JPH0776212A - 自動車用空気調和装置用のフィルタ装置 - Google Patents

自動車用空気調和装置用のフィルタ装置

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JPH0776212A
JPH0776212A JP4271694A JP4271694A JPH0776212A JP H0776212 A JPH0776212 A JP H0776212A JP 4271694 A JP4271694 A JP 4271694A JP 4271694 A JP4271694 A JP 4271694A JP H0776212 A JPH0776212 A JP H0776212A
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JP
Japan
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air
filter device
bypass
bypass passage
passage
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JP4271694A
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English (en)
Inventor
Naoyuki Kawakami
直之 川上
Toshisada Kujirai
利定 鯨井
Shigeto Sano
成人 佐野
Setsuya Uchino
節哉 内野
Masaharu Onda
正治 恩田
Kaoru Ito
薫 伊藤
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Marelli Corp
Original Assignee
Calsonic Corp
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D46/00Filters or filtering processes specially modified for separating dispersed particles from gases or vapours
    • B01D46/10Particle separators, e.g. dust precipitators, using filter plates, sheets or pads having plane surfaces
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D46/00Filters or filtering processes specially modified for separating dispersed particles from gases or vapours
    • B01D46/0002Casings; Housings; Frame constructions
    • B01D46/0005Mounting of filtering elements within casings, housings or frames
    • B01D46/0006Filter elements or cartridges installed in a drawer-like manner
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60HARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
    • B60H3/00Other air-treating devices
    • B60H3/06Filtering
    • B60H3/0608Filter arrangements in the air stream
    • B60H3/0625Filter arrangements in the air stream with provisions for by-passing the filter element
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D2273/00Operation of filters specially adapted for separating dispersed particles from gases or vapours
