JP4524948B2 - 車両用空調装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、右ハンドル車および左ハンドル車に対する内外気切替部の共通化が容易な車両用空調装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、車両用空調装置においては、内外気切替部を有する送風機ユニットを計器盤内側の助手席側に配置し、送風機ユニットからの送風空気を温度調整する空調ユニットを計器盤内側の車両幅方向の略中央部に配置するレイアウトが多く用いられるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、車両用空調装置では右ハンドル車仕様と左ハンドル車仕様との共通化を図って、その製造コストを低減したいという要求があるが、このためには、車両側の外気導入通路を形成する車両カウル部の外気導入口の位置、形状を、右ハンドル車仕様と左ハンドル車仕様とで左右対称の形状にする必要がある。
【0004】
しかし、車両カウル部の設計に際してこのような左右対称形状の限定をつけることは実際上、種々な制約条件のある中では実現が困難である。その結果、上記のように内外気切替部を有する送風機ユニットを車両幅方向において助手席側に配置するレイアウトにおいては、内外気切替部を右ハンドル車仕様と左ハンドル車仕様とで専用の形態に設計する必要が生じ、内外気切替部の共通化ができない場合が多い。
【0005】
また、従来、運転席側のハンドル下方部位に特別の冷風補助吹出口を配置して、この冷風補助吹出口から冷房時に運転者の特にシート接触部(下半身部)に向けて冷風を吹き出すことにより、運転者のシート接触部の蒸れを防止していたが、この冷風補助吹出口の追加設定はコストアップを招く。このため、近年では冷風補助吹出口が廃止されるようになっており、その結果、運転席側の特に下半身部の空気の淀みが発生して運転者のシート接触部が蒸れ、空調フィーリングを悪化させる。
【0006】
本発明は上記点に鑑みて、右ハンドル車および左ハンドル車に対する内外気切替部の共通化が容易な車両用空調装置を提供することを目的とする。
【0007】
また、本発明は運転席側空間からの内気吸入が容易となる車両用空調装置を提供することを他の目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、車両幅方向の略中央部に配置されるケース(25)と、ケース(25)に設けられ、車両幅方向に延びる空気通路(24)と、ケース(25)に設けられ、空気通路(24)に外気を吸入する外気吸入口(28)と、空気通路(24)のうち、車両幅方向の左右両側部位で開口する第1開口部(26)及び第2開口部(27)とを備え、
第1開口部(26)及び第2開口部(27)のうち、運転席側に位置する開口部を内気吸入口とし、
第1開口部(26)及び第2開口部(27)のうち、助手席側に位置する開口部を内外気出口とし、
両開口部(26、27)のうち、内外気出口となる助手席側の開口部を接続ダクト(15)を介して送風機部(12)の吸入口(23)に接続するとともに、
ケース(25)に、外気吸入口(28)と運転席側に位置する内気吸入口とを開閉する内外気切替手段(29)を備えることを特徴とする。
【0009】
これによると、右ハンドル車、左ハンドル車の形態に応じて第1、第2開口部(26、27)のうち、運転席側に位置する開口部を内気吸入口とし、助手席側に位置する開口部を内外気出口としているので、第1、第2開口部(26、27)と空気通路(24)を有するケース(25)部分は右ハンドル車、左ハンドル車にかかわらず、車両幅方向に延びる同一形状にすることができる。
【0010】
そして、内外気切替部(11)を車両幅方向の略中央部付近に設置するので、空気通路(24)の外気吸入口(28)を、右ハンドル車、左ハンドル車にかかわらず、車両幅方向において同一部位で車両側カウル部の外気通路に対して接続することができる。
【0011】
従って、外気吸入口(28)部分も右ハンドル車、左ハンドル車にかかわらず同一形状にすることができるとともに、車両側カウル部においても、車両幅方向の略中央部付近の同一箇所において同一形状の外気導入口を設定するだけで良く、車両側カウル部の設計も比較的容易である。
【0012】
以上の結果、右ハンドル車および左ハンドル車に対する内外気切替部(11)の共通化を容易に達成できる。
【0014】
