JP2001171343A - 車両用空調装置 - Google Patents

車両用空調装置

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JP2001171343A
JP2001171343A JP35976499A JP35976499A JP2001171343A JP 2001171343 A JP2001171343 A JP 2001171343A JP 35976499 A JP35976499 A JP 35976499A JP 35976499 A JP35976499 A JP 35976499A JP 2001171343 A JP2001171343 A JP 2001171343A
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air
blower
vehicle
filter
air conditioner
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JP35976499A
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English (en)
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Masafumi Kawashima
誠文 川島
Yukio Kamimura
上村  幸男
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Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 空気清浄器を備える車両用空調装置のうち、
送風機の回転軸方向の高さ寸法を小さくして、薄幅の搭
載スペースへの搭載を容易にする。 【解決手段】 フィルタ42の配置を、送風機32に対
して回転軸32dの径方向の側方に配置され、かつ、フ
ィルタ吸込面42aが回転軸32dの直交方向と平行に
している。これにより、フィルタを送風機の吸込口に対
向して積層配置した場合に比べて、空調装置1のうち送
風機32の回転軸32d方向の高さ寸法を小さくでき、
薄幅の搭載スペースである車両の外装材10と内装材2
0との間への空調装置1の搭載を容易にすることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は空気清浄器(フィル
タ)を備える車両用空調装置に関するもので、ワンボッ
クスタイプのRV車(リクレイショナルビークル)等に
おける車室内後席側の領域を空調する後席用空調装置に
適用して好適なものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の車両用空調装置を乗用車
のリアトレイ部に搭載したものが実開昭58−1524
10号公報に記載されている。この記載によれば、フィ
ルタを、空調装置に備えられる遠心式送風機の吸込口に
対向して積層配置したものが提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ワンボック
スタイプのRV車のように、リアトレイ部を有しない乗
用車に上記空調装置を搭載しようとすると、天井やサイ
ドトリムに内装して搭載しなければならい。そして、こ
の搭載スペースは、天井では車両上下方向に、サイドト
リムでは車両左右方向に薄幅であるため、送風機の回転
軸を天井やサイドトリムに直交して配置させる場合に
は、空調装置のうち送風機の回転軸方向の高さを低くす
ることが要求される。
【0004】しかし、上記公報のフィルタと送風機との
配置関係によると、空調装置のうち送風機の回転軸方向
の高さ寸法は、送風機の軸方向寸法にフィルタの厚さを
加算した寸法であるため、大きな寸法になってしまい、
薄幅の搭載スペースへの搭載が困難であった。
【0005】本発明は、上記点に鑑み、空気清浄器を備
える車両用空調装置のうち、送風機の回転軸方向の高さ
寸法を小さくして、薄幅の搭載スペースへの搭載を容易
にすることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、請求項1に記載の発明では、車室内に空
気を送風する遠心式の送風機(32)及び空気と熱交換
する熱交換器(33、34)を有する空調ユニット(3
0)と、送風機(32)の空気流れ上流側に配置されて
空気を清浄する空気清浄フィルタ(42)とを有し、空
気清浄フィルタ(42)は、送風機(32)に対してそ
の回転軸(32d)の径方向の側方に配置され、かつ、
空気清浄フィルタ(42)のフィルタ吸込面(42a)
が回転軸(32d)の直交方向と略平行になっているこ
とを特徴としている。
【0007】これにより、従来では送風機の吸込口に対
向して積層配置していたフィルタを、送風機(32)に
対して回転軸(32d)の径方向の側方に配置し、フィ
ルタ吸込面(42a)が回転軸(32d)の直交方向と
略平行になるようにするので、空調装置のうち送風機
(32)の回転軸(32d)方向の高さ寸法を、従来の
空調装置の高さ寸法に比べて小さくでき、薄幅の搭載ス
ペースへの空調装置の搭載を容易にすることができる。
【0008】また、請求項2に記載の発明では、空気清
浄フィルタ(42)、空気清浄フィルタ(42)をバイ
パスして送風機(32)に空気を導入するバイパス路
(43)、及びバイパス路(43)を開閉するバイパス
路開閉手段(44)を有する空気清浄ユニット(40)
を有し、空気清浄ユニット(40)を単体で、空調ユニ
ット(30)に対して脱着可能に構成することを特徴と
している。
【0009】これにより、空気清浄フィルタ(42)、
バイパス路(43)、及びバイパス路開閉手段(44)
を、空調ユニット(30)とは別体でユニット化するた
め、もともと空気清浄機能を有さない空調装置に、空気
清浄機能を後付けすることを容易にできる。また、空気
清浄フィルタ(42)を空調装置から取り外すことを容
易にでき、メンテナンス性を向上できる。
【0010】また、請求項3に記載の発明では、空調ユ
ニット(30)を車両の外板(10)と内板(20)と
の間に配設し、送風機(32)を回転軸(32d)が外
板(10)及び内板(20)の面に略直交するように配
置することを特徴としている。このような、車両の外板
(10)と内板(20)との間の薄幅のスペースに搭載
する場合に本発明を用いて好適である。
【0011】また、請求項4に記載の発明では、空気清
浄フィルタ(42)を通過する空気を送風機(32)の
空気吸込口(32e)まで導入する空気導入ダクト(2
1)を有し、空気導入ダクト(21)は、内板(20)
と一体に形成されることを特徴としている。
【0012】これにより、空気清浄フィルタ(42)か
ら送風機(32)の空気吸込口(32e)までの空気導
入ダクト(21)を、専用部品として設ける必要がな
く、内板(20)と一体に形成するので、空気導入ダク
ト(21)による部品点数の低減を図ることができる。
【0013】因みに、上記各手段の括弧内の符号は、後
述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す
一例である。
【0014】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)図1は、本発明
の空調装置を、ワンボックス型のRV車の後席側の領域
を空調する後席用空調装置に適用した第1実施形態の全
体の配置レイアウトを示し、図2は、車両後方側から見
た図1の部分断面を示す。
【0015】この空調装置1の設置場所は、車両の後輪
2の後方側であって、車両の進行方向の右側(図面右
側)の位置であり、車両側面部のボデイーを形成する金
属製の外装材(外板)10と、外装材10に略平行に配
置されて車室内を内装する樹脂製の内装材(内板)20
との間の側面スペースに搭載されている。なお、この搭
載スペースの車両左右(幅)方向の幅L1は例えば10
0mm〜200mmの薄幅である。
【0016】そして、空調装置1のフェイス用開口部
(後述)には、外装材10と内装材20との間に配置さ
れ、空調装置1から上方へ立ち上がって天井部分まで延
びるフェイスダクト3が連結されており、フェイスダク
ト3の先端には、天井部分を車両左右方向に延びる天井