    • B01D2273/10Allowing a continuous bypass of at least part of the flow, e.g. of secondary air, vents

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動車用空気調和装置の所定の性能を満足し
つつ、空気が濾過部材を迂回して流れるバイパス通路部
を設け、安全性を高めた「自動車用空気調和装置用のフ
ィルタ装置」を提供すること。 【構成】 濾過部材31を迂回させて空気を流すバイパ
ス通路部39R、39Lは、濾過部材31が位置する空
気通路断面の相互に向かい合う両側端部位のそれぞれに
設けられている。各バイパス通路部39R、39Lは、
略等しい開口面積を有するように形成されている。ま
た、両バイパス通路部39R、39Lによる総開口面積
は、空気通路断面の断面積の10%〜20%が好まし
い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車用空気調和装置
の空気通路中に設けられ、車室内に吹き出される空気に
含有した塵等の捕集を行うフィルタ装置の改良に関す
る。
【0002】
【従来の技術】自動車用空気調和装置には、空気通路を
形成するケ―シング内の途中に濾過部材を設け、インテ
ークユニットで取り込んだ空気中に混入した塵や埃等の
捕集を行い、車室内の快適性を高めるようにしたものが
ある。前記濾過部材は、例えばパルプ材若しくは布材等
の素材からなり、この素材を断面波状に折曲して形成
し、濾過表面積が大きくなるようにしてある。このよう
な濾過部材は、インテークユニットに設けられた送風フ
ァンよりも空気流れの下流側で、かつ、ヒータユニット
に回動自在に設けられたミックスドアよりも上流側の空
気通路中、例えばクーラユニットに内蔵されたエバポレ
ータの前面側に取り付けられるようになっている。
【0003】従来の自動車用空気調和装置用のフィルタ
装置にあっては、空気通路断面の全域に亘って前記濾過
部材が配置されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一定期間使用した濾過
部材は定期的に清掃あるいは交換等することにより清浄
にする必要がある。ところが、濾過部材の清掃時期ある
いは交換時期が過ぎているにも拘らず、この濾過部材を
使用し続けた場合には、濾過部材に目詰まりが生じるこ
とがある。また、火山灰等の塵や埃が多い特殊な地域で
は、清掃時期等に達していなくとも、濾過部材に目詰ま
りが生じ易くなる。
【0005】このように濾過部材に目詰まりが生じた場
合、従来のフィルタ装置にあっては濾過部材が空気通路
断面の全域に亘って配置されていることから、空気通路
の通気抵抗が著しく増加し、所定風量の風を車室内に吹
き出すことができなくなる虞があった。
【0006】また、送風ファンを駆動するモータを冷却
するために、送風ファンにより送風された空気の一部を
前記モータに導く冷却風取込部がインテークユニットに
設けられた自動車用空気調和装置もある。送風ファンを
駆動すると、車室外空気と一緒に水や粉雪がインテーク
ユニットに侵入するが、このような場合でも水等がモー
タに案内されないようにするために、冷却風取込部はケ
―シング下面よりも上方に突出するように設けられてい
る。そして、侵入した水等は、エバポレータで生じる凝
縮水を排出する構造が採用されているクーラユニット
で、車室外に排出されるようになっている。
【0007】ところが、冷却風取込部とエバポレータ前
面との間に濾過部材が配置されていると、冬季に車両を
停止している間に、水分や粉雪等が濾過部材上で凍結し
てしまい、濾過部材自体が壁のように作用することがあ
る。かかる場合にも、空気通路の通気抵抗の増加に伴っ
て所定風量の風を車室内に吹き出すことができなくな
る。さらに自動車用空気調和装置の作動に伴い、粉雪が
壁のように作用する濾過部材の部位で舞い上がって冷却
風取込部に取り込まれ、モータにまで案内されることが
ある。モータ内に多量の粉雪が侵入すると、モータの円
滑な作動を確保することができなくなる虞がある。
【0008】本発明者らは、ユーザごとに濾過部材の目
詰まりに対する気遣いも大きく異なり、清掃点検を頻繁
に行うユーザもいれば、清掃点検をそれ程行わないユー
ザもいる現状に着目し、集塵性能を多少犠牲にしてでも
最低風量を確保して安全性を追及する方が、商品として
の価値が高まることを見出だして、本発明を完成させる
に至った。
【0009】さらに、本発明者らは種々の実験に基づ
き、バイパス通路を設ける位置、及び、空気通路断面積
に対するバイパス通路の開口率が、自動車用空気調和装
置の性能に大きな影響を与えることを見出だした。
