全吸い込み空気の半分より小さく、脱臭フィルタ
(15)を通過することによる送風量の低下を効果的に
抑制できる。
導入時において、内気中の二酸化炭素濃度が低いとき
は、内気導入部(13)からの内気のみを導入する全内
気モードを実行し、二酸化炭素濃度が高いときは上記清
浄外気混入モードを実行するので、必要時(二酸化炭素
濃度が高いとき)のみ、内気に加えて外気を導入する、
つまり、脱臭フィルタ(15)を使用することになり、
この脱臭フィルタ(15)の寿命を長くできる。また、
二酸化炭素濃度が低いときには、冷房負荷や暖房負荷の
小さい内気のみを導入することにより、冷房や暖房を効
果的に行なうことができる。
導入時において、外気中の臭気成分濃度が低いときは、
第2外気導入部(12)からの外気のみを導入する全外
気モードを実行し、臭気成分濃度が高いときは上記清浄
外気混入モードを実行するので、必要時(臭気成分濃度
が高いとき)のみ、脱臭フィルタ(15)を使用するこ
とになり、この脱臭フィルタ(15)の寿命を長くでき
る。また、臭気成分濃度が低いときには、二酸化炭素濃
度や湿度の小さな外気のみを導入することにより、乗員
の快適性や、窓ガラスの防曇性をより良好に保つことが
できる。
について説明する。 (第1の実施形態)図1は、車両用空調装置100の模
式的な断面図である。図1に示すように、車両用空調装
置100は、空調を行なう空調ユニット2と、この空調
ユニット2に空気を導入する送風機ユニット1とを備え
る。送風機ユニット1は、車室内計器盤の下方部で、助
手席側前方(本実施形態では右ハンドル車に適用するた
め、車両幅方向の左側)に配設され、空調ユニット2
は、車室内計器盤の下方部で、車両幅方向の略中央に配
設される。
内または車室外の空気を切替導入する樹脂製(例えばポ
リプロピレン)の内外気切替箱11と、この内外気切替
箱11を通して導入された空気を送風する送風機(送風
手段)17とから構成されている。内外気切替箱11に
は外気導入口(外気導入部)12と内気導入口(内気導
入部)13が開口形成され、これら外気導入口(外気導
入部)12と内気導入口(内気導入部)13との開閉を
行なう板ドアからなる内外気切替ドア14が、図1中実
線位置と図1中一点鎖線位置との間を回動可能に設置さ
れている。なお、外気導入口12と内気導入口13と
は、開口面積がほぼ同じである。
孔(図示せず)からの外気を外気導入口12へ導く樹脂
製の外気導入ダクト(外気導入部)120が設けられて
いる。この外気導入ダクト120には、ダクト120内
の外気を、上記両導入口12、13の空気下流側、本実
施形態では、送風機17の直前位置へ導く樹脂製の外気
導入ダクト121が設けられている。外気導入ダクト1
21には、このダクト121を開閉する樹脂製の板ドア
からなる開閉ドア(開閉手段)122が設けられてい
る。
は、外気導入口12や内気導入口13の開口面積の2割
程度である。このため、後述する清浄外気混入モードに
おいて、内気:外気=9:1となるように(換言すれ
ば、内気に比して小さな割合で外気が導入されるよう
に)、内気および清浄外気が送風機17に吸い込まれ
る。外気導入ダクト121には、外気中の臭気成分(例
えば、アセトアルデヒドのようなディーゼル排ガス臭)
を脱臭可能な脱臭フィルタ15、および、外気中の塵埃
等を除去可能な除塵フィルタ160が、全面に配設され
ている。脱臭フィルタ15は、活性炭のような脱臭材
を、例えば15mm程度の厚さの板形状に成形したもの
からなり、除塵フィルタ160は、ウレタンフォームを
例えば15mm程度の厚さの板形状に成形したものから
なる。そして、脱臭フィルタ15と除塵フィルタ160
とが一体化されている。
内気中の塵埃等を除去可能な除塵フィルタ16が全面的
に配設されている。この除塵フィルタ16は紙製のフィ
ルタをひだおり加工してなる。ここで、上記した構成の
脱臭フィルタ15は、除塵フィルタ16、160に比べ
て非常に大きな(例えば1.5倍程度の)通風抵抗とな
る。
ァン)171と、このファン171を駆動する電動モー
タ172と、ファン171を収容する樹脂製のスクロー
ルケーシング173とを備えている。スクロールケーシ
ング173には、外気導入口12や外気導入ダクト12
1からの外気、および、内気導入口13からの内気を、
ファン172へ案内するベルマウス状の吸込口173a
が形成されている。
送風機ユニット1のスクロールケーシング173の出口
部に連通し、他端には、吹出モード切替部25が形成さ