吹出ダクト部4が連結されている。そして、この天井吹
出ダクト部4には、後席側乗員の頭部に向けて車両後方
側へ空気を吹き出す複数のフェイス吹出口4aが形成さ
れている。
【0017】また、空調装置1のフット用開口部(後
述)には、外装材10と内装材20との間に配置され、
空調装置1から車両前方側へ延びるフットダクト5が連
結されており、フットダクト5の先端には、車両床面上
で車両左右方向に延びる足元吹出ダクト部6が連結され
ている。そして、この足元吹出ダクト部6には、後席側
の乗員足元に向けて空気を吹き出す複数のフット吹出口
6aが形成されている。なお、フット吹出口6aは、空
気を車両前後の両方向へ吹き出すものである。
【0018】次に、本実施形態による空調装置1の具体
的構成について、図3により説明する。
【0019】図3は、空調装置1のうち、車両上方側か
ら見た断面を示し、空調装置1は、空気の温度を調節し
て車室内にこの空気を送風する空調ユニット30と、空
気を除塵あるいは脱臭して清浄化する空気清浄ユニット
40とから構成されている。すなわち、空気清浄ユニッ
ト40を、単体で、空調ユニット30に対して脱着可能
に構成されている。
【0020】初めに、空調ユニット30を説明すると、
空調ユニット30は、樹脂材料(例えばポリプロピレ
ン)で成形された箱型の空調ケース31を有しており、
この空調ケース31は複数の分割ケースを一体に締結し
て構成されるものであって、その内部に空調空気の通路
を形成している。
【0021】そして、空調ケース31内の車両前方部に
は送風機32が配設されている。この送風機32は遠心
式多翼ファン(シロッコファン)からなる送風ファン3
2a、ファン駆動用モータ32b、および空調ケース3
1により形成されるスクロールケーシング32cから構
成されており、モータ32bは、図示しないステーを介
してスクロールケーシング32cに保持固定されてい
る。
【0022】なお、送風機32は、回転軸32dが外装
材10及び内装材20に略直交するように配置され、ス
クロールケーシング32cの空気吸入口32eは送風機
32の車両右側方に開口している。
【0023】そして、空調ケース31内の送風機32の
空気流れ下流側(車両後方側)には、略長方形の薄型形
状の蒸発器(冷却用熱交換器)33が、車両前後方向に
直交するように配設されており、この蒸発器33は、図
示しない前席側空調ユニットの冷凍サイクルから分岐さ
れて温度式膨張弁(減圧手段)で減圧された冷媒を蒸発
させて空気を冷却するものである。
【0024】そして、空調ケース31内の蒸発器33の
空気流れ下流側(車両後方側)には、ヒータコア(加熱
用熱交換器)34が配設されており、このヒータコア3
4は、図示しない車両エンジンからの温水により空気を
加熱するものである。
【0025】そして、空調ケース31内のヒータコア3
4の側方(車両右側)には、ヒータコア36をバイパス
する冷風バイパス路35、及びこの冷風バイパス路35
を開閉する板状のエアミックスドア36が配設されてい
る。このエアミックスドア36は図示しないサーボモー
タにより駆動され、ヒータコア34を通過する温風とヒ
ータコア34をバイパスする冷風との風量割合を調整し
て、吹出空気温度を調整するものである。
【0026】そして、空調ケース31のうち、ヒータコ
ア34の空気流れ下流側には、前述のフェイスダクト3
が連結するフェイス用開口部(図示せず)、及びフット
ダクト5が連結するフット用開口部(図示せず)が開口
しており、図示しない開口部切替ドアにより、フェイス
モードとフットモードとに適宜切り替えられている。
【0027】次に、空気清浄ユニット40を説明する
と、空気清浄ユニット40は、送風機32の空気流れ上
流側(車両前方側)に配置されて空気を清浄するもので
あり、樹脂材料で成形された枠体41を有している。こ
の枠体41は車両左右方向に延びる筒状のフレーム構造
であり、内装材20表面に形成されるA矢視方向に矩形
の開口部20aに車室内側から挿入されている。
【0028】また、枠体41のうち車室内側の端部には
内装材20の表面に面接触するフランジ41aが形成さ
れており、このフランジ41aと内装材20とはねじ等