【0010】ここに自動車用空気調和装置の性能とは、 あるミックスドア開度で吹き出し空気温度を所定の温
度に調節できること、あるいは、バイレベルモードやデ
フ/フットモード時の上下風の温度差を所定の温度差に
調節できること(温調性能) あるミックスドア開度での吹き出し空気温度のバラツ
キが所定範囲内にあること(ミックス性能) 冷却風取込部に取り込まれる粉雪や水が仕様重量以下
であること(水分侵入防止性能) ガラスの曇りを確実に除去できること(窓晴れ性能)
等が挙げられる。
【0011】本発明は、自動車用空気調和装置の所定の
性能を満足しつつ、空気が濾過部材を迂回して流れるバ
イパス通路部を設け、安全性を高めた自動車用空気調和
装置用のフィルタ装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明は、自動車用空気調和装置内に形成される空気通路中
に、通過する空気に含有した塵等の捕集を行う濾過部材
を設けてなる自動車用空気調和装置用のフィルタ装置に
おいて、前記濾過部材を迂回させて空気を流す常時開口
したバイパス通路部を、前記濾過部材が位置する空気通
路断面に設けたことを特徴とする。
【0013】また、バイパス通路部は、前記濾過部材が
位置する前記空気通路断面の相互に向かい合う両側端部
位のそれぞれに設けるのが好ましい。
【0014】また、前記バイパス通路部のそれぞれは、
略等しい開口面積を有すると好ましい。
【0015】また、前記濾過部材は、インテークユニッ
トに設けられた送風ファンにより送風された空気の一部
を前記送風ファンを駆動するモータに導くために前記空
気通路に設けられた冷却風取込部の下流側近傍に設けら
れている。
【0016】また、前記2つのバイパス通路部による総
開口面積は、前記空気通路断面の断面積の10%〜20
%であることが好ましい。
【0017】
【作用】濾過部材を迂回させて空気を流す常時開口した
バイパス通路部を、濾過部材が位置する空気通路断面に
設けた自動車用空気調和装置用のフィルタ装置によれ
ば、ユーザごとに濾過部材の目詰まりに対する気遣いも
大きく異なり、清掃点検を頻繁に行うユーザもいれば、
清掃点検をそれ程行わないユーザもいる現状に鑑みれ
ば、集塵性能を多少犠牲にしてでも最低風量を確保して
安全性を追及することができ、商品としての価値が高ま
る。
【0018】また、濾過部材が位置する空気通路断面の
相互に向かい合う両側端部位のそれぞれにバイパス通路
部を設ければ、空気は、偏流することなく濾過部材を迂
回して流れる。したがって、自動車用空気調和装置の性
能に悪影響を与えることが少なくなる。また、バイパス
通路部により空気通路が確保されるため、濾過部材に目
詰まりが生じたときであっても、例えばガラスの曇りを
除去するのに必要な最低限の風量を確保することがで
き、安全性が高められる。
【0019】また、両バイパス通路部の開口面積を略等
しくすることにより、空気はより一層均一に流れること
になる。
【0020】また、冷却風取込部の下流側近傍に濾過部
材が設けられている場合には、ゴミ詰まりや凍結等によ
り濾過部材に目詰まりが生じたときであっても、バイパ
ス通路部により空気通路が確保されるため、粉雪や水が
冷却風取込部に取り込まれてモータに侵入することがな
い。
【0021】また、バイパス通路部の総開口面積を空気
通路断面の断面積の10%〜20%とすれば、自動車用
空気調和装置は所定の性能を発揮する。
【0022】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
しながら説明する。図1は、本発明の一実施例に係るフ
ィルタ装置を組み込んだ自動車用空気調和装置を示す概
略構成図、図2は、図1の要部断面図、図3は、図1の
フィルタ装置を示す斜視図、図4は、図3の4−4線に
沿う断面図である。
【0023】図1に示すように、自動車用空気調和装置
10は、モータ駆動される送風ファン11が内蔵され車
室外空気あるいは車室内空気を選択的に取り込むインテ
ークユニット12と、空気を冷却するエバポレータ13
が内蔵されたクーラユニット14と、エンジン冷却水が
循環するヒータコア15が迂回路16を有するように設
けられたヒータユニット17を連結して構成されてい
る。インテークユニット12の空気流出口18近傍に
は、送風ファン11により送風された空気の一部をモー
タに導く冷却風取込部19が取り付けられている。ヒー
タユニット17には、図示省略するが、ベント吹出口、
デフロスト吹出口、フット吹出口が開設され、各吹出口
にはベントドア、デフドア、フットドアがそれぞれ開閉
自在に取り付けられている。これらドアを適宜開閉する