また、請求項1に記載の発明では、車両幅方向の略中央部に配置されるセンター置きのケース(25)において、運転席側に位置する開口部が内気吸入口を構成しているので、内気吸入口が運転席側空間に近接する。これにより、運転席側空間からの内気吸入が容易となり、運転席周辺の空気の淀みを解消して運転席周辺の空調フィーリングを改善できる。
【0015】
しかも、運転席周辺への冷風吹出のための専用の補助吹出口を設定することなく、内気吸入口の運転席側への位置設定により簡素な構成で空調フィーリングを改善でき、実用上極めて有利である。
【0016】
更に、助手席側の開口部を内外気出口とするから、接続ダクト(15)をスペース的余裕度の大きい助手席側に配置でき、接続ダクト(15)の配置が容易となる。
【0017】
請求項2に記載の発明では、請求項1において、空気通路(24)のうち車両幅方向の中央部に外気吸入口(28)を配置したことを特徴とする。
【0018】
これにより、内外気切替部(11)を左右対称形状とすることができ、内外気切替部(11)の開発設計工数を低減できるとともに、ケース(25)の成形型の製造が容易となる。
【0019】
請求項3に記載の発明では、請求項1において、空気通路(24)のうち車両幅方向の中央部からずれた位置に外気吸入口(28)を配置してもよい。
【0020】
これによると、内外気切替部(11)を左右対称形状にできないが、車両側カウル部の外気通路との接続に適した位置に外気吸入口(28)を設定して、外気吸入口(28)と車両側カウル部の外気通路との接続を容易にすることができる。
【0021】
請求項4に記載の発明では、請求項1ないし3のいずれか1つにおいて、外気吸入口(28)を空気通路(24)の上部に配置したことを特徴とする。
【0022】
車両側カウル部の外気通路は、通常内外気切替部(11)の上方に位置するから、車両側カウル部の外気通路と上部の外気吸入口(28)とを容易に接続することができる。
【0023】
請求項5に記載の発明では、車両幅方向の略中央部に配置されるケース(25)と、ケース(25)に設けられ、車両幅方向に延びる空気通路(24)と、空気通路(24)のうち、車両幅方向の左右両側部位で開口する第1開口部(26)及び第2開口部(27)とを備え、
第1開口部(26)及び第2開口部(27)のうち、運転席側に位置する開口部を内気吸入口とし、
第1開口部(26)及び第2開口部(27)のうち、助手席側に位置する開口部を内気出口とし、
両開口部(26、27)のうち、内気出口となる助手席側の開口部を接続ダクト(15)を介して送風機部(12)の吸入口(23)に接続するとともに、接続ダクト(15)に外気吸入口(28)を設け、
更に、接続ダクト(15)に、外気吸入口(28)と内気出口となる助手席側の開口部とを開閉する内外気切替手段(29)を備えることを特徴とする。
【0024】
これによると、内外気切替機能を接続ダクト(15)側に設定するから、車両幅方向に延びる空気通路(24)は単純な内気専用通路となる。従って、第1、第2開口部(26、27)を有するケース(25)部分は右ハンドル車、左ハンドル車にかかわらず、車両幅方向に延びる同一形状にすることができ、共通化できる。
【0026】
また、請求項5に記載の発明では、両開口部(26、27)のうち、運転席側に位置する開口部を内気吸入口とし、助手席側に位置する開口部を内気出口としているから、請求項1と同様に、センター置きのケース(25)において、運転席側に位置する開口部が内気吸入口を構成して、運転席周辺の空気の淀みを解消し運転席周辺の空調フィーリングを改善できる。
【0027】
更に、助手席側の開口部を内気出口とするから、接続ダクト(15)をスペース的余裕度の大きい助手席側に配置でき、接続ダクト(15)の配置が容易となる。
【0040】
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
【0041】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
図1は第1実施形態による車両用空調装置の室内ユニット部10の全体構成の概略断面図であり、図2、図3は室内ユニット部10を車両後方側から見た正面図であり、図2は右ハンドル車用の室内ユニット部10を示し、図3は左ハンドル車用の室内ユニット部10を示す。
【0042】
室内ユニット部10は車室内前部の計器盤(図示せず)内側において車両幅(左右)方向の略中央部に配置される。その際、室内ユニット部10は車両の上下前後左右方向に対して図1〜図3の矢印のように搭載される。
【0043】