れている。この空調ケース3内の空気最上流側には、空
気を冷却する冷却用熱交換器としてのエバポレータ21
が配設され、このエバポレータ21の空気下流側には、
空気を加熱する加熱用熱交換器としてのヒータコア22
が配設されている。これらエバポレータ21およびヒー
タコア22は、空気流れに略垂直となるように配置され
ている。
機、凝縮器、受液器、減圧器とともに周知の冷凍サイク
ルを構成する冷却用熱交換器であり、空調ケース3内の
空気を除湿冷却する。上記圧縮機は自動車のエンジンに
より電磁クラッチ(図示せず)を介して駆動される。ま
た、上記ヒータコア22は自動車エンジンの冷却水を熱
源とする加熱用熱交換器であり、上記エバポレータ21
にて冷却された冷風を再加熱する。
接して、このヒータコア22をバイパスするバイパス通
路23が形成されている。エバポレータ21の空気下流
側で、かつ、ヒータコア22の空気上流側には、樹脂製
の板ドアからなるエアミックスドア24が配設されてい
る。このドア24は、図1中実線位置と図1中一点鎖線
位置との間を回動可能であり、このドア24にて、ヒー
タコア22とバイパス通路23とに送られる風量割合を
調節し、吹出空気温度を調節している。
は、車室内への吹出モードを切り替えるためのもので、
車室内の乗員頭部に向けて空気を吹き出すセンターフェ
イス(上方)吹出口(図示せず)に連通するセンターフ
ェイス用空気吹出部26、および、サイドフェイス吹出
口(図示せず)に連通するサイドフェイス用空気吹出部
(図示せず)と、車室内の乗員足元に向けて空気を吹き
出すフット(足元)吹出口(図示せず)に連通するフッ
ト用空気吹出部27と、窓ガラスに向けて空気を吹き出
すデフロスタ吹出口(図示せず)に連通するデフロスタ
用空気吹出部28とを有する。
吹出部26、27、28を開閉する樹脂製の板ドアから
なる開閉ドア260、270、280が、図1中実線位
置と図1中一点鎖線位置との間を回動可能に設置されて
いる。上記サイドフェイス用空気吹出部は常時開口して
おり、上記サイドフェイス吹出口近傍に、乗員の手動操
作にて開閉されるグリル(図示せず)が設けられてい
る。
ドア122、エアミックスドア24、および、開閉ドア
260、270、280は、それぞれに一体に設けられ
る回動軸14a、122a、24a、26a、27a、
28aが、ケース3に形成した回動軸支持凹部(図示せ
ず)に回動可能に嵌合されている。また、車室内の前面
に設けられた計器盤には、空調装置の操作部があり、こ
の操作部に、吹出モード切替スイッチ、温度設定スイッ
チ、内外気切替スイッチ、送風ファンの送風量を切り替
えるファンスイッチ、エバポレータの作動停止を切り替
えるエアコンスイッチが設けられている。これらスイッ
チは、乗員により選択、操作される。
ット吹出口から吹き出すフットモードを指示するフット
モードスイッチ、フェイス吹出口とフット吹出口からほ
ぼ同量の空調風を吹き出すバイレベルモードを指示する
バイレベルモードスイッチ、フェイス吹出口から空調風
を吹き出すフェイスモードを指示するフェイスモードス
イッチ、フット吹出口とデフロスタ吹出口からほぼ同量
の空調風を吹き出すフットデフモードを指示するフット
デフモードスイッチ、デフロスタ吹出口から空調風を吹
き出すデフロスタモードを指示するデフロスタモードス
イッチがある。
い込む内気導入モードを指示する内気導入スイッチ、外
気を吸い込む外気導入モードを指示する外気導入スイッ
チが設けてある。そして、上記スイッチの各種信号に対
応して、上記各ドア14、122、24、260、27
0、280の回動位置や、電動モータ172電圧、上記
圧縮機の作動停止、冷却水の断続を行なうウォータバル
ブの開閉等が制御される。
により、各ドア260、270、280が、所定の回動
位置に切り替えられ、温度設定スイッチの切替により、
エアミックスドア24の回動位置(換言すれば、ヒータ
コア22とバイパス通路23とに送られる風量割合)が
切り替えられる。また、内外気切替スイッチの切替によ
り、内外気切替ドア14の回動位置(換言すれば、内気
導入口13および外気導入口12の開閉)が切り替えら
れる。
(CO2 )濃度を検出するCO2 センサ30と、外気中
の臭気成分濃度を検出する臭気センサ31が設けられて
いる。そして、これらセンサ30、31の検出信号が電
気制御装置32に入力され、これら信号に基づき電気制
御装置32は、内外気切替ドア14および開閉ドア12
2の回動位置を自動的に制御する。