ことにより、乗員の上半身に向けて空気を吹き出すベン
トモード、乗員の上半身に向けて冷風を吹き出すと共に
足元に温風を吹き出すバイレベルモード、ガラスの内面
に向けて空気を吹き出すと共に足元に温風を吹き出すデ
フ/フットモード、足元に温風を吹き出すフットモード
等の空調モードが選択されるようになっている。
【0024】ヒータコア15の前面にはミックスドア2
0が回動自在に取り付けられ、このミックスドア20
は、ヒータコア15の前面を全閉し迂回路16を全開す
るフルクール位置Cと、迂回路16を全閉しヒータコア
15の前面を全開にするフルホット位置Hとの間で回動
する。ミックスドア20の開度(フルクール位置Cが全
閉、フルホット位置Hが全開とする)に応じて、迂回路
16を通る空気量とヒータコア15を通る空気量との比
率が定まり、車室内に吹き出される空気の温度が調整さ
れるようになっている。また、ヒータコア15の下流域
には、温風と冷風とを混合するための混合室21が形成
されている。
【0025】そして、インテークユニット12に設けら
れた送風ファン11よりも空気流れの下流側で、かつ、
ミックスドア20よりも上流側の空気通路中、例えばエ
バポレータ13の前面側に、フィルタ装置Fが着脱自在
に設けられている。
【0026】このフィルタ装置Fは、図2に示すよう
に、クーラユニットケース25の側壁部に形成した挿入
口26から差し込まれて、ユニットケース25に対して
ねじ27等により固定されるようになっている。フィル
タ装置Fは、図3に示すように、樹脂成形された矩形状
の枠体30を有し、この枠体30の中央部分には、濾過
部材31を取り付けるための取付孔32が形成されてい
る。濾過部材31は、インテークユニット12から送風
される空気中に混入した塵や埃等の捕集を行うためのも
のであり、例えばパルプ材若しくは布材等の素材からな
り、この素材を断面波状に折曲して形成し、濾過表面積
が大きくなるようにしてある。また、濾過部材31に脱
臭を行う脱臭層を積層するように設けても良い。
【0027】枠体30の一側端には、前記挿入口26を
閉塞する蓋部33が前記枠体30と一体的に樹脂成形さ
れている。蓋部33に形成した取付板34をユニットケ
ース25にねじ止めすることにより、フィルタ装置Fは
ユニットケース25の所定位置に固定される。蓋部33
の上方位置に形成した通孔35には、ケース側壁に形成
した突起28(図2参照)が係合するようになってい
る。
【0028】図4に示すように、枠体30の上端面に
は、ケース25側に設けた突片(図示せず)が嵌まり込
む長溝36が形成され、下端面には、ケース25側に設
けた凹溝(図示せず)に嵌まり込む突部37が形成され
ている。枠体30の長溝36をケース側突片に嵌め込む
と共に枠体30の突部37をケース側凹溝に嵌め込んだ
状態で、挿入口26からスライドさせつつフィルタ装置
Fを差し込めば、当該フィルタ装置Fは、所定の位置に
位置決めされる。また、フィルタ装置Fは、その枠体3
0がケース内面に係合することにより、風圧や車両の振
動によってがたつきが生じることもない。尚、ケース外
面と蓋部33との間には図示しないパッキンが取り付け
られ、空気漏れが防止されている。
【0029】図示した実施例のフィルタ装置Fにあって
は、図3に示すように、濾過部材取付孔32の左右両側
に、濾過部材31を迂回させて空気を流すためのバイパ
ス孔38が形成されている。図中右手側の3個のバイパ
ス孔38が1ユニットとして右側のバイパス通路部39
Rとして機能し、図中左手側の3個のバイパス孔38が
1ユニットとして左側のバイパス通路部39Lとして機
能する。フィルタ装置Fをケース25内の所定位置に取
り付けると、図2に示すように、濾過部材31が位置す
る空気通路断面の相互に向かい合う両側端部位のそれぞ
れに、左右のバイパス通路部39R、39Lが位置する
ことになる。
【0030】前述したように、バイパス通路部の位置や
開口率は自動車用空気調和装置の性能に大きな影響を与
えるものである。そこで、本発明者らは、種々の実験に
基づき、下記条件でバイパス通路部を設定すれば良
いことを見出だした。
【0031】条件 濾過部材31が位置する空気通路
断面の相互に向かい合う両側端部位のそれぞれに設け、
かつ、各バイパス通路部が略等しい開口面積を有してい
ること 条件 2つのバイパス通路部による総開口面積が、空
気通路断面の断面積の10%〜20%であること 以下に、実験結果を参照しつつ、これらの条件について
説明する。
【0032】条件について 図5(A)は、バイパス通路部を空気通路断面の両側に
設けた場合におけるベントモード時のミックス性能試験