本実施形態による室内ユニット部10は、内外気切替部11と、送風機部12と、熱交換部13と、吹出モード切替部14とに大別され、更に、内外気切替部11の内外気出口部と送風機部12の吸入側との間を接続する接続ダクト15を有している。
【0044】
なお、室内ユニット部10は図2、図3に示すように、その車両幅(左右)方向の中央部に位置する分割面16で分割された左右の分割ケース体17、18を一体に締結してケース19を構成するようになっている。この分割ケース体17、18はポリプロピレンのようなある程度の弾性を有し、機械的強度の高い樹脂材料にて成形されている。本例では、ケース19を分割面16に対して左右対称の形状に設計して、室内ユニット部10の全体を右ハンドル車と左ハンドル車とで共通化している。
【0045】
最初に、内外気切替部11および送風機部12について説明すると、内外気切替部11は、熱交換部13の上部で、かつ、車両前方側の部位に配置されている。送風機部12は室内ユニット部10の下部で、車両後方側(車室内乗員寄り)の部位に配置されている。
【0046】
送風機部12は1個の遠心式多翼送風ファン(シロッコファン)20、ファン駆動用モータ21、およびスクロールケーシング22から構成されている。ここで、送風ファン20はその回転軸20aが車両幅方向に向くように配置され、送風ファン20の吸入口23(図2、図3)をスクロールケーシング22の車両幅方向の側面に開口している。
【0047】
すなわち、スクロールケーシング22の左右の両側面にはそれぞれ同一の開口が開けてあり、そして、左右の開口の一方を吸入口23としている。より具体的に説明すると、右ハンドル車の場合には図2のようにスクロールケーシング22の左側面の開口を吸入口23とし、ファン駆動用モータ21をスクロールケーシング22の右側面に配置して、モータ21の円板状フランジ部21aによりスクロールケーシング22の右側面の開口を閉塞している。
【0048】
そして、左ハンドル車の場合には図3のように、スクロールケーシング22の右側面の開口を吸入口23とし、ファン駆動用モータ21をスクロールケーシング22の左側面に配置して、モータ21の円板状フランジ部21aによりスクロールケーシング22の左側面の開口を閉塞している。
【0049】
送風機部12のスクロールケーシング22およびスクロールケーシング22内に収容される送風ファン20は図2、図3に示すように室内ユニット部10の車両幅方向の中央部に位置しており、スクロールケーシング22の渦巻き形状の巻き始め部となるノーズ部22a(図1)は送風ファン20に対して車両前方側に位置している。
【0050】
このため、送風ファン20を図1の矢印A方向に回転することにより、吸入口23からの吸入空気を図1の矢印Bのごとく車両後方から車両前方側へ送風して、室内ユニット部10のケース19内の下部に送り込むようになっている。
【0051】
図4は内外気切替部11と送風機部12との接続構成を示すもので、内外気切替部11は車両幅方向に延びる空気通路24をケース25により形成している。このケース25は上記したケース19の一部として一体成形されるものであって、図1に示すように円形断面を持つ略円筒状に成形されており、このケース25は、空気通路24の車両幅方向の両端部に円形の第1(右側)開口部26および第2(左側)開口部27を形成している。
【0052】
そして、図2、3に示すようにケース19およびケース25の車両幅方向の中央部の上部に外気吸入口28を設けている。外気吸入口28は車両の幅方向に対しても略中央部に位置するようになっている。ケース25の第1開口部26および第2開口部27のうち、一方が内気吸入口を構成し、そして、他方が接続ダクト15の上流端と接続される内外気出口を構成するようになっている。
【0053】
具体的には、図4の実線部および図2に示す右ハンドル車の場合には第1開口部26を直接車室内へ開口して内気吸入口とする。そして、接続ダクト15の上流端をケース25の内外気出口となる第2開口部27に接続し、接続ダクト15の下流端をスクロールケーシング22の左側面の吸入口23に接続する。
【0054】
また、図4の破線部および図3に示す左ハンドル車の場合には第2開口部27を直接車室内へ開口して内気吸入口とする。そして、接続ダクト15の上流端をケース25の内外気出口となる第1開口部26に接続し、接続ダクト15の下流端をスクロールケーシング22の右側面の吸入口23に接続する。
【0055】
一方、ケース25の空気通路24内の車両幅方向の中央部、換言すると、外気吸入口28の下方側に内外気切替ドア29が回転軸30a,30bにより回転可能に配置されている。図5、図6はこの内外気切替ドア29の形状を図示するもので、図5は図1のX−X断面図であり、図6は内外気切替ドア29単体の形態を示す。