による締結手段により締結されている。
【0029】そして、枠体41内には空気を清浄する空
気清浄フィルタ42が備えられ、このフィルタ42は空
気中の塵埃を除去する除塵用あるいは空気中の悪臭成分
を除去する脱臭用として設けられるもので、除塵用濾紙
フィルタ、脱臭用活性炭フィルタ、脱臭用光触媒フィル
タ等により構成される。
【0030】また、フィルタ42の配置は、送風機32
に対して、送風機の回転軸32dの径方向の側方に配置
され、かつ、フィルタ42のフィルタ吸込面42aが回
転軸32dの直交方向と平行になっており、フィルタ吸
込面42aは、内装材20の表面と同一面上に配置され
ている。
【0031】そして、枠体41内において、フィルタ4
2の一端側(車両前方側)には、フィルタ42をバイパ
スして送風機32の空気吸込口32eに空気を導入する
バイパス路43が設けられている。そして、バイパス路
43の中央には、上下方向(紙面垂直方向)に延びて両
端が枠体41に回動可能に支持されるドア用回転軸44
aが配設されている。
【0032】そして、回転軸44aにはバイパス路43
を開閉する板状のバイパスドア(バイパス路開閉手段)
44が回動可能に連結されている。そして、枠体41に
は、サーボモータ(図示せず)が備えられており、この
サーボモータは適宜のリンク機構(図示せず)によりド
ア用回転軸44aと連結されている。
【0033】これにより、サーボモータを駆動させるこ
とにより、バイパスドア44が回動するようになってい
る。なお、このバイパス路43は冷房開始直後のクール
ダウン時や、暖房開始直後のウォームアップ時の如く、
送風機32の空気吸込口32eに導入する風量が多く必
要とされる場合に、圧損の大きいフィルタ42をバイパ
スして風量を多くするためのものである。
【0034】次に、上記構成による空調装置1の外装材
10と内装材20との間への搭載方法に関して説明す
る。
【0035】図4は、空調ユニット30、空気清浄ユニ
ット40、及び内装材20を、外装材10の所定の位置
から取り外した分解図である。この図に示すように、内
装材20の開口部20aには、その外装材10側にL字
状に延びる箱形状の空気導入ダクト21が形成されてい
る。この空気導入ダクト21は樹脂製であり、内装材2
0と一体に成型されている。
【0036】そして、この空気導入ダクト21により、
フィルタ42を通過する空気は図3の矢印Fに示すよう
に、湾曲して送風機32の空気吸込口32eまで流れ
る。
【0037】次に、空調装置1の搭載手順を説明する
と、初めに、空気導入ダクト21に、図4の矢印Bに示
すように空調ユニット30をはめ込む。次に、空気導入
ダクト21及び空調ユニット30が備えられた内装材2
0を外装材10の所定の位置に設置する。この際、空気
導入ダクト21の右側面21cが外装材10と密着する
ように設置する。最後に、内装材20に、図4の矢印C
示すように空気清浄ユニット40をはめ込んで、空調装
置1の外装材10と内装材20との間への搭載を完了す
る。
【0038】次に、以上の構成による本実施形態の特徴
を述べる。
【0039】本実施形態のフィルタ42の配置は、送風
機32に対して回転軸32dの径方向の側方に配置さ
れ、かつ、フィルタ吸込面42aが回転軸32dの直交
方向と平行にしているので、従来の如く、フィルタ42
を送風機32の吸込口32eに対向して積層配置する場
合に比べて、空調装置1のうち送風機32の回転軸32
d方向の高さ寸法を小さくでき、薄幅の搭載スペースで
ある車両の外装材10と内装材20との間への空調装置
1の搭載を容易にすることができる。
【0040】また、空気導入ダクト21を、専用部品と
して設けることなく、内装材20と一体に形成するの
で、空気導入ダクト21に対する部品点数の低減を図る
ことができる。
【0041】また、空気清浄フィルタ42、バイパス路
43、及びバイパスドア44を、空調ユニット30とは
別体でユニット化し、空気清浄ユニット40を空調ユニ
ット30に対して脱着可能に構成するため、もともと空
気清浄フィルタ42、バイパス路43、及びバイパス路
開閉手段44を有さない空調装置に、空気清浄機能を後