結果を示すグラフ、同図(B)は、バイパス通路部を空
気通路断面の片側にだけ設けた場合におけるベントモー
ド時のミックス性能試験結果を示すグラフである。な
お、バイパス通路部を両側に設けたものを両側バイパ
ス、片側にだけ設けたものを片側バイパスとも指称す
る。また、バイパス通路部の開口率(空気通路断面の断
面積に対するバイパス通路部による総開口面積の比率)
を、両側バイパス、片側バイパスともに10%に設定し
て、ミックス性能試験を行った。
【0033】このミックス性能試験では、ミックスドア
20の開度がフルクール位置C(全閉)から1/2の間
(クール側)で吹き出し空気温度のバラツキが△Tc以
内か、ミックスドア20の開度が1/2からフルホット
位置H(全開)の間(ホット側)で吹き出し空気温度の
バラツキが△Th以内かによって、ミックス性能の良否
が判断される。ここに、△Tc、△Thは仕様値であ
る。なお、吹き出し空気温度のバラツキを、以下単に、
温度バラツキとも言う。
【0034】試験結果より、両側バイパスの場合には、
クール側での最大温度バラツキ△tc(max) は△Tc以
内であり、ホット側での最大温度バラツキ△th(max)
は△Th以内であり、ミックス性能は良であった。一
方、片側バイパスの場合には、クール側での最大温度バ
ラツキ△tc(max) が△Tc+約2℃となり、ホット側
での最大温度バラツキ△th(max) が△Th+約4℃と
なり、ミックス性能が否となった。
【0035】片側バイパスの場合にミックス性能を満足
しない理由は、バイパス通路部の通気抵抗が濾過部材3
1の通気抵抗に比べると小さいため、1個のバイパス通
路部側に偏って冷風が流れるからである。ところが、両
側バイパスにすると、冷風は両側のバイパス通路部を通
って流下するため、空気通路を形成するユニットケース
の一側壁に沿って偏流することがない。このため、ミッ
クス性能は所定の仕様を満足することになる。
【0036】また、両側バイパスの個々のバイパス通路
部を流れる冷風量を均一にすれば偏流がさらに防止され
ることから、各バイパス通路部は略等しい開口面積を有
していることが望ましい。
【0037】条件について 濾過部材31が目詰まりしたときの風量を確保するため
にはバイパス通路部の開口率が大きいほど良いが、塵や
埃等の捕集効率あるいは空気通路断面で見た空気流れの
偏流防止を考慮すれば前記開口率は小さい方が良く、前
記開口率の下限および上限をどの範囲に設定するかが問
題となる。
【0038】まず、開口率の下限について考察する。
【0039】自動車用空気調和装置には窓晴れ性能が要
求されることから、濾過部材31が完全に目詰まりした
状態でも、ガラスの曇りを除去して安全視界を確保する
ことが必要である。そこで、濾過部材31が完全に目詰
まりしたときにガラスの曇りを除去し得る最低風量が得
られる開口率が、バイパス通路部の開口率の下限とな
る。
【0040】デフロストの風量はモータを高速回転した
状態で通常約5m3 /min 程度であるが、最低風量とし
て約2m3 /min の風量が必要であり、かかる風量を確
保するためのバイパス通路部の開口率は10%であっ
た。
【0041】また、以下に示す水分侵入防止性能試験の
結果からも、バイパス通路部の開口率は10%以上必要
であることが確認された。
【0042】図6は、水分侵入防止性能試験結果を示す
グラフである。この水分侵入防止性能試験は、冷却風取
込部19への粉雪の侵入を擬似的に試験するものであ
り、インテークユニット12の外気導入口より所定径の
微小な発泡スチロールを所定流量で投入し、冷却風取込
部19に接続されたパイプの中間に捕集器を設け、捕集
された発泡スチロールの重量を測定し、その重量が仕様
重量G以下かによって、水分侵入防止性能の良否が判断
される。なお、図中実線は、濾過部材31の部分をカバ
ーで覆い濾過部材31が完全に目詰まりした状態とされ
た両側バイパスのフィルタ装置を用いて行った試験結果
を示し、図中点線は、濾過部材31の部分をカバーで覆
い濾過部材31が完全に目詰まりした状態とされた片側
バイパスのフィルタ装置を用いて行った試験結果を示し
ている。また、空調モードをデフモードにして試験を行
った。
【0043】図中実線で示す試験結果より、両側バイパ
スの2つのバイパス通路部による開口率が10%以上で
あれば、捕集された発泡スチロールの重量は仕様重量G
以下であり、水分侵入防止性能は良であった。一方、開
口率が10%未満では、捕集された発泡スチロールの重
量は仕様重量Gより重く、水分侵入防止性能は否となっ
た。
【0044】バイパス通路部の開口率が10%未満の場
合に水分侵入防止性能を満足しない理由は、空気通路が