【0056】
内外気切替ドア29のドア本体31は、図1、図6(d)に示すように車両前後方向には半円状の円周面を形成し、且つ、車両前方又は後方から見ると、下側から上側に行くにつれて面積が三角状(図5、図6(b)参照)に拡大する形状になっている。
【0057】
そして、ドア本体31の車両前後方向の両端部に回転軸30a,30bを配置し、ドア本体31と回転軸30a,30bを樹脂にて一体成形している。また、ドア本体31の車両幅方向の左右の両縁部には弾性シール材32、33が固着してある。この弾性シール材32、33は弾性に富んだゴム系の弾性体により断面V字状に形成され、リップシール形状を構成する。
【0058】
図5は右ハンドル車用(図2)として構成された内外気切替ドア29を示しており、ドア本体31の両縁部の弾性シール材32、33のV字状の左側先端部が外気吸入口28のシール面34、35に圧着して外気吸入口28を全閉し、ケース25の空気通路24の第1、第2開口部26、27間を開放しているので、内気吸入モードの状態となっている。
【0059】
図5の状態から内外気切替ドア29を回転軸30a,30bを中心として矢印C方向に回転することにより、弾性シール材33のV字状の右側先端部が外気吸入口28のシール面34に圧着し、また、弾性シール材32のV字状の右側先端部が空気通路24内壁のシール面36に圧着して、内気吸入口をなす第1開口部26を閉塞し、外気吸入口28を全開する。これにより、外気吸入モードを設定できる。
【0060】
また、左ハンドル車の場合(図3)には、内外気切替ドア29として、弾性シール材32のV字状の右側先端部が外気吸入口28のシール面34に圧着し、そして、弾性シール材33のV字状の右側先端部が外気吸入口28のシール面35に圧着して、外気吸入口28を全閉するタイプのものを用いる。この外気吸入口28の全閉時は空気通路24の第1、第2開口部26、27間を開放するので、内気吸入モードの状態となる。
【0061】
そして、この内外気切替ドア29を回転軸30a,30bを中心として矢印D方向に回転することにより、弾性シール材32のV字状の左側先端部が外気吸入口28のシール面35に圧着し、弾性シール材33のV字状の左側先端部が空気通路24内壁のシール面37に圧着して、内気吸入口をなす第2開口部27を閉塞し、外気吸入口28を全開する。これにより、外気吸入モードを設定できる。なお、内外気切替ドア29を図5,6に示す形状のものでなく、通常の板ドア等により構成してもよいことはもちろんである。
【0062】
次に、室内ユニット部10のケース19内に配置される熱交換部13について説明すると、熱交換部13は送風機部12の車両前方側に配置され、送風機部12のスクロールケーシング22の出口側から車両前方へ向かって延びる入口通路40がケース19内の最下部に形成されている。そして、ケース19内において、入口通路40の上方部位に冷房用熱交換器をなす蒸発器41が配置されている。ここで、蒸発器41は略長方形の薄型形状であり、ケース19の底面部より所定高さだけ上方部位にて略水平方向に配置されている。
【0063】
この蒸発器41には、図示しない空調用冷凍サイクルの減圧手段にて減圧された低圧冷媒が導入され、この低圧冷媒が送風空気から吸熱して蒸発することにより、空気を冷却する。なお、蒸発器41は、厳密な水平配置ではなく、水平より微小角度だけ空気下流側(車両前方側)に向かって下方へ傾斜配置している。
【0064】
これは、蒸発器41に発生する凝縮水を空気流れに沿って空気下流側の傾斜下端部に集め、この傾斜下端部より凝縮水を下方へスムースに排出するためである。ケース19のうち、蒸発器41の下方に位置する底面部は凝縮水受け部を構成し、その最底部に凝縮水排出口(図示せず)が開口している。
【0065】
蒸発器41は、周知のようにタンク部41a、41bの間に熱交換部41cを配置した構成であり、この熱交換部41cは偏平チューブ(図示せず)と複数のコルゲート状の伝熱フィン(図示せず)とを交互に並列的に多数積層して接合した構成である。入口通路40の空気は蒸発器41の熱交換部を矢印Eのように下方から上方へ通過するようになっている。
【0066】
そして、ケース19内において、蒸発器41の空気流れ下流側、すなわち、蒸発器41の上方側で、且つ、車両後方側にヒータコア42が略直角状に垂直方向に配置されている。ここで、ヒータコア42は、車両エンジン(図示せず)からの温水により空気を加熱する暖房用熱交換器である。