付けすることを容易にするとともに、空気清浄フィルタ
42を空調装置1から取り外すことを容易して、メンテ
ナンス性を向上できる。
【0042】なお、空気清浄ユニット40をもともと有
さない状態で使用する場合には、内装材20表面に形成
される開口部20aに格子形状の蓋をはめ込み、開口部
20aから空気導入ダクト21へ異物が入り込むことを
防止している。
【0043】(第2実施形態)上記の第1実施形態で
は、図1、図2に示すように、空調装置1を、車両の後
輪2の後方側であって、車両の進行方向の右側の位置で
あり、外装材10と内装材20との間の側面スペースに
搭載しているが、図5に示すように、空調装置1を、車
両の天井に位置における、外装材10と内装材20との
間の天井スペースに搭載してもよい。なお、この搭載ス
ペースの車両上下方向の幅L2も幅L1と同様に、例え
ば100mm〜200mmの薄幅である。
【0044】第2実施形態の空調装置1の構成、及び搭
載手順は、図3、図4に示す第1実施形態の空調装置1
と同様であり、空調装置1の搭載時の向きは、図3、図
4において、前後方向が左右方向に、右方向が上方向
に、左方向が下方向になるように変わる。
【0045】以上のように、車両の天井に位置におけ
る、外装材10と内装材20との間の薄幅の天井スペー
スに本発明の空調装置1を搭載しても、第1実施形態と
同様の効果が得られる。
【0046】(第3実施形態)上記の第1、第2実施形
態では、空気清浄ユニット40にて、バイパス路43を
開閉するバイパス路開閉手段44としてバイパスドアを
用いているが、図6に示すように、バイパスドアを廃止
して、ドア用回転軸44aをフィルタ42の一端に固定
し、フィルタ42を図6の矢印Dの方向に回動させる。
そして、バイパス路43をフィルタ42により開閉させ
て、矢印Gのようにフィルタ42をバイパスして空気が
流れるするようにしてバイパス路開閉手段44を構成し
てもよい。
【0047】また、図8に示すように、バイパスドア及
びドア用回転軸44aを廃止して、フィルタ42を矢印
Eの方向にスライドさせて、バイパス路43を開閉する
ようにしてもよい。これにより、矢印Hのようにフィル
タ42をバイパスして空気が流れる。
【0048】なお、枠体41に図示しないサーボモータ
を備え、このサーボモータを適宜のリンク機構によりフ
ィルタ42に連結させ、これにより、フィルタ42を上
述のように回動またはスライドさせている。
【0049】(他の実施形態)上記の第1〜第3実施形
態では、フィルタ42のフィルタ吸込面42aは、回転
軸32dの直交方向と平行、かつ、内装材20の表面と
同一面上に配置されているが、フィルタ吸込面42a
が、外板10と内板20の間において、回転軸32dの
直交方向から送風機32の空気吸入口32e方向に0〜
45°の範囲で傾くように、フィルタ42を配置するよ
うにしてもよい。これにより、空調装置1のうち車両前
後方向の寸法を小さくすることができる。
【0050】上記の第1〜第3実施形態では、内装材2
0のうち、空気導入ダクト21より空調ユニット30側
の部分の第1内装材20fと、その反対側の部分の第2
内装材20gとは一体構造であるが、これら第1、第2
内装材20f、20gを別構造とし、空気導入ダクト2
1を第2内装材20gに一体形成させてもよい。
【0051】この場合の空調装置1の搭載手順を説明す
ると、初めに空気導入ダクト21が備えられた第2内装
材20gを外装材10の所定の位置に設置する。次に、
空調ユニット30を、空気導入ダクト21の空気導入ダ
クト開口部20cにはめ込む。次に、第1内装材20f
を第2内装材20gに結合し、最後に、内装材20の開
口部20aに空気清浄ユニット40をはめ込む。
【0052】これにより、空調ユニット30を空気導入
ダクト21の空気導入ダクト開口部20cにはめ込む作
業を容易にできる。
【0053】また、上記第1実施形態では、バイパスド
ア44はサーボモータにより駆動されており、また、上
記第3実施形態では、フィルタ42をサーボモータによ
り駆動させているが、サーボモータを用いずに手動によ
り駆動させてもよい。
【0054】すなわち、枠体41に車室内から操作する