狭く、目詰まりした濾過部材31が壁のように作用し
て、発泡スチロールが舞い上がって冷却風取込部に取り
込まれてしまうからである。ところが、開口率が10%
以上となれば、ある程度の空気通路断面積を確保でき、
発泡スチロールは、多少は舞い上がるものの冷却風取込
部にはそれ程取り込まれず、クーラユニットまで流下す
る。このため、水分侵入防止性能は所定の仕様を満足す
ることになる。
【0045】また、図中点線で示す試験結果より、片側
バイパスでは、バイパス通路部の開口率を16%以上に
しなければ、水分侵入防止性能が所定の仕様を満足しな
いことが判明した。片側バイバスの場合に侵入量が多く
なる理由は、空気が著しく偏流して流れるのに伴って発
泡スチロールが舞い上がる程度が強くなり、その分だけ
冷却風取込部に発泡スチロールが取り込まれ易くなるか
らである。
【0046】次ぎに、開口率の上限について考察する。
【0047】バイパス通路部は塵等を捕集するのに有効
な部分つまり濾過部材31の面積を減ずることから、そ
の開口率は小さい方が良いのは言うまでもない。また、
実験によれば、両側バイパスでも2つのバイパス通路部
による開口率が大きくなると、濾過部材31に目詰まり
がない初期品であっても、所定のミックス性能を満足し
なくなることが判明した。
【0048】図7は、両側バイパスのバイパス通路部に
よる開口率を20%に設定した場合におけるベントモー
ド時のミックス性能試験結果を示すグラフである。この
ミックス性能試験では、前述したように、クール側の温
度バラツキが△Tc以内か、ホット側の温度バラツキが
△Th以内かによって、ミックス性能の良否が判断され
る。
【0049】試験結果より、クール側での最大温度バラ
ツキ△tc(max) 、ホット側での最大温度バラツキ△t
h(max) ともに、仕様値である△Tc、△Thぎりぎり
で満足した。これ以上の開口率では、温度バラツキが拡
大し、ミックス性能が否であった。また、両側バイパス
でバイパス通路部の開口率を20%とし、濾過部材31
をカバーで覆って劣化品に相当するフィルタ装置で試験
をしたところ、バイレベルモードでのベント風とフット
風との温度差が仕様の温度差よりも拡大し温調性能が否
であり、ベントモードでの温度バラツキがさらに拡大し
ミックス性能が否であった。
【0050】これらの種々の試験結果に基づき、バイパ
ス通路部の設定条件は、上述したように、両側バイパス
とし、各バイパス通路部の開口面積を略等しくし、開口
率を10%〜20%とすれば良いことが判明した。
【0051】かかる条件に基づいてバイパス通路部39
R、39Lが設定されたフィルタ装置Fを装着した自動
車用空気調和装置10によれば、インテークユニット1
2からクーラユニット14内に導かれた空気の大部分
は、フィルタ装置Fの濾過部材31を通過する際に塵埃
や異臭が除去され、清浄な空気となってヒータユニット
17に流下する。また、クーラユニット14内に導かれ
た空気の一部は、濾過部材31を迂回し、バイパス通路
部39R、39Lを通って、ヒータユニット17に流下
する。そして、これらの空気は、ヒータユニット17に
おいて温度調節がなされた後、車室内の所定位置に向け
て吹き出される。
【0052】本実施例のフィルタ装置Fにあっては、バ
イパス通路部39R、39Lにより空気通路の一部が形
成されているため、ゴミ詰まりあるいは冬季の水分凍結
等によって濾過部材31が完全に目詰まりしたときであ
っても、ガラスの曇りを除去し得る最低風量を得ること
ができ、安全視界を確実に確保することができる。ま
た、インテークユニット12で取り込んだ空気中に含ま
れる粉雪や水が、モータ冷却風に混入して電気部品であ
るモータ内に侵入することが防止され、モータの故障を
招くこともない。
【0053】このフィルタ装置Fでは、バイパス通路部
39R、39Lを設けているので、空気通路断面の全域
に亘って濾過部材31を配置したフィルタ装置に比べる
と集塵性能は若干劣ることになる。しかしながら、ユー
ザごとに濾過部材31の目詰まりに対する気遣いも大き
く異なり、清掃点検を頻繁に行うユーザもいれば、清掃
点検をそれ程行わないユーザもいる現状に鑑みれば、集
塵性能を多少犠牲にしてでも最低風量を確保して安全性
を追及する方が、商品としての価値は高くなるものであ
る。
【0054】また、一定条件の下でバイパス通路部39
R、39Lを設けてバイパス風の偏流をなくしているの
で、当該バイパス通路部39R、39Lを有するフィル
タ装置Fを自動車用空気調和装置10に装着しても、当
該自動車用空気調和装置10は、フィルタ装置Fによる
悪影響を受けず、フィルタ装置F未装着時における温調
性能およびミックス性能の仕様を十分に満足する。この