【0067】
このヒータコア42は、上下方向に所定間隔を隔てて対向配置した温水入口タンク部42aと温水出口タンク部42bとの間に熱交換部42cを配置した構成であり、この熱交換部42cは、複数の偏平チューブ(図示せず)と複数のコルゲート状の伝熱フィン(図示せず)とを交互に並列的に積層し接合した構成である。
【0068】
このヒータコア42は、いわゆる全パスタイプ(一方向流れタイプ)のヒータコアであり、温水入口タンク部42aから温水を複数の偏平チューブの全てを通して、温水出口タンク部42bに向かって下方から上方への一方向に流す構成となっている。
【0069】
上記したように、略水平方向に配置された蒸発器41に対して、ヒータコア42を略直角状に垂直方向に配置しているのであるが、その際に、蒸発器41の水平方向の一端部(本例では、車両後方側に位置するタンク部41a側)に、ヒータコア42の下方の一端部(本例では温水入口タンク部42a側)を近接配置している。
【0070】
ここで、図示の例では、蒸発器41の一端のタンク部41aとヒータコア42の下方端の温水入口タンク部42aとの間に所定間隔43を設けて、両者の間の断熱を行うようになっている。
【0071】
上記のようにヒータコア42の下方端部を蒸発器41の水平方向の車両後方側の一端部に近接配置して、ヒータコア42を蒸発器41の上方側へ垂直に配置しているため、ヒータコア42よりも車両前方側の部位に、ヒータコア42の熱交換部42cの面と平行に垂直方向(上下方向)に延びる空間44を形成できる。
そして、この空間44の上方部に、ヒータコア42をバイパスして冷風を矢印Fのように流す冷風バイパス通路45が形成されている。
【0072】
ヒータコア42の上方端部付近で、車両前方側の部位にはエアミックスドア46の回転軸46aが配置されている。この回転軸46aは図1の紙面垂直方向(車両幅方向)に延びるように配置され、回転軸46aの両端部はケース19の壁面の軸受孔(図示せず)により回転可能に保持される。回転軸46aには板状のエアミックスドア45の上端部が一体に連結され、エアミックスドア45は空間43内で回転軸46aを中心として図1の実線位置と2点鎖線位置との間で回転可能になっている。
【0073】
ここで、エアミックスドア45の実線位置はヒータコア42の熱交換部42cの通風路を全閉する最大冷房位置であって、2点鎖線位置は冷風バイパス通路45を全閉する最大暖房位置である。エアミックスドア45がヒータコア42の熱交換部42cの通風路を開けると、空間44の空気は矢印Gのように熱交換部42cを車両前方側から車両後方側へと通過する。
【0074】
エアミックスドア46は周知のごとくヒータコア42の熱交換部42cを通過する温風(矢印G)とヒータコア42をバイパスして冷風バイパス通路45を通過する冷風(矢印F)との風量割合を調整して車室内への吹出空気温度を調整する温度調整手段である。
【0075】
ケース19内においてヒータコア42および冷風バイパス通路45の車両後方側(送風機部12の上方側)に空気混合部47が形成され、ここで、上記温風(矢印G)と上記冷風(矢印F)が混合される。この冷温風の混合により所望温度の空気が得られる。
【0076】
この空気混合部47の下流側、すなわち、空気混合部47の斜め後方の上側に吹出モード切替部14が配置されている。本例の吹出モード切替部14は、車両幅方向に延びる半円筒状の開口シール面48をケース19に形成し、この開口シール面48のうち、車両後方側の面にフット開口部49を配置し、フット開口部49の開口位置より上方位置にフェイス開口部50を配置し、このフェイス開口部50の車両前方側にデフロスタ開口部51を配置している。
【0077】
半円筒状の開口シール面48の内側には、吹出モード切替ドア52が回転軸53により回転可能に配置されている。この吹出モード切替ドア52は一般にロータリドアと称されるタイプのドアであって、回転軸53を中心とする所定曲率の円周壁面を有するドア本体52aを有している。ドア本体52aの円周方向の中間部位に連通穴52bを有し、このドア本体52aの回転により上記の各開口部49〜51を開閉する。
【0078】
なお、フット開口部49はフット吹出通路部54を介してフット吹出口54aに連通し、このフット吹出口54aは車両幅方向の左右両側に開口しており、ここから乗員の足元部に向けて空気を吹出すようになっている。フェイス開口部50は図示しないフェイスダクトを介して乗員の顔部に向けて空気を吹出すものである。デフロスタ開口部51は図示しないデフロスタダクトを介して車両前面窓ガラスの内面に向けて空気を吹出すものである。