レバー等の手動装置を備え、この手動装置を適宜のリン
ク機構によりバイパスドア44またはフィルタ42に連
結させて作動させる。
【0055】また、上記の第1〜第3実施形態では、空
調ユニット30における吹出空気温度の調整手段36と
して、ヒータコア34を通過する温風とヒータコア34
をバイパスする冷風との風量割合を調整するエアミック
スドアを使用しているが、ヒータコア34への温水流量
を調整する温水流量調整弁を使用して、このエアミック
スドアの代わりに、吹出空気温度を調整するようにして
もよい。
【0056】また、上記の第1〜第3実施形態では、空
気清浄ユニット40にはバイパス路43及びバイパス路
開閉手段44が設けられているが、バイパス路43及び
バイパス路開閉手段44を廃止して、空気清浄ユニット
40を枠体41及びフィルタ42のみから構成してもよ
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の車両搭載状態を示す車
両全体の概略透視図である。
【図2】図1の空調装置の車両搭載状態を示す、車両後
方側から見た部分断面図である。
【図3】図1の空調装置の車両搭載状態を示す、車両上
方側から見た部分断面図である。
【図4】図3の空調ユニット、空気清浄ユニット、及び
内装材を、外装材の所定の位置から取り外した状態を示
す、車両上方側から見た部分断面図である。
【図5】第2実施形態の車両搭載状態を示す車両全体の
概略透視図、及び車両後方側から見た部分断面図であ
る。
【図6】第3実施形態による空気清浄ユニットを示す、
車両上方側から見た部分断面図である。
【図7】第3実施形態による空気清浄ユニットを示す、
車両上方側から見た部分断面図である。
【符号の説明】
10…外装材、20…内装材、21…空気導入ダクト、
30…空調ユニット、32…送風機、32d…回転軸、
32e…空気吸込口、33…蒸発器、34…ヒータコ
ア、40…空気清浄ユニット、42…空気清浄フィル
タ、43…バイパス路、44…バイパスドア。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車室内に空気を送風する遠心式の送風機
    (32)、及び前記送風機(32)の空気流れ下流側に
    配置されて空気と熱交換する熱交換器(33、34)を
    有する空調ユニット(30)と、 前記送風機(32)の空気流れ上流側に配置されて空気
    を清浄する空気清浄フィルタ(42)とを有し、 前記空気清浄フィルタ(42)は、前記送風機(32)
    に対して、その回転軸(32d)の径方向の側方に配置
    され、かつ、前記空気清浄フィルタ(42)のフィルタ
    吸込面(42a)が前記回転軸(32d)の直交方向と
    略平行になっていることを特徴とする車両用空調装置。
  2. 【請求項2】 前記空気清浄フィルタ(42)、前記空
    気清浄フィルタ(42)をバイパスして前記送風機(3
    2)に空気を導入するバイパス路(43)、及び前記バ
    イパス路(43)を開閉するバイパス路開閉手段(4
    4)を有する空気清浄ユニット(40)を有し、 前記空気清浄ユニット(40)を、単体で、前記空調ユ
    ニット(30)に対して脱着可能に構成することを特徴
    とする請求項1に記載の車両用空調装置。
  3. 【請求項3】 前記空調ユニット(30)は、車両の外
    板(10)と内板(20)との間に配設され、 前記送風機(32)は、前記回転軸(32d)が前記外
    板(10)及び前記内板(20)の面に略直交するよう
    に配置されることを特徴とする請求項1または2に記載
    の車両用空調装置。
  4. 【請求項4】 前記空気清浄フィルタ(42)を通過す
    る空気を前記送風機(32)の空気吸込口(32e)ま
    で導入する空気導入ダクト(21)を有し、 前記空気導入ダクト(21)は、前記内板(20)と一
    体に形成されることを特徴とする請求項1ないし3のい
    ずれか1つに記載の車両用空調装置。
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