ようにフィルタ装置Fを装着しないときの仕様を満足す
ることから、フィルタ装置Fの装着を前提として各ユニ
ット12、14、17を設計する必要がなく、フィルタ
装置Fの有無に拘らずユニット12、14、17の共用
化が図れ、コストの増加を招くこともない。
【0055】尚、フィルタ装置Fをエバポレータ13前
面に取り付けた場合を図示したが、本発明は、この場合
に限定されるものではない。また、バイパス通路部39
R、39Lのそれぞれは略等しい開口面積を有すること
が好ましいが、ユニット形状によっては必ずしも同一に
する必要はない。さらに、冷却風取込部19を有してい
ない自動車用空気調和装置でも、当然フィルタ装置Fを
取り付けることができる。しかも、バイパス通路部は、
濾過部材31が位置する空気通路断面の相互に向かい合
う両側端部位のそれぞれに設けられていれば好ましく、
両バイパス通路部の位置は左右方向両端あるいは上下方
向両端のいずれでも良い。
【0056】また、両側のバイパス通路部39R、39
Lと濾過部材31とが一体となったフィルタ装置Fを示
したが、本発明はこの場合に限定されるものではない。
例えば、図8に示すように、フィルタ装置Fの挿入方向
に沿う長さを前記挿入方向に沿うケース長さよりも短い
寸法にすると共に、挿入方向後側にだけバイパス孔38
を形成しても良い。図9に示すように、このように構成
したフィルタ装置Fを所定位置に固定すれば、挿入方向
前側ではケース25の図中左内壁面25aとフィルタ装
置Fとの間の隙間Sにより一方のバイパス通路部39L
が形成され、バイパス孔38により他方のバイパス通路
部39Rが形成されることになる。この実施例にあって
も、左右のバイパス通路部39L、39Rが略等しい開
口面積を有していることが好ましい。
【0057】また、図10に示すように、濾過部材31
のみを有するフィルタ装置Fを使用しても良い。当該フ
ィルタ装置Fは、図11に示すようにケース25の上端
面に形成した挿入口26から差し込まれ、ケース25に
対してねじ27等により固定される。フィルタ装置Fの
図中左右方向に沿う長さは、空気通路断面の図中左右方
向に沿う長さよりも短く設定されている。そして、フィ
ルタ装置Fを所定位置まで差し込んだ状態では、ケース
25の左内壁面25aとフィルタ装置Fとの間に隙間S
1が形成され、右内壁面25bとフィルタ装置Fとの間
に隙間S2が形成される。これら左右の隙間S1、S2
により、左右のバイパス通路部39L、39Rが略等し
い開口面積で形成されるようになっている。
【0058】図12に示す実施例は、図11の実施例に
対して、図9に示されるフィルタ装置Fの挿入方向を下
から上へとしたものである。つまり、フィルタ装置F
は、ケース25の下端面に形成した挿入口26から差し
込まれ、ケース25に対してねじ27等により固定され
るようになっている。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、濾過部
材を迂回させて空気を流す常時開口したバイパス通路部
を、濾過部材が位置する空気通路断面に設けたフィルタ
装置であるので、ユーザごとに濾過部材の目詰まりに対
する気遣いも大きく異なり、清掃点検を頻繁に行うユー
ザもいれば、清掃点検をそれ程行わないユーザもいる現
状に鑑みれば、集塵性能を多少犠牲にしてでも最低風量
を確保して安全性を追及することができ、商品としての
価値を著しく高めることが可能となる。
【0060】さらに、本発明は、空気が濾過部材を迂回
して流れるバイパス通路部を一定条件の下で設けたフィ
ルタ装置であるので、空気は偏流することなく濾過部材
を迂回して流れ、これに伴って自動車用空気調和装置は
所定の性能を満足する。また、バイパス通路部により空
気通路が確保されるため、濾過部材に目詰まりが生じた
ときであっても、ガラスの曇りを除去するのに必要な最
低限の風量を確保することができ、安全性が高められ
る。
【0061】また、冷却風取込部の下流側近傍に濾過部
材が設けられている場合には、ゴミ詰まりや凍結等によ
り濾過部材に目詰まりが生じたときであっても、粉雪や
水が冷却風取込部に取り込まれることがなく、モータの
故障を招くこともない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係るフィルタ装置を組み
込んだ自動車用空気調和装置を示す概略構成図である。
【図2】 図1の要部断面図である。
【図3】 図1のフィルタ装置を示す斜視図である。
【図4】 図3の4−4線に沿う断面図である。
【図5】 図5(A)は、バイパス通路部を空気通路断
面の両側に設けた場合におけるベントモード時のミック