【0079】
なお、吹出モード切替ドア52の回転軸53は、図示しないリンク機構を介して吹出モード操作機構に連結されて、この吹出モード操作機構によりドア52を回転操作する。同様に、エアミックスドア46の回転軸46aもリンク機構を介して温度調整操作機構に連結されて、この温度調整操作機構によりエアミックスドア46の開度が調整される。また、内外気切替ドア29の回転軸30a,30bの一方もリンク機構を介して内外気切替操作機構に連結されて、この内外気切替操作機構により内外気切替ドア29を回転操作する。
【0080】
これらの吹出モード操作機構、温度調整操作機構および内外気切替操作機構は、サーボモータを用いたオート操作機構で構成しても、乗員の手動操作力によるマニュアル操作機構のいずれでもよい。
【0081】
次に、上記構成に基づいて本実施形態の作動を簡単に説明する。モータ21により送風ファン20を作動させると、内外気切替部11から内気または外気が吸入され、この吸入空気は接続ダクト15を介してスクロールケーシング22の吸入口23に吸入される。
【0082】
そして、この吸入空気は、送風ファン20によりスクロールケーシング22内を送風され、矢印Bのごとく車両後方側から車両前方側へ向かって送風される。
従って、送風空気は蒸発器41の下側の入口通路40へ導入され、その後、蒸発器41を矢印Eのごとく下方から上方へ通過して冷却され、冷風となる。
【0083】
この冷風は、次に、エアミックスドア46の開度により冷風バイパス通路45を通過する冷風Fとヒータコア42を通過する温風Gとに振り分けられるので、エアミックスドア46により冷風Bと温風Fの風量割合を調整することにより、この冷風Fと温風Gが空気混合部47付近で混合して所望の温度の空気が得られる。
【0084】
そして、吹出モード切替ドア52を操作して、フット開口部49とフェイス開口部50とデフロスタ開口部51の開閉を選択することにより、所定の1つの開口部または複数の開口部から車室内へ空気を吹き出すことができる。
【0085】
次に、本実施形態による作用効果を説明すると、室内ユニット部10を図2の右ハンドル車用として構成する場合と、図3の左ハンドル車用として構成する場合に、内外気切替部11および送風機部12を含めて、室内ユニット部10のケース19の全体形状を左右対称の形状にすることができ、室内ユニット部10を右ハンドル車用と左ハンドル車用とで共通化できる。
【0086】
つまり、内外気切替部11の車両幅方向に延びる空気通路24の左右両側部位に第1開口部26及び第2開口部27を開口し、この両開口部26、27のいずれか一方を内気の吸入口とし、他方を内外気出口とし、この内外気出口となる開口部を接続ダクト15を介して送風機部12の吸入口23に接続しているから、内気吸入口部分および内外気出口部を含む空気通路24部分を、右ハンドル車でも左ハンドル車でも同一形状にできる。
【0087】
そして、内外気切替部11を車両幅方向の略中央部付近に設置するので、空気通路24の外気吸入口28を、右ハンドル車、左ハンドル車にかかわらず、車両幅方向において同一部位で車両側カウル部の外気通路に対して接続することができる。
【0088】
従って、外気吸入口28部分も右ハンドル車、左ハンドル車にかかわらず同一形状にすることができるとともに、車両側カウル部においても、車両幅方向の略中央部付近の同一箇所において同一形状の外気導入口を設定するだけで良く、車両側カウル部の設計も比較的容易である。以上の結果、右ハンドル車および左ハンドル車に対する内外気切替部11の共通化を容易に達成できる。
【0089】
また、内外気切替部11の車両幅方向中央部に外気吸入口28を配置することにより、内外気切替部11を左右対称の形状にできる。また、送風機部12においても、送風機部12をケース19の車両幅方向中央部に配置して、送風ファン20により車両前後方向に空気を送風する形態とすることにより、送風機部12も左右対称の形状にできる。
【0090】
以上により、内外気切替部11、送風機部12等を含む室内ユニット部10の全体を左右対称の形状とし、右ハンドル車でも左ハンドル車でも共通化できる。
【0091】
また、内外気切替部11、送風機部12、熱交換部13および吹出モード切替部14を含む室内ユニット部10の全体を、車両幅方向の所定寸法W内に一体構成するに当たり、送風機部12、熱交換部13および吹出モード切替部14相互間で空気が車両幅方向垂直な方向(車両前後・上下方向)に流れるようにしているから、室内ユニット部10全体を車両幅方向の寸法Wが小さい幅の狭い形態にまとめることができる。