ア122の作動について説明する。まず、クールダウン
時(冷房開始直後)やウォームウップ時(暖房開始直
後)等において、乗員により内気導入モードスイッチが
指示されているときについて説明する。 CO2 濃度が所定値(例えば0.5%)以上であると
き、ドア14にて、内気導入口13を全開し、外気導入
口12を全閉するとともに、ドア122にて外気導入ダ
クト121を全開する(清浄外気混入モード)。これに
より、空調ケース3内には、内気導入口13から内気が
導入されるとともに、外気導入ダクト121において脱
臭フィルタ15を通過して清浄化された清浄外気が一部
導入され、車室内には、内気および清浄外気が吹き出さ
れる。
量は、車室内に乗員が最大人数乗車したときにおいて、
内気の二酸化炭素濃度を上昇させない程度に設定されて
おり、本実施形態では、内気:外気=9:1となるよう
に設定してある。なお、上記所定値とは、乗員が不快と
感じない程度の二酸化炭素濃度のことである。 CO2 濃度が所定値より小さいとき、ドア14にて、
内気導入口13を全開し、外気導入口12を全閉すると
ともに、ドア122にて外気導入ダクト121を全閉す
る(全内気モード)。これにより、空調ケース3内に
は、内気のみが導入され、車室内に内気のみが吹き出さ
れる。
の奏する効果を述べる。まず、清浄外気混入モードにお
いては、内気に加えて清浄外気を導入できるので、室内
に汚れた空気がこもることはなく、内気の清浄化を図る
ことができる。また、このモードによれば、清浄外気の
みを導入する場合に比べて、脱臭フィルタ15を通過す
る外気量を低減できる。よって、この分だけ送風量の低
下を抑制でき、送風機の送風能力を向上させる必要性を
低減でき、消費電力の向上を抑制できる。また、脱臭フ
ィルタ15を通過する外気量の低減分だけ、脱臭フィル
タ15の寿命を長くでき。
臭フィルタ15を使用しているので、この脱臭フィルタ
15の寿命をより長くできる。また、本実施形態では、
清浄外気混入モードにおいて、内気に比して小さな割合
で清浄外気を導入しているため、送風量の低下はさほど
問題にならず、送風機の送風能力を向上させる必要はな
い。しかも、脱臭フィルタ15の寿命を効果的に長くで
きる。
房負荷や暖房負荷の小さい内気のみを導入することによ
り、冷房や暖房を効果的に行なうことができる。また、
全内気モードでは、導入空気(内気)が脱臭フィルタ1
5を通過しないため、この分だけ、清浄外気混入モード
に比べて車室内への吹出風量を増加できる。
が指示されているときについて説明する。 臭気成分濃度が所定値(例えば5ppd)以上である
とき、ドア14にて、内気導入口13を全開し、外気導
入口12を全閉するとともに、ドア122にて外気導入
ダクト121を全開する(清浄外気混入モード)。臭
気成分濃度が所定値より小さいとき、ドア14にて、内
気導入口13を全閉し、外気導入口12を全開するとと
もに、ドア122にて外気導入ダクト121を全閉する
(全外気モード)。
臭フィルタ15にて清浄化された外気を導入し、外気が
臭気を含まないときには、脱臭フィルタ15の設けてい
ない(通風抵抗の小さな)外気導入口12から外気を導
入することにより、必要なときのみ、脱臭フィルタ15
を外気が通過するようになる。この結果、脱臭フィルタ
15の寿命を長くできる。
気)が脱臭フィルタ15を通過しないため、この分だ
け、清浄外気モードに比べて室内への吹出風量を増加で
きる。 (第2の実施形態)本実施形態は、上記第1の実施形態
における送風機ユニット1を変形したものであり、具体
的には、図2に示すように、送風機17のファン171
が、第1ファン171aと第2ファン171bとに仕切
られている。そして、スクロールケーシング173に
は、第1、第2ファン171a、171bに対応して、
第1、第2吸込口173a、173bが形成されてい
る。
気切替箱110が設けられている。この内外気切替箱1
10には、内気導入口130と、外気導入口123とが
形成されており、この外気導入口123には、上記した
外気導入ダクト121の先端が連結されている。つま
り、外気導入口123からは、脱臭フィルタ15にて脱
臭された外気が導入される。
0との開閉を行なう板ドアからなる内外気切替ドア14
0が、図3中実線位置と図3中一点鎖線位置との間を回
動可能に設置されている。この内外気切替ドア140
は、請求項でいう第1外気導入部の開閉を行なう開閉ド
アの役割も果たす。以下に、内外気切替ドア14、14
0、および開閉ドア122の作動について説明する。