ス性能試験結果を示すグラフ、同図(B)は、バイパス
通路部を空気通路断面の片側にだけ設けた場合における
ベントモード時のミックス性能試験結果を示すグラフで
ある。
【図6】 水分侵入防止性能試験結果を示すグラフであ
る。
【図7】 バイパス通路部を開口率20%で両側に設け
た場合におけるベントモード時のミックス性能試験結果
を示すグラフである。
【図8】 本発明の他の実施例に係るフィルタ装置を示
す斜視図である。
【図9】 図8に示されるフィルタ装置を組み込んだ自
動車用空気調和装置を示す要部断面図である。
【図10】本発明のさらに他の実施例に係るフィルタ装
置を示す斜視図である。
【図11】図10に示されるフィルタ装置をケースの上
方から挿入した自動車用空気調和装置を示す要部断面図
である。
【図12】図10に示されるフィルタ装置をケースの下
方から挿入した自動車用空気調和装置を示す要部断面図
である。
【符号の説明】
11…送風ファン、 12…インテークユニット、 14…クーラユニット、 17…ヒータユニット、 19…冷却風取込部、 20…ミックスドア、 31…濾過部材、 38…バイパス孔、 39R、39L…バイパス通路部、 F…フィルタ装置。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年3月25日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図8
【補正方法】変更
【補正内容】
【図8】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図9
【補正方法】変更
【補正内容】
【図9】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図10
【補正方法】変更
【補正内容】
【図10】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図11
【補正方法】変更
【補正内容】
【図11】
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図12
【補正方法】変更
【補正内容】
【図12】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 内野 節哉 東京都中野区南台5丁目24番15号 カルソ ニック株式会社内 (72)発明者 恩田 正治 東京都中野区南台5丁目24番15号 カルソ ニック株式会社内 (72)発明者 伊藤 薫 東京都中野区南台5丁目24番15号 カルソ ニック株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車用空気調和装置内に形成される空
    気通路中に、通過する空気に含有した塵等の捕集を行う
    濾過部材(31)を設けてなる自動車用空気調和装置用のフ
    ィルタ装置において、 前記濾過部材(31)を迂回させて空気を流す常時開口した
    バイパス通路部を、前記濾過部材(31)が位置する空気通
    路断面に設けたことを特徴とする自動車用空気調和装置
    用のフィルタ装置。
  2. 【請求項2】 前記バイパス通路部(39R,39L) は、前記
    濾過部材(31)が位置する前記空気通路断面の相互に向か
    い合う両側端部位のそれぞれに設けられてなる請求項1
    記載の自動車用空気調和装置用のフィルタ装置。
  3. 【請求項3】 前記バイパス通路部(39R,39L) のそれぞ
    れは、略等しい開口面積を有することを特徴とする請求
    項2に記載の自動車用空気調和装置用のフィルタ装置。
  4. 【請求項4】 前記濾過部材(31)は、インテークユニッ
    ト(12)に設けられた送風ファン(11)により送風された空
    気の一部を前記送風ファン(11)を駆動するモータに導く
    ために前記空気通路に設けられた冷却風取込部(19)の下
    流側近傍に設けられてなる請求項1〜3に記載の自動車
    用空気調和装置用のフィルタ装置。
  5. 【請求項5】 前記2つのバイパス通路部(39R,39L) に
    よる総開口面積は、前記空気通路断面の断面積の10%
    〜20%であることを特徴とする請求項2〜4に記載の
    自動車用空気調和装置用のフィルタ装置。
JP4271694A 1993-07-16 1994-03-14 自動車用空気調和装置用のフィルタ装置 Pending JPH0776212A (ja)

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