【0092】
そのため、軽自動車のように車両幅方向の寸法が小さい車両に対しても室内ユニット部の搭載が容易になる。従って、右ハンドル車におけるマニュアル式変速機のクラッチペダルP1(図2)、あるいは左ハンドル車におけるアクセルペダルP2(図3)の操作スペースの確保も容易となる。
【0093】
更に、右ハンドル車、左ハンドル車のいずれでも、車両幅方向に延びる空気通路24の左右両側部位における第1開口部26及び第2開口部27のうち、運転席側の開口部を内気の吸入口とし、他方を内外気出口とし、この内外気出口となる開口部を接続ダクト15を介して送風機部12の吸入口23に接続しているから、車両幅方向の略中央部に配置されるセンタ置きタイプの室内ユニット部10において、内外気切替部11の内気吸入口を常に車室内の運転席側空間に近接させることができる。そのため、運転席周辺の内気を常に内気吸入口に吸入することができ、運転席周辺の空気の淀みを解消して、運転席周辺の空調フィーリングを改善できる。
【0094】
図7は右ハンドル車に例をとって、運転席周辺の空調フィーリングの改善効果を説明するもので、車室内前部の計器盤60の上部にはフェイス開口部50から空気が導入される複数のフェイス吹出口61が設けてあり、このフェイス吹出口61から空気を矢印Hのように車室内乗員の顔部側へ吹き出すようになっている。
【0095】
その場合に、運転席62のシート面62a周辺の内気の一部が矢印Iのように室内ユニット10の右側の上部に位置する第1開口部(内気吸入口)26に向かって流れる。そのため、内気モードによる夏期冷房時に、運転席62のシート面62a周辺の空気が淀むことを防止して、運転席周辺の空調フィーリングを改善できる。
【0096】
しかも、内外気切替部11の内気吸入口位置の変更により運転席周辺の空調フィーリングを改善できるので、従来のように運転席側のハンドル下方部位に特別の冷風補助吹出口を設定する方式に比較して構成の簡素化によりコスト低減を達成できる。
【0097】
(第2実施形態)
第1実施形態では、外気吸入口28を内外気切替部11の中央部に配置して、内外気切替部11を含めて、室内ユニット部10のケース19の全体形状を左右対称の形状にしているが、第2実施形態では図8に示すように外気吸入口28の位置を内外気切替部11の中央部以外にずらして配置する例である。
【0098】
より具体的には、第2実施形態では内外気切替部11のうち、内外気出口となる第2開口部27近傍位置に外気吸入口28および内外気切替ドア29を配置している。なお、第2実施形態において、外気吸入口28および内外気切替ドア29を内気吸入口となる第1開口部26近傍位置に配置してもよい。
【0099】
このように、内外気切替部11のケース25の幅寸法W(図2、3)の範囲内で、外気吸入口28の位置を選択して、車両カウル部の外気通路との接続をしやすくしてもよい。
【0100】
但し、外気吸入口28の位置が内外気切替部11の中央部からずれるので、内外気切替部11が左右対称の形状にならない。
【0101】
(第3実施形態)
第1、第2実施形態では、外気吸入口28および内外気切替ドア29を内外気切替部11のケース25に設定しているが、第3実施形態では図9に示すように外気吸入口28および内外気切替ドア29を接続ダクト15の上流端部に設定する例である。
【0102】
より具体的には、第3実施形態では、第1、第2実施形態の内外気切替部11を内気吸入専用の内気吸入部110とし、そして、接続ダクト15の上流端部において車両幅方向の開口15aを内気吸入部110の空気通路24の内気出口となる第2開口部27に接続する。
【0103】
また、接続ダクト15の上流端部の上部に車両上側に向かって開口する外気吸入口28を設ける。更に、接続ダクト15の上流端部の内側に内外気切替ドア29を配置して、内気吸入側の開口15aと外気吸入口28を開閉する構成にしている。
【0104】
第3実施形態によると、第1実施形態と同様に、内気吸入部110を含む室内ユニット部10のケース19の全体形状を左右対称の形状にして、内気吸入部110を含む室内ユニット部10全体を右ハンドル車と左ハンドル車に対して共通化できる。
【0105】
第2、第3実施形態でも、車両幅方向の略中央部に配置されるセンタ置きタイプの室内ユニット部10において、内気吸入口となる第1開口部26が運転席側に位置することにより、運転席周辺の空調フィーリングを改善することができ、この点は第1実施形態と同じである。
(他の実施形態)