が指示されているときについて説明する。CO2 濃度
が所定値以上であるとき、ドア14にて、内気導入口1
3を全開し、外気導入口12を全閉し、ドア140に
て、内気導入口130を全閉し、外気導入口123を全
開し、ドア122にて外気導入ダクト121を全開する
(清浄外気混入モード)。CO2 濃度が所定値より小
さいとき、ドア14にて、内気導入口13を全開し、外
気導入口12を全閉し、ドア140にて、内気導入口1
30を全開し、外気導入口123を全閉し、ドア122
にて外気導入ダクト121を全閉する(全内気モー
ド)。
が指示されているときについて説明する。臭気成分濃
度が所定値以上であるとき、ドア14にて、内気導入口
13を全開し、外気導入口12を全閉し、ドア140に
て、内気導入口130を全閉し、外気導入口123を全
開し、ドア122にて外気導入ダクト121を全開する
(清浄外気混入モード)。臭気成分濃度が所定値より
小さいとき、ドア14にて、内気導入口13を全閉し、
外気導入口12を全開し、ドア140にて、内気導入口
130を全閉し、外気導入口123を全開し、ドア12
2にて外気導入ダクト121を全閉する(全外気モー
ド)。
形態と同様の効果が得られるとともに、以下の効果が得
られる。すなわち、上記した内気導入モード、および、
清浄外気混入モードにおいて、第1、第2ファン171
a、171bの両側から外気や内気を吸い込むので、上
記第1の実施形態に比べて、送風機17下流側への送風
量を増加できる。特に、上記清浄外気混入モードでは、
内気導入口13からの内気を第1ファン171aにて吸
い込み、外気導入ダクト121からの外気を第2ファン
171bにて吸い込むので、臭気フィルタ15による通
風抵抗があっても、外気導入ダクト121からの外気を
確実にケース3内に導入できる。
実施形態の車両用空調装置は、上記第2の実施形態の送
風機17およびスクロールケーシング173を有してお
り、さらに、スクロールケーシング173および空調ケ
ーシング3内が、仕切り板10にて、第1空気通路10
1と、第2空気通路102とに仕切られている。
2、および、内気導入口13の全面に、除塵フィルタ1
61、162が設けられている。また、この内外気切替
箱11の内部にスクロールケーシング173が収容され
ており、この内外気切替箱11と、スクロールケーシン
グ173の第1、第2吸込口173a、173bとの間
には、外気および内気を切替導入するための内外気切替
ドア(開閉ドア)141、142、143、144が配
設されている。
動し、これらドア141、143により、第1吸込口1
73aへ吸い込まれる内気量および外気量の切替を行な
っている。また、ドア142とドア144も同時に移動
し、これらドア142、144により、第2吸込口17
3bへ吸い込まれる内気量および外気量の切替を行なっ
ている。また、外気導入ダクト121の先端は、内気導
入口13下流で、かつ、内外気切替ドア142、144
の上流位置に連通させてある。
空気通路101、102の全面を塞ぐように配設され、
ヒータコア22は、第1、第2空気通路101、102
の半分程度を塞ぐように配設されている。このヒータコ
ア22に隣接して、バイパス通路231、232が形成
され、さらに、エアミックスドア241、242も、第
1、第2空気通路101、102のそれぞれに配設され
ている。
ば、第1空気通路101に外気を導入して、デフロスタ
用空気吹出部28やフェイス用空気吹出部26から吹き
出させ、第2空気通路102に内気を導入して、フット
用空気吹出部27から吹き出させることにより、フロン
トガラスの曇りを抑制しつつ、暖房負荷の低減を図るこ
とができる。
2の作動について説明する。まず、二酸化炭素濃度が所
定値より小さく、かつ、臭気成分濃度が所定値より小さ
いときについて説明する。このときは、全内気モード
(換言すれば、ドア141、143、ドア142、14
4が、図3中実線位置にあり、ドア122が図3中一点
鎖線位置位置にある)か、全外気モード(換言すれば、
ドア141、143、ドア142、144、および、ド
ア122が図3中一点鎖線位置にある)か、内外気モー
ド(換言すれば、ドア141、143が図3中実線位置
にあり、ドア142、144、および、ドア122が、
図3中一点鎖線位置にある)が選択される。
炭素濃度が所定値以上となったときは、清浄外気混入モ
ード(換言すれば、ドア141、143、ドア142、
144、および、ドア122が、図3中実線位置にあ