なお、第1実施形態では、送風機部12におけるスクロールケーシング22の車両幅方向の左右の両側面に、それぞれ同一形状の開口を開けて、その一方の開口を吸入口23とし、他方の開口をモータ21の円板状フランジ部21aにより閉塞し、これにより、スクロールケーシング22も左右対称形状としているが、吸入口23となる一方の開口と、モータ21の円板状フランジ部21aにより閉塞される他方の開口とを異なる形状として、この異なる開口形状は、右ハンドル車と左ハンドル車とで、分割ケース体17、18の成形型の一部に備えた交換可能な入れ子型(部分的な型)で対応するようにしてもよい。
【0106】
すなわち、右ハンドル車用の室内ユニット部10をベースとして設計し、左ハンドル車用の室内ユニット部10を製造するときは、スクロールケーシング22における左右の異なる開口形状を分割ケース体17、18の成形型における入れ子型の交換により成形すればよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態による車両用空調装置の室内ユニット部の概略断面図である。
【図2】図1の室内ユニット部の車室内側からみた正面図で、右ハンドル車の場合を示す。
【図3】図1の室内ユニット部の車室内側からみた正面図で、左ハンドル車の場合を示す。
【図4】第1実施形態による内外気切替部と送風機部との接続構成の説明図である。
【図5】図1のX−X断面図である。
【図6】(a)は第1実施形態による内外気切替ドアの平面図、(b)は同ドアの正面図、(c)は同ドアの斜視図、(d)は同ドアの側面図である。
【図7】第1実施形態の効果説明図である。
【図8】第2実施形態による内外気切替部と送風機部との接続構成の説明図である。
【図9】第3実施形態による内外気切替部と送風機部との接続構成の説明図である。
【符号の説明】
11…内外気切替部、12…送風機部、15…接続ダクト、24…空気通路、25…ケース、26…第1開口部、27…第2開口部、28…外気吸入口、
29…内外気切替ドア。
Claims (5)
- 車両幅方向の略中央部に配置されるケース(25)と、
前記ケース(25)に設けられ、車両幅方向に延びる空気通路(24)と、
前記ケース(25)に設けられ、前記空気通路(24)に外気を吸入する外気吸入口(28)と、
前記空気通路(24)のうち、車両幅方向の左右両側部位で開口する第1開口部(26)及び第2開口部(27)とを備え、
前記第1開口部(26)及び前記第2開口部(27)のうち、運転席側に位置する開口部を内気吸入口とし、
前記第1開口部(26)及び前記第2開口部(27)のうち、助手席側に位置する開口部を内外気出口とし、
前記両開口部(26、27)のうち、前記内外気出口となる助手席側の開口部を接続ダクト(15)を介して送風機部(12)の吸入口(23)に接続するとともに、
前記ケース(25)に、前記外気吸入口(28)と前記運転席側に位置する内気吸入口とを開閉する内外気切替手段(29)を備えることを特徴とする車両用空調装置。 - 前記空気通路(24)のうち車両幅方向の中央部に前記外気吸入口(28)を配置したことを特徴とする請求項1に記載の車両用空調装置。
- 前記空気通路(24)のうち車両幅方向の中央部からずれた位置に前記外気吸入口(28)を配置したことを特徴とする請求項1に記載の車両用空調装置。
- 前記外気吸入口(28)を前記空気通路(24)の上部に配置したことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の車両用空調装置。
- 車両幅方向の略中央部に配置されるケース(25)と、
前記ケース(25)に設けられ、車両幅方向に延びる空気通路(24)と、
前記空気通路(24)のうち、車両幅方向の左右両側部位で開口する第1開口部(26)及び第2開口部(27)とを備え、
前記第1開口部(26)及び前記第2開口部(27)のうち、運転席側に位置する開口部を内気吸入口とし、
前記第1開口部(26)及び前記第2開口部(27)のうち、助手席側に位置する開口部を内気出口とし、
前記両開口部(26、27)のうち、前記内気出口となる助手席側の開口部を接続ダクト(15)を介して送風機部(12)の吸入口(23)に接続するとともに、
前記接続ダクト(15)に外気吸入口(28)を設け、
更に、前記接続ダクト(15)に、前記外気吸入口(28)と前記内気出口となる助手席側の開口部とを開閉する内外気切替手段(29)を備えることを特徴とする車両用空調装置。
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