る)が選択される。また、内外気モードや、全外気モー
ドの実行時に、臭気成分濃度が所定値以上となったとき
も、上記した清浄外気混入モードが選択される。
パネルの操作部に、希望の車室内温度を設定する温度設
定器のみが設けられており、上記した電気制御装置32
には、上記センサ30、31の検出信号の他に、室温、
外気温、日射量、蒸発器吹出空気温、エンジン冷却水温
等の各種信号が入力されるようになっている。そして、
これら信号に基づき電気制御装置32は、車室内温度を
設定温度に近づけるように、エアミックスドア241、
242の開度や、電動モータ172電圧や、ドア141
〜144、122の開度(内外気の導入割合)や、ドア
26、27、28の開度(吹出モードの切替)等の制御
を行なう。
サ30、31からの検出信号に基づいて、内気モード、
外気モード、および、清浄外気混入モードの切替を行な
っていたが、乗員の判断にて上記各モードの切替を行な
ってもよい。例えば、二酸化炭素濃度が所定値以上であ
っても、クールダウン時やウォームアップ時において
は、全内気モードを実行してもよい。
に限定されることはなく、ウレタンフォーム表面にシリ
カゲルを積層したもの等から構成してもよい。また、除
塵フィルタ16、160は、上記した構成に限定される
ことはなく、ウレタンフォーム等から構成してもよい。
置の模式的な断面図である。
的な断面図である。
的な断面図である。
な断面図である。
2外気導入部)、121…外気導入ダクト(第1外気導
入部)、15…脱臭フィルタ、13…内気導入口(内気
導入部)、17…送風機(送風手段)、3…空調ケース
(ケース)、26、27、28…空気吹出部。
Claims (5)
- 【請求項1】 一端に、第1外気導入部(121)、第
2外気導入部(12)、および内気導入部(13)を備
え、他端に、空調風を車室内に向けて吹き出す空気吹出
部(26、27、28)を備えるケース(11、17
3、3)と、 前記ケース(11、173、3)内に設けられ、前記一
端から前記他端にかけて送風する送風手段(17)と、 前記第1外気導入部(121)に設けられ、この第1外
気導入部(121)内を流れる外気を脱臭する脱臭フィ
ルタ(15)とを備え、 前記内気導入部(13)から内気を導入するとともに、
前記第1外気導入部(121)から、前記脱臭フィルタ
(15)を通過して清浄化された清浄外気を導入する清
浄外気混入モードを実行することを特徴とする車両用空
調装置。 - 【請求項2】 前記第1外気導入部(121)の開口面
積は、前記第2外気導入部(12)および前記内気導入
部(13)の開口面積に比べて小さいことを特徴とする
請求項1に記載の車両用空調装置。 - 【請求項3】 前記第1外気導入部(121)、前記第
2外気導入部(12)、および前記内気導入部(13)
を開閉する開閉手段(122、14)を備え、 前記清浄外気混入モード時には、前記開閉手段(12
2、14)により、前記第1外気導入部(121)およ
び前記内気導入部(13)を開くとともに、前記第2外
気導入部(12)を閉塞することを特徴とする請求項1
または2に記載の車両用空調装置。 - 【請求項4】 内気の導入時において、内気中の二酸化
炭素濃度が低いときは、前記内気導入部(13)からの
内気のみを導入する全内気モードを実行し、前記二酸化
炭素濃度が高いときは前記清浄外気混入モードを実行す
ることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに
記載の車両用空調装置。 - 【請求項5】 外気の導入時において、外気中の臭気成
分濃度が低いときは、前記第2外気導入部(12)から
の外気のみを導入する全外気モードを実行し、前記臭気
成分濃度が高いときは前記清浄外気混入モードを実行す
ることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1つに
記載の車両用空調装置。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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- 1997-02-04 JP JP02172997A patent/JP3704862B2/ja not_active Expired - Fee Related
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